JP3399121B2 - 受信制御装置および受信制御方法 - Google Patents

受信制御装置および受信制御方法

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JP3399121B2
JP3399121B2 JP27961894A JP27961894A JP3399121B2 JP 3399121 B2 JP3399121 B2 JP 3399121B2 JP 27961894 A JP27961894 A JP 27961894A JP 27961894 A JP27961894 A JP 27961894A JP 3399121 B2 JP3399121 B2 JP 3399121B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば多数の放送チャ
ンネルのビデオ信号を受信する場合に用いて好適な受信
制御装置および受信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機においては、所定の
放送チャンネルを選択、指定することにより、所望の番
組を視聴することができる。放送チャンネルが複数存在
する場合、各放送チャンネルにおいて、どのような番組
が放送されているのかを知るために、チャンネルサーチ
機能が設けられている場合がある。
【0003】我国では、VHF帯で12チャンネルが割
り当てられているので、この種のテレビジョン受像機に
おいて、このチャンネルサーチ機能を指令すると、第1
チャンネルから第12チャンネルまでのうち、現在受信
しているチャンネルの次のチャンネルが次々に、例えば
3秒間ずつ順次自動的に受信、表示される。このサーチ
動作は、サーチを開始する前のチャンネルが再び受信さ
れたとき解除される。これにより、そのとき放送されて
いる各チャンネルの番組の概要を知ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】ところで、米国においては、MPEG(M
oving Picture Experts Gro
up)等の高能率符号化技術を応用して、ケーブルテレ
ビジョン(CATV:Cable Televisio
n)やデジタル衛星放送(DSS:Digital S
atellite System(Hughes Co
mmunications社の商標))等の分野で、多
チャンネル化が進行しており、そのチャンネル数は、例
えば150乃至175チャンネルもの数となる。
【0006】このようにチャンネル数が多くなると、す
べての放送チャンネルを所定時間ずつ順次受信し、表示
するようにすると、7分乃至8分の時間が必要となる。
このため、所望の番組を迅速に選択することが困難にな
る課題があった。
【0007】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、多くの放送チャンネルの中から所望の番組
を簡単かつ迅速に選択することができるようにするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の受信制御装置
は、複数の放送チャンネルの信号のうちの所定のものを
受信し、モニタ装置(例えば図1のモニタ装置4)に表
示させる受信制御装置において、複数の放送チャンネル
の信号のうちの所定のものを受信する受信手段(例えば
図3のチューナ21A,21B)と、受信手段により受
信された信号に対応する番組の画像がモニタ装置に表示
されている状態において、番組を指定するとき操作され
る番組指定手段(例えば図4のブックマークボタンスイ
ッチ55)と、番組指定手段が操作されたとき、番組の
画像に、番組指定手段による操作が行われたことを示す
マークを付加して表示させるマーク表示手段(例えば図
3のMPEGビデオデコーダ25A,25B)と、マー
クが付加された番組を記憶する記憶手段(例えば図3の
EEPROM38)と、記憶手段に記憶されている番組
を受信手段に受信させるとき操作される受信指定手段
(例えば図4のジャンプボタンスイッチ56)とを備え
ることを特徴とする。
【0009】受信指定手段は、番組を受信手段に受信さ
せるとき、その都度操作させるようにすることができ
る。
【0010】また、マークは、モニタ装置に画像が親画
面(例えば図52、図54、図56)として表示されて
いる場合と、子画面(例えば図49)として表示されて
いる場合とで、異なるマークとすることができる。
【0011】記憶手段に記憶されている番組は、その番
組の放送が終了したとき、消去させるようにすることが
できる。
【0012】本発明の受信制御方法は、複数の放送チャ
ンネルの信号のうちの所定のものを受信し、モニタ装置
に表示させる受信制御方法において、受信した信号に対
応する番組の画像がモニタ装置に表示されている状態に
おいて、番組の画像が指定されたとき、番組の画像に、
マークを付加して表示させ、マークが付加された番組を
記憶し、記憶されている番組を受信させるための指令が
入力されたとき、記憶されている番組を受信し、モニタ
装置に表示させることを特徴とする。
【0013】番組の指定は、モニタ装置に子画面が表示
されているとき、その子画面の画像に対して行わせた
り、モニタ装置に親画面が表示されているとき、その親
画面の画像に対して行わせるようにすることができる。
【0014】記憶されている番組は、その番組の放送が
終了したとき、消去させるようにすることができる。
【0015】
【作用】上記構成の受信制御装置および受信制御方法に
おいては、親画面または子画面として表示されている画
面の所定のものに対してブックマークが付加される。そ
して、ジャンプボタンスイッチ56が操作されたとき、
ブックマークが付加された番組のみが受信される。従っ
て、多くの番組の中から所定のものを迅速に選択するこ
とが可能となる。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の受信制御装置を応用したA
V(Audio Video)システムの構成例を示し
ている。この実施例の場合、AVシステム1は、パラボ
ラアンテナ3で図示せぬ放送衛星を介して受信した信号
を復調するIRD(Integrated Recei
ver/Decoder)2の他、VHS方式のVCR
(Video Cassette Recorder)
6、8mm方式のVCR7、マルチディスクプレーヤ
(MDP:Muti−Disc Player)8、ミ
ニディスク(MD:Mini Disc)装置9、モニ
タ装置4により構成されている。
【0017】VCR6,VCR7,MDP8およびMD
装置9は、それぞれAVライン11によりモニタ装置4
と接続されている。また、IRD2は、VCR6にAV
ライン11により接続されている。さらに、これらの各
装置は、コントロールライン12により、順次シリーズ
に接続されている。
【0018】IRD2に対しては、リモートコマンダ5
により赤外線(IR:Infrared)信号により指
令を入力することができるようになされている。即ち、
リモートコマンダ5のボタンスイッチ50の所定のもの
を操作すると、それに対応する赤外線信号がIR発信部
51から出射され、IRD2のIR受信部39に入射さ
れるようになされている。
【0019】尚、このIRD2には、各種の操作ボタン
スイッチを有するフロントパネル40が設けられてお
り、リモートコマンダ5を操作することにより発せられ
る指令と同一の指令を直接入力することができるように
なされている。
【0020】図2は、図1のAVシステム1の電気的接
続状態を表している。パラボラアンテナ3は、LNB
(Low Noise Block downconv
erter)3aを有し、放送衛星からの信号を所定の
周波数の信号に変換し、IRD2に供給している。IR
D2は、その出力を、3本の線により構成されるAVラ
イン11を介してVCR6に供給している。VCR6の
出力は、3本の線により構成されるAVライン11によ
りモニタ装置4に供給されている。また、VCR7、M
DP8およびMD装置9は、モニタ装置4に対して、6
本、3本または4本のAVライン11によりそれぞれ接
続されている。
【0021】さらに、IRD2、VCR6、VCR7、
MDP8、MD装置9、およびモニタ装置4は、AV機
器制御信号送受信部2A,6A,7A,8A,9A,4
Aを、それぞれ有している。これらは、ワイヤードSI
RCS(Wired Sony Infrared R
emote Control System)よりなる
コントロールライン12により、シリーズに順次接続さ
れている。
【0022】図3は、IRD2の内部の構成例を示して
いる。パラボラアンテナ3のLNB3aより出力された
RF信号は、フロントエンド20Aのチューナ21Aに
供給され、復調される。チューナ21Aの出力は、QP
SK復調回路22Aに供給され、QPSK復調される。
QPSK復調回路22Aの出力は、エラー訂正回路23
Aに供給され、誤りが検出、訂正され、必要に応じて補
正される。
【0023】また、フロントエンド20Aと同様に、チ
ューナ21B、QPSK復調回路22B、エラー訂正回
路23Bにより構成されているフロントエンド20Bに
おいても、フロントエンド20Aと独立に、同様の処理
が行われるようになされている。
【0024】CPU、ROMおよびRAM等から成るI
Cカードにより構成されているCAM(Conditi
