JPH0437400Y2 - - Google Patents
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- JPH0437400Y2 JPH0437400Y2 JP1986109919U JP10991986U JPH0437400Y2 JP H0437400 Y2 JPH0437400 Y2 JP H0437400Y2 JP 1986109919 U JP1986109919 U JP 1986109919U JP 10991986 U JP10991986 U JP 10991986U JP H0437400 Y2 JPH0437400 Y2 JP H0437400Y2
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- Japan
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- string
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- threading
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- Basic Packing Technique (AREA)
- Binders And Loading Units For Sheaves (AREA)
- Safety Devices And Accessories For Harvesting Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本考案の目的は、バインダー等の穀稈結束部に
おける紐セツトを容易にする為の技術である。
おける紐セツトを容易にする為の技術である。
(ロ) 従来技術
バインダーの紐通しにおいては、最終的に、ニ
ードルを通した後の結束紐の先端を結節ビルや結
節ホルダーにセツトする作業は、結束装置のクラ
ツチを入れて、結節作業を一度行わせる必要があ
ることから、特に女性や初心者にとつては危険な
作業であつた。
ードルを通した後の結束紐の先端を結節ビルや結
節ホルダーにセツトする作業は、結束装置のクラ
ツチを入れて、結節作業を一度行わせる必要があ
ることから、特に女性や初心者にとつては危険な
作業であつた。
従来は、該ニードルを通した後の結束紐の端部
をオペレーターが保持した状態で、結束装置のク
ラツチを入れて、一回分の結束作業を行わせてい
た。そして結節ホルダー部の紐切刃が切断した
後、結節ビルにくわえられた結節状態の紐を抜き
取る必要があるが、この一連の作業は結束部を駆
動しながら作業する必要があるので、少しでも手
順を間違うと危険な作業なのである。
をオペレーターが保持した状態で、結束装置のク
ラツチを入れて、一回分の結束作業を行わせてい
た。そして結節ホルダー部の紐切刃が切断した
後、結節ビルにくわえられた結節状態の紐を抜き
取る必要があるが、この一連の作業は結束部を駆
動しながら作業する必要があるので、少しでも手
順を間違うと危険な作業なのである。
従来、該紐を結節ビルや結節ホルダーにセツト
する際に、結束紐Mの先端を保持する技術として
は、実開昭58−152840号公報や、実開昭54−
73225号公報や、実開昭54−27947号公報に記載の
技術が公知とされていたのである。
する際に、結束紐Mの先端を保持する技術として
は、実開昭58−152840号公報や、実開昭54−
73225号公報や、実開昭54−27947号公報に記載の
技術が公知とされていたのである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点
本考案の目的は、バインダーの穀稈結束部にお
ける紐通し装置において、ニードルを通した後の
結束紐の先端を、結節ビルや結節ホルダーにセツ
トする際に、オペレーターが結束紐の先端を保持
していなくとも、紐の先端がセツトに最適な位置
に保持され、結節ホルダーに保持され、紐切刃に
より切断され、結節ビルに結節状態でくわえられ
た結束紐を自動的に引き抜くことが出来るよう
に、結束紐の先端を係止する位置決め片を結節フ
レームに設け、係止片を放出杆のクランクアーム
部分に設けたものである。
ける紐通し装置において、ニードルを通した後の
結束紐の先端を、結節ビルや結節ホルダーにセツ
トする際に、オペレーターが結束紐の先端を保持
していなくとも、紐の先端がセツトに最適な位置
