JPH0814632B2 - スライドガイド装置 - Google Patents

スライドガイド装置

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JPH0814632B2
JPH0814632B2 JP1077591A JP7759189A JPH0814632B2 JP H0814632 B2 JPH0814632 B2 JP H0814632B2 JP 1077591 A JP1077591 A JP 1077591A JP 7759189 A JP7759189 A JP 7759189A JP H0814632 B2 JPH0814632 B2 JP H0814632B2
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    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
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    • G01B11/24Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring contours or curvatures

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  • Support Devices For Sliding Doors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はレンズやミラーなどの被測定物の表面形状を
測定する光学測定装置において被測定物を位置調整可能
に保持する保持装置などに用いられるスライド装置にか
んするものである。
従来の技術 近年、光学測定の分野では、2波長のレーザ光を測定
光と参照光とに分離し、測定光を被測定物表面に参照光
を基準ミラーに測定光反射させ、これら反射光を同一光
検出器に導いてビート周波数を検出し、被測定物表面の
動きにより生ずる周波数のドプラーシフトの量によって
被測定物表面に動き量を検出する光ヘテロダイン法に基
きレーザ測長機などに見られるように、測定精度が±0.
01μmと高精度になっている。従って、これに伴う付帯
装置の高精度化が切望されている。
本出願人は、従来の光学測定装置が測定プローブを被
測定面に接触した状態で移動させ、その移動量を上記レ
ーザ測長機によって測定することにより被測定面の形状
測定を行う接触式であるのに対し、直接レーザ光を被測
定面を照射し、その反射光に基いて被測定面の形状測定
を行う非接触式の超高精度光学測定装置を提案してい
る。
ところでこのような測定装置において、被測定物を位
置調整可能に保持する保持装置などに用いられる従来の
スライドガイド装置を、第15図を参照しながら説明す
る。
同図において、100は被測定物101を保持する保持台、
102はこの保持台100を被測定面103の近似曲率中心をY
方向に通る軸Pのまわりに回転させる回転駆動部で、保
持台100をスライドガイド装置104を介してX−Z方向に
微調スライド可能に支持している。このスライドガイド
装置104は、回転駆動部102に取付けられたガイド部105
と、このガイド部105によってX方向スライド可能にガ
イドされるX軸スライド部106と、このX軸スライド部1
06によってZ方向スライド可能にガイドされるZ軸スラ
イド部107とを備えている。ガイド部105とX軸スライド
部106との間、及びX軸スライド部106とZ軸スライド部
107との間には、クロスローラ108が夫々配設されてい
る。
そして被測定物101の被測定面108を軸Pを中心に回転
させて極座標測定する際、被測定面108の近似曲率中心
を軸Pに一致させるため、保持台100をスライドガイド
装置103を介してX−Z方向に微調スライドさせてい
る。
発明が解決しようとする課題 しかし上記従来例では、スライドガイド装置のスライ
ド部とガイド部とがクロスローラがスライド部やガイド
部に対して線接触しているため、第15図に仮想線で示す
