JPH08141516A - 廃びんの色選別装置 - Google Patents

廃びんの色選別装置

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JPH08141516A
JPH08141516A JP30686094A JP30686094A JPH08141516A JP H08141516 A JPH08141516 A JP H08141516A JP 30686094 A JP30686094 A JP 30686094A JP 30686094 A JP30686094 A JP 30686094A JP H08141516 A JPH08141516 A JP H08141516A
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 廃びんを径別に選別して各径別に色分けする
コンパクトな装置を提供すること。 [構成] 3列供給振動フィーダ3及び径選別振動フィ
ーダ4により大径びん、中径びん及び小径びんが選別さ
れ、中径びんは廃びん整列装置5に供給され、ここから
1本ずつ整列して色検知装置6に供給される。これはカ
メラ装置を内蔵しており、これによる透過光による撮像
信号をコンピュータ又は画像処理装置に供給し、この演
算により廃びんの色を検知し、仕分装置7に供給する。
仕分装置7はベルトコンベヤから成り、この1本のロー
ラに同心的に取り付けたパルスエンコーダのパルス出力
を上記コンピュータ又は画像処理装置に供給し、ここで
その色検知時点から搬送速度と対応する選別位置までの
距離を演算し、仕分装置7内におけるリジェクタでこの
検知された廃びんを側方へと排除すらうようにしてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は廃びんの色選別装置に関
する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】特開平4−367774
号公報では図43で示すような廃びん選別装置が開示さ
れている。すなわち図において、1’は分級振動篩、
2’は定量供給装置、3’は整列送り装置、4’は太さ
別ビン搬送コンベア、5’は色別センサー、6’は色別
払出し装置、7’は色別搬送コンベア、8’は粉砕機、
9’はバンカー、10’は残渣搬送コンベア、11’は
色別払出し装置6’の制御系をそれぞれ示す。
【0003】分級振動篩1’は、四隅を支柱1−1’で
支持された枠体1−2’内に、ガラスビンの太さ別に複
数に区分された篩目群1’A〜1’Fを有し、動力にて
振動が付与される構造となっている。各篩目群は例えば
1’Aが25mm以下、1’Bが45mm以下、1’C
が55mm以下、1’Dが65mm以下、1’Eが70
mm以下、1’Fが110mm以下の篩目となってい
る。
【0004】整列送り装置3’からは各径の廃びんが太
さ別びん搬送コンベヤ4’に排出される。図では篩面群
1A’に対する太さ別搬送コンベヤ4’しか図示され
ず、他の篩目群に対しても同様な構成としている。篩目
群1Aaから排出された、ある径の廃びんは色別払い出
し装置6’に供給され、色別センサ5’は各色別に5−
1’乃至5−5’で成り、これらにそれぞれ隣接して色
別払い出し装置6−1’乃至6−5’が設けられてい
る。これらをその搬送方向に沿って配設させているベル
トコンベヤ上に太さ別搬送コンベヤ3’から排出され
る、ある径の廃びんを色別センサ5−1’から始まって
順次色を検知し、その位置でリジェクトされるべき色を
検知した場合には色別払い出し装置6’を駆動させる。
例えば、5−1’の色別センサでここでリジェクトすべ
き色を検知した場合には、色別払い出し装置6−1’を
駆動させて色別搬送コンベヤ7’へと導くようにしてい
る。このようにして各色別搬送コンベヤでは各色の廃び
んを、それぞれ粉砕機8’及びバンカー9’に搬出する
ようにしている。
【0005】以上のように、確かに廃びんは色別に選別
されるのであるが、一本の搬送コンベヤ4’に沿って複
数の色別センサ5−1’乃至5−5’が設けられてお
り、これらにそれぞれ対応して、色別払い出し装置6’
を設けている。以上のようにして確かに廃びんは各色に
選別されるのであるが、各色に対してそれぞれ色別セン
サ及び色別払い出し装置を設けているので、選別される
べき色の数だけこれらが必要であり、装置全体が大型か
するのみならず、コストを上昇させている。
【0006】また各色別センサ5’はその明細書に記載
しているように、ワイヤハーネスの色判別チェック、色
鉛筆の配列チェック等に使用されている装置を採用する
としているが、しかるに廃びんは透明に近いようなもの
や、反射光の強いものがあり、これらの色別センサでは
正確には廃びんの色を検出することが困難であると思わ
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は上述の問題
に鑑みてなされ、装置をさらにコンパクトにし、かつ装
置コストを大巾に低下させることの出来る廃びんの色選
別装置を提供することを目的とする。
【0008】
【問題点を解決するための手段】以上の目的は、廃びん
径選別供給装置と、該装置から径別に供給される廃びん
を受ける各搬送ベルトコンベヤの上流側で対向して配設
される光源とカメラ装置と、該カメラ装置の撮像信号を
処理する画像処理装置又はコンピュータと前記搬送ベル
トコンベヤの下流側に該搬送ベルトコンベヤの搬送方向
に沿って配設される複数の色別リジェクターと、前記搬
送ベルトコンベヤの搬送速度を検出する速度検出手段と
から成り、前記廃びん径選別供給装置から各々供給され
る径別の廃びんを一本宛受ける前記各搬送ベルトコンベ
ヤの上流側で前記カメラ装置が該廃びんの前記光源の光
線の透過光を受けて前記画像処理装置又はコンピュータ
が色判定を行ない、この判定に応じて該廃びんの色に対
応する前記色別リジェクターの前方に至ったことを前記
速度検出手段の検出信号により演算し、該リジェクター
を作動させて前記搬送ベルトコンベヤの側方へと排除す
るようにしたことを特徴とする廃びんの色選別装置、に
よって達成される。
【0009】以下は本発明に含まれる実施態様である。
【0010】(1)前記撮像信号をコンピュータに供給
し、該コンピュータ内に記憶されている各種廃びんの形
状と色との対応データから、前記移送路で移送されてい
る廃びんの色を検知するようにした請求項1〜8の何れ
かに記載の廃びんの色選別装置。
【0011】(2)前記カメラ装置はカラービデオカメ
ラであり、該カメラの撮像信号をコンピュータに供給
し、該コンピュータ内に記憶されている各種廃びんの形
状と色との対応データ及び/又は前記カラービデオカメ
ラの撮像信号中の色情報から廃びんの色を検知するよう
にした請求項1〜8の何れかに記載の廃びんの色選別装
置。
【0012】(3)前記カメラ装置はカラービデオカメ
ラであり、廃びんに貼着されているラベル又は印刷部を
検知するようにし、これを検知していないときに前記カ
ラービデオカメラの撮像信号中の色情報から、搬送され
ている廃びんの色を検知するようにした請求項1〜8の
何れかに記載の廃びんの色選別装置。
【0013】(4)各廃びんの形状と該形状に対応する
色とを前記コンピュータに記憶させ、廃びんをカメラ装
置により撮像し、該撮像信号を前記コンピュータに供給
して、前記記憶した各形状と比較し、対応する形状の色
により前記移送路の下流側で色選別するようにした請求
項1〜8の何れかに記載の廃びんの色選別装置。
【0014】(5)前記カメラ装置はカラーカメラであ
って、廃びんの透過光を撮像し、該カラーカメラのカラ
ーコーダから得られるR、G、B信号により撮像された
廃びんの色を判定し、この判定と前記コンピュータに記
憶された形状に対応する色とが一致したときに、該色に
より前記色選別をするようにした上記(4)に記載の廃
びんの色選別装置。
【0015】(6)前記廃びんの形状は複数の方向から
見た形状からなる上記(4)又は上記(5)に記載の廃
びんの色選別装置。
【0016】(7)前記カメラ装置は第1カラー撮像カ
メラと第2カラー撮像カメラとから成り、前記光源は高
い光強度又は照度を有する第1光源と低い光強度又は照
度を有する第2光源とから成り、前記第1カラー撮像カ
メラにより前方を通過するびんで比較的透明度の小さい
びんの色を判別し、前記第2カラー撮像カメラにより、
前方を通過するびんで比較的透明度の大きいびんの色を
判別させるようにした請求項1〜8の何れかに記載の色
選別装置。
【0017】(8)前記カメラ装置はカラー撮像カメラ
であり、その前方をびんが搬送されているときに前記光
源の光強度、又は照度を2段階に切換えるようにした請
求項1〜8の何れかに記載の廃びんの色選別装置。
【0018】(9)前記切換えは前記光源に加える電圧
を制御することによって行われる上記(8)に記載の廃
びんの色選別装置。
【0019】
【作用】廃びん色選別供給装置から一本ずつ廃びんが各
径別搬送ベルトコンベヤに供給される。この上流側で光
源からの光線を透過させるか、または反射させた光線を
カメラ装置が受け、この撮像信号を画像処理装置または
コンピュータに供給される。撮像信号の所定の演算処理
により色を判別し、この判別信号と共に速度検出手段の
出力を時間的に演算してこの廃びんの色に対応する色別
リジェクターまでの距離を演算し、この搬送ベルトコン
ベヤで搬送されるこの廃びんがリジェクトすべき色別リ
ジェクターの前方に至るとこれが作動し、搬送ベルトコ
ンベヤの側方へと移動される。このようにして、次から
次へと廃びん径選別供給装置から供給される廃びんの色
を上流側で判別し、速度検出手段の検出出力と、カメラ
撮像装置の撮像時点とから演算して対応する色別リジェ
クターまでの搬送距離を演算して順次この廃びんの色に
対応した位置で外方に排除される。廃びんの色選別はカ
メラ装置と画像処理装置またはコンピュータとから成
り、全ての廃びんに対して共通に用いられるので、装置
を大巾にコンパクトにし、かつカメラ装置のウィンドウ
の大きさを変えることにより、どのような径別の廃びん
に対しても用いることができるので、その適用範囲は広
く、従来より装置コストを大幅に低下させることが出来
る。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例による廃びんの色選別
装置について図面を参照して説明する。
【0021】図1は本発明の実施例による廃びんの色選
別装置が適用される資源処理システムの全体を示すが、
図においてトラックスケール301において、資源ゴミ
