JPH08139961A - 受信制御装置 - Google Patents

受信制御装置

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JPH08139961A
JPH08139961A JP6274694A JP27469494A JPH08139961A JP H08139961 A JPH08139961 A JP H08139961A JP 6274694 A JP6274694 A JP 6274694A JP 27469494 A JP27469494 A JP 27469494A JP H08139961 A JPH08139961 A JP H08139961A
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JP
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lcd
broadcast channel
character
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Application number
JP6274694A
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English (en)
Inventor
Yukiko Okura
由起子 大倉
Kazumasa Okumura
和正 奥村
Akira Yamazaki
明 山崎
Tomoko Shudo
知子 首藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多数の放送チャンネルの中から所望の放送チ
ャンネルを迅速かつ確実に選択する。 【構成】 チャンネル選択開始ボタンスイッチ206が
オンされたとき、リモートコマンダ5のLCD201
に、そのとき受信されている放送局の名称を表示させ
る。ローラ202を回転操作して、LCD201に表示
される放送チャンネルの名称を変更させ、所定の名称が
LCD201に表示されたとき、ローラ202をエンタ
ー操作して、選択する放送チャンネルを確定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば衛星放送やCA
TVを介して多数の放送チャンネルの信号を受信する場
合に用いて好適な受信制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、我国では、VHFの帯域のテレビ
ジョン放送においては、第1チャンネルから第12チャ
ンネルまでのチャンネルが利用されるようになされてい
る。このうち、関東地方においては、1,3,4,6,
8,10,12の各チャンネルが実際に使用されてい
る。
【0003】このため、テレビジョン受像機本体、ある
いはテレビジョン受像機を遠隔制御するリモートコマン
ダには、各チャンネルに対応する1乃至12の数字が表
示されたチャンネル選択釦が設けられており、所望のチ
ャンネルの数字が表示されている釦を操作することで、
所望のチャンネルを選局することができるようになされ
ている。
【0004】あるいはまた、テレビジョン受像機本体あ
るいはリモートコマンダに、チャンネルアップダウン釦
が設けられ、このアップダウン釦を操作すると、受信チ
ャンネルが1ずつ、インクリメントまたはデクリメント
され、そのとき受信しているチャンネルの番号が受像機
に表示される。使用者はその数字を見て、所望のチャン
ネルを選択する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、放送チャンネルを表す数字を基に、所望の放送チ
ャンネルを選択するようにすると、放送チャンネルが増
加した場合、チャンネル番号を記憶しておくことが困難
になる。例えば、米国においては、デジタル衛星放送
(DSS:Digital Satellite Sy
stem(Hughes Communication
s社の商標))やケーブルテレビ(CATV:Cabl
e Television)において、150乃至17
5チャンネルあるいは500チャンネルといった、多チ
ャンネル化が進められようとしている。
【0006】このようにチャンネル数が多くなると、自
分が受信を希望する放送局のチャンネル番号を記憶して
おくことが困難になる。その結果、所望の放送チャンネ
ルを迅速かつ正確に指定することが困難になる。
【0007】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、チャンネル数が多くなったとしても、所望
の放送チャンネルを迅速かつ正確に選局することができ
るようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の受信制御装置
は、複数の放送チャンネルの名称を記憶する記憶手段
(例えば図3のSRAM36)と、放送チャンネルのう
ち受信する放送チャンネルの選択を開始するとき操作さ
れる開始操作手段(例えば図4のチャンネル選択開始ボ
タンスイッチ206)と、記憶手段に記憶されている放
送チャンネルの名称のうち所定のものを表示する表示手
段(例えば図4のLCD201)と、表示手段における
放送チャンネルの名称の表示を変更するとき操作される
変更操作手段(例えば図4のアップ操作またはダウン操
作を行うローラ202)と、表示手段に表示されている
放送チャンネルの選択を確定するとき操作される確定操
作手段(例えば図4のエンター操作を行うローラ20
2)と、確定操作手段の操作により確定された放送チャ
ンネルを受信する受信手段(例えば図3のチューナ2
1)とを備えることを特徴とする。
【0009】記憶手段には、受信手段により受信された
信号から分離、抽出された放送チャンネルの名称を記憶
させるようにすることができる。
【0010】表示手段には、一度に1つの放送チャンネ
ルの名称を表示させるようにすることができる。このと
き、変更操作手段が操作されたとき、記憶手段に記憶さ
れている放送チャンネルの名称をアルファベット順に順
次変更して表示させるようにすることができる。また、
開始操作手段が操作されたときにおいては、そのとき受
信している放送チャンネルの名称を表示させるようにす
ることができる。
【0011】この受信制御装置には、表示手段に表示さ
れている放送チャンネルの名称を変更するとき、変更す
る文字の順番を指定する指定手段(例えば図13のカー
ソル100)をさらに設けることができる。
【0012】また、表示手段には、一度に複数の放送チ
ャンネルの名称をアルファベット順に表示させるように
することができる。この場合、開始操作手段が操作され
たとき、そのとき受信している放送チャンネルの名称を
略中心に表示させるようにすることができる。
【0013】さらに、変更操作手段(例えば図14の上
頁ボタンスイッチ241、下頁ボタンスイッチ242)
が操作されたとき、表示手段に表示されている複数の放
送チャンネルの名称を、一度に全部、変更させるように
することができる。この場合、表示手段に表示されてい
る複数の放送チャンネルの名称の中から、所定のものを
1つ選択する選択手段(例えば図17のカーソル10
0)をさらに設けることができる。
【0014】表示手段には、放送チャンネルの名称とと
もに、対応する放送チャンネルの番号を同時に表示させ
るようにすることができる。
【0015】また、表示手段は、受信手段により受信さ
れた放送チャンネルの本来の画像が表示される部分とは
別に設けるようにすることができる。この場合、表示手
段は、受信手段を遠隔制御するリモートコマンダ(例え
ば図4のリモートコマンダ5)に設けることができる。
【0016】
【作用】上記構成の受信制御装置においては、チャンネ
ル選択開始ボタンスイッチ206が操作されると、LC
D201に放送チャンネルの名称が表示される。そし
て、ローラ202によりアップ操作またはダウン操作を
して、LCD201に所定の放送チャンネルの名称を表
示させた後、エンター操作をして、チューナ21に、そ
のときLCD201に表示されている放送チャンネルを
受信させる。従って、チャンネル数が多くなった場合に
おいても、所望の放送チャンネルを正確かつ迅速に選択
することが可能になる。
【0017】
【実施例】図1は、本発明の受信制御装置を応用したA
V(Audio Video)システムの構成例を示し
ている。この実施例の場合、AVシステム1は、パラボ
ラアンテナ3で図示せぬ放送衛星を介して受信した信号
を復調するIRD(Integrated Recei
