JPH0814756A - スライド扉開口部の密閉構造 - Google Patents

スライド扉開口部の密閉構造

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JPH0814756A
JPH0814756A JP17178694A JP17178694A JPH0814756A JP H0814756 A JPH0814756 A JP H0814756A JP 17178694 A JP17178694 A JP 17178694A JP 17178694 A JP17178694 A JP 17178694A JP H0814756 A JPH0814756 A JP H0814756A
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JP
Japan
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slide door
door
opening
shaped member
frame
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Application number
JP17178694A
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English (en)
Inventor
Naoki Imahashi
直樹 今橋
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置の開口部を閉止するスライド扉のシール
性を確保し、保温性と密閉性の向上を図るスライド扉開
口部の密閉構造を提供する。 【構成】 装置本体2の開口部3の外縁を囲んで台形状
の装置側枠形部材6を設けると共に開口部3に係合する
スライド扉4の開口部3側に装置側枠形部材6と相似形
の扉側枠形部材7を設け、両枠形部材6,7間にシール
部材8を介在させる。また、スライド扉4はリニアガイ
ドのガイドレール10およびガイドブロック11を介し
て装置本体2側に上下方向に摺動自在に支持される。ス
ライド扉4を閉止方向に移動すると閉止の少し前の位置
でシール部材8が両枠形部材6,7間で挟持され閉止位
置で完全に圧縮される。以上により、シール性が確保さ
れると共にシール部材の削り,損傷等が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば有機感光体を製
造する際に使用する乾燥装置等の各種装置の開口部を閉
止するスライド扉開口部の密閉構造に関する。
【0002】
【従来の技術】各種装置の開口部のスライド扉に関して
は各種のものが数多く採用されている。例えば、特開平
5−55101号公報には「半導体製造装置用チャンバ
ー扉開閉装置」に関する技術が紹介されている。このも
のは前記チャンバーに半導体を出入させる際の扉の開閉
を容易に行わしめるためのものである。しかしながらこ
の技術は扉の開口部の密閉構造について特に考慮してい
るものでなく、その主構成要素である操作部を収納する
スペースが大となる問題点を有すると共に扉の開閉が必
ずしも円滑に行われにくい問題点がある。
【0003】装置の開口部に配置されるスライド扉とし
ては装置内の温度変化を少なくするため保温性に優れ、
かつ密閉性が良好であることが必要である。この要求を
一応満足した従来のスライド扉の密閉構造として図6お
よび図7に示すものがある。図示のように装置本体2a
の前面には開口部3が開口形成される。装置本体2aの
開口部3の左右にはスライドガイド14,14が上下方
向に沿って固定される。スライド扉4aは開口部3を閉
止すると共にスライドガイド14,14に案内されスラ
イドシリンダ12aによって上下動される。
【0004】なお、装置本体2aの開口部3を囲む外縁
部位にはシール部材15が固定される。また、スライド
ガイド14側には密着用シリンダ16が固設される。密
着用シリンダ16は開口部3を閉止したスライド扉4a
をシール部材15側に押圧するものである。なお、密着
用シリンダ16の押圧力はスライド扉4aの開放時には
開放される。しかしながら、スライド扉4aは円滑に上
下動するために上下動時においてはシール部材15に接
触せず、かつスライドガイド14とも若干の隙間を保持
して接触しかじり等が生じないように形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図6,図7に示した従
来のスライド扉4aにより装置本体2aの開口部3は一
応シールされるが次のような問題点がある。すなわち、
前記したように開口部3まわりの密閉性を保持するには
スライド扉4aを密着用シリンダ16によりシール部材
15側に押圧することが必要である。
【0006】しかしながら、密着用シリンダ16は部分
的に配置されているものでその部分におけるスライド扉
4aとシール部材15との密着性はよいがその他の部分
では密着性が確保されにくい。そのため、密着性を向上
させるため密着用シリンダ16の数を増加したり、スラ
イド扉4aとシール部材15間の隙間を極力少なくする
ことが必要になる。前者の場合はコスト高となる問題点
が生じ、後者の場合はスライド扉4aの上下動時にスラ
