JPH08146483A - 測光装置及びカメラ - Google Patents

測光装置及びカメラ

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JPH08146483A
JPH08146483A JP6287811A JP28781194A JPH08146483A JP H08146483 A JPH08146483 A JP H08146483A JP 6287811 A JP6287811 A JP 6287811A JP 28781194 A JP28781194 A JP 28781194A JP H08146483 A JPH08146483 A JP H08146483A
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photometry
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JP6287811A
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Hiroyuki Iwasaki
宏之 岩崎
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フリッカーの影響を受けずに、かつ、1回の
測光で測光値を出力可能な測光装置を提供する。 【構成】 蓄積型の測光素子9を用いて被写界の測光を
行う測光回路15と、測光素子9の蓄積時間を決定する
蓄積時間決定部(10)とを備え、その蓄積時間決定部
は、過去に行った測光での蓄積時間の加重平均によって
次回測光時の蓄積時間の値を決定する(S211)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被写体の輝度を測定す
る測光装置及びそのような測光装置を用いた露出制御装
置を備えたカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の測光装置は、次回の蓄積
時間を前回の測光値と蓄積時間とから求める場合には、
次回の測光時での被写界の明るさが前回とほぼ等しいと
仮定して算出している。この測光装置は、太陽光に照ら
された通常の被写体の場合には、被写体の動きよりも測
光周期の方が速いので、特に、問題は起こらない。
【0003】しかし、照明がAC電源によって作られた
場合には、その電源周期に応じた周期(例えば、50H
z電源の場合には100Hz)によって、光量が強弱を
繰り返す、いわゆるフリッカー現象が発生する。このフ
リッカー周期は、被写体の動きと比較して極めて速く、
通常の測光装置の測光周期に比べても速いので、次回の
測光時に前回の測光時と照明状態が等しいということが
なくなってしまう。このような場合には、前述のように
前回の測光値と蓄積時間とから次回の蓄積時間を求める
ときに、予測不可能になってしまう。
【0004】このような問題を解決するために、特開平
6−95200号の測光装置は、図8に示したように、
照明用光源のフリッカー周期の1/2の周期で2回の測
光を行い、それらの測光値の平均値に基づいて、次回の
蓄積時間を決定することによって、照明強度の実効値付
近に測光範囲の中心が来るようにして、安定した測光を
実現するというものである。従って、この測光装置は、
フリッカーの影響を受けない測光を行うという点では優
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した特開
平6−95200号の測光装置は、1回の測光値を算出
するのに2回の測光を行わなければならず、時間的には
不利な面があった。また、2回の測光間隔を正確に制御
しなければならず、制御回路に負担がかかっていた。
【0006】本発明の目的は、フリッカーの影響を受け
ずに、かつ、1回の測光で測光値を出力可能な測光装置
を提供することである。本発明の他の目的は、フリッカ
ーの影響を受けずに、かつ、1回の測光で測光値を出力
可能な露出制御装置を備えたカメラを提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、蓄積型の測光素子を用いて被写
界の測光を行う測光部と、前記測光素子の蓄積時間を決
定する蓄積時間決定部と、を備えた測光装置において、
前記蓄積時間決定部は、過去に行った測光での蓄積時間
の加重平均によって次回測光時の蓄積時間の値を決定す
ることを特徴としている。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載の測光
装置において、前記測光部が測光開始後に最初の測光で
あるか否かを判別する判別部を更に備え、前記蓄積時間
決定部は、前記判別部により前記測光部が測光開始後の
最初の測光でないと判別された場合に、過去に行った測
光での蓄積時間の加重平均によって次回測光時の蓄積時
