JPH07162751A - 画像の特徴検出装置、画像調整システム、字幕編集システムおよびテレビジョン受像機 - Google Patents

画像の特徴検出装置、画像調整システム、字幕編集システムおよびテレビジョン受像機

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JPH07162751A
JPH07162751A JP6140537A JP14053794A JPH07162751A JP H07162751 A JPH07162751 A JP H07162751A JP 6140537 A JP6140537 A JP 6140537A JP 14053794 A JP14053794 A JP 14053794A JP H07162751 A JPH07162751 A JP H07162751A
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由美 板東
Takayuki Mori
隆之 森
Nobufumi Nakagaki
宣文 中垣
Toshinori Murata
敏則 村田
Shinobu Torigoe
忍 鳥越
Sunao Suzuki
直 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 映像の上下などに無画部がある映像が映像信
号として入力された場合に、その映像領域と無画部の境
界位置を検出する。 【構成】振幅方向判定部117は入力される映像信号の
信号レベルが或る輝度レベルLより低いときには無画部
に属する信号であると判定する。水平方向判定部118
は無画部に属する信号であると判定されたデータ数が、
1水平走査期間あたり設定値Cより多いときには無画部
に属する水平走査期間であると判定する。垂直方向判定
部119は水平方向判定部118による判定結果から映
像領域と無画部との境界位置がどこであるか判定する。
時間方向判定部120は判定により得られる映像領域と
無画部との境界位置を時間方向に積分し最終判断を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機等
におけるテレビジョン信号処理装置に係り、特に、映像
信号によって画面にいわゆるレターボックス映像や、字
幕がある映像を表示した場合における無画領域もしくは
字幕の位置を自動的に検出する画像の特徴検出装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビジョン受像機は、映像の内
容に応じて、輝度や色合いの点で、映像信号をより良く
しようとする試みがなされてきた。最近の例では、画面
に表示された映像を予め定められた領域に分け、入力映
像信号に応じて各領域の画質をそれぞれ独立に調整し、
常に良好な画質を得ようとする方法がある。このような
テレビジョン受像機の画質調整方法に関する例として、
特開平3−154478号公報に記載されている方法が
挙げられる。
【0003】図6に、従来技術におけるテレビジョン受
像機の画質調整装置のブロック図を示す。図6におい
て、1は、自動画質調整装置であり映像信号に対して画
質の調整を行う。2は、アンテナであり、信号を受信す
る。3は、チューナであり、受信した信号から受信希望
チャネルを選択する。4は、映像中間周波回路(VI
F)であり、映像信号の中間周波を検波する。5は、レ
ベル変換回路であり、映像信号のレベルを変換する。6
は、アナログ・ディジタル(A/D)変換器であり、ア
ナログ信号をディジタル値に変換する。7は、マイクロ
コンピュータ、8は、レベル検出部であり、ディジタル
信号に基づいてレベルを検出する。9は、制御部であ
り、レベル検出部8で検出されたレベルに基づいてレベ
ル変換回路における増幅度を調整する。10は、サンプ
リング信号発生部であり、アナログ・ディジタル(A/
D)変換器に対してサンプリング信号を供給する。11
は、受像管であり、映像信号を撮像する。
【0004】つぎに、図6に示すブロック図の動作を説
明する。アンテナ2、チューナ3、映像中間周波回路4
を介し、映像信号が自動画質調整装置1に入力される。
【0005】自動画質調整装置1は、入力された映像信
号に、明るさ、コントラスト、色の濃さ、色あいなどの
画質調整を施し、受像管11に供給する。
【0006】ここで、自動画質調整装置1の動作を説明
する。
【0007】映像中間周波回路4から出力された映像信
号は、サンプリング信号発生部10からのサンプリング
信号によりA/D変換器6でサンプリングされ、レベル
検出部8に供給される。レベル検出部8は、A/D変換
器6からのサンプリングデータを例えば1フレーム分取
り込み、信号レベルを検出し、1フレーム分の検出結果
をメモリ(図示せず)に記憶する。
【0008】制御部9は、上記メモリに記憶されたデー
タの中から、図7に示すような画面に表示された映像の
6つの領域A,B,C,D,E,Fに対する信号レベル
のデータを順次読みだし、各領域ごとに信号レベルに応
じた最適な画質が再現されるようにレベル変換回路5の
変換パラメータを設定する。こうして設定された6領域
の変換パラメータは、レベル変換回路5の制御信号とし
て出力される。
【0009】なお、レベル検出部8、サンプリング信号
発生部10および制御部9はマイクロコンピュータで構
成される。
【0010】レベル変換回路5は、入力映像信号に対
し、制御部9から供給される変換パラメータに従って上
記6領域の画質を独立に調整し、受像管11に供給す
る。
【0011】上記動作を行なうことにより、画面に表示
された各領域の画質をそれぞれ独立に調整することがで
きる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、画面
に表示された映像を予め定められた領域に分け、各領域
の画質をそれぞれ独立に調整するようにしている。しか
し、映像信号として、いわゆるレターボックス映像と呼
ばれる、映像の上下に無画領域がある映像信号が入力さ
れた場合、本来、映像領域と無画領域に分け、それぞれ
独立に画像調整を行うことが望ましいが、上記従来例で
は、画質を独立に調整し得る各領域は、それぞれ、予め
定められたものであり、レターボックス映像など映像の
種類や変化に対応させたものではない。そのため、映像
領域と無画領域とでぞれぞれ独立に画質調整を行うこと
はできない。しかも、予め定められた領域と、映像領域
や無画領域が、領域として互いに一致していない場合
は、上述した画質調整を施すことにより、却って不自然
な映像が再現されることもある。
【0013】本発明は、上述の従来技術の問題点に鑑み
なされたものであり、その映像領域の上下などに無画領
域がある映像が映像信号として入力された場合に、その
映像領域と無画領域との境界位置を検出することが可能
な画像の特徴検出装置を提供することを目的とする。ま
た、映像領域と無画領域とでそれぞれ独立に画質調整を
行う画像調整システムを提供することを他の目的とす
る。さらに、字幕情報を含む映像信号から字幕情報を含
む字幕領域を検出することが可能な画像の特徴検出装置
を提供する。また、検出した字幕領域を編集する字幕編
集システムを提供する。さらに、これらの機能を備える
テレビジョン受像機を提供する。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、画像情報を含まない無画領域を含む映
像信号から、画像情報を含む映像領域と前記無画領域と
の境界位置を検出する画像の特徴検出装置であって、前
記映像信号の信号レベルに基づいて、当該映像信号が前
記無画領域に属する信号であるか否かを、1水平走査期
間あたり複数回判定する振幅方向判定手段と、前記振幅
方向判定手段における判定結果に基づいて、前記映像信
号の少なくとも1水平走査期間ごとに、前記水平走査期
間のラインが映像領域に属する信号であるか無画領域に
属する信号であるかを判定する水平方向判定手段と、前
記水平方向判定手段による判定結果に基づいて、映像の
垂直方向における映像領域と無画領域との境界位置を判
定する垂直方向判定手段とを有する。
【0015】
【作用】振幅方向判定手段は、入力された前記映像信号
の信号レベルに基づいて、無画領域に属する信号である
か否かを1水平走査期間あたり複数回判定する。例え
ば、振幅方向判定手段は、前記映像信号の信号レベルが
あらかじめ定めた基準レベルより低い場合に前記無画領
域に属する信号であるとして判定を行うことができる。
【0016】水平方向判定手段は、前記振幅方向判定手