を積載したトラックが、その積載ゴミの重量を測定され
た後、破袋機302に資源ゴミを排出する。資源ゴミは
公知のように、ビニールや紙の袋に各種ゴミを包装した
状態になっているが、これが破袋機302でビニールや
紙袋が破られたのち、資源ゴミとともに上方コンベヤ3
03により危険物、大物ゴミ除去用のベルトコンベヤ3
04に導かれ、人手により危険物や大物ゴミが除去され
る。この排出端に近接して風力選別機306が設けら
れ、ここで風力により重い物と軽い物とが分けられる
が、ベルトコンベヤ305から排出される紙やビニール
は特に軽いので、この上方に配置された吸引ベルトコン
ベヤ305に吸引されて、可燃物梱包機316へと排出
される。
【0022】風力選別機306で、比較的比重の重いび
ん類はびん選別機307へ導かれ、ここで大径びん、中
径びん及び小径びんが選別されて、それぞれ中径びんベ
ルトコンベヤ、小径びん用パーツフィーダ304及び小
径びん用ベルトコンベヤ311に導かれ、この後、中径
びん色選別機309及び小径びん色選別機312に導か
れ、ここで各色に選別される。なお大径びんは本システ
ムでは色を選別することなく、そのままカレットにされ
るか、あるいはメーカーに供される。勿論この大径びん
に関しても、後述する本実施例による色選別機によりそ
の色を選別するようにしてもよい。またびん選別機30
7から排出される各くずや残渣はそれぞれアルミニウム
圧縮機317、鉄類圧縮機318、残渣収容機319へ
と排出される。
【0023】風力選別機306で軽い方のゴミとして分
離されたアルミ屑や鉄屑を含む各種ゴミは振動スクリー
ン313に導かれ、ここで残渣や各種ごみと分離され、
その篩上は磁選機314及びアルミ選別機315に導か
れ、それぞれ鉄屑及びアルミ屑が分離されてアルミニウ
ム圧縮機317および鉄類圧縮機318に供給される。
可燃物梱包機316からの梱包物、アルミニウム圧縮
物、鉄類圧縮物、残渣319や色別に分けられた廃びん
は、それぞれトラックによりトラックスケール320で
計重されて所定の場所へ搬送される。このような資源ゴ
ミ処理システムにおいて本発明に係わる部分はびん選別
機307、中径びん搬送コンベヤ308、搬送用パーツ
フィーダ310、小径びん搬送用ベルトコンベヤ31
1、中径びん色選別機309、小径びん色選別機312
から成っている。
【0024】図2及び図3は第1実施例の廃びんの色選
別装置の全体を示すが、これは1で示され、上流側から
風選機2(図1では図示されず)、三列供給振動フィー
ダ3(図1でびん選別機307の一部に対応する)、径
選別振動フィーダ4(図1でびん選別機307の一部に
対応する)廃びん整列装置5(中径びん搬送ベルトコン
ベヤ308に対応する)、色検知装置6及び仕分装置7
から成っている。色検知装置6と仕分装置7とで図1で
中径びん色選別機309に対応する。
【0025】次に、各部について上流側から順に詳細に
説明する。図4は最上流側に配設された風選機2の詳細
を示すが、これは公知の構造を有し、箱体10の相対向
する側壁部に噴出空気導入口11及び導出口12を形成
させており、上部にはガラス廃びん供給口10aを形成
させているが、これに近接して傾斜板13を取り付け、
この下端部に対向して仕切壁部10bを形成させてい
る。この両側にペットボトル(PET)排出口10c及
びその他の廃びん排出口10dを形成している。ペット
ボトル排出口10cに対向してガイドパイプ14が設け
られており、図示せずとも、この下方にはペットボトル
収容箱が配設されている。
【0026】また、その他の廃びん排出口10dの直下
方には、その上流側端部を位置させて三列供給振動フィ
ーダ3が配設されており、これはトラフ21内に図5に
明示されるように三列で、更に図6で明示されるように
段面がほぼ半円形状のトラック25、26及び27を形
成させており、このトラックの上流側端部は図4に明示
するように平板部28として形成されているが、ここに
風選機10から選別された廃びんBを振動により三列の
トラック25、26及び27に導かれるのであるが、こ
のトラックによりその長手方向を移送方向に向けて下流
側に導かれるように構成されている。トラフ21の両側
には一対の振動電動機24a、24bが取り付けられて
いるが、これは例えば誘導電動機であり、その回転軸の
両側に約半円形のアンバランスウエイトを取り付けてお
り、この回転により遠心力を発生するが、両振動電動機
24a、24bの公知の同期化力により同期して回転
し、振動電動機24a、24bの回転軸に対し垂直方向
の直線振動力を発生する。
【0027】径選別振動フィーダ4のトラフ30内には
下流側に向ってその巾が順次大となるスリット31、3
2及び33が形成されており、上流側から順次、小径び
ん、中径びん及び大径びんと仕分けられるのであるが、
最上流側の小径びんが落下してくる位置には、図7に明
示するように、外方に向って下向きに傾斜した一対の傾
斜面を有するガイド板38がトラフ31に一体的に形成
されており、この両側に一対の小径びん収容箱37a、
37bを配設している。また、中間部においては図8に
明示されるように、中径びんが落下する位置に対応して
三列の中径びん移送トラック40、41及び42が画成
されている。そして最下流側では図9に明示されるよう
に、トラフの外方に向って下向きに傾斜する一対の傾斜
面を有する傾斜板43がトラフ30と一体的に固定され
ており、この両側に大径びん収容箱44a及び44bが
配設されている。この径選別振動フィーダ4も一対の振
動電動機36a、36bにより直線振動を受け、上述の
三列のスリット31、32及び33上及び三列のトラッ
ク40、41及び42内を長手方向を移送方向に向けて
廃びんを搬送するようにしている。
【0028】次に、図10乃至図12を参照して廃びん
の整列装置5について説明する。本装置5は図11に明
示されるように架台51上に載置されており、その横フ
レーム部51a上に本装置を駆動するためのモータ82
が取り付けられている。架台51の上フレーム部には搬
送ベルトコンベヤ53が載置されており、これにはベル
ト54が図11に示すような形状で駆動ローラ56、従
動ローラ57、更にテンション用ローラ装置93a、9
3b及びテンションローラ94を巻装されていて、テン
ションローラ94はベルト54の上方走行部の中間部の
直下方に位置し、テンション装置90における主要部を
成すが、テンションガイドローラ装置93a、93bを
取り付けている調節板91は固定されているが、テンシ
ョンローラ94を取り付けている調節板92はその四隅
に長孔95、95、95、95を形成させており、これ
にボルト96を挿通させ、これの弛め、絞めにより上下
させてベルト54のテンションを調節するようにしてい
る。
【0029】架台51の上フレームには載置台52が固
定されており、この上面にベルト支持板52aが取り付
けられており、これによりベルト54の上方走行部が大
きく撓まないようにしている。更に、この上方には、仕
切壁取付フレーム99が固定されており、これには連結
部材62を介して図10に明示するように三列の廃びん
移送トラックを形成するように仕切板58、59、6
0、61を取り付けており、図10においてこの内最上
方及び最下方にある列のトラックを形成する仕切壁5
8、61だけが搬送ベルト54の全域に渡って延びてい
る。仕切壁59、60は中間部か下流側に至る前に終わ
っている。また、搬送ベルト54の一側方には第1のガ
イドベルトコンベヤ65が設けられているが、このベル
トコンベヤ本体は一端が軸68により載置台52に枢着
されており、またその中間部でばね69を介して載置台
52に支持されている枠体67に取り付けられているの
であるが、ベルト71を巻装させている駆動ローラ73
及び従動ローラ72は枠体67に支承されており、駆動
ローラ73は枠体67の上面に固定されたモータ70に
より駆動されるように構成されている。また、ばね69
は枠体67を軸68の回りに回動可能に、且つ、一側方
に最近接するトラック内を移送されて来る廃びんB2に
押圧力を与える働きをする。
【0030】搬送ベルト54の下流側には、上流側の仕
切壁59を延長する線上に仕切部材62を横材64によ
り架台52の上フレームに固定させている。また、これ
に他側方に向って対向して第2のガイドベルトコンベヤ
66を配設しているが、これは上流側の第1のガイドベ
ルトコンベヤ65とほぼ同一の構成を有し、その枠体7
5は一端部で軸76により枢着されており、その中間部
でばね81を介して静止部に支持され、また、枠体の他
端部に第2のベルト駆動用モータ78を取り付け、ベル
ト80を巻装させている駆動ローラ77を駆動するよう
に構成されている。
【0031】次に、廃びんの選別処理装置1の最下流側
に位置する仕分け装置7について図1、図2及び、図1
3乃至図15を参照して説明する。移送方向に関し、最
も左方にベルトコンベヤ100が配設されており、これ
は駆動ローラ102に巻装され、これにより矢印の方向
に走行されるのであるが、この他方の側縁部に近接して
ガイドシュート209、210、211及び212が静
止部に取り付けられており、この下端部に対応して各色
に仕分けて排出される廃びんを受ける容器109、11
0、111及び112が配設されている。例えば容器1
09は無色、110は茶色、111は青緑色、112は
黒色のびん用であり、容器113はその他のびん用であ
る。容器113用にはガイド213が設けられている。
また、一方の側縁部に近接する静止部で板状のゲート1
03、104、105及び106がその一端部で軸10
3a、104a、105a及び106aに枢着されてお
り、これらは図示しないエヤーシリンダの駆動ロッドに
接続されていて、実線で示す位置、又は一点鎖線で示す
位置(図12でゲート板103について代表的に示
す。)を取るように構成されている。なお、従動ローラ
102b(図3参照)には、同心的にパルスエンコーダ
Eが取り付けられ、このパルス出力は図示せずとも画像
処理装置又はコンピュータに供給される。
【0032】図16は、以上のように構成される廃びん
色選別装置における色検知装置6aの詳細を示すもので
あるが、ベルトコンベヤ100の上流側部分Qの一側方
にこれに近接して光源200、またこれと対向して、他
側方に近接してビデオカメラ201が配設されている。
本カメラ201はいわゆるラインセンサで、CCD(C
harge・Coupled・Device)素子を縦
に複数個配列し、中径びんのうち、例えばビールびんB
22がこの側方を通過する時、光源200によりその影