に保持され、結節ホルダーに保持され、紐切刃に
より切断され、結節ビルに結節状態でくわえられ
た結束紐を自動的に引き抜くことが出来るよう
に、結束紐の先端を係止する位置決め片を結節フ
レームに設け、係止片を放出杆のクランクアーム
部分に設けたものである。
これにより紐を結節ビルや結節ホルダーにつか
ませるセツト作業を安全に行うことができ、切断
後の紐の先端が結束通路及び放出杆の回動軌跡の
範囲外であるので、邪魔にならないように構成し
たものである。
ませるセツト作業を安全に行うことができ、切断
後の紐の先端が結束通路及び放出杆の回動軌跡の
範囲外であるので、邪魔にならないように構成し
たものである。
(ニ) 問題を解決するための手段
本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的
を達成する為の構成を説明すると。
を達成する為の構成を説明すると。
エンジンの回転状態でクラツチを入れ、空の状態
で結束作用をさせ、ニードル18により結束紐M
を案内し、結節ホルダー31に保持した状態を作
り出す機構において、結束紐Mの先端をニードル
18の紐通過孔18aに挿通し、更に紐通過孔1
8aを通過後の結束紐Mの先端を係止可能とすべ
く、放出杆29のクランクアーム40に係止片2
6を設け、前記ニードル18と、放出杆29の係
止片26との間で、結節フレーム27の外端部近
くに位置決め片25を設け、該位置決め片25
に、結束紐Mの中途部を係止し、結束紐Mの垂れ
下がりを防止したものである。
で結束作用をさせ、ニードル18により結束紐M
を案内し、結節ホルダー31に保持した状態を作
り出す機構において、結束紐Mの先端をニードル
18の紐通過孔18aに挿通し、更に紐通過孔1
8aを通過後の結束紐Mの先端を係止可能とすべ
く、放出杆29のクランクアーム40に係止片2
6を設け、前記ニードル18と、放出杆29の係
止片26との間で、結節フレーム27の外端部近
くに位置決め片25を設け、該位置決め片25
に、結束紐Mの中途部を係止し、結束紐Mの垂れ
下がりを防止したものである。
(ホ) 実施例
本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に
添付の図面に示した実施例の構成と作用を説明す
る。
添付の図面に示した実施例の構成と作用を説明す
る。
第1図は紐通し装置を付設したバインダーの平
面図、第2図は紐通し状態の繰り出し装置K部分
の平面図、第3図は結束装置部分の平面図、第4
図は結束紐Mの先端を係止する位置決め片25と
係止片26の部分の斜視図である。
面図、第2図は紐通し状態の繰り出し装置K部分
の平面図、第3図は結束装置部分の平面図、第4
図は結束紐Mの先端を係止する位置決め片25と
係止片26の部分の斜視図である。
第1図において全体構成から説明すると。
バインダーは前端に引起し装置Bを配置し、該
引起し装置Bの後部に搬送ガイド板Cを立設し、
刈り取られた穀稈を側方へ搬送ガイドしている。
該引起し装置Bと搬送ガイド板Cの間の下方に、
結束装置が配置され、ニードル18と結束クラツ
チドア28が搬送通路の近辺に配置されているの
である。
引起し装置Bの後部に搬送ガイド板Cを立設し、
刈り取られた穀稈を側方へ搬送ガイドしている。
該引起し装置Bと搬送ガイド板Cの間の下方に、
結束装置が配置され、ニードル18と結束クラツ
チドア28が搬送通路の近辺に配置されているの
である。
紐ケース32はエンジンEと搬送ガイド板Cと
の間のミツシヨン装置の上方に配置され、結束紐
筒Aの該紐ケース32の上に載置されている。該
結束紐筒Aより結束紐Mの端部を取出し、ニード
ル18の紐孔まで紐通しするのである。
の間のミツシヨン装置の上方に配置され、結束紐
筒Aの該紐ケース32の上に載置されている。該
結束紐筒Aより結束紐Mの端部を取出し、ニード
ル18の紐孔まで紐通しするのである。
次に第2図,第3図の図面に基づいて、紐通し
装置の要部の構成を説明すると。
装置の要部の構成を説明すると。
ハンドル13の上に支持板14を固設してい
る。該支持板14の下面にリコイル装置24を配
置している。該リコイル装置24を操作するレバ
ー連結部3aが、ハンドル13と直角方向に突出
されている。そして該レバー連結部3aの端部に
紐通しハンドル3が固設されている。
る。該支持板14の下面にリコイル装置24を配
置している。該リコイル装置24を操作するレバ
ー連結部3aが、ハンドル13と直角方向に突出
