JPH08147968A - ダイナミックメモリ - Google Patents

ダイナミックメモリ

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JPH08147968A
JPH08147968A JP7104218A JP10421895A JPH08147968A JP H08147968 A JPH08147968 A JP H08147968A JP 7104218 A JP7104218 A JP 7104218A JP 10421895 A JP10421895 A JP 10421895A JP H08147968 A JPH08147968 A JP H08147968A
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JP
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bit line
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Withdrawn
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JP7104218A
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Shiro Hosoya
史郎 細谷
Hisanobu Yazawa
弥亘 矢沢
Kazuya Yamanaka
一也 山中
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/21Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
    • G11C11/34Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices
    • G11C11/40Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors
    • G11C11/401Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming cells needing refreshing or charge regeneration, i.e. dynamic cells
    • G11C11/4063Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing or timing
    • G11C11/407Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing or timing for memory cells of the field-effect type
    • G11C11/409Read-write [R-W] circuits 
    • G11C11/4099Dummy cell treatment; Reference voltage generators

Abstract

(57)【要約】 【目的】 読出動作の速度を高速化すること、読出動作
を安定化することおよびチップ面積の増加を抑制するこ
とである。 【構成】 ダミーメモリセル70には、複数のメモリセ
ル10,10,…に書込まれる第1または第2のレベル
の間の第3のレベルであるダミーの情報が、電源ノード
N1からトランジスタ161および162を介して書込
まれる。これにより、読出時に、読出ビット線RBLj
の電位と、ダミー読出ビット線DUMの電位との間に電
位差を生じさせる。そして、電位比較回路5において、
ダミー読出ビット線DUMの電位と、読出ビット線RB
Ljの電位との比較結果に基づいて、メモリセル10か
ら読出された情報のレベルを示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ダイナミックメモリ
に関し、特に、3トランジスタ1容量型のダイナミック
メモリに関する。
【0002】
【従来の技術】ダイナミックメモリにおいては、メモリ
セルが、3つのトランジスタおよび1つのキャパシタを
有する3トランジスタ1容量型であるものが含まれる。
このような3トランジスタ1容量型のメモリセルを有す
るダイナミックメモリは、たとえば、FIFO(Fir
st In First Out)メモリとして用いら
れる場合がある。
【0003】図22は、従来のFIFOメモリの構成を
示すブロック図である。図22を参照して、このFIF
Oメモリは、メモリセルアレイ1、書込用行ポインタ
2、読出用行ポインタ3、入力回路4および出力回路6
を含む。メモリセルアレイ1は、複数行および複数列に
配列された複数のメモリセル10,10,…を含む。こ
れらのメモリセル10,10,…の各々は、3トランジ
スタ1容量型のものである。
【0004】メモリセルアレイ1の各行に対応して、書
込ワード線WWLi(0≦i≦10)および読出ワード
線RWL(0≦i≦10)が設けられる。メモリセルア
レイ1の各列に対応して、書込ビット線WBLi((0
≦j≦11)および読出ビット線RBLj((0≦j≦
11)が設けられる。
【0005】書込用行ポインタ2および入力回路4は、
データを書込むべきメモリセルを選択する。その場合の
メモリセルの選択は、書込用ポインタ2が活性化する書
込ワード線WWLiを選択し、入力回路4がデータを伝
達する書込ビット線WBLjを選択することにより行な
われる。
【0006】読出用行ポインタ3および出力回路6は、
データを読出すべきメモリセルを選択する。その場合の
メモリセルの選択は、読出用行ポインタ3が活性化する
読出ワード線RWLiを選択し、出力回路6がデータを
伝達する読出ビット線RBLjを選択することにより行
なわれる。
【0007】このような構成のFIFOメモリにおいて
は、書込まれたデータが、書込まれた順に読出される。
【0008】次に、図22のFIFOメモリにおけるメ
モリセルアレイ1の構成を詳細に説明する。図23は、
図22のFIFOメモリにおけるメモリセルアレイの詳
細な構成を示す回路図である。
【0009】図23を参照して、複数の書込ワード線W
WLiおよび複数の読出ワード線WRWLiと、複数の
下記ビット線WBLjおよび複数の読出ビット線RBL
jは、交差して配置される。
【0010】電源ノードN1は、電源電位Vddを受け
る。複数の読出ビット線RBLjは、それぞれ一端がプ
リチャージ用のトランジスタ15,15,…を介して電
源ノードN1に接続される。これらの読出ビット線RB
Ljは、それぞれ他端がインバータ60,60,…の入
力端子に接続される。
【0011】これらのワード線およびビット線の複数の
交点にメモリセル10,10,…がそれぞれ配置され
る。メモリセル10,10,…の各々は、3つのNチャ
ネルMOS型のトランジスタ11,12および13と、
1つのキャパシタ14とを含む。
【0012】1つのメモリセル10に注目すると、その
構成は次のようになっている。トランジスタ12は、ソ
ース電極が接地ノードN2に接続される。トランジスタ
12のゲート電極と、対応する列の書込ビット線WBL
jとの間にトランジスタ11が接続される。トランジス
タ11のゲート電極は、対応する行の書込ワード線WW
Liに接続される。このトランジスタ12のゲート電極
と、トランジスタ11との間のノードが、記憶ノードN
3である。
【0013】トランジスタ12のドレイン電極と、対応
する列の読出ビット線RBLjとの間にトランジスタ1
3が接続される。トランジスタ13のゲート電極は、対
応する行の読出ワード線RWLiに接続される。接地ノ
ードN2と、記憶ノードN3との間にキャパシタ14が
接続される。
【0014】次に、図23に示されたメモリセルアレイ
を参照しつつFIFOメモリの書込動作および読出動作
を説明する。
【0015】まず、書込動作を説明する。書込の場合
は、データを書込む行の書込ワード線の電位を“1”の
レベルにする。それに応答して、その行のメモリセル1
0におけるトランジスタ11がオンする。これにより、
書込ビット線WBLjに伝達された“1”または“0”
のレベルのデータがトランジスタ11を介してキャパシ
タ14に伝達される。この場合、記憶ノードN3が
“1”または“0”のレベルになる。
【0016】次に、読出動作を説明する。読出の前にお
いては、まずトランジスタ15,15,…を制御信号S
に応答してオンさせる。これにより、読出ビット線RW
Ljが“1”のレベルにプリチャージされる。そのプリ
チャージの後に、トランジスタ15,15,…をオフさ
せる。
【0017】そして、データを読出す行の読出ワード線
RWLiを“1”のレベルにする。それに応答してトラ
ンジスタ13がオンする。
【0018】その状態において、キャパシタ14に
“1”のレベルのデータが記憶されている場合には、ト
ランジスタ12がオン状態である。このため、読出ビッ
ト線RBLjがトランジスタ13および12を介して接
地ノードN2に接続される。これにより、読出ビット線
RBLjの電位が、接地電位Vssまで下げられる。そ
の結果、読出ビット線RBLjの電位が“0”のレベル
になる。
【0019】一方、トランジスタ13がオンした状態に
おいて、キャパシタ14に“0”のレベルのデータが記
憶されている場合には、トランジスタ12がオフ状態で
ある。このため、読出ビット線RBLjが接地ノードN
2と接続されない。その結果、読出ビット線RBLjの
電位は、“1”のレベルに保持される。
【0020】このように各読出ビット線RBLjに伝達
された電位のレベルは、各インバータ60で反転されて
出力される。したがって、各インバータ60から出力さ
れる信号の論理レベルは、各キャパシタ14に記憶され
ているデータの論理レベルと同じである。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のFIFOメモリには、動作上の問題がある。その問
題は、主に、次に示される第1〜第5の欠点から生じる
ものである。
【0022】図24は、従来のFIFOメモリの動作上
の問題を説明するためのメモリセルの回路図である。こ
の図24において、図23と共通する部分には同一の参
照符号を付し、その説明を省略する。
【0023】図24を参照して、記憶ノードN3と、各
信号線との間に結合容量が存在する。その結合容量の代
表例としては、記憶ノードN3と、読出ビット線RBL
jとの間の結合容量17がある。また、トランジスタ1
2のドレイン電極と、ゲート電極との間に寄生容量13
が存在する。FIFOメモリは、その動作上の欠点とし
て、このような容量が存在することに起因する欠点を含
む。
【0024】第1〜第5の欠点をそれぞれ詳細に説明す
る。第1の欠点は、トランジスタ11がNチャネルMO
S型であるため、“1”のレベルをキャパシタ14に書
込む場合に、その際の書込ビット線WBLjの電位Vd
dからトランジスタ11のしきい値電圧Vthだけ低い
値の電位がキャパシタ14に伝達されることである。そ
の結果、書込ビット線WBLjの電位が電源電位Vdd
の場合でも、記憶ノードN3の電位がVdd−Vthと
なる。
【0025】第2の欠点は、トランジスタ11におい
て、ソース電極がバックゲート電極よりも高い電位とな
るので、基板効果が作用することである。その結果、書
込ビット線WBLjからトランジスタ11を介してキャ
パシタ14に伝達される電位は、前述の第1の欠点よる
電位低下に加えて、さらに低くなる。具体的には、たと
えば、電源電位Vddが3Vの場合、記憶ノードN3の
電位が1.5V程度となる。
【0026】第3の欠点は、図24に示される、記憶ノ
ードN3と、各信号線との間の結合容量17等の結合容
量を介した信号干渉によって、記憶ノードN3の電位が
上昇または下降する(たとえば0.1V程度)ことであ
る。
【0027】第4の欠点は、図24に示される寄生容量
18を介した信号干渉によって記憶ノードN3の電位が
上昇または下降(たとえば0.1V程度)するというこ
とである。
【0028】第5の欠点は、キャパシタ14に蓄積され
ている電荷がリークし、“1”のレベルの記憶ノードN
3の電位が低下することである。
【0029】従来のFIFOメモリにおいては、このよ
うな第1〜第5の欠点に起因して、次のような解決すべ
き問題が生じる。
【0030】すなわち、メモリセル10に“1”のレベ
ルのデータを記憶した場合には、前述の第1〜第5の欠
点に基づく記憶電位(記憶ノードN3の電位)の低下が
生じる。このため、読出時にトランジスタ12を流れる
電流値が減少する。その結果、読出速度が低下するとい
う問題が生じる。
【0031】一方、メモリセル10に“0”のレベルの
データを記憶した場合には、前述の第3および第4の欠
点に基づく記憶電位の上昇が生じる。このため、読出時
においてトランジスタ12に微小な電流が流れる。その
結果、読出ビット線RBLjが“1”を保持することが
できず、誤動作が起きるという問題が生じる。
【0032】これらの2つの問題は、キャパシタ14の
容量値を大きくすることおよびトランジスタ12のサイ
ズ(駆動能力)を大きくすることによって抑制すること
が可能であると考えられる。しかし、そのようにする場
合は、メモリのチップ面積が大きくなるという問題があ
る。したがって、そのような解決案は妥当なものではな
い。
【0033】また、このようなFIFOメモリは、ロジ
ック回路と同一のチップ上に集積して使用する、いわゆ
る専用メモリとして使用されることが多い。その場合、
必要となるワード数およびビット数はアプリケーション
によって様々である。
【0034】そのため、図23に示されるような従来の
構成によって、前述のように容量値およびトランジスタ
のサイズを変更したメモリを提供しようとする場合に
は、アプリケーションに応じて、容量値およびトランジ
スタのサイズを変更しなければならない。このため、そ
のような場合には、メモリの開発についての負荷が大き
いという問題もある。
【0035】この発明は以上のような問題を解決するた
めになされたものである。この発明の目的は、チップ面
積の増加を抑制しつつ読出速度を高速化することが可能
なダイナミックメモリを提供することである。
【0036】この発明の他の目的は、チップ面積の増加
を抑制しつつ読出動作を安定化することが可能なダイナ
ミックメモリを提供することである。
【0037】この発明のその他の目的は、チップ面積の
増加を抑制しつつ読出速度を高速化し、かつ、読出動作
を安定化することが可能なダイナミックメモリを提供す
ることである。
【0038】この発明のその他の目的は、仕様に応じ
て、消費電力を最適化することが可能なダイナミックメ
モリを提供することである。
【0039】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、ダイナミックメモリであって、複数のメモリセル、
少なくとも1つのダミーメモリセル、少なくとも1つの
書込ビット線、少なくとも1つのダミー情報供給手段、
少なくとも1つの読出ビット線および少なくとも1つの
比較手段を備える。
【0040】複数のメモリセルは、少なくとも1列に配
列され、情報が書込まれる。少なくとも1つのダミーメ
モリセルは、ダミーの情報が書込まれる。
【0041】少なくとも1つの書込ビット線は、複数の
メモリセルに選択的に書込むための第1または第2のレ
ベルの情報を供給する。少なくとも1つのダミー情報供
給手段は、第1および第2のレベルの間の第3のレベル
であり、ダミーメモリセルに書込むためのダミーの情報
を固定的に供給する。
【0042】少なくとも1つの読出ビット線は、複数の
メモリセルから選択的に読出された情報に応じた電位が
伝達される。ダミー読出ビット線は、ダミーメモリセル
から読出された情報に応じた電位が伝達される。
【0043】複数のメモリセルおよびダミーメモリセル
の各セルは、キャパシタおよび第1〜第3のトランジス
タを含む。
【0044】キャパシタは、情報を蓄積するためのもの
である。第1のトランジスタは、書込時に、対応する書
込ビット線またはダミー情報供給手段から供給される情
報をキャパシタに伝達する。第2のトランジスタは、キ
ャパシタに蓄積された情報のレベルに応じた電位を供給
する。第3のトランジスタは、読出時に、第2のトラン
ジスタから供給される電位を対応する読出ビット線また
はダミー読出ビット線に伝達する。
【0045】少なくとも1つの比較手段は、読出ビット
線の電位と、ダミー読出ビット線の電位とを比較し、そ
の比較結果に基づいて、複数のメモリセルから選択的に
読出された情報のレベルを示す信号を出力する。
【0046】請求項2に記載の本発明は、ダイナミック
メモリであって、複数のメモリセル、少なくとも1つの
ダミーメモリセル、少なくとも1つの書込ビット線、少
なくとも1つのダミー情報供給手段、少なくとも1つの
読出ビット線、ダミー読出ビット線、容量手段および比
較手段を備える。
【0047】複数のメモリセルは、少なくとも1列に配
列され、情報が書込まれる。少なくとも1つのダミーメ
モリセルは、ダミーの情報が書込まれる。
【0048】少なくとも1つの書込ビット線は、複数の
メモリセルに選択的に書込むための第1または第2のレ
ベルの情報を供給する。少なくとも1つのダミー情報供
給手段は、ダミーメモリセルに書込むためのダミーの情
報を固定的に供給する。
【0049】少なくとも1つの読出ビット線は、複数の
メモリセルから選択的に読出された情報に応じた電位が
伝達される。ダミー読出ビット線は、ダミーメモリセル
から読出された情報に応じた電位が伝達される。容量手
段は、ダミー読出ビット線に接続され、読出時に、その
ダミー読出ビット線の電位を、読出ビット線に伝達され
る第1または第2のレベルの情報に応じた2つのレベル
の電位の間のレベルにする。
【0050】複数のメモリセルおよびダミーメモリセル
の各セルは、キャパシタと、第1〜第3のトランジスタ
とを含む。
【0051】キャパシタは、情報を蓄積するためのもの
である。第1のトランジスタは、書込時に、対応する書
込ビット線またはダミー情報供給手段から供給される情
報をキャパシタに伝達する。第2のトランジスタは、キ
ャパシタに蓄積された情報のレベルに応じた電位を供給
する。第3のトランジスタは、読出時に、第2のトラン
ジスタから供給される電位を対応する読出ビット線また
はダミー読出ビット線に伝達する。
【0052】少なくとも1つの比較手段は、読出ビット
線の電位と、ダミー読出ビット線の電位とを比較し、そ
の比較結果に基づいて、複数のメモリセルから選択的に
読出された情報のレベルを示す信号を出力する。
【0053】請求項3に記載の本発明は、請求項2に記
載の発明において、容量手段が、ダミーメモリセルに1
対1の対応でダミーメモリセルと同じ数設けられる。
【0054】請求項4に記載の本発明は、請求項1また
は2に記載の発明において、少なくとも1つの第1の電
位固定手段、少なくとも1つの制御信号発生手段、第2
の電位固定手段をさらに備える。
【0055】少なくとも1つの第1の電位固定手段は、
ダミー読出ビット線の電位が、読出ビット線の最低電位
よりも高い電位である第1の所定電位よりも低い場合
に、そのダミー読出ビット線の電位を第1の電位に固定
する。
【0056】少なくとも1つの制御信号発生手段は、比
較手段の出力信号と、読出ビット線の電位を固定するタ
イミングを規定する所定のクロック信号とを受け、その
クロック信号に応答して、比較手段の出力信号を、読出
ビット線の電位を固定するための制御信号として発生す
る。
【0057】少なくとも1つの第2の電位固定手段は、
制御信号発生手段の制御信号が、読出ビット線の電位が
ダミー読出ビット線の電位よりも高いことを示している
場合に、その制御信号に応答して、読出ビット線の電位
を第1の所定電位よりも高い第2の所定電位に固定す
る。
【0058】請求項5に記載の本発明は、請求項1また
は2に記載の発明において、少なくとも1つの第1の電
位固定手段、少なくとも1つの制御信号発生手段および
第2の電位固定手段をさらに備える。
【0059】少なくとも1つの第1の電位固定手段は、
ダミー読出ビット線の電位が、読出ビット線の最低電位
よりも高い電位である第1の所定電位よりも低い場合
に、そのダミー読出ビット線の電位を第1の所定電位に
固定する。
【0060】少なくとも1つの制御信号発生手段は、読
出ビット線の電位およびダミー読出ビット線の電位を比
較し、その比較結果に応じて読出ビット線の電位を固定
するための制御信号を発生する。
【0061】その制御信号発生手段は、ダイオード手段
および比較出力手段を含む。ダイオード手段は、第1の
所定レベルよりも低い電位を供給する。比較出力手段
は、ダイオード手段を介した読出ビット線の電位である
第1の電位と、ダミー読出ビット線の電位である第2の
電位とを比較し、その第1の電位が第2の電位よりも高
い場合に第2の所定レベルになる信号を制御信号として
出力する。
【0062】少なくとも1つの第2の電位固定手段は、
制御信号発生手段の制御信号が第2の所定レベルである
場合に、読出ビット線の電位を第1の所定電位よりも高
い第2の所定電位に固定する。
【0063】請求項6に記載の本発明は、ダイナミック
メモリであって、複数のメモリセル、複数のダミーメモ
リセル、複数の書込ビット線、ダミー情報供給手段、複
数の読出ビット線、複数のダミー読出ビット線および比
