JPH08146680A - 画像形成装置に用いられる濃度検出装置の調整方法 - Google Patents

画像形成装置に用いられる濃度検出装置の調整方法

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JPH08146680A
JPH08146680A JP7228324A JP22832495A JPH08146680A JP H08146680 A JPH08146680 A JP H08146680A JP 7228324 A JP7228324 A JP 7228324A JP 22832495 A JP22832495 A JP 22832495A JP H08146680 A JPH08146680 A JP H08146680A
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JP
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light amount
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light
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Application number
JP7228324A
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English (en)
Inventor
Kenji Katsuhara
健二 勝原
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】かぶり検知の際の光量を適切に設定すること。 【解決手段】実原稿を所定の照明光量で照明することに
より、感光体に実原稿に対応するトナー像が形成され
る。照明光量は、低濃度用光量の光を濃度検出装置から
実原稿に対応したトナー像に向けて照射したときに、所
定範囲内の濃度データが取得される光量である(T
1)。擬似原稿を上記所定の照明光量で照明することに
より、感光体に擬似原稿に対応するトナー像が形成され
る。低濃度用光量の光を濃度検出装置から擬似原稿に対
応するトナー像に向けて照射し、濃度データが取得され
る(T2)。濃度検出装置の出力濃度データが、所定の
しきい値と比較される(T3)。濃度データがしきい値
未満であれば、低濃度用光量が、かぶり検知用として選
択される(T4)。濃度データがしきい値以上であれ
ば、高濃度用光量が、かぶり検知用に選択される(T
5)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば静電式複
写機のように、電子写真プロセスにより画像を形成する
画像形成装置に用いられ、上記形成される画像を高品質
に保つために、帯電量、露光量、現像バイアス等の画像
形成条件を調整する際に利用される濃度データを出力す
る濃度検出装置を調整するための方法および装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】静電式複写機では、次のようにして複写
像が形成される。すなわち、原稿載置台に載置された実
原稿が照明走査される。実原稿の反射光は上記照明走査
に同期して回転させられている感光体ドラムに導かれ
る。その結果、感光体ドラムが露光される。露光前の感
光体ドラムの表面は帯電器によって一様に帯電されてい
る。そして、露光による選択的な除電により、感光体ド
ラムの表面に実原稿像に対応した静電潜像が形成され
る。
【0003】形成された静電潜像は、トナーホッパから
トナーが供給されている現像装置によりトナー像に現像
される。このトナー像は、転写用コロナ放電器における
コロナ放電によって複写用紙に転写される。トナー像の
転写後の複写用紙は定着装置に導かれ、トナーが複写用
紙上に定着されることによって、複写が完了する。とこ
ろで、上記静電式複写機において高品質の画像を安定し
て得ようとすると、感光体ドラムの露光量および帯電
量、現像バイアス、ならびに現像装置に補給すべきトナ
ー量などの画像形成条件を適宜調整する必要がある。
【0004】この画像形成条件の調整は、たとえばメン
テナンス時などのように、予め定められた期間ごとに行
われる。画像形成条件を調整する際には、実原稿の照明
走査領域以外の領域に配置された真っ白や真っ黒などの
擬似原稿(濃度基準原稿)が試験的に照明され、この擬
似原稿に対応したトナー像が形成される。このときに露
光量、表面電位および感光体ドラム表面上のトナー像濃
度などが検出され、この検出結果に基づいて、画像形成
条件が自動調整される。具体的には、たとえば真っ白の
擬似原稿が照明されてトナー像が形成された場合に、検
出されたトナー像濃度に基づいていわゆるかぶりが検知
されると、露光量が増加される。また、真っ黒の擬似原
稿が照明されてトナー像が形成された場合に、トナー像
濃度の検出結果に基づいて濃度不足であると判断される
と、トナーホッパから現像装置にトナーが自動的に補給
される。
【0005】上記感光体ドラム表面上のトナー像濃度の
検出には、一般に、感光体ドラムに対向させて配置した
発光素子と受光素子との対で構成された反射型フォトセ
ンサが適用される。すなわち、発光素子から予め設定さ
れた照射光量の光が感光体ドラムに照射されるととも
に、その反射光量に対応する受光素子での受光光量が検
出される。上記反射光量は感光体ドラム表面上のトナー
像の濃度に対応しているので、上記受光光量を検出すれ
ば、感光体ドラム表面上のトナー像濃度を検出できる。
【0006】感光体を照射するための照射光量は、たと
えば、低濃度用光量と高濃度用光量とのいずれかに設定
される。低濃度用光量は比較的少ない光量であり、高濃
度用光量は比較的高い光量である。かぶり検知には、低
濃度用光量が適用され、ベタ黒検知には高濃度用光量が
適用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、画像形成条
件を調整するために用いられるトナー像濃度は、上述の
ように、擬似原稿を照明することによって検出される。
一方、擬似原稿を照明したときと実原稿を照明走査した
ときとでは、静電式複写機の機械要因等によって、反射
光量は互いに異なる。反射光量が相違する要因には、擬
似原稿と実原稿との設置位置の違い、色の違い、調光板
との位置関係の相違などがある。
【0008】たとえば、擬似原稿の方が実原稿よりも感
光体ドラムに近い位置に配置されている静電式複写機の
場合、擬似原稿を照明したときの方が反射光量は少なく
なる。これは、実原稿を照明走査すべき光源は、通常、
照射すべき光が実原稿面で集光するように設計されてい
るからである。したがって、たとえば実原稿の真っ白の
領域に対応するトナー像濃度の方が真っ白な画像が形成
された擬似原稿に対応するトナー像濃度よりも低くな
る。そのため、実原稿を照明したときにかぶりが除去さ
れるように画像形成条件(たとえば露光量)を適正に調
整しても、その画像形成条件で擬似原稿を照明すると、
比較的高濃度のトナー像が形成されるおそれがある。し
たがって、擬似原稿に対応したトナー像の濃度を検出す
ることによってかぶり検知を行う際に、低濃度用光量の
