JPH08146379A - 液晶駆動回路 - Google Patents
液晶駆動回路Info
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- JPH08146379A JPH08146379A JP29133294A JP29133294A JPH08146379A JP H08146379 A JPH08146379 A JP H08146379A JP 29133294 A JP29133294 A JP 29133294A JP 29133294 A JP29133294 A JP 29133294A JP H08146379 A JPH08146379 A JP H08146379A
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- signal
- power supply
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Abstract
(57)【要約】
【目的】電源オフ時の動作不安定による画面のチラツキ
や横筋の発生を防止し、長寿命化を実現する。 【構成】ロジック電源VDDにより動作するロジック回路
と液晶駆動用の電源VLCD により動作する高耐圧回路を
結ぶレベルシフタ回路と、液晶パネルに印加するための
複数の液晶駆動電圧中の1つを選択出力するためのデコ
ーダ回路により選ばれた電圧(V1,V2,V3,V6,V4,V
5 )を出力するための複数のトランジスタで構成した出
力トランジスタ回路とから成り、デコーダ回路の入力信
号ラインを接地レベルまたはロジック電源VDDレベルに
プルダウンまたはプルアップするための抵抗を付加し
た。
や横筋の発生を防止し、長寿命化を実現する。 【構成】ロジック電源VDDにより動作するロジック回路
と液晶駆動用の電源VLCD により動作する高耐圧回路を
結ぶレベルシフタ回路と、液晶パネルに印加するための
複数の液晶駆動電圧中の1つを選択出力するためのデコ
ーダ回路により選ばれた電圧(V1,V2,V3,V6,V4,V
5 )を出力するための複数のトランジスタで構成した出
力トランジスタ回路とから成り、デコーダ回路の入力信
号ラインを接地レベルまたはロジック電源VDDレベルに
プルダウンまたはプルアップするための抵抗を付加し
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マトリクス型液晶表示
装置にかかり、特に電源オフ時の動作不安定による画面
のチラツキや横筋の発生を防止した液晶駆動回路に関す
る。
装置にかかり、特に電源オフ時の動作不安定による画面
のチラツキや横筋の発生を防止した液晶駆動回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】マトリクス型の液晶表示装置は、液晶を
介在して互いに対向して配置された上基板と下基板の液
晶当接面に直交する多数の透明電極群を備え、上記透明
電極の交差点で画素を構成して各透明電極に電圧を印加
することで当該画素の表示を行うものである。
介在して互いに対向して配置された上基板と下基板の液
晶当接面に直交する多数の透明電極群を備え、上記透明
電極の交差点で画素を構成して各透明電極に電圧を印加
することで当該画素の表示を行うものである。
【0003】図5はこの種の液晶表示装置の全体構成を
説明するブロック図であって、液晶表示パネル(この例
では、VGAパネル)は駆動IC2(1)〜(24)と
3(25)〜3(27)、およびコントローラであるI
C4、液晶駆動電源5とから構成される。
説明するブロック図であって、液晶表示パネル(この例
では、VGAパネル)は駆動IC2(1)〜(24)と
3(25)〜3(27)、およびコントローラであるI
C4、液晶駆動電源5とから構成される。
【0004】図6はセグメント電極駆動回路の内部ブロ
ック図であって、ラインクロックCL1とドットクロッ
クCL2を入力するラインラッチ用クロック生成ブロッ
ク6、ドットクロックCL2とイネーブル信号を入力す
るスタンバイ制御ブロック7、シフトレジスタブロック
8、イネーブル出力生成ブロック9、データラッチ用ク
ロック生成ブロック10、表示用データを入力するデー
タラッチブロック11、ラインラッチブロック12、レ
ベルシフタブロック13、および液晶駆動電圧出力ブロ
ック14とから構成される。
ック図であって、ラインクロックCL1とドットクロッ
クCL2を入力するラインラッチ用クロック生成ブロッ
ク6、ドットクロックCL2とイネーブル信号を入力す
るスタンバイ制御ブロック7、シフトレジスタブロック
