JPH08241284A - 日数計算装置 - Google Patents

日数計算装置

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JPH08241284A
JPH08241284A JP7045946A JP4594695A JPH08241284A JP H08241284 A JPH08241284 A JP H08241284A JP 7045946 A JP7045946 A JP 7045946A JP 4594695 A JP4594695 A JP 4594695A JP H08241284 A JPH08241284 A JP H08241284A
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JP
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year
days
calculation
date
input
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JP7045946A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Nakayama
人氏 中山
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 任意の年号に対応する日付情報を用いて日数
計算を行う。 【構成】 日数計算装置を含む電子式卓上計算機の本体
1には、表示手段2と入力手段3とが含まれる。入力手
段3には日付情報の年、月、および日データの置数を入
力する数字キー群4、複数種類の年号の中から日付情報
の年号を選択する年号切換キー6、入力された日付情報
の年号および年データを別の年号に対応する年データに
変換する変換キー5eなどが含まれる。日数計算装置
は、年号切換キー6で選択された年号に対応する日付情
報を用いて日数計算を行う。かつ期日計算において2つ
の日付情報の年号が異なる場合には、各日付情報を自動
的に予め定める年号および年号に対応した年データに統
一する。また年号切換キー6で年内を選択すると、月お
よび日データだけで日数計算を行う年内計算モードを実
行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子式卓上計算機など
に好適に実施される日数計算装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子式卓上計算機の多機能化が進
んでいる。四則計算機能の他に機能として付加される装
置として、たとえば日数計算装置が挙げられる。日数計
算装置は、たとえば任意の2つの日付間の日数を計算す
る期間計算や、或る日付から指定された日数後または日
数前の日付を計算する期日計算を実行する。
【0003】このような、日数計算装置に関する第1の
従来技術として、特開昭51−75356が挙げられ
る。本公報では、入力された日付の曜日を算出する技術
が開示されている。また第2の従来技術として、特開昭
58−114263が挙げられる。本公報では、日数計
算において、求める日数や日付を特定曜日を除いて計算
する技術が開示されている。さらにまた、第3の従来技
術として、特開昭60−108956が挙げられる。本
公報では、日数計算において、たとえば或る日付から何
週後の何曜日と指定される日付を求めるような、週単位
の計算を行う技術が開示されている。
【0004】また日数計算装置の演算処理に関する第4
の従来技術として、特開平3−208168が挙げられ
る。本公報で開示される技術では、日数計算を行う演算
手段は、月初日から各月月末までの日数をストアした月
日数テーブルを有する。期間計算時には、入力された2
つの日付情報のうち、早い方の日付情報の年データおよ
び月データである開始月から、遅い方の日付情報の年デ
ータおよび月データである終了月までの月日数を前記テ
ーブルから読出し、早い方の日付情報の日データである
開始日および遅い方の日付情報の日データである終了日
に合わせて日数を加減算して、日数計算を行う。これに
よって前記日数計算の演算処理の速度を上げることがで
きる。
【0005】さらにまた、日数計算装置を有する電子式
卓上計算機に関する第5の従来技術として、特開昭51
−103741が挙げられる。本公報では、入力される
日付情報の年データ、月データおよび日データを示す置
数を入力する際に、各置数の区切りに小数点を用いる技
術が開示されている。日付情報の入力処理では、年デー
タと月データ、月データと日データの置数の間にそれぞ
れ小数点を入力する。すなわち日付情報を入力する場合
には、一連の置数の中に小数点が2つ含まれることにな
る。このように、置数に含まれる小数点の個数によっ
て、入力した置数が日付情報であるか、四則演算を行う
数値情報であるかを区別することができる。これによっ
て日付情報と数値情報とを同一の入力手段によって入力
することができる。
【0006】また第6の従来技術として、特開昭51−
75357が挙げられる。本公報では、月データおよび
日データだけを入力して、日数計算を行う日数計算装置
を備える電子式卓上計算機において、日付情報と数値情
報との入力を切換えるスイッチを設け、日付情報と数値
情報とを判別する技術が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術を用
いた日数計算装置では、年データ、月データ、および日
データから成る日付情報を入力する場合、入力する日付
情報の年データの形式を決定する年号、たとえば西暦や
元号は、計算機毎に予め定められている。したがって日
付情報を入力する際には、たとえば西暦または元号に対
応して示される日付情報を、予め前記装置に設定されて
いる年号に対応する日付情報に利用者が変換する必要が
あり、煩わしいという問題がある。また、異なる年号に
対応した年データを含む2つの日付情報を用いて期間計
算を行う場合には、利用者が少なくともどちらか一方の
年号に対応した日付情報に統一した後に入力し、計算す
る必要があり、手間がかかるという問題がある。
【0008】また年データ、月データ、および日データ
から成る日付情報をもとに日数計算を行う日数計算装置
では、たとえば期日計算において、入力される日数が3
65日以内であり、月データおよび日データのみから成
る日付情報を用いて日数計算を行うことができる場合に
おいても、入力する日付は年データを含む日付情報であ
る必要がある。
【0009】本発明の目的は、任意の年号に対応して入
力された日付情報をもとに、日数計算を行うことができ
る日数演算装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、年データ、月
データ、および日データから成る日付情報、日数情報、
ならびに日数計算に用いる演算記号を入力する入力手段
と、入力する日付情報の年号の種類を選択する選択手段
と、前記入力手段の入力内容および前記選択手段の出力
に基づいて、日数計算を含む計算を行う演算手段と、前
記入力手段の入力内容および前記演算手段の演算結果を
表示する表示手段とを含むことを特徴とする日数計算装
置である。また本発明は、前記選択手段は、選択する年
号の種類として、年データの入力が不要であることを示
す年内を含み、前記演算手段は、選択手段によって年内
が選択されたときは、入力される月データおよび日デー
タに基づいて日数計算を行うことを特徴とする。また本
発明は、前記演算手段は、2つの日付間の日数を求める
期間計算を行うとき、入力された2つの日付情報の年号
が異なるときは、前記年号を予め定める年号に統一して
期間計算を行うことを特徴とする。また本発明は、前記
選択手段は、選択する年号の種類として西暦を含み、前
記演算手段は、前記選択手段によって西暦が選択された
ときには、年データとして2桁の数字が入力されたとき
のみ有効とし、入力された2桁の数字に基づいて、19
00年代か2000年代かを判別することを特徴とす
る。また本発明は、前記入力手段は、年号の変換を指示
する変換キーを備え、前記演算手段は、前記変換キーの
入力に応答して、入力された日付情報の年号および年デ
ータを、別の年号および当該年号に対応する年データに
変換することを特徴とする。また本発明は、前記表示手
段は、前記選択手段によって選択された年号を表示する
ことを特徴とする。また本発明は、前記演算手段は、前
記選択手段によって選択された年号に対応する年データ
に含まれない数値が年データとして入力されたときに
は、日数計算を行わないことを特徴とする。また本発明