をビールびんB22の先端部から後端部に至るまでの各
CCD素子の黒レベル及び白レベルの変化を検出し、こ
の検出信号をコンピュータ202に供給するようにして
いる。このコンピュータ202内には中径びんの各種類
(前後逆にした姿勢の形状も各種類のびんについて記憶
している。)についてその形状及びこれに対応する色を
データとして記憶しており、例えば、ビールびんの場合
は茶色であるので、記憶したビールびんの形状との一致
データから茶色であるという検出信号をXとして下流側
の仕分装置7に供給するようにしている。その他、中径
びんに属するびんとしてウィスキーのびんB21では、
その形状との対応から黒色であるとのデータを呼び出し
て、この検出信号Xを同様に下流側の仕分装置7に供給
するようにしている。ベルト部分Qの両側には突条Q
a、Qbが形成され、びん(B22)が外方に飛び出さ
ないようにしている。場合によっては、この突条Qa、
Qb間の距離を更に小として、びん(B22)を挟持す
るかたちで搬送するようにしてもよい。
【0033】図17は図16に示す色検知装置の他の実
施例を示すものであるが、装置全体は6a’で示されて
おり、ベルトコンベヤ部分Qの上流側で、この一側方に
近接してカラービデオカメラ203が配設されており、
これは図16の実施例と異なりエリアセンサであり、C
CD素子を二次元的に整列配置したものでこのカラービ
デオカメラ203の撮像信号のうち色情報をコンピュー
タ204に供給する。なお、207は光源であり、カメ
ラ203の前方を通過するびん(B21)を照明する。
【0034】また、下流側には図16の実施例と同様に
ラインセンサとしてのビデオカメラ205が近接して配
設され、これに対向して他側方に光源206が配設され
ているが、これは図16の実施例と同様であり、このビ
デオカメラ205ではここを通過する中径びん、例えば
ウィスキーのびんB21の形状を撮像信号としてコンピ
ュータ204に供給し、図16の実施例と同様に各形状
とこれに対応する色との対応データからその色を判断す
るようにしているが、本実施例では上流側のビデオカメ
ラ203からの色情報と下流側のビデオカメラ205の
撮像信号による形状認識による色判別とを組み合わせ
て、ベルトコンベヤ部分Q上を移送される中径びんB2
1の色を判断するようにしている。従って、カラービデ
オカメラ203による撮像信号と、ビデオカメラ205
によるラインセンサによる形状認識で判定された色が一
致しない場合には、下流側の仕分装置7においてその他
の色の中径びんとして選別されるように構成されてい
る。
【0035】本発明の第1実施例は以上のように構成さ
れるが、次にその作用について説明する。
【0036】装置1の最上流側に位置する風選機2の上
方から廃びんが供給される。図4に示すようにこれら廃
びんB、P等は、傾斜板23上に落下し、この下端部か
ら下方へと落下する途中で、図において右方から圧縮空
気を受け、比較的比重の小さいペットボトルPは左方へ
と吹き飛ばされ、排出口10cより下方のガイドパイプ
14内に選別落下する。三列振動フィーダ3において
は、廃びんBは、平板部28を振動により移送された
後、三列のトラック25、26及び27内に落下する
が、ここを移送される途中で段面が半円形状であるこ
と、及び振動は廃びんBを長手方向を移送方向に向ける
作用を与えるので、ここを円滑に図5に示すように長手
方向を移送方向に向け一列で振動により移送される。
【0037】次いで、仕分け振動フィーダ4においてス
リット31、32及び33に上流側から一列で各径の廃
びんが供給されるのであるが、これは下流側に向って順
次巾が大となるように構成されているので、まず小径の
びんB3が図7で示すように下方に落下し、傾斜板38
上を外方へと滑動してガイドパイプ37a、37b内に
導入される。中径びん及び大径びんは、更にスリット3
1、32及び33上を振動により移送され、トラフのほ
ぼ中間部で、中径びんB2は図9に示すように断面が長
方形のトラック40、41及び42内に落下してここを
振動により移送され、この下流側に配設された本発明に
係わる整列装置5に導かれる。大径びんB1はそのまま
スリット31、32及び33上を移送され、下流側端部
に配設された傾斜板43に至ると、図9に示すようにト
ラフの外方へと滑動して収容箱44a、44bに排出さ
れる。
【0038】かくして中径びんB2のみが整列装置5内
に導かれるが、図10に示すように仕切壁部材58、5
9、60、61により三列でその長手方向を移送方向に
向けて搬送ベルトコンベヤ54により搬送され、搬送ベ
ルトコンベヤ54の中間部に至ると、図10において最
上方の列及び中央の列の廃びんB2は、図示されるよう
に接触して押圧し合うが、ガイドベルトコンベヤ65に
当接している側の廃びんB2’はこのベルトに圧接し、
且つこれが搬送ベルト54の搬送速度より大であるの
で、当接しているびんから離脱して優先的に搬送ベルト
54の下流側へと導かれる。この後、当接していた廃び
んB2が上流側へと導かれる。
【0039】また、搬送ベルトコンベヤ53の下流側で
は、第2のガイドベルトコンベヤ66が配設されてお
り、これに当接しながら搬送されてきた廃びんB2は、
中間部を搬送されてきた他の列の廃びんよりは優先的に
ベルト80への当接により下流側へと搬送される。結
局、図12に明示するように、単列で廃びんB2を通す
間隔wを通って、図2に示される色検知装置6に導かれ
る。この色検知装置においてもベルトコンベヤ部Qが設
けられるが、ここを一列で供給され、色検知部6aで
は、廃びんB22がビデオカメラ201でその影が撮像
され、コンピュータ202にその撮像信号を供給して、
コンピュータ202内に記憶されている各種廃びんの色
と形状の対応データから、今このベルトコンベヤ部Qで
移送されている廃びんが茶色の廃びんB22であるとす
ると、その形状との対応からこれを検知することが出
来、コンピュータ202はエンコータEからのパルス信
号を受けているのであるが、今茶色であることを検知し
たことにより(パルス間隔とパルス数から速度がわか
る)、この撮像位置から茶色のびんB22を仕分けるゲ
ート204までの位置を演算することにより、撮像時点
よりこの位置まで移送される時間の後に検知信号Xをゲ
ート104に対応する駆動装置を駆動させるようにして
いる。
【0040】図13に示すように、上流側から一本宛、
且つ、色を検知された廃びんB2がベルトコンベヤ10
0により、図13において右方へと移送されるのである
が、、この茶色のびんB22は、ゲート104に図示せ
ずとも結合されたシリンダ装置の駆動ロッド104aの
往動により実線の位置をとり、これより上流側のゲート
板103は図示した実線の位置のままであるので、ゲー
ト103の側方をそのまま通過し、ゲート板104に導
かれてガイドシュート210を通り、収容箱110に排
出される。その他の色のびんB21及びB23について
も、上流側の色検知部6aの検知信号Xを受けた制御器
の作動により、ゲート板103及び105を選択的に駆
動して各収容箱109及び111のいづれかに色別に廃
びんを仕分ける。なお、図13には、収容箱112、1
13及びゲート板106は図示しなかったが、同様に作
動して黒色及びそのほかの色のびんに分ける。
【0041】なお、色検知装置として図17に示す6
a’を用いた場合にはその上流側では上述と同様な作用
を行なうのであるが、ここでは廃びんの形状をカラービ
デオカメラ203で撮像され、その色情報がコンピュー
タ204に供給される。さらにこの下流側のビデオカメ
ラ205の撮像信号により、その影の形状認識によるコ
ンピュータ204内でのリストからその色を判断するの
であるが、これらがコンピュータ204内での対応リス
トにおける色判断と、カラービデオカメラ203による
色情報による色判断と一致すると、このびんB21が、
例えばウィスキーのびんであれば、その形状から無色で
あると判定して下流側の仕分け装置におけるゲート板1
03を駆動させて収容箱109内に排出するようにして
いる。勿論この場合もコンピュータ204はパルスエン
コーダーダEからの出力Yを受けてベルトコンベヤ10
0の搬送速度を検出しており、これからこのびんの色に
対応するゲート板までの距離を演算して、この距離に至
った時にコンピュータ204から出力信号Xを供給する
ようにしている。
【0042】以上述べたように、本発明の第1実施例に
よる廃びんの色選別装置1においては、廃びん整列装置
5において高い供給率で一列の整列状態で色検知装置6
に供給することができるので、従来より大巾に仕分け能
率を向上させることができる。色検知は確実であるので
正確な仕分けが行なわれる。又、従来例のように色検知
装置6又は6’は1つで複数の色のびんを仕分けること
ができるので、装置全体をコンパクトなものとすること
ができる。
【0043】図18、図19は色検知装置の更に変形例
を示すが、本実施例の色検知部6aはベルトコンベヤQ
の一側方に近接して配設される光検知装置201’(カ
メラであってもよい)と、これに対向して他側方に配設
されるランプ209、更にこれに近接して光検知装置2
01’の光検知部201a’がこの前を通過する廃びん
B22のラベルMを検知する検知位置にそのカメラレン
ズ203a’が対向するようにカラービデオカメラ20
3’が配設されている。光検知装置201’及びカラー
ビデオカメラ203’のそれぞれの検知信号は、導線2
02a’及び202b’を介してコンピュータ202’
に供給される。なお、光検知部201a’はラベルMが
いかなる位置をしめていてもこれを検知し得るように上
下方向に長い形状を呈している。ベルト部Qの両側には
突条Qa、Qbが形成され、びん(B22)が外方に飛
び出さないようにしている。場合によっては、この突条
Qa、Qb間の距離を更に小として、びん(B22)を
挟持するかたちで搬送するようにしてもよい。
【0044】図19に示すように、例えばビールびんの
ような茶色のびん、B22がベルトコンベヤ部Qで移送
されて来て、光検知装置201’の検知部201a’を
その先端が通過する時には、光検知部201a’が受け
る光のレベルLが時間t0 でL0 のレベルに低下し、こ
の後、ラベルMが検知部201a’に到来すると、bに
対応する位置の時間t1 でレベルL1 まで低下する。そ
して、ラベルMの後端cが通過する時の時間t2 に光検
知部201a’が受けるレベルはL0 に上昇する。コン
ピュータ202’内においては、時間t1 において立ち
下がりに同期するパルス、及び時間t2 で立ち上がりに
