JPH0814683A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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Publication number
JPH0814683A
JPH0814683A JP6173292A JP17329294A JPH0814683A JP H0814683 A JPH0814683 A JP H0814683A JP 6173292 A JP6173292 A JP 6173292A JP 17329294 A JP17329294 A JP 17329294A JP H0814683 A JPH0814683 A JP H0814683A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
high temperature
working gas
gas
cylinder
temperature side
Prior art date
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Pending
Application number
JP6173292A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Terauchi
仁 寺内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0814683A publication Critical patent/JPH0814683A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高効率で作動ガスを加熱することができ、し
かもガス漏れを確実に防止することができる冷凍装置を
提供する。 【構成】 いわゆるビルマイヤーヒートポンプ型の冷凍
装置において、その高温側シリンダのシリンダ空間内
に、作動ガスを加熱するための加熱部を設けており、こ
の加熱部は、電熱ヒータと、この電熱ヒータに外装され
た円筒形状のフィン付きチューブとを備える構成であ
る。この加熱部では、通電により電熱ヒータが加熱され
るが、電熱ヒータにはフィン付きチューブが外装されて
いるので、伝熱面積が広く熱交換効率が良いから、作動
ガスを高効率で加熱できる。また、高温側シリンダに、
フィン付きチューブを外装した電熱ヒータを組み付ける
だけの構成であるから、装置の組み付けが簡単である。
更に、ガス細管である外部管路内に電熱ヒータが存在す
るものでないから、作動ガスの流動損失や、外部管路に
孔を形成するものでないので、ガス漏れや耐久性の低下
等がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍装置に関し、特に
ガスサイクルを利用した熱機関の作動ガスを効率よく加
熱する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スターリング機関(STE、S
TH)やビルマイヤヒートポンプ(VMHP)等のよう
にガスサイクルを用いた熱機関では、内部の作動ガスを
加熱する必要のあることは知られている。
【0003】この種のものでは、従来、多数の細管内に
作動ガスを導き、細管をガスバーナで加熱することによ
り、作動ガスを加熱するか、高温室の壁に埋め込んだ電
熱線に通電して加熱することにより、作動ガスを加熱し
ている。しかし、これらの方法では、外部の加熱手段か
ら高温室のハウジングを加熱するものであるから、熱損
失が大きく、加熱ムラが生じるという欠点があった。
【0004】この問題を解決するために、特開平3−2
44968号公報には、細管の内部に電熱線を挿入し、
この電熱線に通電して発熱させることにより、作動ガス
を直接加熱する技術が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の方法では、細管内に電熱線が存在するため、細管内
における作動ガスの流動損失が増大するので、冷凍サイ
クルの効率が低下するという問題がある。
【0006】また、多数の細管内に電熱線を配置する構
造では、各細管壁に孔をあけなければならず、この孔が
原因となってガス漏れや応力集中による耐久性の低下な
どが生じるという問題がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、高効率で作動ガ
スを加熱することができ、しかもガス漏れを確実に防止
することができる冷凍装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、低温側シリンダと高温側シリンダとを備
え、低温側シリンダの低温室と中温室との間に低温熱交
換器を介在し、この低温熱交換器に低温負荷をつなぐと
共に、高温側シリンダの高温室と中温室との間に中温熱
交換器を介在し、この中温熱交換器に高温負荷をつな
ぎ、且つ、前記高温室側には作動ガスを加熱するための
加熱部を設けた冷凍装置において、前記加熱部は、電熱
ヒータと、この電熱ヒータに外装された円筒形状のフィ
ン付きチューブとを備えている。
【0009】
【作用】本発明によれば、高温側シリンダの作動ガス
は、高温側シリンダの加熱部を通過して高温室から中温
室へ移動する。加熱部では通電により電熱ヒータが加熱
されるが、電熱ヒータにはフィン付きチューブが外装さ
れているので、伝熱面積が広く熱交換効率が良い。従っ
て、作動ガスを高効率で加熱できる。
【0010】また、本発明においては高温側シリンダ
に、フィン付きチューブを外装した電熱ヒータを組み付