8、イネーブル出力生成ブロック9、データラッチ用ク
ロック生成ブロック10、表示用データを入力するデー
タラッチブロック11、ラインラッチブロック12、レ
ベルシフタブロック13、および液晶駆動電圧出力ブロ
ック14とから構成される。
【0005】図7はコモン電極駆動回路の内部ブロック
図であって、ロジック(1)20、ロジック(2)2
1、ロジック(3)22、シフトレジスタ回路(1)
(2)23、レベルシフタ回路(1)(2)24、液晶
駆動回路(1)(2)25とから構成される。
図であって、ロジック(1)20、ロジック(2)2
1、ロジック(3)22、シフトレジスタ回路(1)
(2)23、レベルシフタ回路(1)(2)24、液晶
駆動回路(1)(2)25とから構成される。
【0006】シフトレジスタ回路(1)(2)23は1
00ビットのシフトレジスタ回路で、DIO端子(選択
信号入力/出力端子)から入力されたデータはシフトク
ロックCLによってシフトされ、シフト方向はSHL端
子(シフト方向入力端子)によって決められる。
00ビットのシフトレジスタ回路で、DIO端子(選択
信号入力/出力端子)から入力されたデータはシフトク
ロックCLによってシフトされ、シフト方向はSHL端
子(シフト方向入力端子)によって決められる。
【0007】レベルシフタ(1)(2)24は5V系の
信号を液晶駆動用の高電圧信号に変換する。
信号を液晶駆動用の高電圧信号に変換する。
【0008】液晶駆動回路(1)(2)25は液晶駆動
用の4レベルを選択して出力する回路であり、シフトレ
ジスタ回路(1)(2)23のデータとM(交流化信
号)の組合せでV1 、V5 、V6 、VEEの液晶駆動レベ
ルのうちの1つを選択して出力回路に伝える。
用の4レベルを選択して出力する回路であり、シフトレ
ジスタ回路(1)(2)23のデータとM(交流化信
号)の組合せでV1 、V5 、V6 、VEEの液晶駆動レベ
ルのうちの1つを選択して出力回路に伝える。
【0009】図8はセグメント電極駆動回路のブロック
図であって、80チャンネル液晶セグメントドライバ2
6、80ビットレベルシフタ27、80×1データラッ
チ28、4×20データラッチ29、20ビットラッチ
セレクタ30、コントロール回路31、ロジック32、
および4ビットデータMPX(マルチプレクサ)33と
から構成される。
図であって、80チャンネル液晶セグメントドライバ2
6、80ビットレベルシフタ27、80×1データラッ
チ28、4×20データラッチ29、20ビットラッチ
セレクタ30、コントロール回路31、ロジック32、
および4ビットデータMPX(マルチプレクサ)33と
から構成される。
【0010】なお、図9、図10は液晶駆動回路の出力
トランジスタの説明図である。
トランジスタの説明図である。
【0011】また、図11は液晶駆動回路のD・off
信号から出力に至るまでの回路例の構成図である。
信号から出力に至るまでの回路例の構成図である。
【0012】この回路は、ロジック部と液晶駆動部とか
らなり、レベルシフタ(1),(2)、デコーダ回路お
よび出力トランジスタ回路とから主として構成される。
らなり、レベルシフタ(1),(2)、デコーダ回路お
よび出力トランジスタ回路とから主として構成される。
【0013】レベルシフタ(1)はデータ(Data)
信号に基づいた信号D”および(D”)INV をデコーダ
に与え、レベルシフタ(2)はD・off信号とM信号
に基づいて信号M”をデコーダに与える。
信号に基づいた信号D”および(D”)INV をデコーダ
に与え、レベルシフタ(2)はD・off信号とM信号
に基づいて信号M”をデコーダに与える。
【0014】出力トランジスタ回路はデコーダ回路の選
択出力により、液晶駆動電圧V1,V2,V3,V4 を選択し
て液晶表示素子の所定の画素を駆動する信号を出力す
る。
択出力により、液晶駆動電圧V1,V2,V3,V4 を選択し
て液晶表示素子の所定の画素を駆動する信号を出力す
る。
【0015】図12は図11の回路構成における電源オ
フ時の動作の説明図であって、(D・off)INV がH
igh(ハイ)レベルの間はDataとMの信号レベル
によってV1 ,V3 (V6 ),V4 (V5 ),V2 のい
ずれかが選択出力されているが(D・off)INV がl
ow(ロー)レベルになるとData、Mの信号レベル
に関係なくM" =Low、D" =High、(D" )
INV =LowとなりV2のみが選択されて出力される。
なお、上記(D・off)INV 、(D" )INV は、それ
ぞれD・off信号のインバート信号、D" のインバー
