JPH08140084A - 衛星放送用フリーズ回路 - Google Patents

衛星放送用フリーズ回路

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JPH08140084A
JPH08140084A JP27254394A JP27254394A JPH08140084A JP H08140084 A JPH08140084 A JP H08140084A JP 27254394 A JP27254394 A JP 27254394A JP 27254394 A JP27254394 A JP 27254394A JP H08140084 A JPH08140084 A JP H08140084A
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JP
Japan
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signal
threshold
circuit
image
value
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Withdrawn
Application number
JP27254394A
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English (en)
Inventor
Riichi Nakahira
利一 中平
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 十分なC/Nが得られない場合に画面の動
き、或いは受信C/Nレベルによりフリーズの動作を行
うタイミングを可変にする。 【構成】 コンポジット信号から映像信号を1画像分抽
出して記憶しこの記憶された映像信号を表示させるため
の画像メモリ1を有する衛星放送用フリーズ回路に、ノ
イズ検波信号を基にC/N値を検出するC/N検出回路
2と、映像信号の今回の輝度を直前のものと比較しその
差を基に画像の動きを検出する動き検出回路3とが設け
られる。閾値部4は大きさの異なる二つのC/N閾値を
有し、動き検出回路3により画像の動きが無い場合には
大きなC/N閾値を選択し、動きが有る場合には小さな
C/N閾値を選択する。判定回路5は検出されたC/N
値と選択されたC/N閾値とを比較し検出C/N値が選
択C/N閾値よりも小さくなったら画像メモリ1へ画像
信号を記憶することを禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は移動体での衛星放送受信
時に受信電波が著しく一時的に低下した時に動作させる
衛星放送用フリーズ回路に関し、特に本発明は十分なC
/Nが得られない場合に画面の動き、或いは受信C/N
レベルによりフリーズの動作を行うタイミングを可変に
する衛星放送用フリーズ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体での衛星放送受信装置では、遮蔽
物により電波がとぎれた時に視聴者へ不快感を与えるの
を低減するように、電波遮断の直前の画面で静止画状態
とするため、「フリーズ」と呼ばれる衛星放送用フリー
ズ回路が取り入れられている。すなわち、移動体がこの
遮蔽物を通過中の短期間だけフリーズとなり、このフリ
ーズが解除されと元の動画状態に戻る。このフリーズの
方法としては、ノイズ検波出力を用いてC/N(Carrie
r to Noise ratio)値がフリーズの閾値以下に低下した
場合にフリーズをかけるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記衛星放送用フリー
ズ回路では、フリーズを動作させる閾値が固定して行わ
れている。衛星放送受信装置が十分なC/N値が得られ
るようなシステムであれば、フリーズの閾値が固定であ
っても特に問題はない。ところで、最近、衛星放送受信
装置の受信アンテナの小型化等が行われ、十分なC/N