されている。そして該レバー連結部3aの端部に
紐通しハンドル3が固設されている。
該紐通しハンドル3をハンドル13と直角方向
に引つ張ることにより、リコイル軸15が回転し
可撓杆繰り出し輪体6が駆動されるのである。ま
たオペレーターが紐通しハンドル3を離すと、リ
コイル装置24内のリコイルバネの巻き戻し力に
より、レバー連結部3aと紐通しハンドル3は巻
き戻されるのである。
に引つ張ることにより、リコイル軸15が回転し
可撓杆繰り出し輪体6が駆動されるのである。ま
たオペレーターが紐通しハンドル3を離すと、リ
コイル装置24内のリコイルバネの巻き戻し力に
より、レバー連結部3aと紐通しハンドル3は巻
き戻されるのである。
また後述する如く、該紐通しハンドル3の先端
の係合片3bが、紐通し解除アーム16の係止部
16bと係止することにより、紐ブレーキ装置と
たるみ取り杆7を紐通し状態に移動すべく構成し
ているのである。
の係合片3bが、紐通し解除アーム16の係止部
16bと係止することにより、紐ブレーキ装置と
たるみ取り杆7を紐通し状態に移動すべく構成し
ているのである。
可撓杆繰り出し輪体6の回転により、紐通し可
撓杆4を繰り出すのである。可撓杆繰り出し輪体
6の円周上に近接して、ガイドローラー8を配置
しており、該可撓杆繰り出し輪体6とガイドーラ
ー8の両者により紐通し可撓杆4を係合して、繰
り出すのである。
撓杆4を繰り出すのである。可撓杆繰り出し輪体
6の円周上に近接して、ガイドローラー8を配置
しており、該可撓杆繰り出し輪体6とガイドーラ
ー8の両者により紐通し可撓杆4を係合して、繰
り出すのである。
本実施例においては、紐通し可撓杆4はワイヤ
ーの外周にスクリユウ突起を巻き付けた構成とし
ており、該スクリユウ突起に同じくギア状に構成
した可撓杆繰り出し輪体6の歯部が噛合し、紐通
し可撓杆4を繰り出すべく構成している。
ーの外周にスクリユウ突起を巻き付けた構成とし
ており、該スクリユウ突起に同じくギア状に構成
した可撓杆繰り出し輪体6の歯部が噛合し、紐通
し可撓杆4を繰り出すべく構成している。
収納パイプ2は可撓杆繰り出し輪体6との係合
部において前後に分割されており、後部収納パイ
プ2bは、ハンドル13と連通しており、ハンド
ル13のパイプ内の収納部まで紐通し可撓杆4を
ガイドする役目をし、該ハンドル13が完全に紐
通し可撓杆4を収納する役目をしている。前部収
納パイプ2aは結束紐Mと紐係止突起5とのセツ
トを行うセツト溝2cを切欠溝状に構成してい
る。
部において前後に分割されており、後部収納パイ
プ2bは、ハンドル13と連通しており、ハンド
ル13のパイプ内の収納部まで紐通し可撓杆4を
ガイドする役目をし、該ハンドル13が完全に紐
通し可撓杆4を収納する役目をしている。前部収
納パイプ2aは結束紐Mと紐係止突起5とのセツ
トを行うセツト溝2cを切欠溝状に構成してい
る。
紐通し可撓杆4の先端に固設された紐係止突起
5は、紐通し可撓杆4がリコイル装置24により
巻き戻された状態で、前部収納パイプ2a内の、
セツト溝2cより後部に収納されるべく構成して
いるのである。
5は、紐通し可撓杆4がリコイル装置24により
巻き戻された状態で、前部収納パイプ2a内の、
セツト溝2cより後部に収納されるべく構成して
いるのである。
支持板14の前端には紐案内板23が配置され
ており、該紐案内板23により紐ケース32の結
束紐筒Aより引き出された結束紐Mを案内し、該
結束紐Mは紐案内板23のガイド孔23aを通過
して、ガイドパイプ1に挿入されるのである。該
ガイド孔23aは紐を引つ掛けることのないよう
に、引き出し方向へ円弧状のガイド面を設けてい
る。
ており、該紐案内板23により紐ケース32の結
束紐筒Aより引き出された結束紐Mを案内し、該
結束紐Mは紐案内板23のガイド孔23aを通過
して、ガイドパイプ1に挿入されるのである。該
ガイド孔23aは紐を引つ掛けることのないよう
に、引き出し方向へ円弧状のガイド面を設けてい
る。
結束紐Mはニードル18の紐孔18aを紐通し
される以前に、紐ブレーキ装置10とたるみ取り
杆7を通過する必要があり、この操作も紐通しハ
ンドル3を引つ張ることにより自動的に出来るよ
うに構成している。
される以前に、紐ブレーキ装置10とたるみ取り
杆7を通過する必要があり、この操作も紐通しハ
ンドル3を引つ張ることにより自動的に出来るよ
うに構成している。
即ち紐案内板23のガイド孔23aを出た直前
の位置に、紐ブレーキ装置10とブレーキローラ
ー12が制動バネ19により押圧状態で配置され
