JPH08148111A - 異物の自動探索装置を備えた走査電子顕微鏡 - Google Patents
異物の自動探索装置を備えた走査電子顕微鏡Info
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- JPH08148111A JPH08148111A JP6290908A JP29090894A JPH08148111A JP H08148111 A JPH08148111 A JP H08148111A JP 6290908 A JP6290908 A JP 6290908A JP 29090894 A JP29090894 A JP 29090894A JP H08148111 A JPH08148111 A JP H08148111A
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- 238000002083 X-ray spectrum Methods 0.000 claims 1
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Abstract
(57)【要約】
【構成】光学式ウェハ検査装置19からの異物情報を記
憶したフロッピーディスク18により、CPU15でS
EMステージ9,走査電子ビーム5を制御しながら、試
料から発生した反射電子10の組成コントラストを検出
する。検出された組成コントラストはデジタル変換器
14でデジタル信号に変換され、ベアウェハ17と異物
20のコントラストの差をモニタし、SEMステージ9
を移動させて異物20の探索を自動的に行う。また、X
線分析した異物のスペクトルを、予め登録している異物
の情報と照合しながら、異物20の組成および発生源を
同定する。 【効果】走査電子顕微鏡での異物分析の作業効率が改善
され、半導体プロセスにおける歩留まりが向上する。
憶したフロッピーディスク18により、CPU15でS
EMステージ9,走査電子ビーム5を制御しながら、試
料から発生した反射電子10の組成コントラストを検出
する。検出された組成コントラストはデジタル変換器
14でデジタル信号に変換され、ベアウェハ17と異物
20のコントラストの差をモニタし、SEMステージ9
を移動させて異物20の探索を自動的に行う。また、X
線分析した異物のスペクトルを、予め登録している異物
の情報と照合しながら、異物20の組成および発生源を
同定する。 【効果】走査電子顕微鏡での異物分析の作業効率が改善
され、半導体プロセスにおける歩留まりが向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走査電子顕微鏡を備え
たウェハ異物解析装置に関する。
たウェハ異物解析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術では、走査電子顕微鏡(以下、
SEM)によるベアウェハの異物探索のために、光学式
ウェハ検査装置からの異物情報をもとに、異物の存在す
る位置をSEMステージで再現するが、その存在の有無
はオペレータによる確認が必要であった。しかし、微小
な異物の存在を確認するには、高倍率でステージを移動
させながら探索する必要があった。また、検出された異
物の発生源を同定する作業では、エネルギ分散型X線分
析装置(以下、EDX)で分析後、半導体プロセスに精
通している技術者による解析が必要であった。
SEM)によるベアウェハの異物探索のために、光学式
ウェハ検査装置からの異物情報をもとに、異物の存在す
る位置をSEMステージで再現するが、その存在の有無
はオペレータによる確認が必要であった。しかし、微小
な異物の存在を確認するには、高倍率でステージを移動
させながら探索する必要があった。また、検出された異
物の発生源を同定する作業では、エネルギ分散型X線分
析装置(以下、EDX)で分析後、半導体プロセスに精
通している技術者による解析が必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、S
EM担当者が異物探索から分析および解析までの時間を
拘束されるため、作業効率の点で問題があった。
EM担当者が異物探索から分析および解析までの時間を
拘束されるため、作業効率の点で問題があった。
【0004】本発明の目的は、光学式ウェハ検査装置で
検出された異物をSEMで自動的に探索およびX線分析
を行えるようにし、作業効率の向上と自動化(無人化)
および歩留まり向上を図ることにある。
検出された異物をSEMで自動的に探索およびX線分析
を行えるようにし、作業効率の向上と自動化(無人化)
および歩留まり向上を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は光学式ウェハ検査装置で検出された異物の
情報(位置座標,サイズなど)に基づき、CPUから走
査電子ビーム,倍率,ステージなどをコントロールしな
がら、試料から発生する反射電子信号の組成コントラス
トを検出してデジタル変換後CPUに転送し、ベアウェ
ハと異物のコントラスト差をモニタすることで、異物の
存在が確認可能となる。
に、本発明は光学式ウェハ検査装置で検出された異物の
情報(位置座標,サイズなど)に基づき、CPUから走
査電子ビーム,倍率,ステージなどをコントロールしな
がら、試料から発生する反射電子信号の組成コントラス
トを検出してデジタル変換後CPUに転送し、ベアウェ
ハと異物のコントラスト差をモニタすることで、異物の
存在が確認可能となる。
【0006】また、異物の組成や発生源を同定するため
には、予めクリーンルーム内で発生する異物のライブラ
リを作成し、探索した異物を画面中央にCPUで移動後
X線分析を行い、その分析結果をライブラリのデータと
照合することにより実施可能となる。