同期するパルスを発生し、立ち上がりのパルスに同期し
てカラービデオカメラ203’のシャッターをきるか、
撮像開始をするようにしている。よって、びんB22の
後端dとラベルMの後端cとの間のびんB22の撮像信
号から茶色の色情報を受けて、下流側の仕分装置7にこ
の色信号Xを供給する。すなわち、撮像時点よりこのび
んの色に対応するゲートまで来る時間を計測して、この
ゲートの前にくると駆動信号を発する。
【0045】以上のようにして、ラベルMを検出するよ
うにしているので、図18とは逆の方向で、すなわち、
底部を先頭にしてベルトコンベヤ部Qを移送される場合
には、L0 のレベルが発生開始の時間が図19の場合と
はずれるが、時間t1 −t2間の時間は同一であり、か
つ、立ち上がりに同期するパルスに同期してカラービデ
オカメラ203’で撮像するようにしているので、いず
れにしても、びんB22の色を確実に検知することが出
来る。なお、廃びんB22の移送姿勢(長手方向を移送
方向に向けてはいるが)によってはラベルMの高さ方向
での位置が変動するが、光検知部201aが高さ方向に
長いのでレベルL1 の高さが多少、変動しても確実に立
ち上がり、立ち下がりに同期するパルスが得られる。
【0046】以上の変形例の色検知装置でも確実に各び
んの色を判定することができる。
【0047】図20は本発明の第3実施例による廃びん
の色選別装置を示すが、図1の資源ごみ処理システムに
おける小径びんの選別装置を示すもので、図1における
振動パーツフィーダ310はびん選別機307から小径
びんが供給されるのであるが、これは第1実施例におけ
る廃びん径別振動機3から排出される小径びん、例えば
ドリンクびん類の色選別を行なうためのものであって、
第1実施例における排出ダクト37a、37bよりこの
振動パーツフィーダのボウルに排出される。振動パーツ
フィーダ310は公知の構造を有し、椀状のびん受容器
の中心軸の回りにねじり振動を行なうものであるが、そ
の内周壁部にスパイラル状のトラック310aを形成さ
せており、このトラック巾は図21に示すように小径び
んの径にほぼ等しく形成されており、またこのボウルの
径外方向に向って下向きに傾斜している。従って図21
に示すように、捩り振動による遠心力とともに径外方向
に向かう重力作用でそのボウルの外周壁部に当接しなが
らその軸方向を移送方向に向けて移送される。なお、横
向きの小径びんB3はボウルの内方に落下する。トラッ
ク310aの排出端に近接してベルトコンベヤ400が
配設されているが、図1の資源ごみ処理システム全体を
示す図においては、コンベヤ311が用いられている
が、本実施例ではこれは図示省略している。ベルトコン
ベヤ400は図23に示すように駆動ローラ402aと
従動ローラ402bの周りに巻装されるゴムベルトから
成り、この表面には一対のゴムで成る突条400a、4
00bが形成されており、図22に示すように小径びん
B3の外縁部を安定に支持させる構成となっている。
【0048】このベルトコンベヤ400の側方には電磁
弁取付板が設けられており、これはベルトコンベヤ40
0の搬送方向に沿っているが、色別に選別すべく、選別
位置に対応して空気噴出口404a、404b、404
c、404dが設けられており、これら空気噴出口40
4a、乃至404bには空気噴出パイプが共通のエアコ
ンプレッサ406に、それぞれ電磁弁405a乃至40
5dを介して接続されている。これら電磁弁405a及
び405dのソレノイド部は制御装置403(コンピュ
ータ)の出力端子に接続され、他方これは従動ローラ4
02bに同心的に取り付けられているパルスエンコーダ
Eから出力が供給されている。このベルトコンベヤ40
0の上流側には、第1実施例で述べた色検知装置6a、
6a’を内蔵する色検知部401が配設されており、振
動パーツフィーダ310から1本ずつ供給される小径び
んがここを通ることにより第1実施例と同様にその色が
検知されて同ベルトコンベヤ400により図23におい
て右方に搬送される。
【0049】本発明の第2実施例による廃びんの色選別
装置は以上のように構成されるが、次にこの作用につい
て説明する。
【0050】第2実施例で述べた廃びん径選別装置から
小径びんB3が排出ダクト37a、37bを通って振動
パーツフィーダ310のボウルに排出される。これはボ
ウル内で捩り振動を入れることにより、この長手方向を
移送方向に向けてスパイラル状のトラック310aを振
動により移送される。これからベルトコンベヤ400に
排出された小径びんは突条400a、400bにその外
方上縁部が載置されることにより安定にその長手方向を
移送方向に向ける姿勢をとって色検知部401内に導か
れここで上述したようにその廃びんの色が検知されて対
応する空気噴出口に至ると、パルスエンコーダEからの
パルス出力を制御装置403が演算して搬送速度と色検
知部401における検知時点とから対応する空気噴出口
までの距離を演算して、この前方に至るとこれに対応す
る電磁弁、例えば405bのソレノイド部を励磁するこ
とにより、まさに直前方に至った時に空気噴出し、これ
に対応するシュート、例えば407bに吹き飛ばすよう
にしている。
【0051】第1実施例も第2実施例も同様な効果を奏
するのであるが、さらに小径びんであるために、電磁弁
と空気噴出口を用いることにより、その選別作用はさら
に高速化される。また振動パーツフィーダと一対の突条
を形成させたベルトコンベヤ400を用いることにより
1本ずつ正確にその色を検知して選別することができ
る。
【0052】図24は、本発明の第3実施例によるガラ
ス廃びん装置の全体を示す概略のレイアウト図である
が、上流側から反転機502及びこれに破袋機503が
接続されているが、反転機502の詳細は、図25に示
されており、破袋機503は公知の構造のものを利用す
ることが出来、複数のびんを包んでいる袋を刃具で破
り、空気吸込みパイプにより袋材料、例えば合成樹脂の
薄いフィルム類が吸い上げられてフィルム類収容箱51
3に排出される。破袋機503からペットボトル選別機
504に廃びんを主とするごみが供給され、この詳細も
やはり図26に示されており、これから選別されたペッ
トボトルは、ペットボトルの収容箱514に排出され
る。この選別機504から分離された廃びん等は、各種
のごみ分離及び大径、中径及び小径にびんを仕分ける為
のコンベヤ装置505が接続されており、ここを公知の
加振機構による振動するトラフTの移送途上には上流側
から鉄類を分離する鉄ごみ分離部505A、次いで非鉄
金属ごみ分離部505B及び土砂分離部505C及び、
びん径選別部505Dとを形成させており、上流側から
それぞれ分離された鉄ごみは、ダクト518を通ってご
み収容箱515に、非鉄ごみはダクト519を通って非
鉄ごみ収容箱516、土砂類はガイド520を通って土
砂類収容箱517に排出される。コンベヤ装置505の
最下流側に位置するびん径選別部505Dでは、大径、
中径及び小径びんがやはり図30に明示されている構成
で選別され、大径びんは、図示しない搬送機を通って所
定の位置に、中径びんは、整列装置506を通って色選
別機509に供給される。又、小径びんは、ダクト52
1を通って振動パーツフィーダ507に供給され、ここ
で一個宛一列にしてベルトコンべヤ508に供給され、
ここから色選別機510に供給される。
【0053】上記色選別機509、510(第1実施例
の色検知部6a、6a’と同構成)には、全体として6
10A、610B(第1実施例の色選別機309、第2
実施例の312と同構成)で示される各仕分装置に供給
され、上流側の色選別機509、510の選別信号を受
けて、複数の色びんに分けるようにしている。
【0054】次に、上流側から各装置部分について詳細
に説明する。
【0055】図26は、反転機502を示すものである
が、これは主として反転容器530と振動フィーダ53
5とから成っており、反転容器530の上方開口部及び
下方開口部には開閉自在なゲート板532、533が取
り付けられており、またこの中心部は軸34により図示
しない静止部に矢印dで示す方向に回動自在に支持され
ている。振動フィーダ530は公知のようにトラフ53
6は下方のベースブロック537と複数の左右一対の板
ばね539、539、539により結合されており、ト
ラフ536の下方に垂下する可動コア540がベースブ
ロック537に電磁コイル542を巻装させた電磁石5
41が固定されており、振動フィーダ535全体は防振
ばね538により床上に支持されている。
【0056】図26は、ペットボトル選別機504の詳
細を示すものであるが、本実施例では風選機が適用さ
れ、これも公知の構造を有するものであるが、筐体55
1の相対向する側壁部に空気導入口552及び空気導出
口553が形成されており、その上壁部には、廃びんを
主とするごみを受ける為の供給口551aが形成されて
おり、これに連接して傾斜段554が取り付けられてお
り、この下端部に対向して隔壁部材551dが一体的に
形成されていて、この両側に比較的比重の小さいペット
ボトルCを排出する第1排出口551b及びその他の比
較的比重の大きいガラス廃びんを主とするごみDを排出
する第2排出口551cが形成されている、ペットボト
ルCは、ガイド部材を通って第1図に示す、ペットボト
ル収容箱564に導かれるように構成されている。
【0057】第2排出口551cから排出される、比較
的比重の大きい廃びんを主とするごみDは、振動コンベ
ヤ装置505の最上流側のトラフ561部分に排出さ
れ、これは、図26において右方へと長く延びる、ベー
スブロック563と複数の左右一対の板ばね562によ
り接続されており図25には、図示しないトラフ561
の底壁部に固定された可動コアと、これと空隙をおいて
対向してベースブロック563上に電磁コイルを装着し
た電磁石が固定されていて、電磁コイルに交流を通電す
ると、可動コアとの間の交番磁気吸引力により、トラフ
561は板ばね562の長手方向に対して垂直方向、す
なわち、n方向に振動し、この上に排出されたガラス廃
びんを主とするごみDが、図において右方へと振動によ
り移送される。
【0058】次に、図27を参照にして、コンベヤ装置
505における鉄分離部505Aについて説明する。こ
れは主として、磁選機570とこの直下方に配設される
振動コンベヤ装置505の一部とから成っているが、上
流側から連続して形成されているトラフ561内には、
各種廃びんを主とするごみDが、図示するように、振動
により移送されて来るのであるが、この移送途上におい
て、この直上方に配設された磁選機570により鉄ごみ
