JPH08142658A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH08142658A
JPH08142658A JP6287786A JP28778694A JPH08142658A JP H08142658 A JPH08142658 A JP H08142658A JP 6287786 A JP6287786 A JP 6287786A JP 28778694 A JP28778694 A JP 28778694A JP H08142658 A JPH08142658 A JP H08142658A
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JP
Japan
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air
temperature
blowers
cooling units
ducts
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JP6287786A
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English (en)
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Koichi Kasai
弘一 笠井
Nobutaka Tanaka
信貴 田中
Hiroshi Tamura
裕志 田村
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2セットのクーリングユニットで、送風方向
切替用のダンパを用いることなく車室内の4ゾーンを個
別に空調する。 【構成】 車室の天上部の左右両側に第1,第2のダク
ト11,12を設け、その前後方向中央に第1,第2の
クーリングユニット13,14を設ける。このクーリン
グユニット13,14は第1,第2の冷却器15,16
の背部に前方に送風する第1,第2の前方用送風装置1
7,18と後方に送風する後方用送風装置19,20と
を設けてなる。そして、第1,第2の前方用送風装置1
7,18、後方用送風装置19,20を車室の各ゾーン
A〜Dに設けられた第1〜第4の温度センサ29〜32
の検出温度に応じて個別に運転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば車室内を前後左右
の各ゾーン毎に冷房する構成の車両用空調装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えばバス等の大型の車両にあっては、
車室内を前後左右の4ゾーンに分け、各ゾーン毎に冷房
するようにしたものがある。このものの従来構成の一例
を図10に示す。これは、冷却器1a〜4aと送風装置
(図示せず)とを備えたクーリングユニット1〜4を車
室内の各ゾーンA〜Dに一対一の関係をもって設け、各
ゾーンA〜Dに設けられた温度センサ(図示せず)の検
出温度に応じて各クーリングユニット1〜4の運転を制
御するという構成のものである。
【0003】また、図11は別の従来構成例を示すもの
で、これは車室の天井部の左右両側に設けられたダクト
5,6の前後方向中央に、冷却器7a,8aと送風装置
7b,8bとを備えたクーリングユニット7,8を設け
ると共に、ダンパ9,10を設け、各ゾーンA〜Dの温
度を検出する温度センサ(図示せず)の検出温度に応じ
てクーリングユニット7,8の運転を制御すると共に、
ダンパ9,10を切り替え制御するもので、例えばダン
パ10は、Dゾーンが予め設定された基準温度以上にな
ると図12(a)に示すようにダクト6のDゾーン側を
開きCゾーン側を閉じるように動作し、Cゾーンが基準
温度以上になると図12(b)で示すようにダクト10
のCゾーン側を開きDゾーン側を閉じるように動作し、
C,Dの両ゾーン共に基準温度以上になると図12
(c)で示すようにダクト10のC,Dの両ゾーン側を
開くように動作し、これにより送風装置7aから送風さ
れた冷気は、図12(a)の状態ではダクト5かDゾー
ンに吹き出され、図12(b)の状態ではダクト5から
Cゾーンに吹き出され、図12(c)の状態ではダクト
5からC,Dの両ゾーンに吹き出されるというものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
に示すものでは、A〜Dの各ゾーンをそれぞれ専用のク
ーリングユニット1〜4で冷房する構成であるため、ク
ーリングユニットが4セット必要であり、また、図11