較手段を備える。
【0064】複数のメモリセルは、複数列に配列され、
情報が書込まれる。複数のダミーメモリセルは、複数列
の複数のメモリセルのうちの所定の複数列ごとに少なく
とも1列が対応する態様で複数列設けられ、ダミーの情
報が書込まれる。
【0065】複数の書込ビット線は、複数のメモリセル
の列のそれぞれに対応して設けられ、各々が、対応する
列のメモリセルに書込むための第1または第2のレベル
の情報を供給する。ダミー情報供給手段は、複数のダミ
ーメモリセルのそれぞれに書込むためのダミーの情報を
固定的に供給する。
【0066】複数の読出ビット線は、複数のメモリセル
の列のそれぞれに対応して設けられ、各々に、対応する
列のメモリセルから読出された情報に応じた電位が伝達
される。複数のダミー読出ビット線は、複数のダミーメ
モリセルの列のそれぞれに対応して設けられ、各々に、
対応する列のダミーメモリセルから読出された情報に応
じた電位が伝達される。
【0067】複数のメモリセルおよび複数のダミーメモ
リセルの各セルは、キャパシタと、第1〜第3のトラン
ジスタとを含む。キャパシタは、情報を蓄積するための
のもである。第1のトランジスタは、書込時に、対応す
る書込ビット線またはダミー情報供給手段から供給され
る情報をキャパシタに伝達する。第2のトランジスタ
は、キャパシタに蓄積された情報のレベルに応じた電位
を供給する。第3のトランジスタは、読出時に、第2の
トランジスタから供給される電位を対応する読出ビット
線またはダミー読出ビット線に伝達する。
【0068】複数の比較手段は、複数のメモリセルの列
のそれぞれに対応して設けられ、各々が、対応する読出
ビット線の電位を受ける第1の入力ノードと、その読出
ビット線に対応するダミー読出ビット線の電位を受ける
第2の入力ノードとを有し、それらの入力ノードが受け
る電位を比較し、その比較結果に基づいて、対応する列
のメモリセルから読出された情報のレベルを示す信号を
出力する。
【0069】そして、読出時に、1つのダミー読出ビッ
ト線の電位を、1つの読出ビット線に第1または第2の
レベルの情報に応じて伝達される2つのレベルの電位の
間の電位にするために、1つのダミー読出ビット線に関
連する複数の比較手段の第2の入力ノードの入力容量値
の総計が、1つの読出ビット線に関連する1つの比較手
段の第1の入力ノードの入力容量値よりも大きくされて
いる。
【0070】請求項7に記載の本発明は、請求項6に記
載の発明において、複数の第1の電位固定手段、複数の
制御信号発生手段および複数の第2の電位固定手段をさ
らに備える。
【0071】複数の第1の電位固定手段は、複数のダミ
ー読出ビット線のそれぞれに対応して設けられ、各々
が、対応するダミー読出ビット線の電位が、1つの読出
ビット線の最低電位よりも高い電位である第1の所定電
位よりも低い場合に、そのダミー読出ビット線の電位を
第1の所定電位に固定する。
【0072】複数の制御信号発生手段は、複数の比較手
段のそれぞれに対応して設けられ、各々が、対応する比
較手段の出力信号と、読出ビット線の電位を固定するタ
イミングを規定する所定のクロック信号とを受け、その
クロック信号に応答して、対応する比較手段の出力信号
を、対応する読出ビット線の電位を固定するための制御
信号として発生する。
【0073】複数の第2の電位固定手段は、複数の制御
信号発生手段のそれぞれに対応して設けられ、各々が、
対応する制御信号発生手段の制御信号が、対応する読出
ビット線の電位が、対応するダミー読出ビット線の電位
よりも高いことを示している場合に、その制御信号発生
手段の制御信号に応答して、対応する読出ビット線の電
位を第1の所定電位よりも高い第2の所定電位に固定す
る。
【0074】請求項8に記載の本発明は、請求項6に記
載の発明において、複数の第1の電位固定手段、複数の
制御信号発生手段および複数の第2の電位固定手段をさ
らに備える。
【0075】複数の第1の電位固定手段は、複数のダミ
ー読出ビット線のそれぞれに対応して設けられ、各々
が、対応するダミー読出ビット線の電位が、対応する読
出ビット線の最低電位よりも高い電位である第1の所定
電位よりも低い場合に、そのダミー読出ビット線の電位
を第1の所定電位に固定する。
【0076】複数の制御信号発生手段は、電位が比較さ
れる読出ビット線およびダミー読出ビット線の複数の組
のそれぞれに対応して設けられ、対応する読出ビット線
の電位および対応するダミー読出ビット線の電位を比較
し、その比較結果に応じて、対応する読出ビット線の電
位を固定するための制御信号を発生する。その複数の制
御信号発生手段の各々は、ダイオード手段および比較出
力手段を含む。ダイオード手段は、対応する読出ビット
線に接続され、その読出ビット線の電位よりも第1の所
定レベル低い電位を供給する。
【0077】比較出力手段は、ダイオード手段を介した
読出ビット線の電位である第1の電位と、ダミー読出ビ
ット線の電位である第2の電位とを比較し、第1の電位
が第2の電位よりも高い場合に第2の所定レベルになる
電位を制御信号として出力する。
【0078】複数の第2の電位固定手段は、複数の読出
ビット線のそれぞれに対応して設けられ、各々が、対応
する制御信号発生手段の制御信号が第2の所定レベルで
ある場合に、対応する読出ビット線の電位を第1の所定
電位よりも高い第2の所定電位に固定する。
【0079】請求項9に記載の本発明は、ダイナミック
メモリであって、複数のメモリセル、少なくとも1つの
ダミーメモリセル、少なくとも1つの書込ビット線、少
なくとも1つのダミー情報供給手段、少なくとも1つの
読出ビット線、ダミー読出ビット線、電源ノード、第1
の負荷抵抗手段、第2の負荷抵抗手段および比較手段を
備える。
【0080】複数のメモリセルは、少なくとも1列に配
列され、情報が書込まれる。少なくとも1つのダミーメ
モリセルは、ダミーの情報が書込まれる。
【0081】少なくとも1つの書込ビット線は、複数の
メモリセルに選択的に書込むための第1または第2のレ
ベルの情報を供給する。少なくとも1つのダミー情報供
給手段は、ダミーメモリセルに書込むためのダミーの情
報を固定的に供給する。
【0082】少なくとも1つの読出ビット線は、複数の
メモリセルから選択的に読出された情報に応じた電位が
伝達される。ダミー読出ビット線は、ダミーメモリセル
から読出された情報に応じた電位が伝達される。
【0083】複数のメモリセルおよびダミーメモリセル
の各セルは、キャパシタと、第1〜第3のトランジスタ
とを含む。キャパシタは、情報を蓄積するためのもので
ある。第1のトランジスタは、書込時に、対応する書込
ビット線またはダミー情報供給手段から供給される情報
をキャパシタに伝達する。第2のトランジスタは、キャ
パシタに蓄積された情報のレベルに応じた電位を供給す
る。第3のトランジスタは、読出時に、第2のトランジ
スタから供給される電位を対応する読出ビット線または
ダミー読出ビット線に伝達する。
【0084】電源ノードは、電源電位を受ける。第1の
負荷抵抗手段は、電源ノードと、読出ビット線との間に
接続され、第1の抵抗値を有する。第2の負荷抵抗手段
は、電源ノードと、ダミー読出ビット線との間に接続さ
れ、第1の抵抗値よりも小さい第2の抵抗値を有する。
【0085】比較手段は、読出ビット線の電位と、ダミ
ー読出ビット線の電位とを比較し、その比較結果に基づ
いて、複数のメモリセルから選択的に読出された情報の
レベルを示す信号を出力する。
【0086】請求項10に記載の本発明は、請求項9に
記載の発明において、電源ノードと、読出ビット線との
間に、第1の負荷抵抗手段と並列に接続され、所定のタ
イミングで読出ビット線の電位のプルアップを行なうプ
ルアップ手段をさらに備える。
【0087】請求項11に記載の本発明は、ダイナミッ
クメモリであって、複数のメモリセル、少なくとも1つ
の書込ビット線、少なくとも1つの読出ビット線、少な
くとも1つのダミー読出ビット線および少なくとも1つ
の比較手段を備える。
【0088】複数のメモリセルは、少なくとも1列に配
列され、情報が書込まれる。少なくとも1つの書込ビッ
ト線は、複数のメモリセルに書込むための第1または第
2のレベルの情報を供給する。
【0089】少なくとも1つの読出ビット線は、複数の
メモリセルから読出された情報に応じた電位が伝達され
る。少なくとも1つのダミー読出ビット線は、読出ビッ
ト線に伝達される第1または第2のレベルの情報に応じ
た2つのレベルの電位の間のレベルに、その電位が設定
される。
【0090】複数のメモリセルの各セルは、キャパシタ
および第1〜第3のトランジスタを含む。
【0091】キャパシタは、情報を蓄積するためのもの
である。第1のトランジスタは、書込時に、対応する書
込ビット線から供給される情報をキャパシタに伝達す
る。第2のトランジスタは、キャパシタに蓄積された情
報のレベルに応じた電位を供給する。第3のトランジス
タは、読出時に第2のトランジスタから供給される電位
を対応する読出ビット線に伝達する。
【0092】少なくとも1つの比較手段は、読出ビット
線の電位と、ダミー読出ビット線の電位とを比較し、そ
の比較結果に基づいて、複数のメモリセルから読出され
た情報のレベルを示す信号を出力する。
【0093】請求項12に記載の本発明は、請求項11
に記載の発明において、入力手段および第1の電圧発生
手段を備える。
【0094】入力手段は、外部から電圧信号を受ける。
第1の電圧発生手段は、比較手段を制御するための第1
の電圧を、外部からの電圧信号に応じて発生する。
【0095】比較手段は、第1の電圧発生手段からの第
1の電圧の大きさに応じて、比較手段の消費電流を決定
する。
【0096】請求項13に記載の本発明では、請求項1
2に記載の発明において、入力手段は、1つの入力端子
である。外部からの電圧信号は、アナログ信号である。
【0097】請求項14に記載の本発明では、請求項1
3に記載の発明において、第1の電圧発生手段は、アナ
ログ信号に応じて、比較手段に印加する第1の電圧の大
きさを決定するトランジスタを含む。第1の電圧の大き
さを決定するトランジスタは、その制御電極にアナログ
信号を受ける。
【0098】請求項15に記載の本発明では、請求項1
2に記載の発明において、入力手段は、複数の入力端子
を含む。外部からの電圧信号は、デジタルコードであ
る。
【0099】請求項16に記載の本発明では、請求項1
5に記載の発明において、第1の電圧発生手段は、デジ
タルコードに応じた第2の電圧を発生する第2の電圧発
生手段を含む。第2の電圧発生手段は、デジタルコード
に応じた第2の電圧の大きさにより第1の電圧の大きさ
を制御する。
【0100】請求項17に記載の本発明では、請求項1
6に記載の発明において、第1の電圧発生手段は、第3
の電圧発生手段および第1の電圧の大きさを決定するト
ランジスタを含む。第3の電圧発生手段は、一定であ
る、第3の電圧を発生する。第1の電圧の大きさを決定
するトランジスタは、第2の電圧および第3の電圧を、
その制御電極に受け、第2の電圧および第3の電圧の大
きさに応じて、比較手段に印加する第1の電圧の大きさ
を決定する。
【0101】複数の入力端子は、2つ設けられている。
デジタルコードは、2ビットである。
【0102】第2の電圧発生手段は、第4の電圧発生手
段および第5の電圧発生手段を含む。第4の電圧発生手
段は、デジタルコードの一方のビットの情報に応じて、
第4の電圧を発生する。第5の電圧発生手段は、デジタ
ルコードの他方のビットの情報に応じて、第5の電圧を
発生する。
【0103】第4の電圧発生手段と第5の電圧発生手段
とは、出力ノードを共通にし、共通の出力ノードの電位
を第2の電圧としている。
【0104】請求項18に記載の本発明は、請求項1、
2、6、9または11に記載の発明において、複数のメ
モリセルに書込まれた情報が、書込まれた順に読出され
る。
【0105】請求項19に記載の本発明は、請求項1、
2、6、9または11に記載の発明において、複数のメ
モリセルに書込まれた情報が、ランダムに読出される。
【0106】請求項20に記載の本発明は、ダイナミッ
クメモリであって、参照電位発生手段、電位取出手段、
複数のメモリセル、複数のダミーメモリセル、少なくと
も1つの読出ビット線、複数のダミー読出ビット線、比
較手段および変換手段を備える。
【0107】参照電位発生手段は、4種類以上のレベル
の複数の第1の参照電位と、第1の参照電位における近
接するレベルのそれぞれの中間レベルの複数の第2の参
照電位とを発生する。電位取出手段は、参照電位発生手
段で発生された複数の第1の参照電位を選択的に取出
す。
【0108】複数のメモリセルは、少なくとも1列に配
列され、電位取出手段で取出された第1の参照電位の情
報が書込まれる。複数のダミーメモリセルは、少なくと
も第2の参照電位の数と同数設けられ、複数の第2の参
照電位の各々の情報がそれぞれに書込まれる。
【0109】第1の読出ビット線は、複数のメモリセル
から選択的に読出された情報に応じた電位が伝達され
る。複数のダミー読出ビット線は、複数のダミーメモリ
セルのそれぞれに対応して設けられ、各々に、対応する
ダミーメモリセルから読出された情報に応じた電位が伝
達される。
【0110】複数のメモリセルおよび複数のダミーメモ
リセルの各セルは、キャパシタと、第1〜第3のトラン
ジスタとを含む。キャパシタは、情報を蓄積するための
ものである。第1のトランジスタは、書込時に、対応す
る書込ビット線またはダミー情報供給手段から供給され
る情報をキャパシタに伝達する。第2のトランジスタ
は、キャパシタに蓄積された情報のレベルに応じた電位
を供給する。第3のトランジスタは、読出時に、第2の
トランジスタから供給される電位を対応する読出ビット
線またはダミー読出ビット線に伝達する。
【0111】比較手段は、読出ビット線の電位と、複数
のダミー読出ビット線の電位のそれぞれの電位とを比較
する。変換手段は、比較手段の比較結果を、複数のメモ
リセルから選択的に読出された情報のレベルを示す情報
に変換し、その信号を出力する。
【0112】請求項21に記載の本発明は、請求項20
に記載の発明において、複数のメモリセルに書込まれた
情報が、書込まれた順に読出される。
【0113】請求項22に記載の本発明は、請求項20
に記載の発明において、複数のメモリセルに書込まれた
情報が、ランダムに読出される。
【0114】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、複数のメモ
リセルには、書込ビット線から第1または第2のレベル
の情報が書込まれる。ダミーメモリセルには、ダミー情
報供給手段から第3のレベルのダミーの情報が固定的に
書込まれる。複数のメモリセルおよびダミーメモリセル
の各セルは、3つのトランジスタおよび1つのキャパシ
タを含み、そのキャパシタに情報が蓄積される。
【0115】複数のメモリセルから読出ビット線には、
第1または第2のレベルの情報に応じた電位が選択的に
伝達される。ダミーメモリセルからダミー読出ビット線
には、第3のレベルのダミーの情報に応じた電位が伝達
される。
【0116】ダミーメモリセルに書込まれる第3のレベ
ルは、メモリセルに書込まれる第1および第2のレベル
の間のレベルである。このため、ダミー読出ビット線に
伝達される電位は、読出ビット線に伝達され得る2つの
レベルの電位の間の電位となる。
【0117】比較手段によって、ダミー読出ビット線の
電位と、読出ビット線の電位とが比較される。比較手段
によって比較されるダミー読出ビット線の電位は、読出
ビット線の電位の振幅の中間のレベルである。このた
め、比較手段は、ダミー読出ビット線の電位を基準レベ
ルとして読出ビット線の電位の高低を判別することによ
り、メモリセルから読出された情報のレベルを示す信号
を出力し得る。
【0118】このように、ダミー読出ビット線の電位
と、読出ビット線の電位との比較結果に基づいて、メモ
リセルから読出された情報のレベルを示すことが可能で
あるため、読出速度が高速化されるとともに、読出動作
が安定化される。さらに、このように読出速度が高速化
されることにより、読出速度の高速化の実現のためにチ
ップ面積を大きくする必要がないため、チップ面積の増
加が抑制される。
【0119】請求項2に記載の本発明によれば、複数の
メモリセルには、書込ビット線を介して第1または第2
のレベルの情報が書込まれる。ダミーメモリセルには、
ダミー情報供給手段を介してダミーの情報が固定的に書
込まれる。複数のメモリセルおよびダミーメモリセルの
各セルは、3つのトランジスタおよび1つのキャパシタ
を含み、そのキャパシタに情報が蓄積される。
【0120】複数のメモリセルから読出ビット線には、
第1または第2のレベルの情報に応じた電位が選択的に
伝達される。ダミーメモリセルからダミー読出ビット線
には、ダミーの情報に応じた電位が選択的に伝達され
る。
【0121】ダミー読出ビット線には、容量手段が接続
されている。その容量手段によって、ダミー読出ビット
線の電位が、メモリセルに書込まれる第1および第2の
レベルの間のレベルにされる。このため、ダミー読出ビ
ット線の電位は、読出ビット線に伝達され得る2つのレ
ベルの電位の間の電位となる。
【0122】比較手段によって、ダミー読出ビット線の
電位と、読出ビット線の電位とが比較される。比較手段
によって比較されるダミー読出ビット線の電位は、読出
ビット線の電位の振幅の中間のレベルである。このた
め、比較手段は、ダミー読出ビット線の電位を基準レベ
ルとして読出ビット線の電位の高低を判別することによ
りメモリセルから読出された情報のレベルを示す信号を
出力し得る。
【0123】このように、ダミー読出ビット線の電位
と、読出ビット線の電位との比較結果に基づいて、メモ
リセルから読出された情報のレベルを示すことが可能で
あるため、読出速度が高速化されるとともに、読出動作
が安定化される。さらに、このように読出動作が高速化
されることにより、読出動作の高速化の実現のためにチ
ップ面積を大きくする必要がないため、チップ面積の増
加が抑制される。
【0124】請求項3に記載の本発明によれば、ダミー
メモリセルに1対1の対応で容量手段がメモリセルと同
じ数だけ設けられるため、その容量手段により、読出時
に、ダミー読出ビット線の電位が、読出ビット線に伝達
される2つのレベルの間のレベルにされる。したがっ
て、読出速度が高速化されるとともに、読出動作が安定
化される。さらに、読出速度が高速化されることによ
り、アクセスの高速化の実現のためにチップ面積を大き
くする必要がないため、チップ面積の増加が抑制され
る。
【0125】請求項4に記載の本発明によれば、読出時
に、ダミー読出ビット線の電位が、第1の所定電位より
も低くなると、ダミー読出ビット線の電位が第1の電位
固定手段によって第1の所定電位に固定される。したが
って、ダミー読出ビット線の電位は、読出ビット線の最
低電位よりも高い電位に固定される。
【0126】制御信号発生手段では、クロック信号で規
定されるタイミングで制御信号を発生する。その制御信
号は、比較手段の出力信号である。読出時において読出
ビット線の電位がダミー読出ビット線の電位よりも高い
場合は、その制御信号に応答して、第2の電位固定手段
によって読出ビット線の電位が第2の所定電位に固定さ
れる。第2の所定電位は第1の所定電位よりも高い。し
たがって、ダミー読出ビット線の電位は、読出ビット線
の固定電位よりも高い電位に固定される。
【0127】したがって、ダイナミックメモリが低速で
動作する場合でも、読出ビット線の電位と、ダミー読出
ビット線の電位との間には電位差が生じる。このため、
ダイナミックメモリが低速で動作する場合においても、
比較手段においてメモリセルから読出された情報を判別
することができる。その結果、読出動作が安定化する。
【0128】請求項5に記載の本発明によれば、読出時
に、ダミー読出ビット線の電位が、第1の所定電位より
も低くなると、ダミー読出ビット線の電位が第1の電位
固定手段によって第1の所定電位に固定される。したが
って、ダミー読出ビット線の電位は、読出ビット線の最
低電位よりも高い電位に固定される。
【0129】制御信号発生手段では、ダイオード手段に
よって第1の所定レベルだけ低くなった読出ビット線の
電位がダミー読出ビット線の電位よりも高い場合に、第
2の所定レベルになる制御信号を発生する。このため、
読出時に読出ビット線の電位が下がっていくと、その電
位を固定するために制御信号が第2の所定レベルにな
る。
【0130】その制御信号に応答して、第2の電位固定
手段によって読出ビット線の電位が第2の所定電位に固
定される。第2の所定電位は第1の所定電位よりも高
い。したがって、ダミー読出ビット線の電位は、読出ビ
ット線の電位がダミー読出ビット線の電位よりも高い読
出状態において、自動的にダミー読出ビット線の固定電
位よりも高い電位に固定される。
【0131】したがって、ダイナミックメモリが低速で
動作する場合でも、読出ビット線の電位と、ダミー読出
ビット線の電位との間には、電位差が生じる。このた
め、ダイナミックメモリが低速で動作する場合において
も、比較手段においてメモリセルから読出された情報を
判別することができる。その結果、読出動作が安定化す
る。
【0132】請求項6に記載の本発明によれば、ダミー
セルが、メモリセルの所定の複数列ごとに1列が対応す
るように複数列設けられる。複数のメモリセルには、書
込ビット線から第1または第2のレベルの情報が書込ま
れる。複数のダミーメモリセルには、ダミー情報供給手