段の判定結果をもとに、無画領域に属する水平走査期間
であるか否かを判定する。例えば、振幅方向判定手段に
より前記無画領域に属する信号であると判定された信号
の数が、あらかじめ定めた分布量設定値より多い場合に
前記無画領域に属するラインであるとして判定を行うこ
とができる。
【0017】垂直方向判定手段は、前記水平方向判定手
段の判定結果をもとに、映像の垂直方向における映像領
域と無画領域との境界位置を判定する。
【0018】また、時間方向判定手段をさらに有する場
合には、時間方向判定手段は、前記垂直方向判定手段に
よる判定結果を時間方向に積分し、得られた結果を映像
領域と無画領域との境界位置の検出結果として出力する
ことができる。
【0019】このように、映像領域の上側あるいは下側
あるいは上下両側に無画領域がある映像が映像信号とし
て入力された場合でも、その映像信号から映像信号と無
画領域との境界位置を検出することができる。
【0020】さらに、字幕がある映像が映像信号として
入力された場合には、字幕の位置を検出することができ
る。したがって、これらの検出結果を用いることによ
り、映像領域と無画領域とでそれぞれ独立に画質調整を
行うことや、字幕の任意の位置への移動ができ、その
他、画面内において映像領域の任意の位置への移動や、
さらには、垂直方向に映像を拡大する際に上下とも映像
が切れることなく拡大することなどができるようにな
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0022】図1は、本発明の一実施例である画像の特
徴検出装置を示すブロック図を示している。図1におい
て、101は映像信号入力端子、102はクロック信号
入力端子、103はレベル比較回路、104は比較レベ
ル設定部、105はカウンタ、106はカウント値比較
回路、107は比較値設定部、108は記憶部、109
は境界判定回路、110は境界出力回路、111は水平
同期信号入力端子、112は垂直同期信号入力端子、1
13は垂直同期信号カウンタ(以下、Vカウンタとい
う)、114は領域判定回路、115は位置S出力端
子、116は位置E出力端子、117は振幅方向判定
部、118は水平方向判定部、119は垂直方向判定
部、120は時間方向判定部、121はカウンタ制御信
号発生回路、122は制御信号入力端子、208はCP
Uである。
【0023】本実施例では、入力される映像信号に対
し、振幅方向、水平方向、垂直方向、時間方向の順に、
画像情報を含まない無画部(無画領域)の信号であるか
どうかを判定し、無画部と映像領域との境界位置を検出
する。このため、画像の特徴検出装置は、振幅方向判定
部117、水平方向判定部118、垂直方向判定部11
9および時間方向判定部120と、それらを制御するた
めの制御部であるCPU208とを備える。
【0024】振幅方向判定部117は、入力される映像
信号が無画部に属する信号であるか否かを判定し、その
際、入力される映像信号の信号レベルがあらかじめ定め
た基準値の輝度レベルL(以下、レベルLという)より
低いときには、無画部に属する信号であると判定し、輝
度レベルL以上のときには、無画部に属する信号でな
い、すなわち、映像領域に属する信号であると判定す
る。振幅方向判定部117は、輝度レベルLを設定され
て記憶する比較レベル設定部104と、映像入力端子1
01から入力された映像信号の輝度レベルと比較レベル
設定部104に設定された輝度レベルLとを比較するレ
ベル比較回路103とを備える。
【0025】水平方向判定部118は、振幅方向判定部
117によって無画部に属する信号であると判定された
データ数から、1水平走査期間(1水平走査線)ごと
に、無画部に属する水平走査期間(水平走査線/ライ
ン)であるか否かを判定し、その際、上記振幅方向判定
部117によって無画部に属する信号であると判定され
たデータ数が、1水平走査期間(1水平走査線)あた
り、あらかじめ定めた分布量の設定値C(以下、比較値
Cという)より多いとき、その水平走査期間(水平走査
線)を無画部に属する水平走査期間(水平走査線/ライ
ン)であると判定する。このため、水平方向判定部11
8は、振幅方向判定部117によって無画部に属する信
号であると判定されたデータ数を1水平走査期間ごとに
カウントするカウンタ105と、比較値Cを設定され記
憶する比較値設定部107と、カウンタ105から出力
される1水平走査期間ごとのカウント値と比較値設定部
107から出力される比較値Cとを比較するカウント値
比較回路106と、カウンタ105がカウント動作期間
を設定するための動作制御信号およびクロックを作成す
るカウンタ制御信号発生回路121とを備える。
【0026】垂直方向判定部119は、水平方向判定部
118によって無画部に属する水平走査期間(水平走査
線)であると判定された水平走査期間(水平走査線)
と、それ以外の水平走査期間(水平走査線)、すなわ
ち、映像領域に属する水平走査期間(水平走査線)と、
の垂直方向の境界位置がどこであるか、言い替えれば、
映像領域と無画部との垂直方向の境界位置がどこである
かを判定する。このため、垂直方向判定部119は、カ
ウント値比較回路106の出力である比較結果を記憶す
る記憶部108と、映像領域と無画部との境界位置を判
定する境界判定回路109と、垂直同期信号入力端子1
12から入力される垂直同期信号Vを始点とし、水平同
期信号入力端子111から入力される水平同期信号Hの
数をカウントするVカウンタ113と、境界判定回路1
09の判定結果とVカウンタ113の出力とに基づいて
境界位置を出力する境界出力回路110とを備える。
【0027】時間方向判定部120は、振幅方向判定部
117・水平方向判定部118・垂直方向判定部119
の各々の判定による映像領域と無画部の境界位置が、映
像領域と無画部との輝度差が小さい場合やノイズによっ
て誤検出されることも考えられるため、振幅方向判定部
117・水平方向判定部118・垂直方向判定部119
の各々の判定により得られる映像領域と無画部との境界
位置を時間方向(フィールド方向)に積分し、最終判断
を行う。このため、時間方向判定部120は、境界判定
結果を時間方向に積分して判定を行う領域判定回路11
4を備える。
【0028】なお、振幅方向判定部117・水平方向判
定部118・垂直方向判定部119の判定により得られ
る映像領域と無画部との境界位置に対して、高精度の検
出結果を期待できる場合や、それ程高精度の検出を望む
必要がない場合などは、時間方向判定部120を省くこ
とができる。
【0029】つぎに、図1を参照して画像の特徴検出装
置の動作を詳しく説明する。
【0030】振幅方向判定部117において、レベル比
較回路103は、クロック入力端子102から入力され
るクロック信号MCLKの状態が変化するとき、映像信
号入力端子101から入力される映像信号の信号レベル
と比較レベル設定部104から出力されるレベルLとを
比較し、入力される映像信号の信号レベルがレベルLよ
り低ければ、その入力される映像信号は無画部に属する
信号であると判断しハイレベルを出力する。逆に、入力
される映像信号の信号レベルがレベルLより高ければ、
その入力される映像信号は映像領域に属する信号である
と判断し、ローレベルを出力する。比較レベル設定部1
04より出力されるレベルLは、固定値としても良い
が、可変値とすることもできる。この場合、CPU20
8からレベルLの値を設定するようにしてもよい。ま
た、比較レベル設定部104はマイクロコンピュータで
実現できる。クロック信号MCLKは、水平同期信号よ
り十分に早い周波数のクロックとし、あらかじめ規定さ
れている。
【0031】水平方向判定部118において、カウンタ
105は、カウンタ制御信号発生回路121からのクロ
ックおよび動作制御信号に基づいて動作し、レベル比較
回路103で無画部に属すると判定されたデータ数をカ
ウントし、1水平走査期間ごとに、1水平走査期間あた
りのカウント値をカウント値比較回路106へ出力す
る。この1水平走査期間あたりのカウント値が高い程、
その水平走査期間(水平走査線)は無画部に属する可能
性が高いことを示す。カウンタ制御信号発生回路121
は、クロック信号MCLKをカウンタ105のクロック
として出力し、また、動作制御信号として1水平走査期
間ごとにカウンタ105をリセットする。
【0032】カウント値比較回路106は、カウンタ1
05から出力される1水平走査期間ごとのカウント値が
比較値設定部107から出力される比較値Cより大きい
とき、その水平走査期間(水平走査線)を無画部に属す
