JPH08147245A - 通貨換算装置 - Google Patents

通貨換算装置

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JPH08147245A
JPH08147245A JP29081094A JP29081094A JPH08147245A JP H08147245 A JPH08147245 A JP H08147245A JP 29081094 A JP29081094 A JP 29081094A JP 29081094 A JP29081094 A JP 29081094A JP H08147245 A JPH08147245 A JP H08147245A
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JP
Japan
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currency
key
amount
conversion rate
foreign
Prior art date
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Pending
Application number
JP29081094A
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English (en)
Inventor
Hisao Kumai
久雄 熊井
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は通貨換算装置に関し、自国通貨建て
若しくは外国通貨建てのいずれか一方の通貨換算レート
をキーボード等から打ち込み、所定の操作に従うと、自
国通貨建て及び外国通貨建てのいずれの通貨換算も正確
に行え、所要メモリも少なくできる通貨換算装置を提供
することを目的とする。 【構成】 本発明に係る通貨換算装置は、制御部1を有
し、この制御部1の周辺にキー部2、表示部3、ROM
4及びRAM5を具備し、キー部2の所定キーにより、
自国通貨建てと外国通貨建てとを選択的に指定して、指
定に対応した通貨レートを入力する。キー部2の数値キ
ーで第1国の通貨単位で金額を入力した後、換算キーを
操作すると、制御部1は自国通貨建てが選択指定されて
いる場合は、入力金額に通貨レートを掛けて第2国の通
貨単位の金額に変換し、一方、外国通貨建てが選択指定
されている場合には、入力金額を通貨レートで割って第
2国の通貨単位の金額に変換し、得られた金額を表示部
3で表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通貨換算装置に関し、一
国から他国へ金銭を送金するようなときに送金元の通貨
を送金先の通貨に迅速に換算し、その額を把握できるよ
うにした通貨換算装置に係る。
【0002】
【従来の技術】経済活動の発展に伴い、お金は一国内に
留まらず、世界中を動き回っている。しかしながら、E
Cの共通通貨の考えや、基軸通貨である米ドルが流通す
る若干の国があるものの、世界の大部分の国は自国通貨
を持ち、その国においては、その国の通貨しか流通しな
い体制になっている。そこで、自国から他国へ送金する
場合、あるいは他国にいる人が自国へ送金する場合に
は、送金先の通貨に換算して必要な額の金銭を送金する
必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通貨換
算の基準となる通貨換算レートは市場原理に伴い時々刻
々と変化している。即ち、通貨換算レートは外国為替市
場での実勢価格に基づいて決まる。このように通貨換算
レートは時々刻々と変化するのであるが、一般の金融機
関では、煩雑さを避けるため、特別の場合を除き、営業
日の午前10時の時点で決まる通貨換算レートを、その
日の通貨換算レートとして扱っている。従って、一般的
には、通貨換算レートは毎日変化するものと認識するこ
とができる。しかし、毎日変化する通貨換算レートに合
わせて正確に、且つ、迅速に換算値を求めるには、換算
表のようなものでは対応しきれず、通貨換算装置といっ
たものが必要になる。
【0004】ところで、通貨換算レートの決め方には、
自国通貨建てと外国通貨建てとの2種類ある。自国通貨
建ては、1米ドルが、自国通貨でいくらかという方法で
示すものである。例えば、日本では自国通貨建てが採用
されており、1米ドルが、138円のように示される。
外国通貨建ては、自国通貨1単位を米ドル等の外貨相当
額で示すものである。例えば、英国の場合は、外国通貨
建てが採用されており、1ポンドが1.56米ドルと示
される。
【0005】従来の通貨換算装置においては、自国通貨
建てを採用している国が多いために、自国通貨建ての通
貨換算レートを予めメモリにプリセットするように構成
されており、他国の通貨単位での金額を自国の通貨単位
での金額に換算する場合には、他国の通貨単位での金額
を入力して、プリセットした通貨レートを掛けて、自国
の通貨単位での金額を求める。一方、自国の通貨単位で
の金額を他国の通貨単位での金額に換算する場合には、
自国の通貨単位での金額を入力して、プリセットされた
通貨レートで割って他国の通貨単位の金額を求めるよう
になっている。
【0006】しかしながら、このような装置を使って、
外国通貨建ての国において、通貨換算をしようとする
と、まず、計算によって、外国通貨建ての通貨レートか
ら自国通貨建ての通貨レートを求め、計算で求めた自国
通貨建ての通貨レートをプリセットする必要がある。し
かしながら、通貨レートの計算は割切れないことが多
く、概略値となってしまう。そのために、正式に決めら
れた外国通貨建ての通貨レートを用いて換算した金額
と、計算で求めた概略値の自国通貨建ての通貨レートを
用いて換算した金額とが一致せず、誤差が生じてしまう
ことがある。
【0007】そこで、本発明は、前記問題点を考慮し、
自国通貨建て及び外国通貨建てのいずれの通貨換算も簡
単な操作で正確に行える通貨換算装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る通貨換算装
