JPH0814456B2 - 結露水捕捉装置 - Google Patents
結露水捕捉装置Info
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- JPH0814456B2 JPH0814456B2 JP14963691A JP14963691A JPH0814456B2 JP H0814456 B2 JPH0814456 B2 JP H0814456B2 JP 14963691 A JP14963691 A JP 14963691A JP 14963691 A JP14963691 A JP 14963691A JP H0814456 B2 JPH0814456 B2 JP H0814456B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2321/00—Details or arrangements for defrosting; Preventing frosting; Removing condensed or defrost water, not provided for in other groups of this subclass
- F25D2321/14—Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water
- F25D2321/144—Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water characterised by the construction of drip water collection pans
- F25D2321/1441—Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water characterised by the construction of drip water collection pans inside a refrigerator
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2321/00—Details or arrangements for defrosting; Preventing frosting; Removing condensed or defrost water, not provided for in other groups of this subclass
- F25D2321/14—Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water
- F25D2321/147—Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water characterised by capillary, wick, adsorbent, or evaporation elements
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- Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生鮮食料品を乾燥を防
いで保存する高湿貯蔵庫、或は水蒸気が充満する浴室等
において、その天井部壁面に生成される結露水を捕捉す
るために用いられる結露水捕捉装置に関する。
いで保存する高湿貯蔵庫、或は水蒸気が充満する浴室等
において、その天井部壁面に生成される結露水を捕捉す
るために用いられる結露水捕捉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】生鮮食料品を乾燥を防いで保存する高湿
貯蔵庫(以下、単に貯蔵庫という)に用いられる結露水
捕捉装置は、例えば実開昭64−41880号公報にて
提案されている。しかして、上記公報にて提案されてい
る結露水捕捉装置は、吸水性繊維の布で構成された露受
プレート、すなわち合成樹脂又は金属からなる方形の枠
体に吸水性繊維の布を張着したもの、或は合成樹脂又は
金属からなる方形で冷気通過孔が穿孔された板材の周囲
に吸水性繊維の布で被服したものであり、貯蔵室内の天
井部に傾斜して配設されている。かかる構成の結露水捕
捉装置においては、露受プレートに結露した水滴は吸
水性繊維に吸収され、吸収されなかった水分は吸水性繊
維に拡散して傾斜方向に流れ、その端部から流下して外
部に排出される。貯蔵室内の天井部に結露し、露受プ
レート上に滴下した水分は前記と同様に吸水又は排水さ
れる。吸水性繊維に吸収され又は流下しきれなくて付
着した水分は、貯蔵室内が湿度100%の状態ではない
ので、再び蒸散し空気中の相対湿度を高める作用をな
す。等の各作用が得られる。
貯蔵庫(以下、単に貯蔵庫という)に用いられる結露水
捕捉装置は、例えば実開昭64−41880号公報にて
提案されている。しかして、上記公報にて提案されてい
る結露水捕捉装置は、吸水性繊維の布で構成された露受
プレート、すなわち合成樹脂又は金属からなる方形の枠
体に吸水性繊維の布を張着したもの、或は合成樹脂又は
金属からなる方形で冷気通過孔が穿孔された板材の周囲
に吸水性繊維の布で被服したものであり、貯蔵室内の天
井部に傾斜して配設されている。かかる構成の結露水捕
捉装置においては、露受プレートに結露した水滴は吸
水性繊維に吸収され、吸収されなかった水分は吸水性繊
維に拡散して傾斜方向に流れ、その端部から流下して外
部に排出される。貯蔵室内の天井部に結露し、露受プ
レート上に滴下した水分は前記と同様に吸水又は排水さ
れる。吸水性繊維に吸収され又は流下しきれなくて付
着した水分は、貯蔵室内が湿度100%の状態ではない
ので、再び蒸散し空気中の相対湿度を高める作用をな
す。等の各作用が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の結露水捕捉装置においては、長期間の使用により、
吸水性繊維の布に細菌が付着して繁殖しカビが発生した
り、魚,肉等の貯蔵物から発生する臭いが吸水性繊維の
