JPH08142774A - 車両用インサイドシールの配設構造 - Google Patents
車両用インサイドシールの配設構造Info
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- JPH08142774A JPH08142774A JP6290784A JP29078494A JPH08142774A JP H08142774 A JPH08142774 A JP H08142774A JP 6290784 A JP6290784 A JP 6290784A JP 29078494 A JP29078494 A JP 29078494A JP H08142774 A JPH08142774 A JP H08142774A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
- B60J10/00—Sealing arrangements
- B60J10/70—Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens
- B60J10/74—Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens for sliding window panes, e.g. sash guides
- B60J10/75—Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens for sliding window panes, e.g. sash guides for sealing the lower part of the panes
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
- B60J10/00—Sealing arrangements
- B60J10/20—Sealing arrangements characterised by the shape
- B60J10/26—Sealing arrangements characterised by the shape characterised by the surface shape
- B60J10/265—Sealing arrangements characterised by the shape characterised by the surface shape the surface being primarily decorative
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Window Of Vehicle (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ウインドウ開口の下側周縁部をより確実にシ
ールできる車両用インサイドシールの配設構造を提供す
る。 【構成】 インナパネル2の上部には、インナパネル水
平面部2aと下方に折り曲げられてウインドウパネルG
と対向するインナパネル垂直面部2bとを形成し、ドア
トリム1の上部には、トリム水平面部1aと上方に折り
曲げてウインドウパネルGと対向するトリム垂直面部1
bとを形成し、さらに、このトリム垂直面部1bは、ウ
インドウパネルGに対してインナパネル垂直面部2bよ
りも離間させて設定し、このトリム垂直面部1bとイン
ナパネル垂直面部2bとに跨って係止させて、インサイ
ドシール4を配設した。
ールできる車両用インサイドシールの配設構造を提供す
る。 【構成】 インナパネル2の上部には、インナパネル水
平面部2aと下方に折り曲げられてウインドウパネルG
と対向するインナパネル垂直面部2bとを形成し、ドア
トリム1の上部には、トリム水平面部1aと上方に折り
曲げてウインドウパネルGと対向するトリム垂直面部1
bとを形成し、さらに、このトリム垂直面部1bは、ウ
インドウパネルGに対してインナパネル垂直面部2bよ
りも離間させて設定し、このトリム垂直面部1bとイン
ナパネル垂直面部2bとに跨って係止させて、インサイ
ドシール4を配設した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車のドアなどに
配設される昇降可能なウインドウパネルと、車体側パネ
ルとの隙間をシールするために配設されるインサイドシ
ールに関するものである。
配設される昇降可能なウインドウパネルと、車体側パネ
ルとの隙間をシールするために配設されるインサイドシ
ールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものとして、例えば、図
2および図3に示すようなものがある。
2および図3に示すようなものがある。
