JPH04106934U - 穀稈結束部における紐通し装置 - Google Patents
穀稈結束部における紐通し装置Info
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- JPH04106934U JPH04106934U JP756992U JP756992U JPH04106934U JP H04106934 U JPH04106934 U JP H04106934U JP 756992 U JP756992 U JP 756992U JP 756992 U JP756992 U JP 756992U JP H04106934 U JPH04106934 U JP H04106934U
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
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- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
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Landscapes
- Binders And Loading Units For Sheaves (AREA)
- Safety Devices And Accessories For Harvesting Machines (AREA)
- Basic Packing Technique (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案の目的は、バインダー等の穀稈結束部
における紐通しを容易にする為の技術である。 【構成】 紐通しハンドル3の操作により、紐通し可撓
杆4を収納パイプ2とガイドパイプ1内で摺動可能に構
成し、紐ケース32に収納された結束紐筒Aの結束紐M
端部を、突出移動される紐通し可撓杆4の先端の紐係止
突起5で係止し、該紐通し可撓杆4がガイドパイプ1内
を通過し、穀稈結束部に配置されたニードル18の紐孔
18aまでの紐通過経路を往復可能に構成したものにお
いて、紐通し可撓杆4の先端の紐係止突起5が結束紐M
を係止した状態で通過可能とすべく、紐ブレーキ装置1
0の解除と、たるみ取り杆7の紐通し可撓杆4の通過経
路への移動を行う紐通し配置レバー9を設けたものであ
る。
における紐通しを容易にする為の技術である。 【構成】 紐通しハンドル3の操作により、紐通し可撓
杆4を収納パイプ2とガイドパイプ1内で摺動可能に構
成し、紐ケース32に収納された結束紐筒Aの結束紐M
端部を、突出移動される紐通し可撓杆4の先端の紐係止
突起5で係止し、該紐通し可撓杆4がガイドパイプ1内
を通過し、穀稈結束部に配置されたニードル18の紐孔
18aまでの紐通過経路を往復可能に構成したものにお
いて、紐通し可撓杆4の先端の紐係止突起5が結束紐M
を係止した状態で通過可能とすべく、紐ブレーキ装置1
0の解除と、たるみ取り杆7の紐通し可撓杆4の通過経
路への移動を行う紐通し配置レバー9を設けたものであ
る。
Description
【0001】
本考案の目的は、バインダー等の穀稈結束部における紐通しを容易にする為の
技術である。
【0002】
バインダー等の紐通しにおいては、結束紐が紐ブレーキ装置やたるみ取り杆や
紐ガイド杆等を通過させ、最終的には結束部のニードルの紐孔を通す必要があり
、その手順が複雑であり、該作業をバインダーの搬送ガイド板の下方の狭い位置
でする必要があることから、オペレーターに面倒がられる作業となっていたので
ある。該紐通し作業を簡略化する従来技術としては、特開昭61−104913
号公報に記載の如き技術が公知とされているのである。該従来技術においては、
板バネにより構成した紐通し可撓杆を、上下一対のローラーにより挟持して、突
出収納可能としており、また上下一対のローラーの駆動も電動モータにより行っ
ていたので、バインダーにバッテリーを搭載する必要がある等の不具合があった
のである。
【0003】
本考案は以上の従来技術の不具合を解消するものであり、紐通しハンドル3に
より操作する紐通し可撓杆4の先端の紐係止突起5に結束紐Mを係止し、該状態
でガイドパイプ1からニードル18の紐孔18aまで紐通し可能とし、該紐係止
突起5と結束紐Mが一体的に通過する部分の、たるみ取り杆7と紐ブレーキ装置
10を同時に、紐通し可撓杆4の通過状態に切換える紐通し配置レバー9を設け
たものである。
【0004】
本考案の解決すべき課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手
段を説明する。即ち、紐通しハンドル3の操作により、紐通し可撓杆4を収納パ
イプ2とガイドパイプ1内で摺動可能に構成し、紐ケース32に収納された結束