置は、自国通貨建てと外国通貨建てとを選択的に指定す
る通貨建て指定手段と、この通貨建て指定手段の指定に
対応した通貨レートを入力する通貨レート入力手段と、
第1国の通貨の単位で金額を入力する金額入力手段と、
前記第1国の通貨単位の金額を第2国の通貨単位の金額
に換算するときに操作される換算キーと、この換算キー
が操作された際に前記通貨建て指定手段で前記自国通貨
建てが選択指定されている場合には前記金額入力手段で
入力された金額に前記通貨レートを掛けて第2国の通貨
単位の金額に変換し、前記通貨建て指定手段で前記外国
通貨建てが選択指定されている場合には前記金額入力手
段で入力された金額を前記通貨レートで割って第2国の
通貨単位の金額に変換する通貨単位変換手段と、この通
貨単位変換手段で得られた通貨単位の金額を表示する表
示手段とを備えて構成している。
【0009】
【作用】通貨レートは自国通貨建て又は外国通貨建ての
いずれでも設定できるようにしてあり、金額入力手段で
入力する金額を前記通貨レートで割ったり、前記金額入
力手段で入力する金額に前記通貨レートを乗じたりして
換算金額が得られるので、自国通貨建て又は外国通貨建
てのいずれであっても正確に換算することができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の実施例
について詳細に説明する。図1は本発明の一実施例を示
すブロック構成図である。同図において、装置全体の制
御を担うCPUを含む制御部1が設けられている。制御
キー、数値キー等を有するキー部2の出力信号は前記制
御部1に入力しており、この制御部1は表示部3の表示
を制御する信号を出力している。また、前記制御部1の
CPUが実行するプログラムはROM4に書き込まれて
おり、前記制御部1のCPUからのアドレス指定等の制
御によって前記ROM4の内容を読み出し、それに従
い、装置の制御が実行される。
【0011】一方、前記CPUにより読み書きが行われ
るRAM5が前記制御部1に電気的に接続されており、
このRAM5には前記キー部2から入力される金額に対
応する数値データを記憶する領域(Y)、通貨換算レー
トに基づいて前記数値データから換算した数値を記憶す
る領域(Z)、自国通貨建て設定モード0と外国通貨建
て設定モード1とを区別するための識別フラグ領域
(R)及び前記キー部2から入力される通貨換算レート
を記憶する領域(RV)とが設定されている。
【0012】図2は通貨換算装置の外観の要部を示す平
面図である。同図において、筐体の上部には前記表示部
3のLCDを配置してあり、その下部にキー部2の所定
のスイッチを配置してある。前記LCDには数字や案内
用の表示を行えるようにしてあり、前記スイッチは数値
打ち込み用のスイッチ及び制御用等のスイッチから成っ
ている。
【0013】図3は通貨換算装置の動作フローを示すフ
ローチャートであり、このフローチャートに基づくプロ
グラムは前記ROM4に書き込まれている。そして、図
2のキー部2に設けられているRATEキーを操作する
と、このフローの実行が開始される。以下、フローチャ
ートに従い、その動作を説明する。
【0014】ステップS1では、所定のイニシァライズ
処理を行う。次いで、ステップ2で前記キー部2からキ
ー入力があったか否かを判断する。キー入力がなかった
ときはステップS2の入口へ戻り、再び同様の判断を行
い、その動作を繰り返す。
【0015】一方、前記ステップ2でキー入力があった
場合には、ステップS3で、そのキー入力は数値(0〜
9)キーによるものかどうかを判断する。これが数値キ
ーによるものであったときには、ステップS4で、その
対応する数値データを前記数値データを記憶する領域
(Y)に記憶させ、即ち、ここへ被換算金額データを順
次記憶させ、前記ステップS2の入口へ戻る。
【0016】前記ステップS3での判断の結果、キー入
力は数値キーによるものではなかった場合、即ち、被換
算金額データの入力を済ませ、次の段階で必要な制御キ
ーが入力したような場合はステップS5へ進み、ここ
で、そのキー入力は図2に示されるHOMEキーかどう
かを判断する。そのキー入力がHOMEキーであったと
きにはステップS6で被換算金額データは0ではないか
どうかを判断し、0であったときには、計算が無意味で
あるから、前記ステップS2の入口へ戻る。被換算金額
データが0ではなかったときにはステップS7で外貨金
額を邦貨金額へ換算する旨の表示を前記LCDへ行う。
次いで、ステップS8で前記識別フラグ領域(R)の内
容が0かどうか、即ち、通貨換算レートを記憶する領域
(RV)には自国通貨建て換算レートが記憶されている
のかどうかを判断する。通貨換算レートを記憶する領域
(RV)に自国通貨建て換算レートが記憶されていると
きにはステップS9に進み、前記数値データを記憶する
領域(Y)の値、即ち、被換算金額データに換算レート
値を乗じて換算値を得て、これを前記数値を記憶する領
域(Z)に記憶させる。つまり、例えば、被換算金額デ
ータとして10,000$であり、換算レートが138
¥/$ならば計算の結果1,380,000円が得ら
れ、これが換算値として前記RAM5のZ領域に書き込
まれる。
【0017】前記換算値を得た後、ステップS10へ進
み、ここで前記換算値を換算金額として前記LCDに表
示する。次いで、ステップS11で前記キー部2に設け
られているFOREIGNキーの入力があるかないかを
調べ、FOREIGNキーの入力があったときはステッ
プS12で前記換算金額に代え前記被換算金額(前記Y
領域に記憶させてあるデータ、例えば、10,000
$)を前記LCDへ表示する。次いで、ステップS13
でHOMEキーの入力があるかないかを調べ、HOME
キーの入力があったときは前記ステップS10へ戻っ
て、元の被換算金額データを表示し、以降、同様の動作
を繰り返す。
【0018】前記ステップS8で自国通貨建て換算レー
トではなく外国通貨建て換算レートが設定されていると
きにはステップS14へ進み、前記被換算金額データを
換算レート値で割って換算値を得て、これを前記Z領域
