JPH08147929A - テープカセット用リール - Google Patents

テープカセット用リール

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JPH08147929A
JPH08147929A JP28105894A JP28105894A JPH08147929A JP H08147929 A JPH08147929 A JP H08147929A JP 28105894 A JP28105894 A JP 28105894A JP 28105894 A JP28105894 A JP 28105894A JP H08147929 A JPH08147929 A JP H08147929A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hub
flange
end side
outer hub
peripheral surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP28105894A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Iwahashi
祐司 岩橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH08147929A publication Critical patent/JPH08147929A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気テープが巻付けられている外ハブが、磁
気テープの巻付圧により縮径するのを防止する。 【構成】 テープカセット用リール1を、内ハブ2と、
該内ハブ2の外周側に所定の間隙(肉盗み)Gをもって
配置された外ハブ3と、上記内,外ハブ2,3の下端側
に、これら内,外ハブ2,3と一体に形成された第1の
フランジ4と、上記内,外ハブ2,3の上端側に配置さ
れた第2のフランジ5とで構成する。上記第2のフラン
ジ5を、上記外ハブ4の上端面に溶着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオテープカセットの
サプライリールやテイクアップリール等に使用されるテ
ープカセット用リールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】テープカセット用リールとして、図4に
示したものが知られている。上記テープカセット用リー
ル101は、内ハブ102と、該内ハブ102の外周側
に所定の間隙Gをもって配置された外ハブ103と、上
記内ハブ102と外ハブ103の下端側に、これら内,
外ハブ102,103と一体に形成された第1のフラン
ジ(下フランジ)104と、上記内,外ハブ102,1
03の上端側(自由端側)に配置された第2のフランジ
(上フランジ)105を備えている。
【0003】上記第2のフランジ105は、内ハブ10
2の上面に溶着されている。
【0004】なお、上記内ハブ102と外ハブ103の
間には、薄肉の放射状リブ106…106が設けられて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
テープカセット用リール101にあっては、上述したよ
うに、内ハブ102と外ハブ103の下端側の間は、そ
の全周に亘って、上記内,外ハブ102,103の下端
側に一体に形成された第1のフランジ104で連結さ
れ、補強された状態になっているが、内,外ハブ10
2,103の上端側は、第2のフランジ105で連結さ
れておらず(第2のフランジ105は、内ハブ102の
上面に溶着されているが、外ハブ103には溶着されて
いない)外ハブ103は、薄肉の放射状リブ106…1
06によって、内ハブ102に支えられているだけであ
ったために次に述べるような問題点があった。
【0006】(1)図5に示したように、磁気テープ1
07の巻付圧が外ハブ103に加わると外ハブ103の
上端側が縮径する。
【0007】特に、外ハブ103に磁気テープ107を
巻付けた状態で高温多湿の下に放置すると、磁気テープ
が縮径して、外ハブ103に強い締着力が加わる。
【0008】(2)外ハブ103の上端側が縮径する
と、これに巻付けられている磁気テープは、下端側が所
謂片伸びした状態になり、磁気ヘッドと片当りしたりし
て磁気ヘッドとの接触が不完全になる。
【0009】本発明は、外ハブの上端側と下端側を略同
じ耐巻付圧にすることにより上記従来の問題点を解決し
たものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、内ハ
ブと、該内ハブの外周側に所定の間隙をもって配置され
た外ハブと、上記内ハブと外ハブの一端側に、これら
内,外ハブと一体に形成された第1のフランジと、上記
内,外ハブの他端側(自由端)側に配置された第2のフ
ランジとを備えたテープカセット用リールにおいて、上
記第2のフランジを、上記外ハブの他端側(自由端側)
の先端に接着した。
【0011】請求項2の発明は、請求項1のテープカセ
ット用リールにおいて、第2のフランジに、外ハブの他
端側(自由端側)の内周面に密着して嵌合されるハブ嵌
合部を設けた。
【0012】請求項3の発明は、請求項2のテープカセ
ット用リールにおいて、ハブ嵌合部の外周面および該ハ
ブ嵌合部を嵌合する外ハブの他端側(自由端側)の内周
面を円錐形状に形成した。
【0013】
【作用】請求項1のテープカセット用のリールにあって
は、外ハブの一端側は、これと一体に形成された第1の
フランジにより補強され、他端側(自由端側)は、これ
に溶着された第2のフランジにより補強された状態にな
るので、外ハブは、一端側も他端側も同じように、磁気
テープの巻付圧によって容易に縮径しないものになる。
【0014】請求項2のテープカセット用リールにあっ
ては、第2のフランジに設けたハブ嵌合部が外ハブの他
端側(自由端側)の内周面に嵌合し、該外ハブを内周面
側から支えて、外ハブが縮径するのを防止する。
【0015】請求項3のテープカセット用リールにあっ
ては、ハブ嵌合部の外周面を外ハブの内周面を円錐形状
に形成したので両者は互に密着した状態で嵌まり合う。
【0016】
【実施例】次に、本発明を図1〜図3を参照して説明す
る。
【0017】図1は、テープカセット用リール1の断面
図である。
【0018】上記テープカセット用リール1は、内ハブ
2と、該内ハブ2の外周側に所定の間隙(肉盗み)Gを
もって配置された外ハブ3と、上記内ハブ2と外ハブ3
の下端側に、これら内,外ハブ2,3と一体に形成され
