JPH08147744A - 光記録装置 - Google Patents

光記録装置

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JPH08147744A
JPH08147744A JP6281926A JP28192694A JPH08147744A JP H08147744 A JPH08147744 A JP H08147744A JP 6281926 A JP6281926 A JP 6281926A JP 28192694 A JP28192694 A JP 28192694A JP H08147744 A JPH08147744 A JP H08147744A
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signal
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laser
optical
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Akira Miyashita
朗 宮下
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Abstract

(57)【要約】 【目的】(ダイレクトベリファイ機能を備えた光ディス
ク装置において)レーザパワーモニタ系を高速化するこ
となく、単一の光センサを用いて、2レーザのAPCを
実現する。 【構成】 光磁気ディスク1上に第1のレーザダイオー
ド18から先行する光ビームを、第2のレーザダイオー
ド19から後行ビームを照射し、先行ビームで記録、後
行ビームでベリファイのための再生を行なう光記録装置
において、第1,第2のレーザダイオード18,19の
光量の一部を共通に検出するフォトセンサ4と、先行ビ
ームと後行ビームのうちプリフォーマット部の再生に用
いない方の光ビームをプリフォーマット部に対して間欠
的にオフさせる手段と、先行ビームと後行ビームのうち
一方がオフしているときと、双方がオンしているとき
で、フォトセンサ4の受光量と予め設定された基準値に
基づいて先行ビーム及び後行ビームをそれぞれ所定の光
出力に制御する手段とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2つの光源を用いて情
報の記録及び記録とほぼ同時のベリファイを行う光記録
装置に関し、特に2つの光源の光出力の制御に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、一連の情報記録動作を高速化する
ために、記録用レーザビームのすぐ後をベリファイ用レ
ーザビームが追尾するようにし、このベリファイ用レー
ザビームの反射光から記録情報を即座に再生すること
で、記録とほぼ同時にベリファイを行なうという、いわ
ゆるダイレクトベリファイが試みられている。このよう
な記録用レーザビームとベリファイ用レーザビームを生
成する方法としては、1つのレーザダイオードのレーザ
ビームをグレーティングによって記録用レーザビームと
ベリファイ用レーザビームに分ける方法がある。しか
し、この方法は、両レーザビームのパワーを別々に制御
することが極めて困難であるばかりでなく、光学効率が
低いため、十分な記録を行なうにはレーザ出力が不足し
てしまう。そのため、光変調記録方式はもちろん磁界変
調記録方式であっても、記録用とベリファイ用のそれぞ
れ別のレーザダイオードを設けることによって、記録用
レーザビームとベリファイ用レーザビームを得るという
2レーザダイオード方式が一般的に採用される。
【0003】ところで、このような2レーザダイオード
方式を採用して、ダイレクトベリファイを行なうには、
それぞれのレーザダイオードのパワー(光出力)を制御
するレーザパワー自動制御方式(以下、APCという)
が必要である。こうしたAPCとしては、従来の1レー
ザAPC技術を延長して、個々のレーザダイオードの出
射光の一部をそれぞれ別個に受光する2つのフォトセン
サを設け、この出力を用いてそれぞれ別にAPCをかけ
る方法がある。また、互いに他のフォトセンサへの光学
的なクロストークを許容する構成とし、各フォトセンサ
出力を用いてクロストークを打消すための演算を行なう
ことにより、それぞれのレーザダイオードから出射され
たレーザパワーに相当する信号を得てAPCをかける方
法も知られている。
【0004】一方、光学的な構成を簡単にするために、
一つのフォトセンサを時分割で用いる方法、即ち情報の
存在しないタイミングにおいて各々のレーザを交替で点
灯させ、それぞれのレーザパワーに相当する信号をサン
プリングしてAPCをかける方法も提案されている。更
に、この精度を向上すべく、特開平3−203821号
公報では個々のレーザパワーに相当する信号を連続的に
得てAPCをかける方法、特開平4−159623号公
報では実動作に近い状態でサンプリングを行なってAP
Cをかける方法が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一つの
フォトセンサを時分割で用いる方法では、2つの独立し
たフォトセンサを用いた場合に比べて光学的な構成は簡
単になるものの、情報の存在しない領域で、ごく短時間
のうちに、各々のレーザパワーに相当する信号(以下、
レーザパワーモニタ信号という)を得なければならない
ので、フォトセンサ及び増幅器から成るレーザパワーモ
ニタ系を高速にする必要がある。例えば、先行するレー
ザビームでプリフォーマット部の再生と情報の記録を行
ないながら後行するレーザビームでダイレクトベリファ
イを行なうような場合、先行ビームを消灯して、後行ビ
ームのレーザパワーモニタ信号が得られる期間は、プリ
フォーマット部内に設けられたテスト区間、もしくはデ
ータ領域の前後に存在するギャップ部といったわずか数
マイクロ秒間に限られてしまう。そのため、このわずか
の時間内でレーザパワーモニタ信号を得るには、レーザ
パワーモニタ系を高速化しなければならない。しかし、
このようにレーザパワーモニタ系を高速化すると、次の
2つの問題点があった。即ち、パルス性のノイズに対し
て誤動作、制御誤差の増大といった形で影響を受けやす
くなり、また高速化のためにはフォトセンサの受光面積
を小さくする必要があるので、取付け精度が厳しくなる
という問題があった。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たもので、その目的は、1つの光センサで共通に2つの
光源の光量を検出する構成でありながら、パワーモニタ
系を高速化する必要がなく、低速であっても十分にAP
C動作を実現できる光記録装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、光記録
媒体の情報トラック上に第1の光源から先行する光ビー
ムを、この先行ビームを追尾するように第2の光源から
後行ビームをそれぞれ照射すると共に、前記先行ビーム
で情報の記録、後行ビームでダイレクトベリファイのた