光を反射型フォトセンサから感光体に向けて照射して
も、トナー像の濃度を良好に検知できるとは限らない。
擬似原稿を用いたかぶり検知の際に、高濃度用光量を適
用した方がよい機械もある。擬似原稿に対応したトナー
像の濃度を良好に検出できなければ、画像形成条件を良
好に調整することができない。
【0009】本発明の目的は、擬似原稿を用いたかぶり
検知の際に擬似原稿に対応するトナー像の濃度を正確に
検出することができるように濃度検出装置を調整する方
法を提供することである。また、本発明の他の目的は、
擬似原稿を用いたかぶり検知の際に擬似原稿に対応する
トナー像の濃度を正確に検出することができるように濃
度検出装置を調整する装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1記載の発明は、実原稿または擬似原稿に対
応する静電潜像が形成される感光体と、この感光体に形
成された静電潜像をトナー像に現像する現像装置とを有
する画像形成装置に備えられ、所定光量の光を上記感光
体に照射し、感光体からの反射光量に対応するデータを
濃度データとして出力する濃度検出装置を調整するため
の方法であって、上記実原稿を所定の照明光量で照明す
ることにより、上記感光体に実原稿に対応するトナー像
を形成するステップと、低濃度領域のトナー像濃度を検
出するための低濃度用光量の光を上記濃度検出装置から
上記感光体上の上記実原稿に対応するトナー像に向けて
照射し、このときに上記濃度検出装置が出力する第1の
濃度データを取得するステップと、上記擬似原稿を上記
所定の照明光量で照明することにより、上記感光体に擬
似原稿に対応するトナー像を形成するステップと、上記
低濃度用光量の光を上記濃度検出装置から上記感光体上
の上記擬似原稿に対応するトナー像に向けて照射し、こ
のときに上記濃度検出装置が出力する第2の濃度データ
を取得するステップと、上記実原稿に対応したトナー像
に対して上記濃度検出装置が出力した第1の濃度データ
と、上記擬似原稿に対応したトナー像に対して上記濃度
検出装置が出力した第2の濃度データとの差を所定のし
きい値と比較するステップと、上記濃度データの差が、
上記しきい値未満であれば、低濃度用光量を、かぶり検
知のために上記濃度検出装置から感光体に向けて照射す
べき光の照射光量として選択するステップと、上記濃度
データの差が、上記しきい値以上であれば、高濃度領域
のトナー像濃度を検出するための高濃度用光量を、かぶ
り検知のために上記濃度検出装置から感光体に向けて照
射すべき光の照射光量として選択するステップとを含む
ことを特徴とする濃度検出装置の調整方法である。
【0011】また、請求項2記載の発明は、上記実原稿
および擬似原稿を照明する際の光量を、上記低濃度用光
量の光を照射する上記濃度検出装置が、上記実原稿に対
応するトナー像に対して、予め定める基準濃度データに
ほぼ等しい濃度データを出力するように調整するステッ
プをさらに含み、上記濃度データの差を所定のしきい値
と比較するステップは、上記擬似原稿に対応したトナー
像に対して上記濃度検出装置が出力した第2の濃度デー
タを、上記基準濃度データに基づいて定められた擬似原
稿用しきい値と比較することを含み、上記低濃度用光量
をかぶり検知のための照射光量として選択するステップ
は、上記擬似原稿に対応したトナー像に対して出力され
た第2の濃度データが、上記擬似原稿用しきい値未満の
ときに、低濃度用光量をかぶり検知のための照射光量と
して選択することを含み、上記高濃度用光量をかぶり検
知のための照射光量として選択するステップは、上記擬
似原稿に対応したトーナ像に対して出力された第2の濃
度データが、上記擬似原稿用しきい値以上のときに、高
濃度用光量をかぶり検知のためにの照射光量として選択
することを含むことを特徴とする請求項1記載の濃度検
出装置の調整方法である。
【0012】さらに、請求項3記載の発明は、実原稿ま
たは擬似原稿に対応する静電潜像が形成される感光体
と、この感光体に形成された静電潜像をトナー像に現像
する現像装置とを有する画像形成装置に備えられ、所定
光量の光を上記感光体に照射し、感光体からの反射光量
に対応するデータを濃度データとして出力する濃度検出
装置を調整するための装置であって、上記濃度検出装置
から感光体に向けて照射すべき光の光量として、低濃度
領域のトナー像濃度を検出するための低濃度用光量、ま
たは、高濃度領域のトナー像濃度を検出するための高濃
度用光量のいずれかを設定する手段と、上記実原稿また
は擬似原稿のいずれかを所定の照明光量で照明する光源
と、上記光源から上記所定の照明光量の光を発生させて
上記実原稿を照明することにより、上記現像装置によっ
て上記感光体に実原稿に対応するトナー像を形成させる
手段と、上記照射光量設定手段によって低濃度用光量が
設定された上記濃度検出装置によって、上記感光体上の
上記実原稿に対応するトナー像の濃度を検出させ、この
ときに上記濃度検出装置が出力する第1の濃度データを
取得する手段と、上記光源から上記所定の照明光量の光
を発生させて上記擬似原稿を照明することにより、上記
現像装置によって上記感光体に擬似原稿に対応するトナ
ー像を形成させる手段と、上記照射光量設定手段によっ
て低濃度用光量が設定された上記濃度検出装置によっ
て、上記感光体上の上記擬似原稿に対応するトナー像の
濃度を検出させ、このときに上記濃度検出装置が出力す
る第2の濃度データを取得する手段と、上記実原稿に対
応したトナー像に対して上記濃度検出装置が出力した第
1の濃度データと、上記擬似原稿に対応したトナー像に
対して上記濃度検出装置が出力した第2の濃度データと
の差を所定のしきい値と比較する比較手段と、上記比較
手段の比較結果に基づいてかぶり検知のために上記濃度
検出装置から感光体に向けて照射すべき光の照射光量を
上記低濃度用光量または上記高濃度用光量のいずれかに
選択する選択手段であって、上記濃度データの差が上記
しきい値未満であれば、低濃度用光量を選択し、上記濃
度データの差が上記しきい値以上であれば、高濃度用光
量を選択する選択手段とを含むことを特徴とする濃度検
出装置の調整装置である。
【0013】また、請求項4記載の発明は、上記所定の
照明光量は、上記低濃度用光量が設定された上記濃度検
出装置が上記実原稿のトナー像濃度を検出したときに、
予め定める基準濃度データにほぼ等しい濃度データを出
力するような光量であり、上記比較手段は、上記擬似原
稿に対応したトナー像に対して上記濃度検出装置が出力
した第2の濃度データを、上記基準濃度データに基づい
て定められた擬似原稿用しきい値と比較するものであ
り、上記選択手段は、上記擬似原稿に対応したトナー像
に対して出力された第2の濃度データが、上記擬似原稿
用しきい値未満のときには、低濃度用光量をかぶり検知
のための照射光量として選択し、上記擬似原稿に対応し
たトナー像に対して出力された第2の濃度データが、上
記擬似原稿用しきい値以上のときには、高濃度用光量を
かぶり検知のためにの照射光量として選択するものであ
ることを特徴とする請求項3記載の濃度検出装置の調整
装置である。
【0014】本発明によれば、実原稿を所定の照明光量
で照明することにより、感光体に実原稿に対応するトナ
ー像が形成される。そして、低濃度領域のトナー像濃度
を検出するための低濃度用光量の光を濃度検出装置から