紐筒Aの結束紐M端部を、突出移動される紐通し可撓杆4の先端の紐係止突起5
で係止し、該紐通し可撓杆4がガイドパイプ1内を通過し、穀稈結束部に配置さ
れたニードル18の紐孔18aまでの紐通過経路を往復可能に構成したものにお
いて、紐通し可撓杆4の先端の紐係止突起5が結束紐Mを係止した状態で通過可
能とすべく、紐ブレーキ装置10の解除と、たるみ取り杆7の紐通し可撓杆4の
通過経路への移動を行う紐通し配置レバー9を設けたものである。
【0005】
次に作用を説明する。オペレーターが紐通しをする場合には、まず紐通し配置
レバー9を操作して、紐ブレーキ装置10を解除して、紐通し可撓杆4の通過可
能な間隙を開け、更にたるみ取り杆7を戻して、ガイドパイプ1の中心位置に移
動するのである。該状態で紐通しハンドル3を操作すると、収納パイプ2から紐
通し可撓杆4が摺動突出し、紐通し可撓杆4の先端の紐係止突起5に結束紐Mを
係合した状態で、紐ブレーキ装置10とたるみ取り杆7を通過するのである。そ
して結束紐Mがニードル18の紐孔18aを通過した状態で、紐通しハンドル3
を固定し、結束紐Mのみを取り出して結節ビルに銜えさせて、紐通し可撓杆4は
紐通しハンドル3を操作して戻すのである。最後に紐通し配置レバー9を操作し
て紐ブレーキ装置10とたるみ取り杆7を結束作業可能状態に戻すのである。
【0006】
次に実施例を説明する。図1は紐通し装置を付設したバインダーの平面図、図
2は紐通し装置の紐セット状態における平面図、図3は紐通し終了状態の平面図
、図4は結束装置部における紐の状態を示す平面図である。
【0007】
図1において全体構成から説明する。バインダーは前端に引起し装置Bを配置
し、該引起し装置Bの後部に搬送ガイド板Cを立設し、刈り取られた穀稈を側方
へ搬送ガイドしている。該引起し装置Bと搬送ガイド板Cの間の下方に、結束装
置が配置され、ニードル18と結束クラッチドア28が搬送通路の近辺に配置さ
れているのである。紐ケース32はエンジンEと搬送ガイド板Cとの間のミッシ
ョン装置の上方に配置され、結束紐筒Aが該紐ケース32の上に載置されている
。該結束紐筒Aより結束紐Mの端部を取出し、ニードル18の紐孔まで紐通しす
る。
【0008】
本考案の紐通し装置は操作ハンドル13の右側の枠の上に固設されている。該
操作ハンドル13の右側の部分に沿って、収納パイプ2を配置し、該収納パイプ
2内に紐通し可撓杆4の後部を収納しているのである。29は結束装置の放出杆
である。次に図2・図3・図4の図面に基づいて、本考案の要部の構成を説明す
る。操作ハンドル13の上に支持板14を固設している。該支持板14の下面に
繰り出し機構24を配置している。該繰り出し機構24を操作するレバー連結部
3aが、操作ハンドル13と直角方向に突出されている。そして該レバー連結部
3aの端部に紐通しハンドル3が固設されている。
【0009】
該紐通しハンドル3を操作ハンドル13と直角方向に引っ張ることにより、リ
コイル軸15が回転し可撓杆繰り出し輪体6が駆動されるのである。またオペレ
ーターが紐通しハンドル3を離すと繰り出し機構24内のリコイルバネの巻き戻
し力により、レバー連結部3aと紐通しハンドル3は巻き戻されるのである。紐
通しハンドル3を押し引き操作すると、可撓杆繰り出し輪体6の回転により、紐
通し可撓杆4を繰り出すのである。可撓杆繰り出し輪体6の円周上に近接して、
ガイドローラー8を配置しており、該可撓杆繰り出し輪体6とガイドローラー8
の両者により紐通し可撓杆4を係合して、繰り出すものである。
【0010】
本実施例においては、紐通し可撓杆4はワイヤーの外周にスクリュウ突起を巻
き付けた構成としており、該スクリュウ突起に同じくギア状に構成した可撓杆繰
り出し輪体6の歯部が噛合して、繰り出すべく構成している。該紐通し可撓杆4
はこの可撓杆繰り出し輪体6の回転により、収納パイプ2からガイドパイプ1の
方向へ結束紐Mを引っ掛けて繰り出される作用をし、且つ曲がりくねって配置さ
れたガイドパイプ1の内部を撓みながら通過する為に、可撓性を具備している必
要があるのである。故に該紐通し可撓杆4は結束紐Mの抵抗に負けない剛性と、
ガイドパイプ1の曲がりに沿って撓む性質のある杆であれば良いものである。
【0011】
本実施例はワイヤーの外周にスクリュウ突起を付設したが、合成樹脂の杆を摩
擦により繰り出したり、また歯部を設けてラック状に構成したものであっても良
いものである。また可撓杆繰り出し輪体6も合成樹脂性のギアまたは摩擦体であ
っても良い。収納パイプ2は可撓杆繰り出し輪体6との係合部において前後に分
割されており、後部収納パイプ2bは完全に紐通し可撓杆4を収納する役目をし
ているが、前部収納パイプ2aは結束紐Mと紐係止突起5とのセットを行うセッ
ト溝2cを切欠溝状に構成しているのである。該セット溝2cに於ける結束紐M
