JPH08145216A - 二方向弁 - Google Patents

二方向弁

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JPH08145216A
JPH08145216A JP31134994A JP31134994A JPH08145216A JP H08145216 A JPH08145216 A JP H08145216A JP 31134994 A JP31134994 A JP 31134994A JP 31134994 A JP31134994 A JP 31134994A JP H08145216 A JPH08145216 A JP H08145216A
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JP
Japan
Prior art keywords
valve
pipe member
casing
umbrella
valve body
Prior art date
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Pending
Application number
JP31134994A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Osaki
浩 大崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyosan Denki Co Ltd
Original Assignee
Kyosan Denki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kyosan Denki Co Ltd filed Critical Kyosan Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】小形かつコンパクトであり、製作が容易かつ低
コストであり、安定した性能を維持すると共に、部品点
数を低減した二方向弁を提供すること。 【構成】弁ケーシング21の両端にパイプ部材24とパ
イプ部23を設け、弁ケーシング21の摺動部22Aに
弾丸状の弁体25を装着し、パイプ部材24の端部に設
けられた弁座24Bに弁体25の弾頭部分25Aが着座
するように押圧する押圧スプリング26を設け、弁体2
5の弾頭部分25Aに形成された弁開口29を弾頭部分
25Aに装着されたアンブレラバルブ28の傘部分で覆
うようにした二方向弁。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一方向側への流通が容
易であり、その反対方向への流通は圧力差が所定圧力差
を超えたときに行われるようになった二方向弁の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用の内燃機関には、燃料タンクの
ブリージング機構が設けられている。すなわち、燃料タ
ンクの内圧を所定の圧力内にするために、燃料タンク内
の空気や蒸発燃料をキャニスタを介して排出させると同
時に大気を燃料タンクに導入させている。
【0003】上記ブリージング機構には、一例として、
図2に示すような構造の二方向弁が使用されている。こ
の二方向弁は、一方側からの流通(大気が燃料タンク内
へ導入されるとき)を容易とし、その反対方向の流通
(燃料タンク内の空気や蒸発燃料が大気側へ排出される
とき)については所定の圧力差が生じたときのみ行われ
るようにしている。
【0004】図2を参照して、筒状の弁ケーシング1の
内部には隔壁2と筒部3とが設けられており、該弁ケー
シング1の両端には第1のパイプ部材4と第2のパイプ
部材5とが嵌合されている。隔壁2にはゴム材からなる
アンブレラバルブ6が装着されており、該アンブレラバ
ルブ6によって隔壁2に形成されている弁開口7を覆っ
ている。筒部3の内部には砲弾状の弁体8が摺動自在に
設けられており、該筒部3の端壁3Aには弁口3Bが形
成されている。弁体8を弁口3Bに向けて押圧するスプ
リング9が設けられている。
【0005】第1のパイプ部材4は燃料タンク10に連
通しており、第2のパイプ部材5はキャニスタ11に連
通し、該キャニスタ11を介して大気へ開放されてい
る。キャニスタ11は活性炭等の吸着部材からなってお
り、燃料蒸気を吸着するものである。
【0006】以上のように構成された従来公知の二方向
弁について、その作用を以下に説明する。今、燃料タン
ク10内の空気や燃料蒸気の圧力が高くなると、該圧力
によって弁体8がスプリング9の押圧力に抗して弁口3
Bを開き、空気と燃料蒸気は第2のパイプ部材5を介し
てキャニスタ11に導入される。そして、燃料蒸気をキ
ャニスタ11で吸着した後大気へ排出する。
【0007】一方、燃料タンク10内の圧力が低下する
と、次のように大気中の空気が燃料タンク10内に導入
される。すなわち、大気はキャニスタ11、第2のパイ
プ部材5、弁開口7を介してアンブレラバルブ6の傘部
分を開け、第1のパイプ4を通って燃料タンク10へ導
入される。
【0008】アンブレラバルブ6はゴム等の弾性部材か
らなっているので、その傘部分による弁開口7の開放
は、少しの圧力差でも行われる。一方、弁体8による弁