には、予めクリーンルーム内で発生する異物のライブラ
リを作成し、探索した異物を画面中央にCPUで移動後
X線分析を行い、その分析結果をライブラリのデータと
照合することにより実施可能となる。
【0007】
【作用】本発明の作用は、反射電子信号をモニタするこ
とにより、ベアウェハと異物のコントラスト差を二次電
子よりも効率良く検出できることから、比較的容易な異
物探索が実現される。これは、ベアウェハ上に付着した
膜上の異物のコントラストが二次電子では観察困難とな
るからである。また、CPUによる走査電子ビームの制
御により、倍率に応じた1ピクセルの距離を容易に把握
できることから、SEM画面上で検出した異物の座標値
を算出可能となり、異物の移動やアライメントが自動的
に行える。
とにより、ベアウェハと異物のコントラスト差を二次電
子よりも効率良く検出できることから、比較的容易な異
物探索が実現される。これは、ベアウェハ上に付着した
膜上の異物のコントラストが二次電子では観察困難とな
るからである。また、CPUによる走査電子ビームの制
御により、倍率に応じた1ピクセルの距離を容易に把握
できることから、SEM画面上で検出した異物の座標値
を算出可能となり、異物の移動やアライメントが自動的
に行える。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図1に示す。また、本発明
による作業手順を図3に示す。異物分析をSEMで実施
する場合には、光学式ウェハ検査装置19で測定したベ
アウェハ17をSEMステージ9にセットし、また、異
物情報や座標データなどが登録されたフロッピーディス
ク(以下FDと呼ぶ)18をCPU15に転送する。C
PU15では、FD18からの情報でSEMステージ座
標を制御し異物の位置を再現するが、異物の有無を確認
する作業は、従来SEM画面を凝視してオペレータが行
っていた。そこでここでは、まず、走査電子ビーム5を
CPU15からデジタルでコントロールしてベアウェハ
17に照射する。試料からは、反射電子10が励起され
四分割型半導体反射電子検出器8に検出される。図2に
示すようにそれぞれの検出器で検出された反射電子10
は、プリアンプ12で増幅され、メインアンプ13でさ
らに増幅および演算が行われる。異物探索では、ベアウ
ェハ17と異物20のコントラスト差をモニタするた
め、四つの検出器の信号を加えて、平均原子番号効果に
よるコントラストをデジタル変換器14でデジタル信号
に変換する。異物20の有無の確認では、予め設定した
ベアウェハから検出された反射電子信号を0レベル22
とし、電子ビーム5をベアウェハ17上で走査させなが
ら、レベル差をモニタ21することにより実施される。
なお、倍率は、光学式ウェハ検査装置19からのサイズ
の情報をもとに設定される。レベル差が検出されると、
観察倍率に応じて1ピクセルの距離を算出して、ステー
ジ9を移動させることにより、異物20を画面上中央に
移動させる。
による作業手順を図3に示す。異物分析をSEMで実施
する場合には、光学式ウェハ検査装置19で測定したベ
アウェハ17をSEMステージ9にセットし、また、異
物情報や座標データなどが登録されたフロッピーディス
ク(以下FDと呼ぶ)18をCPU15に転送する。C
PU15では、FD18からの情報でSEMステージ座
標を制御し異物の位置を再現するが、異物の有無を確認
する作業は、従来SEM画面を凝視してオペレータが行
っていた。そこでここでは、まず、走査電子ビーム5を
CPU15からデジタルでコントロールしてベアウェハ
17に照射する。試料からは、反射電子10が励起され
四分割型半導体反射電子検出器8に検出される。図2に
示すようにそれぞれの検出器で検出された反射電子10
は、プリアンプ12で増幅され、メインアンプ13でさ
らに増幅および演算が行われる。異物探索では、ベアウ
ェハ17と異物20のコントラスト差をモニタするた
め、四つの検出器の信号を加えて、平均原子番号効果に
よるコントラストをデジタル変換器14でデジタル信号
に変換する。異物20の有無の確認では、予め設定した
ベアウェハから検出された反射電子信号を0レベル22
とし、電子ビーム5をベアウェハ17上で走査させなが
ら、レベル差をモニタ21することにより実施される。
なお、倍率は、光学式ウェハ検査装置19からのサイズ
の情報をもとに設定される。レベル差が検出されると、
観察倍率に応じて1ピクセルの距離を算出して、ステー
ジ9を移動させることにより、異物20を画面上中央に
移動させる。
【0009】異物20が探索され画面中央に移動する
と、CPU15でコントロールされた電子ビーム5を異
物20に照射して、X線11を励起させエネルギ分散型
X線分析装置(以下、EDXと呼ぶ)7で検出する。E
DX7では、検出された異物20のX線11をアナライ
ザ16でスペクトルとして表示する。得られたスペクト
ルは、アナライザ16でテキスト変換されCPUに転送
され、予めCPUに登録されているクリーンルーム内で
発生する異物データと照合を行い、異物の種類および発
生源を同定する。これにより、半導体プロセスの経験が
浅いオペレータでも、容易に異物20の発生源を同定で
きる。
と、CPU15でコントロールされた電子ビーム5を異
物20に照射して、X線11を励起させエネルギ分散型
X線分析装置(以下、EDXと呼ぶ)7で検出する。E
DX7では、検出された異物20のX線11をアナライ
ザ16でスペクトルとして表示する。得られたスペクト
ルは、アナライザ16でテキスト変換されCPUに転送
され、予めCPUに登録されているクリーンルーム内で
発生する異物データと照合を行い、異物の種類および発
生源を同定する。これにより、半導体プロセスの経験が
浅いオペレータでも、容易に異物20の発生源を同定で