布に吸着して異臭を放つようになる。かかる問題を解決
するためには、結露水捕捉装置を定期的に洗浄して吸水
性繊維の布からカビや臭いを除去すればよいが、吸水性
繊維の布は微細な繊維が無数に積み重ねられたり織り込
まれたものであり、洗浄液中に浸漬しても各繊維に付着
したカビや臭いを的確に除去できず、特にカビはブラシ
等を用いて機械的に除去しなければならず、かかる機械
的な除去により吸水性繊維の布を痛めたり破ったりして
再使用できない場合がある。本発明は、上記した問題に
対処すべくなされたものであり、洗浄性及び耐久性に優
れた結露水捕捉装置を提供することを目的としている。
来の結露水捕捉装置においては、長期間の使用により、
吸水性繊維の布に細菌が付着して繁殖しカビが発生した
り、魚,肉等の貯蔵物から発生する臭いが吸水性繊維の
布に吸着して異臭を放つようになる。かかる問題を解決
するためには、結露水捕捉装置を定期的に洗浄して吸水
性繊維の布からカビや臭いを除去すればよいが、吸水性
繊維の布は微細な繊維が無数に積み重ねられたり織り込
まれたものであり、洗浄液中に浸漬しても各繊維に付着
したカビや臭いを的確に除去できず、特にカビはブラシ
等を用いて機械的に除去しなければならず、かかる機械
的な除去により吸水性繊維の布を痛めたり破ったりして
再使用できない場合がある。本発明は、上記した問題に
対処すべくなされたものであり、洗浄性及び耐久性に優
れた結露水捕捉装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、結露水捕捉装置を、多数の
通気部を有する面構成体と、この面構成体の一側に毛細
管現象を生じさせる隙間を設けて配設したベースプレー
トを主体として構成し、扉によって開閉される開口部を
備えた所定の収容空間の天井部に前記ベースプレートを
上側としかつ少なくとも一端部を下方とする形態にて脱
着可能に配設されるようにした。また、上記した構成に
加えて前記面構成体と前記ベースプレートを分離可能と
した。
ために、本発明においては、結露水捕捉装置を、多数の
通気部を有する面構成体と、この面構成体の一側に毛細
管現象を生じさせる隙間を設けて配設したベースプレー
トを主体として構成し、扉によって開閉される開口部を
備えた所定の収容空間の天井部に前記ベースプレートを
上側としかつ少なくとも一端部を下方とする形態にて脱
着可能に配設されるようにした。また、上記した構成に
加えて前記面構成体と前記ベースプレートを分離可能と
した。
【0005】
【作用】本発明による結露水捕捉装置は、収容空間に配
設された状態にて、収容空間を形成する上壁に結露して
下方に滴下した水滴をベースプレートの上面にて受け止
める。また、ベースプレートの上面に結露した水滴を上
述した水滴とともに重力により端部に向けて流し、同端
部にて下方へ流下させる。更に、当該結露水捕捉装置の
下面、すなわち面構成体側に結露した水滴を面構成体と
ベースプレート間の隙間によって生じる毛細管現象によ
り同隙間に吸引し、重力により同隙間を通して端部に向
けて流す。面構成体とベースプレート間の隙間に残存す
る水は、収容空間内の湿度が低下したとき蒸散し、空気
中の相対湿度を高める作用をなす。
設された状態にて、収容空間を形成する上壁に結露して
下方に滴下した水滴をベースプレートの上面にて受け止
める。また、ベースプレートの上面に結露した水滴を上
述した水滴とともに重力により端部に向けて流し、同端
部にて下方へ流下させる。更に、当該結露水捕捉装置の
下面、すなわち面構成体側に結露した水滴を面構成体と
ベースプレート間の隙間によって生じる毛細管現象によ
り同隙間に吸引し、重力により同隙間を通して端部に向
けて流す。面構成体とベースプレート間の隙間に残存す
る水は、収容空間内の湿度が低下したとき蒸散し、空気
中の相対湿度を高める作用をなす。
【0006】
【発明の効果】ところで、本発明による結露水捕捉装置
は、面構成体とベースプレートを主体として構成したも
のであり、しかも収容空間に対して脱着可能としたもの
であるため、安価に製造できるとともに、収容空間から
取り外して面構成体とベースプレートに付着したカビや
臭い及び汚れをブラシ等による機械的な洗浄により容易
に洗浄が可能であって収容空間内を清潔に維持すること
ができ、かつブラシ等による機械的な洗浄によって痛ん
だり破損することがほとんどなく繰り返し使用が可能で
耐久性に優れている。また、面構成体とベースプレート
を分離可能に構成した場合には、面構成体とベースプレ
ートの互いに対向する面をもブラシ等による機械的な洗
浄によって洗浄することが可能であり、面構成体とベー
スプレートに付着したカビや臭い及び汚れを一層容易か
つ的確に除去することができる。
は、面構成体とベースプレートを主体として構成したも
のであり、しかも収容空間に対して脱着可能としたもの
であるため、安価に製造できるとともに、収容空間から
取り外して面構成体とベースプレートに付着したカビや
臭い及び汚れをブラシ等による機械的な洗浄により容易
に洗浄が可能であって収容空間内を清潔に維持すること
ができ、かつブラシ等による機械的な洗浄によって痛ん
だり破損することがほとんどなく繰り返し使用が可能で
耐久性に優れている。また、面構成体とベースプレート
を分離可能に構成した場合には、面構成体とベースプレ
ートの互いに対向する面をもブラシ等による機械的な洗
浄によって洗浄することが可能であり、面構成体とベー
スプレートに付着したカビや臭い及び汚れを一層容易か
つ的確に除去することができる。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1及び図2は本発明による結露水捕捉装置
を貯蔵庫に実施した例を示していて、この貯蔵庫におい
ては前面(図1の左側)に開口部を有する断熱箱10内
にステンレス等の熱良導性金属板からなる収納箱20が
その開口部を断熱箱10の開口部に重合一致させるよう
にして組付けられており、収納箱20によって成形され
る収容空間R1は断熱箱10の前面にヒンジ(図示省
略)を介して開閉自在に枢着した断熱扉30によって密
閉されるようになっている。
説明する。図1及び図2は本発明による結露水捕捉装置
