JPH04267635A - 車載用ダイバ−シティtv受信機 - Google Patents

車載用ダイバ−シティtv受信機

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JPH04267635A
JPH04267635A JP3047353A JP4735391A JPH04267635A JP H04267635 A JPH04267635 A JP H04267635A JP 3047353 A JP3047353 A JP 3047353A JP 4735391 A JP4735391 A JP 4735391A JP H04267635 A JPH04267635 A JP H04267635A
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antenna
vehicle
control
reception
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Hideaki Kanda
英明 神田
Kazunori Tanaka
和範 田中
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車載用ダイバーシティT
V受信機に係り、特にアンテナ切り替えによる音質劣化
を抑制するようにした車載用ダイバーシティTV受信機
に関する。
【0002】
【従来の技術】車両にTV受信機を搭載してTV放送の
視聴を可能とするとき、車両の移動等で受信環境が変わ
ると受信状態が変化し、画面の映像が乱れたり映像が写
らなくなったり、音声に雑音が入ったりが聞こえなくな
ったりする。このため、一般に、車載用TV受信機では
、複数のアンテナを設置し、映像信号の垂直帰線消去期
間中に、アンテナを順に切り替えて各アンテナでの受信
レベルを比較し、最良のアンテナに切り替えることで、
受信環境の変化に関わらず、常に、良好な受信を行える
ようにしたダイバーシティ方式が採用されている。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】しかしながら、垂直帰線消去期間中は有効
な映像信号が乗っていないのでアンテナの切り替えを行
っても、画面の映像に影響することはないが、音声信号
は垂直帰線消去期間中も連続しているためアンテナの切
り替えでスイッチングノイズが乗り、音質の劣化を招く
恐れがある。
【0004】以上から本発明の目的は、アンテナ切り替
え時のスイッチングノイズで音質が劣化するのを抑制す
る車載用ダイバーシティTV受信機を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の1つにおいては
、切り替え制御に従い複数のアンテナの中から択一的に
1つを選択するアンテナ切り替え手段と、垂直帰線消去
期間中にアンテナ切り替え手段に対し順にアンテナ切り
替え制御を行うとともに各アンテナでの受信状態を比較
して最良の受信状態にあるアンテナに切り替えさせるダ
イバーシティ制御手段と、を備えた車載用ダイバーシテ
ィTV受信機において、車両が停車中か走行中かを検出
する車両停車・走行検出手段と、現在選択されているア
ンテナでの受信状態を検出する受信状態検出手段と、検
出された受信状態を所定の判定基準と比較して受信状態
が良か否かを判定する判定手段と、少なくとも車両の走
行中、受信状態が良と判定されたとき、ダイバーシティ
制御手段でのアンテナ切り替え制御を禁止し、逆に、受
信状態が良でないと判定されたとき、アンテナ切り替え
制御を許可する制御禁止・許可手段を備えたことにより
達成される。
【0006】また本発明の他の1つにおいては、切り替
え制御に従い複数のアンテナの中から択一的に1つを選
択するアンテナ切り替え手段と、垂直帰線消去期間中に
アンテナ切り替え手段に対し順にアンテナ切り替え制御
を行うとともに各アンテナでの受信状態を比較して最良
の受信状態にあるアンテナに切り替えさせるダイバーシ
ティ制御手段と、を備えた車載用ダイバーシティTV受
信機において、車両が停車中か走行中かを検出する車両
停車・走行検出手段と、現在選択されているアンテナで