fが吸着され、次いで離脱されてガイド部材577を通
って、図27に示す鉄ごみ収容箱515に排出されるよ
うに構成されている。
【0059】磁選機570は公知のように構成される
が、駆動ローラ573a、従動ローラ573b、ガイド
ローラ574a、574bの周囲に図示するように、ベ
ルト575が巻装されており、これの下方走行部に近接
して永久磁石576が図示しない静止部に固定されてい
る。なお571、572は各々、上述の可動コア及び電
磁石である。
【0060】次に、図28を参照して図24における非
鉄ごみ分離部505Bについて説明する。トラフ561
は、上流側から延びているのであるが、この部分におい
て図29に示すように、階段状に移送路581a、58
1a’、581b、581b’及びこの間に段部580
が形成されているのであるが、移送路581a、581
a’、581b、581b’間に段面が三角形状の隔壁
583a、583bがびんの移送方向に延在して形成さ
れている。又、各移送路581a、581a’、581
b、581b’の下方には、図6に明示されるように、
リニアモータ582、582、582、582が取り付
けられており、これらは、公知のように、円形の誘導電
動機をいわば平面に展開した形状であるが、図28にお
いて矢印で示す方向に磁界が変化し、これにより、振動
により、移送路部581a、581a’、581b、5
81b’を移送されているガラス廃びんを主とするごみ
の中で、非鉄屑、例えばアルミニウム屑hは、リニアモ
ータ582の矢印方向に変化する磁束により、誘導電流
が生じ、これによる磁束と、リニアモータ582の移動
磁界との相互作用により、矢印e方向に移送される。勿
論、これは振動による移送中であり、これにより斜め方
向に移送されるのであるが、結果としてこの下流側に連
接し、且つトラフ561の側壁部に近接して形成される
開口584a、584b内に落下し、リニアモータ58
2の磁界の作用を受けない廃びんDは、これらの間の移
送路部85を通って下流側に移送されるように構成され
ている。
【0061】次に、コンベヤ装置505における土砂分
離部505Cについて図30を参照して説明する。この
トラフ561部分にはスクリーン590が張設されてお
り、この網目大は、各種径の廃びんDの径よりは、充分
に小である。しかし各種の土砂を篩下とする径大の網目
を有する。
【0062】次に、図31を参照して図24におけるコ
ンベヤ装置505の最下流側部に位置するびん径選別部
505Dについて説明する。この部分のトラフ594は
上流側のトラフ561と連接しているが、その深さは図
示するように更に大きくなっており、これに等角度間隔
でその上流側端部と下流側端部において、トラフの一部
に固定されて帯板591、592、593がそれぞれピ
ッチL501、L502,L503で配設されており、
これらの上縁部には、その延在方向に沿ってゴム部材g
1、g2、g3が取り付けられている。一点鎖線で示す
ように、各帯材591、592、及び593の各ピッチ
L501、L502、L503は、大径びんD1、中径
びんD2、及び小径びんD3を図示するように受け、且
つ、最上段の帯板91間の距離L1は、中径びんD2及
び小径びんD3の径よりは大であり、中段の帯板592
の592間の距離L2は、小径びんD3の径よりは大で
ある。
【0063】次に、図32及び図33を参照して、整列
装置506の詳細について説明する。
【0064】上流側のコンベヤ装置505の最下流側に
位置して設けられた径大選別部5Dより中径びんD2が
選別されて整列装置506に供給されるのであるが、こ
の上方の大径の廃びんD1は以下と同様な整列装置によ
り色選別機に供給して、同様に色毎に仕分けられるもの
とする。整列装置506は、移動ベルトコンベヤ600
と整列コンベヤ105とから成り、移動ベルトコンベヤ
600のベルト603は図33に示すように、駆動ロー
ラ620と従動ローラ621との回りに巻装されてお
り、これらの地上に支持されている側のベアリングのア
ウタレース側が横バー604により一体化されており、
この中央部に取付板605を介してエヤーシリンダ装置
607の駆動ロッド606が結合されている。なお、ベ
ルト603の両側には、廃びんD2を安定に支持しなが
ら矢印で示す方向に移送するために、突条603a、6
03bを両側縁部に形成させている。エヤーシリンダ装
置607は、図示しない制御装置により駆動ロッド60
6の延在方向に所定のストローク、且つ順序で、s方向
に駆動ロッド606を駆動するように構成されている。
径大選別部5Dの端部には各中径びんD2の搬送路の排
出端部に位置して上下に開閉自在にゲート板602A、
602B、602C、602D、602E、602F、
602G、602Hが配設されており、これらゲート6
02A乃至602Hの間隔に等しいステップで駆動ロッ
ド606が図33において上方から下方へ、下方から上
方へと移動されるように構成されている。
【0065】本発明の第3実施例による廃びん選別装置
は以上のように構成されるが、次にこの作用について説
明する。
【0066】反転機502に廃びんを主とするごみが、
図25における容器531内にゲート532を開放して
供給されるのであるが、これらは一般にダンボール箱に
口を上に向けた形か、あるいはビニール袋に複数本収容
した状態で、あるいは各びん毎に口を上に向けた状態で
供給される。ゲート板532を閉じた後、軸534の回
りに、例えば時計方向に180度回動させ、次いで今や
下方となったゲート板532を再び開動するが、この時
には、徐々に開放位置をとらせる。これにより、この下
方に配設された振動フィーダ535のトラフ536上に
静かに廃びんがその口を下方斜めに向けて排出され、安
定にトラフ536を振動vにより図において右方へと移
送される。なお、場合によっては180度ではなく図示
の位置から150度位回動させて斜めに排出するように
してもよい。空になるとゲート板532を閉じ、今、上
方にあるゲート板533を開いて廃びんを供給する。
【0067】これら廃びんは図24における破袋機50
3に供給され、ここで図示しない刃具によりダンボール
箱やビニール袋は破られ、これらは軽いのでこの上方に
配設された空気吸込み口に吸込まれ、やはり図示しない
ガイドパイプを通ってフィルム類収容箱513に排出さ
れる。かくして、これらを収容しているダンボール箱や
ビニール袋を取り除かれた廃びんは、ペットボトル選別
機504に供給される。図26において風選機の供給口
551aに廃びんを主とするごみBが破袋機503から
供給されるのであるが、これらは傾斜板554上に落下
し、ここを滑落し、この落下中に噴出空気Aを受け、こ
れにより比較的比重の小さいペットボトルCは、図にお
いて左方へと吹き飛ばされ、第1の排出口551bから
ガイドパイプへと導出され、ペットボトルCはガイドパ
イプを通って、図24に示すペットボトル収容箱514
内に排出される。風選機の第2の排出口551cから排
出される廃びんを主とするごみDはトラフ561の端部
に排出され、これはベースブロック563と左右一対の
により結合されているのであるが、トラフ561の振動
nによりここを図において右方へと移送される。
【0068】次いで鉄分離部505Aに至るのである
が、図27で示すように、この部分のトラフ561の直
上方には磁選機570が配設されており、これは公知の
構造を有するが、駆動ローラ573a、従動ローラ57
3b、ガイドローラ574a、574bの回りにベルト
575が図示するように巻装されているので、又、走行
部には近接して永久磁石576が配設されているが、こ
の磁束をトラフ561内で廃びんDと混在する鉄屑fが
磁気吸引力を受けてベルト575に吸い付けられ、この
ベルト575と共に図において右方へと移送され永久磁
石570の磁場の範囲を離脱するとガイドパイプ577
へと導出される。これらは図1におけるガイドパイプ5
18を通って鉄類収容箱515に排出される。なお、こ
の場合鉄屑fは廃びんDに比べてその容量が小さく、従
ってトラフ561の同じ振動力を受けてもそのジャンプ
量は遥かに大きいので、容易に各廃びんD間から永久磁
石576の吸引力を受けてベルトD5に吸着され、ガイ
ドパイプ577へと容易に導くことができる。なお図4
においては、ベースブロック563上にコイルを巻装し
た電磁石572が図示されており、これと空隙をおいて
トラフ561の底壁部には可動コア571が固定され、
これにより図24におけるコンベヤ装置505全体の可
動部であるトラフTをmの方向に振動させる。
【0069】次いで図28に示す非鉄ごみ分離部505
Bに至るのであるが、リニアモータ582は公知のよう
に誘導電動機のステイターを平面的に展開させたもので
あり、このコイルに印加する交流電圧により矢印eの方
向に磁場を発生し、これによりこの上を振動により移送
されている非鉄屑、例えばアルミニウム屑hに誘導電流
を流し、これによる磁束とリニアモータ582よる磁束
との相互作用により矢印eに示す移送力を受け、よって
トラフ561の両側壁面に沿って移送されて溝584
a、584b内に落下する。これらは図24におけるガ
イドパイプ519を通って非鉄類収容箱556に排出さ
れる。なお、廃びんを主とするごみDはリニアモータ5
82の移動磁界の影響を受けることなく移送路585を
振動により移送されて、下流側に導かれる。なお、廃び
んDを確実に移送路585に導くためには、溝584
a、584bの巾を廃びんの内最も径の小さいびんの径
よりは小にするか、あるいは移送路部581a、581
a’、581b、581b’を隔壁583a、583b
に向って下向きに傾斜させるようにしてもよく、リニア
モータ582の矢印eに示す駆動力は移送路部581
a、581a’、581b、581b’の傾斜による重
力作用での中心に向う移送力よりは大として、確実にア
ルミニウム屑hが溝584a、584b内に排出し、廃
びんDは移送路585上を振動により下流側に導くこと
ができる。
【0070】図30において、土砂分離部505Cにお
いてはスクリーン590が張設されているので、この上
を廃びんDは全て篩上として振動により移送され、土砂
類はスクリーン590の網目を通って篩下として下方に
落下し、図24におけるガイドパイプ520を通って土
砂類収容箱517に排出される。次いで図31に示すび
ん径選別部505Dに至るのであるが、ここでは最上段
の帯板591、591間の距離L1は、中径びんD2及
び小径びんD3の径よりは大であるので、中径びんD2
及び小径びんD3は全てここを擦り抜けて下方へと落下