めの再生を行なう光記録装置において、前記第1,第2
の光源の光ビームの光量の一部を共通に検出する光セン
サと、前記先行ビームと後行ビームのうちプリフォーマ
ット部の再生に用いない方の光ビームを該プリフォーマ
ット部に対して間欠的にオフさせる手段と、前記先行ビ
ームと後行ビームのうち一方がオフしているときと、前
記先行ビームと後行ビームの双方がオンしているとき
で、前記光センサの受光量と予め設定された基準値に基
づいて前記第1の光源の先行ビーム及び第2の光源の後
行ビームをそれぞれ所定の光出力に制御する光出力制御
手段とを有することを特徴とする光記録装置によって達
成される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。図1は本発明の光記録装置の第1実
施例を示した構成図である。図1において、1は情報記
録媒体であるところの光磁気ディスクであり、図示しな
いスピンドルモータの駆動により所定の速度で回転す
る。光磁気ディスク1には複数の情報トラックが設けら
れ、これらの情報トラックは複数のセクタに分割された
セクタ構造となっている。そして、各セクタの先頭にI
D情報が記録されたプリフォーマット部が設けられてい
る。
【0009】2は変調磁界を発生する磁気ヘッドであ
り、記録時には図示しない駆動回路から記録データで変
調された電流が供給され、情報信号に応じて変調された
磁界を発生する。3は2つのレーザダイオード18,1
9から出射されたレーザ光を光磁気ディスク1の任意の
トラック上に合焦,追従させ、その反射光を図示しない
信号処理用フォトセンサ上へ導き、さらに2つのレーザ
ダイオード18,19から出射されたレーザ光の一部を
共にフォトセンサ4に入射せしめる光学システムであ
る。フォトセンサ4はレーザダイオード18、19の光
ビームの一部を共通に検出する光センサである。光学シ
ステム3は2つのレーザ光に共通な図示しないコリメー
タレンズ,ビーム整形器,ビームスプリッタ,対物レン
ズ等で構成されている。
【0010】また、本実施例では、図1では示していな
いが、サーボ制御を行うためのサーボシステムが設けら
れており、信号処理用フォトセンサ出力から得られたサ
ーボエラー信号に基づいて光学システム3内の対物レン
ズを機械的に駆動することにより、光磁気ディスク1の
偏心、面ぶれにかかわらず安定的に2つのレーザダイオ
ード18,19のレーザ光をトラックに合焦、追従させ
るようにフォーカス制御とトラッキング制御が行われ
る。
【0011】更に、本実施例では、ダイレクトベリファ
イのための方式として、2レーザダイオード方式が採用
されていて、18,19は記録、再生、サーボ、ベリフ
ァイのための光源として設けられたレーザダイオードで
ある。18は第1のレーザダイオード、19は第2のレ
ーザダイオードと呼ぶ。これらの第1,第2のレーザダ
イオード18、19は物理的には半導体基板の同一チッ
プ上にその発光点の間隔が約100μmとなるように構
成されている。第1のレーザダイオード18から出射さ
れたレーザ光(以下、先行ビームという)は、情報の記
録用、プリフォーマット部再生用、及びサーボシステム
におけるサーボエラー検出用として用いられる。第2の
レーザダイオード19から出射されたレーザ光(以下、
後行ビームという)は記録とほぼ同時に行なわれるダイ
レクトベリファイのための再生信号生成用として用いら
れる。また、通常の情報再生は、先行ビームを用いて
も、後行ビームを用いてもよい。
【0012】ここで、光学システム3としては、先行ビ
ームが任意のトラックを良好にトレースするようサーボ
システムが動作した場合、同時に後行ビームもその後を
良好に追尾するように高精度に構成されている。また、
光磁気ディスク1上における2つのビームスポット間隔
は、光学システム3を構成する各レンズの焦点距離、ビ
ーム整形器の整形比、レーザダイオード18,19の発
光点の間隔によって比較的広範囲に設定可能であるが、
本実施例ではプリフォーマット部の長さより十分短い約
15μmとなるように設定されている。5はフォトセン
サ4の出力を電流電圧変換して増幅するプリアンプであ
り、その変換抵抗はディスク上のレーザパワーと出力電
圧が所定の比例関係となるよう調整されている。
【0013】また、フォトセンサ4とプリアンプ5でレ
ーザパワーモニタ系が構成され、その応答速度は、プリ
フォーマット部をレーザビームがトレースするのに要す
る時間(数十マイクロ秒)でレーザパワーを正確に検知
できる程度のものとなっている。つまり、レーザパワー
モニタ系の応答速度は非常に低速になっている。6,
7,8はプリアンプ5から出力されるレーザパワーモニ
タ信号と所定の基準電圧を比較するコンパレータであ
る。コンパレータ6の基準電圧Vref Rはプリフォーマ
ット部再生用パワー(1.5mW)に相当するレーザパ
ワーモニタ信号と等しく設定されている。また、コンパ
レータ7の基準電圧Vref Wは記録用パワーとダイレク
トベリファイ用パワーの和(10+1.5mW)に、コ
ンパレータ8の基準電圧Vref Vはプリフォーマット部
再生用パワーとダイレクトベリファイ用パワーの和
(1.5+1.5mW)にそれぞれ相当するレーザパワ
ーモニタ信号と等しく設定されている。
【0014】9,10,11はアップダウンカウンタ
(U/Dカウンタ)であり、コンパレータ6,7,8と
タイミング信号発生器20からのイネーブル信号S2,
S3,S4に基づいて、カウンタ値のアップ/ダウンカ
ウントを行なう。12,13,14はU/Dウンタ9,
10,11のカウンタ値をアナログ電圧に変換するD/
A変換器、15はパワー切換え信号S5によってD/A
変換器12,13の出力を選択する切換スイッチ、16
はD/A変換器12または13の出力電圧に応じた電流
を発生する電圧制御電流源、17はD/A変換器14の
出力に応じた電流を発生する電圧制御電流源である。
【0015】電圧制御電流源16は第1のレーザダイオ
ード18の駆動源として使用され、電圧制御電流源17
は第2のレーザダイオード19の駆動源として用いられ
る。20は各部の動作タイミングを制御するタイミング
信号発生器である。タイミング信号発生器20は、先行
ビームがプリフォーマット部をトレース中であることを
示す信号S1に基づいて各U/Dカウンタ9,10,1
1を1回カウントできる時間だけイネーブルにする信号
S2,S3,S4、動作モードに応じて切換スイッチ1
5の接続を切り換えるパワー切換え信号S5、スイッチ
21のオン,オフを制御する信号S6を生成する。
【0016】信号S1は信号処理用フォトセンサの出力
をもとに信号処理システムで生成される。また、信号S
6は後行ビームのオン/オフを制御する信号で、信号S
2に同期している。切換スイッチ21は制御信号S6に
基づいて電圧制御電流源17の出力電流をオン、オフす
るスイッチであり、このスイッチ21がオンのときに第
2のレーザダイオード19に電流が供給される。なお、
本実施例では、この他に情報の記録、再生に必要な様々
な機構や回路が設けられているが、これらは周知のもの
として説明を省略する。