イド扉4aとシール部材15との面接触が生じ、シール
部材15が削られ摩滅し又は損傷する問題点が生じる。
【0007】また、スライド扉4aはスライドガイド1
4側に若干の隙間を介して支持されているためスライド
扉4aの上下動が円滑に行われない問題点があった。更
に、図6に示すように密着用シリンダ16がスライドガ
イド14の表面から出っ張って配置されるためその分設
置スペースが広くなりスペース効率が低下する問題点が
あった。
【0008】本発明は、以上の問題点を解決するもの
で、開口部の密閉性が良く装置内部の保温性が向上する
と共に、シール部材の損傷や機能低下が少なく、摩滅も
低減し、かつスライド扉の上下動が円滑に行われるスラ
イド扉開口部の密閉構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のスライ
ド扉開口部の密閉構造は、装置の開口部を上下にスライ
ドする扉で密閉する開口部の密閉構造であって、前記装
置の開口部まわりを台形状の装置側枠形部材で囲むと共
に前記スライド扉側の前記枠形部材と係合する位置に前
記枠形部材と相似形の台形状の扉側枠形部材を設け、該
扉側枠形部材又は前記装置側枠形部材のいずれか一方又
は双方にスライド扉の閉止時において相互の枠形部材間
で挟持されるシール部材を固着してなることを特徴とす
る。
【0010】請求項2に記載のスライド扉開口部の密閉
構造は、前記枠形部材は上辺又は下辺が短辺に形成され
るものであることを特徴とする。
【0011】請求項3に記載のスライド扉開口部の密閉
構造は、前記スライド扉は上下方向に沿って配置された
リニアガイドにより摺動自在に支持されてなることを特
徴とする。
【0012】請求項4に記載のスライド扉開口部の密閉
構造は、前記装置が乾燥装置であることを特徴とする。
【0013】
【作用】スライド扉はその両側をリニアガイドにより案
内されるため上下動が円滑に、かつガタなく行われる。
一方、シール部材は装置側枠形部材と扉側枠形部材との
間に設けられ、スライド扉の閉止時においては両枠形部
材でシール部材を挟持するためシールの確実化が図られ
密閉性を確保することができる。両枠形部材は相似形の
台形状のものからなるため、シール部材はスライド扉の
閉止するわずか手前の位置からのみ両枠形部材間で挟持
される。そのため、シール部材の削れや損傷および摩滅
が殆ど発生しない。これにより、長期間にわたり装置保
温性,密閉性を確保することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図1は本実施例の主要部の構造を説明するための
装置およびスライド扉の正面図、図2は閉止状態におけ
るスライド扉と装置の前面を示す正面図、図3は図2の
上面図、図4は図2の線B−B断面図、図5は図1の線
A−A断面図である。
【0015】本実施例は図4等に示すように乾燥装置1
の装置本体2の開口部3を閉止するスライド扉4の密閉
構造を示すものである。装置本体2内にはヒータ5が設
けられている。また、図1に示すように開口部3は矩形
状の開口孔からなる。装置本体2の開口部3の外縁を囲
む前面には図1に示すように台形状の装置側枠形部材6
が固定される。
【0016】なお、装置側枠形部材6はその上辺が短辺
の台形状の枠体から形成され、その横断面は図4に示す
ようにL形状のものからなる。一方、図1に示すように
スライド扉4の裏面側には装置側枠形部材6と相似形の
扉側枠形部材7が固定される。この扉側枠形部材7も図
4に示すようにL形状の横断面を有するものからなる。
【0017】図1および図4に示すように装置側枠形部
材6の上方側にはシール部材8が台形状の輪郭に沿って
固着される。シール部材8の材質は特に限定するもので
はないが弾性を有し、かつ適度の押圧力に耐えると共に
シール性を有し、かつ用途によっては耐熱性,耐候性を
有するものが望ましい。また、シール部材8は扉側枠形
部材7の下方側に固着してもよいが、メンテナンスの面
から前記のように装置側枠形部材6側に固着する方が好
ましい。
【0018】次に、スライド扉4を上下方向に沿って摺
動自在に装置本体2側に支持するリニアガイドについて
説明する。図1乃至図3に示すように装置本体2の前面
の両側には上下方向に沿ってガイドレール取付板9が固
定される。ガイドレール取付板9にはガイドレール10
が上下方向に沿って固定される。一方、スライド扉4側
のガイドレール10と相対向する位置にはガイドブロッ
ク11が固定される。なお、ガイドブロック11はガイ
ドレール10に摺動自在に係着し、スライド扉4を案内
する。
【0019】図1乃至図4に示すように、スライド扉4
の上端の中央部にはシリンダ12のロッド13の下端側
が連結される。なお、シリンダ12は装置本体2側に固
持される。
【0020】次に、本実施例の作用を説明する。図5は
スライド扉4が開口部3を開放する上方位置にある場合
を示す。すなわち、シリンダ12を作動することにより
スライド扉4は上方に移動し、開口部3が露出される。
【0021】一方、開口部3を閉止する場合には図5の
状態にあったスライド扉4をシリンダ12を作動して下
方に移動させる。スライド扉4はそのガイドブロック1
1とガイドレール10との係合により傾斜することなく
真直に下降し、かつガタなく円滑に移動する。扉側枠形
部材7が装置側枠形部材6に近接するとまず装置側枠形