間の値を決定することを特徴としている。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載の測光装置において、被写界の照明する光源がフ
リッカー周期をもつ光源か否かを判別する光源判別部を
更に備え、前記蓄積時間決定部は、前記光源判別部によ
りフリッカー周期をもつ光源であると判別された場合
に、過去に行った測光での蓄積時間の加重平均によって
次回測光時の蓄積時間の値を決定することを特徴として
いる。
【0010】請求項4の発明は、請求項1〜請求項3の
いずれか1項に記載の測光装置において、前記蓄積時間
決定部は、少なくとも直前の蓄積時間の加重平均によっ
て次回測光時の蓄積時間の値を決定することを特徴とし
ている。
【0011】請求項5の発明は、請求項4に記載の測光
装置において、前記蓄積時間決定部は、更に直前の測光
値を用いて、次回測光時の蓄積時間を決定することを特
徴としている。
【0012】請求項6の発明は、請求項1〜請求項3の
いずれか1項に記載の測光装置において、前記蓄積時間
決定部は、直前の測光値を用いて算出した値と、直前の
蓄積時間の値とを加重平均することにより、次回の測光
時の蓄積時間を決定することを特徴としている。
【0013】請求項7の発明は、請求項1〜請求項6の
いずれか1項に記載の測光装置において、前記蓄積時間
決定部は、測光開始後の最初の測光時には、所定の蓄積
時間の値を出力することを特徴としている。
【0014】請求項8の発明は、請求項1〜請求項7の
いずれか1項に記載の測光装置において、前記蓄積時間
決定部は、測光開始後の最初の測光時には、フリッカー
周期の約1周期分の長さを蓄積時間の値とすることを特
徴としている。
【0015】請求項9の発明は、請求項1〜請求項8の
いずれか1項に記載の測光装置と、前記測光装置の出力
に基づいて、フィルムへの露出制御を行う露出制御装置
とを備えたことを特徴としている。
【0016】
【作用】請求項1の発明によれば、過去に行った測光で
の蓄積時間の加重平均によって次回測光時の蓄積時間の
値を決定するので、照明光源のフリッカーの影響を受け
にくく、かつ、短時間で測光値を出力することができ
る。
【0017】請求項2の発明によれば、測光開始後の最
初の測光であるか否かを判断し、最初の測光でない場合
には、過去に行った測光での蓄積時間の加重平均によっ
て次回測光時の蓄積時間の値を決定するので、フリッカ
ーの影響を受けずに、かつ、短時間で測光値を出力する
ことができる。
【0018】請求項3の発明によれば、被写界の照明す
る光源がフリッカー周期をもつ光源か否かを判別し、フ
リッカー周期をもつ光源であると判別された場合に、過
去に行った測光での蓄積時間の加重平均によって次回測
光時の蓄積時間の値を決定するので、フリッカー周期を
もたない光源のときには、応答性の良い測光を行うこと
ができる。
【0019】請求項4の発明によれば、少なくとも直前
の蓄積時間の加重平均によって次回測光時の蓄積時間の
値を決定するので、極めて短時間で測光値を出力するこ
とができる。
【0020】請求項5の発明によれば、更に直前の測光
値を用いて次回測光の蓄積時間を決定するようにしたの
で、被写界の輝度変化に対応しながら、フリッカーの影
響を受けにくい測光ができる。
【0021】請求項6の発明によれば、直前の測光値を
用いて算出した値と、直前の蓄積時間の値とを加重平均
することにより次回測光時の蓄積時間を決定するように
したので、被写界の輝度変化に対応しながら、フリッカ
ーの影響を受けにくい測光ができる。
【0022】請求項7の発明によれば、測光開始後最初
の測光時には所定の蓄積時間の値を出力するようにした
ので、直前の蓄積時間の値がない場合でも安定した測光
を行うことができる。
【0023】請求項8の発明によれば、初回測光時にも
フリッカーの影響を受けにくい測光値を得ることができ
る。
【0024】請求項9の発明によれば、前記測光装置の
出力に基づいて、フィルムへの露出制御を行うので、適
切な露出制御が可能となる。
【0025】
【実施例】
(第1の実施例)以下、図面を参照して本発明の実施例
について説明する。図1は、本発明の一実施例に係わる
カメラの測光装置の概略の構成を示すブロック図であ
る。マイクロプロセッサ(以下、マイコンと略す)10
は、カメラ内の各種制御及び演算を全て行う制御回路で
ある。このマイコン10は、演算を実行する演算回路1
1と、アナログ電圧をデジタル値に変換するA/D変換
器12と、メモリ13と、I/Oポート14等を内蔵し
ている。マイコン10の動作は、全てメモリ13内に格
納されたプログラムに従って制御されている。
【0026】測光回路15は、内部に測光素子9(図3
参照)を備えており、その測光素子9の蓄積制御は、I
/Oポート14を介して、マイコン10の動作により行
われる。測光回路15の出力は、A/D変換器12によ
ってA/D変換された後に、メモリ13へ格納される。
演算回路11は、メモリ13内の測光データに基づい
て、各測光領域毎の輝度値を算出し、そのデータに基づ