ト信号を表し、同図中では「D・off」,「D" 」の
上にラインを付して示してある。本明細書で「(・・
・)INV 」の表示は同様の意味である。
フ時の動作の説明図であって、(D・off)INV がH
igh(ハイ)レベルの間はDataとMの信号レベル
によってV1 ,V3 (V6 ),V4 (V5 ),V2 のい
ずれかが選択出力されているが(D・off)INV がl
ow(ロー)レベルになるとData、Mの信号レベル
に関係なくM" =Low、D" =High、(D" )
INV =LowとなりV2のみが選択されて出力される。
なお、上記(D・off)INV 、(D" )INV は、それ
ぞれD・off信号のインバート信号、D" のインバー
ト信号を表し、同図中では「D・off」,「D" 」の
上にラインを付して示してある。本明細書で「(・・
・)INV 」の表示は同様の意味である。
【0016】上記従来の液晶駆動回路は、「日立LCD
コントローラドライバLSI」カタログ、1993年1
1月「TEXAS INSTRUMENT,LCDドラ
イバデータブック」に開示されている。
コントローラドライバLSI」カタログ、1993年1
1月「TEXAS INSTRUMENT,LCDドラ
イバデータブック」に開示されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記図11に示した従
来の回路においては、図12の動作波形図に示されたよ
うに、VDDが低下してロジック信号のレベルが低下した
場合、レベルシフタのN−MOSは両方ともオフしてし
まい、レベルシフタの出力であるM" ,D" ,(D”)
INV の信号レベルは不安定になってしまう。
来の回路においては、図12の動作波形図に示されたよ
うに、VDDが低下してロジック信号のレベルが低下した
場合、レベルシフタのN−MOSは両方ともオフしてし
まい、レベルシフタの出力であるM" ,D" ,(D”)
INV の信号レベルは不安定になってしまう。
【0018】またVLCD が低下した場合にはP−MOS
がオンできなくなって、同様にD",(D" )INV ,M"
の信号レベルが不安定なものになってしまう。
がオンできなくなって、同様にD",(D" )INV ,M"
の信号レベルが不安定なものになってしまう。
【0019】このため(D・off)INV をローレベル
としていてもデコーダ回路の出力が正規のものとならず
にV2 (表示停止時のコモン/セグメント共通電圧)の
出力が保証されなくなってしまう。
としていてもデコーダ回路の出力が正規のものとならず
にV2 (表示停止時のコモン/セグメント共通電圧)の
出力が保証されなくなってしまう。
【0020】液晶表示装置においては、コモン側電極と
セグメント側電極にレベルの異なるDC電圧が加わると
所謂チラツキや横筋が発生し、また液晶パネルの永久破
壊に至るダメージを受けるケースがある。
セグメント側電極にレベルの異なるDC電圧が加わると
所謂チラツキや横筋が発生し、また液晶パネルの永久破
壊に至るダメージを受けるケースがある。
【0021】このために、従来技術の液晶表示装置では
電源オン/オフ時には(D・off)INV をローレベル
にしてコモン側電極、セグメント側電極に共通にV2 の
電圧を加えて電源オン/オフ時にもDC電圧がコモン側
電極とセグメント側電極の間に加わらなくしているが、
前述のようにVDD、VLCD 低下時には必ずしも守られな
くなってしまっていると言う不具合がある。
電源オン/オフ時には(D・off)INV をローレベル
にしてコモン側電極、セグメント側電極に共通にV2 の
電圧を加えて電源オン/オフ時にもDC電圧がコモン側
電極とセグメント側電極の間に加わらなくしているが、
前述のようにVDD、VLCD 低下時には必ずしも守られな
くなってしまっていると言う不具合がある。
【0022】本発明の目的は、上記従来技術の不具合を
解消し、電源オフ時の動作不安定による画面のチラツキ
や横筋の発生を防止し、長寿命化を実現した液晶駆動回
路を提供することにある。
解消し、電源オフ時の動作不安定による画面のチラツキ
や横筋の発生を防止し、長寿命化を実現した液晶駆動回
路を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、デコーダ回路の入力信号ラインの信号レ
ベルが不安定になるのが出力電圧がV2 以外の電圧とな
る原因であることに鑑み、デコーダ回路の入力信号ライ
ンをプルアップあるいはプルダウン抵抗によりVDD、V
LCD が低下した場合でも信号ラインをハイレベルあるい
はローレベルに固定する構成としたことを特徴とする。
