JPH0814752A - 降温装置付き多段式バンド乾燥機 - Google Patents

降温装置付き多段式バンド乾燥機

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Publication number
JPH0814752A
JPH0814752A JP17166494A JP17166494A JPH0814752A JP H0814752 A JPH0814752 A JP H0814752A JP 17166494 A JP17166494 A JP 17166494A JP 17166494 A JP17166494 A JP 17166494A JP H0814752 A JPH0814752 A JP H0814752A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dryer
band
hot air
dried
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP17166494A
Other languages
English (en)
Inventor
Megumi Yamashita
恵 山下
Hidekazu Yoshida
英和 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samson Co Ltd Japan
Original Assignee
Samson Co Ltd Japan
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Filing date
Publication date
Application filed by Samson Co Ltd Japan filed Critical Samson Co Ltd Japan
Priority to JP17166494A priority Critical patent/JPH0814752A/ja
Publication of JPH0814752A publication Critical patent/JPH0814752A/ja
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 乾燥終了時期に発生する色焼け並びに乾燥む
らの防止を自動的に行い、通常運転時と同様な乾燥状態
を得る多段式バンド乾燥機の提供。 【構成】 直方体状の乾燥機1内に、水平方向に搬送さ
せるバンド搬送装置7を搬送方向がそれぞれ交互となる
ように多段式に設け、搬送装置の最上段へ被乾燥物を導
入し、水平方向への搬送と下段への落下を行っている被
乾燥物に向けて、熱風発生装置6にて発生させた熱風を
乾燥機上部より乾燥機内へ導入することによって、被乾
燥物を均一に乾燥させる多段式バンド乾燥機において、
搬送装置上の一端に落とされた被乾燥物が他端へ達し、
下段へ落下するまでに要する搬送時間を求めておき、被
乾燥物の最後尾が乾燥装置内へ入った時より搬送時間経
過するごとに発生させる熱風の温度を段階的に低下させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は降温装置付き多段式バン
ド乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】小魚類などの乾燥を行う装置として、多
段式バンド乾燥機が多く用いられている。多段式バンド
乾燥機は、無端金網バンドまたは穿孔板を綴ったコンベ
アを電動機で低速に運転し、被乾燥食品を乾燥機上方に
設けた搬入口から最上段の搬送装置の一端に連続的に供
給する。搬送装置上に供給された被乾燥物は水平に送ら
れ、他端に達すると下段の搬送装置に落とされることを
繰り返している間に、搬送装置上の被乾燥物に向けて上
方から熱風を吹き付けて乾燥させる方法である。多段に
することによって小さなスペースで乾燥を行え、下の段
に落ちるときに攪拌されるので均一に乾燥でき、上方か
ら加熱しているので水分が多く含まれている状態の時に
は高温の熱風が吹き付けられて乾燥が速く進み、下段へ
送られた乾燥の進んだ被乾燥物に吹き付けられる熱風は
温度が低下しているので、過熱されて色焼けを起こすこ
とが防がれる。しかし乾燥作業終了時など被乾燥物の供
給が無くなった場合、最終近くに供給された被乾燥物
は、下段へ達しても上段で熱風の温度を低下させるもの
が無く、熱風の温度は高いままであるために過熱され、
色焼けなどを生じる。また、過熱を防止するために熱風
温度を手動で低下させる場合、温度低下のタイミングが
難しく、乾燥むらを生じていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、乾燥終了時期に発生する色焼け並びに乾燥
むらの防止を自動的に行い、通常運転時と同様な乾燥状
態を得る多段式バンド乾燥機の提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】直方体状の乾燥機内に、
水平方向に搬送させるバンド搬送装置を搬送方向がそれ
ぞれ交互となるように多段式に設け、搬送装置の最上段
へ被乾燥物を導入し、水平方向への搬送と下段への落下
を行っている被乾燥物に向けて、熱風発生装置にて発生
させた熱風を乾燥機上部より乾燥機内へ導入することに
よって、被乾燥物を均一に乾燥させる多段式バンド乾燥
機において、搬送装置上の一端に落とされた被乾燥物が
他端へ達し、下段へ落下するまでに要する搬送時間を求
めておき、被乾燥物の最後尾が乾燥装置内へ入った時よ
り搬送時間経過するごとに発生させる熱風の温度を段階
的に低下させるよう制御を行う。
【0005】
【作用】被乾燥物の最後尾が乾燥機内へ入れられた時よ
り、搬送時間経過するごとに乾燥機内の被乾燥物の最後
尾は下段へ落下しており、被乾燥物の最後尾が下段の搬
送装置に落ちるごとに、熱風発生装置から発せられる熱
風の温度を低下させることで、最後尾付近の被乾燥物へ
達する熱風は、上段にも被乾燥物がある場合と同じよう
に段階的に低下していくので通常運転時と同様な乾燥状
態を得ることができる。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
図1は本発明の多段式バンド乾燥機の概要を示した縦断
面図である。乾燥機(1)本体内にはバンド搬送装置
(7)が5段設けられており、乾燥機上部に設けられた
搬入口(2)より最上段のバンド搬送装置の一端に被乾
燥物を供給する。バンド搬送装置の進行方向は上段より
左向き、右向き、左向き、右向き、左向きと交互になっ
ており、搬送装置先端まで送られると下段の先端へ落
ち、それまでとは逆方向に搬送された後、さらに下段の
バンド搬送装置へ落とすことができるように左右にずら
せて配置されており、搬入口より最上段のバンド搬送装
置へ乗せられた被乾燥物は左右に水平に送られながら最
下段のバンド搬送装置まで送られ、乾燥終了した被乾燥
物は搬出口(3)より外部へ送り出される。乾燥機本体
上部には蒸気によって空気を加熱し、熱風を乾燥機内へ
送り込む熱風発生装置(6)が設けられており、熱風発
生装置から発せられる熱風は、蒸気を供給する蒸気供給
管途中に設けた蒸気導入量を制御する蒸気導入量制御弁
(4)を操作することによって温度制御される。小魚類
を乾燥する場合、熱風発生装置は、60℃〜70℃に加
熱した空気を乾燥機内に導入し、熱風は乾燥機内で被乾
燥物を乾燥することによって温度が下げられながら乾燥
機下部まで送られ、低温となった熱風は排気口(9)よ
り外部へ排気される。
【0007】多段式バンド乾燥機の運転を制御する乾燥
機制御装置(5)は、熱風発生装置、蒸気導入量制御
弁、バンド搬送装置のそれぞれの稼働を制御する。乾燥
機制御装置内の降温制御装置(8)は内部にタイマーが
設けられ、搬送装置の一端に落とされた被乾燥物がさら
に下段の搬送装置に落ちるまでに要する搬送時間、被乾
燥物の最後尾が下段に落ちた時に下げる熱風降下温度が
入力されている。降温制御装置は、乾燥終了時に降温制
御装置の降温スイッチが入れられた時、タイマーの稼働
を開始し、熱風発生装置から送られる熱風温度が、搬送
時間経過するごとに熱風降下温度分低下するように蒸気
導入量制御弁を操作する。
【0008】乾燥機内に5段のバンド搬送装置を設け、
小魚類の乾燥を行う図示装置の場合、通常の乾燥には6
0℃〜70℃の熱風が熱風発生装置より送られ、搬送時
間は5分程に設定される。この場合、被乾燥物の最後尾
が下段に落ちる度に下げられる熱風温度は5℃前後が適
当となる。
【0009】図2は熱風発生装置より発生させている熱
風の温度と、乾燥機内の被乾燥物の最後尾の位置に対応
する時間の関係を示している。熱風発生装置より温度T
1の熱風を発生させて乾燥を行っていた乾燥機が、乾燥
作業を終える場合、被乾燥物の最後尾が乾燥機内に入っ
た時、つまり被乾燥物の最後尾がA1の位置となった時
に降温スイッチを入れ、降温制御装置を作動させると、
降温制御装置はタイマーの稼働を開始する。降温制御装
置は、タイマーによって搬送時間経過したことが検出さ
れたとき、つまり被乾燥物の最後尾がA2に達するだけ
の時間が経過したとき、蒸気導入量制御弁の操作を行
い、熱風温度をT2まで低下させる。さらに時間が経過
し、被乾燥物の最後尾がA3、A4、A5と進むにつれ
て熱風温度をT3、T4、T5と低下させ、最後尾がA
6に達するだけの時間が経過したとき、熱風の発生を停
止させる。
【0010】なお、熱風温度は一定幅づつ低下させるも
のでなく、予め設定しておいた温度になるように低下さ
せても良い。
【0011】
【発明の効果】本発明を実施することによって、乾燥終
了時に発生していた過熱による色焼けおよび乾燥むらの
防止を自動的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の説明図
【図2】 本発明の温度と時間の関係図
【符号の説明】
1 乾燥機 2 搬入口 3 搬出口 4 蒸気導入量制御弁 5 乾燥機制御装置 6 熱風発生装置 7 バンド搬送装置 8 降温制御装置 9 排気口 A 被乾燥物最後尾位置 T 熱風発生温度