は、前記演算手段は、入力された日付から入力された日
数後または日数前の日付を求める期間計算を行うとき、
求めた日付の年データが、予め定める範囲に含まれない
ときは、前記求めた日付を表示しないことを特徴とす
る。
【0011】
【作用】本発明に従えば、日数計算装置においては、入
力される日付情報の年号が複数種類用意される。利用者
は選択手段を用いて、いずれか1つの年号を選択する。
したがって、日数計算装置の設定に合わせて、予め利用
者が入力する日付情報の年号および年データを変換する
必要がない。演算手段では、入力手段から入力される年
データ、月データ、日データを含む日付情報、日数情
報、および演算記号、ならびに選択手段の出力に基づい
て、日数計算を行う。入力手段から入力された入力内
容、および演算手段から出力される演算結果は、表示手
段に表示される。これによって、利用者は入力しやすい
任意の年号に対応した日付情報に基づいて、日数計算を
行うことができる。
【0012】また本発明に従えば、たとえば日数計算さ
れる期間が1年以内であることが予め分かっている場
合、利用者は、選択手段を用いて複数の年号のうちか
ら、年データの入力が不要であることを示す年内を選択
することができる。年内が選択された場合、演算手段で
は、入力手段から入力される月データと日データとから
成る日付情報、日数情報、および演算記号、ならびに選
択手段の出力に基づいて、日数計算を行う。これによっ
て、日付情報のうち、年データの入力を省略することが
できる。したがって日付情報の入力が簡単になる。ま
た、年データを含まない日付情報を用いて日数計算を行
うことによって、年データを含む日付情報を用いて行う
日数計算と比較して、演算過程を簡略化することができ
る。
【0013】さらにまた本発明に従えば、2つの日付間
の日数を求める期間計算において、入力された2つの日
付情報の年号が異なる場合には、演算手段において、日
付情報の年号を予め定めるいずれか1つの年号に統一し
てから演算を開始する。これによって、利用者が異なる
年号に対応した日付情報の年号および年データを、予め
統一しておく必要がなくなり、日付情報の入力が容易に
なる。
【0014】また本発明に従えば、選択手段を用いて選
択することができる年号には、西暦が含まれる。西暦が
選択された場合には、演算手段では、年データとして2
桁の置数が入力手段から入力されたときだけ、その入力
を有効とする。また前記演算手段では、入力された2桁
の置数に基づいて、前記置数が1900年代を示すか2
000年代を示すかを判断し、4桁の数字の年データを
決定する。これによって、特に年号に西暦を選択した場
合の年データの入力を簡単にすることができる。
【0015】さらにまた本発明に従えば、利用者が入力
手段に備えられる変換キーを操作することによって、演
算手段において、予め入力されている日付情報の年号お
よび年データを、別の年号およびその年号に対応する年
データに変換する。これによって、たとえば西暦と元号
など、同一年に複数種類の年号が適用できる場合に、そ
れぞれの年号に対応する年データを知ることができる。
【0016】また本発明に従えば、利用者が選択手段を
用いて選択した年号は、入力された日付情報とともに表
示手段に表示される。これによって、表示手段には、そ
のとき入力しているすべてのデータが表示される。した
がって、誤入力を防止することができる。
【0017】さらにまた本発明に従えば、入力手段から
入力された置数が、選択手段を用いて選択された年号に
対応する年データに対して予め定める範囲に含まれない
場合には、日数計算を行わない。また或る日付から指定
された日数後または日数前の日付を求める期日計算にお
いて、演算結果である期日が予め定める範囲に含まれな
い場合には、演算結果を表示手段に表示しない。これに
よって、日数計算において、計算誤りや矛盾が生じるこ
とを防止することができる。
【0018】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である日数計算装
置が好適に実施される電子式卓上計算機の外観を示す平
面図である。当該計算機の本体1は、表示手段2と入力
手段3とを備えている。表示手段2は、たとえば液晶表
示装置で実現され、年号表示部2aを含んでいる。
【0019】入力手段3は、複数のキーを有するキーボ
ードなどで実現される。入力手段3は、0〜9の数字を
入力するための数字キー群4、ファンクションキー群
5、年号切換キー6、および日数設定キー7を含んで構
成される。
【0020】ファンクションキー群5には、四則計算や
日数計算に用いられる演算子キーや、当該計算機のメモ
リを制御するためのキーが含まれる。たとえば演算子キ
ーである「+」キー5a、「−」キー5b、「=」キー
5cが含まれている。またファンクションキー群5に
は、他に日数計算に用いられるキーとして、「〜」キー
5d、変換キー5e、および日付キー5fが含まれてい
る。さらに、メモリ計算のためのキーとして「M+」キ
ー5i、「M−」キー5jが含まれている。
【0021】年号切換キー6は、計算期間が1年以上で
ある複数年計算モードに適用される西暦、元号の平成、
元号の昭和、および計算期間が1年未満である年内計算
モードに適用される年内のうちのいずれか1つの年号を
選択する選択手段である。日数設定キー7は、日数計算
を行うときに、両入・片落・両落の指定を行い、日数を
計数する起点および終点を設定する。また、日数設定キ
ー7は、四則計算を行うときに、切上げ・四捨五入・切
下げの指定を行い、四則計算の結果の有効数字の決定方
法を設定する。
【0022】図2は図1の電子式卓上計算機の電気的構
成を示すブロック図である。入力手段3からの出力は、
処理手段11に入力される。処理手段11には、リード
オンリメモリ12と、ランダムアクセスメモリ13とが
接続されている。また処理手段11は、表示駆動手段1
4を介して表示手段2を制御し、入力された置数や演算
結果などを表示する。
【0023】メモリ12は、処理手段11や表示手段2
の制御用プログラムや、表示手段2に表示される文字や
図形などのデータがストアされる。メモリ13には、複
数のレジスタやフラグ、カウンタが設定される。Xre
g13aには、たとえば置数値や演算結果など、現在表
示手段2に表示されている値がストアされる。Yreg
13bには、演算子キーを操作する前に入力された値で
ある、被演算数がストアされる。メモリ13cには、
「M+」キー5i、「M−」キー5jが操作されると、
表示手段2に表示される数値か計算結果が、予めストア
された値に加減算されてストアされる。またGTメモリ
13dには、「=」キー5cを操作して得られる期間計
算の結果が、順次加算されてストアされる。Xreg1
3a、Yreg13b、メモリ13c、およびGTメモ
リ13dなどのレジスタには、各レジスタ内にストアさ
れる数値が10進数の数値情報、日付情報、または日数
情報のいずれであるかを示すために、フラグF1〜F4
がそれぞれ設定されている。各レジスタ13a〜13d
にストアされた内容が別のレジスタに転送される場合に
は、そのレジスタに付されたフラグの値も同時に転送さ
れる。レジスタの内容が消去される場合は、フラグの値
も10進数の0にリセットされる。
【0024】演算子フラグ13eは四則計算および日数
計算に用いられる複数の演算子のうち、どれが指定され
たかを示す。実行されようとしている演算が四則計算ま
たは日数計算のどちらかであるかの判定は、Yreg1
3bにストアされた値が日付情報または数値情報のどち
らかであるかによって判定する。これによって、四則計
算および日数計算を区別するためのフラグを必要としな
い。このように、当該計算機においては、入力された値
が日付情報であれば、自動的に日数計算処理を行い、数
値情報であれば自動的に四則計算処理を行う。日数計算
処理が行われる場合には表示手段2に「日数計算」の文
字が表示される。したがって、入力された値に応じて計
算処理が自動的に切換わるので、利用者が日数計算処理
と、四則計算処理のいずれかを選択し、設定する必要が
ない。
【0025】状態フラグ13fは、演算子キーが操作さ
れて演算が行われる状態であるのかどうか、もしくは置
数が入力されている状態であるのかどうかを判別するた
めのフラグである。
【0026】設定カウンタ13gは、メモリの設定カウ
ンタである。設定カウンタ13gは、たとえばキーボー
ドにメモリ設定のためのキーを設け、設定カウンタ13
gの値に応じてメモリ設定のためのキーに異なる動作を
行わせる。たとえば、税率計算のための税率設定を行う
場合などに用いられる。また、カウンタA13hは、後