段からダミーの情報が固定的に書込まれる。複数のメモ
リセルおよび複数のダミーメモリセルの各セルは、3つ
のトランジスタおよび1つのキャパシタを含み、そのキ
ャパシタに情報が蓄積される。
【0133】複数のメモリセルから対応する読出ビット
線には、第1または第2のレベルの情報に応じた電位が
選択的に伝達される。複数のダミーメモリセルから対応
するダミー読出ビット線には、ダミーの情報に応じた電
位が伝達される。
【0134】複数の比較手段によって、対応する読出ビ
ット線およびダミー読出ビット線の電位が比較される。
1つのダミー読出ビット線に関連する複数の比較手段の
それぞれの第2の入力ノードの容量値の総計が、1つの
読出ビット線に関連する1つの比較手段の第1の入力ノ
ードの入力容量値よりも大きくされている。
【0135】このため、対応する読出ビット線およびダ
ミー読出ビット線において、ダミー読出ビット線の方が
容量値が大きいので、比較手段によって比較されるダミ
ー読出ビット線の電位は、読出ビット線の電位の振幅の
中間のレベルになる。これにより、各比較手段は、ダミ
ー読出ビット線の電位を基準レベルとして読出ビット線
の電位の高低を判別することによりメモリセルから読出
された情報のレベルを示す信号を出力し得る。
【0136】このように、ダミー読出ビット線の電位
と、読出ビット線の電位との比較結果に基づいて、メモ
リセルから読出された情報のレベルを示すことが可能で
あるため、読出速度が高速化されるとともに、読出動作
が安定化される。さらに、このように読出速度が高速化
されることにより、読出速度の高速化の実現のためにチ
ップ面積を大きくする必要がないため、チップ面積の増
加が抑制される。
【0137】請求項7に記載の本発明によれば、読出時
に、各ダミー読出ビット線の電位は、第1の所定電位よ
りも低くなると、対応する第1の電位固定手段によって
第1の所定電位に固定される。したがって、各ダミー読
出ビット線の電位は、対応する読出ビット線の最低電位
よりも高い電位に固定される。
【0138】各制御信号発生手段では、クロック信号で
規定されるタイミングで制御信号を発生する。その制御
信号は、対応する比較手段の出力信号である。
【0139】その制御信号に応答して、対応する第2の
電位固定手段によって対応する読出ビット線の電位が、
第2の所定電位に固定される。第2の所定電位は第1の
所定電位よりも高い。したがって、各読出ビット線の電
位は、その読出ビット線の電位がダミー読出ビット線の
電位よりも高い読出状態において、所定のタイミングで
ダミー読出ビット線の固定電位よりも高い電位に固定さ
れる。
【0140】したがって、ダイナミックメモリが低速で
動作する場合でも、読出ビット線の電位と、ダミー読出
ビット線の電位との間には、電位差が生じる。このた
め、ダイナミックメモリが低速で動作する場合において
も、比較手段においてメモリセルから読出された情報を
判別することができる。その結果、読出動作が安定化す
る。
【0141】請求項8に記載の本発明によれば、読出時
に各ダミー読出ビット線の電位は、第1の所定電位より
も低くなると、対応する第1の電位固定手段によって第
1の電位に固定される。したがって、各ダミー読出ビッ
ト線の電位は、対応する読出ビット線の最低電位よりも
高い電位に固定される。
【0142】各制御信号発生手段では、ダイオード手段
によって第1の所定レベルだけ低くなった対応する読出
ビット線の電位が、対応するダミー読出ビット線の電位
よりも高い場合に第2の所定レベルになる制御信号を発
生する。このため、読出時に、対応する読出ビット線の
電位が下がっていくと、その電位を固定するために制御
信号が第2の所定レベルになる。各読出ビット線の電位
は、対応する制御信号に応答して対応する第2の電位固
定手段によって第2の所定電位に固定される。
【0143】第2の所定電位は第1の所定電位よりも高
い。したがって、各読出ビット線の電位は、その読出ビ
ット線の電位が、対応するダミー読出ビット線の電位よ
りも高い読出状態において、自動的に対応するダミー読
出ビット線の固定電位よりも高い電位に固定される。
【0144】したがって、ダイナミックメモリが低速で
動作する場合でも、読出ビット線の電位と、ダミー読出
ビット線の電位との間には、電位差が生じる。このた
め、ダイナミックメモリが低速で動作する場合において
も、各比較手段において、対応するメモリセルから読出
された情報を判別することができる。その結果、読出動
作が安定化する。
【0145】請求項9に記載の本発明によれば、複数の
メモリセルには、書込ビット線を介して第1または第2
のレベルの情報が書込まれる。ダミーメモリセルには、
ダミー情報供給手段を介してダミーの情報が固定的に書
込まれる。複数のメモリセルおよびダミーメモリセルの
各セルは、3つのトランジスタおよび1つのキャパシタ
を含み、そのキャパシタに情報が蓄積される。
【0146】複数のメモリセルから読出ビット線には、
第1または第2のレベルの情報に応じた電位が選択的に
伝達される。ダミーメモリセルからダミー読出ビット線
には、ダミーの情報に応じた電位が選択的に伝達され
る。
【0147】第1の負荷抵抗手段が、電源ノードと読出
ビット線との間に接続されている。このため、その第1
の負荷抵抗手段の働きによって、読出時に、読出ビット
線の電位が最終的に固定される。
【0148】第2の負荷抵抗手段が、電源ノードとダミ
ー読出ビット線との間に接続されている。そのため、そ
の第2の負荷抵抗手段の働きによって、読出時に、ダミ
ー読出ビット線の電位が最終的に固定される。
【0149】第2の負荷抵抗手段の抵抗値が第1の負荷
抵抗手段の抵抗値よりも小さい。このため、読出ビット
線およびダミー読出ビット線の電位をともに下げていく
読出の場合においては、読出ビット線の固定電位が、ダ
ミー読出ビット線の固定電位よりも低い電位に固定され
る。
【0150】また、そのように電位をともに下げていく
中途においても、抵抗値の大小関係によって、読出ビッ
ト線の電位が、ダミー読出ビット線の電位よりも低くな
る。このため、ダミー読出ビット線の電位は、読出ビッ
ト線に伝達され得る2つのレベルの電位の間のレベルの
電位となる。
【0151】比較手段によって、ダミー読出ビット線の
電位と、読出ビット線の電位とが比較される。比較手段
によって比較されるダミー読出ビット線の電位は、読出
ビット線の電位の振幅の中間のレベルである。このた
め、比較手段は、ダミー読出ビット線の電位を基準レベ
ルとして読出ビット線の電位の高低を判別することによ
り、メモリセルから読出された情報のレベルを示す信号
を出力し得る。
【0152】このように、ダミー読出ビット線の電位
と、読出ビット線の電位との比較結果に基づいて、メモ
リセルから読出された情報のレベルを示すことが可能で
あるため、読出速度が高速化されるとともに、読出動作
が安定化される。さらに、このように読出速度が高速化
されることにより、読出速度の高速化の実現のためにチ
ップ面積を大きくする必要がないため、チップ面積の増
加が抑制される。
【0153】さらに、読出ビット線およびダミー読出ビ
ット線の電位がそれぞれ最終的に固定されるため、ダイ
ナミックメモリが低速で動作する場合でも、読出ビット
線の電位と、ダミー読出ビット線の電位との間には、電
位差が生じる。このため、ダイナミックメモリが低速で
動作する場合においても、比較手段においてメモリセル
から読出された情報を判別することができる。その結
果、読出動作がさらに安定化する。
【0154】請求項10に記載の本発明によれば、読出
ビット線に、第1の負荷抵抗手段と並列にプルアップ手
段が付加されている。このため、読出ビット線の電位の
上昇を高速で行なうことが可能である。
【0155】請求項11に記載の本発明によれば、複数
のメモリセルには、書込ビット線から第1または第2の
レベルの情報が書込まれる。複数のメモリセルの各セル
は、3つのトランジスタおよび1つのキャパシタを含
み、そのキャパシタに情報が蓄積される。
【0156】複数のメモリセルから読出ビット線には、
第1または第2のレベルに情報に応じた電位が伝達され
る。ダミー読出ビット線の電位は、読出ビット線に伝達
され得る2つのレベルの電位の間の電位になるように設
定される。
【0157】比較手段によって、ダミー読出ビット線の
電位と、読出ビット線の電位とが比較される。比較手段
によって比較されるダミー読出ビット線の電位は、読出
ビット線の電位の振幅の中間のレベルである。このた
め、比較手段は、ダミー読出ビット線の電位を基準レベ
ルとして読出ビット線の電位の高低を判別することによ
り、メモリセルから読出された情報のレベルを示す信号
を出力し得る。
【0158】このように、ダミー読出ビット線の電位
と、読出ビット線の電位との比較結果に基づいて、メモ
リセルから読出された情報のレベルを示すことが可能で
あるため、読出速度が高速化されるとともに、読出動作
が安定化される。さらに、このように読出速度が高速化
されることにより、読出速度の高速化の実現のためにチ
ップ面積を大きくする必要がないため、チップ面積の増
加が抑制される。
【0159】請求項12記載の本発明によれば、第1の
電圧発生手段は、比較手段を制御するための第1の電圧
を入力手段から伝達される外部からの電圧信号に応じて
発生する。比較手段は、第1の電圧発生手段からの第1
の電圧の大きさに応じて、自己の消費電流を決定する。
【0160】このように、外部からの電圧信号により、
比較手段の消費電流を制御できるため、ダイナミックメ
モリの仕様に応じて、比較手段の速度が最適化でき、ひ
いては、消費電力が最適化できる。
【0161】請求項13に記載の本発明によれば、1つ
の入力端子から入力される外部からのアナログ信号によ
り、比較手段の消費電流を制御できる。
【0162】請求項14に記載の本発明によれば、第1
の電圧発生手段は、第1の電圧の大きさを決定するトラ
ンジスタを含み、第1の電圧を決定するトランジスタ
は、その制御電極に、外部から入力されるアナログ信号
の大きさにより、比較手段に印加する第1の電圧の大き
さを決定し、比較手段の消費電流を制御する。
【0163】請求項15に記載の本発明によれば、複数
の入力端子から入力される外部からのデジタルコードに
より比較手段の消費電流を制御できる。
【0164】請項16に記載の本発明によれば、第1の
電圧発生手段は、第2の電圧発生手段を含み、第2の電
圧発生手段は、外部からのデジタルコードに応じた、第
2の電圧の大きさにより、比較手段に印加する第1の電
圧の大きさを制御し、比較手段の消費電流の大きさを制
御する。
【0165】請求項17に記載の本発明によれば、第1
の電圧発生手段に含まれる第3の電圧発生手段は、一定
である、第3の電圧を発生する。第2の電圧発生手段は
外部からのデジタルコードに応じて、第4の電圧または
第5の電圧の発生、すなわち、第2の電圧の大きさを制
御する。
【0166】第1の電圧発生手段に含まれる、第1の電
圧の大きさを決定するトランジスタは、その制御電極に
入力される第2の電圧、または第3の電圧の大きさによ
り、比較手段に印加する第1の電圧の大きさを決定し、
比較手段の消費電流を制御する。
【0167】請求項18記載の本発明によれば、請求項
1、2、6、9または11に記載された、読出ビット線
およびダミー読出ビット線の電位の比較結果に基づいて
メモリセルの読出情報を判別するダイナミックメモリ
を、FIFOメモリに適用することができる。
【0168】請求項19に記載の本発明によれば、請求
項1、2、6、9または11に記載された、読出ビット
線およびダミー読出ビット線の電位の比較結果に基づい
てメモリセルの読出情報を判別するダイナミックメモリ
を、ランダムアクセスメモリに適用することができる。
【0169】請求項20に記載の本発明によれば、複数
のメモリセルには、参照電位発生手段で発生され、電位
取出手段で取出された第1の参照電位の情報が書込まれ
る。したがって、これらのメモリセルの各々には、4値
(2ビット)分の情報が書込まれる。複数のダミーメモ
リセルには、参照電位発生手段で発生された複数の第2
の参照電位の情報がそれぞれ書込まれる。
【0170】複数のメモリセルから読出ビット線には、
第1の参照電位に応じた電位が選択的に伝達される。複
数のダミーメモリセルから複数のダミー読出ビット線に
は、それぞれ第2の参照電位に応じた情報が伝達され
る。
【0171】比較手段によって読出ビット線の電位と、
複数のダミー読出ビット線のそれぞれの電位とが比較さ
れる。比較手段において比較対象となる第2の参照電位
は、複数の第1の参照電位における近接するレベルの中
間のレベルである。そのため、比較手段の比較結果は、
複数のダミー読出ビット線のそれぞれの電位を基準電位
として読出ビット線の電位の高低を判別したコード情報
を示す。
【0172】変換手段では、変換手段の比較結果のコー
ド情報を、メモリセルから読出された情報のレベルを示
す信号に変換する。これにより、変換手段から出力され
る信号は、メモリセルに書込まれた4値(2ビット)の
情報を示し得る。
【0173】このように、複数のダミー読出ビット線
と、読出ビット線の電位との比較結果に基づいて、メモ
リセルから読出された4値の情報のレベルを示すことが
可能であるため、読出速度が高速化されるとともに、読
出動作が安定化される。さらに、このように、1つのメ
モリセルに4値の情報のレベルが書込まれるため、メモ
リセルの数を大幅に減少することが可能であるので、チ
ップ面積を小さくすることが可能である。
【0174】請求項21に記載の本発明によれば、読出
ビット線およびダミー読出ビット線の電位の比較結果に
基づいてメモリセルの4値の読出情報を判別するダイナ
ミックメモリを、FIFOメモリに適用することができ
る。
【0175】請求項22に記載の本発明によれば、読出
ビット線およびダミー読出ビット線の電位の比較結果に
基づいてメモリセルの4値の読出情報を判別するダイナ
ミックメモリを、ランダムアクセスメモリに適用するこ
とができる。
【0176】
【実施例】次に、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0177】第1実施例 図1は、第1実施例によるFIFOメモリの構成を示す
ブロック図である。この図1において図22と共通する
部分には同一の参照符号を付しその説明を省略する。
【0178】図1のFIFOメモリが図22のものと異
なるのは、電位比較回路5、ダミーメモリセル列7およ
びダミー読出ビット線DUMが設けられていることであ
る。
【0179】ダミーメモリセル列7は、メモリセルアレ
イ1の各行にそれぞれ対応する複数のダミーメモリセル
70,70,…を含む。各ダミーメモリセル70からダ
ミー読出ビット線DUMには、ダミーメモリセル70に
記憶されたデータのレベルに応じた電位が伝達される。
各行のダミーメモリセル70は、対応する行の読出ワー
ド線RWLi(0≦i≦10)によって選択される。
【0180】電位比較回路5は、後述するように、複数
の差動増幅器を含む。この電位比較回路5は、読出ビッ
ト線RBLj(0≦j≦11)の各々の電位と、ダミー
読出ビット線DUMの電位とを比較し、その比較結果を
示す信号を出力回路6に供給する。出力回路6は、図2
2に示されたものと同様のものである。
【0181】このFIFOメモリにおいては、読出時
に、メモリセルアレイ1のメモリセル10,10,…
と、それらのメモリセルと同じ行のダミーメモリセル7
0とが同時に選択される。
【0182】次に、図1のFIFOメモリのメモリセル
アレイ1、ダミーメモリセル列7および電位比較回路5
の構成を詳細に説明する。図2は、図1のFIFOメモ
リにおけるメモリセルアレイ、ダミーメモリセル列およ
び電位比較回路の詳細な構成を示す回路図である。この
図2において、図23と共通の部分には同一の参照符号
を付しその説明を省略する。
【0183】図2を参照して、図2の構成が、図23の
構成と相違するのは、次の4つの点である。すなわち、
各行に1つのダミーメモリセル70が設けられている。
ダミーメモリセル70,70,…から記憶されたデータ
のレベルに応じた電位が伝達されるダミー読出ビット線
DUMが設けられている。ダミーメモリセル70,7
0,…に、固定された電位を供給するための2つのNチ
ャネルMOSトランジスタ161および162が直列に
設けられている。電位比較回路5には、複数の差動増幅
器50,50,…が設けられている。以上が相違点であ
る。
【0184】ダミー情報供給手段であるトランジスタ1
61および162が、それぞれ電源ノードN1にダイオ
ード接続されている。この直列接続されたトランジスタ
161および162からダミーメモリセル70,70,
…のそれぞれに、ダミーの情報である電位が固定的に供
給される。その電位は、電源電位Vddから2つのトラ
ンジスタ161および162の各々のしきい値電圧Vt
hの合計値である2・Vthだけ低下したレベル(Vd
d−2・Vth)の電位である。
【0185】電位比較回路5においては、各読出ビット
線RBLjに対応して1つの差動増幅器50が設けられ
る。
【0186】ダミー読出ビット線DUMの一端が、読出
ビット線RBLjの一端と同様に、トランジスタ15を
介して電源ノードN1に接続される。ダミー読出ビット
線DUMの他端が、電位比較回路5におけるすべての差
動増幅器50,50,…のそれぞれの非反転入力端子に
接続される。読出ビット線RBLjの他端は、対応する
差動増幅器50の反転入力端子に接続される。差動増幅
器50,50,…のそれぞれの出力信号は、図1に示さ
れる出力回路6に供給される。
【0187】ダミーメモリセル70,70,…の各々
は、3つのNチャネルMOS型のトランジスタ71,7
2および73と、1つのキャパシタ74とを含む。すな
わち、ダミーメモリセル70は、3トランジスタ1容量
型のメモリセルを構成する。
【0188】1つのダミーメモリセル70に注目する
と、トランジスタ72は、ソース電極が接地ノードN2
に接続される。トランジスタ72のゲート電極と、トラ
ンジスタ16からの電位の供給ラインLとの間にトラン
ジスタ71が接続される。このトランジスタ12のゲー
ト電極と、トランジスタ71との間のノードが記憶ノー
ドN4である。
【0189】トランジスタ72のドレイン電極と、ダミ
ー読出ビット線DUMとの間にトランジスタ73が接続
される。接地ノードN2と、記憶ノードN4との間にキ
ャパシタ74が接続される。トランジスタ71のゲート
電極は、対応する行の書込ワード線WWLiに接続され
る。トランジスタ73のゲート電極は、対応する行の読
出ワード線RWLiに接続される。
【0190】すなわち、各ダミーメモリセル70は、各
メモリセル1と同様の構成を有する。
【0191】次に、図1および図2に示されたFIFO
メモリの動作を説明する。まず、書込動作を説明する。
各メモリセル1の書込動作は、図23に示された従来の
ものと同じである。各ダミーメモリセル70の書込動作
は、次のとおりである。
【0192】すなわち、対応する行の書込ワード線WW
Liが活性化されることに応答して、トランジスタ71
がオンする。これにより、電源ノードN1から2つのト
ランジスタ161および162を介することによりレベ
ルが低下した電位がキャパシタ74に供給される。
【0193】これにより、ダミーメモリセル70の記憶
ノードN4の電位は、メモリセル1の記憶ノードN3に
記憶され得る“1”のレベルの電位(Vdd−Vth)
と、“0”のレベルの電位VSSとの中間のレベルにな
る。
【0194】次に、読出動作について説明する。図3
は、第1実施例によるFIFOメモリの読出動作時にお
ける読出ビット線RBLjの電位と、ダミー読出ビット
線DUMの電位との関係を示すグラフである。この図3
においては、縦軸に電位V、横軸に時間tをとり、時間
の経過に伴う電位の状態が示される。
【0195】この図3においては、メモリセル10に記
憶された“0”のレベルのデータを読出す場合の読出ビ
ット線RBLjの電位V0、メモリセル10に記憶され
ている“1”のレベルのデータを読出す場合の読出ビッ
ト線RBLjの電位V1およびダミーメモリセル70か
ら“1”のレベルのデータが読出されるダミー読出ビッ
ト線DUMの電位V2がそれぞれ示される。
【0196】図3を参照して、初期状態において、読出
ビット線RBLjおよびダミー読出ビット線DUMは、
ともに、プリチャージ電位VBにプリチャージされてい
る。そして、読出ワード線RWLiが活性化されて読出
が行なわれる。
【0197】メモリセル10から“0”のレベルの記憶
データを読出す場合は、基本的に読出ビット線RBLj
の電位が下降されない。しかし、記憶ノードN3と、各
信号線との間の信号干渉等によって、読出ビット線RB
Ljの電位V0が徐々に下降する。
【0198】メモリセル10から“1”のレベルの記憶
データを読出す場合は、トランジスタ12がオンするた
め、読出ビット線RBLjの電位がV1が接地電位VS
Sに向かって急速に下降する。その下降速度は、“0”
レベルの読出の場合よりも大幅に速い。
【0199】ダミーメモリセル70から“1”のレベル
の記憶データが読出される場合は、トランジスタ72が
オンし、ダミー読出ビット線DUMの電位V2が接地電
位VSSに向かって下降する。
【0200】しかし、その下降速度は、“1”レベルの
読出の際の読出ビット線RBLjの電位V1の下降速度
よりも遅い。その理由は、“1”のデータがメモリセル
10およびダミーメモリセル70に記憶されている場合
