JPH08147259A - 1チップマイクロコンピュータ - Google Patents
1チップマイクロコンピュータInfo
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- JPH08147259A JPH08147259A JP29002694A JP29002694A JPH08147259A JP H08147259 A JPH08147259 A JP H08147259A JP 29002694 A JP29002694 A JP 29002694A JP 29002694 A JP29002694 A JP 29002694A JP H08147259 A JPH08147259 A JP H08147259A
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- chip microcomputer
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- eeprom
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 データの書き込み読み出しが可能な不揮発性
メモリをデータメモリとして内蔵し、且つ、不揮発性メ
モリのデータを内部ROMのプログラムデータに従って
自己読み書きできる1チップマイクロコンピュータを提
供する。 【構成】 データの読み書きが可能なEEPROM1を
RAMとして内蔵し、EEPROM1へのデータの読み
書きをマスクROM2に記憶されたプログラムデータに
従って実行できる所謂自己読み書き可能な1チップマイ
クロコンピュータを実現した。これにより、EEPRO
M1に対するデータの読み書きに要する時間を短縮で
き、更に、EEPROM1の書き込み内容が電源が落ち
ても保持される為、1チップマイクロコンピュータの動
作中に電源を故意に入切する必要性のある場合に適用で
き、電源を再投入した場合、電源を落とす直前のEEP
ROM1のデータ記憶内容から1チップマイクロコンピ
ュータの動作を継続できる。
メモリをデータメモリとして内蔵し、且つ、不揮発性メ
モリのデータを内部ROMのプログラムデータに従って
自己読み書きできる1チップマイクロコンピュータを提
供する。 【構成】 データの読み書きが可能なEEPROM1を
RAMとして内蔵し、EEPROM1へのデータの読み
書きをマスクROM2に記憶されたプログラムデータに
従って実行できる所謂自己読み書き可能な1チップマイ
クロコンピュータを実現した。これにより、EEPRO
M1に対するデータの読み書きに要する時間を短縮で
き、更に、EEPROM1の書き込み内容が電源が落ち
ても保持される為、1チップマイクロコンピュータの動
作中に電源を故意に入切する必要性のある場合に適用で
き、電源を再投入した場合、電源を落とす直前のEEP
ROM1のデータ記憶内容から1チップマイクロコンピ
ュータの動作を継続できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、演算データの書き込み
読み出しを行うランダムアクセスメモリとしてEEPR
OM等の不揮発性メモリを内蔵した1チップマイクロコ
ンピュータに関する。
読み出しを行うランダムアクセスメモリとしてEEPR
OM等の不揮発性メモリを内蔵した1チップマイクロコ
ンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電気的にデータの消去が可能な
不揮発性メモリであるEEPROMを内蔵したマイクロ
コンピュータにおいて、前記EEPROMにデータの書
き込みを行う手法としては、前記EEPROM内蔵マイ
クロコンピュータを前記EEPROMにデータの書き込
みを行う為の専用書き込み基板上に配置すると共に、該
専用書き込み基板をEEPROMライタと接続した状態
で、前記EEPROMライタから前記EEPROMの為
のアドレスデータ及び該アドレスデータでアクセスされ
た番地に書き込むべき所定データを出力し、これらのア
ドレスデータ及び書き込みデータを前記EEPROM内
蔵マイクロコンピュータに外部印加することにより、前
記EEPROMへの所定データの書き込みを実現してい
る。そして、現在、前記EEPROMをRAM(ランダ
ムアクセスメモリ)として機能させるものはない。現在
