JPH081422B2 - フィルム状部材の検査装置 - Google Patents

フィルム状部材の検査装置

Info

Publication number
JPH081422B2
JPH081422B2 JP1231861A JP23186189A JPH081422B2 JP H081422 B2 JPH081422 B2 JP H081422B2 JP 1231861 A JP1231861 A JP 1231861A JP 23186189 A JP23186189 A JP 23186189A JP H081422 B2 JPH081422 B2 JP H081422B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
adhesive portion
bonded
quality
brightness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1231861A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0394144A (ja
Inventor
正彦 林
保生 藤井
正徳 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP1231861A priority Critical patent/JPH081422B2/ja
Publication of JPH0394144A publication Critical patent/JPH0394144A/ja
Publication of JPH081422B2 publication Critical patent/JPH081422B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、二枚の透明なフィルム状部材を上下に重ね
て接着した接着部分の良否を自動的に判別するためのフ
ィルム状部材の検査装置に関する。
〔従来の技術〕
従来では、透明なフィルム状部材を上下に重ねて接着
した接着部分の良否は、作業員が目視によって判別する
ようにしていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
接着部分の良否を作業員によって目視で行うと、フィ
ルム状部材が透明であることから、接着部分の状態を識
別し難い状態で検査を行うことになり、その結果、不良
の見落としが生じる虞れがある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、
その目的は、二枚の透明なフィルム状部材を上下に重ね
て接着した接着部分の良否を自動的に且つ精度よく判別
できるようにすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によるフィルム状部材の検査装置の特徴構成
は、二枚の透明なフィルム状部材を上下に重ねて接着し
た接着部分の表面を斜め方向から照射する照明手段と、
前記接着部分を前記照明手段による照射光の反射方向か
ら撮像する撮像手段と、その撮像手段の撮像情報の明る
さに基づいて、前記接着部分の良否を判別する判別手段
とを備え、 前記判別手段は、 前記接着部分に対してその長手方向と交差する方向に
近接する設定領域において、 前記交差する方向に沿う
明るさの平均値に基づいて閾値を求め、 前記閾値に基づいて、前記撮像手段における前記交差
する方向に沿う撮像情報を二値化処理し、その処理結果
に基づいて、前記接着部分の良否を判別するように構成
されている点にある。
〔作用〕
フィルム状部材が透明であることから、接着部分の表
面を斜め方向から照明して、その照明光の反射方向から
接着部分を見ると、接着部分での光の屈折率が異なるた
めに、接着不良がある場合と無い場合とで、反射光強度
が異なって見えることになる。
そこで、接着部分を照明手段による照明光の反射方向
から撮像すると、その撮像情報の明るさに基づいて前記
接着部分の良否を判別することができるのである。
しかも、接着部分の良否の判別に当たっては、接着部
分に対してその長手方向と交差する方向に近接する設定
領域、即ち、接着部分に隣接する領域において、前記交
差する方向に沿う明るさの平均値に基づいて閾値を求
め、この閾値に基づいて、前記交差する方向に沿う撮像
情報を二値化処理し、その処理結果に基づいて、接着部
分の良否が判別される。つまり、接着部分に近い領域で
あって、且つ、接着されない領域における撮像情報の平
均値に基づいて、二値化処理のための閾値が求められる
の、例えば、接着部分及びそれに近い領域において、フ
ィルム状部材の裏面に印刷用のインクや汚れ等の付着物
が存在している場合であっても、これらの撮像情報も含
めた状態で予め平均値処理して閾値を求めるので、接着
部分の良否をより精度よく判別することができるのであ
る。
〔発明の効果〕
従って、二枚の透明なフィルム状部材を上下に重ねて
接着した接着部分の良否を自動的に、且つ、精度よく判
別できるものとなり、接着不良の見落としがないように
できる。
〔実施例〕 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第3図及び第4図に示すように、例えば、瓶や缶のラ
ベル等として用いられる透明なフィルム状部材(1)
が、その横幅方向の左右両端部を中央で上下に重ね合わ
せるように折り曲げられて、その重ね合わせ部分で加圧
溶着され、もって、筒状に加工されるようになってい
る。尚、詳述はしないが、加圧溶着される接着部分
(2)には、予め溶剤等を塗布しておくことになる。
つまり、前記透明なフィルム状部材(1)を、その横
幅方向の左右両端部を中央で上下に重ね合わせて、その
重ね合わせ部分を加圧溶着することが、二枚の透明なフ
ィルム状部材を上下に重ねて接着することに対応してい
るのである。
但し、詳述はしないが、前記フィルム状部材(1)は
長尺状に形成されているものであって、加工ライン(図
示せず)においてその長手方向に沿って連続搬送されな
がら、その横幅方向において両端部を上下に重ね合わせ
て接着して筒状に連続加工され、その後、設定長さに裁
断されて瓶や缶の外周部に嵌め込んでラベルとして使用
されることになる。そして、このようにフィルム状部材
(1)を連続加工する場合においては、接着不良が一旦
発生すると、例えば、10m乃至20mの長さに亘ってその不
良が連続する状態となる。
次に、前記フィルム状部材(1)の接着部分の不良を
判別するための構成について説明する。
第2図に示すように、上下に重ねて接着した二枚のフ
ィルム状部材(1)の上面側の表面から斜め方向に照明
すると、接着部分(2)に対して上面側から斜め下方に
向かって入射した光は、前記接着部分(2)と接着部分
以外での光の屈折率が異なる状態となるために、前記接
着部分(2)を透過して下側のフィルム状部材(1)に
入射される状態となって、その接着部分(2)での反射
が少なくなるが、前記接着部分以外では、上面側から入