に示すものでは、冷気の送風方向を切り替えるためにダ
ンパ9,10を必要とし、コストが高くなるという問題
があった。
【0005】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、2セットのクーリングユニットで、送
風方向切替用のダンパを用いることなく車室内の4ゾー
ンを個別に冷房することができる車両用空調装置を提供
するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の車両用空調装置は、車室内の左右両側に
前後方向に延びるように配設され、吹出口を有した第1
及び第2のダクトと、この第1及び第2のダクトにその
前後両端間の途中部に位置して設けられた冷却器、この
冷却器により冷却された空気を前方向に送風する前方用
送風装置及び後方向に送風する後方用送風装置を備えた
第1及び第2のクーリングユニットと、前記第1及び第
2のクーリングユニットの前記前方用送風装置及び後方
用送風装置から送風されて前記第1及び第2のダクトの
吹出口から吹き出される冷気により冷房される車室内の
前後左右の各ゾーンの温度を検出する複数個の温度検出
手段と、これら各温度検出手段の検出温度に応じて前記
第1及び第2のクーリングユニットの前記前方用送風装
置及び後方用送風装置の運転を制御する制御手段とを具
備したものである。
【0007】この場合、前記制御手段は、前記各温度検
出手段の検出温度に応じて前記第1及び第2のクーリン
グユニットの前記前方用送風装置及び後方用送風装置の
送風量を大小変化させる構成とすることができる。
【0008】また、前記第1及び第2のクーリングユニ
ットは前記第1及び第2のダクトの前後方向中央に配置
され、それら第1及び第2のクーリングユニットの前記
前方用送風装置と前記後方用送風装置とは同数設けられ
ていることが好ましい。
【0009】更に、前記第1及び第2のクーリングユニ
ットの前記前方用送風装置及び後方用送風装置は吐出口
の向きを調節可能な取付角度調節手段により取り付ける
ことができる。
【0010】
【作用】上記手段によれば、車室内の前後左右に区分け
された4ゾーンは、それぞれ当該ゾーン内に位置する第
1及び第2のダクトの前側部分及び後側部分から吹き出
される冷気により冷房される。ここで、車室内のうち、
第1のダクトから吹き出される冷気により冷房される前
側及び後側のゾーンをそれぞれA及びB、第2のダクト
から吹き出される冷気により冷房される前側及び後側の
ゾーンをそれぞれC及びDとすると、例えば、Aゾーン
が予め設定された基準温度以上に上昇した場合、これを
温度検出手段が検出することにより、制御手段は第1の
クーリングユニットの前方用送風装置を運転し、冷却器
により冷却された空気は前方用送風装置から第1のダク
ト内を前方向に送風される。
【0011】そして、その冷気は第1のダクトの前側部
分の吹出口からAゾーンに吹き出し、Aゾーンを冷房す
る。これによりAゾーンの温度が基準温度よりも低くな
ると、制御手段は第1のクーリングユニットの前方用送
風装置の運転を停止する。また、例えばBゾーンが基準
温度以上に上昇すると、これを温度検出手段が検出する
ことにより、制御手段は第1のクーリングユニットの後
方用送風装置を運転し、冷却器により冷却された空気は
後方用送風装置から第1のダクト内を後方向に送風され
る。そして、その冷気は第1のダクトの後側部分の吹出
口からBゾーンに吹き出してBゾーンを冷房する。これ
により、Bゾーンの温度が基準温度よりも低くなると、
制御手段は第1のクーリングユニットの後方用送風装置
の運転を停止する。C及びDの各ゾーンも同様に第2の
クーリングユニットの前方用送風装置及び後方用送風装
置の運転により冷房される。
【0012】このように、第1及び第2のクーリングユ
ニットが本来的に備える複数の送風装置を前方に向けて
送風するものと後方に向けて送風するものとに別け、そ
れら前方用送風装置及び後方用送風装置の運転を温度検
出手段の検出温度に基づいて個別に制御するので、送風
方向切替用のダンパを用いることなく、2セットのクー
リングユニットによってA〜Dの各ゾーンを個別に空調
することができるので、コストの低減化を図ることがで
きる。
【0013】この場合、制御手段が各温度検出手段の検
出温度に応じて第1及び第2のクーリングユニットの前
方用送風装置及び後方用送風装置の送風量を大小変化さ
せる構成とすることにより、各ゾーンの温度が高いとき
には、より多量の冷気を各ゾーンに送風し、温度がそれ
程高くないときには、少量の冷気を各ゾーンに送風する
等、必要とする冷房程度に応じた冷気送風量で運転する
