JPH08142601A - ラジアルタイヤ及びその製造方法 - Google Patents

ラジアルタイヤ及びその製造方法

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JPH08142601A
JPH08142601A JP6315872A JP31587294A JPH08142601A JP H08142601 A JPH08142601 A JP H08142601A JP 6315872 A JP6315872 A JP 6315872A JP 31587294 A JP31587294 A JP 31587294A JP H08142601 A JPH08142601 A JP H08142601A
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tire
rim
carcass
internal pressure
width
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Kazuo Asano
一夫 浅野
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】振動乗り心地性能などを向上しうるラジアルタ
イヤ及びその製造方法を提供する。 【構成】標準リムJのリム巾より0.5インチ広い広巾
リムJAに装着し、かつ正規内圧の5%内圧を充填した
状態から正規内圧の100%内圧に変化させる内圧変化
処理を行ったときのタイヤ子午断面におけるカーカスプ
ロファイル9Aのせり出し量が、ビード部4よりもバッ
トレス部10の方が大きく、しかも標準リムJのリム巾
より0.5インチ狭い狭巾リムJBに装着し、かつ前記
内圧変化処理を行ったときの前記カーカスプロファイル
9Bのせり出し量が、バットレス部10よりもビード部
4の方が大きいラジアルタイヤである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動乗り心地性能など
を向上しうる乗用車用に適したラジアルタイヤ及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】タイヤが、車両の振動乗り心地性能に影
響を及ぼす因子として、ラジアルフォースバリエーショ
ン(以下、「RFV」という)が挙げられる。RFV
は、タイヤに荷重をかけて回転させたときに、タイヤ回
転軸に上下に現れる荷重変動の力であり、かかるRFV
が車軸を伝って車両に伝達され乗り心地を低下させてい
る。
【0003】一般にRFVは、アンバランスな形状のタ
イヤを回転させたときの縦振れであるラジアルランナウ
ト(以下、「RRO」という)との関係が深く、これを
小さくすることにより減じうることが判明している。
【0004】このRROを小さくする手段としては、例
えばトレッド表面を真円バフで研磨することが挙げられ
るが、この方法はタイヤ新品時では有効ではあるが、根
本的な原因を究明しかつ除去したものではない場合が多
く、タイヤの走行使用につれて偏磨耗が発生したり、タ
イヤプロファイルが変化するなど前記RFVの悪化が表
面化する。
【0005】又、トレッドゴムや、ベルトプライといっ
たタイヤ構成部材の継ぎ目を、タイヤ周方向に分散させ
るなどにより、前記RROを減じることも試されてはい
るが、かかる方法は、そもそも前記継ぎ目を完全に無く
すものではなく、その効果は未だ十分ではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、RFV
は、タイヤ新品時には所定の規格内であってもタイヤの
走行により、例えばトレッド部に偏磨耗が発生していな
くとも大きくなる場合がある。従ってRFVは、タイヤ
新品時のみならず、現実に車両に装着されて使用されて
いる期間中、常時一定のレベルに留めうるよう考慮され
なければならないが、これを実現しうる提案は現在なさ
れていない。