ver/Decoder)2の他、VHS方式のVCR
(Video Cassette Recorder)
6、8mm方式のVCR7、マルチディスクプレーヤ
(MDP:Muti−Disc Player)8、ミ
ニディスク(MD:Mini Disc)プレーヤ9、
モニタ装置4により構成されている。
【0018】VCR6,VCR7,MDP8およびMD
プレーヤ9は、それぞれAVライン11によりモニタ装
置4と接続されている。また、IRD2は、VCR6に
AVライン11により接続されている。さらに、これら
の各装置は、コントロールライン12により、順次シリ
ーズに接続されている。
【0019】IRD2に対しては、リモートコマンダ5
により赤外線(IR:Infrared)信号により指
令を入力することができるようになされている。即ち、
リモートコマンダ5のボタンスイッチ50の所定のもの
を操作すると、それに対応する赤外線信号がIR発信部
51Aから出射され、IRD2のIR受信部39Aに入
射されるようになされている。また、IRD2のIR発
信部39Bより出力した赤外線信号が、リモートコマン
ダ5のIR受信部51Bに入射されるようになされてい
る。
【0020】尚、このIRD2には、各種の操作ボタン
スイッチを有するフロントパネル40が設けられてお
り、リモートコマンダ5を操作することにより発せられ
る指令と同一の指令を直接入力することができるように
なされている。
【0021】図2は、図1のAVシステム1の電気的接
続状態を表している。パラボラアンテナ3は、LNB
(Low Noise Block downconv
erter)3aを有し、放送衛星からの信号を所定の
周波数の信号に変換し、IRD2に供給している。IR
D2は、その出力を、3本の線により構成されるAVラ
イン11を介してVCR6に供給している。VCR6の
出力は、3本の線により構成されるAVライン11によ
りモニタ装置4に供給されている。また、VCR7、M
DP8およびMDプレーヤ9は、モニタ装置4に対し
て、6本、3本または4本のAVライン11によりそれ
ぞれ接続されている。
【0022】さらに、IRD2、VCR6、VCR7、
MDP8、MDプレーヤ9、およびモニタ装置4は、A
V機器制御信号送受信部2A,6A,7A,8A,9
A,4Aを、それぞれ有している。これらは、ワイヤー
ドSIRCS(Wired Sony Infrare
d Remote Control System)よ
りなるコントロールライン12により、シリーズに順次
接続されている。
【0023】図3は、前述したDSSを受信するための
IRD2の内部の構成例を示している。パラボラアンテ
ナ3のLNB3aより出力されたRF信号は、フロント
エンド20のチューナ21に供給され、復調される。チ
ューナ21の出力は、QPSK復調回路22に供給さ
れ、QPSK復調される。QPSK復調回路22の出力
は、エラー訂正回路23に供給され、誤りが検出、訂正
され、必要に応じて補正される。
【0024】CPU、ROMおよびRAM等から成るI
Cカードにより構成されているCAM(Conditi
onal Access Module)33には、暗
号を解読するのに必要なキーが、解読プログラムととも
に格納されている。放送衛星を介して送信される信号は
暗号化されているため、この暗号を解読するにはキーと
解読処理が必要となる。そこで、カードリーダインタフ
ェース32を介してCAM33からこのキーが読み出さ
れ、デマルチプレクサ24に供給される。デマルチプレ
クサ24は、このキーを利用して、暗号化された信号を
解読する。
【0025】尚、このCAM33には、暗号解読に必要
なキーと解読プログラムの他、課金情報なども格納され
ている。
【0026】デマルチプレクサ24は、フロントエンド
20のエラー訂正回路23の出力する信号の入力を受
け、解読したビデオ信号をMPEGビデオデコーダ25
に供給し、解読したオーディオ信号をMPEGオーディ
オデコーダ26に供給する。
【0027】MPEGビデオデコーダ25は、入力され
たデジタルビデオ信号をDRAM25aに適宜記憶さ
せ、MPEG方式により圧縮されているビデオ信号のデ
コード処理を実行する。デコードされたビデオ信号は、
NTSCエンコーダ27に供給され、NTSC方式の輝
度信号(Y)、クロマ信号(C)、およびコンポジット
信号(V)に変換される。輝度信号とクロマ信号は、バ
ッファアンプ28Y,28Cを介して、それぞれSビデ
オ信号として出力される。また、コンポジット信号は、
バッファアンプ28Vを介して出力される。
【0028】MPEGオーディオデコーダ26は、デマ
ルチプレクサ24より供給されたデジタルオーディオ信
号をDRAM26aに適宜記憶させ、MPEG方式によ
り圧縮されているオーディオ信号のデコード処理を実行
する。デコードされたオーディオ信号は、D/A変換器
30においてD/A変換され、左チャンネルのオーディ
オ信号は、バッファアンプ31Lを介して出力され、右
チャンネルのオーディオ信号は、バッファアンプ31R
を介して出力される。
【0029】RFモジュレータ41は、NTSCエンコ
ーダ27が出力するコンポジット信号と、D/A変換器
30が出力するオーディオ信号とをRF信号に変換して
出力する。また、このRFモジュレータ41は、図示せ
ぬCATV用のケーブルボックス等の他のAV機器から
入力されるNTSC方式のRF信号をスルーして、VC
R6等の他のAV機器にそのまま出力する。
【0030】この実施例の場合、これらのビデオ信号お
よびオーディオ信号が、AVライン11を介してVCR
6に供給されることになる。
【0031】CPU(Central Process
or Unit)29は、ROM37に記憶されている
プログラムに従って各種の処理を実行する。例えば、チ
ューナ21、QPSK復調回路22、エラー訂正回路2
3などを制御する。また、AV機器制御信号送受信部2
Aを制御し、コントロールライン12を介して、他のA
V機器に所定のコントロール信号を出力し、また、他の
AV機器からのコントロール信号を受信する。
【0032】このCPU29に対しては、フロントパネ
ル40の操作ボタンスイッチ(図示せず)を操作して、
所定の指令を直接入力することができる。また、リモー
トコマンダ5を操作すると、IR発信部51Aより赤外
線信号が出力され、この赤外線信号がIR受信部39A
により受光され、受光結果がCPU29に供給される。
従って、リモートコマンダ5を操作することによって
も、CPU29に所定の指令を入力することができる。
また、CPU29は、IR発信部39Bを制御し、赤外
線信号を出力させ、リモートコマンダ5のIR受信部5
1Bに受信させる。
【0033】さらに、CPU29は、デマルチプレクサ
24が出力するビデオ信号とオーディオ信号以外の信
号、例えば、本来の画像データに付加して伝送されてく
る、現在時刻から数十時間後までの各放送チャンネル毎
の番組情報(例えば、番組のチャンネル、放送時間、タ
イトル、カテゴリ等)などを取り込み、これからEPG
(Electrical Program Guid
e)データを作成して、SRAM(Static Ra
dom Access Memory)36に供給し、
記憶させる。これらの情報の中には、各放送局の名称
(略称を含む)とチャンネル番号も含まれている。本来
の画像データに付加して伝送されるEPG情報は、頻繁
に伝送されてくるため、SRAM36には常に最新のE
PGを保持することができる。
【0034】また、EEPROM(Electrica
lly Eresable Programable
Read Only Memory)38には、電源オ
フ後も保持しておきたいデータなどが適宜記憶される。
また、CPU29は、カレンダタイマ35が出力する時
刻情報と、デマルチプレクサ24が受信信号から分離、
出力するタイムスタンプとを比較し、その比較結果に対
応して、正しいタイミングでデコード処理ができるよう
に、MPEGビデオデコーダ25やMPEGオーディオ
デコーダ26を制御する。
【0035】さらに、CPU29は、所定のOSD(O
n−Screen Display)データを発生した
いとき、MPEGビデオデコーダ25を制御する。MP
EGビデオデコーダ25は、この制御に対応して所定の
OSDデータを生成してDRAM25aに書き込み、さ
らに読み出して出力する。これにより、所定の文字、図
形などを適宜モニタ装置4に出力し、表示させることが
できる。
【0036】図4は、リモートコマンダ5の上面の構成
例を表している。IR発信部51AとIR受信部51B