口3Bの開放はスプリング9の押圧力に抗して行うもの
であるから、所定の圧力差が生じたときに行われるもの
であり、その圧力差はスプリング9の押圧力によって異
なるものとなっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公知の
二方向弁においては、以下のような問題点があった。ア
ンブレラバルブ6と弁体8とが並列に設置されているの
で、全体としての弁構造が大型化してしまう。
【0010】また、弁ケーシング1の内部に隔壁2や筒
部3を形成するものとなっているので、成型が困難であ
り、高コストとなってしまう。
【0011】更にまた、部品の取り付けに当っては、ア
ンブレラバルブ6については第1のパイプ部材4側から
挿入して取り付け、弁体8及びスプリング9については
第2のパイプ部材5側から挿入して取り付ける構造とな
っている。このため、どちらか一方のパイプ部材をケー
シングと一体化して部品点数を低減しようとしても不可
能である。
【0012】そこで、本発明の目的は、前記従来公知の
二方向弁の欠点を改善し、小形かつコンパクトであり、
製作が容易かつ低コストであり、長期に渡って安定した
性能を維持すると共に、部品点数を低減することのでき
る二方向弁を提供せんとするにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴とする構成
は、以下のとおりである。弁ケーシングと、該弁ケーシ
ングの一方の端部に設けられた第1のパイプ部材と、該
弁ケーシングの他方の端部に設けられた第2のパイプ部
材と、前記弁ケーシングに設けられた筒状の摺動部と、
該摺動部に装着された弾丸状の弁体と、前記第1のパイ
プ部材の端部に設けられた弁座と、前記弁体の弾頭部分
が該弁座に着座するように押圧する押圧スプリングと、
前記弁体の弾頭部分に形成された弁開口と、前記弁体の
該弾頭部分に装着され、前記弁開口を傘部分によって覆
うように設けられたアンブレラバルブと、からなること
を特徴とする二方向弁。
【0014】また、本発明の他の特徴とする構成は以下
のとおりである。すなわち、前記第1のパイプ部材に嵌
合部分を設け、前記弁ケーシングに嵌合部を形成し、第
1のパイプ部材の嵌合部分を弁ケーシングの嵌合部に嵌
合させてなること、更には第2のパイプ部材が弁ケーシ
ングと一体形成されてなること、及び弁体の弾頭部分に
凹所を形成し、該凹所にアンブレラバルブを設けてなる
こと。
【0015】
【作用】上記の本発明の構成によると、一方の流通は弁
体が開いて行われ、他方の流通はアンブレラバルブの傘
部分が開くことによって行われるものとなり、どちら側
へ流通する場合にも流体の流通路が同一となる。
【0016】また、弁体、アンブレラバルブ、押圧スプ
リングが弁ケーシングの一方側からのみ装着できる。
【0017】
【実施例】以下、図によって本発明の一実施例を説明す
る。図1は本発明の一実施例になる二方向弁の断面図で
ある。この実施例の二方向弁は、自動車の燃料タンクに
設置され、キャニスタを介して大気と連通させるブリー
ジング機構に設けられた二方向弁として説明している
が、本発明の二方向弁はブリージング機構に用いられる
弁に限定されるものではなく、一方向側への流通が容易
であり、その反対方向への流通は圧力差が所定圧力差を
超えたときに行われるようになった二方向弁であればそ
の使用形態を限定するものではない。
【0018】図1を参照して、弁ケーシング21はベル
型となっており、ケーシング本体22とパイプ部23と
からなっている。パイプ部22はケーシング本体22の
端部に一体形成されている。ケーシング本体22には筒
状の摺動部22Aとパイプ部材24が嵌合される嵌合部
22Bが設けられている。パイプ部材24はケーシング
本体22に装着されるものであり、端部にはフランジ状
に突出する嵌合部分24Aと後述の弁体が着座する弁座
24Bが形成されている。
【0019】摺動部22Aの内部には砲弾状の弁体25
が摺動自在に設けられている。弁体25は、前記弁座2
4Bに着座する弾頭部分25Aと、前記摺動部22A内
を摺動する筒状部25Bと、筒状部25Bの内外を連通
する連通孔25Cからなっており、弾頭部分25Aを弁
座24Bに押圧する押圧スプリング26が設けられてい
る。弾頭部分25Aの頂面には凹所27が形成されてお
り、該凹所27にはゴム等の弾性材料からなるアンブレ
ラバルブ28が装着されている。凹所27には複数の弁
開口29が形成されており、アンブレラバルブ28の傘
部分によって弁開口29を覆っている。
【0020】パイプ部材24は燃料タンク30に連通し
ており、パイプ部23はキャニスタ31に連通し、該キ
ャニスタ31を介して大気へ開放されている。キャニス
タ31は活性炭等の吸着部材からなっており、燃料蒸気
を吸着するものである。
【0021】以上のように構成された従来公知の二方向
弁について、その作用を以下に説明する。今、燃料タン
ク30内の空気圧力や燃料蒸気の圧力が高くなると、該
圧力によって弁体25が押圧スプリング26の押圧力に
抗して弁口24Bを開き、空気と燃料蒸気は弁口24
B、連通孔25C、パイプ部23を介してキャニスタ3
1に導入される。そして、燃料蒸気をキャニスタ11で
吸着した後大気へ排出する。
【0022】一方、燃料タンク30内の圧力が低下する