を貯蔵庫に実施した例を示していて、この貯蔵庫におい
ては前面(図1の左側)に開口部を有する断熱箱10内
にステンレス等の熱良導性金属板からなる収納箱20が
その開口部を断熱箱10の開口部に重合一致させるよう
にして組付けられており、収納箱20によって成形され
る収容空間R1は断熱箱10の前面にヒンジ(図示省
略)を介して開閉自在に枢着した断熱扉30によって密
閉されるようになっている。
【0008】断熱箱10は、前面に開口を有する外箱1
1と、前面に開口を有して外箱11内に所要の間隙を保
持して組付けられた内箱12と、両箱11,12間に充
填した発砲ウレタン等の断熱材13によって構成されて
いる。また断熱扉30は、前板31と、これに所要の間
隙を保持して組付けられた後板32と、両板31,32
を周縁にて連結する側板33と、これらの板31,3
2,33間に充填した発砲ウレタン等の断熱材34と、
後板32の背面に取付けたシールゴム35によって構成
されている。また、断熱箱10と収納箱20間には図1
及び図3にて示したように冷気循環空間R2が形成され
ていて、同空間R2内では当該貯蔵庫に付設した冷気供
給装置40により得られる冷気が循環するようになって
いる。
1と、前面に開口を有して外箱11内に所要の間隙を保
持して組付けられた内箱12と、両箱11,12間に充
填した発砲ウレタン等の断熱材13によって構成されて
いる。また断熱扉30は、前板31と、これに所要の間
隙を保持して組付けられた後板32と、両板31,32
を周縁にて連結する側板33と、これらの板31,3
2,33間に充填した発砲ウレタン等の断熱材34と、
後板32の背面に取付けたシールゴム35によって構成
されている。また、断熱箱10と収納箱20間には図1
及び図3にて示したように冷気循環空間R2が形成され
ていて、同空間R2内では当該貯蔵庫に付設した冷気供
給装置40により得られる冷気が循環するようになって
いる。
【0009】冷気供給装置40は、図3にて示したよう
に、断熱箱10における左側壁の内面に配設した冷却器
として機能する蒸発器41と、断熱箱10外に配設され
蒸発器41に接続されて蒸発器41とにより冷凍回路を
構成する圧縮機42,凝縮器43,ドライヤ44,減圧
手段としてのキャピラリーチューブ45及びホットガス
弁46と、凝縮器43を空冷する電動ファン47と、断
熱箱10内に組付けられて蒸発器41を覆うカバー48
と、カバー48の上方に設けた開口部に配設された電動
送風ファン49を備えていて、その作動時には送風ファ
ン49によって蒸発器41を通過した冷気が矢印にて示
したように収納箱20の上壁21に沿って流れたのち右
側壁23又は後壁24に沿って下降し底壁25に沿って
蒸発器41に戻るようになっている。なお、カバー48
は収納箱20の左側壁22から離れて配設されていて、
その前端と後端にて断熱箱10における内箱12の前壁
と後壁に固着され、またその上端にて内箱12の上壁に
固着されている。
に、断熱箱10における左側壁の内面に配設した冷却器
として機能する蒸発器41と、断熱箱10外に配設され
蒸発器41に接続されて蒸発器41とにより冷凍回路を
構成する圧縮機42,凝縮器43,ドライヤ44,減圧
手段としてのキャピラリーチューブ45及びホットガス
弁46と、凝縮器43を空冷する電動ファン47と、断
熱箱10内に組付けられて蒸発器41を覆うカバー48
と、カバー48の上方に設けた開口部に配設された電動
送風ファン49を備えていて、その作動時には送風ファ
ン49によって蒸発器41を通過した冷気が矢印にて示
したように収納箱20の上壁21に沿って流れたのち右
側壁23又は後壁24に沿って下降し底壁25に沿って
蒸発器41に戻るようになっている。なお、カバー48
は収納箱20の左側壁22から離れて配設されていて、
その前端と後端にて断熱箱10における内箱12の前壁
と後壁に固着され、またその上端にて内箱12の上壁に
固着されている。
【0010】また冷気供給装置40は、蒸発器41に付
設されたデフロストセンサS1と、収納箱20内に配設
された温度センサS2(冷気循環空間R2に配設して実
施することも可能)を備えるとともに、電気制御装置
(図示省略)を備えていて、デフロストセンサS1から
の信号に基づいて蒸発器41の除霜が必要と判断された
ときホットガス弁46が所定時間開かれて蒸発器41の
除霜がなされるとともに、温度センサS2からの信号に
基づいて所定温度範囲の下限値に達したと判断されたと
き当該冷気供給装置40の作動が停止されまた上限値に
達したと判断されたとき当該冷気供給装置40の作動が
再起動されるようになっている。なお、蒸発器41の除
霜によって生じた水は、蒸発器41の下方に配設した水
受け皿(図示省略)によって受けられたのち断熱箱10
を通して庫外に排出されるようになっている。
設されたデフロストセンサS1と、収納箱20内に配設
された温度センサS2(冷気循環空間R2に配設して実
施することも可能)を備えるとともに、電気制御装置
(図示省略)を備えていて、デフロストセンサS1から
の信号に基づいて蒸発器41の除霜が必要と判断された
ときホットガス弁46が所定時間開かれて蒸発器41の
除霜がなされるとともに、温度センサS2からの信号に
基づいて所定温度範囲の下限値に達したと判断されたと
き当該冷気供給装置40の作動が停止されまた上限値に
達したと判断されたとき当該冷気供給装置40の作動が
再起動されるようになっている。なお、蒸発器41の除
霜によって生じた水は、蒸発器41の下方に配設した水
受け皿(図示省略)によって受けられたのち断熱箱10
を通して庫外に排出されるようになっている。
【0011】しかして、本実施例においては、図1及び
図2にて示したように、収納箱20によって成形される
収容空間R1の天井部に本発明による結露水捕捉装置5
0が後方に向けて下降傾斜する傾斜状態にて脱着可能に
配設されている。結露水捕捉装置50は、図4にてその
一部分を拡大して示したように、多数の貫通孔51a
(形状は丸孔に限定されない)を有する薄肉プレート5
1と、この薄肉プレート51の一側にシムプレート53
を用いることにより毛細管現象を生じさせる隙間d(0.