の下方には、LCD201が設けられ、所定の文字など
が表示できるようになされている。LCD201の下方
には、図中上方向(アップ操作)または下方向(ダウン
操作)に回転すること、および紙面と垂直な方向に押圧
することが可能なローラ202が配置されている。そし
て、ローラ202の左右には、レフトボタンスイッチ2
03とライトボタンスイッチ204が配置されている。
【0037】ローラ202のさらに右下には、モニタ装
置4にメニューを表示するとき操作されるメニューボタ
ンスイッチ53が設けられ、さらにその左下には、チャ
ンネル選択を開始するとき操作されるチャンネル選択開
始ボタンスイッチ206が設けられている。
【0038】図5と図6は、ローラ202の操作を検出
する内部の構成例を示している。ローラ202の軸21
1は、可動部材213に回転自在に支持されている。そ
して、軸211の一方の端部の近傍には、ギア212が
取り付けられている。可動部材213は、リモートコマ
ンダ5の筐体に対して軸部214を介して回動自在に支
持されている。
【0039】可動部材213の押圧部215は、図6に
示すように、ローラ202が、図中矢印で示すように上
から下方向に押圧されたとき、軸部214を支点として
時計方向に回動し、リモートコマンダ5の筐体に固定さ
れているスイッチ66をオン(またはオフ)するように
なされている。即ち、このスイッチ66のオンまたはオ
フにより、ローラ202の垂直方向への操作(エンター
操作)が検出されるようになされている。
【0040】また、ローラ202が、図6において時計
方向または反時計方向に回転されると、軸211を介し
てローラ202と一体的に結合されているギア212
が、ローラ202と一体的に回転し、この回転がベルト
224を介してギア222に伝達される。このギア22
2は、エンコーダ221の軸部223に結合されてい
る。従って、ローラ202が回転すると、その回転がベ
ルト224を介してギア222に伝達され、ギア222
の回転が軸部223を介してエンコーダ221に伝達さ
れる。その結果、エンコーダ221の出力からローラ2
02の回転方向と回転量を検出することができる。
【0041】図7は、リモートコマンダ5の内部の構成
例を表している。マイコン71はCPU72を有し、こ
のCPU72は、ROM73に記憶されているプログラ
ムに従って各種の処理を実行するようになされている。
また、RAM74には、CPU72が各種の処理を実行
する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
【0042】CPU72は、スイッチ66のオンまたは
オフを検出し、ローラ202のエンター操作を検出する
とともに、エンコーダ221の出力から、ローラ202
の回転方向と回転量を検出する。また、LCD201を
駆動し、所定の文字、記号などを表示させる。
【0043】ボタンマトリックス82は、リモートコマ
ンダ5のボタンスイッチ50の操作を検出し、その検出
信号をCPU72に出力している。CPU72は、この
検出信号から、ボタンスイッチ50の操作を検知する。
【0044】CPU72はまた、LEDドライバ75を
介してIR発信部51AのLED76を制御し、赤外線
信号を出力させるようになされている。また、IR受信
部51Bのフォトダイオード(PD)84は、IRD2
のIR発信部39Bより出力された赤外線信号を受光
し、これを電気信号に変換して、PDアンプ83に出力
する。PDアンプ83は、この信号を増幅し、CPU7
2に出力するようになされている。
【0045】このようにして、リモートコマンダ5のC
PU72とIRD2のCPU29は、赤外線信号を介し
て相互に各種の指令を授受することができるようになさ
れている。
【0046】図8は、SRAM36に記憶されているE
PG中の放送局のリスト、即ち、現在放送が行われてお
り、本IRD2で受信可能なチャンネル番号と、対応す
る放送局のリストの例を表している。同図に示すよう
に、この実施例においては、放送局の名称(略称)がア
ルファベット順に順次記憶されている。また、各放送局
の名称には、対応するチャンネルの番号も併せて記憶さ
れている。
【0047】次に、図9のフローチャートを参照して、
所定のチャンネルを選択する処理を説明する。チャンネ
ル選択処理を開始するとき、使用者は最初にステップS
1において、リモートコマンダ5のチャンネル選択開始
ボタンスイッチ206(図4)をオンする。リモートコ
マンダ5のCPU72は、ボタンマトリックス82を介
して、チャンネル選択開始ボタンスイッチ206の操作
を検出すると、LEDドライバ75を介して、IR発信
部51AのLED76を制御し、チャンネル選択開始ボ
タンスイッチ206がオンされたことを表す赤外線信号
を出射させる。
【0048】この赤外線信号は、IRD2のIR受信部
39Aで受信され、CPU29に取り込まれる。CPU
29は、チャンネル選択開始ボタンスイッチ206がオ
ンされた信号を取り込むと、ステップS2に進み、その
ときチューナ21が受信している放送チャンネルの名称
をSRAM36から読み出し、IR発信部39Bから赤
外線信号でリモートコマンダ5に出力する。
【0049】リモートコマンダ5は、この赤外線信号を
IR受信部51Bのフォトダイオード84で受信する。
CPU72は、PDアンプ83を介して受信した放送局
(放送チャンネル)の名称をRAM74に一旦記憶させ
た後、これを読み出して、LCD201に表示させる。
これにより、使用者は、現在受信している放送局(放送
チャンネル)の名称を知ることができる。
【0050】次にステップS3に進み、使用者は、受信
を希望する放送局名が、現在LCD201に表示されて
いる名称より、アルファベット順において前(上)にあ
るか否かを判定する。
【0051】例えば図10に示すように、LCD201
に現在表示されている放送局名がCBSである場合、こ
れから受信したい放送局名がABCであるとすれば、放
送局名を戻す必要がある(図10において、模式的に表
しているLCD201の位置を上方向に移動させる必要
がある)。そこで、この場合においては、ステップS4
に進み、ローラ202をアップ操作する(図4におい
て、ローラ202を上方向に押圧して回転させる)。
【0052】エンコーダ221の出力からアップ操作を
検出したとき、CPU72は、LED76を制御し、I
RD2に対して、アップ操作に対応する赤外線信号を出
力させる。IRD2において、この信号は、IR受信部
39Aを介してCPU29に取り込まれる。CPU29
は、この信号を取り込んだとき、ステップS5に進み、
SRAM36に記憶されているリストから、現在LCD
201に表示されている名称(CBS)の1つ前に記憶
されている名称(A&E)を読み出し(図10)、これ
をIR発信部39Bを介してリモートコマンダ5に出力
する。
【0053】リモートコマンダ5は、この赤外線信号を
フォトダイオード84で受信し、RAM74に一旦記憶
させる。そして、この信号はRAM74から読み出さ
れ、LCD201に出力、表示される。これにより、L
CD201に、A&Eの名称が表示される。
【0054】次にステップS6において、いまLCD2
01に表示されている放送局が、所望の放送局であるか
否かが(新たに選択すべき放送局であるか否かが)判定
される。選択すべき放送局でない場合、ステップS3に
戻り、それ以降の処理が再び繰り返される。
【0055】例えば、LCD201にA&Eが表示され
ている状態において、アップ操作をさらに2回行うと、
LCD201に名称ABCが表示される。
【0056】LCD201にABCの名称が表示された
とき、その名称は受信を希望する放送局の名称であるか
ら、ステップS6からステップS10に進み、リモート
コマンダ5のローラ202のエンター操作を行う。CP
U72は、スイッチ66の出力からエンター操作を検知
すると、それに対応する赤外線信号をIR発信部51A
を介してIRD2に出力する。
【0057】IRD2のCPU29は、IR受信部39
Aを介してこの信号を取り込んだとき、ステップS11
に進み、指定された放送局を受信する処理を実行する。
即ち、ABCの名称の放送チャンネルを受信するために
必要なデータ(周波数)をSRAM36から読み出し、
そのデータに対応する信号をチューナ21に出力する。
チューナ21は、この制御信号に対応してABC放送を
受信する。
【0058】チューナ21より出力された信号は、QP
SK復調回路22においてQPSK復調された後、エラ
ー訂正回路23に入力され、エラー訂正が行われる。エ
