JPH0814083B2 - 人工芝生製グランド - Google Patents

人工芝生製グランド

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JPH0814083B2
JPH0814083B2 JP1207696A JP20769689A JPH0814083B2 JP H0814083 B2 JPH0814083 B2 JP H0814083B2 JP 1207696 A JP1207696 A JP 1207696A JP 20769689 A JP20769689 A JP 20769689A JP H0814083 B2 JPH0814083 B2 JP H0814083B2
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JP
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layer
sand
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mesh
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寿煕 玉置
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、テニスコートやサッカー場といった各種運
動競技施設などに造成される人工芝生製グランドに関す
るものである。
(従来の技術) 一般に、人工芝生の下地は瀝青材料やコンクリートあ
るいはコンクリートの混合物により形成されており、こ
れらの下地の直接人工芝生を敷設すると、人工芝生の芝
葉内に散布された砂の圧密の進行を早める結果、透水性
を悪化させると同時に、人工芝生の芝葉の摩耗を早め、
緩衝効果を小さくする問題がある。
(発明が解決しようとする課題) このため、人工芝生の下面にアンダーパットを介在さ
せる方法もあるが、このアンバーパットの弾性により筋
肉に負担がかかって疲れ易くなり、一方、アンダーパッ
トの弾性を弱くすると、踏ん張りがきかず、歩きにくい
という欠点がある。
さらに、特開昭60−98002号公報に示されるように、
アンダーパットに代えてヘチマ繊維に砂を充填した弾性
マットを用いる案もあるが、弾性がアンダーパットに比
べて劣っているため、先に述べたように踏ん張りがきか
ない、という問題は解決されていない。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたもので、充
分な弾性を確保しつつ、透水性に優れた人工芝生製グラ
ンドを提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、平坦に形成された基礎材と、人工芝生およ
び人工芝生の芝葉内に散布された砂によって形成される
表層材との間に、樹脂フィラメントを交絡して略規則的
に連続する三次元空隙を形成した網状体が介挿され、こ
の網状体の三次元空隙に少なくとも弾性粒体が充填され
て補強層が形成されたことを特徴とするものである。
(作用) 実質的に平坦に形成された基礎材上に、樹脂フィラメ
ントを交絡して略規則的に連続する三次元空隙を形成し
た網状体を展開する。この網状体に形成された三次元空
隙には少なくとも弾性粒体を充填して補強層を形成す
る。さらに、この補強層の上には、表層材としての人工
芝生を敷設し、その芝葉内に砂を散布してグランドを造
成する。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図には、本発明に係る人工芝生製グランドの第1
実施例が記載されている。この実施例において、後述す
る人工芝生5の下地となる基礎材1は、上面が実質的に
平坦に形成された土に砕石などを敷詰めたものやアスフ
ァルトにより形成され、降雨に対して溢流が生じない程
度に充分な透水性を有するものが使用される。
そして、基礎材1の上部には補強層2が敷設される。
この補強層2は、略規則的に連続する三次元空隙を形成
した網状体3と、この網状体3に充填されたゴム粒など
の弾性粒体4より構成されている。前述の網状体3は、
太さ0.1mm〜3mmぐらいの樹脂フィラメントを、充分固化
しない状態でベルト上に振りながら落下させ、熱融着す
ることにより交絡して略規則的に連続する三次元空隙を
形成されたものであって、その樹脂としては、通常オレ
フィン系ホモポリマーあるいはコポリマー、軟質塩化ビ
ニールなどが用いられる。
網状体3に形成された三次元空隙には弾性粒体4が充
填されている。この弾性粒体4は、接着したように完全
に拘束されてはいないが、網状体3によってある程度拘
束されている。したがって、長期にわたって激しくグラ