に記憶させる。即ち、、例えば、被換算金額データとし
て10,000$であり、換算レートが(1/138)
$/¥ならば計算の結果1,380,000円が得ら
れ、これが換算値として前記RAM5のZ領域に書き込
まれる。次いで、前記ステップS10へ進み、前述した
動作を行う。
【0019】前記ステップS5での判断の結果、キー入
力はHOMEキーではなかったときには、ステップS1
5へ進み、キー入力はFOREIGNキーであるか否か
を判断する。そのキー入力がFOREIGNキーであっ
たときにはステップS16で被換算金額データは0では
ないかどうかを判断し、0であったときには、前記ステ
ップS2の入口へ戻る。被換算金額データが0ではなか
ったときにはステップS17で邦貨金額を外貨金額へ換
算する旨の表示を前記LCDへ行う。次いで、ステップ
S18で前記識別フラグ領域(R)の内容を調べ、通貨
換算レートを記憶する領域(RV)には自国通貨建て換
算レートが記憶されているのかどうかを判断する。通貨
換算レートを記憶する領域(RV)に自国通貨建て換算
レートが記憶されているときにはステップS19に進
み、前記数値データを記憶する領域(Y)の値、即ち、
被換算金額データを換算レート値で割って換算値を得
て、これを前記Z領域に記憶させる。つまり、例えば、
被換算金額データとして10,000円であり、換算レ
ートが138¥/$ならば計算の結果72.46$が得
られ、これが換算値として前記RAM5のZ領域に書き
込まれる。
【0020】前記換算値を得た後、ステップS20へ進
み、ここで前記換算値を換算金額として前記LCDに表
示する。次いで、ステップS21で前記HOMEキーの
入力があるかないかを調べ、HOMEキーの入力があっ
たときはステップS22で前記換算金額に代え前記被換
算金額(例えば、10,000円)を前記LCDへ表示
する。次いで、ステップS23でFOREIGNキーの
入力があるかないかを調べ、FOREIGNキーの入力
があったときは前記ステップS20へ戻って、元の被換
算金額データを表示し、以降、同様の動作を繰り返す。
【0021】前記ステップS18で自国通貨建て換算レ
ートではなく外国通貨建て換算レートが設定されている
ときにはステップS24へ進み、前記被換算金額データ
に換算レート値を乗じて換算値を得て、これを前記Z領
域に記憶させる。即ち、例えば、被換算金額データとし
て10,000円であり、換算レートが(1/138)
$/¥ならば計算の結果72.46$が得られ、これが
換算値として前記RAM5のZ領域に書き込まれる。次
いで、前記ステップS20へ進み、前述した動作を行
う。
【0022】前記ステップS15での判断の結果、キー
入力はFOREIGNキーではなかったときには、ステ
ップS25へ進み、キー入力はSETキーであるか否か
を判断する。そのキー入力がSETキーであったときに
は換算レートの設定処理を行う。また、そのキー入力が
SETキーではなかった場合には、前記ステップS2の
入口へ戻る。
【0023】図4は換算レートの設定処理のフローを示
すフローチャートである。以下、この換算レートの設定
処理について説明する。この処理においては、先ず、ス
テップS30で前記識別フラグ領域(R)の内容が0か
どうか、即ち、通貨換算レートの設定モードが自国通貨
建て換算レートの設定モードになっているかどうかを判
断する。その結果、自国通貨建て換算レートの設定モー
ドになっているときには、ステップS31で1単位の外
貨金額を邦貨金額に換算することを知り得る表示を前記
LCDへ行う。また、ステップS30における判断の結
果、前記識別フラグ領域(R)の内容が0ではなかった
場合、即ち、外国通貨建て換算レートの設定モードのと
きにはステップS49で1単位の邦貨金額を外貨金額に
換算することを知り得る表示を前記LCDへ行う。次い
で、ステップS32で、前記RV領域に換算レート値が
既に記憶されているか否かを調べ、換算レート値が記憶
されているときには、ステップS33で、その換算レー
ト値を前記LCDへ表示する。次に、ステップS34
で、前記キー部2に設けられている“+”キーの入力が
あるかないかを調べ、“+”キーの入力がないときに
は、ステップS35で、SETキーの入力があるか否か
を判断する。SETキーの入力がないときは前記ステッ
プS34へ戻って前述の動作を繰り返す。前記ステップ
S35でSETキーの入力があったときには前記ステッ
プS2の入口へ戻る。即ち、既に記憶されている通貨換
算レートを変更せずにそのまま使う。
【0024】前記ステップS34で、“+”キーの入力
があったときには、ステップS36で前記RV領域に記
憶されている換算レート値をクリアし、次いで、ステッ
プS37で前記RV領域の内容がクリアされている状態
を表示する。次に、ステップS38で前記キー部2から
のキー入力がFOREIGNキーであるかどうかを判断
する。そのキー入力がFOREIGNキーであったとき
には、ステップS39で前記識別フラグRの内容が0か
どうか、即ち、自国通貨建て換算レートの設定モードに
なっているかどうかを判断する。そして、前記識別フラ
グRの内容が1であるとき、即ち、外国通貨建て換算レ
ートの設定モードになっている場合には前記ステップS
37へ戻る。また、ステップS39で前記識別フラグR
の内容が0であったときには、ステップS40で前記識
別フラグRの内容を1に変更し、次いで、ステップS4
1で前記RV領域に記憶されている換算レート値をクリ
アした後、前記ステップS37へ戻る。なお、前記ステ
ップS32で、前記RV領域に換算レート値が記憶され
ていないと判断した場合には前記ステップS37へスキ
ップする。
【0025】前記ステップS38で、前記キー部2から
のキー入力がFOREIGNキーではなかったときは、
ステップS42でキー入力がHOMEキーか否かを判断
する。キー入力がHOMEキーであったときには、ステ
ップS43で前記識別フラグRの内容が1かどうか、即
ち、外国通貨建て換算レートの設定モードになっている
かどうかを判断する。その結果、前記識別フラグRの内
容が0であるとき、即ち、自国通貨建て換算レートの設
定モードになっている場合には前記ステップS37へ戻