【0003】図中符号D1は、自動車のドアを示し、こ
のドアD1は、インナパネル22とアウタパネル23と
を有し、さらに、インナパネル22の車室内側には、ド
アトリム21が配設されている。また、インナパネル2
2とアウタパネル23との間には、ウインドウ開口Wを
開閉するウインドウパネルGが、図示省略の昇降装置に
より昇降可能に配設され、ウインドウ開口Wの下側周縁
部を形成するインナパネル22とドアトリム21の上部
に、ウインドウパネルGとの間をシールするインサイド
シール24が、以下のように配設されている。
のドアD1は、インナパネル22とアウタパネル23と
を有し、さらに、インナパネル22の車室内側には、ド
アトリム21が配設されている。また、インナパネル2
2とアウタパネル23との間には、ウインドウ開口Wを
開閉するウインドウパネルGが、図示省略の昇降装置に
より昇降可能に配設され、ウインドウ開口Wの下側周縁
部を形成するインナパネル22とドアトリム21の上部
に、ウインドウパネルGとの間をシールするインサイド
シール24が、以下のように配設されている。
【0004】即ち、ドアトリム21とインナパネル22
との上部が、ウインドウパネルG側に、かつ、下方に向
けて折り曲げられ、この折り曲げられたドアトリム21
のトリム垂直面部21aに、インサイドシール24が数
個のクリップ24aによって取り付けられているもので
ある。
との上部が、ウインドウパネルG側に、かつ、下方に向
けて折り曲げられ、この折り曲げられたドアトリム21
のトリム垂直面部21aに、インサイドシール24が数
個のクリップ24aによって取り付けられているもので
ある。
【0005】なお、この種のものとして、実開平4−4
8060号公報に記載されているものがある。
8060号公報に記載されているものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般にドア
トリム21は、木製のチップ材を圧縮成形して板状に
し、これをプレス金型を用いて曲げ加工して製造してい
る。このように、木製のチップ材を用いているのは、樹
脂材などを用いる場合と比べて、ドアトリム21の板厚
のバラツキを小さく抑えることができるためである。
トリム21は、木製のチップ材を圧縮成形して板状に
し、これをプレス金型を用いて曲げ加工して製造してい
る。このように、木製のチップ材を用いているのは、樹
脂材などを用いる場合と比べて、ドアトリム21の板厚
のバラツキを小さく抑えることができるためである。
【0007】しかしながら、木製のチップ材を用いて
も、実際には板厚のバラツキが生じ、ドアトリム21の
トリム垂直面部21aとウインドウパネルGとの間隔H
が、バラ付くことになる。
も、実際には板厚のバラツキが生じ、ドアトリム21の
トリム垂直面部21aとウインドウパネルGとの間隔H
が、バラ付くことになる。
【0008】この結果、このバラツキによって、トリム
垂直面部21aに取り付けられるインサイドシール24
の、ウインドウパネルGへの当り量(変形量)が変わっ
ていた。さらに、インサイドシール24が数個のクリッ
プ24aによって取り付けられているため、クリップ2
4a間でインサイドシール24のたるみ(波打ち)が生
じ、シールの信頼性が低いという問題があった。
垂直面部21aに取り付けられるインサイドシール24
の、ウインドウパネルGへの当り量(変形量)が変わっ
ていた。さらに、インサイドシール24が数個のクリッ
プ24aによって取り付けられているため、クリップ2
4a間でインサイドシール24のたるみ(波打ち)が生
じ、シールの信頼性が低いという問題があった。
【0009】そこで、この発明は、ウインドウ開口の下
側周縁部をより確実にシールできる車両用インサイドシ
ールの配設構造を提供することを課題としている。
側周縁部をより確実にシールできる車両用インサイドシ
ールの配設構造を提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
課題に着目してなされたもので、請求項1に記載の発明
は、車両側壁を形成するアウタパネルとインナパネルと
の間に、ウインドウ開口を開閉するウインドウパネルが
昇降可能に配設されるとともに、前記インナパネルの車
室内側にトリムが配設され、前記ウインドウ開口の下側
周縁部を形成する前記インナパネルと前記トリムの上部
に、前記ウインドウパネルとの間をシールするインサイ
ドシールが配設された車両用インサイドシールの配設構
造において、前記インナパネルの上部には、前記ウイン
ドウパネル側に折り曲げられてほぼ水平方向に沿うイン
ナパネル水平面部と、このインナパネル水平面部の前記
ウインドウパネル近傍の端部から下方に折り曲げられて
前記ウインドウパネルと対向するインナパネル垂直面部