【0017】次に、本実施例の具体的な動作を図2に基
づいて説明する。図2(a)のRF1は先行ビームによ
る再生信号のタイミング、図2(b)のRF2は後行ビ
ームによる再生信号のタイミングを示している。また、
図2(a),(b)のP1〜P7は光磁気ディスク1の
トラック上のプリフォーマット部、M1〜M7は光磁気
(データ)記録部である。図2(a),(b)では、先
行ビームと後行ビームのスポット間隔に相当する分だけ
RF1とRF2で時間差が生じているが、その値はプリ
フォーマット部の期間に比べ十分小さくなっている。図
2(c)は信号処理システムからタイミング信号発生器
20に送られる信号S1であり、図2(a)のRF1の
P1〜P7に同期している。図2(d),(f)はタイ
ミング信号発生器20のイネーブル信号であり、これら
のイネーブル信号S2,S4は信号S1に対して交互に
出力される。また、イネーブル信号S1,S4の立ち上
がりは、後述する図2(i)のVmon が安定した後であ
り、その立ち下がりは信号S1の立ち下がりと同時か、
それ以前となっている。
【0018】本実施例では、光磁気記録部M4,M5で
情報の記録(オーバーライト及びダイレクトベリファ
イ)を行なうものとし、そのため図2(g)のパワー切
換信号S5はM4,M5のタイミングに同期している。
これに伴ない、図2(e)のイネーブル信号S3はパワ
ー切換信号S5がアクティブな期間内に1回づつアクテ
ィブとなっている。図2(h)のスイッチ制御信号S6
は立ち上がり、立ち下がりが信号S1に同期し、かつイ
ネーブル信号S2がアクティブとなるプリフォーマット
部でのみインアクティブとなっている。図2(i)のV
mon はプリアンプ5の出力電圧(レーザパワーモニタ信
号)を示している。
【0019】ここで、図2(a)のRF1のP1の区間
では、スイッチ制御信号S6がインアクティブで、切換
スイッチ21はオフであるので、後行ビームはオフし、
先行ビームのみがオンしている。また、パワー切換信号
S5は図2(g)のようにインアクティブとなっている
ので、スイッチ15はD/A変換器12を選択してい
る。従って、この状態では、図2(i)のようにプリア
ンプ5の出力電圧VmonはVref R付近まで低下する
が、レーザパワーモニタ系の応答速度の制約により若干
の遅れを生じている。但し、信号S2がアクティブとな
る時にはVmon は既に安定しているので、信号S2に同
期してU/Dカウンタ9が1ディジットカウントアップ
もしくはカウントダウンを行なう。
【0020】この場合、Vmon がVref Rより小さい時
はコンパレータ6の出力がハイレベルとなるので、U/
Dカウンタ9がカウントアップし、D/A変換器12の
カウント値は大きくなる。D/A変換器12の値は電圧
制御電流源16でその値に応じた電流に変換され、第1
のレーザダイオード18に供給される。従って、このと
きはフォトセンサ4の受光量が所定値よりも小さくなっ
ているので、U/Dカウンタ9がカウントアップし、そ
の結果、第1のレーザダイオード18の印加電流が増加
して先行ビームのパワーが上昇するように制御が働く。
一方、Vmon がVref Rより大きい時はコンパレータ6
の出力がローレベルとなるので、U/Dカウンタ9はカ
ウントダウンし、その結果第1のレーザダイオード18
の電流が減少して先行ビームのパワーを低下させるよう
に制御が働く。
【0021】次に、図2(a)のRF1のP2の区間で
は、スイッチ制御信号S6がアクティブとなり、切換ス
イッチ21はオンであるので、先行ビーム、後行ビーム
の双方の光ビームがオンしている。従って、この状態で
は、プリアンプ5の出力電圧Vmon は図2(i)のよう
に両者のパワーの和に相当する電圧、即ちVref V付近
の電圧となっている。ここで、先行ビームの制御につい
ては、信号S2は図2(d)のように出力されないので
休止状態となり、後行ビームの制御のみが行なわれる。
後行ビームの制御については、信号S4に同期してU/
Dカウンタ11の1ディジットのカウントアップもしく
はカウントダウンの結果により供給電流を増減すること
でパワーの制御が行なわれる。即ち、コンパレータ8の
出力信号に応じてVmon がVref Vより小の時はU/D
カウンタ11はカウントアップしてD/A変換器14の
値が大きくなり、その結果電圧制御電流源17の電流量
が大きくなるので、後行ビームのパワーが上昇する。逆
に、Vmon がVref Vより大の時はU/Dカウンタ11
がカウントダウンして後行ビームのパワーを下降させる
ように制御が働く。
【0022】このようにプリフォーマット部において先
行ビームのみオンと、先行ビームと後行ビームをオンと
いう動作を交互に繰り返し、先行ビームがオンのときは
先行ビームのパワー制御を、双方がオンのときは後行ビ
ームのパワー制御を行うことにより、結局先行ビームは
ref Rに相当するパワー、即ち、再生用パワーに、後
行ビームはVref V−Vref Rに相当するパワー、即
ち、ダイレクトベリファイ用パワーにAPCすることが
できる。プリフォーマット部P1,P2の区間でVmon
がそれぞれVref R,Vref V付近になるとして説明を
開始したのは、この結果を前提としている。
【0023】次に、記録時の制御動作について説明す
る。光磁気記録部M4,M5の区間では記録を行なうべ
く、パワー切換信号S5がアクティブとなるので、スイ
ッチ15はD/A変換器13の出力を選択して電圧制御
電流源16に出力する。このとき、U/Dカウンタ10
の値は、先行ビームを記録パワーとすべくそれに応じた
印加電流に相当する値となっている。次いで、信号S3
に同期してU/Dカウンタ10では1ディジットのカウ
ントアップもしくはカウントダウンが行なわれるが、こ
の場合もコンパレータ7の出力信号に応じてVmon がV
ref Wより小の時はカウントアップして先行ビームのパ
ワーを上昇させ、Vmon がVref Wより大の時はカウン
トダウンして先行ビームのパワーを下降させるように制
御が働く。ここで、Vmon は図2(i)のように先行ビ
ームと後行ビームのパワーの和に相当する電圧Vref
となっており、後行ビームのパワーはプリフォーマット
部のAPCによって既にダイレクトベリファイ用パワー
になっているので、結局先行ビームがVref W−(V
ref V−Vref R)に相当するパワー、即ち記録用パワ
ーになるよう制御が働く。従って、例えば記録動作が長
期間連続した場合でも、先行ビームを所定の記録用パワ
ーに維持するようAPCをかけることができる。以上基
本動作について説明したが、更に詳細な説明をつづけ
る。
【0024】まず、本実施例では、以上の説明のように
セクタ同期のサンプリングAPCとなっているので、制
御周波数帯域はサンプリング周波数によって制限され
る。また、ディジタルAPCとした場合、U/Dカウン
タ1ディジットあたりのレーザパワー変換量を再生用パ
ワー(1.5mW等)に対して十分小さくすべきである
ことを考慮すると、APCの追従速度は相当遅くなるこ
とを許容しなくてはならない。しかし、本願発明者らの
