JPH1188726A - 移動体用テレビ受信装置 - Google Patents

移動体用テレビ受信装置

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Publication number
JPH1188726A
JPH1188726A JP9246373A JP24637397A JPH1188726A JP H1188726 A JPH1188726 A JP H1188726A JP 9246373 A JP9246373 A JP 9246373A JP 24637397 A JP24637397 A JP 24637397A JP H1188726 A JPH1188726 A JP H1188726A
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image
signal
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display
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Application number
JP9246373A
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English (en)
Inventor
Takaaki Kishigami
高明 岸上
Makoto Hasegawa
誠 長谷川
Masahiko Nakamura
雅彦 中村
Masanobu Kanetani
昌宣 金谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多重波環境下の走行時等で、劣化した画像表
示させず画質の良い画像を安定して表示できる移動体用
テレビ受信装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 画像状況検出手段9は、映像信号4から
分離される同期パルスの時間的ゆらぎの状況を検出する
ことで画像状況を検出し、結果を画像状況検出信号Lv
として出力する。表示判定部10は、入力される判定基
準選択信号11を用いて、複数の判定基準レベルから一
つを選択するかあるいは複数の判定結果から一つを選択
することで画像の動画判定または静止画判定を行い、判
定信号12をメモリ制御手段13に出力する。これによ
り、判定基準選択信号11の可変を可能にし、走行条件
あるいは放送されている番組内容に応じて動画/静止画
の判定条件を可変に設定することができ、画質の良い画
像を安定して表示できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等の移動体に
搭載される移動体用テレビ受信装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、小型軽量で高性能なテレビ受信装
置が開発され、車両における利用も盛んになっている。
しかしながら車両内でのテレビ受信装置の利用時には車
両の移動に伴い電界が激しく変動するフェージング現象
が発生し、画像に激しい乱れを生じる。このようなフェ
ージングによる画像の乱れを軽減するために、複数アン
テナを空間的に十分離すことにより無相関に近い受信波
が得られることを利用する空間ダイバーシチ装置が用い
られている。空間ダイバーシチ装置の利用は受信映像品
質の改善に有効だが、車両が走行する地区によっては、
全てのダイバーシチアンテナからの受信波が同様に劣化
した映像を受信することがあり、アンテナを切り換えて
も画質の改善に寄与しないことがある。そのため受信状
態の良いときの画像を画像メモリに記憶させ、電波状態
の悪い環境下では、画質劣化した画像を表示させないで
受信状態の良い時の画像の静止画を表示する機能を有し
た、車載用に代表される移動体用テレビ受信装置があ
る。
【0003】以下、従来の静止画機能を有した移動体用
テレビ受信装置について説明する。図19は従来の静止
画機能を有した移動体用テレビ受信装置の構成を示すも
のである。図19において、200はテレビ受信用のア
ンテナ、201はTVチューナ、202はTVチューナ
201の中間周波(IF)段における自動利得制御(A
GC)電圧を検出し、所定レベル値と比較するIF段A
GC電圧検出比較手段、203は静止画トリガ信号、2
04は映像信号、205は映像信号204から同期信号
を再生する同期再生手段、206は映像信号204をデ
ィジタル信号に変換するAD変換器、207、208は
AD変換されたディジタル信号を記憶する第1、第2の
フィールドメモリ、209は第1、第2のフィールドメ
モリの書き込み及び読み出しの制御を行うメモリ制御手
段、210はメモリ制御信号、211はフィールドメモ
リから読み出されたディジタル信号をアナログ信号に変
換するDA変換器、212はDA変換された信号を映像
表示する映像表示手段である。
【0004】以上のように構成された移動体用テレビ受
信装置について、以下その動作について説明する。ま
ず、アンテナ200に誘起された高周波信号はTVチュ
ーナ201において、高周波信号の中から受信しようと
するチャネルの高周波信号を選択同調した後に、中間周
波信号に変換され、その中間周波信号に対し検波増幅す
ることにより映像信号204を取り出し、AD変換器2
06及び同期再生手段205に映像信号204を供給す
る。IF段AGC電圧検出手段202は、TVチューナ
201のIF段におけるAGC電圧を検出し、所定レベ
ル値と比較する。所定レベル値は静止画表示に切り換え
る閾値の電界が入力したときのAGC電圧とし、電界が
これよりも下回る場合はハイレベル、上回る場合はロー
レベルの静止画トリガ信号203を出力する。
【0005】同期再生手段205は映像信号204から
同期信号を分離し、メモリ制御手段209及び映像表示
手段212の動作の基準信号として同期信号を供給す
る。AD変換器206は映像信号204をディジタル化
した信号を第1、第2のフィールドメモリ207、20
8に供給する。
【0006】メモリ制御手段209は静止画トリガ信号
203に従い、異なるメモリ制御を行う。まず、静止画
トリガ信号203がローレベルの場合、AD変換器20
6の出力信号を第1、第2のフィールドメモリ207、
208に対してフィールド単位で交互に書き込むように
メモリ制御信号210を出力し、かつ、書き込み動作が
行われていないフィールドメモリからメモリを読み出す
ようにメモリ制御信号210を出力する。次に静止画ト
リガ信号203がハイレベルの場合、AD変換器206
の出力信号を第1及び第2のフィールドメモリ207、
208に書き込む動作を禁止し、静止画トリガ信号20
3がハイレベルになる前に書き込まれたフィールドメモ
リ内容を繰り返し読み出すようにメモリ制御信号210
を出力する。DA変換器211はフィールドメモリから
読み出された信号をアナログ信号に変換し、映像表示手
段212に出力する。映像表示手段212は同期信号に
基づき映像を再生し表示する。このように、AGC電圧
により動画表示と静止画表示を切り換えることにより、
弱電界における乱れた画像を表示させないことができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の移動体用テレビ受信装置では、静止画像の切り換え
の判定値を固定しているため、走行地区によっては、静
止画像が長時間続き、放送番組内容の把握がし難くなる
という問題が生じる。また、電界強度による静止画像切
り換えの判定を行っているため、強電界地域における市
街地等の反射障害物の多い地区での走行時に生じる多重
波による画像の乱れを検出することができないといった
課題を有していた。
【0008】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、多重波環境下の走行時等で、劣化した画像表示させ
ず画質の良い画像を安定して表示することができる移動
体用テレビ受信装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の移動体用テレビ
受信装置においては、映像表示を静止画あるいは動画に
する画像状況の判定基準レベルを複数個設定できる判定
基準レベル設定手段を設け、それらの中の一つを判定基
準選択信号により選択することができる。これにより、
ユーザの視聴の好みによって、判定基準選択信号の可変
を可能にし、走行条件、あるいは、放送されている番組
内容に応じて動画/静止画の判定条件を可変に設定する
ことができる。また、画像状況検出手段は、遅延波状況
を加味した画像状況を検出することができ、これにより
強勢な遅延波が検出される場合は、遅延波が強勢でない
ときの画像を静止画表示することで劣化した画像を表示