に、本発明は、デコーダ回路の入力信号ラインの信号レ
ベルが不安定になるのが出力電圧がV2 以外の電圧とな
る原因であることに鑑み、デコーダ回路の入力信号ライ
ンをプルアップあるいはプルダウン抵抗によりVDD、V
LCD が低下した場合でも信号ラインをハイレベルあるい
はローレベルに固定する構成としたことを特徴とする。
【0024】すなわち、請求項1に記載の第1の発明
は、ロジック電源VDDにより動作するロジック回路と、
液晶駆動用の電源VLCD により動作する高耐圧回路と、
前記ロジック回路と前記高耐圧回路を結ぶためのレベル
シフタ回路と、液晶パネルに印加するための複数の液晶
駆動電圧中の1つを選択出力するためのデコーダ回路、
および前記デコーダ回路により選ばれた電圧(V1,V2,
V3,V4 )を出力するための複数のトランジスタで構成
した出力トランジスタ回路とから成る液晶駆動回路にお
いて、前記ロジック電源VDD及び/または液晶駆動用の
電源VLCD の低下に対して、前記出力トランジスタ回路
の出力が前記ロジック電源VDD及び液晶駆動用の電源V
LCD が有効である時の出力V2 以外の電圧が液晶表示停
止信号(D・OFF)INV のローレベル時に選択不可と
なる構成としたことを特徴とする。
は、ロジック電源VDDにより動作するロジック回路と、
液晶駆動用の電源VLCD により動作する高耐圧回路と、
前記ロジック回路と前記高耐圧回路を結ぶためのレベル
シフタ回路と、液晶パネルに印加するための複数の液晶
駆動電圧中の1つを選択出力するためのデコーダ回路、
および前記デコーダ回路により選ばれた電圧(V1,V2,
V3,V4 )を出力するための複数のトランジスタで構成
した出力トランジスタ回路とから成る液晶駆動回路にお
いて、前記ロジック電源VDD及び/または液晶駆動用の
電源VLCD の低下に対して、前記出力トランジスタ回路
の出力が前記ロジック電源VDD及び液晶駆動用の電源V
LCD が有効である時の出力V2 以外の電圧が液晶表示停
止信号(D・OFF)INV のローレベル時に選択不可と
なる構成としたことを特徴とする。
【0025】また、請求項2に記載の第2の発明は、第
1の発明において、前記デコーダ回路の入力信号ライン
を接地レベルまたはロジック電源VDDレベルにプルダウ
ンまたはプルアップするための抵抗を付加したことを特
徴とする。
1の発明において、前記デコーダ回路の入力信号ライン
を接地レベルまたはロジック電源VDDレベルにプルダウ
ンまたはプルアップするための抵抗を付加したことを特
徴とする。
【0026】そして、請求項3に記載の第3の発明は、
第1の発明において、交流化信号(M)と液晶表示停止
信号(D・OFF)INV との論理積信号(M’)から作
られる信号(M”)を前記デコーダ回路の一つの入力信
号とすると共に、前記信号(M”)のラインにプルダウ
ン抵抗あるいはプルアップ抵抗を付加したことを特徴と
する。
第1の発明において、交流化信号(M)と液晶表示停止
信号(D・OFF)INV との論理積信号(M’)から作
られる信号(M”)を前記デコーダ回路の一つの入力信
号とすると共に、前記信号(M”)のラインにプルダウ
ン抵抗あるいはプルアップ抵抗を付加したことを特徴と
する。
【0027】なお、本発明の液晶駆動回路は、一個また
は二個以上の集積回路(IC)に実装して液晶表示装置
を構成することができる。
は二個以上の集積回路(IC)に実装して液晶表示装置
を構成することができる。
【0028】
【作用】上記本発明の構成において、プルダウンあるい
はプルアップ抵抗によりD" ,(D" )INV ,M" の信
号レベルは、VDD、VLCD が低下しても信号レベルをロ
ーレベルあるいはハイレベルに保つことができるので、
デコーダ回路の選択をミスすることがなくなり、結果と
して(D・off)INV がローレベルの場合V2を選択
出力し続ける。
はプルアップ抵抗によりD" ,(D" )INV ,M" の信
号レベルは、VDD、VLCD が低下しても信号レベルをロ
ーレベルあるいはハイレベルに保つことができるので、
デコーダ回路の選択をミスすることがなくなり、結果と
して(D・off)INV がローレベルの場合V2を選択
出力し続ける。
【0029】すなわち、第1の発明において、液晶駆動
回路は、ロジック電源VDDにより動作するロジック回路
と、液晶駆動用の電源VLCD により動作する高耐圧回路
と、前記ロジック回路と前記高耐圧回路を結ぶためのレ
ベルシフタ回路と、液晶パネルに印加するための複数の
液晶駆動電圧中の1つを選択出力するためのデコーダ回
路、および前記デコーダ回路により選ばれた電圧(V1,