る。また、ステップS43で前記識別フラグRの内容が
1であったときには、ステップS44で前記識別フラグ
Rの内容を0に変更し、次いで、ステップS44で前記
RV領域に記憶されている換算レート値をクリアした
後、前記ステップS37へ戻る。
【0026】以上、ステップS38乃至ステップS41
で外国通貨建て換算レートの設定モードに適合するよう
前記識別フラグRの内容を整え、前記RV領域に記憶さ
れている換算レート値をクリアし、ステップS42乃至
ステップS45で自国通貨建て換算レートの設定モード
に適合するよう前記識別フラグRの内容を整え、前記R
V領域に記憶されている換算レート値をクリアするよう
にしている。
【0027】前記ステップS42でキー入力がHOME
キーではなかったときには、ステップS46でキー入力
は数値キー及び“.”キーであるか否かを判断し、数値
キーであった場合には、ステップS47で対応する数値
データを前記RV領域に順次記憶させる。次いで、前記
ステップS38へ戻る。
【0028】前記ステップS46で、キー入力が数値キ
ーではなかったときには、ステップS48へ進み、ここ
で、キー入力はSETキーであるかどうかを判断する。
キー入力がSETキーではなかったときには前記ステッ
プS38へ戻る。また、キー入力はSETキーであった
場合には、換算レートの設定処理を終了して前記ステッ
プS2の入口へ戻る。
【0029】図5は実施例に示す通貨換算装置のキー操
作と被換算金額から換算金額を得る様子を示す模式図で
ある。同図において、状態10はステップS1でイニシ
ャライズ処理された直後の前記Y領域の内容を示し、状
態11はステップS3及びステップS4で被換算金額デ
ータが前記Y領域に記憶された様子を示している。
【0030】キー操作(FOREIGNキー)12はス
テップS15に対応し、表示13はステップS17乃至
ステップS20に対応し、10,000円が72.46
$に換算されたことを示している。また、キー操作(H
OMEキー)14はステップS21に対応し、このキー
操作により表示16のように被換算金額10,000円
を確認できるようにし、キー操作(FOREIGNキ
ー)15はステップS23に対応し、このキー操作によ
り換算金額72.46$の表示13に戻れるようになっ
ている。
【0031】一方、キー操作(HOMEキー)17はス
テップS5に対応し、表示18はステップS7乃至ステ
ップS10に対応し、10,000$が1,380,0
00円に換算された様子を示している。また、キー操作
(FOREIGNキー)19はステップS11に対応
し、このキー操作により表示16のように被換算金額1
0,000$を確認できるようにし、キー操作(HOM
Eキー)20はステップS13に対応し、このキー操作
により換算金額1,380,000円の表示13に戻れ
るようになっている。
【0032】図6は実施例に示す通貨換算装置の換算レ
ート設定処理のためのキー操作と自国通貨建て換算レー
ト及び外国通貨建て換算レートの設定の様子を示す模式
図である。同図において、キー操作(SETキー)30
はステップS25に対応する。自国通貨建てが選択指定
されている場合(RV=0)には、ステップS31を実
行した後、ステップS32でRAM5の領域RVにレー
ト値が記憶されているか否かが判断され、記憶されてい
るときには、ステップS33を実行し、表示31のよう
に領域RVのレート値を表示する。表示31は、1$が
138円であることを示している。表示31の状態にお
ける+キー操作32は、ステップS34に対応し、ステ
ップS36及びステップS37を実行し、領域RVのレ
ート値がクリアされ、表示33のクリア表示となる。前
記ステップS32で、領域RVにレート値が記憶されて
いないと判断されたときには、直接ステップS37を実
行し表示33のクリア表示が行われる。
【0033】前述とは逆に、外国通貨建てが選択指定さ
れている場合(RV=1)には、ステップS49を実行
した後、ステップS32でRAM5の領域RVにレート
値が記憶されているか否かが判断され、記憶されている
ときには、ステップS33を実行し、表示37のように
領域RVのレート値を表示する。表示37は、1
【0034】が1.56$であることを示している。表
示37の状態における+キー操作32は、ステップS3
4に対応し、ステップS36及びステップS37を実行
し、領域RVのレート値がクリアされ、表示35のクリ
ア表示となる。上記ステップS32で、領域RVにレー
ト値が記憶されていないと判断されたときには、直接ス
テップS37を実行し表示35のクリア表示が行われ
る。
【0035】表示33の状態におけるFOREIGNキ
ー34の操作はステップS38に対応し、表示35の外
貨通貨建てのクリア状態となる。また、表示35の状態
におけるHOMEキー39の操作はステップS42に対
応し、表示33の自国通貨建てのクリア状態となる。
【0036】表示33、或いは表示35の状態におけ
る、キー操作40、或いはキー操作36は、ステップS
46に対応し、数値キーや”.”キーにより、自国通貨
建て換算レート、或いは外国通貨建て換算レートが設定
できる。表示31、33、35及び37の状態で、再
度、SETキーを操作すると設定処理が終了する。
【0037】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、自国通貨建て及び外国通貨建て通貨換算レートの
いずれかをキーボード等から打ち込むだけで、通貨換算
が正確に行え、所要メモリも少なく、非常に便利に使用
できる通貨換算装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック構成図であ
る。
【図2】通貨換算装置の外観の要部を示す平面図であ
る。
【図3】通貨換算装置の動作フローを示すフローチャー
トである。
【図4】換算レートの設定処理のフローを示すフローチ
ャートである。
【図5】実施例に示す通貨換算装置のキー操作と被換算
金額から換算金額を得る様子を示す模式図である。
【図6】実施例に示す通貨換算装置の換算レート設定処
