JP3672108B2 - Avシステム制御方法およびav機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば放送衛星を介して放送される多数の放送チャンネルを受信するチューナを含む各種のAV機器により構成されるAVシステムを制御する場合に用いて好適なAVシステム制御方法およびAV機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、MPEG(Moving Picture Experts Group)に代表される高能率符号化技術の進展に伴い、ケーブルテレビジョン(CATV:Cable Television)やデジタル衛星放送(DSS:Digital Satellite System(Hughes Communications社の商標))等において、放送の多チャンネル化が進行している。この多チャンネル化に伴って、例えばチャンネル数は150個にもなり、150チャンネルの中から所定の番組を選択する操作も煩雑となる。
【0003】
そこで、例えば図29に示すように、テレビジョン受像機の表示画面を複数の子画面に分割し、各子画面に各チャンネルで放送されている番組の映像を表示させるようにすることが提案されている。1つの画面の中に多数のチャンネルの番組が紹介されるため、視聴者は比較的容易に所望のチャンネルのその時点における番組の内容を把握することができる。
【0004】
使用者は、このようにして、子画面に分割して表示された各チャンネルの画像を見て、選択を希望するチャンネルの番号を入力する。これにより、入力した番号のチャンネルが受信される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の装置においては、選択するチャンネルの番号を入力しなければならないため、操作性が悪い課題があった。
【0006】
また、テレビジョン受像機に内蔵されるチューナにより受信されるチャンネルの中から、所定のものを選択することしかできず、テレビジョン受像機以外に、ビデオ画像を再生、出力することが可能なAV機器が、AVシステム中に接続されていたとしても、そのAV機器の操作はテレビジョン受像機とは独立に行わなければならず、AVシステム全体としての操作性が悪い課題があった。
【0007】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、AVシステム全体としての操作性を改善し、記録媒体に記録されている画像の再生も、容易にできるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のAVシステム制御方法は、複数の放送チャンネルの中から指定された所定の放送チャンネルを受信するチューナ(例えば図3のチューナ21A,21B)と、所定の記録媒体に記録されている画像を再生し出力する記録媒体再生装置(例えば図1のVCR6)と、チューナまたは記録媒体再生装置の出力を表示するモニタ(例えば図1のモニタ装置4)とにより構成されるAVシステムを制御するAVシステム制御方法において、所定のモード(例えばフェイバリットガイドモード)が指令されたとき、チューナに所定の放送チャンネルを受信させ、1つの放送チャンネルにつき、少なくとも1枚の画面の画像データを取得するとともに、記録媒体に対応する画像データを取得して、モニタに表示させ、放送チャンネルに対応する画像データには、放送チャンネルの放送局名を重畳表示させ、記録媒体に対応する画像データには、記録媒体の名称を重畳表示させることを特徴とする。
【0009】
所定のモードが指令された場合、記録媒体再生装置の記録媒体の再生信号から画像データを取得することができるとき、記録媒体の再生信号から、少なくとも1枚の画面の画像データを取得し(例えば図15のプログラム上のステップS28)、記録媒体再生装置より再生画像を実質的に得ることができないとき、記録媒体に対応するシンボル図形の画像データを取得する(例えば図15のプログラム上のステップS29)ようにすることができる。
【0010】
チューナにより過去に受信した放送チャンネルの履歴をさらに記憶し、放送チャンネルの画像データを取得するとき、記憶されている放送チャンネルの画像データを取得させるようにすることができる。
放送チャンネルの履歴は、各曜日と時間帯に対応して記憶させるようにすることができる。
【0011】
あるいは、チューナにより過去に受信した放送チャンネルの履歴と記録媒体の再生履歴をさらに記憶し、放送チャンネルの画像データを取得するとき、記憶されている放送チャンネルの画像データを取得させ、記録媒体再生装置の記録媒体の再生信号から画像データを取得するとき、記憶されている記録媒体再生装置の記録媒体の再生信号の出力から画像データを取得させるようにすることができる。
放送チャンネルの履歴は、各曜日と時間帯に対応して記憶させるようにすることができる。
【0012】
画像データが表示された状態において、カーソルが位置する画像データを選択する操作が行われたとき、カーソルが位置する放送チャンネルを受信させるか、または、カーソルが位置する記録媒体に記録されている画像を再生させるようにすることができる。
カーソルが位置する記録媒体に記録されている再生画像が存在しない場合、エラーメッセージを表示させるようにすることができる。
【0013】
本発明のAV機器は、複数の放送チャンネルの中から指定された所定の放送チャンネルを受信するチューナ(例えば図3のチューナ21A,21B)と、所定の記録媒体に記録されている画像を再生し出力する記録媒体再生装置(例えば図1のVCR6)と、チューナまたは記録媒体再生装置の出力を表示するモニタ(例えば図1のモニタ装置4)とを含むAVシステムに用いられるAV機器において、所定のモード(例えばフェイバリットガイドモード)が指令されたとき、チューナに所定の放送チャンネルを受信させ、1つの放送チャンネルにつき、少なくとも1枚の画面の画像データを取得するとともに、記録媒体に対応する画像データを取得する取得手段(例えば図15のプログラム上のステップS24,S28,S29)と、取得手段により取得した画像データをモニタに表示させる表示制御手段(例えば図16のプログラム上のステップS30)とを備え、表示制御手段は、放送チャンネルに対応する画像データには、放送チャンネルの放送局名を重畳表示させ、記録媒体に対応する画像データには、記録媒体の名称を重畳表示させ、画像データが表示された状態において、カーソルが位置する画像データを選択する操作が行われたとき、カーソルが位置する放送チャンネルを受信させるか、または、カーソルが位置する記録媒体に記録されている画像を再生させ、カーソルが位置する記録媒体に記録されている再生画像が存在しない場合、エラーメッセージを表示させることを特徴とする。
【0014】
【作用】