ように、夫々のスライド部106、107に微小なガタ付きが
生じて動き易く、高精度測定(0.05μm以下)に支承が
生じるという問題がある。
本発明は上記問題点に鑑み、光学測定装置の高精度測
定における被測定物の位置調整などの微調スライドを高
精度で行うことができるスライドガイド装置を提供する
ことを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明のスライドガイド装置は、スライド部がガイド
部によってスライド可能にガイドされるスライドガイド
装置において、スライド部のガイド部のガイド面に接す
るスライド面と前記ガイド面とを研磨面とし、互いに面
接触させ、スライド部のスライド面側部位及びガイド部
のガイド面側部位の一方に磁石を埋設すると共に、スラ
イド面側部位及びガイド面側部位の他方を磁性体で形成
したことを特徴とする。
又本発明は、被測定物を二方向微調スライド可能なス
ライドガイド装置として、ガイド部によって第1の方向
にスライド可能にガイドされる第1スライド部と、この
第1スライド部によって第2の方向にスライド可能にガ
イドされる第2スライド部とを備え、ガイド部のガイド
面と第1スライド部のスライド面とを研磨面とし互いに
面接触させると共に、第1スライド部のガイド面と第2
スライド部のスライド面とを研磨面とし互いに面接触さ
せる一方、第1スライド部に磁石を埋設し、ガイド部の
ガイド面側部位と第2スライド部のスライド面側部位と
を磁性体で形成したことを特徴とする。
作用 請求項1記載の発明によれば、スライド部のスライド
面がガイド部のガイド面に対して面接触状態であるの
で、線接触の従来例に比較してスライド部を安定した状
態で保持することができ、スライド部のガタ付きを阻止
することができるとともに、磁石及び磁性体を用いて両
者間の密着を向上させているので、スライド部のガタ付
きをさらに抑えることができ、高精度微調整スライドの
要望に応えることができる。
請求項3記載の発明によれば、被測定物の二方向微調
移動可能な高精度のスライドガイド装置を提供すること
ができ、光学測定装置における超高精度測定を可能にす
ることができる。
実 施 例 第1図〜第14図は、本発明を光学測定装置に適用した
一実施例を示している。
本装置は、X−Y−Z座標位置を光ヘテロダイン法に
基いて測定するものであり、半導体レーザ光(λ=780n
m)Gを被測定物1の被測定面2に集光し、その反射光
に基いてフォーカスサーボをかけると共に、測定用He−
Neゼーマンレーザ光(λ=633nm)Fを被測定面2に垂
直に集光し、その反射光を基いて傾き補正サーボをかけ
ながら被測定面2の形状測定を行うものである。
第4図に示す同装置の全体構成において、3は本体ベ
ースとしての下部石定盤、4はこの下部石定盤3との間
にXテーブル5及びYテーブル6を介してX−Y方向に
移動可能な上部石定盤、7は上部石定盤4の前面に設け
られZ方向に移動可能に支持されたZ移動部、8は被測
定物1を保持するL字状の保持台、9はこの保持台8を
Y方向の軸P(第10図参照)まわりに回転させるエアー
スピンドル、10はこのエアースピンドル9を昇降可能に
支持し且つZ方向の軸Qまわりに旋回可能な旋回台であ
る。
Z移動部7は、第5図に示すように、リニアモータ10
を介してバネ11により上部石定盤4に吊持されている。
Z移動部7の内部には、第6図に示すように、半導体レ
ーザ光Gを放射する半導体レーザ12が設置されている。
半導体レーザ12から放射された半導体レーザ光Gは、レ
ンズ13、偏光プリズム14、λ/4波長板15を通過してダイ
クロイックミラー16で下向きに全反射され、対物レンズ
17の開口一杯に入射して被測定物1の被測定面2に集光
する。半導体レーザ光Gの集光位置は、ゼーマンレーザ
光FのZ座標測定に用いられる測定光Fz1の照射位置と
略一致する。被測定面2が傾いていれば、半導体レーザ
光Gの反射光の一部は前記対物レンズ17の開口外に向け
て反射させられるが、残部は対物レンズ17の開口内に向
けて反射させられる。対物レンズ17に戻った反射光はダ
イクロイックミラー16及び偏光プリズム14で全反射さ
