JPH08145142A - ステージ - Google Patents

ステージ

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JPH08145142A
JPH08145142A JP28939894A JP28939894A JPH08145142A JP H08145142 A JPH08145142 A JP H08145142A JP 28939894 A JP28939894 A JP 28939894A JP 28939894 A JP28939894 A JP 28939894A JP H08145142 A JPH08145142 A JP H08145142A
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JP
Japan
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load
magnet
movable
stage
force
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JP28939894A
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Jun Hane
潤 羽根
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可動部の目標位置や負荷の変化に対して、つ
り合いの位置を調整することで、数10mm以上の動作
範囲内で負荷の影響のないステージを提供する。 【構成】 可動部4の可動方向に対して一定方向にかか
る負荷を低減するバネ10からなる負荷低減部を可動部
4に設ける。可動部4の可動方向に負荷低減部を移動さ
せるつり合い位置調整部を設ける。つり合い位置調整部
は駆動部5、ガイド6、制御部7、ナット部8、梃子9
とで構成し、梃子9を、ナット部8を介して駆動部5に
よりバネ10が伸縮するように移動するとで、可動部4
の可動方向にかかる負荷を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動方向に平行な成分
を持つ負荷がかかる可動部に対して、その負荷を低減す
る機構を持つ位置決め機構・フォーカシング機構・トラ
ッキング機構に用いるステージに係り、特に可動部に作
用する重力を負荷とするZステージや軸の傾いたステー
ジにおいて有効なステージに関する。
【0002】
【従来の技術】図3に従来技術の可動部の駆動機構の例
を示す。駆動機構は、上面に傾斜面を形成したベース2
5と、ベース25の傾斜面の上部に固定されたモータか
らなる駆動部21と、駆動部21に連結されベース25
の傾斜面に対して平行に配置されたボールネジからなる
ガイド22と、ガイド22に螺合するナット部を有する
可動部23と、一端がベース25に固定され他端が可動
部23に固定されたバネ24とから構成されている。ガ
イド22は、駆動部21の駆動力を伝達して可動部23
を動かす。ここで、バネ24により、重力による下向き
の力の斜面方向成分とバネ24の力とのつり合いの位置
の近傍で駆動部21への負荷が駆動方向に拘らずほぼゼ
ロになる。これにより、バネ24がない場合に比べて駆
動部21にかかる負荷を低減できる。また、同じ仕様な
らば、駆動部21の駆動力、またはトルクに関しても、
微調の際と最大加速の際とで必要なダイナミックレンジ
を小さくできる。このような駆動機構は、フォーカシン
グのためのZステージや、動作方向が鉛直方向成分を含
むZ軸ステージの位置決め・トラッキングにも用いられ
る。
【0003】図4は、特開平3−255907号公報に
記載された可動部26とその支持部であるバネ27から
構成される形状測定用のプローブを表しており、可動部
26をバネ27からなる支持部材で重力の作用方向に支
持することで、可動部26に取り付けた針28が被測定
物29に接触する際、バネ27が一定量だけたわんで、
極めて軽い一定の接触圧で針28が被測定物29の表面
を走査する構成となっおり、可動部26はリニアモータ
からなる駆動部30で上下方向に移動可能に構成されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記バネ24,27か
らなる負荷低減部を持つ従来のステージ機構では、可動
部23,26に作用する負荷と負荷低減部が発生させる
力とのつり合いの位置から外れると、通常、そのずれ量
に応じてつり合いの位置に近づこうとする力が発生する