理のためのキー操作と自国通貨建て換算レート及び外国
通貨建て換算レートの設定の様子を示す模式図である。
【符号の説明】
1 制御部 2 キー部 3 表示部 4 ROM 5 RAM
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年12月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通貨換算装置に関し、一
国から他国へ金銭を送金するようなときに送金元の通貨
を送金先の通貨に迅速に換算し、その額を把握できるよ
うにした通貨換算装置に係る。
【0002】
【従来の技術】経済活動の発展に伴い、お金は一国内に
留まらず、世界中を動き回っている。しかしながら、E
Cの共通通貨の考えや、基軸通貨である米ドルが流通す
る若干の国があるものの、世界の大部分の国は自国通貨
を持ち、その国においては、その国の通貨しか流通しな
い体制になっている。そこで、自国から他国へ送金する
場合、あるいは他国にいる人が自国へ送金する場合に
は、送金先の通貨に換算して必要な額の金銭を送金する
必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通貨換
算の基準となる通貨換算レートは市場原理に伴い時々刻
々と変化している。即ち、通貨換算レートは外国為替市
場での実勢価格に基づいて決まる。このように通貨換算
レートは時々刻々と変化するのであるが、一般の金融機
関では、煩雑さを避けるため、特別の場合を除き、営業
日の午前10時の時点で決まる通貨換算レートを、その
日の通貨換算レートとして扱っている。従って、一般的
には、通貨換算レートは毎日変化するものと認識するこ
とができる。しかし、毎日変化する通貨換算レートに合
わせて正確に、且つ、迅速に換算値を求めるには、換算
表のようなものでは対応しきれず、通貨換算装置といっ
たものが必要になる。
【0004】ところで、通貨換算レートの決め方には、
自国通貨建てと外国通貨建てとの2種類ある。自国通貨
建ては、1米ドルが、自国通貨でいくらかという方法で
示すものである。例えば、日本では自国通貨建てが採用
されており、1米ドルが、138円のように示される。
外国通貨建ては、自国通貨1単位を米ドル等の外貨相当
額で示すものである。例えば、英国の場合は、外国通貨
建てが採用されており、1ポンドが1.56米ドルと示
される。
【0005】従来の通貨換算装置においては、自国通貨
建てを採用している国が多いために、自国通貨建ての通
貨換算レートを予めメモリにプリセットするように構成
されており、他国の通貨単位での金額を自国の通貨単位
での金額に換算する場合には、他国の通貨単位での金額
を入力して、プリセットした通貨レートを掛けて、自国
の通貨単位での金額を求める。一方、自国の通貨単位で
の金額を他国の通貨単位での金額に換算する場合には、
自国の通貨単位での金額を入力して、プリセットされた
通貨レートで割って他国の通貨単位の金額を求めるよう
になっている。
【0006】しかしながら、このような装置を使って、
外国通貨建ての国において、通貨換算をしようとする
と、まず、計算によって、外国通貨建ての通貨レートか
ら自国通貨建ての通貨レートを求め、計算で求めた自国
通貨建ての通貨レートをプリセットする必要がある。し
かしながら、通貨レートの計算は割切れないことが多
く、概略値となってしまう。そのために、正式に決めら
れた外国通貨建ての通貨レートを用いて換算した金額
と、計算で求めた概略値の自国通貨建ての通貨レートを
用いて換算した金額とが一致せず、誤差が生じてしまう
ことがある。
【0007】そこで、本発明は、前記問題点を考慮し、
自国通貨建て及び外国通貨建てのいずれの通貨換算も簡
単な操作で正確に行える通貨換算装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る通貨換算装
置は、自国通貨建てと外国通貨建てとを選択的に指定す
る通貨建て指定手段と、この通貨建て指定手段の指定に
対応した通貨レートを入力する通貨レート入力手段と、
第1国の通貨の単位で金額を入力する金額入力手段と、
前記第1国の通貨単位の金額を第2国の通貨単位の金額
に換算するときに操作される換算キーと、この換算キー
が操作された際に前記通貨建て指定手段で前記自国通貨
建てが選択指定されている場合には前記金額入力手段で
入力された金額に前記通貨レートを掛けて第2国の通貨
単位の金額に変換し、前記通貨建て指定手段で前記外国
通貨建てが選択指定されている場合には前記金額入力手
段で入力された金額を前記通貨レートで割って第2国の
通貨単位の金額に変換する通貨単位変換手段と、この通
貨単位変換手段で得られた通貨単位の金額を表示する表
示手段とを備えて構成している。
【0009】
【作用】通貨レートは自国通貨建て又は外国通貨建ての
いずれでも設定できるようにしてあり、金額入力手段で
入力する金額を前記通貨レートで割ったり、前記金額入
力手段で入力する金額に前記通貨レートを乗じたりして
換算金額が得られるので、自国通貨建て又は外国通貨建
てのいずれであっても正確に換算することができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の実施例
について詳細に説明する。図1は本発明の一実施例を示
すブロック構成図である。同図において、装置全体の制
御を担うCPUを含む制御部1が設けられている。制御
キー、数値キー等を有するキー部2の出力信号は前記制
御部1に入力しており、この制御部1は表示部3の表示
を制御する信号を出力している。また、前記制御部1の
CPUが実行するプログラムはROM4に書き込まれて
おり、前記制御部1のCPUからのアドレス指定等の制
御によって前記ROM4の内容を読み出し、それに従
い、装置の制御が実行される。
【0011】一方、前記CPUにより読み書きが行われ
るRAM5が前記制御部1に電気的に接続されており、
このRAM5には前記キー部2から入力される金額に対
応する数値データを記憶する領域(Y)、通貨換算レー
トに基づいて前記数値データから換算した数値を記憶す
る領域(Z)、自国通貨建て設定モード0と外国通貨建