の1チップマイクロコンピュータの主流は、演算データ
の書き込み及び読み出しを行うメモリとしてスタティッ
クRAMを内蔵したものである。
不揮発性メモリであるEEPROMを内蔵したマイクロ
コンピュータにおいて、前記EEPROMにデータの書
き込みを行う手法としては、前記EEPROM内蔵マイ
クロコンピュータを前記EEPROMにデータの書き込
みを行う為の専用書き込み基板上に配置すると共に、該
専用書き込み基板をEEPROMライタと接続した状態
で、前記EEPROMライタから前記EEPROMの為
のアドレスデータ及び該アドレスデータでアクセスされ
た番地に書き込むべき所定データを出力し、これらのア
ドレスデータ及び書き込みデータを前記EEPROM内
蔵マイクロコンピュータに外部印加することにより、前
記EEPROMへの所定データの書き込みを実現してい
る。そして、現在、前記EEPROMをRAM(ランダ
ムアクセスメモリ)として機能させるものはない。現在
の1チップマイクロコンピュータの主流は、演算データ
の書き込み及び読み出しを行うメモリとしてスタティッ
クRAMを内蔵したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記E
EPROMに所定データの書き込みを行う為に、特別に
上記した専用の書き込み基板及びEEPROMライタを
用意しなければならない為、前記EEPROMをプログ
ラムメモリ又はデータメモリの何れで使用する場合で
も、データ書き込みに多くの時間を要する問題があっ
た。
EPROMに所定データの書き込みを行う為に、特別に
上記した専用の書き込み基板及びEEPROMライタを
用意しなければならない為、前記EEPROMをプログ
ラムメモリ又はデータメモリの何れで使用する場合で
も、データ書き込みに多くの時間を要する問題があっ
た。
【0004】また、スタティックRAM内蔵の1チップ
マイクロコンピュータでは、該1チップマイクロコンピ
ュータ自体の電源が落ちてしまうと、前記スタティック
RAMに書き込まれていた演算データ等が全て消えてリ
セットされてしまう為、電源が再び立ち上がっても電源
が落ちる以前の前記スタティックRAMのデータ記憶状
態から引き続き動作を実行することができず、この場
合、イニシャルプログラムを実行して前記スタティック
RAMに初期状態のデータを再び書き込み電源が落ちる
までの演算を再度実行しなければならず、時間を無駄に
消費してしまう問題があった。
マイクロコンピュータでは、該1チップマイクロコンピ
ュータ自体の電源が落ちてしまうと、前記スタティック
RAMに書き込まれていた演算データ等が全て消えてリ
セットされてしまう為、電源が再び立ち上がっても電源
が落ちる以前の前記スタティックRAMのデータ記憶状
態から引き続き動作を実行することができず、この場
合、イニシャルプログラムを実行して前記スタティック
RAMに初期状態のデータを再び書き込み電源が落ちる
までの演算を再度実行しなければならず、時間を無駄に
消費してしまう問題があった。
【0005】そこで、本発明は、データの書き込み読み
出しが可能な不揮発性メモリをデータメモリとして内蔵
し、且つ、前記不揮発性メモリのデータの書き換えを内
部ROMのプログラムデータに従って自己書き換えでき
る1チップマイクロコンピュータを提供することを目的
とする。
出しが可能な不揮発性メモリをデータメモリとして内蔵
し、且つ、前記不揮発性メモリのデータの書き換えを内
部ROMのプログラムデータに従って自己書き換えでき
る1チップマイクロコンピュータを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決する為に成されたものであり、その特徴とするとこ
ろは、演算データの書き込み読み出しが可能な第1の不
揮発性メモリと、前記第1の不揮発性メモリの演算デー
タの書き込み及び読み出し動作を制御する為のプログラ
ムデータが少なくとも記憶された再書き込み不可能な読
み出し専用の第2の不揮発性メモリと前記第2の不揮発
性メモリから読み出されたプログラムデータを基に前記
第1の不揮発性メモリの書き込み及び読み出し動作を制
御する制御回路と、を内蔵した点である。
解決する為に成されたものであり、その特徴とするとこ
ろは、演算データの書き込み読み出しが可能な第1の不
揮発性メモリと、前記第1の不揮発性メモリの演算デー
タの書き込み及び読み出し動作を制御する為のプログラ