いて、適正露出値を演算する。マイコン10内のプログ
ラムについては、後に詳しく説明する。演算回路11
は、適正露出値に基づいて、シャッタ16及び絞り17
を駆動制御している(露出制御装置)。
【0027】図2は、本実施例に係る測光装置が内蔵さ
れるカメラの光学系を示すブロック図である。撮影レン
ズ1を通過した光束は、クイックリターンミラー2、拡
散スクリーン3、コンデンサレンズ4、ペンタプリズム
5、接眼レンズ6を通って、撮影者の目に到達する。一
方、光束の一部は、拡散スクリーン3によって拡散され
た後に、コンデンサレンズ4、ペンタプリズム5、測光
用プリズム7、測光用レンズ8を通して、受光素子9へ
到達する。
【0028】図3は、本実施例に係る測光装置の測光素
子の分割状態を被写界に照らし合わせて示した図であ
る。測光素子9は、例えば、CCD等の蓄積型センサー
により構成されており、上下方向に12分割、左右方向
に20分割された合計240領域を有している。
【0029】図4は、本実施例に係る測光装置のマイコ
ン10のプログラムを示したフローチャートである。本
プログラムは、不図示のカメラのレリーズボタンが半押
しされることによって、カメラの電源が入り、実行され
る。
【0030】まず、ステップS101において、電源立
ち上げ後に、最初の測光であるか否かを判別する。最初
の測光であった場合には、ステップS102において、
蓄積時間tを10mSに設定する。この10mSの蓄積
時間は、フリッカー周期の約1周期分に相当するもので
ある。この蓄積時間は、フリッカー周期程度まで長くす
ると、蓄積中にフリッカーの強弱が相殺されてフリッカ
ーの影響を受けにくい測光値を得ることができる。特
に、初回の測光では、どの様な条件下で測光が行われて
いるかが分からないので、フリッカーの影響を受けない
測光値を得ることは、その後の安定した測光を行う上で
重要である。ステップS101において、初回の測光で
なかった場合には、ステップS103に進み、蓄積時間
tを算出する。この蓄積時間tの求め方は、後に詳しく
説明する。
【0031】次に、ステップS104において、ステッ
プS103で求められた蓄積時間によって測光を行い、
240領域それぞれの輝度値を算出する。そして、それ
らの輝度値に基づいて、ステップS105によって適正
露出値を求める。適正露出値の求め方は、本出願人によ
る特開平6−95200号公報等に詳しく記載されてい
るので、ここでは説明を省略する。ステップS106で
は、レリーズボタンが全押しされたか否かを判別し、全
押しの場合には、ステップS107において、求められ
た適正露出値により、シャッタ16、絞り17の露出制
御を行う。その後に、ステップS108において、マイ
コン10に内蔵されたタイマーがタイマー切れか否かを
判別し、そうでなかった場合には、再びステップS10
1へ戻って処理を繰り返し、タイマー切れの場合には、
プログラムを終了する。
【0032】図5は、図4のステップS103(次回蓄
積時間tを求めるサブルーチン)を示すフローチャート
である。本サブルーチンは、図4のステップS103が
実行されることにより、呼び出されて実行される。本サ
ブルーチンが呼び出される前には、電源立ち上げ後に少
なくとも1回は測光が行われているので、直前の測光値
がメモリ13内に残っている。ステップS201では、
メモリ13内に残っている240領域の直前の測光値の
中から最大値Vomaxを求める。
【0033】ステップS202では、Vomaxがあら
かじめ定められた値であるVagcより大であるか否か
を判別する。Vagcは、測光時におけるVomaxの
取る値の目標値であり、飽和出力が3.4V程度の測光
素子の場合には、約3Vに設定する。Vomax>Va
gcでなかった場合には、ステップS203により前回
の蓄積時間tが、あらかじめ定められた値t_max以
上であるか否かを判定する。ここで、t_maxは最大
蓄積時間であり、システムの都合により100mSから
300mS程度に設定する。S203が肯定の場合に
は、ステップS204により次回の蓄積時間候補値t’
にt_maxを代入する。ステップS205では、Vo
max=0か否か、すなわち測光値が全部0であるか否
かを判別し、その場合には、ステップS206によりt
にtxを掛けた値をt’に代入する。ここで、txは、
4程度の値を持った定数である。ステップS207では
以下の式(1)を用いて、次回の蓄積時間候補値t’を
求める。 t’=Vagc×t/Vomax …(1)
【0034】ステップS202が肯定だった場合には、
ステップS208において、前回の蓄積時間tがt_m
in以下であるか否かを判別する。ここでt_min
は、最小蓄積時間であり、約10μS程度に設定されて
いる。S208が肯定の場合には、ステップS209に
よりt’にt_minが代入され、否定の場合には、ス
テップS210によりS207と同様に、式(1)によ
って、t’を求める。
【0035】ステップS211では、次回の蓄積時間候