ことができる。
【0014】また、第1及び第2のクーリングユニット
を第1及び第2のダクトの前後方向中央に配置し、それ
ら第1及び第2のクーリングユニットの前方用送風装置
と後方用送風装置とを同数設ける構成とすることによ
り、A〜Dの各ゾーンがほぼ同容積となるので、各ゾー
ンに対する冷房能力を同等に設定することができ、第1
及び第2のクーリングユニットの製造性、組付性が向上
する。
【0015】更に、第1及び第2のクーリングユニット
の前方用送風装置及び後方用送風装置を取付角度調節手
段により吐出口の向きが調節できるようにした場合に
は、同一構成の送風装置を前方用及び後方用とすること
ができると共に、前方用送風装置及び後方用送風装置を
それぞれ複数設ける場合に、例えばダクトに複数設けら
れている各吹出口からの冷気吹出量を同等にするため
に、複数の前方用送風装置、複数の後方用送風装置の吐
出口を或るものは水平に、或るものは下向きにする等し
て取り付けることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明をバス用空調装置に適用した一
実施例につき図1〜図8を参照しながら説明する。図7
に示すように、バスの車室内には、その天井部の左右両
側に位置して第1及び第2のダクト11及び12が配設
されている。この第1及び第2のダクト11及び12は
車室の前端部から後端部まで延びる前後方向長さの長い
もので、その前後方向中央の内部には第1及び第2のク
ーリングユニット13及び14が配設されている。
【0017】図1に示すように、上記第1及び第2のク
ーリングユニット13及び14は、いずれも1個の冷却
器15及び16と、2個の前方用送風装置17及び18
と、2個の後方用送風装置19及び20とを備えてい
る。そして、冷却器15,16は図2に示すように第
1,第2のダクト13,14の前後方向中央の側面部に
形成されたフィルタ21a,22a付きの吸入口21,
22と対向するようにして第1,第2のダクト13,1
4内に配置されており、前方用送風装置17,18及び
後方用送風装置19,20は冷却器15,16の背部側
に配置されている。なお、図2は第1のクーリングユニ
ット13側を示すが、第2のクーリングユニット14側
は図2と対称になっている。
【0018】ここで、以後の説明では、冷却器15,1
6、前方用送風装置17,18及び後方用送風装置1
9,20について、第1のクーリングユニット13に属
するものには「第1の」,第2のクーリングユニット1
4に属するものには「第2の」を冠して呼称し、第1,
第2のダクト11,12の吸入口21,22も「第1
の」,「第2の」を冠して呼称することとする。
【0019】さて、第1,第2の冷却器15,16の背
面部には図2に示すようにカバー23が取着されてお
り、このカバー23には4個の通風口23a(1個のみ
図示)が前後方向に所定の間隔を存して形成されてい
る。一方、第1,第2の前方用送風装置17,18及び
第1,第2の後方用送風装置19,20はいずれも遠心
形のもので、図2に示すようにファンケーシング17a
〜20a内にモータ17b〜20bによって駆動される
遠心ファン17c〜20cを配置した周知構成のもので
ある。
【0020】そして、図3及び図7に示すように、第
1,第2の前方用送風装置17,18のファンケーシン
グ17a,18aは吐出口17d,18dが前向きとな
るようにして吸入口(図示せず)をカバー23の通風口
23aに連結した状態に取り付けられていると共に、第
1,第2の後方用送風装置19,20のファンケーシン
グ19a,20aは吐出口19d,20dが後向きとな
るようにして吸入口(図示せず)をカバー23の通気口
23aに連結した状態に取り付けられている。この場
合、詳細には図3に示すように、それぞれ2台存在する
第1,第2の前方用送風装置17,18及び第1,第2
の後方用送風装置19,20のうち一方は吐出口が斜め
下向きとなるように配設され、他方は吐出口が水平とな
るように配設されている。なお、図3では第2のクーリ
ングユニット14の送風装置18,20を示し、図7で
は第1のクーリングユニット13の送風装置17,19
を示した。
【0021】ここで、第1,第2の前方用送風装置1
7,18及び第1,第2の後方用送風装置19,20の
取り付け構成を図4により具体的に説明する。まず、フ
ァンケーシング17a〜20aは取付角度調節手段とし
ての取付板24を介して第1,第2のダクト11,12
或いは第1,第2の冷却器15,16のカバー23に取
り付けられる。この取付板24には一対の取付脚24a
が取着されていると共に、例えば30度の角度ピッチを