けるだけであるから、ガス細管内に電熱ヒータが存在す
る従来技術のように作動ガスの流動損失を生じることが
なく、またガス細管に孔を穿ける必要もないので、この
孔が原因となって生じるガス漏れや耐久性の低下等がな
い。即ち、本発明によれば、高効率で作動ガスを加熱す
ることができ、しかも作動ガスのガス漏れを確実に防止
することができる。
【0011】
【実施例】以下に、添付図面を参照して、本発明の実施
例による冷凍装置を詳細に説明する。
【0012】図1において、冷凍装置1は、作動ガスが
封入された高温側シリンダ11を有し、この高温側シリ
ンダ11内には高温側ディスプレーサ12が往復動可能
に装着されている。高温側ディスプレーサ12の先端側
には、高温室13が形成され、後端側には中温室14が
形成されている。
【0013】高温側ディスプレーサ12の後端部には、
ピストンロッド42aが連結され、このピストンロッド
42aは機械室41の内部に延出している。
【0014】この機械室41において、ピストンロッド
42aは回転軸44の回りを回転するクランク機構43
に連結されており、このクランク機構43には、同じく
作動ガスの封入された低温側シリンダ21のピストンロ
ッド42bが連結されている。
【0015】ピストンロッド42bは、低温側ディスプ
レーサ22の後端部に連結されている。この低温側ディ
スプレーサ22は往復動可能に装着され、その先端側に
は低温室23が形成され、後端側には中温室24が形成
されている。
【0016】また、高温側シリンダ11において、その
先端部のシリンダ空間には、加熱部31が設けられてい
る。この加熱部31には、フィン付きチューブ38が外
装された多数の電熱ヒータ33を備えている。例えば、
本実施例ではシリンダ先端部の周囲に4乃至12個配置
されている。
【0017】高温側シリンダ11の周囲において、高温
室13と中温室14の間には外部管路32が配置され、
この外部管路32の一端は高温側シリンダ11の高温室
13に夫々連通し、他端は高温再生器51、中温熱交換
器52を介して中温室14に夫々連通している。一方、
低温側シリンダ21の低温室23は、低温熱交換器5
5、低温再生器56及び中温熱交換器57を介して中温
室24に連通し、この中温室24は連通管53を介して
高温側シリンダ11の中温室14に連通している。
【0018】また、夫々の中温熱交換器52、57に
は、温水配管62が配管され、この温水配管62は循環
ポンプ63を介して高温負荷としての室外熱交換器61
につながれている。更に、低温熱交換器55には冷水配
管72が配管され、この冷水配管72は、循環ポンプ7
3を介して低温負荷としての室内熱交換器71につなが
れている。
【0019】上述の電熱ヒータ33は、図2に示すよう
に、高温シリンダ11における高温室13のヘッド34
に螺合により固定されており、その頭部33aには、ヘ
ッド34との間にはメタルシール35により気密に保持
されている。
【0020】そして、電熱ヒータ33のリード線はヘッ
ド34の外側に延出されており、ヒータ部31は、高温
シリンダ11内において高温室13から外部管路32へ
至る間に延出されている。
【0021】高温シリンダ11内において、電熱ヒータ
33には、フィン付きチューブ38が外装されている。
このフィン付きチューブ38は、図5に示すように、チ
ューブ38aの周囲に多数のフィン38bを備えてお
り、これらのフィン38bの間を作動ガスが通過して加
熱されるようになっている。フィン38bの形状及び寸
法等については、特に制限されるものではなく、要求さ
れる伝熱量や加熱量等により適当な寸法や形状のものを
用いることができる。
【0022】電熱ヒータ33としては、図4に示すよう
な密封構造のシースヒータを用いることが好ましい。こ
こで、本明細書において、シースヒータとは、セラミッ
クス等で被覆した電熱線ヒータのことをいうものとす
る。
【0023】この図4に示す電熱ヒータ33としてのシ
ースヒータでは、インコネル又はインコロイ製のシース
材(被覆外筒)36と、このシース材36内に封入され
た電熱線37とから構成されており、シース材36内に
は酸化マグネシウム粉末が封入されていて、電熱線37
とシース材36との間が絶縁されている。尚、電熱ヒー
タ33の基端部には、ねじ部33bが形成されており、
螺合により、高温シリンダのヘッドに容易に組み付けで
きるようになっている。
【0024】次に、本実施例による冷凍装置の動作を説
明する。
【0025】図1においてクランク機構43が回転する
と、ピストンロッド42a、42bを介して高温側ディ
スプレーサ12と低温側ディスプレーサ22とが位相を
ずらして往復運動する。この往復運動の過程において
は、封入された作動ガスに圧力変動が起こり、この変動
に応じて、中温熱交換器52、57に熱が与えられると
共に、低温熱交換器55からは熱が奪われる。
【0026】そして、低温側シリンダ21の低温熱交換
器55には、室内熱交換器71がつながれると共に、中
温熱交換器52、57には室外熱交換器61がつながれ
ているので、結局、低温作動ガスは低温熱交換器55に
おいて吸熱し、冷房運転が行われる。
【0027】尚、中温熱交換器52、57につながれた
室外熱交換器61を利用すれば、このシステムを暖房運
転に適用することは可能である。
【0028】しかして、この実施例によれば、加熱部3
1における作動ガスの加熱手段に特徴を有するものであ
って、高温側シリンダ11の作動ガスは、電熱ヒータ3
3に外装されたチューブのフィン38bとフィン38b
との間を通過して高温側シリンダのシリンダ空間(高温
室13)から外部管路32へ移動する。