れ、レンズ18で集光されてハーフミラー19で二分割され
る。分割された各反射光は、焦点前及び焦点後に設置さ
れた夫々のピンホール20を通過し、夫々の光検出器21に
照射される。対物レンズ17の集光位置が被測定面2にあ
れば、第7図に示すように、各光検出器21で検出される
光量は最大となる。被測定面2と対物レンズ17との間の
距離(Z方向)が変化すると、第8図に示すように、各
光検出器21上の照射位置がズレて光量が低下する。これ
ら光検出器21の出力の差から、第5図に示すフォーカス
誤差信号発生部22でフォーカス誤差信号が発生する。第
5図においてスイッチSW2が仮想線で示す位置にあると
き、駆動回路23はこのフォーカス誤差信号がゼロとなる
ようにリニアモータ10を制御し、Z移動部7をZ方向に
移動させる。このようにして、半導体レーザ光Gと次に
述べるゼーマンレーザ光Fの測定光Fz1の集光位置が常
に被測定面2にあるようにフォーカスサーボがかけられ
る。
2つの周波数f1、f2で発振するHe−Neゼーマン周波数
安定化レーザ24から放射されたレーザ光Fの一部は、第
1のハーフミラー25を透過した後、第2のハーフミラー
26で分離されて測定位置のX−Y座標測定に用いられ
る。一方、第1のハーフミラー25で反射されたレーザ光
Fzは、測定位置のZ座標測定に用いられる。このレーザ
光Fzは偏光プリズム27で、測定光Fz1と参照光Fz2とに分
離される。測定光Fz1の周波数f1と参照光Fz2の周波数f2
との差は数百KHzで、互いに垂直な直線偏光となってい
る。尚、X−Y座標測定に使用されるレーザ光Fx、Fy
も、各光路途中で夫々のコーナキューブ44によって測定
光Fx1,Fy1と参照光Fx2、Fy2とに分離される。
Z座標測定に用いられる測定光Fz1は、第9図に示す
ように、P偏波を全透過しS偏波を部分透過する特殊偏
光プリズム28と、ファラデー素子29と、λ/2板30とを通
過し、S偏波となって偏光プリズム31で全反射される。
そしてλ/4板32、集光レンズ33を通過し、ミラー34上に
集光して反射された測定光Fz1は前記λ/4板32によって
P偏波となり、前記偏光プリズム31を全透過して対物レ
ンズ17に入射し、被測定面2に垂直に集光される。被測
定面2からの反射光は上記入射光と同一光路を戻るが、
S偏波となって特殊偏光プリズム28で一部反射された
後、偏光プリズム27で全反射され、Z軸光検出器35に達
する。被測定面2の形状測定時は、被測定面2上の測定
点のZ座標の変動速度に応じて前記反射光の周波数がド
プラーシフトし、f1+Δとなる。尚、反射光の光路が被
測定面2の傾きに応じてズレようとする際は、特殊偏光
プリズム28で一部反射された反射光を4分割光検出器36
が検知し、集光レンズ移動手段37により集光レンズ33を
X−Y方向に移動させて入射光の対物レンズ17への入射
位置を変化させることにより、常に反射光が同一光路を
戻るように傾き補正サーボがかけられる。
一方、参照光Fz2は前記偏光プリズム27で全反射され
た後、レンズ38によってZ軸ミラー39上に集光され、反
射されて前記Z軸光検出器35に達する。反射光の周波数
は、X、Yテーブル5、6の移動真直度などの誤差によ
り、f2+δとなる。従ってZ軸光検出器35では、(f1
Δ)−(f2+δ)がビート信号として検出され、Z座標
検出装置37において被測定面2の測定位置のZ座標が正
確に得られる。
尚、被測定面2の測定位置のX、Y座標は、Z移動部
7に設置したX、Y軸ミラー38、39に集光されたFx1、F
y1の反射光と、下部石定盤1側に設置したX、Y軸ミラ
ー40、41に集光された参照光Fx2、Fy2の反射光との周波
数の差によって、X、Y軸光検出器42、43で検出され
る。
被測定物1を保持する保持台8は、第1図に示すよう
に、Z軸スライド板45、X軸スライド板46、基板47から
基本構成されたスライドガイド装置を介してZ−X方向
移動可能にエアースピンドル9に取付けられている。こ
れらZ軸スライド板45、X軸スライド板46、基板47は磁
性体からなっている。Z軸スライド板45は背面側に形成