もって多数の通し孔24bが形成されている。一方、フ
ァンケーシング17a〜20aには例えば3個のねじ孔
25が120度の角度ピッチをもって形成されており、
取付板24はねじ孔25に螺着される3個の取付ねじ2
6(図5参照)によってファンケーシング17a〜20
aに取り付けられるようになっている。
【0022】このとき、3個のねじ26を通す通し孔2
5を選択することにより、一対の取付脚24aと吐出口
17d〜20dとの角度関係を違えて取付板24をファ
ンケーシング17a〜20aに取り付けることができ
る。すなわち、取付板24の取付脚24aは第1,第2
のダクト11,12或いは第1,第2の冷却器15,1
6のカバー23に例えば水平に設けられた被取付部(図
示せず)に取り付けられるものとすると、図5(a)に
示す状態から取付ねじ26を通す通し孔24bを時計回
り方向に30度隔たった通し孔に変えると、図5(b)
に示すように吐出口17d〜20dの向きが30度下向
きの状態に変わる。また、図5(a)に示す状態から取
付ねじ26を通す通し孔24bを時計回り方向に180
度隔たった通し孔に変えると、吐出口17d〜20dの
向きが図5(a)の状態とは反対に変り、同時計回り方
向に210度隔たった通し孔に変えると、図5(b)の
状態とは反対の30度下向き状態に変わる。従って、同
一構成の送風装置を用いて第1,第2の前方用送風装置
17,18及び第1,第2の後方用送風装置19,20
として構成することができ、コストの低減化を図ること
ができる。
【0023】さて、第1,第2の前方用送風装置17,
18が起動すると、車室内の空気が第1,第2の吸入口
21,22から吸入されて第1,第2の冷却器15,1
6により冷却された後、第1,第2の前方用送風装置1
7,18により第1,第2のダクト11,12内を前方
に向けて送風される。そして、第1,第2のダクト1
1,12内を前方に向けて送風された冷気は当該第1,
第2のダクト11,12の前半部分の下面側に前後方向
に所定の間隔を存して形成された多数の吹出口27a,
28aから順次吹き出される。また、第1,第2の後方
用送風装置19,20が起動すると、車室内の空気が第
1,第2の吸入口21から吸入されて第1,第2の冷却
器15,16により冷却された後、第1,第2の後方用
送風装置19,20により第1,第2のダクト11,1
2内を後方に向けて送風される。そして、第1,第2の
ダクト11,12内を後方に向けて送風された冷気は当
該第1,第2のダクト11,12の後半部分の下面側に
前後方向に所定の間隔を存して形成された多数の吹出口
27b,28bから順次吹き出される。
【0024】従って、車室内は冷房に関して、第1のダ
クト11の前半部分の吹出口27aから冷気供給を受け
るAゾーンと、第1のダクト11の後半部分の吹出口2
7bから冷気供給を受けるBゾーンと、第2のダクト1
2の前半部分の吹出口28aから冷気供給を受けるCゾ
ーンと、第2のダクト12の前半部分の吹出口28bか
ら冷気供給を受けるDゾーンとに区画されたこととな
る。
【0025】そして、A〜Dの各ゾーンを個別に冷房す
るために、各ゾーンA〜Dには第1,のダクト11,1
2の冷気送風方向終端側、すなわちAゾーンでは前端
側、Bゾーンでは後端側、Cゾーンでは前端側、Dゾー
ンでは後端側にそれぞれ位置して温度検出手段たる第1
〜第4の温度センサ29〜32が配置されている。
【0026】一方、図6は第1,第2のクーリングユニ
ット13,14の制御構成を示すもので、直流電源33
に対し、手動式の電源スイッチ34を介して制御手段た
る制御回路35と負荷側電源用リレー36との並列回路
が接続されていると共に、負荷側電源用リレー36のリ
レースイッチ36aを介して負荷側回路37が接続され
ている。
【0027】上記制御回路35はマイクロコンピュータ
を含んで構成されており、この制御回路35には第1〜
第4の温度センサ29〜32の検出温度信号が入力され
る。そして、制御回路35は第1の温度センサ29の検
出温度が第1基準温度以上になると第1の弱運転用リレ
ー38に通電し、第1の基準温度よりも高い第2の基準
温度以上になると第1の弱運転用リレー38に加えて第
1の強運転用リレー39にも通電する。
【0028】また、制御回路35は同様に第2の温度セ
ンサ30の検出温度が上記第1基準温度以上になると第
2の弱運転用リレー40に通電し、上記第2の基準温度
以上になると第2の弱運転用リレー40に加えて第2の
強運転用リレー41にも通電すると共に、第3の温度セ
ンサ31の検出温度が上記第1基準温度以上になると第
3の弱運転用リレー42に通電し、上記第2の基準温度