研究結果によれば、レーザパワーの変動を温度変化によ
るものに限定した場合、U/Dカウンタの1ディジット
あたりのレーザパワー変化量を再生用パワーの1%とし
た時、サンプリングAPCの周期は5msで十分という
結論を得ることができた。
【0025】これは、レーザダイオードが実際は位置決
め、放熱などの目的で熱容量の大きな金属部品と結合さ
れて使用されることによる。従って、例えば3.5イン
チ1stISOディスクを比較的低速な1800rpm
で回転させた場合でも、セクタ周期は約1.3msとな
るので、本発明の実施には十分である。一方、温度変化
以外のパワー変動の要因として、ディスクの反射率むら
が挙げられるが、これに対しては高周波重畳技術による
解決策が有効である。こうした高周波重畳技術は、信号
帯域内のレーザノイズ低減のため、光磁気ディスクドラ
イブ装置では広く一般に用いられているが、信号帯域よ
り低く、かつ前述のようなAPCの制御帯域より高い周
波数領域の変動をも抑える効果がある。従って、本発明
は高周波重畳技術と組み合わせて用いることが望まし
い。
【0026】次に、本実施例では、図2に示したように
信号S2とS4を交互に出力する手順を単純に繰り返し
た場合、以下に示す不都合を生じる可能性がある。即
ち、後行ビームのAPCは先行ビームと後行ビームのパ
ワーの和によって行なわれるため、先行ビームが所定の
パワーから外れた場合、後行ビームが誤った値を目標と
してAPCされてしまう恐れがある。例えば、何らかの
原因で先行ビームのパワーが半分にまで低下し、先行ビ
ームに対するAPCによってもしばらくパワーが回復し
なかったとすると、この間後行ビームは所定値の1.5
倍の値にAPCされるので、最悪の場合、記録済のデー
タが後行ビームによって破壊される恐れがある。この問
題に対し、後行ビームのAPC、即ち両ビームのパワー
の和で行なうAPCの応答速度(制御帯域)を先行ビー
ムのAPC、即ち先行ビーム単独のAPCの応答速度
(制御帯域)より遅く(低く)する方法も考えられる
が、直接的には次に述べるようなAPC切換え手段を併
用することが望ましい。即ち、先行ビームのAPCによ
って先行ビームのバワーが所定値以上になった時のみ後
行ビームのAPCを許可し、後行ビームのAPCが1回
行なわれたら必ず次は先行ビームのAPCに移すという
方法である。
【0027】図3はこのアルゴリズムを示したフローチ
ャートであり、タイミング信号発生器20、U/Dカウ
ンタ9及びU/Dカウンタ11の動作に対応づけて示し
てある。図3において、まずタイミング信号発生器20
では信号S1がH(アクティブ)になるのを待ち(ST
1)、信号S1がHになると、信号S6をL(インアク
ティブ)にして(ST2)、後行ビームを消灯する。次
いで、レーザパワーモニタ系の遅れ時間を待つ(ST
3)。つまり、プリアンプ5の出力電圧のレーザパワー
モニタ出力が正確に先行ビームのパワー(光量)に相当
する電圧になるまで待つ。一定時間を待つと、タイミン
グ信号発生器20では信号S2をHにして(ST4)、
U/Dカウンタ9の動作を許可し、その後レーザパワー
モニタ出力Vmon と所定の基準電圧Vref Rを比較する
(ST5)。
【0028】ここで、もしパワーモニタ出力Vmon が基
準電圧Vref Rよりも小さければ、U/Dカウンタ9を
インクリメントし(ST6)、U/Dカウンタ9の動作
が終わりしだい信号S2をLに(ST7)、信号S6を
Hにして(ST8)、後行ビームを点灯復帰させる。そ
して、再びST1に戻ってVmon がVref Rよりも大き
くなるまで同様の処理を繰り返し行う。つまり、先行ビ
ームの光出力が所定値に達するまでは、先行ビームにつ
いてのみAPCが続行されることになる。
【0029】一方、ST5において、パワーモニタ出力
mon が基準電圧Vref Rよりも大きければ、U/Dカ
ウンタ9をデクリメント(ST9)、信号S2をL(S
T10)、信号S6をHにして(ST11)、後行ビー
ムを点灯復帰させる。次いで信号S1がHになるのを待
ち(ST12)、信号S1がHになると、信号S4をH
にして(ST13)、U/Dカウンタ11の動作を許可
する。このとき、パワーモニタ出力Vmon は先行ビーム
と後行ビームの和の光量に相当する電圧となっており、
このパワーモニタ出力Vmon と所定の基準電圧Vref
を比較する(ST14)。
【0030】このとき、レーザパワーモニタ出力Vmon
がVref Vよりも小さければ、U/Dカウンタ11をイ
ンクリメントし(ST15)、信号S4をLにして(S
T16)、再びST1に戻る。また、レーザパワーモニ
タ出力Vmon がVref Vよりも大きければ、U/Dカウ
ンタ11をデクリメントし(ST17)、信号S4をL
にして(ST18)、再度ST1に戻って同様の処理を
繰り返し行なう。つまり、この場合は、先行ビームは既
に所定の光量にAPCされているので、レーザパワーモ
ニタ出力Vmon と基準電圧Vref Vとの間の誤差は、後
行ビームの光量の所定光量に対する誤差と言える。従っ
て、誤差の方向に応じてU/Dカウンタ11をインクリ
メントもしくはデクリメントすることによって、後行ビ
ームのレーザダイオードの電流を増減し、結局この動作
を繰り返すことにより、後行ビームも所定の光量にAP
Cすることができる。このようにレーザパワーモニタ出
力Vmon が所定値以上になったら後行ビームのAPCを
行ない、後行ビームのAPCを行なったら先行ビームの
APCを行なうことにより、後行ビームの過大なパワー
の増加を防ぎ、記録済データが破壊されるというような
事態を未然に防止することができる。
【0031】このほか、APCの切換え方法としては、
例えばコンパレータ6の比較結果に基づいて単に信号S
4の出力を禁止するようにしてもよい。また、以上説明
した方法は、先行ビームのパワー低下に伴って後行ビー
ムがAPCの誤動作によってオーバーパワーとなること
を防ぐ方法であるが、コンパレータを追加して先行ビー
ムが所定の範囲内にある時のみ後行ビームのAPCを許
可するような構成であってもよい。
【0032】次に、記録パワーのAPCについて説明す
る。先行ビームを記録パワーにAPCする時は後行ビー
ムもオンしているため、両ビームのパワーの和によるA
PCとなる。従って、前述したような後行ビームのパワ
ーエラーに伴うAPCの誤動作が起こりうる。これに対
しても、前述のAPC切換手段を応用することで不都合
を回避することができるが、記録用パワーはベリファイ
用パワーに比べて相当量大きいため、誤動作の影響は小
さい。例えば、記録用パワーを10mWとし、ベリファ
イ用パワーが1.5mW±0.5mWで変動してしまっ
た場合を想定すると、APCの誤動作によっても記録パ
ワーは9.5mW〜10.5mWの範囲の変動におさま
る。
【0033】また、光磁気記録部(M1〜M7)はプリ
フォーマット部(P1〜P7)に比べて一般に10倍以
上の長さを持っているため、プリフォーマット部で十分
な取り込みが可能なようにレーザパワーモニタ系の応答
速度(通過帯域)を設定すれば、パワー変化量の差を考
慮しても光磁気記録部については1セクタ内で2回以上