ムデータが少なくとも記憶された再書き込み不可能な読
み出し専用の第2の不揮発性メモリと前記第2の不揮発
性メモリから読み出されたプログラムデータを基に前記
第1の不揮発性メモリの書き込み及び読み出し動作を制
御する制御回路と、を内蔵した点である。
【0007】
【作用】本発明によれば、データの書き込み読み出しが
可能な第1の不揮発性メモリをRAM機能として内蔵
し、第1の不揮発性メモリへのデータの書き込み/読み
出し/書き換えを第2の不揮発性メモリに記憶されたプ
ログラムデータに従って実行できる所謂自己読み書き可
能な1チップマイクロコンピュータを実現した。これに
より、第1の不揮発性メモリに対するデータの読み書き
に要する時間を短縮でき、更に、第1の不揮発性メモリ
の書き込み内容が電源が落ちても保持される為、1チッ
プマイクロコンピュータの動作中に電源を故意に入切す
る必要性のある場合に適用でき、電源を再投入した場
合、電源を落とす直前の第1の不揮発性メモリのデータ
記憶内容から1チップマイクロコンピュータの動作を即
座に継続できる。
可能な第1の不揮発性メモリをRAM機能として内蔵
し、第1の不揮発性メモリへのデータの書き込み/読み
出し/書き換えを第2の不揮発性メモリに記憶されたプ
ログラムデータに従って実行できる所謂自己読み書き可
能な1チップマイクロコンピュータを実現した。これに
より、第1の不揮発性メモリに対するデータの読み書き
に要する時間を短縮でき、更に、第1の不揮発性メモリ
の書き込み内容が電源が落ちても保持される為、1チッ
プマイクロコンピュータの動作中に電源を故意に入切す
る必要性のある場合に適用でき、電源を再投入した場
合、電源を落とす直前の第1の不揮発性メモリのデータ
記憶内容から1チップマイクロコンピュータの動作を即
座に継続できる。
【0008】
【実施例】本発明の詳細を図面に従って具体的に説明す
る。図1は本発明の1チップマイクロコンピュータを示
す図であり、第1の不揮発性メモリとしてEEPROM
を内蔵しているものとする。図1において、(1)はE
EPROM(第1の不揮発性メモリ)であり、データの
書き込み読み出しが繰り返し可能であり、データを電気
的に消去するものである。(2)はマスクROM(第2
の不揮発性メモリ)であり、1チップマイクロコンピュ
ータの動作を制御するプログラムデータが記憶された再
書き込みが不可能な読み出し専用のメモリである。特
に、マスクROM(2)の特定アドレスには、EEPR
OM(1)のデータ書き込み読み出し動作を制御するプ
ログラムデータがサブルーチン命令として記憶されてい
る。(3)はプログラムカウンタPCであり、マスクR
OM(2)のアドレスをアクセスする為のアドレスデー
タを出力するものである。(4)はインストラクション
レジスタIRであり、マスクROM(2)から読み出さ
れたプログラムデータがデータバス(5)を介して保持
されるものである。(6)はインストラクションデコー
ダIDECであり、インストラクションレジスタ(4)
に保持されたプログラムデータを解読し、1チップマイ
クロコンピュータを動作させる為の制御信号を発生する
ものである。(7)はアキュムレータACCであり、1
チップマイクロコンピュータ内部における演算データ等
を蓄えるものである。(8)はRAM(例えば1ワード
が8ビット且つ128バイトで構成されている)であ
り、データバス(5)を介してアキュムレータ(7)と
接続され、双方の間でデータの授受を行うものである。
(9)はアドレスカウンタであり、EEPROM(1)
のアドレスをアクセスするものである。
る。図1は本発明の1チップマイクロコンピュータを示
す図であり、第1の不揮発性メモリとしてEEPROM
を内蔵しているものとする。図1において、(1)はE
EPROM(第1の不揮発性メモリ)であり、データの
書き込み読み出しが繰り返し可能であり、データを電気
的に消去するものである。(2)はマスクROM(第2
の不揮発性メモリ)であり、1チップマイクロコンピュ
ータの動作を制御するプログラムデータが記憶された再
書き込みが不可能な読み出し専用のメモリである。特
に、マスクROM(2)の特定アドレスには、EEPR
OM(1)のデータ書き込み読み出し動作を制御するプ
ログラムデータがサブルーチン命令として記憶されてい
る。(3)はプログラムカウンタPCであり、マスクR
OM(2)のアドレスをアクセスする為のアドレスデー