以上になると第3の弱運転用リレー42に加えて第3の
強運転用リレー43にも通電し、また第4の温度センサ
32の検出温度が上記第1基準温度以上になると第4の
弱運転用リレー44に通電し、上記第2の基準温度以上
になると第4の弱運転用リレー44に加えて第4の強運
転用リレー45にも通電する。
【0029】一方、前記負荷側回路37において、第1
の弱運転用リレー38のリレースイッチ38aと第1の
クーリングユニット13の前方用送風装置17のモータ
17bと第1の強運転用リレー39のリレースイッチ3
9aとの直列回路、第2の弱運転用リレー40のリレー
スイッチ40aと第1のクーリングユニット13の後方
用送風装置19のモータ19bと第2の強運転用リレー
41のリレースイッチ41aとの直列回路、第3の弱運
転用リレー42のリレースイッチ42aと第2のクーリ
ングユニット14の前方用送風装置18のモータ18b
と第3の強運転用リレー43のリレースイッチ43aと
の直列回路、第4の弱運転用リレー44のリレースイッ
チ44aと第2のクーリングユニット14の後方用送風
装置20のモータ20bと第4の強運転用リレー45の
リレースイッチ45aとの直列回路が並列に接続されて
いると共に、第1〜第4の強運転用リレー39,41,
43,45のリレースイッチ39a,41a,43a,
45aと並列に抵抗46〜49が接続されている。
【0030】次に上記構成の作用を説明する。今、電源
スイッチ34がオン状態にあり、この電源スイッチ34
のオンにより負荷側電源用リレー36が通電状態にあっ
てリレースイッチ36aがオン状態にあるものとする。
この状態で、例えばAゾーンの第1の温度センサ29が
第2基準温度以上を検出すると、制御回路35は第1の
弱運転用リレー38及び第1の強運転用リレー39の双
方に通電する。すると、両リレースイッチ38a,39
aがオンするため、モータ17bが通電され、これにて
第1のクーリングユニット13の前方用送風装置17の
運転が開始される。このとき、モータ17bは抵抗46
を介することなく電圧を印加されるため高速回転するこ
ととなり、前方用送風装置17が送風量の大なる強運転
状態となる。
【0031】さて、上述のようにして第1のクーリング
ユニット13の前方用送風装置17が強運転されると、
車室内の空気が第1の吸入口21から吸引されて第1の
冷却器15を通過する過程で冷却される。第1の冷却器
15で冷却された空気は、カバー23からファンケーシ
ング17aに吸引されて吐出口17dから第1のダクト
11内に前方に向けて送風される。そして、第1のダク
ト11内を前方に向かって流れる冷気は、第1のダクト
11の前半部分の吹出口27aから順次Aゾーンに吹き
出される。この場合、2台の前方用送風装置17のうち
一方はその吐出口17dが斜め下向きとなっているた
め、第1のクーリングユニット13の近傍に存する吹出
口27aからも吹き出されるようになるので、第1のダ
クト11の前半部分の全ての吹出口27aの冷気吹出量
を均等化することができる。
【0032】そして、上述のようにして吹出口27aか
ら吹き出される冷気によりAゾーンが第2の基準温度未
満まで冷房されると、これを第1の温度センサ29が検
出するため、制御回路35は第1の強運転用リレー39
を断電してリレースイッチ39aをオフさせるため、モ
ータ17bは抵抗46を介して電圧を印加されることと
なって低速回転に切り替わるようになり、これにて前方
用送風装置17は送風量の小なる弱運転に切り替えられ
ることとなる。この前方用送風装置17の弱運転によ
り、Aゾーンが第1基準温度未満まで冷房されると、こ
れを第1の温度センサ29が検出するため、制御回路3
5は第1の弱運転用リレー38を断電し照りレース一3
8aをオフさせる。以上により、第1のクーリングユニ
ット13の前方用送風装置17の運転が停止され、そし
て再び第1の温度センサ29が第1基準温度以上、或い
は第2基準温度以上を検出すると、上述したと同様にし
て前方用送風装置17が弱運転、或いは強運転される。
【0033】また、Bゾーンが第1基準温度以上、或い
は第2基準温度以上になると、上述したと同様にして第
2の弱運転用リレー40、或いは第2の弱運転用リレー
40及び第2の強運転用リレー41の双方が通電され、
第1のクーリングユニット13の後方用送風装置19が
弱運転、或いは強運転される。そして、第1のダクト1
1の後半部分の吹出口27bから吹き出される冷気によ
りBゾーンが第1基準温度未満まで冷房されると、後方
用送風装置19の運転が停止される。
【0034】同様に、Cゾーン、Dゾーンが第1基準温
度以上、或いは第2基準温度以上になると、第2のクー