ラー訂正が行われた信号は、デマルチプレクサ24に入
力され、暗号復号化処理が行われた後、デジタルビデオ
信号はMPEGビデオデコーダ25に供給され、デジタ
ルオーディオ信号は、MPEGオーディオデコーダ26
に供給される。
【0059】MPEGビデオデコーダ25は、DRAM
25aを利用して、デジタルビデオ信号をデコードし、
NTSCエンコーダ27に出力する。NTSCエンコー
ダ27は、入力された信号をNTSC方式の信号に変換
し、Sビデオ信号またはコンポジットビデオ信号として
出力する。
【0060】一方、MPEGオーディオデコーダ26
は、DRAM26aを利用して、デジタルオーディオ信
号をデコードし、D/A変換器30に出力する。D/A
変換器30は、入力されたデジタルオーディオ信号をア
ナログオーディオ信号に変換し、左チャンネルのオーデ
ィオ信号と右チャンネルのオーディオ信号に分離して出
力する。
【0061】これらの信号が、AVライン11を介して
VCR6に供給され、VCR6からさらにAVライン1
1を介してモニタ装置4に出力され、表示される。音声
信号は、内蔵するスピーカより出力される。
【0062】一方、図9のステップS3において、受信
すべき放送局の名称は、現在LCD201に表示されて
いる名称より前に存在しないと判定された場合において
は、ステップS7に進み、現在表示されている名称より
後に存在するか否かが判定される。現在LCD201に
表示されている名称より後にも存在しないと判定された
場合においては、ステップS6に進み、それ以降の処理
を繰り返す。
【0063】ステップS7において、LCD201に現
在表示されている名称より後に、所望の名称が存在する
と判定された場合においては、ステップS8に進み、ロ
ーラ202をダウン操作する(図4において、ローラ2
02を下方向に操作して回転させる)。
【0064】例えば、図10に示すように、現在LCD
201にCBSの名称が表示されている状態において、
CNNの名称の放送局を受信したい場合においては、こ
のCNNの名称はCBSより後にあるため、ダウン操作
を行う。
【0065】CPU72は、エンコーダ221の出力か
らダウン操作を検知すると、それに対応する赤外線信号
をIR発信部51Aより出力させる。IRD2のCPU
29は、IR受信部39Aでこの信号を取り込み、ステ
ップS9の局名を進める処理を実行する。
【0066】即ち、CPU29は、SRAM36にCB
Sの名称の次に記憶されている名称(図10において
は、CCFi)を読み出し、これをIR発信部39Bを
介してリモートコマンダ5に出力させる。
【0067】リモートコマンダ5のCPU72は、IR
受信部51Bを介してこの信号を取り込み、RAM74
に一旦記憶させる。そして、RAM74から読み出し、
LCD201に表示させる。これにより、LCD201
に、CCFiの名称が表示される。
【0068】次にステップS6に進み、その名称が、受
信すべき放送局の名称として確定すべきものであるか否
かを判定する。いまの場合、確定すべき名称ではないた
め、ステップS3に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0069】以上のようにして、ダウン操作をさらに3
回行うと、LCD201にCNNの名称が表示される。
そこで、この状態において、上述した場合と同様に、ス
テップS10に進み、エンター操作を行うと、IRD2
のCPU29は、ステップS11に進み、指定された局
を受信する処理を実行する。即ち、CPU29はチュー
ナ21を制御し、CNNの名称の放送局を受信させる。
これにより、上述した場合と同様に、モニタ装置4にC
NNの番組が表示される。
【0070】尚、以上の実施例においては、IRD2内
のSRAM36に記憶された、チューナ21で受信され
たEPGデータに含まれるチャンネル番号と、それらに
対応する放送局の名称(略称)のリストを参照して所望
の放送局を選択する例について説明したが、この放送局
の選択処理をリモートコマンダ5のみの単独処理で行わ
せることも可能である。この場合、例えば、図9のステ
ップS1において、リモートコマンダ5のチャンネル選
択開始ボタン206(図4)がオンされた時点で、現在
IRD2で受信可能なチャンネル番号と放送局を示すリ
ストをSRAM36から読み出し、IR発信部39Bか
ら赤外線信号でリモートコマンダ5へ転送し、リモート
コマンダ5内のRAMに格納する。これにより、図9の
ステップS2乃至S10の処理がリモートコマンダ5の
マイコン71によって実行可能となり、放送局の選択、
LCD201への表示制御がリモートコマンダ5のみで
単独処理される。
【0071】図11と図12のフローチャートは、チャ
ンネル選択処理の他の処理例を表している。尚、この実
施例においても、図9のフローチャートに示した場合に
おける処理と同様に、リモートコマンダ5とIRD2と
の間において、赤外線信号による信号の授受が適宜行わ
れるのであるが、その説明は繰り返しになるので省略す
る。
【0072】最初にステップS21において、使用者が
チャンネル選択開始ボタンスイッチ206を操作する
と、IRD2のCPU29は、ステップS22に進み、
そのときチューナ21が受信している放送チャンネル名
をSRAM36から読み出し、これをリモートコマンダ
5のLCD201に出力し、表示させる。このとき、I
RD2のCPU29は、リモートコマンダ5のCPU7
2にリクエスト信号を出力し、LCD201に表示され
た放送チャンネルを表す文字のうち、最も左側の文字の
位置にカーソルを表示させる。
【0073】例えば、LCD201に、図13に示すよ
うに、放送局名としてDIS1の文字が表示された場合
においては、最も左側の文字D上にカーソル100が表
示される。
【0074】次にステップS23に進み、カーソル10
0を右方向に移動させる必要があるか否かを判定する。
例えば、受信を希望する放送局の名称の先頭の文字がD
である場合、この先頭の文字は既に選択されているた
め、次に選択すべき文字は第2番目の文字であるから、
この場合においては、カーソルを右方向に移動させる必
要がある。例えば受信希望の放送局の名称がDISCで
ある場合においては、その先頭の文字(カーソル100
が位置する文字)Dは、既にLCD201に表示されて
いるため、次に選択すべき文字として第2番目の文字を
指定するために、カーソル100を1つ右側に移動させ
る必要がある。
【0075】この場合においては、ステップS23から
ステップS24に進み、ライト操作を行う。即ち、ライ
トボタンスイッチ204をオンする。このとき、リモー
トコマンダ5のCPU72は、ステップS25に進み、
LCD201に表示されているカーソル100を1文字
分だけ右側に移動させる。例えば図13の実施例におい
ては、LCD201にDIS1の文字が表示されている
状態において、文字D上に表示されているカーソル10
0を、1文字だけ右側の文字I上に移動させる。
【0076】次にステップS23に戻り、カーソル10
0をさらに右方向に移動させる必要があるか否かを判定
する。いまの場合、受信希望放送局の名称(DISC)
の第2番目の文字Iが既にLCD201に表示されてい
るため、さらにカーソル100を右側に1文字分移動さ
せる必要がある。そこで、再びステップS24に進み、
ライトボタンスイッチ204を操作する。これに対応し
て、リモートコマンダ5のCPU72は、カーソル10
0をさらに1文字分右側に移動させ、文字S上に表示さ
せる。
【0077】再びステップS23に戻り、カーソル10
0をさらに右方向に移動する必要があるか否かを判定す
る。LCD201に表示されているカーソル100で指
定されている文字Sは、受信希望の放送局の名称の第3
番目の文字Sと一致している。このため、ステップS2
3からステップS24に進み、再びライトボタンスイッ
チ204をオンする。その結果、ステップS25におい
て、カーソル100がさらに右側に移動され、LCD2
01のDIS1の名称のうち、第4番目の文字1上に移
動する。
【0078】ステップS23に戻り、カーソル100を
さらに右方向に移動する必要があるか否かを判定する。
いまの場合、カーソル100が位置する文字1は、受信
を希望する放送局の名称の第4番目の文字Cと異なって
いる。従って、この場合は、カーソルをさらに右方向に
移動する必要はないので、ステップS26に進む。
【0079】ステップS26においては、受信を希望す
る放送局の名称(DISC)が、いまLCD201に表
示されている名称(DIS1)の上方に位置するか否か
が判定される。いまの場合、DISCはDIS1より上