タを出力するものである。(4)はインストラクション
レジスタIRであり、マスクROM(2)から読み出さ
れたプログラムデータがデータバス(5)を介して保持
されるものである。(6)はインストラクションデコー
ダIDECであり、インストラクションレジスタ(4)
に保持されたプログラムデータを解読し、1チップマイ
クロコンピュータを動作させる為の制御信号を発生する
ものである。(7)はアキュムレータACCであり、1
チップマイクロコンピュータ内部における演算データ等
を蓄えるものである。(8)はRAM(例えば1ワード
が8ビット且つ128バイトで構成されている)であ
り、データバス(5)を介してアキュムレータ(7)と
接続され、双方の間でデータの授受を行うものである。
(9)はアドレスカウンタであり、EEPROM(1)
のアドレスをアクセスするものである。
【0009】(10)は制御回路であり、EEPROM
(1)に書き込むべきデータDATA及びクロックCK
がシリアルに印加される。ここで、EEPROM(1)
の各アドレスのビット数を例えば8ビットとすると、制
御回路(10)からは、クロックCKの立ち下がりに同
期して8ビットデータDATA(最上位ビットD0〜最
下位ビットD7)がシリアルに出力される。(11)は
8ビット構成のシフトレジスタであり、制御回路(1
0)から出力された8ビットデータDATAがシリアル
入力されて保持されるものである。また、制御回路(1
0)からは、クロックCKの立ち上がりに同期したパル
スRIが出力される。(12)はカウンタであり、パル
スRIを計数し、7個目のパルスRIの立ち下がりから
8個目のパルスRIの立ち下がりまでの期間だけハイレ
ベルとなるオーバーフロー信号OFを発生する様に内部
論理が構成されている。従って、カウンタ(12)の入
出力線がその2入力に接続されたANDゲート(13)
からは、8個目のパルスRIのみがセット信号SETと
して出力される。つまり、8ビットを1単位とするシリ
アルのデータDATAの8ビット目のD7がシフトレジ
スタに保持された時点でセット信号SETが発生する様
になっている。上記の動作は図2に示す通りである。ま
た、(14)は制御レジスタであり、フラグF1,F
2,・・・Fnから成る。例えばフラグF1には、後述
する割り込み要求信号INTREQを発生させる時に
「1」、割り込み要求信号INTREQの発生を禁止す
る時に「0」がマスクROM(2)からのプログラム命
令により保持される。またフラグF2は、セット信号S
ETが印加されることにより「1」に保持される。尚、
フラグF2は、割り込み要求信号INTREQに基づき
マスクROM(2)から読み出されるサブルーチンプロ
グラムの実行中にセット状態からリセットされ「0」が
書き込まれる。つまり、割り込み要求信号INTREQ
を発生させる時のみフラグF2が「1」になっていれば
よく、その他の時間ではフラグF2は「0」でよいので
ある。更に、フラグFnには制御回路(10)を動作状
態とする時に「1」、制御回路(10)の動作を禁止す
る時に「0」がマスクROM(2)からのプログラム命
令により保持される。(16)はANDゲートであり、
その3入力には制御レジスタ(14)のフラグF1及び
F2の内容と後述するシステムクロックS4が印加され
る。ここで、1チップマイクロコンピュータは、図3に
示す如く、クロックP1を基に作成されるS1〜S6の
6周期クロックを1マシンサイクルとして動作してお
り、その中のシステムクロックS4のみがANDゲート
(16)の1入力として印加される。つまりフラグF1
及びF2が共に「1」の状態即ち割り込み要求信号IN
TREQの発生が許可されると共にセット信号SETが
「1」となっている時にシステムクロックS4が立ち上
がると、ANDゲート(16)からは「1」が出力され
る。(17)(18)はドレインソース路が直列接続さ
れたNチャンネル型MOSトランジスタ(以下NMOS
トランジスタと称する)であり、NMOSトランジスタ
(17)はオープンドレイン型とされ、NMOSトラン
ジスタ(18)のソースは接地され且つゲートには前記
クロックP1が印加される様になっている。従って、図
3に示す如く、フラグF1及びF2、システムクロック
S4、及びクロックP1が全て「1」となった時にNM
OSトランジスタ(17)(18)がオンし、割り込み
要求信号INTREQが「0」となる。本実施例では割