とを形成し、前記トリムの上部には、前記ウインドウパ
ネル側に折り曲げられてほぼ水平方向に沿い、前記イン
ナパネル水平面部の上側に重なるトリム水平面部と、こ
のトリム水平面部の前記ウインドウパネル近傍の端部か
ら上方に折り曲げて前記ウインドウパネルと対向するト
リム垂直面部とを形成し、このトリム垂直面部は、前記
ウインドウパネルに対して、前記インナパネル垂直面部
よりも離間させて設定し、このトリム垂直面部と前記イ
ンナパネル垂直面部とに跨って係止させて、前記インサ
イドシールを配設したことを特徴とする。
課題に着目してなされたもので、請求項1に記載の発明
は、車両側壁を形成するアウタパネルとインナパネルと
の間に、ウインドウ開口を開閉するウインドウパネルが
昇降可能に配設されるとともに、前記インナパネルの車
室内側にトリムが配設され、前記ウインドウ開口の下側
周縁部を形成する前記インナパネルと前記トリムの上部
に、前記ウインドウパネルとの間をシールするインサイ
ドシールが配設された車両用インサイドシールの配設構
造において、前記インナパネルの上部には、前記ウイン
ドウパネル側に折り曲げられてほぼ水平方向に沿うイン
ナパネル水平面部と、このインナパネル水平面部の前記
ウインドウパネル近傍の端部から下方に折り曲げられて
前記ウインドウパネルと対向するインナパネル垂直面部
とを形成し、前記トリムの上部には、前記ウインドウパ
ネル側に折り曲げられてほぼ水平方向に沿い、前記イン
ナパネル水平面部の上側に重なるトリム水平面部と、こ
のトリム水平面部の前記ウインドウパネル近傍の端部か
ら上方に折り曲げて前記ウインドウパネルと対向するト
リム垂直面部とを形成し、このトリム垂直面部は、前記
ウインドウパネルに対して、前記インナパネル垂直面部
よりも離間させて設定し、このトリム垂直面部と前記イ
ンナパネル垂直面部とに跨って係止させて、前記インサ
イドシールを配設したことを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の発明は、前記トリム垂直
面部と前記インナパネル垂直面部とを、前記ウインドウ
開口の下側周縁部の全長にわたって形成したことを特徴
とする。
面部と前記インナパネル垂直面部とを、前記ウインドウ
開口の下側周縁部の全長にわたって形成したことを特徴
とする。
【0012】請求項3に記載の発明は、前記トリム垂直
面部と前記インサイドシールとの隙間に、この隙間を埋
める弾性部材を配設したことを特徴とする。
面部と前記インサイドシールとの隙間に、この隙間を埋
める弾性部材を配設したことを特徴とする。
【0013】請求項4に記載の発明は、前記トリム水平
面部に、被係止凹部を形成し、前記インナパネル水平面
部に、前記被係止凹部に係止して、前記トリム水平面部
の車幅方向の位置決めを行なう係止爪を形成したことを
特徴とする。
面部に、被係止凹部を形成し、前記インナパネル水平面
部に、前記被係止凹部に係止して、前記トリム水平面部
の車幅方向の位置決めを行なう係止爪を形成したことを
特徴とする。
【0014】
【作 用】請求項1に記載された発明によれば、インナ
パネル垂直面部がトリム垂直面部よりも、ウインドウパ
ネル側に接近しているため、このインナパネル垂直面部
が、インサイドシールの配設位置の基準となる。このた
め、トリムの板厚にバラツキが生じても、インサイドシ
ールの配設位置は変わらず、インサイドシールのウイン
ドウパネルへの当り量が一定となるとともに、従来のよ
うにクリップによってインサイドシールを取り付けない
ため、インサイドシールにたるみ(波打ち)が生ぜず、
シールの信頼性が高められる。
パネル垂直面部がトリム垂直面部よりも、ウインドウパ
ネル側に接近しているため、このインナパネル垂直面部
が、インサイドシールの配設位置の基準となる。このた
め、トリムの板厚にバラツキが生じても、インサイドシ
ールの配設位置は変わらず、インサイドシールのウイン
ドウパネルへの当り量が一定となるとともに、従来のよ
うにクリップによってインサイドシールを取り付けない
ため、インサイドシールにたるみ(波打ち)が生ぜず、
シールの信頼性が高められる。
【0015】また、トリム垂直面部は、トリムの外側
(上方)に向けて形成されているため、従来のように内
側(下側)に向けて形成されている場合(インバース形
状)と異なり、このトリムを曲げ加工する金型にカム機
構を用いる必要がなく、金型製造コストの低減を図るこ
とができる。
(上方)に向けて形成されているため、従来のように内
側(下側)に向けて形成されている場合(インバース形
状)と異なり、このトリムを曲げ加工する金型にカム機
構を用いる必要がなく、金型製造コストの低減を図るこ
とができる。
【0016】請求項2に記載された発明によれば、請求
項1に記載された発明の作用に加え、ウインドウ開口の