において、ダミーメモリセル70の記憶ノードN4の電
位が、メモリセル10の記憶ノードN3の電位よりも低
いためである。
【0201】このように記憶ノードN4の電位が記憶ノ
ードN3の電位よりも低いので、読出時において、トラ
ンジスタ72に流れる電流値は、トランジスタ12に流
れる電流値よりも小さい。したがって、その場合のダミ
ー読出ビット線DUMの電位V2は、読出ビット線RB
Ljの電位V1よりもゆっくりと下降する。
【0202】さらに、ダミー読出ビット線DUMの電位
V2の下降速度は、メモリセル10から“0”の記憶デ
ータを読出す場合の電位V0の下降速度よりも明らかに
速い。このため、ダミー読出ビット線の電位V2は、常
に、読出ビット線がとり得る電位V0および電位V1の
間のレベルになる。
【0203】次に、図2を参照して、差動増幅器50,
50,…によって、各読出ビット線RBLjの電位とダ
ミー読出ビット線DUMの電位とが比較される。読出ビ
ット線RBLjの電位がダミー読出ビット線DUMの電
位よりも低い場合に、差動増幅器50は“1”のレベル
の信号を出力する。
【0204】一方、読出ビット線RBLjの電位がダミ
ー読出ビット線DUMの電位よりも高い場合に、差動増
幅器50は“0”のレベルの信号を出力する。すなわ
ち、ダミー読出ビット線DUMの電位を基準電位として
読出ビット線RBLjの電位の高低が判別される。
【0205】したがって、各差動増幅器50は、対応す
る読出ビット線RBLjに読出が行なわれたメモリセル
10に記憶されているデータのレベルと同じ論理レベル
の信号を出力する。したがって、電位比較回路5は、各
読出ビット線RBLjにデータが読出されたメモリセル
10に記憶されているデータのレベルを判別して出力で
きる。
【0206】このように、第1実施例によるFIFOメ
モリにおいては、書込ビット線WBLjからメモリセル
10へ書込のために供給される電位よりも低い電位をダ
ミーメモリセル70へ書込のために供給することによ
り、読出時における読出ビット線RBLjと、ダミー読
出ビット線DUMとの間に電位差が生じるようにした。
そして、このように差が生じる2つの電位を比較し、そ
の比較結果に基づいてメモリセル10から読出されたデ
ータのレベルを判定する。
【0207】このため、読出ビット線RBLjと、ダミ
ー読出ビット線DUMとの間に電位差が生じれば、任意
のタイミングでメモリセル10の記憶データを判別でき
る。すなわち、このFIFOメモリでは、任意のタイミ
ングでデータの読出が行なえるので、読出速度を高速化
できる。
【0208】それとともに、読出ビット線RBLjとダ
ミー読出ビット線DUMとの電位差の判別結果に基づい
てデータの読出が行なわれるので、メモリセル10の記
憶ノードN3の電位が変動しても、正常な読出動作が行
なえる。したがって、このFIFOメモリでは、読出動
作を安定化できる。
【0209】さらに、メモリセル10を構成する素子の
サイズを変更することなく読出速度が高速化できるの
で、メモリセル10を構成するトランジスタ等の素子の
サイズを小さくすることが可能である。したがって、メ
モリのチップ面積を小さくすることができる。
【0210】次に、このように、読出ビット線RBLj
およびダミー読出ビット線DUMの電位の下降速度を調
節できる理由について説明する。
【0211】この読出動作は、読出ビット線RBLj
(またはダミー読出ビット線DUM)の容量Cに蓄積さ
れた電荷Qをトランジスタを介して放電させること等価
である。したがって、読出動作における読出ビット線R
BLj(またはダミー読出ビット線DUM)の電位Vの
過渡応答は、下記(1)式で示される。
【0212】V(t)=VB−I/C・t …(1) この(1)式は、Q=CVの公式を時間微分することに
より得られる。ここで、(1)式において、VBは、読
出ビット線RBLj(またはダミー読出ビット線DU
M)の電位の初期値(プリチャージ電位)を示し、I
は、トランジスタ12(または72)のドレイン電流を
示す。
【0213】この(1)式は、ドレイン電流Iが大きく
なるほど電位Vの下降の度合いが大きくなるということ
と、容量Cが小さくなるほど電位Vの下降の度合いが大
きくなることとを意味する。
【0214】第1実施例によるFIFOメモリは、ドレ
イン電流Iを調節することにより電位Vの下降速度を調
節したものである。ただし、その場合、読出ビット線R
BLjおよびダミー読出ビット線DUMのそれぞれの容
量Cの値が同じであるという仮定に基づいている。
【0215】また、トランジスタに流れるドレイン電流
Iの大きさは、トランジスタの駆動能力の大きさと呼ば
れる。通常、トランジスタの駆動能力は、トランジスタ
のチャネル幅と、チャネル長との比を変えることによっ
て制御される。
【0216】容量Cの大きさを調節することにより第1
実施例と同様の効果を得ることが可能な実施例を次の実
施例に示す。
【0217】なお、この第1実施例においては、ダミー
メモリセル70にダミーのデータを供給する手段として
トランジスタ161および162を設けたが、これに限
らず、ダミーメモリセル70にダミーのデータを供給す
る手段は、“1”のレベルのデータを書込む際の書込ビ
ット線WBLjの電位よりも低い電位を供給するもので
あれば、トランジスタ161および162以外の回路で
構成してもよい。
【0218】第2実施例 次に、第2実施例について説明する。この第2の実施例
においては、ダミー読出ビット線DUMの容量値を大き
くすることにより第1実施例と同様の効果を得ることが
できる例について説明する。
【0219】図4は、第2実施例によるFIFOメモリ
におけるメモリセルアレイ、ダミーメモリセル列および
電位比較回路の詳細な構成を示す回路図である。なお、
図4において図2と共通する部分には同一の参照符号を
付しその説明を省略する。
【0220】図4を参照して、図4のFIFOメモリ
が、図2のものと異なるのは、図2に示されるトランジ
スタ161および162が設けられておらず、キャパシ
タ61が設けられていることである。このため、各ダミ
ーメモリセル70には、電源ノードN1から電源電位V
ddが直接供給される。
【0221】キャパシタ61は、ダミー読出ビット線D
UMと、接地ノードN2との間に接続されている。この
場合、メモリセル10のトランジスタ12およびダミー
メモリセル70のトランジスタ72の駆動能力は、同じ
値に設定されている。
【0222】次に、動作について説明する。書込動作に
おいて、メモリセル10の記憶ノードN3の電位と、ダ
ミーメモリセル70の記憶ノードN4の電位とが等しく
なる。読出動作においては、まず、読出ビット線RBL
jおよびダミー読出ビット線DUMがともにプリチャー
ジされる。
【0223】その場合、ダミー読出ビット線DUMに蓄
えられる電荷量が、読出ビット線RBLjに蓄えられる
電荷量よりも多くなる。その理由は、ダミー読出ビット
線DUMにキャパシタ61が接続されていることによ
り、ダミー読出ビット線の容量が大きくなっているから
である。
【0224】たとえば、メモリセル10が“1”のレベ
ルの記憶データを読出す場合、メモリセル10のトラン
ジスタ12のドレイン電流およびダミーメモリセル70
のトランジスタ72のドレイン電流が等しくなる。
【0225】しかし、ダミー読出ビット線DUMには、
読出ビット線RBLjよりも多い電荷量が蓄えられてい
る。このため、その後に、読出ワード線RWLiが活性
化されて読出が行なわれると、図3と同様の特性が得ら
れる。
【0226】すなわち、前記(1)式を参照して、ダミ
ー読出ビット線DUMは、読出ビット線RBLjよりも
容量値Cが大きい。このため、ダミー読出ビット線の下
降速度は、読出ビット線RBLjの電位の下降速度より
も遅くなる。したがって、この場合、キャパシタ61
は、図3の特性が得られるような容量値に設定されるの
である。
【0227】このように、第2実施例によるFIFOメ
モリにおいては、読出時における読出ビット線RBLj
およびダミー読出ビット線DUMの特性が、第1実施例
の場合の特性と同様になるため、第1実施例の場合と同
様の効果を得ることができる。すなわち、ダミー読出ビ
ット線DUMにキャパシタ61を接続したことにより、
読出動作の高速化、読出動作の安定化およびチップ面積
の小面積化を実現することができる。
【0228】第3実施例 次に、第3実施例について説明する。この第3実施例に
おいては、第2実施例と同様に、ダミー読出ビット線の
容量値を大きくしたその他の例について説明する。
【0229】図5は、第3実施例によるFIFOメモリ
におけるメモリセルアレイ、ダミーメモリセル列および
電位比較回路の詳細な構成を示す回路図である。この図
5において図4と共通する部分には同一の参照符号を付
しその説明を省略する。
【0230】図5を参照して、このFIFOメモリが図
4のものと異なるのは、キャパシタ61の代わりに、N
チャネルMOS型のトランジスタ62,62,…がダミ
ー読出ビット線DUMに接続されていることである。
【0231】これらのトランジスタ62,62,…は、
ダミーメモリセル70,70,…にそれぞれ対応して設
けられる。各トランジスタ62は、対応するダミーメモ
リセル70がダミー読出ビット線DUMに接続されてい
るノードと、接地ノードN2との間にダイオード接続さ
れる。
【0232】このように接続されたトランジスタ62,
62,…は、容量手段としての働きをする。また、図5
に示されているように、トランジスタ62,62,…の
代わりに、キャパシタ63,63,…を接続してもよ
い。
【0233】この第3実施例によるFIFOメモリにお
いては、第2実施例の場合と同様にダミー読出ビット線
DUMの容量値が読出ビット線RBLjの容量値よりも
大きくされる。
【0234】したがって、この第3実施例によるFIF
Oメモリにおいては、読出時の読出ビット線RBLjお
よびダミー読出ビット線DUMの特性が図3と同様の特
性になる。このため、第2実施例と同様の効果を得るこ
とができる。すなわち、ダミー読出ビット線DUMにN
チャネルMOS型のトランジスタ62,62,…または
キャパシタ63,63,…を接続したことにより、第2
実施例と同様に、読出動作の高速化、読出動作の安定化
およびチップの小面積化を実現することができる。
【0235】第4実施例 次に、第4実施例について説明する。この第4実施例に
おいては、電位比較回路5における差動増幅器50,5
0,…の寄生的な入力容量値を考慮して、第1〜第3実
施例と同様の効果が得られるように、1つのダミー読出
ビット線DUMと電位の比較を行なう読出ビット線RB
Ljの数を設定したものである。
【0236】第1〜第3実施例においては、差動増幅器
50,50,…の寄生的な入力容量を特に考慮していな
い。このような入力容量を考慮した構成にしたのが、第
4実施例によるFIFOメモリである。
【0237】図6は、第4実施例によるFIFOメモリ
の概略構成を示すブロック図である。この図6において
図1と共通する部分には同一の参照符号を付しその説明
を省略する。
【0238】図6を参照して、このFIFOメモリが図
1のものと異なるのは、メモリセル10の所定列数ごと
に1列が対応してダミーメモリセル列7a(7b,7
c)が設けられていることである。この第4実施例にお
いては、たとえば、4列のメモリセルごとに1列のダミ
ーメモリセル列が設けられる。
【0239】図7は、第4実施例によるFIFOメモリ
の電位比較回路5の回路図である。図7を参照して、各
読出ビット線RBLjは、対応する差動増幅器50の反
転入力端子に接続される。ダミーメモリセル列7a〜7
cにそれぞれ対応するダミー読出ビット線DUM0〜D
UM3は、各々が4つの差動増幅器50,50,…に対
応し、対応する各差動増幅器50の非反転入力端子に接
続される。
【0240】このように、所定列数のメモリセル10ご
とに1列のダミーメモリセル70を設け、それらの電位
を比較するような構成にしたのは次の理由のためであ
る。すなわち、差動増幅器50,50,…の入力容量値
を考慮して、1つのダミー読出ビット線DUMの容量を
1つの読出ビット線RBLjの容量よりも多くすること
により、図3と同様の電位下降の特性を得るためであ
る。
【0241】このような構成を採用した場合、1つのダ
ミー読出ビット線DUMに対応する読出ビット線RBL
jの数の設定を変更することにより、ダミー読出ビット
線DUM0〜DUM3のそれぞれの電位の下降速度を調
節できる。その理由を次に示す。
【0242】各差動増幅器50の入力容量が0.1pF
であって、読出ビット線RBLjおよびダミー読出ビッ
ト線DUM0〜DUM3の各々の容量(差動増幅器50
の入力容量を除く)が0.9pFである場合を仮定す
る。
【0243】この場合に、各ダミー読出ビット線DUM
の電位下降速度を、各読出ビット線RBLjの電位下降
速度の約1/2の速度に設定したい場合は、10列(少
なくとも10個)のメモリセル10に対して1列(少な
くとも1つ)のダミーメモリセル70を設ければよい。
言換えると、10本の読出ビット線RBLjごとに1本
のダミー読出ビット線DUMを対応させればよい。
【0244】その場合には、1つの読出ビット線RBL
jの総寄生容量が1pFになるのに対して、1つのダミ
ー読出ビット線DUMの総寄生容量が1.9pFにな
る。このように、1つのダミー読出ビット線DUMの容
量が1つの読出ビット線RBLjの容量の約2倍にな
る。このため、前記(1)式から明らかなように、ダミ
ー読出ビット線DUMの電位下降速度が、読出ビット線
RBLjの電位下降速度の1/2の速度になる。
【0245】このように、第4実施例によるFIFOメ
モリにおいては、読出時に図3と同様の特性が得られる
ため、第1〜第3実施例と同様に、読出速度の高速化、
読出動作の安定化およびメモリのチップの小面積化を実
現することができる。
【0246】さらに、この第4実施例によるFIFOメ
モリにおいては、1つのダミー読出ビット線に対応する
読出ビット線の数を設定変更することにより、ダミー読
出ビット線の読出時における電位下降速度を調節するこ
とができる。
【0247】第5実施例 次に、第5実施例について説明する。この第5実施例に
おいては、読出ビット線RBLjの電位と、ダミー読出
ビット線DUMの電位との比較結果に基づくメモリセル
10の記憶データの読出を行ない、さらに、その読出時
における読出ビット線RBLiの電位と、ダミー読出ビ
ット線DUMの電位とを最終的に異なるレベルに固定す
ることが可能な例について説明する。
【0248】第1〜第4の実施例においては、読出時に
おいて、まず先に、読出ビット線RBLjおよびダミー
読出ビット線DUMをプリチャージした後にデータを読
出す動作が行なわれる。
【0249】しかし、そのような動作を行なうFIFO
メモリを低速で動作させた場合、読出ビット線RBLj
と、ダミー読出ビット線DUMとがともに接地電位VS
Sと等しくなる可能性がある。そのような状態は、たと
えば、図3の特性において、時間tが無限大である場合
の読出ビット線RBLjの電位と、ダミー読出ビット線
DUMの電位とを考えればよい。
【0250】このような場合には、それらの電位の差が
なくなるため、FIFOメモリが正常に動作しない状態
が生じる恐れがある。この第5実施例はそのような問題
を解決するものである。
【0251】図8は、第5実施例によるFIFOメモリ
におけるメモリセル、ダミーメモリセルおよび電位比較
回路の詳細な構成を示す回路図である。この図8におい
て図4と共通する部分には同一の参照符号を付し、その
説明を省略する。
【0252】図8を参照して、このFIFOメモリが、
図4のものと異なるのは、キャパシタ61が設けられて
おらず、プリチャージ用のトランジスタ15,15,…
の代りに負荷抵抗回路81,81,…および82が設け
られていることである。
【0253】負荷抵抗81および82の各々は、たとえ
ば、各種の配線抵抗、拡散抵抗等の受動素子またはトラ
ンジスタ等のノード素子で構成される。
【0254】各読出ビット線RBLjに対応して1つの
負荷抵抗回路81が設けられる。各負荷抵抗回路81
は、電源ノードN1と、対応する読出ビット線RBLj
との間に接続される。負荷抵抗回路82は、電源ノード
N1と、ダミー読出ビット線DUMとの間に接続され
る。負荷抵抗回路82の抵抗値は、各負荷抵抗回路81
の抵抗値よりも小さく設定されている。
【0255】次に、動作について説明する。図9は、第
5実施例によるFIFOメモリの読出動作時の読出ビッ
ト線RBLjおよびダミー読出ビット線DUMの電位の
関係を示すグラフである。この図9は、先に示した図3
に対応するものである。
【0256】このFIFOメモリは、プリチャージトラ
ンジスタの代わりに負荷抵抗回路81および82が設け
られているため、読出の前にプリチャージが行なわれな
い。
【0257】このように、このFIFOメモリにおいて
は、プリチャージを行なわずに読出動作が行なわれる。
この読出の際の読出ビット線RBLjの電位V0または
V1は、メモリセル10におけるトランジスタ12の駆
動能力と、負荷抵抗回路81のインピーダンスとによっ
て決まる。また、読出の際のダミー読出ビット線DUM
の電位V2は、ダミーメモリセル70におけるトランジ
スタ72の駆動能力と、負荷抵抗回路82のインピーダ
ンスとによって決まる。
【0258】したがって、“1”のレベルの記憶データ
がメモリセル10から読出される場合は、インピーダン
スが小さい負荷抵抗回路82が接続されたダミー読出ビ
ット線の電位が、インピーダンスが大きい負荷抵抗回路
81が接続された読出ビット線RBLjの電位よりも常
に高くなる。
【0259】そして、ダミー読出ビット線DUMの電位
V2は、最終的に読出ビット線RBLjの電位よりも高
い電位に固定される。一方、読出ビット線RBLjの電
位V1は、ダミー読出ビット線DUMの固定電位よりも
低い電位に固定される。
【0260】また、メモリセル10から“0”のレベル
の記憶データが読出される場合、読出ビット線RBLj
の電位V0は、ダミー読出ビット線DUMの固定電位よ
りも高い電位に固定される。
【0261】このように、第5実施例によるFIFOメ
モリにおいては、負荷抵抗回路81および82を設けた
ことより、読出時に、読出ビット線RBLjの電位と、
ダミー読出ビット線DUMの電位との間に電位差を生じ
させ、それらの電位の比較結果に基づく読出を行なう。
【0262】このため、第5実施例によるFIFOメモ
リにおいては、第1〜第4実施例と同様に、読出速度の
高速化、読出動作の安定化およびメモリのチップの小面
積化を実現することができる。
【0263】さらに、この第5実施例によるFIFOメ
モリでは、負荷抵抗回路81および82を設けたことに
より、読出ビット線RBLjおよびダミー読出ビット線
DUMを最終的に異なる電位に固定できる。このため、
メモリの低速動作時の動作を安定化することができる。
【0264】第6実施例 次に、第6実施例について説明する。この第6実施例に
おいては、第5実施例によるFIFOメモリにおいて、
読出ビット線RBLjを“1”のレベルに上昇させる際
の速度の向上を図った例について説明する。
【0265】第5実施例によるFIFOメモリのように
負荷抵抗回路81および82を設けた場合には、次のよ
うな問題が生じるおそれがある。
【0266】すなわち、読出ビット線RBLjの負荷抵
抗回路81の抵抗値を大きくした場合には、読出ビット
線RBLjの電位を“1”のレベルに上昇させる際の応
答速度が遅くなる。
【0267】さらに、読出ビット線RBLjの負荷抵抗
回路81の抵抗値を小さくした場合には、読出ビット線
RBLjを“0”のレベルに下降させる際の電位下降量
が小さくなる。このため、メモリセル10から“1”の
記憶データを読出した場合の読出ビット線RBLjの電
位と、メモリセル10から“0”の記憶データを読出し
た場合の読出ビット線RBLjの電位との電位差が小さ
くなる。このため、“1”のレベルの読出と“0”のレ
ベルの読出との状態の判別が困難になる。
【0268】このような問題を解決する例が第6実施例
である。図10は、第6実施例によるFIFOメモリの
負荷抵抗回路81に関連する部分のブロック図である。
【0269】このFIFOメモリが図8のものと異なる
のは、電源ノードN1と、読出ビット線RBLjとの間
に、負荷抵抗回路81と並列にプルアップ回路83が接
続されていることである。
【0270】プルアップ回路83は、クロック入力ノー
ド25に接続されている。そのクロック入力ノード25
は、プルアップ回路83を動作させる期間を規定するた
めのクロック信号を受ける。したがって、プルアップ回
路83は、クロック入力ノード25が受けるクロック信
号に応答して動作し、読出ビット線RBLjの電位のプ
ルアップを行なう。
【0271】プルアップ回路83は、ビット線RBLj
をプルアップさせる場合にのみ動作するため、この第6
実施例によるFIFOメモリは、読出ビット線RBLj
のプルアップの期間以外は、第5実施例によるFIFO
メモリと同様に動作する。したがって、この第6実施例
によるFIFOメモリは、第5実施例によるFIFOメ
モリにおいて得られる効果に加えて、さらに、読出ビッ
ト線RBLjのプルアップの速度を高速化することがで
きる。
【0272】第7実施例 次に、第7実施例について説明する。第5実施例におい
て説明した低速の読出動作時における問題を解決するた
めには、読出ビット線RBLjおよびダミー読出ビット
