JPH08143909A - 燃料電池電極用粉体散布成形装置 - Google Patents

燃料電池電極用粉体散布成形装置

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JPH08143909A
JPH08143909A JP6286524A JP28652494A JPH08143909A JP H08143909 A JPH08143909 A JP H08143909A JP 6286524 A JP6286524 A JP 6286524A JP 28652494 A JP28652494 A JP 28652494A JP H08143909 A JPH08143909 A JP H08143909A
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JP
Japan
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powder
nozzle
nickel
fuel cell
molding apparatus
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JP6286524A
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Takao Kobayakawa
隆生 小早川
Tomohiko Yoshida
友彦 吉田
Hideji Nagata
秀治 永田
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/86Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells
    • H01M4/88Processes of manufacture
    • H01M4/8825Methods for deposition of the catalytic active composition
    • H01M4/886Powder spraying, e.g. wet or dry powder spraying, plasma spraying
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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Abstract

(57)【要約】 【目的】効率のよい乾式シートを得ると共に、擦り傷等
の欠陥を無くすことにある。 【構成】移動テーブルに固定された耐熱プレート上に、
ニッケル粉、ニッケル基材粉、その他の金属粉あるいは
その他の金属基材粉のいずれかを散布すると同時に、該
散布粉の上部をヘリカル刃を有するロータリーカッター
を用いてすり切り又は掬い上げ除去して一定厚の粉体成
形シートを製作する燃料電池電極用粉体散布成形装置に
おいて、ロータリーカッター14の上部中央部に風量を
調整し得る調節バルブを持つ圧縮空気噴射ノズル21を
配置し、その前後にすり切り粉吸引ノズル22,23を
ヘリカル刃に向けて一定角度傾斜させて配置し、これら
各ノズル21〜23の先端をエッジカバー24にそれぞ
れ接合すると共に、取付け架台に取付けられた固定金具
25に一体的に接合する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融炭素塩型燃料電池
用のニッケル粉、ニッケル基材粉、その他の金属粉ある
いはその他の金属の基材粉を乾式法によりシート状に成
形する際に用いられる粉体成形装置に係り、特にヘリカ
ルブレードを有するロータリーカッターにてすり切りを
行う際に、該カッターに付着した粉体を捕集するコレク
ターの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に溶融炭素塩型燃料電池電極板は、
シート状に形成したニッケル粉またはニッケル粉に、コ
バルト、クロム、タングステン等の金属粉またはアルミ
ナ、ジルコニア等のセラミックス粉を添加し、混合また