のカウンタのアップ,ダウンが可能である。従って、図
2における信号S3をM4,M5の中で等間隔に2回以
上アクティブにするようにタイミング信号発生器20を
構成してもよい。但し、本発明の特徴、即ち比較的低速
なレーザパワーモニタ系の使用を許容することを考慮す
ると、1セクタ内のカウンタのアップダウンの回数を最
大にしたとしても、U/Dカウンタ10の任意の初期値
に対して記録開始の当初からAPCによって所定の記録
用パワーを得ることは不可能である。従って、試し点灯
技術、即ち記録動作以前に試し点灯によって所定の記録
用パワーを出射させて、これに対応するU/Dカウンタ
10のカウンタ値を求めておき、記録動作に先立ってこ
の値をU/Dカウンタ10にセットするのが望ましい。
【0034】次に、図2におけるP1付近の各信号のタ
イミングについて説明する。図4は図2のP1付近の時
間軸を拡大して示した図である。図4(a),(b)の
SMはセクタの先頭位置を表わすセクタマークを示して
いる。SMとVFO・IDはプリフォーマット部、DA
TAはデータを記録する光磁気記録部を示している。ま
た、プリフォーマット部とデータ部の間には光磁気ディ
スク1の回転変動等を吸収するためのギャップ部(GA
P)が設けられている。RF1とRF2とでは前述のよ
うにビームスポット間隔に相当するΔtだけの時間差を
生じている。ここで、後行ビームをオフする期間、即ち
スイッチ制御信号S6がインアクティブとなる期間は図
4(c)のように基本的にRF1とRF2のプリフォー
マット部の論理積に相当する期間である。
【0035】これは、次のような理由による。まず、ス
イッチ制御信号S6の立ち下がりはRF2のSMの先頭
に同期しているが、これはRF2出力に基づいてGAP
2も含め、SM直前までデータを再生(ベリファイ)し
ている可能性があるので、後行ビームをオフできないこ
とによる。また、スイッチ制御信号S6の立ち上がりは
RF1のVFO・IDの最後に同期しているが、これは
プリフォーマット信号再生後、直ちに先行ビームを記録
用パワーに切換える可能性があるので、遅くともここま
でにレーザパワーモニタ信号を評価しなくてはならない
から、及び逆に後行ビームはここまでオフしておけば十
分なためである。
【0036】ここで、Δtが大きくなると、レーザパワ
ーモニタ系の応答時間の遅れの許容値が減少し、比較的
低速なものの使用を許容するという本発明の特徴が損な
われるので、先行ビーム,後行ビームのスポット間隔に
ついては、厳密に規定しなければならない。同様な理由
で、信号S2がアクティブになる期間、正確にはレーザ
パワーモニタ信号Vmon が評価される時刻は、図4
(c),(e)のようにスイッチ制御信号S6の立ち上
がり直前が最も望ましい。ところで、図2におけるP2
付近について見ると、スイッチ制御信号S6はアクティ
ブのままで基本的にVmon の変化はない。従って、信号
S4をアクティブにするタイミングはRF1のプリフォ
ーマット期間中で任意と考えられるが、本願発明者らの
研究結果によれば、プリフォーマット部と光磁気記録部
の平均的な反射率の差によってVmonはプリフォーマッ
ト期間の初期と後期でわずかに変化するので、信号S4
をアクティブにするタイミングは、少なくともプリフォ
ーマット期間に対して常に所定の位相、好ましくは信号
S2と同位相とするのがよい。
【0037】以上のように本実施例では、ダイレクトベ
リファイ用のレーザビームが先行ビームによるプリフォ
ーマット部の再生中に比較的長期に亘って消灯可能であ
る点に着目して、プリフォーマット部の交互に一方のレ
ーザダイオードを消灯するようにし、一方のレーザダイ
オードが消灯しているときと、双方のレーザダイオード
が点灯しているときで、双方のレーザダイオードの光出
力を制御するようにしたので、2つのレーザダイオード
の光出力を1つのフォトセンサで検出する構成でありな
がら、有効に2つのレーザダイオードの光出力を所望の
値に制御することができる。また、本実施例において
は、レーザパワーモニタ信号を得る場合にプリフォーマ
ット部内に設けられたテスト区間、データ領域の前後に
設けられたギャップ部で短時間に得なければならないと
いう制約がなくなるので、レーザパワーモニタ系を高速
化する必要がなくなり、低速のレーザパワーモニタ系で
十分に使用可能となる。
【0038】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。図1の実施例はプリフォーマット部に同期した信号
S1をタイミング信号発生器20に入力する構成とした
が、本実施例は、例えばディスク1上にレーザビームを
合焦させ、トラックをトレースさせるサーボ動作が開始
される以前のプリフォーマット信号の再生ができない
時、もしくはプリフォーマット信号の再生をする必要の
ない時に、図1のタイミング信号発生器20の入力とし
て、信号S1の代わりにプリフォーマット信号再生時の
S1の信号に似せた擬似信号S1′を入力するという例
である。図5はこの具体的な例を示した構成図である。
【0039】図5において、24は擬似信号S1′を発
生する擬似信号発生器、23は判定器22の出力に応じ
て擬似信号S1′とプリフォーマット部に同期した信号
S1のいずれかを選択する切換スイッチである。判定器
22は信号S1を監視して一定時間信号S1が入力され
ない場合は、擬似信号S1′を選択するように切換スイ
ッチ23を切り換える。擬似信号S1′は図6(b)の
ように所定の周期で常時出力されており、判定器22で
は図6(a)のように一定時間信号S1の入力がない
と、図6(c)のように判定結果を伝える信号Sswをア
クティブにして切換スイッチ23を擬似信号S1側に切
り換える。これにより、タイミング信号発生器20に入
力信号Sinとして図6(d)のように信号S1の代わり
に擬似信号S1′が入力され、タイミング信号発生器2
0ではその信号S1′をもとに各タイミング信号を生成
する。こうすることにより、基本的なAPCを変更する
ことなく、タイミング信号発生器20の入力信号を切り
換えるだけで、プリフォーマット部に同期した信号が得
られない場合においても、先の実施例と全く同様に第
1,第2のレーザダイオード18,19の光出力の制御
を行うことができる。
【0040】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。図1の実施例においては先行ビームをデータの記
録、プリフォーマット部の再生及びサーボ動作に、後行
ビームをダイレクトベリファイ時のデータ再生に用いる
ものとし、通常時のデータ再生は先行、後行のいずれか
の光ビームを用いるものとして説明したが、本実施例は
プリフォーマット部の再生を先行ビームではなく、後行
ビームで行なうという例である。この場合、当然プリフ
ォーマット部でオフされるのは、プリフォーマット部の
再生に供しない先行ビーム側となる。従って、図1の実
施例の後行ビームのオン,オフ用の切換スイッチ21は
電圧制御電流源16の後段に接続され、コンパレータ6
及び8の基準電圧もコンパレータ6側がVref Vに、コ