1〜0.6mm程度が望ましい)を設けて分離可能に配設した
ベースプレート52(全面に貫通孔の無い板)によって
構成されていて、シムプレート53は両プレート51,
52間の後端縁を除く周縁部にコ字状に設けられてお
り、隙間dは後端にて開口している。なお、各プレート
51,52,53の材質としては、ステンレス板が好適
であり、樹脂板であってもよい。
図2にて示したように、収納箱20によって成形される
収容空間R1の天井部に本発明による結露水捕捉装置5
0が後方に向けて下降傾斜する傾斜状態にて脱着可能に
配設されている。結露水捕捉装置50は、図4にてその
一部分を拡大して示したように、多数の貫通孔51a
(形状は丸孔に限定されない)を有する薄肉プレート5
1と、この薄肉プレート51の一側にシムプレート53
を用いることにより毛細管現象を生じさせる隙間d(0.
1〜0.6mm程度が望ましい)を設けて分離可能に配設した
ベースプレート52(全面に貫通孔の無い板)によって
構成されていて、シムプレート53は両プレート51,
52間の後端縁を除く周縁部にコ字状に設けられてお
り、隙間dは後端にて開口している。なお、各プレート
51,52,53の材質としては、ステンレス板が好適
であり、樹脂板であってもよい。
【0012】また、結露水捕捉装置50は、その左右方
向(図2の左右方向)の幅を断熱扉30によって開閉さ
れる開口部Oの左右方向の幅より僅かに短く形成されて
おり、収納箱20の両側壁22,23に取付けたレール
61,62上に、ベースプレート52が上側、すなわち
収納箱20の上壁面側となるようにして前後方向(図1
の左右方向)にて抜き差し可能(脱着可能)に組付けら
れている。各レール61,62は、図1〜図3にて示し
たように、L字状に形成されていて、収納箱20の上壁
21と略平行となるようにして、すなわち後方に向けて
下降傾斜するようにして、収納箱20の各側壁22,2
3にビス63にて取付けられており、その後端には上方
に起立したストッパ61aが形成されていて、同ストッ
パ61aによって結露水捕捉装置50の配設位置が規定
されている。
向(図2の左右方向)の幅を断熱扉30によって開閉さ
れる開口部Oの左右方向の幅より僅かに短く形成されて
おり、収納箱20の両側壁22,23に取付けたレール
61,62上に、ベースプレート52が上側、すなわち
収納箱20の上壁面側となるようにして前後方向(図1
の左右方向)にて抜き差し可能(脱着可能)に組付けら
れている。各レール61,62は、図1〜図3にて示し
たように、L字状に形成されていて、収納箱20の上壁
21と略平行となるようにして、すなわち後方に向けて
下降傾斜するようにして、収納箱20の各側壁22,2
3にビス63にて取付けられており、その後端には上方
に起立したストッパ61aが形成されていて、同ストッ
パ61aによって結露水捕捉装置50の配設位置が規定
されている。
【0013】上記のように構成した本実施例において
は、その使用時において断熱扉30の開閉によって侵入
する外気中の水分や収納箱20内の生鮮食料品から蒸発
する水分が収納箱20の各壁面や結露水捕捉装置50に
結露する。しかして、収納箱20の上壁21に結露して
下方に滴下した水滴は、結露水捕捉装置50におけるベ
ースプレート52の上面にて受け止められる。また、ベ
ースプレート52の上面に結露した水滴は、上述した水
滴とともに重力により後方に向けて流れ、結露水捕捉装
置50の後端部から下方へ流下して収納箱20の後壁2
4に沿って同後壁24に結露する水滴とともに収納箱2
0の底部後方に流れる。なお、収納箱20の底部後方に
は、収納箱20の各側壁22,23及び底壁25等に結
露して流下する各水滴も集まり、それらは排水パイプ2
9を通して庫外に排出される。
は、その使用時において断熱扉30の開閉によって侵入
する外気中の水分や収納箱20内の生鮮食料品から蒸発
する水分が収納箱20の各壁面や結露水捕捉装置50に
結露する。しかして、収納箱20の上壁21に結露して
下方に滴下した水滴は、結露水捕捉装置50におけるベ
ースプレート52の上面にて受け止められる。また、ベ
ースプレート52の上面に結露した水滴は、上述した水
滴とともに重力により後方に向けて流れ、結露水捕捉装
置50の後端部から下方へ流下して収納箱20の後壁2
4に沿って同後壁24に結露する水滴とともに収納箱2
0の底部後方に流れる。なお、収納箱20の底部後方に
は、収納箱20の各側壁22,23及び底壁25等に結
露して流下する各水滴も集まり、それらは排水パイプ2
9を通して庫外に排出される。
【0014】一方、結露水捕捉装置50の下面、すなわ
ち薄肉プレート51側に結露した水滴は、両プレート5
1,52間の隙間dによって生じる毛細管現象により同
隙間dに吸引され、重力により同隙間dを通して当該結
露水捕捉装置50の傾斜方向に流れ、結露水捕捉装置5
0の後端部にて上述した水滴と合流して庫外に排出され
る。上記した毛細管現象は、図5の(A)〜(E)に示
した過程(これは繰り返し得られる)の途中に得られる
ものであり、(A)の状態(結露により水滴が生じ始め
たとき)では薄肉プレート51の下面と薄肉プレート5
1の貫通孔51aに対応するベースプレート52の下面
にそれぞれ小さな水滴ができ、これが徐々に成長して
(B),(C)に示したようになり、(B)のときには
薄肉プレート51の下面に形成される水滴が順次大きく
なるとともに、ベースプレート52の下面に形成される
水滴が隙間dに接触して隙間dでの毛細管現象にて隙間