て設定モード1とを区別するための識別フラグ領域
(R)及び前記キー部2から入力される通貨換算レート
を記憶する領域(RV)とが設定されている。
【0012】図2は通貨換算装置の外観の要部を示す平
面図である。同図において、筐体の上部には前記表示部
3のLCDを配置してあり、その下部にキー部2の所定
のスイッチを配置してある。前記LCDには数字や案内
用の表示を行えるようにしてあり、前記スイッチは数値
打ち込み用のスイッチ及び制御用等のスイッチから成っ
ている。
【0013】図3は通貨換算装置の動作フローを示すフ
ローチャートであり、このフローチャートに基づくプロ
グラムは前記ROM4に書き込まれている。そして、図
2のキー部2に設けられているRATEキーを操作する
と、このフローの実行が開始される。以下、フローチャ
ートに従い、その動作を説明する。
【0014】ステップS1では、所定のイニシァライズ
処理を行う。次いで、ステップ2で前記キー部2からキ
ー入力があったか否かを判断する。キー入力がなかった
ときはステップS2の入口へ戻り、再び同様の判断を行
い、その動作を繰り返す。
【0015】一方、前記ステップ2でキー入力があった
場合には、ステップS3で、そのキー入力は数値(0〜
9)キーによるものかどうかを判断する。これが数値キ
ーによるものであったときには、ステップS4で、その
対応する数値データを前記数値データを記憶する領域
(Y)に記憶させ、即ち、ここへ被換算金額データを順
次記憶させ、前記ステップS2の入口へ戻る。
【0016】前記ステップS3での判断の結果、キー入
力は数値キーによるものではなかった場合、即ち、被換
算金額データの入力を済ませ、次の段階で必要な制御キ
ーが入力したような場合はステップS5へ進み、ここ
で、そのキー入力は図2に示されるHOMEキーかどう
かを判断する。そのキー入力がHOMEキーであったと
きにはステップS6で被換算金額データは0ではないか
どうかを判断し、0であったときには、計算が無意味で
あるから、前記ステップS2の入口へ戻る。被換算金額
データが0ではなかったときにはステップS7で外貨金
額を邦貨金額へ換算する旨の表示を前記LCDへ行う。
次いで、ステップS8で前記識別フラグ領域(R)の内
容が0かどうか、即ち、通貨換算レートを記憶する領域
(RV)には自国通貨建て換算レートが記憶されている
のかどうかを判断する。通貨換算レートを記憶する領域
(RV)に自国通貨建て換算レートが記憶されていると
きにはステップS9に進み、前記数値データを記憶する
領域(Y)の値、即ち、被換算金額データに換算レート
値を乗じて換算値を得て、これを前記数値を記憶する領
域(Z)に記憶させる。つまり、例えば、被換算金額デ
ータとして10,000$であり、換算レートが138
¥/$ならば計算の結果1,380,000円が得ら
れ、これが換算値として前記RAM5のZ領域に書き込
まれる。
【0017】前記換算値を得た後、ステップS10へ進
み、ここで前記換算値を換算金額として前記LCDに表
示する。次いで、ステップS11で前記キー部2に設け
られているFOREIGNキーの入力があるかないかを
調べ、FOREIGNキーの入力があったときはステッ
プS12で前記換算金額に代え前記被換算金額(前記Y
領域に記憶させてあるデータ、例えば、10,000
$)を前記LCDへ表示する。次いで、ステップS13
でHOMEキーの入力があるかないかを調べ、HOME
キーの入力があったときは前記ステップS10へ戻っ
て、元の被換算金額データを表示し、以降、同様の動作
を繰り返す。
【0018】前記ステップS8で自国通貨建て換算レー
トではなく外国通貨建て換算レートが設定されていると
きにはステップS14へ進み、前記被換算金額データを
換算レート値で割って換算値を得て、これを前記Z領域
に記憶させる。即ち、、例えば、被換算金額データとし
て10,000$であり、換算レートが(1/138)
$/¥ならば計算の結果1,380,000円が得ら
れ、これが換算値として前記RAM5のZ領域に書き込
まれる。次いで、前記ステップS10へ進み、前述した
動作を行う。
【0019】前記ステップS5での判断の結果、キー入
力はHOMEキーではなかったときには、ステップS1
5へ進み、キー入力はFOREIGNキーであるか否か
を判断する。そのキー入力がFOREIGNキーであっ
たときにはステップS16で被換算金額データは0では
ないかどうかを判断し、0であったときには、前記ステ
ップS2の入口へ戻る。被換算金額データが0ではなか
ったときにはステップS17で邦貨金額を外貨金額へ換
算する旨の表示を前記LCDへ行う。次いで、ステップ
S18で前記識別フラグ領域(R)の内容を調べ、通貨
換算レートを記憶する領域(RV)には自国通貨建て換
算レートが記憶されているのかどうかを判断する。通貨
換算レートを記憶する領域(RV)に自国通貨建て換算
レートが記憶されているときにはステップS19に進
み、前記数値データを記憶する領域(Y)の値、即ち、
被換算金額データを換算レート値で割って換算値を得
て、これを前記Z領域に記憶させる。つまり、例えば、
被換算金額データとして10,000円であり、換算レ
ートが138¥/$ならば計算の結果72.46$が得
られ、これが換算値として前記RAM5のZ領域に書き
込まれる。
【0020】前記換算値を得た後、ステップS20へ進
み、ここで前記換算値を換算金額として前記LCDに表
示する。次いで、ステップS21で前記HOMEキーの
入力があるかないかを調べ、HOMEキーの入力があっ
たときはステップS22で前記換算金額に代え前記被換
算金額(例えば、10,000円)を前記LCDへ表示
する。次いで、ステップS23でFOREIGNキーの
入力があるかないかを調べ、FOREIGNキーの入力
があったときは前記ステップS20へ戻って、元の被換
算金額データを表示し、以降、同様の動作を繰り返す。
【0021】前記ステップS18で自国通貨建て換算レ
ートではなく外国通貨建て換算レートが設定されている
ときにはステップS24へ進み、前記被換算金額データ
に換算レート値を乗じて換算値を得て、これを前記Z領