るものと判定してハイレベルを出力し、それ以外のとき
は、映像領域に属するとしてローレベルを出力する。こ
のときの判定基準である比較値Cは、固定値としても良
いが、可変値とすることもできる。この場合、CPU2
08からレベルCの値を設定するようにしてもよい。ま
た、比較値設定部107はマイクロコンピュータで実現
できる。
【0033】なお、ここでは、カウンタ制御信号発生回
路121は、カウンタ105が1水平走査期間ごとに、
1水平走査期間あたりのカウント値をカウント値比較回
路106へ出力するように制御しているが、これに限る
ものではなく、例えば、数水平走査期間(2水平走査期
間、3水平走査期間、あるいはそれ以上の水平走査期
間)ごとにリセットをかけて、数水平走査期間あたりの
カウント値を出力するようにし、カウント値比較回路1
06において、数水平走査期間について一括して無画部
に属するものかどうか判定するようにしてもよい。ま
た、カウンタ制御信号発生回路121は、カウンタ10
5を数水平走査期間(1水平走査期間、2水平走査期
間、あるいはそれ以上の水平走査期間)おきに動作さ
せ、1水平走査期間あたりのカウント値を数水平走査期
間おきにカウント値比較回路106へ出力するようにし
ても良い。
【0034】つぎに、垂直方向判定部119において、
記憶部108は、カウント値比較回路106の出力であ
る比較結果を、ある期間分、例えば、数水平走査期間分
をデータとして記憶しておく。なお、記憶部108とし
ては、シフトレジスタ、RAM(ランダムアクセスメモ
リ)またはマイクロコンピュータなどで実現できる。
【0035】境界判定回路109は、記憶部108に記
憶されたデータに基づき、映像領域と無画部との境界位
置を判定する。
【0036】境界位置の判定について説明する前に、画
面に映像を表示した場合における映像領域と無画部との
境界位置の例を図2を参照して説明する。図2(a)は映
像領域の上下に無画部がある映像、図2(b)は映像領域
の上側のみに無画部がある映像、図2(c)は映像領域の
下側のみに無画部がある映像、図2(d)は映像領域のみ
で無画部のない映像を、それぞれ表わしている。なお、
これらの図において、位置Sと位置Eは映像領域と無画
部との境界位置を示し、位置Sは映像領域の始まる水平
走査線位置、位置Eは映像領域の終わる水平走査線位置
を示す。なお、位置Sと位置Eをそれぞれ水平走査線数
の値で表わす場合において、図2(d)のような映像領域
のみで無画部のない映像の場合には、位置Sと位置Eと
を画面内に無画部がないということを示す値で表わして
もよい。
【0037】したがって、境界判定回路109は、記憶
部108に記憶されたデータに基づき、映像領域と無画
部との境界位置として、位置Sと位置Eの各位置をそれ
ぞれ判定することになる。
【0038】つぎに、境界判定回路109において、映
像領域と無画部との境界位置を判定する方法の具体例を
以下に説明する。
【0039】記憶回路108には、1水平走査期間(1
水平走査線)ごとのデータが記憶されており、カウント
値比較回路106により無画部に属する水平走査期間で
あると判定された水平走査期間に対しては、ハイレベル
のデータが、映像領域に属する水平走査期間であると判
定された水平走査期間に対しては、ローレベルのデータ
が、それぞれ記憶されている。境界判定回路109は、
このようなデータが記憶された記憶回路108から、デ
ータを、例えば、10水平走査線分ずつ、画面の上端か
ら下端に向かい順次取り込みむ。そして、順次取り込ん
だ10水平走査線分のデータのうち、8水平走査線分の
データがローレベルのデータである場合が現われたと
き、その10水平走査線のうち、1番初めにローレベル
のデータに対応する水平走査線の位置を、映像領域の上
端の位置Sであると判定する。同様に、順次取り込んだ
10水平走査線分のデータのうち、8水平走査線のデー
タがハイレベルのデータである場合が現われたとき、そ
の10水平走査線のうち、1番初めのハイレベルのデー
タに対応する水平走査線の位置を、映像領域の下端の位
置Eであると判定する。
【0040】ここでは10水平走査線中、8水平走査線
の多数決で判定する例を示したが、境界判定回路109
に取り込むデータ数や、多数決判定の設定値は任意に変
えることができる。
【0041】また、境界判定回路109による映像領域
と無画部との境界位置判定は、上記の多数決方式のほか
に、記憶部108に記憶された数水平走査線分のデータ
の連続性から境界位置の判定を行ってもよい。すなわ
ち、例えば、記憶部108に記憶されたデータを画面の
上端から下端に順番に見てゆき、あるデータのところで
データの内容が変化した場合、その内容の変化したデー
タから数えて連続して5水平走査線分のデータについて
その内容に変化がなければ、その内容が変化したデータ
に対応する水平走査線の位置を、映像領域と無画部との
境界位置と判定する。ここでは5水平走査線分のデータ
の連続性について述べたが、何水平走査線分のデータの
連続性を考えるかは任意に変えることができる。
【0042】なお、境界判定回路109および領域判定
回路114は、例えばマイクロコンピュータで実現でき
る。
【0043】つぎに、Vカウンタ113は、垂直同期信
号入力端子112から入力される垂直同期信号Vを始点
として、水平同期信号入力端子111から入力される水
平同期信号Hの数をカウントし、そのカウント値を出力
する。
【0044】境界出力回路110は、境界判定回路10
9の判定結果とVカウンタ113の出力が供給され、図
2の位置Sと位置Eに対応する水平走査線がそれぞれ垂
直同期信号から数えて何水平走査線目であるかを、領域
判定回路114に出力する。
【0045】つぎに、時間方向判定部120において、
領域判定回路114は、境界出力回路110から出力さ
れる判定結果に対し、時間方向に積分することにより、
フィールドごとの安定性や頻度、さらに境界として正し
い位置にあるかなどをみて、再度、境界の位置判定を行
う。これにより、入力信号の映像領域と無画部の輝度差
が小さい場合やノイズによる誤検出を避けることができ
る。
【0046】領域判定回路114により映像領域と無画
部の境界として判断された位置Sと位置Eとはそれぞ
れ、S出力端子115とE出力端子116とに出力され
る。
【0047】ただし、図1には、境界出力回路110と
領域判定回路114から出力される位置Sと位置Eを示
す信号を並列に示したが、この2出力信号はシリアル出
力であってもよい。
【0048】このように処理することにより、映像領域
と無画部との境界を判定することができる。
【0049】ところで、図3に示すように、無画部に字
幕がある場合には、その字幕の文字部分に信号レベル
(輝度レベル)の高い信号が存在することになるため、
その文字部分はレベル比較回路117において無画部に
属する信号であるとは判定されず、無画部判定にとって
障害となる。そこで、無画部に字幕がある場合に効果的
な水平方向判定部118におけるカウンタ105の動作
およびカウンタ制御信号発生回路121の制御について
説明する。
【0050】例えば、無画部に字幕がある場合には、カ
ウンタ105を図3において斜線で示す部分のみ動作さ
せるようにし、それ以外の部分では動作させないように
する。つまり、カウンタ105は、画面の上端から位置
β1までと位置β2から画面の下端までとにおいては、
1水平走査期間ごとに、1水平走査期間のうち、図3に
おいて斜線で示した画面の左端から位置α1までと位置
α2から画面の右端までの部分に対応する期間だけ、レ
ベル比較回路103で無画部に属する信号であると判定
されたデータ数をカウントし、そのカウント値をカウン
ト値比較回路106へ出力する。
【0051】この場合のカウンタ制御信号発生回路12
1の構成図を図12に示す。図12において、カウンタ
制御信号発生回路121は、1水平走査期間あたりのク
ロック信号MCLKの数をカウントするカウンタ(以
下、Hカウンタという)130と、垂直同期信号入力端
子112から入力される垂直同期信号を始点とし、水平
同期信号をカウントするカウンタ(Vカウンタという)
131と、カウンタ130もしくは131のカウント値
をデコードするデコーダ132および133と、AND
回路134と、カウンタ105に対して制御信号を出力
するカウンタ制御信号出力端子135と、デコーダ13
2および133に対して設定する値を切り替えるための
デコード値切り替え回路136とを有する。デコード値
切り替え回路136は、デコーダ132およびデコーダ
133に対してデコード値を設定する。デコード値切り