値が、以下のように、得られない場合がある。例えば、
受信電波の弱い地域での降雨時等の場合には、電波が遮
蔽物により遮断されていないにもかかわず、C/N値が
持続的にフリーズ閾値を下回ったり、又は頻繁にフリー
ズ閾値を下回り、長期間フリーズが動作するという問題
点がある。この長期間フリーズによる静止画状態より
も、フリーズを解除してノイズがやや多い動画状態にし
たい場合がある。フリーズを解除するためには、フリー
ズ閾値を下げればよい。しかしながら、このフリーズ閾
値を下げ過ぎると、遮蔽物による遮断があった場合に、
フリーズが動作せず、所期の目的を達成できず、異常に
ノイズが多い動画状態になるという問題点がある。
【0004】したがって、本発明は、上記問題点に鑑
み、フリーズ閾値の切換をする場合にフリーズを適切に
動作させることができる衛星放送用フリーズ回路を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決するために、次の構成を有する衛星放送用フリーズ
回路を提供する。すなわち、コンポジット信号から映像
信号を1画像分抽出して記憶しこの記憶された映像信号
を表示させるための画像メモリを有する衛星放送用フリ
ーズ回路に、ノイズ検波信号を基にC/N値を検出する
C/N検出回路と、前記映像信号の今回の輝度を直前の
ものと比較しその差を基に画像の動きを検出する動き検
出回路とが設けられる。閾値部は大きさの異なる二つの
C/N閾値を有し、前記動き検出回路により画像の動き
が無い場合には大きなC/N閾値を選択し、動きが有る
場合には小さなC/N閾値を選択する。判定回路は検出
されたC/N値と選択されたC/N閾値とを比較し検出
C/N値が選択C/N閾値よりも小さくなったら前記画
像メモリへ画像信号を記憶することを禁止する。
【0006】また、コンポジット信号から映像信号を1
画像分抽出して記憶しこの記憶された映像信号を表示さ
せるための画像メモリを有する衛星放送用フリーズ回路
に、ノイズ検波信号を基にC/N値を検出するC/N検
出回路と、前記C/N値の高低を判断するC/N判定回
路とが設けられる。閾値部は大きさの異なる二つのC/
N閾値を有し、C/N判定回路によりC/N値が高い場
合には大きなC/N閾値を選択し、低い場合には小さな
C/N閾値を選択する。判定回路は検出されたC/N値
と選択されたC/N閾値とを比較し検出C/N値が選択
閾値よりも小さくなったら前記画像メモリへ画像信号を
記憶することを禁止する。
【0007】また、コンポジット信号から映像信号を1
画像分抽出して記憶しこの記憶された映像信号を表示さ
せるための画像メモリを有する衛星放送用フリーズ回路
に、コンポジット信号から垂直同期信号を分離する垂直
同期分離回路と、前記映像信号の今回の輝度を直前のも
のと比較しその差を基に画像の動きを検出する動き検出
回路とが設けられる。閾値部は大きさの異なる二つの垂
直同期閾値を有し、前記動き検出回路により画像の動き
が無い場合には大きな垂直同期閾値を選択し、動きが有
る場合には小さな垂直同期閾値を選択する。遅延回路は
前記画像メモリへのコンポジット信号を遅延させる。判
定回路は垂直同期信号のレベルと選択された垂直同期閾
値とを比較し垂直同期信号のレベルが選択垂直同期閾値
よりも小さくなったら前記画像メモリへ画像信号を記憶
することを禁止する。
【0008】前記判定回路は、垂直同期信号の幅と選択
された垂直同期閾値とを比較し垂直同期信号の幅が選択
垂直同期閾値よりも小さくなったら前記画像メモリへ画
像信号を記憶することを禁止するようにしてもよい。前
記垂直同期分離回路に代わり、コンポジット信号から水
平同期信号を分離する水平同期分離信号を設け、閾値部
は、大きさの異なる二つの水平同期閾値を有し、前記動
き検出回路により画像の動きが無い場合には大きな水平
同期閾値を選択し、動きが有る場合には小さな水平同期
閾値を選択し、判定回路は水平同期信号のレベルと選択
された水平同期閾値とを比較し水平同期信号のレベルが
選択水平同期閾値よりも小さくなったら前記画像メモリ
へ画像信号を記憶することを禁止するようにしてもよ
い。