下側周縁部の全長にわたって、トリム垂直面部とインナ
パネル垂直面部とが形成されているため、このトリム垂
直面部とインナパネル垂直面部とによって、インサイド
シール全長が支持され、シール性をより高めることがで
きる。
項1に記載された発明の作用に加え、ウインドウ開口の
下側周縁部の全長にわたって、トリム垂直面部とインナ
パネル垂直面部とが形成されているため、このトリム垂
直面部とインナパネル垂直面部とによって、インサイド
シール全長が支持され、シール性をより高めることがで
きる。
【0017】請求項3に記載された発明によれば、請求
項1および請求項2に記載された発明の作用に加え、ト
リム垂直面部とインサイドシールとの隙間に配設された
弾性部材によって、隙間によるガタ付きを防止して、低
級音の発生を防止することができる。
項1および請求項2に記載された発明の作用に加え、ト
リム垂直面部とインサイドシールとの隙間に配設された
弾性部材によって、隙間によるガタ付きを防止して、低
級音の発生を防止することができる。
【0018】請求項4に記載された発明によれば、請求
項1から請求項3に記載された発明の作用に加え、被係
止凹部に係止爪を係止させるだけで容易に、トリムとイ
ンナパネルとを組み付けることができるうえに、被係止
凹部と係止爪との係止によって、トリムとインナパネル
との位置ズレを防止できる。
項1から請求項3に記載された発明の作用に加え、被係
止凹部に係止爪を係止させるだけで容易に、トリムとイ
ンナパネルとを組み付けることができるうえに、被係止
凹部と係止爪との係止によって、トリムとインナパネル
との位置ズレを防止できる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0020】図1は、この発明の一実施例を示すもので
ある。
ある。
【0021】まず構成を説明すると、図中符号D2は、
自動車のドア(車両側壁)を示し、このドアD2は、イ
ンナパネル2とアウタパネル3とを有し、さらに、イン
ナパネル2の車室内側には、ドアトリム1が配設されて
いる。また、インナパネル2とアウタパネル3との間に
は、ウインドウ開口Wを開閉するウインドウパネルG
が、図示省略の昇降装置により昇降可能に配設され、ウ
インドウ開口Wの下側周縁部を形成するインナパネル2
とドアトリム1の上部に、ウインドウパネルGとの間を
シールするインサイドシール4が、配設されている。
自動車のドア(車両側壁)を示し、このドアD2は、イ
ンナパネル2とアウタパネル3とを有し、さらに、イン
ナパネル2の車室内側には、ドアトリム1が配設されて
いる。また、インナパネル2とアウタパネル3との間に
は、ウインドウ開口Wを開閉するウインドウパネルG
が、図示省略の昇降装置により昇降可能に配設され、ウ
インドウ開口Wの下側周縁部を形成するインナパネル2
とドアトリム1の上部に、ウインドウパネルGとの間を
シールするインサイドシール4が、配設されている。
【0022】ドアトリム1は、木製のチップ材を圧縮成
形して板状にし、これをプレス金型を用いて曲げ加工し
たものである。このドアトリム1の上部は、ウインドウ
パネルG側に折り曲げられて、ほぼ水平方向に沿うトリ
ム水平面部1aと、このトリム水平面部1aのウインド
ウパネルG近傍が、上方に折り曲げてウインドウパネル
Gと対向するトリム垂直面部1bとに形成されている。
形して板状にし、これをプレス金型を用いて曲げ加工し
たものである。このドアトリム1の上部は、ウインドウ
パネルG側に折り曲げられて、ほぼ水平方向に沿うトリ
ム水平面部1aと、このトリム水平面部1aのウインド
ウパネルG近傍が、上方に折り曲げてウインドウパネル
Gと対向するトリム垂直面部1bとに形成されている。
【0023】このように、トリム垂直面部1bは、ドア
トリム1の外側(上方)に向けて形成されているため、
従来のように内側(下側)に向けて形成されている場合
(インバース形状)と異なり、このドアトリム1を曲げ
加工する金型にカム機構を用いる必要がなく、金型製造
コストの低減を図ることができる。
トリム1の外側(上方)に向けて形成されているため、
従来のように内側(下側)に向けて形成されている場合
(インバース形状)と異なり、このドアトリム1を曲げ
加工する金型にカム機構を用いる必要がなく、金型製造
コストの低減を図ることができる。
【0024】さらに、トリム水平面部1aには、被係止
凹部1cが車両前後方向に沿って複数形成され、トリム
垂直面部1bの先端部には、係止突起1dが形成されて
いる。
凹部1cが車両前後方向に沿って複数形成され、トリム
垂直面部1bの先端部には、係止突起1dが形成されて
いる。
【0025】インナパネル2の上部は、ウインドウパネ
ルG側に折り曲げられて、ほぼ水平方向に沿うインナパ
ネル水平面部2aと、このインナパネル水平面部2aの