述する日数計算で用いられる。
【0027】図3は図1の電子式卓上計算機を用いて日
付情報を入力する、日付情報入力操作を説明するための
フローチャートである。入力手段3から置数が入力され
ると、ステップa1からステップa2へ進む。ステップ
a2では、年号切換キー6が複数種類ある年号の中から
西暦に切換えられているか否かが判定される。そうであ
るときには、ステップa3に進む。
【0028】ステップa3では、入力された置数の値が
予め定める範囲、たとえば00以上99以下の範囲に存
在する値であるか否かが判断される。年号切換キー6が
西暦に切換えられているときは、2桁の置数が入力され
たときだけ有効とされる。西暦に対応する年データは、
本来4桁の置数を入力する必要があるけれども、当該計
算機では、下2桁の置数を入力し、入力された置数が1
900年代または2000年代のどちらを示しているか
を判断して、4桁の年データを求めることができる。
【0029】ステップa3で置数の値が予め定める範囲
に存在すると判断される場合には、ステップa4で前記
置数を西暦に対応する4桁の年データに変換してストア
する。このとき置数が50以上99以下であるときに
は、西暦1950年〜西暦1999年としてストアす
る。置数が0以上49以下であるときには、西暦200
0年〜西暦2049年としてストアする。
【0030】ステップa3で置数の値が予め定める範囲
に存在しないと判断されるときにはステップa5に進
む。ステップa5では、入力した置数が不適切であるこ
とを示すエラー表示を行い、ステップa21で処理を終
了する。図4(1)に示すように、たとえば入力された
置数が「94」であれば、ストアされる年データは「西
暦1994年」である。また入力された置数が「10
1」であるときには、置数が3桁であり、予め定める範
囲に存在しないので、エラー表示が行われる。
【0031】ステップa2で年号切換キー6が西暦に切
換えられていないと判断されたときは、ステップa6に
進み、年号切換キー6が元号の平成に切換えられている
か否かが判断される。平成に切換えられているときは、
ステップa7に進んで、入力されている置数が予め定め
る範囲、たとえば1以上61以下の範囲に存在するか否
かが判断される。そうであるときには、ステップa8で
前記置数を平成に対応する年データの値としてストアす
る。そうでないときには、ステップa5でエラー表示を
行い、ステップa21で処理を終了する。図4(2)に
示すように、たとえば入力された置数が「3」であると
きには、年データとして「平成3年」がストアされる。
また置数が「00」や「70」であるときには、置数が
予め定める範囲に存在しないので、エラー表示が行われ
る。
【0032】ステップa6で年号切換キー6が平成に切
換えられていないと判断されたときは、ステップa9に
進む。ステップa9では、年号切換キー6が元号の昭和
に切換えられているか否かが判断される。そうであると
きには、ステップa10で、入力された置数が予め定め
る範囲の値、たとえば25以上63以下の範囲に存在す
る値であるか否かが判断される。そうであるときには、
ステップa11で前記置数を昭和に対応する年データと
してストアする。
【0033】ステップa10で置数の値が予め定める範
囲に存在しないと判断されるときには、ステップa5で
エラー表示を行い、ステップa21で処理を終了する。
図4(3)に示すように、たとえば入力された置数が
「1」であるときには、置数が予め定める範囲に存在し
ないので、エラー表示が行われる。置数が「30」であ
るときには「昭和30年」がストアされる。
【0034】ステップa4,ステップa8,ステップa
11でそれぞれ年号に対応した年データをストアする
と、ステップa13に進む。ステップa13では、日付
キー5fが操作されたか否かが判断される。そうでない
ときにはステップa13に戻る。日付キー5fは年デー
タ、月データ、および日データを示す置数を入力した後
に入力され、年データと月データ、月データと日データ
とを示す置数の入力の区切りとして用いられる。したが
ってステップa13で日付キー5fが操作されるとステ
ップa14に進み、月データの入力を行う。
【0035】ステップa9で年号切換キー6が昭和に切
換えられていないと判断されたときには、ステップa1
2に進む。ステップa12では、年号切換キー6が年内
に切換えられ、計算モードが年内計算モードに切換えら
れていると判断される。年内計算モードは計算期間が1
年未満の日数計算に適用され、月データおよび日データ
から成る日付情報に基づいて日数計算が行われる。すな
わち年内計算モードでは、年データの置数の入力が不要
とされる。ステップa12からステップa14に進ん
で、月データの入力を行う。
【0036】ステップa14では、日付キー5f操作後
に入力された置数が予め定める範囲、たとえば1以上1
2以下の範囲内に存在する値であるか否かが判断され
る。そうであるときには、ステップa15で入力された
置数を月データの値としてストアする。そうでないとき
には、ステップa16で置数が不適切であることを示す
エラー表示を行い、ステップa21で処理を終了する。
【0037】月データをストアすると、ステップa15
からステップa17に進み、月データと日データの区切
りである日付キー5fが操作されたか否かが判断され
る。そうであるときには、ステップa18に進んで日デ
ータの入力を行う。
【0038】ステップa18では、日付キー5f操作後
に入力された置数が予め定められる範囲に存在するか否
かが判断される。このとき、月データに1,3,5,
7,8,10および12月がストアされているときに
は、前記範囲を1以上31以下に設定する。月データに
4,6,9,11月がストアされているときには、前記
範囲を1以上30以下に設定する。また月データに2月
がストアされているときには、前記範囲を1以上28以
下に設定する。さらにまた、年データの値が閏年に該当
する場合には、月データに2月がストアされているとき
の前記範囲を1以上29以下に設定する。設定された範
囲外の値が置数として入力されたときには、ステップa
20でエラー表示を行い、ステップa21で処理を終了
する。置数が正しいときにはステップa19で置数を日
データの値としてストアして、ステップa21で処理を
終了する。
【0039】以上のような手段によって、年データ、月
データ、および日データから成る日付情報を、任意の年
号を用いて入力することができる。
【0040】図5および図6は複数年計算モードにおい
て期間計算を行う場合の操作例である。図7は複数年計
算モードにおける期間計算処理動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【0041】日付情報は、前述した図3のフローチャー
トに従ってストアされる。たとえば図6の表示画面21
に示す初期状態で年号切換キー6が西暦に切換えられて
いる状態から、数字キー群4を用いて「94」を入力
し、続いて日付キー5fを操作する。表示画面22には
「1994年」が表示される。続いて「6」を入力して
日付キー5fを操作し、「30」を入力して「〜」キー
5dを操作する。表示画面23には「1994年6月3
0日」が表示される。この日付情報が、期間計算の起算
日である第1日付情報として、メモリ13のXreg1
3aにストアされる。「〜」キー5dは期間計算を行う
ことを示す演算子キーである。また期間計算を行う演算
子キーを「〜」キー5d以外のキー、たとえば四則計算
にも用いられる「×」キー5gや「÷」キー5hなどに
設定しておいてもよい。
【0042】続いて「95」を入力して日付キー5fを
操作する。表示画面24には、「1994年6月30
日」が消去されて「1995年」が表示される。年号切
換キー6は一度年号を選択したら別の年号を選択するま
で、設定された年号を保持する。そして、入力される年
データの置数を、最初に設定した年号に対応した年デー
タとしてストアする。これによって、複数の日付情報の
年データを同一年号に対応した値として入力する場合
に、1回毎に年号を入力する必要がなく、入力操作を簡
単にすることができる。
【0043】年データの入力に続いて「9」を入力して
日付キー5fを操作し、「13」を入力する。表示画面
25には、「1995年5月23日」が表示される。こ
の日付情報は期間計算の終了日である第2日付情報とし
て、メモリ13のXreg13aにストアされる。Xr
eg13aに予めストアされている第1日付情報は、Y
reg13bに転送される。
【0044】以上のように、第1日付情報、第2日付情
報の2つの日付情報が入力され、続いて「=」キー5c
