JPH08147703A - 追記型cd作成システム - Google Patents

追記型cd作成システム

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Publication number
JPH08147703A
JPH08147703A JP6311245A JP31124594A JPH08147703A JP H08147703 A JPH08147703 A JP H08147703A JP 6311245 A JP6311245 A JP 6311245A JP 31124594 A JP31124594 A JP 31124594A JP H08147703 A JPH08147703 A JP H08147703A
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JP
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written
once
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Application number
JP6311245A
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English (en)
Inventor
Takahiro Furukawa
隆弘 古川
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CD−Rに書き込むデータが格納されている
デバイスが複数あるときでも、書き込み操作の簡略化、
迅速化を計る。 【構成】 CD−Rにすでに書き込まれているデータが
あるとき、読み取り/再生可能か否かをチェックする手
段、CD−Rに書き込むデータを格納しているデバイス
を複数選択する手段、選択された複数のデバイスから書
き込むデータを選択する手段、選択されたデータに基づ
いてCD−Rのフォーマット情報を作成する手段、フォ
ーマット情報に基づいて前記CD−Rをフォーマットす
る手段、CD−Rに選択されたデータを書き込む手段を
設ける。 【効果】 データ格納デバイスを複数個選択が可能な手
段を備えているので、従来の追記型CD作成システムに
比べて、データの書き込み操作が著しく簡略化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、追記型CD作成シス
テムに係り、特に、CD−Rにデータを書き込むマスタ
リングおよびCD−R内のデータの読み取り(再生)を
行う追記型CD作成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、追記型CD作成システムは知
られている。この追記型CD作成システムを使用する場
合に、一般的に、書き込みたいデータは、フロッピーデ
ィスクや光磁気ディスク、ハードディスク等のデータ格
納デバイスに分散していることが多いが、CD−Rに書
き込むデータを格納しているデバイスを1つ選択する手
段しか設けられていない。
【0003】しかも、CD−Rに書き込むデータを格納
しているデバイスの1つを選択すると、その後は、その
CD−Rへのデータの書き込みが終了するまで、別のデ
ータ格納デバイスを選択することができない。そのた
め、1つのCD−Rに書き込みたいデータを複数のデバ
イスから対話形式で選択することは不可能であった。
【0004】ここで、この発明が前提とする従来の追記
型CD作成システムについて、その用語を説明する。C
D−Rは、CD−Recordableの略称で、デー
タを何回かに分けて書き込むことのできるCD(コンパ
クトディスク)を意味する。
【0005】なお、CD−Rディスクと称する場合もあ
り、また、追記型CDとも呼ばれる場合もあるが、全て
同様にCD−Rを意味している。一般に利用されている
オーディオCDやCD−ROMは、データをマスターデ
ィスクからプレスして作成される。
【0006】このCD−Rの作成工程では、大型で複雑
なシステムを必要とするため、従来は、一般のユーザが
簡単にオーディオCDやCD−ROMを作成することは
できなかった。ところが、CD−Rの実用化により、パ
ソコンを利用して簡単にCDを作成することが可能にな
った。
【0007】次に、このCD−Rのフォーマットは、オ
レンジブック(Orange Book:Record
able Compact Disc System
