JPH08143342A - 合わせガラス用中間膜 - Google Patents

合わせガラス用中間膜

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JPH08143342A
JPH08143342A JP28639294A JP28639294A JPH08143342A JP H08143342 A JPH08143342 A JP H08143342A JP 28639294 A JP28639294 A JP 28639294A JP 28639294 A JP28639294 A JP 28639294A JP H08143342 A JPH08143342 A JP H08143342A
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JP
Japan
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laminated glass
polyvinyl butyral
resin
film
plasticizer
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JP28639294A
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English (en)
Inventor
Kiyobumi Toyama
清文 遠山
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】合わせガラスとした時に耐湿性の欠如により周
辺部の白化や失透が起こらず、耐貫通強度の優れた合わ
せガラス用中間膜を提供する。 【構成】主鎖を構成する全エチレン基のうちアセトキシ
基が結合しているエチレン基の割合が8〜30モル%で
あり、かつアセタール化度が60〜75モル%であるポ
リビニルブチラール樹脂100重量部に対して可塑剤1
0〜35重量部が添加された樹脂組成物から形成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合わせガラス用中間膜
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、合わせガラスは、通常、2枚
の板ガラスを可塑化したポリビニルブチラール樹脂によ
って積層したものであり、自動車、航空機等の各種輸送
機関や建造物の窓等に広く用いられている。このような
合わせガラスに衝撃が加えられると、板ガラスは破損す
るものの、2枚の板ガラス間に介在する中間膜は容易に
破損せず、衝撃を吸収するという性質を有している。従
って、外部からの衝撃物は容易に合わせガラスを貫通せ
ず、板ガラスは破損後においても中間膜で貼着されたま
まであるため、破片が飛散することがなく、輸送機関や
建造物の内部にいる人体に著しい障害を与えることがな
い。
【0003】しかし、外部衝撃に対する安全性をより一
層の向上させることが社会的に要求されており、この対
策として、中間膜の性能を改良して合わせガラスの耐貫
通強度を改善する方法が検討されている。中間膜の耐貫
通強度を改善するために、例えば、ポリビニルブチラー
ル樹脂に酢酸カリウム等のカルボン酸カリウムを添加
し、中間膜のガラスへの接着性を故意に低下させる方法
が提案されている(特公昭42−24436号公報)。
【0004】しかしながら、カルボン酸カリウムの添加
された可塑化ポリビニルブチラール樹脂は押出成形時に
着色したり、この中間膜から得られた合わせガラスは、
耐湿性が悪いために、周辺部が著しく白化したり失透す
る等の欠点があった。
【0005】また、中間膜を積層構造にして、ガラス/
最外層の界面接着力よりも、最外層/中間層の界面接着
力を極度に低下させることにより、耐貫通強度を極度に
向上させる試みがなされており、例えば、エチレン−酢
酸ビニル共重合体/ポリエチレンテレフタレート/エチ
レン−酢酸ビニル共重合体のような積層構造を設け、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体同士をポリエチレンテレフ
タレートで剥離させる方法(特開昭63−21137号
公報);ポリビニルブチラール樹脂膜同士をシリコーン
塗布や、ポリビニルブチラールと接着性の低いポリエス
テル、セルロース系薄膜を介して積層させ、ポリビニル
ブチラール樹脂膜間で剥離させる方法(特開昭56−5
0147号公報)が開示されている。
【0006】しかしながら、上述の積層構造では、衝撃
を受けた際に板ガラスと最外層とが一体となった破片と
して飛散し、人体に著しい障害を与えるという問題点が
あった。
【0007】また、例えば、ポリビニルブチラール樹脂
膜の間に、それよりも残存アセトキシ基量の多いポリビ
ニルブチラール樹脂膜を挟み込んだ積層体を、合わせガ
ラス用中間膜として使用する方法が開示されている(特
開平6−926号公報)。しかしながら、残存アセトキ