きる。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、光学式ウェハ検査装置
で検出された異物の情報を基に、SEMにより自動で探
索,分析,解析などが行え、作業効率の改善、また、半
導体プロセスにおける歩留まり向上が図れる。
で検出された異物の情報を基に、SEMにより自動で探
索,分析,解析などが行え、作業効率の改善、また、半
導体プロセスにおける歩留まり向上が図れる。
【図1】本発明の原理の説明図。
【図2】反射電子検出で異物の探索を行う説明図。
【図3】本発明の作業手順を示したフローチャート。
5…電子ビーム、9…SEMステージ、10…反射電
子、14…デジタル変換器、15…CPU、16…ED
Xアナライザ、17…観察対象ベアウェハ、18…フロ
ッピーディスク、19…光学式ウェハ検査装置、20…
異物。
子、14…デジタル変換器、15…CPU、16…ED
Xアナライザ、17…観察対象ベアウェハ、18…フロ
ッピーディスク、19…光学式ウェハ検査装置、20…
異物。
Claims (2)
- 【請求項1】光学式ウェハ検査装置からのウェハ上の異
物情報を得て、走査電子顕微鏡のステージを移動させ
て、異物の探索を行うウェハ異物解析装置において、電
子線照射によりウェハの表面から発生する反射電子によ
る異物の組成コントラストを位置決め信号として用い、
自動的に異物を検出可能なことを特徴とするウェハ異物
解析装置。 - 【請求項2】請求項1において、探索した異物の組成,
発生源を即座に解析するために、異物のX線スペクトル
を参照スペクトルと比較して、組成を同定可能なウェハ
異物解析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6290908A JPH08148111A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 異物の自動探索装置を備えた走査電子顕微鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6290908A JPH08148111A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 異物の自動探索装置を備えた走査電子顕微鏡 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08148111A true JPH08148111A (ja) | 1996-06-07 |
Family
ID=17762072
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6290908A Pending JPH08148111A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 異物の自動探索装置を備えた走査電子顕微鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08148111A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6765205B2 (en) | 2002-11-01 | 2004-07-20 | Hitachi High-Technologies Corporation | Electron microscope including apparatus for X-ray analysis and method of analyzing specimens using same |
US6870169B2 (en) | 2002-12-11 | 2005-03-22 | Hitachi, Ltd. | Method and apparatus for analyzing composition of defects |
US7569819B2 (en) | 2006-10-17 | 2009-08-04 | Jeol Ltd. | Electron beam system and method of operating the same |
JPWO2019008699A1 (ja) * | 2017-07-05 | 2020-05-21 | 株式会社日立ハイテク | 荷電粒子線装置 |
-
1994
- 1994-11-25 JP JP6290908A patent/JPH08148111A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6765205B2 (en) | 2002-11-01 | 2004-07-20 | Hitachi High-Technologies Corporation | Electron microscope including apparatus for X-ray analysis and method of analyzing specimens using same |
US6870169B2 (en) | 2002-12-11 | 2005-03-22 | Hitachi, Ltd. | Method and apparatus for analyzing composition of defects |
US7569819B2 (en) | 2006-10-17 | 2009-08-04 | Jeol Ltd. | Electron beam system and method of operating the same |
JPWO2019008699A1 (ja) * | 2017-07-05 | 2020-05-21 | 株式会社日立ハイテク | 荷電粒子線装置 |
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