リングユニット14の前方用送風装置18、後方用送風
装置20が第3の温度センサ31、第4の温度センサ3
2の検出温度に応じて弱運転、或いは強運転される。そ
して、第2のダクト12の前半部分の吹出口28a、後
半部分の吹出口28bから吹き出される冷気によりCゾ
ーン、Dゾーンが第1基準温度未満まで冷却されると、
第2のクーリングユニット14の前方用送風装置18、
後方用送風装置19の運転が停止される。
【0035】このように本実施例によれば、第1及び第
2のクーリングユニット13及び14を第1及び第2の
ダクト11及び12の前後方向の途中部に配設し、そし
て第1及び第2のクーリングユニット13及び14が有
する複数台の送風装置を、前方に送風する前方用送風装
置17,18と後方に送風する後方用送風装置19,2
0とに分けてそれら前方用送風装置17,18、後方用
送風装置19,20の運転を第1〜第4の温度センサ2
9〜32の検出温度に基づいて制御する構成としたの
で、図10及び図11に示す従来とは異なり、2セット
のクーリングユニットにて送風方向切替用のダンパを用
いることなく、A〜Dの各ゾーンを個別に冷房すること
ができ、コストの低減化を図ることができる。ちなみ
に、図11に示す従来例では、車室の冷房にとって必要
な送風量を得るために、第1,第2のクーリングユニッ
ト7,8にそれぞれ4台の送風装置7a,8aを設けて
おり、本実施例が従来以上の台数の送風装置を必要とす
るものではない。
【0036】また、本実施例では、第1及び第2のクー
リングユニット13及び14を第1及び第2のダクト1
1及び12の前後方向の中央に配設し、第1及び第2の
クーリングユニット13及び14の前方用送風装置1
7,18と後方用送風装置19,20とをそれぞれ同じ
台数設ける構成としたことにより、A〜Dの各ゾーンの
容積が同等となって各ゾーンA〜Dに対する冷房能力を
同等のものとすることができるので、例えば第1及び第
2のクーリングユニット13及び14が前後方向に対称
の形態となり、しかも第1及び第2のクーリングユニッ
ト13及び14としては同じものを使用できるので、組
立性、製造性に優れたものとなり、コストの低減化に一
層寄与することができる。
【0037】また、第1及び第2のクーリングユニット
13及び14を第1及び第2のダクト11及び12の前
後方向の中央に配設したことにより、第1及び第2のダ
クト11及び12内での冷気の温度上昇度合いを低く抑
えることができる。すなわち、第1及び第2のダクト1
1及び12はバスの車室内の天井部に配置される関係
上、バスの屋根が日射により熱くなると、その熱で第1
及び第2のダクト11及び12内を流れる冷気が次第に
温度上昇することは避けられない。しかしながら、第1
及び第2のクーリングユニット13及び14を第1及び
第2のダクト11及び12の前後方向の中央に配設した
場合には、第1及び第2のクーリングユニット13及び
14から第1及び第2のダクト11及び12の前後両端
までの長さが短くなるので、冷気の温度上昇度合いを低
くすることができる。図8はクーリングユニットC1 ,
C2 をダクトD1 ,D2 の後端部に配置した場合(a)
と本実施例の場合(b)とで、ダクト内を流れる冷気の
温度を測定した結果を示すが、同図から明らかなよう
に、冷気の温度上昇度は本実施例の方が低くなり、第1
及び第2のダクト11及び12の前端及び後端の近くも
良好に冷房できるものである。
【0038】しかも、本実施例では、各ゾーンA〜Dの
温度を検出する第1〜第4の温度センサ29〜32を、
第1,第2のダクト11,12の前端側、後端側に対応
位置して配設したので、各吹出口27a,27b,28
a,28bのうち最も長く日射の影響を受ける前端側、
後端側の吹出口から拭き出る冷気によって冷房される部
位の温度を検出することとなるので、冷房不足に陥る部
位をなくすことができる。
【0039】更に、本実施例では、A〜Dの各ゾーンの
温度に応じて前方用送風装置17,18と後方用送風装
置19,20の送風量を大小変化(強弱運転)させる構
成としたことにより、各ゾーンA〜Dの温度が高いとき
には、より多量の冷気を各ゾーンA〜Dに送風し、温度
がそれ程高くないときには、少量の冷気を各ゾーンA〜
Dに送風する等、必要とする冷房程度に応じた冷気送風
量で運転することができる。
【0040】図9は本発明の他の実施例を示すもので、
これは第1及び第2のクーリングユニット13及び14
を第1及び第2のダクト11及び12内に、後端側に寄
った途中部に設け、それぞれのクーリングユニット1
3,14が有する4台の送風装置のうち、3台を前方用
送風装置17,18とし、残る1台を後方用送風装置1