補値t’と前回の蓄積時間値tを式(2)によって加重
平均し、次回の蓄積時間値tnextを求める。 tnext=(t×3+t’)/4 …(2) ここで、加重平均の割合を3対1としたが、この値は、
測光周期等と深い関係があるので、システムに応じて調
節すると良い。
【0036】ステップS212では、tnextがt_
minより小さいか否かを判別し、その場合には、ステ
ップS213によりtnextをt_minに書き換え
る。同様にして、ステップS214ではtnextがt
_maxより大であるか否かを判別し、肯定された場合
には、ステップS215において、tnextをt_m
axに書き換えて処理を終了する。
【0037】(第2の実施例)図6は、本発明の第2の
実施例に係るカメラの測光装置の概略の構成を示すブロ
ック図、図7は、第2の実施例に係るカメラの測光装置
の次回蓄積時間を求めるサブルーチンを示すフローチャ
ートである。なお、前述した第1の実施例と同様な機能
を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明
は適宜省略する。
【0038】第2の実施例では、光源判別回路18が設
けられており、その出力は、マイクロプロセッサ10の
演算回路11に接続されている。光源判別回路18は、
被写界を照明する光源がフリッカー周期をもつ光源か否
かを判別する回路である。この光源判別回路18は、例
えば、赤(R)、緑(G)、青(B)、黄(Y)の分光
特性を有する光検出器によって、光源光を検出して、R
とBの出力比とBとYの出力比から蛍光灯か否かを判別
するようなものを使用できる(特開昭63−23693
1号)。
【0039】ステップS2101において、光源が蛍光
灯か否かを判定し、蛍光灯であると判定された場合に
は、ステップS211に進み、蛍光灯でないと判定され
た場合には、ステップS2102に進み、tnext=
tとしたの後に、ステップ212にジャンプする。
【0040】第2の実施例によれば、光源が蛍光灯では
なく、フリッカー周期をもたない場合には、通常の応答
性のよい測光を行うことができる。
【0041】(他の実施例)以上の実施例では、次回蓄
積時間tnextの算出時に、式(2)のように、前回
の値との加重平均を取った例で説明したが、式(3)の
ように、過去数回の蓄積時間を用いて算出しても良い。 tnext=(t[1] +t[2] +t[3] +t’)/4 …(3) ここで、t[n] は、n回前の測光時での蓄積時間であ
る。また、ここでは過去3回の値を用いてtnextを
算出したが、システムに応じて調節して良い。また、式
(2)、式(3)の両方を合わせて、過去数回の値を用
いてかつ新しい方の値に重みをつけて加重平均しても良
い。
【0042】以上の実施例において、測光回路15が測
光部に、図5のサブルーチンが蓄積時間決定部に、図4
のステップS101が判定部に、光源判定回路18が光
源判定部にそれぞれ対応する。
【0043】
【発明の効果】請求項1によれば、過去に行った測光で
の蓄積時間の加重平均によって次回測光時の蓄積時間の
値を決定するので、照明光源のフリッカーの影響を受け
にくく、かつ、短時間で測光値を出力することができ
る。
【0044】請求項2によれば、測光開始後の最初の測
光であるか否かを判断し、最初の測光でない場合には、
過去に行った測光での蓄積時間の加重平均によって次回
測光時の蓄積時間の値を決定するので、フリッカーの影
響を受けずに、かつ、短時間で測光値を出力することが
できる。
【0045】請求項3によれば、被写界の照明する光源
がフリッカー周期をもつ光源か否かを判別し、フリッカ
ー周期をもつ光源であると判別された場合に、過去に行
った測光での蓄積時間の加重平均によって次回測光時の
蓄積時間の値を決定するので、フリッカー周期をもたな
い光源のときには、応答性の良い測光を行うことができ
る。
【0046】請求項4によれば、少なくとも直前の蓄積
時間の加重平均によって次回測光時の蓄積時間の値を決
定するので、極めて短時間で測光値を出力することがで
きる。
【0047】請求項5によれば、更に直前の測光値を用
いて次回測光の蓄積時間を決定するようにしたので、被
写界の輝度変化に対応しながら、フリッカーの影響を受
けにくい測光ができる。
【0048】請求項6によれば、直前の測光値を用いて
算出した値と、直前の蓄積時間の値とを加重平均するこ
とにより次回測光時の蓄積時間を決定するようにしたの
で、被写界の輝度変化に対応しながら、フリッカーの影
響を受けにくい測光ができる。
【0049】請求項7によれば、測光開始後最初の測光
時には所定の蓄積時間の値を出力するようにしたので、
直前の蓄積時間の値がない場合でも安定した測光を行う
ことができる。
【0050】請求項8によれば、初回測光時にもフリッ
カーの影響を受けにくい測光値を得ることができる。
【0051】請求項9によれば、前記測光装置の出力に
基づいて、フィルムへの露出制御を行うので、適切な露