感光体上の実原稿に対応するトナー像に向けて照射し、
このときに濃度検出装置が出力する第1の濃度データが
取得される。さらに、擬似原稿を上記所定の照明光量で
照明することにより、感光体に擬似原稿に対応するトナ
ー像が形成される。そして、低濃度用光量の光を濃度検
出装置から感光体上の擬似原稿に対応するトナー像に向
けて照射し、このときに濃度検出装置が出力する第2の
濃度データが取得される。
【0015】実原稿および擬似原稿にそれぞれ対応した
トナー像に対して濃度検出装置が出力した第1および第
2の濃度データの差が、所定のしきい値と比較される。
この濃度データの差が、しきい値未満であれば、低濃度
用光量が、かぶり検知のための照射光量として選択され
る。濃度データの差が、しきい値以上であれば、高濃度
領域のトナー像濃度を検出するための高濃度用光量が、
かぶり検知のための照射光量として選択される。
【0016】濃度検出装置が出力する濃度データは感光
体に形成されたトナー像濃度に対応している。したがっ
て、実原稿および擬似原稿を照明したときに出力される
各濃度データの差は実原稿に対応するトナー像の濃度と
擬似原稿に対応するトナー像の濃度との濃度差に対応す
る。ゆえに、本発明によれば、その濃度差が一定濃度差
未満であるか否かが判別されることになる。
【0017】上記濃度差が一定濃度差未満であれば、擬
似原稿に対応するトナー像濃度は相対的に低濃度領域で
あるとみなすことができる。したがって、本発明に従っ
て、低濃度用光量をかぶり検知用光量として選択するこ
とにより、かぶりを高精度に検知できる。一方、上記濃
度差が一定濃度差以上であれば、擬似原稿に対応するト
ナー像濃度は相対的に高濃度領域であるとみなすことが
できる。したがって、本発明に従って、高濃度用照射光
量をかぶり検知用光量として選択することにより、かぶ
りを高精度に検知できる。
【0018】本発明によれば、実原稿および擬似原稿に
それぞれ対応するトナー像の濃度差に基づいて低濃度用
照射光量または高濃度用照射光量のいずれがかぶり検知
用照射光量とするのかが決定される。そのため、画像形
成装置の機械状況に対応したかぶり検知用照射光量でか
ぶりを検知することができる。したがって、擬似原稿を
用いてかぶり検知を行う際に、擬似原稿に対応したトナ
ー像濃度を正確に検出することができる。これにより、
画像形成条件を適正に調整することができるから、高品
質の画像を得ることができる。
【0019】なお、実原稿および擬似原稿を照明する際
の光量は、低濃度用光量の光を照射する濃度検出装置
が、実原稿に対応するトナー像に対して、予め定める基
準濃度データにほぼ等しい濃度データを出力するように
調整されることが好ましい。この場合、第1および第2
の濃度データの差を所定のしきい値と比較することは、
擬似原稿に対応したトナー像に対して濃度検出装置が出
力した第2の濃度データを、基準濃度データに基づいて
定められた擬似原稿用しきい値と比較することにより代
替され得る。これは、たとえば、実原稿に対応した第1
の濃度データが基準データに等しい場合、擬似原稿に対
応した第2の濃度データは、実原稿および擬似原稿に対
応した各濃度データの差に1対1に対応するからであ
る。
【0020】したがって、擬似原稿に対応したトナー像
に対して出力された第2の濃度データが、擬似原稿用し
きい値未満のときは、低濃度用光量をかぶり検知のため
の照射光量として選択すればよい。また、擬似原稿に対
応したトナー像に対して出力された第2の濃度データ
が、擬似原稿用しきい値以上のときは、高濃度用光量を
かぶり検知のための照射光量として選択すればよい。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態の調
整方法が適用される濃度検出装置を備えた静電式複写機
の概略構成を示す概念図である。透明なガラスなどで構
成された実原稿1を載置すべき原稿載置台2の下方に
は、原稿載置台2に載置された実原稿1の表面を照明走
査するための光源4が備えられている。光源4は、ハロ
ゲンランプ等で構成されており、像形成動作時におい
て、矢印3方向に向かって定速で搬送される。
【0022】原稿からの反射光は、反射鏡5,6,7,
8およびズームレンズ9を介して感光体ドラム10の表
面の露光域11に導かれる。一方、露光域11に至る前
の感光体ドラム10の表面は、帯電用コロナ放電器12
によって一様に帯電されている。その結果、感光体ドラ
ム10の表面には、上記実原稿1に対応した静電潜像が
形成される。
【0023】なお、像形成動作時において、反射鏡5は
光源4とともに搬送され、反射鏡6,7は光源4の搬送
速度の半分の速度で矢印3方向に搬送される。また、感
光体ドラム10は、光源4の移動と同期して、矢印21
方向に回転駆動される。感光体ドラム10の表面に形成
された静電潜像は、トナーホッパ13からトナーが補給
されている現像装置14でトナー像に現像される。現像
されたトナー像は、転写用コロナ放電器15において複
写用紙16の表面に転写される。トナー像が転写された
複写用紙16は、分離用放電器17によって感光体ドラ
ム10から分離させられた後、搬送ベルト18によって
定着装置19に導かれる。そして、定着装置19におい
て上記トナーが複写用紙16の表面に加熱定着させられ
て、複写が完了する。
【0024】なお、トナー像の転写後の感光体ドラム1
0の表面に残留するトナーはクリーニング装置20で除
去され、次回の複写に備えられる。上記原稿載置台2の
両サイドであって、かつ複写機本体内部には、真っ白お
よび真っ黒の画像が形成された濃度基準原稿である擬似
原稿22a,22bがそれぞれ備えられている。この擬
似原稿22a,22bは、後述するように、複写用紙1
6に形成すべき画像の濃度を調整する際に用いられるも
のである。
【0025】また、分離用放電器17とクリーニング装
置20との間の感光体ドラム10の近傍位置には、上記
感光体ドラム10に対向するように、次に説明する濃度
検出装置23の一部を構成する反射型フォトセンサ24
が備えられている。図2は、上記濃度検出装置23の電
気的構成を示すブロック図である。この濃度検出装置2
3は、複写用紙16に形成すべき画像の濃度を調整する
ために、後述する画像形成条件調整処理時において活用
される。画像形成条件調整処理時には、上記擬似原稿2
2a,22bのいずれかが試験的に照明され、感光体ド
ラム10に擬似原稿に対応した濃度のトナー像が形成さ
れる。この形成されたトナー像の濃度が濃度検出装置2
3によって検出され、その検出結果に基づいて、露光量
や現像装置14に補給すべきトナー量等の画像形成条件
が調整される。
【0026】上述のように、濃度検出装置23は、反射
型フォトセンサ24を備えている。反射型フォトセンサ
24は、感光体ドラム10に対して所定光量の光を照射
する発光ダイオード(LED)等で構成された発光素子
24aと、感光体ドラム10からの反射光を受光するダ
ーリントン型フォトトランジスタ等で構成された受光素
子24bとを含むもので、駆動回路25によって駆動さ
れる。
【0027】駆動回路25には、発光素子24aに供給
すべき電圧に対応する2進符号で表されたコードが、制
御回路26から与えられる。制御回路26は、予め定め
られたプログラムに従って、発光素子24aに印加すべ
