JP2982936B2 - パーティクル数測定装置 - Google Patents

パーティクル数測定装置

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JP2982936B2
JP2982936B2 JP5295409A JP29540993A JP2982936B2 JP 2982936 B2 JP2982936 B2 JP 2982936B2 JP 5295409 A JP5295409 A JP 5295409A JP 29540993 A JP29540993 A JP 29540993A JP 2982936 B2 JP2982936 B2 JP 2982936B2
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wafer
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particle
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浩利 山岸
徹 波多野
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Shin Etsu Handotai Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリコンウェーハ上に付
着したパーティクル数の測定に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスに使用されるシリコンウ
ェーハ上にパーティクルが付着すると、半導体デバイス
作製時にパターン切れなどを引き起してしまう。特に最
先端のデバイス(64M DRAM)のパターン幅は 0.3μmと
非常に微細であるため、このようなパターン形成時には
0.1μmのパーティクルの存在でもパターン切れ等異常
を引き起こし、デバイス製造時の歩留りを著しく低下さ
せてしまうのである。従って、シリコンウェーハ上に付
着するパーティクルは極力減少させなければならない。
【0003】このためシリコンウエ−ハ製造工程では、
パ−ティクルカウンタ−を使用してパ−ティクルの厳重
な管理(発生源の究明、洗浄効果のチェック、クリ−ン
ル−ムのレベル管理、最終製品の出荷前検査等)が行わ
れている。
【0004】従来のパーティクルカウンターの測定方式
は、例えばウェーハに10〜 100μm程度のレーザースポ
ットを照射し、ウェーハ表面上のパーティクルによる微
弱な散乱光を、多数の光ファイバや積分球で有効に集光
し、光電素子で電気信号に変換するというものである。
従って、従来のパ−ティクルカウンタ−はウェーハ表面
での光の散乱が起った点(以下、輝点という)の数をカ
ウントしているのである。
【0005】一方、シリコン単結晶成長中には微細な結
晶欠陥が発生し、結晶冷却中に消滅しないでそのままシ
リコンウェーハ中に残存する。シリコンウェ−ハをパー
ティクル除去のため一般に行われるアンモニア水(NH
4 OH)と過酸化水素水(H22 )の混合液中で洗浄
すると、結晶欠陥部はエッチング速度が早いため、ウェ
ーハ表面に窪み(以下、ピットという)が形成されるこ
ととなる。
【0006】このようなシリコンウェーハを前記パーテ
ィクルカウンターでパーティクル数を測定すると、ウェ
ーハ表面付着パーティクルのみならず、かかるピットに
よる光の散乱をも検出してしまい真のパーティクル数が
求められないという欠点があった。
【0007】以上のような問題点に対し、特開平3-2767
22号公報には、パーティクル測定用ウェーハとしてエピ
タキシャルウェーハを用いる技術が開示されている。こ
れは、ピットを有する通常のシリコン鏡面ウェーハの上
をエピタキシャル層で覆うことによって、ピットによる
光散乱の影響が排除されることに基づくものである。し
かし、エピタキシャルウェーハの表面も完全ではなく、
通常のシリコン鏡面ウェーハのピットより数は減少する
ものの、やはり光を照射した場合に散乱を生じさせる欠
陥を有する。これは、エピタキシャル成長させる時に発
生した欠陥であるが、しばしば、ピットに限らず突起で
あることもある。よって、エピタキシャルウェーハでパ
ーティクル測定をしてもやはり真のパーティクル数を知
ることはできない。さらには、各エピタキシャルウェー
ハの有する欠陥数に相違があるため、パーティクル測定
値にそのバラツキが包含されてしまうこととなるのであ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来のパーティクルカウンターでシリコン
鏡面ウェーハを測定すると、ピットによる外乱要因が発
生し真の付着パーティクル数を測定することができない
という問題点を解決することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記請求項1
及び2に記載の要件から成る半導体ウエ−ハ表面に付着
する真のパ−ティクル数を効果的に測定する方法及び装
置を提供する。本発明は、パ−ティクルカウンタ−とピ
ット測定器を組合せて使用することが特徴的であり、ウ
エ−ハを回転させながら、それぞれでウエ−ハ表面を走
査し、パ−ティクルカウンタ−で検出したすべてのレ−
ザ−散乱光について、その輝点個所が窪みか否かを識別
し、その識別された窪みの総数(Y)を検出された前記
散乱光数(X)から除いて、ウエ−ハ上の真の付着パ−
ティクル(Z)を、Z=X−Yとして求めることができ
る。
【0010】パーティクルカウンターと走査型電子顕微
鏡(SEM)等を組み合せて、パーティクルカウンター
で検出された輝点位置をSEMで組成分析をすることに
よって、ウェーハ付着異物の同定をする技術が公知とな
っている(特開平 5-21561号、特開平 5-18901号)。こ
れに対し本発明では、SEMで異物の同定をするのでは
なく、シリコンウェーハ表面の反射電子を検出して輝点
位置をスキャンし、該近傍の領域を連続的に観察するこ
とでピットを検出し、その数をパーティクルカウント数
から差し引くことによって、真のパーティクル数を計測
するのである。
【0011】通常問題となるピットの内径は、パーティ
クルの直径と同様概略1μm以下である。また、ピット
の深さは 0.1μm以下であり非常に微小である。かかる
微小なピットを検出するには、前記SEM(高解像度の
ものが望ましい)のほか走査型トンネル顕微鏡(ST