させず映像を見やすいものとすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、1つまたは複数のアンテナで得られた受信信号から
検波した映像信号を出力するTVチューナと、前記映像
信号から水平同期信号及び垂直同期信号を再生する同期
再生手段と、前記映像信号を複数のフィールドメモリに
記憶する画像記憶手段と、前記同期再生手段の出力に基
づき前記画像記憶手段の出力を映像表示する映像表示手
段と、前記映像信号から受信画像状況を検出して画像状
況検出信号を出力する画像状況検出手段と、入力される
判定基準選択信号を用いて、複数の判定基準レベルから
一つを選択して画像の動画判定または静止画判定を行う
かあるいは複数の判定結果から一つの判定を選択し、判
定信号を出力する表示判定部と、前記判定信号が動画判
定である場合は前記フィールドメモリに前記映像信号に
よる画像を順次書き込み、かつ前記画像を順次読み出す
制御を前記画像記憶手段に対して行い、静止画判定であ
る場合は前記フィールドメモリへの書き込みを禁止し、
静止画判定される直前に記憶されたメモリ内容を繰り返
し読み出す制御を前記画像記憶手段に対して行うメモリ
制御手段とを有することを特徴とする移動体用テレビ受
信装置であり、入力される判定基準選択信号を用いて、
複数の判定基準レベルから一つを選択するか、あるいは
複数の判定結果から一つを選択することが可能となり、
判定条件を走行地区の伝搬条件にあわせて可変させるこ
とができる。
【0011】本発明の請求項2に記載の発明は、画像状
況検出手段が、映像信号から同期パルスを分離する同期
パルス分離手段と、前記同期パルス分離手段の出力から
電圧制御発振器を制御することで水平同期周波数にほぼ
等しい周波数の信号を出力する水平自動周波数制御手段
と、基準クロック信号を分周することで水平同期周期に
ほぼ等しい信号を生成する基準水平同期生成手段と、前
記水平自動周波数制御手段の出力パルスに基づいて特定
時間間隔で前記基準水平同期生成手段の分周動作をリセ
ットさせるパルス信号を生成するリセットパルス生成手
段と、前記基準水平同期生成手段の出力と前記水平自動
周波数制御手段の出力との同期パルスの位相ずれが所定
範囲内にあるかを判定する位相差検出手段と、前記位相
差検出手段による判定結果から前記所定範囲内にあるパ
ルス数をカウントし、画像状況検出信号を出力する位相
一致パルスカウント手段とを有することを特徴とする請
求項1記載の移動体用テレビ受信装置であり、水平自動
周波数制御手段により得られる出力パルス信号の、遅延
波成分やノイズ成分等により生じるジッタ成分を検出す
ることができ、画像状況の劣化状況を検出することがで
きる。
【0012】本発明の請求項3に記載の発明は、画像状
況検出手段が、映像信号から同期パルスを分離する同期
パルス分離手段と、前記同期パルス分離手段の出力パル
スをカウントし、画像状況検出信号を出力するパルスカ
ウント手段とを有することを特徴とする請求項1記載の
移動体用テレビ受信装置であり、遅延波成分やノイズ成
分等により生じる同期パルス分離手段の出力パルス数の
変動から、画像状況の劣化状況を検出することができ
る。
【0013】また、本発明の請求項4に記載の発明のよ
うに、同期パルス分離手段が、映像信号の直流レベルを
再生する直流再生手段と、前記直流再生手段の出力電圧
レベルと所定電圧レベルとの大小比較結果に基づき2値
化したパルス信号を出力する電圧比較手段とを有するこ
とを特徴とする請求項2または3記載の移動体用テレビ
受信装置としても、同様の作用を呈する。
【0014】本発明の請求項5に記載の発明は、画像状
況検出手段が、映像信号から同期パルスを分離する第1
の同期パルス分離手段、前記第1の同期パルス分離手段
の出力から電圧制御発振器を制御することで水平同期周
波数にほぼ等しい周波数の信号を出力する水平自動周波
数制御手段、基準クロック信号を分周することで水平同
期周期にほぼ等しい信号を生成する基準水平同期生成手
段、前記水平自動周波数制御手段の出力パルスに基づい
て特定時間間隔で前記基準水平同期生成手段の分周動作
をリセットさせるパルス信号を生成するリセットパルス
生成手段、前記基準水平同期生成手段の出力と前記水平
自動周波数制御手段の出力との同期パルスの位相ずれが
所定範囲内にあるかを判定する位相差検出手段、及び前
記位相差検出手段による判定結果から、前記所定位相範
囲内にあるパルス数をカウントする位相一致パルスカウ
ント手段を有する第1の画像状況検出部と、前記映像信
号から同期パルスを分離する第2の同期パルス分離手
段、及び前記第2の同期パルス分離手段の出力パルスを
カウントするパルスカウント手段を有する第2の画像状
況検出部と、前記第1の画像状況検出部の出力値と前記
第2の画像状況検出部の出力値に重み付けした出力を画
像状況検出信号として出力する重み付け手段とを有する
ことを特徴とする請求項1記載の移動体用テレビ受信装
置であり、水平自動周波数制御手段により得られる出力
パルス信号の、遅延波成分やノイズ成分等によるジッタ
成分の検出結果と、遅延波成分やノイズ成分による第2
の同期パルス分離手段の出力パルス数の変動の検出結果
との両方を用いることにより、画像状況の劣化状況をよ
り明確に検出することができる。
【0015】また、本発明の請求項6に記載の発明のよ
うに、第1の同期パルス分離手段と第2の同期パルス分
離手段がいずれも、映像信号の直流レベルを再生する直
流再生手段と、前記直流再生手段の出力電圧レベルと所
定電圧レベルとの大小比較結果に基づき2値化したパル
ス信号を出力する電圧比較手段とを有することを特徴と
する請求項5記載の移動体用テレビ受信装置としても、
同様の作用を呈する。
【0016】本発明の請求項7に記載の発明は、表示判
定部が、複数の判定基準レベルを有しかつ入力される判
定基準選択信号に基づいて前記複数の判定基準レベルか
ら一つの判定基準レベルを選択出力する判定基準レベル
設定手段と、前記一つの判定基準レベルと画像状況検出
信号との大小関係から画像状況の相対評価を行うことに
より、前記画像状況が良好とみなせる場合は動画判定、
劣悪とみなせる場合は静止画判定を行い、判定結果を判
定信号として出力する表示判定手段とを有することを特
徴とする請求項1から6のいずれかに記載の移動体用テ
レビ受信装置であり、静止画に切り換える判定基準レベ
ルを複数設け、それから適切なものを選択することが可
能となり、判定条件を走行地区の伝搬条件にあわせて可
変させることができる。
【0017】本発明の請求項8に記載の発明は、表示判
定部が、第1の判定基準レベルに対する画像状況検出信
号との大小関係から第1の画像状況の相対評価を行うこ
とにより、前記第1の画像状況が良好とみなせる場合は
動画判定、劣悪とみなせる場合は静止画判定を行う第1
の表示判定手段と、第2の判定基準レベルに対する前記
画像状況検出信号との大小関係から第2の画像状況の相
対評価を行うことにより、前記第2の画像状況が良好と
みなせる場合は動画判定、劣悪とみなせる場合は静止画
判定を行う第2の表示判定手段と、前記第1の表示判定
手段の出力と前記第2の表示判定手段の出力とのどちら
かを、入力される判定基準選択信号に従って選択し、判
定信号として出力する表示判定選択手段とを有すること
を特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の移動体
用テレビ受信装置であり、静止画に切り換える判定基準
レベルを複数設け、それによる複数の判定結果から適切
なものを選択することが可能となり、判定条件を走行地
区の伝搬条件にあわせて可変させることができる。
【0018】本発明の請求項9に記載の発明は、表示判
定部が、第1の判定基準レベルに対する画像状況検出信
号との大小関係から第1の画像状況の相対評価を行うこ
とにより、前記第1の画像状況が良好とみなせる場合は
動画判定、劣悪とみなせる場合は静止画判定を行う第1
の表示判定手段と、前記第1の判定基準レベルよりも画
像状況が良好となるレベルに設定された第2の判定基準
レベルに対する前記画像状況検出信号との大小関係から
第2の画像状況の相対評価を行うことにより、前記第2
の画像状況が良好とみなせる場合は動画判定、劣悪とみ
なせる場合は静止画判定を行う第2の表示判定手段と、
表示判定選択手段が出力する判定信号を入力し、所定時
間内で動画判定されたフィールド数をカウントしてカウ
ント値を出力する動画判定カウンタと、予め設定された
所定値または入力される判定基準選択信号により設定さ
れる所定値を有し、かつ前記カウント値と前記所定値と
の大小比較結果に基づき、前記第1の表示判定手段の出
力か前記第2の表示判定手段の出力かどちらかを選択
し、判定信号として出力する前記表示判定選択手段とを
有することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記