ンパレータ8側がVref Rに入れ替わることになる。ま
た、信号S2とS4も当然入れ替わる。
【0041】ここで、このような構成においては、先行
ビームはフォーカスサーボ及びトラッキングサーボにも
用いているため、プリフォーマット部で先行ビームがオ
フされると、サーボ動作に影響が出ることを考慮しなく
てはならない。この点に関しプリフォーマット部の期間
(20〜50μs)はサーボ動作の制御帯域から勘案す
ると、相当短いため、先行ビームがオフされた時にサー
ボエラー検出系が飽和するなどの非線形なふるまいを起
こさないことに注意すれば、制御帯域の制限によって影
響は小さくできる。また、積極的には図7のように構成
することによって、少なくとも先行ビームをオフしてい
る間はサーボ系をホールドすることが望ましい。図7の
構成について説明する。
【0042】図7において、信号S7は少なくとも信号
S6がインアクティブの期間はインアクティブとなる信
号であり、タイミング信号発生器20からこの信号S7
を切換スイッチ25に出力するようにしておく。従っ
て、信号S7がインアクティブの時に切換スイッチ25
によってサーボエラー信号(フォーカスエラー信号、ト
ラッキングエラー信号)をホールドするので、少なくと
も先行ビームがオフしている間はサーボエラー信号をホ
ールドすることができる。この他、サーボ系のホールド
方法については様々な手法があることは言うまでもな
い。なお、近年ディジタルサーボ技術の進歩に伴ってか
なりインテリジェントな制御も可能となってきており、
このようにサーボ動作に用いるビームが短時間オフされ
た場合でも、そのタイミングをサーボ制御系に通知すれ
ばほとんど影響を無くすことが可能である。また、後行
ビームをサーボ動作に用いることも原理的には可能であ
るが、記録に用いる先行ビームを直接的に位置制御でき
ないため好ましくない。即ち、互換性等の理由で記録用
のビームは再生ビームに比べて高精度の位置制御が要求
されるので、後行ビームでのサーボ制御は好ましくな
く、先行ビームでサーボ制御を行なうのが望ましい。
【0043】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。図1の実施例においては後行ビームをオフする場
合、スイッチ21をオフして第2のレーザダイオード1
9の供給電流を0としているが、第2のレーザダイオー
ド19がレーザ発光しない程度の電流は印加し続けても
よい。図8にこのときの電流供給回路の具体例を示して
おり、スイッチ21により電圧制御電流源17とバイア
ス用電流源26のいずれかを選択するようにしておく。
そして、信号S6がアクティブのときは電圧制御電流源
17を、インアクティブのときはバイアス用電流源26
を選択するようにする。これにより、後行ビームのオフ
の間に第2のレーザダイオード19にバイアス電流を供
給することができる。
【0044】このバイアス電流は高周波重畳技術を併用
した場合、レーザダイオード19のスレッショールド電
流から高周波実効電流を引いた値より小さいものとな
る。このように構成すると、本発明の基本動作に何ら変
わりがないが、次のような効果を得ることができる。ま
ず、第1に後行ビームが点灯したときと消灯したときの
第2のレーザオード19の温度変化を小さくでき、AP
Cの安定度を向上することができる。第2に同じく第2
のレーザダイオード19が点灯した時と消灯した時のレ
ーザダイオードのインピーダンス変化を小さくできるの
で、高周波重畳技術を併用した場合に高周波重畳動作の
安定度を向上することができる。
【0045】本願発明者らの研究結果によれば、高周波
発振回路と第2のレーザダイオード19との結合を共振
型のマッチング回路を用いて密な結合とし、十分な高周
波電流を印加する構成において、第2のレーザダイオー
ド19の消灯時のバイアス電流を5mA程度に設定した
ところ、特に高周波発振回路のオン、オフ動作時の安定
度が増し、良好な結果が得られた。これは、接合容量や
非線形なふるまいを含めた、レーザダイオードのインピ
ーダンス変化が、わずかでもバイアス電流を流しておく
ことで、小さく抑えこまれた結果に他ならないと考えら
れる。
【0046】次に、本発明の第5実施例について説明す
る。まず、先行ビーム,後行ビームのパワーの絶対精度
について考察してみると、記録用パワーに関しては試し
書きによって最適パワーが見出せるために、絶対精度を
必要としない制御も可能である。これに対し、再生用パ
ワーに関しては再生信号のS/Nやディスクの再生耐久
特性などいくつかの要因によって定められるため、アダ
プティブな制御は困難で、一般にはある所定値に精度よ
く制御しこむ手法が採られている。従って、図1で説明
したコンパレータの基準電圧Vref R,Vref Vは高精
度に調整する必要がある。また、再生用パワーとダイレ
クトベリファイ用パワーは等しく設定されることを考え
ると、Vref V=2Vref Rとなり、一方の調整のみで
済ますことも可能であるが、この場合は、フォトセンサ
4、プリアンプ5から成るレーザパワーモニタ系の線形
性が保証されていなくてはならない。
【0047】つまり、2つの光ビームの光出力の絶対精
度を確保するためには、先に説明したVref RとVref
Vの2つの正確な基準電圧を要し、レーザパワーモニタ
系の特性が線形であれば、Vref V=2Vref Rとする
ことによって基準電圧VrefRのみを設定するだけでよ
い。しかし、レーザパワーモニタ系の線形性が保証され
ていない場合(オフセットが生じている場合も含む)、
2つの基準電圧をそれぞれ調整しなければならない。し
かし、次のようなキャリブレーション機能を併用すれ
ば、Vref Rの1つの基準電圧だけで済ませることが可
能である。
【0048】基本的な考え方としては、先行ビームのみ
を点灯させてVref Rを基準にAPCを行ない、そのと
きの先行ビームのレーザダイオードのレーザ電流を記憶
しておく。次いで、後行ビームのみを点灯させてVref
Rを基準にAPCを行ない、同様にその後行ビームのレ
ーザダイオードのレーザ電流を記憶しておく。その後記
憶しておいたレーザ電流で同時に先行ビームと後行ビー
ムを点灯すると、先行ビームと後行ビームはともにV
ref Rに相当する所望の光出力で点灯するので、プリア
ンプ5で得られるレーザパワーモニタ電圧は先行ビーム
と後行ビームの和の光出力に相当する電圧となる。つま
り、このときの電圧は、まさに欲していた基準電圧V
ref Vとなる。よって、この電圧を記憶しておけば、そ
の後の2つのレーザダイオードの基準電圧として用いる
ことができる。もちろん、レーザ電流と光量の関係は、
周囲温度などの影響で刻々と変化するので、以上のよう
な基準電圧Vref RからVref Vを求めるキャリブレー
ション動作は敏速に行う必要がある。
【0049】そこで、このようなキャリブレーション機
能を有する実施例について具体的に説明する。図9は本
実施例の構成を示したブロック図、図10はその動作を
示したフローチャートである。まず、図9において、2
8はキャリブレーション動作及び2つのレーザダイオー