V2,V3,V6 V4,V5,)を出力するための複数のトラン
ジスタで構成した出力トランジスタ回路とから成り、前
記ロジック電源VDD及び/または液晶駆動用の電源V
LCD の低下に対して、前記出力トランジスタ回路の出力
が前記ロジック電源VDD及び液晶駆動用の電源VLCD が
有効である時の出力V2 以外の電圧が液晶表示停止信号
(D・OFF)INV のローレベル時に選択不可となる構
成としたことにより、ロジック電源VDD及び/または液
晶駆動用の電源VLCD の低下時の動作不安定を回避す
る。
回路は、ロジック電源VDDにより動作するロジック回路
と、液晶駆動用の電源VLCD により動作する高耐圧回路
と、前記ロジック回路と前記高耐圧回路を結ぶためのレ
ベルシフタ回路と、液晶パネルに印加するための複数の
液晶駆動電圧中の1つを選択出力するためのデコーダ回
路、および前記デコーダ回路により選ばれた電圧(V1,
V2,V3,V6 V4,V5,)を出力するための複数のトラン
ジスタで構成した出力トランジスタ回路とから成り、前
記ロジック電源VDD及び/または液晶駆動用の電源V
LCD の低下に対して、前記出力トランジスタ回路の出力
が前記ロジック電源VDD及び液晶駆動用の電源VLCD が
有効である時の出力V2 以外の電圧が液晶表示停止信号
(D・OFF)INV のローレベル時に選択不可となる構
成としたことにより、ロジック電源VDD及び/または液
晶駆動用の電源VLCD の低下時の動作不安定を回避す
る。
【0030】また、第2の発明において、前記デコーダ
回路の入力信号ラインに付加された抵抗は、レベルシフ
タ回路の出力が不安定になった場合に当該ラインを接地
レベルまたはロジック電源VDDレベルにプルダウンまた
はプルアップし、ロジック電源VDD及び/または液晶駆
動用の電源VLCD の低下時の動作不安定を回避する。そ
して、第3の発明において、交流化信号(M)と液晶表
示停止信号(D・OFF)INV との論理積信号(M’)
から作られる信号(M”)のラインにプルダウン抵抗あ
るいはプルアップ抵抗を付加したことでロジック電源V
DD及び/または液晶駆動用の電源VLCD の低下時の動作
不安定が回避される。
回路の入力信号ラインに付加された抵抗は、レベルシフ
タ回路の出力が不安定になった場合に当該ラインを接地
レベルまたはロジック電源VDDレベルにプルダウンまた
はプルアップし、ロジック電源VDD及び/または液晶駆
動用の電源VLCD の低下時の動作不安定を回避する。そ
して、第3の発明において、交流化信号(M)と液晶表
示停止信号(D・OFF)INV との論理積信号(M’)
から作られる信号(M”)のラインにプルダウン抵抗あ
るいはプルアップ抵抗を付加したことでロジック電源V
DD及び/または液晶駆動用の電源VLCD の低下時の動作
不安定が回避される。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図面を参照し
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0032】図1は本発明による液晶駆動回路の第1実
施例を説明する回路構成図であって、この回路は前記図
11で説明した従来の回路に対し、デコーダ回路の入力
となるレベルシフタの出力、M”ライン、D”ライン、
(D”)INV ラインにプルダウン抵抗r1 ,r2 ,r3
をそれぞれ付加したものである。
施例を説明する回路構成図であって、この回路は前記図
11で説明した従来の回路に対し、デコーダ回路の入力
となるレベルシフタの出力、M”ライン、D”ライン、
(D”)INV ラインにプルダウン抵抗r1 ,r2 ,r3
をそれぞれ付加したものである。
【0033】この回路は、ロジック部と液晶駆動部とか
らなり、レベルシフタ(1),(2)、デコーダ回路お
よび出力トランジスタ回路とから主として構成される。
らなり、レベルシフタ(1),(2)、デコーダ回路お
よび出力トランジスタ回路とから主として構成される。
【0034】レベルシフタ(1)はデータ(Data)
信号に基づいた信号D”および(D”)INV をデコーダ
回路に与え、レベルシフタ(2)はD・off信号とM
信号に基づいて信号M”をデコーダ回路に与える。
信号に基づいた信号D”および(D”)INV をデコーダ
回路に与え、レベルシフタ(2)はD・off信号とM
信号に基づいて信号M”をデコーダ回路に与える。
【0035】出力トランジスタ回路はデコーダ回路の選
択出力により、液晶駆動電圧V1,V2,V3,V6,V4,V5
を選択して液晶表示素子の所定の画素を駆動する信号を
出力する。
択出力により、液晶駆動電圧V1,V2,V3,V6,V4,V5
