JPH08145306A - 変圧貫流ボイラの給水制御方法及び装置 - Google Patents

変圧貫流ボイラの給水制御方法及び装置

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JPH08145306A
JPH08145306A JP28648894A JP28648894A JPH08145306A JP H08145306 A JPH08145306 A JP H08145306A JP 28648894 A JP28648894 A JP 28648894A JP 28648894 A JP28648894 A JP 28648894A JP H08145306 A JPH08145306 A JP H08145306A
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water supply
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economizer
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Ichiro Tashiro
一郎 田代
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボイラ起動時における節炭器入口の給水温度
を上昇させて、節炭器出口の排ガス温度を高く保持でき
るようにする。 【構成】 変圧貫流ボイラの起動時に、火炉1出口の気
水分離ドレンタンク22の液面レベルを一定に保つよう
に再循環流量を制御する再循環系統26の再循環水27
と、給水ポンプ14からのポンプ給水15とを合流さ
せ、節炭器2に導入して予熱した後前記火炉1に供給す
るようにしている変圧貫流ボイラの給水制御方法であっ
て、ボイラ起動時における節炭器2入口の給水流量が再
循環系統26の再循環流量の最大値より大きい過剰設定
給水量になるように給水ポンプ14を作動させることに
より、再循環系統26の再循環流量を増加して節炭器2
入口の給水温度を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は変圧貫流ボイラの給水制
御方法及び装置に関し、特に変圧貫流ボイラの起動時に
おける節炭器入口の給水温度を高めることにより、節炭
器出口の排ガス温度を上昇させるようにしたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の変圧貫流ボイラの一例を示
したもので、図中1はボイラの火炉、2は火炉の後部伝
熱部3に備えられた節炭器、4は排ガスダクト5に備え
られた脱硝装置、6は脱硝装置4の入口に備えられたア
ンモニア注入装置、7は空気予熱器、8は誘引通風機
(IDF)、9は煙突であり、火炉1にて燃料10と空
気11の燃焼により発生した高温の排ガス12は、火炉
1及び節炭器2の水に熱を与えて自身は冷却された後、
脱硝装置4に導かれて脱硝され、更に空気予熱器7によ
り燃焼用の空気11を加熱した後、誘引通風機8を介し
て煙突9に導かれるようになっている。
【0003】また、押込み通風機(FDF)46からの
空気11が、空気ダクト13を介して前記空気予熱器7
に導かれて予熱された後、前記火炉1に導かれるように
なっている。
【0004】給水ポンプ14から給水管14aにより供
給されるポンプ給水15は、給水ヒータ16を経た後、
入口給水管17から前記節炭器2に導かれて予熱され、
更に火炉1に導かれて加熱され、飽和水となって火炉1
上部の気水分離器18に取り出されて蒸気19と高温の
水とに分離され、分離された蒸気19は過熱器20を介
して蒸気タービン21に導かれるようになっている。
【0005】前記気水分離器18で分離された水は、気
水分離ドレンタンク22に導かれて一旦溜められ、P弁
23(気水分離ドレンタンク22のオーバーレベルによ
って開く安全弁)、再循環ポンプ24、Q弁25(再循
環流量調節弁)等を備えた再循環系統26により再循環
水27として、前記給水ポンプ14からのポンプ給水1
5と合流されて入口給水管17により再び節炭器2に導
入されるようになっている。前記再循環系統26のQ弁
25は、気水分離ドレンタンク22の液面レベルを常に
一定に保持するようにレベル計25aと制御器25bに
より自動的に制御されており、且つ再循環流量の最大値
は、ボイラ最大負荷時における給水流量の例えば25%
の値に設定されている。
【0006】前記節炭器2の入口給水管17には、給水
流量を検出して入口流量検出信号35を出力する給水流