されたZ方向の凹溝部48が、X軸スライド板46の前面側
で形成されたZ方向の凸部49に面接触状態で嵌合してい
る。X軸スライド板46の背面側に形成されたX方向の凹
溝部50は、基板47の前面側に形成されたX方向の凸部51
に面接触状態で嵌合している。これら凹溝部48、50及び
凸部49、51の表面は平滑に研磨されている。
X軸スライド板46の上面に固定された保持部材52は、
Z軸送りネジ53を回転可能に保持している。Z軸送りネ
ジ53のネジ部は、Z軸スライド板45の上部に螺設された
雌ねじ部54に螺合している。X軸スライド板46の両側面
に取付けられた枠部材55の一方は、X軸送りネジ56を回
転可能に保持している。X軸送りネジ56のネジ部は、基
板47の一側部に穿設された雌ネジ部57に螺合している。
この基板47の略中央部には、Z軸スライド板45、X軸ス
ライド板46のスライドを固定する固定ネジ58のネジ部に
螺合する雌ネジ部59が穿設されている。X軸スライド板
46の略中央部には、固定ネジ58の軸部を挿通するX方向
の長孔60が開設されている。Z軸スライド板45の略中央
部には前記軸部を挿通する大径の角孔61が開設されてい
る。X軸スライド板46には四つの円孔62が開設され、各
円孔62に非磁性体からなる円筒カラー63を周囲に備えた
円柱状の磁石64が嵌着されている。磁石64の両端面は、
X軸スライド板46の表面より若干沈んでいる。本実施例
では磁石64の磁性体に対する吸着力により、X軸スライ
ド板46とZ軸スライド板45及び基板47との密着性を更に
向上させている。磁石64の材質はサマリウムコバルトが
好適であるが、それ以外の材質を用いてもよい。
このようなスライドガイド装置において、保持台8上
の被測定物1をZ方向に移動させる場合は、第2図に示
すように、Z軸送りネジ53を回転操作してZ軸スライド
板45を微調スライドさせる。X方向に移動させる場合
は、第3図に示すように、X送りネジ56を回転操作して
X軸スライド板46を微調スライドさせる。固定する際は
固定ネジ58によって締付ける。本実施例のスライドガイ
ド装置によれば、被測定面2の極座標測定時などにおい
て生じるガタ付きが事実上全くなく、被測定面2の超高
精度測定の実現に寄与するところ大である。
前記旋回台10は、第4図に示すように、エアースピン
ドル9が設置固定された支持板65と、この支持板65を昇
降可能に案内支持する四本の支持柱66と、これら支持柱
66が立設された旋回基盤67とを備えている。旋回基盤67
は枢支ピン68によって旋回可能に枢支されている。旋回
基盤67上には、支持板65に穿設された雌ネジ部に螺合す
る送りネジ69と、この送りネジ69を回転させるモータ70
とが配設されている。送りネジ69はその下部に固定され
たギヤ71とこのギア71に噛合するウォーム72とを介して
回転させられる。
このように構成された旋回台10によれば、保持台8に
被測定1を保持させて被測定面2の形状測定を行う場合
は、第10図及び第11図に実戦で示す測定位置に保持台8
を設置する。より大きな被測定物1の形状測定を行う場
合は、第11図に示すように、モータ70を駆動してエアー
スピンドル9をその上端部が上部石定盤2の下端部より
も低い位置に下降させる。次にこの状態で旋回台10を、
第11図に矢印で示す方向に枢支ピン68を中心として旋回
させる。これにより、保持台8をZ移動部7下方の測定
位置から退避位置に移動させることができ、Z移動部7
の下方空間を拡大することができる。尚、極座測定を行
う場合は被測定面2の近似曲率中心がエアースピンドル
9の回転軸Pと一致するようにモータ70でエアースピン
ドル9を昇降させる。
次に、第5図及び第12図を用いて、フォーカスサーボ
系の詳細な説明を行う。
第5図において、73はZ移動部7のZ方向における平
衡位置からの変位量を検出する位置検出器、74は位置検
出器73からの出力によって位置信号を発生する位置信号
発生回路、75は位置信号に基いてZ移動部7のZ方向に
位置を表示する位置表示手段、76は0.3Hzの周波数発振
器、77はZ移動部7をZ方向に移動させるためのボリュ
ーム、78はボリューム77の操作設定電圧に基きバネ11の