の受信状態を検出する受信状態検出手段と、車両の停車
中と走行中、検出された受信状態を所定の判定基準と比
較して受信状態が良か否かを判定し、この際、停車中の
方が走行中より厳しい判定基準を用いて判定する判定手
段と、車両の停車中と走行中、受信状態が良と判定され
たとき、ダィバーシティ制御手段でのアンテナ切り替え
制御を禁止し、逆に、受信状態が良でないと判定された
とき、アンテナ切り替え制御を許可する制御禁止・許可
手段を備えたことにより達成される。
【0007】
【作用】本発明の1つによれば、車両が停車中か走行中
かを検出するとともに、現在選択されているアンテナで
の受信状態を検出し、検出された受信状態を所定の判定
基準と比較して受信状態が良か否かを判定し、少なくと
も車両の走行中、受信状態が良と判定されたとき、ダイ
バーシティ制御手段でのアンテナ切り替え制御を禁止し
、逆に、受信状態が良でないと判定されたとき、アンテ
ナ切り替え制御を許可する。これにより、少なくとも走
行中は、受信状態が良であれば、垂直帰線消去期間中の
アンテナ切り替えが停止されるので、スイッチングノイ
ズが音声に入る回数が減少し、音質劣化が抑制される。
【0008】また本発明の他の1つによれば、車両が停
車中か走行中かを検出するとともに、現在選択されてい
るアンテナでの受信状態を検出し、車両の停車中と走行
中、検出された受信状態を所定の判定基準と比較して受
信状態が良か否かを判定し、この際、停車中の方が走行
中より厳しい判定基準を用いて判定し、車両の停車中と
走行中、受信状態が良と判定されたとき、ダイバーシテ
ィ制御手段でのアンテナ切り替え制御を禁止し、逆に、
受信状態が良でないと判定されたとき、アンテナ切り替
え制御を許可する。これにより、停止中と走行中のいず
れにおいても、受信状態が良であれば、垂直帰線消去期
間中のアンテナの切り替えが停止されるので、スイッチ
ングノイズが音声に入る回数が減少し、音質劣化が抑制
される。そして、車両の停車中は走行中に比し、厳しい
判定基準で受信状態の良否が判定されるので、受信状態
がかなり良好で映像に悪影響が生じないときのみ、垂直
帰線消去期間中のアンテナ切り替えが停止されることに
なり、他車両による電波の反射等の影響で、受信状態が
悪化したとき直ちにダイバーシティ制御が働くため良好
な映像状態に維持される。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係わる車載用ダ
イバーシティTV受信機のブロック図である。
【0010】1〜4は車両の所定箇所に設置された1番
〜4番の4本のアンテナ、5はアンテナ切り替え制御に
従い、4本のアンテナの内、1本を択一的に選択するア
ンテナ切り替え回路、6はフロントエンドであり、アン
テナ切り替え回路から出力された受波信号に対し、RF
増幅、選局、周波数変換を行う。7はIF/DET回路
であり、映像中間周波信号の増幅、映像検波及び音声検
波を行い、映像信号と音声信号を出力する。IF/DE
T回路は、AGC回路を内蔵しており、AGC信号を受
信電界強度信号として出力する。
【0011】8はダイバーシティ制御部であり、映像信
号の垂直帰線消去期間中に、アンテナ切り替え回路に対
し、順次、アンテナ切り替え制御を行うとともに、IF
/DET回路から映像信号を入力して各アンテナでの受
信レベルを比較し、最良の受信レベルにあるアンテナへ
切り替え制御する。このダイバーシティ制御部8は、垂
直帰線消去期間が終わると、アンテナ切り替え回路で現
在選択されているアンテナ現在番号データANTDを出
力する。
【0012】9は局検出部であり、IF/DET回路か
ら映像信号を入力し、現在同調している局が有るか検出
して局検出信号SDを出力する。10は車両が現在停車
中か走行中か検出する車両停車・走行検出部であり、車
両停車・走行検出信号PKを出力する。11はマイコン
構成のコントロール部であり、車両の停車中と走行中に
分けて、AGC信号が示す受信電界強度から受信状態の
良否を判定し、判定結果に基づきダイバーシティ制御部
8のアンテナ切り替え制御を禁止したり許可したりする
【0013】11aは垂直帰線消去期間以外の1フィー
ルド中に、AGC信号レベルを一定期間おきに所定回数