し、大径びんD1のみが、一点鎖線で示すように相近接
する一対の帯板591により受けられて振動により下方
に移送され、又中径びんD2は中段の相近接する一対の
帯板592により受けられ下流側へと振動により移送さ
れ、又小径びんD3は最下段の相近接する一対の帯板5
93により一点鎖線で示すように受けられて、下流側へ
と振動により移送される。なお各帯板591、592及
び593の上端部に取り付けられたゴム部材g1、g2
及びg3で、大径びんD1、中径びんD2及び小径びん
D3が受けられて振動により移送されるので、振巾が比
較的大きくても破損されることなく、騒音も少なく、且
つ円滑に下流側へと搬送されることができる。
【0071】なお径選別部505Dにおいては、トラフ
594は上流側のトラフ561の深さよりは遥かに大と
しているが、一体的に形成されている。
【0072】次に、図32において、びん径選別部50
5Dにおいては以上のようにして大径びんD1、中径び
んD2及び小径びんD3が選別されてそれぞれの整列装
置に供給されるのであるが、中径びんD2の整列装置に
ついてその作用を説明すると、移動コンベヤ600は図
32において、今、図示の位置にあり、ゲート602B
に対向しており、これに対応する相近接した一対の帯板
92、92で受けられて、振動で移送されてきた中径び
んD2は、今、開放しているゲート602Dの下方を通
過し、図示するようにベルトコンベヤ600のベルト6
03上に両側の突条603A、603Bで安定に支持さ
れて、図において右方へと移送され、一列ベルトコンベ
ヤ605に転送され、これにより下流側の色選別機50
9に供給される。ベルトコンベヤ600は、次いで図示
の位置から図において下方へとワンピッチ分移動し、こ
のベルト603がゲート板602Eと対向する位置で停
止する。なお、図32においては、そのゲート板602
Eに対応する相近接する帯板592によって形成される
中径びん移送路には、中径びんが図示されていないがゲ
ート板602Eに当接して停止されているとする。ベル
トコンベヤ600がゲート板602Eに対向した位置で
停止し、所定の時間経過後ゲート板602Eが上方へと
移動し、これにより停止されていた中径びんD2はベル
トコンベヤ600上に振動により転送されて、これによ
り右方へと搬送され整列ベルトコンベヤ605へと移送
される。この後、直ちにベルトコンベヤ600はsの方
向に更にワンピッチ移動し、ゲート板602Fに対向す
る位置で停止し上述と同様な作用を行なうのであるが、
ベルトコンベヤ600がsの方向へワンピッチ宛移動し
てゲート板602A乃至602Hに対向して所定のピッ
チで移動する代わりに、中径びんD2の供給速度が更に
小さい時には、ゲート板602A乃至602Hにリミッ
トスイッチを設けてこれが中径びんにより押されてオン
となっている時にのみこのゲート板に対向して停止する
ようにしてもよい。この場合には、ベルトコンベヤ60
0はワンピッチとは限らず、駆動ロッド606が上述の
ように往動している時には、この方向でリミットスイッ
チを作動させているゲート板の内、最も近いゲート板に
対向して停止するようにしていればよい。なおまた、ゲ
ート板602Hに対向する位置に至ると、一挙に図32
において最上方のゲート板102Aに対向する位置に戻
るようにしてもよいが、ゲート板602Hからゲート板
602A乃至602Hの所定ピッチ宛、または、最近接
してリミットスイッチを作動させているゲート板に対向
する位置で停止させているようにしてもよい。
【0073】図31で示される最上段の帯板591の上
で受けられている大径びんD1も、図32、図33と同
様な構成により一列宛下流側の色選別機へと供給され
る。
【0074】次に、図31において最下段の帯板593
で受けられて振動により移送される小径びんD3は、図
24において示す振動パーツフィーダ507の上にガイ
ドパイプ521を通って排出されるのであるが、振動パ
ーツフィーダ507は公知のように構成され、そのボウ
ルの内周壁部にスパイラル状にトラックが形成されてお
り、このトラック上をねじり振動により移送されるので
あるが、その公知の作用により小径の廃びんD3はスパ
イラル状のトラックに沿って、且つその長手方向を移送
方向に向けて移送され、このトラックの排出端から一個
宛長手方向を移送方向に向けて整列ベルトコンベヤに排
出される。
【0075】以上のようにして全ての廃びん、すなわち
大径びんD1、中径びんD2及び小径びんD3はそれぞ
れ図示しない大径びん用色選別機の509、510に供
給される。
【0076】なお、色選別機509、510は第1実施
例と同様に構成され、色検知を行ない、この色検知信号
による駆動信号が下流側の仕分機610A、610Bの
図示しないゲート駆動エヤーシリンダ選択機に供給され
る。各径につき一本宛色選別機509、510により色
を識別された廃びんは、仕分け機構610A及び610
Bに導入される。
【0077】以下、本発明の第4実施例の廃びん色選別
装置につき図34、図35を参照して説明する。なお、
他部分は上記実施例の何れかと同一である。
【0078】図34においてベルトコンベヤ701の上
流側部分701aが示されているが、この上に各種の廃
びん710、711、712が矢印aで示す方向に移送
される。ベルトコンベヤ701の両側方には、光源70
4及びこれに対向して撮像装置(例えばCCDカメラで
なる)703が配設されており、そのカメラ部703a
で撮像した信号をコンピュータ705に供給する。
【0079】コンピュータ705は各びんにつき、3方
向からその形状を記憶しており、例えば図35において
びん711は、Aで示すように正面形状、Bではその背
面、又は底面形状、Cでは側面形状が示されている。主
部711Cは、図35のAでは巾広となった形状である
が、図3Cで示すように側方からでは主部711Cは、
巾小とした形状となっており、又、びん口711bの形
状も正面からみた場合と側方からみた場合の形状によっ
て立体的な形状を認識することができる。底711aに
ついても同様である。コンピュータ705内には、びん
711のみならず、図34に示すびん710、712、
その他各種びんについて図35のA、B、Cで示すよう
に正面からみた形状、背面からみた形状、及び側方から
みた形状が記憶されている。
【0080】本発明の第4実施例は以上のように構成さ
れるが、次にその作用について説明する。
【0081】図34で示すように各廃びん710、71
1、712がベルトコンベヤ701により移送されてく
るのであるが、光源704からの光線により、その透過
光、もしくは影を撮像装置703が撮像する。何れにし
ても、その透過光を撮像しているのであるが、1本宛び
んの形状を撮像する。この場合図34に示すように移送
方向に関し、1側方に傾斜しているのであるが、コンピ
ュータ705内には図35で示すように正面、背面及び
側面からその形状を記憶させていることにより、図1で
示す姿勢で移送されてきた廃びんでも、確かに廃びん7
11であるということをコンピュータ705がその撮像
範囲の各座標の数値から演算し、これに応じてコンピュ
ータ705からこれに対応する色が記憶されていること
により、例えばこれが黒色であれば、これに対応する仕
分装置の駆動部が駆動されて、収容箱内に黒色の廃びん
がガイドされて収容される。
【0082】以上は、撮像装置703は黒白カメラであ
ったが、これにカラーカメラを用いた場合について次に
説明する。カラーカメラの場合には、上述の形状のみな
らず、その透過光による色信号からカラーコーダにより
テレビと同様に色信号、すなわちB(青色)、R(赤
色)、G(緑色)の原色信号に分解され、これらはコン
ピュータ705内で演算することにより、カラーカメラ
で撮像されたびんの色を判定し、これから下流側のベル
トコンベヤ701bにおいて対応するゲート装置、例え
ば702Bを一点鎖線で傾動させると、このびんは収容
部707B内に収容される。なおこのカラーカメラを用
いることにより、いわば色認識の補正をすることがで
き、テレビジョンカメラのような高級なカメラを使用せ
ず、安価なカメラで充分間に合う。精度の高いカラーカ
メラの場合には、形状認識を省略することができる。す
なわち、図35A、B、Cで示すような3方向での形状
の認識をせずとも直接、カラーカメラのR、G、B信号
に基き、正確にその色を認識することができる。そして
色範囲を更に多種類にして、例えば12色で色選別する
ことができる。
【0083】なお、本実施例によれば図35に示すよう
に正面、背面、及び側面からその形状をコンピュータに
記憶させているので、どのような姿勢で撮像装置703
の前に到来したとしても正確にその形状を判定すること
ができるので、これに対応する色をコンピュータに記憶
させておけば、カラーテレビを用いずとも、その下流側
で確実に色選別することができる。
【0084】次に本発明の実施例の変形例による廃びん
の選別方法によれば、コンピュータ内には図35で示す
ように廃びんの各形状、及びこの使用メーカ、又は製造
メーカを記憶させており、実施例と同様にしてその形状
を認識して、そのメーカごとに下流側で選別して、メー
カによっては一種類の色のびんしか使用していないの
で、この場合には色選別することができるのであるが、
各メーカごとに選別した後、この各メーカごとの廃びん
を従来の色センサを用いて、色選別するようにすれば、
その色選別を更に確実にすることができ、又、形状を示
す撮像信号により、対応する形状が認められない場合に
は、カレット用の収容箱に選別し、これを従来の色セン
サで色選別するようにしてもよい。何れにしてもこの場
合には黒白カメラで充分である。
【0085】以下、本発明の第5実施例によるびんの色
選別装置における仕分装置について図36、37を参照
して説明する。
【0086】図において、本実施例のびんの色選別装置
における仕分装置は全体として801で示され、びんの
搬送ベルトコンベヤ802ではベルト805が駆動ロー
ラ803及び従動ローラ804に巻装されており、従動
ローラ804には同心的にエンコーダEが取り付けられ
ている。図37に明示されるようにベルトコンベヤ80
2の両側にはそれぞれ相対向してカラー撮像カメラ80
7、809及び第1光源6及び第2光源808が配設さ
れている。第1光源806の光強度もしくは照度は高
く、第2光源808の光強度もしくは照度は低い。カラ
ー撮像カメラ807、809の撮像信号はコンピュータ
810に供給され、公知のカラー撮像カメラの出力であ
る、色差信号R(Red)、G(Green)、B(B
