JPH08148388A - 電気二重層キャパシタ及びその製造方法 - Google Patents

電気二重層キャパシタ及びその製造方法

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JPH08148388A
JPH08148388A JP6291403A JP29140394A JPH08148388A JP H08148388 A JPH08148388 A JP H08148388A JP 6291403 A JP6291403 A JP 6291403A JP 29140394 A JP29140394 A JP 29140394A JP H08148388 A JPH08148388 A JP H08148388A
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JP
Japan
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double layer
electric double
electrode
layer capacitor
polarizable electrode
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JP6291403A
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Tetsuo Yukimasa
哲男 行政
Seiji Nonaka
誠治 野中
Susumu Nomoto
進 野本
Masaki Ikeda
正樹 池田
Akihiko Yoshida
昭彦 吉田
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 分極性電極2の電極密度を大きくし、かつ容
量密度(エネルギー密度)の高い電気二重層キャパシ
タ、及びその製造方法を提供する。 【構成】 電極体を集電体1と分極性電極2とを所定の
押圧で一体的に成形した一体成形体30により形成し、
分極性電極2に含浸した電解液との界面に電気二重層を
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、分極性電極と電解液
との界面に生じる電気二重層を利用した電気二重層キャ
パシタ、及びその製造方法に関するものである。特に、
電気二重層キャパシタの容量密度(エネルギー密度)の
改善に関する。 【0002】 【従来の技術】現在、電気二重層キャパシタは、5V程
度までの充電が可能な大容量コンデンサとして、マイク
ロコンピュータ、メモリ、タイマー等のバックアップ用
電源に用いられている。この電気二重層キャパシタに
は、プロピレンカーボネートなどの有機溶媒にテトラエ
チルアンモニウム塩などの電解質を添加した有機溶液系
の電解液を用いたものと、硫酸水溶液などの水溶液系の
電解液を用いたものとがある。 【0003】まず、図5を用いて、従来の電気二重層キ
ャパシタの構成を以下に説明する。図5は、電気二重層
キャパシタの一般的な基本セルの構造を示す断面図であ
る。図5において、電気二重層キャパシタの基本セル2
0は、一対の集電体1、一対の集電体1上にそれぞれ形
成された一対の分極性電極2、及びセパレータ3で構成
される。この電気二重層キャパシタは、周知のように、
セパレータ3の一面側の集電体1と分極性電極2とで正
極の電極体を形成し、セパレータ3の他面側の集電体1
と分極性電極2とで負極の電極体を形成する。そして、
分極性電極2とセパレータ3とに電解液を含浸すること
により、分極性電極2と電解液との界面に電気二重層を
形成し、集電体1を介して電荷を電気二重層に充電もし
くは外部の電気回路に放電する。 【0004】次に、従来の電気二重層キャパシタの製造
方法について、例えば有機溶液系の電解液を用いたもの
の例について以下に説明する。この電気二重層キャパシ
タでは、集電体1には、厚さ20〜50μmのアルミエ
ッチド箔、あるいは網状のアルミ薄体等の金属薄膜が用
いられる。また、分極性電極2は、活性炭粉末あるいは
活性炭繊維に、結合剤及び導電剤としてセルロース及び
アセチレンブラックをそれぞれ混合した混合粉末が用い
られる。そして、この混合粉末を、以下のようにスラリ
ー状に調整して、ディップ法により、集電体1上に分極