量計28を設けている。またボイラマスタ信号29を入
力して給水指令信号30を出力する給水指令用関数発生
器31を設けると共に、前記再循環流量の最大値と同じ
25%の設定給水量信号32を出力する信号発生器33
を設け、該信号発生器33からの設定給水量信号32と
前記給水指令用関数発生器31からの給水指令信号30
とを入力して大きい方の信号を選択して出力する高信号
選択器34を設け、更に該高信号選択器34からの信号
と前記給水流量計28からの入口流量検出信号35とを
入力して引算する引算器36を設け、該引算器36によ
り引算された偏差の信号37が零になるように前記給水
ポンプ14に制御信号38を出力するPI調節計(比例
積分制御器)39を設けている。
【0007】変圧貫流ボイラ起動時の初期ウェット(W
ET)運転状態では、給水ポンプ14からのポンプ給水
15は給水管14aにより先ず節炭器2に入れられて予
熱され、続いて燃料10と空気11が燃焼されている火
炉1に導かれて加熱されることにより飽和水となった
後、気水分離器18に導かれて蒸気19と水に分離さ
れ、分離された蒸気19は過熱器20に送られて過熱さ
れた後、蒸気タービン21へ供給される。
【0008】一方、前記気水分離器18にて分離された
高温の水は、気水分離ドレンタンク22に導かれた後、
P弁23、再循環ポンプ24、Q弁25を備えた再循環
系統26により前記入口給水管17に再循環される。
【0009】ボイラ起動時初期においては、図3に節炭
器入口給水流量を示すように、ボイラマスタ信号29に
基づいて図2の燃料流量に対応して発せられている給水
指令用関数発生器31からの給水指令信号30は、信号
発生器33からの25%の設定給水量信号32より小さ
いので、高信号選択器34は前記設定給水量信号32を
選択して引算器36に出力し、従って給水流量計28か
らの入口流量検出信号35が前記設定給水量信号32に
一致するように、引算器36及びPI調節計39を介し
て給水ポンプ14に制御信号38を出して制御し、よっ
て節炭器2に供給される給水流量は図3に破線で示す設
定給水量信号32による25%の値に保持される。
【0010】その後、燃料が増加することにより火炉1
からの蒸気発生の割合が増加するが、節炭器2入口の給
水流量が25%に設定されていることにより、再循環系
統26を再循環する再循環水27の流量は徐々に減少
し、ついには再循環水27の流量が零となる。この点
(切替点S)では、給水指令用関数発生器31からの給
水指令信号30が25%に達するので、高信号選択器3
4は給水指令信号30を選択するようになり、以後は再
循環を行うことなく入口流量検出信号35が給水指令用
関数発生器31からの給水指令信号30に一致するよう
に給水が行われ、且つすべての給水が火炉1から蒸気と
して取り出されるドライ(DRY)運転が行われるよう
になる。
【0011】また、前記ボイラ起動時において、前記ウ
ェット運転とドライ運転の切替点Sに近付いてくると、
再循環水27の流量が減少してその分給水ポンプ14か
らのポンプ給水15の流量が増加することにより、図4
中破線で示すように節炭器2入口の給水温度が急激に落
込むようになる。このとき、前記切替点Sの直前では蒸
気タービン21に蒸気が供給されて蒸気タービン21の
作動が開始されることによってその抽気の一部が給水ヒ
ータ16に供給されることにより、前記節炭器2入口の
給水温度の低下を抑制するようになるが、それでもやは
り節炭器2入口の給水温度が大きく落込む問題は依然と
して発生していた。図4では80℃付近まで落込んでい
る。
【0012】このように、節炭器2入口の給水温度が大
きく落込んでしまうと、図5に示すように、節炭器2出
口の排ガス12の温度も低下することになり、そのため
にアンモニア注入装置6によるアンモニア注入の下限温
度例えば285℃を保持することができず、そのために
従来では切替点S以降の、排ガス12の温度が285℃
以上を確保できた後でないと脱硝装置4による脱硝が行
えないという問題を有していた。
【0013】また、従来このように節炭器2出口の排ガ
ス12の温度が低下する問題を解決する手段として、図
6に示すように後部伝熱部3と排ガスダクト5との間
に、節炭器をバイパスするバイパスダクト40を設け、
ボイラ起動時に前記バイパスダクト40に備えたダンパ
41を開けることにより、高温の排ガス12を節炭器2
出口にバイパスさせて、節炭器2出口の排ガス12の温
度を上昇させることにより、アンモニア注入装置6によ
るアンモニアの注入を早期に行えるようにしている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