載の移動体用テレビ受信装置であり、車両が停止状態か
あるいは、低速走行時の場合のような伝搬状況の変化が
緩やかな場合に、比較的画像状況が良好なときは、静止
画表示にしにくくすることで、停止状態あるいは低速走
行時における映像表示状態を改善することができる。
【0019】本発明の請求項10に記載の発明は、車両
のパーキングブレーキ作動を検出するパーキングブレー
キ検出手段と、表示判定部からの判定信号及び前記パー
キングブレーキ検出手段の検出結果を入力し、前記車両
がパーキング時には常に動画判定を行い、非パーキング
時には前記判定信号に等しい判定を行うパーキング時表
示判定手段とを有し、メモリ制御手段は、前記判定信号
の代わりに前記パーキング時表示判定手段の判定出力に
基づき前記画像記憶手段を制御することを特徴とする請
求項1から9のいずれかに記載の移動体用テレビ受信装
置であり、車両停車時、自動的に静止画表示を禁止する
ことができる。
【0020】本発明の請求項11に記載の発明は、弱電
界時の画像状況とみなせるレベルに設定された第1の弱
電界基準レベルを有し、かつ入力される画像状況検出信
号が、前記第1の弱電界基準レベルよりも劣化している
場合は弱電界判定を行い、良好な場合は非弱電界判定を
行う第1の弱電界判定手段と、前記第1の弱電界基準レ
ベルよりも画像状況が良好とみなせるレベルに設定され
た第2の弱電界基準レベルを有し、かつ入力される前記
画像状況検出信号が、前記第2の弱電界基準レベルより
も劣化している場合は弱電界判定を行い、良好な場合は
非弱電界判定を行う第2の弱電界判定手段と、前記第1
の弱電界判定手段が弱電界判定した場合は、前記第2の
弱電界判定手段が非弱電界判定を行うまでは常に動画判
定し、これ以外の場合は、表示判定部からの判定結果と
等しい判定を行う弱電界時表示判定手段とを有し、メモ
リ制御手段は、前記表示判定部からの判定信号の代わり
に前記弱電界時表示判定手段の判定出力に基づき前記画
像記憶手段を制御することを特徴とする請求項1から9
のいずれかに記載の移動体用テレビ受信装置であり、弱
電界地区での静止画を禁止することができる。
【0021】本発明の請求項12に記載の発明は、車両
のパーキングブレーキ作動を検出するパーキングブレー
キ検出手段と、弱電界時表示判定手段の判定出力及び前
記パーキングブレーキ検出手段の検出結果を入力し、前
記車両がパーキング時には常に動画判定を行い、非パー
キング時には前記弱電界時表示判定手段の判定出力に等
しい判定を行うパーキング時表示判定手段とを有し、メ
モリ制御手段は、前記弱電界時表示判定手段の判定出力
の代わりに前記パーキング時表示判定手段の判定出力に
基づき前記画像記憶手段を制御することを特徴とする請
求項11に記載の移動体用テレビ受信装置であり、走行
中は弱電界地区での静止画を禁止することができ、車両
停車時は自動的に静止画表示を禁止することができる。
【0022】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図18を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の第1の実施の形態にお
ける移動体用テレビ受信装置の構成ブロック図を示す。
図1を用いて以下その説明を行う。アンテナ1は高周波
信号2を誘起する。TVチューナ3は、高周波信号2か
ら受信しようとするTVチャネルの高周波信号を選択同
調し、中間周波信号に変換する。そして、変換された中
間周波信号に対し、検波を行い映像信号4を取り出す。
同期再生手段5は、映像信号4から水平同期信号6及び
垂直同期信号7を分離し、映像表示手段8に供給する。
画像状況検出手段9は、映像信号4から分離される同期
パルスの時間的なゆらぎ(ジッタ)の状況を検出するこ
とで画像状況を検出し、結果を画像状況検出信号Lvと
して出力する手段である。表示判定部10は、入力され
る判定基準選択信号11を用いて、複数の判定基準レベ
ルから一つを選択するか、あるいは複数の判定結果から
一つを選択することにより、画像の動画判定または静止
画判定を行い、判定信号12をメモリ制御手段13に出
力する。メモリ制御手段14は、判定信号12に従って
メモリ制御信号14を画像記憶手段15に供給し、画像
記憶手段15におけるフィールドメモリの読み出しと書
き込みを制御する。映像表示手段8は、水平同期信号
6、垂直同期信号7に基づき、画像記憶手段15の出力
信号から映像を再生し表示する。
【0023】図2に画像状況検出手段9の構成の一例を
示すブロック図を示す。図2において、20は映像信号
4から水平同期パルス成分を分離する同期パルス分離手
段、21は同期パルス分離手段20の出力信号を基に水
平同期周波数にほぼ等しい周波数の同期パルス信号を出
力する水平自動周波数制御手段、22は水平自動周波数
制御手段21の出力のパルス数をカウントし、所定数の
カウント毎に、水平自動周波数制御手段21の出力パル
ス信号から一つのパルスを抜き出して出力するリセット
パルス生成手段、23は安定な基準クロックを分周する
ことで水平周波数にほぼ等しいパルス信号を出力する基
準水平同期生成手段で、24は水平自動周波数制御手段
21の出力パルス信号と基準水平同期生成手段23の出
力パルス信号における個々のパルス毎の位相差を検出
し、位相差が所定範囲内にあるかを検出する位相差検出
手段、25は位相差検出手段24の検出結果から位相差
が所定内であるパルスの出現回数をカウントする位相一
致パルスカウント手段である。
【0024】以上のように構成された画像状況検出手段
9について、以下その動作を図2〜5を用いて説明す
る。図3は同期パルス分離手段の構成の一例を示すブロ
ック図、図4・5は画像状況検出手段9における各ブロ
ックの動作波形図を示す。
【0025】同期パルス分離手段20は、例えば図3の
構成からなり、直流再生手段30において映像信号4の
直流成分を再生した後、電圧比較手段31において所定
の電圧レベルVhと電圧比較し、例えば所定電圧レベル
Vhを超えるときローレベル、所定電圧レベルVh以下
となるとき、ハイレベルの信号を出力することで映像信
号4に挿入された同期パルスを分離した2値化信号(図
4(a))を出力する。
【0026】水平自動周波数制御手段21は、フェーズ
・ロック・ループ(PLL)構成で、電圧制御発振器を
制御することで、同期パルス分離手段20の出力信号か
ら水平同期周波数にほぼ等しい周波数のパルス信号(図
4(b))を出力する。
【0027】リセットパルス生成手段22は、水平自動
周波数制御手段21の出力パルス信号をカウントし、所
定数Nhのカウント毎に、水平自動周波数制御手段21
の出力パルス信号から一つのパルスを抜き出して出力す
る(図4(c))。
【0028】基準水平同期生成手段23は、安定な基準
クロックを分周することで水平同期周波数fhにほぼ等
しいパルスを出力する。映像信号がNTSC(National
Television System Committee)方式である場合、色副
搬送波周波数fscと水平同期周波数fh及び垂直同期
周波数fv間に、(数1)、(数2)の関係がある。
【0029】
【数1】
【0030】
【数2】
【0031】以下では、基準クロックとして、4fsc
(fsc:色副搬送波周波数)を用いる場合について説
明する。(数1)より、基準クロックを910分周する
ことで、水平周波数fhにほぼ等しいパルス(図4
(d))を出力することができる。また、910分周す
る回路はリセットパルス生成手段22の出力パルスによ
って、分周動作をリセットされる。例えば、所定数Nh
=910×525/2とすることで、910分周する回
路は、1フィールド周期毎に、水平自動周波数制御手段
21から抜き出された一つの出力パルス信号によってリ
セットされることになる。
【0032】位相差検出手段24は、基準水平同期生成
手段23の出力信号の個々のパルス信号に対する水平自
動周波数制御手段21の出力信号の個々のパルスの位相
差を検出し、位相差が所定範囲内Phにあるかを検出
し、検出の結果、所定範囲Ph内にある場合、1つのパ
ルスを出力し、それ以外の場合はパルスを出力しない信
号を出力する。
【0033】位相一致パルスカウント手段25は、1フ
ィールド期間の位相差検出手段24の出力信号のパルス
数をカウントする。これにより、1フィールド期間中の
水平自動周波数制御手段21の出力信号パルスのジッタ
状況を検出する。従って、画像状況が良好な図3のよう
な場合は、水平自動周波数制御手段21の出力信号パル
スの位相と基準水平同期生成手段23の出力信号パルス
の位相はほぼ一致するため、そのカウント値は、1フィ
ールド間の水平走査線数にほぼ等しい値が検出される。
なお、図中の1Hは、1水平走査線期間を表す。
【0034】また、画像状況が劣化した場合は、図5に
示すような各ブロックの動作波形図のようになる。同期