を選択して液晶表示素子の所定の画素を駆動する信号を
出力する。
【0036】図2は図1の動作を説明する波形図であっ
て、上記したプルダウン抵抗r1 ,r2 ,r3 の付加に
より、ロジック電源VDD、液晶駆動用の電源LCD が低下
してもデコーダ回路の入力信号はロー(Low),ロー
(Low)となり、デコーダ回路と出力トランジスタ回
路のトランジスタのしきい値電圧を適切に設定して置く
ことにより、出力トランジスタ回路はD・off=Lo
w時には駆動電圧V2を選択して出力し続けることが可
能となる。
て、上記したプルダウン抵抗r1 ,r2 ,r3 の付加に
より、ロジック電源VDD、液晶駆動用の電源LCD が低下
してもデコーダ回路の入力信号はロー(Low),ロー
(Low)となり、デコーダ回路と出力トランジスタ回
路のトランジスタのしきい値電圧を適切に設定して置く
ことにより、出力トランジスタ回路はD・off=Lo
w時には駆動電圧V2を選択して出力し続けることが可
能となる。
【0037】これにより、電源オフ時の動作不安定によ
る画面のチラツキや横筋の発生を防止し、長寿命化を実
現した液晶駆動回路を提供することができる。
る画面のチラツキや横筋の発生を防止し、長寿命化を実
現した液晶駆動回路を提供することができる。
【0038】図3は本発明による液晶駆動回路の第2実
施例を説明する回路構成図であって、前記第1実施例と
異なる点は、D" ラインと(D" )INV ラインに対して
はプルダウン抵抗を付加せず、M" ラインにのみプルダ
ウン抵抗rを付加した構成とした点であり、その他の構
成は図1と同様である。
施例を説明する回路構成図であって、前記第1実施例と
異なる点は、D" ラインと(D" )INV ラインに対して
はプルダウン抵抗を付加せず、M" ラインにのみプルダ
ウン抵抗rを付加した構成とした点であり、その他の構
成は図1と同様である。
【0039】本実施例の構成としたことの理由は次のと
おりである。
おりである。
【0040】すなわち、レベルシフタ(1)の出力であ
るD" ラインおよび(D" )INV ラインは一個の出力に
対し各々一個あるため、付加する抵抗は出力数×2と多
数となり実装が大変であるが、レベルシフタ(2)の出
力であるM”ラインは出力数に関係なく一個の抵抗のみ
で済み、しかも万一選択を誤ったとしても駆動電圧V4
(V5 )が選択されるのみであること。
るD" ラインおよび(D" )INV ラインは一個の出力に
対し各々一個あるため、付加する抵抗は出力数×2と多
数となり実装が大変であるが、レベルシフタ(2)の出
力であるM”ラインは出力数に関係なく一個の抵抗のみ
で済み、しかも万一選択を誤ったとしても駆動電圧V4
(V5 )が選択されるのみであること。
【0041】また、駆動電圧V4 (V5 )は駆動電圧V
1 ,V3 (V6 )に比べるとVLCD/n(nはバイア
ス比、通常1/Nデューティではn≦√N(10〜1
5))と駆動電圧V2 に近い電圧であり、特に電源オ
ン,オフ時にはV4 (V5 )≒V2でありこれでも実用
に耐えること。
1 ,V3 (V6 )に比べるとVLCD/n(nはバイア
ス比、通常1/Nデューティではn≦√N(10〜1
5))と駆動電圧V2 に近い電圧であり、特に電源オ
ン,オフ時にはV4 (V5 )≒V2でありこれでも実用
に耐えること。
【0042】図4は図3の実施例の動作を説明する波形
図であり、レベルシフタ(2)の出力であるM”ライン
にプルダウン抵抗rを付加したことにより、ロジック電
源VDD、液晶駆動用の電源LCD が低下してもデコーダ回
路の入力信号はLow,Lowとなり、デコーダ回路と
出力トランジスタ回路のしきい値電圧を適切に設定して
置くことにより、出力トランジスタ回路はD・off=
Low時には駆動電圧V2 を選択して出力し続けること
が可能となる。
図であり、レベルシフタ(2)の出力であるM”ライン
にプルダウン抵抗rを付加したことにより、ロジック電
源VDD、液晶駆動用の電源LCD が低下してもデコーダ回
路の入力信号はLow,Lowとなり、デコーダ回路と
出力トランジスタ回路のしきい値電圧を適切に設定して
置くことにより、出力トランジスタ回路はD・off=
Low時には駆動電圧V2 を選択して出力し続けること
が可能となる。
【0043】本実施例によっても、前記実施例と同様
に、電源オフ時の動作不安定による画面のチラツキや横
筋の発生を防止し、長寿命化を実現した液晶駆動回路を
提供することができる。
に、電源オフ時の動作不安定による画面のチラツキや横
筋の発生を防止し、長寿命化を実現した液晶駆動回路を
提供することができる。