シ基量の多いポリビニルブチラール樹脂膜は、機械的強
度が低いので、この積層体を用いた合わせガラスの耐貫
通強度は、それほど向上しないという問題点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みてなされたものであり、その目的は、合わせガラ
スとした時に、耐湿性の欠如により周辺部の白化や失透
が起こらず、透明性及び耐貫通強度の優れた合わせガラ
ス用中間膜を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の合わせガラス用
中間膜は、主鎖を構成する全エチレン基のうちでアセト
キシ基が結合しているエチレン基の割合が8〜30モル
%であり、かつアセタール化度が60〜75モル%であ
るポリビニルブチラール樹脂及び可塑剤よりなる樹脂組
成物から形成されている。
【0010】上記ポリビニルブチラール樹脂は、ポリビ
ニルアルコールをブチルアルデヒドでアセタール化する
ことにより得られ、エチレン基を主鎖とし分子内にブチ
ラール基、アセトキシ基及び水酸基を有する。
【0011】上記ポリビニルブチラール樹脂の製造原料
であるポリビニルアルコールの平均重合度は、低くなる
と中間膜の機械的強度が低下して、得られる合わせガラ
スの耐貫通強度が悪くなり、高くなると樹脂の溶融粘度
が高くなって製膜が困難となるので、500〜3,00
0が好ましく、より好ましくは1,000〜2,500
である。
【0012】上記ポリビニルアセタール樹脂において、
主鎖を構成する全エチレン基のうちでアセトキシ基が結
合しているエチレン基の割合は、少なくなると衝撃荷重
が負荷された時の伸度が不足して耐衝撃性が不十分とな
り、多くなると透明性が悪くなり、アルデヒドの反応率
が著しく低下するので、8〜30モル%に制限され、好
ましくは10〜22モル%である。
【0013】上記ポリビニルアセタール樹脂のアセター
ル化度は、低くなると得られる中間膜が硬くなり過ぎて
伸びが不足すると共に、可塑剤との相溶性が悪くなって
透明性が損なわれ、高くなると得られる中間膜の軟らか
くなり過ぎ、機械的強度が低下するので、60〜75モ
ル%に限定される。
【0014】上記ポリビニルアセタール樹脂を調製する
方法としては、ポリビニルアルコールを熱水に溶解して
ポリビニルアルコール水溶液とし、この水溶液を所定温
度に保持した後、アルデヒドと触媒を加えアセタール化
反応を進行させ、所定の温度で保持し、中和、水洗、乾
燥の工程を経て樹脂粉末を得る方法が挙げられる。
【0015】上記可塑剤としては、一塩基酸エステル、
多塩基酸エステル等の有機系可塑剤や燐酸系可塑剤が挙
げられる。上記一塩基酸エステルとしては、酪酸、イソ
酪酸、カプロン酸、2−エチル酪酸、ヘプタン酸、n−
オクチル酸、2−エチルヘキシル酸、ペラルゴン酸(n
−ノニル酸)、デシル酸等の有機酸とトリエチレングリ
コールとの反応によって得られるエステルが好ましく、
より好ましくは、トリエチレン−ジ−2−エチルブチレ
ート、トリエチレングリコール−ジ−2−エチルヘキソ
エート、トリエチレングリコール−ジ−カプロネート、
トリエチレングリコール−ジ−n−オクトエート等であ
る。なお、上記有機酸とテトラエチレグリコール又はト
リプロピレングリコールとのエステルも使用可能であ
る。
【0016】上記多塩基酸エステル系可塑剤としては、
例えば、アジピン酸、セバチン酸、アゼライン酸等の有
機酸と炭素数4〜8の直鎖状又は分岐状アルコールとの
エステルが好ましく、より好ましくは、ジブチルセバケ
ート、ジオクチルアゼレート、ジブチルカルビトールア
ジペート等で挙げられる。
【0017】上記燐酸系可塑剤としては、トリブトキシ
エチルフォスフェート、イソデシルフェニルフォスフェ
ート、トリイソプロピルフォスフェート等が挙げられ
る。
【0018】上記樹脂組成物において、可塑剤の量は、
少なくなると製膜が非常に困難となり得られる中間膜の
伸度が悪くなり、多くなると衝撃強度が低下すると共に
可塑剤がブリードアウトして中間膜の透明性が損なわれ
るので、ポリビニルブチラール樹脂100重量部に対し
て10〜35重量部に限定され、好ましくは20〜30
重量部である。
【0019】上記ポリビニルブチラール樹脂には、劣化
防止のために、例えば、安定剤、酸化防止剤、紫外線吸
収剤が添加されてもよい。
【0020】上記安定剤としては、例えば、界面活性
剤、ラウリル硫酸ナトリウム、アルキルベンゼンスルホ
ン酸等が挙げられる。また、上記 上記酸化防止剤とし
ては、t−ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、テト
ラキス〔メチレン−3−(3' ,5'-t−ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕メタン(チバガ
イギー社製「イルガノックス1010」)等のフェノー
ル系;アデカアーガス社製「Mark LA−57」等
のヒンダードアミン系のものが挙げられる。