パルス分離手段20によって出力されるパルス信号(図
5(a))は、ノイズや遅延波成分に影響され、映像信
号4に挿入されている同期パルス以外の誤ったタイミン
グでパルスを出力したり、逆に、同期パルスのタイミン
グで、パルスの欠落を引き起しやすくなったりする。そ
のため、水平自動周波数制御手段21により得られる出
力パルス信号(図5(b))はジッタが大きくなる。そ
の結果、位相差検出手段24で所定位相範囲内Phとな
るパルスが減少し、最終的に得られる位相一致パルスカ
ウント手段25の出力カウント値は、画像状況の劣化に
伴い、減少していく。
【0035】以上のような動作により、図2に示す画像
状況検出手段9の構成で、画像状況を検出することが可
能となる。
【0036】また、画像状況検出手段9は、図6で示す
構成の画像状況検出手段を用いても同等な性能が得られ
る。図6は、画像状況検出手段9の構成の一例を示すブ
ロック図であり、40は映像信号4から水平同期パルス
成分を分離する同期パルス分離手段、41は同期パルス
分離手段40の出力パルス信号をカウントするパルスカ
ウント手段である。
【0037】以上のように構成された画像状況検出手段
9について、以下その動作を図6及び図3〜5を用いて
説明する。
【0038】同期パルス分離手段40は、例えば図3の
構成からなり、直流再生手段30において映像信号4の
直流成分を再生した後、電圧比較手段31において所定
の電圧レベルVhと電圧比較し、例えば所定電圧レベル
Vhを超えるときローレベル、所定電圧レベルVh以下
となるとき、ハイレベルの信号を出力することで映像信
号4に挿入された同期パルスを分離した2値化信号(図
4(a))を出力する。
【0039】パルスカウント手段41は、1フィールド
期間の同期パルス分離手段40の出力信号のパルス数を
カウントする。これにより、画像状況が良好な図4のよ
うな場合は、同期パルスが正常に同期分離されるため、
パルスカウント手段41の出力カウント値は、1フィー
ルド間の水平走査線数にほぼ等しい値が検出される。
【0040】また、画像状況が劣化した場合は、図5
(a)のように同期パルス分離手段40によって出力さ
れるパルス信号は、ノイズや遅延波成分に影響され、映
像信号4に挿入されている同期パルス以外の誤ったタイ
ミングでパルスを出力することが多くなり、パルスカウ
ント手段41の出力カウント値は、画像劣化とともに増
加することになる。
【0041】以上のような動作により、図6に示す画像
状況検出手段9の構成で、図2の構成と同様に、画像状
況を検出することが可能となる。
【0042】また、更に、図7に示すように、2つの異
なる構成の画像状況検出部を有し、第1の画像状況検出
部50として図2の構成の画像状況検出手段を、第2の
画像状況検出部51として図6の構成の画像状況検出手
段を設け、符号の大小関係に注意した上でそれらの出力
値に重み付けし、出力する重み付け手段52を設けて画
像状況検出信号を出力する構成でもよい。
【0043】次に、表示判定部10の具体例を説明す
る。図8に表示判定部10の構成の一例を示すブロック
図を示す。図8において、判定基準レベル設定手段60
は、複数の判定基準レベルを有しており、判定基準選択
信号11に従って、その中から一つの判定基準レベルを
選択し、判定基準信号Ldとして表示判定手段61に出
力する。例えば、2つの判定基準レベルL1、L2を有
している場合、判定基準信号がハイレベルならばL1を
選択し、ローレベルならばL2を選択して判定基準信号
Ldとして出力する。
【0044】表示判定手段61は、判定基準信号Ldに
よって設定される判定基準レベルと画像状況検出信号L
vとを比較し、その大小関係から画像の良否を判定し、
その判定結果を判定信号12として、メモリ制御手段1
3に出力する。すなわち、図2に示す画像状況検出手段
9を用いた場合、Ld>Lvならば画像状況は判定基準
レベルよりも、劣化したものと判断できるため、静止画
判定を行い、Ld≦Lvならば画像状況は判定基準レベ
ルと同等以上と判断できるため、動画判定を行うように
動作する。また、図6に示す画像状況検出手段9を用い
た場合、Ld<Lvならば画像状況は判定基準レベルよ
りも、劣化したものと判断できるため、静止画判定を行
い、Ld≧Lvならば画像状況は判定基準レベルと同等
以上と判断できるため、動画判定を行うように動作す
る。
【0045】なお、このように図6に示す画像状況検出
手段9を用いた場合は、図2に示す画像状況検出手段9
における静止画/動画判定の判定基準レベルに対する符
号の大小関係が逆転する。以下では、図2に示す画像状
況検出手段9を用いた場合の動作説明を行うが、図6に
示す画像状況検出手段9を用いる場合は、静止画/動画
判定の判定基準レベルに対する符号の大小関係を逆にす
ることで同様な効果を得ることができる。
【0046】また、表示判定部10は、図9に示す構成
としてもよい。図9で示す構成の表示判定部を用いても
同様な性能が得られる。図9は、表示判定部10の構成
の一例を示すブロック図であり、70、71は画像状況
の良否の判定に用いる第1、第2の判定基準レベル、7
2、73は第1、第2の判定基準レベル70、71と画
像状況検出信号Lvとの比較により画像の良否判定を行
って第1、第2の判定結果出力74、75を出力する第
1、第2の表示判定手段、76は第1あるいは第2の表
示判定手段73、74のどちらかの判定結果を判定基準
選択信号11に従って選択し、メモリ制御手段13に判
定信号12を出力する表示判定選択手段である。
【0047】以上のように構成された表示判定部10に
ついて、以下その動作を図9を用いて説明する。
【0048】第1の表示判定手段72は、第1の判定基
準レベル70で設定された画像状況のレベルL3と、画
像状況検出手段9による画像状況検出値Lvとを比較
し、その大小関係から画像の良否を判定し、その判定結
果を第1の判定結果出力74として、表示判定選択手段
76に出力する。すなわち、L3>Lvならば画像状況
は判定基準レベルよりも、劣化したものと判断できるた
め、静止画判定を行い、L3≦Lvならば画像状況は判
定基準レベルと同等以上で判断できるため、動画判定を
行うように動作する。
【0049】第2の表示判定手段73は、第2の判定基
準レベル71で設定された画像状況のレベルL4と、画
像状況検出手段9による画像状況検出値Lvとを比較
し、その大小関係から画像の良否を判定し、その判定結
果を第2の判定結果出力75として、表示判定選択手段
76に出力する。すなわち、L4>Lvならば画像状況
は判定基準レベルよりも、劣化したものと判断できるた
め、静止画判定を行い、L4≦Lvならば画像状況は判
定基準レベルと同等以上で判断できるため、動画判定を
行うように動作する。
【0050】表示判定選択手段76は、判定基準選択信
号11に従って、第1の判定結果出力74あるいは、第
2の判定結果出力75の中から一つの判定信号を選択し
て、メモリ制御手段13に判定信号12を出力する。例
えば、判定基準信号がハイレベルならば第1の判定結果
出力74を選択し、ローレベルならば第2の判定結果出
力75を選択するように動作する。
【0051】以上の動作により、図8で示す表示判定部
10の構成と同様な動作を実現できる。
【0052】なお、図9では、2つの表示判定手段と、
2つの判定基準レベルを設けているが、更に多くの表示
判定手段、判定基準レベルをもうけても良い。
【0053】メモリ制御手段13は、判定信号12に従
ってメモリ制御信号14を画像記憶手段15に供給し、
画像記憶手段15におけるフィールドメモリの読み出し
と書き込みを制御する。
【0054】図10は画像記憶手段15の構成の一例を
示すブロック図である。図10を用いて、以下その動作
説明を行う。
【0055】図10において、AD変換器80は映像信
号4をディジタル化した信号を第1、第2のフィールド
メモリ81、82に供給する。画像メモリの制御は、メ
モリ制御手段13の出力であるメモリ制御信号14によ
り行われる。まず、表示判定が動画判定である場合、A
D変換器80の出力信号を第1、第2のフィールドメモ
リ81、82に対してフィールド単位で交互に書き込む
ようにメモリ制御信号14を出力し、かつ、書き込み動
作が行われていないフィールドメモリからメモリを順次
読み出すようにメモリ制御信号14を出力する。次に表
示判定が静止画判定である場合、AD変換器80の出力
信号のフィールドメモリへの書き込みを禁止し、表示判
定が静止画判定になる前に書き込まれたフィールドメモ
リ内容を繰り返し読み出すようにメモリ制御信号14を
出力する。DA変換器83はフィールドメモリから読み
出されたデータ信号をアナログ信号に変換し、映像表示
手段8に出力する。
【0056】映像表示手段8は、水平同期信号6、垂直
同期信号7に基づき、画像記憶手段15の出力信号から
映像を再生し表示する。これにより、表示判定部10に
