JPH08145848A - 液晶パネル欠陥検査装置 - Google Patents

液晶パネル欠陥検査装置

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JPH08145848A
JPH08145848A JP28488094A JP28488094A JPH08145848A JP H08145848 A JPH08145848 A JP H08145848A JP 28488094 A JP28488094 A JP 28488094A JP 28488094 A JP28488094 A JP 28488094A JP H08145848 A JPH08145848 A JP H08145848A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 信頼性の高い表示ムラの検出を能率良く行う
ことができる液晶パネル欠陥検査装置を提供する。 【構成】 液晶パネル点灯装置25を制御して液晶パネ
ル21を全面一様に無地表示する。その液晶パネル21
をモノクロカメラ22で撮影して得られた画像データを
画像メモリ23bに格納する。画像処理装置23aは画
像メモリ23bから1ライン分の1次元輝度データを読
み出し、フィルタ20aにより1次微分処理を施し、そ
の結果に基づいて1次元輝度データ中の突起部分を除去
し、突起部分が除去された1次元輝度データに対してフ
ィルタ20bにより2次微分処理を施し、その結果を2
値化処理して表示ムラを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶パネルに発生する
表示ムラの欠陥を検出する液晶パネル欠陥検査装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶パネルに発生する表示ムラな
どの欠陥を検査する方法としては、熟練検査員が液晶パ
ネルを目視することにより、周囲との輝度が微妙に異な
る表示ムラを検出する方法があった。しかし、この方法
は、個人差があるし、能率が悪く、また、検査員に過大
な疲労を与えるものであった。また、表示ムラがよく見
えるように液晶パネルを動かしてしまうため、見え方が
液晶パネルごとに異なってしまい、判定基準があいまい
になるおそれがあった。
【0003】そこで、目視検査に代わって自動的に検査
する方法が開発された。第1の従来例は、カメラで液晶
パネルを撮影した画像データを画像メモリに格納し、そ
の画像データに対して一意的な閾値で2値化処理を行
い、ある輝度値以上あるいは以下の部分を表示ムラとし
て検出するものである。
【0004】第2の従来例は、カメラで液晶パネルを撮
影した画像データを画像メモリに格納し、程度の異なる
2通りの平滑化を行い、平滑化度の大きい画像データの
輝度値を閾値として、平滑化度の小さい画像データを2
値化することにより、表示ムラを検出するものである。
【0005】図9は液晶パネルを示したものである。こ
の液晶パネルの全面を一様な強さで駆動したときに、1
は背景部3より明るく光る線状の欠陥、2は周辺部より
わずかに明るい表示ムラである。
【0006】第1の従来例について、図10(a)は図
9の液晶パネルをカメラで撮影し、その画像データを画
像メモリに格納したときのA−B間の輝度断面を示した
ものであり、横軸は水平距離、縦軸は輝度値である。図
10(a)において、4は輝度曲線、5は背景部3での
平均輝度値、6は2値化のための閾値である。図10
(b)は輝度曲線4を閾値6で2値化した結果である。
閾値6は次のようにして決められる。背景部3より明る
い表示ムラ2を検出したい場合は、背景部3の平均輝度
値5よりもわずかに大きい輝度値を閾値6とし、逆に、
背景部3より暗い表示ムラを検出したい場合は、背景部
3の平均輝度値5よりわずかに小さい輝度値を閾値とす
る。
【0007】図10(a)の場合は、背景部3の平均輝
度値5よりわずかに大きい閾値6を設定し、2値化処理
を施すことによって、輝度値が背景部3より高い部分を
検出する。その2値化処理による結果を図10(b)に
示す。背景部より輝度値の高い部分には例えば線状の欠
陥1あるいは点状の欠陥などの部分も含まれているの
で、別途の処理によりそれらの部分を差し引くことで、
表示ムラ2の部分のみを求めることができる。
【0008】第2の従来例について、図11(a)は図
9の液晶パネルをカメラで撮影し、その画像データを画
像メモリに格納し、平滑化度の異なる2方法での平滑化