9,20としたものである。このように構成しても前記
一実施例と同様の効果を得ることができる。
【0041】なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施
例に限定されるものではなく、次にように変更或いは拡
張することができる。制御回路35は温度センサ29〜
32の検出温度に基づいて各ゾーンA〜Dに必要な冷却
度(冷気供給量)を判断する判断手段、この制御回路3
5により通断電制御される第1〜第4の弱運転用リレー
38,40,42,44、第1〜第4の強運転用リレー
39,41,43,45はモータ17b〜20bの速度
制御手段を構成するものであるが、速度制御手段として
は高低2段の速度制御ではなく、3段以上、或いは無段
階に速度を制御できるものに変えてもよい。
【0042】第1及び第2の前方用送風装置17及び1
8、第1及び第2の後方用送風装置19及び20はそれ
ぞれ1台の送風装置から構成しても良い。本発明はバス
用に限らず、車室内を4ゾーンに別けて個別に冷房する
車両一般の空調装置に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略構成図
【図2】図1のII−II線に沿う縦断正面図
【図3】送風装置のダクト内への配置構成を示す縦断側
面図
【図4】ファンケーシングの取付構成を示す側面図
【図5】ファンケーシングを異なる角度で取り付ける場
合を示す側面図
【図6】電気回路構成図
【図7】バスの透視図
【図8】ダクト内の冷気温度特性図
【図9】本発明の他の実施例を示す図1相当図
【図10】従来構成を示す図1相当図
【図11】他の従来構成を示す図1相当図
【図12】ダンパの切り替え状態図
【符号の説明】
11,12は第1,第2のダクト、13,14は第1,
第2のクーリングユニット、15,16は第1,第2の
冷却器、17,18は第1,第2の前方用送風装置、1
9,20は第1,第2の後方用送風装置、17d〜20
dは吐出口、21,22は第1,第2の吸入口、24は
取付板(取付角度調節手段)、27a,27b,28
a,28bは吹出口、29〜32は温度センサ(温度検
出手段)、35は制御回路(制御手段)である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内の左右両側に前後方向に延びるよ
    うに配設され、吹出口を有した第1及び第2のダクト
    と、 この第1及び第2のダクトにその前後両端間の途中部に
    位置して設けられた冷却器、この冷却器により冷却され
    た空気を前方向に送風する前方用送風装置及び後方向に
    送風する後方用送風装置を備えた第1及び第2のクーリ
    ングユニットと、 前記第1及び第2のクーリングユニットの前記前方用送
    風装置及び後方用送風装置から送風されて前記第1及び
    第2のダクトの吹出口から吹き出される冷気により冷房
    される車室内の前後左右の各ゾーンの温度を検出する複
    数個の温度検出手段と、 これら各温度検出手段の検出温度に応じて前記第1及び
    第2のクーリングユニットの前記前方用送風装置及び後
    方用送風装置の運転を制御する制御手段とを具備してな
    る車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記各温度検出手段の
    検出温度に応じて前記第1及び第2のクーリングユニッ
    トの前記前方用送風装置及び後方用送風装置の送風量を
    大小変化させることを特徴とする請求項1記載の車両用
    空調装置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2のクーリングユニット
    は前記第1及び第2のダクトの前後方向中央に配置さ
    れ、それら第1及び第2のクーリングユニットの前記前
    方用送風装置と前記後方用送風装置とは同数設けられて
    いることを特徴とする請求項1または2記載の車両用空
    調装置。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2のクーリングユニット
    の前記前方用送風装置及び後方用送風装置は吐出口の向
    きを調節可能な取付角度調節手段により取り付けられて
    いることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記
    載の車両用空調装置。
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