は合金化したニッケル基材粉、さらにはニッケル以外の
金属粉、例えば銅粉或いは銅粉にアルミニウム、チタ
ン、コバルト等の金属粉を添加混合し、または合金化し
た銅基材粉等を焼結した多孔質焼結板が用いられる。
【0003】従来、多孔質焼結板を製造する方法として
は、 1)該粉末を有機結合剤及び分散剤、有機溶剤と混練し
て得たスラリーを用い、ドクターブレード装置にてシー
ト化し、そのシート成形体を適当な大きさに裁断し、焼
結炉にてバインダー揮散、焼結を行って多孔質電極板を
得る湿式電極板製造法と、 2)耐熱プレート上に該粉末を散布すると共に散布され
た該粉末の上部をすり切りまたは掬い上げ除去し、一定
厚の粉末すり切り層を得た後、耐熱プレートと共に焼結
炉にて焼結を行って多孔質電極板を得る乾式電極板製造
法とがある。
【0004】ところで、従来の乾式電極板製造法に用い
られる粉末散布装置として、例えば特開平3−1074
02号(Ni粉散布装置)に示されるように、ニッケル
またはニッケル基材粉を乾式法によりシート状に成形す
る方法が提案されている。
【0005】また、本装置にて適用する粉末は、ニッケ
ルまたはニッケル基材粉に限らず、前述した粉末に対し
ても有効である。図7は、この種の製造方法に用いられ
るニッケル散布装置を示すもので、このニッケル散布装
置はテーブル駆動機構部1と、ニッケル散布ユニット1
1、ニッケル粉層製作ユニット12およびニッケル粉層
厚さ計測ユニット13から構成される。
【0006】テーブル駆動機構部1は、ベット2の長手
方向両端に有する支持部材間に渡して配設され、両端を
支持部材に旋回自在に支持させた送りネジ3と、この送
りネジ3の一端部に結合された駆動モータ4と、下部に
取付けられているナット5を送りネジ3に螺合させて設
けられたニッケル散布装置テーブル6とを備えている。
【0007】上記ニッケル散布装置テーブル6は、その
周りに桶7が取付けられ、テーブル上部には平面度のよ
い耐熱プレート8がセットされ、さらに耐熱プレート8
上にはニッケル粉9が載せられてニッケル粉層10を形
成する。
【0008】一方、ニッケル散布装置テーブル6の上方
には、図7において左側にニッケル散布ユニット11
が、中央部にはニッケル粉層製作ユニット12が、右側
にはニッケル粉層厚さ計測ユニット13がそれぞれ配設
される。なお、図7で2点鎖線で示したニッケル粉散布
装置テーブル6等は右端に移動する以前の状態を示して
いる。
【0009】上記ニッケル粉層製作ユニット12は、主
要部品としてニッケル粉9を平らに仕上げるために、ニ
ッケル粉9が付着しないようにきれいに仕上げたブレー
ンカッター14と、このブレーンカッター14にて掬い
上げたニッケル粉9を回収するコレクタノズル15とを
備えている。
【0010】一方、ニッケル粉層厚さ計測ユニット13
は、主要部品として、ニッケル粉層厚さ計測用のレーザ
変位計16と、このレーザ変位計16をスキャニングす
るスキャナー17とを備えている。
【0011】次に上記のように構成されたニッケル散布
装置の作用について述べる。まず、耐熱プレート8を上
面に何もないきれいな状態でニッケル粉散布装置テーブ
ル2にセットし、耐熱プレート8の上面レベルをニッケ
ル粉層厚さ計測ユニット13において図示しないコンピ
ュータから計測ポイント等を指示してスキャナー17に
よりレーザ変位計16を図示矢印Bの方向にスキャニン
グしてプレート上面レベルを計測し、コンピュータ内の
メモリに記憶しておく。
【0012】次にニッケル粉散布装置テーブル6を図示
左方の位置から駆動モータ4により送りネジ3を回転駆
動すると、ナット5が螺進することによりニッケル粉散
布装置テーブル6がニッケル散布ユニット11部へ移動
し、ここでニッケル粉9が耐熱プレート8上に散布され
る。この場合、耐熱プレート8上に散布されるニッケル
粉9の厚さは、駆動モータ4の回転速度を変えることに
より任意に設定することができる。
【0013】続いて、ニッケル粉散布装置テーブル6を
ニッケル粉層製作ユニット12部へ移動すると、ロータ
リーブレーンカッター14の矢印A方向の回転によりニ
ッケル粉9の一部が掬い上げられ、そのニッケル粉9は
コレクタノズル15にて吸引回収され、残りのニッケル