【0007】ところで、走行に供されるタイヤは、トレ
ッド部の磨耗状況やタイヤ内圧などが走行中においても
刻々と変化し、特に後者の内圧変化によりカーカスプロ
ファイルが変化すれば、タイヤ周方向のRROも大きく
変化し、前記RFVを増大せしめるということが近年判
ってきた。従って、タイヤ内圧が変化しても、カーカス
プロファイルの形状変化が小さければ、それだけRFV
の抑制を期待しうるのである。
【0008】本発明は、かかる実状に鑑み、タイヤ内圧
が変化しても、カーカスプロファイルの形状変化を極力
小さくするという観点から案出されたもので、タイヤ新
品時はもとより、タイヤ使用中においてもRFVを抑制
し、車両の振動乗り心地性能を向上し、かつ長期に亘っ
て向上した性能を維持しうるラジアルタイヤ及びその製
造方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、トレ
ッド部からサイドウオール部をへてビード部のビードコ
アの廻りをタイヤ軸方向内側から外側に向けて折り返す
折返し部を有しかつコードをラジアル方向に配したカー
カスと、このカーカスの半径方向外側かつ前記トレッド
部の内方に配したベルト層とを具えたラジアルタイヤで
あって、標準リムのリム巾より0.5インチ広い広巾リ
ムに装着し、かつ正規内圧の5%内圧を充填した状態か
ら正規内圧の100%内圧に変化させる内圧変化処理を
行ったときのタイヤ子午断面におけるカーカスプロファ
イルのせり出し量が、ビード部よりもバットレス部の方
が大きく、しかも標準リムのリム巾より0.5インチ狭
い狭巾リムに装着し、かつ前記内圧変化処理を行ったと
きの前記カーカスプロファイルのせり出し量が、バット
レス部よりもビード部の方が大きいことを特徴とするラ
ジアルタイヤである。
【0010】又請求項2の発明は、トレッド部からサイ
ドウオール部をへてビード部のビードコアの廻りをタイ
ヤ軸方向内側から外側に向けて折り返す折返し部を有し
かつコードをラジアル方向に配したカーカスと、このカ
ーカスの半径方向外側かつ前記トレッド部の内方に配し
たベルト層とを具えたラジアルタイヤを製造する工程中
に、タイヤの生カバーを加硫金型内で加硫する加硫工程
と、この加硫工程後の加硫済タイヤに大気圧よりも大き
い内圧を充填して一定時間保持するポスト・キュア・イ
ンフレーション工程とを含むラジアルタイヤの製造方法
において、前記加硫工程は、ビード部外面間の距離を、
装着する標準リムのリム巾よりも大として成形しうるク
リップ巾のビード成形面を有した加硫金型を用いるとと
もに、前記ポスト・キュア・インフレーション工程は、
前記加硫済タイヤを、リム巾が標準リムのリム巾よりも
大かつ標準リムのリム巾に1.5インチを加えた1.5
インチ増加巾以下で、しかも前記加硫金型のクリップ巾
以下のリム体に装着して行うことを特徴とするラジアル
タイヤの製造方法である。
【0011】
【作用】図1には、装着するリムのリム巾を3種に変化
させて、正規内圧の5%内圧を充填した状態のカーカス
プロファイル9を実線で、同100%内圧を充填した時
の状態を点線でそれぞれ概念図として示している。
【0012】請求項1のラジアルタイヤは、図1に示す
ように、標準リムJのリム巾より0.5インチ広い広巾
リムJAに装着し、かつ正規内圧の5%内圧を充填した
状態から正規内圧の100%内圧に変化させる内圧変化
処理を行ったときのタイヤ子午断面におけるカーカスプ
ロファイル9は、符号9Aで示すように、そのせり出し
量V1が、ビード部4よりもバットレス部10の方が大
きい。
【0013】又、標準リムJのリム巾より0.5インチ
狭い狭巾リムJBに装着し、かつ前記内圧変化処理を行
ったときの前記カーカスプロファイル9は、符号9Bで
示すように、そのせり出し量V2が、バットレス部10
よりもビード部4の方が大きい。
【0014】かかるラジアルタイヤは、前記広巾リムJ
Aと狭巾リムJBとの中間のリム巾に相当する標準リム
Jに装着し、かつ前記内圧変化処理を行ったときには、