上記構成のAVシステム制御方法およびAV機器においては、チューナにより受信された1つの放送チャンネルにつき、少なくとも1枚の画面の画像データが取得されるとともに、記録媒体に対応する画像データが取得されて、モニタに表示される。またこのとき、放送チャンネルに対応する画像データには、放送チャンネルの放送局名が重畳表示され、記録媒体に対応する画像データには、記録媒体の名称が重畳表示される。また、画像データが表示された状態において、カーソルが位置する画像データを選択する操作が行われたとき、カーソルが位置する放送チャンネルを受信させるか、または、カーソルが位置する記録媒体に記録されている画像が再生され、カーソルが位置する記録媒体に記録されている再生画像が存在しない場合、エラーメッセージが表示される。従って、放送局名や記録媒体の名称が重畳表示された画像を選択するだけで、所定の放送チャンネルを受信したり、所定の記録媒体を再生することが可能となり、AVシステム全体における操作性を改善することができる。
【0015】
【実施例】
図1は、本発明のAV(Audio Video)システム制御方法を適用したAVシステムの構成例を示している。この実施例の場合、AVシステム1は、パラボラアンテナ3で図示せぬ放送衛星を介して受信した信号を復調するIRD(Integrated Receiver/Decoder)2の他、VHS方式のVCR(Video Cassette Recorder)6、8mm方式のVCR7、マルチディスクプレーヤ(MDP:Muti−Disc Player)8、ミニディスク(MD:Mini Disc)装置9、モニタ装置4により構成されている。
【0016】
VCR6,VCR7,MDP8およびMD装置9は、それぞれAVライン11によりモニタ装置4と接続されている。また、IRD2は、VCR6にAVライン11により接続されている。さらに、これらの各装置は、コントロールライン12により、順次シリーズに接続されている。
【0017】
IRD2に対しては、リモートコマンダ5により赤外線(IR:Infrared)信号により指令を入力することができるようになされている。即ち、リモートコマンダ5のボタンスイッチ50の所定のものを操作すると、それに対応する赤外線信号がIR発信部51から出射され、IRD2のIR受信部39に入射されるようになされている。
【0018】
尚、このIRD2には、各種の操作ボタンスイッチを有するフロントパネル40が設けられており、リモートコマンダ5を操作することにより発せられる指令と同一の指令を直接入力することができるようになされている。
【0019】
図2は、図1のAVシステム1の電気的接続状態を表している。パラボラアンテナ3は、LNB(Low Noise Block downconverter)3aを有し、放送衛星からの信号を所定の周波数の信号に変換し、IRD2に供給している。IRD2は、その出力を、3本の線により構成されるAVライン11を介してVCR6に供給している。VCR6の出力は、3本の線により構成されるAVライン11によりモニタ装置4に供給されている。また、VCR7、MDP8およびMD装置9は、モニタ装置4に対して、6本、3本または4本のAVライン11によりそれぞれ接続されている。
【0020】
さらに、IRD2、VCR6、VCR7、MDP8、MD装置9、およびモニタ装置4は、AV機器制御信号送受信部2A,6A,7A,8A,9A,4Aを、それぞれ有している。これらは、ワイヤードSIRCS(Wired Sony Infrared Remote Control System)よりなるコントロールライン12により、シリーズに順次接続されている。
【0021】
図3は、IRD2の内部の構成例を示している。パラボラアンテナ3のLNB3aより出力されたRF信号は、フロントエンド20Aのチューナ21Aに供給され、復調される。チューナ21Aの出力は、QPSK復調回路22Aに供給され、QPSK復調される。QPSK復調回路22Aの出力は、エラー訂正回路23Aに供給され、誤りが検出、訂正され、必要に応じて補正される。
【0022】
また、フロントエンド20Aと同様に、チューナ21B、QPSK復調回路22B、エラー訂正回路23Bにより構成されているフロントエンド20Bにおいても、フロントエンド20Aと独立に、同様の処理が行われるようになっている。
【0023】
CPU、ROMおよびRAM等から成るICカードにより構成されているCAM(Conditional Access Module)33には、暗号を解読するのに必要なキーが、解読プログラムとともに格納されている。放送衛星を介して送信される信号は暗号化されているため、この暗号を解読するにはキーと解読処理が必要となる。そこで、カードリーダインタフェース32を介してCAM33からこのキーが読み出され、デマルチプレクサ24に供給される。デマルチプレクサ24は、このキーを利用して、暗号化された信号を解読する。
【0024】
尚、このCAM33には、暗号解読に必要なキーと解読プログラムの他、課金情報なども格納されている。
【0025】
デマルチプレクサ24は、フロントエンド20(20A,20B)のエラー訂正回路23(23A,23B)の出力する信号の入力を受け、解読したビデオ信号をデコード部44に供給し、解読したオーディオ信号をMPEGオーディオデコーダ26に供給する。
【0026】
デコード部44も、フロントエンド20と同様に、独立に動作が可能なデコード部44Aと44Bにより構成され、それぞれ、MPEGビデオデコーダ25AとDRAM25aA、またはMPEGビデオデコーダ25BとDRAM25aBを有している。
【0027】
MPEGビデオデコーダ25A,25Bは、入力されたデジタルビデオ信号をDRAM25aA,25aBに適宜記憶させ、MPEG方式により圧縮されているビデオ信号のデコード処理を実行する。デコードされたビデオ信号は、ピクチャインピクチャ(P in P)プロセッサ45を介してNTSCエンコーダ27に供給され、NTSC方式の輝度信号(Y)、クロマ信号(C)、およびコンポジット信号(V)に変換される。輝度信号とクロマ信号は、バッファアンプ28Y,28Cを介して、それぞれSビデオ信号として出力される。また、コンポジット信号は、バッファアンプ28Vを介して出力される。
【0028】
MPEGオーディオデコーダ26は、デマルチプレクサ24より供給されたデジタルオーディオ信号をDRAM26aに適宜記憶させ、MPEG方式により圧縮されているオーディオ信号のデコード処理を実行する。デコードされたオーディオ信号は、D/A変換器30においてD/A変換され、左チャンネルのオーディオ信号は、バッファアンプ31Lを介して出力され、右チャンネルのオーディオ信号は、バッファアンプ31Rを介して出力される。
【0029】
RFモジュレータ41は、NTSCエンコーダ27が出力するコンポジット信号と、D/A変換器30が出力するオーディオ信号とをRF信号に変換して出力する。また、このRFモジュレータ41は、他のAV機器から入力されるNTSC方式のRF信号をスルーして、他のAV機器にそのまま出力する。
【0030】
この実施例の場合、これらのビデオ信号およびオーディオ信号が、AVライン11を介してVCR6に供給されることになる。
【0031】