【0021】上記紫外線吸収剤としては、2−(2'-ヒ
ドロキシ−5'-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール
(チバガイギー社製「チヌビンP」)、2−(2'-ヒド
ロキシ−3',5'-ジ−t−ブチルフェニル)ベンゾトリ
アゾール(チバガイギー社製「チヌビン320」)、2
−(2'-ヒドロキシ−3'-t−ブチル−5'-メチルフェ
ニル)−5−クロロベンゾトリアゾール(チバガイギー
社製「チヌビン326」)等のベンゾトリアゾール系;
アデカアーガス社製「Mark LA−57」等のヒン
ダードアミン系のものが挙げられる。
【0022】上記安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等
を添加する方法としては、上記ポリビニルブチラール樹
脂と可塑剤との混合時に同時に添加する方法;ポリビニ
ルブチラール樹脂の製造工程時に添加する方法等が挙げ
られる。
【0023】本発明の合わせガラス用中間膜の厚みは、
薄くなると得られる合わせガラスの耐貫通強度が低下
し、厚くなると合わせガラスの透明性が低下し、コスト
上昇を招くので、0.2〜1.6mmが好ましく、より
好ましくは0.3〜1.2mmである。
【0024】上記合わせガラス用中間膜の製膜方法とし
ては、通常の押出成形、カレンダー成形等によりシート
状物を得る方法が挙げられるが、樹脂組成物を溶剤に溶
解し、この溶液を適当なコーターで塗布して塗膜を形成
した後乾燥してシート状に製膜してもよい。
【0025】本発明の合わせガラス用中間膜を使用して
合わせガラスを製造する方法としては、通常の合わせガ
ラスの製造に用いられている方法が採用可能であり、例
えば、シート状中間膜をその両側からガラス板で鋏み込
み、この未圧着状態のサンドイッチ構造体を脱気した後
熱圧プレスにより圧着、積層して合わせガラスを得る方
法が挙げられる。
【0026】上記ガラス板に代えて、ポリカーボネート
樹脂板等、上記ポリビニルブチラール樹脂より剛性の高
い透明体で挟み込み、熱圧プレスにより圧着、積層して
合わせガラスを得ることもできる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 (実施例1)ポリビニルブチラール樹脂の調製 純水2890gに、平均重合度1700及びケン化度8
8.1モル%のポリビニルアルコール191gを加えて
加温溶解した。次いで、反応系を12℃に温度調節し、
35重量%塩酸201g及びn−ブチルアルデヒド13
0gを加えてポリビニルブチラールを析出させた後、反
応系を50℃で5時間保って反応を完了させた。さら
に、反応生成物を過剰の水で洗浄して未反応のアルデヒ
ドを洗い流し、塩酸触媒を中和し塩を除去した後、乾燥
して、表1に示したアセタール化度及びアセトキシ基量
のポリビニルブチラール樹脂の白色粉末を得た。
【0028】尚、上記アセタール化度は、JIS K6
728に準拠して測定し、アセトキシ基量(主鎖を構成
する全エチレン基のうちでアセトキシ基が結合している
エチレン基の割合)は、JIS K6728に準拠して
測定した。
【0029】合わせガラス用中間膜の製膜 上記ポリビニルブチラール樹脂100重量部、可塑剤と
してトリエチレングリコール−ジ−2−エチルブチレー
ト28重量部、酸化防止剤としてBHT0.2重量部及
び紫外線吸収剤として2−(2'-ヒドロキシ−5'-メチ
ルフェニル)ベンゾトリアゾール(チバガイギー社製
「チヌビンP」)0.2重量部を、ロールミルに供給し
て150℃で溶融混練し樹脂組成物を調製した。この樹
脂組成物を、150℃、120kgf/cm2 で30分
間プレス成形することにより、厚さ0.8mmの合わせ
ガラス用中間膜を得た。
【0030】合わせガラスの製造 上記で得られた合わせガラス用中間膜を、その両側から
30cm角、厚さ3のmmの2枚のフロートガラスで挟
み込んでゴムバッグへ入れ、真空度20Torrの真空
中で20分間保持して脱気した後、真空状態のままで9
0℃のオーブンへ移してさらに30分間保持し、真空プ
レスした。次いで、ゴムバッグから仮接着されたガラス
と中間膜との積層体を取り出し、130℃、12kg/
cm2 のオートクレーブ内で30分間プレス成形し、透
明な合わせガラスを作製した。
【0031】(実施例2)n−ブチルアルデヒドの使用
量を130gから145gへ変えたこと以外は、実施例
1と同様にして、表1に示したアセタール化度及びアセ
トキシ基量を有するポリビニルブチラール樹脂を調製し
た後、可塑剤使用量を20重量部としたこと以外は、実
施例1と同様にして樹脂組成物を得た。この樹脂組成物
を実施例1と同様にして製膜した後合わせガラスを作製
した。
【0032】(実施例3)平均重合度1700、ケン化
度82.1モル%のポリビニルアルコールを使用し、n
−ブチルアルデヒドの使用量を130gから115gへ
変えたこと以外は、実施例1と同様にして、表1に示し
たアセタール化度及びアセトキシ基量を有するポリビニ