カーカスプロファイル9は、符号9Cで示すように、バ
ットレス部10及びビード部4のせり出しがともに相殺
し合うことにより、両者のせり出しは互いに均一かつそ
の絶対量を小とする平衡点を見い出しうる。
【0015】つまり、ラジアルタイヤは、タイヤ使用中
の内圧の変化によっては、カーカスプロファイル9がR
ROに殆ど影響を及ぼさない程度の小さなかつ均一な形
状変化に止まり、前記RFVを抑制する結果、車両の振
動乗り心地性能を大幅に向上しうる。
【0016】次に、請求項2のラジアルタイヤの製造方
法は、前記請求項1のラジアルタイヤを製造するのに適
した方法であって、図2に示すようにタイヤの加硫工程
は、リム装着時にリムフランジJFに接するビード部外
面4a間の距離を、装着する標準リムJのリム巾RWよ
りも大として成形しうるクリップ巾CWのビード成形面
11を有した加硫金型12を用いて行う。
【0017】ここで、カーカスプロファイル9が前記内
圧充填処理により、又加硫金型12のクリップ巾CWと
標準リム巾RWとの関係により、どのように変形するか
は種々の実験結果により判明した。図4(A)から
(C)には、前記クリップ巾CWと標準リム巾RWとを
一致させた場合の、内圧充填処理によるカーカスプロフ
ァイル9の形状変化を正規内圧の5%時を実線で、同1
00%時を点線で示している。
【0018】図4(A)に示す、カーカスプロファイル
9が下膨らみのオタフク型である場合には、カーカス最
大巾位置よりも半径方向外側のバットレス部10が、ビ
ード部4よりも大きくせり出す。
【0019】同図(B)に示すカーカスプロファイル9
が自然平衡形状理論に基づく場合には、カーカス全体が
ほぼ相似形に近似してせり出し、又同図(C)のカーカ
スプロファイル9が、バットレス部10を張り出させた
イカリ型の場合には、ビード部4がバットレス部10よ
りも大きくせり出すことが判明した。
【0020】同様に、図5(A)から(C)には、クリ
ップ巾と標準リム巾とを変化させた場合、前記内圧充填
処理によるカーカスプロファイル9の形状変化を示し、
加硫金型内でのプロファイルを一点鎖線で、前記標準リ
ムに装着されたときの正規内圧5%時を実線で、同10
0%時を点線で示している。
【0021】図5(A)の、加硫金型のクリップ巾が、
標準リム巾よりも大である場合には、カーカスプロファ
イル9は、内圧充填処理によりビード部4がバットレス
部10よりも大きくせり出し、同図(B)の、前記クリ
ップ巾と標準リム巾とが略同一の場合には、カーカスプ
ロファイル9全体がほぼ相似形に近似してせり出し、又
同図(C)の、前記クリップ巾が標準リム巾より小なる
場合には、ビード部4よりもバットレス部10が大きく
せり出すことが判明した。
【0022】以上より、内圧充填によるカーカスプロフ
ァイル9の形状変化を最小に止めるためには、加硫金型
内でのカーカスプロファイルの形状を自然平衡形とし、
かつクリップ巾CWを標準リム巾RWと一致させること
が重要となる。
【0023】ところが、前記クリップ巾CWを標準リム
巾RWと一致させると、前記ビード部4、4の間隔を狭
めがちとなり、加硫時にタイヤ内腔へ向けて膨張し又伸
縮しうるブラダーBD(図2に示す)の出し入れを困難
とし、かつタイヤリム組時に、ビード部4とリムフラン
ジJFとの十分な接触状態を確保しえずリム組み作業性
を劣化させる。従って、かかるタイヤの生産性を悪化さ
せることがないよう加硫金型のクリップ巾CWは標準リ
ム巾RWよりも大とすることが前提となる。
【0024】他方前記加硫金型12は、加硫中の前記カ
ーカスプロファイル9が、自然平衡形状理論に基づくプ
ロファイルに対してカーカス最大巾位置から半径方向内
方部をやや下膨らみとしたおたふく型となるように成形
面を形成することが好ましいが、詳細は後で述べる。
【0025】次にポスト・キュア・インフレーション工
程(以下、「PCI工程」という)は、図3に示すよう
に前記加硫工程を経た加硫済タイヤ1Bを、リム巾PW
が標準リム巾RWよりも大かつ標準リム巾RWに1.5