onal Access Module)33には、暗
号を解読するのに必要なキーが、解読プログラムととも
に格納されている。放送衛星を介して送信される信号は
暗号化されているため、この暗号を解読するにはキーと
解読処理が必要となる。そこで、カードリーダインタフ
ェース32を介してCAM33からこのキーが読み出さ
れ、デマルチプレクサ24に供給される。デマルチプレ
クサ24は、このキーを利用して、暗号化された信号を
解読する。
【0025】尚、このCAM33には、暗号解読に必要
なキーと解読プログラムの他、課金情報なども格納され
ている。
【0026】デマルチプレクサ24は、フロントエンド
20(20A,20B)のエラー訂正回路23(23
A,23B)の出力する信号の入力を受け、解読したビ
デオ信号をデコード部44に供給し、解読したオーディ
オ信号をMPEGオーディオデコーダ26に供給する。
【0027】デコード部44も、フロントエンド20と
同様に、独立に動作が可能なデコード部44Aと44B
により構成され、それぞれ、MPEGビデオデコーダ2
5AとDRAM25aA、またはMPEGビデオデコー
ダ25BとDRAM25aBを有している。
【0028】MPEGビデオデコーダ25A,25B
は、入力されたデジタルビデオ信号をDRAM25a
A,25aBに適宜記憶させ、MPEG方式により圧縮
されているビデオ信号のデコード処理を実行する。デコ
ードされたビデオ信号は、ピクチャインピクチャ(P
in P)プロセッサ45を介してNTSCエンコーダ
27に供給され、NTSC方式の輝度信号(Y)、クロ
マ信号(C)、およびコンポジット信号(V)に変換さ
れる。輝度信号とクロマ信号は、バッファアンプ28
Y,28Cを介して、それぞれSビデオ信号として出力
される。また、コンポジット信号は、バッファアンプ2
8Vを介して出力される。
【0029】MPEGオーディオデコーダ26は、デマ
ルチプレクサ24より供給されたデジタルオーディオ信
号をDRAM26aに適宜記憶させ、MPEG方式によ
り圧縮されているオーディオ信号のデコード処理を実行
する。デコードされたオーディオ信号は、D/A変換器
30においてD/A変換され、左チャンネルのオーディ
オ信号は、バッファアンプ31Lを介して出力され、右
チャンネルのオーディオ信号は、バッファアンプ31R
を介して出力される。
【0030】RFモジュレータ41は、NTSCエンコ
ーダ27が出力するコンポジット信号と、D/A変換器
30が出力するオーディオ信号とをRF信号に変換して
出力する。また、このRFモジュレータ41は、図示せ
ぬCATV用ケーブルボックス等、他のAV機器から入
力されるNTSC方式のRF信号をスルーして、VCR
6等の他のAV機器にそのまま出力する。
【0031】この実施例の場合、これらのビデオ信号お
よびオーディオ信号が、AVライン11を介してVCR
6に供給されることになる。
【0032】CPU(Central Process
or Unit)29は、ROM37に記憶されている
プログラムに従って各種の処理を実行する。例えば、チ
ューナ21A,21B、QPSK復調回路22A,22
B、エラー訂正回路23A,23B、ピクチャインピク
チャプロセッサ45などを制御する。また、AV機器制
御信号送受信部2Aを制御し、コントロールライン12
を介して、他のAV機器に所定のコントロール信号を出
力し、また、他のAV機器からのコントロール信号を受
信する。
【0033】このCPU29に対しては、フロントパネ
ル40の操作ボタンスイッチ(図示せず)を操作して、
所定の指令を直接入力することができる。また、リモー
トコマンダ5を操作すると、IR発信部51より赤外線
信号が出力され、この赤外線信号がIR受信部39によ
り受光され、受光結果がCPU29に供給される。従っ
て、リモートコマンダ5を操作することによっても、C
PU29に所定の指令を入力することができる。
【0034】また、CPU29は、デマルチプレクサ2
4が出力するビデオ信号とオーディオ信号以外の信号、
例えば、本来の画像データに付加して伝送されてくる、
現在時刻から数十時間後までの各放送チャンネルの番組
情報(例えば、番組のチャンネル、放送時刻、タイト
ル、カテゴリ等)などを取り込み、これからEPG(E
lectrical Program Guide)デ
ータを作成して、SRAM(Static Radom
Access Memory)36に供給し、記憶さ
せる。
【0035】EEPROM(Electrically
Erasable Programable Rea
d Only Memory)38には、電源オフ後も
保持しておきたいデータなどが適宜記憶される。また、
CPU29は、カレンダタイマ35が出力する時刻情報
と、デマルチプレクサ24が受信信号から分離、出力す
るタイムスタンプとを比較し、その比較結果に対応し
て、正しいタイミングでデコード処理ができるように、
MPEGビデオデコーダ25A,25BやMPEGオー
ディオデコーダ26を制御する。
【0036】さらに、CPU29は、所定のOSD(O
n−Screen Display)データを発生した
いとき、MPEGビデオデコーダ25A,25Bを制御
する。MPEGビデオデコーダ25A,25Bは、この
制御に対応して、所定のOSDデータを生成して、DR
AM25aA,25aBに書き込み、さらに読み出して
出力する。これにより、所定の文字、図形などを適宜モ
ニタ装置4に出力し、表示させることができる。
【0037】モデム34は、CPU29の制御の下、電
話回線を介して他の装置との間でデータを授受する。
【0038】図4は、リモートコマンダ5のボタンスイ
ッチ50のより詳細な構成例を示している。同図に示す
ように、リモートコマンダ5は、その上部にIR発信部
51を備えるとともに、その下方に操作子52を備えて
いる。この操作子52は、上下左右方向の他、斜めの上
下左右方向の合計8つの方向のうち、いずれか1つの方
向に操作することができるようになされている。また、
この操作子52は、紙面と垂直な方向に押圧し、エンタ
ー(ENTER)ボタンスイッチとして機能させること
ができるようになされている。即ち、この操作子52
は、1つの指で方向を選択し、そのまま指を離さずに、
1つの指でさらにエンター入力を行うことができるよう
になされている。
【0039】この操作子52の右下方には、メニューボ
タンスイッチ53が配置されている。このメニューボタ
ンスイッチ53は、モニタ装置4にメニュー画面を表示
させるとき操作される。
【0040】メニューボタンスイッチ53の下方には、
所定の番組にブックマークを付加するとき操作されるブ
ックマーク(BOOKMARK)ボタンスイッチ55が
設けられ、さらにその下方には、ブックマークが付加さ
れた番組を受信するとき操作されるジャンプ(JUM
P)ボタンスイッチ56が設けられている。
【0041】以下、説明を省略するが、ボタンスイッチ
50として、その他、各種の操作ボタンスイッチが設け
られている。
【0042】図5乃至図9は、操作子52の操作を検出
するための構成例を表している。この図5に示す小型ス
ティックコントローラが、リモートコマンダ5の内部で
あって、操作子52の下方に配置されている。即ち、ス
ティック61が、柔軟性を有する樹脂などにより形成さ
れている操作子52と一体的に結合されている。従っ
て、操作子52を操作すると、その操作方向に対応し
て、スティック61が、図5において、矢印aで示す8
つの方向のうちのいずれか1つの方向に移動するか、ま
たは、矢印bで示すように、垂直方向に移動するように
なされている。
【0043】スティック61の下方には、ピン105が
垂直に植設されており、このピン105の端部は、外体
101のガイド板103に形成されている孔104に挿
通され、ガイドされるようになされている。この外体1
01には、Y軸方向を指向するガイド板103に一体的
に結合されて、X軸方向を指向する側板102が形成さ
れている。そして、この側板102には、X軸方向に伸
長するシャフト62が植設されている。
【0044】一方、外体101の内側に、内体111が
配置されるように、内体111の底板114に形成され
た孔114Aに、スティック61が挿通されている。こ
の孔114Aは、図9に示すように、Y軸方向に長い孔
となっている。そして、この内体111の底板114に
は、X軸方向に対向するように、側板112が形成さ
れ、Y軸方向には、相互に対向するように、側板112
に比べて高さが低い結合板113が形成されている。そ
して、この結合板113には、Y軸方向に伸長するシャ
フト63が植設されている。外体101のガイド板10
3に形成されている孔104は、このシャフト63を中
心とする円弧上に形成されている。
【0045】図6乃至図9に示すような小型スティック
コントローラが、図5に示すように、ボックス116の
内側に配置されており、シャフト62と63は、それぞ
れボックス116に形成した孔118と119から外側
に延びるようになされている。孔119は、シャフト6
3の径とほぼ等しいか、それより若干大きい径とされて
いるのに対し、孔118は、Z軸方向に長い孔となって
いる。そして、このボックス116の外側には、シャフ
ト62の一方の端部に結合するように、可変抵抗器64
が配置され、他方の端部の下方には、押しボタン型のス
イッチ66が配置されている。また、ボックス116の
Y軸方向の外側には、可変抵抗器65が配置され、シャ