ており、該紐ブレーキ装置10とブレーキローラ
ー12により結束紐Mが押圧されることにより摩
擦制動力が作用するのである。20は制動バネ1
9の制動力調整ハンドルである。
の位置に、紐ブレーキ装置10とブレーキローラ
ー12が制動バネ19により押圧状態で配置され
ており、該紐ブレーキ装置10とブレーキローラ
ー12により結束紐Mが押圧されることにより摩
擦制動力が作用するのである。20は制動バネ1
9の制動力調整ハンドルである。
次にたるみ取り杆7の構成について説明する
と。
と。
たるみ取り杆7は、結束紐Mの前後端を係止し
ておいて、その中央部をバネ力のあるリング状の
杆により引つ張つておく構成であり、本考案にお
いては、ガイドパイプ1を、後部ガイドパイプ1
bと前部ガイドパイプ1aとに2分し、該分断部
より結束紐Mをたるみ取り杆7の方向に取り出し
ているのである。
ておいて、その中央部をバネ力のあるリング状の
杆により引つ張つておく構成であり、本考案にお
いては、ガイドパイプ1を、後部ガイドパイプ1
bと前部ガイドパイプ1aとに2分し、該分断部
より結束紐Mをたるみ取り杆7の方向に取り出し
ているのである。
故に該たるみ取り杆7は、ガイドパイプ1より
も離した位置にリング部分を配置しておく必要が
あり、このたるみ取り杆7が通常のたるみ取り状
態において、紐通し可撓杆4を通すのは困難なの
である。
も離した位置にリング部分を配置しておく必要が
あり、このたるみ取り杆7が通常のたるみ取り状
態において、紐通し可撓杆4を通すのは困難なの
である。
故に紐通しをする場合には、たるみ取り杆7を
ガイドパイプ1の同心上に移動配置する必要があ
るのである。
ガイドパイプ1の同心上に移動配置する必要があ
るのである。
また、紐通し可撓杆4とその先端の紐係止突起
5は、該紐ブレーキ装置10とブレーキローラー
12の間を通過して行く必要があるが、制動状態
では通過が不可能であるので、紐通し時には該紐
ブレーキ装置10を解除する装置が設けられてい
るのである。そして該紐ブレーキ装置10の解除
と同時に、たるみ取り杆7も紐通し時には、ガイ
ドパイプ1の同心位置に回動する装置が配置され
ているのである。
5は、該紐ブレーキ装置10とブレーキローラー
12の間を通過して行く必要があるが、制動状態
では通過が不可能であるので、紐通し時には該紐
ブレーキ装置10を解除する装置が設けられてい
るのである。そして該紐ブレーキ装置10の解除
と同時に、たるみ取り杆7も紐通し時には、ガイ
ドパイプ1の同心位置に回動する装置が配置され
ているのである。
即ち、紐通し解除アーム16がこの役目をする
ものである。紐通し解除アーム16はリコイル軸
15に枢支されており、該紐通し解除アーム16
を操作するのは、紐通しハンドル3の係合片3b
である。
ものである。紐通し解除アーム16はリコイル軸
15に枢支されており、該紐通し解除アーム16
を操作するのは、紐通しハンドル3の係合片3b
である。
オペレーターは結束紐Mをセツト溝2cにセツ
トした状態で、紐通しハンドル3を機体の側方へ
引つ張るのであるが、該操作により紐通しハンド
ル3の先端の係合片3bが、紐通し解除アーム1
6の先端の係止部16bを係止して回動するので
ある。
トした状態で、紐通しハンドル3を機体の側方へ
引つ張るのであるが、該操作により紐通しハンド
ル3の先端の係合片3bが、紐通し解除アーム1
6の先端の係止部16bを係止して回動するので
ある。
該紐通し解除アーム16には支点越えバネ16
aが介装されており、該係合片3bにより紐通し
状態に回動された位置で保持されるのである。
aが介装されており、該係合片3bにより紐通し
状態に回動された位置で保持されるのである。
そして紐通しが終了した後は、紐通しハンドル
3をリコイル装置24により元の位置に戻すので
あるが、該紐通しハンドル3の戻り操作時に、再
度係合片3bが係止部16bに係合して、支点越
えバネ16aに抗して、紐通し解除アーム16を
戻し、紐ブレーキ装置10は制動位置となり、た
るみ取り杆7はたるみ取り位置となるのである。
3をリコイル装置24により元の位置に戻すので
あるが、該紐通しハンドル3の戻り操作時に、再
度係合片3bが係止部16bに係合して、支点越
えバネ16aに抗して、紐通し解除アーム16を
戻し、紐ブレーキ装置10は制動位置となり、た
るみ取り杆7はたるみ取り位置となるのである。
セツトアーム17はブレーキローラー12のブ
レーキローラー軸22に固設されており、該ブレ