ウインドウパネルG近傍が、下方に折り曲げられてウイ
ンドウパネルGと対向するインナパネル垂直面部2bと
に形成されている。このインナパネル垂直面部2bは、
トリム垂直面部1bよりも、ウインドウパネルG側に接
近するように設定されている。また、インナパネル水平
面部2aには、前記被係止凹部1cに係止する係止爪2
cが切欠成形されている。
ルG側に折り曲げられて、ほぼ水平方向に沿うインナパ
ネル水平面部2aと、このインナパネル水平面部2aの
ウインドウパネルG近傍が、下方に折り曲げられてウイ
ンドウパネルGと対向するインナパネル垂直面部2bと
に形成されている。このインナパネル垂直面部2bは、
トリム垂直面部1bよりも、ウインドウパネルG側に接
近するように設定されている。また、インナパネル水平
面部2aには、前記被係止凹部1cに係止する係止爪2
cが切欠成形されている。
【0026】これらのトリム垂直面部1bとインナパネ
ル垂直面部2bとは、ウインドウ開口Wの下側周縁部の
全長にわたって形成されている。
ル垂直面部2bとは、ウインドウ開口Wの下側周縁部の
全長にわたって形成されている。
【0027】インサイドシール4は、図示のように、断
面がほぼコ字状のシール本体4aにリップ部4bが形成
されている。さらに、シール本体4aの上下端部には、
それぞれドアトリム1の係止突起1dおよび、インナパ
ネル垂直面部2bの下縁部に係止する突起爪4c、4d
が形成されている。
面がほぼコ字状のシール本体4aにリップ部4bが形成
されている。さらに、シール本体4aの上下端部には、
それぞれドアトリム1の係止突起1dおよび、インナパ
ネル垂直面部2bの下縁部に係止する突起爪4c、4d
が形成されている。
【0028】また、このインサイドシール4とトリム垂
直面部1bとの隙間には、この隙間を埋める断面がL字
状のスポンジ材5(弾性部材)が装着されている。
直面部1bとの隙間には、この隙間を埋める断面がL字
状のスポンジ材5(弾性部材)が装着されている。
【0029】次に、インサイドシール4の配設手順につ
いて、説明する。
いて、説明する。
【0030】まず、ドアトリム1を、図中矢印A方向か
らインナパネル2に向けて押し込み、被係止凹部1cに
係止爪2cを係止させて、ドアトリム1をインナパネル
2に組み付ける。
らインナパネル2に向けて押し込み、被係止凹部1cに
係止爪2cを係止させて、ドアトリム1をインナパネル
2に組み付ける。
【0031】このように、被係止凹部1cに係止爪2c
を係止させるだけで容易に、ドアトリム1とインナパネ
ル2とを組み付けることができるうえに、被係止凹部1
cと係止爪2cとの係止によって、ドアトリム1とイン
ナパネル2との位置ズレを防止できる。
を係止させるだけで容易に、ドアトリム1とインナパネ
ル2とを組み付けることができるうえに、被係止凹部1
cと係止爪2cとの係止によって、ドアトリム1とイン
ナパネル2との位置ズレを防止できる。
【0032】続いて、トリム垂直面部1bにスポンジ材
5を付着させる。そして、インサイドシール4を、図中
矢印B方向からトリム垂直面部1bおよび、インナパネ
ル垂直面部2bに向けて押し込み、突起爪4c、4dを
それぞれ係止突起1dおよび、インナパネル垂直面部2
bの下縁部に係止させる。
5を付着させる。そして、インサイドシール4を、図中
矢印B方向からトリム垂直面部1bおよび、インナパネ
ル垂直面部2bに向けて押し込み、突起爪4c、4dを
それぞれ係止突起1dおよび、インナパネル垂直面部2
bの下縁部に係止させる。
【0033】このとき、インナパネル垂直面部2bがト
リム垂直面部1bよりも、ウインドウパネルG側に接近
しているため、このインナパネル垂直面部2bが、イン
サイドシール4の配設位置の基準となる。このため、ド
アトリム1の板厚にバラツキが生じても、インサイドシ
ール4の配設位置は変わらず、インサイドシール4のリ
ップ部4bのウインドウパネルGへの当り量が一定とな
るとともに、従来のようにクリップによってインサイド
シール4を取り付けないため、インサイドシール4にた
るみ(波打ち)が生ぜず、シールの信頼性が高められ
る。
リム垂直面部1bよりも、ウインドウパネルG側に接近
しているため、このインナパネル垂直面部2bが、イン
サイドシール4の配設位置の基準となる。このため、ド
アトリム1の板厚にバラツキが生じても、インサイドシ
ール4の配設位置は変わらず、インサイドシール4のリ
ップ部4bのウインドウパネルGへの当り量が一定とな
るとともに、従来のようにクリップによってインサイド
シール4を取り付けないため、インサイドシール4にた
るみ(波打ち)が生ぜず、シールの信頼性が高められ
る。
【0034】また、ウインドウ開口Wの下側周縁部の全
長にわたって、トリム垂直面部1bとインナパネル垂直
面部2bとが形成されているため、このトリム垂直面部