き電圧に対応したコードを生成する。駆動回路25は、
与えられたコードに対応する電圧を発光素子24aに印
加する。したがって、発光素子24aは、上記電圧に対
応する光量の光を感光体ドラム10に照射する。
【0028】感光体ドラム10に照射された光は、一部
は感光体ドラム10の表面で反射され、残余の部分は感
光体ドラム10の表面のトナーにより吸収される。した
がって、トナー像濃度が相対的に低い場合には相対的に
高い光量の光が反射され、トナー像濃度が相対的に高い
場合には相対的に低い光量の光が反射される。上記反射
光は受光素子24bにて受光される。受光素子24b
は、上記反射光量に反比例した濃度データを生成して制
御回路26に与える。すなわち、制御回路26には、上
記トナー像濃度に対応した濃度データが与えられる。
【0029】上記制御回路26は、たとえばCPU(中
央処理装置)、RAM(ランダムアクセスメモリ)3
2、ROM(リードオンリメモリ)を含むマイクロコン
ピュータで構成されたもので、上記受光素子24bが出
力する濃度データに基づいて、後述する初期設定処理お
よび画像形成条件処理を行う機能を有している。制御回
路26には、反射型フォトセンサ24の入出力特性に関
するデータを記憶するための書込み可能な不揮発性メモ
リ31が接続されている。この不揮発性メモリ31は、
たとえば、バックアップ電源付RAMやEEPROM
(電気的に消去/書込みが可能なROM)により構成さ
れてもよい。
【0030】図3は、複写機が使用者の使用に供される
よりも前に行われる初期設定処理を説明するためのフロ
ーチャートである。この初期設定処理では、先ず、濃度
データが取得される(ステップS1)。より具体的に説
明すると、未現像の(すなわち、トナーが付いていな
い)感光体ドラム10を静止させた状態において、予め
定められている複数段階の照射光量Lのうち最大照射光
量Lmax および最小照射光量Lmin の光が、反射形フォ
トセンサ24の発光素子24aから感光体ドラム10に
照射される。そして、最大照射光量Lmax および最小照
射光量Lmin の光を照射したときの反射光にそれぞれ対
応する濃度データDsmin,Dsmaxが取得される。
【0031】次いで、最小照射光量Lmin から順次1段
階ずつインクリメントした照射光量Lの光が発光素子2
4aから感光体ドラム10に照射される。これにより、
複数段階の照射光量Lにそれぞれ対応する複数の濃度デ
ータDs が取得される。照射光量Lを1段階ずつインク
リメントして各段階の濃度データをDs を取得していく
際に、濃度データDs が下記第(1) 式を満足するかどう
かが調べられる。
【0032】 Ds <Dsmin+V0 ‥‥(1) ただし、たとえばV0 =0.2(V) 上記第(1) 式が満たされると、その直前の段階の照射光
量Lが基準光量L0 とされ、この基準光量L0 のときに
得られた濃度データDs が濃度データDs 1とされる。
すなわち、Ds ≧Dsmin+V0 を満たす最大の照射光量
が基準光量L0である。Ds <Dsmin+V0 のときに
は、センサ出力は飽和し、この条件が満足された後に照
射光量を増加させても、濃度データDs は、ほとんど変
化しない。したがって、基準光量L0 は、センサ出力が
飽和する光量よりもやや低い光量である。上記の定数V
0 は、センサ24の出力が濃度変化に対して充分大きな
変化を示す光量が基準光量L0 に設定されるように、実
験により定められる。
【0033】次に、感光体ドラム10が回転させられ、
上記基準光量L0 の光が、発光素子24aから、回転し
ている感光体ドラム10に照射される。このとき、発光
素子24aは、感光体ドラム10が1回転する間に複数
回発光させられる。このときに取得される複数の濃度デ
ータDs の加算平均が求められ、平均濃度データDsa v
とされる。そして、この平均濃度データDsav 、基準光
量L0 に対応した濃度データDs 1 および最大照射光量
max に対応した濃度データDsmaxに基づいて、上記静
止状態の感光体ドラム10に複数段階の光量の光を照射
してそれぞれ取得された複数の濃度データDs がそれぞ
れ補正される。具体的には、補正後の濃度データDs
は、下記第(2) 式で与えられる。
【0034】 Ds ′=Ds (Dsmax−Dsav )/(Dsmax−Ds 1 ) +Dsmax(Dsav −Ds 1 )/(Dsmax−Ds 1 ) ‥‥(2) これにより感光体ドラム10の周方向のばらつきを考慮
した適切な濃度データが得られる。このように、複数段
階の照射光量Lのうち基準光量L0 についてのみ、感光
体ドラム10の1周に渡る各部で濃度データが取得され
る。したがって、すべての段階の照射光量Lに関して、
感光体ドラム10の1周に渡る各部で濃度データを取得
する場合に比べて、濃度データ取得に必要な時間を短く
できる。そのうえ、感光体ドラム10に照射される光の
総量が少ないので、感光体ドラム10の光疲労を軽減で
きる。
【0035】濃度データが取得されると、第1低濃度設
定光量LN1 および第1高濃度設定光量LX1 が求めら
れる(ステップS2)。具体的には、上記補正後の濃度
データDs ′のうち、 Ds ′≧Dsmin+V0 ′ ‥‥(3) ただし、たとえばV0 ′=0.4(V) を満足する最小の濃度データDs ′に対応する光量(上
記第(3) 式が満たされる最大の光量)が第1低濃度設定
光量LN1 とされる。上記第(3) を満たさない濃度デー
タDs ′は、センサ出力が飽和する領域のデータである
ため、使用しない方が好ましい。上記定数V0 ′は、濃
度変化に対するセンサ24の出力の変化を充分に大きく
することができる光量が第1低濃度設定光量LN1 とな
るように、実験により定められる。
【0036】一方、第1高濃度設定光量LX1 は、上記
求められた第1低濃度設定光量LN 1 が所定の換算式に
代入されることにより求められる。たとえば、照射光量
Lが0〜63の64段階で設定される場合に、第1高濃
度設定光量LX1 は、次の換算式に、第1低濃度設定光
量LN1 を代入することによって求められてもよい。
【0037】 LN1 =0〜15のとき LX1 =2LN1 +2 ‥‥(4) LN1 =16〜23のとき LX1 =0.108(LN1)2 −0.28LN1 +11 ‥‥(5) もしも、LN1 >23であれば、高濃度設定光量LX1
を64以上の値としなければならなくなり、その設定が
不可能になる。このような場合には、濃度検出装置23
に何らかの異常が生じているものと考えられる。
【0038】上記の換算式の作成に当たっては、複数の
第1低濃度設定光量LN1 の値に対して、適切な第1高
濃度設定光量LX1 がそれぞれ実験によって求められ
る。そして、この実験結果を近似することができるよう
に上記換算式が定められる。たとえば、未現像の感光体
ドラム10のトナー像濃度とベタ黒のトナー像濃度との
中間の濃度を中間濃度と呼ぶものとする。低濃度設定光
量LNは、中間濃度で反射型フォトセンサ24の出力が
最大(頭打ち)になるように設定されることが好まし
い。また、高濃度設定光量LXは、中間濃度で反射型フ
ォトセンサ24の出力が立ち上がり、ベタ黒で最大(頭
打ち)になるように設定されることが好ましい。
【0039】後述する画像形成条件調整処理時には、第