よる表示判定が静止画表示である場合は、静止画判定を
行う直前にフィールドメモリに書き込んだ画像情報を繰
り返し読み出すことになり、画像状況が劣悪とみなせる
画像を表示させることがなくなる。
【0057】以上のように、本実施の形態によれば、映
像表示を静止画あるいは動画にする画像状況の判定基準
レベルを複数個設定し、判定基準選択信号11によりそ
れらの中の一つを選択することができ、あるいは、複数
の画像判定結果から、判定基準選択信号11により一つ
の判定結果を選択するができる。これにより、ユーザの
視聴の好みによって、判定基準選択信号11の可変を可
能にし、走行条件、あるいは、放送されている番組内容
に応じて動画/静止画の判定条件を可変に設定すること
ができる。
【0058】また、画像状況検出手段9は、遅延波状況
を加味した画像状況を検出することができ、これにより
強勢な遅延波が検出される場合は、遅延波が強勢でない
ときの画像を静止画表示することで劣化した画像を表示
させず映像を見やすいものとすることができる。
【0059】また、本実施の形態では単体のアンテナ1
からの出力をTVチューナ3に供給しているが、複数の
アンテナを用いたアンテナダイバーシチ後の出力をTV
チューナ3に供給してもよい。
【0060】(実施の形態2)次に、本発明の第2の実
施の形態について図11〜13を参照しながら説明す
る。図11は、第1の実施の形態で示した図1における
表示判定部10の、図8、図9とは異なる構成を示して
おり、所定フィールド期間に表示判定選択手段95が動
画判定する回数をカウントする動画判定カウンタ94を
加えたものである。以下、第1の実施の形態の表示判定
部と異なる部分の動作を主に説明する。
【0061】図11において、90、91はそれぞれ画
像状況の良否の判定に用いる第1、第2の判定基準レベ
ル、92、93は第1、第2の判定基準レベル90、9
1と画像状況検出信号Lvとの比較により画像の良否判
定を行って第1、第2の判定結果出力96、97を出力
する第1、第2の表示判定手段、94は所定フィールド
期間において表示判定選択手段95の出力信号が動画判
定する回数をカウントする動画判定カウンタ、95は第
1あるいは第2の表示判定手段92、93のどちらかの
判定結果を、動画判定カウンタ94のカウンタ値に基づ
き選択し、メモリ制御手段13に判定信号12を出力す
る表示判定選択手段である。
【0062】以上のように構成された表示判定部10に
ついて、以下その動作を図11〜13を用いて説明す
る。なお、画像状況検出手段9は、図6に示す画像状況
検出手段9を用いた場合は、図2に示す画像状況検出手
段9における静止画/動画判定の判定基準レベルに対す
る符号の大小関係が逆転する。以下では、図2に示す画
像状況検出手段9を用いた場合の動作説明を行うが、図
6に示す画像状況検出手段9を用いる場合は、静止画/
動画判定の判定基準レベルに対する符号の大小関係を逆
にすることで同様な効果を得ることができる。
【0063】第1の表示判定手段92は、第1の判定基
準レベル90で設定された画像状況のレベルL5と、画
像状況検出手段9による画像状況検出値Lvとを比較
し、その大小関係から画像の良否を判定し、その判定結
果を第1の判定結果出力96として、表示判定選択手段
95に出力する。すなわち、Lv<L5ならば画像状況
は判定基準レベルよりも、劣化したものと判断できるた
め、静止画判定を行い、Lv≧L5ならば画像状況は判
定基準レベルと同等以上と判断できるため、動画判定を
行うように動作する。
【0064】第2の表示判定手段93は、第2の判定基
準レベル91で設定され、かつL5よりも画像状況が良
好なレベルを第2の判定基準レベルL6として設定し、
第2の判定基準レベル91で設定された画像状況のレベ
ルL6と、画像状況検出手段9による画像状況検出値L
vとを比較し、その大小関係から画像の良否を判定し、
その判定結果を第2の判定結果出力97として、表示判
定選択手段95に出力する。すなわち、第1の判定基準
レベルL5<第2の判定基準レベルL6となるように設
定し、Lv<L6ならば画像状況は判定基準レベルより
も、劣化したものと判断できるため、静止画判定を行
い、Lv≧L6ならば画像状況は判定基準レベルと同等
以上と判断できるため、動画判定を行うように動作す
る。
【0065】動画判定カウンタ94は、所定フィールド
期間Nf内で、表示判定選択手段95の出力信号が、動
画判定となる回数をカウントする。
【0066】表示判定選択手段95は、予め設定してあ
る所定値かまたは判定基準選択信号11により設定され
る所定値であるSfと、動画判定カウンタ94のカウン
タ値Mfとの大小比較結果に基づき、第1の判定結果出
力96か、第2の判定結果出力97のどちらかを選択し
て出力する。
【0067】図12は、表示判定選択手段95の動作の
一例を示すフローチャートである。以下、図12を用い
て表示判定選択手段95の動作説明を行う。まず、表示
判定選択手段95は、電源投入時には第2の判定結果出
力97を選択する(s1)。次に、Nfフィールド経過
するのを待つ(s2)。そして、Nfフィールド経過後
には、動画判定カウンタ94で得られるカウンタ値Mf
と、所定値Sfの比較を行う(s3)。この場合、表示
判定選択手段95は、以下のように出力を選択する。M
f>Sfならば、第1の判定結果出力97を選択して出
力し(s4)、Mf≦Sfならば、第2の判定結果出力
96を選択して出力する(s5)。
【0068】図13は動画判定カウンタ94のカウンタ
値の時間変化に対する表示判定選択手段95の判定基準
選択結果を示す概念図である。図13において、時間t
が3Nf≦t<4Nfのときに、動画判定カウンタ94
で得られるカウンタ値Mfは所定値Sfを超えるため、
時間t=4Nfからは表示判定選択手段95の選択出力
は第2の判定結果出力97から第1の判定結果出力96
に変化する。そのため、画像状況の判定基準レベルは第
2の判定基準レベルL6に代わり第1の判定基準レベル
L5が採用されることになる。続いて、時間tが4Nf
≦t<7Nfまでは、動画判定カウンタ94で得られる
カウンタ値Mfは所定値Sfを超え続けるため、4Nf
≦t<8Nfの期間は画像状況の判定基準レベルとして
第1の判定基準レベルL5が使用される。8Nf≦t<
9Nfにおいては、Mf≦Sfとなるため、時間t=9
Nfからは表示判定選択手段95の選択出力は第1の判
定結果出力96から第2の判定結果出力97に変化する
ため、画像状況の判定基準レベルは第1の判定基準レベ
ルL5に代わり第2の判定基準レベルL6が採用される
ことになる。
【0069】メモリ制御手段13は、表示判定選択手段
95から出力される判定信号12に従ってメモリ制御信
号14を画像記憶手段15に供給し、画像記憶手段15
におけるフィールドメモリの読み出しと書き込みを制御
する。メモリ制御手段13の動作は、実施の形態1で示
した通りであるので省略する。
【0070】映像表示手段8は水平同期信号6、垂直同
期信号7に基づき、画像記憶手段15の出力信号から映
像を再生し表示する。これにより表示判定選択手段95
による表示判定が静止画表示である場合は、静止画判定
を行う直前にフィールドメモリに書き込んだ画像情報を
繰り返し読み出す。
【0071】以上のように、本実施の形態によれば、動
画判定カウンタ95のカウント値に従って、静止画ある
いは動画に切り換える判定基準レベルを自動的に調整す
ることができる。すなわち、動画判定カウンタ94によ
り、表示判定選択手段95により選択された判定信号が
所定時間内で動画判定する回数をカウントし、その回数
が所定値よりも大きい場合、第2の判定基準レベル91
よりも、静止画となりにくくなる第1の判定基準レベル
90を用いるように表示判定選択手段95の出力信号を
変えることで、動画が続きやすいように制御する。これ
により、第2の判定基準レベル程度付近で画像状況検出
値が細かく変動する場合において、動画判定と静止画判
定を繰り返す現象をなくすヒステリシス動作を可能にす
る。
【0072】なお、表示判定選択手段95における選択
判定のための所定値Sfを動画判定カウンタ94におけ
る所定カウント間隔Nfに近づけるほど、車両が停止状
態かあるいは、低速走行時の場合のような伝搬状況の変
化が緩やかな場合に、以上のようなヒステリシス動作を
行うことになるため、特に停止状態あるいは低速走行時
における映像表示状態を改善することができる。
【0073】(実施の形態3)次に、本発明の第3の実
施の形態について図14を参照しながら説明する。図1
4は、第1の実施の形態で示した図1における表示判定
部10からの判定信号12を直接メモリ制御手段13に
入力せずに、車両のパーキング状況に基づいて画像表示
選択を行った信号をメモリ制御手段13に入力するもの
であり、パーキングブレーキの作動状況を検出するパー