フト63と結合されている。
【0046】スティック61をX軸を中心として回動す
ると、ピン105を介してガイド板103と結合されて
いる外体101が、シャフト62(X軸)を中心として
回動する。このとき、内体111の底板114には、Y
軸方向に長い孔114Aが形成されているため、内体1
11は、静止したままの状態となっている。
【0047】これに対して、スティック61をY軸を中
心として回動すると、底板114に形成されている孔1
14Aは、X軸方向にはスティック61とほぼ同一の径
に形成されているため、スティック61の回動ととも
に、内体111がシャフト63(Y軸)を中心として回
動する。このとき、ピン105が、シャフト63を中心
とする円弧上に形成されている孔104によりガイドさ
れる。また、このとき、内体111の側板112は、外
体101の側板102との間に充分な距離を有している
ため、側板102に当接することはない。従って、外体
101は静止したままの状態となっている。
【0048】スティック61をX軸とY軸の間の方向に
操作すると、内体111がY軸を中心として回動すると
ともに、外体101がX軸を中心として回動する。
【0049】スティック61の下端には、原点復帰バネ
106が結合されているため、スティック61への回動
操作を中止すると、この原点復帰バネ106の付勢力に
従って、スティック61は原点(垂直位置)に復帰す
る。
【0050】スティック61をX軸を中心として回動す
ると、シャフト62がX軸を中心として回動するため、
可変抵抗器64の抵抗値が変化する。従って、この可変
抵抗器64の抵抗値から、スティック61のX軸を中心
とする回動量と回動方向を検出することができる。
【0051】また、スティック61をY軸を中心として
回動すると、シャフト63がY軸を中心として回動する
ため、可変抵抗器65の抵抗値が変化する。従って、こ
の可変抵抗器65の抵抗値から、スティック61のY軸
を中心とする回動量と回動方向を検出することができ
る。
【0052】このようにして、図5において、矢印aで
示す8つの方向のうちのいずれか1つの方向への操作
(水平方向への操作)が検出される。
【0053】スティック61を、図5において矢印bに
沿って、下方向に垂直に押圧すると、内体111は、底
板114の孔114Aにスティック61が挿通されてい
るため、特に変化はしないが、外体101は、スティッ
ク61に植設したピン105が孔104を介してガイド
板103に挿通されているため、スティック61と一体
的に下方向に押圧される。このときの外体101の下方
向への移動は、シャフト62が挿通されているボックス
116の孔118が垂直方向に長い孔とされているた
め、この孔118によりガイドされる。シャフト62が
所定の位置まで下降したとき、シャフト62の一部がス
イッチ66を押圧する。これにより、スイッチ66がオ
ンまたはオフし、スティック61の下方向への押圧操作
が検知される。
【0054】そして、スティック61に対する下方への
押圧操作を中止すると、スイッチ66に内蔵された図示
せぬ復帰バネの付勢力に従って、スティック61は上方
の原点位置に復帰する。
【0055】図10は、リモートコマンダ5の内部の回
路の構成例を表している。マイクロコンピュータ(マイ
コン)71は、プログラムを記憶するROM73と、R
OM73に記憶されているプログラムに従って各種の処
理を実行するCPU72と、CPU72が各種の処理を
実行する上において必要なデータなどを適宜記憶するR
AM74とを有している。このマイコン71には、ボタ
ンスイッチマトリックス82が接続されており、図4に
示したボタンスイッチ50のいずれのボタンスイッチが
操作されたのかを検出することができるようになされて
いる。
【0056】A/D変換器77は、可変抵抗器64の抵
抗値(スティック61のX軸を中心とする回動に対応す
る)をA/D変換し、マイコン71に出力するようにな
されている。また、A/D変換器78は、可変抵抗器6
5の抵抗値(スティック61のY軸を中心とする回動に
対応する)をA/D変換し、マイコン71に出力するよ
うになされている。さらに、スイッチ66のオンまたは
オフの信号(スティック61の垂直方向への操作に対応
する)が、マイコン71に供給されるようになされてい
る。
【0057】また、マイコン71は、LEDドライバ7
5を介して、IR発信部51のLED76を駆動し、赤
外線信号を発生させるようになされている。
【0058】次に、図3に示したIRD2の実施例の動
作について説明する。いま、IRD2により所定の放送
チャンネルを受信し、モニタ装置4に出力し、表示して
いるものとする。
【0059】このとき、親画面用のチューナ21Aが受
信した信号が、QPSK復調回路22AによりQPSK
復調され、エラー訂正回路23Aによりエラー訂正処理
された後、デマルチプレクサ24に供給される。デマル
チプレクサ24は、入力された信号からビデオ信号とオ
ーディオ信号とを分離し、ビデオ信号を、親画面用のデ
コード部44AのMPEGビデオデコーダ25Aに供給
し、オーディオ信号を、MPEGオーディオデコーダ2
6に供給する。
【0060】MPEGビデオデコーダ25Aは、MPE
G方式により圧縮されているビデオ信号をデコードし、
ピクチャインピクチャプロセッサ45を介してNTSC
エンコーダ27に供給する。NTSCエンコーダ27
は、入力された信号をNTSC方式のビデオ信号に変換
し、バッファアンプ28Y,28C,28Vを介して、
モニタ装置4に出力し、表示させる。
【0061】一方、MPEGオーディオデコーダ26
は、入力されたMPEG方式により圧縮されているオー
ディオ信号をデコードし、D/A変換器30に出力す
る。D/A変換器30によりD/A変換されたオーディ
オ信号は、バッファアンプ31L,31Rを介して、モ
ニタ装置4に出力され、放音される。
【0062】この状態において、使用者がいま視聴して
いる放送チャンネル以外の放送チャンネルにおいて、ど
のような番組が放送されているのかを知りたいと思った
とき、図4に示すリモートコマンダ5のメニューボタン
スイッチ53を操作する。リモートコマンダ5のメニュ
ーボタンスイッチ53を含むボタンスイッチ50のいず
れかが操作されたとき、図11のフローチャートに示す
処理が開始される。
【0063】最初にステップS1において、操作された
のがメニューボタンスイッチ53であるか否かが判定さ
れる。この判定は、次のように行われる。
【0064】即ち、リモートコマンダ5のボタンスイッ
チ50のいずれかが操作されると、ボタンスイッチマト
リックス82によりこれが検出され、その検出信号がC
PU72に入力される。CPU72は、この入力に対応
してLEDドライバ75を制御し、LED76に、操作
に対応する赤外線信号を出力させる。
【0065】この赤外線信号は、IRD2のIR受信部
39により受信され、その受信結果がCPU29に入力
される。CPU29は、この入力から、操作されたのが
メニューボタンスイッチ53であるか否かを判定するこ
とができる。
【0066】ステップS1において、操作されたのがメ
ニューボタンスイッチ53以外のボタンスイッチである
と判定された場合(操作されたのがメニューボタンスイ
ッチ53ではない場合)、ステップS2に進み、その操
作されたボタンスイッチに対応する処理が実行される。
【0067】これに対して、ステップS1において、操
作されたのがメニューボタンスイッチ53であると判定
された場合においては、ステップS3に進み、メニュー
画面表示の処理を実行する。即ち、CPU29は、MP
EGビデオデコーダ25Aを制御し、メニュー画面のO
SDデータを発生させ、それをビデオ信号として出力さ
せる。このビデオ信号は、ピクチャインピクチャプロセ
ッサ45、NTSCエンコーダ27を介して、モニタ装
置4に出力され、表示される。これにより、例えば図1
2に示すようなメニュー画面が表示される。
【0068】図12に示すように、このメニュー画面に
は、番号1乃至番号9で示す9つのボタンアイコンを有
する操作パレットが表示される。即ち、この実施例にお
いては、番号1乃至番号8の各ボタンアイコンは、それ
ぞれ、ニュースガイド(NEWS GUIDE)、ゼネ
ラルガイド(GENERAL GUIDE)、スポーツ
リスト(SPORTS LIST)、ムービーガイド
(MOVIE GUIDE)、イグジット(EXI
T)、ブラウジング(BROWSING)、アトラクシ
ョン(ATRACTION)、フェイバリットガイド
(FAVORITE GUIDE)とされている。そし
て番号9のボタンアイコンMOREは、このメニューの
第2頁を表示させるとき操作されるようになされてい
る。
【0069】次にステップS4に進み、リモートコマン
ダ5の操作子52が水平方向(図5において矢印aで示
す方向)に操作されたか否かが判定される。上述したよ
うに、操作子52を水平方向に操作すると、可変抵抗器
64と65の抵抗値が変化する。CPU72は、A/D
変換器77と78の出力から、この抵抗値を読み取り、
その操作方向を判定する。そして、LEDドライバ75
を制御し、その操作方向に対応する赤外線信号をLED
76より出力させる。
【0070】この信号は、IRD2において、IR受信
部39を介してCPU29に入力される。
【0071】CPU29は、入力された信号から、操作
子52が水平方向に操作されたと判定された場合、ステ