CPU(Central Processor Unit)29は、ROM37に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。例えば、チューナ21A,21B、QPSK復調回路22A,22B、エラー訂正回路23A,23B、ピクチャインピクチャプロセッサ45などを制御する。また、AV機器制御信号送受信部2Aを制御し、コントロールライン12を介して、他のAV機器に所定のコントロール信号を出力し、また、他のAV機器からのコントロール信号を受信する。
【0032】
このCPU29に対しては、フロントパネル40の操作ボタンスイッチ(図示せず)を操作して、所定の指令を直接入力することができる。また、リモートコマンダ5を操作すると、IR発信部51より赤外線信号が出力され、この赤外線信号がIR受信部39により受光され、受光結果がCPU29に供給される。従って、リモートコマンダ5を操作することによっても、CPU29に所定の指令を入力することができる。
【0033】
また、CPU29は、デマルチプレクサ24が出力するビデオ信号とオーディオ信号以外の信号、例えばEPG(Electrical Program Guide)情報(オーディオ信号やビデオ信号とともに放送衛星を介して伝送されてくる)を取り込み、所定のフォーマットで、SRAM(Static Radom Access Memory)36に供給し、記憶させる。EPG情報は、現在時刻から数十時間後までの放送に関する情報を含んでいる。このEPG情報は、頻繁に伝送されてくるため、SRAM36には常に最新のEPGを保持することができる。
【0034】
EEPROM(Electrically Erasable Programable Read Only Memory)38には、例えばフェイバリットガイドリスト(図13を参照して後述する)など、電源オフ後も保持しておきたいデータなどが適宜記憶される。また、CPU29は、カレンダタイマ35が出力する時刻情報と、デマルチプレクサ24が受信信号から分離、出力するタイムスタンプとを比較し、その比較結果に対応して、正しいタイミングでデコード処理ができるように、MPEGビデオデコーダ25A,25BやMPEGオーディオデコーダ26を制御する。
【0035】
さらに、CPU29は、所定のOSD(On−Screen Display)データを発生したいとき、MPEGビデオデコーダ25A,25Bを制御する。MPEGビデオデコーダ25A,25Bは、この制御に対応して、所定のOSDデータを生成して、DRAM25aA,25aBに書き込み、さらに読み出して出力する。これにより、所定の文字、図形などを適宜モニタ装置4に出力し、表示させることができる。
【0036】
モデム34は、CPU29の制御の下、電話回線を介して他の装置との間でデータを授受する。
【0037】
図4は、リモートコマンダ5のボタンスイッチ50のより詳細な構成例を示している。同図に示すように、リモートコマンダ5は、その上部にIR発信部51を備えるとともに、その下方に操作子52を備えている。この操作子52は、上下左右方向の他、斜めの上下左右方向の合計8つの方向のうち、いずれか1つの方向に操作することができるようになされている。また、この操作子52は、紙面と垂直な方向に押圧し、エンター(ENTER)ボタンスイッチとして機能させることができるようになされている。即ち、この操作子52は、1つの指で方向を選択し、そのまま指を離さずに、1つの指でさらにエンター入力を行うことができるようになされている。
【0038】
この操作子52の右下方には、メニューボタンスイッチ53が配置されている。このメニューボタンスイッチ53は、モニタ装置4にメニュー画面を表示させるとき操作される。メニューボタンスイッチ53の左側には、処理を元に戻すとき操作されるエスケープ(ESC)ボタンスイッチ54が設けられている。
【0039】
以下、説明を省略するが、ボタンスイッチ50として、その他、各種の操作ボタンスイッチが設けられている。
【0040】
図5乃至図9は、操作子52の操作を検出するための構成例を表している。この図5に示す小型スティックコントローラが、リモートコマンダ5の内部であって、操作子52の下方に配置されている。即ち、スティック61が、柔軟性を有する樹脂などにより形成されている操作子52と一体的に結合されている。従って、操作子52を操作すると、その操作方向に対応して、スティック61が、図5において、矢印aで示す8つの方向のうちのいずれか1つの方向に移動するか、または、矢印bで示すように、垂直方向に移動するようになされている。
【0041】
スティック61の下方には、ピン105が垂直に植設されており、このピン105の端部は、外体101のガイド板103に形成されている孔104に挿通され、ガイドされるようになされている。この外体101には、Y軸方向を指向するガイド板103に一体的に結合されて、X軸方向を指向する側板102が形成されている。そして、この側板102には、X軸方向に伸長するシャフト62が植設されている。
【0042】
一方、外体101の内側に、内体111が配置されるように、内体111の底板114に形成された孔114Aに、スティック61が挿通されている。この孔114Aは、図9に示すように、Y軸方向に長い孔となっている。そして、この内体111の底板114には、X軸方向に対向するように、側板112が形成され、Y軸方向には、相互に対向するように、側板112に比べて高さが低い結合板113が形成されている。そして、この結合板113には、Y軸方向に伸長するシャフト63が植設されている。外体101のガイド板103に形成されている孔104は、このシャフト63を中心とする円弧上に形成されている。
【0043】
図6乃至図9に示すような小型スティックコントローラが、図5に示すように、ボックス116の内側に配置されており、シャフト62と63は、それぞれボックス116に形成した孔118と119から外側に延びるようになされている。孔119は、シャフト63の径とほぼ等しいか、それより若干大きい径とされているのに対し、孔118は、Z軸方向に長い孔となっている。そして、このボックス116の外側には、シャフト62の一方の端部に結合するように、可変抵抗器64が配置され、他方の端部の下方には、押しボタン型のスイッチ66が配置されている。また、ボックス116のY軸方向の外側には、可変抵抗器65が配置され、シャフト63と結合されている。
【0044】
スティック61をX軸を中心として回動すると、ピン105を介してガイド板103と結合されている外体101が、シャフト62(X軸)を中心として回動する。このとき、内体111の底板114には、Y軸方向に長い孔114Aが形成されているため、内体111は、静止したままの状態となっている。
【0045】
これに対して、スティック61をY軸を中心として回動すると、底板114に形成されている孔114Aは、X軸方向にはスティック61とほぼ同一の径に形成されているため、スティック61の回動とともに、内体111がシャフト63(Y軸)を中心として回動する。このとき、ピン105が、シャフト63を中心とする円弧上に形成されている孔104によりガイドされる。また、このとき、内体111の側板112は、外体101の側板102との間に充分な距離を有しているため、側板102に当接することはない。従って、外体101は静止したままの状態となっている。
