JPH08147072A - 折畳可能な電子機器 - Google Patents
折畳可能な電子機器Info
- Publication number
- JPH08147072A JPH08147072A JP6291262A JP29126294A JPH08147072A JP H08147072 A JPH08147072 A JP H08147072A JP 6291262 A JP6291262 A JP 6291262A JP 29126294 A JP29126294 A JP 29126294A JP H08147072 A JPH08147072 A JP H08147072A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- lead wire
- tube
- casing
- foldable electronic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は第1筺体と第2筺体とを折畳み可能
に構成してなる電子機器の上記第1、第2筺体間を電気
的に接続するリード線の損傷を減少すると共に小型化を
可能とすることを目的とする。 【構成】 第1筺体1と第2筺体2とを電気的に接続す
るリード線群5の中程を上記両筺体の回動軸上に位置す
る柔軟弾性材からなるチューブ13で固定する。
に構成してなる電子機器の上記第1、第2筺体間を電気
的に接続するリード線の損傷を減少すると共に小型化を
可能とすることを目的とする。 【構成】 第1筺体1と第2筺体2とを電気的に接続す
るリード線群5の中程を上記両筺体の回動軸上に位置す
る柔軟弾性材からなるチューブ13で固定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は折畳可能な電子機器に関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】現在、パソコン、ワープロ等の電子機器
においてはその携帯性を競う形でA4〜B5ファイルサ
イズのノート型あるいはサブノート型と呼ばれる小型の
機器が広く普及している。
においてはその携帯性を競う形でA4〜B5ファイルサ
イズのノート型あるいはサブノート型と呼ばれる小型の
機器が広く普及している。
【0003】この種機器の基本構造は例えば実開平5−
55242号公報等にも示されているように、主制御
部、記憶手段、入出力インターフェース及び電源回路等
の主要回路を内蔵し、かつ、上面にキーボード等の入力
機構を配してなる第1筺体(本体)と、該第1筺体に回
動自在に装着され上記第1筺体上面側に倒し込み(折
畳)可能である共に上記第1筺体上面と対向する面にL
CD等からなる平面形ディスプレイを配してなる第2筺
体(表示体)とを有している。
55242号公報等にも示されているように、主制御
部、記憶手段、入出力インターフェース及び電源回路等
の主要回路を内蔵し、かつ、上面にキーボード等の入力
機構を配してなる第1筺体(本体)と、該第1筺体に回
動自在に装着され上記第1筺体上面側に倒し込み(折
畳)可能である共に上記第1筺体上面と対向する面にL
CD等からなる平面形ディスプレイを配してなる第2筺
体(表示体)とを有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種電子機器におけ
る第1、第2筺体間の電気的接続は上記回動部近傍にお
いてフラットパッケージケーブル(FPC)或いはリー
ド線を用いて行なっている。
る第1、第2筺体間の電気的接続は上記回動部近傍にお
いてフラットパッケージケーブル(FPC)或いはリー
ド線を用いて行なっている。
【0005】上記FPCを利用する場合、複数の線がパ
ッケージ化されているため接続作業が容易となるものの
上記FPCは折曲、ねじれ等に対して弱く、上記第1筺
体と第2筺体との相対的な1〜2万回程度の回動動作に
より断線してしまうという問題がある。
ッケージ化されているため接続作業が容易となるものの
上記FPCは折曲、ねじれ等に対して弱く、上記第1筺
体と第2筺体との相対的な1〜2万回程度の回動動作に
より断線してしまうという問題がある。
【0006】一方、リード線、特に縒り線タイプのリー
ド線を利用する場合、上記折曲及びねじれ等に対しては
FPCと比較してかなり強く、このため現在はリード線
を利用するものが増えている。
ド線を利用する場合、上記折曲及びねじれ等に対しては
FPCと比較してかなり強く、このため現在はリード線
を利用するものが増えている。
【0007】しかし、この種リード線は上記回動動作に
伴なう遊動により筺体内部面と摩擦を生じリード線の被
覆に破ぶれが生じ短絡、断線等が生じる問題があり、や
はり2万〜3万回の回動動作が保証の限界であった。
伴なう遊動により筺体内部面と摩擦を生じリード線の被
覆に破ぶれが生じ短絡、断線等が生じる問題があり、や
はり2万〜3万回の回動動作が保証の限界であった。
【0008】この問題を解決する方法としては、上記回
動時に生じるリード線の遊動に対応して充分な空間を筺
体内に設けることも考えられるが、この場合機器の小型
化に反することとなり好ましくない。
動時に生じるリード線の遊動に対応して充分な空間を筺
体内に設けることも考えられるが、この場合機器の小型
化に反することとなり好ましくない。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するためになされたもので、第1の特徴は第1筺体と