処理を行ったときのA−B間の輝度断面を示したもので
ある。平滑化は、その回数が多いほど平滑化度が増すの
で、平滑化の回数を異ならせた2方法で平滑化処理を行
う。あるいは、平滑化に用いる処理フィルタが大きいほ
ど平滑化度が増すので、処理フィルタの大きさを変えた
2方法で平滑化処理を行う。図11(a)において、7
は小さい平滑化度で平滑化処理を行ったときの輝度曲
線、8は大きい平滑化度で平滑化処理を行ったときの輝
度曲線である。平滑化処理を行うことによって輝度突起
が低減されるため、平滑化度の大きい輝度曲線8の輝度
値をその場所の閾値とみなして、平滑化度の小さい輝度
曲線7を2値化する。すなわち、平滑化度の小さい輝度
曲線7の値から平滑化度の大きい輝度曲線8の値を減算
し、その差分を適当な閾値で2値化する。図11(b)
はその結果である。
【0009】このようにして輝度値が背景部より高い部
分を検出する。背景部より輝度値の高い部分には例えば
線状の欠陥1あるいは点状の欠陥などの部分も含まれて
いるので、別途の処理によりそれらの部分を差し引くこ
とで、表示ムラ2の部分のみを求めることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来例におい
て、カメラで液晶パネルを撮影する場合、光軸からの角
度が場所ごとに異なり、液晶パネルの全面を一様な強さ
で駆動しても、液晶パネルの性質上、パネルの上部と下
部とでは輝度が異なってしまうのが普通である。そのた
め、背景部との微小な輝度値の違いから生じる表示ムラ
を検出するための閾値の設定が非常に困難なものとな
る。例えば、パネル上部に対しては最適な閾値であって
も、パネル下部に対しては表示ムラのみならずその周辺
部まで検出してしまうおそれがある。また、液晶パネル
ごとでも輝度が異なり、最適な閾値を設定するのは非常
に困難である。
【0011】その対策として、液晶パネルの場所ごと
に、あるいは液晶パネルごとに閾値を設定することが考
えられる。しかし、実際問題としては、表示ムラの有無
が不明であることや、閾値の設定のための基準(例え
ば、閾値以上の部分の全体に占める割合)が不定である
ため、閾値を自動的に設定するのは一般的に非常に困難
である。
【0012】一方、第2の従来例には次のような問題点
がある。平滑化処理は、回数が増えるほど原画像の情報
が多く失われ、例えば画像周辺部の輝度値が不定とな
る。そのため、平滑化処理回数が多いと、表示ムラをは
じめとして情報が失われる可能性が高くなる。また、平
滑化処理で用いる処理フィルタを大きくすると、処理時
間が増大する。例えば、5×5フィルタでは3×3フィ
ルタの約2.5倍の演算時間が必要となる。また、画像
周辺部の輝度値が不定となる。
【0013】さらに、第1の従来例および第2の従来例
に共通する問題点として、2値化処理によって得られた
背景部と輝度値の異なる部分については、線状の欠陥や
点状の欠陥などの部分も含まれているために、それらを
除去する別の処理工程が必要となる。
【0014】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたものであって、信頼性の高い表示ムラの検出を能率
良く行うことができる液晶パネル欠陥検査装置を提供す
ることを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る液晶パネル
欠陥検査装置は、一様に点灯表示された液晶パネルを撮
影する手段と、撮影により得られた画像データを格納す
る手段と、画像データをスキャンして得られた1次元輝
度データに1次微分処理を施す手段と、この1次微分処
理の結果に基づいて1次元輝度データ中の突起部分を除
去する手段と、突起部分が除去された後の1次元輝度デ
ータに2次微分処理を施す手段と、その2次微分処理の
結果を2値化処理して表示ムラを検出する手段とを備え
たことを特徴とするものである。
【0016】
【作用】1次微分処理後の突起部分の除去に際して用い
る閾値の設定、および、2次微分処理後の2値化処理に
際して用いる閾値の設定がともに容易である。それでい
て、表示ムラの検出の精度が高いものとなる。すなわ
ち、従来例のように、液晶パネル全面での一意的な閾値
による2値化のために表示ムラが検出できない、あるい
は、逆に表示ムラ周辺部まで表示ムラとして誤検出して
しまうといった不都合、および、平滑化回数を増やした
り平滑化フィルタを大きくすることにより画像周辺部の
データが不定になってしまい画像周辺部の検査が不可能