り込み要求信号INTREQ=「0」が割り込み要求の
発生を意味する。(19)は割り込み回路であり、
「0」となった割り込み要求信号INTREQが印加さ
れることにより、割り込み要求の発生を検出し、プログ
ラムカウンタ(3)に対して、EEPROM(1)への
シフトレジスタ(11)の内容の書き込みを行わせるプ
ログラムが記憶されているマスクROM(2)のアドレ
スデータをセットさせるものである。即ち、この時、プ
ログラムカウンタ(3)の内容が順次インクリメントさ
れていた状態から前記アドレスデータに変化し、これに
より、マスクROM(2)のアドレスは割り込み要求信
号INTREQの発生により割り込み処理のためのサブ
ルーチンにジャンプすることになる。従って、EEPR
OM(1)への書き込み動作を制御するプログラムデー
タがマスクROM(2)から読み出され、このプログラ
ムデータがインストラクションデコーダ(6)で解読さ
れてその旨の制御信号が発生すると、シフトレジスタ
(11)に保持されている8ビットデータがデータバス
(5)を介してアキュムレータ(7)に蓄えられた後、
RAM(8)に書き込まれる。この動作を繰り返し、R
AM(8)に例えば128バイト分(1ページ分)の8
ビットデータが書き込まれると、マスクROM(2)の
その後のプログラム命令によりEEPROM(1)の1
ページ分の所定アドレスがアドレスカウンタ(9)によ
り順次アクセスされ、RAM(8)に記憶されている8
ビットデータがアキュムレータ(7)を介してEEPR
OM(1)の指定アドレスに順次書き込まれていくこと
になる。例えばEEPROM(1)の記憶容量を1Kバ
イトとする。
(1)に書き込むべきデータDATA及びクロックCK
がシリアルに印加される。ここで、EEPROM(1)
の各アドレスのビット数を例えば8ビットとすると、制
御回路(10)からは、クロックCKの立ち下がりに同
期して8ビットデータDATA(最上位ビットD0〜最
下位ビットD7)がシリアルに出力される。(11)は
8ビット構成のシフトレジスタであり、制御回路(1
0)から出力された8ビットデータDATAがシリアル
入力されて保持されるものである。また、制御回路(1
0)からは、クロックCKの立ち上がりに同期したパル
スRIが出力される。(12)はカウンタであり、パル
スRIを計数し、7個目のパルスRIの立ち下がりから
8個目のパルスRIの立ち下がりまでの期間だけハイレ
ベルとなるオーバーフロー信号OFを発生する様に内部
論理が構成されている。従って、カウンタ(12)の入
出力線がその2入力に接続されたANDゲート(13)
からは、8個目のパルスRIのみがセット信号SETと
して出力される。つまり、8ビットを1単位とするシリ
アルのデータDATAの8ビット目のD7がシフトレジ
スタに保持された時点でセット信号SETが発生する様
になっている。上記の動作は図2に示す通りである。ま
た、(14)は制御レジスタであり、フラグF1,F
2,・・・Fnから成る。例えばフラグF1には、後述
する割り込み要求信号INTREQを発生させる時に
「1」、割り込み要求信号INTREQの発生を禁止す
る時に「0」がマスクROM(2)からのプログラム命
令により保持される。またフラグF2は、セット信号S
ETが印加されることにより「1」に保持される。尚、
フラグF2は、割り込み要求信号INTREQに基づき
マスクROM(2)から読み出されるサブルーチンプロ
グラムの実行中にセット状態からリセットされ「0」が
書き込まれる。つまり、割り込み要求信号INTREQ
を発生させる時のみフラグF2が「1」になっていれば
よく、その他の時間ではフラグF2は「0」でよいので
ある。更に、フラグFnには制御回路(10)を動作状
態とする時に「1」、制御回路(10)の動作を禁止す
る時に「0」がマスクROM(2)からのプログラム命
令により保持される。(16)はANDゲートであり、
その3入力には制御レジスタ(14)のフラグF1及び
F2の内容と後述するシステムクロックS4が印加され
る。ここで、1チップマイクロコンピュータは、図3に
示す如く、クロックP1を基に作成されるS1〜S6の
6周期クロックを1マシンサイクルとして動作してお
り、その中のシステムクロックS4のみがANDゲート
(16)の1入力として印加される。つまりフラグF1
及びF2が共に「1」の状態即ち割り込み要求信号IN
TREQの発生が許可されると共にセット信号SETが