性電極2を製膜する。混合粉末は、例えば粒径5μmの
フェノール樹脂系の活性炭粉末、セルロース、及びアセ
チレンブラックを10:1.2:2の重量比に混合した
ものを用いる。この混合粉末に対して重量比で約3倍の
メタノールと約5倍の水とを加えてスラリー状の混合溶
液を調整する。そして、厚さ20μmのアルミエッチド
箔を集電体1として、この混合溶液に所定の時間浸し
て、集電体1上に分極性電極2を製膜する。そして、真
空雰囲気下で乾燥し、所定の大きさに切断して電極体を
得る。続いて、2つの電極体がセパレータ3を介して対
向するように上記電解液の中で配置し、真空引きするこ
とにより、電解液を分極性電極2、セパレータ3に含浸
する。従来の電気二重層キャパシタは、以上のように製
造される。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の電
気二重層キャパシタでは、分極性電極をディップ法によ
り集電体上に形成しているので、一度のディップ法では
集電体の片面に厚さ50μm程度の分極性電極しか製膜
できず、分極性電極の電極密度も0.2g/cm
3より大きくすることができなかった。また、ディップ
法を繰り返して行うことにより、分極性電極の膜厚を厚
くすることはできるが、ディップ法を繰り返して行う途
中で上記スラリー状の混合溶液の調整方法、あるいは真
空雰囲気下での乾燥条件等を変更する必要があり、電気
二重層キャパシタの製造工程を煩雑なものにするという
問題点があった。また、ディップ法を繰り返して行うこ
とは、分極性電極を複数の層構造で形成することになる
ので、分極性電極の膜厚がある程度以上、例えば100
μmになると、分極性電極の表面に亀裂が生じたり、分
極性電極の一部が剥離するなどの問題点があった。さら
に、従来の電気二重層キャパシタは、分極性電極の電極
密度が上記のように小さいものなので、電気二重層キャ
パシタの容量密度(エネルギー密度)も低
いものとなり、例えば15V程度の充電量を必要とする
アクチュエータの補助電源に実用上用いることができな
いという問題点があった。 【0006】この発明は、以上のような問題点を解決す
るためになされたものであり、電気二重層キャパシタの
製造工程を煩雑なものにすることなく、その分極性電極
の電極密度を大きくし、容量密度(エネルギー密度)の
高い電気二重層キャパシタ、及びその製造方法を提供す
ることを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る電
気二重層キャパシタは、集電体と分極性電極との一体成
形体からなる電極体の複数箇と、前記複数箇の電極体の
間に挿入されたセパレータと、前記分極性電極及び前記
セパレータに含浸された電解液と、を具備したものであ
ることを特徴とする。 【0008】また、請求項2の発明に係る電気二重層キ
ャパシタは、請求項1に記載したものにおいてさらに、
前記集電体が、厚さ20〜50μmのアルミエッチド箔
であることを特徴とする。 【0009】また、請求項3の発明に係る電気二重層キ
ャパシタは、請求項1に記載したものにおいてさらに、
前記集電体が、網状のアルミ薄体、パンチングメタル状
のアルミ薄体及びカーボンのいずれかであることを特徴
とする。 【0010】また、請求項4の発明に係る電気二重層キ
ャパシタの製造方法は、集電体と分極性電極とで構成さ
れた電極体と、セパレータと、前記分極性電極と前記セ
パレータに含浸された電解液とを有する電気二重層キャ
パシタの製造方法において、
前記集電体と前記分極性電極とを所定の圧力で一体的に
成形する電極体の一体成形体形成工程を具備することを
特徴とする。 【0011】また、請求項5の発明に係る電気二重層キ
ャパシタの製造方法は、請求項4に記載したものにおい
てさらに、前記一体成形体形成工程において、一体成形
体を押出し成形法により形成することを特徴とする。 【0012】また、請求項6の発明に係る電気二重層キ
ャパシタの製造方法は、請求項4に記載したものにおい
てさらに、前記一体成形体形成工程において、一体成形
体をプレス成形法により形成することを特徴とする。 【0013】また、請求項7の発明に係る電気二重層キ
ャパシタの製造方法は、請求項5または請求項6に記載
したものにおいてさらに、前記一体成形体形成工程にお
いて、一体成形体を加熱することを特徴とする。 【0014】 【作用】上記のように構成された請求項1の発明に係る