Description)によって、その物理フォーマ
ットが規定されている。また、論理フォーマットとして
は、コンピュータのOSのファイルシステムを利用する
ことができる。なお、国際標準として、ISO 966
0もある。
【0008】CD−Rのフォーマット情報とは、個々の
CD−Rディスクに利用するファイルシステムに整合す
るように、ディレクトリ構造、ファイル名等を変換する
ために使用するテーブルをいう。CDイメージとは、C
D−Rに書き込むべきデータを、予め使用する論理フォ
ーマットに従ってフォーマットし、ハードディスク等に
ファイルして保存されたデータを意味する。
【0009】このCDイメージは、その作成後に、デー
タストリームとして、CD−R書き込み/読み取り(再
生)ユニットへ送ることによって、CDを作成すること
ができる。なお、CDイメージを部分的に作成しなが
ら、CD−R書き込み/読み取り(再生)ユニットへ送
るオン・ザ・フライ(On‐the‐fly)方式も知
られている。
【0010】また、既存の市販されているCDとして
は、オーディオデータを記録しているCD−DAディス
クや、コンピュータで使用するデジタルデータを記録し
ているCD−PROMディスク等がある。以上が、CD
−Rに関する用語の主要な意味であるが、その他の関連
する用語として、デバイス、マスタリングがある。
【0011】デバイスとは、フロッピーディスク(F
D)や光磁気ディスク(MO)、ハードディスク(H
D)等、CDに書き込むためのデータを保存しているド
ライブ、およびCD−R書き込み/読み取り(再生)ユ
ニットを意味する。マスタリングとは、CDにデータを
書き込むことをいう。
【0012】ここで、CD−R上の各セッションについ
て説明する。一般に、CD−Rディスクは、セッション
を単位としてデータの書き込みが行われる。
【0013】図6は、CD−Rについて、その各セッシ
ョンを概念的に示す図である。図の左方が中心、右方が
外側である。
【0014】各セッションは、この図6の外側(右方)
に示すように、3つの領域、すなわち、Lead‐I
n,Program Area,Lead‐Outに分
割されている。また、その中心側(最左端)には、PM
A領域が設けられている。
【0015】まず、3つの領域に分けられた各セッショ
ンについて、順次説明する。Lead‐Inは、そのセ
ッションのヘッダー情報が記録される領域で、各トラッ
クの開始アドレス/スキップするトラックナンバー等の
情報が記録される領域である。
【0016】したがって、セッションのヘッダー情報
は、この図6のLead‐In領域に書き込まれること
になる。また、bad lebelは、そのセッション
をスキップすることを示す情報で、同じく図6のLea
d‐In中に記録される。
【0017】次に、Program Areaは、実際
の書き込みデータを記録する領域である。最後に、Le
ad‐Outは、そのセッションの終了を表わす。以上
が各セッションに記録される情報である。
【0018】また、トラックは、セッションにデータを
書き込む単位で、例えば音楽データの場合には、1曲に
対して1トラックを利用する。図6の中心側(左端)に
示したPMAは、Lead‐InにTOC(Table
of Content)を書き込むために必要な情
報、例えばトラックのスタート/ストップ位置を記録す
る領域である。
【0019】以上が、この発明を説明するために使用す
る用語であり、従来の追記型CD作成システムの説明で
も使用されている用語の内容である。そして、先に述べ
たように、従来の追記型CD作成システムでは、ユーザ
ーがCD−Rに書き込みたいデータは、多くの場合に、
フロッピーディスクや光磁気ディスク、ハードディスク
等のデータ格納デバイスに分散しているのに、その内の
1つのデータ格納デバイスしか選択できないため、事前
に、必要とするデータを1つのデータ格納デバイスに集
めておく必要があり、作業能率が低下する、という問題
があった。
【0020】また、CD−Rにデータを書き込んでいる
間に、システムのトラブルによって途中中断した場合、
CD−Rに対してそれ以後書き込みを行うことができ
ず、新たなCD−Rを用意して、再度書き込みを行う必
要があった。さらに、このような場合に、システムトラ
ブル前に書かれたデータを回復する手段も設けられてい
なかった。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】すでに述べたように、