ド18,19の光出力の制御を行なうCPUである。キ
ャリブレーション機能を付加した場合、制御が複雑にな
るので、CPUを用いたディジタル信号処理による制御
が望ましい。CPU28はレーザパワーモニタ電圧と基
準電圧を比較するコンパレータ6〜8の機能、アップダ
ウンカウントを行なうU/Dカウンタ9〜11の機能及
びタイミング信号発生器20の機能などを持っている。
また、フォトセンサ4、プリアンプ5は図1のものと同
じで、プリアンプ5のレーザパワーモニタ電圧はA/D
変換器27でCPU28に取り込まれる。D/A変換器
12〜14、切換スイッチ15,21、電圧制御電流源
16,17は図1のものと同じである。更に、レーザダ
イオード18,19、光学システム3などについては図
示していないが、これらの構成については図1と同じで
ある。
【0050】次に、上記実施例のキャリブレーション動
作を図10に基づいて説明する。なお、このキャリブレ
ーション動作は、例えば装置の起動時やディスク挿入時
などサーボ動作に入る前に行なわれる。図10におい
て、キャリブレーションがスタートすると、まずCPU
28はレジスタDA12〜14、レジスタR1,R2、
タイマーをクリアする(ST1)。レジスタDA12〜
14は、CPU28に設けられたレジスタであり、DA
12〜14のレジスタ値がD/A変換器12〜14に出
力される。DA12はD/A変換器12に、DA13は
D/A変換器13に、DA14はD/A変換器14にそ
れぞれ対応している。レジスタR1,R2は同様にCP
U28内に設けられたデータ保持用のレジスタで、タイ
マーもCPU28内に設けられている。
【0051】CPU28は各部をクリアすると、レジス
タR1の値をD/A12にセットし(ST2)、D/A
変換器12にその値を出力する。このときは、レジスタ
R1の値は0である。この状態で、CPU28はA/D
変換器27で取り込まれたレーザパワーモニタ電圧V
mon と基準電圧Vref Rを比較して(ST3)、Vmon
がVref Rよりも小さければ、レジスタR1の値を1デ
ィジット増加し(ST4)、大きければレジスタR1の
値を1ディジット減少させる(ST5)。次いでCPU
28はDA12をクリアする(ST6)、それまでのレ
ーザ電流の値はレジスタR1に記憶しておく。次に、C
PU28はレジスタR2の値をDA14にセットする
(ST7)。このときは、レジスタR2の値は0であ
る。この状態でレーザパワーモニタ電圧Vmon と基準電
圧Vref Rを比較し(ST8)、VmonがVref Rより
も小さければ、レジスタR2の値を1ディジット増加し
(ST9)、大きければレジスタR2の値を1ディジッ
ト減少させる(ST10)。その後、DA12をクリア
する(ST11)。それまでのレーザ電流はレジスタR
2に記憶しておく。
【0052】CPU28はタイマーがアップしたかどう
かを判定し(ST12)、アップしていなければ再びS
T2に戻る。この場合は、2回目であるので、DA12
にR1の値1がセットされ(ST2)、第1のレーザダ
イオード18を点灯させる。次いで、ST3〜ST5で
同様の処理を行ない、ST6でDA12をクリアして第
1のレーザダイオード18を消灯する。また、ST7で
DA14にレジスタR2に値1をセットして、第2のレ
ーザダイオード19を点灯し、ST8〜10で同様の処
理を行なった後、ST11でDA14をクリアして第2
のレーザダイオードを消灯する。このようにCPU28
は第1,第2のレーザダイオード18,19が安定した
状態になるまで、ST2〜ST11の処理を繰り返し行
なう。
【0053】ここで、タイマーの時間としては、2つの
レーザダイオード18,19が安定した点灯状態になる
までの時間に設定されており、ST1〜ST12の処理
を繰り返し行なうことによって、結局第1,第2のレー
ザダイオード18,19はそれぞれVref Rの基準電圧
に相当する光出力に制御されることになる。従って、C
PU28ではタイマーがアップし、2つのレーザダイオ
ード18,19が安定すると、それまでのレジスタR1
の値をDA12にセットし(ST13)、レジスタR2
の値をDA14にセット(ST14)して、第1,第2
のレーザダイオード18,19を点灯させる。このと
き、2つのレーザダイオード18,19はともに基準電
圧Vref Rに相当する光出力で発光するので、CPU2
8ではこのときのレーザパワーモニタ電圧Vmon をA/
D変換器27で取り込んで内部メモリに記憶しておく
(ST15)。得られた電圧値はR1,R2とは別のレ
ジスタにディジタル値として記憶しておき、その後のA
PC動作の際には、レジスタから読み出して基準電圧V
ref Vとして用いるようにする。以上でキャリブレーシ
ョン動作を終了し、その後は図1で説明したようなAP
C動作に移行する。
【0054】図9の構成でAPC動作を行なうには、図
3で説明したフローチャートの処理をCPU28で実行
するようにする。つまり、コンパレータ6〜8の比較動
作、U/Dカウンタ9〜11のアップダウンカウント動
作などをCPU28のプログラム制御で実行することに
より、図1,図2で説明した第1,第2のレーザダイオ
ード18,19のACP動作と全く同様の制御を行なう
ことができる。
【0055】以上のようにキャリブレーション動作を併
用することにより、Vref Vの調整が不要となり、レー
ザパワーモニタ系の線形性も不要とすることができる。
従って、必要なのは再生用パワーにおける基準電圧V
ref Rの絶対精度のみとなり、これだけを精度よく調整
すれば、後は自動的に再生用パワーとダイレクトベリフ
ァイ用パワーにおける基準電圧Vref Vを得ることがで
きる。
【0056】なお、図1の実施例では、第1のレーザダ
イオード18への記録動作時の印加電流をスイッチ15
をD/A変換器13の出力側へ切換えることで得るよう
にしているが、これ以外にD/A変換器13の後段に電
圧制御電流源を設け、この電流出力を電流スイッチを介
して電圧制御電流源16の出力に加算するように構成し
てもよい。この場合、信号S5は先の電流スイッチを制
御するようにし、記録時は電流スイッチをオンすること
で、記録時の第1のレーザダイオード18の供給電流を
記録パワーに制御すればよい。その他の制御信号は全く
同じでよい。更に、図1,図2で説明したAPC動作は
毎セクタで行なっているが、必要なAPC速度が満足さ
れる範囲で間びきしてもよい。例えば、2セクタに1回
制御を行なうというようにしてもよい。もちろん、その
場合でも、S2〜S6の各信号はS1に同期しているも
のとする。
【0057】また、以上の説明は全てディジタルAPC
を例として説明したが、本発明はアナログAPCであっ
ても実施することができる。この場合は、詳細な説明は
省略するが、例えば図1の実施例のコンパレータ6を差
動アンプに、U/Dカウンタ9をホールド回路に、D/
A変換器をフィルタアンプにそれぞれ置きかえること
で、アナログ、デジタル混在のシステムを構築できる。
この時、ホールド回路は信号S2がアクティブな期間に
差動アンプ出力の取り込みを行ない、フィルタアンプは