にバイパスダクト40を備えるようにした方式において
は、排ガス12の温度がボイラ起動から最大負荷運転ま
で大きく変動することによりバイパスダクト40が伸縮
し、接続部等に大きな応力が生じて損壊する問題がある
と共に、前記ダンパ41の全閉時に低温腐食が発生する
問題があり、更にバイパスダクト40を設置すること及
びバイパスダクト40に低温腐食を生じさせないために
高価な材料を使用せざるを得ないこと等からコストアッ
プとなるといった問題を生じていた。
【0015】本発明は、斯かる実情に鑑みてなしたもの
で、ボイラ起動時における節炭器入口の給水温度を上昇
させて、節炭器出口の排ガス温度を高く保持することが
できるようにした変圧貫流ボイラの給水制御方法及び装
置を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、変圧貫流ボイ
ラの起動時に、火炉1出口の気水分離ドレンタンク22
の液面レベルを一定に保つように再循環流量を制御する
再循環系統26の再循環水27と、給水ポンプ14から
のポンプ給水15とを合流させ、節炭器2に導入して予
熱した後前記火炉1に供給するようにしている変圧貫流
ボイラの給水制御方法であって、ボイラ起動時における
節炭器2入口の給水流量が再循環系統26の再循環流量
の最大値より大きい過剰設定給水量になるように給水ポ
ンプ14を作動させることにより、再循環系統26の再
循環流量を増加して節炭器2入口の給水温度を高めるこ
とを特徴とする変圧貫流ボイラの給水制御方法、に係る
ものである。
【0017】また、本発明は、火炉1出口の気水分離ド
レンタンク22の液面レベルを一定に保つように制御す
る再循環系統26と、給水ポンプ14と、前記再循環系
統26からの再循環水27と給水ポンプ14からのポン
プ給水15とを合流して導入し、火炉1からの排ガス1
2により水を予熱して前記火炉1に供給する節炭器2
と、節炭器2入口の給水流量を検出する給水流量計28
と、ボイラマスタ信号29を入力して給水指令信号30
を出力する給水指令用関数発生器31と、該給水指令用
関数発生器31からの給水指令信号30と前記給水流量
計28の入口流量検出信号35とを入力して引算する引
算器36と、該引算器36からの偏差の信号37が零に
なるように前記給水ポンプ14に制御信号38を出力す
るPI調節計39とを備えた変圧貫流ボイラの給水制御
装置であって、ボイラ起動時に出力指令信号42を入力
して前記再循環系統26における再循環流量の最大値よ
り大きい過剰設定給水量信号43を出力する高設定関数
発生器44と、該高設定関数発生器44からの過剰設定
給水量信号43と前記給水指令用関数発生器31からの
給水指令信号30とを入力して大きい方の信号を選択し
て前記引算器36に出力する高信号選択器45とを備え
たことを特徴とする変圧貫流ボイラの給水制御装置、に
係るものである。
【0018】
【作用】本発明では、変圧貫流ボイラの起動時における
節炭器2入口の給水流量が再循環系統26の再循環流量
の最大値より大きい過剰設定給水量になるように給水ポ
ンプ14を作動させ、再循環系統26の再循環流量を増
加して節炭器2入口の給水温度を高めるようにしている
ので、ボイラ起動時の節炭器2出口の排ガス12温度を
高く保持させて、アンモニア注入による脱硝を早期に実
施することを可能にし、しかも上記排ガス12温度を高
く保持するためにバイパスダクトを備えるようにした従
来方式に比して、応力の発生によるバイパスダクトの損
壊や低温腐食の発生といった問題を防止できると共に、
構成を簡略化してコストの低減を図ることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0020】図1は、図6の従来装置に適用した本発明
の一例を示したもので、火炉1出口の気水分離ドレンタ
ンク22の液面レベルを一定に保つように制御する再循
環系統26と、給水ポンプ14と、前記再循環系統26
からの再循環水27と給水ポンプ14からのポンプ給水
15とを合流して導入し、火炉1からの排ガス12によ
り水を予熱して前記火炉1に供給する節炭器2と、を備
えた変圧貫流ボイラにおいて、前記節炭器2の入口給水
管17に設置して入口流量検出信号35を出力する給水
流量計28と、ボイラマスタ信号29を入力して給水指
令信号30を出力する給水指令用関数発生器31と、該
給水指令用関数発生器31からの給水指令信号30と前
記給水流量計28の入口流量検出信号35とを入力して
引算する引算器36と、該引算器36からの偏差の信号
37が零になるように前記給水ポンプ14に制御信号3