CD−Rに書き込みたいデータは、通常フロッピーディ
スクや光磁気ディスク、ハードディスク等のデータ格納
デバイスに分散しているのに、従来の追記型CD作成シ
ステムでは、1つのデータ格納デバイスしか選択できな
い。そのため、1つのデバイスからのデータの書き込み
が終了する度ごとに、順次データ格納デバイスを選択す
るか、あるいは、作業開始に先立って書き込みたいデー
タを予め1つのデータ格納デバイスに集めておく等の処
理が必要であり、操作性が低い、という不都合があっ
た。
【0022】この発明では、データの書き込み操作の簡
略化、迅速化のために、CD−Rに書き込むデータが格
納されているデバイスを複数選択する手段を備えた追記
型CD作成システムを提供する(請求項1の発明)。第
2に、従来の追記型CD作成システムでは、データの書
き込み動作中に、システムトラブルによって途中中断し
た場合、CD−Rに対してそれ以後書き込みを行うこと
ができず、貴重なデータが消失する等の不都合があった
が、このような場合に、追記型CD−Rからのデータ回
復を可能にした追記型CD作成システムを提供する(請
求項2の発明)。
【0023】ここで、データ回復とは、トラブルが起き
るまでに書き込まれた情報を救う方法を意味する。第3
に、CD−Rの読み取り/再生中に、表面に生じた傷な
どにより、データの読み取り/再生が不可能になった場
合でも、そのデータの回復を可能にした追記型CD作成
システムを提供する(請求項3の発明)。
【0024】
【課題を解決するための手段】この発明では、第1に、
CD−Rにすでに書き込まれているデータがあるとき、
該データが読み取り/再生可能か否かをチェックするチ
ェック手段と、該チェック手段により読み取り/再生可
能と判定したとき、前記CD−Rに書き込むデータを格
納しているデバイスを複数選択するデバイス選択手段
と、該デバイス選択手段によって選択された複数のデバ
イスから書き込むデータを選択するデータ選択手段と、
該データ選択手段によって選択されたデータに基づいて
前記CD−Rのフォーマット情報を作成するフォーマッ
ト情報作成手段と、該フォーマット情報作成手段によっ
て作成されたフォーマット情報に基づいて前記CD−R
をフォーマットするフォーマット手段と、該フォーマッ
ト手段によりフォーマットされた前記CD−Rに、前記
データ選択手段によって選択されたデータを書き込むデ
ータ書き込み手段、とを備えた構成である。
【0025】第2に、上記第1の追記型CD作成システ
ムにおいて、データの書き込み中に、当該書き込み動作
がシステムのトラブルによって中断したとき、該トラブ
ル前にすでに書かれているデータを所望のデバイスに回
復するデータ回復手段を備えた構成である。
【0026】第3に、CDプレイヤによる読み取り/再
生が不可能と判断されたCD−Rがセットされる追記型
CD作成システムにおいて、前記CD−Rについて、デ
ータ回復可能部分をチェックする回復可能部分チェック
手段と、該回復可能部分チェック手段により回復可能と
判定されたデータを所望のデバイスに回復するデータ回
復手段、とを備えた構成である。
【0027】
【作用】この発明では、CD−Rに書き込むデータが格
納されているデバイスを複数選択する手段を設けること
により、従来のように、事前に1つのデータ格納デバイ
スにデータを集める処理等を不要にして、書き込み操作
の簡略化、迅速化を計っている(請求項1の発明)。ま
た、トラブルによる書き込み動作の中断に対しては、デ
ータ回復手段を設けることにより、貴重なデータの消失
を回避している(請求項2の発明)。
【0028】さらに、このデータ回復手段の利用範囲を
拡大し、プレイヤによって読み取り/再生が不可能にな
ったCD−Rについても、そのCD−Rからのデータの
回復が行えるようにしている(請求項3の発明)。
【0029】
【実施例1】この発明の追記型CD作成システムについ
て、図面を参照しながら、その実施例を詳細に説明す
る。この実施例は、請求項1の発明に対応しているが、
請求項2と請求項3の発明にも関連している。
【0030】この第1の実施例では、CD−Rに書き込
むデータを格納している複数のデバイス、例えばフロッ
ピーディスクや光磁気ディスク、ハードディスク等のデ
ータ格納デバイス(図1の4a〜4c)について、その
内の複数個の選択が可能な選択する手段を設けることに
より、データの書き込み操作を簡略化した点に特徴を有
している。ここで、追記型CD作成システムについて、
その構成の概略を説明する。