電気二重層キャパシタにおいては、電極体が、集電体と
分極性電極との一体成形体であるので、電気二重層キャ
パシタの製造工程を煩雑なものにすることなく、その分
極性電極の電極密度を大きくすることができる。そのこ
とにより、容量密度(エネルギー密度)の高い電気二重
層キャパシタを容易に製造できる。 【0015】請求項2の発明に係る電気二重層キャパシ
タにおいては、集電体に厚さ20〜50μmのアルミエ
ッチド箔を用いることにより、分極性電極との一体成形
が容易なものとなり、電気二重層キャパシタの製造工程
を煩雑なものにすることなく、その分極性電極の電極密
度を大きくすることができる。そのことにより、容量密
度(エネルギー密度)の高い電気二重層キャパシタを容
易に製造できる。 【0016】請求項3の発明に係る電気二重層キャパシ
タにおいては、集電体に網状のアルミ薄体、パンチング
メタル状のアルミ薄体及びカーボンのいずれかを用いる
ことにより、分極性電極との一体成形が容易なものとな
り、電気二重層キャパシタの製造工程を煩雑なものにす
ることなく、その分極性電極の電極密度を大きくするこ
とができる。そのことにより、容量密度(エネルギー密
度)の高い電気二重層キャパシタを容易に製造できる。 【0017】請求項4の発明に係る電気二重層キャパシ
タの製造方法においては、電極体が集電体と分極性電極
とを所定の圧力で一体的に成形する一体成形体形成工程
で形成することにより、電気二重層キャパシタの製造工
程を煩雑なものにすることなく、その分極性電極の電極
密度を大きくすることができる。そのことにより、容量
密度(エネルギー密度)の高い電気二重層キャパシタを
容易に製造できる。 【0018】請求項5の発明に係る電気二重層キャパシ
タの製造方法においては、一体成形体を押出し成形法で
形成することにより、電気二重層キャパシタの製造工程
を煩雑なものにすることなく、その分極性電極の電極密
度を大きくすることができる。そのことにより、容量密
度(エネルギー密度)の高い電気二重層キャパシタを容
易に製造できる。 【0019】請求項6の発明に係る電気二重層キャパシ
タの製造方法においては、一体成形体をプレス成形法で
形成することにより、電気二重層キャパシタの製造工程
を煩雑なものにすることなく、その分極性電極の電極密
度を大きくすることができる。そのことにより、容量密
度(エネルギー密度)の高い電気二重層キャパシタを容
易に製造できる。 【0020】請求項7の発明に係る電気二重層キャパシ
タの製造方法においては、一体成形体を加熱することに
より、一体成形体の強度を向上して亀裂、あるいは剥離
を防止することができて、電気二重層キャパシタの製造
工程を煩雑なものにすること
なく、その分極性電極の電極密度を大きくすることがで
きる。そのことにより、容量密度(エネルギー密度)の
高い電気二重層キャパシタを容易に製造できる。 【0021】 【実施例】 [実施例1]まず、図5を用いて、本発明の電気二重層
キャパシタの基本セルの構成を以下に説明する。図5は
、電気二重層キャパシタの一般的な基本セルの構造を示
す断面図である。図5において、電気二重層キャパシタ
の基本セル20は、一対の集電体1、一対の集電体1上
にそれぞれ形成された一対の分極性電極2、及びセパレ
ータ3で構成される。この電気二重層キャパシタは、周
知のように、セパレータ3の一面側の集電体1と分極性
電極2とで正極の電極体を形成し、セパレータ3の他面
側の集電体1と分極性電極2とで負極の電極体を形成す
る。そして、分極性電極2とセパレータ3とに電解液を
含浸することにより、分極性電極2と電解液との界面に
電気二重層を形成し、集電体1を介して電荷を電気二重
層に充電もしくは外部の電気回路に放電する。尚、本実
施例では、従来例との比較を容易に行なうために、従来
例と同じく有機溶液系の電解液を用いた電気二重層キャ
パシタを形成した。(比較結果は実施例3の表1に記載
する)すなわち、集電体1には、厚さ20〜50μmの
アルミエッチド箔、あるいは網状のアルミ薄体及びパン
チングメタル状のアルミ薄体等の金属薄膜を用いる。ま
た、分極性電極2は、活性炭粉末あるいは活性炭繊維に
、結合剤及び導電剤としてセルロース及びアセチレンブ
ラックをそれぞれ混合した混合粉末を用いる。セパレー
タ3、及び電解液には、多孔質のポリプロピレン、及び