粉9によりニッケル粉層10が形成される。この場合、
ニッケル粉層10の厚さは図示しない昇降機構にてカッ
ター14を昇降させることにより、任意に設定すること
ができる。
【0014】さらに、ニッケル粉散布装置テーブル6が
ニッケル粉層厚さ計測ユニット13部に移動すると、ニ
ッケル粉層10の上面レベルが耐熱プレート8の時と同
様に計測され、図示しないコンピュータにより耐熱プレ
ート8のレベルとの変位をニッケル粉層10の厚さとし
て表示またはアウトプットされる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このような構成の粉体
散布成形装置においては、耐熱板上に散布された粉体が
一定厚さを越えると、ロータリーカッターによってすり
切りまたは掬い上げられ、大部分の余剰粉体がテーブル
の移動方向と反対の方向に押しやられるが、一部の粉体
はカッターの刃部と刃部の凹部に圧縮粉体として残留
し、カッターの回転方向全部に、即ちすり切りが行われ
た面に向かって運び込まれ、飛散脱落する。
【0016】このため、ニッケルすり切り面への粉体の
飛散脱落を防ぐための粉体回収用コレクタを設置する必
要があった。そこで、従来では上述した粉体散布成形装
置において、ニッケル粉シート製作ユニット11部とし
て、図8に示すように長尺のロータリーカッター14の
上部に粉体吸引コレクター15を配置すると共に、取付
け架台18上に支え金具19により取付け、且つ粉体吸
引コレクター15と取付け架台18との取付け面間に図
示しないスペーサを挿入して加減することにより、コレ
クターノズルとロータリーカッター14との間隙を調整
し、捕集効率のよい粉体回収を行える構造としていた。
【0017】しかし、このような構造の粉体吸引コレク
タ15では、比較的粒径の大きい領域の粉体捕集効率は
良好であるが、粉体粒度が細かくなるほど付着形態が圧
縮状態となって脱落しにくいため、コレクタでの捕集が
困難となり、その結果粉体吸引コレクタに捕集されない
一部付着粉体はすり切り済みの粉体層側へ飛散脱落す
る。
【0018】このような場合には、一回のすり切りが完
了後にテーブルの位置をすり切り前の位置に戻し再すり
切りを行う処置が必要となるため、散布粉体すり切り層
を効率よく製造するには支障があった。
【0019】また、カッター刃に付着粉体が残留するこ
とは、この付着粉の影響ですり切り体に擦り傷が発生す
る可能性がある。従って、万一擦り傷のある乾式シート
を焼結した電極板を用いて電池を構成した場合には、電
極の割れ等の原因ともなり、電池寿命上にも大きな問題
となる。
【0020】本発明は上記のような事情を考慮してなさ
れたもので、ロータリーカッに付着する粉体を完全に捕
捉可能として擦り傷等の欠陥のない乾式シートを効率よ
く得ることができる燃料電池電極用粉体散布成形装置を
提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、次のような手段により燃料電池電極用粉体
散布成形装置を構成するものである。請求項1に対応す
る発明は、移動テーブルに固定された耐熱プレート上
に、ニッケル粉、ニッケル基材粉、その他の金属粉ある
いはその他の金属基材粉のいずれかを散布すると同時
に、該散布粉の上部をヘリカル刃を有するロータリーカ
ッターを用いてすり切り又は掬い上げ除去して一定厚の
粉体成形シートを製作する燃料電池電極用粉体散布成形
装置において、前記ロータリーカッターの上部に位置さ
せて、圧縮空気噴射ノズルと吸引コレクタノズルで構成
したコレクターユニットを配設し、このコレクターユニ
ットによりカッターの刃に付着したすり切り粉を捕捉除
去するようにしたものである。
【0022】請求項2に対応する発明は、請求項1に対
応する発明のコレクタユニットの構成部となる圧縮空気
噴射ノズルは、空気気供給源となる圧縮空気の圧力を調
整する圧力調整弁と空気乾燥器を有し、且つ送風する風
量を調節する風量調節バルブ及び流量計で構成した風量
調節機構を備える。
【0023】請求項3に対応する発明は、請求項1に対
応する発明のコレクタユニットの構成部となる圧縮空気
噴射ノズル及び吸引コレクタノズルの位置及び角度をロ