キングブレーキ検出手段100と、パーキング時の画像
表示判定を行うパーキング時表示判定手段101とを加
えたものである。以下、第1の実施の形態の表示判定部
と異なる部分の動作を主に説明する。
【0074】図14において、11は判定基準選択信
号、10は、画像状況検出手段9の出力に対し、入力さ
れる判定基準選択信号11を用いて、複数の判定基準レ
ベルから一つを選択するか、あるいは複数の判定結果か
ら一つを選択することにより、画像の動画判定または静
止画判定を行い、判定信号12を出力する表示判定部で
ある。
【0075】100は車両のパーキングブレーキ作動を
検出するパーキングブレーキ検出手段であり、例えば、
パーキング時はハイレベルの信号、非パーキング時はロ
ーレベルのパーキング検出信号を出力する。
【0076】101はパーキングブレーキ検出手段10
0の検出結果に従い、車両がパーキング時には常に動画
判定を行い、非パーキング時には表示判定部10の判定
信号12の判定結果に等しい判定を行うパーキング時表
示判定手段である。すなわち、パーキング検出信号がハ
イレベルの場合、車両はパーキング状態であるので、入
力される判定信号12の判定内容にかかわらず、常に動
画判定としてメモリ制御手段13へ判定結果を出力す
る。一方、パーキング信号がローレベルならば、車両は
非パーキング状態であるので、表示判定部10からの判
定信号12の判定内容をそのままメモリ制御手段13へ
出力する。
【0077】メモリ制御手段13は、パーキング時表示
判定手段101の表示判定出力に従って、メモリ制御信
号14を画像記憶手段15に供給し、画像記憶手段15
におけるフィールドメモリの読み出しと書き込みを制御
する。メモリ制御手段13の動作は実施の形態1で示し
た通りであるので省略する。
【0078】映像表示手段8は水平同期信号6、垂直同
期信号7に基づき、画像記憶手段15の出力から映像を
再生し表示する。これによりパーキング時表示判定手段
101による表示判定が静止画表示である場合は、静止
画判定を行う直前にフィールドメモリに書き込んだ画像
情報を繰り返し読み出すことになり、画像状況が劣悪と
みなせる画像を表示させることがなくなる。
【0079】以上のように、本実施の形態によれば、自
動的に車両のパーキング状態を検出することで、パーキ
ング時においては伝搬変動が比較的緩やかであるため、
静止画表示する必要性が低下するので、画像表示は常に
動画表示となり、また、非パーキング時には、実施の形
態1で示した動作となる。この2つのモードの自動切換
動作を可能にするので、パーキング時にユーザが判定基
準選択信号11を手動で変える必要がなくなる。
【0080】(実施の形態4)次に、本発明の第4の実
施の形態について図15〜18を参照しながら説明す
る。図15は、第1の実施の形態で示した図1における
画像状況検出手段9からの出力を表示判定部10のみに
入力し、判定信号12をメモリ制御手段13へ入力する
のではなく、画像状況検出手段9からの出力を、表示判
定部10へ入力するほか、画像状況から弱電界であるか
を判定する第1、第2の弱電界判定手段111、112
へも入力し、表示判定部10、第1、第2の弱電界判定
手段111、112の出力を入力して弱電界時の表示判
定を行う弱電界時表示判定手段113を加えたものであ
る。以下、第1の実施の形態と異なる部分の動作を主に
説明する。なお、画像状況検出手段9は、図6に示す画
像状況検出手段9を用いた場合は、図2に示す画像状況
検出手段9における静止画/動画判定の判定基準レベル
に対する符号の大小関係が逆転する。以下では、図2に
示す画像状況検出手段9を用いた場合の動作説明を行う
が、図6に示す画像状況検出手段9を用いる場合は、静
止画/動画判定の判定基準レベルに対する符号の大小関
係を逆にすることで同様な効果を得ることができる。
【0081】図15において、11は判定基準選択信
号、10は、画像状況検出手段9の出力に対し、入力さ
れる判定基準選択信号11を用いて複数の判定基準レベ
ルから一つを選択するか、あるいは複数の判定結果から
一つを選択することにより、画像の動画判定または静止
画判定を行い、判定信号12を出力する判定表示部であ
る。
【0082】第1の弱電界判定手段111は、画像状況
検出手段9による検出値が弱電界時の画像状況とみなせ
る第1の弱電界基準レベルLw1よりも劣化している場
合は弱電界判定を行い、第1の弱電界基準レベルLw1
よりも検出値が良好な場合は非弱電界判定を行う。すな
わち、Lv<Lw1ならば画像状況は第1の弱電界基準
レベルよりも、劣化したものと判断できるため、弱電界
判定を行い、Lv≧Lw1ならば画像状況は判定基準レ
ベルと同等以上と判断できるため、非弱電界判定を行
う。
【0083】第2の弱電界判定手段112は、第1の弱
電界基準レベルLw1よりも画像状況が良好となるレベ
ルを第2の弱電界基準レベルLw2として設定し、画像
状況検出手段9による検出値が弱電界時の画像状況とみ
なせる第2の弱電界基準レベルLw2よりも劣化してい
る場合は弱電界判定を行い、第2の弱電界基準レベルL
w2よりも検出値が良好な場合は非弱電界判定を行う。
すなわち、第1の弱電界基準レベルLw1と第2の弱電
界基準レベルLw2は、Lw2>Lw1のように設定
し、Lv<Lw2ならば画像状況は第2の弱電界基準レ
ベルよりも、劣化したものと判断できるため、弱電界判
定を行い、Lv≧Lw2ならば画像状況は判定基準レベ
ルと同等以上と判断できるため、非弱電界判定を行う。
【0084】弱電界時表示判定手段113は、第1、第
2の弱電界判定手段111、112の出力と表示判定部
10の出力結果をもとに弱電界状況の表示判定を行う。
図16は弱電界時表示判定手段113の動作の一例を示
すフローチャートである。以下、図16を用いて動作説
明を行う。まず、画像状況検出手段9による画像状況検
出の終了後(s10)、第1の弱電界判定手段111の
判定が弱電界判定でない場合は、表示判定部10の出力
を弱電界時表示判定手段113の出力とする(s1
2)。一方、第1の弱電界判定手段111の判定が弱電
界判定である場合は、動画判定を出力とし(s13)、
以下の動作を行う。続くフィールドの画像状況検出手段
9による画像状況検出の終了後(s14)、第2の弱電
界判定手段112による判定(s15)が弱電界判定で
ある場合は、動画判定を行う(s13)。一方、第2の
弱電界判定手段112による判定(s15)が非弱電界
判定である場合は、表示判定部10の出力を弱電界時表
示判定手段113の出力とする(s12)。
【0085】図17は、画像状況検出信号に対する弱電
界時表示判定手段113の動作を示す図である。図17
において、画像状況検出信号の検出値Lvが、第1の弱
電界基準レベルLw1を下回らなければ、表示判定部1
0で得られた判定結果を出力する(t1<t<t2)。
次に、画像状況検出信号の検出値Lvが、第1の弱電界
基準レベルLw1を下回った場合、画像状況検出信号の
検出値Lvが、第2の弱電界基準レベルLw2を上回る
まで、動画判定を出力する(t2<t<t3)。以降
は、同様に、画像状況検出信号の検出値Lvが、第2の
弱電界基準レベルLw2を上回れば、第1の弱電界基準
レベルLw1を下回らない限り、表示判定手段13で設
定された判定基準レベルとの比較により得られた判定結
果を出力する(t3<t<t4)。
【0086】メモリ制御手段13は、弱電界時表示判定
手段113の表示判定出力に従って、メモリ制御信号1
4を画像記憶手段15に供給し、画像記憶手段15にお
けるフィールドメモリの読み出しと書き込みを制御す
る。メモリ制御手段13の動作は、第1の実施の形態で
示した通りであるので省略する。
【0087】映像表示手段8は水平同期信号6、垂直同
期信号7に基づき、画像記憶手段17の出力から映像を
再生し表示する。これにより弱電界時表示判定手段11
3による表示判定が静止画表示である場合は、静止画判
定を行う直前にフィールドメモリに書き込んだ画像情報
を繰り返し読み出すことになり、画像状況が劣悪とみな
せる画像を表示させることがなくなる。
【0088】以上のように、本実施の形態によれば、弱
電界地区での走行時では、ホワイトノイズ等のノイズの
多い映像が多い場合、静止画表示を行なうと、逆に見に
くいものとなるため、そのような弱電界状況となる信号
レベルをLw1として設定し、画像状況検出信号の検出
値Lvと比較することで、弱電界地区での静止画を禁止
することができる。さらに、画像状況検出信号の検出値
Lvが、第1の弱電界判定基準レベルLw1の前後で変
動する場合、LvがLw1を少しでも上回るとその前の
段階の画像で、静止画になるため、画像状況が劣化した
画像で静止画表示されてしまう。そのため、第2の弱電
界判定基準レベルLw2を設け、このLw2を超えない
限り、動画表示させることでこの現象を回避することが
でき、弱電界地区での映像状況を改善することができ