線DUMの電位をそれぞれ最終的に固定する必要があ
る。この第7実施例では、そのように電位を固定するこ
とが可能であるその他の例を説明する。
【0273】この第7実施例においては、読出ビット線
RBLjおよびダミー読出ビット線DUMをプリチャー
ジした後にデータを読出す動作を実行するFIFOメモ
リについて、読出ビット線RBLjおよびダミー読出ビ
ット線DUMの電位をそれぞれ固定することが可能なF
IFOメモリを説明する。
【0274】図11は、第7実施例によるFIFOメモ
リの読出ビット線およびダミー読出ビット線の電位を固
定する部分の回路図である。
【0275】図11を参照して、読出ビット線RBLj
の電位およびダミー読出ビット線DUMの電位を固定す
るための回路として、制御信号発生回路84および電位
ロック回路85が含まれる。これらの制御信号発生回路
84および電位ロック回路85は、たとえば、図2、図
4、図5および図6に示されたFIFOメモリに設けら
れる。
【0276】制御信号発生回路84は、PチャネルMO
S型のトランジスタ841およびクロック信号入力ノー
ド842を含む。電位ロック回路85は、NチャネルM
OS型のトランジスタ851およびPチャネルMOS型
のトランジスタ852を含む。
【0277】トランジスタ851は、電源ノードN1
と、ダミー読出ビット線DUMとの間に接続される。こ
のトランジスタ851は、ダイオード接続される。トラ
ンジスタ852は、電源ノードN1と読出ビット線RB
Ljとの間に接続される。
【0278】クロック信号入力ノード842は、読出ビ
ット線RBLjの電位を固定するタイミングを規定する
クロック信号を受ける。トランジスタ841は、電位比
較回路5における差動増幅回路50の出力ノードと、ト
ランジスタ852のゲート電極との間に接続される。こ
のトランジスタ841のゲート電極が、クロック信号入
力ノード842に接続される。
【0279】次に動作について説明する。読出動作にお
いては、読出ビット線RBLjおよびダミー読出ビット
線DUMがプリチャージされている。そして、メモリセ
ル10およびダミーメモリセル70からの記憶データの
読出が行なわれる。
【0280】メモリセル10から“0”のレベルの記憶
データが読出される場合は、キャパシタのリーク電流等
によって読出ビット線RBLjの電位が低速で徐々に接
地電位VSSに向けて下降する恐れがある。したがっ
て、そのまま読出ビット線RBLjの電位が下降してい
くと誤動作が生じる恐れがある。
【0281】しかし、この場合には、読出ビット線RB
Ljの電位がダミー読出ビット線DUMの電位よりも高
いため、差動増幅器50の出力信号が“0”のレベルに
なっている。このため、クロック信号に応答してトラン
ジスタ841がオンすると、トランジスタ852がオン
する。これにより、読出ビット線RBLjは、電源電位
Vddに固定される。
【0282】読出動作においては、ダミー読出ビット線
DUMの電位が接地電位VSSに向けて下降していくた
め、その電位が接地電位VSSになると誤動作が生じる
おそれがある。
【0283】しかし、この場合は、ダミー読出ビット線
DUMの電位が電源電位Vddからトランジスタ851
のしきい値電圧Vthだけ下がった電位(Vdd−Vt
h)に達すると、トランジスタ851がオンする。これ
により、ダミー読出ビット線DUMの電位がVdd−V
thのレベルに固定される。したがって、誤動作が生じ
ない。
【0284】メモリセル10から“1”のレベルの記憶
データが読出される場合は、読出ビット線RBLjの電
位が高速で接地電位VSSに向けて下降する。この場合
には、差動増幅器50の出力信号が常に“1”のレベル
になる。このため、トランジスタ852はオフしてい
る。したがって、“1”のレベルの記憶データが読出さ
れる場合は、読出ビット線RBLjの電位が固定されな
い。
【0285】このように“1”のレベルの記憶データの
読出時において読出ビット線RBLjの電位を固定する
必要がないのは、次の理由のためである。すなわち、前
述のように、ダミー読出ビット線DUMの電位が最終的
に固定されるので、読出ビット線RBLjの電位を固定
しなくてもデータを読出すために必要な電位差が生じる
からである。
【0286】したがって、この第7実施例によるFIF
Oメモリにおいては、メモリセル10から“0”の電位
を読出す場合の読出ビット線の電位V0およびダミー読
出ビット線DUMの電位V2は、図9に示された特性と
同様の特性になる。一方、メモリセル10から“1”の
記憶データを読出す場合の読出ビット線の電位V1は、
図3に示された特性と同様の特性になる。
【0287】このように、第7実施例によるFIFOメ
モリにおいては、“0”の記憶データを読出す場合の読
出ビット線RBLjの電位と、ダミー読出ビット線DU
Mの電位とが最終的に固定されるため、第5実施例の場
合と同様の効果を得ることができる。すなわち、FIF
Oメモリの低速動作時の動作を安定化することができ
る。
【0288】第8実施例 次に、第8実施例について説明する。この第8実施例に
おいては、読出ビット線RBLjの電位およびダミー読
出ビット線DUMの電位を固定する場合に、第7実施例
のようなクロック信号を必要とせずに最適なタイミング
で電位を固定することが可能なFIFOメモリを示す。
【0289】第7実施例のように、クロック信号に応答
して読出ビット線RBLjの電位を固定する場合は、オ
ンチップするワード数に応じて、各ワードのクロック信
号のタイミング(読出ビット線RBLjの電位を固定す
るタイミング)を調整する必要がある。
【0290】図12は、第8実施例によるFIFOメモ
リの読出ビット線RBLjおよびダミー読出ビット線D
UMの電位固定を行なう部分の回路図である。この図1
2において図11と共通する部分には同一の参照符号を
付しその説明を省略する。
【0291】図12を参照して、このFIFOメモリが
図11のものと異なるのは、制御信号発生回路86の構
成である。すなわち、読出ビット線RBLjの電位およ
びダミー読出ビット線DUMの電位を固定するために、
制御信号発生回路86および電位ロック回路85が設け
られる。
【0292】この制御信号発生回路86および電位ロッ
ク回路85は、第7実施例の場合と同様に、たとえば、
図2、図4、図5および図6に示されるFIFOメモリ
に設けられる。
【0293】制御信号発生回路86はNチャネルMOS
型のトランジスタ861と、差動増幅器862とを含
む。差動振幅器862は、非反転入力端子がダミー読出
ビット線DUMに接続され、反転入力端子がトランジス
タ861を介して読出ビット線RBLjに接続される。
このトランジスタ861は、ダイオード接続される。
【0294】次に、動作を説明する。ダミー読出ビット
線DUMの電位は、第7実施例の場合と同様の動作で固
定される。読出ビット線RBLjの電位は、次のように
固定される。
【0295】“0”の記憶データを読出す場合、読出ビ
ット線RBLjの電位は、徐々に下降する。一方、ダミ
ー読出ビット線DUMの電位は、高速で下降する。読出
動作の開始当初は、読出ビット線RBLjと、ダミー読
出ビット線DUMとの間の電位差が小さいため、トラン
ジスタ862の出力信号は“1”のレベルになる。した
がって、読出動作の開始当初において、読出ビット線R
BLjは固定されない。
【0296】そして、ダミー読出ビット線DUMの電位
が読出ビット線RBLjの電位よりもトランジスタ86
1のしきい値電圧Vthだけ低くなると、差動増幅器8
62の出力信号が“0”になる。これにより、トランジ
スタ852がオンし、読出ビット線RBLjの電位が電
源電位Vddに固定される。
【0297】すなわち、ダミー読出ビット線DUMの電
位が読出ビット線RBLjの電位よりもしきい値電圧V
thだけ低くなったタイミングで、読出ビット線RBL
jの電位が自動的に電源電位Vddに固定される。
【0298】“1”の記憶データを読出す場合、読出ビ
ット線RBLjの電位は、高速で下降する。この場合に
は、常に、読出ビット線RBLjの電位がダミー読出ビ
ット線DUMの電位よりも低いため、差動増幅器862
の出力信号が、常に、“1”のレベルになる。したがっ
て、トランジスタ852がオフするため、読出ビット線
RBLjの電位は固定されない。
【0299】このように、この第8実施例によるFIF
Oメモリによれば、読出ビット線RBLjの電位および
ダミー読出ビット線DUMの電位が、第7実施例の場合
と同様の特性になる。したがって、この第8実施例によ
るFIFOメモリにおいては、第7実施例と同様の効果
を得ることができる。すなわち、メモリの低速動作時の
動作を安定化することができる。
【0300】さらに、この第8実施例では、読出ビット
線RBLjの電位を固定するタイミングが自動的に決ま
るため、第7実施例のようなクロック信号の供給を必要
とせず、制御が簡単化される。
【0301】なお、この第8実施例においては、読出ビ
ット線RBLjと差動増幅器862の反転入力端子との
間にダイオード接続したNチャネルMOS型のトランジ
スタ861を設けた。しかし、これに限らず、そのトラ
ンジスタ861の代わりに、ダイオード接続したPチャ
ネルMOSトランジスタおよびp−n接合を利用したダ
イオードを設けてもよい。またこのようなダイオード機
能が複数必要な場合は、このようなダイオード機能を有
する素子を組合せて用いてもよい。
【0302】第9実施例 次に、第9実施例について説明する。この第9実施例に
おいては、読出ビット線RBLjと、ダミー読出ビット
線DUMとの電位差の比較結果に基づいて、メモリセル
に記憶されたデータの読出を行なう多値記憶型のメモリ
について説明する。この第9実施例において説明する多
値記憶型のメモリは、4値以上のデータを記憶するFI
FOメモリである。
【0303】図13は、第9実施例による多値記憶型の
FIFOメモリの回路図である。図13を参照して、こ
のFIFOメモリは、メモリセルアレイ1、ダミーメモ
リセル群710、デコーダ91、参照電位発生回路9
2、スイッチ回路93、電位比較回路94およびエンコ
ーダ95を含む。
【0304】デコーダ91は、2つのディジタル信号入
力ノードI1およびI0を有し、それらのディジタル信
号入力ノードI1およびI0から入力されるデータB1
およびB0をデコードし、制御信号を発生する。
【0305】参照電位発生回路92は、NチャネルMO
S型のトランジスタ921および922と、直列に接続
された6個の抵抗R1〜R6とを含む。これらの抵抗R
1〜R6は、抵抗アレイを構成する。
【0306】この参照電位発生回路92においては、接
地ノードN2と、電源ノードN1との間にトランジスタ
922、抵抗R1〜R6およびトランジスタ921が直
列に接続される。それらのうち、トランジスタ921お
よび922は、ともにダイオード接続される。
【0307】参照電位発生回路92においては、次のよ
うな7つのレベルの参照電位を発生する。
【0308】トランジスタ922と、抵抗R1との間の
ノードから参照電位Mref0を発生する。抵抗R2
と、抵抗R3との間のノードから参照電位Mref1を
発生する。抵抗R4と、抵抗R5との間のノードから参
照電位Mref2を発生する。抵抗R6と、トランジス
タ921との間のノードから参照電位Mref3を発生
する。
【0309】抵抗R1と、抵抗R2との間のノードから
参照電位Dref0を発生する。抵抗R3と、抵抗R4
との間のノードから参照電位Dref1を発生する。抵
抗R5と、抵抗R6との間のノードから参照電位Dre
f2を発生する。
【0310】電源ノードN1の側にトランジスタ921
を設けたのは、メモリセル10におけるトランジスタ1
1(図2参照)によるしきい値電圧Vthの電位低下を
考慮したためである。また、接地ノードN2の側にトラ
ンジスタ922を設けたのは、メモリセル10における
トランジスタ12(図2参照)をオンさせるための最低
電位を保証するためである。
【0311】スイッチ回路93は、NチャネルMOS型
の4つのトランジスタ930〜933を含む。これらの
トランジスタ930〜933の各々は、デコーダ91か
ら出力される制御信号を受けるゲートを有する。
【0312】トランジスタ930は、書込ビット線WB
Ljと、トランジスタ922および抵抗R1の間のノー
ドとの間に接続される。トランジスタ931は、書込ビ
ット線WBLjと、抵抗R2およびR3の間のノードと
の間に接続される。トランジスタ932は、書込ビット
線WBLjと、抵抗R4およびR5の間のノードとの間
に接続される。トランジスタ933は、書込ビット線W
BLjと、抵抗R6およびトランジスタ921の間のノ
ードとの間に接続される。
【0313】メモリセルアレイ1は、図2の場合と同様
に複数行および複数列に配列された複数のメモリセル1
0,10,…を含む。
【0314】ダミーメモリセル群710は、3列に配列
された複数のダミーメモリセル700,700,…、7
01,701,…および702,702,…を含む。こ
れらのダミーメモリセル700〜702の各々は、図2
のダミーメモリセル70と同じ構成を有する。このダミ
ーメモリセル群710においては、各列のダミーメモリ
セルの数は、メモリセルアレイ1におけるメモリセル1
0の行の数(ワード数)と同じ数設けられる。
【0315】ダミーメモリセル群710において、ダミ
ーメモリセル700,700,…の列の各セルには、ダ
ミーのデータとして、参照電位Dref0が供給され
る。ダミーメモリセル701,701,…の列の各セル
には、ダミーの情報として参照電位Dref1が供給さ
れる。ダミーメモリセル702,702,…の列の各々
のセルには、ダミーの情報として参照電位Dref2が
供給される。
【0316】ダミーメモリセル700,700,…の列
から読出された記憶データは、ダミー読出ビット線DU
M2に伝達される。ダミーメモリセル701,701,
…の列から読出された記憶データは、ダミー読出ビット
線DUM1に伝達される。ダミーメモリセル702,7
02,…の列から読出された記憶データは、ダミー読出
ビット線DUM0に伝達される。
【0317】電位比較回路94は、各読出ビット線RB
Ljに対応して3つの差動増幅器941,942,94
3を含む。差動増幅器941〜943の各々において
は、対応する読出ビット線RBLjが反転入力ノードに
接続される。差動増幅器941では、ダミー読出ビット
線DUM2が非反転入力ノードに接続される。差動増幅
器942では、ダミー読出ビット線DUM1が非反転入
力ノードに接続される。差動増幅器943では、ダミー
読出ビット線DUM0が非反転入力ノードに接続され
る。
【0318】エンコーダ95は、各読出ビット線RBL
jに対応する差動増幅器941〜943の出力信号を受
ける。エンコーダ95は、入力される差動増幅器941
〜943の出力信号をエンコードして、その結果を出力
ノードO1およびO0から出力する。
【0319】次に、このFIFOメモリの動作について
説明する。まず、書込動作を説明する。参照電位発生回
路92において発生される参照電位Mref0〜Mre
f3およびDref0〜Dref3は、下記(2)〜
(8)式の値になる。ただし、下記(2)〜(8)式に
おいて、Vddは電源電位であり、VSSは接地電位で
あり、Vthは1つのトランジスタのしきい値電圧であ
る。
【0320】 Mref0=Vth+(Vdd−VSS−2Vth)×0/6 …(2) Mref1=Vth+(Vdd−VSS−2Vth)×2/6 …(3) Mref2=Vth+(Vdd−VSS−2Vth)×4/6 …(4) Mref3=Vth+(Vdd−VSS−2Vth)×6/6 …(5) Dref0=Vth+(Vdd−VSS−2Vth)×1/6 …(6) Dref1=Vth+(Vdd−VSS−2Vth)×3/6 …(7) Dref2=Vth+(Vdd−VSS−2Vth)×5/6 …(8) このFIFOメモリには、たとえば、8ビットのデータ
が入力される。ディジタル信号入力ノードI0には、最
下位のビット信号B0が入力される。ディジタル信号入
力ノードI1には、最下位の1ビット上のビット信号B
1が入力される。デコーダ91は、これらのビット信号
B0およびB1に応じて、次のように制御信号を発生す
る。
【0321】信号B1およびB0がともに“0”のレベ
ルの場合は、トランジスタ930をオンさせる。信号B
1が“0”のレベルであり、かつ、信号B0が“1”の
レベルである場合は、トランジスタ931をオンさせ
る。信号B1が“1”のレベルであり、かつ、信号B0
が“0”のレベルである場合は、トランジスタ932を
オンさせる。信号B1が“1”であり、かつ、信号B0
が“1”のレベルである場合は、トランジスタ933を
オンさせる。
【0322】このような制御信号が、スイッチ回路93
に供給される。このため、スイッチ回路93からメモリ
セル10には、信号B1およびB0が示すコード情報に
対応して、4種類のアナログ電圧が選択的に供給され、
書込まれる。すなわち、2ビット分のデータが1つのメ
モリセル10に記憶される。この2ビット分のデータ
は、4値のアナログ電圧で示される。
【0323】ダミーメモリセル群710においては、次
のようにダミーの情報が書込まれる。ダミーメモリセル
700,700,…の列のセルには、参照電位Dref
0が書込まれる。ダミーメモリセル701,701,…
の列のセルには、参照電位Dref1が書込まれる。ダ
ミーメモリセル702,702,…の列のセルには、参
照電位Dref2が書込まれる。
【0324】このように、ダミーメモリセル700〜7
02には、メモリセル10に書込まれ得る参照電位Mr
ef0〜Mref3の4つのレベルの電位のそれぞれの
中間のレベルである3つのレベルの電位が書込まれる。
【0325】次に、読出動作を説明する。読出動作にお
いて、各読出ビット線RBLjには、対応するメモリセ
ル10から読出された記憶データに応じた電位が伝達さ
れる。
【0326】ダミー読出ビット線DUM2には、対応す
るダミーメモリセル700から読出された記憶データに
応じた電位が伝達される。ダミー読出ビット線DUM1
には、対応するダミーメモリセル701から読出された
記憶データに応じた電位が伝達される。ダミー読出ビッ
ト線DUM0には、対応するダミーメモリセル702か
ら読出された記憶データに応じた電位が伝達される。
【0327】電位比較回路94においては、差動増幅器
941〜943の各々が、対応する読出ビット線RBL
jの電位と、対応するダミー読出ビット線DUM(0〜
2)の電位とを比較する。そして、その比較結果は、エ
ンコーダ95においてエンコードされて出力される。
【0328】詳しく説明すると、電位比較回路94にお
いては、各読出ビット線RBLjの電位が、判別基準の
電位としての3つのダミー読出ビット線DUM0〜2の
電位とそれぞれ比較される。
【0329】そして、その比較結果を示す差動増幅器9
41〜943の出力信号のレベルが、メモリセル10に
おける2ビット分(4値)の記憶データの読出結果を示
すコード情報となる。そして、そのコード情報を、エン
コーダ95がエンコードすることにより、4値の値を取
得る読出データが出力ノードO1およびO0から出力さ
れる。
【0330】このように、第9実施例よるFIFOメモ
リでは、読出ビット線RBLjの電位と、ダミー読出ビ
ット線DUM0〜2のそれぞれの電位との比較結果に基
づいて、データの読出が行なわれるので、前述した第1
〜第5実施例の場合と同様に、読出速度の高速化および
読出動作の安定化を実現できる。
【0331】さらに、この第9実施例によるFIFOメ
モリでは、チップ面積の小面積化も実現することができ
る。その理由は次の通りである。このような構成の4値
記憶のFIFOメモリにおいては、メモリセルアレイ1
を構成するメモリセル10の数を、図23に示される従
来のFIFOメモリのメモリセル数の1/2の数にする
ことができる。それは、1つのメモリセル10におい
て、従来のメモリセルの2倍のデータが書込めるからで
ある。
【0332】この第9実施例によるFIFOメモリは、
図23のFIFOメモリに、新たに、ダミーセル群71
0、デコーダ91、参照電位発生回路92、スイッチ回
路93およびエンコーダ95等の回路を付加することに
より実現できる。
【0333】これらの回路を付加することによって増加
するチップ面積は、メモリセルの数を1/2の数に削減
したことに伴って減少したチップ面積と比べると、十分
に小さい。したがって、第9実施例によるFIFOメモ
リにおいては、チップ面積を従来のものよりも十分に小
さくできる。
【0334】なお、この第9実施例では、参照電位Dr
ef0〜Dref2をそれぞれ受けるダミーメモリセル
701〜702をメモリセルアレイ1のワード数分設け
た。それは、ダミーメモリセルのストレージノードの電
流リークおよびスイッチノイズによる悪影響を考慮に入
れたためである。
【0335】したがって、読出において高い精度を必要
としない場合は、必ずしもワード数に対応する数のダミ
ーメモリセルを設ける必要はない。このため、ダミーメ
モリセル群710のダミーメモリセルは、少なくとも3
個のダミーメモリセル700,701および702を設
ければよい。
【0336】第10実施例 次に、第10実施例について説明する。この第10実施
例においては、第1〜第8実施例に示されるメモリを、
データをランダムに読出すことが可能なDRAMに適用
した例について説明する。
【0337】第1〜第8実施例では、それぞれに示され