1bとインナパネル垂直面部2bとによって、インサイ
ドシール4全長が支持され、シール性をより高めること
ができる。
長にわたって、トリム垂直面部1bとインナパネル垂直
面部2bとが形成されているため、このトリム垂直面部
1bとインナパネル垂直面部2bとによって、インサイ
ドシール4全長が支持され、シール性をより高めること
ができる。
【0035】さらに、インサイドシール4とトリム垂直
面部1bとの間に装着されたスポンジ材5によって、隙
間によるインサイドシール4のガタ付きを防止して、低
級音の発生を防止することができる。
面部1bとの間に装着されたスポンジ材5によって、隙
間によるインサイドシール4のガタ付きを防止して、低
級音の発生を防止することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載された発明によれば、インナパネル垂直面部がトリム
垂直面部よりも、ウインドウパネル側に接近しているた
め、このインナパネル垂直面部が、インサイドシールの
配設位置の基準となる。このため、トリムの板厚にバラ
ツキが生じても、インサイドシールの配設位置は変わら
ず、インサイドシールのウインドウパネルへの当り量が
一定となるとともに、従来のようにクリップによってイ
ンサイドシールを取り付けないため、インサイドシール
にたるみ(波打ち)が生ぜず、シールの信頼性が高めら
れる。
載された発明によれば、インナパネル垂直面部がトリム
垂直面部よりも、ウインドウパネル側に接近しているた
め、このインナパネル垂直面部が、インサイドシールの
配設位置の基準となる。このため、トリムの板厚にバラ
ツキが生じても、インサイドシールの配設位置は変わら
ず、インサイドシールのウインドウパネルへの当り量が
一定となるとともに、従来のようにクリップによってイ
ンサイドシールを取り付けないため、インサイドシール
にたるみ(波打ち)が生ぜず、シールの信頼性が高めら
れる。
【0037】また、トリム垂直面部は、トリムの外側
(上方)に向けて形成されているため、従来のように内
側(下側)に向けて形成されている場合(インバース形
状)と異なり、このトリムを曲げ加工する金型にカム機
構を用いる必要がなく、金型製造コストの低減を図るこ
とができる。
(上方)に向けて形成されているため、従来のように内
側(下側)に向けて形成されている場合(インバース形
状)と異なり、このトリムを曲げ加工する金型にカム機
構を用いる必要がなく、金型製造コストの低減を図るこ
とができる。
【0038】請求項2に記載された発明によれば、請求
項1に記載された発明の効果に加え、ウインドウ開口の
下側周縁部の全長にわたって、トリム垂直面部とインナ
パネル垂直面部とが形成されているため、このトリム垂
直面部とインナパネル垂直面部とによって、インサイド
シール全長が支持され、シール性をより高めることがで
きる。
項1に記載された発明の効果に加え、ウインドウ開口の
下側周縁部の全長にわたって、トリム垂直面部とインナ
パネル垂直面部とが形成されているため、このトリム垂
直面部とインナパネル垂直面部とによって、インサイド
シール全長が支持され、シール性をより高めることがで
きる。
【0039】請求項3に記載された発明によれば、請求
項1および請求項2に記載された発明の効果に加え、ト
リム垂直面部とインサイドシールとの隙間に配設された
弾性部材によって、隙間によるガタ付きを防止して、低
級音の発生を防止することができる。
項1および請求項2に記載された発明の効果に加え、ト
リム垂直面部とインサイドシールとの隙間に配設された
弾性部材によって、隙間によるガタ付きを防止して、低
級音の発生を防止することができる。
【0040】請求項4に記載された発明によれば、請求
項1から請求項3に記載された発明の効果に加え、被係
止凹部に係止爪を係止させるだけで容易に、トリムとイ
ンナパネルとを組み付けることができるうえに、被係止
凹部と係止爪との係止によって、トリムとインナパネル
との位置ズレを防止できる。
項1から請求項3に記載された発明の効果に加え、被係
止凹部に係止爪を係止させるだけで容易に、トリムとイ
ンナパネルとを組み付けることができるうえに、被係止
凹部と係止爪との係止によって、トリムとインナパネル
との位置ズレを防止できる。
【図1】この発明の一実施例における車両用インサイド
シールの配設構造を示し、図2に相当する断面図であ
る。
シールの配設構造を示し、図2に相当する断面図であ
る。
【図2】従来例における車両用インサイドシールの配設
構造を示し、図3中C−C線に沿う断面図である。
構造を示し、図3中C−C線に沿う断面図である。
【図3】自動車のドアを示す正面図である。