ため、位置決め・フォーカシング・トラッキングの精度
を劣化させる。すなわち、駆動部21,30は合力を打
ち消す大きな力と微妙な位置調整をする小さな力の2つ
を組み合わせて発生させる必要があるが、大きい力が働
く中で力を微妙に変動させて位置調整することは難し
い。そして、負荷と負荷低減部が発生させる力の合力
は、つり合いの位置の近傍から外れると、可動部23,
26の駆動に影響を及ぼすほど大きくなる機構が多い。
このような場合、可動部23,26を移動する目標位置
の変化や荷重の変化に対してステージの精度が保たれな
い。また、傾きの変化するステージについても同様であ
る。
【0005】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
なされたもので、目標位置や負荷の変化に対して、つり
合いの位置を調整することで、数10mm以上の動作範
囲内で負荷の影響のないステージを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の請求項1では、可動方向の一定方向に負荷
のかかる可動部と、この可動部の可動範囲のある点で無
負荷となり、その点の近傍の限定された範囲において負
荷を低減するために設けられた負荷低減部とを有するス
テージにおいて、前記可動部の可動方向に前記負荷低減
部を移動させるつり合い位置調整部と、このつり合い調
整部を動かすための制御部を設けて構成した。
【0007】請求項2では、可動方向の一定方向に負荷
のかかる可動部と、この可動部の可動範囲のある点で無
負荷となり、その点の近傍の限定された範囲において負
荷を低減するために設けられた負荷低減部とを有するス
テージにおいて、前記可動部または前記負荷低減部に力
を作用させるつり合い位置調整部を設けて構成した。
【0008】請求項3では、請求項2にあって、つり合
い位置調整部が負荷低減部を兼ねるように構成した。
【0009】すなわち、本発明では、動作範囲内で負荷
と負荷低減部の影響を受けなくするために、負荷と負荷
低減部のつり合いの位置を変化させる調整部を設ける。
そのつり合い位置を変化させる調整部として、負荷低減
部の位置調整機構と、負荷または負荷調整部の少なくと
も一方に力を与える機構の2つが考えられ、つり合い位
置を変化させる調整部として負荷低減部の位置調整機構
を設けて請求項1の発明を構成し、つり合い位置を変化
させる調整部として負荷または負荷調整部の少なくとも
一方に力を与える機構を設けて請求項2の発明を構成す
ることとした。そして、請求項2の構成において、負荷
低減部がつり合い調整部を兼ねるように請求項3の発明
を構成した。
【0010】
【作用】請求項1の構成にあっては、ステージ機構の可
動部の現在位置もしくは目標位置に合わせて、負荷と負
荷低減部が発生させる力のつり合いの位置を負荷低減部
を動かして調整することで、可動部にかかる負荷の影響
をステージの動作範囲内で打ち消すように働く。
【0011】請求項2の構成にあっては、ステージ機構
の可動部の現在位置もしくは目標位置に合わせて、負荷
と負荷低減部が発生させる力のつり合いの位置を、負荷
または負荷調節部の少なくとも一方に力を与えて調整す
ることで、可動部にかかる負荷の影響を動作範囲内で打
ち消すように働く。
【0012】請求項3の構成にあっては、ステージ機構
の可動部の現在位置もしくは目標位置に合わせて、負荷
と負荷低減部が発生させる力のつり合いの位置を、負荷
低減部を用いて負荷または負荷調節部の少なくとも一方
に力を与えて調整することで、可動部にかかる負荷の影
響をステージの動作範囲内で打ち消すように働く。
【0013】
【実施例1】図1は本発明の実施例1のステージを示す
正面図で、以下、図1を用いて本発明の実施例1を説明
する。本実施例は、請求項1に対応している。図におい
て1は、基端平面部1aとこの基端平面部1aの端部に
形成した立設部1bからなるL字型のベースで、このベ
ース1の基端平面部1a上には、モータからなる駆動部
2が固定されている。駆動部2には、リードネジからな
るガイド3が鉛直方向に連結されており、このガイド3
には、ガイド3に螺合するナット部を有してガイド3上
を上下方向に動く可動部4が取り付けられている。
【0014】前記ベース1の立設部1b上部には、モー
タからなる駆動部5が固定されており、この駆動部5に
は、リードネジからなるガイド6が鉛直方向に連結され
ている。さらに、この駆動部5には、駆動部5の回転動
を制御する制御部7が接続されており、制御部7は前記
立設部1bに固定されている。前記ガイド6には、ガイ