【0046】
スティック61をX軸とY軸の間の方向に操作すると、内体111がY軸を中心として回動するとともに、外体101がX軸を中心として回動する。
【0047】
スティック61の下端には、原点復帰バネ106が結合されているため、スティック61への回動操作を中止すると、この原点復帰バネ106の付勢力に従って、スティック61は原点(垂直位置)に復帰する。
【0048】
スティック61をX軸を中心として回動すると、シャフト62がX軸を中心として回動するため、可変抵抗器64の抵抗値が変化する。従って、この可変抵抗器64の抵抗値から、スティック61のX軸を中心とする回動量と回動方向を検出することができる。
【0049】
また、スティック61をY軸を中心として回動すると、シャフト63がY軸を中心として回動するため、可変抵抗器65の抵抗値が変化する。従って、この可変抵抗器65の抵抗値から、スティック61のY軸を中心とする回動量と回動方向を検出することができる。
【0050】
このようにして、図5において、矢印aで示す8つの方向のうちのいずれか1つの方向への操作(水平方向への操作)が検出される。
【0051】
スティック61を、図5において矢印bに沿って、下方向に垂直に押圧すると、内体111は、底板114の孔114Aにスティック61が挿通されているため、特に変化はしないが、外体101は、スティック61に植設したピン105が孔104を介してガイド板103に挿通されているため、スティック61と一体的に下方向に押圧される。このときの外体101の下方向への移動は、シャフト62が挿通されているボックス116の孔118が垂直方向に長い孔とされているため、この孔118によりガイドされる。シャフト62が所定の位置まで下降したとき、シャフト62の一部がスイッチ66を押圧する。これにより、スイッチ66がオンまたはオフし、スティック61の下方向への押圧操作が検知される。
【0052】
そして、スティック61に対する下方への押圧操作を中止すると、スイッチ66に内蔵された図示せぬ復帰バネの付勢力に従って、スティック61は上方の原点位置に復帰する。
【0053】
図10は、リモートコマンダ5の内部の回路の構成例を表している。マイクロコンピュータ(マイコン)71は、プログラムを記憶するROM73と、ROM73に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行するCPU72と、CPU72が各種の処理を実行する上において必要なデータなどを適宜記憶するRAM74とを有している。このマイコン71には、ボタンスイッチマトリックス82が接続されており、図4に示したボタンスイッチ50のいずれのボタンスイッチが操作されたのかを検出することができるようになされている。
【0054】
A/D変換器77は、可変抵抗器64の抵抗値(スティック61のX軸を中心とする回動に対応する)をA/D変換し、マイコン71に出力するようになされている。また、A/D変換器78は、可変抵抗器65の抵抗値(スティック61のY軸を中心とする回動に対応する)をA/D変換し、マイコン71に出力するようになされている。さらに、スイッチ66のオンまたはオフの信号(スティック61の垂直方向への操作に対応する)が、マイコン71に供給されるようになされている。
【0055】
また、マイコン71は、LEDドライバ75を介して、IR発信部51のLED76を駆動し、赤外線信号を発生させるようになされている。
【0056】
図11は、VCR6の内部の構成例を示している。ビデオ/オーディオ信号処理回路96は、スイッチ94の接点bを介して入力されるチューナ93の出力を処理し、記録再生ブロック97に出力し、ヘッドアンプ98を介して、内蔵する磁気テープに記録させるようになされている。また、入力端子(LINE IN)91には、AVライン11を介して所定のビデオ信号とオーディオ信号が入力され、スイッチ94の接点aを介して、ビデオ/オーディオ信号処理回路96に入力されるようになされている。従って、マイコン99により制御され、スイッチ94が接点a側に切り換えられている場合においては、AVライン11を介して入力される信号が、記録再生ブロック97に供給され、内蔵する磁気テープに記録されるようになされている。
【0057】
また、マイコン99が再生モードを設定した場合においては、記録再生ブロック97が内蔵する磁気テープを再生し、その再生信号を、ヘッドアンプ98を介してビデオ/オーディオ信号処理回路96に出力する。ビデオ/オーディオ信号処理回路96は、この入力された信号を、スイッチ95の接点aを介して出力端子(LINE OUT)92に出力する。この出力端子92には、AVライン11が接続されているため、このAVライン11を介して、ビデオ信号とオーディオ信号がモニタ装置4に供給される。
【0058】
また、スイッチ95がマイコン99により制御され、接点b側に切り換えられている場合においては、スイッチ94が出力するビデオ信号およびオーディオ信号が、出力端子92からAVライン11に出力されることになる。
【0059】
マイコン99には、操作パネル100に設けられている操作ボタンスイッチ(図示せず)を操作することにより、各種の指令を入力することができる。また、図示せぬ専用のリモートコマンダを操作すると、そのリモートコマンダから赤外線信号が出力される。この赤外線信号がIR受信部101により受信され、スイッチ102の接点aを介してマイコン99に供給される。
【0060】
また、AV機器制御信号送受信部6Aは、ワイヤードSIRCS受信部303と、ワイヤードSIRCS送信部304とを有している。このワイヤードSIRCS受信部303とワイヤードSIRCS送信部304には、コントロールライン12が接続される。ワイヤードSIRCS受信部303にコントロールライン12を接続すると、この接続が、内蔵するスイッチ(図示せず)により検出され、その検出出力により、スイッチ102が接点b側に自動的に切り換えられる。その結果、この場合、IR受信部101の出力は、マイコン99に伝達されず、ワイヤードSIRCS受信部303の出力のみがマイコン99に伝達されるようになる。また、このワイヤードSIRCS受信部303に入力された信号は、スイッチ102を介して、ワイヤードSIRCS送信部304に伝達され、さらにコントロールライン12を介して他のAV機器に伝送される。
【0061】
尚、ワイヤードSIRCS受信部303に信号検出回路を設け、この検出回路が信号を検出したときのみ、スイッチ102を接点b側に切り換えるようにし、この検出回路が信号を検出しないとき、スイッチ102を接点a側に切り換えるように制御することにより、コントロールライン12を介して入力される制御信号だけでなく、IR受信部101が検出、出力する制御信号によっても、マイコン99を制御することができるようにすることも可能である。
【0062】
次に、図3に示したIRD2の実施例の動作について説明する。いま、IRD2により所定の放送チャンネルを受信し、モニタ装置4に出力し、表示しているものとする。
【0063】