【0009】前記垂直同期分離回路に代わり、コンポジ
ット信号から水平同期信号を分離する水平同期分離信号
を設け、閾値部は、大きさの異なる二つの水平同期閾値
を有し、前記動き検出回路により画像の動きが無い場合
には大きな水平同期閾値を選択し、動きが有る場合には
小さな水平同期閾値を選択し、判定回路は水平同期信号
の幅と選択された水平同期閾値とを比較し水平同期信号
の幅が選択水平同期閾値よりも小さくなったら前記画像
メモリへ画像信号を記憶することを禁止するようにして
もよい。
【0010】
【作用】本発明の衛星放送用フリーズ回路によれば、前
記動き検出回路により画像の動きが無い場合には大きな
C/N閾値を選択し、動きが有る場合には小さなC/N
閾値を選択し、検出されたC/N値と選択されたC/N
閾値とを比較し検出C/N値が選択C/N閾値よりも小
さくなったら前記画像メモリへ画像信号を記憶すること
を禁止することにより、すなわち、画面の動き検出の結
果によって、動き有りの場合はフリーズの動作を行う範
囲を狭め、動きの無い場合はフリーズの動作を行う範囲
を広げるようにした。したがって、フリーズ動作画面に
動きが有る場合にはフリーズの動作タイミングが遅らさ
れ、動きの無い場合にはフリーズの動作タイミングが早
められる。このため、C/N値が十分に得られないよう
な移動体向け衛星放送受信装置でも快適なフリーズ動作
が行える。つまり、フリーズにしても影響の少ない静止
画(動きの少ない画面)ではノイズの多い画面で動画と
しない。これに対してノイズの多い画面でもフリーズに
したくない動画(動きの多い画面)では受信限界近くま
でフリーズをかけないことによりフリーズ時間を極力短
縮させる。
【0011】また、閾値部は大きさの異なる二つのC/
N閾値を有し、C/N判定回路によりC/N値が高い場
合には大きなC/N閾値を選択し、低い場合には小さな
C/N閾値を選択する。判定回路は検出されたC/N値
と選択されたC/N閾値とを比較し検出C/N値が選択
閾値よりも小さくなったら前記画像メモリへ画像信号を
記憶することを禁止することにより、本州中部など受信
電波の強い地域での晴天での受信時にはフリーズのCN
閾値を高くしてノイズの多い画面で動作させない。これ
に対して北海道、九州など受信電波の弱い地域での雨天
での受信時にはフリーズのC/N閾値を低くし遮蔽物に
よる完全遮断でないのにフリーズが動作することを防止
する。
【0012】また、垂直同期信号のレベルと選択された
垂直同期閾値とを比較し垂直同期信号のレベルが選択垂
直同期閾値よりも小さくなったら前記画像メモリへ画像
信号を記憶することを禁止し、垂直同期信号の幅と選択
された垂直同期閾値とを比較し垂直同期信号の幅が選択
垂直同期閾値よりも小さくなったら前記画像メモリへ画
像信号を記憶することを禁止することにより、前述と同
様な作用効果を得ることができる。
【0013】また、水平同期信号のレベルと選択された
水平同期閾値とを比較し水平同期信号のレベルが選択水
平同期閾値よりも小さくなったら前記画像メモリへ画像
信号を記憶することを禁止し、水平同期信号の幅と選択
された水平同期閾値とを比較し水平同期信号の幅が選択
水平同期閾値よりも小さくなったら前記画像メモリへ画
像信号を記憶することにより、前述と同様な作用効果を
得ることができる。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1は本発明の第1の実施例に係る衛星放送
用フリーズ回路を示す図である。本図に示すように、衛
星放送用フリーズ回路は、コンポジット信号を入力し、
このコンポジット信号から直前の映像信号を1画像分抽
出し記憶しこの記憶映像信号を出力する画像メモリ1
と、ノイズ検波信号を入力してC/N値を検出するC/
N検出回路2と、コンポジット信号を入力し、このコン
ポジット信号から直前の画像と今回の画像とを比較して
画像の動きを検出する動き検出回路3と、動き検出回路
3により動きの有る場合にはC/Nの閾値a、動きの無
い場合にはC/Nの閾値b(>a)を形成する閾値部4
と、C/N検出回路2からC/N値を入力しかつ閾値部