ド6に螺合するネジを持ち、駆動部5の回転動に合わせ
て上下動するナット部8が取り付けられている。
【0015】9は、点aを支点として端部において可動
自在に連結された2本の棒材9a,9bからなる梃子
で、棒材9aの他端はベース1の立設部1b上部に水平
に固定されており、棒材9b(以下、可動棒材9bとい
う)の他端は前記ナット部8に摺動可能に連結されてい
る。すなわち、可動棒材9bの前記他端には、ナット部
8に設けた係止部材8aがガタなく長手方向へ摺動自在
に嵌合される長穴9cが形成されており、ナット部8が
上下動されるとき、可動棒材9bが支点aを中心にして
傾動するようになっている。この可動棒材9bにはバネ
10の上端が取り付けられており、このバネ10の下端
は前記可動部4に取り付けられている。
【0016】駆動部2、駆動部5で発生した駆動力がそ
れぞれガイド3、ガイド6を回転させ、可動部4および
ナット部8をそれぞれガイド3およびガイド6に沿って
動かす。ナット部8が上下動することで、梃子9の可動
棒材9bに取り付けられたバネ10の上端も上下動す
る。この構成の中で、バネ10が負荷低減部であり、駆
動部5、ガイド6、制御部7、ナット部8、梃子9で負
荷低減部を移動させるつり合い位置調整部が構成され
る。この構成においてバネ10の発生させる弾性力はそ
のバネの長さと1対1に対応し、その関係は既知とす
る。さらに、ナット部8の位置とバネ10の長さが分か
っているときに、可動部4の位置も算出できるものとす
る。
【0017】次に、上記構成からなる本実施例のステー
ジの作用を説明する。バネ10の弾性力を利用して、可
動部4に下向きに作用する重力を打ち消す。バネ10が
発生させる弾性力は通常、そのバネ10の長さと1対1
に対応するため、可動部4にかかる重力を打ち消せるバ
ネ10の長さは1つしかない。任意の位置で重力とバネ
の発生させる力がつり合うようにバネ10の長さを調整
するため、制御部7が可動部4の位置をもとに梃子9の
可動棒材9bの目標位置を計算し、駆動部5を制御して
その目標位置へ持っていく。可動部4の重さが一定の場
合にはバネ10の長さも一定でよい。しかし、可動部4
に載るセンサヘッドの交換などにより負荷が変化するな
らば、可動部4の重さとつり合う弾性力をバネ10が発
生し得るバネ4の長さを制御部7で可動部4の目標位置
に合った梃子9の位置を計算して調整するか、駆動部2
を駆動するのに必要な電力の変化をモニタして駆動部2
の駆動に必要な電力が大きくなりすぎないように、例え
ば、電力が最小に近くなるように、バネ10の長さを調
整する。
【0018】バネ10を直接駆動系で上下させることに
より梃子9は必ずしも必要ではないが、支点aに対して
ガイド6よりバネ10の取り付け位置の方を近く設定す
ることで、梃子9の作用により駆動部5にかかる負荷を
抑えることができることと、ナット部8の移動量に対し
てバネ10の上端の送り量を小さくできるので、つり合
いの位置調整が高精度にできるという2つの利点があ
る。
【0019】本実施例によれば、駆動部5、ガイド6、
制御部7、ナット部8、梃子9からなるつり合い位置調
整部は、バネやゴムなどの長さの変化によって発生力
(弾性力)の変化を生じる部材を負荷低減部として用い
た駆動機構において、負荷や目標位置の変化に対応した
負荷低減機能を働かせることができる。その結果、方向
転換による負荷の変動がほぼ無くなり、制御性が向上す
る他、微妙な出力調整のできる駆動部を採用できる。通
常、微妙な出力調整のできる駆動部は最大駆動力もそれ
に応じて小さいが、負荷がほぼ無いことでその採用が可
能となり、その性能も十分に発揮できる。可動部に光デ
ィスクのピックアップや磁気ディスクのヘッドなどを取
り付けることで広範囲にわたって精度の良い位置決め・
フォーカシング・トラッキングが可能となる。
【0020】
【実施例2】図2は本発明の実施例2のステージを示す
正面図で、以下、図2を用いて本発明の実施例2を説明
する。本実施例は、請求項2,3に対応しており、磁力
によりつり合いの位置を変化させる調整部を設けた場合
を例示している。
【0021】図において17は、上面に傾斜面17a
(図においては左下がりの斜面を表している)を有する
ベースで、傾斜面17aの右側上面にはモータからなる
駆動部11が固定されている。駆動部11には、リード
ネジからなるガイド12が連結されており、前記駆動部
11はガイド12が傾斜面に平行で、最大斜度になる方
向にベース17に取り付けられている。ガイド12に
は、ガイド12に嵌合するナット部を有してガイド12
上を傾斜面に平行に動く可動部13が取り付けられてお