このとき、親画面用のチューナ21Aが受信した信号が、QPSK復調回路22AによりQPSK復調され、エラー訂正回路23Aによりエラー訂正処理された後、デマルチプレクサ24に供給される。デマルチプレクサ24は、入力された信号からビデオ信号とオーディオ信号とを分離し、ビデオ信号を、親画面用のデコード部44AのMPEGビデオデコーダ25Aに供給し、オーディオ信号を、MPEGオーディオデコーダ26に供給する。
【0064】
MPEGビデオデコーダ25Aは、MPEG方式により圧縮されているビデオ信号をデコードし、ピクチャインピクチャプロセッサ45を介してNTSCエンコーダ27に供給する。NTSCエンコーダ27は、入力された信号をNTSC方式のビデオ信号に変換し、バッファアンプ28Y,28C,28Vを介して、モニタ装置4に出力し、表示させる。
【0065】
一方、MPEGオーディオデコーダ26は、入力されたMPEG方式により圧縮されているオーディオ信号をデコードし、D/A変換器30に出力する。D/A変換器30によりD/A変換されたオーディオ信号は、バッファアンプ31L,31Rを介して、モニタ装置4に出力され、放音される。
【0066】
このような視聴動作が行われているとき、CPU29は、図12のフローチャートに示すようなフェイバリットガイドリスト作成処理を実行する。即ち、最初にステップS1において、チューナ21Aが所定の番組を受信しているか否かを判定し、受信していなければ、受信するまで待機し、所定の番組を受信したとき、ステップS2に進み、受信したチャンネルとその時刻のデータを取り込む。受信チャンネルのデータは、チューナ21Aの出力から取り込むことができ、時刻データはカレンダタイマ35から取り込むことができる。
【0067】
次にステップS3に進み、最新の過去4週間分のフェイバリットガイドリストを作成し、そのフェイバリットガイドリストをEEPROM38に記憶させる。
【0068】
このフェイバリットガイドリストは、例えば各曜日と時刻とをパラメータとし、使用者が各曜日において、どのような番組を見ていたのかを表すリストとなっている。図13は、このフェイバリットガイドリストの例を表している。
【0069】
図13においては、縦軸が曜日軸とされ、横軸が時間軸とされている。そして、曜日軸には、上から下に順番に、日曜日(SUN)、月曜日(MON)、火曜日(TUE)、水曜日(WED)、木曜日(THU)、金曜日(FRI)、土曜日(SAT)が配列されている。また、時間軸は30分毎に区切られており、各曜日の所定の30分間に最も多く受信された放送チャンネルの番号がその頻度の順番に登録されている。例えば、日曜日の0時00分から0時30分までの30分間においては、第4チャンネル、第10チャンネル、第8チャンネル、第20チャンネルの放送チャンネルが登録されている。図中、左側に図示されている番号の方が、より大きな頻度で受信されている。
【0070】
尚、このフェイバリットガイドリストを作成するに当たって、受信時間があまりにも短い場合、例えば数秒間しか受信していないような場合、受信履歴には登録しないようにすることができる。所定の放送チャンネルを選択するために、チャンネルを順次切り替えているとき、極めて短い時間、多くのチャンネルが受信されることになるが、このような状態は、使用者がその放送チャンネルの受信を意図している状態ではない。そこで、例えば、連続して5分間以上受信状態にある場合においてのみ、その放送チャンネルが受信されたものとして登録するようにすることが好ましい。
【0071】
使用者がリモートコマンダ5のメニューボタンスイッチ53を操作すると、CPU29は、MPEGビデオデコーダ25Aを制御し、モニタ装置4に、図14に示すようなメニューを表示させる。
【0072】
このメニュー画面においては、番号1乃至番号9で示す9つのボタンアイコンを有する操作パレットが表示される。即ち、この実施例においては、番号1乃至番号8の各ボタンアイコンは、それぞれ、ニュースガイド(NEWS GUIDE)、ゼネラルガイド(GENERAL GUIDE)、スポーツリスト(SPORTS LIST)、ムービーガイド(MOVIE GUIDE)、イグジット(EXIT)、ブラウジング(BROWSING)、アトラクション(ATRACTION)、フェイバリットガイド(FAVORITE GUIDE)とされている。そして、番号9のボタンアイコンMOREは、このメニューの第2頁を表示させるとき操作されるようになされている。
【0073】
使用者は、このボタンアイコンの中から所定のものを選択し、所定の機能を実行させることができる。
【0074】
次に、使用者が図14に示すメニューをモニタ装置4に表示させた状態において、番号8で示すフェイバリットガイド(FAVORITE GUIDE)のボタンアイコンを選択した場合における処理を、図15および図16のフローチャートを参照して説明する。
【0075】
この処理を開始するとき、使用者は、最初にステップS21において、フェイバリットガイドのボタンアイコンをオンする。即ち、リモートコマンダ5のメニューボタンスイッチ53を操作して、モニタ装置4に、図14に示すようなメニューを表示させる。そして図14において、ハイライト状態で表されるカーソルを、操作子52を上下左右方向に操作することで、所定の位置に移動させる。図14に示すカーソルは、操作方向に対応して所定の方向に移動する。
【0076】
そして、番号8で表すフェイバリットガイドのボタンアイコンにカーソルを移動させた後、エンター操作をする。
【0077】
CPU29は、IR受信部39を介して、フェイバリットガイドのボタンアイコンの操作に対応する信号の入力を受けたとき、ステップS22に進み、フェイバリットガイドモードを設定し、EEPROM38に記憶されているフェイバリットガイドリスト(図13)を読み出し、そこに登録されている放送チャンネルを全て読み出したか否かを判定する。いまの場合、まだ全ての放送チャンネルを読み出していないので、ステップS23に進み、フェイバリットガイドリストから所定の放送チャンネルを読み出す。即ち、過去4週間の間に受信したことのある放送チャンネルのうち、その日(現在)の曜日の、現在の時刻において、最も多くの頻度で受信していた1つの放送チャンネルを読み出す。
【0078】
次にステップS24に進み、チューナ21Bを制御し、ステップS23で読み出した放送チャンネルを受信させる。そして、そのとき、その放送チャンネルで放送されている番組の少なくとも一画面分の画像データを、ピクチャインピクチャプロセッサ45に内蔵されるメモリに、子画面の画像として記憶させる。
【0079】
ステップS24の処理を終了したとき、ステップS22に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0080】
即ち、このようにして、最新の過去4週間の間に受信したことのある放送チャンネルのうち、その時刻において受信したことのある放送チャンネルが、頻度の高い順に、順次読み出され、そのとき放送されている一画面分の画像データが、子画面として取り込まれる。
【0081】