替え回路136は、デコーダ132に対しては、図3に
示す位置α1と位置α2とに対応する値を設定し、デコ
ーダ133には、位置β1と位置β2とに対応する値を
設定する。
【0052】デコード値切り替え回路136は、例え
ば、図3に示すように、前フィールドにおいて検出され
た境界位置より、数ライン画面の内側に位置β1と位置
β2とを設定する。この数ラインを5ラインとすると、
位置β1は、映像領域の始まる水平走査線位置に5ライ
ン足した値とし、位置β2は、映像領域のある水平走査
線位置から5ライン引いた値とすることができる。ま
た、前フィールドにおいて境界位置が検出されなかった
場合には、前フィールドの検出に用いた位置β1と位置
β2との位置を、数ラインずつ、例えば、1ラインずつ
画面の内側に変えて境界位置検出を行うようにできる。
従って、境界位置が検出されるまで、フィールドごとに
1ラインずつ値が内側に設定されていくことになり、境
界位置が検出されれば、前述したように検出された境界
位置に、5ライン分内側にした値を設定値とすることが
できる。このようにして前フィールドで検出された境界
位置によって、位置β1と位置β2とを設定できる。ま
た、位置α1と位置α2とについては、あらかじめ位置
を設定しておいてもよいし、画面の縦方向の境界位置を
さらに検出する場合には、位置β1と位置β2と同様
に、値を順次変更していくようにしてもよい。。
【0053】図12において、カウンタ131は、垂直
同期信号入力端子112から入力される垂直同期信号を
始点とし、水平同期信号入力端子111から入力される
水平同期信号をカウントする。デコーダ133は、カウ
ンタ131のカウント値をデコードし、カウント値0か
ら位置β1に対応する値までと、位置β2に対応する値
からカウント値の最大値までの間ハイレベルを出力す
る。
【0054】また、カウンタ130は、水平同期信号入
力端子111から入力される水平同期信号を始点とし
て、クロック信号入力端子102から入力されるクロッ
ク信号MCLKの数をカウントする。デコーダ132
は、カウンタ130のカウント値をデコードし、カウン
ト値0から位置α1に対応する値までと、位置α2に対
応する値からカウント値の最大値までの間ハイレベルを
出力する。
【0055】AND回路134は、デコーダ132とデ
コーダ133との出力信号が入力され2入力がともにハ
イレベルであれば、カウンタ制御信号出力端子135に
は、クロック信号入力端子102から入力されるクロッ
ク信号MCLKが出力される。
【0056】また、制御信号入力端子122には、CP
U208からの出力信号が入力される。CPU208
は、例えば、境界位置検出回路207から得られる1フ
ィールド前の画像情報を元に境界位置検出のための期
間、すなわち、カウンタ105の動作期間を設定し、制
御信号を制御信号入力端子122に出力する。
【0057】デコード値切り替え回路136は、制御信
号入力端子122から入力される信号にしたがって、デ
コーダ132とデコーダ133のデコード値をそれぞれ
設定する。
【0058】このように、カウンタ制御信号発生回路1
21がカウンタ105を制御することにより、無画部に
字幕がある場合には、カウンタ105を図3において斜
線で示す部分のみ動作させることができる。このように
すれば、文字部分のデータはカウンタ105によってカ
ウントされることがないため、無画部判定に障害となる
無画部に字幕がある場合に随時対応でき、精度の高い無
画部検出ができる。なお、この場合、比較値Cの値は、
斜線部分のカウント値と比較するためカウンタ105の
最大値より小さい値を設定しておく。
【0059】また、無画部に字幕がある場合の他の実施
例を説明する。本実施例においては、無画部に字幕があ
る場合の水平方向判定部118における比較値設定部1
07の構成および動作について説明する。
【0060】図4は、図1における比較値設定部107
の一具体例を示すブロック図である。前述の説明では、
比較値設定部107からは、比較値Cとして固定値を出
力したが、本実施例では、無画部に字幕がない場合には
予め設定する「設定値A」を比較値Cとしてそのまま出
力し、無画部に字幕がある場合には「設定値A」から文
字部分のデータを除いた値を比較値Cとして出力するよ
うにする。なお、「設定値A」の値は、1水平走査期間
の全データ数に対するある割合を乗じた値に設定する。
また、無画部に字幕があるかないかを映像信号の輝度レ
ベルにより判定し、輝度レベルが設定値G以上である場
合には字幕があると判定する。
【0061】つぎに、図4に示す回路について具体的な
構成および動作を説明する。
【0062】図4において、601はレベルG入力端
子、602は比較回路、603はカウンタ、604は設
定値入力端子、605は減算器、606は比較値出力端
子、図1と同番号は同端子を示す。
【0063】比較回路602は、クロック入力端子10
2から入力されるクロック信号MCLKの状態が変化す
るとき、レベルG入力端子601から入力されるレベル
Gと映像信号入力端子101から入力される映像信号の
信号レベルを比較し、映像信号の信号レベルがレベルG
より高ければ、字幕があるとしてハイレベルを出力し、
それ以外のときはローレベルを出力する。
【0064】レベルG入力端子601から入力するレベ
ルGの値は、文字部分のデータを多く含むレベル、例え
ば、90IRE(IREは輝度レベルのレベル単位であ
る)程度のレベルに設定すればよい。
【0065】カウンタ603は、比較回路602の出力
信号がハイレベルである数をカウントし、1水平走査期
間ごとに1水平走査期間あたりのカウント値を出力す
る。入力される映像信号が無画部に属する水平走査期間
にある場合には、このカウント値は1水平走査期間の文
字部分のデータ数を示す。
【0066】減算器605は、設定値入力端子604か
ら入力される設定値Aから、カウンタ603の出力であ
るカウント値を減算して、比較値Cとして比較値出力端
子606に出力する。これにより、字幕を含んでいると
きには、比較値Cは、設定値Aから文字部分のデータ数
を減じた値が設定され、この比較値Cとカウンタ105
の値が比較される。
【0067】このようにして比較値Cの値を設定するこ
とにより、無画部判定に障害となる無画部に字幕がある
場合にも対応でき、精度の高い無画部検出ができる。
【0068】また、無画部に字幕がある場合、無画部を
検出する際に、無画部にある字幕の領域を映像領域と誤
判定してしまうことを避ける方法として、無画部検出と
同時に、字幕の位置を検出する方法がある。この場合、
字幕を検出する字幕検出回路をさらに設けることができ
る。
【0069】領域判定回路114は、境界出力回路11
0から出力される無画部と映像領域の境界位置に対して
判定を行うが、その判定条件の1つに字幕検出回路で検
出した字幕位置を加えることにより、字幕による、映像
領域と無画部との境界位置の誤検出を防ぐことができ
る。
【0070】以下、字幕検出回路をさらに設けて、領域
判定回路における領域判定において、その判定条件の1
つに字幕検出回路で検出した字幕位置を加える場合の実
施例を第2の実施例として説明する。
【0071】図9は、無画部検出装置の第2の実施例を
示すブロック図であり、図1と同番号は同一のものを示
す。図9において、900は字幕検出回路、901は領
域判定回路である。
【0072】図9において、領域判定回路901は、境
界出力回路110と字幕検出回路900からの出力信号
が入力され、境界出力回路110から出力される映像領
域と無画部の境界位置に対し、時間方向(フィールド方
向)に積分することにより、フィールドごとに安定性や
頻度、さらに境界位置として正しい位置にあるかなどを
みて、再度、境界の位置判定を行う。また、本実施例に
おいては、境界位置として正しい位置にあるかという判
定の1つとして、境界出力回路110から出力される映
像領域と無画部の境界位置と、字幕検出回路900の検
出結果である字幕位置とを比較し、字幕があるために映
像領域と無画部の境界位置とを誤検出していないかどう
かという判定も行う。
【0073】字幕検出回路900の一具体例を示すブロ
ック図を図8に示す。字幕検出回路900は、図1に示
す無画部検出装置と同様の構成で実現でき、入力される
映像信号に対し、振幅方向、水平方向、垂直方向、時間
方向の順に、字幕部の信号であるか否かを判定し、字幕
位置を検出する。このため、字幕検出回路も同様に、振
幅方向判定部817、水平方向判定部818、垂直方向
判定部819および時間方向判定部820を備える。
【0074】図8において、802はクロック信号入力