部材6の台形状の傾斜部に固着しているシール部材8に
扉側枠形部材7が接触する。
【0022】しかしながら、この傾斜部の傾斜角度によ
りスライド扉4の垂直方向の移動量に比較してシール部
材8の圧縮量は小さくシール部材8側からの極端な反力
作用は生じない。更に、スライド扉4が下降すると装置
側枠形部材6の上辺および下辺に固着しているシール部
材8に扉側枠形部材7が当接する。引き続きスライド扉
4を下降するとシール部材8は装置側枠形部材6と扉側
枠形部材7間により圧縮され両者により挟持される。そ
の結果、両枠形部材6,7はシール部材8を介して隙間
なく係合する。従って、開口部3は完全に閉止される。
【0023】本実施例では従来技術のものと異なり、シ
ール部材8はスライド扉4が開口部3を閉止する位置の
少し前の位置までは扉側枠形部材7と当接しない。その
ため、シール部材8の損傷や削り等が発生しない。また
摩滅も少ない。
【0024】以上の説明において装置側枠形部材6と扉
側枠形部材7の台形状の上辺を短辺のものとしたが上辺
が長辺で下辺が短辺のものでもよい。また、台形状の形
状は図1のものに限定するものではない。更に、リニア
ガイドの形状も前記のものに限定するものではない。更
に、本実施例の適用される装置は乾燥装置1に限定する
ものではなく、保温性,密閉性を必要とするすべてのス
ライド扉4に適用される。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、次のような顕著な効果
を奏する。 1)スライド扉が開口部を閉止する少し前の位置からシ
ール部材が圧縮され、スライド扉が閉止位置に位置決め
された状態でシール部材が適圧で圧縮される構造に形成
されるため開口部は確実にシールされると共にシール部
材の削り,損傷,摩滅が生じない。 2)装置の開口部はシール部材により囲まれ、シール部
材はスライド扉の閉止方向の移動に比例して圧縮される
構造から形成されるため優れたシール効果を発揮するこ
とができる。 3)スライド扉はリニアガイドによりガタなく支持され
るため上下動が円滑に行われると共に、スライド扉側と
シール部材との係合位置が安定し、常時確実なシール性
を確保することができる。 4)スライド扉より前方側への出っ張り部がなく、コン
パクトにまとめられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のスライド扉の開放時におけ
る正面図。
【図2】本実施例のスライド扉の閉止状態における正面
図。
【図3】図2の上面図。
【図4】図2の線B−B断面図。
【図5】図1の線A−A断面図。
【図6】従来のスライド扉の密閉構造の一例を示す上面
図。
【図7】図6の正面図。
【符号の説明】
1 乾燥装置 2 装置本体 3 開口部 4 スライド扉 5 ヒータ 6 装置側枠形部材 7 扉側枠形部材 8 シール部材 9 ガイドレール取付板 10 ガイドレール 11 ガイドブロック 12 シリンダ 13 ロッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置の開口部を上下にスライドする扉で
    密閉する開口部の密閉構造であって、前記装置の開口部
    まわりを台形状の装置側枠形部材で囲むと共に前記スラ
    イド扉側の前記枠形部材と係合する位置に前記枠形部材
    と相似形の台形状の扉側枠形部材を設け、該扉側枠形部
    材又は前記装置側枠形部材のいずれか一方又は双方にス
    ライド扉の閉止時において相互の枠形部材間で挟持され
    るシール部材を固着することを特徴とするスライド扉開
    口部の密閉構造。
  2. 【請求項2】 前記枠形部材は上辺又は下辺が短辺に形
    成されるものであることを特徴とする請求項1に記載の
    スライド扉開口部の密閉構造。
  3. 【請求項3】 前記スライド扉は上下方向に沿って配置
    されたリニアガイドにより摺動自在に支持されてなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のスライド扉開口部の密
    閉構造。
  4. 【請求項4】 前記装置が乾燥装置であることを特徴と
    する請求項1に記載のスライド扉開口部の密閉構造。
JP17178694A 1994-06-30 1994-06-30 スライド扉開口部の密閉構造 Pending JPH0814756A (ja)

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JPH0814756A true JPH0814756A (ja) 1996-01-19

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JP (1) JPH0814756A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110487030A (zh) * 2019-07-23 2019-11-22 北京宏济药业有限公司 真空冷冻干燥机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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