域に記憶させる。即ち、例えば、被換算金額データとし
て10,000円であり、換算レートが(1/138)
$/¥ならば計算の結果72.46$が得られ、これが
換算値として前記RAM5のZ領域に書き込まれる。次
いで、前記ステップS20へ進み、前述した動作を行
う。
【0022】前記ステップS15での判断の結果、キー
入力はFOREIGNキーではなかったときには、ステ
ップS25へ進み、キー入力はSETキーであるか否か
を判断する。そのキー入力がSETキーであったときに
は換算レートの設定処理を行う。また、そのキー入力が
SETキーではなかった場合には、前記ステップS2の
入口へ戻る。
【0023】図4は換算レートの設定処理のフローを示
すフローチャートである。以下、この換算レートの設定
処理について説明する。この処理においては、先ず、ス
テップS30で前記識別フラグ領域(R)の内容が0か
どうか、即ち、通貨換算レートの設定モードが自国通貨
建て換算レートの設定モードになっているかどうかを判
断する。その結果、自国通貨建て換算レートの設定モー
ドになっているときには、ステップS31で1単位の外
貨金額を邦貨金額に換算することを知り得る表示を前記
LCDへ行う。また、ステップS30における判断の結
果、前記識別フラグ領域(R)の内容が0ではなかった
場合、即ち、外国通貨建て換算レートの設定モードのと
きにはステップS49で1単位の邦貨金額を外貨金額に
換算することを知り得る表示を前記LCDへ行う。次い
で、ステップS32で、前記RV領域に換算レート値が
既に記憶されているか否かを調べ、換算レート値が記憶
されているときには、ステップS33で、その換算レー
ト値を前記LCDへ表示する。次に、ステップS34
で、前記キー部2に設けられている“+”キーの入力が
あるかないかを調べ、“+”キーの入力がないときに
は、ステップS35で、SETキーの入力があるか否か
を判断する。SETキーの入力がないときは前記ステッ
プS34へ戻って前述の動作を繰り返す。前記ステップ
S35でSETキーの入力があったときには前記ステッ
プS2の入口へ戻る。即ち、既に記憶されている通貨換
算レートを変更せずにそのまま使う。
【0024】前記ステップS34で、“+”キーの入力
があったときには、ステップS36で前記RV領域に記
憶されている換算レート値をクリアし、次いで、ステッ
プS37で前記RV領域の内容がクリアされている状態
を表示する。次に、ステップS38で前記キー部2から
のキー入力がFOREIGNキーであるかどうかを判断
する。そのキー入力がFOREIGNキーであったとき
には、ステップS39で前記識別フラグRの内容が0か
どうか、即ち、自国通貨建て換算レートの設定モードに
なっているかどうかを判断する。そして、前記識別フラ
グRの内容が1であるとき、即ち、外国通貨建て換算レ
ートの設定モードになっている場合には前記ステップS
37へ戻る。また、ステップS39で前記識別フラグR
の内容が0であったときには、ステップS40で前記識
別フラグRの内容を1に変更し、次いで、ステップS4
1で前記RV領域に記憶されている換算レート値をクリ
アした後、前記ステップS37へ戻る。なお、前記ステ
ップS32で、前記RV領域に換算レート値が記憶され
ていないと判断した場合には前記ステップS37へスキ
ップする。
【0025】前記ステップS38で、前記キー部2から
のキー入力がFOREIGNキーではなかったときは、
ステップS42でキー入力がHOMEキーか否かを判断
する。キー入力がHOMEキーであったときには、ステ
ップS43で前記識別フラグRの内容が1かどうか、即
ち、外国通貨建て換算レートの設定モードになっている
かどうかを判断する。その結果、前記識別フラグRの内
容が0であるとき、即ち、自国通貨建て換算レートの設
定モードになっている場合には前記ステップS37へ戻
る。また、ステップS43で前記識別フラグRの内容が
1であったときには、ステップS44で前記識別フラグ
Rの内容を0に変更し、次いで、ステップS44で前記
RV領域に記憶されている換算レート値をクリアした
後、前記ステップS37へ戻る。
【0026】以上、ステップS38乃至ステップS41
で外国通貨建て換算レートの設定モードに適合するよう
前記識別フラグRの内容を整え、前記RV領域に記憶さ
れている換算レート値をクリアし、ステップS42乃至
ステップS45で自国通貨建て換算レートの設定モード
に適合するよう前記識別フラグRの内容を整え、前記R
V領域に記憶されている換算レート値をクリアするよう
にしている。
【0027】前記ステップS42でキー入力がHOME
キーではなかったときには、ステップS46でキー入力
は数値キー及び“.”キーであるか否かを判断し、数値
キーであった場合には、ステップS47で対応する数値
データを前記RV領域に順次記憶させる。次いで、前記
ステップS38へ戻る。
【0028】前記ステップS46で、キー入力が数値キ
ーではなかったときには、ステップS48へ進み、ここ
で、キー入力はSETキーであるかどうかを判断する。
キー入力がSETキーではなかったときには前記ステッ
プS38へ戻る。また、キー入力はSETキーであった
場合には、換算レートの設定処理を終了して前記ステッ
プS2の入口へ戻る。
【0029】図5は実施例に示す通貨換算装置のキー操
作と被換算金額から換算金額を得る様子を示す模式図で
ある。同図において、状態10はステップS1でイニシ
ャライズ処理された直後の前記Y領域の内容を示し、状
態11はステップS3及びステップS4で被換算金額デ
ータが前記Y領域に記憶された様子を示している。
【0030】キー操作(FOREIGNキー)12はス
テップS15に対応し、表示13はステップS17乃至
ステップS20に対応し、10,000円が72.46
$に換算されたことを示している。また、キー操作(H
OMEキー)14はステップS21に対応し、このキー
操作により表示16のように被換算金額10,000円
を確認できるようにし、キー操作(FOREIGNキ
ー)15はステップS23に対応し、このキー操作によ
り換算金額72.46$の表示13に戻れるようになっ
ている。