【0044】上記各実施例では、レベルシフタ(1)
(2)の出力ラインすなわちデコーダ回路の入力信号ラ
インに付加した抵抗は全てプルダウン抵抗としたが、デ
コーダ回路の論理構成や出力トランジスタ回路のタイプ
によっては電源ラインへのプルアップ抵抗を付加した構
成でもよく、またプルアップ抵抗とプルダウン抵抗の組
合せでも同様の結果が得られることは言うまでもない。
(2)の出力ラインすなわちデコーダ回路の入力信号ラ
インに付加した抵抗は全てプルダウン抵抗としたが、デ
コーダ回路の論理構成や出力トランジスタ回路のタイプ
によっては電源ラインへのプルアップ抵抗を付加した構
成でもよく、またプルアップ抵抗とプルダウン抵抗の組
合せでも同様の結果が得られることは言うまでもない。
【0045】なお、上記の駆動回路は一個あるいは二個
以上の集積回路(IC)に実装して液晶表示装置を構成
することができる。
以上の集積回路(IC)に実装して液晶表示装置を構成
することができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
液晶駆動電圧を出力するための出力トランジスタ回路に
選択出力を与えるデコーダ回路の動作が安定し、電源オ
フ時に出力トランジスタ回路から液晶パネルに電圧が出
力されるのを防ぐことができる。
液晶駆動電圧を出力するための出力トランジスタ回路に
選択出力を与えるデコーダ回路の動作が安定し、電源オ
フ時に出力トランジスタ回路から液晶パネルに電圧が出
力されるのを防ぐことができる。
【0047】これにより、液晶パネルへの直流電圧の印
加が防止されるので液晶パネルの長寿命化、動作の安定
化が達成でき、更には電源オフ直後にオンした際の画面
のチラツキを防止できる。
加が防止されるので液晶パネルの長寿命化、動作の安定
化が達成でき、更には電源オフ直後にオンした際の画面
のチラツキを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液晶駆動回路の第1実施例を説明
する回路構成図である。
する回路構成図である。
【図2】図1の動作を説明する波形図である。
【図3】本発明による液晶駆動回路の第2実施例を説明
する回路構成図である。
する回路構成図である。
【図4】図3の実施例の動作を説明する波形図である。
【図5】液晶表示装置の全体構成を説明するブロック図
である。
である。
【図6】セグメント電極駆動回路の内部ブロック図であ
る。
る。
【図7】コモン電極駆動回路の内部ブロック図である。
【図8】セグメント電極駆動回路のブロック図である。
【図9】液晶駆動回路の出力トランジスタの説明図であ
る。
る。
【図10】液晶駆動回路の出力トランジスタの説明図で
ある。
ある。
【図11】液晶駆動回路のD・off信号から出力に至
るまでの回路例の構成図である。
るまでの回路例の構成図である。
【図12】図11の回路構成における電源オフ時の動作
の説明図である。
の説明図である。
VDD ロジック電源電圧 VLCD 液晶駆動用の電源電圧 V1,V2,V3,V6,V4,V5 デコーダにより選ばれた電
圧 M 交流化信号 D・off 液晶表示停止信号。
圧 M 交流化信号 D・off 液晶表示停止信号。
Claims (3)
- 【請求項1】ロジック電源VDDにより動作するロジック
回路と、液晶駆動用の電源VLCD により動作する高耐圧
回路と、前記ロジック回路と前記高耐圧回路を結ぶため
のレベルシフタ回路と、液晶パネルに印加するための複
数の液晶駆動電圧中の1つを選択出力するためのデコー
ダ回路、および前記デコーダ回路により選ばれた電圧
(V1,V2,V3,V4 )を出力するための複数のトランジ
スタで構成した出力トランジスタ回路とから成る液晶駆
動回路において、 前記ロジック電源VDD及び/または液晶駆動用の電源V
LCD の低下に対して、前記出力トランジスタ回路の出力
が前記ロジック電源VDD及び液晶駆動用の電源VLCD が
有効である時の出力V2 以外の電圧が液晶表示停止信号
(D・OFF)INV のローレベル時に選択不可となる構
成としたことを特徴とする液晶駆動回路。 - 【請求項2】請求項1において、前記デコーダ回路の入
力信号ラインを接地レベルまたはロジック電源VDDレベ
ルにプルダウンまたはプルアップするための抵抗を付加
したことを特徴とする液晶駆動回路。 - 【請求項3】請求項1において、交流化信号(M)と液
晶表示停止信号(D・OFF)INVとの論理積信号
(M’)から作られる信号(M”)を前記デコーダ回路
の一つの入力信号とすると共に、前記信号(M”)のラ
インにプルダウン抵抗あるいはプルアップ抵抗を付加し