「1」となっている時にシステムクロックS4が立ち上
がると、ANDゲート(16)からは「1」が出力され
る。(17)(18)はドレインソース路が直列接続さ
れたNチャンネル型MOSトランジスタ(以下NMOS
トランジスタと称する)であり、NMOSトランジスタ
(17)はオープンドレイン型とされ、NMOSトラン
ジスタ(18)のソースは接地され且つゲートには前記
クロックP1が印加される様になっている。従って、図
3に示す如く、フラグF1及びF2、システムクロック
S4、及びクロックP1が全て「1」となった時にNM
OSトランジスタ(17)(18)がオンし、割り込み
要求信号INTREQが「0」となる。本実施例では割
り込み要求信号INTREQ=「0」が割り込み要求の
発生を意味する。(19)は割り込み回路であり、
「0」となった割り込み要求信号INTREQが印加さ
れることにより、割り込み要求の発生を検出し、プログ
ラムカウンタ(3)に対して、EEPROM(1)への
シフトレジスタ(11)の内容の書き込みを行わせるプ
ログラムが記憶されているマスクROM(2)のアドレ
スデータをセットさせるものである。即ち、この時、プ
ログラムカウンタ(3)の内容が順次インクリメントさ
れていた状態から前記アドレスデータに変化し、これに
より、マスクROM(2)のアドレスは割り込み要求信
号INTREQの発生により割り込み処理のためのサブ
ルーチンにジャンプすることになる。従って、EEPR
OM(1)への書き込み動作を制御するプログラムデー
タがマスクROM(2)から読み出され、このプログラ
ムデータがインストラクションデコーダ(6)で解読さ
れてその旨の制御信号が発生すると、シフトレジスタ
(11)に保持されている8ビットデータがデータバス
(5)を介してアキュムレータ(7)に蓄えられた後、
RAM(8)に書き込まれる。この動作を繰り返し、R
AM(8)に例えば128バイト分(1ページ分)の8
ビットデータが書き込まれると、マスクROM(2)の
その後のプログラム命令によりEEPROM(1)の1
ページ分の所定アドレスがアドレスカウンタ(9)によ
り順次アクセスされ、RAM(8)に記憶されている8
ビットデータがアキュムレータ(7)を介してEEPR
OM(1)の指定アドレスに順次書き込まれていくこと
になる。例えばEEPROM(1)の記憶容量を1Kバ
イトとする。
【0010】上記したEEPROM(1)へのデータの
書き込み動作が終了した後、マスクROM(2)がメイ
ンルーチンプログラムに復帰し、マスクROM(2)の
プログラム命令によりEEPROM(1)のデータの読
み出しが指示されると、EEPROM(1)はアドレス
カウンタ(9)により所定アドレスをアクセスされ、ア
クセスされたアドレスから読み出されたデータがアキュ
ムレータ(7)に一旦蓄えられた後データバス(5)を
介してRAM(8)に書き込まれ、RAM(8)の書き
込み内容を確認できる。
書き込み動作が終了した後、マスクROM(2)がメイ
ンルーチンプログラムに復帰し、マスクROM(2)の
プログラム命令によりEEPROM(1)のデータの読
み出しが指示されると、EEPROM(1)はアドレス
カウンタ(9)により所定アドレスをアクセスされ、ア
クセスされたアドレスから読み出されたデータがアキュ
ムレータ(7)に一旦蓄えられた後データバス(5)を
介してRAM(8)に書き込まれ、RAM(8)の書き
込み内容を確認できる。
【0011】尚、本実施例においては、1チップマイク
ロコンピュータ外部から初期データとしてシリアルデー
タDATAを取り込みこのデータDATAをEEPRO
M(1)に書き込み読み出す動作について説明したが、
これに限定されることなく、1チップマイクロコンピュ
ータの通常動作中に得られる演算データ等を書き込んだ
り読み出したりするデータメモリとして、従来のスタテ
ィックRAMに代わってEEPROM(1)を使用する
ことも勿論可能である。
ロコンピュータ外部から初期データとしてシリアルデー
タDATAを取り込みこのデータDATAをEEPRO
M(1)に書き込み読み出す動作について説明したが、
これに限定されることなく、1チップマイクロコンピュ
ータの通常動作中に得られる演算データ等を書き込んだ
り読み出したりするデータメモリとして、従来のスタテ
ィックRAMに代わってEEPROM(1)を使用する
ことも勿論可能である。
【0012】以上より、データの書き込み読み出しが可