インチを加えた1.5インチ増加巾以下で、しかも前記
クリップ巾CW以下のリム体13に装着して行うことを
特徴としている。
【0026】一般に、加硫工程では、加硫金型12の成
形面の存在によりカーカスプライ内のカーカスコードに
十分な張力を作用させることはできず、カーカスコード
が伸びきった状態ではない。したがって、PCI工程を
行うことにより、カーカスコードを自由変形を許容しう
る状況下で、十分に伸ばした状態でカーカスプロファイ
ルを固定でき、内圧充填によるカーカスのコードパス伸
びを小、ひいてはカーカスプロファイル9の形状変化を
より小としうる。
【0027】又PCI工程は、リム巾PWが、標準リム
巾RWよりも大、かつ前記クリップ巾CW以下としたリ
ム体13を用いることにより、ビード部4は、加硫後ク
リップ巾に形成されたビード部の幅を、同等或いはそれ
よりも狭めうるが、標準リム巾RWより広げた形状に保
持される。従って、PCI工程後、標準リムJにタイヤ
を装着することによりビード部4の間隔を狭めるのであ
る。
【0028】以上から明らかなように、前記加硫、PC
I工程をへたラジアルタイヤ1は、カーカスプロファイ
ル9が下膨らみの自然平衡形状を基調としたオタフク状
をなし、かつビード部4間が広げられている結果、標準
リムJにリム組して前記内圧充填処理を行えば、カーカ
スプロファイル9は、図4、図5のようにオタフク状に
基づくバットレス部10のせり出しと、ビード部4の間
隔を狭めることに基づくビード部4のせり出しとが互い
に相殺し合うことにより、両者のせり出しは互いに均一
かつその絶対量を小とする平衡点を見い出すのである。
【0029】加うるに前記PCI工程により、カーカス
コードは、均一に張力が作用し伸長した状態で保持され
ている結果、内圧充填による伸びが殆ど無視しうる程度
の極めて小さなものに止まり、カーカスプロファイル9
のせり出し量の絶対量を、例えば1mm以下とするなど小
になしうる。
【0030】要すれば、この製造方法を用いることによ
り、カーカスプロファイル9は、第1に、せり出し量が
バットレス部及びビード部で略均一となり、第2に、そ
のせり出し量の絶対量を減じることができ、第3に、カ
ーカスプロファイルの形状変化をほぼ相似的かつ最小と
しうるタイヤを提供しうるとともに、第4に、生産性を
劣化させることがないという作用効果を奏する。
【0031】以上の如く、カーカスプロファイル9は、
走行による内圧変化があっても形状変化が殆ど生ぜず、
タイヤ周方向のRROを減じてRFVを抑制しうる結
果、車両の振動乗り心地性能を向上し、かつ長期に亘り
この性能を維持しうるのである。
【0032】
【実施例】以下請求項1又は2記載の発明の一実施例を
図面に基づき説明する。図1、図2、図3に示すよう
に、ラジアルタイヤ1は、トレッド部2からサイドウオ
ール部3をへてビード部4のビードコア5でタイヤ軸方
向内側から外側に向けて折り返されるカーカス6と、前
記カーカス6の半径方向外側かつトレッド部内方に位置
する補強用のベルト層7とを具えるとともに、カーカス
6の本体部6aと折返し部6bとの間には、前記ビード
コア5からのびる先細状かつ周囲のゴム組成よりも硬質
のゴムからなるビードエーペックス8が設けられる。
【0033】前記カーカス6は、芳香族ポリアミド、レ
ーヨン、ナイロン、ポリエステル等の有機繊維からなる
カーカスコードをタイヤ赤道Cに対して70〜90度の
ラジアル方向に配したコードプライを1枚又は複数枚用
いて形成している。
【0034】前記ベルト層7は、好ましくはスチールか
らなるベルトコードを、例えばタイヤ赤道Cに対して1
0〜30度の小角度に配列した内外2層のベルトプライ
7A、7Bをコードが互いに交差する向きに重ね合わせ
て形成され、前記トレッド部3に強固にタガ効果を付与
しうる。
【0035】又前記内のベルトプライ7Aの両端は、外
のベルトプライ7Bよりも広巾に形成されている。なお
ベルトコードは、スチール以外にも有機繊維といった種
々のコード材料を用いうる。