復元力の影響をなくすように位置信号を増幅して駆動回
路23に信号を送る差動増幅器、79はゲインコントロール
回路、80は被測定面2の反射率に応じてサーボゲインの
切替え操作を行うための操作部である。この操作部に
は、第12図に示すように、半導体レーザ光G及びゼーマ
ンレーザ光Fの被測定面2での各反射率を三つの範囲に
切替えるための反射率切替スイッチと、両レーザ光G、
Fの反射率切替えの連動と独立作動とを選択するための
連動スイッチと、各レーザ光G、Fの反射光量を表示す
る反射光量モニターメータとを備えている。
これにより、被測定面2の反射率に応じて夫々のサー
ボゲインを切替えることができるので、広い範囲の反射
率に対してサーボゲインを略一定にすることができ、高
精度測定可能な被測定面2の範囲を拡大することができ
る。又同一被測定面2においてレーザ光G、Fの波長に
起因する反射率の相違にも対処することができるので、
フォーカスサーボと傾きサーボとを夫々の反射率に応じ
て正常に動作させることができる。更に、測定中の被測
定面2の反射率を夫々のレーザ光G、Fにおいて確認し
ながらゲイン切替えを行うことができる。尚、本実施例
では対応可能な反射率の範囲を3〜100%としている
が、0〜100%としてもよい。
以上のように構成された光学測定装置において非曲面
レンズを被測定物1としてその被測定面2の形状測定を
行うには、先ず被測定物1を保持台8上に保持させる。
このとき、エアースピンドル9の回転軸Pが被測定面2
の曲率中心を通るようにエアースピンドル9を昇降又は
スライドガイド装置をX−Z方向に微調スライドさせ
る。次にボリューム77を操作してZ移動部7をZ方向に
移動させ、第13図に示すように、対物レンズ17を被測定
面2の先端部に対するフォーカス位置の上方1〜2mmの
位置に初期位置を設定する。このとき、同図に示すよう
なスケール81を上部石定盤4の前面側に設置しておくと
好適である。
スイッチSw1をオンにすると、Z移動部7はフォーカ
ス誤差信号が出るまで、すなわち対物レンズ17がフォー
カス引き込み範囲に達するまで下降する。フォーカス誤
差信号が検出されたらスイッチSw2を切替えてフォーカ
スサーボをかける。これにより、対物レンズ17をフォー
カス位置に引き込むことができる。
次に被測定面2のX−Y−Z座標における測定原点S
(図示せず)を求める方法を、第14図を参照しながら説
明する。
現在のレーザ光Gの被測定面2上の集光位置を初期原
点(Xa,Za)S0とし、この初期原点S0の同一Y座標位置
での被測定面2の中心からのズレ量を求めて第1の目標
原点S1を得るため、同一Y座標位置において初期原点S0
近傍の一定範囲で二位置のX−Z座標を測定する。夫々
のX−Z座標を、(X1,Zd1)、(X2,Zd2)とする。
測定によって得られた測定面(第14図実線)の計算球
面(第14図仮想線)からのズレ量をZdとすると、 X2+Y2+(Z+R−Zd2)=R2と置ける。
但し、Rは初期原点S0近傍の曲率半径である。
一方、計算球面は 測定面は なので、Zdは、 となる。
ここでX《Rとすると、 Zd≒R−X2÷2R−R+(X+Xa)÷2R−Za =〔(X+Xa)−X2〕÷2R−Za ≒Xa・X÷R+Xa2÷2R−Za ここで、Xa2÷2R=Zaなので、 zd=Xa・X÷R、となる。
故に、 Xa=R÷X・Zd =R・(Zd1−Zd2)÷(X1−X2) 以上のようにして、第1の目標原点S1を得ることがで
きる。以下、同様にして、この第1の目標原点S1近傍の
同一X座標位置における二位置のY−Z座標を測定し、
第1の目標原点S1の被測定面2の中心からのズレ量を求
めて第2の目標原点S2(図示せず)を得る。
この第2の目標原点S2は被測定面2の中心に一致する
ので、この目標原点S2を被測定レンズ面のX−Y−Z座
標における測定原点Sとして被測定面2の形状測定を行
うことにより、X−Y方向に対称な範囲を測定すること
ができる。又これに基いて、極座標測定を行う場合の測
定位置を決めることもできる。
本発明は上記実施例に示すほか、種々の態様に構成す
ることができる。