8を出力するPI調節計39とを備える。
【0021】ボイラ起動時の出力指令信号(MWD)4
2を入力して前記再循環系統26における再循環流量の
最大値(25%)より大きい過剰設定給水量信号43
(図3では実線で示すように35%)を出力する高設定
関数発生器44を設ける。ボイラ起動初期の出力指令信
号42は0(零)MWDの信号となっているので、この
出力指令信号42により過剰設定給水量信号43を作る
ようにし、また、切替点Sの直前におい、例えば図2に
示す発電機出力が発生して所要の大きさの出力となった
時に、図3に実線で示すように35%から25%に減少
させる減少信号43aを設定して、切替点Sにおいて再
循環水27の流量が零になるようにしている。
【0022】更に、前記高設定関数発生器44からの過
剰設定給水量信号43と、前記給水指令用関数発生器3
1からの給水指令信号30とを入力して、大きい方の信
号を選択して前記引算器36に出力する高信号選択器4
5を備えている。
【0023】尚、本発明においては、図6に示す従来装
置が備えているバイパスダクト40の設置を省略してい
る。
【0024】次に上記実施例の作用を説明する。
【0025】ボイラ起動時の初期においては、図3中一
点鎖線で示すように、給水指令用関数発生器31から発
せられる給水指令信号30は、高設定関数発生器44か
らの35%の過剰設定給水量信号43より小さいので、
高信号選択器45は前記過剰設定給水量信号43を選択
して引算器36に出力し、従って給水流量計28からの
入口流量検出信号35が前記過剰設定給水量信号43に
一致するように、引算器36及びPI調節計39を介し
て、制御信号38により給水ポンプ14を制御し、よっ
て節炭器2に供給される給水流量は図3に実線で示す過
剰設定給水量信号43による35%の値に保持される。
【0026】燃料が増加することにより火炉1からの蒸
気発生の割合が増加するが、節炭器2入口の給水流量が
35%に設定されていることにより、再循環系統26を
再循環する再循環水27の流量は徐々に減少する。しか
し節炭器2入口の給水流量が過剰設定給水量信号43に
より35%と高く設定されているので、図3中破線で示
す従来方式に比して、ウェット運転の後半においても再
循環系統26の再循環水27の流量が大きく確保されて
いる。そして、所定の発電機出力が得られるようになる
時点からは、減少信号43aにより減少されて、ついに
は再循環水27の流量が零となる切替点S(25%)に
達し、以後は高信号選択器45が給水指令信号30を選
択するようになり、よって再循環を行うことなく入口流
量検出信号35が給水指令信号30に一致するように給
水が行われるドライ運転が行われるようになる。
【0027】上記したように、ボイラ起動時において、
ウェット運転とドライ運転の切替点Sに近付いてきて
も、再循環水27の流量が大きく確保されていることに
より、図4中実線で示すように、節炭器2入口の給水温
度は高い値を保持するようになる。この時、再循環水2
7の流量が減少することと給水ポンプ14からのポンプ
給水15が増加することによって、節炭器2入口の給水
温度が落込む傾向は生じるが、落込もうとする時には既
に給水ヒータ16が作動するようになるので、節炭器2
入口の給水温度の落ち込みは最小に押えられることにな
る。図4では落込みによる最低温度が従来は80℃付近
であるのに対し、本発明では160℃付近となってい
る。
【0028】このように、節炭器2入口の給水温度を高
く保持することができることにより、図5中実線で示す
ように節炭器2出口の排ガス12の温度も285℃以上
に上昇させることができ、よってアンモニア注入装置6
によるアンモニア注入を早い時期に実施して脱硝装置4
による脱硝を行うことができる。
【0029】更に、図6に示したようなバイパスダクト
40を備えることなしに、節炭器2出口の排ガス12の
温度を高めることができるので、従来のバイパスダクト
及びダンパを備えた方式に比して、応力の発生によるバ
イパスダクトの損壊や低温腐食の発生といった問題を防
止できると共に、構成を簡略化してコストの低減を図る
ことができる。
【0030】
【発明の効果】本発明の変圧貫流ボイラの給水制御方法
及び装置によれば、変圧貫流ボイラの起動時における節
炭器2入口の給水流量が再循環系統26の再循環流量の
最大値より大きい過剰設定給水量になるように給水ポン
プ14を作動させ、再循環系統26の再循環流量を増加
して節炭器2入口の給水温度を高めるようにしているの
で、ボイラ起動時の節炭器2出口の排ガス12温度を高
く保持させて、アンモニア注入による脱硝を早期に実施
することを可能にし、しかも上記排ガス12温度を高く