【0036】このラジアルタイヤは、図1に示すよう
に、標準リム巾RWより0.5インチ広い広巾リムJA
に装着し、かつ正規内圧の5%内圧を充填した状態から
正規内圧の100%内圧に変化させる内圧変化処理を行
ったときのタイヤ子午断面におけるカーカスプロファイ
ル9Aのせり出し量が、ビード部4よりもバットレス部
10の方が大きく設定されている。
【0037】又標準リム巾RWより0.5インチ狭い狭
巾リムJBに装着し、かつ前記内圧変化処理を行ったと
きの前記カーカスプロファイル9Bのせり出し量が、バ
ットレス部10よりもビード部4の方が大きく設定され
る。
【0038】かかるラジアルタイヤは、前記広巾リムJ
Aと狭巾リムJBとの中間のリム巾に相当する標準リム
Jに装着し、かつ前記内圧変化処理を行ったときには、
前記カーカスプロファイル9Cのせり出しは、バットレ
ス部10及びビード部4が互いに相殺し合って両者は互
いに均一かつその絶対量を小とするせり出しの平衡点を
見い出しうる。
【0039】このようにカーカスプロファイル9Cの内
圧変化による形状変化が小さければ、タイヤ使用中の内
圧変化によっても、カーカスプロファイルはRROに殆
ど影響を及ぼさず、RFVを抑制し車両の振動乗り心地
性能を大幅に向上しうるのは既に述べた通りである。
【0040】ここで、前記標準リムJとは、JATMA
規格における標準リムをいい、正規内圧とはJATMA
規格において規定されている空気圧をいう。又カーカス
プロファイルは、カーカス6の前記本体部6aの肉厚中
心線として示している。
【0041】次に、かかるラジアルタイヤ1の製造に適
した製造方法について説明すれば次の通りである。先
ず、図2に示すようにタイヤの生カバー1Aを加硫金型
内で加硫する加硫工程においては、ビード部外面4a間
の距離を、装着する標準リムのリム巾RWよりも大とし
て成形しうるクリップ巾CWのビード成形面11を有し
た加硫金型12を用いることが必要であり、本実施例で
は、前記クリップ巾CWを、標準リム巾RWに0.8イ
ンチを加えた巾としたものを例示している。
【0042】ここで、内圧充填による形状変化の少ない
カーカスプロファイルとして、前記自然平衡形状理論が
提唱されているのは周知である。この自然平衡形状理論
とは、ベルト層の軸方向端点とビード部固定位置点が与
えられた場合(この2点は移動しないとの前提の下)、
カーカスのコードパス又はカーカス最大巾のいずれかを
定めることにより、カーカスプロファイルを一義的に求
めうる理論である。
【0043】この自然平衡形状理論の特徴は、カーカス
コードに作用する張力が一定となることである。したが
って、カーカスコードに伸びが生じることを前提として
考慮するならば、この理論に基づくカーカスプロファイ
ルは、元の形状から相似的に略均一に膨張変形し又その
変形量を小に止めうるといえる。
【0044】なお自然平衡形状理論については、W.H
offerberthが、Kautsch.Gummi
(8−1955、124〜130)で論じた文献などに
詳しい。
【0045】このような自然平衡形状理論を基調とした
カーカスプロファイルは、例えばベルト層7のタイヤ軸
方向端部と、前記ビードエーペックス8先端とが挟むサ
イドウォール部領域は膜理論を適用しうるため自然平衡
形状理論を採用しうるが、カーカス6のベルト層7のタ
イヤ半径方向内側に位置するクラウン領域及びビードエ
ーペックスのタイヤ軸方向内側のビード部領域は次のよ
うな修正を加えている。
【0046】前記クラウン領域は、図6のようにタイヤ
回転軸上にy軸をとり、タイヤ赤道位置を通って半径方
向にz軸をとる座標系上で、D−P間である。この領域
はカーカス6のカーカスコードとベルト層7のベルトコ
ードとによりタイヤ内圧を分担していると考えられる。
【0047】ここで、前記ベルト層7がタイヤ内圧を分
担するベルト内圧分担率をTbを、zの関数として数1
のように近似させて表すことができる。
【0048】
【数1】
【0049】但し、aはベルト層に応じて任意であり、