る。
【0089】なお、図18に示すように、弱電界時表示
判定手段113の出力を直接メモリ制御手段13に入力
せず、第3の実施の形態と同様に、車両のパーキング状
況に基づいて画像表示選択を行った信号をメモリ制御手
段13へ入力する構成にしても良い。図18において、
100はパーキングブレーキの作動状況を検出するパー
キングブレーキ検出手段、101はパーキング時の画像
表示判定を行うパーキング時表示判定手段である。この
構成において、パーキング時表示判定手段101は、弱
電界時表示判定手段113の判定出力とパーキングブレ
ーキ検出手段100の検出結果を入力し、車両がパーキ
ング時には常に動画判定を行い、非パーキング時には弱
電界時表示判定手段113の判定出力に等しい判定を行
い、判定結果をメモり制御手段13へ出力する。動作例
については、第3の実施の形態と同様である。
【0090】以上の図18のような構成とすることによ
り、自動的に車両のパーキング状態を検出することで、
パーキング時においては伝搬変動が比較的緩やかである
ため、静止画表示する必要が低下するので画像表示は常
に動画表示となり、非パーキング時には、弱電界時表示
判定手段の判定出力に等しい判定表示に基づく動作を行
う。この2つのモードの自動切換動作が可能となり、パ
ーキング時にユーザが判定基準選択信号を手動で変える
必要がなくなり、非パーキング時には弱電界の条件に対
応した画像表示を自動的に行うことができる。
【0091】
【発明の効果】以上のように、本発明は、複数の画像状
況判定基準により動画または静止画の判定を行うか、あ
るいは複数の画像判定結果から適切な判定結果を選択す
ることで、静止画判定時に、静止画判定前のフィールド
の画像を表示させることができ、劣化した画像を表示さ
せず視聴に好適な画像を得ることができる。
【0092】また、受信状況が所定レベルよりも良好な
場合では、静止画表示となる条件を緩和し、更に、パー
キング時は静止画表示を禁止し、弱電界受信状況下では
静止画表示となる条件を厳しくすることで、より視聴に
好適な映像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による移動体用テレビ受
信装置の構成ブロック図
【図2】本発明の一実施の形態による画像状況検出手段
の一例を示す構成ブロック図
【図3】本発明の一実施の形態による同期パルス分離手
段の一例を示す構成ブロック図
【図4】本発明の一実施の形態による画像状況検出手段
の各ブロックの動作波形図
【図5】本発明の一実施の形態による画像状況検出手段
の各ブロックの動作波形図
【図6】本発明の一実施の形態による画像状況検出手段
の一例を示す構成ブロック図
【図7】本発明の一実施の形態による画像状況検出手段
の一例を示す構成ブロック図
【図8】本発明の一実施の形態による表示判定部の一例
を示す構成ブロック図
【図9】本発明の一実施の形態による表示判定部の一例
を示す構成ブロック図
【図10】本発明の一実施の形態による画像記憶手段の
一例を示す構成ブロック図
【図11】本発明の一実施の形態による表示判定部の一
例を示す構成ブロック図
【図12】本発明の一実施の形態による表示判定選択手
段の動作の一例を示すフローチャート
【図13】本発明の一実施の形態による動画判定カウン
タの検出結果と表示判定選択手段の判定基準選択結果の
一例を示す概念図
【図14】本発明の一実施の形態による移動体用テレビ
受信装置の一部分の構成ブロック図
【図15】本発明の一実施の形態による移動体用テレビ
受信装置の一部分の構成ブロック図
【図16】本発明の一実施の形態による弱電界時表示判
定手段の動作の一例を示すフローチャート
【図17】本発明の一実施の形態による弱電界時表示判
定手段の動作の一例を示す概念図
【図18】本発明の一実施の形態による移動体用テレビ
受信装置の一部分の構成ブロック図
【図19】従来の静止図機能を有する移動体用テレビ受
信装置の構成ブロック図
【符号の説明】
1 アンテナ 2 高周波信号 3 TVチューナ 4 映像信号 5 同期再生手段 6 水平同期信号 7 垂直同期信号 8 映像表示手段 9 画像状況検出手段 10 表示判定部 11 判定基準選択信号 12 判定信号 13 メモリ制御手段 14 メモリ制御信号 15 画像記憶手段 20、40 同期パルス分離手段 21 水平自動周波数制御手段 22 リセットパルス生成手段 23 基準水平同期生成手段 24 位相差検出手段 25 位相一致パルスカウント手段 30 直流再生手段 31 電圧比較手段 41 パルスカウント手段 50、51 第1、第2の画像状況検出部 52 重み付け手段 60 判定基準レベル設定手段 61 表示判定手段 70、90 第1の判定基準レベル 71、91 第2の判定基準レベル 72、92 第1の表示判定手段 73、93 第2の表示判定手段 74、96 第1の判定結果出力 75、97 第2の判定結果出力 76、95 表示判定選択手段 80 AD変換器 81、82 第1、第2のフィールドメモリ 83 DA変換器 94 動画判定カウンタ 100 パーキングブレーキ検出手段 101 パーキング時表示判定手段 111、112 第1、第2の弱電界判定手段 113 弱電界時表示判定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金谷 昌宣 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つまたは複数のアンテナで得られた受
    信信号から検波した映像信号を出力するTVチューナ
    と、前記映像信号から水平同期信号及び垂直同期信号を
    再生する同期再生手段と、前記映像信号を複数のフィー
    ルドメモリに記憶する画像記憶手段と、前記同期再生手
    段の出力に基づき前記画像記憶手段の出力を映像表示す
    る映像表示手段と、前記映像信号から受信画像状況を検
    出して画像状況検出信号を出力する画像状況検出手段
    と、入力される判定基準選択信号を用いて、複数の判定
    基準レベルから一つを選択して画像の動画判定または静
    止画判定を行うかあるいは複数の判定結果から一つの判
    定を選択し、判定信号を出力する表示判定部と、前記判
    定信号が動画判定である場合は前記フィールドメモリに
    前記映像信号による画像を順次書き込み、かつ前記画像
    を順次読み出す制御を前記画像記憶手段に対して行い、
    静止画判定である場合は前記フィールドメモリへの書き
    込みを禁止し、静止画判定される直前に記憶されたメモ
    リ内容を繰り返し読み出す制御を前記画像記憶手段に対
    して行うメモリ制御手段とを有することを特徴とする移
    動体用テレビ受信装置。
  2. 【請求項2】 画像状況検出手段が、映像信号から同期
    パルスを分離する同期パルス分離手段と、前記同期パル
    ス分離手段の出力から電圧制御発振器を制御することで
    水平同期周波数にほぼ等しい周波数の信号を出力する水
    平自動周波数制御手段と、基準クロック信号を分周する
    ことで水平同期周期にほぼ等しい信号を生成する基準水
    平同期生成手段と、前記水平自動周波数制御手段の出力
    パルスに基づいて特定時間間隔で前記基準水平同期生成
    手段の分周動作をリセットさせるパルス信号を生成する
    リセットパルス生成手段と、前記基準水平同期生成手段
    の出力と前記水平自動周波数制御手段の出力との同期パ
    ルスの位相ずれが所定範囲内にあるかを判定する位相差
    検出手段と、前記位相差検出手段による判定結果から前
    記所定範囲内にあるパルス数をカウントし、画像状況検
    出信号を出力する位相一致パルスカウント手段とを有す
    ることを特徴とする請求項1記載の移動体用テレビ受信
    装置。
  3. 【請求項3】 画像状況検出手段は、映像信号から同期
    パルスを分離する同期パルス分離手段と、前記同期パル
    ス分離手段の出力パルスをカウントし、画像状況検出信
    号を出力するパルスカウント手段とを有することを特徴
    とする請求項1記載の移動体用テレビ受信装置。
  4. 【請求項4】 同期パルス分離手段が、映像信号の直流
    レベルを再生する直流再生手段と、前記直流再生手段の
    出力電圧レベルと所定電圧レベルとの大小比較結果に基
    づき2値化したパルス信号を出力する電圧比較手段とを
    有することを特徴とする請求項2または3記載の移動体
    用テレビ受信装置。
  5. 【請求項5】 画像状況検出手段が、映像信号から同期
    パルスを分離する第1の同期パルス分離手段、前記第1
    の同期パルス分離手段の出力から電圧制御発振器を制御
    することで水平同期周波数にほぼ等しい周波数の信号を