dにも吸収され、また(C)のときには薄肉プレート5
1の下面に形成される水滴の一端が薄肉プレート51の
貫通孔51aを伝い上って隙間dに接触し、隙間dでの
毛細管現象にて(C),(D)に示すように順次吸収さ
れ、隙間dにて保持しきれない水は(D),(E)にて
示したように隙間d内を傾斜方向に流れて、結露水捕捉
装置50の後端部から流下する。上述した(C)に至る
以前において表面張力により薄肉プレート51に付着し
ている水滴が自重で滴下しないように貫通孔51aの
径,貫通孔51aの間隔,薄肉プレート51の板厚,結
露水捕捉装置50の傾斜角等を適宜に設定する必要があ
る。ところで、両プレート51,52間の隙間に残存す
る水は、収容空間R1内の湿度が低下したとき蒸散し、
空気中の相対湿度を高める作用をなし、収容空間R1内
に収容した生鮮食料品からの水分の蒸発を抑制し、生鮮
食料品の鮮度を長時間維持する。
ち薄肉プレート51側に結露した水滴は、両プレート5
1,52間の隙間dによって生じる毛細管現象により同
隙間dに吸引され、重力により同隙間dを通して当該結
露水捕捉装置50の傾斜方向に流れ、結露水捕捉装置5
0の後端部にて上述した水滴と合流して庫外に排出され
る。上記した毛細管現象は、図5の(A)〜(E)に示
した過程(これは繰り返し得られる)の途中に得られる
ものであり、(A)の状態(結露により水滴が生じ始め
たとき)では薄肉プレート51の下面と薄肉プレート5
1の貫通孔51aに対応するベースプレート52の下面
にそれぞれ小さな水滴ができ、これが徐々に成長して
(B),(C)に示したようになり、(B)のときには
薄肉プレート51の下面に形成される水滴が順次大きく
なるとともに、ベースプレート52の下面に形成される
水滴が隙間dに接触して隙間dでの毛細管現象にて隙間
dにも吸収され、また(C)のときには薄肉プレート5
1の下面に形成される水滴の一端が薄肉プレート51の
貫通孔51aを伝い上って隙間dに接触し、隙間dでの
毛細管現象にて(C),(D)に示すように順次吸収さ
れ、隙間dにて保持しきれない水は(D),(E)にて
示したように隙間d内を傾斜方向に流れて、結露水捕捉
装置50の後端部から流下する。上述した(C)に至る
以前において表面張力により薄肉プレート51に付着し
ている水滴が自重で滴下しないように貫通孔51aの
径,貫通孔51aの間隔,薄肉プレート51の板厚,結
露水捕捉装置50の傾斜角等を適宜に設定する必要があ
る。ところで、両プレート51,52間の隙間に残存す
る水は、収容空間R1内の湿度が低下したとき蒸散し、
空気中の相対湿度を高める作用をなし、収容空間R1内
に収容した生鮮食料品からの水分の蒸発を抑制し、生鮮
食料品の鮮度を長時間維持する。
【0015】以上の説明から明らかなように、本実施例
においては、本発明による結露水捕捉装置50によって
収容空間R1内に収容した生鮮食料品上への水滴の滴下
を確実に防止できて、生鮮食料品の水滴による傷みを的
確に防止することができることは勿論のこと、本発明に
よる結露水捕捉装置50が収容空間R1に対して脱着可
能でしかもその構成部材である薄肉プレート51とベー
スプレート52とシムプレート53が各々分離できるた
め、定期的に各プレート51,52,53の両面に付着
したカビや臭い及び汚れをブラシ等による機械的な洗浄
により容易かつ的確に除去でき、収容空間R1内を長期
間清潔に維持することができる。また、本発明による結
露水捕捉装置50は、薄肉プレート51とベースプレー
ト52を主体として構成したものであり、安価に製造で
きるとともに、各プレート51〜53はブラシ等による
機械的な洗浄によっても痛んだり破損することがほとん
どなく繰り返し使用が可能で耐久性に優れている。
においては、本発明による結露水捕捉装置50によって
収容空間R1内に収容した生鮮食料品上への水滴の滴下
を確実に防止できて、生鮮食料品の水滴による傷みを的
確に防止することができることは勿論のこと、本発明に
よる結露水捕捉装置50が収容空間R1に対して脱着可
能でしかもその構成部材である薄肉プレート51とベー
スプレート52とシムプレート53が各々分離できるた
め、定期的に各プレート51,52,53の両面に付着
したカビや臭い及び汚れをブラシ等による機械的な洗浄
により容易かつ的確に除去でき、収容空間R1内を長期
間清潔に維持することができる。また、本発明による結
露水捕捉装置50は、薄肉プレート51とベースプレー
ト52を主体として構成したものであり、安価に製造で
きるとともに、各プレート51〜53はブラシ等による
機械的な洗浄によっても痛んだり破損することがほとん
どなく繰り返し使用が可能で耐久性に優れている。
【0016】
【変形例】上記実施例においては、薄肉プレート51と
ベースプレート52間にシムプレート53を単に介在さ
せることにより、薄肉プレート51とベースプレート5
2間に毛細管現象を生じさせる隙間dが形成されるよう
にしたが、図6の(A)にて示したように、両プレート
51,52を分離可能に結合するためのねじ54を取付
けるために設けた薄肉プレート51のねじ取付部51b
をベースプレート52側に僅かに打ち出して、このねじ
取付部51bの先端をベースプレート52に当接させる
ことにより(図示しないが、ベースプレート52の一部
を薄肉プレート51側に僅かに打ち出して、この膨出部
の先端を薄肉プレート51に当接させることでも可
能)、薄肉プレート51とベースプレート52間に毛細
管現象を生じさせる隙間dが形成されるようにしてもよ