第2筺体とを回動軸上で連結してなる折畳可能な電子機
器であって、上記回動軸上に形成され上記第1筺体内部
と第2筺体内部とを連通させる連通孔と、該連通孔に嵌
合された柔軟弾性材からなるチューブと、該チューブ中
を通して上記両筺体間の電気的接続を可能するリード線
群とを備えたことにある。
決するためになされたもので、第1の特徴は第1筺体と
第2筺体とを回動軸上で連結してなる折畳可能な電子機
器であって、上記回動軸上に形成され上記第1筺体内部
と第2筺体内部とを連通させる連通孔と、該連通孔に嵌
合された柔軟弾性材からなるチューブと、該チューブ中
を通して上記両筺体間の電気的接続を可能するリード線
群とを備えたことにある。
【0010】第2の特徴は上記チューブをシリコーン樹
脂で構成したことにある。
脂で構成したことにある。
【0011】
【作用】第1の特徴によれば筺体の相対的な回動に伴な
うリード線の遊動を最小限に抑えることができる。第2
の特徴によれば、リード線とチューブとの無用の接着を
防止できる。
うリード線の遊動を最小限に抑えることができる。第2
の特徴によれば、リード線とチューブとの無用の接着を
防止できる。
【0012】
【実施例】図1は本発明の実施例の電子機器の第2筺体
(2)を第1筺体(1)に対して180度開いた状態で
の上視断面を示す。
(2)を第1筺体(1)に対して180度開いた状態で
の上視断面を示す。
【0013】第1筺体(1)はCPUを含む主制御部、
記憶手段、入出力インターフェース及び電源回路等の主
要回路(3)を内蔵すると共に第2筺体(2)に内蔵さ
れたLCDからなる表示器(4)との電気的接続を行な
うためのリード線(5)が接続される第1基板(6)を
内蔵している。また、第1筺体(1)はその上辺側に一
対の凸状部(7)(7)を有し、該凸状部(7)(7)
内には夫々ヒンジ機構(8)(8)が収納されている。
このヒンジ機構(8)(8)は一端が上記凸状部(7)
(7)の夫々の側壁より突出する回動軸(9)(9)を
有し、該回動軸(9)(9)により第2筺体(2)を回
動可能に保持する。
記憶手段、入出力インターフェース及び電源回路等の主
要回路(3)を内蔵すると共に第2筺体(2)に内蔵さ
れたLCDからなる表示器(4)との電気的接続を行な
うためのリード線(5)が接続される第1基板(6)を
内蔵している。また、第1筺体(1)はその上辺側に一
対の凸状部(7)(7)を有し、該凸状部(7)(7)
内には夫々ヒンジ機構(8)(8)が収納されている。
このヒンジ機構(8)(8)は一端が上記凸状部(7)
(7)の夫々の側壁より突出する回動軸(9)(9)を
有し、該回動軸(9)(9)により第2筺体(2)を回
動可能に保持する。
【0014】第2筺体(2)には上記表示器(4)の他
にこの表示器(4)と上記主要回路(3)とをリード線
群(5)を介して接続するために上記リード線群(5)
が接続される第2基板(10)が内蔵されている。ま
た、第2筺体(2)はその下方側に一対の凹状部(1
1)(11)を有し、この凹状部(11)(11)は夫
々上記第1筺体(1)の凸状部(7)(7)を嵌合する
位置に配され、かつ、その側壁を介して上記回動軸
(9)(9)に保持される。
にこの表示器(4)と上記主要回路(3)とをリード線
群(5)を介して接続するために上記リード線群(5)
が接続される第2基板(10)が内蔵されている。ま
た、第2筺体(2)はその下方側に一対の凹状部(1
1)(11)を有し、この凹状部(11)(11)は夫
々上記第1筺体(1)の凸状部(7)(7)を嵌合する
位置に配され、かつ、その側壁を介して上記回動軸
(9)(9)に保持される。
【0015】上記リード線群(5)は上記凸状部(7)
の一つの側壁とこの側壁に対向する凹状部(11)の側
壁を貫通し、かつ、上記ヒンジ機構(8)(8)の回動
中心上に中心軸が位置する連通孔(12)の第1筺体
(1)側に固定された柔軟弾性材料からなるチューブ
(13)の収縮力によりその中程が固定されている。
尚、上記チューブ材料としては、周知のゴム材料でも良
いが、ゴムの場合移行性を有するため経年変化により表
面が溶融劣化を生じリード線(5)及び筺体とチューブ
(13)との不所望な接着を招き、リード線(5)の劣
化及び筺体(1)(2)の相対的回動の妨げとなる。従
って、上記チューブ(13)材料としては移行性が少な
いシリコーン樹脂を用いることが好ましい。
の一つの側壁とこの側壁に対向する凹状部(11)の側
壁を貫通し、かつ、上記ヒンジ機構(8)(8)の回動
中心上に中心軸が位置する連通孔(12)の第1筺体
(1)側に固定された柔軟弾性材料からなるチューブ
(13)の収縮力によりその中程が固定されている。
尚、上記チューブ材料としては、周知のゴム材料でも良
いが、ゴムの場合移行性を有するため経年変化により表
面が溶融劣化を生じリード線(5)及び筺体とチューブ
(13)との不所望な接着を招き、リード線(5)の劣
化及び筺体(1)(2)の相対的回動の妨げとなる。従
って、上記チューブ(13)材料としては移行性が少な
いシリコーン樹脂を用いることが好ましい。
【0016】本実施例において第2筺体(2)を第1筺
体(1)に対して相対的に回動すると上記リード線
(5)のチューブ(13)より第1筺体(1)側は上記
回動による影響を受けず、常に位置が固定される。一