が操作されると、期間計算処理が実行される。また第1
日付情報の年号と第2日付情報の年号が異なっていても
よい。
【0045】たとえば図6に示すように、第1日付情報
には元号に対応する年データを入力し、第2日付情報に
は西暦に対応する年データを入力してもよい。このと
き、表示画面21aに示す初期状態で、年号切換キー6
が平成に切換えられた状態から、「6」を入力し、日付
キー5fを操作する。表示画面22aには、「平成6
年」が表示されている。続いて「6」を入力して日付キ
ーを操作し、「30」を入力して「〜」キー5dを操作
する。表示画面23aには、「平成6年6月30日」が
表示され、第1日付情報としてストアされる。続いて年
号切換キー6を操作して、西暦に切換え、図5の表示例
と同様に、第2日付情報として「1995年5月13
日」を入力する。
【0046】「=」キー5cが入力されると、図7のフ
ローチャートのステップb1からb2に進む。ステップ
b2では、年号切換キー6が年内に切換えられているか
否か、すなわち計算モードが年内計算モードに切換えら
れているか否かが判断される。そうであるときは、ステ
ップb3で、後述する年内計算モードに移って、ステッ
プb11で処理を終了する。そうでないとき、すなわち
計算期間が1年以上である複数年計算モードであるとき
は、ステップb4に進み、第1日付情報の年データと第
2日付情報の年データとが同一の年号に対応して入力さ
れているか否かを判断する。そうであればステップb6
に進む。そうでない場合は、ステップb5に進む。
【0047】ステップb5では、メモリ12にストアさ
れている図8に示す年号対応表29を参照して、第1日
付情報と第2日付情報の年号をどちらか一方、たとえば
西暦に統一する。年号対応表29には、西暦に対応した
日付情報の年データと、元号に対応した日付情報の年デ
ータとが対応してストアされている。また各年の日数の
データや閏年に該当する年のデータなどもストアされて
いる。
【0048】年号が統一された2つの日付情報から、ス
テップb6で次式に基づいて日数が演算される。
【0049】 日数 =(第2日付情報の年−第1日付情報の年−1) × 365 +(12月31日−第1日付情報の月、日) +(第2日付情報の月、日−1月1日)+ 1 …(1) 式1からは、起算日と終了日のどちらか一方の日を日数
として数える片落に設定された場合の日数の値が算出さ
れる。
【0050】ステップb7では、第1日付情報から第2
日付情報の間に閏年の2月29日が入っているか否か
を、年号対応表29を参照して調べる。入っている場合
には、前記日数に閏年の回数の値を加算して補正する。
ステップb8では、日数設定キー7が両落・片落・両入
のいずれに切換えられているかを判断する。日数設定キ
ー7が両落に設定されているときは、日数には起算日と
終了日がともに含まれないので、ステップb9で決めた
日数から1減算して処理を終了する。このとき図5およ
び図6の操作例では、表示画面26に示すように「43
9日」が表示される。
【0051】日数設定キー7が片落に設定されていると
きは、ステップb8からそのままb11に進んで処理を
終了する。このとき、図5および図6の操作例では、表
示画面26に示すように「440日」が表示される。ま
た、日数設定キー7が両入に設定されているときは、日
数には、起算日と終了日とがともに含まれるので、ステ
ップb8からステップb10に進み、前記日数に1加算
して、ステップb11で処理を終了する。このとき図5
および図6の操作例では、表示画面に示すように「44
1日」が表示される。
【0052】図9は複数年計算モードにおける第1の期
日計算の操作例であり、図10は複数年計算モードにお
ける第1の期日計算の処理動作を説明するためのフロー
チャートである。第1の期日計算は、基準となる日付情
報から指定された日数情報後の日付を求める日数計算で
ある。
【0053】図9の表示画面41に示す初期状態から、
基準となる第1日付情報を入力する。基準とされる第1
日付情報は、図3のフローチャートに従ってストアされ
る。たとえば表示画面43に示すように、「平成6年6
月30日」が第1日付情報としてストアされる。
【0054】第1日付情報入力後に、「+」キー5aを
操作する。Xreg13aに、日付情報がストアされて
いる場合、「+」キー5aは第1の期日計算を行うこと
を示す演算子キーとして判断される。続いて、「44
0」を入力して日付キー5fを操作し、日数情報を入力
する。表示画面44に示すように、「440日」が日数
情報としてストアされる。
【0055】「=」キー5cが操作されると、図10の
フローチャートのステップc1からステップc2に進
む。ステップc2では、前述したメモリ13に設定され
ている、年数を計数するカウンタA13hを0にリセッ
トする。ステップc3では、日数設定キー7の設定状態
を判断する。以後の演算過程では、日数設定キー7が片
落に設定されている状態として演算を行う。したがっ
て、両落または両入に設定されている場合は、日数情報
の値を補正する。日数設定キー7が両落に設定されてい
る場合、ステップc4に進み、入力されている日数情報
の値に1を加算する。日数設定キー7が両入に設定され
ている場合、ステップc5に進み、入力されている日数
情報の値から1を減算する。日数設定キー7が片落に設
定されているときには、そのままステップc6に進む。
ステップc6では、日数情報の値が、365日よりも多
いか否かが判断される。
【0056】 日数情報 > 365 …(2) 多いときには、ステップc7に進み、日数情報から36
5日を減算した値である第1残り日数が365日よりも
少ないか否かを判断する。
【0057】 (日数情報−365) < 365 …(3) そうでないときは、ステップc8で、前記カウンタAに
1を加算してステップc7に戻り、第1残り日数から3
65を減算する。第1残り日数が365よりも小さくな
るまで、第1残り日数から365を減算することを繰返
す。第1残り日数が365よりも少なくなると、ステッ
プc9に進んで前記カウンタAの値に1を加算して、ス
テップc10に進む。
【0058】ステップc10では、第1日付情報の年デ
ータの値にカウンタAの値を加算した値を演算結果であ
る期日の年Yとしてストアする。
【0059】 第1日付情報の年 + A = 年Y …(4) 年Yは、第1日付情報で設定された年号に対応した値が
ストアされる。
【0060】ステップc11では、前記第1残り日数が
第1日付情報の日付から同一年の12月31日までの日
数である第2残り日数よりも大きいか否かが判断され
る。
【0061】 第1残り日数 >(12月31日−第1日付情報の月、日) …(5) そうであるときは、ステップc12で前記年Yに1を加
算してストアする。ステップc13では、第1残り日数
の値と第2残り日数の値との差の値を1月1日に加算し
て、求める期日の月M、日Dとしてストアする。
【0062】 (第1残り日数−第2残り日数)+ 1月1日 = 月M,日D …(6) ステップc6で、日数情報の値が365日よりも少ない
と判断されると、ステップc14に進む。ステップc1
4では、前記第2残り日数の値が、日数情報の値よりも
大きいか否かが判断される。
【0063】 (12月31日−第1日付情報の月、日) > 日数情報 …(7) 第2残り日数の値が日数情報の値よりも大きく、第1日
付情報の日付と同一年内に期日が存在する場合、またス
テップc11で第2残り日数の値が第1残り日数の値よ
りも大きいと判断された場合は、ステップc18に進
む。ステップc18では、第2残り日数の値が日数情報
の値よりも大きい場合、第1日付情報の日付に日数情報
の値を加算して、前記期日の年Y、月M、日Dとしてス
トアする。また、第2残り日数の値が第1残り日数の値
よりも大きい場合は、第1日付情報の日付に第1残り日
数の値を加算して、前記期日の年Y、月M、および日D
としてストアする。
【0064】 第1日付情報 + 第1残り日数 = 年Y、月M、日D …(8) またステップc14で、第2残り日数の値が日数情報の
値よりも小さく、期日が第1日付情報の日付の翌年であ
ると判断された場合は、ステップc15に進む。ステッ
プc15では、第1日付情報の年データの値に1を加算
して、演算結果である期日の年Yとしてストアする。
【0065】 第1日付情報の年 + 1 = 年Y …(9) またステップc16で、日数情報と第2残り日数の値と
の差の値を1月1日に加算して、演算結果である期日の
月M、および日Dとしてストアする。
【0066】 日数情報−(12月31日−第1日付情報の月、日)+1月1日=月M,日D …(10) ステップc13、ステップc16、およびステップc1