く、また図6の(B)にて示したように、両プレート5
1,52を分離可能に結合するためのねじ54を取付け
る部分の両プレート51,52間に環状のスペーサ55
を介在させることにより、薄肉プレート51とベースプ
レート52間に毛細管現象を生じさせる隙間dが形成さ
れるようにしてもよい。
ベースプレート52間にシムプレート53を単に介在さ
せることにより、薄肉プレート51とベースプレート5
2間に毛細管現象を生じさせる隙間dが形成されるよう
にしたが、図6の(A)にて示したように、両プレート
51,52を分離可能に結合するためのねじ54を取付
けるために設けた薄肉プレート51のねじ取付部51b
をベースプレート52側に僅かに打ち出して、このねじ
取付部51bの先端をベースプレート52に当接させる
ことにより(図示しないが、ベースプレート52の一部
を薄肉プレート51側に僅かに打ち出して、この膨出部
の先端を薄肉プレート51に当接させることでも可
能)、薄肉プレート51とベースプレート52間に毛細
管現象を生じさせる隙間dが形成されるようにしてもよ
く、また図6の(B)にて示したように、両プレート5
1,52を分離可能に結合するためのねじ54を取付け
る部分の両プレート51,52間に環状のスペーサ55
を介在させることにより、薄肉プレート51とベースプ
レート52間に毛細管現象を生じさせる隙間dが形成さ
れるようにしてもよい。
【0017】また、図6の(C)にて示したように、両
プレート51,52としてステンレス板を採用し、薄肉
プレート51に打ち抜きによって貫通孔51aを形成す
るときに積極的にバリ51cを形成して、このバリ51
cの先端(凹凸が形成されている)をベースプレート5
2に部分的に当接させて固定する(スポット溶接で固定
することも可能)ことにより、薄肉プレート51とベー
スプレート52間に毛細管現象を生じさせる隙間dが形
成されるようにしてもよい。また、図6の(D)にて示
したように、両プレート51,52としてステンレス板
を採用し、ベースプレート52に形成した凸部52aに
て両プレート51,52を当接させてスポット溶接し、
薄肉プレート51とベースプレート52間に毛細管現象
を生じさせる隙間dが形成されるようにしてもよい。な
お、両プレート51,52を固着した場合には、両プレ
ート51,52の互いに対向する面をブラシ等による機
械的な洗浄により洗浄することはできないが、ステンレ
ス板においてカビや臭いの発生が少ないことは経験的に
知られており、また両プレート51,52の互いに対向
する面は隙間dに水を流すことにより洗浄が可能である
ため、実用上問題は生じない。
プレート51,52としてステンレス板を採用し、薄肉
プレート51に打ち抜きによって貫通孔51aを形成す
るときに積極的にバリ51cを形成して、このバリ51
cの先端(凹凸が形成されている)をベースプレート5
2に部分的に当接させて固定する(スポット溶接で固定
することも可能)ことにより、薄肉プレート51とベー
スプレート52間に毛細管現象を生じさせる隙間dが形
成されるようにしてもよい。また、図6の(D)にて示
したように、両プレート51,52としてステンレス板
を採用し、ベースプレート52に形成した凸部52aに
て両プレート51,52を当接させてスポット溶接し、
薄肉プレート51とベースプレート52間に毛細管現象
を生じさせる隙間dが形成されるようにしてもよい。な
お、両プレート51,52を固着した場合には、両プレ
ート51,52の互いに対向する面をブラシ等による機
械的な洗浄により洗浄することはできないが、ステンレ
ス板においてカビや臭いの発生が少ないことは経験的に
知られており、また両プレート51,52の互いに対向
する面は隙間dに水を流すことにより洗浄が可能である
ため、実用上問題は生じない。
【0018】また上記実施例においては、本発明による
結露水捕捉装置50を収納箱20の側壁22,23に取
付けたレール61,62に載せるようにして脱着可能と
したが、図7及び図8に示したように、本発明による結
露水捕捉装置50を収納箱20の上壁21に取付けた固
定具63にねじ64により脱着可能に組付けるようにし
てもよい。また上記実施例においては、小型の貯蔵庫に
本発明による結露水捕捉装置50を実施した例について
説明したが、収納箱20が横長でこれによって形成され
る収容空間R1が独立的に開閉可能な複数の断熱扉30
によって密閉されるようにした大型の貯蔵庫に本発明に
よる結露水捕捉装置を実施する場合には、上記実施例の
結露水捕捉装置50を横方向に複数個並列に配設して実
施すればよい。
結露水捕捉装置50を収納箱20の側壁22,23に取
付けたレール61,62に載せるようにして脱着可能と
したが、図7及び図8に示したように、本発明による結
露水捕捉装置50を収納箱20の上壁21に取付けた固
定具63にねじ64により脱着可能に組付けるようにし
てもよい。また上記実施例においては、小型の貯蔵庫に
本発明による結露水捕捉装置50を実施した例について
説明したが、収納箱20が横長でこれによって形成され
る収容空間R1が独立的に開閉可能な複数の断熱扉30
によって密閉されるようにした大型の貯蔵庫に本発明に
よる結露水捕捉装置を実施する場合には、上記実施例の
結露水捕捉装置50を横方向に複数個並列に配設して実
施すればよい。
【0019】また上記実施例においては、多数の貫通孔
51aを有するプレート51によって多数の通気部を有
する面構成体を構成したが、図9にて示したように、金