ルブチラール樹脂を調製した後、可塑剤使用量を25重
量部としたこと以外は、実施例1と同様にして樹脂組成
物を得た。この樹脂組成物を実施例1と同様にして製膜
した後合わせガラスを作製した。
【0033】(比較例1)純水2910gに、平均重合
度1700及びケン化度99.1モル%のポリビニルア
ルコール190gを加えて加温溶解した。次いで、反応
系を12℃に温度調節し、35重量%塩酸201g及び
n−ブチルアルデヒド124gを加えてポリビニルブチ
ラールを析出させた後、反応系を50℃で4時間保って
反応を完了させた。さらに、反応生成物を過剰の水で洗
浄して未反応のアルデヒドを洗い流し、塩酸触媒を中和
し塩を除去した後乾燥して、表1に示したアセタール化
度及びアセトキシ基量を有するポリビニルブチラール樹
脂を調製した後、可塑剤使用量を40重量部としたこと
以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を得た。この
樹脂組成物を実施例1と同様にして製膜した後合わせガ
ラスを作製した。
【0034】(比較例2)n−ブチルアルデヒドの使用
量を130gから152gへ変えたこと以外は、実施例
1と同様にして、表1に示したアセタール化度及びアセ
トキシ基量を有するポリビニルブチラール樹脂を調製し
た後、可塑剤使用量を20重量部としたこと以外は、実
施例1と同様にして樹脂組成物を得た。この樹脂組成物
を実施例1と同様にして製膜した後合わせガラスを作製
した。
【0035】(比較例3)可塑剤使用量を60重量部と
したこと以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を得
た。この樹脂組成物を実施例1と同様にして製膜した後
合わせガラスを作製した。
【0036】(比較例4)比較例1で得られたポリビニ
ルブチラール樹脂100重量部に対して酢酸カリウム
0.04重量部加えたこと以外は、比較例1と同様にし
て樹脂組成物を得た。この樹脂組成物を実施例1と同様
にして製膜した後合わせガラスを作製した。
【0037】(比較例5)比較例1で得られたポリビニ
ルブチラール樹脂をプレス成形により製膜して厚さ0.
2mmの中間膜(以下「中間膜A」という)を得た。ま
た、比較例1で得られたポリビニルブチラール樹脂10
0重量部に対して実施例1使用の可塑剤50重量部加え
た樹脂組成物をプレス成形により製膜して厚さ0.2m
mの中間膜(以下「中間膜B」という)を得た。上記2
種類の中間膜をA/B/Aの構成で積層して積層体とし
た後、この積層体から実施例1と同様にして合わせガラ
スを作製した。
【0038】合わせガラスの性能評価 上記実施例及び比較例で得られた合わせガラスにつき、
下記の評価を行い、その結果を表1に示した。 (1)耐貫通強度試験 合わせガラスを300mm×300mmの支持枠によっ
て水平に保持した後、20℃の温度下で、上方から2.
26kgの鋼球を合わせガラスの中央部に自由落下させ
る落下試験を、鋼球の落下高さを漸次高くしながら繰り
返して行い、試験回数の50%において、鋼球が合わせ
ガラスを貫通しなかった高さを測定し貫通高さとした。
従って、貫通高さが大であるほど、耐貫通強度が優れて
いることを示す。 (2)耐湿性試験 JIS R3212「自動車用安全ガラス試験方法」に
準拠して評価した。合わせガラスを、温度50±2℃、
相対湿度95±4%に保たれた恒温恒湿槽内で2週間放
置した後、その周辺部に生じた中間膜白化部の距離を板
ガラス端部から測定し、耐湿性の指標とした。この距離
が長い程耐湿性が悪いと判定した。
【0039】
【表1】
【0040】
【発明の効果】本発明の合わせガラス用中間膜の構成
は、上述の通りであり、特定範囲のアセトキシ基量及び
アセタール化度をもつポリビニルブチラール樹脂に特定
量の可塑剤を添加した樹脂組成物から形成されるので、
得られた合わせガラスは優れた耐貫通強度及び耐湿性を
有する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主鎖を構成する全エチレン基のうちでアセ
    トキシ基が結合しているエチレン基の割合が8〜30モ
    ル%であり、かつアセタール化度が60〜75モル%で
    あるポリビニルブチラール樹脂100重量部及び可塑剤
    10〜35重量部よりなる樹脂組成物から形成されるこ
    とを特徴とする合わせガラス用中間膜。
JP28639294A 1994-11-21 1994-11-21 合わせガラス用中間膜 Pending JPH08143342A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017061551A1 (ja) * 2015-10-07 2017-04-13 積水化学工業株式会社 タッチパネル用層間充填材料及びタッチパネル積層体

Cited By (2)

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