サンプリングする受信状態検出部、11bは受信状態検
出部で検出されたAGC信号レベル、ダイバーシティ制
御部からのアンテナ現在番号データANTD、局検出部
からの局検出信号SDを入力し、判定基準メモリの判定
基準を参照して停車中と走行中の別に受信状態の良否を
判定する判定部、11cは車両の停車中と走行中の別に
、所定の判定基準を記憶した判定基準メモリ、11dは
判定部での判定結果に基づきダイバーシティ制御部8の
アンテナ切り替え制御を禁止したり許可したりする制御
禁止・許可信号VDCTL を出力する制御禁止・許可
部、11eは映像信号から所定のタイミング信号を発生
して各部に供給するタイミング発生部である。
【0014】図2はコントロール部11による受信状態
の良否に応じたアンテナ切り替え制御の禁止・許可処理
を示す流れ図、図3はコントロール部11の動作タイミ
ングの説明図であり、以下、これらの図に従って説明す
る。
【0015】今、映像信号の或るフィールドAにおいて
アンテナ切り替え回路5が2番目のアンテナ2に切り替
えられており、ダイバーシティ制御部8から入力したア
ンテナ現在番号データ「2」が判定部10bに登録され
ているものとする。また、制御禁止・許可信号VDCT
L が制御許可状態(H)になっているものとして、垂
直帰線消去期間に入ると、ダイバーシティ制御部8はア
ンテナ切り替え回路5に対し順次アンテナ切り替え制御
を行い、3番目のアンテナ3、4番目のアンテナ4、1
番目のアンテナ1、2番目のアンテナ2という具合にア
ンテナを選択させていき、この際、各アンテナでの映像
信号の受信レベルを比較し、最もレベルの高いアンテナ
への切り替え制御を行う。ここで、前回と同じ2番目の
アンテナ2が選択されたとすると、ダイバーシティ制御
部8は次のフィルードBの期間中(但し、垂直帰線消去
期間を除く)、アンテナ現在番号データANTDとして
「2」を出力する。
【0016】アンテナ2の受波信号はアンテナ切り替え
回路5を介してフロントエンド6に入力される。フロン
トエンド6は、RF増幅、同調、周波数変換を行い映像
中間周波信号をIF/DET回路7に出力する。このI
F/DET回路7は映像中間周波信号に対する増幅と映
像検波及び音声検波を行い映像信号と音声信号を出力す
る。また、IF/DET回路7はAGC検波を行ってA
GC信号をコントロール部11へ出力する。局検出部9
は映像信号を入力して局の検出を行い局検出信号SDを
コントロール部11へ出力する。
【0017】コントロール部11のタイミング発生部1
1eは映像信号を入力し、垂直同期信号の期間「H」と
なる垂直同期検出信号VSYNCを作成するとともに、
この垂直同期検出信号VSYNCを基準にタイミング信
号を発生し、コントロール部11の各部に供給する。垂
直同期検出信号VSYNCの立ち下がりより2ms経過
時点で、判定部11bは車両停車・走行検出部10から
車両停車・走行検出信号PK、局検出部9から局検出信
号SD、ダイバーシティ制御部8からアンテナ現在番号
データANTDを入力する(ステップ101、102)
。続いて、入力した局検出信号SDをチェックし、局有
りか否か判断する(ステップ103)。若し、局無しを
示しているとき、車両が停車中か走行中かを問わず受信
状態が良でないことを示す判定結果を制御禁止・許可部
11dへ出力し、制御禁止・許可部11dは垂直同期信
号VSYNCの立ち下がりから14ms経過時点で制御
禁止・許可信号を許可状態「H」とする(ステップ10
4、ここでは制御禁止・許可信号は変化しないことにな
る)。よって、ダイバーシティ制御部8は次の垂直帰線
消去期間中にアンテナ切り替え制御を行い受信状態の良
いアンテナを探索してTV放送を受信できるようにする
【0018】ステップ103の判断で局有りのとき、受
信状態検出部11aはIF/DET回路7から1回目の
AGC信号レベルのサンプリングをし、判定部11bへ
送る(ステップ105)。受信状態検出部11aはAG
C信号レベルをレベル1からレベル16の16段階の分
解能で読み取る(レベルが高いほど受信電界強度が強い
ことを示す)。読み取ったAGC信号レベルは判定部1
1bへ送る。そして、受信状態検出部11aは2ms経