【0031】図1は、この発明の追記型CD作成システ
ムについて、その要部構成の一実施例を示す機能ブロッ
ク図である。図において、1はCPU、2はCD−R書
き込み/読み取り(再生)デバイス、3はRAM、4a
〜4cは書き込みデータ格納デバイス、5はプログラム
格納部、6はCDイメージ格納/データ回復デバイス、
7はキーボード、8はマウス、9は表示制御装置、10
はディスプレイ、11はシステムバスを示す。
【0032】各部の機能は、概略次のとおりである。キ
ーボード7とマウス8は、入力手段であり、オペレータ
のCD作成操作およびシステム制御に必要な書き込みデ
ータデバイスの選択あるいは入力、さらに、選択された
デバイスから書き込みデータを選択したり入力などを行
う機能を有している。
【0033】CPU1は、キーボード7やマウス8から
入力された指令と対応するプログラム格納部5のプログ
ラムによって、システムバス11を介してキーボード
7、RAM3、表示制御装置9、CD−R書き込み/再
生デバイス2等のシステム全体を総括的に制御すると共
に、所要の演算、処理等を実行する機能を有する中央処
理手段である。CD−R書き込み/読み取り(再生)デ
バイス2は、それ自身も、図示しないCPUとRAMと
を備えており、図1に示したシステムのCPU1からの
指示により、データの転送、CDの作成、CDの読み取
り(再生)を行う機能を有している。
【0034】RAM3は、CD作成に必要な情報、例え
ば、選択された書き込みデータ格納デバイス(4a〜4
cの内の1つのデバイス)の情報や、当該デバイス中の
選択された書き込みデータに関する情報等を記憶する記
憶手段である。さらに、CD−R書き込み/読み取り
(再生)デバイス2に対して、データの書き込み/読み
取り(再生)をプログラムが指示したとき、CDイメー
ジを部分的に作成する場合にも、記憶手段として使用さ
れる。
【0035】この図1では、3個の書き込みデータ格納
デバイス4a〜4cを備えている場合を示しており、各
デバイス4a〜4cは、CD作成に利用する実際の書き
込みデータを保存している。これらの書き込みデータ格
納デバイス(4a〜4c)は4個以上でもよく、また、
2個でもよい。これらの各書き込みデータ格納デバイス
4a〜4cは、先に述べたキーボード7あるいはマウス
8からの指示によって、複数個の選択が可能である。
【0036】CDイメージ格納/データ回復デバイス6
は、CD作成時に、実際にCDイメージを一旦作成して
から、CD−R書き込み/読み取り(再生)デバイス2
へこのイメージを書き込みたいときに利用されるデバイ
スである。また、このCDイメージ格納/データ回復デ
バイス6は、CD−Rのデータを回復し、そのデータを
リストアする場合にも使用される。
【0037】プログラム格納部5は、この図1のシステ
ムを制御するプログラムを格納する記憶手段であり、ま
た、この発明の追記型CD作成システムにおけるCD作
成およびデータ回復のプログラムも格納されている。表
示制御装置9は、CRTやLCD等からなるディスプレ
イ10の表示制御を司る機能を有しており、RAM3内
に記憶された情報や、各種機能に応じたウインドウおよ
びアイコンのパターン等の情報をディスプレイ10の画
面上に表示させる。以上が、この発明の追記型CD作成
システムについて、その各部の機能の概略である。
【0038】この第1の実施例では、CD−Rにすでに
データが記録されている場合に、データの読み取り/再
生チェックを行う。チェック内容は、先の図6に示した
TOC(テーブル・オブ・コンテント)が読み取れるか
どうか、また、読み取れたとき、そのTOC情報に基づ
いて、各トラック内のデータが読み取れるかどうか、の
2つである。
【0039】そして、チェック後に、読み取り可能なト
ラックのデータを、図1のCDイメージ格納/データ回
復デバイス6に取り込む。以上の処理を行うために、先
の図1においては、中央処理部4が、次の図2と図3に
示すフローに従ってCD作成の処理を行う。
【0040】図2と図3は、この発明の追記型CD作成
システムについて、CD作成時の主要な処理の流れを示
すフローチャートである。図において、#1〜#14は
ステップを示し、とは接続を示す。
【0041】ステップ#1で、CD−Rにデータが書き
込まれているかどうか判定する。すでにデータが書き込
まれていれば、ステップ#2へ進み、データの読み取り
/再生を行う。
【0042】ステップ#3で、データの読み取り/再生
が可能であるかどうか判定する。ステップ#3で判断し