ベルト内圧分担率Tbは、a=0でベルト層7の全域で
τoの均一な圧力分担となり、a=τoではベルト層両
端で圧力分担は0となり又赤道上でτoとなる放物状を
なす。rp、rdは座標値である。
【0050】次に、ビード部4のビードエーペックス8
がタイヤ内圧を分担するビード内圧分担率をTeは、r
の関数として数2のように近似的に表すことができる。
なおrbは、ビードエーペックス内方端でのr座標、r
eは、ビードエーペックス先端のr座標であり、τeは
ビードエーペックス内方端での圧力分担率である。
【0051】
【数2】
【0052】かかる場合、カーカスコードに作用するコ
ード張力tcとタイヤ内圧pの釣り合い条件から、半径
rの点における断面曲率半径Rsの間には、タイヤ全周
のカーカスコードの本数をNとすると数3の関係式が成
り立つ。
【0053】
【数3】
【0054】なおTcは、カーカス6の内圧分担率でr
の関数であり、前記クラウン領域ではTc=1−Tb
(Tb:ベルト内圧分担率)、前記ビード部領域ではT
c=1−Te(Te:ビード内圧分担率)、それ以外で
はTc=1となる。又前記Rsは、幾何学的関係より数
4のように示すことができる。
【0055】
【数4】
【0056】前記数4及び各カーカス内圧分担率Tcを
数3に代入し、クラウン領域(D−P間)、サイドウォ
ール部領域(E−D間)およびビード部領域(E−B
間)について積分することによりカーカス形状を数5〜
7のように与えることができる。
【0057】
【数5】
【0058】
【数6】
【0059】
【数7】
【0060】ただし、数5〜7のBは、数8に示すよう
になる。
【0061】
【数8】
【0062】前記数5〜7で表される式を用い、自然平
衡形状を基調とした標準リム装着時のカーカスプロファ
イル9を描くことができる。又前記数5〜7について
は、図7に示すように、カーカス径:rp、カーカ
ス巾:W、リム巾:RW、ベルト巾:BW、ビー
ド部の厚さ:CT、ビードエーペックスの高さ:BH
(ビードベースラインBLより)、ベルト内圧分担
率:Tb、ビード内圧分担率Teを適宜与えることに
より前記カーカスプロファイルを描画しうる。
【0063】又カーカス径:rp、カーカス巾:W、リ
ム巾:RWについては、適宜JATMA、JISといっ
た規格及び各種のゴムゲージを与えることにより、適宜
定めうるとともに、ベルト巾:BWについては、カーカ
ス巾:Wよりも小かつカーカス巾:Wに、{1.25−
0.01×(偏平率)}を乗じた係数よりも大としてい
る。
【0064】なお本実施例ではビード内圧分担率Te
は、0.7とし、前記ベルト内圧分担率Tbは、カーカ
スプロファイル9のトレッド部2が最もフラットとなる
時の値としている。
【0065】このように適宜数値を与えることにより、
タイヤを標準リムに装着したときのカーカスプロファイ
ル9を描画することができ、これからカーカス6のコー
ドパスを計算でき、この計算したカーカス6のコードパ
スを固定し、加硫金型内での加硫中におけるカーカスプ
ロファイル9は、前記リム巾:RWにクリップ巾CWに
広げ、又金型の成形面に基づいて適宜数値を与えれば良
い。
【0066】このように加硫金型12のクリップ巾CW
を、標準リム巾RWよりも広巾としたときには、標準リ
ムJに装着する時には、前記したようにビード部間隔が
狭められ、内圧充填処理によりビード部4がせり出すこ
ととなる。したがって、カーカスプロファイル9は前記
した数5〜7の理論曲線とほぼ一致するか又はこれより
もタイヤ半径方向内方を下膨らみとするオタフク型と
し、前記内圧充填処理によるバットレス部10のせり出
しにより、前記ビード部4のせり出しと互いに打ち消し
合わせ、せり出し自体を均一かつ小としうるのである。
【0067】なお前記クリップ巾CWは、タイヤサイズ
により異なるが、例えばタイヤサイズが205/65R
15の場合、好ましくは標準リムのリム巾よりも0.5
インチよりも大かつ1.5インチ以下、好ましくは0.