出制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による測光装置の第1の実施例の構成を
示すブロック図である。
【図2】第1の実施例に係る測光装置の光学系を示した
図である。
【図3】第1の実施例に係る測光装置の測光部の分割状
態を示す図である。
【図4】第1の実施例に係る測光装置のアルゴリズムを
示す流れ図である。
【図5】図4のステップS103(次回蓄積時間tを求
めるサブルーチン)を示す流れ図である。
【図6】本発明による測光装置の第2の実施例の構成を
示すブロック図である。
【図7】第2の実施例の次回蓄積時間を求めるサブルー
チンを示す流れ図である。
【図8】従来の測光装置の一例を説明した図である。
【符号の説明】
1 撮影レンズ 2 クイックリターンミラー 3 拡散スクリーン 4 コンデンサレンズ 5 ペンタプリズム 6 接眼レンズ 7 測光用プリズム 8 測光用レンズ 9 受光素子 10 マイクロプロセッサ 11 演算回路 12 A/D変換器 13 メモリ 14 I/Oポート 15 測光回路 16 シャッタ 17 絞り 18 光源判別回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄積型の測光素子を用いて被写界の測光
    を行う測光部と、 前記測光素子の蓄積時間を決定する蓄積時間決定部と、
    を備えた測光装置において、 前記蓄積時間決定部は、過去に行った測光での蓄積時間
    の加重平均によって次回測光時の蓄積時間の値を決定す
    ることを特徴とする測光装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の測光装置において、 前記測光部が測光開始後に最初の測光であるか否かを判
    別する判別部を更に備え、 前記蓄積時間決定部は、前記判別部により前記測光部が
    測光開始後の最初の測光でないと判別された場合に、過
    去に行った測光での蓄積時間の加重平均によって次回測
    光時の蓄積時間の値を決定することを特徴とする測光装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の測光装置
    において、 被写界の照明する光源がフリッカー周期をもつ光源か否
    かを判別する光源判別部を更に備え、 前記蓄積時間決定部は、前記光源判別部によりフリッカ
    ー周期をもつ光源であると判別された場合に、過去に行
    った測光での蓄積時間の加重平均によって次回測光時の
    蓄積時間の値を決定することを特徴とする測光装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記
    載の測光装置において、 前記蓄積時間決定部は、少なくとも直前の蓄積時間の加
    重平均によって次回測光時の蓄積時間の値を決定するこ
    とを特徴とする測光装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の測光装置において、 前記蓄積時間決定部は、更に直前の測光値を用いて、次
    回測光時の蓄積時間を決定することを特徴とする測光装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記
    載の測光装置において、 前記蓄積時間決定部は、直前の測光値を用いて算出した
    値と、直前の蓄積時間の値とを加重平均することによ
    り、次回の測光時の蓄積時間を決定することを特徴とす
    る測光装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記
    載の測光装置において、 前記蓄積時間決定部は、測光開始後の最初の測光時に
    は、所定の蓄積時間の値を出力することを特徴とする測
    光装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記
    載の測光装置において、 前記蓄積時間決定部は、測光開始後の最初の測光時に
    は、フリッカー周期の約1周期分の長さを蓄積時間の値
    とすることを特徴とする測光装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項8のいずれか1項に記
    載の測光装置と、 前記測光装置の出力に基づいて、フィルムへの露出制御
    を行う露出制御装置とを備えたことを特徴とするカメ
    ラ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009147908A1 (ja) * 2008-06-06 2009-12-10 コニカミノルタセンシング株式会社 光測定装置、光測定方法、およびプログラム
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