【0031】一方、キー操作(HOMEキー)17はス
テップS5に対応し、表示18はステップS7乃至ステ
ップS10に対応し、10,000$が1,380,0
00円に換算された様子を示している。また、キー操作
(FOREIGNキー)19はステップS11に対応
し、このキー操作により表示16のように被換算金額1
0,000$を確認できるようにし、キー操作(HOM
Eキー)20はステップS13に対応し、このキー操作
により換算金額1,380,000円の表示13に戻れ
るようになっている。
【0032】図6は実施例に示す通貨換算装置の換算レ
ート設定処理のためのキー操作と自国通貨建て換算レー
ト及び外国通貨建て換算レートの設定の様子を示す模式
図である。同図において、キー操作(SETキー)30
はステップS25に対応する。自国通貨建てが選択指定
されている場合(RV=0)には、ステップS31を実
行した後、ステップS32でRAM5の領域RVにレー
ト値が記憶されているか否かが判断され、記憶されてい
るときには、ステップS33を実行し、表示31のよう
に領域RVのレート値を表示する。表示31は、1$が
138円であることを示している。表示31の状態にお
ける+キー操作32は、ステップS34に対応し、ステ
ップS36及びステップS37を実行し、領域RVのレ
ート値がクリアされ、表示33のクリア表示となる。前
記ステップS32で、領域RVにレート値が記憶されて
いないと判断されたときには、直接ステップS37を実
行し表示33のクリア表示が行われる。
【0033】前述とは逆に、外国通貨建てが選択指定さ
れている場合(RV=1)には、ステップS49を実行
した後、ステップS32でRAM5の領域RVにレート
値が記憶されているか否かが判断され、記憶されている
ときには、ステップS33を実行し、表示37のように
領域RVのレート値を表示する。表示37は、1£が
1.56$であることを示している。表示37の状態に
おける+キー操作32は、ステップS34に対応し、ス
テップS36及びステップS37を実行し、領域RVの
レート値がクリアされ、表示35のクリア表示となる。
上記ステップS32で、領域RVにレート値が記憶され
ていないと判断されたときには、直接ステップS37を
実行し表示35のクリア表示が行われる。
【0034】表示33の状態におけるFOREIGNキ
ー34の操作はステップS38に対応し、表示35の外
貨通貨建てのクリア状態となる。また、表示35の状態
におけるHOMEキー39の操作はステップS42に対
応し、表示33の自国通貨建てのクリア状態となる。
【0035】表示33、或いは表示35の状態におけ
る、キー操作40、或いはキー操作36は、ステップS
46に対応し、数値キーや”.”キーにより、自国通貨
建て換算レート、或いは外国通貨建て換算レートが設定
できる。表示31、33、35及び37の状態で、再
度、SETキーを操作すると設定処理が終了する。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、自国通貨建て及び外国通貨建て通貨換算レートの
いずれかをキーボード等から打ち込むだけで、通貨換算
が正確に行え、所要メモリも少なく、非常に便利に使用
できる通貨換算装置を得ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自国通貨建てと外国通貨建てとを選択的
    に指定する通貨建て指定手段と、 この通貨建て指定手段の指定に対応した通貨レートを入
    力する通貨レート入力手段と、 第1国の通貨の単位で金額を入力する金額入力手段と、 前記第1国の通貨単位の金額を第2国の通貨単位の金額
    に換算するときに操作される換算キーと、 この換算キーが操作された際に前記通貨建て指定手段で
    前記自国通貨建てが選択指定されている場合には前記金
    額入力手段で入力された金額に前記通貨レートを掛けて
    第2国の通貨単位の金額に変換し、前記通貨建て指定手
    段で前記外国通貨建てが選択指定されている場合には前
    記金額入力手段で入力された金額を前記通貨レートで割
    って第2国の通貨単位の金額に変換する通貨単位変換手
    段と、この通貨単位変換手段で得られた通貨単位の金額
    を表示する表示手段と、を備えることを特徴する通貨換
    算装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2755524A1 (fr) * 1996-11-06 1998-05-07 Buch Pierre Calculatrice electronique de conversion preprogrammee a taux constants pour la conversion de monnaies nationales en monnaie europeenne et reciproquement
FR2756949A1 (fr) * 1996-12-05 1998-06-12 Agblekey Koffi Convertisseur electronique de franc francais en euro et d'euro en franc francais
EP0858037A1 (de) * 1997-01-08 1998-08-12 Hans-Peter Heinsberg Preisanzeigevorrichtung
ES2124677A1 (es) * 1997-10-24 1999-02-01 Mercader Mercado De Derivados Calculadora automatica para la conversion entre dos divisas.
US6065673A (en) * 1996-12-18 2000-05-23 Telefonaktiebolaget L M Ericsson Ab Method and apparatus for performing currency conversions

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