方に位置しているため、ステップS27に進み、アップ
操作を行う。このとき、IRD2のCPU29は、ステ
ップS28に進み、SRAM36に記憶されているリス
トのうち、いまカーソル100が位置している文字に対
応する文字(第4番目の文字)が1つ上の順位の文字と
なっている名称を検索し、これを表示する。
【0080】ここで、1つ上の順位とは、例えばアルフ
ァベット文字A,B,C,Dのような文字の順位を考え
た場合において、文字Dの1つ上の順位の文字は、文字
Cであり、文字Cの1つ上の順位の文字は、文字Bであ
る。逆に、文字Aの1つ下の順位の文字は、文字Bであ
り、文字Bの1つ下の順位の文字は、文字Cであり、文
字Cの1つ下の順位の文字は、文字Dとなる。また、数
字や記号は、アルファベット文字より下の順位とされ
る。
【0081】尚、1つ上(または下)の順位の文字の名
称が存在しない場合においては、2つ上(または下)の
順位の文字の名称が検索、表示され、2つ上(または
下)の順位の文字の名称が存在しない場合においては、
3つ上(または下)の順位の文字の名称が検索、表示さ
れる。以下同様に、その順位の文字の名称が存在しない
場合においては、より大きい順位の文字の名称が検索、
表示される。
【0082】いまの場合、LCD201にDIS1の文
字が表示されている状態において、アップ操作がなされ
たので、LCD201には、DISCの文字が表示され
る。
【0083】このDISCの名称は、受信を希望する放
送局の名称であるため、ステップS29において、この
名称は確定すべき名称であると判定される。そこで、ス
テップS33に進み、使用者はエンター操作を行う。こ
のとき、CPU29は、ステップS34において、チュ
ーナ21を制御し、指定された放送局を受信する処理を
実行させる。これにより、チューナ21がDISCの放
送番組を受信し、モニタ装置4に表示させる。
【0084】ステップS22の処理の結果、LCD20
1に、図13に示すように、DIS1の名称が表示され
た状態において、受信を希望する放送局の名称がABC
であるとすると、カーソル100が位置する第1番目の
文字において、受信を希望する放送局の名称の文字
(A)は、LCD201にはまだ表示されていない。従
って、この場合においては、ステップS23において、
カーソルを右方向に移動させる必要がないと判定され
る。
【0085】そしてステップS26に進み、カーソル1
00が位置する順位の文字において、受信を希望する放
送局の名称の文字(A)が、いま表示されている文字
(D)より上方に位置しているか否かを判定する。いま
の場合、文字Aは文字Dより上方に位置しているため、
ステップS26からステップS27に進み、アップ操作
を行う。このとき、IRD2のCPU29は、ステップ
S28において、文字Dの1つ上の順位の文字の名称を
検索し、LCD201に表示させる。
【0086】図13の実施例においては、いまLCD2
01に、DIS1の文字が表示され、カーソル100が
最初の文字D上に位置しているため、最初の文字が、文
字Dより1つ上の順位の文字Cである名称CSP1が検
索され、LCD201に表示される。
【0087】次にステップS29に進み、いまLCD2
01に表示された名称CSP1が、受信を希望する放送
局の名称であるか否かが判定される。いまの場合、CS
P1は、受信を希望する放送局ABCではないため、ス
テップS35に進み、カーソルを右方向に移動させる必
要があるか否かが判定される。即ち、カーソル100が
位置する文字が、受信を希望する放送局の文字(A)と
一致したか否かが判定される。いまの場合、まだ一致し
ていないため、ステップS38に進み、カーソルを左方
向に移動させる必要があるか否かが判定される。
【0088】このカーソルを左方向に移動させる操作
は、カーソルを誤って右方向に移動させ過ぎた場合に、
レフトボタンスイッチ203を操作して、カーソルを正
しい位置に戻すために行われる操作であり、いまの場
合、その必要がない。そこで、ステップS41に進み、
いまLCD201に表示されている名称を、希望する放
送局の名称として確定するか否かを判定する。いまの場
合、LCD201に表示されている名称CSP1は、受
信を希望する放送局ABCと一致していないため、ステ
ップS41からステップS26に戻る。
【0089】そしてステップS26において、カーソル
100が位置する順位の文字において(いまの場合、第
1番目の文字において)、受信を希望する放送局の名称
の文字(A)が、LCD201に表示されている文字
(C)より上方に位置するか否かが判定される。いまの
場合、文字Aは文字Cの上方に位置するため、ステップ
S26からステップS27に進み、アップ操作を行う。
このため、CPU29は、ステップS28に進み、SR
AM36に記憶されているリストから、さらに1つ上の
文字の名称を検索し、LCD201に表示させる。
【0090】図13の実施例の場合、最初の文字が、文
字Cの1つ上の順位の文字Bの名称は存在しないため、
さらに1つ上の順位の文字Aから始まる名称A&Eが検
索され、LCD201に表示される。この名称A&E
は、希望する放送局の名称ではないため、ステップS2
9からステップS35に進み、カーソルを右方向に移動
させるか否かを判定する。LCD201に表示されたカ
ーソル100が位置する文字は、いまの場合、Aであ
り、受信を希望する放送局の名称の文字Aと一致する。
そこで、この場合においては、ステップS35からステ
ップS36に進み、ライト操作を行う。その結果、ステ
ップS37において、CPU72は、カーソル100を
1文字分だけ右方向に移動させる。これにより、図13
に示すように、カーソル100は、名称A&Eのうち
の、文字&の上に移動、表示される。
【0091】次にステップS26に戻り、カーソル10
0が位置する文字の順位において(いまの場合、第2番
目の文字において)、受信を希望する放送局の名称の文
字(B)が、いまLCD201に表示されている文字&
より上方に位置するか否かが判定される。いまの場合、
上方に位置するため、ステップS27に進み、使用者は
アップ操作を行う。このため、ステップS28におい
て、CPU29がLCD201に、名称ANCを検索、
表示させる。
【0092】この名称ANCは、受信を希望する名称A
BCではないため、ステップS29からステップS35
に進み、カーソルを右方向に移動させる必要があるか否
かを判定する。いまの場合、カーソルが位置する文字
は、受信を希望する放送局の名称の文字と一致していな
いため、カーソルを右方向に移動させる必要はない。ま
た、カーソルを左方向に戻す必要もない。このため、ス
テップS35からステップS38に進み、さらにステッ
プS38からステップS41に進む。そして、ステップ
S41においては、まだ確定すべき名称ではないことが
判定されるため、ステップS26に戻る。
【0093】受信を希望する名称の文字Bは、いまLC
D201に表示されている文字Nより上方に位置してい
るため、ステップS26からステップS27に進み、ア
ップ操作を行う。これにより、CPU29は、ステップ
S28において、ABCの名称を検索し、LCD201
に表示させる。
【0094】以上のようにして、LCD201に受信を
希望する名称ABCが表示されたため、ステップS29
からステップS33に進み、使用者はエンター操作を行
う。その結果、ステップS34において、CPU29は
チューナ21を制御し、名称ABCの放送局を受信さ
せ、モニタ装置4にその番組を表示させる。
【0095】また、ステップS22の処理により、LC
D201に、図13に示すように、DIS1の名称が表
示された状態において、受信を希望する放送局の名称
が、例えばTNTであるとすると、カーソル100が位
置する第1番目の文字に関し、受信を希望する放送局の
名称の文字Tは、LCD201にいま表示されている文
字Dと異なっているため、ステップS23では、カーソ
ル100を右方向に移動させる必要がないと判定され
る。
【0096】また、ステップS26においては、文字T
は、文字Dより下方に位置していると判定される。この
ため、ステップS26からステップS30に進み、ステ
ップS30からさらにステップS31に進む。そして使
用者は、ダウン操作を行う。CPU29は、この操作に
対応して、ステップS32に進み、1つ下の順位の文字
の名称を検索し、LCD201に表示させる。いまの場
合、カーソル100が位置する文字はDであるから、1
つ下の順位の文字Eを含む名称が検索され、LCD20
1に表示される。図13の実施例においては、名称E!