8のいずれかで期日の日付をストアすると、ステップc
19で、閏年の補正を行う。たとえば第1日付情報の日
付から演算結果である期日までの間に閏年の2月29日
が存在する場合、前記期日から閏年の回数の値だけ減算
する。
【0067】またステップc19では、期日を正しい日
付に補正する。たとえば求めた期日が「1月32日」の
ように、実際にはありえない日付になっているような場
合、正しい日付「2月1日」に変換する。
【0068】以上のような処理動作によって、第1日付
情報から日数情報後の期日を求めることができる。たと
えば図9の例では、日数設定キー7が両落に設定されて
いる場合、表示画面45に示すように「平成7年9月1
4日」が得られる。日数設定キー7が片落に設定されて
いる場合、表示画面46に示すように「平成7年9月1
3日」が得られる。日数設定キー7が両入に設定されて
いる場合、表示画面47に示すように「平成7年9月1
2日」が得られる。
【0069】図11は複数年計算モードにおける第2の
期日計算の操作例である。図12は複数年計算モードに
おける第2の期日計算の処理動作を説明するためのフロ
ーチャートである。第2の期日計算は、基準となる第1
日付情報の日付から日数情報前の日付を求める日数計算
である。図12は図10のフローチャートに類似のもの
であり、同一の動作を行うステップには同一の符号を付
けて説明を省略する。
【0070】図11の表示画面51に示す初期状態か
ら、基準となる第1日付情報を入力する。基準となる第
1日付情報は、図3のフローチャートに従ってストアさ
れる。たとえば、表示画面53に示すように、「平成6
年9月13日」が第1日付情報としてストアされる。第
1日付情報入力後に「−」キー5bを操作する。Xre
g13aに日付情報がストアされている場合、「−」キ
ー5bは第2の期日計算を行うことを示す演算子キーで
あると判断される。続いて「440」を入力し、日付キ
ー5fを操作して日数情報を入力する。表示画面54に
示すように、「440」が日数情報としてストアされ
る。
【0071】「=」キー5cが入力されると、図12の
フローチャートのステップc1からステップc2に進
む。ステップc2で前記カウンタAをリセットすると、
ステップc3〜ステップc5で日数情報計算キー7の設
定に合わせて日数情報の値を補正する。ステップc6で
日数情報の値が365日より多い場合には、ステップc
7で、日数情報の値から365日減算した値である第1
残り日数が、365日よりも少なくなるか否かが判断さ
れる。第1残り日数が365日よりも多いときには、ス
テップc8でカウンタAに1が加算されてステップc7
に戻り、第1残り日数から365日が減算される。
【0072】ステップc7で第1残り日数が365日よ
りも少ないと判断されるときには、ステップc9でカウ
ンタAに1加算され、ステップc20に進む。ステップ
c20で第1日付情報の年データからカウンタAの値が
減算されて、演算結果の期日の年Yとしてストアされ
る。
【0073】 第1日付情報の年 − A = 年Y …(11) 求める期日は、第1日付情報と同一の年号で表される。
【0074】ステップc21では、第1残り日数が第1
日付情報の月、日から1月1日までの日数である第3残
り日数よりも大きいか否かが判定される。
【0075】 第1残り日数 > (第1日付情報の月、日−1月1日) …(12) そうであるときにはステップc22で、期日の年Yから
1減算する。ステップc23では、12月31日から第
1残り日数と第3残り日数との差の日数を減算して、求
める期日の月Mと日Dとしてストアする。
【0076】 12月31日 −(第1残り日数−第3残り日数)= 月M、日D …(13) ステップc6で日数情報の値が365日よりも少ないと
判断される場合には、ステップc24で前記第3残り日
数の値が日数情報の値よりも多いか否かが判断される。
【0077】 (第1日付情報の月、日−1月1日) > 日数情報 …(14) 第3残り日数の値が日数情報の値よりも少ない場合は、
ステップc25で、第1日付情報の年データから1減算
して、求める期日の年Yとしてストアする。
【0078】 第1日付情報の年−1 = 年Y …(15) またステップc26で、日数情報と第3残り日数との差
の値を、12月31日から減算して、求める期日の月M
と日Dとしてストアする。
【0079】 12月31日−日数情報−(第1日付情報の月、日−1月1日)=月M、日D …(16) ステップc24で第3残り日数の値が日数情報の値より
も多い場合、ステップc28で第1日付情報の日付から
日付情報の値を減算して、求める期日の年Y、月M、日
Dとしてストアする。またステップc21で第3残り日
数の値が第1残り日数の値よりも多い場合には、ステッ
プc28で、第1日付情報の日付から、第1残り日数の
値を減算して、求める期日の年Y、月M、日Dとしてス
トアする。
【0080】 第1日付情報−第1残り日数 = 年Y、月M、日D …(17) ステップc23,ステップc26,ステップc28のい
ずれかで求める期日の日付をストアすると、ステップc
19で閏年の補正および日付の補正を行い、処理を終了
する。
【0081】以上のような処理動作によって、第1日付
情報の日付から日数情報の値の前の期日を求めることが
できる。たとえば日数設定キー7が両落に設定されてい
れば、表示画面55に示す「平成5年6月29日」が得
られる。日数設定キー7が片落に設定されていれば、表
示画面56に示す「平成5年6月30日」が得られる。
日数設定キー7が両入に設定されていれば、表示画面5
7に示す「平成5年7月1日」が得られる。
【0082】図13は、期日計算のエラー処理動作を説
明するためのフローチャートである。また図14はエラ
ーを生じる入力の例を示す表である。
【0083】本計算機では、予め定めた範囲、たとえば
西暦1950年以上2049年以下となる範囲におい
て、西暦と元号との対応、および閏年など、日数計算に
必要なデータが年号対応表29としてメモリ12にスト
アされている。前記範囲から外れた期日については、年
号の統一や閏年の補正などができない。したがって本計
算機では、演算結果として前記範囲から外れた日付が得
られる場合は、エラーとして演算結果を表示しない。
【0084】図10および図12のフローチャートの処
理が終了すると、ステップd1からステップd2に進
む。ステップd2では、計算して得られた期日が195
0年1月1日より前の日付であるか否かが判断される。
そうでなければ、ステップd3で前記期日が2049年
12月31日より後の日付であるか否かが判断される。
前記期日が1950年1月1日より前または2049年
12月31日以後の日付であるときには、ステップd4
で、計算結果が不適切であることを知らせる表示など、
エラー処理を行って、ステップd5で処理を終了する。
【0085】エラーを生じる入力例としては、1950
年3月10日の365日前の期日を求める例がある。こ
れは演算結果が1950年1月1日よりも前の日付にな
るので不適切である。またたとえば2049年2月10
日から500日後の期日を求める例がある。これは演算
結果が2049年12月31日よりも後の日付になるの
で不適切である。また年号表記が異なってもエラーとな
る。たとえば昭和25年4月5日から500日前の期日
を求める例がある。昭和25年は西暦1950年であ
り、これは演算結果が1950年1月1日よりも前の日
付となるので不適切となる。このような不適切な演算結
果が生じた場合はエラー表示を行う。
【0086】図15は、年内計算モードにおいて期間計
算を行う場合の操作例である。図16は年内計算モード
における期間計算処理動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【0087】年号切換キー6を年内に切換えた状態で、
表示画面61の初期状態から図3のフローチャートに従
って第1日付情報、たとえば表示画面62に示す「6月
30日」を入力する。次いで「〜」キー5dを操作す
る。「〜」キー5dは複数年計算モードの期間計算と同
じように、期間計算を行うことを示す演算子キーであ
る。次いで表示画面63に示すように、第2日付情報を
入力する。たとえば第2日付情報として「9月13日」
を図3のフローチャートに従って入力する。
【0088】「=」キー5cが操作されると、図16の
フローチャートのステップe1からステップe2に進
む。ステップe2では年号切換キー6が年内に切換えら
れ、計算モードが年内計算モードに切換えられているか
否かが判断される。年内に切換えられていないときには