ップS5に進み、カーソルを、操作方向に対応する方向
に移動させる。
【0072】尚、図12の表示例においては、カーソル
は、所定のボタンアイコンをハイライト表示することに
より表示される。図12の例においては、番号6のブラ
ウジングボタンアイコンがハイライト表示されている。
CPU29は、入力された操作方向に対応して、MPE
Gビデオデコーダ25Aを制御し、このカーソルを、操
作方向に対応して移動させる。
【0073】ステップS4において、操作子52が水平
方向に操作されていないと判定された場合、カーソルを
移動させる必要がないため、ステップS5の処理はスキ
ップされる。
【0074】次にステップS6に進み、図12に示した
番号6のブラウジングボタンアイコンがオンされたか否
かが判定される。ブラウジングボタンアイコンがオンさ
れていないと判定された場合においては、ステップS7
に進み、その他の機能に対応するボタンアイコンが選択
されたか否かが判定される。その他の機能に対応するボ
タンアイコンも選択されていないと判定された場合にお
いては、ステップS3に戻り、それ以降の処理が繰り返
し実行される。即ち、この場合においては、メニュー画
面が継続してそのまま表示された状態となる。
【0075】ステップS7において、その他の機能に対
応するボタンアイコンが選択されたと判定された場合に
おいては、ステップS8に進み、その選択されたボタン
アイコンの機能に対応する処理が実行される。
【0076】尚、ステップS6,S7などにおいて、所
定のボタンアイコンを選択する操作は、そのボタンアイ
コン上にカーソルを移動させた状態において、操作子5
2を、図4において紙面と垂直な方向に押圧(エンター
操作)して行われる。
【0077】即ち、このとき、リモートコマンダ5のス
イッチ66がオンし、リモートコマンダ5のCPU72
は、LEDドライバ75を介してLED76を制御し、
このスイッチ66のオンに対応する赤外線信号を出力さ
せる。IRD2のCPU29は、IR受信部39を介し
てこの信号の入力を受けたとき、そのときカーソルが位
置するボタンアイコンが選択されたものと判定する。
【0078】ステップS6において、ブラウジングのボ
タンアイコンがオンされたと判定された場合において
は、ステップS9に進み、ブラウジング処理を実行す
る。このブラウジング処理の詳細は、図13乃至図19
に示されている。
【0079】図13のステップS21において、CPU
29はピクチャインピクチャプロセッサ45を制御し、
ブラウジングボタンアイコンがオンされたタイミングに
おいて、内蔵するメモリに記憶されている親画面のデー
タの更新を禁止させ、親画面を静止画とする。
【0080】但し、子画面を受信するのに充分な時間が
確保できる場合においては、必ずしも親画面を静止画に
する必要はない。この場合においては、ステップS21
の処理は省略される。また、静止画ではなく、後述する
ように、子画面と同様に、疑似動画とすることも可能で
ある。
【0081】次にステップS22において、子画面を移
動させる(スクロールする)方向を表す変数Dに、左方
向を示す値DLを初期設定する。そしてステップS23
に進み、変数iに、いまチューナ21Aにより受信して
いる親画面の受信チャンネルの番号を設定する。
【0082】図20に示すように、この実施例において
は、モニタ装置4のCRT4A上において、親画面の下
に、5つの子画面を水平に表示するようにし、この子画
面を左方向にスクロールする場合においては、親画面の
チャンネルiの次のチャンネルI(=i+1)を右下
(最新)の子画面とし、以下、左方向に、第I−1チャ
ンネル乃至第I−4チャンネルの4つの子画面を順次配
置する。
【0083】これに対して、子画面を右方向にスクロー
ルする場合においては、図21に示すように、第iチャ
ンネルの親画面の1つ前の第i−1チャンネルを、子画
面の一番左側に第Iチャンネルとして表示し、以下、右
方向に、第I+1チャンネル乃至第I+4チャンネルの
子画面を順次配置する。
【0084】そこで、さらにステップS24に進み、変
数DがDLであるか否か、即ち、子画面の移動方向が左
方向であるか否かが判定され、左方向である場合におい
ては、ステップS25に進み、変数Iに、変数iを1だ
けインクリメントした値を設定する。
【0085】また、ステップS24において、子画面の
移動方向(スクロール方向)が右方向である(変数D
に、子画面の移動方向が右方向であることを表す値DR
が設定されている)場合においては、ステップS26に
進み、変数Iに、変数iを1だけデクリメントした値を
設定する。
【0086】ステップS25またはステップS26の次
にステップS27に進み、第Iチャンネルを受信する処
理を実行する。即ち、CPU29は、それまで親画面の
放送チャンネルを受信していたチューナ21Aに代え
て、子画面受信用のチューナ21Bを制御し、第Iチャ
ンネルを受信させる。チューナ21Bにより受信された
第Iチャンネルの信号は、QPSK復調回路22Bによ
り復調された後、エラー訂正回路23Bにおいてエラー
訂正が行われ、デマルチプレクサ24に供給される。
【0087】そして、デマルチプレクサ24より出力さ
れたビデオ信号は、デコード部44BのMPEGビデオ
デコーダ25Bに供給され、デコードされた後、ピクチ
ャインピクチャプロセッサ45に供給され、第Iチャン
ネルの子画面のデータとして記憶される。この第Iチャ
ンネルの画面は、子画面のスクロール方向が左方向(D
= DL)である場合においては、図20に示したよう
に、右端の子画面であり、右方向(D= DR)である場
合においては、図21に示すように、左端の子画面であ
る。
【0088】次にステップS28に進み、CPU29は
カレンダタイマ35をリセットし、直ちにスタートさせ
る。このタイマの計測値tは、後述するように、ステッ
プS38,S47などにおいて、予め設定した所定の時
間Tと比較される。
【0089】次にステップS29に進み、子画面のスク
ロール方向が左方向であるか否かを判定し、左方向であ
る場合においては(D=DLである場合においては)、
ステップS30に進み、変数kに、変数Iを1だけデク
リメントした値を設定する。即ち、図20に示す状態に
おいて、右から2番目の子画面のチャンネル番号を変数
kに設定させる。
【0090】次にステップS31に進み、ステップS3
0で設定した第kチャンネルを受信する処理を実行す
る。即ち、CPU29は、チューナ21Bを制御し、第
kチャンネルを受信させる。この第kチャンネルの画像
は、ピクチャインピクチャプロセッサ45に供給され、
その内蔵するメモリに、図20における右から2番目の
子画面の画像として記憶される。
【0091】次に、ステップS32に進み、ブックマー
ク操作が行われたか否か(リモートコマンダ5のブック
マークボタンスイッチ55が操作されたか否か)が判定
される。ブックマーク操作が行われていると判定された
場合においては、ステップS33に進み、その時カーソ
ルが位置する子画面の番組をEEPROM38のブック
マークリストに登録させる。
【0092】すなわち、CPU29はSRAM36に記
憶されているEPGからその番組の放送時刻とチャンネ
ル番号を読み取り、それをブックマークリストに登録さ
せる。ステップS32において、ブックマーク操作が行
われていないと判定された場合においては、ステップS
33の処理はスキップされる。
【0093】次にステップS34に進み、変数kがI−
4と等しいか否かが判定される。即ち、図20におい
て、最も左側の子画面のチャンネルの番号に等しいか否
かが判定される。いまの場合、k=I−1であるから、
ステップS36に進み、変数kを1だけデクリメントす
る。即ち、k=I−2とする。
【0094】そしてステップS37に進み、リモートコ
マンダ5の操作子52がエンター操作されたか否かを判
定し、エンター操作されていない場合においては、ステ
ップS38に進み、ステップS28で計時動作を開始し
たタイマの計時時間tが、予め設定した所定の時間Tに
等しいか、それより大きくなったか否かを判定する。t
がまだTより大きくなっていないと判定された場合にお
いては、ステップS31に戻り、再び第kチャンネル受
信処理を実行させる。即ち、いまの場合、k=I−2と
されているため、図20において、中央に配置されてい
る子画面が受信され、そのデータがピクチャインピクチ
ャプロセッサ45のメモリに記憶される。
【0095】次にブックマークリスト登録のためのステ
ップS32,S33の処理を経て、ステップS34に進
み、変数kがI−4に等しいか否かが判定される。いま
の場合、k=I−2であるから、再びステップS36に
進み、変数kを1だけデクリメントし、k=I−3とす
る。
【0096】そしてステップS37において、エンター
操作がまだ操作されていないと判定され、さらにステッ
プS38において、時間tが時間Tに達していないと判
定された場合においては、再びステップS31に戻り、
第kチャンネルを受信する処理が実行される。即ち、第
I−3チャンネルが受信され、ピクチャインピクチャプ
ロセッサ45のメモリに、図20に示す左から2番目の
子画面として記憶される。
【0097】次に再びステップS32,S33の処理を
経て、ステップS34に進み、変数kがI−4であるか
否かが判定され、いまの場合、変数kはI−3であるか
ら、再びステップS36に進み、変数kが1だけデクリ
メントされ、I−4とされる。そしてステップS37,