が表示される。
【0097】この名称は、まだ確定すべき名称TNTで
はないため、ステップS29からステップS35に進
み、カーソル100が位置する順位の文字が、受信を希
望する名称の文字と一致したか否かが判定され、一致し
ていないため、ステップS35,S38,S41を介し
てステップS26に戻る。
【0098】以上の動作が繰り返されて、図13に示す
ように、E!,FAM,HBO,LIFE,MAX,N
BC,PBTV,Sho,TBSが順次LCD201に
表示される。
【0099】名称TBSの文字の最初の文字Tは、受信
を希望するチャンネルの名称TNTの最初の文字Tと一
致する。そこで、この場合、ステップS30からステッ
プS35,S36に進み、ライト操作をし、ステップS
37において、カーソル100を1文字分だけ右方向に
移動させる。即ち、カーソル100を文字Tから文字B
に移動させる。
【0100】カーソル100が位置する第2番目の文字
において、受信を希望する名称の文字Nは、LCD20
1に表示されている文字Bより下方に位置している。こ
のため、上述した場合と同様にしてダウン操作すると、
LCD201に、図13に示すように、TCM,TL
C,TMC,TNNが順次表示される。
【0101】LCD201に名称TNNが表示される
と、ステップS35からステップS36に進み、ライト
操作をし、ステップS37において、カーソル100を
1文字分だけ右方向に移動させる。即ち、カーソル10
0は、名称TNNの第3番目の文字N上に移動する。
【0102】この第3番目の順位において、受信を希望
する名称TNTの文字Tは、いまLCD201に表示さ
れている文字Nより下方に位置している。このため、ス
テップS31において、ダウン操作がなされ、ステップ
S32において、LCD201に名称TNTが表示され
る。
【0103】このようにして、LCD201に受信を希
望する放送局の名称が表示されたので、ステップS29
からステップS33に進み、エンター操作がなされ、ス
テップS34において、CPU29はチューナ21を制
御し、名称TNTの放送局を受信させ、モニタ装置4に
その画像を表示させる。
【0104】ステップS38において、カーソルを右方
向に移動させ過ぎたと判定された場合、カーソルを左方
向に移動する(戻す)必要がある。このため、ステップ
S38からステップS39に進み、レフトボタンスイッ
チ203を操作する。このとき、リモートコマンダ5の
CPU72は、ステップS40において、カーソルを1
文字分だけ左方向に移動させる。そしてステップS26
に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0105】以上のようにして、所望の放送局が選択さ
れ、モニタ装置4にその画像が表示される。
【0106】以上の実施例においては、LCD201
に、一度に1つの放送局の名称のみを表示させるように
したが、図14に示すように、LCD201が充分な大
きさを有する場合においては、そこに、一度に複数の放
送局の名称を表示させるようにすることができる。図1
5と図16のフローチャートは、この場合のチャンネル
選択処理の例を表している。
【0107】尚、この場合、図14に示すように、LC
D201に表示されている複数の名称を一度に変更でき
るように、上頁ボタンスイッチ241と下頁ボタンスイ
ッチ242が、リモートコマンダ5に設けられている。
【0108】最初にステップS51において、チャンネ
ル選択開始ボタンスイッチ206が操作される。次にス
テップS52において、LCD201に現在の受信チャ
ンネルの名称を中心として、複数チャンネルの名称(こ
の実施例の場合、5個の名称)を同時に表示する。この
ときカーソルは、そのとき受信しているチャンネルの名
称に対応して表示される。
【0109】例えば、放送局MTVが受信されている状
態において、チャンネル選択開始ボタンスイッチ206
が操作された場合においては、図17に示すように、い
ま受信している放送局名MTVを中心として、5つの放
送局の名称がLCD201に表示される。そしてカーソ
ル100は、名称MTV上に表示される。
【0110】尚、この実施例においては、LCD201
が充分な大きさを有するため、放送局の名称と同時に、
そのチャンネルの番号が併せて表示されるようになされ
ているが、勿論、このチャンネル番号の表示は省略する
ことも可能である。
【0111】次にステップS53に進み、LCD201
に受信を希望する放送局名が表示されているか否かが判
定される。例えば、放送局名TNTを、新たな受信すべ
き放送局として指定したい場合、いま、この名称はまだ
LCD201に表示されていない。そこで、この場合に
おいては、ステップS53からステップS63に進み、
受信を希望する放送局名は、いまLCD201に表示さ
れている名称より上の順位の名称であるか否かが判定さ
れる。
【0112】いまの場合、名称TNTは、名称MTVよ
り下の順位に位置する。このため、ステップS63から
ステップS66に進み、さらにステップS66からステ
ップS67に進む。ステップS67においては、下頁ボ
タンスイッチ242がオンされる。このときステップS
68に進み、CPU29は、SRAM36に記憶されて
いるリストから、さらに5つ(1頁分)下の順位の名称
を検索、表示させる。図17の実施例では、名称NIC
K乃至Sho2が表示される。
【0113】そしてステップS53に戻り、新たに表示
した5つの名称の中に、受信を希望する放送局の名称が
存在するか否かが判定される。いまの場合、受信を希望
する名称TNTは、LCD201にまだ表示されていな
い。そこで再びステップS53からステップS63、さ
らにステップS66に進み、ステップS66からステッ
プS67に進んで、さらに下頁操作を行う。これによ
り、図17において、TBS乃至TMCWの5つの名称
が表示される。
【0114】しかしながら、まだ名称TNTは表示され
ていない。そこで、再びステップS67において、下頁
操作がなされ、ステップS68において、LCD201
に、図17のTNN乃至USAの5つの名称を表示させ
る。
【0115】再びステップS53において、LCD20
1に表示されている5つの名称の中に、受信を希望する
放送局の名称TNTが存在するか否かが判定される。い
まの場合、TNTの文字が、LCD201の上から2番
目に表示されている。そこで、ステップS53からステ
ップS54に進み、カーソル100を上方向に移動させ
るか否かが判定される。いまの場合、カーソル100
は、中央の名称TOON上に位置している。そこで、こ
のカーソル100を名称TNT上に位置させるには、カ
ーソル100を上方向に移動させればよい。このため、
ステップS55に進み、使用者はアップ操作をする。こ
のとき、CPU72は、ステップS56において、カー
ソル100を1行分だけ上方向に移動させる。その結
果、カーソル100が名称TNT上に移動、表示され
る。
【0116】そこでステップS57に進み、いまLCD
201に表示されているカーソル100により、所望の
放送局名が指定されているか否かを判定し、いまの場
合、指定されているため、ステップS61に進み、エン
ター操作をする。このとき、CPU29は、ステップS
62においてチューナ21を制御し、指定された名称T
NTの放送を受信させ、その番組をモニタ装置4に出力
し、表示させる。
【0117】一方、ステップS52において、LCD2
01のカーソル100により名称MTVが表示された状
態において、HBO3の名称の放送局を選択する場合、
ステップS53において、受信を希望する名称HBO3
は、LCD201に表示されていないと判定される。そ
こで、ステップS53からステップS63に進み、名称
HBO3は、いまLCD201に表示されている名称よ
り上方向の順位にあるか否かが判定される。いまの場
合、上方向の順位にあるため、ステップS64に進み、
使用者はリモートコマンダ5の上頁ボタンスイッチ24
1を操作する。このときCPU29は、SRAM36に
記憶されているリストから、上方向の順位の5つの名称
を検索し、LCD201に表示させる。これにより、図
17の実施例においては、HBOW乃至MAXの5つの
名称がLCD201に表示される。
【0118】再びステップS53に戻り、LCD201
に希望する名称が表示されているか否かが判定される
が、いまの場合、まだ表示されていない。そこで再びス
テップS63に進み、ステップS63からステップS6
4に進み、再び上頁操作がなされる。これにより、ステ
ップS65において、図17に示すFAM乃至HBO3
の5つの名称がLCD201に表示される。
【0119】ステップS53に戻って、再び受信を希望
する名称がLCD201に表示されているか否かが判定
されるが、いまの場合、表示されているため、ステップ
S54に進む。カーソル100は、名称HBO上に位置
し、選択を希望する名称HBO3は、その下側に位置し
ている。そこで、ステップS54からステップS58に
進み、ステップS58においては、カーソルを下方向に
移動する必要があると判定されるため、ステップS59
に進む。ステップS59においては、ダウン操作をす
る。このため、リモートコマンダ5のCPU72は、ス
テップS60において、カーソル100を1行分だけ下
方向に移動させる。これにより、カーソル100は名称
HBO2上に表示される。
【0120】次にステップS57に戻り、カーソル10
0で指定されている名称が、確定すべき名称であるか否
かが判定される。いまの場合、まだ確定すべき名称では
ないため、ステップS54に戻る。
【0121】ステップS54において、カーソルを上方
向に移動すべきか否かが判定されるが、いまの場合、下
方向に移動すべきであるので、ステップS54からステ
ップS58に進み、さらにステップS58からステップ
S59に進み、ダウン操作がなされる。これにより、ス
テップS60において、カーソル100が名称HBO3
上に移動、表示される。
【0122】ステップS57においては、いまLCD2
01のカーソル100で指定されている名称は、受信を
希望する名称であると判定されるため、ステップS61
に進み、エンター操作が行われる。このため、ステップ
S62において、CPU29により制御され、チューナ
21が名称HBO3の放送を受信し、モニタ装置4に出