    出力する水平自動周波数制御手段、基準クロック信号を
    分周することで水平同期周期にほぼ等しい信号を生成す
    る基準水平同期生成手段、前記水平自動周波数制御手段
    の出力パルスに基づいて特定時間間隔で前記基準水平同
    期生成手段の分周動作をリセットさせるパルス信号を生
    成するリセットパルス生成手段、前記基準水平同期生成
    手段の出力と前記水平自動周波数制御手段の出力との同
    期パルスの位相ずれが所定範囲内にあるかを判定する位
    相差検出手段、及び前記位相差検出手段による判定結果
    から、前記所定位相範囲内にあるパルス数をカウントす
    る位相一致パルスカウント手段を有する第1の画像状況
    検出部と、前記映像信号から同期パルスを分離する第2
    の同期パルス分離手段、及び前記第2の同期パルス分離
    手段の出力パルスをカウントするパルスカウント手段を
    有する第2の画像状況検出部と、前記第1の画像状況検
    出部の出力値と前記第2の画像状況検出部の出力値に重
    み付けした出力を画像状況検出信号として出力する重み
    付け手段とを有することを特徴とする請求項1記載の移
    動体用テレビ受信装置。
  6. 【請求項6】 第1の同期パルス分離手段と第2の同期
    パルス分離手段がいずれも、映像信号の直流レベルを再
    生する直流再生手段と、前記直流再生手段の出力電圧レ
    ベルと所定電圧レベルとの大小比較結果に基づき2値化
    したパルス信号を出力する電圧比較手段とを有すること
    を特徴とする請求項5記載の移動体用テレビ受信装置。
  7. 【請求項7】 表示判定部が、複数の判定基準レベルを
    有しかつ入力される判定基準選択信号に基づいて前記複
    数の判定基準レベルから一つの判定基準レベルを選択出
    力する判定基準レベル設定手段と、前記一つの判定基準
    レベルと画像状況検出信号との大小関係から画像状況の
    相対評価を行うことにより、前記画像状況が良好とみな
    せる場合は動画判定、劣悪とみなせる場合は静止画判定
    を行い、判定結果を判定信号として出力する表示判定手
    段とを有することを特徴とする請求項1から6のいずれ
    かに記載の移動体用テレビ受信装置。
  8. 【請求項8】 表示判定部が、第1の判定基準レベルに
    対する画像状況検出信号との大小関係から第1の画像状
    況の相対評価を行うことにより、前記第1の画像状況が
    良好とみなせる場合は動画判定、劣悪とみなせる場合は
    静止画判定を行う第1の表示判定手段と、第2の判定基
    準レベルに対する前記画像状況検出信号との大小関係か
    ら第2の画像状況の相対評価を行うことにより、前記第
    2の画像状況が良好とみなせる場合は動画判定、劣悪と
    みなせる場合は静止画判定を行う第2の表示判定手段
    と、前記第1の表示判定手段の出力と前記第2の表示判
    定手段の出力とのどちらかを、入力される判定基準選択
    信号に従って選択し、判定信号として出力する表示判定
    選択手段とを有することを特徴とする請求項1から6の
    いずれかに記載の移動体用テレビ受信装置。
  9. 【請求項9】 表示判定部が、第1の判定基準レベルに
    対する画像状況検出信号との大小関係から第1の画像状
    況の相対評価を行うことにより、前記第1の画像状況が
    良好とみなせる場合は動画判定、劣悪とみなせる場合は
    静止画判定を行う第1の表示判定手段と、前記第1の判
    定基準レベルよりも画像状況が良好となるレベルに設定
    された第2の判定基準レベルに対する前記画像状況検出
    信号との大小関係から第2の画像状況の相対評価を行う
    ことにより、前記第2の画像状況が良好とみなせる場合
    は動画判定、劣悪とみなせる場合は静止画判定を行う第
    2の表示判定手段と、表示判定選択手段が出力する判定
    信号を入力し、所定時間内で動画判定されたフィールド
    数をカウントしてカウント値を出力する動画判定カウン
    タと、予め設定された所定値または入力される判定基準
    選択信号により設定される所定値を有し、かつ前記カウ
    ント値と前記所定値との大小比較結果に基づき、前記第
    1の表示判定手段の出力か前記第2の表示判定手段の出
    力かどちらかを選択し、判定信号として出力する前記表
    示判定選択手段とを有することを特徴とする請求項1か
    ら6のいずれかに記載の移動体用テレビ受信装置。
  10. 【請求項10】 車両のパーキングブレーキ作動を検出
    するパーキングブレーキ検出手段と、表示判定部からの
    判定信号及び前記パーキングブレーキ検出手段の検出結
    果を入力し、前記車両がパーキング時には常に動画判定
    を行い、非パーキング時には前記判定信号に等しい判定
    を行うパーキング時表示判定手段とを有し、メモリ制御
    手段は、前記判定信号の代わりに前記パーキング時表示
    判定手段の判定出力に基づき前記画像記憶手段を制御す
    ることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の
    移動体用テレビ受信装置。
  11. 【請求項11】 弱電界時の画像状況とみなせるレベル
    に設定された第1の弱電界基準レベルを有し、かつ入力
    される画像状況検出信号が、前記第1の弱電界基準レベ
    ルよりも劣化している場合は弱電界判定を行い、良好な
    場合は非弱電界判定を行う第1の弱電界判定手段と、前
    記第1の弱電界基準レベルよりも画像状況が良好とみな
    せるレベルに設定された第2の弱電界基準レベルを有
    し、かつ入力される前記画像状況検出信号が、前記第2
    の弱電界基準レベルよりも劣化している場合は弱電界判
    定を行い、良好な場合は非弱電界判定を行う第2の弱電
    界判定手段と、前記第1の弱電界判定手段が弱電界判定
    した場合は、前記第2の弱電界判定手段が非弱電界判定
    を行うまでは常に動画判定し、これ以外の場合は、表示
    判定部からの判定結果と等しい判定を行う弱電界時表示
    判定手段とを有し、メモリ制御手段は、前記表示判定部
    からの判定信号の代わりに前記弱電界時表示判定手段の
    判定出力に基づき前記画像記憶手段を制御することを特
    徴とする請求項1から9のいずれかに記載の移動体用テ
    レビ受信装置。
  12. 【請求項12】 車両のパーキングブレーキ作動を検出
    するパーキングブレーキ検出手段と、弱電界時表示判定
    手段の判定出力及び前記パーキングブレーキ検出手段の
    検出結果を入力し、前記車両がパーキング時には常に動
    画判定を行い、非パーキング時には前記弱電界時表示判
    定手段の判定出力に等しい判定を行うパーキング時表示
    判定手段とを有し、メモリ制御手段は、前記弱電界時表
    示判定手段の判定出力の代わりに前記パーキング時表示
    判定手段の判定出力に基づき前記画像記憶手段を制御す
    ることを特徴とする請求項11に記載の移動体用テレビ
    受信装置。
JP9246373A 1997-09-11 1997-09-11 移動体用テレビ受信装置 Pending JPH1188726A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000333090A (ja) * 1999-05-20 2000-11-30 Harness Syst Tech Res Ltd 車載用テレビジョン映像処理装置
JP2006251795A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Au Optronics Corp タイミング信号の出力方法及びタイミングコントローラ
JP2006258991A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Fujitsu Ltd 動画表示制御プログラム
JP2008011017A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Clarion Co Ltd テレビジョン放送受信機、及び、テレビジョン放送受信方法
JP2009069661A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Casio Comput Co Ltd 投影装置、投影方法及びプログラム

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