過すると、2回目のAGC信号レベルの読み取りを行っ
て判定部11bへ出力し、以下、2ms経過する毎に3
回目から6回目までAGC信号レベルの読み取りと判定
部11bへの出力を行う(ステップ106)。
【0019】次いで、判定部11bはステップ102で
入力した車両停車・走行検出信号PKをチェックし(ス
テップ107)、車両が停車中であれば、判定基準メモ
リ11cに格納された停車中用の判定基準を参照しなが
ら、まず、6回分のAGC信号レベルの平均がレベル1
1以上か判定し(ステップ108)、YESであれば現
在のアンテナ2で受信状態が十分良好であるとし、受信
状態良を示す判定結果を制御禁止・許可部11dへ出力
する。若し、平均値がレベル11以上でないときは、レ
ベル9以上であり、かつ、各回のAGC信号レベルの変
動幅が3以内か判定し(ステップ109)、YESのと
きは、更に、先にステップ102で入力した現在のフィ
ールドBでのアンテナ現在番号データANTDが前のフ
ィールドAで選択されていたアンテナと同じか判定し(
ステップ110)、同じであれば、現在のアンテナで受
信状態が比較的良好であり、特に切り替える必要がない
として、受信状態良を示す判定結果を出力する。
【0020】受信状態良の判定結果を入力した制御禁止
・許可部11dは、垂直同期信号VSYNCの立ち下が
りから14ms経過時点で制御禁止・許可信号を禁止状
態「L」とする(ステップ111、図3参照)。すると
、ダイバーシティ制御部8は次の垂直帰線消去期間中に
はアンテナ切り替え制御を一切せず、アンテナ2を選択
させたままとする。この結果、音声信号にアンテナ切り
替えに伴うスイッチングノイズが入らず、音質劣化が防
止される。
【0021】若し、平均レベルが9より小さくアンテナ
2での受信状態が悪いか(ステップ109でNO)、9
以上であっても変動幅が4以上あったり(ステップ10
9でNO)、9以上で変動幅が3以内でも今回のフィー
ルドBで選択されたアンテナが前回と異なり(ステップ
110でNO)、受信状態が安定していないときは、現
在のアンテナ2での受信状態が良でないと判定し、判定
結果を制御禁止・許可部11d出力する。
【0022】このとき、制御禁止・許可部11dは制御
禁止・許可信号を許可状態「H」のままとし(ステップ
104)、ダイバーシティ制御部8に次の垂直帰線消去
期間中でのアンテナ切り替え制御を行わせ、より受信状
態の良いアンテナを探索させて良好な受信状態に移行さ
せる。
【0023】ここで、車載用TV受信機は通例、車両の
停車中だけ映像を表示するようになっているが、車両の
停車中は、比較的厳しい判定基準で受信状態が良か判定
されるため、ダイバーシティ制御部8に対し制御禁止と
される度合いが少なく、他車両が近くを通るなどして受
信環境が変動しても、直ちに受信状態の良好なアンテナ
に切り替わるので、画面の映像は良好な状態に維持され
る。ユーザは音声と映像を比べた場合、映像の方の受信
状態の良否が気になるので、停車中にダイバーシティ制
御部8に対する制御禁止の度合いを減らすことは、ユー
ザの要求と合致する。
【0024】なお、車両が走行中にあり、先のステップ
107でNOと判断されたとき、判定部10bは判定基
準メモリ11cに格納された走行中用の判定基準を参照
しながら、まず、6回分のAGC信号レベルの平均がレ
ベル8以上か判定し(ステップ112)、YESであれ
ば現在のアンテナ2で受信状態が十分良好であるとし、
受信状態良を示す判定結果を制御禁止・許可部11dへ
出力する。若し、平均値がレベル8以上でないときは、
レベル6以上であり、かつ、各回のAGC信号レベルの
変動幅が3以内か判定し(ステップ113)、YESの
ときは、更に、先にステップ102で入力したフィール
ドBでのアンテナ現在番号データANTDが前のフィー
ルドAで選択されていたアンテナと同じか判定し(ステ
ップ114)、同じであれば、現在のアンテナで受信状
態が比較的良好であり、特に切り替えなくても受信に悪
影響を及ぼさないので、受信状態良を示す判定結果を出
力する。
【0025】受信状態良の判定結果を入力した制御禁止
・許可部11dは、垂直同期信号VSYNCの立ち下が
りから14ms経過時点で制御禁止・許可信号を禁止状