1低濃度設定光量LN1 と同様にして第2低濃度設定光
量LN2 が求められ、第1高濃度設定光量LX1 と同様
にして第2高濃度設定光量LX2 が求められる。そし
て、かぶり検知には、第2低濃度設定光量LN2 または
第2高濃度設定光量LX2 が用いられ、ベタ黒検知に
は、第2高濃度設定光量LX2 が用いられる。かぶり検
知に第2低濃度設定光量LN2 または第2高濃度設定光
量LX2 のいずれを用いるかは、後述するかぶり検知用
照射光量決定処理において決定される(ステップS
4)。
【0040】ところで、後述する画像形成条件調整処理
時において擬似原稿22a,22bに対応するトナー像
濃度を検出する場合、上記の第2低濃度設定光量LN2
を設定したときには、反射型フォトセンサ24の入出力
特性は、初期設定時に第1低濃度設定光量LN1 を設定
したときの入出力特性と、さほど変わりはない。したが
って、第2低濃度設定光量LN2 を設定してトナー像濃
度を検出するときには、初期設定時に第1低濃度設定光
量LN1 を設定したときのセンサ入出力特性を参照して
も差し支えない。これに対して、画像形成条件調整処理
時に第2高濃度設定光量LX2 を設定したときのセンサ
24の入出力特性は、初期設定処理時に第1高濃度設定
光量LX1 を設定したときのセンサ24の入出力特性か
ら、かなりずれる。これは、低濃度設定光量LN1 ,L
2 は、実際の濃度検出結果に基づいて設定されるのに
対して、高濃度設定光量LX1 ,LX2 は、低濃度設定
光量LN1 ,LN2 を換算式に代入して求められるから
である。すなわち、低濃度設定光量と高濃度設定光量と
の間の適切な関係は、初期設定時と画像形成条件調整処
理時とでは異なる。その主因は、反射型フォトセンサ2
4の発光面や受光面に付着するトナーや紙ふんである。
【0041】したがって、画像形成条件調整処理時にお
いて第2高濃度設定光量LX2 が設定されるときには、
初期設定処理時に第1高濃度設定光量LX1 が設定され
たときのセンサ24の入出力特性をそのまま参照するこ
とはできない。そこで、本実施形態の初期設定処理で
は、画像形成条件調整処理時に第2高濃度設定光量LX
2 が設定された反射型フォトセンサ24から出力される
濃度データを補正するための補正用基準データDSTが求
められる(ステップS5)。
【0042】より具体的に説明すると、先ず、反射型フ
ォトセンサ24に第1低濃度設定光量LN1 が設定され
る。そして、光源4の照明光量を可変しながら擬似原稿
22aが照明され、トナー像形成動作が行われる。これ
により、感光体ドラム21の表面には、互いに濃度が異
なる複数の領域を有するトナー像が形成される。このト
ナー像の各領域の濃度が反射型フォトセンサ24によっ
て検出され、このセンサ24が出力する濃度データが各
領域ごとに取得される。トナー像の実際の濃度は、各領
域に対応する露光量に対応しているから、トナー像濃度
と濃度データとの関係を表す低濃度設定光量特性曲線が
得られる。この低濃度設定光量特性曲線において、予め
定められた第1濃度データD0 に対応するトナー像濃度
が第1基準濃度ID0 として取得される。
【0043】次いで、上記反射型フォトセンサ24に第
1高濃度設定光量LX1 が設定される。そして、上記と
同様に、光源4の照明光量を可変しながら擬似原稿22
aを照明して、トナー像形成動作が行われる。これによ
り、第1高濃度設定光量LX 1 を設定したときのトナー
像濃度と濃度データとの関係を表す高濃度設定光量特性
曲線が得られる。この高濃度設定光量特性曲線におい
て、上記第1基準濃度ID0 に対する濃度データが補正
用基準データDSTとされる。
【0044】なお、上記の低濃度設定光量特性曲線およ
び高濃度設定光量特性曲線は、不揮発性メモリ31に記
憶され、画像形成条件調整処理時に活用される。これに
より初期設定処理が達成される。図4は、上記かぶり検
知用照射光量決定処理を説明するためのフローチャート
である。このかぶり検知用照射光量決定処理では、先
ず、反射型フォトセンサ24から出力される濃度データ
s が予め定められた基準データDSRになるように、感
光体ドラム10上に実原稿1に対応するトナー像が形成
される(ステップT1)。
【0045】より具体的に説明すると、原稿載置台2に
真っ白な画像が形成された実原稿1が載置されるととも
に、所定の照明光量で上記実原稿1が照明走査される。
これにより上記実原稿1に対応した静電潜像が感光体ド
ラム10に形成されるので、上記実原稿1に対応したト
ナー像が上記現像装置14によって感光体ドラム10に
形成される。
【0046】一方、反射型フォトセンサ24は、上記初
期設定処理のステップS2で取得された第1低濃度設定
光量LN1 の光を上記実原稿1に対応したトナー像が形
成された感光体ドラム10に照射する。これに伴い、濃
度検出装置23の制御回路26には、上記実原稿1に対
応したトナー像濃度に対応した濃度データDs (R) が、
反射型フォトセンサ24から与えられる。
【0047】制御回路26では、上記反射型フォトセン
サ24から出力される濃度データD s (R) が、基準デー
タDSRを中心とした所定の微小範囲(たとえば、DSR±
0.04V)内の値であるか否かが判別される。その結
果、濃度データDs (R) が上記所定の微小範囲内の値で
はないと判別されると、上記光源4が制御されて照明光
量が増加または減少される。そして、上記実原稿1がそ
の増加または減少された照明光量の光で再度照明走査さ
れ、トナー像形成動作が行われる。
【0048】このような動作が、制御回路26において
濃度データDs (R) が基準データD SRを中心とした上記
所定の微小範囲内の値であると判別されるまで繰り返し
行われる。ところで、上記基準データDSRは、次のよう
にして決定される。すなわち、上記基準データDSRは、
上記初期設定処理のステップS1で取得された最小濃度
データDsminからα+V0 ′(たとえばα=0.2 〜0.3
(v))だけ大きい値、つまり DSR=Dsmin+α+V0 ′ ‥‥(6) として求められる。このようにして決定されるのは、上
述したように、反射型フォトセンサ24が出力する濃度
データDs は最小濃度データDsmin以下では飽和するた
め、Dsminに比較して十分に大きな値を基準データDSR
とすることが好ましいからである。
【0049】次に、かぶり検知用照射光量決定処理で
は、上記濃度データDs (R) が基準データDSRを中心と
した微小範囲内であると判別されたときの照明光量の光
で真っ白な画像が形成された擬似原稿22aが照明さ
れ、トナー像形成動作が行われる。これにより上記擬似
原稿22aに対応した静電潜像が感光体ドラム10に形
成されるので、上記現像装置14により上記擬似原稿2
2aに対応したトナー像が感光体ドラム10に形成され
る。
【0050】一方、反射型フォトセンサ24では、上記
第1低濃度設定光量LN1 の光が上記擬似原稿22aに
対応したトナー像が形成された感光体ドラム10に照射
される。これにより、濃度検出装置23の制御回路26
には、上記擬似原稿22aに対応したトナー像に対応し
た濃度データDs (P) が、反射型フォトセンサ24から
与えられる(ステップT2)。
【0051】制御回路26では、この与えられた濃度デ