4から閾値を入力してこれらの値を基に画像メモリ1の
書き込み許可、禁止を制御する判定回路5とを有する。
ここに、閾値部4において、例えば、C/Nの閾値a=
5dBであり、C/Nの閾値b=8dBである。
【0015】図2は図1のC/N検出回路2を示す図で
ある。C/N検出電圧にはノイズ検波信号が用いられ、
まず、本図に示すように、ノイズアンプ11により、ノ
イズ検波信号が増幅され、帯域フィルタ12により、画
像帯域より高い10MHzあたりの信号を取り出す。そ
してピーク検波部13によりピーク検波を行った後、非
線形アンプ14により実際のC/N値に対してC/N検
出電圧がリニアに近く出力されるようにしてある。
【0016】図3は図2の動き検出回路3を示す図であ
る。本図に示すように、コンポジット信号から抽出され
た1フィールドの画像信号を逐次入力して記憶するフィ
ールドメモリ21を用いて、画像信号を入力しこれとフ
ィールドメモリ21からの1フィールド前の信号と比較
し差検出回路22により輝度の差分を検出する。そして
この差分を予め設定した閾値Aと比較しこれより大きい
場合は動き有りと判断し、例えば「1」を出力する。こ
の動作をフィールド単位で行い、「1」の数をカウンタ
24によりカウントする。そして閾値Bと比較し、1フ
ィールド中にある数値以上カウントされた場合を動き有
りと判断する。なお、閾値Bを2段階として、動き
大、動き中、動き小ともできる。
【0017】図4は図2の判定回路5を示す図である。
本図に示すように、判定回路5は比較器で構成され、C
/N値が閾値よりも大きい場合には「H(high) 」信号
を出力し、閾値よりも小さい場合には「L(low)」信号
を出力する。図5は図4の判定回路5による画像メモリ
1の書込み制御を説明する図である。本図(a)に示す
ように、C/N値とC/N閾値a、bとの関係におい
て、動き無しの場合の判定回路5の出力を示す図5
(b)、動き有りの場合の判定回路5の出力を示す図5
(c)のように、フリーズ動作タイミングを決定する閾
値を可変させて動作させるようにした。すなわち、画面
の動き検出の結果によって、動き有りの場合は(図5
(c)参照)フリーズの動作を行う範囲を狭め、動きの
無い場合(図5(b)参照)はフリーズの動作を行う範
囲を広げるようにした。
【0018】したがって、本実施例によれば、フリーズ
動作画面に動きが有る場合にはフリーズの動作タイミン
グが遅らされ、動きの無い場合にはフリーズの動作タイ
ミングが早められる。このため、C/N値が十分に得ら
れないような移動体向け衛星放送受信装置でも快適なフ
リーズ動作が行える。すなわち、フリーズにしても影響
の少ない静止画(動きの少ない画面)ではノイズの多い
画面で動画としない。これに対してノイズの多い画面で
もフリーズにしたくない動画(動きの多い画面)では受
信限界近くまでフリーズをかけないことによりフリーズ
時間を極力短縮させる。
【0019】図6は本発明の第2の実施例に係る衛星放
送用フリーズ回路を示す図である。本図において、図1
の第1の実施例と異なる構成要素はC/N判定回路6で
ある。C/N判定回路6は、C/N検出回路2からのC
/N値を入力して、さらに閾値を入力しこれらの値を比
較し、ノイズ検波信号をモニタリングして読み込み受信
状態を調べる。例えば、C/N値が閾値10dB以上か
以下かを判断し受信レベルの高い低いを判断する。そし
て、この結果に応じて受信C/N値が高い場合にはフリ
ーズの閾値(例えば、C/N値が10dB以上ならばC
/Nの閾値b=8dB)を高く、受信C/N値が低い場
合にはフリーズの閾値(例えば、C/N値が10dB未
満ならばC/Nの閾値a=5dB)を低くする。このよ
うにして、受信C/N値の高い場合にはフリーズの動作
を行う範囲を広げ、低い場合にはフリーズの動作を行う
範囲を狭める。
【0020】したがって、本実施例によれば、例えば、
本州中部など受信電波の強い地域での晴天での受信時に
はフリーズのCN閾値を高くしてノイズの多い画面で動
作させない。これに対して北海道、九州など受信電波の
弱い地域での雨天での受信時にはフリーズのC/N閾値