ータリーカッターの同心円延長線上に固定すると共に、
先端をノズルエッジカバーで一体化し、各ノズルとロー
タリーカッターとの間隙をユニット付属固定金具を通し
て調整可能な構成とする。
【0024】請求項4に対応する発明は、請求項1に対
応する発明のコレクタユニットの構成部となる圧縮空気
噴射ノズル及び吸引コレクタノズル間に跨って角度調整
金具をロータリーカッターの同心円延長線上に固定し、
この角度調整金具により前記各ノズルの位置及び角度を
任意に設定可能な構成とする。
【0025】
【作用】請求項1に対応する発明の燃料電池電極用粉体
散布成形装置にあっては、カッター刃に付着残留した圧
縮粉体に、粉体吸引コレクターの吸引風量よりも少ない
風量の調節された圧縮空気を吹付けることにより、粉体
に空気を含み流動性が生じ、コレクターの吸引力により
容易に脱落捕集されるので、粉体粒度に関係なく任意の
粒径粉体の完全捕捉が行われ、極めて良好なすり切り粉
体層を成形することができる。
【0026】請求項2に対応する発明の燃料電池電極用
粉体散布成形装置にあっては、風量調節機構により流量
計で計測された空気流量をもとに流量調整弁の開度を調
整してノズルからの吹付け量として僅かな空気量を吹付
けることにより、着粉体に流動化を持たせることができ
る。
【0027】請求項3に対応する発明の燃料電池電極用
粉体散布成形装置にあっては、カッターと各ノズルエッ
ジの間隙が調整できると共に、各ノズルには一体のエッ
ジカバーが接合されているので、回転するカッターの付
着粉がコレクター外に飛散することを防ぐことができる
と共に、付着粉の捕捉吸引がし易くなり、付着粉の飛散
がなく、粉体を完全に捕集することができる。
【0028】請求項4に対応する発明の燃料電池電極用
粉体散布成形装置にあっては、角度調整金具により各ノ
ズル位置、角度、カッターとの距離を任意に設定するこ
とができるので、粉体が単一粉体に限らず、非常に広範
囲に亘つていても、これらの粉体を完全に、しかも容易
に捕捉することが可能となる。
【0029】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。図1は本発明による粉体散布成形装置の第1の実施
例における粉体シート製作ユニット部の構成を示すもの
で、図7の該当する部品と同一の部品には同一符号を付
して説明する。
【0030】第1の実施例では、図1に示すようにニッ
ケル散布装置テーブル上の耐熱プレート8に散布された
ニッケル粉9の上部をすり切り、一定厚のニッケル粉シ
ート10を成形するヘリカル刃を有するロータリーカッ
ター14の上部中央部に風量を調整し得る調節バルブを
持つ圧縮空気噴射ノズル21を配置し、その前後にすり
切り粉吸引ノズル22,23をヘリカル刃に向けて一定
角度傾斜させて配置し、これら各ノズル21〜23の先
端をエッジカバー24にそれぞれ接合すると共に、図示
しない取付け架台に取付けられた固定金具25に一体的
に接合する構成としたものである。
【0031】この場合、固定金具25の両端部は、取付
け架台の上部にスペーサまたは高さ位置調整細ネジを介
して取付けられ、カッターとノズルエッジの間隙が調整
できるようになっている。
【0032】また、上記圧縮空気噴射ノズル21は図2
に示すような風量調節機構が接続され、風量が調節され
る。即ち、図2に示すように空気圧力動力源26より空
気圧力調整ユニット27に空気が供給され、この空気は
空気乾燥器28により乾燥されて流量調整弁29および
流量計30を通して圧縮空気噴射ノズル21に送気され
る構成となっている。
【0033】このような構成の粉体シート製作ユニット
20部とすれば、カッター刃に付着した粉体Aの大部分
は前部の吸引ノズル22によって吸引され、未吸引残留
付着粉は中央部の圧縮空気噴射ノズル21より粉体が飛
散しない程度の圧縮空気を吹付けて空気を含有流動化さ
せた後、後部の吸引ノズル23で除去される。
【0034】また、各ノズル21〜23には一体のエッ
ジカバー24が接合されているので、回転するカッター
の付着粉がコレクター外に飛散することを防ぐことがで
きると共に、付着粉の捕捉吸引がし易くなる。従って、