になるといった不都合が解消され、表示ムラの検査の信
頼性が高いものとなる。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係る液晶パネル欠陥検査装置
の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0018】図1は実施例に係る液晶パネル欠陥検査装
置を示す概略構成図であり、21は検査対象であるカラ
ー液晶パネル、22は液晶パネル21を撮影するモノク
ロカメラ、23はモノクロカメラ22が撮影して得られ
た画像データを記憶するとともにその画像データに対し
て各種の処理・演算を施す画像処理装置/画像メモリ、
24は画像表示用ディスプレイ、25は液晶パネル21
を駆動するカラー液晶パネル点灯装置、26はホストコ
ンピュータである。
【0019】液晶パネル点灯装置25は、ホストコンピ
ュータ26からの指示に従って液晶パネル21を種々の
条件で点灯させる。表示ムラの検出に際しては、液晶パ
ネル21の全面を一様に無地のパターンで点灯させる。
モノクロカメラ22により撮影された液晶パネル21の
画像情報は画像処理装置23aを介して画像メモリ23
bに格納され、また、ディスプレイ24に表示される。
画像処理装置23aは、画像メモリ23bから読み出し
た画像データに対して各種の画像処理・画像計測を行
う。ホストコンピュータ26は、液晶パネル点灯装置2
5に点灯条件の指令を送出するとともに、画像処理装置
23aにより得られた欠陥データを解析することにより
液晶パネル21の表示ムラの有無判定と良否判定を行
う。
【0020】図3から図6にかけては、本実施例の液晶
パネル欠陥検査装置での処理過程を示したもので、図3
は例として図9のA−B間の1次元輝度データについて
示している。線状の欠陥27および表示ムラ28があ
る。
【0021】図4は図3の1次元輝度データに対して1
次元の1次微分処理を施した結果を示しており、その1
次微分処理の際には、図2(a)のフィルタ20aを用
いる。このフィルタ20aの動作は次のとおりである。
注目画素の輝度値をPi 、注目画素の1つ前の画素の輝
度値をPi-1 、注目画素の1つ後ろの画素の輝度値をP
i+1 とすると、フィルタ20aを通すことにより、注目
画素の輝度値は、 (−1)・Pi-1 +0・Pi +(+1)・Pi+1 となる。例えば、処理前の1次元輝度データが、 10,10,9,9,10・・・ であるとすると、前から2つ目の輝度値が10の注目画
素については、 (−1)・10+0・10+(+1)・9=−1 となり、前から3つ目の輝度値が9の注目画素について
は、 (−1)・10+0・9+(+1)・9=−1 となり、前から4つ目の輝度値が9の注目画素について
は、 (−1)・9+0・9+(+1)・10=+1 となる。つまり、注目画素の前後1つずつの輝度値が反
映される。
【0022】急激な輝度値変化のある線状の欠陥27の
部分は、1次微分処理により絶対値が29,30のよう
に大きくなり、一方、ゆるやかな輝度値変化をもつ表示
ムラ28の部分は、1次微分処理により絶対値が31,
32のように小さくなる。
【0023】ここで、プラス側とマイナス側とのそれぞ
れに適当な閾値33,34を設定する。閾値33以上の
部分と閾値34以下の部分を求めると、急峻な凸部2
9,30については横軸方向の範囲35,36が該当す
る。この範囲35,36の間に隙間37が生じるが、こ
の隙間37の幅だけ両外側に範囲を拡大し、それぞれ点
38,39を得る。そして、点38から点39までの範
囲を突起とみなし、図3の1次元輝度データにおいて、
点38から点39までの範囲を水平な直線で短絡し、線
状の欠陥27を除去する。これが、図5に示す1次元輝
度データである。
【0024】ゆるやかな輝度値変化の表示ムラ28のデ
ータは残っている。
【0025】次に、図5の1次元輝度データに対して1
次元の2次微分処理を施す。その結果を図6に示す。こ
の2次微分処理の際には、図2(b)のフィルタ20b
を用いる。ここで、nは奇数である。このフィルタ20
bの動作は次のとおりである。注目画素とその前後(n
−1)/2個ずつの直近隣接画素(群)のそれぞれに対
しては各々の輝度値に係数2を掛け算し、さらにそれら
の両外側の隣接画素群のそれぞれに対しては各々の輝度
値に係数(−1)を掛け算し、それらの積の総和をとっ
たものが注目画素の輝度値となる。
【0026】ここで、フィルタ20bにおける数nとし
ては、適当な値を用いる。例えば、n=7とすると、注