フェイバリットガイドリストに登録されている、その曜日のその時間帯における全ての放送チャンネルの読み出しが終了したと、ステップS22において判定されたとき、ステップS25に進み、AVシステム1中にまだチェックしていない記録媒体が存在するか否かが判定される。即ち、図1に示すように、このAVシステム1には、VCR6,7、MDP8、MD装置9が接続されている。いまの場合、このAVシステム1のこれらのAV機器のいずれをもまだチェックしていないため、ステップS26に進み、例えばVCR6の記録媒体(磁気テープ)を再生させる。
【0082】
即ち、CPU29は、AV機器制御信号送受信部2Aを制御し、コントロールライン12を介してVCR6に再生の要求信号を出力する。この信号は、ワイヤードSIRCS受信部303、スイッチ102を介してマイコン99に入力される。このときマイコン99は、記録再生ブロック97を制御し、装着されている磁気テープを再生させる。
【0083】
この再生信号は、ビデオ/オーディオ信号処理回路96、スイッチ95、出力端子92、AVライン11を介してIRD2のRFモジュレータ41に入力される。
【0084】
次にステップS27に進み、記録媒体よりビデオデータが実際に再生されたか否かを判定する。VCR6にそのとき装着されている磁気テープに、所定のビデオ信号が記録されている場合、その再生信号中にビデオ信号が含まれている。CPU29は、AVライン11を介してRFモジュレータ41に入力されたこの再生信号を取り込み、ビデオ信号の有無を判定する。
【0085】
そしてビデオ信号が存在する場合、ステップS28に進み、その再生ビデオ信号に含まれる少なくとも一画面分の画像データを子画面として取り込み、ピクチャインピクチャプロセッサ45のメモリに記憶させる。
【0086】
VCR6に磁気テープが装着されていなかったり、あるいは装着されていたとしても、そこにビデオ信号が記録されていない場合においては、ステップS27において、再生信号中にビデオ信号が含まれていないと判定される。このとき、ステップS29に進み、CPU29は、記録媒体のシンボル図形をEEPROM38より読み出し、子画面として登録させる。
【0087】
ステップS28またはステップS29の処理が終了したとき、ステップS25に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。即ち、この実施例においては、さらにVCR7に装着されている磁気テープ、MDP8に装着されているビデオディスク、およびMD装置9に装着されているミニディスク(MD)を再生し、その再生信号に含まれる少なくとも一画面分の画像データを、子画面として登録させる。VCR7やMD装置9に磁気テープやミニディスクが装着されていなかったり、装着されていたとしても、ビデオ信号が記録されていない場合、VCR7やMD装置9に対応するシンボル図形が読み出され、子画面として登録される。また、MDP8にビデオディスクが装着されていない場合においては、MDP8のシンボル図形が読み出され、子画面として登録される。
【0088】
ステップS25において、AVシステム1に接続されている再生可能な記録媒体の全てについてチェックを行ったと判定された場合、ステップS30に進み、フェイバリットガイド画面をモニタ装置4に表示する処理を実行する。即ち、CPU29は、ピクチャインピクチャプロセッサ45を制御し、内蔵するメモリに記憶されている画像データから、フェイバリットガイド画面を生成させる。そして、その画面の信号をモニタ装置4に出力し、表示させる。これにより、モニタ装置4に、例えば図17に示すようなフェイバリットガイド画面が表示される。
【0089】
この図17の例においては、現在の曜日の現在の時間帯において、過去4週間の間に、6個の放送局(TBS,ABC,CNN,TNN,NBCおよびFAM)が受信されているので、この6個の放送局のその時点において放送している番組の画面(静止画あるいは疑似動画)が、ボタンアイコンとして表示されている。また、VHS方式のVCR6には磁気テープが装着され、そこにビデオ信号が記録されているため、その再生ビデオ信号から取り込まれた一画面分の画像(図中、弓矢の画像)がボタンアイコンとして表示されている。
【0090】
これに対して、8mm方式のVCR7には、磁気テープが装着されていないか、あるいは、装着されていたとしても、ビデオ信号が記録されていない。このため、8mm方式の磁気テープのシンボル図形がボタンアイコンとして表示されている。さらに、MDP8には、ビデオディスクが装着されていないため、ビデオディスクに対応するシンボル図形がボタンアイコンとして表示されている。
【0091】
尚、この実施例の場合、これらのフェイバリットガイド画面は、9つの領域に区分された子画面(ボタンアイコン)により構成される。親画面としては、メニューボタンスイッチ53を操作する直前に、親画面用のチューナ21Aにより受信していた画面がそのまま表示される。
【0092】
また、このとき、MPEGビデオデコーダ25Bは、カーソルCを発生させ、モニタ装置4に、図17に示すように表示させる。図17の実施例においては、カーソルCは、フェイバリットガイド画面の左上の子画面(ボタンアイコン)の表示位置に表示されている。
【0093】
次にステップS31,S32,S33において、それぞれ上下左右の方向操作、エンター操作、またはエスケープ操作がなされたか否かが判定される。これらのいずれの操作もなされていない場合においては、ステップS31に戻り、いずれかの操作がなされるまで同様の処理が繰り返し実行される。
【0094】
ステップS31において、方向操作がなされたと判定された場合においては、ステップS34に進み、その方向に対応して、カーソルCを移動させる処理が実行される。例えば、アップ操作がなされたとき、カーソルCを上方向に移動させ、ダウン操作がなされたとき、下方向に移動させ、レフト操作がなされたとき、左方向に移動させ、ライト操作がなされたとき、右方向に移動させる。
【0095】
ステップS32において、エンター操作がなされたと判定された場合、ステップS35に進み、そのときカーソルCが放送チャンネルのボタンアイコン上に位置するか否かが判定される。カーソルCが放送チャンネルのボタンアイコン上に位置すると判定された場合、ステップS36に進み、カーソルCが位置するボタンアイコン(子画面)により指定される放送チャンネルを受信する処理が実行される。
【0096】
即ち、例えば図17に示すように、カーソルCがTBSの放送チャンネルのボタンアイコン上に位置する状態において、エンター操作がなされたとき、CPU29は、TBSを受信させるように、チューナ21Aを制御する。そして、チューナ21Bを制御し、子画面の受信を終了させる。これにより、例えば図18に示すように、そのときTBSにおいて放送されている番組がモニタ装置4に出力、表示される。
【0097】
ステップS35において、カーソルCが放送チャンネルのボタンアイコン上に位置しないと判定された場合、カーソルCは、記録媒体(記録媒体再生装置)のボタンアイコン上に位置していることになる。このため、この場合においては、ステップS37に進み、そのボタンアイコンは、再生画像から生成したか否か(再生画像があるか否か)を判定する。