付着粉の飛散がなく、粉体は完全に捕集することができ
る。
【0035】一方、圧縮空気噴射ノズル21により、粉
体の粒度分布によって適正な吹付け量を越えて吹付けた
場合には、付着粉体が粉塵となって周囲に飛散する恐れ
があるため、吹付け量を微妙に変化調節する必要があ
る。そこで、上述した風量調節機構において、流量計3
0で計測された空気流量をもとに流量調整弁29の開度
を調整してノズルからの吹付け量として僅かな空気量を
吹付けることにより、着粉体に流動化を持たせることが
できる。
【0036】図2は本発明による粉体散布成形装置の第
2の実施例における粉体シート製作ユニット部の構成を
示すもので、図7の該当する部品と同一の部品には同一
符号を付して説明する。
【0037】第2の実施例では、図3に示すように第1
の実施例と同様にロータリーカッター14の上部中央部
に風量を調整し得る調節バルブを持つ圧縮空気噴射ノズ
ル21を配置し、その前後にすり切り粉吸引ノズル2
2,23をヘリカル刃に向けて一定角度傾斜させて配置
すると共に、これら各ノズル21〜23間に跨がって下
部角度調整金具41および上部角度調整金具42をカッ
ターの同心円延長線上に配置し、ノズルの概略想定位置
に当たる部分にスロット穴43を設け、これらスロット
穴43を介して各ノズル両サイドに取付けた固定ネジで
固定するようにしたものである。
【0038】この場合、各ノズル21〜23の先端には
ノズルエッジ44が独立して形成されている。また、上
部角度調整金具42の両端部は、ユニット取付け架台に
スペーサ又は高さ位置調整細ネジを介して取付けられ、
カッターとノズルエッジの間隙が調整できるようになっ
ている。
【0039】このような構成の粉体シート製作ユニット
40部とすれば、各ノズル21〜23間に跨がって下部
角度調整金具41および上部角度調整金具42を設けて
そのノズルの概略想定位置に当たる部分に設けたスロッ
ト穴43の幅に余裕を持たせることにより、各ノズル位
置、角度、カッターとの距離を任意に設定することがで
きる。
【0040】従って、電極用として用いられる粉体が、
前述したように単一粉体に限らず、非常に広範囲に亘つ
ていても、例えば密度の大きな粉体の場合でも各ノズル
の位置及び角度を微妙に変化させて最適条件を選定する
ことにより、これらの粉体を完全に、しかも容易に捕捉
することが可能である。
【0041】また、上記圧縮空気噴射ノズル21からの
空気吹付け量は、粉体飛散を目的とするものではなく、
カッター刃に付着する粉体に流動化を持たせるものであ
り、第1の実施例と同様の作用効果が得られることはい
うまでもない。
【0042】なお、本発明は上記第1の実施例及び第2
の実施例で述べた構成に限らず、図4乃至図6に示すよ
うな構成としてもよい。図4は本発明の第3の実施例を
示すもので、風量を調整し得る調節バルブを持つ圧縮空
気噴射ノズル21をユニットの前部に配し、その後部に
すり切り粉吸引ノズル22,23を配したもので、それ
ぞれを図1と同様にエッジカバー24と固定金具25と
で一体化したものである。
【0043】また、図5は本発明の第4の実施例とし
て、第1の実施例のように各ノズルの先端をエッジカバ
ーで一体化せずに、独立エッジ44としたものである。
さらに、図6は本発明の第5の実施例として、第3の実
施例のように各ノズルの先端をエッジカバーで一体化せ
ず、独立エッジ44としたものである。このような図4
乃至図6に示すような構成としても、前述した第1の実
施例と同様の作用効果を得ることができる。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、任意
の粒径を持つ粉体であっても、密度の異なる各種粉体に
対してもカッター刃に付着した粉体のすり切り面への飛
散脱落に伴う再すり切り、または再々すり切りの必要が
なく、且つ付着粉体によるすり切り面のすり傷の発生も
なく、電極板の生産性および信頼性を大幅に向上させる
ことができる燃料電池電極用粉体散布成形装置を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による燃料電池電極用粉体散布成形装置