た結果、読み取り/再生が可能であれば、ステップ#4
へ進み、作成するCDのフォーマットを選択する。
【0043】次のステップ#5で、データ格納デバイス
を選択するか否かチェックする。この場合に、複数のデ
バイスを選択することができる(請求項1の発明)。デ
ータ格納デバイスを選択するときは、ステップ#6へ進
み、書き込みデータを選択するかどうか判断する。
【0044】書き込みデータを選択するときは、次のス
テップ#7へ進む。ステップ#7では、選択されたフォ
ーマット/書き込みデータを基に、CD−Rのフォーマ
ット情報を作成する。その後、ステップ#8(図2の接
続から図3の接続へ進み)で、CDイメージの作成
後に書き込みを行うか否か判断する。
【0045】CDイメージの作成後に書き込みを行わな
いときは、ステップ#9へ進み、先のステップ#7で作
成されたCD−Rフォーマット情報に基づいて、CDイ
メージをRAM3上に作成しながら、順次CD−R書き
込み/再生デバイス2へ転送して、この図2のフローを
終了する。また、先のステップ#8で判断した結果、C
Dイメージ作成後に書き込みを行うときは、次のステッ
プ#10で、CDイメージをCDイメージ格納/データ
回復デバイス6に作成する。
【0046】ステップ#11へ進み、作成されたCDイ
メージを、CD−R書き込み/再生デバイス2へ転送し
て、この図2と図3のフローを終了する。以上のステッ
プ#1〜#11の処理によって、CD−Rのイメージデ
ータの回復動作が行われる。
【0047】なお、先のステップ#5で判断した結果、
データ格納デバイスを選択しないときは、ステップ#1
2へ進み、別処理を行うか否か判断する。別処理を行わ
ないときは、再び先のステップ#5へ戻って同様の処理
を行い、別処理を行うときは、ステップ#14へ進む。
【0048】また、ステップ#12で判断した結果、別
処理を行うときは、ステップ#14へ進んで、別処理を
行う。さらに、先のステップ#6で判断した結果、書き
込みデータを選択しないときは、ステップ#13へ進
み、別処理を行うか否か判断する。
【0049】別処理を行わないときは、再び先のステッ
プ#6へ戻って同様の処理を行い、別処理を行うとき
は、ステップ#14へ進む。ステップ#14では、指示
された別処理を行って(図2の接続から図3の接続
へ進み)、この図2と図3のフローを終了する。
【0050】以上が、この発明の追記型CD作成システ
ムにおける第1の実施例の処理であり、読み取り可能な
トラックのデータがCD−Rイメージ格納/回復デバイ
ス6に取り込まれる。この場合に、複数の書き込みデー
タ格納デバイスの選択が可能であるから、従来の追記型
CD作成システムに比べて、書き込み操作が簡略化され
ると共に、迅速な処理が可能になる。
【0051】
【実施例2】次に、第2の実施例を説明する。この第2
の実施例は、請求項2の発明に対応しているが、請求項
1と請求項3の発明にも関連している。
【0052】CD−Rは、書き込み容量が540MBあ
るいは650MBであり、従来のシステムの場合、シス
テムのトラブルによってデータの書き込み動作が中断し
たときは、別の追記型CD書き込みシステムによって、
すでに書き込まれたデータについても、読み取り/再生
ができなくなる。すなわち、貴重なデータを再び回復す
ることが不可能になる。
【0053】その結果、ユーザは、追記型CDにおいて
システムトラブルが発生する度ごとに、貴重なデータを
無くしていまう、という不都合があった。この第2の実
施例では、追記型CDのデータを回復する手段を設ける
ことによって、システムのトラブルによりデータの書き
込み動作が中断したときでも、データの回復を可能にし
た点に特徴を有している。ハード構成は、先の図1と同
様であり、プログラム格納部5内に、次の図4に示すフ
ローのプログラムが格納されいてる。
【0054】図4は、この発明の追記型CD作成システ
ムについて、CD−Rディスク修正時の主要な処理の流
れを示すフローチャートである。図において、#21〜
#28はステップを示す。
【0055】ステップ#21で、データ回復処理を選択
するか否か判断する。データ回復処理を選択しないとき
は、ステップ#28へ進み、通常のCD作成処理を行っ
て、この図4のフローを終了する。このCD作成の処理
は、先の図2と図3で説明した処理である。
【0056】先のステップ#21で判断した結果、デー
タ回復処理が選択されたときは、ステップ#22へ進
み、書き込みCD−RのTOC情報を読み込む。次のス
テップ#23で、通常のCD作成処理を行う。