能なEEPROM(1)をRAM機能として内蔵し、E
EPROM(1)へのデータの書き込み/読み出し/書
き換えをマスクROM(2)に記憶されたプログラムデ
ータに従って実行できる所謂自己読み書き可能な1チッ
プマイクロコンピュータを実現した。これにより、EE
PROM(1)に対するデータの読み書きに要する時間
を短縮でき、更に、EEPROM(1)の書き込み内容
が電源が落ちても保持される為、1チップマイクロコン
ピュータの動作中に電源を故意に入切する必要性のある
場合に適用でき、電源を再投入した場合、電源を落とす
直前のEEPROM(1)のデータ記憶内容から1チッ
プマイクロコンピュータの動作を即座に継続できる。
能なEEPROM(1)をRAM機能として内蔵し、E
EPROM(1)へのデータの書き込み/読み出し/書
き換えをマスクROM(2)に記憶されたプログラムデ
ータに従って実行できる所謂自己読み書き可能な1チッ
プマイクロコンピュータを実現した。これにより、EE
PROM(1)に対するデータの読み書きに要する時間
を短縮でき、更に、EEPROM(1)の書き込み内容
が電源が落ちても保持される為、1チップマイクロコン
ピュータの動作中に電源を故意に入切する必要性のある
場合に適用でき、電源を再投入した場合、電源を落とす
直前のEEPROM(1)のデータ記憶内容から1チッ
プマイクロコンピュータの動作を即座に継続できる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、データの書き込み読み
出しが可能な第1の不揮発性メモリをRAM機能として
内蔵し、第1の不揮発性メモリへのデータの書き込み/
読み出し/書き換えを第2の不揮発性メモリに記憶され
たプログラムデータに従って実行できる所謂自己読み書
き可能な1チップマイクロコンピュータを実現した。こ
れにより、第1の不揮発性メモリに対するデータの読み
書きに要する時間を短縮でき、更に、第1の不揮発性メ
モリの書き込み内容が電源が落ちても保持される為、1
チップマイクロコンピュータの動作中に電源を故意に入
切する必要性のある場合に適用でき、電源を再投入した
場合、電源を落とす直前の第1の不揮発性メモリのデー
タ記憶内容から1チップマイクロコンピュータの動作を
即座に継続できる利点が得られる。
出しが可能な第1の不揮発性メモリをRAM機能として
内蔵し、第1の不揮発性メモリへのデータの書き込み/
読み出し/書き換えを第2の不揮発性メモリに記憶され
たプログラムデータに従って実行できる所謂自己読み書
き可能な1チップマイクロコンピュータを実現した。こ
れにより、第1の不揮発性メモリに対するデータの読み
書きに要する時間を短縮でき、更に、第1の不揮発性メ
モリの書き込み内容が電源が落ちても保持される為、1
チップマイクロコンピュータの動作中に電源を故意に入
切する必要性のある場合に適用でき、電源を再投入した
場合、電源を落とす直前の第1の不揮発性メモリのデー
タ記憶内容から1チップマイクロコンピュータの動作を
即座に継続できる利点が得られる。
【図1】本発明の1チップマイクロコンピュータを示す
図である。
図である。
【図2】図1の要部波形を示すタイムチャートである。
【図3】図1の要部波形を示すタイムチャートである。
(1) EEPROM (2) マスクROM (10) 制御回路 (11) シフトレジスタ (12) カウンタ (14) 制御レジスタ (19) 割り込み回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年9月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
Claims (4)
- 【請求項1】 演算データの書き込み読み出しが可能な
第1の不揮発性メモリと、 前記第1の不揮発性メモリの演算データの書き込み及び
読み出し動作を制御する為のプログラムデータが少なく
とも記憶された再書き込み不可能な読み出し専用の第2
の不揮発性メモリと、 前記第2の不揮発性メモリから読み出されたプログラム
データを基に前記第1の不揮発性メモリの書き込み及び
読み出し動作を制御する制御回路と、を内蔵したことを
特徴とする1チップマイクロコンピュータ。 - 【請求項2】 前記第2の不揮発性メモリは、前記第1
の不揮発性メモリの書き込み動作を指示する割り込み信
号が発生した時、該割り込み信号により前記第1の不揮