のセット状態は図2の如くに構成されている。
【0012】
紐通し可撓杆4の先端に固設された紐係止突起5は、紐通し可撓杆4が繰り出
し機構24により巻き戻された状態で、図2の如く前部収納パイプ2a内の、セ
ット溝2cよりも後部に収納される。支持板14の前端には紐案内板23が配置
されており、該紐案内板23により紐ケース32の結束紐筒Aより引き出された
結束紐Mを案内し、該結束紐Mは紐案内板23のガイド孔23aを通過して、ガ
イドパイプ1に挿入されるのである。該ガイド孔23aは紐を引っ掛けることの
ないように、引き出し方向へ円弧状のガイド面を設けている。
【0013】
結束紐Mはニードル18の紐孔18aを紐通しされる以前に、たるみによる結
束ミスをなくす為の紐ブレーキ装置10とたるみ取り杆7を通過する必要があり
、この操作も紐通しハンドル3を引っ張ることにより自動的に出来るように構成
している。即ち紐案内板23のガイド孔23aを出た直前の位置に、紐ブレーキ
装置10とブレーキローラー12が制動バネ19により押圧状態で配置されてお
り、該紐ブレーキ装置10とブレーキローラー12により結束紐Mが押圧される
ことにより摩擦制動力が作用するのである。20は制動バネ19の制動力調整ハ
ンドルである。
【0014】
次にたるみ取り杆7の構成について説明する。たるみ取り杆7は、結束紐Mの
前後端を係止しておいて、その中央部をバネ力のあるリング状の杆により引っ張
っておく構成であり、本考案においては、ガイドパイプ1を後部ガイドパイプ1
bと前部ガイドパイプ1aとに2分し、該分断部より結束紐Mをたるみ取り杆7
の方向に取り出しているのである。故に該たるみ取り杆7は、ガイドパイプ1よ
りも離した位置にリング部分を配置しておく必要があり、このたるみ取り杆7に
紐通し可撓杆4を通すのは困難なのである。故に紐通しをする場合には、たるみ
取り杆7をガイドパイプ1の同心上に配置する必要があるのである。
【0015】
また、紐通し可撓杆4とその先端の紐係止突起5は、該紐ブレーキ装置10と
ブレーキローラー12の間を通過して行く必要があるのであるが、制動状態では
通過が不可能であるので、紐通し時には該紐ブレーキ装置10を解除する装置が
設けられているのである。そして該紐ブレーキ装置10の解除と同時に、たるみ
取り杆7も紐通し時には、ガイドパイプ1の同心位置に回動する装置が配置され
ているのである。即ち紐通し配置レバー9がこの役目をするものである。紐通し
配置レバー9はリコイル軸15に枢支したアーム16に固設されており、該紐通
し配置レバー9を回動することにより、アーム16が回動し、該アーム16と係
合したセットアーム17が回動されるのである。
【0016】
セットアーム17はブレーキローラー12のブレーキローラー軸22に固設さ
れており、該ブレーキローラー軸22の上端にブレーキ解除カム21が固設され
ており、該ブレーキ解除カム21が紐通し配置レバー9の回動により移動して、
下端を枢支された紐ブレーキ装置10の上端を開くのである。そして該ブレーキ
解除カム21により紐ブレーキ装置10を開いた空間を紐係止突起5と紐通し可
撓杆4が通過可能としているのである。
【0017】
同時にたるみ取り杆7の基部を構成する巻きバネ部がブレーキローラー軸22
に固設されており、該たるみ取り杆7は紐通し配置レバー9の回動により、図3
の如くガイドパイプ1と同心位置に回動されるのである。該紐通し配置レバー9
の回動により、巻きバネにより支持されたたるみ取り杆7がガイドパイプ1の同
心位置を行き過ぎることの無いように、たるみ取り杆ストッパー11が、たるみ
取り杆7と反対側のガイドパイプ1の側面に配置されている。該構成により、紐
通しをする場合には、まず紐通し配置レバー9を回動して図3の如く紐通し状態
とし、図2のセット溝2cの位置に結束紐Mをセットした状態で、紐通しハンド
ル3を引っ張ることにより、紐通し可撓杆4と紐係止突起5が収納パイプ2から
押し出され、先端に結束紐Mを引っ掛けて、開いた状態の紐ブレーキ装置10を
通過し、同心状の位置に配置したたるみ取り杆7を通過し、ガイドパイプ1内を
案内されて、ニードル18の先端と略直角方向に出て、紐孔18a内を通過した
位置でストッパー4aにより紐通し可撓杆4の突出状態が停止するものである。
【0018】
オペレーターは紐孔18aを通過した状態の結束紐Mを取り出して、図4の状
態に引っ掛けてセットするのである。図4において結束装置部分の平面図を示し
ており、結束紐Mは結節フレーム27の右端に固設された位置決め片25に係止
して位置を正確に決め、終端は収納状態の放出杆29駆動用のクランクアーム部
に設けた係止片26に引っ掛けて止めておくのである。該状態で結束クラッチド
ア28を引いてクラッチを入れて、空の状態で結束作用をさせると、ニードル1