り、駆動部11で発生した回転駆動力をガイド12を介
し可動部13に対して直線方向の駆動力にして伝達し、
可動部13をガイド12に沿って動かすようになってい
る。可動部13には磁石14が取り付けられており、ま
た、駆動部11を挟むように傾斜面17aの左側上面お
よび右側上面に磁石15および磁石16が固定されてい
る。前記磁石14、磁石15、磁石16はそれぞれガイ
ド12に平行に働くように配置され、この3つの磁石1
4,15,16で負荷低減部とつり合い位置調整部が構
成されるようになっている。
【0022】前記3つの磁石14,15,16が負荷低
減部とつり合い位置調整部を構成する際に、どのように
配分されるかは対応する本発明の請求項の構成により、
下記のように変化する。すなわち、請求項2にあって
は、磁石14の左側と磁石15で負荷低減部が構成さ
れ、磁石14の右側と磁石16でつり合い位置調整部が
構成される。また、請求項3にあっては、磁石14、磁
石15、磁石16の全てで負荷低減部が構成され、磁石
14の右側と磁石16でつり合い位置調整部が構成され
る。
【0023】前記負荷低減部とつり合い位置調整部の構
成にあって、磁石14、磁石15、磁石16がそれぞれ
向き合った面、すなわち、磁石15の右側と磁石14の
左側の組合せと磁石14の右側と磁石16の左側の組合
せは、基本的には反発力を発生させるようにそれぞれ同
極の組合せになるように配置する。そして、この磁石1
4と磁石15および磁石14と磁石16間に生ずる反発
力と可動部13にかかる負荷のつり合う位置で、可動部
13に作用する力の可動方向成分が0となる。特に、請
求項3の構成にあっては、磁石14の右側と磁石16の
間には負荷低減用として一定の大きさの磁力をオフセッ
トとして与え、つり合い位置調整用の力をそれに加え
る。(この場合、後述するように、磁石間の距離を変え
ることも含む。)
【0024】ただし、磁石14,15,16の極性の持
たせ方や磁力の大きさは、記負荷低減部とつり合い位置
調整部の構成よりは制御方法に関わり、いくつかの使用
方法が考えられる。負荷や可動部13を移動する目標位
置の変化に素早く対応するために、一時的に異極または
少なくとも一方が極性を持たないことも有り得る。ま
た、磁石15の右側と磁石14の左側の組合せだけで負
荷、すなわち可動部13にかかる重力を打ち消すだけの
反発力が容易にでき、ステージの目標に対する追従速度
にも問題がない場合、磁石14の右側と磁石16の左側
の組合せは少なくとも一方が一時的に極性を持たない場
合もある。さらに、磁石14の右側と磁石16の左側の
間に常に磁力が働かない場合、磁石16は構成から除外
できる。
【0025】以上の2つの磁石14と磁石15および磁
石14および磁石16の面の組合せのうち、少なくとも
1つは作用する力を変化させることができなければなら
ない。これは、例えば、磁石に電磁石を用いて電流量を
変化させたり、あるいは磁石間に鉄等を出し入れして透
磁率を変化させる、などして磁石14、磁石15、磁石
16間で発生する磁力の大きさを変化させたり、磁石1
5または磁石16をガイド2に平行に動かし磁石14に
対して接近・離反させることで実現することができる。
【0026】次に、上記構成からなる本実施例のステー
ジの作用を説明する。可動部13を斜め下向きに動かそ
うとする重力の成分を可動部13の位置に応じて磁石1
4、磁石15、磁石16を用いて前述のように打ち消
す。ここで、磁石14、磁石15、磁石16間に働く力
が一定の場合、負荷に応じて決められる位置でのみ可動
部3にかかる外力を打ち消せる。現在位置ないし可動部
13の移動の目標位置で磁力と負荷の2つの力がつり合
うように調整する際には、磁石15の右側と磁石14の
左側の組合せか磁石14の右側と磁石16の左側の組合
せに働く力、または、その両方を組合せを適切に変化さ
せる。例えば、右上方にステージを移動させる場合に
は、磁石15の右側と磁石14の左側の組合せにより可
動部13に働く反発力を強め、磁石14の右側と磁石1
6の左側の組合せにより可動部13に働く反発力を弱め
ることで調整できる。すなわち、磁石16の磁力を弱め
たり、磁石16を右上方に遠ざけることで調整ができ
る。これにより、駆動部11にかかる負荷が減少する。
【0027】この磁石14、磁石15、磁石16の組合
せは、使い方により、磁石14と磁石15および磁石1
4と磁石16からなる2組の磁石による負荷低減部がつ
り合い位置調整部を兼ねる場合と、1組が負荷低減部で
他の1組がつり合い位置調整部ともなる。磁石が動かな
い場合にあっては、2組の磁石による負荷低減部がつり