目画素の輝度値をPi として、その前側のn+(n−
1)/2=10個とその後ろ側のn+(n−1)/2=
10個の隣接画素群の輝度値とを反映させる。2次微分
処理後の注目画素の輝度値は、 (−1)(Pi-10+Pi-9 +Pi-8 +Pi-7 +Pi-6 +Pi-5 +Pi-4 ) +2(Pi-3 +Pi-2 +Pi-1 +Pi +Pi+1 +Pi+2 +Pi+3 ) +(−1)(Pi+4 +Pi+5 +Pi+6 +Pi+7 +Pi+8 +Pi+9 +Pi+10) となる。
【0027】ところで、液晶パネル21に背景部とあま
り輝度差のない線状の欠陥があった場合、図3で点線で
示すように線状の欠陥27aの突起は小さく、したがっ
て、1次微分処理の結果29,30の絶対値も小さくな
り、閾値33,34を超えないようになる結果、図5で
点線で示すように線状の欠陥27aの突起が除去されな
くなる場合がある。このような場合が想定されるので、
普通は、nを10〜20に設定して2次微分処理を行う
と、小さな突起はほとんど無視できるくらいに平坦にす
ることができる。
【0028】次に、図6に示す2次微分処理の結果に対
して適当な閾値40を設定して2値化処理を施すと、閾
値40を超えた41の部分を表示ムラの範囲と判定す
る。
【0029】図8は本実施例の液晶パネル欠陥検査装置
による検出処理結果を示した図であり、42は、液晶パ
ネル21の全面についての画像情報が格納されている画
像メモリ23bを適当な等間隔おきに順に水平ラインに
沿ってスキャンし、上記の1次微分処理および2次微分
処理を施した結果、得られた表示ムラの部分を示してい
る。この検出表示ムラ部分42はディスプレイ24に表
示される。
【0030】以下、図7に示すフローチャートに従っ
て、この液晶パネル欠陥検査装置の動作を説明する。ま
ず、液晶パネル点灯装置25を駆動して液晶パネル21
の全面に一様に無地のパターンを表示させる(♯1)。
モノクロカメラ22により液晶パネル21を撮影し、そ
の画像データを画像メモリ23bに格納するとともにデ
ィスプレイ24に表示する(♯2)。そのままの画像で
はノイズが多く、誤判定の原因になるので、平滑化処理
を行ってノイズを低減する(♯3)。画像メモリ23b
を水平ラインに沿ってスキャンする(♯4)。このと
き、画像メモリ23bを1画素ずつスキャンすれば処理
時間が長くかかり、また画像処理装置23aの演算メモ
リを多く必要とするので、1画素おき、あるいは2画素
おきにスキャンしてもかまわない。
【0031】スキャンして得られた1次元輝度データに
対して上記した1次元の1次微分処理を施すとともに、
線状の欠陥などの突起部分を除去する処理を行う(♯
5)。
【0032】次いで、突起部分が除去された1次元輝度
データに対して上記した1次元の2次微分処理を施す
(♯6)。2次微分処理を施して得られたデータに対し
て所定の閾値以上の部分を表示ムラとして検出する(♯
7)。そして、スキャン(♯4)から表示ムラ検出(♯
7)までの処理を液晶パネル全面にわたって行うまで繰
り返す(♯8)。ここで、スキャンは必ずしも1ライン
ごとである必要はない。画像メモリを例えば10〜20
回しかスキャンしなくても、表示ムラの出現位置や大き
さは推定できる。また、液晶パネルの周囲から数センチ
メートルの範囲の比較的表示ムラの発生しやすい箇所の
スキャン間隔を狭めてもよい。
【0033】液晶パネルの全面に対する検査が終わる
と、表示ムラと判定された部分の数、位置、大きさ(長
さ)などから、表示ムラを有する欠陥パネルか否かの判
定を行う(♯9)。
【0034】以上のように、液晶パネル21を無地に点
灯させ、モノクロカメラ22で液晶パネル21を撮影
し、得られた画像データを画像メモリ23bに格納し、
画像メモリ23bをスキャンした1次元輝度データに対
してフィルタ20aにより1次微分処理を行い、その結
果から線状の欠陥27などの突起部分を除去し、突起部
分が除去された1次元輝度データに対してフィルタ20
bにより2次微分処理を行い、所定の閾値以上の部分を
表示ムラとして検出するようにしたので、次のような利
点がある。
【0035】第1の従来例のように、液晶パネル全面で
の一意的な閾値による2値化のために表示ムラが検出で
きない、あるいは、逆に表示ムラ周辺部まで表示ムラと
して誤検出してしまうといった不都合が解消される。
【0036】また、第2の従来例のように、平滑化回数
を増やしたり平滑化フィルタを大きくすることにより、
画像周辺部のデータが不定になり、周辺部の検査が不可