た第1のフランジ4(下フランジ)と、上記内,外ハブ
2,3の上端側(自由端側)に配置された第2のフラン
ジ(上フランジ)5を備えている。
【0019】上記第2のフランジ5は、上記外ハブ3の
上端側の先端面に溶着部6により一体的に結合されてい
る。
【0020】上記第2のフランジ5は、上記外ハブ3の
上端側の内周面3aに密着して嵌合されるハブ嵌合部1
1を有している。
【0021】上記ハブ嵌合部11の外周面11aおよび
該ハブ嵌合部11が嵌合される外ハブ3の他端側の内周
面3aは、両者を嵌合したときに互に密着する円錐形状
に形成されている。
【0022】図2に示したように、上記ハブ嵌合部11
は、第2のフランジ5の中央部を凹ませることにより有
底円筒状に形成されている。
【0023】上記有底円筒状のハブ嵌合部11の外周面
11aは、下方に行くに従って徐々に縮径する円錐形状
に形成されている。
【0024】上記ハブ嵌合部11が嵌合する外ハブ3の
内周面3aは、上方に行くに従って徐々に拡径する円錐
形状に形成されている。
【0025】上記ハブ嵌合部11の外周面11aと外ハ
ブ3の内周面3aは、上記外ハブ3に第2のフランジ5
を溶着したときに互に密着するように、ほぼ同じ大きさ
に形成されている。
【0026】上記外ハブ3の上端側の先端面には、溶着
リブ21が設けられている。
【0027】そして、上記溶着リブ21を溶融、固化さ
せることにより、上記溶着部6が構成される。
【0028】実施例のテープカセット用リールは上述の
ような構成である。
【0029】従って図3に示したように、第2のフラン
ジ5と外ハブ3の中心を合わせた状態で、上記第2のフ
ランジ5の下面を上記外ハブ3の溶着リブ21の先端に
押し当てて、超音波振動を加えると、上記溶着リブ21
の先端は徐々に溶けていく。
【0030】そして、上記溶着リブ21が所定量溶ける
と、図1に示したように、上記ハブ嵌合部11の外周面
11aは、外ハブ3の他端側の内周面3aに密着する。
【0031】そこで、超音波振動を加えるのを止める
と、上記溶着リブ21の溶けた部分が固化して、第2の
フランジ5は、外ハブ3の他端側に固着された状態にな
るのである。
【0032】なお、図面に示す実施例では、下フランジ
としての第1のフランジ4を内,外ハブ2,3と一体に
形成し、上フランジとしての第2のフランジ5を外ハブ
3に溶着する構成としたが、上フランジとしての第2の
フランジ5を内,外ハブ2,3と一体に形成し、下フラ
ンジとしての第1のフランジ4を外ハブ3に溶着しても
よい。
【0033】また、実施例では、ハブ嵌合部11の外周
面11aおよび外ハブ3の内周面3aを円錐形状に形成
したのは、寸法精度が多少ラフでも両者を密着させやす
くするためであり、寸法精度を取ることが可能であれ
ば、上記ハブ嵌合部11の外周面11aと外ハブ3の内
周面3aは、真円形状に形成してもよいことは勿論であ
る。
【0034】また、第2のフランジ5は、外ハブ3の自
由端側でなく、内ハブ2の自由端側を溶着しても或は外
ハブ3と内ハブ2の両方を溶着してもよい。
【0035】なお、実施例では、フランジに外ハブを接
着する方法として溶着した場合を示したが、接着剤等を
使用して接着してもよい。
【0036】
【発明の効果】本発明のテープカセット用リールには次
に述べるような効果がある。
【0037】(1)請求項1のテープカセット用リール
は、外ハブの一端側を、これと一体に形成した第1のフ
ランジで補強し、他端側を、これに溶着した第2のフラ
ンジで補強したので、外ハブの一端側と他端側の耐巻付
力は、ほぼ同等になり、外ハブの一端側のみが磁気テー
プの巻付圧で縮径して、磁気テープが所謂片伸び状態に
なるのを確実に防止することができる。
【0038】(2)請求項2のテープカセット用リール
は、外ハブの自由端側の内周面に密着した状態で嵌合し
た第2のフランジのハブ嵌合部が、上記外ハブの自由端
側を内側から支えるので、上記外ハブの自由端側の縮径
がより確実に防止される。
【0039】(3)請求項3のテープカセット用リール
は、第2のフランジのハブ嵌合部の外周面と、これを嵌
合する外ハブの自由端側の内周面を円錐形状に形成した
ので、上記ハブ嵌合部の外周面と外ハブの内周面とを容
易かつ確実に密着させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】断面図。
【図2】組付工程図。
【図3】組付工程図。
【図4】従来例の断面図。
【図5】従来例の問題点を示す断面図。
【符号の説明】
1…テープカセット用リール 2…内ハブ 3…外ハブ 3a…外ハブの一端側の内周面 4…第1のフランジ 5…第2のフランジ 6…溶着部 11…ハブ嵌合部 11a…ハブ嵌合部の外周面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内ハブと、該内ハブの外周側に所定の間
    隙をもって配置された外ハブと、上記内ハブと外ハブの
    一端側に、これら内,外ハブと一体に形成された第1の
    フランジと、上記内,外ハブの他端側に配置された第2
    のフランジとを備えていて、 上記第2のフランジは、上記外ハブの他端側の先端に接
    着されていることを特徴とするテープカセット用リー
    ル。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 第2のフランジは、外ハブの他端側の内周面に密着して
    嵌合されるハブ嵌合部を有していることを特徴とするテ
    ープカセット用リール。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 外ハブ嵌合部の外周面および該ハブ嵌合部が嵌合される
    外ハブの他端側の内周面は、円錐形状に形成されている
    ことを特徴とするテープカセット用リール。
JP28105894A 1994-11-16 1994-11-16 テープカセット用リール Pending JPH08147929A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1148500A1 (en) * 1998-11-12 2001-10-24 Fuji Photo Film Co., Ltd. Reel of magnetic tape cartridge
JP2007200411A (ja) * 2006-01-24 2007-08-09 Hitachi Maxell Ltd テープ用リール及びその製造方法

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