プロピレンカーボネートなどの有機溶媒にテトラエチル
アンモニウム塩などの電解質を添加した有機溶液をそれ
ぞれ用いる。 【0022】次に、図1を用いて、本発明の第1の実施
例である電気二重層キャパシタの製造方法を以下に説明
する。図1は、本発明の第1の実施例である電気二重層
キャパシタの電極体の押出し成形法を示す説明図である
。図1において、集電体1である、例えば厚さ20μm
のアルミエッチド箔が供
給くり出しロール6に巻付けられている。尚、供給くり
出しロール6は、供給くり出しロール6が回転した場合
に、巻付けられたアルミエッチド箔がダイス7のスリッ
ト幅(例えば1mm)の中心を通るよう設定されている
。又、供給くり出しロール6は、支持部材(図示せず)
によりシリンダ4内に設置されている。また、分極性電
極2は、まず、例えば粒径5μmのフェノール樹脂系の
活性炭粉末、セルロース、及びアセチレンブラックを1
0:1.2:2の重量比に混合した混合粉末に、この混
合粉末に対して重量比で約2倍の水を加えてニーダーで
十分攪拌・混練した粘土状の活性炭電極材料9に調整す
る。そして、所定の体積量の活性炭電極材料9をシリン
ダ4に挿入する。次に、ピストン5により活性炭電極材
料9を押出していくと同時に、供給くり出しロール6を
回転させて集電体1も押出す。その結果、分極性電極2
がガイド8により所定の圧力で集電体1の両面上に成形
され、一体成形体30が成形される。この工程が、押出
し成形法による電極体の一体成形体形成工程である。尚
、この押出し成形法による一体成形体形成工程において
、例えば公知のヒーター回路をガイド8に設けることに
より、一体成形体30が加熱される。この加熱処理を加
えることにより、一体成形体30の強度を向上すること
ができ、分極性電極2の亀裂、剥離等を防止することが
できる。そして、真空雰囲気下で乾燥し、所定の大きさ
に切断して電極体を得る。続いて、2つの電極体がセパ
レータ3を介して対向するように上記電解液の中で配置
し、真空引きすることにより、電解液を分極性電極2、
セパレータ3に含浸する。以上のように、本発明の第1
の実施例である電気二重層キャパシタは製造されるが、
電極体が集電体1と分極性電極2とを所定の圧力で一体
的に成形する一体成形体形成工程で形成されるので、電
気二重層キャパシタの製造工程を煩雑なものにすること
なく、その分極性電極2の電極密度を大きくすることが
できる。そのことにより、容量密度(エネルギー密度)
の高い電気二重層キャパシタを容易に製造できる。 【0023】尚、本実施例においては、供給くり出しロ
ール6が回転した場合に、アルミエ
ッチド箔がダイス7のスリット幅の中心を通るように供
給くり出しロール6を設定したものについて説明したが
、図2に示すように、アルミエッチド箔がダイス7のス
リットの一方の端に沿ってガイド8に供給されるように
供給くり出しロール6を設定してもよい。このように供
給くり出しロール6を設定することにより、分極性電極
2が集電体1の片側面上にのみ成形された電極体を得る
ことができる。 【0024】[実施例2]図3を用いて、本発明の第2
の実施例である電気二重層キャパシタの製造方法を以下
に説明する。図3は、本発明の第2の実施例である電気
二重層キャパシタの分極性電極の押出し成形法を示す説
明図である。尚、実施例1との違いは、供給くり出しロ
ール6にアルミエッチド箔などの集電体1を取付けない
ことである。すなわち、図3に示すように、実施例1に
示す活性炭電極材料9のみを用いて、分極性電極2を押
出し成形法で形成した。その結果、ダイス7のスリット
幅に等しい1mmの厚さの分極性電極2が得られた。そ
して、例えばアルミエッチド箔を導電性ゴム等の導電性
接着剤で分極性電極2に接着し、電極体を形成した。尚
、分極性電極2を押出し成形法により形成する工程にお
いては、分極性電極2の強度を向上するために、実施例
1と同様にガイド8にヒーター回路を設けて、分極性電
極2に加熱処理を加えた。本実施例では、分極性電極2
のみをガイド8で押圧するので、ガイド8の圧力を変え
るだけで分極性電極の電極密度を変更することができ、
電気二重層キャパシタの容量密度(エネルギー密度)を
容易に向上できる。さらに、水溶液系の電解液を用いた
電気二重層キャパシタの集電体1では、周知のように、
加圧及び加熱に対して弱い物質であるガラス状カーボン