1 ドアトリム 1a トリム水平面部 1b トリム垂直面部 2 インナパネル 2a インナパネル水平面部 2b インナパネル垂直面部 3 アウタパネル 4 インサイドシール 5 スポンジ材(弾性部材) W ウインドウ開口 G ウインドウパネル D2 ドア(車両側壁)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16J 15/10 N
Claims (4)
- 【請求項1】 車両側壁を形成するアウタパネルとイン
ナパネルとの間に、ウインドウ開口を開閉するウインド
ウパネルが昇降可能に配設されるとともに、前記インナ
パネルの車室内側にトリムが配設され、前記ウインドウ
開口の下側周縁部を形成する前記インナパネルと前記ト
リムの上部に、前記ウインドウパネルとの間をシールす
るインサイドシールが配設された車両用インサイドシー
ルの配設構造において、 前記インナパネルの上部には、前記ウインドウパネル側
に折り曲げられてほぼ水平方向に沿うインナパネル水平
面部と、このインナパネル水平面部の前記ウインドウパ
ネル近傍の端部から下方に折り曲げられて前記ウインド
ウパネルと対向するインナパネル垂直面部とを形成し、 前記トリムの上部には、前記ウインドウパネル側に折り
曲げられてほぼ水平方向に沿い、前記インナパネル水平
面部の上側に重なるトリム水平面部と、このトリム水平
面部の前記ウインドウパネル近傍の端部から上方に折り
曲げて前記ウインドウパネルと対向するトリム垂直面部
とを形成し、このトリム垂直面部は、前記ウインドウパ
ネルに対して、前記インナパネル垂直面部よりも離間さ
せて設定し、 このトリム垂直面部と前記インナパネル垂直面部とに跨
って係止させて、前記インサイドシールを配設したこと
を特徴とする車両用インサイドシールの配設構造。 - 【請求項2】 前記トリム垂直面部と前記インナパネル
垂直面部とを、前記ウインドウ開口の下側周縁部の全長
にわたって形成したことを特徴とする請求項1に記載の
車両用インサイドシールの配設構造。 - 【請求項3】 前記トリム垂直面部と前記インサイドシ
ールとの隙間に、この隙間を埋める弾性部材を配設した
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両
用インサイドシールの配設構造。 - 【請求項4】 前記トリム水平面部に、被係止凹部を形
成し、 前記インナパネル水平面部に、前記被係止凹部に係止し
て、前記トリム水平面部の車幅方向の位置決めを行なう
係止爪を形成したことを特徴とする請求項1から請求項
3のいずれかに記載の車両用インサイドシールの配設構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6290784A JPH08142774A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 車両用インサイドシールの配設構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6290784A JPH08142774A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 車両用インサイドシールの配設構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08142774A true JPH08142774A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=17760470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6290784A Pending JPH08142774A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 車両用インサイドシールの配設構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08142774A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011137808A (ja) * | 2009-12-27 | 2011-07-14 | Advantest Corp | 試験装置および試験方法 |
-
1994
- 1994-11-25 JP JP6290784A patent/JPH08142774A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011137808A (ja) * | 2009-12-27 | 2011-07-14 | Advantest Corp | 試験装置および試験方法 |
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