たことを特徴とする液晶駆動回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29133294A JPH08146379A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 液晶駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29133294A JPH08146379A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 液晶駆動回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08146379A true JPH08146379A (ja) | 1996-06-07 |
Family
ID=17767550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29133294A Pending JPH08146379A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 液晶駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08146379A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1041533A1 (en) * | 1999-03-30 | 2000-10-04 | Seiko Epson Corporation | Semiconductor device including a power supply, and liquid crystal device and electronic equipment using the same |
KR100432106B1 (ko) * | 2000-10-20 | 2004-05-17 | 히다치디바이스 엔지니어링가부시키가이샤 | 표시 장치 |
KR100533896B1 (ko) * | 2000-12-04 | 2005-12-07 | 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 | 액정 표시 장치 |
KR100870397B1 (ko) * | 2002-07-19 | 2008-11-25 | 매그나칩 반도체 유한회사 | 엘시디 소오스 드라이버용 디코더회로 |
US7633476B2 (en) | 2004-10-04 | 2009-12-15 | Sharp Kabushiki Kaisha | Display element drive unit, display device including the same, and display element drive method |
-
1994
- 1994-11-25 JP JP29133294A patent/JPH08146379A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1041533A1 (en) * | 1999-03-30 | 2000-10-04 | Seiko Epson Corporation | Semiconductor device including a power supply, and liquid crystal device and electronic equipment using the same |
KR100432106B1 (ko) * | 2000-10-20 | 2004-05-17 | 히다치디바이스 엔지니어링가부시키가이샤 | 표시 장치 |
KR100533896B1 (ko) * | 2000-12-04 | 2005-12-07 | 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 | 액정 표시 장치 |
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US7633476B2 (en) | 2004-10-04 | 2009-12-15 | Sharp Kabushiki Kaisha | Display element drive unit, display device including the same, and display element drive method |
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