ータDs (P) が予め定められたしきい値DTH(たとえば
TH=3.9(V))以上であるか否かが判別される(ステッ
プT3)。その結果、上記濃度データDs (P) がしきい
値DTH未満であれば、低濃度設定光量LNがかぶり検知
用照射光量として決定される(ステップT4)。すなわ
ち、画像形成条件調整処理時には、第2低濃度設定光量
LN2 が反射型フォトセンサ24に設定される。上記濃
度データDs (P) がしきい値DTH以上であれば、高濃度
設定光量LXがかぶり検知用照射光量として決定される
(ステップT5)。すなわち、画像形成条件調整処理時
には、第2低濃度設定光量LN2 が反射型フォトセンサ
24に設定される。
【0052】このようにしてかぶり検知用照射光量を決
定することが妥当である理由を次に説明する。図5は、
反射型フォトセンサ24から出力される濃度データ曲線
を示す図である。この図5を参照して、上記図4のステ
ップT3での判別結果に基づいて上記図4のステップT
4,T5の処理が行われることについての根拠を説明す
る。
【0053】図5において、点A,A′は所定の照明光
量で実原稿1を照明走査した場合において、反射型フォ
トセンサ24から第1低濃度設定光量LN1 の光を照射
したときに、この反射型フォトセンサ24から出力され
る濃度データDs (R) を表す。点B,B′は上記と同じ
所定照明光量で擬似原稿22aを照明した場合において
反射型フォトセンサ24から第1低濃度設定光量LN1
の光を照射したときに、この反射型フォトセンサ24が
出力する濃度データDs (P) を表す。点C,C′は上記
と同じ所定の照明光量で擬似原稿22aを照明した場合
において反射型フォトセンサ24から第1高濃度設定光
量LX1 の光を照射したときに、この反射型フォトセン
サ24が出力する濃度データDs (P) を表す。
【0054】上記点A′は、実原稿1を照明走査したと
きのかぶり検知設定濃度範囲の上限値に相当する。ま
た、点B′,C′は、擬似原稿22aを照明したときの
かぶり検知設定濃度範囲の上限値に相当する。かぶり検
知設定濃度範囲とは、かぶりを検知する場合に、トナー
像濃度が採り得る濃度範囲のことである。一方、図中、
濃度データDM(たとえばDM=4.4(V))は、センサの
特性から決定される反射型フォトセンサ24の使用可能
範囲の上限値を表している。すなわち、反射型フォトセ
ンサ24から出力される濃度データDs が上記上限値D
M以上になれば、トナー像濃度を検出することができな
い。したがって、かぶりを検知する場合には、上記点
B′,C′が上記上限値DM未満でなければならない。
【0055】ところで、図2において、たとえば点B′
が上限値DM以上となるトナー像濃度においても、点
C′は上限値DM以上にはならない。したがって、もし
も点B′が上限値DM以上になるのであれば、点C′に
なる照射光量、すなわち第1高濃度設定光量LX1 をか
ぶり検知用照射光量として採用した方が、かぶり検知を
行ううえで有利である。
【0056】上記点B′が上限値DM未満になるために
は、実験上、点Bが濃度データDTH未満でなければなら
ないことがわかっている。したがって、第1低濃度設定
光量LN1 が設定された反射型フォトセンサ24から擬
似原稿22aに対して出力される濃度データDs (P) が
しきい値DTH未満であれば、かぶり検知用照射光量とし
て第1低濃度設定光量LN1 を選択し、濃度データDs
(P) がしきい値DTH以上であればかぶり検知用照射光量
として高濃度設定光量LXを選択すればよい。
【0057】上述のように、実原稿1に対応した濃度デ
ータがDSRになる露光量を求め、この露光量で擬似原稿
22aに対応したトナー像を形成している。したがっ
て、このときに得られる擬似原稿22aに対応した濃度
データDs (P) は、同一露光量に対する実原稿1および
擬似原稿22aにそれぞれ対応した濃度データの差に相
当する。すなわち、擬似原稿22aに対応した濃度デー
タDs (P) をしきい値D THと比較することによって、実
質的には、実原稿1と擬似原稿22aとにそれぞれ対応
する濃度データの差を所定のしきい値と比較しているこ
とになる。
【0058】図6は、画像形成条件調整処理を説明する
ためのフローチャートである。この画像形成条件調整処
理は、たとえばメンテナンス時のように、予め定められ
た期間ごと(たとえば、6万枚ごと)に行われる。具体
的に説明すると、先ず、初期設定処理における濃度デー
タ取得処理および設定光量取得処理と同様の処理が行わ
れる。これに基づき、第1低濃度設定光量LN1 の場合
と同様にして第2低濃度設定光量LN2 が求められ、第
1高濃度設定光量LX1 の場合と同様にして第2高濃度
設定光量LX2 が取得される(ステップP1,P2)。
次いで、第2基準濃度ID1 が求められる(ステップP
3)。この第2基準濃度ID1 は、上記第1基準濃度I
0 とほぼ同様にして求められる。すなわち、第2低濃
度設定光量LN2 が設定された反射型フォトセンサ24
の出力の飽和点よりもやや低い濃度データが第2濃度デ
ータD1 とされる。そして、第2低濃度設定光量LN2
において、第2濃度データに対応するトナー像濃度が、
第2基準濃度ID1 とされる。この第2基準濃度ID1
は、第1基準濃度ID0 とほぼ同じ濃度となる。なお、
第2濃度データD1 は、第1濃度データD0 に対して±
α(たとえば、α=0.02(V) )の精度の範囲D0 ±α
(たとえば、α=0.02(V) )内の値である。
【0059】第2基準濃度ID1 が求められると、初期
設定時において第1高濃度設定光量LX1 が反射型フォ
トセンサ24に設定された場合に反射型フォトセンサ2
4から出力された濃度データの補正が行われる(ステッ
プP4)。つまり、初期設定処理の際に第1高濃度設定
光量LX1 を設定した状態で複数段階の濃度のトナー像
に関して取得された複数の濃度データDS DAT が補正さ
れる。この濃度データDS DAT は、上述の高濃度設定光
量特性曲線を形成するデータであり、不揮発性メモリ3
1に記憶されている。
【0060】より具体的に説明すると、先ず、上記第2
基準濃度ID1 に対応する露光量で擬似原稿22aが照
明される。そして、現像装置14などの働きによって、
感光体ドラム10の表面に、第2基準濃度ID1 のトナ
ー像が形成される。この第2基準濃度ID1 のトナー像
の濃度が、第2高濃度設定光量LX2 を設定した反射型
フォトセンサ24によって検出され、その出力濃度デー
タが第2の基準データDSFとされる。
【0061】第2基準データDSFが求まると、この基準
データDSFと初期設定処理時に求められた補正用基準デ
ータDSTとに基づいて、 K=DST/DSF ‥‥(7) により、補正係数Kが求められる。そして、初期設定処
理時に取得された複数の濃度データDS DAT が補正係数
Kに基づいて補正された形で用いられる。すなわち、画
像形成条件調整処理時には、初期設定時に取得された複
数の濃度データが、下記第(8) 式に示す補正後の濃度デ
ータDS DAT ′であるものとして扱われる。補正後のD
S DAT ′は補正前のデータDS DAT と対応付けられて、
制御回路26内のRAM32に記憶される。