ステップe3に進み、図7のフローチャートに従って複
数年計算モードの期間計算を行う。
【0089】ステップe2で年内に切換えられていると
判断されるときには、ステップe4で基準日から第1日
付情報の日付までの通算日数を求め、第1の日数とす
る。たとえば基準日は1月1日が選ばれる。またステッ
プe5では基準日から第2日付情報の日付までの通算日
数を求め、第2の日数とする。ステップe6では、第1
の日数と第2の日数との差の値、すなわち求める日数を
演算する。ステップe7では、日数設定キー7が両落・
片落・両入のいずれに設定されているかを判断する。日
数設定キー7が両落に設定されているときには、ステッ
プe8で前記日数の値から1減算して、ステップe10
で処理を終了する。このとき図15の表示画面14に
は、「74日」が表示される。日数設定キー7が片落に
設定されているときには、そのままステップe10に進
み処理を終了する。このとき図15の表示画面65には
「75日」が表示される。日数設定キー7が両入に設定
されているときには、ステップe9で日数の値に1を加
算してステップe10で処理を終了する。このとき図5
の表示画面66には、「76日」が表示される。
【0090】以上のような処理動作に従えば、計算期間
が1年以内の期間計算において、複数年計算モードにお
ける期間計算よりも容易に日数を計算することができ
る。
【0091】図17は年内計算モードにおける第1の期
日計算の操作例である。図18は年内計算モードにおけ
る第1の期日計算の処理動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【0092】年内計算モードに切換えられた状態で、表
示画面71で示す初期状態から第1日付情報、たとえば
表示画面72に示される「6月30日」が入力され、次
いで「+」キー5aが操作される。日付情報が入力され
たのに続いて、「+」キー5aが操作される場合、
「+」キー5aは第1の期日計算を行うことを示す演算
子であると判断される。次いで表示画面73に示す日数
情報、たとえば「75日」が入力される。
【0093】「=」キー5cが入力されると、図18の
フローチャートのステップf1からステップf2に進
む。ステップf2では、年号切換キー6が年内に切換え
られているか否かが判断される。切換えられていないと
きには、ステップf3で図10のフローチャートに従っ
て、複数年計算モードの第1の期日計算を行う。
【0094】年内計算モードに切換えられている場合
は、ステップf4に進み、日数設定キー7が両落・片落
・両入のどれに設定されているか否かが判断される。両
落に設定されているならば、ステップf5で日数情報の
値に1を加算してステップf7に進む。両入に設定され
ているならばステップf6へ日数情報の値から1減算し
てステップf7に進む。片落に設定いるならばそのまま
ステップf7へ進む。
【0095】ステップf7では、第1日付情報の月デー
タ、日データに日数情報の値を加算する。このときたと
えば第1日付情報が「1月31日」で日数情報が「1」
である場合、第1日付情報の日データに日数情報の値を
ただ加算して、「1月32日」とすることはできない。
したがってステップf8では、求めた日付の日Dの値が
当該月の日数を越えているような場合、月M、および日
Dを正しい日付、たとえば前述の例であれば「2月1
日」に補正して、ステップf9で処理を終了する。
【0096】以上のような処理によって、日数切換えキ
ー7が両落に設定されていれば、図17の表示画面74
に示す「9月14日」が得られる。片落に設定されてい
れば、図17の表示画面75に示す「9月13日」が得
られる。両入に設定されていれば、図7の表示画面76
に示す「9月12日」が得られる。
【0097】図19は年内計算モードにおいて第2の期
日計算を行う場合の操作例である。図20は年内計算モ
ードにおける第2の期日計算の処理動作を説明するため
のフローチャートである。図20は図18に類似のもの
であり、同一の動作を示すステップには同一の符号を付
けて説明を省略する。
【0098】年内計算モードに切換えられた状態であ
り、表示画面81に示す初期状態から、表示画面82に
示す「9月13日」が第1日付情報として入力され、さ
らに「−」キー5bが操作される。日付情報が入力され
た後に「−」キー5bが操作された場合には、複数年計
算モードの場合と同様に、「−」キー5bは第2の期日
計算を行うことを示す演算子であると判断される。続い
て、表示画面83に示すように、日数情報の値、たとえ
ば「75日」を入力する。
【0099】「=」キー5cが操作されると、図20の
フローチャートでステップf1からステップf2に進
む。ステップf2で年内計算モードに切換えられていな
いと判断されると、ステップf3に進み、図12のフロ
ーチャートに従って複数年計算モードにおける第2の期
日計算が行われ、ステップf9で処理を終了する。ステ
ップf4〜ステップf6では、図18のフローチャート
と同様に、日数設定キー7の両落・片落・両入の設定に
合わせて日数情報の補正を行う。ステップf7aでは第
1日付情報の月データ、日データから日数情報の値を減
算する。このとき、たとえば第1日付情報が「2月1
日」で日数情報が「1」である場合、第1日付情報の日
データからただ日数情報の値を減算して「2月0日」と
することはできない。したがってステップf8aでは、
求めた日付の日Dの値が当該月の日数を越えているよう
な場合、正しい日付、前述の例では「1月30日」に補
正して処理を終了する。
【0100】以上のような処理によって、日数切換えキ
ー7が両落に設定されていれば、図19の表示画面84
に示す「6月29日」が得られる。また片落に設定され
ていれば、図19の表示画面85に示すように「6月3
0日」が得られる。両入に設定されていれば、図19の
表示画面86に示すように「7月1日」が得られる。
【0101】このように、年内計算モードを用いて日数
計算を行うことによって、複数年計算モードにおける日
数計算と比較して、日付情報を簡単に入力することがで
きる。また計算処理動作も簡単にすることができる。
【0102】図21は、年内計算モードの期日計算のエ
ラー処理動作を説明するためのフローチャートである。
図22は年内計算モードの期日計算においてエラーとな
る入力の例である。
【0103】年内計算モードの期日計算では、第1日付
情報の日付から1年後の同月同日、または1年前の同月
同日までの範囲において計算を行うと定義されている。
したがって、日数情報の値が365日よりも大きい場合
は、この定義と矛盾するので、エラーとして期日計算を
行わない。また年内計算モードでは、第1日付情報と同
月同日の日付は1年後の日付であると定義されている。
したがって日数情報の値が0以下の場合は、演算結果が
この定義と矛盾するのでエラーとして計算を行わない。
【0104】図21のフローチャートは、たとえば図1
7、または図19の操作例で日数情報が入力されると、
ステップg1からステップg2に進む。ステップg2で
は、入力された日数情報の値が0日以下であるか否かが
判断される。
【0105】 日数情報 ≦ 0 …(18) そうでないときにはステップg3に進み、前記日数情報
の値が365日よりも多いか否かが判断される。
【0106】 日数情報 > 365 …(19) そうでないときにはステップg5で処理を終了する。日
数情報が0日以下または365日よりも多い場合は、ス
テップg4で入力された日数情報が不適切であることを
示す表示など、エラー表示を行い、ステップg5で処理
を終了する。
【0107】このようなエラーを生じる入力の例として
は、たとえば7月21日の366日後または7月22日
の366日前の日付を計算する場合がある。これらは演
算結果が1年を越えるので、日数情報が不適切である。
また7月21日の0日後、または7月22日の0日前の
日付を計算する場合がある。この場合、計算結果は同年
同月同日となるけれども、演算結果として同月同日が得
られた場合、同月同日の日付は1年後を示すという定義
と矛盾するので、日数情報が不適切である。
【0108】図23は年号の変換動作の操作例である。
図24は年号変換動作を説明するためのフローチャート
である。本計算機は、たとえば平成に対応させて入力し
た日付情報を西暦に対応した日付情報に変換する変換機
能を備えている。
【0109】図23の表示画面88に示す初期状態か
ら、表示画面89に示すたとえば平成に対応した日付情
報「平成6年9月13日」が入力される。次いで変換キ
ー5eを操作する。次いで年号切換キー6をたとえば元
号表記の平成から西暦に切換えると、表示画面90に年