射した光が下面側のフィルム状部材(1)の表面で反射
されて、その反射光が上面側のフィルム状部材(1)の
表面から出射することになる。
従って、前記接着部分(2)は、正常に接着されてい
る場合には暗く見えるが、接着ミスが発生している場合
には二枚のフィルム状部材(1)を単に上下に重ねた場
合と同じ状態となることから、上面側から入射した光が
下面側の表面で反射されて、明るく見えることになる
(第3図中、Aで示す部分参照)。
つまり、前記接着部分(2)の表面を斜め方向から照
明して、その照明光の反射方向から接着部分を見ると、
接着不良がある場合と無い場合とで、その明るさが異な
って見えることになる。
そこで、第1図に示すように、前記フィルム状部材
(1)の接着部分(2)の表面を斜め方向から照明する
ランプ等の照明手段(3)と、前記接着部分(2)を前
記照明手段(3)による照明光の反射方向から撮像する
撮像手段としてのITVカメラ(4)と、そのITVカメラ
(4)の撮像情報の明るさに基づいて、前記接着部分
(2)の良否を判別する判別手段を構成する制御装置
(5)とが設けられている。尚、図中、(6)は前記フ
ィルム状部材(1)をその長手方向に沿って連続搬送す
るコンベヤである。
但し、前記フィルム状部材(1)はラベル等として用
いられることから、前記接着部分(2)の裏側部分に位
置するフィルム状部材(1)に模様等が印刷されている
場合があるが、フィルム状部材(1)に模様等が印刷さ
れている場合には、その模様のある部分と無い部分とで
光反射強度が異なるために、前記ITVカメラ(4)の撮
像情報の明るさがばらついて誤判別する虞れがある。
そこで、前記制御装置(5)は、前記ITVカメラ
(4)から出力される撮像信号を取り込んで、前記フィ
ルム状部材(1)の横幅方向(接着部分(2)の長手方
向と交差する方向に相当する)に対応する各水平走査ラ
イン毎に明るさの平均値を求め、次に、その平均値に設
定値を加算した値を閾値として設定し、そして、各水平
走査ライン毎に撮像信号を2値化して、例えば、一画面
当たり128×128画素の2値化画像に変換するように構成
されている。尚、この2値化処理によって、前記接着部
分(2)が正常に接着されている場合には前記閾値より
も暗い部分として抽出されることになる。
但し、前記水平走査ライン毎の明るさの平均値は、前
記接着部分(2)の位置範囲として予め設定した水平走
査ライン上の設定範囲(B)(第5図参照)に属する設
定画素数分(例えば、4画素分)の明るさの値の平均値
を用いるようにしてある。前記設定範囲(B)は、第5
図に示すように、前記接着部分(2)に対してその長手
方向と交差する方向(横幅方向)に近接する領域であっ
て、接着部分(2)を含まない領域である。
撮像情報を2値化画像情報に変換した後は、例えば、
前記接着部分(2)に対応する領域に属する画素の隣接
状態をチェックすることにより、周囲よりも暗い部分と
して抽出される接着部分(2)の途切れ(A)の有無を
判別し、途切れ(A)がある場合には接着ミスつまり不
良が発生していると判断させることになる。
尚、前記フィルム状部材(1)はその長手方向に沿っ
て連続搬送されている状態で撮像されることになる。そ
して、画像処理においては前記ITVカメラ(4)の撮像
情報を一画面毎に処理することになる。従って、前記接
着部分(2)に対応する領域の抽出並びに不良の有無の
判別は、周期的に行われることになる。そのため、接着
ミスの有無の判別は、前記フィルム状部材(1)の長手
方向において断続的に行われることになるが、前述の如
く、一旦不良が発生すると、その不良が10m乃至20mの長
さに亘って連続することから、不良発生を見落とすこと
はない。
〔別実施例〕
上記実施例では、撮像手段としてITVカメラ(3)を
用いる場合を例示したが、例えば、フィルム状部材
(1)が連続搬送されるような場合には、一次元のイメ
ージセンサを用いて、その撮像範囲を前記フィルム状部
材(1)の横幅方向に平行に向けて繰り返し撮像させる
ことにより、接着部分(2)の良否を判別させることが
できる。
又、上記実施例では、フィルム状部材(1)がその長
手方向に連続搬送されながら連続的に加工されるように
した場合を例示したが、先に設定長さに切断されたフィ
ルム状部材を接着した後、一個毎に検査するようにして
もよい。又、本発明は、一枚のフィルム状部材(1)の
両端部を上下に重ねて接着する他、二枚のフィルム状部
材の端部同士を上下に重ねて接着する場合にも適用でき
るものであって、フィルム状部材(1)の具体形状や接
着手段等、各部の具体構成は各種変更できる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係るフィルム状部材の検査装置の実施例
を示し、第1図は装置の概略構成を示す図面、第2図は
光反射経路の説明図、第3図はフィルム状部材の平面
図、第4図は同断面図、第5図は画像処理の説明図であ
る。 (1)……フィルム状部材、(2)……接着部分、
(3)……照明手段、(4)……撮像手段、(5)……
判別手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二枚の透明なフィルム状部材(1)を上下
    に重ねて接着した接着部分(2)の表面を斜め方向から
    照明する照明手段(3)と、前記接着部分(2)を前記
    照明手段(3)による照明光の反射方向から撮像する撮
    像手段(4)と、その撮像手段(4)の撮像情報の明る
    さに基づいて、前記接着部分(2)の良否を判別する判
    別手段(5)とを備え、 前記判別手段(5)は、 前記接着部分(2)に対してその長手方向と交差する方
    向に近接する設定領域(B)において、前記交差する方
    向に沿う明るさの平均値に基づいて閾値を求め、 前記閾値に基づいて、前記撮像手段(4)における前記
    交差する方向に沿う撮像情報を二値化処理し、その処理
    結果に基づいて、前記接着部分(2)の良否を判別する
    ように構成されているフィルム状部材の検査装置。
JP1231861A 1989-09-06 1989-09-06 フィルム状部材の検査装置 Expired - Lifetime JPH081422B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1231861A JPH081422B2 (ja) 1989-09-06 1989-09-06 フィルム状部材の検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1231861A JPH081422B2 (ja) 1989-09-06 1989-09-06 フィルム状部材の検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0394144A JPH0394144A (ja) 1991-04-18
JPH081422B2 true JPH081422B2 (ja) 1996-01-10