S38を経て、再びステップS31に戻ったとき、そこ
で、第I−4チャンネルが受信される。即ち、図20に
おいて、左端に示す子画面がピクチャインピクチャプロ
セッサ45のメモリに記憶される。
【0098】次にステップS32,S33の処理を経
て、ステップS34に進み、変数kがI−4と等しいか
否かが判定される。いまの場合、変数kはI−4に等し
いから、ステップS35に進み、変数kにIを設定す
る。そしてステップS37,S38を介してステップS
31に戻り、第Iチャンネルが受信される。即ち、図2
0の右端の子画面が再び受信される。
【0099】以上のように、ステップS31乃至S38
の処理が繰り返し実行され、5つの子画面は、疑似動画
として表示されることになる。
【0100】一方、ステップS29において、子画面の
移動方向が右方向である(D=DRである)と判定され
た場合においては、ステップS39に進み、変数kにI
+1を設定する。そして、ステップS40に進み、第k
(=I+1)チャンネルを受信する処理を実行する。す
なわち、いまの場合、子画面を移動する方向が右方向で
あるため、図21に示すように、左端の第Iチャンネル
の子画面が、ステップS27で受信された後、このステ
ップS40において、左から2番目の第I+1チャンネ
ルが受信され、ピクチャインピクチャプロセッサ45の
メモリに記憶される。
【0101】次に、ステップS41に進み、ブックマー
ク操作がされたか否かが判定され、操作されていると判
定された場合においては、ステップS42に進み、カー
ソルに対応する子画面の番組をブックマークリストに登
録する処理を実行する。この処理は、ステップS33に
おける場合と同様の処理である。
【0102】ステップS42の処理は、ステップS41
においてブックマーク操作が行われてないと判定された
場合においては、スキップされる。
【0103】次にステップS43に進み、変数kがI+
4に等しいか否かが判定される。即ち、図21における
右端の子画面のチャンネルに等しいか否かが判定され
る。いまの場合、k=I+1であるため、ステップS4
5に進み、変数kを1だけインクリメントし、k=I+
2とする。
【0104】そしてステップS46において、操作子5
2がエンター操作されたか否かを判定し、エンター操作
されていないと判定された場合においては、ステップS
47に進み、ステップS28で計時動作を開始したタイ
マの計時時間tが、予め設定した時間Tに等しくなった
か否かが判定され、まだTより小さい値であると判定さ
れた場合においては、ステップS40に戻り、第I+2
チャンネルが受信される。これにより、図21に示す中
央の子画面が、ピクチャインピクチャプロセッサ45の
メモリに記憶される。
【0105】次にブックマークリスト登録のためのステ
ップS41,S42の処理を経て、ステップS43に進
み、変数kがI+4に等しいか否かが判定される。いま
の場合、変数kはI+2であるため、ステップS45に
進み、変数kを1だけインクリメントし、k=I+3と
する。そしてステップS46,S47を介して再びステ
ップS40に戻り、第I+3チャンネルを受信し、その
画像データをピクチャインピクチャプロセッサ45のメ
モリに記憶させる。これにより、図21に示す左から4
番目の第I+3チャンネルの画像が記憶されたことにな
る。
【0106】次に再びステップS41,S42の処理を
経て、ステップS43に進み、再び変数kがI+4に等
しいか否かが判定される。いまの場合、変数kはI+3
であるため、ステップS45に進み、変数kを1だけイ
ンクリメントし、k=I+4とする。そしてステップS
46,S47を介してステップS40に戻り、第I+4
チャンネルを受信させる。これにより、図21における
最も右側の第I+4チャンネルの画像が、ピクチャイン
ピクチャプロセッサ45のメモリに記憶される。
【0107】次にステップS41,S42の処理を経
て、ステップS43に進み、変数kがI+4に等しいか
否かが判定される。いまの場合、変数kはI+4である
ため、ステップS44に進み、変数kにIを設定する。
即ち、図21において、最も左側のチャンネルの番号を
設定する。その結果、ステップS46,S47を介して
再びステップS40に戻り、第Iチャンネルが受信さ
れ、その画像データがピクチャインピクチャプロセッサ
45のメモリに記憶される。即ち、図21の最も左側の
第Iチャンネルの子画面が、前回記憶した画像に代えて
更新される。
【0108】以上のような動作が繰り返し実行されるこ
とにより、5つの子画面は疑似動画として表示されるこ
とになる。
【0109】そしてステップS27において第Iチャン
ネルを受信した後、時間Tが経過したとき(例えば5秒
間が経過したとき)、ステップS38またはステップS
47からステップS48に進み、子画面の移動方向が左
方向であるか否かが判定される。左方向である場合にお
いては、ステップS49に進み、変数Iが1だけインク
リメントされる。また、子画面の移動方向が右方向であ
ると判定された場合においては、ステップS50に進
み、変数Iが1だけデクリメントされる。
【0110】そしてステップS27に戻り、第Iチャン
ネルの受信処理が実行される。
【0111】従って、子画面の移動方向が左方向である
場合においては、図20に示す状態において、右端の第
Iチャンネルの画像が、第I+1チャンネルの画像に変
更される。その結果、その後、ステップS28乃至S3
8の処理が繰り返し実行され、図20において右から2
番目の子画面には、それまで右端に表示されていた第I
チャンネルの画像が表示され、中央の子画面には、それ
まで右から2番目の子画面として表示されていた画像が
表示される。以下同様に、子画面が左方向に1画面ずつ
シフトされることになる。
【0112】また、子画面の移動方向が右方向である場
合においては、図21に示す状態において、左端の第I
チャンネルの画像が、第I−1チャンネルの画像に変更
される。それまで左端に表示されていた第Iチャンネル
の画像は、左から2番目の子画面とされる。以下順次、
各子画面の画像が右方向に1画面ずつ移動される。
【0113】以上のようにして、この実施例において
は、5秒間が経過する毎に、5つの子画面が、左方向ま
たは右方向に1画面分ずつ自動的にシフトされることに
なる。そして、5秒間の間においては、画像の更新処理
が行われ、これらの画像のデータがピクチャインピクチ
ャプロセッサ45から読み出され、モニタ装置4に出
力、表示されるため、5秒間の間、5つの子画面が疑似
動画として表示され、5秒間が経過すると、子画面は左
方向または右方向に自動的に移動(スクロール)するこ
とになる。
【0114】図22は、このようにして表示された親画
面と子画面の表示例を表している。この表示例に示すよ
うに、CPU29は、子画面を表示するとき、5つの子
画面のうち、中央の子画面上にカーソルAをデフォルト
の位置として表示するように制御する。
【0115】また、この図22の表示例においては、5
つの子画面のうち、所望の数(この実施例の場合1個)
の子画面に対して、ブックマークBが付加されている。
【0116】すなわち、今、子画面が図20に示した場
合のように左方向に順次スクロールされているとき、所
望の子画面がカーソルA内に表示されたタイミングにお
いて、使用者がブックマークボタンスイッチ55を操作
すると、上述したステップ32,S41において、その
操作が検出され、ステップS33,S42において、そ
の子画面の番組の情報がEEPROM38のブックマー
クリスト中に登録されるとともに、CPU29はMPE
Gビデオデコーダ25Bを制御し、その子画面にブック
マークBを付加し、表示させる。この実施例において
は、HBOの番組にブックマークBが付加されている。
【0117】このような表示が行われている状態におい
て、使用者が子画面のスクロールを停止させたい場合に
おいては、リモートコマンダ5の操作子52をエンター
操作する。すると、このエンター操作が、ステップS3
7またはステップS46において検出され、ステップS
51に進む。ステップS51においては、変数LとRを
0にリセットする。そしてステップS52乃至S55に
おいて、操作子52が左方向操作、右方向操作、または
エンター操作されたか否か、さらにジャンプボタンスイ
ッチ56が操作されたか否かが判定される。これらのい
ずれの操作もなされていない場合においては、ステップ
S56乃至S64の処理により、子画面を疑似動画とす
るための更新動作が実行される。そして、この更新動作
が終了したとき、ステップS52に戻り、それ以降の処
理が繰り返し実行される。
【0118】更新処理のために、ステップS56におい
て、子画面のスクロール方向が左方向であるか否かが判
定され、左方向であると判定された場合においては、ス
テップS57に進み、第kチャンネルの受信処理が実行
される。この変数kの値は、エンター操作を行う前に、
ステップS35,S36,S44,S45において設定
された値である。そしてステップS58に進み、変数k
がI−4に等しいか否かが判定され、等しい場合におい
ては、ステップS59に進み、変数kにIが設定され
る。また、変数kがI−4に等しくない場合において
は、ステップS60に進み、変数kが1だけデクリメン
トされる。
【0119】一方、ステップS56において、子画面の
移動方向が右方向である(D=DRである)と判定され
た場合においては、ステップS61に進み、第kチャン