ーキローラー軸22の上端にブレーキ解除カム2
1が固設されており、該ブレーキ解除カム21が
セツトアーム17の回動により移動して、下端を
枢支された紐ブレーキ装置10の上端を開くので
ある。そして該ブレーキ解除カム21により紐ブ
レーキ装置10を開いた空間を紐係止突起5と紐
通し可撓杆4が通過可能としているのである。
レーキローラー軸22に固設されており、該ブレ
ーキローラー軸22の上端にブレーキ解除カム2
1が固設されており、該ブレーキ解除カム21が
セツトアーム17の回動により移動して、下端を
枢支された紐ブレーキ装置10の上端を開くので
ある。そして該ブレーキ解除カム21により紐ブ
レーキ装置10を開いた空間を紐係止突起5と紐
通し可撓杆4が通過可能としているのである。
同時にたるみ取り杆7の基部を構成する巻きバ
ネ部がブレーキローラー軸22に固設されてお
り、該たるみ取り杆7はセツトアーム17の回動
により、ガイドパイプ1と同心位置に回動される
のである。該セツトアーム17の回動により、巻
きバネにより支持されたたるみ取り杆7がガイド
パイプ1の同心位置を行き過ぎることの無いよう
に、たるみ取り杆ストツパー11が、たるみ取り
杆7と反対側のガイドパイプ1の側面に配置され
ている。
ネ部がブレーキローラー軸22に固設されてお
り、該たるみ取り杆7はセツトアーム17の回動
により、ガイドパイプ1と同心位置に回動される
のである。該セツトアーム17の回動により、巻
きバネにより支持されたたるみ取り杆7がガイド
パイプ1の同心位置を行き過ぎることの無いよう
に、たるみ取り杆ストツパー11が、たるみ取り
杆7と反対側のガイドパイプ1の側面に配置され
ている。
更に、ガイドパイプ1内を案内されて、ニード
ル18の先端と略直角方向に出て、紐孔18a内
を通過した位置でストツパー4aにより紐通し可
撓杆4の突出状態が停止するものである。オペレ
ーターは紐孔18aを通過した状態の結束紐Mを
取り出して、第3図の状態に引つ掛けてセツトす
るのである。
ル18の先端と略直角方向に出て、紐孔18a内
を通過した位置でストツパー4aにより紐通し可
撓杆4の突出状態が停止するものである。オペレ
ーターは紐孔18aを通過した状態の結束紐Mを
取り出して、第3図の状態に引つ掛けてセツトす
るのである。
第4図において結束装置部分の平面図を示して
おり、結束紐Mは結節フレーム27の右端に固設
された位置決め片25に係止して上下位置を正確
に決め、終端は収納状態の放出杆29のクランク
アーム40に設けた係止片26に引つ掛けて止め
ておくのである。該状態で結束クラツチドア28
を引いてクラツチを入れて、空の状態で結束作用
をさせると、ニードル18により結束紐Mが、結
節フレーム27内の、結節ビル30と結節ホルダ
ー31部へ結束紐Mを案内し、結節ホルダー31
に保持した状態を作り出すのである。 その後結
節ビル30による結節作用と、結節ホルダー31
紐端保持及び、紐切り刃による結節側の紐の切断
が行われ、結節ビル30部で結節された結束紐M
の端部は放出杆29の回動により手繰り寄せられ
るので、結節ビル30から外れるのである。次に
放出杆29のクランクアーム40に設けた係止片
26により、引抜かれた結節後の結束紐Mは放出
杆29の回動軌跡外に引き寄せられて、放出杆2
9に巻き付くことなく、紐通し作業は終了するの
である。33はパツカーである。
おり、結束紐Mは結節フレーム27の右端に固設
された位置決め片25に係止して上下位置を正確
に決め、終端は収納状態の放出杆29のクランク
アーム40に設けた係止片26に引つ掛けて止め
ておくのである。該状態で結束クラツチドア28
を引いてクラツチを入れて、空の状態で結束作用
をさせると、ニードル18により結束紐Mが、結
節フレーム27内の、結節ビル30と結節ホルダ
ー31部へ結束紐Mを案内し、結節ホルダー31
に保持した状態を作り出すのである。 その後結
節ビル30による結節作用と、結節ホルダー31
紐端保持及び、紐切り刃による結節側の紐の切断
が行われ、結節ビル30部で結節された結束紐M
の端部は放出杆29の回動により手繰り寄せられ
るので、結節ビル30から外れるのである。次に
放出杆29のクランクアーム40に設けた係止片
26により、引抜かれた結節後の結束紐Mは放出
杆29の回動軌跡外に引き寄せられて、放出杆2
9に巻き付くことなく、紐通し作業は終了するの
である。33はパツカーである。
次に第4図により位置決め片25と係止片26
の構成について説明すると。