Family

ID=16930171

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1231861A Expired - Lifetime JPH081422B2 (ja) 1989-09-06 1989-09-06 フィルム状部材の検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH081422B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5138430B2 (ja) * 2008-03-12 2013-02-06 グンゼ株式会社 検査装置および熱収縮性筒状ラベル
JP5280782B2 (ja) * 2008-06-19 2013-09-04 グンゼ株式会社 フィルムの接着部検査方法およびフィルムの接着部検査装置
JP6197542B2 (ja) * 2013-09-30 2017-09-20 日本電気株式会社 外観検査装置、外観検査方法およびプログラム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH039250A (ja) * 1989-06-06 1991-01-17 Nippondenso Co Ltd 接合部の良否検査方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0394144A (ja) 1991-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101209857B1 (ko) 유리 표면 이물 검사 장치 및 방법
US5426509A (en) Device and method for detecting foreign material on a moving printed film web
JP3041090B2 (ja) 外観検査装置
JPH08278257A (ja) 移動体検査方法
JP2008076184A (ja) 電子部品の実装状態検査方法、電子部品の実装状態検査装置及び電子機器の製造方法
JP3767695B2 (ja) 空瓶の検査システム
JP4048848B2 (ja) 容器内異物検出装置および容器内異物検出方法
JP2001116703A (ja) 容器内浮遊物判別方法及びその装置
KR20140081261A (ko) 패널 검사장치
JP4260001B2 (ja) 印刷物の検査方法
JPH081422B2 (ja) フィルム状部材の検査装置
JP2000310600A (ja) シート材の異物検出方法及びその装置
JP6699694B2 (ja) 検査システム、検査方法
JP2001272354A (ja) 欠陥検査装置
JPH11223608A (ja) フィルム検査方法およびそれを用いたフィルム検査装置
JPH03231144A (ja) 包装物の欠陥検査装置
JP3224083B2 (ja) 板ガラスの欠点検出方法およびその装置
JP3001079B2 (ja) 印刷文字検査方法及び印刷文字検査装置
JP2004117103A (ja) 容器のラベル破れ検査装置
JP3986534B2 (ja) 空瓶の検査システム
JP2723983B2 (ja) キャップ締め角度検査装置
JP3278518B2 (ja) 物体の構造および/または模様に関する欠陥を検出する方法および装置
JPS5940242A (ja) 瓶類のスカツフ検査装置
JPH10111252A (ja) ガラス板の欠点検出装置
JPH0318924Y2 (ja)