属または樹脂製の枠体151aとこの枠体151aに端
部を固着されて格子状に編まれた線材(網体)151b
によって多数の通気部を有する面構成体を構成したり、
図10にて示したように、金属または樹脂製の枠体25
1aとこの枠体251aに端部を固着されて所定間隔に
て平行に配置された線材251bによって多数の通気部
を有する面構成体を構成することも可能である。しかし
て、図9にて示した結露水捕捉装置150においては、
図11の(A)にて示したようにベースプレート52と
線材(網体)151b間に毛細管現象を生じさせる隙間
dが形成され、同隙間dに図11の(B),(C)にて
示したように結露水が捕捉される。また、図10にて示
した結露水捕捉装置250においては、図12の(A)
にて示したようにベースプレート52と線材251b間
に毛細管現象を生じさせる隙間dが形成され、同隙間d
に図12の(B),(C)にて示したように結露水が捕
捉される。
51aを有するプレート51によって多数の通気部を有
する面構成体を構成したが、図9にて示したように、金
属または樹脂製の枠体151aとこの枠体151aに端
部を固着されて格子状に編まれた線材(網体)151b
によって多数の通気部を有する面構成体を構成したり、
図10にて示したように、金属または樹脂製の枠体25
1aとこの枠体251aに端部を固着されて所定間隔に
て平行に配置された線材251bによって多数の通気部
を有する面構成体を構成することも可能である。しかし
て、図9にて示した結露水捕捉装置150においては、
図11の(A)にて示したようにベースプレート52と
線材(網体)151b間に毛細管現象を生じさせる隙間
dが形成され、同隙間dに図11の(B),(C)にて
示したように結露水が捕捉される。また、図10にて示
した結露水捕捉装置250においては、図12の(A)
にて示したようにベースプレート52と線材251b間
に毛細管現象を生じさせる隙間dが形成され、同隙間d
に図12の(B),(C)にて示したように結露水が捕
捉される。
【0020】また上記実施例においては、小型の貯蔵庫
に本発明による結露水捕捉装置50を実施した例につい
て説明したが、本発明による結露水捕捉装置50は水蒸
気が充満する浴室等にも適用することができるものであ
る。また上記実施例においては、結露水捕捉装置50を
平板状に形成して、これを収容空間R1の天井部に後方
に向けて下降傾斜するように配設し、結露水捕捉装置5
0の後端部から水滴を流下させるようにしたが、結露水
捕捉装置50を山形に湾曲形成して同結露水捕捉装置5
0の左右両側端部から水滴を流下させるようにしてもよ
い。また上記実施例においては、貯蔵庫の収容空間R1
を冷却するために冷気供給装置40を付設したが、貯蔵
庫の収容空間R1を冷却する手段としては、例えば、冷
却されたブラインが循環して冷却するブライン方式、収
納箱20の外周に蒸発管やブライン管等の冷却源を配設
した間接冷却方式、氷やドライアイス等の冷却源を収納
箱20内に配した直接冷却方式等種々のものが採用可能
である。
に本発明による結露水捕捉装置50を実施した例につい
て説明したが、本発明による結露水捕捉装置50は水蒸
気が充満する浴室等にも適用することができるものであ
る。また上記実施例においては、結露水捕捉装置50を
平板状に形成して、これを収容空間R1の天井部に後方
に向けて下降傾斜するように配設し、結露水捕捉装置5
0の後端部から水滴を流下させるようにしたが、結露水
捕捉装置50を山形に湾曲形成して同結露水捕捉装置5
0の左右両側端部から水滴を流下させるようにしてもよ
い。また上記実施例においては、貯蔵庫の収容空間R1
を冷却するために冷気供給装置40を付設したが、貯蔵
庫の収容空間R1を冷却する手段としては、例えば、冷
却されたブラインが循環して冷却するブライン方式、収
納箱20の外周に蒸発管やブライン管等の冷却源を配設
した間接冷却方式、氷やドライアイス等の冷却源を収納
箱20内に配した直接冷却方式等種々のものが採用可能
である。
【図1】 本発明による結露水捕捉装置を貯蔵庫に実施
した一例を示す縦断側面図である。
した一例を示す縦断側面図である。
【図2】 図1の2−2線に沿った断面図である。
【図3】 図1及び図2に示した収容空間を冷却するた
めに付設した冷気供給装置を示す図である。
めに付設した冷気供給装置を示す図である。
【図4】 図1に示した結露水捕捉装置の一部を拡大し
て示した図である。
て示した図である。
【図5】 図1に示した結露水捕捉装置に結露によって
形成される水滴の発生から消滅までの過程を示す図であ
る。
形成される水滴の発生から消滅までの過程を示す図であ
る。
【図6】 薄肉プレートとベースプレート間に毛細管現
象を生じさせる隙間を形成するための各手段を示す拡大
断面図である。
象を生じさせる隙間を形成するための各手段を示す拡大
断面図である。
【図7】 本発明による結露水捕捉装置の収容空間天井
部への配設手段の変形例を示す縦断側面図である。
部への配設手段の変形例を示す縦断側面図である。
【図8】 図7の8−8線に沿った断面図である。
【図9】 本発明による結露水捕捉装置の変形例を示す
図である。
図である。
【図10】 本発明による結露水捕捉装置の他の変形例
を示す図である。
を示す図である。
【図11】 図9に示した結露水捕捉装置にて形成され
る隙間と同隙間に結露水が捕捉された状態を示す図であ
る。
る隙間と同隙間に結露水が捕捉された状態を示す図であ
る。
【図12】 図10に示した結露水捕捉装置にて形成さ