8インチ(20.32mm)程度とする。つまり、タイヤ
サイズの呼び寸法(205mm)の6ないし20%程度と
している。
【0068】増加巾が0.5インチ以下ではビード部4
を広げる効果が小さく、逆に1.5インチを越えるとカ
ーカスプロファイルの変化が大きすぎて目的を達しえな
い。
【0069】次に前記PCI工程は、図3に示すように
前記加硫工程を経た加硫済タイヤ1Bを、リム巾PWが
標準リム巾RWよりも大かつ標準リム巾RWに1.5イ
ンチを加えた1.5インチ増加巾以下で、しかも前記加
硫金型12のクリップ巾CW以下のリム体13に装着し
て行うことを特徴とし、本実施例では標準リム巾RWに
0.5インチ(12.55mm)増加している。
【0070】このようにPCI工程は、リム巾PWが標
準リム巾RWよりも大かつ加硫金型のクリップ巾CW以
下、好ましくはクリップ巾より小なる関係を充足するリ
ム体Bを用いることにより、加硫工程中に広げられたビ
ード部4間を維持又は狭めた状態でカーカスコードに伸
びを付与し、カーカスプロファイルの形状を保持するこ
とができ、標準リム装着時のビード部4の変形を適度に
緩和しうる。
【0071】なおPCI工程は、次の3点に注意するこ
とが必要である。先ず第1に、加硫済タイヤ1Bに少な
くとも正規内圧の90〜100%、好ましくは100%
の内圧を充填し、かかる状態でのビード部4のみを保持
してタイヤの自由変形を許容することである。
【0072】内圧の負荷が十分に作用し得ないと、又タ
イヤの自由変形を許容しえないと前記カーカスプロファ
イル9を、カーカスコードが伸びた平衡状態で保つこと
ができず正規内圧充填時にカーカスコードパスが変化し
てカーカスプロファイル9の形状変化に悪影響を及ぼす
一方、逆に正規内圧の100%を越えると過大な負荷を
前記カーカスコードに与えてしまい耐久性を低下させる
など好ましくない。
【0073】第2に、PCI工程は、加硫時の余熱を利
用しつつタイヤの温度を摂氏80〜160度程度に温度
管理することである。前記温度が160度を越えるとゴ
ム焼けなどを生じて製品価値を損なう反面、80度を下
回るときにはカーカスコードが収縮しがちとなり好まし
くないからである。
【0074】第3に、PCI工程は、前記内圧充填状態
かつ温度管理の下で10〜20分程度維持することであ
る。10分を下限としたのは、PCI工程本来の効果を
達成するための最小時間であり、これに満たないとカー
カスコードに十分な伸びを付与しえず、逆に20分を越
えるとタイヤ生産性に劣るからである。
【0075】このような加硫工程、PCI工程を経たラ
ジアルタイヤは、標準リムのリム巾より0.5インチ広
い広巾リムに装着し、かつ正規内圧の5%内圧を充填し
た状態から正規内圧の100%内圧に変化させる内圧変
化処理を行ったときのカーカスプロファイルのせり出し
量が、ビード部よりもバットレス部の方が大きく、逆に
標準リムのリム巾より0.5インチ狭い狭巾リムに装着
して前記内圧変化処理を行ったときには、バットレス部
よりもビード部の方が大きくせり出すカーカスプロファ
イルを設定することができ、本例では各々のせり出し量
は1mm以下程度に止めうる。つまり、請求項1に記載し
たようなカーカスプロファイルの形状変化をなしうるラ
ジアルタイヤを製造しうる。
【0076】
【具体例】タイヤサイズを205/65R15(標準リ
ムのリム巾RW:6インチ)、加硫金型のクリップ巾を
6.8インチ、PCI工程のリム体のリム巾を7イン
チ、6.5インチ及び6インチの3種を設定し、請求項
2の製造方法に従うタイヤを表1の仕様に基づいて試作
するとともに(実施例)、請求項2の製造方法以外にて
試作したタイヤ(従来例及び比較例1ないし5)につい
ても試作し、テストを行った。なお従来のタイヤは加硫
金型内でのカーカスプロファイルは略単一な円弧型を基
調としている。テストの要領は次の通りである。
【0077】イ)カーカスプロファイルの形状変化 標準リムのリム巾より0.5インチ巾狭の巾狭リムと、
同0.5インチ大きい広巾リムとにタイヤを装着し、前
記内圧充填処理を行うとともに、変化前後のカーカスプ
ロファイルの形状変化を、X線CT測定装置を使用して
記録し、そのせり出し量及び状態を確認した。
【0078】ロ)振動乗り心地性能 各タイヤについて、新品時と、12800km走行した後
のフォースバリエーション(FV)を測定し、従来例を
100とする指数で表示しており、数値が小さいほど、
FVが小さく振動乗り心地性能に優れることを示してい
る。なお、走行条件は、FV測定機を用いるとともに、
荷重468kgf 、正規内圧2.0KSC、標準リム6.