の第1の実施例における粉体シート製作ユニットを示す
構成図。
【図2】同実施例における圧縮空気噴射ノズルに付属す
る吹付け空気量の調節機構を示す構成図。
【図3】本発明の第3の実施例における粉体シート製作
ユニットを示す構成図。
【図4】本発明の第4の実施例における粉体シート製作
ユニットを示す構成図。
【図5】本発明の第5の実施例における粉体シート製作
ユニットを示す構成図。
【図6】本発明の第6の実施例における粉体シート製作
ユニットを示す構成図。
【図7】従来の粉体回収コレクタを有する粉体散布成形
装置を示す基本構成図。
【図8】図7のコレクタを示す構成図。
【符号の説明】
1……テーブル駆動機構、2……ベッド、3……送りネ
ジ、4……駆動モータ、5……ナット、6……ニッケル
散布装置テーブル、7……桶、8……耐熱プレート、9
……ニッケル粉、10……ニッケル粉層、11……ニッ
ケル散布ユニット、12……ニッケル粉層製作ユニッ
ト、13……ニッケル粉層厚さ計測ユニット、14……
ブレーンカッター、21……圧縮空気噴射ノズル、2
2,23……すり切り粉吸引ノズル、24……エッジカ
バー、25……固定金具、26……空気圧力動力源、2
7……空気圧力調整ユニット、28……空気乾燥器、2
9……流量調整弁、30……流量計、41……下部角度
調整金具、42……上部角度調整金具、43……スロッ
ト穴、44……ノズルエッジ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動テーブルに固定された耐熱プレート
    上に、ニッケル粉、ニッケル基材粉、その他の金属粉あ
    るいはその他の金属基材粉のいずれかを散布すると同時
    に、該散布粉の上部をヘリカル刃を有するロータリーカ
    ッターを用いてすり切り又は掬い上げ除去して一定厚の
    粉体成形シートを製作する燃料電池電極用粉体散布成形
    装置において、 前記ロータリーカッターの上部に位置させて、圧縮空気
    噴射ノズルと吸引コレクタノズルで構成したコレクター
    ユニットを配設し、このコレクターユニットによりカッ
    ターの刃に付着したすり切り粉を捕捉除去するようにし
    たことを特徴とする燃料電池電極用粉体散布成形装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の燃料電池電極用粉体散布
    成形装置において、コレクタユニットの構成部となる圧
    縮空気噴射ノズルは、空気気供給源となる圧縮空気の圧
    力を調整する圧力調整弁と空気乾燥器を有し、且つ送風
    する風量を調節する風量調節バルブ及び流量計で構成し
    た風量調節機構を備えたことを特徴とする燃料電池電極
    用粉体散布成形装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の燃料電池電極用粉体散布
    成形装置において、コレクタユニットの構成部となる圧
    縮空気噴射ノズル及び吸引コレクタノズルの位置及び角
    度をロータリーカッターの同心円延長線上に固定すると
    共に、先端をノズルエッジカバーで一体化し、各ノズル
    とロータリーカッターとの間隙をユニット付属固定金具
    を通して調整可能な構成としたことを特徴とする燃料電
    池電極用粉体散布成形装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の燃料電池電極用粉体散布
    成形装置において、コレクタユニットの構成部となる圧
    縮空気噴射ノズル及び吸引コレクタノズル間に跨って角
    度調整金具をロータリーカッターの同心円延長線上に固
    定し、この角度調整金具により前記各ノズルの位置及び
    角度を任意に設定可能な構成としたことを特徴とする燃
    料電池電極用粉体散布成形装置。
JP6286524A 1994-11-21 1994-11-21 燃料電池電極用粉体散布成形装置 Pending JPH08143909A (ja)

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