lue)を形成し、このカメラ807、809の前を通
過するびんの色を演算するように構成されている。更に
このベルトコンベヤ802の下流側の一側方にダイバー
タ811、812、813及び814が配設されてお
り、これらは駆動軸811a、812a及び814aに
よりコンピュータ810の出力信号を受けて一点鎖線で
示すような位置を取るように構成されている。これらダ
イバータ811、812、813及び814に対向して
各色別にびんを収容する収容箱815、816、817
及び818が配設されており、又、このベルトコンベヤ
802の排出端にはいづれの色にも選別されないか、あ
るいは透明無色のびんを収容すべく、収容箱819が配
設されている。パルスエンコーダEは従動ローラ804
の回転数を測定し、びんの搬送距離を演算するためにコ
ンピュータ810にそのパルス出力が供給される。本発
明の第5実施例は以上のように構成されるが、次にこの
作用について説明する。
【0087】図示せずともびんは径別に分けられ、本実
施例においては中びんの各種が供給され、図において左
方から比較的透明度の高い中びんm1 が供給される。こ
れは第1カラー撮像カメラ807のレンズ部807aの
視野内を通過するとき、ここに対向して配設される比較
的光強度又は照度の高い光源806からの光を透過さ
せ、その透過光を受ける。これが青色であるとしても透
明度が高いために他種の同様に透明度の高い他の色、例
えば茶色とここではその第1のカラー撮像カメラ807
のRGB信号ではこれを識別することができないが(例
えば透過光のレベルが所定値以上であることを検知して
識別しないことにする)、第2のカラー撮像カメラ80
9のレンズ部809aの前方を通過する時にはこれに対
向して配設される比較的光強度又は照度の低い光源80
8からの光を透過させ、この場合には第2カラー撮像カ
メラ809のR、G、B信号でこれが青色であると判定
することができる。同様な透明度の茶色の中びんがここ
を通過するときにも茶色であると判別する。この中びん
1 は青色と判断されてコンピュータ810の出力によ
りダイバータ814が一点鎖線で示す位置に回動し、収
容箱818へと排出させる。第2カラー撮像カメラ80
9を通過するときからエンコーダEの出力パルスをカウ
ントして所要のダイバータの位置にびんが達すると、コ
ンピュータ810がダイバータ駆動信号を発生する。
【0088】次に、比較的透明度の低い茶色の中びんm
2 が第1カラー撮像カメラ807のカメラ部807aの
前方を通過するときには、これに対向して配設される比
較的高い強度又は照度の光を受けて充分に透過光を得て
(然しながら、そのレベルが上記所定値より低い)、こ
の比較的透明度の低い中びんが茶色であると判別し、コ
ンピュータ810の出力信号によりダイバータ813を
一点鎖線で示す位置に偏位させてこの中びんm2 を収容
箱817に収容させる。同様に比較的透明度の低い黒色
の中びんm4 が至った場合にも第1のカラー撮像カメラ
807により、びんm2 の茶色との色差を判別してコン
ピュータ810の出力信号によりダイバータ811を一
点鎖線で示す位置に偏位させて収容箱815にこの黒色
の中びんm4 を排出する。第1のカラー撮像カメラ80
7により比較的透明度の低い中びんでその色を判別され
たびんが第2のカラー撮像カメラ809のカメラ部80
9aの前方を通過するときにはこれに対向する光源80
8の光強度又は照度は比較的小さいので、これで判別し
ようとしても困難であるが、すでに第1のカラー撮像カ
メラ807によりその色を判別されたのでここで得られ
た色差信号は無視する。
【0089】又、透明度の高い薄茶色の中びんm3 は第
2のカラー撮像カメラ809のレンズ部809aの前方
を通過するときに比較的光強度又は照度の小さい光源8
08からの光を透過させて例えば茶色とを識別され、コ
ンピュータ810はこれに対向するダイバータ816を
駆動させる。
【0090】以上の方法により、いずれの色にも選別さ
れなかったびんはベルトコンベヤ2の排出端の直下方に
配設された収容箱819に排出される。
【0091】以下、本発明の第6実施例によるびんの色
選別装置における仕分装置ついて図面を参照して説明す
る。
【0092】図38及び図39は本実施例によるびんの
色選別装置を示し、図において装置全体は901で示さ
れ、ベルトコンベヤ902は駆動ローラ903及び従動
ローラ904が巻装されており、従動ローラ904には
パルスエンコーダEが取り付けられている。図39に示
すようにベルトコンベヤ902の上流側にはカラー撮像
カメラ906が配設されており、これはベルトコンベヤ
902を挟んで、光源905と対向している。光源80
5はコンピュータ907からの出力電圧により2段階に
その強度、又は照度が切り換えられる。カラー撮像カメ
ラ906は公知のカラーテレビ用カメラと同様な構造を
有し、その撮像信号中の色信号から色差信号R、G、B
を形成し、これらレベルに応じて色をコンピュータ90
7が判断する。その判断に応じてベルトコンベヤ902
の一側方に沿って配設されたダイバータ908、90
9、910及び911の駆動軸908a、909a、9
10a及び911aを駆動し、一点鎖線で示す位置に回
動させ、上流側から搬送されてきたびんをそれぞれの色
に応じて収容ケーシング912、913、914及び9
15に排出されるように構成されている。又、ベルトコ
ンベヤ902の排出端の直下方には収容ケーシング91
2、913、914及び915の何れにも収容されなか
った色、もしくは無色のびんを収容するケース916が
排出されている。本発明の第1実施例は以上のように構
成されるが、次にこの作用について説明する。なおパル
スエンコーダEは従動ローラ904の回転数を測定し、
これからびんの搬送距離を演算するためにそのパルスが
コンピュータ910に供給される。
【0093】図38及び図39において上流側から径別
に選別された中径びんの各種びんが供給され、図39に
おいては比較的透明度の低い茶色のびんm2 が搬送され
ている状況を示し、これがカラー撮像カメラ906のレ
ンズ部6aの前方を通過する間に、すなわち、この視野
にある間にコンピュータ907からの指令により光源9
05が2段階に切り換えられてその光強度、又は照度を
大小に切り換える。カラー撮像カメラ906の視野に入
るとまず、低照度の光源とされ、比較的透明度の低い茶
色のびんとすれば、比較的光強度、又は照度の低い時に
は他種の比較的透明度の低いびんとその色差は小さいの
で、この強度、又は照度の低いときには判定せず、次に
切り換えられる高い強度、又は照度のときにその透過光
を受けて茶色と黒の比較的透明度の悪いびんの識別を行
なうことができる。これが茶色であればダイバータ90
8を駆動(このタイミングはカメラ906を通過してか
らここに達するまでの時間がパルスエンコーダEのパル
スにより決定される)してこれに対向する収容ケーシン
グ912にこのびんを排出する。又、同じく比較的透明
度の低い中径びんm4 であって黒色であれば、ダイバー
タ910を駆動してこれに対向する収容箱14に排出す
る。
【0094】次に比較的透明度の高い中径びんがこのカ
メラ906の前方に至ると、上述の場合と同様に視野に
入った直後照度を低くしてもその透過光は所定のレベル
以上の光度であり、カメラ906が受光すると、本実施
例では比較的透明度の高いびんが青色と茶色とすれば、
青色の中径びんm3 がこの前方を通過するときには、青
色と識別してダイバータ909を駆動してこれに対向す
る収容ケーシング913に排出する。又、茶色であれば
ダイバータ911を駆動してそれに対向する収容ケーシ
ング915に排出する。カメラ906の視野にあるうち
に、光源905の照度を高とされるが、その時にはすで
にこの比較的透明度の高い中径びんの色を選別した後な
ので、この出力は無視する。
【0095】以上のようにして、比較的透明度の高い中
径びん及び比較的透明度の低い透明度の中径びんを精度
よく収容ケーシング912、913、914及び915
のいづれかに収容され、いづれの色にも属さない、もし
くは無色透明のびんm5 はベルトコンベヤ902の排出
端より収容ケーシング916に排出される。
【0096】図40は本発明の第7実施例によるびんの
色選別部を示し、装置全体としては921で示される
が、第1実施例に対応する部分については同一の符号を
付し、その詳細な説明は省略する。
【0097】すなわち、本実施例においては、光源82
2は複数の蛍光灯925a、925a、925a、92
5b、925b、925bからなり、これら2グループ
の蛍光灯925a、925bの内、第1のグループの蛍
光灯925aは常時点灯しており、第2グループの蛍光
灯925bは点灯と消灯をカメラ923のシャッタと同
期して切り換えられる。今、比較的透明度の低い中びん
2 がカメラ923の前方に至ると、まずコンピュータ
924の指令により、蛍光灯925a、925bがすべ
て点灯状態になる。すなわち、この時には比較的透明度
の低い中径びんの色を選別し、茶色と判別すると、これ
に対応する収容ケーシング912内に排出する。又、透
明度の高い中径びんm1 、m3 がカメラ923の視野に
入ると直ちにコンピュータ924の指令により、蛍光灯
925bを消灯する。これにより、比較的照度の低い光
を通過させた比較的透明度の高いびんの色を選別して本
実施例では青色と茶色を選別してこれに対向する収容ケ
ーシングに排出する。
【0098】図41は本発明の第1実施例によるびんの
色選別装置を示し、全体として931で示され、上記実
施例に対応する部分については同一の符号を付し、その
詳細な説明は省略する。すなわち、本実施例によれば光
源932の前方にこれに近接して液晶フィルタ933が
配設されている。これは公知のように電圧が印加される
と透明状態となり電圧がゼロとなると不透明となり、液
晶乳剤を良導電体のプラスチックシート上に伸展して得
られるものであって、本実施例では液晶フィルタ833
に電圧を高低2段階に切り換えることにより、一定の光
源832からの透過光の照度を大小とし、これにより上
記実施例と同様に比較的透明度の低いびんと高いびんと
を識別してその色選別を行なう。
【0099】以上、本発明の各実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、本発
明の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0100】例えば以上の第7実施例では、光源922