あるいは導電性ゴムなどがもちいられるが、本実施例の
ように電極体を形成すれば、集電体に熱及び圧力がかか
ることなく分極性電極の電極密度の大きいものを容易に
形成することができる。 【0025】
[実施例3]本発明の第3の実施例である電気二重層キ
ャパシタの製造方法を以下に説明する。実施例1との違
いは、電極体の一体成形体形成工程において、例えば(
株)神藤金属工業所社製(形式、AYS.10)のプレ
ス成形機を用いたことである。すなわち、プレス成形機
の金型内に活性炭電極材料9を挿入し、その上に集電体
1を配置し、さらに活性炭電極材料9を挿入する。そし
て、プレス成形法により電極体の一体成形体30を形成
する。 【0026】次に、上記実施例1〜3と従来例とでそれ
ぞれ示された電気二重層キャパシタについて、分極性電
極2の電極密度、及び電気二重層キャパシタの容量密度
(エネルギー密度)の比較結果を表1に示す。尚、電極
体の大きさは、15mm角のものを用いた。 【0027】 【表1】 【0028】表1からも明らかなように、本発明の実施
例1〜3に係る電気二重層キャパシタは、それぞれ従来
例のものに比べて分極性電極2の電極密度、及び電気二
重層キャパシタの容量密度(エネルギー密度)が格段に
大きくなっていることがわかる。尚、本実施例において
は、分極性電極2が集電体1の両面上に成形されるよう
に、活性炭電極材料9、集電体1及び活性炭電極材料9
の順番でプレス成形機の金型内に挿入したものについて
説明したが、分極性電極2が集電体1の片側面上にのみ
成形されるように、プレス成形機の金型内に活性炭電極
材料9及び集電体1を挿入してもよい。 【0029】[実施例4]図4を用いて、本発明の第4
の実施例である電気二重層キャパシタの積層セルの構成
を以下に説明する。図4は、本発明の第4の実施例であ
る電気二重層キャパシタの積層セルの構造を示す断面図
である。実施例1と同一部分には同一符号を付して説明
を省略する。同一符号を付したものが同材料で同一方法
で成形されたことであることはいうまでもない。図4に
示すように、3層の一体成形体30がセパレータ3をそ
れぞれ介して積層されている。その結果、電解液との界
面に形成される電気二重層を大きなものにすることがで
きる。本実施例に示すものでは、一体成形体成形工程で
成形される電極体の片側の分極性電極を削ることなく、
電気二重層キャパシタに用いることができ、また容易に
電気二重層キャパシタの容量密度(エネルギー密度)を
大きくすることができる。 【0030】 【発明の効果】上記のように構成された請求項1の発明
に係る電気二重層キャパシタにおいては、電極体が、集
電体と分極性電極との一体成形体であるので、電気二重
層キャパシタの製造工程を煩雑なものにすることなく、
その分極性電極の電極密度を大
きくすることができる。そのことにより、容量密度(エ
ネルギー密度)の高い電気二重層キャパシタを容易に製
造できる。 【0031】請求項2の発明に係る電気二重層キャパシ
タにおいては、集電体に厚さ20〜50μmのアルミエ
ッチド箔を用いることにより、分極性電極との一体成形
が容易なものとなり、電気二重層キャパシタの製造工程
を煩雑なものにすることなく、その分極性電極の電極密
度を大きくすることができる。そのことにより、容量密
度(エネルギー密度)の高い電気二重層キャパシタを容
易に製造できる。 【0032】請求項3の発明に係る電気二重層キャパシ
タにおいては、集電体に網状のアルミ薄体、パンチング
メタル状のアルミ薄体及びカーボンのいずれかを用いる
ことにより、分極性電極との一体成形が容易なものとな
り、電気二重層キャパシタの製造工程を煩雑なものにす
ることなく、その分極性電極の電極密度を大きくするこ
とができる。そのことにより、容量密度(エネルギー密
度)の高い電気二重層キャパシタを容易に製造できる。 【0033】請求項4の発明に係る電気二重層キャパシ
タの製造方法においては、電極体が集電体と分極性電極
とを所定の圧力で一体的に成形する一体成形体形成工程
で形成することにより、電気二重層キャパシタの製造工
程を煩雑なものにすることなく、その分極性電極の電極
密度を大きくすることができる。そのことにより、容量
密度(エネルギー密度)の高い電気二重層キャパシタを
容易に製造できる。 【0034】請求項5の発明に係る電気二重層キャパシ
タの製造方法においては、一体成形体を押出し成形法で