態「L」とする(ステップ111)。すると、ダイバー
シティ制御部8は次の垂直帰線消去期間中にはアンテナ
切り替え制御を一切せず、アンテナ2を選択させたまま
とする。この結果、音声信号にアンテナ切り替えに伴う
スイッチングノイズが入らず、音質劣化が防止される。
【0026】若し、平均レベルが6より小さく受信状態
が悪いか(ステップ113でNO)、6以上であっても
変動幅が4以上あったり(ステップ113でNO)、6
以上で変動幅が3以内でも今回のフィールドで選択され
たアンテナが前回と異なって(ステップ114でNO)
、受信状態が安定していないとき、現在のアンテナ2で
の受信状態が良でないと判定し、判定結果を制御禁止・
許可部11d出力する。
【0027】このとき、制御禁止・許可部11dは制御
禁止・許可信号を許可状態「H」のままとし(ステップ
104)、ダイバーシティ制御部8に次の垂直帰線消去
期間中でのアンテナ切り替え制御を行わせ、より受信状
態の良いアンテナを探索させる。
【0028】ここで、車両の走行中は、比較的ゆるやか
な判定基準で受信状態が良か判定されるため、ダイバー
シティ制御部8に対し制御禁止とされる度合いが多く、
音声にスイッチングノイズが入る度合いがかなり抑制さ
れる。通例、車載用TV受信機は車両走行中は映像を表
示しないようになっているので、走行中は音質だけ考慮
すればよく、ユーザの要求と合致する。
【0029】なお、受信機が選局動作を行っている最中
は、ダイバーシティ制御部8に対する制御禁止は行わな
いようにする。
【0030】上記した実施例で挙げた受信状態の検出方
法や判定基準は一例を示すものであり、本発明は何らこ
れに限定されるものでなく、例えば、1フィールド中で
のAGC信号レベルのサンプリング回数を3回とし、3
回とも一定レベルを越えたときに受信状態が良と判定す
るようにしたり、停車中と走行中の判定基準を同じとす
るなど他の受信状態検出方法や他の判定基準を用いても
よい。また、走行中のみ、受信状態の良否に応じた判定
結果に基づくダイバーシティ制御の禁止・許可制御を行
うようにしてもよい。また、図2のステップ108で、
6回分のAGCの平均レベルがレベル11以上か判断す
る代わりに、6回分のAGCの最低レベルが11以上か
判断するようにしてもよく、ステップ109、112、
113についても同様にAGCの平均レベルが所定レベ
ル以上か判断する代わりに、AGCの最低レベルが所定
レベル以上か判断するようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上本発明の1つによれば、車両が停車
中か走行中かを検出するとともに、現在選択されている
アンテナでの受信状態を検出し、検出された受信状態を
所定の判定基準と比較して受信状態が良か否かを判定し
、少なくとも車両の走行中、受信状態が良と判定された
とき、ダイバーシティ制御手段でのアンテナ切り替え制
御を禁止し、逆に、受信状態が良でないと判定されたと
き、アンテナ切り替え制御を許可するように構成したか
ら、少なくとも走行中は、受信状態が良であれば、垂直
帰線消去期間中のアンテナ切り替えが停止されるので、
スイッチングノイズが音声に入る回数が減少し、音質劣
化が抑制される。
【0032】また本発明の他の1つによれば、車両が停
車中か走行中かを検出するとともに、現在選択されてい
るアンテナでの受信状態を検出し、車両の停車中と走行
中、検出された受信状態を所定の判定基準と比較して受
信状態が良か否かを判定し、この際、停車中の方が走行
中より厳しい判定基準を用いて判定し、車両の停車中と
走行中、受信状態が良と判定されたとき、ダイバーシテ
ィ制御手段でのアンテナ切り替え制御を禁止し、逆に、
受信状態が良でないと判定されたとき、アンテナ切り替
え制御を許可するように構成したから、停止中と走行中
のいずれにおいても、受信状態が良であれば、垂直帰線
消去期間中のアンテナの切り替えが停止されるので、ス
イッチングノイズが音声に入る回数が減少し、音質劣化
が抑制される。そして、車両の停車中は走行中に比し、
厳しい判定基準で受信状態の良否が判定されるので、受
信状態がかなり良好で映像に悪影響が生じないときのみ
、垂直帰線消去期間中のアンテナ切り替えが停止される