は複数の蛍光灯925a、925bからなるとしたが、
この蛍光灯に代えて球形のランプを用いて選択的にオン
・オフするようにしてもよい。
【0101】又、以上の第6〜第8実施例では、各光源
からの光線の照度をびんがカメラの視野に入った直後に
低照度とし、視野にある内に高照度に切り換えたが、こ
れを逆にしてもよい。
【0102】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の廃びんの色
選別装置によれば、簡単な構成でびんの径別に確実にそ
の色別で選別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例が適用される資源ごみ処理シス
テムの全体を示す概略図である。
【図2】本発明の第1実施例による廃びん選別装置の平
面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】図4における[4]−[4]線方向における拡
大断面図である。
【図5】同廃びん選別装置の上流側端部の拡大平面図で
ある。
【図6】図3における[6]−[6]線方向における拡
大断面図である。
【図7】図3における[7]−[7]線方向における拡
大断面図である。
【図8】図3における[8]−[8]線方向における拡
大断面図である。
【図9】図3における[9]−[9]線方向における拡
大断面図である。
【図10】同廃びん選別装置における要部としての整列
装置の拡大平面図である。
【図11】同整列装置の側面図である。
【図12】同正面図である。
【図13】上記廃びん選別装置における最下流側に配設
された仕分け装置の拡大平面図である。
【図14】同側面図である。
【図15】図16における[15]−[15]線方向に
おける断面図である。
【図16】図2の装置における色検知部の詳細を示す平
面図である。
【図17】色検知部の他実施例の詳細を示す平面図であ
る。
【図18】図18は上記他実施例の検知装置の変形例を
示す部分平面図である。
【図19】図19は同作用を示すための図で、Aは同作
用に適用されるびんの側面図、Bは同びんにおける検知
信号のタイムチャートである。
【図20】本発明の第2実施例による廃びんの色選別装
置の平面図である。
【図21】図20における[20]−[20]線方向の
断面図である。
【図22】図21における[22]−[22]線方向の
矢視方向の断面図であるい。
【図23】図23は本発明の第2実施例による廃びんの
色選別装置における仕分装置部分の拡大側面ずである。
【図24】第3実施例による廃びんの色選別装置のレイ
アウトを示す概略側面図である。
【図25】図24における反転機の詳細を示す側面図で
ある。
【図26】図24におけるペットボトル選別機の詳細を
示す拡大断面図である。
【図27】図24におけるコンベヤ装置の鉄ごみ分離部
の詳細を示す拡大断面図である。
【図28】図24におけるコンベヤ装置の非鉄ごみ分離
部の詳細を示す拡大断面図である。
【図29】図28における[29]−[29]線方向拡
大断面図である。
【図30】図24におけるコンベヤ装置コンベヤ装置5
の土砂部分の拡大平面図である。
【図31】図24における径大選別部の拡大断面図であ
る。
【図32】図24における中径びんの整列装置の拡大平
面図である。
【図33】図32における[33]−[33]線方向の
断面図である。
【図34】図34は本発明の第4実施例による廃びんの
色選別装置における色検知部拡大平面図である。
【図35】図35は同実施例の作用を示すための各びん
の形状を示す正面図である。A、B、Cはそれぞれ形状
の異なるびんを表す。
【図36】本発明の第5実施例による廃びんの色選別装
置における色検知装置仕分部の拡大側面図である。
【図37】図37は同平面図である。
【図38】本発明の第6実施例による廃びんの色選別装
置における色検知・仕分装置の拡大断面図である。
【図39】図39は同平面図である。
【図40】図40は本発明の第7実施例による廃びんの
色選別装置における色検知・仕分装置部の拡大平面図で
ある。
【図41】図41は本発明の第8実施例による廃びんの
色選別装置における色検知・仕分装置部の拡大平面図で
ある。
【図42】図42は本発明の第9実施例の廃びんの色選
別装置における色検知・仕分装置部の拡大側面図であ
る。
【図43】図43は従来例の廃びんの色選別装置の概略
斜視図である。
【符号の説明】
1 廃びん選別処理装置 2 風選機 3 3列供給振動フィーダ 4 径選別振動フィーダ 5 廃びん整列装置 6 色検知装置 7 仕分装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃びん径選別供給装置と、該装置から径
    別に供給される廃びんを受ける各搬送ベルトコンベヤの
    上流側で対向して配設される光源とカメラ装置と、該カ
    メラ装置の撮像信号を処理する画像処理装置又はコンピ
    ュータと前記搬送ベルトコンベヤの下流側に該搬送ベル
    トコンベヤの搬送方向に沿って配設される複数の色別リ
    ジェクターと、前記搬送ベルトコンベヤの搬送速度を検
    出する速度検出手段とから成り、前記廃びん径選別供給
    装置から各々供給される径別の廃びんを一本宛受ける前
    記各搬送ベルトコンベヤの上流側で前記カメラ装置が該
    廃びんの前記光源の光線の透過光及び/又は反射光を受
    けて前記画像処理装置又はコンピュータが色判定を行な
    い、この判定に応じて該廃びんの色に対応する前記色別
    リジェクターの前方に至ったことを前記速度検出手段の
    検出信号により演算し、該リジェクターを作動させて前
    記搬送ベルトコンベヤの側方へと排除するようにしたこ
    とを特徴とする廃びんの色選別装置。
  2. 【請求項2】 前記廃びん径選別供給装置は廃びん整列
    装置を含み、該装置は搬送ベルトコンベヤと、該搬送ベ
    ルトコンベヤの上方走行部の上流側の搬送ベルト部分の
    直上方にこれに近接して搬送ベルトの走行方向に平行に
    等ピッチで静止部に固定された複数の仕切壁部材と、前
    記搬送ベルトコンベヤの一側方の静止部に一端部を枢着
    させ、中間部を静止部にばねを介して支持され第1のベ
    ルト駆動用モータを取り付けた枠体に第1のガイドベル
    トコンベヤをそのガイドベルトを前記搬送ベルトに対し
    垂直となるように支承させて、前記搬送ベルトコンベヤ
    の搬送ベルトの内方に向って傾斜させて配設し、該第1
    のガイドベルトコンベヤが延在している前記搬送ベルト
    コンベヤの上方走行部の中間部では、前記複数の仕切壁
    部材のうち前記搬送ベルトコンベヤの他側方に最も近い
    仕切壁部材のみを該中間部全域にわたって延在させ、前
    記搬送ベルトコンベヤの他側方の静止部に一端部を枢着
    され、中間部を静止部にばねを介して支持され第2のベ
    ルト駆動用モータを取り付けた枠体に第2のガイドベル
    トコンベヤをそのガイドベルトを前記搬送ベルトに対し
    垂直となるように支承させて前記搬送ベルトコンベヤの
    ベルトの内方に向って傾斜させて配設し、該第2のガイ
    ドベルトコンベヤが延在している前記搬送ベルトコンベ
    ヤの上方走行部の下流側では、前記複数の仕切壁部材の
    うち前記搬送ベルトコンベヤの他側方に最も近い仕切壁
    部材の延長線との間の距離が前記等ピッチに等しくなる
    ように前記搬送ベルトの下流側の直上方に近接して仕切
    壁部材を静止部に固定させたている請求項1に記載の廃
    びんの色選別装置。
  3. 【請求項3】前記廃びん径選別供給装置はらせん型振動
    パーツフィーダを含む請求項1に記載の廃びんの色選別
    装置。
  4. 【請求項4】前記廃びん径選別供給装置は、ペットボト
    ル選別機と、搬送機と、この上方に配設された磁選機
    と、非鉄金属分離装置と、振動篩機と、びん径選別機
    と、該びん径選別機から複数の径種類に選別されて排出
    される各びんを受ける整列供給機とを備え、廃びんを主
    とするごみを前記ペットボトル選別機に供給し、該ペッ
    トボトル選別機においてペットボトルを主とするごみ
    と、その他の廃びんを主とするごみとに選別し、前記廃
    びんを主とするごみを前記搬送機に供給し、該搬送機で
    搬送されながら、この上方に配設された前記磁選機によ
    り鉄分のごみを分離し、その他の廃びんを主とするごみ
    を前記非鉄金属分離装置に導き、該装置において非鉄金
    属を成分とするごみと、廃びんを主とするごみとに分離
    し、この内前記廃びんを主とするごみを振動篩機に導
    き、該振動篩機により、土砂を主とするごみと廃びんを
    主とするごみとに篩分け、該廃びんを主とするごみは前
    記びん径選別機に供給し、該びん径選別機により複数の
    径大に廃びんを選別して各々を前記整列供給機に導入
    し、該整列供給機において下流側に廃びんを一列で供給
    するようにした請求項1に記載の廃びんの色選別装置。
  5. 【請求項5】 前記ペットボトル選別機は風選機であ
    り、比較的比重の小さいペットボトルと比較的比重の大
    きい廃びんとに選別して、比較的比重の大きい廃びんを
    前記搬送機に供給するようにした、請求項4に記載の廃
    びんの色選別装置。
  6. 【請求項6】 前記非鉄金属分離装置は、振動フィーダ
    のトラフの底部にリニアモータを取付け、該リニアモー
    タにより振動移送途上で、非鉄金属と廃びんを主とする
    ごみとに分離させるようにした、請求項4又は5に記載
    の廃びんの色選別装置。
  7. 【請求項7】 前記びん径選別機は、上方から順に相互
    の間隔を小とする複数の移送方向に延びる帯材の複数段
    から成る、請求項4乃至6のいずれかに記載の廃びんの
    色選別装置。
  8. 【請求項8】 前記ペットボトル選別機の上流側に、廃
    びんを主とするごみを反転させ、下流側に移送させる反
    転機と、該反転機から排出される廃びんの内、袋に入っ
    た廃びんの破袋を行なう破袋機とを設け、これらを介し
    て該ペットボトル選別機に廃びんを主とするごみを供給
    する、請求項4乃至7のいづれかに記載の廃びんの色選
    別装置。
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