能になるといった不都合が解消される。
【0037】なお、上記実施例では水平ラインに沿って
スキャンする場合を説明しているが、垂直ラインに沿っ
てスキャンしても同様の結果が得られ、また、信頼性を
増すために水平、垂直両方向でスキャンしてもよい。さ
らに、斜め方向のスキャンによっても同様に検査でき
る。
【0038】
【発明の効果】本発明に係る液晶パネル欠陥検査装置に
よれば、1次微分処理後の突起部分の除去に際して用い
る閾値の設定、および、2次微分処理後の2値化処理に
際して用いる閾値の設定をともに容易化することができ
るとともに、表示ムラ検査の信頼性を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る液晶パネル欠陥検査装
置を示す概略構成図である。
【図2】実施例において1次微分処理と2次微分処理に
用いるフィルタの係数を示す図である。
【図3】図9に示す液晶パネルをカメラ撮影したときの
画像データについてのA−B線に沿った1次元輝度デー
タを示す図である。
【図4】図3の1次元輝度データに対して1次微分処理
を施した結果の波形を示す図である。
【図5】図4において突起部分であると判定された範囲
について図3の1次元輝度データから突起部分を除去し
た後の1次元輝度データの波形を示す図である。
【図6】図5の突起部分除去後の1次元輝度データに対
して2次微分処理を施した結果の波形を示す図である。
【図7】実施例の動作説明に供するフローチャートであ
る。
【図8】実施例において検出した表示ムラを示す部分を
表示した図である。
【図9】液晶パネルの全面を一様な強さで駆動した場合
の表示状態図である。
【図10(a)】第1の従来例で液晶パネルをカメラ撮
影したときの画像データについての輝度曲線を示す図で
ある。
【図10(b)】図10(a)の輝度曲線を2値化した
結果の2値データを示す図である。
【図11(a)】第2の従来例で液晶パネルをカメラ撮
影したときの画像データについて平滑化度を大小異にす
る状態で平滑化した2つの輝度曲線を示す図である。
【図11(b)】図11(a)における平滑化度の大き
い輝度曲線を閾値として平滑化度の小さい輝度曲線を2
値化した結果の2値データを示す図である。
【符号の説明】
20a…1次微分処理用のフィルタ 20b…2次微分処理用のフィルタ 21……カラー液晶パネル 22……モノクロカメラ 23a…画像処理装置 23b…画像メモリ 24……画像表示用ディスプレイ 25……液晶パネル点灯装置 26……ホストコンピュータ 27……線状の欠陥(突起部分) 28……表示ムラ 33……突起部分を検出するためのプラス側の閾値 34……突起部分を検出するためのマイナス側の閾値 38……突起部分を削除する範囲の始点 39……突起部分を削除する範囲の終点 40……表示ムラを検出するための閾値 41……表示ムラと検出された範囲 42……検出表示ムラ部分

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一様に点灯表示された液晶パネルを撮影
    する手段と、撮影により得られた画像データを格納する
    手段と、画像データをスキャンして得られた1次元輝度
    データに1次微分処理を施す手段と、この1次微分処理
    の結果に基づいて1次元輝度データ中の突起部分を除去
    する手段と、突起部分が除去された後の1次元輝度デー
    タに2次微分処理を施す手段と、その2次微分処理の結
    果を2値化処理して表示ムラを検出する手段とを備えた
    ことを特徴とする液晶パネル欠陥検査装置。
  2. 【請求項2】 1次微分処理手段は、各注目画素につ
    き、注目画素の輝度値に0を掛け算し、注目画素の1つ
    前の画素の輝度値にマイナスの数値を掛け算し、注目画
    素の1つ後ろの画素の輝度値にプラスの数値を掛け算
    し、以上の掛け算の結果の総和をとることである請求項
    1に記載の液晶パネル欠陥検査装置。
  3. 【請求項3】 2次微分処理手段は、各注目画素につ
    き、注目画素とその前後1つ以上の画素の各輝度値にプ
    ラスの数値を掛け算し、さらにその両外側に隣接する同
    数個ずつの各画素の輝度値のそれぞれにマイナスの数値
    を掛け算し、以上の掛け算の結果の総和をとることであ
    る請求項1または請求項2に記載の液晶パネル欠陥検査
    装置。
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