を低くし遮蔽物による完全遮断でないのにフリーズが動
作することを防止する。
【0021】図7は本発明の第3の実施例に係る衛星放
送用フリーズ回路を示す図である。本図において、図1
の構成と異なる要素は、C/N検出回路2に代わり、コ
ンポジット信号を入力する垂直同期分離回路8と、画像
メモリ1の入力側に1フィールド遅延回路7とである。
この垂直同期分離回路8によりコンポジット信号から抽
出された垂直同期信号のレベルは、C/N検出回路2の
C/N値と同様に、受信電波の強弱に依存するので、書
き込み許可、禁止の判定を行う判定回路5の入力信号と
する。また、1フィールド遅延回路7は画像メモリ1へ
のデータ書き込みを1フィールド遅延させるものであ
る。これは次の1フィールドで書込み禁止の信号がなか
った場合に書き込みを行うためである。
【0022】図8は図7の判定回路5を示す図である。
本図において、図4と異なる構成要素として、比較器5
1の入力側に垂直同期分離回路8からの垂直同期信号を
反転する反転増幅器52と、比較器51の出力側に出力
信号を保持するコンデンサ53とが設けられる。図9は
図8の各部の信号波形を示す図である。本図(a)に
は、反転増幅器52の出力である垂直同期信号を示す。
この場合、閾値bは、例えば、受信電波が十分に得られ
る場合の垂直同期信号レベルの90%であり、閾値a
は、受信電波が十分に得られる場合の垂直同期信号レベ
ルの10%である。本図(b)は閾値bの場合の書込み
制御を説明する図であり、本図(c)は閾値aの場合の
書込み制御を説明する図である。本実施例によれば、垂
直同期信号のレベルを基に、第1の実施例と同様の作用
効果を得ることができる。
【0023】図10は図7の判定回路5の別の変形を示
す図である。本図に示すように、この判定回路7には、
閾値部4からの閾値を一方に入力し画像メモリ1の許可
・禁止信号を出力する比較器51と、垂直同期分離回路
8からの垂直同期信号を反転する反転増幅器52と、反
転増幅器52の出力信号の波形を成形する比較器53
と、比較器53の成形された信号の立ち上がりによりカ
ウントをリセットしその立ち下がりでカウントを停止
し、停止時の出力電圧を前記比較器51の他方の入力に
与えるカウンタ54と、カウンタ54にカウントすべき
クロックを供給するクロック55と、カウンタ54の出
力側に設けられ比較器53によりカウンタ54をカウン
トさせる期間中だけ開成を行うスイッチ56と、スイッ
チ56の後段にスイッチ56が開成する直前のカウンタ
54の出力電圧を保持するコンデンサ57とが設けられ
る。
【0024】図11は図10のカウンタ54の動作を説
明する図である。本図(a)に示すように、反転増幅器
52の出力信号として、歪みのある垂直同期信号がある
と、本図に示すように、比較器53により矩形波に成形
される。本図(c)ではクロック55からのクロック信
号を示す。本図(d)に示すように、カウンタ54は本
図(b)の矩形波の立ち上がりでカウントを開始しその
立ち下がりでカウントを停止しそのカウント数に対応す
る電圧信号を比較器51に出力する。
【0025】図12、13は図10の各部の信号波形を
示す図である(その1、2)。本図(a)は反転増幅器
52の出力信号であり、本図(b)は比較器53の出力
信号であり、本図(c)はカウンタ54の出力信号であ
り、本図(d)は比較器51の入力信号である。ここ
で、閾値bは、例えば正常な垂直同期信号の幅の90
%、閾値aは、例えば正常な垂直同期信号の幅の10%
とする。本図(e)、(f)は前述した判定回路5の出
力である。
【0026】本実施例によれば、垂直同期信号の幅を基
に、第1の実施例と同様の作用効果を得ることができ
る。図14は本発明の第4の実施例に係る衛星放送用フ
リーズ回路を示す図である。本図において、図7の構成
と異なる要素は、垂直同期分離回路8の代わりの水平同
期分離回路9と、1フィールド遅延回路7の代わりの1
ライン遅延回路10とである。このようにしても本実施
例は水平同期信号のレベル、幅を基に、第3の実施例と