れる隙間と同隙間に結露水が捕捉された状態を示す図で
ある。
れる隙間と同隙間に結露水が捕捉された状態を示す図で
ある。
10…断熱箱、20…収納箱、30…断熱扉、50…結
露水捕捉装置、51…薄肉プレート(面構成体)、51
a…貫通孔(通気部)、52…ベースプレート、R1…
収容空間、O…開口部、d…隙間、150…結露水捕捉
装置、151a…枠体、151b…格子状に編まれた線
材、250…結露水捕捉装置、251a…枠体、251
b…平行に配置された線材。
露水捕捉装置、51…薄肉プレート(面構成体)、51
a…貫通孔(通気部)、52…ベースプレート、R1…
収容空間、O…開口部、d…隙間、150…結露水捕捉
装置、151a…枠体、151b…格子状に編まれた線
材、250…結露水捕捉装置、251a…枠体、251
b…平行に配置された線材。
Claims (5)
- 【請求項1】 多数の通気部を有する面構成体と、この
面構成体の一側に毛細管現象を生じさせる隙間を設けて
配設したベースプレートを主体として構成され、扉によ
って開閉される開口部を備えた所定の収容空間の天井部
に前記ベースプレートを上側としかつ少なくとも一端部
を下方とする形態にて脱着可能に配設される結露水捕捉
装置。 - 【請求項2】 前記面構成体と前記ベースプレートが分
離可能であることを特徴とする請求項1記載の結露水捕
捉装置。 - 【請求項3】 前記面構成体が多数の貫通孔を有するプ
レートで構成されていることを特徴とする請求項1記載
の結露水捕捉装置。 - 【請求項4】 前記面構成体が枠体とこの枠体に端部を
固着されて格子状に編まれた線材によって構成されてい
ることを特徴とする請求項1記載の結露水捕捉装置。 - 【請求項5】 前記面構成体が枠体とこの枠体に端部を
固着されて所定間隔にて平行に配置された線材によって
構成されていることを特徴とする請求項1記載の結露水
捕捉装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14963691A JPH0814456B2 (ja) | 1990-06-29 | 1991-05-23 | 結露水捕捉装置 |
US07/721,341 US5201192A (en) | 1990-06-29 | 1991-07-01 | Water droplet collector |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2-173970 | 1990-06-29 | ||
JP17397090 | 1990-06-29 | ||
JP14963691A JPH0814456B2 (ja) | 1990-06-29 | 1991-05-23 | 結露水捕捉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04251179A JPH04251179A (ja) | 1992-09-07 |
JPH0814456B2 true JPH0814456B2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=26479469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14963691A Expired - Fee Related JPH0814456B2 (ja) | 1990-06-29 | 1991-05-23 | 結露水捕捉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0814456B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20090126169A (ko) * | 2008-06-03 | 2009-12-08 | 삼성전자주식회사 | 냉장고 |
KR20230003918A (ko) * | 2021-06-30 | 2023-01-06 | 정창설 | 증발기의 제상시 발생하는 수증기의 포집 장치 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6510260B2 (ja) * | 2015-02-16 | 2019-05-08 | ホシザキ株式会社 | 結露水案内板の取付構造 |
-
1991
- 1991-05-23 JP JP14963691A patent/JPH0814456B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20090126169A (ko) * | 2008-06-03 | 2009-12-08 | 삼성전자주식회사 | 냉장고 |
KR20230003918A (ko) * | 2021-06-30 | 2023-01-06 | 정창설 | 증발기의 제상시 발생하는 수증기의 포집 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04251179A (ja) | 1992-09-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 13 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090214 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |