JPH08140503A - 枝打機の樹木間渡し装置 - Google Patents

枝打機の樹木間渡し装置

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JPH08140503A
JPH08140503A JP31560294A JP31560294A JPH08140503A JP H08140503 A JPH08140503 A JP H08140503A JP 31560294 A JP31560294 A JP 31560294A JP 31560294 A JP31560294 A JP 31560294A JP H08140503 A JPH08140503 A JP H08140503A
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JP
Japan
Prior art keywords
wire
tree
pruning machine
tool
trees
Prior art date
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Pending
Application number
JP31560294A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Sasaki
申一 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 枝打機を軽い力で樹木間に移動できるように
する。 〔構成〕 枝打機を樹木間に渡す枝打機の樹木間渡し装
置であって、この樹木間渡し装置が、一端側に樹木18
に巻き付ける巻付具14を、他端側に緩みを規制しなが
ら樹木に巻き付け、且つ、その巻付径を絞ることができ
る巻締具16を有するワイヤ10と、枝打機50を吊る
ことができる吊紐54を有してワイヤ10上を転動する
滑車48と、から構成されることを特徴とする枝打機の
樹木間渡し装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、枝打機を樹木間に渡す
枝打機の樹木間渡し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】開閉できるフレームに樹木と平行に起立
するチェンソーと樹木の周囲に接当する車輪を取り付
け、車輪を駆動して樹木に対して螺旋状に上昇し、この
間チェンソーを作動させて枝を切り落とす枝打機は知ら
れており、近年の労働力不足と相まって枝打作業に使用
され始めている。この場合、一つの樹木の枝打ちが終了
すると、次の樹木まで枝打機を移動させなければならな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、枝打機は軽い
ものでも重量が25Kg位はあり、これを人力で移動す
るのはたいへん辛い。殊に、植林地の多くは傾斜してお
り、又、雑草等も生い茂っているから、枝打機の移動は
非常な重労働であった。本発明は、このような課題を解
決するものであり、要するに、この移動を省力的に行え
るようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本発明
は、枝打機を樹木間に渡す枝打機の樹木間渡し装置であ
って、この樹木間渡し装置が、一端側に樹木に巻き付け
る巻付具を、他端側に緩みを規制しながら樹木に巻き付
け、且つ、その巻付径を絞ることができる巻締具を有す
るワイヤと、枝打機を吊ることができる吊紐を有してワ
イヤ上を転動する滑車と、から構成されることを特徴と
する枝打機の樹木間渡し装置を提供したものである。
【0005】
【作用】以上の手段をとることにより、枝打機の重量は
ワイヤが支えることになり、又、その移動は滑車の転が
り摩擦によるものであるから、背負ったり、人が抱えた
りして移動するものに比べるとはるかに楽である。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明に係る枝打機の樹木間渡し装置(以
下、渡し装置という)を使用して枝打機を移動させてい
る状態を示す説明図である。本発明に係る渡し装置は、
樹木間に張り掛けるワイヤ10と、ワイヤ10上を転動
する滑車12とからなる。
【0007】ワイヤ10には巻付具14と巻締具16と
が取り付けられる。図2は巻付具14の斜視図である
が、巻付具14は、ワイヤ10を樹木18に巻き付けて
固定すもので、先端に設けられたフック等の係止具20
と、ワイヤ10を外周に沿わせた当具22とからなる。
これにより、当具22を樹木18の外周に巻き、係止具
20をワイヤ10に引っ掛けて引っ張ると、巻付具14
は樹木18に巻き付けられる。
【0008】この場合、係止具20の径をワイヤ10の
径とほぼ同じにしてワイヤ10の滑り(動き)に抵抗を
生じさせるようにすると固定力が強まる。又、当具22
は軟質の布、革、樹脂等で構成するのが好ましい。尚、
ワイヤ10を締めると、ワイヤ10は当具22に食い込
むから、これを防ぎ、併せてワイヤ10の当具22から
の外れを防止するため、表面にワイヤ通し24を設けた
薄い金属製のプレート26を当具22の外周に貼着等し
ておくのが好ましい。
【0009】図3は巻締具16の側面図、図4は正面
図、図5は巻締具16を構成する緩み規制具の断面図、
図6は同じく締付具の断面図であるが、巻締具16は、
緩みを規制しながらワイヤ10を樹木18に巻き付け、
且つ、その巻付径を絞ることができるものである。具体
的には、緩み規制具28と締付具30とからなり、この
うち、締付具30は先端にフック等の係止具20を取り
付けた巻締ワイヤ32を有するものである。
【0010】緩み規制具28は、長いワイヤ10を短い
長さでも使用できるようにワイヤ10の途中を止めるも
ので、本実施例では、当板34とカム36とでワイヤ1
0を挟む構造をしている。この場合、カム36は、ワイ
ヤ10が弛む方向には締付け勝手に構成されており、ワ
イヤ10が張られる方向には容易に解放できるようにな
っている。従って、ワイヤ10を手等で引っ張るときに
はカムは36は容易に回転してそれを許容するが、離す
とワイヤ10の引張力によってカム36は当板34に食
い込み、ワイヤ10をこの位置で締め付けてしまう。
【0011】この場合、当板34にはワイヤ10が嵌ま
り込む溝38等を形成しておき、位置がずれないように
するのが好ましい。又、カム36の表面はローレット加
工等を施して摩擦係数の増大化を図るのが好ましい。
【0012】締付具30は、本実施例では、一方向回転
機構が付されたドラム40から巻締ワイヤ32が巻き出
た構造のものである。この場合の一方向回転機構とし
て、ラチェット42と規制爪44とからなるものを示し
た。即ち、ラチェット42を適当なレバー46で回す
と、これと一体化されたドラム40が回転して巻締ワイ
ヤ32を巻き取るものである。
【0013】このような構成をとることにより、巻締ワ
イヤ32の係止具20をワイヤ10に引っ掛けてレバー
46を逐次回転操作して行くと、緩み規制具28の作用
と相まってワイヤ10の巻締径はだんだんと小さくな
り、巻締力が増して樹木18に対して強固に固定され
る。
【0014】尚、以上の緩み規制具28と締付具30と
からなる巻締具16もワイヤ通し24を設けた薄い金属
製のプレート26を介して当具22に取り付けられるの
は前記の巻付具14の場合と同じである。
【0015】この他、ワイヤ10には、この上を転動で
きる滑車12が通されており、この滑車12には枝打機
50を吊ることができるフック52を下端に取り付けた
吊紐54が吊り下げられている。
【0016】ところで、ここで用いられる枝打機50
は、開閉して樹木18に脱着できるフレーム56に駆動
部58、チェンソー60及び車輪62が取り付けられた
公知構造のものである。即ち、車輪62を回転させて樹
木18に対して螺旋状に上昇させ、その間チェンソー6
0を作動させて途中の枝を切り落とし、枝打ちが終了す
れば自動的に下降するものである。
【0017】次に、この渡し装置の使用方法について説
明する。枝打ちを終了して下降した枝打機50は樹木1
8に取り付けられた停止プレート(図示省略)の上で停
止しているから、枝打機50を他の樹木18に移動させ
ようとするときには、先ず、枝打機50の上方辺りと他
の樹木18の相当高さ部分との間に巻付具14と巻締具
16とを用いてワイヤ10を張り掛ける。
【0018】次いで、樹木18から枝打機50を脱装し
て吊紐54で吊る。そして、滑車12を手で押して枝打
機50を次の樹木18まで移動させ、停止プレートの上
に載せる。最後に、枝打機50を樹木18に着装して吊
紐54を外してワイヤ10を取りを外せば移動作業は終
了する。
【0019】図7は移動の際に使用する補助支え具64
の斜視図であるが、この補助支え具64は、支柱66の
両側に、先端にワイヤ10を受ける受具68が形成され
た二本の支えアーム70がその支点72の回りに回動で
きるようになっているものであり(74は支えアーム7
0の下端を係止する止具)、ワイヤ10のスパンが長す
ぎて枝打機50が途中で地上につかえたりする場合に使
用するものである。
【0020】具体的には、ワイヤ10の中程を支柱66
で支え(このため、支柱66の長さは、少なくとも吊紐
54と枝打機50の高さ以上には設定されている)、滑
車12がこれに衝突するときは、二本の支えアーム70
を順次動作して滑車12をかわすようにしたものであ
る。尚、支柱66にはワイヤ10を介して枝打機50の
重量がかかっているから、支柱66の下端を地上に突き
刺しておけば倒れたりしない。
【0021】以上の説明は、本発明の実施例についての
ものであり、本発明はこれに限定されない。例えば、巻
付具14にも緩み規制具28が設けられることもある
し、緩み規制具28のカム36の弛緩を促進するため
(あまり強く締まると、緩みにも相応の力が必要となる
から)、締付具30のレバー46を兼用で使用したりす
ることもある等、種々改変された態様で実施されるのは
言うまでもない。
【0022】
【発明の効果】以上、本発明は、前記したものであるか
ら、即ち、一人では重くて危険であり、又、二人以上で
はコストがかかりすぎる枝打機の樹木間移動を軽い力で
一人でできるようにしたものであるから、枝打作業の能
率と安全性を向上できたのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】樹木間渡し装置の使用状態を示す説明図であ
る。
【図2】巻付具の斜視図である。
【図3】巻締具の側面図である。
【図4】巻締具の正面図である。
【図5】巻締具を構成する緩み規制具の断面図である。
【図6】巻締具を構成する締付具の断面図である。
【図7】補助支え具の斜視図である。
【符号の説明】
10 ワイヤ 12 滑車 14 巻付具 16 巻締具 50 枝打機 54 吊紐

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枝打機を樹木間に渡す枝打機の樹木間渡
    し装置であって、この樹木間渡し装置が、一端側に樹木
    に巻き付ける巻付具を、他端側に緩みを規制しながら樹
    木に巻き付け、且つ、その巻付径を絞ることができる巻
    締具を有するワイヤと、枝打機を吊ることができる吊紐
    を有してワイヤ上を転動する滑車と、から構成されるこ
    とを特徴とする枝打機の樹木間渡し装置。
JP31560294A 1994-11-26 1994-11-26 枝打機の樹木間渡し装置 Pending JPH08140503A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31560294A JPH08140503A (ja) 1994-11-26 1994-11-26 枝打機の樹木間渡し装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP31560294A JPH08140503A (ja) 1994-11-26 1994-11-26 枝打機の樹木間渡し装置

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Publication Number Publication Date
JPH08140503A true JPH08140503A (ja) 1996-06-04

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ID=18067334

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JP31560294A Pending JPH08140503A (ja) 1994-11-26 1994-11-26 枝打機の樹木間渡し装置

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