保持するためにバイパスダクトを備えるようにした従来
方式に比して、応力の発生によるバイパスダクトの損壊
や低温腐食の発生といった問題を防止できると共に、構
成を簡略化してコストの低減を図ることができる、等の
優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】ボイラ起動時における主蒸気圧力、燃料流量、
発電機出力の関係を示す線図である。
【図3】ボイラ起動時における節炭器入口給水流量につ
いて本発明と従来とを比較して示した線図である。
【図4】ボイラ起動時における節炭器入口給水温度につ
いて本発明と従来とを比較して示した線図である。
【図5】ボイラ起動時における節炭器出口排ガス温度に
ついて本発明と従来とを比較して示した線図である。
【図6】従来の変圧貫流ボイラの給水制御装置の一例を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 火炉 2 節炭器 12 排ガス 14 給水ポンプ 15 ポンプ給水 22 気水分離ドレンタンク 26 再循環系統 27 再循環水 28 給水流量計 29 ボイラマスタ信号 30 給水指令信号 31 給水指令用関数発生器 35 入口流量検出信号 36 引算器 37 偏差の信号 38 制御信号 39 PI調節計 42 出力指令信号 43 過剰設定給水量信号 44 高設定関数発生器 45 高信号選択器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変圧貫流ボイラの起動時に、火炉(1)
    出口の気水分離ドレンタンク(22)の液面レベルを一
    定に保つように再循環流量を制御する再循環系統(2
    6)の再循環水(27)と、給水ポンプ(14)からの
    ポンプ給水(15)とを合流させ、節炭器(2)に導入
    して予熱した後前記火炉(1)に供給するようにしてい
    る変圧貫流ボイラの給水制御方法であって、ボイラ起動
    時における節炭器(2)入口の給水流量が再循環系統
    (26)の再循環流量の最大値より大きい過剰設定給水
    量になるように給水ポンプ(14)を作動させることに
    より、再循環系統(26)の再循環流量を増加して節炭
    器(2)入口の給水温度を高めることを特徴とする変圧
    貫流ボイラの給水制御方法。
  2. 【請求項2】 火炉(1)出口の気水分離ドレンタンク
    (22)の液面レベルを一定に保つように制御する再循
    環系統(26)と、給水ポンプ(14)と、前記再循環
    系統(26)からの再循環水(27)と給水ポンプ(1
    4)からのポンプ給水(15)とを合流して導入し、火
    炉(1)からの排ガス(12)により水を予熱して前記
    火炉(1)に供給する節炭器(2)と、節炭器(2)入
    口の給水流量を検出する給水流量計(28)と、ボイラ
    マスタ信号(29)を入力して給水指令信号(30)を
    出力する給水指令用関数発生器(31)と、該給水指令
    用関数発生器(31)からの給水指令信号(30)と前
    記給水流量計(28)の入口流量検出信号(35)とを
    入力して引算する引算器(36)と、該引算器(36)
    からの偏差の信号(37)が零になるように前記給水ポ
    ンプ(14)に制御信号(38)を出力するPI調節計
    (39)とを備えた変圧貫流ボイラの給水制御装置であ
    って、ボイラ起動時に出力指令信号(42)を入力して
    前記再循環系統(26)における再循環流量の最大値よ
    り大きい過剰設定給水量信号(43)を出力する高設定
    関数発生器(44)と、該高設定関数発生器(44)か
    らの過剰設定給水量信号(43)と前記給水指令用関数
    発生器(31)からの給水指令信号(30)とを入力し
    て大きい方の信号を選択して前記引算器(36)に出力
    する高信号選択器(45)とを備えたことを特徴とする
    変圧貫流ボイラの給水制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015031467A (ja) * 2013-08-05 2015-02-16 三浦工業株式会社 ボイラシステム
CN112594668A (zh) * 2020-12-15 2021-04-02 华能武汉发电有限责任公司 一种火电机组启停磨中出现超温超压的解决方法及装置

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