号が変換された日付、たとえば「1994年9月13
日」が表示される。
【0110】たとえば入力手段2から日付情報などが入
力されると、図24のフローチャートのステップh1か
らステップh2に進む。ステップh1では現在行ってい
る処理が日数計算処理であるか否かを判断する。メモリ
13のレジスタにストアされる被演算数が日数情報であ
るときは、日数計算処理が行われると判断する。被演算
数が数値情報であるときは、四則演算処理が行われると
判断する。被演算数が数値情報であるときはステップh
3で四則計算処理に移り、ステップh17で本処理を終
了する。
【0111】日数計算処理が行われている場合は、ステ
ップh4で年号切換キー6がどの年号に切換えられてい
るかを確認する。ステップh5では、年データ、月デー
タおよび日データなど、日付情報が入力されたか否かが
判断される。入力されていなければステップh5に戻
り、入力されればステップh6に進む。ステップh6で
は、入力された日付情報の年データの置数が、年号切換
キー6によって指定された年号に許容される範囲の値に
合致するか否かが判断される。合致しない場合には、ス
テップh7でエラー表示を行い、ステップh17で処理
を終了する。
【0112】年データの値が、前記範囲内の値に合致し
た場合は、ステップh8に進み、変換キー5eが操作さ
れたか否かが判断される。変換キー5eが操作されてい
ない場合は、ステップh9に進み、「+」キー5aまた
は「−」キー5bが操作されたか否かが判断される。ス
テップh9で「+」キー5aまたは「+」キー5bが操
作されたと判断されるとステップh10に進み、図12
または図10のフローチャートに従って期日計算が実行
され、ステップh17で処理を終了する。また変換キー
5e、「+」キー5aおよび「−」キー5bのいずれの
キーも操作されない場合、ステップh11で「〜」キー
5dが操作されたか否かが判断される。「〜」キー5d
が操作されたならば、ステップh10に進み、図7のフ
ローチャートに従って期間計算が実行され、ステップh
17で処理を終了する。変換キー5e、「+」キー5
a、「−」キー5e、および「〜」キー5dが操作され
ない場合にはステップh8に戻る。
【0113】変換キー5eが操作されるとステップh1
3に進み、年号切換キー6が、現在選択されている年号
とは別の年号、すなわち変換したい年号に切換えられた
か否かが判断される。切換えられなければステップh1
3に戻る。
【0114】年号変換キー6が切換えられると、ステッ
プh14に進み、年号の切換えが正しく行われたか否か
が判断される。本実施例の計算機では、平成または昭和
の元号と西暦との間でだけ年号の変換が行われる。たと
えば平成と昭和とは共に元号であり、同一年に対応して
いることはありえないので年号を変換することはできな
い。また年内計算モードでは、年データの入力を行わな
いので年号を変換することはできない。したがって図2
3の表示例では、予め入力されている日付情報の年号が
平成であるので、変換キー5e操作後に切換えられる年
号は西暦でなければならない。それ以外、たとえば昭和
などに切換えられた場合は、ステップh15で変換がで
きないことなど、エラー表示を表示して、ステップh1
7で処理を終了する。
【0115】年号切換キー6を正しく切換えると、ステ
ップh16に進み、前述した図8の年号対応表29を参
照して、日付情報の年データの値を、変換した年号に対
応した値に変換して表示手段に表示する。ステップh1
7で処理を終了する。
【0116】以上の処理によって、或る年号に対応させ
て入力した日付情報を、別の年号に対応した日付に変換
することができる。
【0117】図25は、図1の表示手段2の年号表示部
2aを説明するための図である。年号表示部2aには、
平成、昭和、西暦などの年号の表示や年データ、月デー
タ、日データなどを表す文字が表示される。
【0118】図25(1)は、年内計算モードにおい
て、日付情報である「2月22日」を表示した例であ
る。年号表示部2aには、月Mの置数である「2」の右
上部に参照符92で示す「月」が表示され、日Dの置数
である「22」の右上部に、参照符93で示す「日」が
表示される。また年号表示部2aの左端部には、現在実
行されている処理が日数計算処理であることを示す、参
照符94で示す「日数計算」が表示される。
【0119】図25(2)は、複数年計算モードにおい
て、日付情報である「1994年3月25日」を表示し
た例である。西暦において、利用者は「94」だけを入
力する。このとき、置数「94」の左上部の年号表示部
2aには、参照符96で示す「19」が表示されてい
る。これによって、「94」が西暦「1994年」であ
ることを明確に認識することができる。また、「94」
の右上部には参照符97で示す「年」が表示される。
【0120】図25(3)は、複数年計算モードにおい
て、日付情報である「平成5年6月15日」を表示した
例である。平成に対応した日付情報を表示する場合に
は、置数「5」に左上部に参照符98で示す「平成」が
表示される。また図25(4)に示すように、日付情報
である「昭和53年12月10日」を表示した例では、
置数「53」の左上部に参照符101で示す「昭和」が
表示される。このように、平成、昭和、19などの年号
や、年、月、日などの文字を共に表示することによっ
て、利用者が入力した日付情報または演算結果を見やす
く表示することができる。
【0121】図26は、表示手段2を液晶表示装置など
で実現した場合の、年号表示部2a部分の電極の結線図
である。図26(1)はコモン電極の結線図である。図
26(2)はセグメント電極の結線図である。
【0122】液晶表示装置では、複数個の画素の1つ1
つに、液晶層を挟んでコモン電極とセグメント電極とが
対向して得られる。前記コモン電極とセグメント電極と
に、共に駆動信号が与えられた場合にだけ、その電極が
配置される画素の液晶層の状態が、信号が与えられない
ときの状態の逆になり、たとえば光を通過させる。各画
素には、それぞれ「19」,「20」、「日」、「日数
計算」など参照符92〜101に示す文字が割当てられ
ている。液晶層の状態が反転すると、画素上に設けられ
た文字が表示される。
【0123】また、コモン電極およびセグメント電極に
接続される配線は、1本の配線に複数の電極が接続され
ている。また、各配線に接続されている電極の組合わせ
はコモン電極、セグメント電極毎にそれぞれ異なる。た
とえば「19」および「20」のコモン電極は配線H1
に接続されている。「平成」および「昭和」のコモン電
極は配線H2に接続されている。「年」、「月」、
「日」および「日数計算」のコモン電極は配線H3に接
続されている。「19」、「平成」のセグメント電極は
配線S3に接続されている。「20」および「昭和」の
セグメント電極は配線S5に接続されている。「年」の
セグメント電極は配線S6に接続されている。「月」の
セグメント電極は配線S4に接続されている。「日」の
セグメント電極は配線S2に接続されている。「日数計
算」のセグメント電極は配線S1に接続されている。
【0124】したがって、たとえば「平成」を表示する
には、配線H2と配線S3の両配線に信号を与える。こ
のように一本の配線に複数の電極を接続し、かつ、コモ
ン電極の結線パターンと、セグメント電極の配線パター
ンとを変えることによって、各画素を個別的に表示する
ことができるとともに、配線数を減少させることができ
る。また同一配線に接続される各電極は、たとえば「平
成」と「昭和」、年号の「平成」と西暦の「19」な
ど、同時に表示されない画素に設けられる電極であるこ
とが好ましい。
【0125】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、日数計算
装置において、日付情報の年号を、複数種類の年号の中
から利用者が選択することができる。入力される日付情
報は選択された年号に対応した年データ、月データおよ
び日データから成る。演算手段は、この日付情報を用い
て日数計算を行う。また、期間計算を行うために入力さ
れた2つの日付情報の年号が異なる場合には、自動的に
各日付情報の年号および年データが予め定める年号に対
応した年データに統一される。これによって、日付情報
を入力する際には、利用者毎に入力しやすい任意の年号
を用いることができるので、使いやすくなる。
【0126】また本発明によれば、本装置では、計算期
間が1年以内であると予め分かっている場合には、年デ
ータを含まない日付情報、すなわち月データおよび日デ
ータだけを用いて日数計算を行うことができる年内計算
モードを実施する。また年号に西暦を選択して日付情報