方、第2筺体(2)側に位置するリード線群(5)は上
記回動に連動して屈曲及びねじれを生じることとなる。
体(1)に対して相対的に回動すると上記リード線
(5)のチューブ(13)より第1筺体(1)側は上記
回動による影響を受けず、常に位置が固定される。一
方、第2筺体(2)側に位置するリード線群(5)は上
記回動に連動して屈曲及びねじれを生じることとなる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、第1、第2筺体間を電
気的に接続するためのリード線の上記筺体の相対的回動
に伴なう屈曲、ねじれ等の遊動は第2筺体内に位置する
リード線のみに限定されるため遊動のためのスペースを
小さくでき機器の小型化に寄与する。また、上記リード
線の限定遊動をリード線群の中程を柔軟弾性材料からな
るチューブにより行なっているので、第2筺体内におけ
るリード線の遊動によりリード線がチューブとこすれた
としてもリード線が損傷することはなく5万回程度の回
動動作に対しても何ら問題は生じない。更に、上記チュ
ーブを移行性の少ないシリコーン樹脂で構成することに
より経年変化に伴なうリード線の劣化等も防ぐことがで
きる。
気的に接続するためのリード線の上記筺体の相対的回動
に伴なう屈曲、ねじれ等の遊動は第2筺体内に位置する
リード線のみに限定されるため遊動のためのスペースを
小さくでき機器の小型化に寄与する。また、上記リード
線の限定遊動をリード線群の中程を柔軟弾性材料からな
るチューブにより行なっているので、第2筺体内におけ
るリード線の遊動によりリード線がチューブとこすれた
としてもリード線が損傷することはなく5万回程度の回
動動作に対しても何ら問題は生じない。更に、上記チュ
ーブを移行性の少ないシリコーン樹脂で構成することに
より経年変化に伴なうリード線の劣化等も防ぐことがで
きる。
【図1】本発明の実施例を示す上視断面図である。
1 第1筺体 2 第2筺体 3 主要回路 4 表示器 5 リード線群 8 ヒンジ機構 9 回動軸 12 連通孔 13 チューブ
Claims (2)
- 【請求項1】 第1筺体と第2筺体とを回動軸上で連結
してなる折畳可能な電子機器であって、 上記回動軸上に形成され上記第1筺体内部と第2筺体内
部とを連通させる連通孔と、該連通孔に嵌合された柔軟
弾性材からなるチューブと、該チューブ中を通して上記
両筺体間の電気的接続を可能するリード線群とを備えた
ことを特徴とする折畳可能な電子機器。 - 【請求項2】 請求項1のチューブをシリコーン樹脂で
構成したことを特徴とする折畳可能な電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6291262A JPH08147072A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 折畳可能な電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6291262A JPH08147072A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 折畳可能な電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08147072A true JPH08147072A (ja) | 1996-06-07 |
Family
ID=17766595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6291262A Pending JPH08147072A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 折畳可能な電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08147072A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005059730A1 (ja) * | 2003-12-17 | 2005-06-30 | Kabushiki Kaisha Toshiba | 二つの筐体の間に跨るケーブルを有する支持装置 |
JP2012137883A (ja) * | 2010-12-24 | 2012-07-19 | Toshiba Corp | 電子機器 |
-
1994
- 1994-11-25 JP JP6291262A patent/JPH08147072A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005059730A1 (ja) * | 2003-12-17 | 2005-06-30 | Kabushiki Kaisha Toshiba | 二つの筐体の間に跨るケーブルを有する支持装置 |
JP2012137883A (ja) * | 2010-12-24 | 2012-07-19 | Toshiba Corp | 電子機器 |
US8373979B2 (en) | 2010-12-24 | 2013-02-12 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Electronic apparatus |
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