形成することにより、電気二重層キャパシタの製造工程
を煩雑なものにすることなく、その分極性電極の電極密
度を大きくすることができる。そのことにより、容量密
度(エネルギー密度)の高い電気二重層キャパシタを容
易に製造できる。 【0035】請求項6の発明に係る電気二重層キャパシ
タの製造方法においては、一体成形
体をプレス成形法で形成することにより、電気二重層キ
ャパシタの製造工程を煩雑なものにすることなく、その
分極性電極の電極密度を大きくすることができる。その
ことにより、容量密度(エネルギー密度)の高い電気二
重層キャパシタを容易に製造できる。 【0036】請求項7の発明に係る電気二重層キャパシ
タの製造方法においては、一体成形体を加熱することに
より、一体成形体の強度を向上して亀裂、あるいは剥離
を防止することができて、電気二重層キャパシタの製造
工程を煩雑なものにすることなく、その分極性電極の電
極密度を大きくすることができる。そのことにより、容
量密度(エネルギー密度)の高い電気二重層キャパシタ
を容易に製造できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の第1の実施例である電気二重層キャ
パシタの電極体の押出し成形法を示す説明図。 【図2】この発明の第1の実施例である電気二重層キャ
パシタの電極体の押出し成形法の変形例を示す説明図。 【図3】この発明の第2の実施例である電気二重層キャ
パシタの分極性電極の押出し成形法を示す説明図。 【図4】この発明の第4の実施例である電気二重層キャ
パシタの積層セルの構造を示す断面図。 【図5】電気二重層キャパシタの一般的な基本セルの構
造を示す断面図。 【符号の説明】 1 集電体 2 分極性電極 3 セパレータ 30 一体成形体
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01G 13/00 381 7924−5E 9375−5E H01G 9/00 301 J (72)発明者 池田 正樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 吉田 昭彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集電体と分極性電極との一体成形体から
    なる電極体の複数箇と、 前記複数箇の電極体の間に挿入されたセパレータと、 前記分極性電極及び前記セパレータに含浸された電解液
    と、 を具備することを特徴とする電気二重層キャパシタ。
  2. 【請求項2】 前記集電体が、厚さ20〜50μmのア
    ルミエッチド箔であることを特徴とする請求項1に記載
    の電気二重層キャパシタ。
  3. 【請求項3】 前記集電体が、網状のアルミ薄体、パン
    チングメタル状のアルミ薄体及びカーボンのいずれかで
    あることを特徴とする請求項1に記載の電気二重層キャ
    パシタ。
  4. 【請求項4】 集電体と分極性電極とで構成された電極
    体と、セパレータと、前記分極性電極と前記セパレータ
    に含浸された電解液とを有する電気二重層キャパシタの
    製造方法において、 前記集電体と前記分極性電極とを所定の圧力で一体的に
    成形する電極体の一体成形体形成工程を具備することを
    特徴とする電気二重層キャパシタの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記一体成形体形成工程において、一体
    成形体を押出し成形法により形成することを特徴とする
    請求項4に記載の電気二重層キャパシタの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記一体成形体形成工程において、一体
    成形体をプレス成形法により形成することを特徴とする
    請求項4に記載の電気二重層キャパシタの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記一体成形体形成工程において、一体
    成形体を加熱することを特徴とする請求項5または請求
    項6に記載の電気二重層キャパシタの製造方法。
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