0JJ×15、スリップ角1度で1600km毎に正負ス
リップ角を変化させた条件下で行った。テストの結果を
表1に示す。
【0079】
【表1】
【0080】テストの結果、請求項2の製造方法に従う
実施例のタイヤは、新品時、走行後ともにFVが小さ
く、とりわけ走行後のFVが小さいことが確認しえた。
【0081】
【発明の効果】叙上の如く、本発明によれば、タイヤ新
品時はもとより、タイヤ使用後においてもRFVを抑制
し、車両の振動乗り心地性能を向上し、かつ長期に亘っ
て維持しうるラジアルタイヤを提供しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラジアルタイヤのカーカスプロファイ
ルの形状変化を示す概念図である。
【図2】ラジアルタイヤの加硫中を説明する断面図であ
る。
【図3】PCI工程を説明するための断面図である。
【図4】(A)〜(C)は、内圧充填処理によるカーカ
スプロファイルの形状変化を説明するための線図であ
る。
【図5】(A)〜(C)は、内圧充填処理によるカーカ
スプロファイルの形状変化を説明するための線図であ
る。
【図6】カーカスプロファイルを説明するための線図で
ある。
【図7】カーカスプロファイルを説明するための線図で
ある。
【符号の説明】
2 トレッド部 3 サイドウォール部 4 ビード部 5 ビードコア 6 カーカス 7 ベルト層 8 ビードエーペックス 9 カーカスプロファイル 10 バットレス部 11 ビード成形面 12 加硫金型 13 リム体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 21:00 105:24 B29L 30:00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレッド部からサイドウオール部をへてビ
    ード部のビードコアの廻りをタイヤ軸方向内側から外側
    に向けて折返す折り返し部を有しかつコードをラジアル
    方向に配したカーカスと、このカーカスの半径方向外側
    かつ前記トレッド部の内方に配したベルト層とを具えた
    ラジアルタイヤであって、 標準リムのリム巾より0.5インチ広い広巾リムに装着
    し、かつ正規内圧の5%内圧を充填した状態から正規内
    圧の100%内圧に変化させる内圧変化処理を行ったと
    きのタイヤ子午断面におけるカーカスプロファイルのせ
    り出し量が、ビード部よりもバットレス部の方が大き
    く、 しかも標準リムのリム巾より0.5インチ狭い狭巾リム
    に装着し、かつ前記内圧変化処理を行ったときの前記カ
    ーカスプロファイルのせり出し量が、バットレス部より
    もビード部の方が大きいことを特徴とするラジアルタイ
    ヤ。
  2. 【請求項2】トレッド部からサイドウオール部をへてビ
    ード部のビードコアの廻りをタイヤ軸方向内側から外側
    に向けて折り返す折返し部を有しかつコードをラジアル
    方向に配したカーカスと、このカーカスの半径方向外側
    かつ前記トレッド部の内方に配したベルト層とを具えた
    ラジアルタイヤを製造する工程中に、 タイヤの生カバーを加硫金型内で加硫する加硫工程と、
    この加硫工程後の加硫済タイヤに大気圧よりも大きい内
    圧を充填して一定時間保持するポスト・キュア・インフ
    レーション工程とを含むラジアルタイヤの製造方法にお
    いて、 前記加硫工程は、ビード部外面間の距離を、装着する標
    準リムのリム巾よりも大として成形しうるクリップ巾の
    ビード成形面を有した加硫金型を用いるとともに、 前記ポスト・キュア・インフレーション工程は、前記加
    硫済タイヤを、リム巾が標準リムのリム巾よりも大かつ
    標準リムのリム巾に1.5インチを加えた1.5インチ
    増加巾以下で、しかも前記加硫金型のクリップ巾以下の
    リム体に装着して行うことを特徴とするラジアルタイヤ
    の製造方法。
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