ンドを使用しても、弾性粒体4が偏在し、補強層2に弾
性むらが生じたりするようなことはない。この弾性粒体
4としては、ゴム粒体の他、オレフィン、軟質ポリビニ
ール、スチレン、ウレタンなどの有機物で形成された粒
体を用いることもできる。
このように補強層2が敷設されると、その上に人工芝
生5が敷設され、その人工芝生5の芝葉5b内に砂6を散
布して表層材7が形成される。
なお、補強層2が基礎材1に混入するのを防止するた
め、補強層2の下部に密度の高い不織布などを貼り合わ
して遮断層10(第2実施例を示す第2図参照)を付与し
てもよい。
さらに、補強層2の構成として、弾性粒体4より小径
の砂粒やゴムチップなどを増量材として加えることもで
きる。
次に、第2図には本発明の第2実施例が記載されてい
る。この実施例は、基礎材1が降雨に対して充分な透水
性を有していない場合に水を別途逃がしてやるため、砂
層8を形成したものである。この砂層8は、基礎材1上
に敷詰めたままでは、日時の経過にしたがって基礎材1
に混入され、砂層8としての透水性が減殺されるため、
基礎材1上には、不織布や布9を敷いて砂層8との混合
を防止する。
砂層8の上部には前述した補強層2が敷設される。こ
の補強層2は、第1実施例と同様、網状体3と、この網
状体3の三次元空隙に少なくとも充填された弾性粒体4
より構成されたもので、その詳細な説明は省略する。
さらに、基礎材1上に敷詰められた砂層8が補強層2
に混入するのを防止するため、補強層2の下部に密度の
高い不織布などを張り合わして遮断層10を付与してい
る。
具体例を示すと、表層材7を構成する人工芝生5は、
ポリプロピレン製基布5aに単系400D、トータルデニール
9600Dのナイロンモノフィラメントをパイル長25mmにな
るように植毛して芝葉5bを形成し、その後、合成ゴムに
てコーティングを行い、植毛された芝葉5aの脱落を防止
したものである。
補強層2を構成する網状体3は、高密度ポリエチレン
を径1mmで押出機によって押し出し、熱いうちにベルト
上に振り落とし、互いに一部を融着させることにより、
交絡して略規則的に連続する三次元空隙を有して厚さ10
mmに成形する。この網状体3に遮断層10を設ける場合
は、ポリプロピレン製の不織布を用いる。網状体3に充
填される弾性粒体4としては、最大値径10mm以下のゴム
粒体が用いられる。
施工にあたっては、まず、土面などの基礎材1をロー
ラにて十分転圧し、締固めて平坦に形成する。次いで、
その上に不織布9を拡布した後、厚さ100mmの砂層8を
形成し、その上に網状体3を展開させる。この網状体3
が形成する空間にはゴム粒体4を充填し、再びローラで
締固め、平坦化する。
補強層2の上には人工芝生5を敷設した後、砂散布機
により芝葉5bの間に30kg/m2の割合で砂6を散布する。
仕上り結果は、不陸部分や砂散布機の轍もなく、平坦
に仕上がった。サッカーボールを落下したときの反発係
数は0.5で、他のものに比べて低くおさまった。
(発明の効果) 以上のように本発明にあっては、基礎材と人工芝生と
の間に、網状体を介挿し、この網状体に形成される三次
元空隙に少なくとも弾性粒体が充填された補強層を形成
したことにより、充分な弾性を確保することが可能とな
り、散布された砂の圧密が発生しにくく、透水性および
緩衝効果を長期にわたって維持することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の人工芝生製グランドを例示するもので、
第1図はその第1実施例を示す断面図、第2図はその第
2実施例を示す断面図、第3図は第2図の展開斜視図で
ある。 1…基礎材、2…補強層 3…網状体、4…弾性粒体 5…人工芝生、7…表層材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平坦に形成された基礎材と、人工芝生およ
    び人工芝生の芝葉内に散布された砂によって形成される
    表層材との間に、樹脂フィラメントを交絡して略規則的
    に連続する三次元空隙を形成した網状体が介挿され、こ
    の網状体の三次元空隙に少なくとも弾性粒体が充填され
    て補強層が形成されたことを特徴とする人工芝生製グラ
    ンド。
JP1207696A 1989-08-09 1989-08-09 人工芝生製グランド Expired - Fee Related JPH0814083B2 (ja)

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CN105648876A (zh) * 2014-11-11 2016-06-08 江苏威腾人造草坪有限公司 一种免填充草坪

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