と、次のように大気中の空気が燃料タンク30内に導入
される。すなわち、大気はキャニスタ31、パイプ部2
3、弁開口29を介してアンブレラバルブ28の傘部分
を開け、パイプ部材24通って燃料タンク30へ導入さ
れる。
【0023】アンブレラバルブ28はゴム等の弾性部材
からなっているので、その傘部分による弁開口29の開
放は、少しの圧力差でも行われる。これに対して、弁体
25による弁口24Bの開放は、押圧スプリング26の
押圧力に抗して行うものであるから、燃料タンク31の
内圧と大気圧との間に所定の圧力差が生じたときに行わ
れるものであり、その圧力差は押圧スプリング26の押
圧力によって異なるものとなっている。
【0024】以上に説明した本発明の構造によると、弁
体25の弾頭部分25Aにアンブレラバルブ28を装着
し、これを押圧スプリング26と一緒に摺動部25Bに
挿入した後、パイプ部材24を嵌合させれば良いので、
パイプ部23をケーシング本体22と一体的に形成して
も良くなり、部品点数が低減すると同時に部品の製造コ
ストも低減するものとなる。
【0025】以上に説明した構造は本発明の一実施例で
あって、本発明は上記実施例に限定されるものではな
い。例えば、本発明はパイプ部23がケーシング本体2
2と別体であるものも含むものである。また、本発明は
パイプ23がケーシング本体22と別体であり、パイプ
部材24がケーシング本体22と一体構造であるものも
含むものである。
【0026】
【発明の効果】以上のように構成され、作用する本発明
によると、以下に述べるような効果を奏する。アンブレ
ラバルブと弁体とが直列に設置されているので、弁構造
の小型化が得られるものとなる。
【0027】また、弁ケーシングの内部に内部に隔壁や
非対称の筒部がないので、成型が簡単であり、低コスト
である。更に、弁体が摺動する筒状の摺動部が中心対称
であるから長期間使用しても歪みが生ずるおそれがな
い。
【0028】更にまた、アンブレラバルブを弁体に取り
付けているので、弁体の取り付けに当って一方側から挿
入するだけでよくなり、パイプ部をケーシングと一体化
して部品点数を低減することができる上、部品の製造コ
ストも低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例になる二方向弁の断
面図である。
【図2】図2は、従来公知の二方向弁の一例を示す断面
図である。
【符号の説明】
21 弁ケーシング 22 ケーシング本体 22A 摺動部 22B 嵌合部 23 パイプ部 24 パイプ部材 24A 嵌合部分 24B 弁座 25 弁体 25A 弾頭部分 25B 筒状部 25C 連通孔 26 押圧スプリング 27 凹所 28 アンブレラバルブ 29 弁開口 30 燃料タンク 31 キャニスタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁ケーシングと、該弁ケーシングの一方の
    端部に設けられた第1のパイプ部材と、該弁ケーシング
    の他方の端部に設けられた第2のパイプ部材と、前記弁
    ケーシングに設けられた筒状の摺動部と、該摺動部に装
    着された弾丸状の弁体と、前記第1のパイプ部材の端部
    に設けられた弁座と、前記弁体の弾頭部分が該弁座に着
    座するように押圧する押圧スプリングと、前記弁体の弾
    頭部分に形成された弁開口と、前記弁体の該弾頭部分に
    装着され、前記弁開口を傘部分によって覆うように設け
    られたアンブレラバルブと、からなることを特徴とする
    二方向弁。
  2. 【請求項2】第1のパイプ部材に嵌合部分を設け、前記
    弁ケーシングに嵌合部を形成し、第1のパイプ部材の嵌
    合部分を弁ケーシングの嵌合部に嵌合させてなることを
    特徴とする請求項1記載の二方向弁。
  3. 【請求項3】第2のパイプ部材が弁ケーシングと一体形
    成されてなることを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の二方向弁。
  4. 【請求項4】弁体の弾頭部分に凹所を形成し、該凹所に
    アンブレラバルブを設けてなることを特徴とする請求項
    1または請求項3記載の二方向弁。
JP31134994A 1994-11-22 1994-11-22 二方向弁 Pending JPH08145216A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100865266B1 (ko) * 2006-12-29 2008-10-24 한국가스안전공사 초저온용기의 스프링식 안전밸브
JP2011179681A (ja) * 2010-02-03 2011-09-15 Kyosan Denki Co Ltd ロールオーババルブ
CN106499842A (zh) * 2016-12-25 2017-03-15 重庆德运模具制造有限公司 压差控制的自动流体换向阀门
US10054092B2 (en) 2012-11-26 2018-08-21 Robert Bosch Gmbh Valve device

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040210