信号S2の周期に相当するサンプリング周波数の半分の
周波数において、ループゲインが1未満となるよう設定
すればよい。更に、実施例では、光磁気ディスク装置を
例として示したが、本発明はこれに限ることなく、2つ
の光源を用いてダイレクトベリファイを行なう装置であ
れば適用が可能である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、先行ビー
ムと後行ビームのうち一方がオンしているときと、双方
がオンしているときの2つの状態で2つの光源の光出力
を制御することにより、パワーモニタ信号が得られるタ
イミングがプリフォーマット部内に設けられたテスト区
間やデータ領域のギャップ部に限られることによる短時
間でのパワー検出という制約がなくなるので、パワーモ
ニタ系を高速化する必要がなく、しかも1つの共通の光
センサで双方の光出力を制御できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光記録装置の第1実施例を示した構成
図である。
【図2】図1の実施例の動作を説明するためのタイムチ
ャートである。
【図3】先行ビームが所定のパワーから外れたときの後
行ビームのパワーの過大増加を防止する方法の一例を示
したフローチャートである。
【図4】図2のタイムチャートをプリフォーマット部P
1付近で拡大して示した図である。
【図5】本発明の第2実施例を示したブロック図であ
る。
【図6】図5の実施例の動作を説明するためのタイムチ
ャートである。
【図7】本発明の第3実施例におけるサーボエラー信号
のホールド回路を示したブロック図である。
【図8】本発明の第4実施例を示したブロック図であ
る。
【図9】本発明の第5実施例を示したブロック図であ
る。
【図10】図9の実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク 2 磁気ヘッド 3 光学システム 4 フォトセンサ 5 プリアンプ 6〜8 コンパレータ 9〜11 U/Dカウンタ 12〜14 D/A変換器 15,21,23 切換スイッチ 16,17 電圧制御電流源 18 第1のレーザダイオード 19 第2のレーザダイオード 20 タイミング信号発生器 22 判定器 24 擬似信号発生器 26 バイアス用電流源

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光記録媒体の情報トラック上に第1の光
    源から先行する光ビームを、この先行ビームを追尾する
    ように第2の光源から後行ビームをそれぞれ照射すると
    共に、前記先行ビームで情報の記録、後行ビームでダイ
    レクトベリファイのための再生を行なう光記録装置にお
    いて、前記第1,第2の光源の光ビームの光量の一部を
    共通に検出する光センサと、前記先行ビームと後行ビー
    ムのうちプリフォーマット部の再生に用いない方の光ビ
    ームを該プリフォーマット部に対して間欠的にオフさせ
    る手段と、前記先行ビームと後行ビームのうち一方がオ
    フしているときと、前記先行ビームと後行ビームの双方
    がオンしているときで、前記光センサの受光量と予め設
    定された基準値に基づいて前記第1の光源の先行ビーム
    及び第2の光源の後行ビームをそれぞれ所定の光出力に
    制御する光出力制御手段とを有することを特徴とする光
    記録装置。
  2. 【請求項2】 前記光出力制御手段は、前記先行ビーム
    と後行ビームのうちプリフォーマット部の再生に用いな
    い方の光ビームがオフしている場合に、前記光センサの
    受光量と予め設定された第1の基準値に基づいて前記プ
    リフォーマット部の再生に用いるオンしている方の光ビ
    ームをプリフォーマット部の再生用光出力に制御するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光記録装置。
  3. 【請求項3】 前記光出力制御手段は、前記先行ビーム
    と後行ビームの双方がオンしている場合に、前記光セン
    サの受光量と予め設定された第2の基準値に基づいて前
    記後行ビームをダイレクトベリファイ用の光出力に制御
    することを特徴とする請求項1に記載の光記録装置。
  4. 【請求項4】 前記光出力制御手段は、前記先行ビーム
    と後行ビームの双方がオンしている場合に、前記光セン
    サの受光量と予め設定された第3の基準値に基づいて前
    記先行ビームを記録用の光出力に制御することを特徴と
    する請求項1に記載の光記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録媒体上の先行ビームと後行ビー
    ムの間隔は、前記記録媒体の各セクタの先頭に位置する
    プリフォーマット部の長さよりも短く設定されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光記録装置。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2の光源は、同一の半導
    体基板上に形成された第1及び第2のレーザダイオード
    から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    光記録装置。
  7. 【請求項7】 前記先行ビームと後行ビームのうち後行
    ビームでプリフォーマット部を再生する場合は、先行ビ
    ームが前記プリフォーマット部でオフしている間、サー
    ボ制御部に供給するサーボエラー信号を前記先行ビーム
    がオフする前のサーボエラー信号にホールドすることを
    特徴とする請求項1に記載の光記録装置。
  8. 【請求項8】 前記第1及び第2の光源が発光していな
    い状態において、所定のバイアス電流を供給することを
    特徴とする請求項1に記載の光記録装置。
  9. 【請求項9】 前記プリフォーマット部を再生する方の
    光ビームの光量を監視し、該光ビームの光量が所定値以
    上であったときのみ、他方の光ビームの制御を許可する
    手段を有することを特徴とする請求項1に記載の光記録
    装置。
  10. 【請求項10】 光出力制御動作に先立って、前記先行
    ビーム及び後行ビームをプリフォーマット部再生用の光
    出力に相当する基準値でそれぞれ別にオンして、そのと
    きに前記光センサでそれぞれ得られた受光量に相当する
    駆動信号を前記第1,第2の光源に同時に供給し、その
    ときに得られた前記光センサの受光信号からプリフォー
    マット部の再生用光出力とダイレクトベリファイ用の光
    出力の和に相当する基準値を記憶手段に記憶させるキャ
    リブレーション手段を有することを特徴とする請求項1
    に記載の光記録装置。
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