【0098】
再生画像がある場合、ステップS38に進み、カーソルCで指定されているボタンアイコンに対応する記録媒体を再生する処理を実行する。即ち、CPU29は、コントロールライン12を介して、ボタンアイコンで指定される記録媒体再生装置に制御信号を送り、その記録媒体に記録されている信号を再生させる。この再生信号は、AVライン11を介してモニタ装置4に出力され、表示される。
【0099】
このようにして、例えば図19に示すように、カーソルCがVCR6に対応する子画面(ボタンアイコン)上に位置する状態において、エンター操作がなされると、VCR6に装着されている磁気テープの再生が開始され、モニタ装置4には、図20に示すような磁気テープより再生した画像が表示される。
【0100】
一方、ステップS37において、実質的に再生画像が存在しないと判定された場合、即ち、記録媒体が装着されていないか、装着されていたとしても、ビデオ信号が記録されていないと判定された場合、ステップS39に進み、エラーメッセージが出力され、表示される。
【0101】
例えば図21に示すように、カーソルCが、ビデオディスクより再生された画像ではなく、ビデオディスクのシンボル図形により表されているボタンアイコン上に位置する状態において、即ち、ビデオディスクがMDP8に装着されていない状態において、エンター操作がなされると、モニタ装置4には、例えば図22に示すように、「NO DISC」の文字が表示される。この文字は、MPEGビデオデコーダ25Aが出力する。
【0102】
以上の実施例においては、図12および図13に示したように、フェイバリットガイドリスト中に、最新の過去4週間の間に受信した放送チャンネルを登録するようにしたが、さらに再生した記録媒体再生装置も登録するようにすることができる。図23のフローチャートは、この場合のフェイバリットガイドリスト作成処理例を表している。
【0103】
ステップS41乃至S43の処理は、図12のステップS1乃至S3の処理と同様の処理である。即ち、これらの処理により、最新の過去4週間の間に受信された放送チャンネルがフェイバリットガイドリスト中に登録される。
【0104】
これに対して、図23の実施例においては、ステップS41において、所定の放送チャンネルが受信されていないと判定された場合、ステップS44に進み、所定の記録媒体が再生されているか否かが判定される。記録媒体が再生されていないと判定された場合においては、ステップS41に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
【0105】
そしてステップS44において、所定の記録媒体が再生されたと判定された場合、ステップS45に進み、その記録媒体と、再生を行った時刻のデータとが取得される。そしてステップS43に進み、フェイバリットガイドリスト中に、その再生を行った記録媒体が記録される。
【0106】
その結果、この実施例においては、図24に示すように、フェイバリットガイドリスト中に、最新の過去4週間の間に受信した放送チャンネルに加えて、再生した記録媒体(記録媒体再生装置)とが登録される。図24においては、300番台の番号が記録媒体のIDを表している。
【0107】
図25と図26は、このように、フェイバリットガイドリスト中に、放送チャンネルだけでなく、記録媒体をも登録するようにした場合の処理例を表している。そのステップS61乃至S79に示す処理は、図15と図16のフローチャートのステップS21乃至S39の処理と基本的に同様の処理であるが、ステップS65における処理が、ステップS25における処理と異なっている。
【0108】
即ち、ステップS25においては、AVシステム1中に接続されている記録媒体再生装置において、まだチェックしていないものがあるか否かが判定されるのであるが、ステップS65においては、フェイバリットガイドリスト中に登録されている記録媒体再生装置の中から、まだチェックしていない記録媒体再生装置が存在するか否かが判定される。
【0109】
従って、この実施例の場合、最新の過去4週間の間に再生したことのある記録媒体再生装置に装着されている記録媒体のみのボタンアイコンが生成、表示される。その結果、AVシステム1から所望の装置を、効率的に選択、指定することが可能となる。
【0110】
図27は、リモートコマンダ5の他の構成例を表している。この実施例においては、図4に示したリモートコマンダ5の操作子52に代えて、方向ボタンスイッチ160が設けられている。この方向ボタンスイッチ160は、アップボタンスイッチ161、ダウンボタンスイッチ162、レフトボタンスイッチ163、およびライトボタンスイッチ164より構成され、それぞれ上下左右方向の操作を入力するとき操作される。また、エンター(ENTER)ボタンスイッチ165が設けられており、エンター操作を行うとき操作されるようになされている。
【0111】
図28は、図27に示すリモートコマンダ5の内部の構成例を表している。図27の実施例においては、方向操作とエンター操作が、いずれもボタンスイッチ50の一種の操作として行われるようになされているため、これらの操作はいずれも、ボタンスイッチマトリックス82により検出されるようになされている。その結果、図10における可変抵抗器64,65、スイッチ66、並びにA/D変換器77,78は、省略された構成とされている。その他の構成は、図10における場合と同様である。
【0112】
尚、以上の実施例においては、IRD2を独立の構成としたが、モニタ装置4、その他のAV機器に内蔵させることもできる。
【0113】
【発明の効果】
以上の如く、本発明のAVシステム制御方法およびAV機器によれば、チューナが受信した1つの放送チャンネルにつき、少なくとも1枚の画面の画像データを取得するとともに、記録媒体に対応する画像データを取得してモニタに表示するようにした。またこのとき、放送チャンネルに対応する画像データには、放送チャンネルの放送局名を重畳表示させ、記録媒体に対応する画像データには、記録媒体の名称を重畳表示させ、さらに、画像データが表示された状態において、カーソルが位置する画像データを選択する操作が行われたとき、カーソルが位置する放送チャンネルを受信させるか、または、カーソルが位置する記録媒体に記録されている画像が再生させ、カーソルが位置する記録媒体に記録されている再生画像が存在しない場合、エラーメッセージが表示させるようにしたので、システム全体としての操作性をより向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のAVシステム制御方法を適用したAVシステムの構成例を示す斜視図である。
【図2】図1のAVシステムの電気的接続状態を示すブロック図である。
【図3】図1のIRD2の内部の構成例を示すブロック図である。
【図4】図1のリモートコマンダ5の上面の構成を示す平面図である。
【図5】図4の操作子52の操作を検出する小型スティックコントローラの構成例を示す斜視図である。
【図6】図5の実施例の内部の構成を示す斜視図である。
【図7】図6の実施例の構成を示す正面図である。