合い位置調整部を兼ねる場合が本発明の請求項3に係る
実施例、1組が負荷低減部で他の1組がつり合い位置調
整部となる場合が本発明の請求項2に係る実施例に相当
する。
【0028】本実施例によれば、つり合い位置調整部
は、負荷低減部がベース17および可動部13のある位
置に固定の駆動機構において、負荷や目標位置の変化に
対応した負荷低減機能を働かせることができるため、広
範囲にわたって精度の良い位置決め・フォーカシング・
トラッキングが可能となる。傾斜面17a上に可動部1
3があることから、負荷の斜面方向成分が存在するが、
負荷の大きさそのものがほぼ0になるために摩擦力はほ
ぼ0となり、このことも制御性を向上させることにな
る。また、つり合い位置調整部が負荷低減部の機能を兼
ねられることと、つり合い位置調整部が調整にあたって
動かなくてもよいことで、機能をコンパクトにすること
ができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、負荷
低減部を持つステージのある特定の点やその近傍のみな
らず、負荷や目標位置の変化に対応して、広範囲にわた
って負荷をほぼ0にすることができる。
【0030】各請求項で対象とする駆動機構と負荷低減
部の種類は次の通りである。請求項1では、特に、バネ
やゴムなどの長さの変化が発生力の変化を生じる部材を
負荷低減部として用いた駆動機構において、つり合い位
置調整部が負荷や目標位置の変化に対応した負荷低減機
能を働かせることができる。
【0031】請求項2では、負荷低減部がベースおよび
可動部のある位置に固定の駆動機構において、つり合い
位置調整部が負荷・目標位置・ステージ傾きの変化に対
応した負荷低減機能を働かせることができる。
【0032】請求項3では、負荷低減部がベースおよび
可動部のある位置に固定の駆動機構において、負荷低減
部がつり合い位置調整部を兼ねた上で、負荷・目標位置
・ステージ傾きの変化に対応した負荷低減機能を働かせ
ることができる。
【0033】その結果、負荷がほぼ0で、方向転換によ
る負荷の変動もほぼ無くなるために制御性が向上する
他、微妙な出力調整のできる駆動部を採用できる。通
常、微妙な出力調整のできる駆動部は最大駆動力もそれ
に応じて小さいが、負荷がほぼ無いことでその採用が可
能となり、その性能も十分に発揮できる。したがって、
広範囲にわたって精度の良い位置決め・フォーカシング
・トラッキングが可能となる。
【0034】傾斜面上に可動部がある時のように負荷の
斜面方向成分が存在する場合、負荷の大きさそのものが
ほぼ0になるために可動部が働く際の摩擦力もほぼ0と
なり、このことも制御性を向上させることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示す正面図である。
【図2】本発明の実施例2を示す正面図である。
【図3】従来技術を示す正面図である。
【図4】従来技術を示す断面図である。
【符号の説明】
2 5 11 駆動部 4 13 可動部 9 梃子 10 バネ 14 15 16 磁石

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動方向の一定方向に負荷のかかる可動
    部と、この可動部の可動範囲のある点で無負荷となり、
    その点の近傍の限定された範囲において負荷を低減する
    ために設けられた負荷低減部とを有するステージにおい
    て、前記可動部の可動方向に前記負荷低減部を移動させ
    るつり合い位置調整部と、このつり合い調整部を動かす
    ための制御部を有することを特徴とするステージ。
  2. 【請求項2】 可動方向の一定方向に負荷のかかる可動
    部と、この可動部の可動範囲のある点で無負荷となり、
    その点の近傍の限定された範囲において負荷を低減する
    ために設けられた負荷低減部とを有するステージにおい
    て、前記可動部または前記負荷低減部に力を作用させる
    つり合い位置調整部を有することを特徴とするステー
    ジ。
  3. 【請求項3】 前記つり合い位置調整部が、負荷低減部
    を兼ねることを特徴とする請求項2記載のステージ。
JP28939894A 1994-11-24 1994-11-24 ステージ Withdrawn JPH08145142A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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