【0057】ステップ#24で、データの書き込み中に
トラブルが発生したか否かチェックする。もし、トラブ
ルが発生しなければ、この図4のフローを終了する。こ
の場合には、正常のCD作成が行われたことになる。
【0058】先のステップ#24で判断した結果、デー
タの書き込み中にトラブルが発生したときは、ステップ
#25へ進み、書き込み途中のトラックを閉じる。ステ
ップ#26で、書き込み途中のセッションを閉じる。
【0059】ステップ#27で、先のステップ#22に
おいて読み込んだTOC情報を基にして、CD−R上の
データをCDイメージ格納/データ回復デバイス6に読
み取り、この図4のフローを終了する。以上が、この発
明の追記型CD作成システムにおけるトラブル発生時の
処理である。
【0060】すなわち、オプション選択によってデータ
回復を選択し、トラブルが発生したときは、まず書き込
み途中のトラックを閉じる。この場合に、トラックを閉
じる処理は、予めPMAに、そのトラックのスタート/
ストップ位置を記録している場合には、トラブルが起っ
た位置からストップ位置まで“0”で埋める。
【0061】また、PMAに、そのトラック情報を記録
してない場合は、トラブルが起った位置をストップ位置
として、PMAにスタート・ストップ位置を記録する。
トラックを閉じた後、書き込み途中のセッションを閉じ
る。
【0062】ここで、セッションを閉じる処理は、図6
に示したリードイン領域およびリードアウト領域を書く
ことである。最後に、書き込み前に読み込んだCD−R
のTOC情報に基づいて、CD−R上のデータをCDイ
メージ格納/データ回復デバイス6に読み取る。
【0063】例えば、TOCに書かれている各トラック
の位置情報に基づいて、データをCDイメージ格納/デ
ータ回復デバイス6にコピーする。以上のように、この
第2の実施例によれば、追記型CDの作成中に、システ
ムトラブルが発生して書き込み動作が中断した場合で
も、そのCD−R上のデータを回復することができるの
で、従来のように、貴重なデータが消失する、という不
都合が回避される。
【0064】
【実施例3】次に、第3の実施例を説明する。この第3
の実施例は、請求項3の発明に対応しているが、請求項
1の発明にも関連している。
【0065】この第3の実施例では、CD−RがCDプ
レイヤで読み取り/再生できない場合に、先に第1や第
2の実施例で説明した追記型CD作成システムを使用し
て、データの回復可能な部分をチェックし、そのデータ
を回復する点に特徴を有している。すなわち、この第3
の実施例は、この発明の追記型CD作成システムの利用
範囲を拡大する場合であり、CDプレイヤで読み取り/
再生が不可となったCD−Rを対象としているが、基本
的な処理は、第2の実施例で述べたようなデータの回復
である。
【0066】図5は、この発明の追記型CD作成システ
ムについて、CDデータ回復時の主要な処理の流れを示
すフローチャートである。図において、#31〜#33
はステップを示す。
【0067】ステップ#31で、データの読み取り/再
生を行う。次のステップ#32で、データの読み取り/
再生が可能な部分があるかどうかチェックする。
【0068】データの読み取り/再生が可能な部分があ
れば、データの回復処理を行う必要はないので、そのま
ま、この図5のフローを終了する。これに対して、読み
取り/再生が不能のときは、ステップ#33へ進む。
【0069】ステップ#33では、読み取り可能なトラ
ック内のデータを図1のCDイメージ格納/データ回復
デバイス6に取り込んで、取り込み可能な部分のデータ
を回復する。
【0070】以上が、この発明の第3の実施例における
データ回復時の処理であり、CD−Rの表面に存在する
傷などによって読み取り/再生ができなくなった場合で
も、そのCD−Rに書き込まれた貴重なデータを回復す
ることができる。したがって、CD−Rの表面の不良に
起因して貴重なデータが消失する、という不都合が未然
に防止され、システムの信頼性が著しく向上される。
【0071】
【発明の効果】請求項1の追記型CD作成システムで
は、CD−Rに書き込むデータを格納している複数のデ
バイス、例えばフロッピーディスクや光磁気ディスク、
ハードディスク等のデータ格納デバイス(図1の4a〜
4c)について、その内の複数個の選択が可能な選択手
段を設けている。したがって、従来の追記型CD作成シ
ステムに比べて、データの書き込み操作が著しく簡略化
されると共に、処理も迅速化される。