の構成について説明すると。
本実施例においては、位置決め片25は結節フ
レーム27を構成するアルミ鋳物をリブ状に突出
することにより、位置決め片25を構成している
が、別部材としても良いものである。該位置決め
片25は結束紐Mが垂れ下がると、結節ホルダー
31部で回転する紐切り刃に結束紐Mが係合せ
ず、結束紐Mの切断が出来ない状態となるので、
該状態を回避する為の紐通し後のセツト中の紐の
高さ位置を決定するものである。
レーム27を構成するアルミ鋳物をリブ状に突出
することにより、位置決め片25を構成している
が、別部材としても良いものである。該位置決め
片25は結束紐Mが垂れ下がると、結節ホルダー
31部で回転する紐切り刃に結束紐Mが係合せ
ず、結束紐Mの切断が出来ない状態となるので、
該状態を回避する為の紐通し後のセツト中の紐の
高さ位置を決定するものである。
また、係止片26は結節ビル30により結節
し、結節ホルダー31の紐切り刃により切断後の
紐端を結節ビル30から、放出杆29の放出回動
の動きにつれて係止片26が動くことにより引き
抜くことを目的としているのである。従来はこの
作業をオペレーターが手で紐端を引つ張ることに
より行つていたのである。
し、結節ホルダー31の紐切り刃により切断後の
紐端を結節ビル30から、放出杆29の放出回動
の動きにつれて係止片26が動くことにより引き
抜くことを目的としているのである。従来はこの
作業をオペレーターが手で紐端を引つ張ることに
より行つていたのである。
(ヘ) 考案の効果
本考案は以上の如く構成したので、次のような
効果を奏するものである。
効果を奏するものである。
第1に従来の紐通し後の紐のセツト時におい
て、オペレーターが紐端を引つ張つて適正な位置
に保持してしたのであるが、係止片26という決
められた位置に引つ掛けて保持することにより、
適正な紐の位置を得ることができるので、紐端が
垂れ下がつて、紐切り刃に係合されずに紐が切断
出来ないとか、結節ビル30により結節後の紐端
を該結節ビル30から取り外す作業を忘れて、紐
端が他の部分に巻き付いて結束ミスを発生するこ
とが無くなつたのである。
て、オペレーターが紐端を引つ張つて適正な位置
に保持してしたのであるが、係止片26という決
められた位置に引つ掛けて保持することにより、
適正な紐の位置を得ることができるので、紐端が
垂れ下がつて、紐切り刃に係合されずに紐が切断
出来ないとか、結節ビル30により結節後の紐端
を該結節ビル30から取り外す作業を忘れて、紐
端が他の部分に巻き付いて結束ミスを発生するこ
とが無くなつたのである。
第2に、前述の如く、紐端を結節ビル30と結
節ホルダー31にセツトする際において、紐端を
保持したり、結節ビル30にくわえられた紐端を
取り出す操作をオペレーターが行う必要がなく、
機械的に行うことができるので、オペレーターの
安全を確保することができるものである。
節ホルダー31にセツトする際において、紐端を
保持したり、結節ビル30にくわえられた紐端を
取り出す操作をオペレーターが行う必要がなく、
機械的に行うことができるので、オペレーターの
安全を確保することができるものである。
第3に、係止片26の位置が、結束通路や放出
杆29の回動経路上ではないので、結節ビル30
から引き抜いた後の結束紐M端部を該係止片26
に引つ掛けたままで刈取作業をしても、該紐端が
結束穀稈の邪魔とならないという利点があるので
ある。
杆29の回動経路上ではないので、結節ビル30
から引き抜いた後の結束紐M端部を該係止片26
に引つ掛けたままで刈取作業をしても、該紐端が
結束穀稈の邪魔とならないという利点があるので
ある。
第4に、係止片26が放出杆29の基部である
クランクアーム40の部分の上に設けたことによ
り、クランクアーム40の部分の動きは放出杆2
9の先端に比較して、動きは少なく、しかし結節
ビル30に銜えられて結節された後の紐端を取り
外すには十分な回動幅であるので、引き抜かれた
後の紐端が他の非回動部分や放出杆に巻き付くと
いうことが無くなつたものである。
クランクアーム40の部分の上に設けたことによ
り、クランクアーム40の部分の動きは放出杆2
9の先端に比較して、動きは少なく、しかし結節
ビル30に銜えられて結節された後の紐端を取り
外すには十分な回動幅であるので、引き抜かれた
後の紐端が他の非回動部分や放出杆に巻き付くと
いうことが無くなつたものである。
第5に、位置決め片25を結節フレーム27に
設けることにより、紐通し時の結束紐Mの位置を