力し、表示させる。
【0123】この実施例においては、カーソル100
を、LCD201に表示される名称の略中央に(5個の
名称のうち、第3番目の名称上に)配置するようにし
た。このようにすることにより、カーソル100をその
後移動させる平均的距離を、少なくすることができる。
【0124】尚、以上の実施例においては、リモートコ
マンダ5に設けられたLCD201上に放送局名を表示
するようにしたが、例えば図1に示すように、モニタ装
置4の下方に、本来の画像を表示するCRT4Aとは別
に設けたLCD4B上に表示させるようにすることもで
きる。
【0125】この他、例えば図18に示すように、モニ
タ装置4の本来の画像を表示するCRT4A上の一部
に、放送局の名称とカーソル100を表示させるように
することも可能である。この場合、CRT4A上に表示
する文字は、図3におけるMPEGビデオデコーダ25
が内蔵するOSD回路より発生させる。
【0126】但し、図18に示すように、CRT4A上
に、放送局の名称とカーソル100を表示させるように
すると、チューナ21が受信し、表示する本来の画像が
見にくくなる。これに対して、上述した実施例のよう
に、LCD201またはLCD4B上に表示させるよう
にした場合においては、本来の画像が見にくくなるよう
なことが防止される。
【0127】チューナ21により受信可能なチャンネル
数が少ない場合においては、図18に示すように、名称
を本来の画像に重畳して表示したとしても、チャンネル
選択のための時間が比較的短いため、興味がそがれる恐
れが比較的小さい。しかしながら、チューナ21により
受信可能なチャンネル数が増えれば、それだけ所望の放
送チャンネルを指定するのにも比較的長い時間が必要と
なり、興味がそがれる度合いが大きくなる。そこで、C
RT4Aとは別に設けたLCD4B,LCD201上
に、放送局(放送チャンネル)の名称を表示させるよう
にすることが好ましい。
【0128】放送局の名称を、モニタ装置4のLCD4
BまたはCRT4Aに表示させる場合、IRD2のIR
発信部39Bとリモートコマンダ5のIR受信部51B
は不要となるので、それだけ部品点数が減り、低コスト
化が可能になる。
【0129】尚、以上の実施例においては、SRAM3
6に、チューナ21で受信されたEPGデータに含まれ
る名称を記憶させるようにしたが、これらの名称は、リ
モートコマンダ5の所定のボタンスイッチを操作して、
使用者に手動入力させ、記憶させるようにすることもで
きる。あるいはまた、予めこれらの名称を記憶したRO
MをIRD2に装着しておくことも可能である。
【0130】図19は、リモートコマンダ5の他の構成
例を示している。この実施例においては、リモートコマ
ンダ5のLCD201の下側には、アップボタンスイッ
チ251、ダウンボタンスイッチ252、レフトボタン
スイッチ203およびライトボタンスイッチ204より
なる方向ボタンスイッチ60が配置されている。これら
の方向ボタンスイッチ60は、カーソルをそれぞれ上下
左右方向に移動させるとき操作されるようになされてい
る。この方向ボタンスイッチ60の右下には、メニュー
ボタンスイッチ53が配置されている。
【0131】方向ボタンスイッチ60の左下側には、エ
ンターボタンスイッチ253が設けられており、このエ
ンターボタンスイッチ253は、所定の状態を確定する
とき操作される。このエンターボタンスイッチ253の
下側には、上頁ボタンスイッチ241と下頁ボタンスイ
ッチ242が設けられている。
【0132】また、上頁ボタンスイッチ241と下頁ボ
タンスイッチ242の右下側には、数字0乃至9に対応
する数字ボタンスイッチ254が配置され、所定の数字
を入力することができるようになされている。数字ボタ
ンスイッチ254の左下側には、チャンネル選択開始ボ
タンスイッチ206が設けられている。
【0133】即ち、図19のリモートコマンダ5におい
ては、図4に示したリモートコマンダ5におけるローラ
202によるアップ操作またはダウン操作に対応する操
作が、アップボタンスイッチ251またはダウンボタン
スイッチ252により行われるようになされている。ま
た、ローラ202によるエンター操作は、エンターボタ
ンスイッチ253により行われるようになされている。
【0134】図20は、図19に示すリモートコマンダ
5の内部の構成例を表している。この図20と図7を比
較して明らかなように、この実施例においては、図7に
おけるエンコーダ221とスイッチ66が省略された構
成とされている。そして、この実施例においては、アッ
プ操作、ダウン操作、およびエンター操作は、すべてボ
タンマトリックス82により、ボタンスイッチ50の一
種の操作としてCPU72により検出される。
【0135】図21は、リモートコマンダ5のさらに他
の構成例を表している。この実施例においては、LCD
201の下方に、操作子52が設けられており、この操
作子52は、上下左右方向の他、斜めの上下左右方向
の、合計8つの方向のうち、いずれか1つの方向に操作
することができるようになされている。また、この操作
子52は、紙面と垂直な方向に押圧し、エンター(EN
TER)ボタンスイッチとして機能させることができる
ようになされている。即ち、この操作子52は、1つの
指で方向を選択し、そのまま指を離さずに、1つの指で
さらにエンター入力を行うことができるようになされて
いる。
【0136】この操作子52の右下方には、メニューボ
タンスイッチ53が配置されており、さらにその下方に
は、上頁ボタンスイッチ241と下頁ボタンスイッチ2
42が配置されている。そして、さらにその下方には、
チャンネル選択開始ボタンスイッチ206が配置されて
いる。
【0137】図22乃至図26は、操作子52の操作を
検出するための構成例を表している。この図22に示す
小型スティックコントローラが、リモートコマンダ5の
内部であって、操作子52の下方に配置されている。即
ち、スティック61が、柔軟性を有する樹脂などにより
形成されている操作子52と一体的に結合されている。
従って、操作子52を操作すると、その操作方向に対応
して、スティック61が、図22において、矢印aで示
す8つの方向のうちのいずれか1つの方向に移動する
か、または、矢印bで示すように、垂直方向に移動する
ようになされている。
【0138】スティック61の下方には、ピン105が
垂直に植設されており、このピン105の端部は、外体
101のガイド板103に形成されている孔104に挿
通され、ガイドされるようになされている。この外体1
01には、Y軸方向を指向するガイド板103に一体的
に結合されて、X軸方向を指向する側板102が形成さ
れている。そして、この側板102には、X軸方向に伸
長するシャフト62が植設されている。
【0139】一方、外体101の内側に、内体111が
配置されるように、内体111の底板114に形成され
た孔114Aに、スティック61が挿通されている。こ
の孔114Aは、図26に示すように、Y軸方向に長い
孔となっている。そして、この内体111の底板114
には、X軸方向に対向するように、側板112が形成さ
れ、Y軸方向には、相互に対向するように、側板112
に比べて高さが低い結合板113が形成されている。そ
して、この結合板113には、Y軸方向に伸長するシャ
フト63が植設されている。外体101のガイド板10
3に形成されている孔104は、このシャフト63を中
心とする円弧上に形成されている。
【0140】図23乃至図26に示すような小型スティ
ックコントローラが、図22に示すように、ボックス1
16の内側に配置されており、シャフト62と63は、
それぞれボックス116に形成した孔118と119か
ら外側に延びるようになされている。孔119は、シャ
フト63の径とほぼ等しいか、それより若干大きい径と
されているのに対し、孔118は、Z軸方向に長い孔と
なっている。そして、このボックス116の外側には、
シャフト62の一方の端部に結合するように、可変抵抗
器64が配置され、他方の端部の下方には、押しボタン
型のスイッチ66が配置されている。また、ボックス1
16のY軸方向の外側には、可変抵抗器65が配置さ
れ、シャフト63と結合されている。
【0141】スティック61をX軸を中心として回動す
ると、ピン105を介してガイド板103と結合されて
いる外体101が、シャフト62(X軸)を中心として
回動する。このとき、内体111の底板114には、Y
軸方向に長い孔114Aが形成されているため、内体1
11は、静止したままの状態となっている。
【0142】これに対して、スティック61をY軸を中
心として回動すると、底板114に形成されている孔1
14Aは、X軸方向にはスティック61とほぼ同一の径
に形成されているため、スティック61の回動ととも
に、内体111がシャフト63(Y軸)を中心として回
動する。このとき、ピン105が、シャフト63を中心
とする円弧上に形成されている孔104によりガイドさ
れる。また、このとき、内体111の側板112は、外
体101の側板102との間に充分な距離を有している
ため、側板102に当接することはない。従って、外体
101は静止したままの状態となっている。
【0143】スティック61をX軸とY軸の間の方向に
操作すると、内体111がY軸を中心として回動すると
ともに、外体101がX軸を中心として回動する。
【0144】スティック61の下端には、原点復帰バネ
106が結合されているため、スティック61への回動
操作を中止すると、この原点復帰バネ106の付勢力に
従って、スティック61は原点(垂直位置)に復帰す
る。
【0145】スティック61をX軸を中心として回動す
ると、シャフト62がX軸を中心として回動するため、
可変抵抗器64の抵抗値が変化する。従って、この可変
抵抗器64の抵抗値から、スティック61のX軸を中心
とする回動量と回動方向を検出することができる。
【0146】また、スティック61をY軸を中心として
回動すると、シャフト63がY軸を中心として回動する
ため、可変抵抗器65の抵抗値が変化する。従って、こ
の可変抵抗器65の抵抗値から、スティック61のY軸
を中心とする回動量と回動方向を検出することができ
る。
【0147】このようにして、図22において、矢印a
で示す8つの方向のうちのいずれか1つの方向への操作