端子、803はレベル比較回路、804は比較レベル設
定部、805はカウンタ、806はカウント値比較回
路、807は比較値設定部、808は記憶部、809は
字幕判定1回路、810は字幕位置出力回路、811は
Vカウンタ出力信号入力端子、814は字幕判定2回
路、815は位置CS出力端子、816は位置CE出力
端子、817は振幅方向判定部、818は水平方向判定
部、819は垂直方向判定部、820は時間方向判定部
であり、図1と同番号は同一のものを示す。
【0075】つぎに、図8を参照して、字幕検出回路9
00の動作を具体的に説明する。
【0076】振幅方向判定部817において、レベル比
較回路803は、クロック入力端子802から入力され
るクロック信号CCLKの状態が変化するとき、映像信
号入力端子101から入力される映像信号の信号レベル
と比較レベル設定部804から出力されるレベルCLと
を比較し、入力される映像信号の信号レベルがレベルC
Lより高ければ、その入力される映像信号は字幕部に属
する信号であると判断し、ハイレベルを出力する。それ
以外のときは、ローレベルを出力する。比較レベル設定
部804より出力されるレベルCLは、固定値としても
良いが、可変値とすることもできる。レベルCLの値
は、文字部分のデータを多く含むレベル、例えば、90
IRE程度のレベルに設定すればよい。また、比較レベ
ル設定部804はマイクロコンピュータで実現できる。
【0077】水平方向判定部818において、カウンタ
805は、レベル比較回路803で字幕部に属すると判
定されたデータ数をカウントし、1水平走査期間ごと
に、1水平走査期間あたりのカウント値をカウント値比
較回路806へ出力する。この1水平走査期間あたりの
カウント値が高い程、その水平走査期間(水平走査線)
は字幕部に属する可能性が高いことを示す。
【0078】カウント値比較回路806は、カウンタ8
05から出力される1水平走査期間ごとのカウント値が
比較値設定部807から出力される比較値CCより大き
いとき、その水平走査期間(水平走査線)を字幕部に属
するものと判定してハイレベルを出力し、それ以外のと
きは、ローレベルを出力する。このときの判定基準であ
る比較値CCは、字幕部に属すると判定できるような分
布量を示す固定値としても良いが、可変値とすることも
できる。また、比較値設定部807はマイクロコンピュ
ータで実現できる。
【0079】なお、ここでは、カウンタ805は、1水
平走査期間ごとに、1水平走査期間あたりのカウント値
をカウント値比較回路806へ出力するようにしている
が、これに限るものではなく、例えば、数水平走査期間
(2水平走査期間、3水平走査期間、あるいはそれ以上
の水平走査期間)ごとに、数水平走査期間あたりのカウ
ント値を出力するようにし、カウント値比較回路806
において、数水平走査期間について一括して字幕部に属
するものかどうか判定するようにしてもよい。また、カ
ウンタ805を数水平走査期間(1水平走査期間、2水
平走査期間、あるいはそれ以上の水平走査期間)おきに
動作させ、1水平走査期間あたりのカウント値を数水平
走査期間おきにカウント値比較回路806へ出力するよ
うにしても良い。
【0080】つぎに、垂直方向判定部819において、
記憶部808は、カウント値比較回路806の出力であ
る比較結果を、ある期間分、例えば、数水平走査期間
分、データとして記憶しておく。
【0081】字幕判定1回路809は、記憶部808に
記憶されたデータに基づき、字幕の始まり位置と終わり
位置を判定する。
【0082】ここで、画面に映像を表示した場合におけ
る字幕位置の例を図10に示す。図10(a)は下側の無
画部に字幕がある映像、図10(b)は映像領域に字幕が
ある映像、図10(c)は映像領域と下側の無画部にわた
って字幕がある映像を、それぞれ表わしている。これら
の図において、位置CSは字幕の始まる水平走査線位
置、位置CEは字幕の終わる水平走査線位置を示す。な
お、ここには図示しないが、字幕が上側の無画部にある
映像や、上側の無画部と映像領域の両方にわたって字幕
がある映像などについても同様である。
【0083】字幕判定1回路809は、記憶部808に
記憶されたデータに基づき、字幕の始まり位置と終わり
位置とを、位置CSと位置CEとの各位置としてそれぞ
れ判定することになる。
【0084】ここで、字幕判定1回路809が字幕位置
を判定する方法としては、無画部検出装置における境界
判定回路109が、無画部と映像領域との境界位置を判
定する方法と同様に、字幕の始まり位置と終わり位置と
を判定することができる。すなわち、記憶部808に記
憶されたデータに基づく多数決方式や、データの連続性
などから判定を行う。
【0085】字幕位置出力回路810は、字幕判定1回
路809の判定結果とVカウンタ出力信号入力端子81
1からVカウンタ出力信号が供給され、図10に示す位
置CSと位置CEとに対応する水平走査線がそれぞれ垂
直同期信号から数えて何番目の水平走査線であるかを示
すライン数を字幕判定2回路814に出力する。
【0086】時間方向判定部820において、字幕判定
2回路814は、字幕位置出力回路810から出力され
る判定結果に対し、時間方向に積分することにより、フ
ィールドごとの安定性や頻度、さらに字幕として正しい
位置にあるかなどをみて、再度、字幕の位置判定を行
う。これにより、入力信号の字幕と字幕以外の領域との
輝度差が小さい場合やノイズによる誤検出を避けること
ができる。
【0087】字幕判定2回路814により判定された、
字幕の始まり位置CSと字幕の終わり位置CEはそれぞ
れ、CS出力端子815とCE出力端子816とに出力
される。
【0088】ただし、図8には、字幕位置出力回路81
0と字幕判定2回路814から出力される位置CSと位
置CEを示す信号を並列に示したが、この2出力信号は
シリアル出力であってもよい。
【0089】以上の方法によれば、無画部にある字幕に
限らず、字幕が映像のどの位置にあっても、字幕位置を
検出することができる。
【0090】図9に示す無画部検出装置では、領域判定
回路901は、境界出力回路110から出力される無画
部と、字幕検出回路900から出力される字幕位置とに
基づいて映像領域の境界位置に対して判定を行うことが
できる。これにより、字幕による、映像領域と無画部と
の境界位置の誤検出を防ぐことができる。
【0091】また、図8に示す字幕位置検出回路におい
て、カウンタ805を図13において斜線で示す部分の
み動作させるようにし、それ以外の部分では動作させな
いようにしてもよい。字幕は、通常画面上の上部もしく
は下部にあることが多いので図13に示す斜線部分のみ
字幕を検出するようにできる。この場合、カウンタ80
5は、画面の上端から位置β1までと位置β2から画面
の下端までとにおいては、1水平走査期間ごとに、レベ
ル比較回路803で字幕部に属する信号であると判定さ
れたデータ数をカウントし、そのカウント値をカウント
値比較回路806へ出力する。
【0092】この場合のカウンタ制御信号発生回821
の構成図を図14に示す。図14において、カウンタ制
御信号発生回路821は、垂直同期信号入力端子822
から入力される垂直同期信号を始点とし、水平同期信号
をカウントするカウンタ(Vカウンタという)831
と、カウンタ831のカウント値をデコードするデコー
ダ832と、AND回路834と、カウンタ805に対
して制御信号を出力するカウンタ制御信号出力端子83
5と、デコーダ832に対して設定する値を切り替える
ためのデコード値切り替え回路836とを有する。デコ
ード値切り替え回路836は、デコーダ832に対して
デコード値を設定する。デコード値切り替え回路836
は、デコーダ832に対して、位置β1と位置β2とに
対応する値を設定する。
【0093】デコード値切り替え回路836は、例え
ば、図13に示すように、前フィールドにおいて検出さ
れた境界位置より、数ライン画面の内側に位置β1と位
置β2とを設定することができる。
【0094】図14において、カウンタ831は、垂直
同期信号入力端子112から入力される垂直同期信号を
始点とし、水平同期信号入力端子111から入力される
水平同期信号をカウントする。デコーダ832は、カウ
ンタ831のカウント値をデコードし、カウント値0か
ら位置β1に対応する値までと、位置β2に対応する値
からカウント値の最大値までの間ハイレベルを出力す
る。
【0095】AND回路834は、デコーダ832がハ
イレベルであれば、カウンタ制御信号出力端子835に
は、クロック信号入力端子102から入力されるクロッ