例えば上記実施例では磁性体によってスライド部及び
ガイド部を構成しているが、磁石を使わない場合は非磁
性体によって構成することができる。又磁石を使う場合
でも、使用する磁石の大きさ、形状、個数、埋設状態な
どは必要に応じて適宜設計することができると共に、そ
れに応じて磁性体で形成する部位や範囲なども適宜設計
することができる。
尚、上記従来例では、スライド部を移動させる移動手
段を設けているが、移動手段を設ける場合は送りネジの
ほか、公知の技術を用いることができる。
発明の効果 本発明は上記構成、作用を有するので、光学測定装置
の高精度測定における被測定物の位置調整などの微調ス
ライドを高精度で行うことができるスライドガイド装置
を提供すること。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるスライドガイド装置
の分解斜視図、第2図はその縦断側面図、第3図はその
横断平面図、第4図は同実施例における光学測定装置の
全体構成を示す概略斜視図、第5図は同装置におけるフ
ォーカスサーボ系のブロック図、第6図はその光路図、
第7図は対物レンズがフォーカス位置にあるときの光路
図、第8図は対物レンズがフォーカス位置から外れたと
きの光路図、第9図は同装置における傾きサーボ系の光
路図、第10図は同装置における旋回台の正面図、第11図
はその平面図、第12図は同装置における反射率切替え操
作部の正面図、第13図は同装置における対物レンズの位
置設定の説明図、第14図は同装置において被測定面上の
Y方向における初期原点から目標原点を求める概略説明
図、第15図は光学測定装置における従来のスライドガイ
ド装置の側面図、第16図はその作用を説明する拡大図で
ある。 45……Z軸スライド板、46……X軸スライド板、47……
基板、48、50……凹溝部、49、51……凸部、64……磁
石。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スライド部がガイド部によってスライド可
    能にガイドされるスライドガイド装置において、スライ
    ド部のガイド部のガイド面に接するスライド面と前記ガ
    イド面とを研磨面とし、互いに面接触させ、スライド部
    のスライド面側部位及びガイド部のガイド面側部位の一
    方に磁石を埋設すると共に、スライド面側部位及びガイ
    ド面側部位の他方を磁性体で形成したことを特徴とする
    スライドガイド装置。
  2. 【請求項2】ガイド部によって第1の方向にスライド可
    能にガイドされる第1スライド部と、この第1スライド
    部によって第2の方向にスライド可能にガイドされる第
    2スライド部とを備え、ガイド部のガイド面と第1スラ
    イド部のスライド面とを研磨面とし互いに面接触させる
    と共に、第1スライド部のガイド面と第2スライド部の
    スライド面とを研磨面として互いに面接触させる一方、
    第1スライド部に磁石を埋設し、ガイド部のガイド面側
    部位と第2スライド部のスライド面側部位とを磁性体で
    形成したことを特徴とするスライドガイド装置。
JP1077591A 1989-03-28 1989-03-28 スライドガイド装置 Expired - Lifetime JPH0814632B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1077591A JPH0814632B2 (ja) 1989-03-28 1989-03-28 スライドガイド装置
KR1019900004197A KR900014856A (ko) 1989-03-28 1990-03-28 슬라이드 가이드장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1077591A JPH0814632B2 (ja) 1989-03-28 1989-03-28 スライドガイド装置

Publications (2)

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