を入力する際には、入力された2桁の置数を4桁の数字
で表される年データに換算する。これによって日付情報
の入力を簡単にすることができ、入力操作を軽減するこ
とができる。また年内計算モードは、複数年計算モード
と比較して計算過程が簡単であり、迅速に計算処理を行
うことができる。
【0127】さらにまた本発明によれば、本装置では、
或る日付情報の年号およびその年号に対応した年データ
を、別の年号およびその年号に対応した年データに変換
することができる。これによって、同一年に複数種類の
年号が適用される場合に、それぞれの年に対する年デー
タを容易に知ることができる。
【0128】また本発明によれば、表示手段には、選択
された年号を含む入力したデータの全てが表示されてい
るので、入力した内容を確実に知ることができる。した
がって誤入力を防止することができる。
【0129】さらにまた本発明によれば、本装置の演算
手段は、入力された置数が、選択された年号に対応した
年データについて予め定める範囲に含まれない場合に
は、日数計算を行わない。また期日計算の演算結果が予
め定める範囲に含まれる場合にも日数計算は行われな
い。これによって、日数計算の計算誤りや矛盾が生じる
ことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である日数情報計算装置が好
適に実施される電子式卓上計算機の平面図である。
【図2】図1の電子式卓上計算機の電気的構成を示すブ
ロック図である。
【図3】図1の電子式卓上計算機を用いた日付情報入力
動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】図3の日付情報入力動作における、年データの
置数入力時のエラーの例を示す表である。
【図5】複数年計算モードにおいて同一年号の2つの日
付情報間の期間計算を行う場合の操作例を示す図であ
る。
【図6】複数年計算モードにおいて年号の異なる2つの
日付情報間の期間計算を行う場合の操作例を示す図であ
る。
【図7】複数年計算モードにおける期間計算処理動作を
説明するためのフローチャートである。
【図8】元号に対応した年データと西暦に対応した年デ
ータとの対応関係を示す年号対応表29である。
【図9】複数年計算モードにおける第1の期日計算の操
作例を示す図である。
【図10】複数年計算モードにおける第1の期日計算の
処理動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】複数年計算モードにおける第2の期日計算の
操作例を示す図である。
【図12】複数年計算モードにおける第2の期日計算の
処理動作を説明するためのフローチャートである。
【図13】期日計算のエラー処理動作を説明するための
フローチャートである。
【図14】期日計算においてエラーを生じる日数情報の
例を示す表である。
【図15】年内計算モードにおける期間計算の操作例を
示す図である。
【図16】年内計算モードにおける期間計算処理動作を
説明するためのフローチャートである。
【図17】年内計算モードにおける第1の期日計算の操
作例を示す図である。
【図18】年内計算モードにおける第1の期日計算の処
理動作を説明するためのフローチャートである。
【図19】年内計算モードにおける第2の期日計算の操
作例を示す図である。
【図20】年内計算モードにおける第2の期日計算の処
理動作を説明するためのフローチャートである。
【図21】年内計算モードの期日計算のエラー処理動作
を説明するためのフローチャートである。
【図22】年内計算モードの期日計算においてエラーと
なる日数情報の例を示す表である。
【図23】日付情報の年号の変換動作の操作例を示す図
である。
【図24】年号変換動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図25】図1の表示手段2の年号表示部2aを説明す
るための図である。
【図26】表示手段2の年号表示部2aの電極の結線図
である。
【符号の説明】
1 本体 2 表示手段 3 入力手段 4 数値キー群 5 ファンクションキー群 6 年号切換キー 7 日数設定キー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年6月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】図3の日付情報入力動作における、年データの
置数入力時のエラーの例を示す図表である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】元号に対応した年データと西暦に対応した年デ
ータとの対応関係を示す年号対応図表29である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】期日計算においてエラーを生じる日数情報の
例を示す図表である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図22
【補正方法】変更
【補正内容】
【図22】年内計算モードの期日計算においてエラーと
なる日数情報の例を示す図表である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 年データ、月データ、および日データか
    ら成る日付情報、日数情報、ならびに日数計算に用いる
    演算記号を入力する入力手段と、 入力する日付情報の年号の種類を選択する選択手段と、 前記入力手段の入力内容および前記選択手段の出力に基
    づいて、日数計算を含む計算を行う演算手段と、 前記入力手段の入力内容および前記演算手段の演算結果
    を表示する表示手段とを含むことを特徴とする日数計算
    装置。
  2. 【請求項2】 前記選択手段は、選択する年号の種類と
    して、年データの入力が不要であることを示す年内を含
    み、 前記演算手段は、選択手段によって年内が選択されたと
    きは、入力される月データおよび日データに基づいて日
    数計算を行うことを特徴とする請求項1記載の日数計算
    装置。
  3. 【請求項3】 前記演算手段は、2つの日付間の日数を
    求める期間計算を行うとき、入力された2つの日付情報
    の年号が異なるときは、前記年号を予め定める年号に統
    一して期間計算を行うことを特徴とする請求項1記載の
    日数計算装置。
  4. 【請求項4】 前記選択手段は、選択する年号の種類と
    して西暦を含み、 前記演算手段は、前記選択手段によって西暦が選択され
    たときには、年データとして2桁の数字が入力されたと
    きのみ有効とし、入力された2桁の数字に基づいて、1
    900年代か2000年代かを判別することを特徴とす
    る請求項1記載の日数計算装置。
  5. 【請求項5】 前記入力手段は、年号の変換を指示する
    変換キーを備え、 前記演算手段は、前記変換キーの入力に応答して、入力
    された日付情報の年号および年データを、別の年号およ
    び当該年号に対応する年データに変換することを特徴と
    する請求項1記載の日数計算装置。
  6. 【請求項6】 前記表示手段は、前記選択手段によって
    選択された年号を表示することを特徴とする請求項1記
    載の日数計算装置。
  7. 【請求項7】 前記演算手段は、前記選択手段によって
    選択された年号に対応する年データに含まれない数値が
    年データとして入力されたときには、日数計算を行わな
    いことを特徴とする請求項1記載の日数計算装置。
  8. 【請求項8】 前記演算手段は、入力された日付から入
    力された日数後または日数前の日付を求める期間計算を
    行うとき、求めた日付の年データが、予め定める範囲に
    含まれないときは、前記求めた日付を表示しないことを
    特徴とする請求項1記載の日数計算装置。
JP7045946A 1995-03-06 1995-03-06 日数計算装置 Pending JPH08241284A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104503944A (zh) * 2014-11-06 2015-04-08 常州市荣顺电子有限公司 一种具有存储功能的计算器
CN112380272A (zh) * 2020-11-09 2021-02-19 华兴源创(成都)科技有限公司 产量信息显示方法、装置、检测设备及存储介质

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