8により結束紐Mが、結節フレーム27内の、結節ビル30と結節ホルダー31
部へ結束紐Mを案内し、結節ホルダー31に保持した状態を作り出すのである。
その後に紐切り刃で切断された結束紐Mの端部は放出杆29の回動により手繰り
寄せられるので、係止片26から外して取り去れば紐通し作業は終了するのであ
る。33はパッカーである。
【0019】
図5は繰り出し機構部の側面断面図、図6は支持板14と紐通し配置レバー9
の部分の後面図である。該支持板14は操作ハンドル13の上に固設されており
、内部に繰り出し機構24が配置されているのである。繰り出し機構24はレバ
ー連結部3aを巻取るワイヤープーリー24aと、その内部に配置して、紐通し
ハンドル3を引くと巻き取られてエネルギーを蓄積し、紐通しハンドル3を離す
と該エネルギーによりレバー連結部3aをワイヤープーリー24aに巻き取る操
作をするリコイルバネ24bにより構成されている。ワイヤープーリー24aは
リコイル軸15と固設されており、リコイルバネ24bは外端をワイヤープーリ
ー24aに固定し、内端は支持板14の一部に固設しているのである。
【0020】
そしてリコイル軸15にアーム16が枢支されており、該アーム16に紐通し
配置レバー9が固設されている。該紐通し配置レバー9の操作状態を維持するガ
イド溝14aが支持板14の後面に構成されているのである。34は繰り出し装
置のカバーである。図7は本考案の要部であり紐通しハンドル3を引き出した状
態で維持する装置を示す平面断面図、図8は係止部3bを係合可能とした係止溝
14aを示す側面図、図9は紐通し可撓杆4の先端がニードル18の紐孔18a
を通過した状態を示す平面断面図である。
【0021】
本考案は図9の如く、非結束状態で収納されているニードル18の紐孔18a
に、紐通し可撓杆4の先端がガイドパイプ1にガイドされて、突入し挿通される
のである。そしてその状態では、結束紐Mの先端は紐係止突起5に係止された二
重折り状態であるから、そのまま紐通し可撓杆4を後退させると、紐係止突起5
との摩擦力により結束紐Mが再度ガイドパイプ1の内部へ引き戻される可能性が
あるのである。
【0022】
故にオペレーターは紐通しハンドル3を一杯に引っ張って、図9の状態を維持
して、紐係止突起5から結束紐Mを引き外して、結節ホルダー31につかませた
りする作業をしなければならないのである。本考案においては、レバー連結部3
aが通過するガイド筒14bの一部に係止溝14aを設け、またレバー連結部3
aの最終ストローク位置に係止部3bを設け、該係止部3bを引き出した状態で
、係止溝14aに係止可能としたものである。ガイド筒14bはレバー連結部3
aが繰り出し機構24にいっぱいまで巻き込まれた場合には、該紐通しハンドル
3が接当して、それ以上の繰り出し機構24の巻き込みを阻止する役目もしてい
るのである。
【0023】
以上のような構成において、紐通し操作の工程を説明すると。まず紐通し配置
レバー9を機体外側方へ引き、紐セット溝2cへ結束紐Mをセットする。次に紐
通しハンドル3を一杯に引き、紐通し可撓杆4がパイプ1とニードル18の紐孔
18aを抜けた時点で、レバー連結部3aを係止溝14aで係止する。次に紐孔
18aを通過した結束紐Mの先端を掴み、紐を結節カバーの位置決め片25に止
め、先端を放出杆29のクランク部に設けた係止片26に止める。次に紐通しハ
ンドル3を元に戻し、紐通し配置レバー9を機体内方に戻し、ドア28を引いて
クラッチを入れ、ニードル18を回転させて結束紐Mを紐ホルダー31に掴ませ
るのである。
【0024】
本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するものである。即ち
、第1に、従来の技術の如く、平板状のバネの先端に結束紐を係止して、ニード
ルまでの距離を搬送する場合には、結束紐の摩擦力により紐通し可撓杆が曲がる
おそれがあるが、本考案においては紐通し可撓杆をスクリュウ突起を巻き付けた
杆により構成したので、強力な押し込み力により結束紐を搬送することが可能と
なったのである。また従来の如く、平板状バネを上下のロールにより挟んで搬送
するのではなくて、可撓杆繰り出し輪体6とスクリュウ突起との噛合状態で搬送
するので、これによっても強力な搬送力を得ることができたのである。
【0025】
第2に、紐通しハンドル3による紐通し可撓杆4の突出の前に、紐通し配置レ
バー9を回動操作することより、紐ブレーキ装置10を解除し、たるみ取り杆7
を紐通し可撓杆4の通過位置へ移動することが出来るので、紐通し操作の前や、
後に紐ブレーキ装置への挟持操作や、たるみ取り杆7への係止操作をする必要が
無くなったのである。
【図1】本考案の紐通し装置を付設したバインダーの平
面図。
面図。
【図2】本考案の要部である紐通し装置の紐セット状態
における平面図。
における平面図。
【図3】紐通し終了状態の平面図。