M)、原子間力顕微鏡(AFM)や光干渉を利用した表
面あらさ計が知られている。
【0012】
【作用】まず、パ−ティクルカウンタ−で輝点となった
位置とその個数を測定する。輝点位置は、測定ウエ−ハ
を回転テ−ブル上に載せておき精密に測定する。さらに
レ−ザ−光をウエ−ハ上で走査すれば、より精密な測定
が可能となる。次に、ウエ−ハを回転テ−ブルと共にピ
ットを測定する装置上に移動させる。この場合、ウエ−
ハを移動させずに検出器を移動させてもよい。輝点位置
にピットが存在するか否かを前記SEM等で測定する。
【0013】パ−ティクルカウンタ−で検出した輝点を
SEMで観察をする場合、ウェ−ハ上で輝点の存在を特
定する範囲を多数の分割領域に分け、一分割領域ごとに
拡大して観察すれば輝点位置の特定は容易となる(特開
平5−223747号公報参照)。また、輝点がピット
か否かの判別には、3次元形状解析装置により深さ方向
を観察すれば判定は容易である。
【0014】本発明に関して図1、図2に概略図を示し
た。まず、回転テーブル4の上に載せたシリコン鏡面ウ
ェーハ1に対して、パーティクルカウンター2で輝点数
(みかけのパーティクル数)Xを測定する。次にウェー
ハ1を載せた回転テーブル4をスライダー5を介して移
動し(図1)、ピット測定器3によりピット数Yを測定
する。真のパーティクル数Zは(X−Y)として求める
ことができる。図2では、回転テーブルを移動させるの
ではなく、検出器を移動させ測定する場合である。いず
れの方法についても、回転テーブル4を介して輝点の位
置をコンピュータによりメモリーしておき、各々の輝点
がピットかどうかをピット測定器3で識別する。
【0015】
【実施例】異なる単結晶棒から採取した直径 150mmのシ
リコンウェーハ10枚を鏡面研磨の後、最終的に85℃のア
ンモニア水と過酸化水素水混合液で20分間洗浄したもの
を用意した。この時、シリコンウェーハ内に存する結晶
欠陥の部分が選択的にエッチングされピットが生成す
る。各ウェーハを異なる単結晶棒から採取したのは、単
結晶棒によって有する結晶欠陥数が異なるからである。
尚、総ての作業はクラス1(粒径 0.1μm以上の浮遊微
粒子濃度が1個/ft3以下)のクリーンベンチ内で行っ
た。
【0016】パーティクル数測定装置としては、回転テ
ーブルを備えたレーザースキャッタリングパーティクル
カウンターと、これにピット測定のための高解像度のF
E−SEM(電界放射形電子顕微鏡)を連結したものを
使用した。この装置により、まずパーティクルを輝点に
よりカウントし、その数Xと位置を測定した。次に回転
テーブルをスライダーを介してSEMの試料室に送り込
んだ。回転テーブルにはマーカーがついておりSEMに
よってもパーティクルカウンターでメモリーした輝点の
位置を容易に再現できる。三次元形状解析装置付きのS
EMによるとピットか否か容易に判別できるので、パー
ティクルカウンターで検出した総ての輝点についてピッ
トか否かを判定し、ピットの総数Yを測定した。真のダ
ストパーティクル数ZをZ=X−Yとして求めた。
【0017】表1に結果を示した。Yの値に大きなバラ
ツキがあるのは、単結晶によって含有する結晶欠陥数に
相違があるためである。Zの平均値は10.5であるから、
このシリコンウェーハ製造行程のパーティクルレベルは
約10個/waferであることが判った。
【0018】
【表1】
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の装置,方法
により、シリコンウェーハ表面のピットによる外乱要因
を排除した真の付着パーティクル数を測定することが出
来る。その結果、ウェーハのダストによる汚染状況を正
確に把握することができ(発生源の特定、洗浄効果の確
認、クリーンルームのレベル把握、最終製品のパーティ
クルレベル等)、その原因の除去が可能となるため、デ
バイス歩留り向上に役立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパーティクル数測定装置の概略図であ
る。(回転テーブル移動型)
【図2】本発明のパーティクル数測定装置の概略図であ
る。(検出器移動型)
【符号の説明】
1…シリコンウェーハ 2…パーティクルカウンター 3…ピット測定器(SEM、STM、AFM、光干渉を
利用した表面あらさ計) 4…回転テーブル 5…スライダー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/66

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコンウエ−ハ表面にレ−ザ−スポット
    を照射して付着パ−ティクルによる散乱光の各位置とそ
    の個数をメモリ−し、メモリ−された各位置における窪
    みをピット測定器により識別して、その窪み数をメモリ
    −された前記個数から除くことを特徴とするシリコンウ
    エ−ハ表面に付着する真のパ−ティクル数測定方法。
  2. 【請求項2】シリコンウエ−ハ表面にレ−ザ−スポット
    を照射して付着パ−ティクルによる散乱光の数を測定し
    メモリ−するレ−ザ−スキャッタリングパ−ティクルカ
    ウンタ−及び前記パ−ティクルカウンタ−により検出さ
    れた散乱光の位置について窪みを識別するピット測定器
    を組合せて成るシリコンウエ−ハ表面に付着する真のパ
    −ティクル数測定装置。
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US6552337B1 (en) * 1999-11-02 2003-04-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Methods and systems for measuring microroughness of a substrate combining particle counter and atomic force microscope measurements
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JP5592299B2 (ja) * 2011-03-24 2014-09-17 Hoya株式会社 マスクブランクの欠陥分析方法

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