ネルの画像が受信される。そしてステップS62に進
み、変数kがI+4に等しいか否かが判定され、等しい
場合においては、ステップS63に進み、変数kにIが
設定され、等しくない場合においては、ステップS64
に進み、変数kが1だけインクリメントされる。
【0120】以上のように、操作子52またはジャンプ
ボタンスイッチ56が操作されない場合、ステップS5
2乃至S64の処理が繰り返し実行されることにより、
子画面が疑似動画として順次最新の画像に更新される。
但し、この場合においては、ステップS38,S47に
おける場合のようなタイマの計時時間tに対応する処理
は省略されているため、子画面は5秒間が経過したとし
ても、スクロールされず、その表示位置は変化しない。
【0121】このような状態において、使用者が操作子
52を左方向に操作すると、ステップS52においてそ
の操作が検出され、ステップS65に進む。ステップS
65においては、そのときカーソルAが、子画面の左側
端部に位置しているか否かが判定され、左側端部に位置
していないと判定された場合においては、ステップS6
6に進み、カーソルAを左に移動する処理が実行され
る。
【0122】例えば、いま第4チャンネルの放送を受信
している状態において、ブラウジング処理を開始する
と、最初に図23に示すような画面が表示される(図2
3においては、説明の便宜上、放送チャンネルの番号を
右上に表示しているが、図22に示すように、放送チャ
ンネル(放送局)の名称(略称)を表示させるようにし
てもよい)。即ち、親画面としては第4チャンネルの静
止画が表示される。そして、デフォルトの(ステップS
22における)子画面の移動方向が左方向とされている
ため、右下の子画面として、親画面の第4チャンネルの
次の第5チャンネルの画面が表示され、以下、その左側
に順次、番号が1ずつ少ないチャンネルの画像が子画面
として表示される。
【0123】そして、5秒間が経過すると、図24に示
すように、子画面が1画面ずつ左方向に移動され、最新
の子画面(右端の子画面)としては、第6チャンネルの
画面が表示される。
【0124】これに対して、子画面の移動方向が右方向
とされている場合においては、図23に示す状態から、
図25に示す状態に画面の表示が変化する。即ち、それ
まで表示されていた子画面が、1画面ずつ順次右方向に
移動されるとともに、一番左側の最新の子画面として、
第150チャンネル(この実施例の場合、第1チャンネ
ルから第150チャンネルまでのチャンネルがあるもの
とされている)が表示される。
【0125】子画面が、例えば図23に示す状態から、
左方向に1画面分移動したタイミングにおいて、リモー
トコマンダ5の操作子52がエンター操作されると(図
24に示す状態において、エンター操作されると)、図
26に示すように、子画面の移動が停止される。但し、
5つの子画面は疑似動画として順次最新の画像に更新さ
れる。
【0126】図26に示すように、子画面のスクロール
が停止された状態において、操作子52を1回左方向に
操作すると、図27に示すように、カーソルAが1子画
面分だけ左方向に移動する。
【0127】また、図27に示す状態において、操作子
52をさらに左方向に移動する操作が行われると、この
場合においても、カーソルAは左側端部に位置していな
いため、ステップS66に進み、カーソルAを1子画面
分だけ左方向に移動する処理が実行される。これによ
り、図28に示すように、カーソルAは、図27に示す
状態からさらに1子画面分だけ左方向に移動して、左側
端部の子画面上に移動する。
【0128】図28に示すように、左側端部の子画面上
にカーソルAが位置する状態において、さらに操作子5
2を1回左側に操作すると、ステップS65において、
カーソルAが左側端部に位置すると判定され、ステップ
S67に進み、変数Iが1だけデクリメントされた後、
ステップS68に進み、デクリメントした値の第Iチャ
ンネルの受信処理が行われる。
【0129】上述したように、子画面の移動方向が右方
向である場合、変数Iは、図21に示すように、左側端
部の位置の子画面のチャンネル番号を表している。従っ
て、図28に示す状態においては、I=2とされてい
る。そこで、Iが1だけデクリメントされた結果、この
Iに1が設定され、ステップS68においては、第1チ
ャンネルの受信処理が行われ、この画像が左側端部の子
画面に、最新のチャンネルの画面として表示される。
【0130】その結果、後述するように、ステップS6
9,S70を介してステップS52に戻り、ステップS
52乃至S64の処理が繰り返し実行されることによ
り、図29に示すように、それまで左端に表示されてい
た第2チャンネルの子画面が1つ右側に移動され、以下
順次、第3チャンネル、第4チャンネル、第5チャンネ
ルの画面が右方向に移動される。そして、それまで右端
に表示されていた第6チャンネルの画面は消去される。
【0131】次にステップS69に進み、カーソルAが
左側端部の子画面上に位置する状態において、さらにカ
ーソルAを左方向に移動する指令の入力回数を表す変数
Lが1だけインクリメントされ、いまの場合、L=1と
される。そして、ステップS70に進み、変数Lが3に
等しいか否かが判定され、いまの場合、L=1であるた
め、ステップS52に戻り、それ以降の処理が繰り返し
実行される。
【0132】従って、図29に示すように、カーソルA
が左側端部の第1チャンネルの子画面上に位置する状態
において、さらにカーソルAを左方向に移動する操作が
指令されると、図30に示すように、第150チャンネ
ルの子画面が左側端部に表示され、その右側に第1乃至
第4チャンネルの子画面が順次表示される。そして、こ
のとき、変数Lがさらに1だけインクリメントされて、
L=2とされる。
【0133】また、図30に示す状態から、操作子52
をさらに左方向に移動する指令を入力すると、図31に
示すように、第149チャンネルの子画面が左側端部に
表示され、その右側に第150チャンネル、第1チャン
ネル乃至第3チャンネルの子画面が順次表示される。そ
して、このとき、変数Lがさらに1だけインクリメント
されて、L=3とされる。
【0134】このように、変数Lが3に等しくなると
(子画面が停止している状態であって、カーソルAが左
側端部に位置するとき、子画面を左方向に3回移動する
指令を入力すると)、ステップS70からステップS7
1に進み、変数DにDRが設定され、ステップS27に
戻る。そして第Iチャンネル受信処理が実行される。そ
の結果、図31に示すように、再び子画面の移動が再開
される。但し、この場合における子画面の移動方向は、
カーソルAを左方向に移動して、子画面を右方向に3回
移動させたので、以後、5秒間が経過する毎に、子画面
は右方向に自動的に移動されるようになる。
【0135】一方、ステップS53において、操作子5
2が右方向に操作されたと判定された場合においては、
ステップS72に進み、カーソルAが右側端部の子画面
上に位置しているか否かが判定される。例えば図26に
示す状態において、カーソルAを右方向に移動する指令
が入力された場合においては、カーソルAは右側端部に
位置していないため、ステップS73に進み、カーソル
Aを右方向に移動する処理が実行される。その結果、図
32に示すように、カーソルAは、1子画面分だけ右側
に移動される。
【0136】そしてステップS52に戻り、同様の処理
が繰り返し実行される。
【0137】従って、図32に示す状態から、さらにカ
ーソルAを右方向に移動させる指令を入力すると、カー
ソルAは、図33に示すように、右側端部の第6チャン
ネルの子画面上に移動する。
【0138】図33に示す状態から、さらにカーソルA
を右方向に移動する指令を入力すると、カーソルAは、
右側端部に位置しているため、ステップS72からステ
ップS74に進み、変数Iを1だけインクリメントす
る。そしてステップS75に進み、インクリメントした
値の第Iチャンネルの受信処理が実行される。
【0139】子画面の移動方向が左方向である場合にお
いては、変数Iは、図20に示すように、右側端部の子
画面のチャンネル番号を表している。図33に示す状態
においては、このチャンネル番号は6である。従って、
この番号6が1だけインクリメントされて、第7チャン
ネルの受信処理が行われ、その画像が、図34に示すよ
うに、右側端部の子画面に表示される。そして、後述す
るように、ステップS76,S77を介してステップS
52に戻り、ステップS52乃至S64の処理が繰り返
し実行されることにより、第6チャンネル乃至第3チャ
ンネルの子画面は、それぞれ左方向に順次移動して、表
示される。
【0140】次にステップS76に進み、右側端部の子
画面上にカーソルAが位置する状態において、カーソル
Aをさらに右方向に移動する指令が入力された回数を表
す変数Rが1だけインクリメントされる。いまの場合、
R=1とされる。そしてステップS77に進み、変数R
が3に等しいか否かが判定され、等しくない場合、ステ
ップS52に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行され
る。
【0141】従って、図34に示す状態から、さらにカ
ーソルAを右方向に移動する指令を入力すると、図35
に示すように、第4チャンネル乃至第8チャンネルの5
つのチャンネルが子画面として表示され、変数Rは2に
インクリメントされる。
【0142】そして、図35に示す状態から、さらにカ