ク信号CCLKが出力される。
【0096】また、制御信号入力端子822には、CP
U208からの出力信号が入力される。CPU208
は、例えば、字幕位置検出回路から得られる1フィール
ド前の画像情報を元に字幕位置検出のための期間、すな
わち、カウンタ805の動作期間を設定し、制御信号を
制御信号入力端子822に出力する。
【0097】デコード値切り替え回路836は、制御信
号入力端子122から入力される信号にしたがって、デ
コーダ832のデコード値をそれぞれ設定する。
【0098】このように、カウンタ制御信号発生回路8
21がカウンタ805を制御することにより、無画部に
字幕がある場合には、カウンタ805を図13において
斜線で示す部分のみ動作させることができる。
【0099】つぎに、以上説明した特徴検出装置を備え
たテレビジョン受像機の実施例について説明する。図1
1に、テレビジョン受像機のブロック図を示す。図11
において、201は、アンテナ、202はチューナ、2
03は輝度信号色信号分離回路(Y/C分離回路)、2
04は変換処理回路、205はビデオクロマ回路、20
6はブラウン管、207は境界位置検出回路、208は
CPU、209は画像の特徴検出装置を示している。
【0100】以下、動作について説明する。
【0101】アンテナ201で受信された電波は、チュ
ーナ202で同調および復調され、ベースバンドの映像
信号が出力される。復調されたベースバンドの映像信号
は、Y/C分離回路203に入力され、輝度信号と色信
号とに分離される。
【0102】境界位置検出回路207は、CPU208
からの制御信号にしたがって、Y/C分離回路203で
分離された輝度信号から映像領域と無画領域との境界を
検出し、検出した結果をCPU208に出力する。
【0103】CPU208は、境界位置検出回路207
の検出結果に基づいて、映像領域と無画領域とを別々に
画質の調整を行わせるように、画像を制御するための変
換特性を作成し、変換処理回路204へ出力する。
【0104】変換処理回路204は、CPU208から
出力される制御信号にしたがって、入力された輝度信号
および色信号に対して、明るさ、コントラスト、色の濃
さ、色あいなどの画質調整を施して変換処理を行い、ビ
デオクロマ回路205へ供給する。その際、映像領域と
無画領域とを、それぞれ複数の領域にさらに分割し、分
割した領域ごとに画質を調整するようにしてもよい。画
質の調整としては、例えば、各領域において平均輝度レ
ベルを検出し、平均輝度レベルが予め設定された数段階
のレベルのどのレベルに属するかを判断してコントラス
トを調整したり、また、ブライト制御、ガンマ補正制
御、輪郭補正制御、YNR、CNR制御等をそれぞれ行
うことができる。
【0105】ビデオクロマ回路205は、入力される輝
度信号と色信号とをRGB信号に変換し、ブラウン管2
06に供給する。
【0106】上記動作を行なうことにより、画面に表示
された映像領域と無画領域との画質をそれぞれ独立に調
整することができる。
【0107】また、ワイドテレビジョン受像機におい
て、無画部検出装置を利用してアスペクト比を検出し、
また、字幕検出回路の字幕検出結果を利用し、画面内に
おいて字幕を任意の位置へ移動することや、字幕の消
去、字幕の拡大などを行う場合の実施例を以下説明す
る。
【0108】HDTV試験放送が開始され、さらに横長
画面の映像ソースの増加するにつれ、横長画面のテレビ
が一般的になってきている。ワイド(16:9)テレビ
は、普通、ワイド画面に最適な画面を表示できる機能を
もっているが、たいていは、画面表示サイズの切り替え
は、ユーザがマニュアルで行わなければならない。その
ため、視聴者は、映像ソースごとに、最適な画面設定を
行う必要があり、これは、非常に面倒な操作といえる。
本実施例においては、入力信号からアスペクト比を検出
することにより自動的にアスペクト比を制御する自動ア
スペクト比制御システムと、映像を拡大した際、表示画
面の外に出てしまう字幕を表示画面の内側に自動的に移
動する自動字幕システムとについて説明する。さらに、
入力信号の特徴を検出することにより、コントラストや
黒レベル、ガンマ特性を制御する自動画像制御システム
についても合わせて説明する。
【0109】図15に、以上の機能をもつワイドテレビ
ジョン受像機のブロック図を示す。
【0110】図15において、ワイドテレビジョン受像
機は、無画部検出装置1500と、自動画質補正151
0と、字幕制御装置1520と、システムCPU153
0とを備える。
【0111】図15において、無画部検出装置1500
は、アスペクト比解析ブロックとして動作する。
【0112】アスペクト比解析ブロックは、アスペクト
比検出回路である情報検出部1501と解析CPU15
02とを備える。情報検出部1501は、前述した図1
または図9におけるブロック図に示すような構成にする
ことができ、前述したように、入力映像ソースから映像
領域のスタート位置とエンド位置との検出を行い、この
検出結果に基づいて、解析CPUは、映像部のスタート
位置とエンド位置とを決定する。この決定によって、シ
ステムCPU1530は映像サイズのアスペクト比を検
出し、映像の拡大を行う。
【0113】ところで、垂直方向に映像を拡大する場合
には、映像領域における中央の水平走査線の位置を知る
必要がある。その場合、無画部検出装置による映像領域
と無画領域との境界位置の検出結果を用いれば、図5に
示すように、映像領域における中央の水平走査線の位置
(以下、位置Xという)を簡単に求めることができる。
図5は、映像領域の上下に異なる幅の無画部がある映像
を画面に表示した場合を示す説明図である。図5におい
て、位置Sと位置Eとは図2に示す場合と同様に、それ
ぞれ映像領域の始まる水平走査線位置と終わる水平走査
線位置を示す。また、Zは画面における中央の水平走査
線の位置を示す。位置S,位置E,位置X,位置Zをい
ずれも垂直同期信号を基準として何番目の水平走査線か
という値で表わすとすると、位置Xは、位置Sと位置E
との値を用いて数1のように表わすことができる。
【0114】
【数1】X=(S+E)/2 したがって、位置Xが位置Zに一致するようにメモリを
用いて映像信号を遅延させれば、映像領域を画面の中
央、すなわち、位置Z対し対称とすることができる。こ
の結果、垂直方向に映像を拡大する場合には、上下とも
映像が切れることなく拡大可能となる。
【0115】つまり、このような場合には、映像領域と
無画部との境界位置(すなわち、位置S,位置E)の検
出結果から、位置Xが位置Zに一致するような映像信号
の遅延量を求め、その遅延量に対して制御信号を作成す
るように、無画部検出装置を構成し、垂直方向に映像を
拡大する際、その制御信号を用いて制御するようにすれ
ばよい。
【0116】また、図15において、字幕制御装置15
20は、レターボックス形式の入力信号から、無画部に
存在する字幕を自動的に検出し、フィールドメモリ15
21に字幕情報を書き込む。字幕検出は、前述したよう
に、図8に示す字幕検出回路により行うことができる。
アスペクト比解析ブロックにより、アスペクト比が検出
されて映像領域が拡大されると、字幕制御装置1520
の字幕編集部1522では、フィールドメモリ1521
の内容を読み出し、映像領域に字幕を移動させる。この
様子を、図16に示す。また、字幕制御装置1520で
は、字幕の縮小や拡大を行うようにしてもよい。字幕の
縮小は、フィールドメモリ1521に書き込まれた字幕
情報を読み出す際に、メモリの内容を間引きすることに
より行える。また、字幕の拡大は、フィールドメモリ1
521に書き込まれた字幕情報を読み出す際に、字幕情
報のデータ間でデータを補完して拡大することができ
る。データの補完は、隣接する一方のデータ間において
補完したり、両隣するデータを平均したデータを補完デ
ータとする方法等がある。
【0117】また、自動画質補正装置1510では、輝
度変換回路1511に備える輝度レベル分布検出回路に
よって、輝度レベル分布情報を得る。そして、輝度変換
回路1511と色変換回路1512とは、入力信号に適
した非線形変換曲線を設定する。自動画質調整は、前述
したように、映像領域と無画領域とをそれぞれ複数の領
域に分割し、分割した領域ごとに画質を調整する。その
際、解析CPU1502がファジイ推論によって設定す
る非線形変換曲線にしたがって、入力信号を、見やす
く、しかも、CRTのダイナミックレンジを有効的に用
いた信号に変換する。図17は、入力信号を変換する非
線形曲線の例を示している。この例の場合、入力信号の