(水平方向への操作)が検出される。
【0148】スティック61を、図22において矢印b
に沿って、下方向に垂直に押圧すると、内体111は、
底板114の孔114Aにスティック61が挿通されて
いるため、特に変化はしないが、外体101は、スティ
ック61に植設したピン105が孔104を介してガイ
ド板103に挿通されているため、スティック61と一
体的に下方向に押圧される。このときの外体101の下
方向への移動は、シャフト62が挿通されているボック
ス116の孔118が垂直方向に長い孔とされているた
め、この孔118によりガイドされる。シャフト62が
所定の位置まで下降したとき、シャフト62の一部がス
イッチ66を押圧する。これにより、スイッチ66がオ
ンまたはオフし、スティック61の下方向への押圧操作
が検知される。
【0149】そして、スティック61に対する下方への
押圧操作を中止すると、スイッチ66に内蔵された図示
せぬ復帰バネの付勢力に従って、スティック61は上方
の原点位置に復帰する。
【0150】図27は、図21乃至図26に示した構成
のリモートコマンダ5の内部の構成例を表している。こ
の実施例においては、図7に示したエンコーダ221に
代えて、可変抵抗器64と65が設けられており、可変
抵抗器64の抵抗値(スティック61のX軸を中心とす
る回動に対応する)は、A/D変換器77によりA/D
変換され、CPU72に入力されている。また同様に、
可変抵抗器65の抵抗値(スティック61のY軸を中心
とする回動に対応する)が、A/D変換器78によりA
/D変換され、CPU72に入力されている。その他の
構成は、図7における場合と同様である。
【0151】尚、以上の実施例においては、IRD2を
モニタ装置4と別体のものとしたが、IRD2をモニタ
装置4に内蔵させることもできる。
【0152】
【発明の効果】以上の如く、本発明の受信制御装置によ
れば、放送チャンネルの名称を表示手段に表示させるよ
うにしたので、放送チャンネルの数が多くなったとして
も、希望する放送チャンネルを迅速かつ正確に選択する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の受信制御装置を応用したAVシステム
の構成例を示す斜視図である。
【図2】図1のAVシステム1の電気的接続状態を示す
図である。
【図3】図1のIRD2の内部の構成例を示すブロック
図である。
【図4】図1のリモートコマンダ5の上面の構成を示す
平面図である。
【図5】図4のリモートコマンダ5のローラ202の近
傍の構成を示す斜視図である。
【図6】図4のリモートコマンダ5のローラ202の近
傍の構成を示す断面図である。
【図7】図4のリモートコマンダ5の内部の構成例を示
すブロック図である。
【図8】図3のSRAM36の記憶内容を説明する図で
ある。
【図9】チャンネル選択処理の第1の実施例を説明する
フローチャートである。
【図10】図9の処理を説明する図である。
【図11】チャンネル選択処理の第2の実施例を説明す
るフローチャートである。
【図12】図11に続くフローチャートである。
【図13】図11と図12に示すフローチャートの処理
を説明する図である。
【図14】図1のリモートコマンダ5の他の構成例を示
す平面図である。
【図15】チャンネル選択処理の第3の実施例を説明す
るフローチャートである。
【図16】図15に続くフローチャートである。
【図17】図15と図16に示す処理を説明する図であ
る。
【図18】図1のモニタ装置4の画面の表示例を示す図
である。
【図19】図1のリモートコマンダ5のさらに他の構成
例を示す平面図である。
【図20】図19のリモートコマンダ5の内部の構成例
を示すブロック図である。
【図21】図1のリモートコマンダ5の他の構成例を示
す平面図である。
【図22】図21の操作子52の操作を検出する小型ス
ティックコントローラの構成例を示す斜視図である。
【図23】図22の実施例の内部の構成を示す斜視図で
ある。
【図24】図23の実施例の構成を示す正面図である。
【図25】図23の実施例の構成を示す右側面図であ
る。
【図26】図23の実施例の構成を示す平面図である。
【図27】図21のリモートコマンダ5の内部の構成例
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 AVシステム 2 IRD 3 パラボラアンテナ 4 モニタ装置 4A CRT 4B LCD 5 リモートコマンダ 21 チューナ 23 エラー訂正回路 24 デマルチプレクサ 25 MPEGビデオデコーダ 26 MPEGオーディオデコーダ 27 NTSCエンコーダ 29 CPU 35 カレンダタイマ 34 モデム 36 SRAM 39A IR受信部 39B IR発信部 51A IR発信部 51B IR受信部 72 CPU 73 ROM 74 RAM 201 LCD 202 ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 首藤 知子 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の放送チャンネルの名称を記憶する
    記憶手段と、 前記放送チャンネルのうち受信する放送チャンネルの選
    択を開始するとき操作される開始操作手段と、 前記記憶手段に記憶されている前記放送チャンネルの名
    称のうち所定のものを表示する表示手段と、 前記表示手段における前記放送チャンネルの名称の表示
    を変更するとき操作される変更操作手段と、 前記表示手段に表示されている前記放送チャンネルの選
    択を確定するとき操作される確定操作手段と、 前記確定操作手段の操作により確定された前記放送チャ
    ンネルを受信する受信手段とを備えることを特徴とする
    受信制御装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、前記受信手段により受
    信された信号から分離、抽出された前記放送チャンネル
    の名称を記憶することを特徴とする請求項1に記載の受
    信制御装置。
  3. 【請求項3】 前記表示手段は、一度に1つの前記放送
    チャンネルの名称を表示することを特徴とする請求項1
    または2に記載の受信制御装置。
  4. 【請求項4】 前記表示手段は、前記変更操作手段が操
    作されたとき、前記記憶手段に記憶されている前記放送
    チャンネルの名称をアルファベット順に順次変更して表
    示することを特徴とする請求項3に記載の受信制御装
    置。
  5. 【請求項5】 前記表示手段は、前記開始操作手段が操
    作されたとき、そのとき受信している前記放送チャンネ
    ルの名称を表示することを特徴とする請求項3または4
    に記載の受信制御装置。
  6. 【請求項6】 前記表示手段に表示されている前記放送
    チャンネルの名称を変更するとき、変更する文字の順番
    を指定する指定手段をさらに備えることを特徴とする請
    求項3,4または5に記載の受信制御装置。
  7. 【請求項7】 前記表示手段は、一度に複数の前記放送
    チャンネルの名称をアルファベット順に表示することを
    特徴とする請求項1または2に記載の受信制御装置。
  8. 【請求項8】 前記表示手段は、前記開始操作手段が操
    作されたとき、そのとき受信している前記放送チャンネ
    ルの名称を略中心に表示することを特徴とする請求項7
    に記載の受信制御装置。
  9. 【請求項9】 前記変更操作手段が操作されたとき、前
    記表示手段に表示されている複数の前記放送チャンネル
    の名称は、一度に全部が変更されることを特徴とする請
    求項7または8に記載の受信制御装置。
  10. 【請求項10】 前記表示手段に表示されている複数の
    前記放送チャンネルの名称の中から、所定のものを1つ
    選択する選択手段をさらに備えることを特徴とする請求
    項9に記載の受信制御装置。
  11. 【請求項11】 前記表示手段は、前記放送チャンネル
    の名称とともに、対応する放送チャンネルの番号を同時
    に表示することを特徴とする請求項1乃至10のいずれ
    かに記載の受信制御装置。
  12. 【請求項12】 前記表示手段は、前記受信手段により
    受信された前記放送チャンネルの画像が表示される部分
    とは別に設けられていることを特徴とする請求項1乃至
    11のいずれかに記載の受信制御装置。
  13. 【請求項13】 前記表示手段は、前記受信手段を遠隔
    制御するリモートコマンダに設けられていることを特徴
    とする請求項12に記載の受信制御装置。
JP6274694A 1994-11-09 1994-11-09 受信制御装置 Pending JPH08139961A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999057890A1 (fr) * 1998-05-07 1999-11-11 Hitachi, Ltd. Procede de selection de signaux d'information et dispositif associe, afficheur de donnees-image equipe dudit dispositif, et telecommande
JP2012194611A (ja) * 2011-03-14 2012-10-11 Fujitsu Component Ltd Kvmスイッチ及びプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999057890A1 (fr) * 1998-05-07 1999-11-11 Hitachi, Ltd. Procede de selection de signaux d'information et dispositif associe, afficheur de donnees-image equipe dudit dispositif, et telecommande
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