【0072】請求項2の追記型CD作成システムでは、
システムのトラブルによってデータの書き込み動作が中
断したときは、すでに書き込まれたデータについて、そ
のデータを回復することができる。したがって、現在書
き込み中のデータは無論のこと、すでに別の追記型CD
書き込みシステムによって当該CD−Rに書き込まれた
データについても、その回復が可能となり、貴重なデー
タが消失することはない。
【0073】請求項3の追記型CD作成システムでは、
CD−RがCDプレイヤで読み取り/再生できない場合
でも、そのCD−Rに書き込まれているデータを回復す
ることができる。したがって、追記型CD作成システム
の利用範囲が拡大されると共に、先の請求項2の追記型
CD作成システムと同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の追記型CD作成システムについて、
その要部構成の一実施例を示す機能ブロック図である。
【図2】この発明の追記型CD作成システムについて、
CD作成時の主要な処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【図3】この発明の追記型CD作成システムについて、
CD作成時の主要な処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【図4】この発明の追記型CD作成システムについて、
CD−Rディスク修正時の主要な処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図5】この発明の追記型CD作成システムについて、
CDデータ回復時の主要な処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図6】CD−Rについて、その各セッションを概念的
に示す図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 CD−R書き込み/読み取り(再生)デバイス 3 RAM 4a〜4c 書き込みデータ格納デバイス 5 プログラム格納部 6 CDイメージ格納/データ回復デバイス 7 キーボード 8 マウス 9 表示制御装置 10 ディスプレイ 11 システムバス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CD−Rにすでに書き込まれているデー
    タがあるとき、該データが読み取り/再生可能か否かを
    チェックするチェック手段と、 該チェック手段により読み取り/再生可能と判定したと
    き、前記CD−Rに書き込むデータを格納しているデバ
    イスを複数選択するデバイス選択手段と、 該デバイス選択手段によって選択された複数のデバイス
    から書き込むデータを選択するデータ選択手段と、 該データ選択手段によって選択されたデータに基づいて
    前記CD−Rのフォーマット情報を作成するフォーマッ
    ト情報作成手段と、 該フォーマット情報作成手段によって作成されたフォー
    マット情報に基づいて前記CD−Rをフォーマットする
    フォーマット手段と、 該フォーマット手段によりフォーマットされた前記CD
    −Rに、前記データ選択手段によって選択されたデータ
    を書き込むデータ書き込み手段、とを備えたことを特徴
    とする追記型CD作成システム。
  2. 【請求項2】 請求項1の追記型CD作成システムにお
    いて、 データの書き込み中に、当該書き込み動作がシステムの
    トラブルによって中断したとき、該トラブル前にすでに
    書かれているデータを所望のデバイスに回復するデータ
    回復手段を備えたことを特徴とする追記型CD作成シス
    テム。
  3. 【請求項3】 CDプレイヤによる読み取り/再生が不
    可能と判断されたCD−Rがセットされる追記型CD作
    成システムにおいて、 前記CD−Rについて、データ回復可能部分をチェック
    する回復可能部分チェック手段と、 該回復可能部分チェック手段により回復可能と判定され
    たデータを所望のデバイスに回復するデータ回復手段、
    とを備えたことを特徴とする追記型CD作成システム。
JP6311245A 1994-11-20 1994-11-20 追記型cd作成システム Pending JPH08147703A (ja)

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