【0062】 DS DAT ′=K×DS DAT ‥‥(8) たとえば、基準濃度ID0 に対する反射型フォトセンサ
24の実際の出力データは、DSFである。この濃度デー
タDSFに相当する濃度データであって初期設定処理時に
取得されたものの補正後のデータは、上記第(8) 式に従
って算出すると、次のとおりである。
【0063】 DS DAT ′=K×DSF=(DST/DSF)×DSF=DST ‥‥(9) この補正後のデータDS DAT ′(=DST)を初期設定処
理時に取得されたデータと見なし、初期設定処理時に取
得されて不揮発性メモリ31に記憶されている高濃度設
定光量特性曲線に当てはめると、トナー像濃度ID0
得られる。このようにして、反射型フォトセンサ24の
第2高濃度設定光量LX2 に対応した入出力特性が、初
期設定時の第1高濃度設定光量LX1 に対応するものと
異なる場合でも、上記の補正により、初期設定時に得ら
れた高濃度設定光量特性曲線を活用して、トナー像の濃
度を正確に検知することができる。
【0064】なお、第2低濃度設定光量LN2 は、実際
の検知結果に基づいて適切に設定されるため、反射型フ
ォトセンサ24の入出力特性は、初期設定時において第
1低濃度設定光量LN1 を設定したときと、画像形成条
件調整処理時において第2低濃度設定光量LN2 を設定
したときとで、ほぼ等しい。そのため、第2低濃度設定
光量LN2 が設定されるときには、初期設定処理時に取
得された低濃度設定光量特性曲線を、補正することな
く、そのまま用いることができる。
【0065】濃度データDS DAT の補正が終了すると
(ステップP4)、次に、かぶりが発生しているか否か
が検知される(ステップP5)。すなわち、真っ白な画
像が形成された擬似原稿22aが照明されるとともに、
トナー像形成動作が行われる。反射型フォトセンサ24
から感光体ドラム10に照射すべき光量は、第2低濃度
設定光量LN2 または第2高濃度設定光量LX2 のう
ち、上記初期設定処理でかぶり検知用光量として選択さ
れた設定光量である。そして、反射型フォトセンサ24
から出力される濃度データに基づいて、かぶりが発生し
ているか否かが検知される。
【0066】その結果、かぶりが発生していると検知さ
れると、光源4から発生すべき光量が増加される(ステ
ップP6)。次いで、ベタ黒検知が行われる(ステップ
P7)。すなわち、真っ黒な画像が形成された擬似原稿
22bが照明されて、この擬似原稿22bに対応したト
ナー像が感光体ドラム10の表面に形成される。そし
て、形成されたトナー像の濃度が、反射型フォトセンサ
24によって検出される。このとき、反射型フォトセン
サ24から照射すべき光量は第2高濃度設定光量LX2
に設定される。そして、反射型フォトセンサ24が出力
する濃度データに基づいて、ベタ黒であるか否かが検知
される。
【0067】その結果、ベタ黒でないと検知されると、
上記トナーホッパ13が制御される。具体的には、トナ
ーホッパ13から現像装置14に補給すべきトナー量が
増加される(ステップP8)。これにより画像形成条件
の調整が達成され、高品質な画像を安定して取得できる
ようになる。
【0068】なお、第2高濃度設定光量LX2 が設定さ
れる場合には、初期設定時に取得された濃度データDS
DAT のうち反射型フォトセンサ24の出力データに最も
近いいものが見い出される。そして、この濃度データD
S DAT に対応する補正後の濃度データDS DAT ′が、制
御回路26内のRAM32から読み出される。さらに、
上述の高濃度設定光量特性曲線において、読みだされた
補正後のデータDS DAT ′に対応するトナー像濃度が見
いだされる。このトナー像濃度が、検知対象のトナー像
の濃度であるものと見なされる。
【0069】つまり、結果としてみると、第2高濃度設
定光量LX2 が反射型フォトセンサ24に設定される場
合には、反射型フォトセンサ24の出力データDS が下
記第(10)式に従って補正される。そして、補正後のデー
タDS ″を初期設定時の入出力特性に当てはめることに
より、トナー像濃度が検出される。 DS ″=K×DS ‥‥(10) 以上のように本実施形態の静電式複写機によれば、初期
設定処理時において、実原稿1を照明走査したときに取
得されるトナー像濃度と擬似原稿22aを照明したとき
に取得されるトナー像濃度との濃度差に基づいて、かぶ
り検知用の照射光量が決定される。これにより、静電式
複写機の機械状況に対応したかぶり検知用照射光量でか
ぶりを検知することができる。したがって、擬似原稿2
2aに対応するトナー像の濃度を正確に検出することが
できるから、画像形成条件を適正に調整することができ
る。その結果、高品質な画像を安定して得ることができ
る。
【0070】本発明の実施形態の説明は以上のとおりで
あるが、本発明は上述の実施形態に限定されるものでは
ない。たとえば上記実施形態では、静電式複写機を例に
とって説明しているが、本発明はたとえばレーザプリン
タやファクシミリ装置などのように電子写真プロセスに
より画像が形成される任意の画像形成装置に対しても適
用することができる。
【0071】また、上記実施形態では、反射型フォトセ
ンサ24から照射すべき照射光量が低濃度設定光量およ
び高濃度設定光量の2種類だけしかない場合について説
明したが、たとえば、反射型フォトセンサ24から照射
される光量は、3種類以上に設定されてもよい。この場
合、各照射光量の中から相対的に低濃度領域の濃度変化
を高精度に検出できる2つの照射光量のうち、いずれか
の照射光量を選択してかぶり検知のために用いればよ
い。
【0072】その他特許請求の範囲に記載された技術的
事項の範囲内で種々の変更を施すこことができる。
【0073】
【発明の効果】本発明によれば、実原稿および擬似原稿
にそれぞれ対応するトナー像の濃度差に基づいて低濃度
用照射光量または高濃度用照射光量のいずれがかぶり検
知用照射光量とするのかが決定される。そのため、画像
形成装置の機械状況に対応したかぶり検知用照射光量で
かぶりを検知することができる。したがって、擬似原稿
を用いてかぶり検知を行う際に、擬似原稿に対応したト
ナー像濃度を正確に検出することができる。これによ
り、画像形成条件を適正に調整することができるから、
高品質の画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が適用される濃度検出装置
を備えた静電式複写機の概略構成を示す概念図である。
【図2】上記濃度検出装置の電気的構成を示すブロック
図である。
【図3】上記静電式複写機における初期設定処理を説明
するためのフローチャートである。
【図4】上記静電式複写機におけるかぶり検知用照射光
量決定処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】上記かぶり検知用照射光量決定処理において、
低濃度設定光量または高濃度設定光量のいずれをかぶり
検知用照射光量とするかの判断基準を説明するための図
である。
【図6】上記静電式複写機における画像形成条件調整処
理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