輝度レベル分布は、中間輝度にやや集中しているので、
中間輝度の分布を減らし、その分、低輝度と高輝度の両
側に分布を広げる制御を行う。これにより、適切なコン
トラスト比の映像を得ることができる。
【0118】このシステムは、1つの1Mbフィールド
メモリにより制御される0.8μmのCMOS LSI
で実現することができる。図18に、本テレビシステム
の全体ブロック図を示す。図18において、WSP18
00は、ワイド信号処理システム(LSI)を示してい
る。このLSIを搭載することにより、直視型及び投射
型のワイドTVを提供することができる。
【0119】このようにすることにより、ワイドテレビ
に適した映像サイズに自動的に変換し、また、映像領域
と無画領域とを別々に画質調整を行うことができ、さら
に、字幕の位置を移動させることができる。
【0120】以上、上記各実施例によれば、映像領域の
上側あるいは下側あるいは上下両側に無画部がある映像
が映像信号として入力された場合、その映像信号から映
像領域と無画部との境界位置を検出することができ、さ
らに、字幕位置を検出することができる。したがって、
この検出結果を用いることにより、映像領域と無画部と
でそれぞれ独立に画質調整を行うことができ、その他、
画面内において映像領域を任意の位置へ移動することが
でき、さらには、垂直方向に映像を拡大する際に上下と
も映像が切れることなく拡大することなどができるよう
になる。
【0121】
【発明の効果】本発明によれば、映像領域の上下などに
無画部がある映像が映像信号として入力された場合、そ
の映像信号から映像領域と無画部との境界位置を検出す
ることができる。また、字幕位置を検出することができ
る。さらに、ワイドテレビに適した映像サイズに自動的
に変換し、また、映像領域と無画領域とを別々に画質調
整を行うことができ、さらに、字幕の位置を移動させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】画面に映像を表示した場合における映像領域と
無画部との境界位置の例を示す説明図である。
【図3】無画部に字幕がある映像を画面に表示した場合
を示す説明図である。
【図4】図1における比較値設定手段107の一具体例
を示すブロック図である。
【図5】映像領域の上下に異なる幅の無画部がある映像
を画面に表示した場合を示す説明図である。
【図6】従来におけるテレビジョン受像機の画質調整装
置を示すブロック図である。
【図7】図6に示す画質調整装置で画質を独立に調整し
得る領域を示す説明図である。
【図8】図10における字幕検出手段900の一具体例
を示すブロック図である。
【図9】本発明の他の実施例のブロック図である。
【図10】字幕のある映像を画面に表示した場合を示す
説明図である。
【図11】実施例におけるテレビジョン受像機の画質調
整装置を示すブロック図である。
【図12】実施例におけるカウンタ制御信号発生回12
1の構成図である。
【図13】字幕検出における検出範囲を示す説明図であ
る。
【図14】実施例におけるカウンタ制御信号発生回82
1の構成図である。
【図15】ワイドテレビジョン受像機のブロック図であ
る。
【図16】字幕制御の様子を示す説明図である。
【図17】入力信号を変換する非線形曲線の説明図であ
る。
【図18】テレビシステムの全体ブロック図である。
【符号の説明】
101…映像信号入力端子、102…クロック信号入力
端子、103…レベル比較回路、104…比較レベル設
定部、105…カウンタ、106…カウント値比較回
路、107…比較値設定部、108…記憶部、109…
境界判定回路、110…境界出力回路、111…水平同
期信号入力端子、112…垂直同期信号入力端子、11
3…垂直同期信号カウンタ、114…領域判定回路、1
15…位置S出力端子、116…位置E出力端子、11
7…振幅方向判定部、118…水平方向判定部、119
…垂直方向判定部、120…時間方向判定部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 敏則 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 鳥越 忍 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 鈴木 直 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像情報を含まない無画領域を含む映像信
    号から、画像情報を含む映像領域と前記無画領域との境
    界位置を検出する画像の特徴検出装置であって、 前記映像信号の信号レベルに基づいて、当該映像信号が
    前記無画領域に属する信号であるか否かを、1水平走査
    期間あたり複数回判定する振幅方向判定手段と、 前記振幅方向判定手段における判定結果に基づいて、前
    記映像信号の少なくとも1水平走査期間ごとに、前記水
    平走査期間のラインが映像領域に属する信号であるか無
    画領域に属する信号であるかを判定する水平方向判定手
    段と、 前記水平方向判定手段による判定結果に基づいて、映像
    の垂直方向における映像領域と無画領域との境界位置を
    判定する垂直方向判定手段とを有することを特徴とする
    画像の特徴検出装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記振幅方向判定手段
    は、前記映像信号の信号レベルがあらかじめ定めた基準
    レベルより低い場合に前記無画領域に属する信号である
    として前記判定を行い、 前記水平方向判定手段は、前記振幅方向判定手段により
    前記無画領域に属する信号であると判定された信号の数
    が、あらかじめ定めた分布量設定値より多い場合に前記
    無画領域に属するラインであるとして前記判定を行うこ
    とを特徴とする画像の特徴検出装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記振幅方向判定手段
    における前記基準レベルの設定と、前記水平方向判定手
    段におけるあらかじめ定めた分布量設定値の設定とのう
    ち少なくとも一方の設定を行う設定手段をさらに有する
    ことを特徴とする画像の特徴検出装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記垂直方向判定手段
    は、前記水平方向判定手段による判定結果を1フィール
    ドごとに記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶する判定結果を読みだして前記境界
    位置を判定する境界判定手段と、 前記境界判定手段により判定された境界位置を、1フィ
    ールド内の前記水平走査期間のライン数により示して出
    力する位置出力手段とを備えることを特徴とする画像の
    特徴検出装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記垂直方向判定手段
    による判定結果を時間方向に積分して得られた結果を、
    映像領域と無画領域との境界位置の検出結果として出力
    する時間方向判定手段をさらに有することを特徴とする
    画像の特徴検出装置。
  6. 【請求項6】請求項1において、前記映像信号から字幕
    情報を含む信号の垂直方向の位置を検出する字幕検出手
    段と、 前記字幕検出手段による検出に基づいて、前記境界位置
    が正しいか否かを判定する判定手段とをさらに有するこ
    とを特徴とする画像の特徴検出装置。
  7. 【請求項7】請求項1において、前記水平方向判定手段
    は、前記振幅方向判定手段による1水平走査期間のうち
    あらかじめ定めた部分における判定結果に基づいて前記
    判定を行うことを特徴とする画像の特徴検出装置。
  8. 【請求項8】請求項7において、前記水平方向判定手段
    は、前記1水平走査期間のうちあらかじめ定めた部分に
    おいて、前記振幅方向判定手段により前記無画領域に属
    する信号であると判定された信号の数があらかじめ定め
    た設定値より多い場合に前記無画領域に属するラインで
    あるとして前記判定を行うことを特徴とする画像の特徴
    検出装置。
  9. 【請求項9】請求項2において、前記映像信号の信号レ
    ベルがあらかじめ定めた字幕を検出するための字幕検出