ーソルAを右方向に移動する指令を入力すると、図36
に示すように、第5チャンネル乃至第9チャンネルの5
つのチャンネルが子画面として表示され、変数Rは3に
インクリメントされる。
【0143】その結果、ステップS77からステップS
78に進み、子画面の指定方向が左方向(D=DL)に
指定される。
【0144】その後、ステップS27に戻り、第Iチャ
ンネルの受信処理が行われ、子画面は、再び5秒毎に左
方向に移動するようになされる。
【0145】一方、子画面の移動が停止された状態にお
いて、操作子52を操作してエンター操作を指令する
と、ステップS54からステップS79に進み、そのと
きカーソルAが位置する子画面のチャンネルデータが取
得され、そのチャンネルの画面が親画面として表示され
るようになされる。即ち、CPU29は、親画面用のチ
ューナ21Aを制御し、カーソルAで指定されている番
号のチャンネルを受信させる。
【0146】次にステップS80に進み、変数Lと変数
Rを0にリセットした後、ステップS81に進み、ブラ
ウジング処理を終了させる。
【0147】例えば、図37に示すように、星印の画像
が表示されている子画面上にカーソルAが位置する状態
において、エンター操作が行われた場合においては、そ
れまでその子画面に表示されていた画像が、図38に示
すように、親画面に表示され、子画面の表示は中止され
る。この実施例の場合、第4チャンネルの画像が第34
チャンネルの画像に切り換えられる。
【0148】また、子画面の移動が停止された状態にお
いて、ジャンプボタンスイッチ56を操作してジャンプ
操作を指令すると、ステップS55において、これが検
出され、ステップS55からステップS82に進み、E
EPROM38に記憶されているブックマークリスト中
の番組データ(放送チャンネル番号)が取得され、その
チャンネルの画像が親画面として表示されるように制御
される。すなわち、CPU29は、親画面用のチューナ
21Aを制御し、その放送チャンネルを受信させる。そ
の結果、図22に示すように、ブックマークBを付加
し、ブックマークリスト中に登録した子画面の番組が親
画面として表示されることになる。
【0149】次に、ステップS83に進み、変数Lと変
数Rを0にリセットした後、ステップS84に進み、ブ
ラウジング処理を終了させる。
【0150】このようにして、親画面だけが表示された
状態に復帰するが、後述するように、この状態におい
て、図50に示す処理が実行される。その結果、ジャン
プボタンスイッチ56を操作する毎に、ブラウジング動
作実行中にブックマークBを付加して指定した番組を、
順次親画面として表示させることができる。
【0151】例えば図22に示すように、放送チャンネ
ルHBOにブックマークBを付加した後、さらに、放送
チャンネルCNNとCBSがカーソルA内に表示されて
いる状態において、ブックマークボタンスイッチ55を
操作し、ブックマークBを付加し、ブックマークリスト
中に登録した後、ジャンプボタンスイッチ56を操作す
ると、最初にジャンプボタンスイッチ56を操作したと
き、図39に示すように、放送チャンネルHBOがチュ
ーナ21Aにより受信され、モニタ装置4に表示され
る。そして、さらに、ジャンプボタンスイッチ56を操
作すると、チューナ21Aは、放送チャンネルCNNを
受信し、図40に示すように表示させる。この状態にお
いて、さらに、ジャンプボタンスイッチ56が操作され
た場合においては、図41に示すように、放送チャンネ
ルCBSがチューナ21Aにより受信され、モニタ装置
4に表示される。
【0152】尚、図39乃至図41の表示画面は、説明
の便宜上、図22の子画面の表示画面と同一の画面とし
ているが、ジャンプボタンスイッチ56を操作するタイ
ミングは、ブックマークボタンスイッチ55を操作する
ことでブックマークを付加したタイミングより遅いのが
通常であるから、実際には、ジャンプボタンスイッチ5
6が操作されたタイミングにおいて放送されている画像
が、親画面として受信され、表示されることになる。
【0153】尚、以上の図13乃至図19のフローチャ
ートに示す処理中、所定のチャンネルを受信する処理
は、より詳細には図42のフローチャートに示すように
行われる。最初にステップS91において、受信しよう
とするチャンネルは、衛星のトランスポンダを切り替え
る必要があるか否かが判定される。即ち、トランスポン
ダは、所定の周波数で複数のチャンネルの番組をパケッ
ト毎に伝送してくる。1つのトランスポンダが、その対
応する周波数の電波により伝送してくるチャンネル数
は、画像の複雑さにもよるが、4個乃至6個とされてい
る。
【0154】例えば、チューナ21Bが、いま第1チャ
ンネルから第5チャンネルまでの信号を、子画面のチャ
ンネルとして受信している場合において、第2チャンネ
ルから第6チャンネルまでの信号を受信する状態に切り
替える必要が生じたとき、この第6チャンネルの信号
が、第1チャンネル乃至第5チャンネルの信号と同一の
搬送波により伝送されてくる(同一のトランスポンダよ
り伝送されてくる)のであれば、受信周波数を切り替え
る必要がない(トランスポンダを切り替える必要がな
い)。そのため、この場合においては、ステップS92
に進み、それまで子画面を受信していたチューナ(いま
の場合、チューナ21B)により、その第6チャンネル
の信号を受信させる。
【0155】これに対して、ステップS91において、
受信搬送波の周波数を切り替える必要があると判定され
た場合、ステップS93に進み、それまで待機中だった
チューナ(いまの場合、チューナ21A)に、そのチャ
ンネル(いまの場合、第6チャンネル)を受信させる。
【0156】即ち、第1チャンネル乃至第5チャンネル
をチューナ21Bが受信している状態にあるとき、CP
U29は後述するように、ステップS94において、他
方のチューナ21Aに、次に受信するべきチャンネルの
電波を受信させ、待機状態にさせる。例えば子画面の移
動方向が左方向である場合においては、第1チャンネル
乃至第5チャンネルの次に、第6チャンネル乃至第10
チャンネルの受信が必要となる。そこで、チューナ21
Aには、第6チャンネル乃至第10チャンネルの放送を
受信させ、待機状態とさせる。
【0157】これに対して、子画面の移動方向が右方向
である場合においては、より小さい番号のチャンネルが
受信されることになるため、第146チャンネルから第
150チャンネルまでの番組を受信する必要がある。そ
こで、この場合においては、CPU29は、チューナ2
1Aに、この第146チャンネルから第150チャンネ
ルまでの信号を受信し、待機状態とさせる。
【0158】そこで、ステップS93において、それま
で待機状態だったチューナの待機状態を解除し、受信動
作を実質的に開始させる。具体的には、ピクチャインピ
クチャプロセッサ45において、それまでMPEGビデ
オデコーダ25Bからの入力を受け付けるようにしてい
たのを、MPEGビデオデコーダ25Aからの出力を受
け付けるように切り替える。即ち、それまで待機状態に
あったチューナ21Aの出力を、MPEGビデオデコー
ダ25Aからピクチャインピクチャプロセッサ45に供
給させるようにする。
【0159】そしてステップS94に進み、それまで子
画面の電波を受信していたチューナ(即ち、いまの場
合、チューナ21B)に対して、次のトランスポンダの
電波を受信させ、待機状態にさせる。即ち、子画面の移
動方向が左方向である場合においては、第11チャンネ
ルから第15チャンネルの信号を受信し、待機状態とさ
せる。また、子画面の移動方向が右方向である場合にお
いては、第141チャンネルから第145チャンネルの
信号を受信し、待機状態とさせる。
【0160】このようにして、その時点において、表示
している子画面の信号を受信していないチューナに、次
のチャンネルを受信させ、待機状態にしておくことで、
より迅速に子画面の画像を切り替えることが可能にな
る。
【0161】勿論、例えばチューナ21Aを常に親画面
のためにのみ用い、子画面の信号は常にチューナ21B
で受信するようにすることも可能である。しかしなが
ら、そのようにすると、受信周波数を切り替えるのに、
約600msの時間が必要となる。そこで、図42に示
すように、他方のチューナを待機状態にし、交互に切り
替えることにより、切り替え時における画面の欠落を防
止するか、あるいは、最小限に抑制することが可能とな
る。
【0162】子画面用のチューナとして必要な数を確保
すれば、チューナ21Aを常に親画面用としてのみ用い
ることができ、親画面と子画面を常に動画として表示さ
せることができる。この場合においては、上述したよう
に、図13のステップS21は省略することができる。
【0163】以上の実施例においては、子画面を自動的
に一定の周期で移動(スクロール)させ、エンター操作
によりこの移動を停止させ、必要に応じてカーソルを所
定の位置に移動した後、さらにエンター操作が行われた
とき、そのカーソルで指定されたチャンネルを親画面と
して表示させるようにしたが、カーソルは所定の位置に
固定して表示し、所望の子画面がそのカーソルが位置す
る位置に表示されたタイミングにおいてエンター操作を
実行することにより、所望の画面を選択、指定させるよ
うにすることもできる。図43のフローチャートは、こ
の場合における処理例を表している。
【0164】最初にステップS111において、親画面
を静止画にする処理が行われる。次にステップS112