【図4】結束装置部における紐の状態を示す平面図。
【図5】繰り出し機構部の側面断面図。
【図6】支持板14と紐通し配置レバー9の部分の後面
図。
図。
【図7】本考案の要部である紐通しハンドル3を引き出
した状態で維持する装置を示す平面断面図。
した状態で維持する装置を示す平面断面図。
【図8】係止部3bを係合可能とした係止溝14aを示
す側面図。
す側面図。
【図9】紐通し可撓杆4の先端がニードル18の紐孔1
8aを通過した状態を示す平面断面図。
8aを通過した状態を示す平面断面図。
A 結束紐筒
M 結束紐
1 ガイドパイプ
2 収納パイプ
3 紐通しハンドル
3a レバー連結部
3b 係止部
4 紐通し可撓杆
4a ストッパー
5 紐係止突起
6 可撓杆繰り出し輪体
7 たるみ取り杆
8 ガイドローラー
9 紐通し配置レバー
14 支持板
14a 係止溝
14b ガイド筒
24 繰り出し機構
Claims (1)
- 【請求項1】 紐通しハンドル3の操作により、紐通し
可撓杆4を収納パイプ2とガイドパイプ1内で摺動可能
に構成し、紐ケース32に収納された結束紐筒Aの結束
紐M端部を、突出移動される紐通し可撓杆4の先端の紐
係止突起5で係止し、該紐通し可撓杆4がガイドパイプ
1内を通過し、穀稈結束部に配置されたニードル18の
紐孔18aまでの紐通過経路を往復可能に構成したもの
において、紐通し可撓杆4の先端の紐係止突起5が結束
紐Mを係止した状態で通過可能とすべく、紐ブレーキ装
置10の解除と、たるみ取り杆7の紐通し可撓杆4の通
過経路への移動を行う紐通し配置レバー9を設けたこと
を特徴とする穀稈結束部における紐通し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992007569U JPH0649153Y2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 穀稈結束部における紐通し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992007569U JPH0649153Y2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 穀稈結束部における紐通し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04106934U true JPH04106934U (ja) | 1992-09-16 |
JPH0649153Y2 JPH0649153Y2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=31899178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992007569U Expired - Lifetime JPH0649153Y2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 穀稈結束部における紐通し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0649153Y2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5632206A (en) * | 1979-08-17 | 1981-04-01 | Kubota Ltd | Feeder for string of bundling machine |
JPS57193680A (en) * | 1981-05-23 | 1982-11-29 | Delta Kogyo Co | Cable drive type wind regulator |
JPS5880830U (ja) * | 1981-11-29 | 1983-06-01 | 三菱農機株式会社 | 結束機における紐ブレ−キ |
JPS61104913A (ja) * | 1984-10-25 | 1986-05-23 | 株式会社クボタ | 結束装置の紐通し装置 |
-
1992
- 1992-02-21 JP JP1992007569U patent/JPH0649153Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPS61104913A (ja) * | 1984-10-25 | 1986-05-23 | 株式会社クボタ | 結束装置の紐通し装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0649153Y2 (ja) | 1994-12-14 |
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