同様の作用効果を得ることができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、動
き検出回路により画像の動きが無い場合には大きなC/
N閾値を選択し、動きが有る場合には小さなC/N閾値
を選択し、検出されたC/N値と選択されたC/N閾値
とを比較し検出C/N値が選択C/N閾値よりも小さく
なったら画像メモリへ画像信号を記憶することを禁止す
るので、画面の動き検出の結果によって、動き有りの場
合はフリーズの動作を行う範囲を狭め、動きの無い場合
はフリーズの動作を行う範囲を広げるようにした。した
がって、このため、C/N値が十分に得られないような
移動体向け衛星放送受信装置でも快適なフリーズ動作が
行える。C/N値が高い場合には大きなC/N閾値を選
択し、低い場合には小さなC/N閾値を選択し、検出さ
れたC/N値と選択されたC/N閾値とを比較し検出C
/N値が選択閾値よりも小さくなったら画像メモリへ画
像信号を記憶することを禁止するので、本州中部など受
信電波の強い地域での晴天での受信時にはフリーズのC
N閾値を高くしてノイズの多い画面で動作させない。こ
れに対して北海道、九州など受信電波の弱い地域での雨
天での受信時にはフリーズのC/N閾値を低くし遮蔽物
による完全遮断でないのにフリーズが動作することを防
止する。また、垂直同期信号又は水平同期信号のレベル
又は幅と選択された垂直同期閾値又は水平同期閾値とを
比較し垂直同期信号又は水平同期信号のレベル又は幅が
選択垂直同期閾値又は水平同期閾値よりも小さくなった
ら画像メモリへ画像信号を記憶することを禁止するの
で、前述と同様な作用効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る衛星放送用フリー
ズ回路を示す図である。
【図2】図1のC/N検出回路2を示す図である。
【図3】図1の動き検出回路3を示す図である。
【図4】図1の判定回路5を示す図である。
【図5】図4の判定回路5による画像メモリ1の書込み
制御を説明する図である。
【図6】本発明の第2の実施例に係る衛星放送用フリー
ズ回路を示す図である。
【図7】本発明の第3の実施例に係る衛星放送用フリー
ズ回路を示す図である。
【図8】図7の判定回路5を示す図である。
【図9】図8の各部の信号波形を示す図である。
【図10】図7の判定回路5の別の変形を示す図であ
る。
【図11】図10のカウンタ54の動作を説明する図で
ある。
【図12】図10の各部の信号波形を示す図である(そ
の1)。
【図13】図10の各部の信号波形を示す図である(そ
の2)。
【図14】本発明の第4の実施例に係る衛星放送用フリ
ーズ回路を示す図である。
【符号の説明】
1…画像メモリ 2…C/N検出回路 3…動き検出回路 4…閾値部 5…判定回路 6…C/N判定回路 7、10…遅延回路 8…垂直同期分離回路 9…水平同期分離回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンポジット信号から映像信号を1画像
    分抽出して記憶しこの記憶された映像信号を表示させる
    ための画像メモリ(1)を有する衛星放送用フリーズ回
    路において、 ノイズ検波信号を基にC/N値を検出するC/N検出回
    路(2)と、 前記映像信号の今回の輝度を直前のものと比較しその差
    を基に画像の動きを検出する動き検出回路(3)と、 大きさの異なる二つのC/N閾値を有し、前記動き検出
    回路(3)により画像の動きが無い場合には大きなC/
    N閾値を選択し、動きが有る場合には小さなC/N閾値
    を選択する閾値部(4)と、 検出されたC/N値と選択されたC/N閾値とを比較し
    検出C/N値が選択C/N閾値よりも小さくなったら前
    記画像メモリ(1)へ画像信号を記憶することを禁止す
    る判定回路(5)とを備えることを特徴とする衛星放送
    用フリーズ回路。
  2. 【請求項2】 コンポジット信号から映像信号を1画像
    分抽出して記憶しこの記憶された映像信号を表示させる