【0029】作動ガスは、フィン38bにより電熱面積
が広く形成されているから、高効率で加熱される。
【0030】また、従来のようにガス細管内に電熱ヒー
タが存在しないためガス細管内における作動ガスの流動
損失を生じることがなく、更に、フィン38bによりガ
スの流れが整流され、ガスの移動が案内されるので流動
損失を低減することができる。
【0031】また、ガス管路32に孔を穿ける必要もな
いので、この孔が原因となってガス漏れや耐久性の低下
等がない。即ち、高効率で作動ガスを加熱することがで
き、しかも作動ガス漏れを確実に防止することができ
る。更に、本実施例ではシリンダヘッド34に電熱ヒー
タ33を螺合し、フィンチューブ38を外装するだけの
構成であるから、簡単に組付けることができるので、組
み付けが簡単である。
【0032】本実施例は電熱ヒータ33としてシースヒ
ータを用いているので、ヒータの断線時等にはヒーター
の交換が容易にでき、メンテナンスが簡単になる。
【0033】尚、フィン38bの数、長さ、面積等を変
えることによって、伝熱量を調整することができる。
【0034】本発明は、上述した実施例に限定されず、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
【0035】例えば、図6に示すように、フィン38b
は、作動ガスの通路を確保するため、ガス通路に対応す
る箇所に切り欠き41を形成するものであってもよい。
この場合、更にガスの流動抵抗が少なく、効率のよい運
転を行うことができる。
【0036】また、図7に示すように、同様にガス通路
を確保するため、フィンの周囲に対応させて、シリンダ
ヘッドにガス通路用の溝42を形成するものであっても
同様な効果を得ることができる。
【0037】
【発明の効果】第1の本発明によれば、高温側シリンダ
の作動ガスは、高温側シリンダの加熱部を通過して高温
室から中温室へ移動する。加熱部では、通電により電熱
ヒータが加熱されるが、電熱ヒータにはフィン付きチュ
ーブが外装されているので、伝熱面積が広く熱交換効率
が良い。従って、作動ガスを高効率で加熱できる。
【0038】また、本発明においては高温側シリンダ
に、フィン付きチューブを外装した電熱ヒータを組み付
けるだけであるから、組み付けが簡単である。
【0039】更に、ガス細管内に電熱ヒータが存在する
従来技術のようにガス細管内における作動ガスの流動損
失を生じることがなく、またガス細管に孔を穿ける必要
もないので、この孔が原因となって生じるガス漏れや耐
久性の低下等がない。即ち、本発明によれば、高効率で
作動ガスを加熱することができ、しかも作動ガスのガス
漏れを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷凍装置の一実施例を示す構成図
である。
【図2】図1に示す冷凍装置における高温シリンダの加
熱部を示す縦断面図である。
【図3】図2に示す高温シリンダのシリンダ空間とガス
細管との配列を示す横断面図である。
【図4】本発明の実施例に用いられるシースヒータの一
部を切り欠いて示す斜視図である。
【図5】本発明の実施例に用いられるフィン付きチュー
ブの斜視図である。
【図6】他の実施例による高温シリンダの加熱部を示す
縦断面図である。
【図7】他の実施例による高温シリンダの加熱部を示す
縦断面図である。
【符号の説明】
1 冷凍装置 11 高温側シリンダ 13 高温室 21 低温側シリンダ 23 低温室 24 中温室 31 加熱部 33 電熱ヒータ 34 シリンダヘッド 38 フィン付きチューブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低温側シリンダと高温側シリンダとを備
    え、低温側シリンダの低温室と中温室との間に低温熱交
    換器を介在し、この低温熱交換器に低温負荷をつなぐと
    共に、高温側シリンダの高温室と中温室との間に中温熱
    交換器を介在し、この中温熱交換器に高温負荷をつな
    ぎ、且つ、前記高温室側には作動ガスを加熱するための
    加熱部を設けた冷凍装置において、 前記加熱部は、電熱ヒータと、この電熱ヒータに外装さ
    れた円筒形状のフィン付きチューブとを備えることを特
    徴とする冷凍装置。
JP6173292A 1994-07-01 1994-07-01 冷凍装置 Pending JPH0814683A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6173292A JPH0814683A (ja) 1994-07-01 1994-07-01 冷凍装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP6173292A JPH0814683A (ja) 1994-07-01 1994-07-01 冷凍装置

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JPH0814683A true JPH0814683A (ja) 1996-01-19

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ID=15957745

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JP6173292A Pending JPH0814683A (ja) 1994-07-01 1994-07-01 冷凍装置

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