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直方体状の乾燥機内に、水平方向に搬送
    させるバンド搬送装置を搬送方向がそれぞれ交互となる
    ように多段式に設け、搬送装置の最上段へ被乾燥物を導
    入し、水平方向への搬送と下段への落下を行っている被
    乾燥物に向けて、熱風発生装置にて発生させた熱風を乾
    燥機上部より乾燥機内へ導入することによって、被乾燥
    物を均一に乾燥させる多段式バンド乾燥機において、搬
    送装置上の一端に落とされた被乾燥物が他端へ達し、下
    段へ落下するまでに要する搬送時間を求めておき、被乾
    燥物の最後尾が乾燥装置内へ入った時より搬送時間経過
    するごとに発生させる熱風の温度を段階的に低下させる
    よう制御を行うことを特徴とする降温装置付き多段式バ
    ンド乾燥機。
JP17166494A 1994-06-29 1994-06-29 降温装置付き多段式バンド乾燥機 Pending JPH0814752A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17166494A JPH0814752A (ja) 1994-06-29 1994-06-29 降温装置付き多段式バンド乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17166494A JPH0814752A (ja) 1994-06-29 1994-06-29 降温装置付き多段式バンド乾燥機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0814752A true JPH0814752A (ja) 1996-01-19

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ID=15927417

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17166494A Pending JPH0814752A (ja) 1994-06-29 1994-06-29 降温装置付き多段式バンド乾燥機

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JP (1) JPH0814752A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009160886A (ja) * 2008-01-10 2009-07-23 Kyocera Mita Corp 乾燥装置及びそれを備えたインクジェット記録装置
JP4734534B2 (ja) * 2001-06-25 2011-07-27 有限会社アズサー 乾燥装置及び該乾燥装置を用いた肥料の製造方法
CN105043028A (zh) * 2015-07-31 2015-11-11 无锡乐华自动化科技有限公司 一种能双面均匀烘干蚕茧的烘茧方法

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JP2009160886A (ja) * 2008-01-10 2009-07-23 Kyocera Mita Corp 乾燥装置及びそれを備えたインクジェット記録装置
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