JPH08144732A - エンジンのブローバイガス還流装置 - Google Patents

エンジンのブローバイガス還流装置

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JPH08144732A
JPH08144732A JP6315804A JP31580494A JPH08144732A JP H08144732 A JPH08144732 A JP H08144732A JP 6315804 A JP6315804 A JP 6315804A JP 31580494 A JP31580494 A JP 31580494A JP H08144732 A JPH08144732 A JP H08144732A
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gas
pipe
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throttle valve
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JP6315804A
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Masaki Takeyama
雅樹 武山
Toru Yoshinaga
融 吉永
Masahiro Takigawa
昌宏 滝川
Taiyo Kawai
大洋 河合
Akira Ii
明 井伊
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Toyota Motor Corp
Soken Inc
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Nippon Soken Inc
Toyota Motor Corp
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スロットル弁への油膜付着を防止する。 【構成】 スロットルボデー1をスロットル弁3の下流
位置で大径のサージタンク2に接続する。接続部21に
ガスケット4を設け、その筒部41をスロットルボデー
1と同径の内管41としてサージタンク2内へ所定長で
延伸せしめる。内管41とこれの外方に位置するサージ
タンク内壁2aとの間をガス流路22となし、ここにブ
ローバイガス還流管5を開口させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンのブローバイガ
ス還流装置に関し、特にスロットル弁への油付着等を効
果的に防止したブローバイガス還流装置の構造改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】エンジンクランクケース内のブローバイ
ガスを吸気管へ還流して大気への放散を防止するブロー
バイガス還流装置があり、このうち、吸気管負圧を利用
して強制的にクランクケース内を換気するものの一例を
図6、図7に示す。図はブローバイガス還流管5の開口
位置を示すもので、図6は吸気路の垂直断面図、図7は
水平断面図である。図において、上流端をテーパ状に絞
ったサージタンク2にはスロットル弁3を内設したスロ
ットルボデー1が接続されており、水平に延びるブロー
バイガス還流管5はスロットル弁3直後の、サージタン
ク2のテーパ壁に開口している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
構造において、スロットル弁3の開度が小さい軽負荷時
には、図6の矢印で示す如く、吸気流はスロットル弁3
上下の僅かな隙間から高速流となって流出し、この時、
圧力が低下したスロットル弁3背後にはここへ回り込む
強い渦流が生じる。そして、この渦流により、還流管5
より流入したブローバイガスはスロットル弁3の背後へ
流れ、ガス中に含まれる油分がスロットル弁3に付着し
てデポジットとなるため弁操作に支障をきたすおそれが
ある。スロットル弁3に向かう逆流は水平面内でも生じ
ており(図7)、この逆流によりブローバイガスがスロ
ットル弁3の背後へ流れて同様に油分の付着を生じる。
【0004】なお、実開昭56−161166号公報に
は、スロットル弁下流の吸気管内にベンチュリを設け
て、その筒壁にブローバイガス還流管を開口せしめ、ス
ロットル弁を絞った場合にも十分なブローバイガス還流
を保証したものが提案されている。しかし、本構造にお
いてもスロットル弁背後の渦流の影響を受けることは免
れず、デポジットを生じるおそれがある。
【0005】本発明はかかる課題を解決するもので、ス
ロットル弁への油膜付着を生じないエンジンのブローバ
イガス還流装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の構成で
は、エンジン吸気管をスロットル弁3の下流位置で拡径
部に拡径するとともに、上流側吸気管1をこれと同径の
内管41として上記拡径部21から大径の下流側吸気管
2内へ所定長で延伸せしめ、上記内管41とこれの外方
に位置する上記下流側吸気管2内壁との間に形成される
ガス流路22にブローバイガス還流管5を開口せしめた
ものである。
【0007】本発明の第2の構成では、上記ブローバイ
ガス還流管5を、上記拡径部21の最下位置の端壁に開
口せしめ、かつ、この開口51より上記内管41の先端
位置付近まで上記下流側吸気管2の内壁2aを下り傾斜
せしめる。
【0008】本発明の第3の構成では、上記ガス流路2
2に排気ガス還流管6をさらに開口せしめる。
【0009】本発明の第4の構成では、上記上流側吸気
管1はスロットルボデーであり、上記下流側吸気管2は
サージタンクである。
【0010】
【作用】上記第1の構成において、ブローバイガスのガ
ス流路22は、渦流ないし逆流を生じるスロットル弁3
下流域とは内管4の管壁によって隔離されており、その
影響を受けない。加えて、スロットル弁3の開放間隙よ
り流出する急速流が上記内管4の内周に沿って流れて、
いわゆるエゼクタ効果を生じ、ガス流路22内のブロー
バイガスは下流方向へ向かう急速流によって流路22の
開口221より引き出される。かくして、ブローバイガ
スはスロットル弁3に向かうことなく下流のエンジン方
向へ搬送される。
【0011】上記第2の構成において、エンジン停止時
にガス流路22に油分や結露による水分を生じることが
あるが、最下位置で下流側吸気管2の内壁を下り傾斜せ
しめてあるから、油分等はガス流路22から効率的に排
出され、アイシングの発生が防止される。