たメモリがFIFOメモリに適用される例を示したが、
それらのメモリは、FIFOメモリに限らず、DRAM
にも適用することが可能である。
【0338】図14は、第10実施例によるDRAMの
概略構成を示すブロック図である。図14を参照して、
このDRAMは、書込/読出行デコーダ101、書込/
読出列デコーダ102、データ入力ノード56、メモリ
セルアレイ1、ダミーメモリセル7および電位比較回路
103を含む。メモリセルアレイ1は、複数行および複
数列に配列された複数のメモリセル10,10,…を含
む。
【0339】それらの構成要素のうち、メモリセルアレ
イ1、メモリセル10、ダミーメモリセル70および電
位比較回路103は、第1〜第8実施例においてそれぞ
れに対応するものと同様の構成を有する。このDRAM
は、132(メモリセル)×1(ダミーメモリセル)ビ
ットのメモリの例である。
【0340】データ入力ノード56から1ビットのデー
タが入力される。書込/読出行デコーダ101は、メモ
リセル10の行を選択するためのものである。書込/読
出列デコーダ102は、メモリセル10の列を選択する
ためのものである。データ入力ノード56から入力され
たデータは、書込/読出行デコーダ101および書込/
読出列デコーダ102によって選択されたメモリセル1
0に書込まれる。
【0341】そして、書込/読出行デコーダ101およ
び書込/読出列デコーダ102によって選択されたメモ
リセル10からデータが読出される。また、ダミーメモ
リセル00からはダミーのデータが読出される。
【0342】電位比較回路103においては、第1〜第
8実施例の場合と同様に、読出ビット線に伝達された電
位と、ダミー読出ビット線に伝達された電位とを比較
し、その比較結果に基づく読出を行なう。
【0343】このように、構成された第10実施例によ
るDRAMにおいても、第1〜第8実施例のそれぞれに
おいて得られる効果と同様の効果を得ることができる。
【0344】第11実施例 次に、第11実施例について説明する。この第11実施
例においては、第9実施例に示されるメモリの構成をD
RAMに適用した例について説明する。
【0345】図15は、第11実施例による多値記憶の
DRAMの構成を示すブロック図である。この図15に
おいて、図13および図14と共通する部分には同一の
参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0346】図15を参照して、図15のDRAMが図
14のものと異なるのは、次の点である。すなわち、電
位比較回路94の構成が異なること、少なくとも3つの
ダミーメモリセル700〜702が設けられているこ
と、ならびに、デコーダ91、参照電位発生回路92、
スイッチ回路93およびエンコーダ95が付加されてい
ることである。
【0347】メモリセルアレイ1、メモリセル10、ダ
ミーメモリセル700〜702、デコーダ91、参照電
位発生回路92、スイッチ回路93、電位比較回路94
およびエンコーダ95は、それぞれ第9実施例の図13
に示されたものと同様に構成される。
【0348】このため、たとえば、メモリセル10が、
4値のデータを記憶し、ダミーメモリセル700〜70
2がそれぞれ中間レベルのデータを記憶する。そして、
読出時に、それらのデータのレベルの比較結果に基づく
データの読出が行なわれる。
【0349】したがって、第11実施例によれば、第9
実施例によるFIFOメモリと同様の効果をDRAMに
おいて得ることができる。
【0350】第12実施例 次に、第12実施例について説明する。この第12実施
例においては、第1〜第11実施例で用いた、読出ビッ
ト線RBLjの電位とダミー読出ビット線DUMの電位
とを比較する差動増幅器50の消費電流を外部から制御
することが可能な例について説明する。
【0351】第1〜第11の実施例においては、メモリ
用センスアンプとして差動増幅器50を使用している。
一般に、差動増幅器は、電源から接地へ常時、2つのパ
スで電流を流し、この2つのパスの電流差を利用して増
幅を行なう。ここで、差動増幅器における消費電流をど
の程度にするかは、差動増幅器の要求速度によって異な
り、高速である程大きな消費電流を必要とする。
【0352】FIFOメモリは、ロジック回路を同一チ
ップ上に集積して使用され、要求速度はアプリケーショ
ンによってさまざまである。このため、差動増幅器の消
費電流は、通常、ターゲットスペック内で最大の速度に
合せて決定され、それほど高速動作を必要としないアプ
リケーションで使用された場合、無駄に消費電力が費や
されることになる。この第12実施例は、このような問
題を解決するものである。
【0353】図16は、第12実施例によるFIFOメ
モリの読出ビット線のメモリとダミー読出ビット線の電
位とを比較する部分の回路図である。
【0354】図16を参照して、FIFOメモリの読出
ビット線RBLjの電位とダミー読出ビット線DUMの
電位とを比較する部分は、入力端子1001、バイアス
電圧発生回路1003および差動増幅器50を含む。バ
イアス電圧発生回路1003および差動増幅器50は、
電位比較ユニット1005を構成する。図16の差動増
幅器50は、たとえば、第1〜第9実施例のFIFOメ
モリの差動増幅器50として用いることができる。そし
て、その差動増幅器50に対して、入力端子1001お
よびバイアス電圧発生回路1003が設けられる。たと
えば、入力端子1001およびバイアス電圧発生回路1
003は、FIFOメモリに対して1つ設けてもよい
し、差動増幅器50の各々に対して設けてもよく、その
数は、設計によって任意である。
【0355】バイアス電圧発生回路1003は、入力端
子1001から入力される外部電圧信号OSを受ける図
示しない外部バイアス端子を備える。バイアス電圧発生
回路1003は、差動増幅器50へバイアス電圧を伝え
るための図示しない、少なくとも2つ以上のバイアス電
圧供給端子を備える。図16においては、図示しない
が、2つのバイアス電圧供給端子を備えているものとす
る。
【0356】第1〜第11実施例に示したと同様に、差
動増幅器50の非反転入力端子には、ダミー読出ビット
線DUMが接続され、反転入力端子には、読出ビット線
RBLjが接続される。差動増幅器50の出力信号は出
力ノードOUTNに出力される。差動増幅器50は、バ
イアス電圧発生回路1003の図示しない2つのバイア
ス電圧供給端子を通してバイアス電圧BV1およびBV
2を受ける。
【0357】差動増幅器50は、図示しないが、バイア
ス電圧BV1およびBV2をそれぞれ受ける2つのバイ
アス端子を備える。入力端子1001は、外部電圧信号
OSを受け、バイアス電圧発生回路1003に伝達す
る。
【0358】次に動作について説明する。一般的に、2
つ以上のバイアス端子を有する差動増幅器は、2つ以上
のバイアス端子を通して入力される2つ以上のバイアス
電圧の電圧関係が一定の関係にないと安定に動作しな
い。したがって、バイアス回路1003は、差動増幅器
50が安定に動作するようなバイアス電圧BV1および
BV2を供給するものである。
【0359】バイアス電圧発生回路1003は、入力端
子1001から入力される外部電圧信号OSに応じて、
差動増幅器50が安定に動作する条件を満たすバイアス
電圧BV1およびBV2を発生する。そして、このバイ
アス電圧BV2の大きさに基づいて、差動増幅器50を
流れる消費電流を決定する。
【0360】すなわち、外部電圧信号OSによりバイア
ス電圧BV1およびBV2が制御されているため、差動
増幅器50の消費電流は、外部電圧信号OSにより制御
することが可能となる。
【0361】図17は、LSI1011中の、第12実
施例によるFIFOメモリを示す概略ブロック図であ
る。
【0362】図17を参照して、LSI1011中に
は、2つの、第12実施例によるFIFOメモリ101
3がある。FIFOメモリ1013は、入力端子100
1および電位比較ユニット1005を含む。ここで、入
力端子1001および電位比較ユニット1005は、図
16の入力端子1001および電位比較ユニット100
5と同様である。
【0363】一方のFIFOメモリ1013の入力端子
1001は、外部入力端子1015と接続され、外部入
力端子1015および入力端子1001を通して外部電
圧信号OSを受ける。
【0364】他方のFIFOメモリ1013は、入力端
子1001を通して、LSI1011から外部電圧信号
OSを受ける。なお、2つのFIFOメモリに入力され
る外部電圧信号OSは、たとえば、アナログ電圧信号で
ある。
【0365】図18は、図16の電位比較ユニット10
05の詳細を示す回路図である。図18を参照して、電
位比較ユニット1005は、バイアス電圧発生回路10
03および差動増幅器50からなる。バイアス電圧発生
回路1003は、負荷用PMOSトランジスタTPS
1、外部電圧信号印加用NMOSトランジスタTND1
および電流源NMOSトランジスタTPR1からなる。
【0366】差動増幅器50は、負荷用PMOSトラン
ジスタTPS2,TPS3、ドライバ用NMOSトラン
ジスタTND2,TND3および電流源NMOSトラン
ジスタTPR2,TPR3からなる。
【0367】差動増幅器50において、負荷用PMOS
トランジスタTPS2、ドライバ用NMOSトランジス
タTND2および電流源NMOSトランジスタTPR2
は、電源ノードSN1および接地ノードとの間に直列に
接続される。ドライバ用NMOSトランジスタTND2
のゲートは、ダミー読出ビット線DUMに接続される。
【0368】負荷用PMOSトランジスタTPS3、ド
ライバ用NMOSトランジスタTND3および電流源N
MOSトランジスタTPR3は、電源ノードSN1およ
び接地ノードとの間に直列に接続される。ドライバ用N
MOSトランジスタTND3のゲートは、読出ビット線
RBLjに接続される。
【0369】負荷用PMOSトランジスタTPS1、T
PS2およびTPS3のゲートは共通に接続される。電
流源NMOSトランジスタTPR1、TPR2およびT
PR3のゲートは共通に接続される。負荷用PMOSト
ランジスタTPS3およびドライバ用NMOSトランジ
スタTND3のドレインは、出力ノードOUTNに接続
される。ドライバ用NMOSトランジスタTND2のソ
ースと、負荷用NMOSトランジスタTND3のソース
とは接続される。
【0370】負荷用PMOSトランジスタTPS2とT
PS3のサイズ、ドライバ用NMOSトランジスタTN
D2とTND3のサイズおよび電流源NMOSトランジ
スタTPR2とTPR3のサイズは、各々同一である。
【0371】バイアス電圧発生回路1003において、
負荷用PMOSトランジスタTPS1、外部電圧信号印
加用NMOSトランジスタTND1および電流源NMO
SトランジスタTPR1は、電源ノードSN1および接
地ノードとの間に直列に接続される。外部電圧信号印加
用NMOSトランジスタTND1のゲートは、入力端子
1001に接続される。
【0372】負荷用PMOSトランジスタTPS1のゲ
ートは、自らのドレインに接続され、バイアス電圧供給
端子IBV1をなす。電流源NMOSトランジスタTP
R1のゲートは自らのドレインに接続されてバイアス電
圧供給端子IBV2をなす。負荷用PMOSトランジス
タTPS1と電流源NMOSトランジスタTPR1のサ
イズ比は、負荷用PMOSトランジスタTPS2と電流
源NMOSトランジスタTPR2のサイズ比および負荷
用PMOSトランジスタTPS3と電流源NMOSトラ
ンジスタTPR3のサイズ比に比例している。
【0373】次に動作について説明する。差動増幅器5
0は、それを構成する全トランジスタTPS2,TPS
3,TND2,TND3,TPR2,TPR3が飽和状
態にあるときに最も高い性能を得る。差動増幅器50に
対して上述したようにバイアス電圧発生回路1003を
構成することによって、差動増幅器50を構成する全ト
ランジスタTPS2,TPS3,TND2,TND3,
TPR2,TPR3を飽和状態にすることができる。
【0374】すなわち、負荷用PMOSトランジスタT
PS1ならびに電流源NMOSトランジスタTPR1
は、ダイオード接続トランジスタであるため、これらの
トランジスタをオフさせない限り、これらのトランジス
タは飽和状態で動作する。
【0375】また、上述したように、負荷用PMOSト
ランジスタTPS1と電流源NMOSトランジスタTP
R1のサイズ比は、負荷用PMOSトランジスタTPS
2と電流源NMOSトランジスタTPR2のサイズ比な
らびに負荷用PMOSトランジスタTPS3と電流源N
MOSトランジスタTPR3のサイズ比に比例してい
る。
【0376】さらに、負荷用PMOSトランジスタTP
S1のゲート電圧とソース電圧のそれぞれは、負荷用P
MOSトランジスタTPS2、TPS3のゲート電圧と
ソース電圧のそれぞれに等しくなっている。
【0377】また、電流源NMOSトランジスタTPR
1のゲート電圧とソース電圧のそれぞれは、電流源NM
OSトランジスタTPR2、TPR3のゲート電圧とソ
ース電圧のそれぞれに等しくなっている。
【0378】以上のことにより、負荷用PMOSトラン
ジスタTPS1と電流源NMOSトランジスタTPR1
が飽和状態で動作するときには、負荷用PMOSトラン
ジスタTPS2と電流源NMOSトランジスタTPR
2、負荷用PMOSトランジスタTPS3と電流源NM
OSトランジスタTPR3も多くの場合飽和状態で動作
する。
【0379】ドライバ用NMOSトランジスタTND
2、TND3は、それぞれダミー読出ビット線DUMお
よび読出ビット線RBLjからの入力電圧の値もしくは
振幅によって、飽和状態で動作したり、非飽和状態で動
作したりする。しかし、少なくとも差動増幅開始時点に
おいては、ドライバ用NMOSトランジスタTND2、
TND3が飽和状態で動作するように、それぞれのゲー
トに、入力電圧が与えられる。
【0380】外部電圧信号印加用NMOSトランジスタ
TND1の飽和、非飽和も、入力端子1001に印加さ
れる外部電圧信号OSによって異なるが、外部電圧信号
印加用NMOSトランジスタTND1の動作状態は問題
とならない。
【0381】ここで、入力端子1001に印加される外
部電圧信号OSを変化させる場合を考える。外部電圧信
号印加用NMOSトランジスタTND1は、外部電圧信
号OSの大きさに応じて、その抵抗値が変化する抵抗手
段とみなすことができる。したがって、外部電圧信号印
加用NMOSトランジスタTND1のゲートに印加す
る、外部電圧信号OSを大きくしていくと、抵抗値が小
さくなっていき、外部電圧信号OSを小さくしていくと
抵抗値が大きくなっていく。
【0382】このため、外部電圧信号印加用NMOSト
ランジスタTND1の抵抗値が大きくなっていくと、バ
イアス電圧供給端子IBV2からのバイアス電圧BV2
は下降し、バイアス電圧入力端子IBV1からのバイア
ス電圧BV1は上昇する。逆に、外部電圧信号印加用N
MOSトランジスタTND1の抵抗値が小さくなってい
くとバイアス電圧BV2は上昇し、バイアス電圧BV1
は下降する。
【0383】すなわち、外部電圧信号OSを大きくして
いくと、バイアス電圧BV2が上昇し、バイアス電圧B
V2をゲートに受ける、差動増幅器50の電流源NMO
SトランジスタTPR2、TPR3は強くオンする。こ
のため、電流源NMOSトランジスタTPR2、TPR
3のドレイン・ソース間電流(以下、「消費電流」とい
う)は増加し、差動増幅器50は高速に動作する。
【0384】外部電圧信号OSを小さくしていくと、バ
イアス電圧BV2が下降し、バイアス電圧BV2をゲー
トに受ける、差動増幅器50の電流源NMOSトランジ
スタTPR2、TPR3は弱くオンすることになる。こ
のため、消費電流は減少し、差動増幅器50は低速に動
作することとなる。
【0385】通常、差動増幅器50における、消費電流
を制御するだけならば、差動増幅器50の電流源NMO
SトランジスタTPR2、TPR3のゲートに、外部か
ら直接、バイアス電圧を印加することもできる。しか
し、負荷用PMOSトランジスタTPS2と電流源NM
OSトランジスタTPR2ならびに負荷用PMOSトラ
ンジスタTPS3と電流源NMOSトランジスタTPR
3のバランスがくずれ、負荷用PMOSトランジスタT
PS2と負荷用PMOSトランジスタTPS3または、
電流源NMOSトランジスタTPR2と電流源NMOS
トランジスタTPR3が非飽和となって差動増幅器50
の性能が大きく劣化する。
【0386】図18の差動増幅器50においては、負荷
用PMOSトランジスタTPS2、TPS3および電流
源NMOSトランジスタTPR2、TPR3はそれぞ
れ、ダイオード接続された負荷用PMOSトランジスタ
TPS1および電流源NMOSトランジスタTPR1に
よって、飽和状態が保証されているのでこのような問題
はない。
【0387】なお、図18のバイアス電圧発生回路10
03の外部電圧信号印加用NMOSトランジスタTND
1の代わりに、PMOSトランジスタを用いることもで
きる。この場合には、外部電圧信号OSを大きくしてい
くと、バイアス電圧BV2が下降し、差動増幅器50の
消費電流が減少し、差動増幅器は低速に動作することに
なる。また、外部電圧信号OSを小さくしていくと、バ
イアス電圧BV2が上昇し、差動増幅器50の消費電流
は増加し、差動増幅器50は高速に動作することにな
る。
【0388】このように、ダイオード接続トランジスタ
TPS1,TPR1の間に外部電圧信号印加用NMOS
トランジスタTND1を設け、このトランジスタTND
1に外部電圧信号を印加することで、トランジスタTP
S1,TPS2,TPS3,TPR1,TPR2,TP
R3の飽和を保証しつつ消費電流を制御している。
【0389】以上のように、第12実施例によるFIF
Oメモリにおいては、その差動増幅器50へのバイアス
電圧BV1,BV2を発生するバイアス電圧発生回路1
003を外部から入力される外部電圧信号OSにより制
御することにより、差動増幅器50の消費電流を制御で
きる。このため、FIFOメモリの仕様に応じて、差動
増幅器50の速度が最適化でき、ひいては、消費電力が
最適化できる。
【0390】図19は、第12実施例の変更例によるF
IFOメモリの読出ビット線の電位とダミー読出ビット
線の電位とを比較する部分の回路図である。
【0391】図19を参照して、第12実施例の変更例
によるFIFOメモリの読出ビット線の電位とダミー読
出ビット線の電位とを比較する部分は、複数の入力端子
1023および電位比較ユニット1027を含む。電位
比較ユニット1027は、バイアス電圧発生ユニット1
025および差動増幅器50を備える。バイアス電圧発
生ユニット1025は、レギュレータ1021およびバ
イアス電圧発生回路1003を備える。
【0392】図19の差動増幅器50は、たとえば、第
1〜第9実施例のFIFOメモリの差動増幅器50とし
て用いることができる。そして、その差動増幅器50に
対して、複数の入力端子1023およびバイアス電圧発
生ユニット1025が設けられる。たとえば、バイアス
電圧発生ユニット1025は、FIFOメモリに対して
1つ設けてもよいし、差動増幅器50の各々に対して設
けてもよく、その数は、設計によって任意である。図1
9において、図16と共通する部分には同一の参照符号
を付しその説明を適宜省略する。
【0393】図19の電位比較ユニット1027は、図
16の電位比較ユニット1005に、レギュレータ10
21を設けたものである。レギュレータ1021は、バ
イアス電圧発生回路1003との、少なくとも1つ以上
の図示しない接続端子を有する。
【0394】レギュレータ1021は、複数の入力端子
1023の各々と接続される、図示しない複数の端子を
有する。そして、レギュレータ1021には、複数の入
力端子1023を介して外部からデジタルコードD1…
DNが入力される。レギュレータ1021は、入力され
るデジタルコードD1…DNに応じて、図示しない複数
の端子を介してバイアス電圧発生回路1003を制御す
ることにより、バイアス電圧BV1、BV2を制御す
る。
【0395】図20は、LSI中の、第12実施例の変
更例によるFIFOメモリを示す概略ブロック図であ
る。
【0396】図20を参照して、LSI中には、2つの
第12実施例の変更例によるFIFOメモリがある。F
IFOメモリ1033は、電位比較ユニット27および
複数の入力端子1023を含む。なお、電位比較ユニッ
ト1027および入力端子1023は、それぞれ図19
の電位比較ユニット1027および入力端子1023と
同様である。ここでFIFOメモリ1033の入力端子
1023は、4つ設けられている。LSI1011は、
4つの外部入力端子1031を備える。
【0397】図20の一方のFIFOメモリ1033の
入力端子1023の各々は、外部入力端子1031の各
々に接続される。すなわち、一方のFIFOメモリ10
33の電位比較ユニット1027には、外部入力端子1
031および入力端子1023を通してデジタルコード
D1〜D4が入力されることになる。
【0398】他方のFIFOメモリ1033の4つの入
力端子1023のうち2つは、電源ノードSNに接続さ
れ、他の2つは接地ノードに接続されている。すなわ
ち、デジタルコードD5〜D8を、LSI1011上の
電源および接地を用いて作り出している。
【0399】以上のように、デジタルコードは、外部入
力端子1031から入力してもよい。または、オンチッ
プ時にFIFOメモリの仕様に合せて、電源ノードSN