    レベルより字幕であることを検出する字幕検出手段と、 前記水平方向判定手段における前記分布量設定値から、
    前記字幕検出手段で字幕であるとして検出された信号の
    数を減じた値を、新たな分布量設定値とする分布量設定
    手段とをさらに有することを特徴とする画像の特徴検出
    装置。
  10. 【請求項10】字幕情報を含む映像信号から、前記字幕
    情報を含む字幕領域を検出する画像の特徴検出装置であ
    って、 前記映像信号の信号レベルに基づいて、前記字幕情報を
    含む信号であるか否かを、1水平走査期間あたり複数回
    判定する振幅方向判定手段と、 前記振幅方向判定手段における判定結果に基づいて、前
    記映像信号の少なくとも1水平走査期間ごとに、前記水
    平走査期間のラインが前記字幕情報の属する信号である
    か否かを判定する水平方向判定手段と、 前記水平方向判定手段による判定結果に基づいて、映像
    の垂直方向における映像領域と字幕領域の境界位置を判
    定する垂直方向判定手段とを有することを特徴とする画
    像の特徴検出装置。
  11. 【請求項11】請求項10において、前記振幅方向判定
    手段は、前記映像信号の信号レベルがあらかじめ定めた
    基準レベルより高い場合に前記字幕情報を含む信号であ
    るとして前記判定を行い、 前記水平方向判定手段は、前記振幅方向判定手段におけ
    る判定結果に基づいて、前記映像信号の少なくとも1水
    平走査期間ごとに、前記水平走査期間のラインにおいて
    前記振幅方向判定手段により前記字幕情報を含む信号で
    あると判定された信号の数があらかじめ定めた設定値よ
    り多い場合に前記字幕領域に属するラインであると判定
    することを特徴とする画像の特徴検出装置。
  12. 【請求項12】請求項11において、前記振幅方向判定
    手段における前記基準レベルの設定と、前記水平方向判
    定手段におけるあらかじめ定めた分布量設定値の設定と
    のうち少なくとも一方の設定を行う設定手段をさらに有
    することを特徴とする画像の特徴検出装置。
  13. 【請求項13】請求項10において、前記垂直方向判定
    手段は、前記水平方向判定手段による判定結果を1フィ
    ールドごとに記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶する判定結果を読みだして前記境界
    位置を判定する境界判定手段と、 前記境界判定手段により判定された境界位置を、1フィ
    ールド内の前記水平走査期間のライン数により示して出
    力する位置出力手段とを備えることを特徴とする画像の
    特徴検出装置。
  14. 【請求項14】請求項10において、前記垂直方向判定
    手段による判定結果を時間方向に積分し得られた結果
    を、映像領域と字幕領域との境界位置の検出結果として
    出力する時間方向判定手段をさらに有することを特徴と
    する画像の特徴検出装置。
  15. 【請求項15】請求項10において、前記水平方向判定
    手段は、前記振幅方向判定手段による1水平走査期間の
    うちあらかじめ定めた部分における判定結果に基づいて
    前記判定を行うことを特徴とする画像の特徴検出装置。
  16. 【請求項16】請求項15において、前記水平方向判定
    手段は、前記1水平走査期間のうちあらかじめ定めた部
    分において、前記振幅方向判定手段により前記字幕情報
    を含む信号であると判定された信号の数があらかじめ定
    めた設定値より多い場合に前記字幕領域に属するライン
    であるとして前記判定を行うことを特徴とする画像の特
    徴検出装置。
  17. 【請求項17】映像信号を受信する受信部と、 前記受信部で受信した映像信号から画像情報を含む映像
    領域と画像情報を含まない無画領域との境界位置を検出
    する画像特徴検出部と、 前記画像特徴検出部により検出された前記境界位置に基
    づいて、前記受信部で受信した映像信号について前記映
    像領域と無画領域とに分けて画質の調整を行う画質調整
    部と、 前記画質調整部により調整された映像信号を出力する出
    力部とを有することを特徴とする画像調整システム。
  18. 【請求項18】請求項17において、前記画像特徴検出
    部は、 前記映像信号の信号レベルに基づいて、当該映像信号が
    前記無画領域に属する信号であるか否かを、1水平走査
    期間あたり複数回判定する振幅方向判定手段と、 前記振幅方向判定手段における判定結果に基づいて、前
    記映像信号の少なくとも1水平走査期間ごとに、前記水
    平走査期間のラインが映像領域に属する信号であるか無
    画領域に属する信号であるかを判定する水平方向判定手
    段と、 前記水平方向判定手段による判定結果に基づいて、映像
    の垂直方向における映像領域と無画領域との境界位置を
    判定する垂直方向判定手段とを有することを特徴とする
    画像調整システム。
  19. 【請求項19】字幕情報を含む映像信号から、字幕情報
    を含む字幕領域を検出する字幕検出部と、前記字幕検出
    部により検出された字幕領域について編集処理を行う編
    集処理部とを備える字幕編集システムであって、 前記字幕検出部は、 前記映像信号の信号レベルに基づいて、前記字幕情報を
    含む信号であるか否かを、1水平走査期間あたり複数回
    判定する振幅方向判定手段と、 前記振幅方向判定手段における判定結果に基づいて、前
    記映像信号の少なくとも1水平走査期間ごとに、前記水
    平走査期間のラインが前記字幕情報の属する信号である
    か否かを判定する水平方向判定手段と、 前記水平方向判定手段による判定結果に基づいて、映像
    の垂直方向における映像領域と字幕領域の境界位置を判
    定する垂直方向判定手段とを有することを特徴とする字
    幕編集システム。
  20. 【請求項20】請求項19において、前記編集処理部
    は、前記映像領域と無画領域との境界位置の検出結果か
    ら、前記映像領域が表示画面の中央に位置するための映
    像信号の遅延量を求め、該遅延量に対応して、映像領域
    を垂直方向に拡大することを特徴とする字幕編集システ
    ム。
  21. 【請求項21】映像信号を受信する受信部と、 前記受信部で受信した映像信号から画像情報を含む映像
    領域と画像情報を含まない無画領域との境界位置を検出
    し、検出した境界位置から映像信号のアスペクト比を検
    出するアスペクト比検出部と、 前記アスペクト比検出部により検出されたアスペクト比
    に基づいて、前記受信部で受信した映像信号をあらかじ
    め定めたアスペクト比に変換する変換部と、 前記変換部により変換された映像信号の表す画面を表示
    する表示部とを有することを特徴とするテレビジョン受
    像機。
  22. 【請求項22】請求項21において、前記アスペクト比
    検出部により検出された前記境界位置に基づいて、前記
    受信部で受信した映像信号について画質の調整を行う画
    質調整部をさらに有することを特徴とするテレビジョン
    受像機。
  23. 【請求項23】請求項21において、字幕情報を含む映
    像信号から、字幕情報を含む字幕領域を検出する字幕検
    出部と、前記字幕検出部により検出された字幕領域につ
    いて編集処理を行う編集処理部とをさらに有することを
    特徴とするテレビジョン受像機。
  24. 【請求項24】請求項21において、前記アスペクト比
    検出部は、 前記映像信号の信号レベルに基づいて、当該映像信号が
    前記無画領域に属する信号であるか否かを、1水平走査
    期間あたり複数回判定する振幅方向判定手段と、 前記振幅方向判定手段における判定結果に基づいて、前
    記映像信号の少なくとも1水平走査期間ごとに、前記水
    平走査期間のラインが映像領域に属する信号であるか無
    画領域に属する信号であるかを判定する水平方向判定手
    段と、 前記水平方向判定手段による判定結果に基づいて、映像
    の垂直方向における映像領域と無画領域との境界位置を
    判定する垂直方向判定手段とを有することを特徴とする
    テレビジョン受像機。
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