【0012】上記第3の構成において、排気ガス還流管
6をガス流路22に開口させることにより、EGRで還
流した排気ガスがスロットル弁3へ逆流してデポジット
を生じることが防止される。
【0013】上記第4の構成においては、スロットルボ
デーとこれより大径のサージタンク2を利用することに
より本発明が容易に実現される。
【0014】
【実施例】図1において、下流側吸気管たるサージタン
ク2は大径の管状体で、側壁にはエンジンシリンダへの
複数の吸気支管23が設けられている。サージタンク2
の一方の端壁には、ガスケット4を介して小径の上流側
吸気管たるスロットルボデー1が接続されている。この
スロットルボデー1には接続端部内にスロットル弁3が
設けられている。
【0015】スロットルボデー1とサージタンク2の接
続部21の詳細を図2、図3に示し、図2は垂直断面
図、図3は水平断面図である。ガスケット4はスロット
ルボデー1と同径の筒部41とこれの一端外周に形成し
た鍔部42とよりなり、鍔部42をスロットルボデー1
の接続フランジとサージタンク2の端壁との間に挟着固
定してある。これにより、吸気路はスロットルボデー1
とサージタンク2の接続部21で段付きに拡径するとと
もに、ガスケット4の筒部41はサージタンク2内の内
筒となって一定長で延びている。
【0016】かかる内筒41外周とサージタンク内壁2
aとの間には、全周にわたってガス流路22が形成さ
れ、最下位置のサージタンク2端壁にはガス流路22に
臨んで、図略のPCV(ポジティブ クランクケース
ベンチレーション)弁より至るブローバイガス還流管5
が開口している(図2の符号51)。また、この部分で
サージタンク2の内壁2aは、ガス流路22の開口22
1へ向けて下り傾斜している。
【0017】なお、サージタンク2の側壁を貫通して水
平方向より上記ガス流路22に、EGR用の排気ガス還
流管6が接続開口せしめてある(図3)。
【0018】上記構造のブローバイガス還流装置の作動
を以下に説明する。図4に示す如く、軽負荷時のスロッ
トル弁3の開度は小さく、図の矢印で示すように、吸気
はスロットル弁3の上下の小間隙より高速流となって下
流側へ流出する。スロットル弁3の背後は圧力が低下し
ており、流出した吸気の一部は渦流となって上流のスロ
ットル弁方向へ向かう。ここにおいて本実施例では、ガ
ス流路22は内筒41の筒壁によって、渦流を生じたス
ロットル弁下流域とは隔離されているから、ガス流路2
2を流通するブローバイガスは渦流の影響を全く受けな
い。加えて、ガス流路22の開口221付近には下流へ
向かう高速の吸気流があるから、エゼクタ効果によりガ
ス流路22内のブローバイガスは上記吸気流に引かれて
速やかにサージタンク2内へ流出還流せしめられる。か
くして、ブローバイガスがスロットル弁方向へ逆流する
ことはなく、デポジットの発生が防止される。
【0019】同様の効果は還流排気ガスについても得ら
れ、図5に示す如く、排気ガス還流管6からガス流路2
2へ流入した排気ガスは、内筒41の筒壁によりスロッ
トル弁方向への逆流の影響を受けず、かつ下流方向へ流
れる吸気流のエゼクタ効果によって速やかにサージタン
ク2内へ流出せしめられる。
【0020】なお、サージタンク2の端壁最下位置で
は、ブローバイガス還流管5の開口51からガス流路2
2の開口221へ向けてサージタンク内壁2a(図2参
照)が下り傾斜しているから、ガス流路中の油分や水分
は良好にサージタンク2内へ排出され、アイシング等を
生じることはない。
【0021】上記実施例において、設置スペースに余裕
があれば、排気ガス還流管6を、サージタンク2の最下
位置でブーローバイガス還流管5に隣接して設ければ、
排気ガスのさらに効率的な還流が可能となる。
【0022】
【発明の効果】以上の如く、本発明のエンジンのブロー
バイガス還流装置によれば、吸気管内へ還流されたブロ
ーバイガスの逆流を有効に防止することができ、スロッ
トル弁に油分等のデポジットを生じて作動不良を起こす
不具合を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すサージタンク部の垂直
概略断面図である。
【図2】吸気管との接続部を示すサージタンク端部の拡
大垂直断面図である。
【図3】吸気管との接続部を示すサージタンク端部の拡
大水平断面図である。
【図4】装置の作動を示すサージタンク端部の概略垂直
断面図である。
【図5】装置の作動を示すサージタンク端部の概略水平
断面図である。
【図6】吸気管との接続部を示す従来のサージタンク端
部の概略垂直断面図である。
【図7】吸気管との接続部を示す従来のサージタンク端
部の概略水平断面図である。
【符号の説明】
1 スロットルボデー(上流側吸気管) 2 サージタンク(下流側吸気管) 2a 内壁 21 接続部(拡径部) 22 ガス流路 3 スロットル弁 4 ガスケット 41 内管 5 ブローバイガス還流管 51 開口 6 排気ガス還流管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝川 昌宏 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 河合 大洋 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 井伊 明 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン吸気管をスロットル弁の下流位
    置で拡径するとともに、上流側吸気管をこれと同径の内
    管として上記拡径部から大径の下流側吸気管内へ延伸せ
    しめ、上記内管とこれの外方に位置する上記下流側吸気
    管内壁との間に形成されるガス流路にブローバイガス還
    流管を開口せしめたことを特徴とするエンジンのブロー
    バイガス還流装置。
  2. 【請求項2】 上記ブローバイガス還流管を、上記拡径
    部の最下位置の端壁に開口せしめ、かつ、この開口より
    上記内管の先端位置付近まで上記下流側吸気管の内壁を
    下り傾斜せしめた請求項1記載のエンジンのブローバイ
    ガス還流装置。
  3. 【請求項3】 上記ガス流路に排気ガス還流管をさらに
    開口せしめた請求項1または2記載のエンジンのブロー
    バイガス還流装置。
  4. 【請求項4】 上記上流側吸気管はスロットルボデーで
    あり、上記下流側吸気管はサージタンクである請求項1
    ないし3のいずれかに記載のエンジンのブローバイガス
    還流装置。
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