    ための画像メモリ(1)を有する衛星放送用フリーズ回
    路において、 ノイズ検波信号を基にC/N値を検出するC/N検出回
    路(2)と、 前記C/N値の高低を判断するC/N判定回路(6)
    と、 大きさの異なる二つのC/N閾値を有し、C/N判定回
    路(6)によりC/N値が高い場合には大きなC/N閾
    値を選択し、低い場合には小さなC/N閾値を選択する
    閾値部(4)と、 検出されたC/N値と選択されたC/N閾値とを比較し
    検出C/N値が選択閾値よりも小さくなったら前記画像
    メモリ(1)へ画像信号を記憶することを禁止する判定
    回路(5)とを備えることを特徴とする衛星放送用フリ
    ーズ回路。
  3. 【請求項3】 コンポジット信号から映像信号を1画像
    分抽出して記憶しこの記憶された映像信号を表示させる
    ための画像メモリ(1)を有する衛星放送用フリーズ回
    路において、 コンポジット信号から垂直同期信号を分離する垂直同期
    分離回路(8)と、 前記映像信号の今回の輝度を直前のものと比較しその差
    を基に画像の動きを検出する動き検出回路(3)と、 大きさの異なる二つの垂直同期閾値を有し、前記動き検
    出回路(3)により画像の動きが無い場合には大きな垂
    直同期閾値を選択し、動きが有る場合には小さな垂直同
    期閾値を選択する閾値部(4)と、 前記画像メモリ(1)へのコンポジット信号を遅延させ
    る遅延回路(7)と、 垂直同期信号のレベルと選択された垂直同期閾値とを比
    較し垂直同期信号のレベルが選択垂直同期閾値よりも小
    さくなったら前記画像メモリ(1)へ画像信号を記憶す
    ることを禁止する判定回路(5)とを備えることを特徴
    とする衛星放送用フリーズ回路。
  4. 【請求項4】 前記判定回路(5)は、垂直同期信号の
    幅と選択された垂直同期閾値とを比較し垂直同期信号の
    幅が選択垂直同期閾値よりも小さくなったら前記画像メ
    モリ(1)へ画像信号を記憶することを禁止することを
    特徴とする、請求項3に記載の衛星放送用フリーズ回
    路。
  5. 【請求項5】 前記垂直同期分離回路(8)に代わり、
    コンポジット信号から水平同期信号を分離する水平同期
    分離信号(9)を設け、閾値部(4)は、大きさの異な
    る二つの水平同期閾値を有し、前記動き検出回路(3)
    により画像の動きが無い場合には大きな水平同期閾値を
    選択し、動きが有る場合には小さな水平同期閾値を選択
    し、判定回路(5)は水平同期信号のレベルと選択され
    た水平同期閾値とを比較し水平同期信号のレベルが選択
    水平同期閾値よりも小さくなったら前記画像メモリ
    (1)へ画像信号を記憶することを禁止することを特徴
    とする、請求項3に記載の衛星放送用フリーズ回路。
  6. 【請求項6】 前記垂直同期分離回路(8)に代わり、
    コンポジット信号から水平同期信号を分離する水平同期
    分離信号(9)を設け、閾値部(4)は、大きさの異な
    る二つの水平同期閾値を有し、前記動き検出回路(3)
    により画像の動きが無い場合には大きな水平同期閾値を
    選択し、動きが有る場合には小さな水平同期閾値を選択
    し、判定回路(5)は水平同期信号の幅と選択された水
    平同期閾値とを比較し水平同期信号の幅が選択水平同期
    閾値よりも小さくなったら前記画像メモリ(1)へ画像
    信号を記憶することを禁止することを特徴とする、請求
    項3に記載の衛星放送用フリーズ回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005260605A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Fujitsu Ten Ltd デジタル放送受信装置
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