や接地ノードに入力端子1023の各々を接続すること
により、デジタルコードを作り出してもよい。
【0400】図21は、図19の電位比較ユニット10
27の詳細を示す回路図である。この図21において、
図18および図19と共通する部分には同一の参照符号
を付しその説明を適宜省略する。図21を参照して、レ
ギュレータ1021は、PMOSトランジスタTP1,
TP2およびNMOSトランジスタTN1,TN2を備
える。バイアス電圧発生回路1040は、図18のバイ
アス電圧発生回路1003の構成にアナログ電圧発生回
路1041をさらに設けたものである。
【0401】レギュレータ1021において、PMOS
トランジスタTP1およびNMOSトランジスタTN1
は、電源ノードSN1と接地ノードとの間に直列に接続
される。PMOSトランジスタTP2およびNMOSト
ランジスタTN2は、電源ノードSN1および接地ノー
ドTN2との間に直列に接続される。
【0402】PMOSトランジスタTP1、TP2およ
びNMOSトランジスタTN1、TN2のゲートはそれ
ぞれ、4つの入力端子1023の各々に接続される。こ
こで、PMOSトランジスタTP1、TP2およびNM
OSトランジスタTN1、TN2のゲートには、それぞ
れ信号D4、D3、D2およびD1が入力される。
【0403】バイアス電圧発生回路1040の外部電圧
信号印加用NMOSトランジスタTND1のゲートには
アナログ電圧発生回路1041、PMOSトランジスタ
TP1、TP2のドレインおよびNMOSトランジスタ
TN1、TN2のドレインが接続される。
【0404】次に動作について説明する。アナログ電圧
発生回路1041は、差動増幅器50が中間的な速度と
なるようにバイアス電圧BV1、BV2が発生されるよ
うな、一定電圧を発生する。レギュレータ1021の全
トランジスタTP1、TP2、TN1、TN2はデジタ
ルコードD1〜D4に応じて、そのオン、オフが変化す
る。
【0405】この場合、たとえば、D4=D3=「HI
GH」、D2=D1=「LOW」が入力されたとする
と、レギュレータ1021の全トランジスタTP1、T
P2、TN1、TN2はオフし、バイアス電圧発生回路
1040の外部電圧信号印加用NMOSトランジスタT
ND1のゲートには、アナログ電圧発生回路1021か
らの一定電圧のみが印加されることになる。すなわち、
差動増幅器50には、差動増幅器50が中間的な速度と
なるようなバイアス電圧BV1およびBV2が印加され
ることになる。このため、差動増幅器50の消費電流も
中間的となる。
【0406】また、たとえば、D3=「HIGH」、D
4=D2=D1=「LOW」が入力された場合、PMO
SトランジスタTP1のみがオンする。これにより、バ
イアス電圧発生回路1040の外部電圧信号印加用NM
OSトランジスタTND1のゲートには、アナログ電圧
発生回路1041からの一定電圧と電源ノードSN1か
らの電源電圧が印加されることになる。このため、外部
電圧信号印加用NMOSトランジスタTND1は強くオ
ンし、バイアス電圧BV2が大きくなり、電流源NMO
SトランジスタTPR2、TPR3も強くオンする。し
たがって、差動増幅器50の消費電流が大きくなり、差
動増幅器50は高速に動作することになる。
【0407】以上のように、第12実施例の変更例によ
るFIFOメモリにおいては、その差動増幅器50への
バイアス電圧BV1、BV2を発生するバイアス電圧発
生ユニット1025を外部からのデジタルコードD1〜
D4により制御することにより、差動増幅器50の消費
電流を制御できる。このため、FIFOメモリの仕様に
応じて、差動増幅器50の速度が最適化でき、ひいて
は、消費電力が最適化できる。
【0408】なお、図16の電位比較ユニット100
5、入力端子1001または図19の電位比較ユニット
1027、入力端子1023は、第10実施例および第
11実施例のDRAMにも用いることができ、FIFO
メモリに用いた場合と同様の効果を奏する。
【0409】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、ダミ
ーメモリセルは、複数のメモリセルに書込まれる第1ま
たは第2のレベルの間の第3のレベルであるダミーの情
報が書込まれる。これにより、読出時に、読出ビット線
の電位と、ダミー読出ビット線の電位との間に電位差を
生じさせる。そして、ダミー読出ビット線の電位と、読
出ビット線の電位との比較結果に基づいて、メモリセル
から読出された情報のレベルを示すことが可能である。
【0410】このため、読出速度を高速化できるととも
に、読出動作を安定化することができる。さらに、この
ように読出速度を高速化できることにより、読出速度の
高速化の実現のためにチップ面積を大きくする必要がな
いため、チップ面積の増加を抑制することができる。
【0411】請求項2に記載の本発明によれば、ダミー
読出ビット線に接続された容量手段によって、読出時に
おいて、ダミー読出ビット線の電位が、読出ビット線に
伝達され得る2つのレベルの電位の間の電位となる。こ
れにより、読出時に、読出ビット線の電位と、ダミー読
出ビット線の電位との間に電位差を生じさせる。そし
て、ダミー読出ビット線の電位と、読出ビット線の電位
との比較結果に基づいて、メモリセルから読出された情
報のレベルを示すことが可能である。
【0412】このため、読出速度を高速化できるととも
に、読出動作を安定化することができる。さらに、この
ように読出速度を高速化できることにより、読出速度の
高速化の実現のためにチップ面積を大きくする必要がな
いため、チップ面積の増加を抑制することができる。
【0413】請求項3に記載の本発明によれば、ダミー
メモリセルに1対1の対応でダミーメモリセルと同じ数
設けられた容量手段により、読出時に、ダミー読出ビッ
ト線の電位が、読出ビット線に伝達され得る2つのレベ
ルの間のレベルになる。これにより、読出時に、読出ビ
ット線の電位と、ダミー読出ビット線の電位との間に電
位差を生じさせる。そして、ダミー読出ビット線の電位
と、読出ビット線の電位との比較結果に基づいて、メモ
リセルから読出された情報のレベルを示すことが可能で
ある。
【0414】このため、読出速度を高速化できるととも
に、読出動作を安定化することができる。さらに、この
ように読出速度を高速化できることにより、読出速度の
高速化の実現のためにチップ面積を大きくする必要がな
いため、チップ面積の増加を抑制することができる。
【0415】請求項4に記載の本発明によれば、第1の
電位固定手段によって、ダミー読出ビット線の電位が、
読出ビット線の最低電位よりも高い第1の所定電位に固
定される。そして、読出ビット線の電位がダミー読出ビ
ット線の電位よりも高い読出状態において、制御信号発
生手段の制御信号に応答する第2の電位固定手段によっ
て、読出ビット線の電位が、第2の所定電位に固定され
る。
【0416】したがって、ダイナミックメモリが低速で
動作する場合でも、読出ビット線の電位と、ダミー読出
ビット線の電位との間に電位差が生じる。このため、ダ
イナミックメモリが低速で動作する場合においても、比
較手段において、メモリセルから読出された情報を判別
することができる。その結果、低速動作時の動作を安定
化することができる。
【0417】請求項5に記載の本発明によれば、第1の
電位固定手段によって、ダミー読出ビット線の電位が、
読出ビット線の最低電位よりも高い第1の所定電位に固
定される。そして、読出ビット線の電位がダミー読出ビ
ット線の電位よりも高い読出状態において、読出ビット
線の電位と、ダミー読出ビット線の電位との電位差が第
1の所定レベルよりも低くなった場合に、制御信号発生
手段の制御信号に応答する第2の電位固定手段によっ
て、読出ビット線の電位が、第2の所定電位に固定され
る。
【0418】したがって、ダイナミックメモリが低速で
動作する場合でも、読出ビット線の電位と、ダミー読出
ビット線の電位との間には電位差が生じる。このため、
ダイナミックメモリが低速で動作する場合においても、
比較手段において、メモリセルから読出された情報を判
別することができる。その結果、低速動作時の動作を安
定化することができる。
【0419】請求項6に記載の本発明によれば、1つの
ダミー読出ビット線に関連する複数の比較手段の第2の
入力ノードの入力容量値の総計が、1つの読出ビット線
に関連する1つの比較手段の第1の入力ノードの入力容
量値よりも大きくされている。このため、対応する読出
ビット線およびダミー読出ビット線において、ダミー読
出ビット線の方が容量値が大きいので、比較手段によっ
て比較されるダミー読出ビット線の電位は、読出ビット
線の電位の振幅の中間のレベルになる。
【0420】これにより、読出時に、読出ビット線の電
位と、ダミー読出ビット線の電位との間に電位差を生じ
させる。そして、ダミー読出ビット線の電位と、読出ビ
ット線の電位との比較結果に基づいて、メモリセルから
読出された情報のレベルを示すことが可能である。
【0421】このため、読出速度を高速化できるととも
に、読出動作を安定化することができる。さらに、この
ように読出速度を高速化できることにより、読出速度の
高速化の実現のためにチップ面積を大きくする必要がな
いため、チップ面積の増加を抑制することができる。
【0422】請求項7に記載の本発明によれば、複数の
ダミー読出ビット線の各々の電位が、対応する第1の電
位固定手段によって、読出ビット線の最低電位よりも高
い第1の所定電位に固定される。そして、読出ビット線
の電位がダミー読出ビット線の電位よりも高い読出状態
において、複数の読出ビット線の各々の電位が、対応す
る制御信号発生手段の制御信号に応答する第2の電位固
定手段によって、第2の所定電位に固定される。
【0423】したがって、ダイナミックメモリが低速で
動作する場合でも、対応する読出ビット線の電位と、ダ
ミー読出ビット線の電位との間には電位差が生じる。こ
のため、ダイナミックメモリが低速で動作する場合にお
いても、比較手段において、メモリセルから読出された
情報を判別することができる。その結果、低速動作時の
動作を安定化することができる。
【0424】請求項8に記載の本発明によれば、複数の
ダミー読出ビット線の各々の電位が、対応する第1の電
位固定手段によって、読出ビット線の最低電位よりも高
い第1の所定電位に固定される。そして、読出ビット線
の電位がダミー読出ビット線の電位よりも高い読出状態
において、複数の読出ビット線の各々の電位と、対応す
るダミー読出ビット線の電位との電位差が第1の所定レ
ベルよりも低くなった場合に、対応する制御信号発生手
段の制御信号に応答する第2の電位固定手段によって、
第2の所定電位に固定される。
【0425】したがって、ダイナミックメモリが低速で
動作する場合でも、対応する読出ビット線の電位と、ダ
ミー読出ビット線の電位との間には電位差が生じる。こ
のため、ダイナミックメモリが低速で動作する場合にお
いても、比較手段において、メモリセルから読出された
情報を判別することができる。その結果、低速動作時の
動作を安定化することができる。
【0426】請求項9に記載の本発明によれば、読出ビ
ット線に第1の負荷抵抗手段が設けられ、ダミー読出ビ
ット線に第1の負荷抵抗手段よりも抵抗値が高い第2の
負荷抵抗手段が設けられる。このため、読出時には、読
出ビット線と、ダミー読出ビット線との間に電位差が生
じ、かつ、最終的に、読出ビット線と、ダミー読出ビッ
ト線とが異なる電位に固定される。
【0427】したがって、ダイナミックメモリが低速で
動作する場合でも、対応する読出ビット線の電位と、ダ
ミー読出ビット線の電位との間には電位差が生じる。こ
のため、ダイナミックメモリが低速で動作する場合にお
いても、比較手段において、メモリセルから読出された
情報を判別することができる。その結果、低速動作時の
動作を安定化することができる。
【0428】請求項10に記載の本発明によれば、電源
ノードと読出ビット線との間に、第1の負荷抵抗手段と
並列にプルアップ手段が設けられる。このため、読出ビ
ット線の電位の上昇を高速で行なうことができる。
【0429】請求項11に記載の本発明によれば、ダミ
ー読出ビット線の電位は、複数のメモリセルに書込まれ
る第1または第2のレベルの間のレベルである。これに
より、読出時に、読出ビット線の電位と、ダミー読出ビ
ット線の電位との間に電位差を生じさせる。そして、ダ
ミー読出ビット線と読出ビット線の電位との比較結果に
基づいて、メモリセルから読出された情報のレベルを示
すことが可能である。
【0430】このため、読出速度を高速化できるととも
に、読出動作を安定化することができる。さらに、この
ように読出速度を高速化できることにより、読出速度の
高速化の実現のためにチップ面積を大きくする必要がな
いため、チップ面積の増加を抑制することができる。
【0431】請求項12に記載の本発明によれば、外部
からの電圧信号により、比較手段の消費電流を制御でき
るため、ダイナミックメモリの仕様に応じて、比較手段
の速度が最適化でき、ひいては、消費電力が最適化でき
る。
【0432】請求項13に記載の本発明によれば、1つ
の入力端子から入力される外部からのアナログ信号によ
り、比較手段の消費電流を制御できる。
【0433】このため、ダイナミックメモリの仕様に応
じて、比較手段の速度が最適化でき、ひいては、消費電
力が最適化できる。
【0434】請求項14に記載の本発明によれば、第1
の電圧発生手段は、トランジスタを含み、トランジスタ
は、その制御電極に外部から入力されるアナログ信号の
大きさにより、比較手段に印加する第1の電圧の大きさ
を決定し、比較手段の消費電流を制御する。
【0435】このため、ダイナミックメモリの仕様に応
じて、比較手段の速度が最適化でき、ひいては、消費電
力が最適化できる。
【0436】請求項15に記載の本発明によれば、複数
の入力端子から入力される外部からのデジタルコードに
より比較手段の消費電流を制御できる。
【0437】このため、ダイナミックメモリの仕様に応
じて、比較手段の速度が最適化でき、ひいては、消費電
力が最適化できる。
【0438】請求項16に記載の本発明によれば、第1
の電圧発生手段は、第2の電圧発生手段を含み、第2の
電圧発生手段は、外部からのデジタルコードに応じた、
第2の電圧の大きさにより、比較手段に印加する第1の
電圧の大きさを制御し、比較手段の消費電流を制御す
る。
【0439】このため、ダイナミックメモリの仕様に応
じて、比較手段の速度が最適化でき、ひいては、消費電
力が最適化できる。
【0440】請求項17に記載の本発明によれば、第1
の電圧発生手段に含まれる第3の電圧発生手段は、一定
である、第3の電圧を発生する。第2の電圧発生手段
は、外部からのデジタルコードに応じて、第4の電圧ま
たは第5の電圧の発生、すなわち、第2の電圧の大きさ
を制御する。第1の電圧発生手段に含まれる、第1の電
圧の大きさを決定するトランジスタは、その制御電極に
入力される第2の電圧または第3の電圧の大きさによ
り、比較手段に印加する第1の電圧の大きさを決定し、
比較手段の消費電流を制御する。
【0441】このため、ダイナミックメモリの仕様に応
じて、比較手段の速度が最適化でき、ひいては、消費電
力が最適化できる。
【0442】請求項18に記載の本発明によれば、読出
ビット線の電位と、ダミー読出ビット線の電位との比較
結果に基づいて、メモリセルから読出された情報を判別
するダイナミックメモリを、FIFOメモリに適用する
ことができる。
【0443】請求項19に記載の本発明によれば、読出
ビット線の電位と、ダミー読出ビット線の電位との比較
結果に基づいて、メモリセルから読出された情報を判別
するダイナミックメモリを、ランダムアクセスメモリに
適用することができる。
【0444】請求項20に記載の本発明によれば、複数
のメモリセルの各々には、4種類以上のレベルになり得
る情報が書込まれ、複数のダミーメモリセルには、各メ
モリセルに書込まれ得る4種類以上のレベルのそれぞれ
の中間のレベルの情報が書込まれる。このため、読出時
に、複数のダミー読出ビット線にそれぞれ伝達される電
位は、読出ビット線に伝達される電位を判別するための
レベルになる。
【0445】したがって、比較手段および変換手段によ
り、各読出ビット線の電位と、複数のダミー読出ビット
線の電位のそれぞれとの比較結果に基づいて、メモリセ
ルから読出される情報としての4値以上の情報のレベル
を示すことが可能である。
【0446】このように、各読出ビット線の電位と、複
数のダミー読出ビット線の電位との比較結果に基づい
て、4値以上の情報のレベルを示すことが可能であるた
め、読出速度を高速化できるとともに、読出動作を安定
化することができる。さらに、1つのメモリセルに4値
の情報を記憶できるようにしたため、メモリセルを少な
くできるので、チップ面積の増加を抑制することができ
る。
【0447】請求項21に記載の本発明によれば、各読
出ビット線の電位と、複数のダミー読出ビット線の電位
との比較結果に基づいて、メモリセルから読出された4
値以上の情報を判別するダイナミックメモリを、FIF
Oメモリに適用することができる。
【0448】請求項22に記載の本発明によれば、各読
出ビット線の電位と、複数のダミー読出ビット線の電位
との比較結果に基づいて、メモリセルから読出された4
値以上の情報を判別するダイナミックメモリを、ランダ
ムアクセスメモリに適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例によるFIFOメモリの概略構成
を示すブロック図である。
【図2】 図1のFIFOメモリにおけるメモリセルア
レイ、ダミーメモリセル列および電位比較回路の詳細な
構成を示す回路図である。
【図3】 第1実施例によるFIFOメモリの読出動作
時の読出ビット線およびダミー読出ビット線の電位の関
係を示すグラフである。
【図4】 第2実施例によるFIFOメモリにおけるメ
モリセルアレイ、ダミーメモリセル列および電位比較回
路の詳細な構成を示す回路図である。
【図5】 第3実施例によるFIFOメモリにおけるメ
モリセルアレイ、ダミーメモリセル列および電位比較回
路の詳細な構成を示す回路図である。
【図6】 第4実施例によるFIFOメモリの概略構成
を示すブロック図である。
【図7】 第4実施例によるFIFOメモリの電位比較
回路の回路図である。
【図8】 第5実施例によるFIFOメモリにおけるメ
モリセルアレイ、ダミーメモリセル列および電位比較回
路の詳細な構成を示す回路図である。
【図9】 第5実施例によるFIFOメモリの読出動作
時の読出ビット線およびダミー読出ビット線の電位の関
係を示すグラフである。
【図10】 第6実施例によるFIFOメモリの負荷抵
抗回路に関連する部分のブロック図である。
【図11】 第7実施例によるFIFOメモリの読出ビ
ット線およびダミー読出ビット線の電位を固定する部分
の回路図である。
【図12】 第8実施例によるFIFOメモリの読出ビ
ット線およびダミー読出ビット線の電位を固定する部分
の回路図である。
【図13】 第9実施例による多値記憶のFIFOメモ
リの構成を示す回路図である。
【図14】 第10実施例によるDRAMの概略構成を
示すブロック図である。
【図15】 第11実施例によるDRAMの概略構成を
示すブロック図である。
【図16】 第12実施例によるFIFOメモリの読出
ビット線の電位とダミー読出ビット線の電位とを比較す
る部分の回路図である。
【図17】 LSI中の、第12実施例によるFIFO
メモリを示す概略ブロック図である。
【図18】 図16の電位比較ユニットの詳細を示す回
路図である。
【図19】 第12実施例の変更例によるFIFOメモ
リの読出ビット線の電位とダミー読出ビット線の電位と
を比較する部分の回路図である。
【図20】 LSI中の、第12実施例の変更例による
FIFOメモリを示す概略ブロック図である。
【図21】 図19の電位比較ユニットの詳細を示す回
路図である。
【図22】 従来のFIFOメモリの構成を示すブロッ
ク図である。
【図23】 図22のFIFOメモリにおけるメモリセ
ルアレイの詳細な構成を示す回路図である。
【図24】 従来のFIFOメモリの動作上の問題を説
明するためのメモリセルの回路図である。
【符号の説明】
1 メモリセルアレイ、5,94,103 電位比較回
路、7,7a〜7cダミーメモリセル列、10 メモリ
セル、11〜13,62,71〜73,161,16
2,861 トランジスタ、14,61,63 キャパ
シタ、50,862 差動増幅器、70,700〜70
2 ダミーメモリセル、81,82 負荷抵抗回路、8
3 プルアップ回路、84,86 制御信号発生回路、
85 電位ロック回路、92 参照電位発生回路、93
スイッチ回路、95 エンコーダ、1001,102
3 入力端子、1003,1040 バイアス電圧発生
回路、1005,1027 電位比較ユニット、101
1 LSI、1013,1033 FIFOメモリ、1
015,1031 外部入力端子、1021 レギュレ
ータ、1025 バイアス電圧発生ユニット、1041
アナログ電圧発生回路、DUM ダミー読出ビット
線、WWLi 書込ワード線、RWLi 読出ワード
線、WBLj 書込ビット線、RBLj 読出ビット
線、TPS1,TPS2,TPS3 負荷用PMOSト
ランジスタ、TND1 外部電圧信号印加用NMOSト
ランジスタ、TND2,TND3 ドライバ用NMOS
トランジスタ、TPR1,TPR2,TPR3 電流源