ことになり、他車両による電波の反射等の影響で、受信
状態が悪化したとき直ちにダイバーシティ制御が働くた
め良好な映像状態に維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る車載用ダイバーシティ
TV受信機のブロック図である。
【図2】図1のコントロール部による受信状態の良否に
応じたアンテナ切り替え制御の禁止・許可処理を示す流
れ図である。
【図3】図1のコントロール部の動作タイミングを示す
流れ図である。
【符号の説明】
1〜4  アンテナ 5  アンテナ切り替え回路 7  IF/DET回路 8  ダイバーシティ制御部 9  局検出部 10  車両停車・走行検出部 11  コントロール部 11a  受信状態検出部 11b  判定部 11c  制御禁止・許可部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  切り替え制御に従い複数のアンテナの
    中から択一的に1つを選択するアンテナ切り替え手段と
    、垂直帰線消去期間中にアンテナ切り替え手段に対し順
    にアンテナ切り替え制御を行うとともに各アンテナでの
    受信状態を比較して最良の受信状態にあるアンテナに切
    り替えさせるダイバーシティ制御手段と、を備えた車載
    用ダイバーシティTV受信機において、車両が停車中か
    走行中かを検出する車両停車・走行検出手段と、現在選
    択されているアンテナでの受信状態を検出する受信状態
    検出手段と、検出された受信状態を所定の判定基準と比
    較して受信状態が良か否かを判定する判定手段と、少な
    くとも車両の走行中、受信状態が良と判定されたとき、
    ダイバーシティ制御手段でのアンテナ切り替え制御を禁
    止し、逆に、受信状態が良でないと判定されたとき、ア
    ンテナ切り替え制御を許可する制御禁止・許可手段と、
    を備えたことを特徴とする車載用ダイバーシティTV受
    信機。
  2. 【請求項2】  切り替え制御に従い複数のアンテナの
    中から択一的に1つを選択するアンテナ切り替え手段と
    、垂直帰線消去期間中にアンテナ切り替え手段に対し順
    にアンテナ切り替え制御を行うとともに各アンテナでの
    受信状態を比較して最良の受信状態にあるアンテナに切
    り替えさせるダイバーシティ制御手段と、を備えた車載
    用ダイバーシティTV受信機において、車両が停車中か
    走行中かを検出する車両停車・走行検出手段と、現在選
    択されているアンテナでの受信状態を検出する受信状態
    検出手段と、車両の停車中と走行中、検出された受信状
    態を所定の判定基準と比較して受信状態が良か否かを判
    定し、この際、停車中の方が走行中より厳しい判定基準
    を用いて判定する判定手段と、車両の停車中と走行中、
    受信状態が良と判定されたとき、ダイバーシティ制御手
    段でのアンテナ切り替え制御を禁止し、逆に、受信状態
    が良でないと判定されたとき、アンテナ切り替え制御を
    許可する制御禁止・許可手段と、を備えたことを特徴と
    する車載用ダイバーシティTV受信機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006061932A1 (ja) * 2004-12-07 2006-06-15 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha ディジタル放送受信装置
JP2008109208A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Sharp Corp 携帯型放送受信機及び受信レベル表示方法
US9121310B2 (en) 2009-11-02 2015-09-01 Denso Corporation Control system for variable valve timing apparatus

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