4 光源 10 感光体ドラム 13 トナーホッパ 14 現像装置 23 濃度検出装置 24 反射型フォトセンサ 24a 発光素子 24b 受光素子 26 制御回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】実原稿または擬似原稿に対応する静電潜像
    が形成される感光体と、この感光体に形成された静電潜
    像をトナー像に現像する現像装置とを有する画像形成装
    置に備えられ、所定光量の光を上記感光体に照射し、感
    光体からの反射光量に対応するデータを濃度データとし
    て出力する濃度検出装置を調整するための方法であっ
    て、 上記実原稿を所定の照明光量で照明することにより、上
    記感光体に実原稿に対応するトナー像を形成するステッ
    プと、 低濃度領域のトナー像濃度を検出するための低濃度用光
    量の光を上記濃度検出装置から上記感光体上の上記実原
    稿に対応するトナー像に向けて照射し、このときに上記
    濃度検出装置が出力する第1の濃度データを取得するス
    テップと、 上記擬似原稿を上記所定の照明光量で照明することによ
    り、上記感光体に擬似原稿に対応するトナー像を形成す
    るステップと、 上記低濃度用光量の光を上記濃度検出装置から上記感光
    体上の上記擬似原稿に対応するトナー像に向けて照射
    し、このときに上記濃度検出装置が出力する第2の濃度
    データを取得するステップと、 上記実原稿に対応したトナー像に対して上記濃度検出装
    置が出力した第1の濃度データと、上記擬似原稿に対応
    したトナー像に対して上記濃度検出装置が出力した第2
    の濃度データとの差を所定のしきい値と比較するステッ
    プと、 上記濃度データの差が、上記しきい値未満であれば、低
    濃度用光量を、かぶり検知のために上記濃度検出装置か
    ら感光体に向けて照射すべき光の照射光量として選択す
    るステップと、 上記濃度データの差が、上記しきい値以上であれば、高
    濃度領域のトナー像濃度を検出するための高濃度用光量
    を、かぶり検知のために上記濃度検出装置から感光体に
    向けて照射すべき光の照射光量として選択するステップ
    とを含むことを特徴とする濃度検出装置の調整方法。
  2. 【請求項2】上記実原稿および擬似原稿を照明する際の
    光量を、上記低濃度用光量の光を照射する上記濃度検出
    装置が、上記実原稿に対応するトナー像に対して、予め
    定める基準濃度データにほぼ等しい濃度データを出力す
    るように調整するステップをさらに含み、 上記濃度データの差を所定のしきい値と比較するステッ
    プは、上記擬似原稿に対応したトナー像に対して上記濃
    度検出装置が出力した第2の濃度データを、上記基準濃
    度データに基づいて定められた擬似原稿用しきい値と比
    較することを含み、 上記低濃度用光量をかぶり検知のための照射光量として
    選択するステップは、上記擬似原稿に対応したトナー像
    に対して出力された第2の濃度データが、上記擬似原稿
    用しきい値未満のときに、低濃度用光量をかぶり検知の
    ための照射光量として選択することを含み、 上記高濃度用光量をかぶり検知のための照射光量として
    選択するステップは、上記擬似原稿に対応したトーナ像
    に対して出力された第2の濃度データが、上記擬似原稿
    用しきい値以上のときに、高濃度用光量をかぶり検知の
    ためにの照射光量として選択することを含むことを特徴
    とする請求項1記載の濃度検出装置の調整方法。
  3. 【請求項3】実原稿または擬似原稿に対応する静電潜像
    が形成される感光体と、この感光体に形成された静電潜
    像をトナー像に現像する現像装置とを有する画像形成装
    置に備えられ、所定光量の光を上記感光体に照射し、感
    光体からの反射光量に対応するデータを濃度データとし
    て出力する濃度検出装置を調整するための装置であっ
    て、 上記濃度検出装置から感光体に向けて照射すべき光の光
    量として、低濃度領域のトナー像濃度を検出するための
    低濃度用光量、または、高濃度領域のトナー像濃度を検
    出するための高濃度用光量のいずれかを設定する手段
    と、 上記実原稿または擬似原稿のいずれかを所定の照明光量
    で照明する光源と、 上記光源から上記所定の照明光量の光を発生させて上記
    実原稿を照明することにより、上記現像装置によって上
    記感光体に実原稿に対応するトナー像を形成させる手段
    と、 上記照射光量設定手段によって低濃度用光量が設定され
    た上記濃度検出装置によって、上記感光体上の上記実原
    稿に対応するトナー像の濃度を検出させ、このときに上
    記濃度検出装置が出力する第1の濃度データを取得する
    手段と、 上記光源から上記所定の照明光量の光を発生させて上記
    擬似原稿を照明することにより、上記現像装置によって
    上記感光体に擬似原稿に対応するトナー像を形成させる
    手段と、 上記照射光量設定手段によって低濃度用光量が設定され
    た上記濃度検出装置によって、上記感光体上の上記擬似
    原稿に対応するトナー像の濃度を検出させ、このときに
    上記濃度検出装置が出力する第2の濃度データを取得す
    る手段と、 上記実原稿に対応したトナー像に対して上記濃度検出装
    置が出力した第1の濃度データと、上記擬似原稿に対応
    したトナー像に対して上記濃度検出装置が出力した第2
    の濃度データとの差を所定のしきい値と比較する比較手
    段と、 上記比較手段の比較結果に基づいてかぶり検知のために
    上記濃度検出装置から感光体に向けて照射すべき光の照
    射光量を上記低濃度用光量または上記高濃度用光量のい
    ずれかに選択する選択手段であって、上記濃度データの
    差が上記しきい値未満であれば、低濃度用光量を選択
    し、上記濃度データの差が上記しきい値以上であれば、
    高濃度用光量を選択する選択手段とを含むことを特徴と
    する濃度検出装置の調整装置。
  4. 【請求項4】上記所定の照明光量は、上記低濃度用光量
    が設定された上記濃度検出装置が上記実原稿のトナー像
    濃度を検出したときに、予め定める基準濃度データにほ
    ぼ等しい濃度データを出力するような光量であり、 上記比較手段は、上記擬似原稿に対応したトナー像に対
    して上記濃度検出装置が出力した第2の濃度データを、
    上記基準濃度データに基づいて定められた擬似原稿用し
    きい値と比較するものであり、 上記選択手段は、上記擬似原稿に対応したトナー像に対
    して出力された第2の濃度データが、上記擬似原稿用し
    きい値未満のときには、低濃度用光量をかぶり検知のた
    めの照射光量として選択し、上記擬似原稿に対応したト
    ナー像に対して出力された第2の濃度データが、上記擬
    似原稿用しきい値以上のときには、高濃度用光量をかぶ
    り検知のためにの照射光量として選択するものであるこ
    とを特徴とする請求項3記載の濃度検出装置の調整装
    置。
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