NMOSトランジスタ、TP1,TP2 PMOSトラ
ンジスタ、TN1,TN2 NMOSトランジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 一也 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機 株式会社システムエル・エス・アイ開発研 究所内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1列に配列され、情報が書込
    まれる複数のメモリセルと、 ダミーの情報が書込まれる少なくとも1つのダミーメモ
    リセルと、 前記複数のメモリセルに選択的に書込むための第1また
    は第2のレベルの情報を供給する少なくとも1つの書込
    ビット線と、 前記第1および第2のレベルの間の第3のレベルであ
    り、前記ダミーメモリセルに書込むためのダミーの情報
    を固定的に供給する少なくとも1つのダミー情報供給手
    段と、 前記複数のメモリセルから選択的に読出された情報に応
    じた電位が伝達される少なくとも1つの読出ビット線
    と、 前記ダミーメモリセルから読出された情報に応じた電位
    が伝達されるダミー読出ビット線とを備え、 前記複数のメモリセルおよび前記ダミーメモリセルの各
    セルは、 情報を蓄積するためのキャパシタと、 書込時に、対応する前記書込ビット線または前記ダミー
    情報供給手段から供給される情報を前記キャパシタに伝
    達するための第1のトランジスタと、 前記キャパシタに蓄積された情報のレベルに応じた電位
    を供給するための第2のトランジスタと、 読出時に、前記第2のトランジスタから供給される電位
    を対応する前記読出ビット線または前記ダミー読出ビッ
    ト線に伝達するための第3のトランジスタとを含み、 前記読出ビット線の電位と、前記ダミー読出ビット線の
    電位とを比較し、その比較結果に基づいて、前記複数の
    メモリセルから選択的に読出された情報のレベルを示す
    情報を出力する少なくとも1つの比較手段をさらに備え
    た、ダイナミックメモリ。
  2. 【請求項2】 少なくとも1列に配列され、情報が書込
    まれる複数のメモリセルと、 ダミーの情報が書込まれる少なくとも1つのダミーメモ
    リセルと、 前記複数のメモリセルに選択的に書込むための第1また
    は第2のレベルの情報を供給する少なくとも1つの書込
    ビット線と、 前記ダミーメモリセルに書込むためのダミーの情報を固
    定的に供給する少なくとも1つのダミー情報供給手段
    と、 前記複数のメモリセルから選択的に読出された情報に応
    じた電位が伝達される少なくとも1つの読出ビット線
    と、 前記ダミーメモリセルから読出された情報に応じた電位
    が伝達されるダミー読出ビット線と、 前記ダミー読出ビット線に接続され、読出時に、そのダ
    ミー読出ビット線の電位を、前記読出ビット線に伝達さ
    れる前記第1または第2のレベルの情報に応じた2つの
    レベルの電位の間のレベルにするための容量手段とを備
    え、 前記複数のメモリセルおよび前記ダミーメモリセルの各
    セルは、 情報を蓄積するためのキャパシタと、 書込時に、対応する前記書込ビット線または前記ダミー
    情報供給手段から供給される情報を前記キャパシタに伝
    達するための第1のトランジスタと、 前記キャパシタに蓄積された情報のレベルに応じた電位
    を供給するための第2のトランジスタと、 読出時に、前記第2のトランジスタから供給される電位
    を対応する前記読出ビット線または前記ダミー読出ビッ
    ト線に伝達するための第3のトランジスタとを含み、 前記読出ビット線の電位と、前記ダミー読出ビット線の
    電位とを比較し、その比較結果に基づいて、前記複数の
    メモリセルから選択的に読出された情報のレベルを示す
    情報を出力する少なくとも1つの比較手段とをさらに備
    えた、ダイナミックメモリ。
  3. 【請求項3】 前記容量手段が、前記ダミーメモリセル
    に1対1の対応で前記ダミーメモリセルと同じ数設けら
    れた、請求項2記載のダイナミックメモリ。
  4. 【請求項4】 前記ダミー読出ビット線の電位が、前記
    読出ビット線の最低電位よりも高い電位である第1の所
    定電位よりも低い場合に、そのダミー読出ビット線の電
    位を前記第1の所定電位に固定するための少なくとも1
    つの第1の電位固定手段と、 前記比較手段の出力信号と、前記読出ビット線の電位を
    固定するタイミングを規定する所定のクロック信号とを
    受け、そのクロック信号に応答して、前記比較手段の出
    力信号を前記読出ビット線の電位を固定するための制御
    信号として発生する少なくとも1つの制御信号発生手段
    と、 前記制御信号発生手段の制御信号が、前記読出ビット線
    の電位が前記ダミー読出ビット線の電位よりも高いこと
    を示している場合に、その制御信号に応答して、前記読
    出ビット線の電位を前記第1の所定電位よりも高い第2
    の所定電位に固定するための少なくとも1つの第2の電
    位固定手段とをさらに備えた、請求項1または2記載の
    ダイナミックメモリ。
  5. 【請求項5】 前記ダミー読出ビット線の電位が、前記
    読出ビット線の最低電位よりも高い電位である第1の所
    定電位よりも低い場合に、そのダミー読出ビット線の電
    位を前記第1の所定電位に固定するための少なくとも1
    つの第1の電位固定手段と、 前記読出ビット線の電位および前記ダミー読出ビット線
    の電位を比較し、その比較結果に応じて前記読出ビット
    線の電位を固定するための制御信号を発生する少なくと
    も1つの制御信号発生手段とをさらに備え、 前記制御信号発生手段は、 前記読出ビット線に接続され、その読出ビット線の電位
    よりも第1の所定レベル低い電位を供給するためのダイ
    オード手段と、 前記ダイオード手段を介した前記読出ビット線の電位で
    ある第1の電位と、前記ダミー読出ビット線の電位であ
    る第2の電位とを比較し、前記第1の電位が前記第2の
    電位よりも高い場合に第2の所定レベルになる信号を前
    記制御信号として出力する比較出力手段とを含み、 前記制御信号発生手段の前記制御信号が前記第2の所定
    レベルである場合に、前記読出ビット線の電位を前記第
    1の所定電位よりも高い第2の所定電位に固定するため
    の少なくとも1つの第2の電位固定手段をさらに備え
    た、請求項1または2記載のダイナミックメモリ。
  6. 【請求項6】 複数列に配列され、情報が書込まれる複
    数のメモリセルと、 複数列の前記複数のメモリセルのうちの所定の複数列ご
    とに少なくとも1列が対応する態様で複数列設けられ、
    ダミーの情報が書込まれる複数のダミーメモリセルと、 前記複数のメモリセルの列のそれぞれに対応して設けら
    れ、各々が、対応する列のメモリセルに書込むための第
    1または第2のレベルの情報を供給する複数の書込ビッ
    ト線と、 前記複数のダミーメモリセルのそれぞれに書込むための
    ダミーの情報を固定的に供給するダミー情報供給手段
    と、 前記複数のメモリセルの複数列のそれぞれに対応して設
    けられ、各々に、対応する列のメモリセルから読出され
    た情報に応じた電位が伝達される複数の読出ビット線
    と、 前記複数のダミーメモリセルの列のそれぞれに対応して
    設けられ、各々に、対応する列のダミーメモリセルから
    読出された情報に応じた電位が伝達される複数のダミー
    読出ビット線とを備え、 前記複数のメモリセルおよび前記複数のダミーメモリセ
    ルの各セルは、 情報を蓄積するためのキャパシタと、 書込時に、対応する前記書込ビット線または前記ダミー
    情報供給手段から供給される情報を前記キャパシタに伝
    達するための第1のトランジスタと、 前記キャパシタに蓄積された情報のレベルに応じた電位
    を供給するための第2のトランジスタと、 読出時に、前記第2のトランジスタから供給される電位
    を対応する前記読出ビット線または前記ダミー読出ビッ
    ト線に伝達するための第3のトランジスタとを含み、 前記複数のメモリセルの列のそれぞれに対応して設けら
    れ、各々が、対応する読出ビット線の電位を受ける第1
    の入力ノードと、その読出ビット線に対応するダミー読
    出ビット線の電位を受ける第2の入力ノードとを有し、
    それらの入力ノードが受ける電位を比較し、その比較結
    果に基づいて、対応する列のメモリセルから読出された
    情報のレベルを示す信号を出力する複数の比較手段をさ
    らに備え、 読出時に、1つの前記ダミー読出ビット線の電位を、1
    つの前記読出ビット線に前記第1または第2のレベルの
    情報に応じて伝達される2つのレベルの電位の間にする
    ために、1つの前記ダミー読出ビット線に関連する複数
    の前記比較手段の前記第2の入力ノードの入力容量値の
    総計が、1つの前記読出ビット線に関連する1つの前記
    比較手段の第1の入力ノードの入力容量値よりも大きく
    された、ダイナミックメモリ。
  7. 【請求項7】 前記複数のダミー読出ビット線のそれぞ
    れに対応して設けられ、各々が、対応するダミー読出ビ
    ット線の電位が1つの前記読出ビット線の電位よりも高
    い電位である第1の所定電位よりも低い場合に、そのダ
    ミー読出ビット線の電位を前記第1の所定電位に固定す
    るための複数の第1の電位固定手段と、 前記複数の比較手段のそれぞれに対応して設けられ、各
    々が、対応する比較手段の出力信号と、前記読出ビット
    線の電位を固定するタイミングを規定する所定のクロッ
    ク信号とを受け、そのクロック信号に応答して、対応す
    る比較手段の出力信号を、対応する読出ビット線の電位
    を固定するための制御信号として発生する複数の制御信
    号発生手段と、 前記複数の制御信号発生手段のそれぞれに対応して設け
    られ、各々が、対応する読出ビット線の電位が、対応す
    るダミー読出ビット線の電位よりも高いことを、対応す
    る制御信号発生手段の制御信号が示している場合に、そ
    の制御信号発生手段の制御信号に応答して、対応する読
    出ビット線の電位を前記第1の所定電位よりも高い第2
    の所定電位に固定するための複数の第2の電位固定手段
    とを備えた、請求項6記載のダイナミックメモリ。
  8. 【請求項8】 前記複数のダミー読出ビット線のそれぞ
    れに対応して設けられ、各々が、対応するダミー読出ビ
    ット線の電位が、対応する読出ビット線の最低電位より
    も高い電位である第1の所定電位よりも低い場合に、そ
    のダミー読出ビット線の電位を前記第1の所定電位に固
    定するための複数の第1の電位固定手段と、 電位が比較される前記読出ビット線および前記ダミー読
    出ビット線の複数の組のそれぞれに対応して設けられ、
    対応する読出ビット線の電位および対応するダミー読出
    ビット線の電位を比較し、その比較結果に応じて、対応
    する読出ビット線の電位を固定するための制御信号を発
    生する複数の制御信号発生手段とを備え、 前記複数の制御信号発生手段の各々は、 対応する読出ビット線に接続され、その読出ビット線の
    電位よりも第1の所定レベル低い電位を供給するための
    ダイオード手段と、 前記ダイオード手段を介した前記読出ビット線の電位で
    ある第1の電位と、前記ダミー読出ビット線の電位であ
    る第2の電位とを比較し、前記第1の電位が前記第2の
    電位よりも高い場合に第2の所定レベルになる信号を前
    記制御信号として出力する比較出力手段とを含み、 前記複数の読出ビット線のそれぞれに対応して設けら
    れ、各々が、対応する制御信号発生手段の前記制御信号
    が前記第2の所定レベルである場合に、対応する読出ビ
    ット線の電位を前記第1の所定電位よりも高い第2の所
    定電位に固定するための複数の第2の電位固定手段をさ
    らに備えた、請求項6記載のダイナミックメモリ。
  9. 【請求項9】 少なくとも1列に配列され、情報が書込
    まれる複数のメモリセルと、 ダミーの情報が書込まれる少なくとも1つのダミーメモ
    リセルと、 前記複数のメモリセルに選択的に書込むための第1また
    は第2のレベルの情報を供給する少なくとも1つの書込
    ビット線と、 前記ダミーメモリセルに書込むためのダミーの情報を固
    定的に供給する少なくとも1つのダミー情報供給手段
    と、 前記複数のメモリセルから選択的に読出された情報に応
    じた電位が伝達される少なくとも1つの読出ビット線
    と、 前記ダミーメモリセルから読出された情報に応じた電位
    が伝達されるダミー読出ビット線とを備え、 前記複数のメモリセルおよび前記ダミーメモリセルの各
    セルは、 情報を蓄積するためのキャパシタと、 書込時に、対応する前記書込ビット線または前記ダミー
    情報供給手段から供給される情報を前記キャパシタに伝
    達するための第1のトランジスタと、 前記キャパシタに蓄積された情報のレベルに応じた電位
    を供給するための第2のトランジスタと、 読出時に、前記第2のトランジスタから供給される電位
    を対応する前記読出ビット線または前記ダミー読出ビッ
    ト線に伝達するための第3のトランジスタとを含み、 電源電位を受ける電源ノードと、 前記電源ノードと前記読出ビット線との間に接続され、
    第1の抵抗値を有する第1の負荷抵抗手段と、 前記電源ノードと前記ダミー読出ビット線との間に接続
    され、前記第1の抵抗値よりも小さい第2の抵抗値を有
    する第2の負荷抵抗手段と、 前記読出ビット線の電位と、前記ダミー読出ビット線の
    電位とを比較し、その比較結果に基づいて、前記複数の
    メモリセルから選択的に読出された情報のレベルを示す
    信号を出力する少なくとも1つの比較手段とをさらに備
    えた、ダイナミックメモリ。
  10. 【請求項10】 前記電源ノードと前記読出ビット線と
    の間に、前記第1の負荷抵抗手段と並列に接続され、所
    定のタイミングで前記読出ビット線の電位のプルアップ
    を行なうプルアップ手段をさらに備えた、請求項9記載
    のダイナミックメモリ。
  11. 【請求項11】 少なくとも1列に配列され、情報が書
    込まれる複数のメモリセルと、 前記複数のメモリセルに書込むための第1または第2の
    レベルの情報を供給する少なくとも1つの書込ビット線
    と、 前記複数のメモリセルから読出された情報に応じた電位
    が伝達される少なくとも1つの読出ビット線と、 前記読出ビット線に伝達される前記第1または第2のレ
    ベルの情報に応じた2つのレベルの電位の間のレベル
    に、その電位が設定される、少なくとも1つのダミー読
    出ビット線とを備え、 前記複数のメモリセルの各セルは、 情報を蓄積するためのキャパシタと、 書込時に、対応する前記書込ビット線から供給される情
    報を前記キャパシタに伝達するための第1のトランジス
    タと、 前記キャパシタに蓄積された情報のレベルに応じた電位
    を供給するための第2のトランジスタと、 読出時に、前記第2のトランジスタから供給される電位
    を対応する前記読出ビット線に伝達するための第3のト
    ランジスタとを含み、 前記読出ビット線の電位と、前記ダミー読出ビット線の
    電位とを比較し、その比較結果に基づいて、前記複数の
    メモリセルから読出された情報のレベルを示す信号を出
    力する少なくとも1つの比較手段とを備えたダイナミッ
    クメモリ。
  12. 【請求項12】 外部から電圧信号を受ける入力手段
    と、 前記比較手段を制御するための第1の電圧を、前記外部
    からの電圧信号に応じて発生する第1の電圧発生手段と
    をさらに備え、 前記比較手段は、 前記第1の電圧発生手段からの前記第1の電圧の大きさ
    に応じて、前記比較手段の消費電流を決定する、請求項
    11記載のダイナミックメモリ。
  13. 【請求項13】 前記入力手段は、 1つの入力端子であり、前記外部からの電圧信号は、ア
    ナログ信号である、請求項12記載のダイナミックメモ
    リ。
  14. 【請求項14】 前記第1の電圧発生手段は、 前記アナログ信号に応じて、前記比較手段に印加する前
    記第1の電圧の大きさを決定するトランジスタを含み、 前記第1の電圧の大きさを決定するトランジスタは、そ
    の制御電極に前記アナログ信号を受ける、請求項13記
    載のダイナミックメモリ。
  15. 【請求項15】 前記入力手段は、 複数の入力端子を含み、 前記外部からの電圧信号は、デジタルコードである請求
    項12記載のダイナミックメモリ。
  16. 【請求項16】 前記第1の電圧発生手段は、 前記デジタルコードに応じた第2の電圧を発生する第2
    の電圧発生手段を含み、 前記第2の電圧発生手段は、前記デジタルコードに応じ
    た第2の電圧の大きさにより前記第1の電圧の大きさを
    制御する、請求項15記載のダイナミックメモリ。
  17. 【請求項17】 前記第1の電圧発生手段は、 一定である、第3の電圧を発生する第3の電圧発生手段
    と、 前記第2の電圧および前記第3の電圧を、その制御電極
    に受け、前記第2の電圧および前記第3の電圧の大きさ
    に応じて、前記比較手段に印加する前記第1の電圧の大
    きさを決定するトランジスタとをさらに含み、 前記複数の入力端子は、2つ設けられ、 前記デジタルコードは、2ビットであり、 前記第2の電圧発生手段は、 前記デジタルコードの一方のビットの情報に応じて、第
    4の電圧を発生する第4の電圧発生手段と、 前記デジタルコードの他方のビットの情報に応じて、第
    5の電圧を発生する第5の電圧発生手段とを含み、 前記第4の電圧発生手段と前記第5の電圧発生手段と
    は、出力ノードを共通にし、前記共通の出力ノードの電
    位を前記第2の電圧とする、請求項16記載のダイナミ
    ックメモリ。
  18. 【請求項18】 前記複数のメモリセルに書込まれた情
    報が、書込まれた順に読出される請求項1、2、6、9
    または11記載のダイナミックメモリ。
  19. 【請求項19】 前記複数のメモリセルに書込まれた情
    報が、ランダムに読出される、請求項1、2、6、9ま
    たは11記載のダイナミックメモリ。
  20. 【請求項20】 4種類以上のレベルの複数の第1の参
    照電位と、前記第1の参照電位における近接するレベル
    のそれぞれの中間レベルの複数の第2の参照電位とを発
    生する参照電位発生手段と、 前記参照電位発生手段で発生された複数の第1の参照電
    位を選択的に取出す電位取出手段と、 少なくとも1列に配列され、前記電位取出手段で取出さ
    れた前記第1の参照電位の情報が書込まれる複数のメモ
    リセルと、 少なくとも前記第2の参照電位の数と同数設けられ、前
    記複数の第2の参照電位の各々の情報がそれぞれに書込
    まれる複数のダミーメモリセルと、 前記複数のメモリセルから選択的に読出された情報に応
    じた電位が伝達される少なくとも1つの読出ビット線
    と、 前記複数のダミーメモリセルのそれぞれに対応して設け
    られ、各々に、対応するダミーメモリセルから読出され
    た情報に応じた電位が伝達される複数のダミー読出ビッ
    ト線とを備え、 前記複数のメモリセルおよび複数のダミーメモリセルの
    各セルは、 情報を蓄積するためのキャパシタと、 書込時に、前記電位取出手段または前記参照電位発生手
    段から供給される情報を前記キャパシタに伝達するため
    の第1のトランジスタと、 前記キャパシタに蓄積された情報のレベルに応じた電位
    を供給するための第2のトランジスタと、 読出時に、前記第2のトランジスタから供給される電位
    を対応する前記読出ビット線または前記ダミー読出ビッ
    ト線に伝達するための第3のトランジスタとを含み、 前記読出ビット線の電位と、前記複数のダミー読出ビッ
    ト線のそれぞれの電位とを比較する比較手段と、 前記比較手段の比較結果を、前記複数のメモリセルから
    読出された情報のレベルを示す信号に変換し、その信号
    を出力する変換手段とを備えたダイナミックメモリ。
  21. 【請求項21】 前記複数のメモリセルに書込まれた情
    報が、書込まれた順に読出される請求項20記載のダイ
    ナミックメモリ。
  22. 【請求項22】 前記複数のメモリセルに書込まれた情
    報が、ランダムに読出される、請求項20記載のダイナ
    ミックメモリ。
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