【図8】図6の実施例の構成を示す右側面図である。
【図9】図6の実施例の構成を示す平面図である。
【図10】図4のリモートコマンダ5の内部の構成例を示すブロック図である。
【図11】図1のVCR6の構成例を示すブロック図である。
【図12】フェイバリットガイドリスト作成処理を説明するフローチャートである。
【図13】図12の処理に基づくフェイバリットガイドリストの例を示す図である。
【図14】メニュー画面の表示例を示す図である。
【図15】フェイバリットガイド処理を説明するフローチャートである。
【図16】図15に続くフローチャートである。
【図17】フェイバリットガイド画面の表示例を示す図である。
【図18】図17に示す状態においてエンター操作をした場合における表示画面を示す図である。
【図19】フェイバリットガイド画面の他の表示例を示す図である。
【図20】図19に示す状態においてエンター操作をした場合における表示画面を示す図である。
【図21】フェイバリットガイド画面のさらに他の表示例を示す図である。
【図22】エラーメッセージの表示画面の例を示す図である。
【図23】フェイバリットガイドリスト作成処理の他の例を示すフローチャートである。
【図24】図23の処理に基づくフェイバリットガイドリストの例を示す図である。
【図25】図24のフェイバリットガイドリストに対応するフェイバリットガイド処理を示すフローチャートである。
【図26】図25に続くフローチャートである。
【図27】リモートコマンダ5の他の構成例を示す平面図である。
【図28】図27のリモートコマンダ5の内部の構成例を示すブロック図である。
【図29】所定のチャンネルを選択する従来の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 AVシステム
2 IRD
3 パラボラアンテナ
4 モニタ装置
5 リモートコマンダ
6 VCR(VHS)
7 VCR(8mm)
8 マルチディスクプレーヤ
9 ミニディスク装置
21A,21B チューナ
22A,22B QPSK復調回路
23A,23B エラー訂正回路
24 デマルチプレクサ
25A,25B MPEGビデオデコーダ
26 MPEGオーディオデコーダ
27 NTSCエンコーダ
29 CPU
35 カレンダタイマ
36 SRAM
38 EEPROM
39 IR受信部
52 操作子
53 メニューボタンスイッチ
54 エスケープボタンスイッチ

Claims (7)

  1. 複数の放送チャンネルの中から指定された所定の放送チャンネルを受信するチューナと、
    所定の記録媒体に記録されている画像を再生し出力する記録媒体再生装置と、
    前記チューナまたは記録媒体再生装置の出力を表示するモニタと
    により構成されるAVシステムを制御するAVシステム制御方法において、
    所定のモードが指令されたとき、前記チューナに所定の放送チャンネルを受信させ、1つの放送チャンネルにつき、少なくとも1枚の画面の画像データを取得するとともに、前記記録媒体に対応する画像データを取得して、前記モニタに表示させ、
    前記放送チャンネルに対応する画像データには、前記放送チャンネルの放送局名を重畳表示させ、前記記録媒体に対応する画像データには、前記記録媒体の名称を重畳表示させ
    前記画像データが表示された状態において、カーソルが位置する画像データを選択する操作が行われたとき、前記カーソルが位置する放送チャンネルを受信させるか、または、前記カーソルが位置する記録媒体に記録されている画像を再生させ、
    前記カーソルが位置する記録媒体に記録されている再生画像が存在しない場合、エラーメッセージを表示させる
    ことを特徴とするAVシステム制御方法。
  2. 前記所定のモードが指令された場合、前記記録媒体再生装置の前記記録媒体の再生信号から画像データを取得することができるとき、前記記録媒体の再生信号から、少なくとも1枚の画面の画像データを取得し、前記記録媒体再生装置より再生画像を実質的に得ることができないとき、前記記録媒体に対応するシンボル図形の画像データを取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載のAVシステム制御方法。
  3. 前記チューナにより過去に受信した前記放送チャンネルの履歴をさらに記憶し、
    放送チャンネルの画像データを取得するとき、記憶されている前記放送チャンネルの画像データを取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載のAVシステム制御方法。
  4. 前記放送チャンネルの履歴は、各曜日と時間帯に対応して記憶される
    ことを特徴とする請求項3に記載のAVシステム制御方法。
  5. 前記チューナにより過去に受信した前記放送チャンネルの履歴と前記記録媒体の再生履歴をさらに記憶し、
    放送チャンネルの画像データを取得するとき、記憶されている前記放送チャンネルの画像データを取得し、
    前記記録媒体再生装置の前記記録媒体の再生信号から画像データを取得するとき、記憶されている前記記録媒体再生装置の前記記録媒体の再生信号の出力から画像データを取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載のAVシステム制御方法。
  6. 前記放送チャンネルの履歴は、各曜日と時間帯に対応して記憶される
    ことを特徴とする請求項5に記載のAVシステム制御方法。
  7. 複数の放送チャンネルの中から指定された所定の放送チャンネルを受信するチューナと、
    所定の記録媒体に記録されている画像を再生し出力する記録媒体再生装置と、
    前記チューナまたは記録媒体再生装置の出力を表示するモニタと
    を含むAVシステムに用いられるAV機器において、
    所定のモードが指令されたとき、前記チューナに所定の放送チャンネルを受信させ、1つの放送チャンネルにつき、少なくとも1枚の画面の画像データを取得するとともに、前記記録媒体に対応する画像データを取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得した画像データを前記モニタに表示させる表示制御手段と
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記放送チャンネルに対応する画像データには、前記放送チャンネルの放送局名を重畳表示させ、前記記録媒体に対応する画像データには、前記記録媒体の名称を重畳表示させ
    前記画像データが表示された状態において、カーソルが位置する画像データを選択する操作が行われたとき、前記カーソルが位置する放送チャンネルを受信させるか、または、前記カーソルが位置する記録媒体に記録されている画像を再生させ、
    前記カーソルが位置する記録媒体に記録されている再生画像が存在しない場合、エラーメッセージを表示させる
    ことを特徴とするAV機器。
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