確実に決めることができ、空結束の際に結束紐M
が垂れて、結節ホルダー31に掛からないという
不具合を解消することが出来たものである。
設けることにより、紐通し時の結束紐Mの位置を
確実に決めることができ、空結束の際に結束紐M
が垂れて、結節ホルダー31に掛からないという
不具合を解消することが出来たものである。
第1図は紐通し装置を付設したバインダーの平
面図、第2図は紐通し状態の繰り出し装置K部分
の平面図、第3図は結束装置部分の平面図、第4
図は結束紐Mの先端を係止する位置決め片25と
係止片26の部分の斜視図である。 A……結束紐筒、M……結束紐、3……紐通し
ハンドル、4……紐通し可撓杆、5……紐係止突
起、6……可撓杆繰り出し輪体、18……ニード
ル、18a……紐通過孔、25……位置決め片、
26……係止片、27……結節フレーム、30…
…結節ビル、31……結節ホルダー。
面図、第2図は紐通し状態の繰り出し装置K部分
の平面図、第3図は結束装置部分の平面図、第4
図は結束紐Mの先端を係止する位置決め片25と
係止片26の部分の斜視図である。 A……結束紐筒、M……結束紐、3……紐通し
ハンドル、4……紐通し可撓杆、5……紐係止突
起、6……可撓杆繰り出し輪体、18……ニード
ル、18a……紐通過孔、25……位置決め片、
26……係止片、27……結節フレーム、30…
…結節ビル、31……結節ホルダー。
Claims (1)
- エンジンの回転状態でクラツチを入れ、空の状
態で結束作用をさせ、ニードル18により結束紐
Mを案内し、結節ホルダー31に保持した状態を
作り出す機構において、結束紐Mの先端をニード
ル18の紐通過孔18aに挿通し、更に紐通過孔
18aを通過後の結束紐Mの先端を係止可能とす
べく、放出杆29のクランクアーム40に係止片
26を設け、前記ニードル18と、放出杆29の
係止片26との間で、結節フレーム27の外端部
近くに位置決め片25を設け、該位置決め片25
に、結束紐Mの中途部を係止し、結束紐Mの垂れ
下がりを防止したことを特徴とする穀稈結束部に
おける紐通し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986109919U JPH0437400Y2 (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986109919U JPH0437400Y2 (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6315739U JPS6315739U (ja) | 1988-02-02 |
JPH0437400Y2 true JPH0437400Y2 (ja) | 1992-09-02 |
Family
ID=30988468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986109919U Expired JPH0437400Y2 (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0437400Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5427947B2 (ja) * | 1973-03-07 | 1979-09-13 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5427947U (ja) * | 1977-07-29 | 1979-02-23 | ||
JPS6235311Y2 (ja) * | 1977-10-31 | 1987-09-08 | ||
JPS58152840U (ja) * | 1982-04-05 | 1983-10-13 | 三菱農機株式会社 | 結束機 |
-
1986
- 1986-07-16 JP JP1986109919U patent/JPH0437400Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5427947B2 (ja) * | 1973-03-07 | 1979-09-13 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6315739U (ja) | 1988-02-02 |
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