発性メモリの書き込み動作を実行させるプログラムデー
タが記憶されたアドレスにジャンプすることを特徴とす
る請求項1記載の1チップマイクロコンピュータ。 - 【請求項3】 外部から印加される前記第1の不揮発性
メモリに書き込むべきデータが所定ビット数に達したこ
とを検出して前記割り込み信号を発生する割り込み制御
回路を備えたことを特徴とする請求項2記載の1チップ
マイクロコンピュータ。 - 【請求項4】 前記第1の不揮発性メモリをランダムア
クセスメモリとして使用することを特徴とする請求項1
記載の1チップマイクロコンピュータ。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29002694A JPH08147259A (ja) | 1994-11-24 | 1994-11-24 | 1チップマイクロコンピュータ |
DE69534396T DE69534396T2 (de) | 1994-11-24 | 1995-11-16 | Ein-Chip-Mikrorechner mit eingebautem nichtflüchtigem Speicher |
EP95308209A EP0714060B1 (en) | 1994-11-24 | 1995-11-16 | One chip microcomputer with built-in non-volatile memory |
KR1019950043214A KR100224551B1 (ko) | 1994-11-24 | 1995-11-23 | 비휘발성 메모리를 내장한 1칩 마이크로컴퓨터 |
CN95119783A CN1105976C (zh) | 1994-11-24 | 1995-11-24 | 装有非易失性存储器的单芯片微算机 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29002694A JPH08147259A (ja) | 1994-11-24 | 1994-11-24 | 1チップマイクロコンピュータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08147259A true JPH08147259A (ja) | 1996-06-07 |
Family
ID=17750830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29002694A Pending JPH08147259A (ja) | 1994-11-24 | 1994-11-24 | 1チップマイクロコンピュータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08147259A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7293183B2 (en) | 2002-08-28 | 2007-11-06 | Samsung Electronics Co., Ltd. | System for storing working context in a non-volatile memory while in a power-off suspend mode and restoring the working context when the power-off suspend mode is released |
-
1994
- 1994-11-24 JP JP29002694A patent/JPH08147259A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7293183B2 (en) | 2002-08-28 | 2007-11-06 | Samsung Electronics Co., Ltd. | System for storing working context in a non-volatile memory while in a power-off suspend mode and restoring the working context when the power-off suspend mode is released |
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