において、変数iに、現在の受信チャンネルの番号が設
定され、ステップS113において、変数Iに、変数i
より1だけ大きい値が設定される。そしてステップS1
14において、ステップS113で設定した第Iチャン
ネルの受信処理が実行される。
【0165】次にステップS115に進み、タイマがリ
セットされると同時にスタートされ、計時動作が開始さ
れる。そして、ステップS116においては、変数kに
i−1が設定される。次に、ステップS117におい
て、ブックマーク操作が行われたか否かが判定され、行
われた場合においては、ステップS118に進み、その
ときカーソルが位置する位置に表示されている子画面の
番組をブックマークリストに登録する処理を実行する。
ブックマーク操作が行われていない場合においては、ス
テップS118の処理はスキップされる。
【0166】次に、ステップS119において、ステッ
プS116で設定した第kチャンネルの受信処理が実行
される。即ち、図20に示す状態において、右側の端部
の第Iチャンネルの画像が、ステップS114において
受信された後、ステップS119において、その左側の
I−1のチャンネルの受信処理が実行される。
【0167】次にステップS120に進み、変数kがI
−4に等しいか否かが判定され、等しくない場合、ステ
ップS122に進み、変数kを1だけデクリメントす
る。いまの場合、k=I−2とする。
【0168】そしてステップS123とS124におい
て、エンター操作もジャンプ操作も行われていないと判
定された場合においては、ステップS125に進み、タ
イマの計時時間tが、予め設定した時間Tより大きいか
否かが判定され、大きくない場合においては、ステップ
S119に戻り、第kチャンネル(いまの場合、第I−
2チャンネル)が受信される。
【0169】以下、同様の処理が繰り返されて、ステッ
プS119で、第I−3チャンネルおよび第I−4チャ
ンネルが受信される。
【0170】ステップS119乃至S125の処理がさ
らに繰り返し実行されることにより、子画面の画像が常
に最新の画像に更新され、疑似動画とされる。
【0171】ステップS125において、子画面の画像
が所定の時間(5秒間)表示されたと判定された場合、
ステップS126に進み、変数Iを1だけインクリメン
トし、それまで受信していたチャンネルの次の番号のチ
ャンネルを設定させる。そしてステップS114に戻
り、その第Iチャンネルを受信させる。以下、同様の処
理が順次繰り返し実行され、この実施例の場合、子画面
が左方向に順次5秒間隔で移動表示される。
【0172】即ち、例えば図24に示すような画面の表
示状態となる。
【0173】そして、5つの子画面のうち、中央の子画
面上に表示されているカーソルA内に、所望の子画面の
画像が表示されたタイミングにおいて、使用者は操作子
52をエンター操作する。このとき、ステップS123
において、このエンター操作が検出され、ステップS1
27に進み、カーソルが位置する子画面のチャンネルデ
ータが取得され、そのチャンネルの信号がチューナ21
Aにより受信され、親画面として表示される。そしてス
テップS128において、ブラウジング処理が終了さ
れ、子画面が消去される。
【0174】また、ステップS124において、ジャン
プ操作が行われたと判定された場合においては、ステッ
プS129に進み、EEPROM38に記憶されている
ブックマークリスト中の番組データが取得され、その番
組の放送チャンネルがチューナ21Aにより受信され、
モニタ装置4において親画面として表示される。その
後、ステップS128に進み、ブラウジング処理が終了
される。
【0175】尚、図43の実施例においては、子画面の
表示が一巡したとしても、さらに際限なく、子画面が繰
り返し表示されることになる。そこで、子画面が一巡し
たとき、元の画面(ブラウジング処理を開始する前の画
面)に復帰させるようにすることも可能である。図44
は、この場合の処理例を表している。
【0176】最初にステップS141において、親画面
を静止画として処理し、ステップS142において、変
数iに、現在の受信チャンネルを設定させる。さらにス
テップS143において、変数Iに、変数iより1だけ
大きい値を設定させる。以上の処理は、図43における
ステップS111乃至S113における処理と同様の処
理である。
【0177】次にステップS144に進み、変数Iが変
数iと等しくなったか否かが判定される。両者がまだ等
しくない場合においては、ステップS145に進み、第
Iチャンネル受信処理が実行される。そして、図43に
おけるステップS114乃至S126における場合と同
様の処理が、ステップS145乃至S157において行
われる。これにより、5つの子画面が疑似動画として、
順次最新の画像に切り替えられつつ、5秒間が経過した
時点において、子画面が左方向に順次移動される処理が
繰り返し実行される。
【0178】そしてステップS157において、変数I
を1だけインクリメントした結果、ステップS144に
おいて、変数Iが親画面として記憶した変数iと等しく
なったと判定された場合においては、ステップS161
に進み、ブラウジング処理を終了させる。即ち、子画面
の表示を消去させる。そして、図11のステップS3に
進み、再びメニュー画面を表示した状態に復帰させる。
【0179】図44の処理のその他の処理は、図43に
おける場合と同様であるので、その説明は省略する。
【0180】尚、以上の各処理においては、そのとき受
信しているチャンネルの次の番号のチャンネルから子画
面として表示させるようにしたが、予め決まった番号、
例えば第1チャンネルから順次子画面として表示させる
ようにすることも可能である。この場合においては、変
数iとして最初に1を初期設定すればよい。
【0181】また、以上の実施例においては、図45に
示すように、第1チャンネルから第150チャンネルま
での各チャンネルを、チャンネル番号順に、順次子画面
に表示するようにしたが、図46に示すように、カテゴ
リ別に表示するようにすることも可能である。
【0182】図46の実施例においては、150個のチ
ャンネルが、C1乃至CNのN個のカテゴリに区分され
ている。そして、各カテゴリCiには、所定の数のチャ
ンネルが分類されている。各カテゴリのチャンネルの数
は、特に決まった値となるものではない。例えば、この
実施例においては、カテゴリC1には7個のチャンネル
が存在し、カテゴリC2には9個のチャンネルが存在し
ている。
【0183】図46の上側に示す番号は、図45に示し
た1から150までのチャンネル番号を表し、図46に
おいて下側に示した番号は、カテゴリ番号であり、カテ
ゴリ別にチャンネルを受信させるために連続して付けた
番号である。従って、このカテゴリ番号も、1から15
0までの数字で表されることになる。
【0184】このように、カテゴリ番号を付しておくこ
とにより、図47に示すように、図43に示す場合と同
様の処理で、カーソルを固定し、カテゴリ毎に子画面を
順次表示させることができる。
【0185】図47のステップS171乃至S188の
処理は、図43におけるステップS111乃至S128
の処理と基本的に同様の処理となる。但し、ステップS
172における変数iに設定する値が、図43のステッ
プS112においては、現在の受信チャンネルの番号で
あったものが、現在の受信チャンネルのカテゴリ番号と
される。変数iに設定する番号を、このようにカテゴリ
番号とすることで、後は、図43に示す場合と同様の処
理により、図47に示すように、カテゴリ毎に子画面を
表示させることができる。
【0186】尚、ここにおけるカテゴリとは、例えば、
ニュース、天気予報、映画、スポーツ、経済、政治、娯
楽などとすることができる。
【0187】上記実施例においては、子画面をモニタ装
置4の表示画面の下辺に沿って5個表示するようにした
が、例えば図48に示すように、下辺だけでなく、左辺
に沿っても表示するようにし、全体として略L字状に表
示するようにすることができる。この場合においても、
ブックマークボタンスイッチ55が操作された子画面に
対しては、図49に示すように、ブックマークBが本来
の画像に重畳して表示される。
【0188】図50は、チューナ21Aにより受信され
た番組がモニタ装置4に親画面として表示されている状
態において(子画面が表示されていない状態におい
て)、CPU29において行われる処理を表している。
最初にステップS211において、チューナ21Aによ
る受信動作が終了されたか否かが判定され、受信動作が
終了されたと判定された場合においては、このフローチ
ャートに示す処理は終了される。
【0189】チューナ21Aによる受信動作が終了され
ていないと判定された場合においては、ステップS21
2に進み、リモートコマンダ5のブックマークボタンス
イッチ55が操作されたか否かが判定され、操作された
と判定された場合においては、ステップS215に進
み、今、チューナ21Aにより受信され、モニタ装置4
に出力表示されている番組が、EEPROM38のブッ
クマークリスト中に登録される。その後、ステップS2
11に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0190】これにより、例えば図51に示すように、
放送チャンネルHBOを受信している状態において、ブ
ックマークボタンスイッチ55が操作された場合におい
ては、図52に示すように、放送チャンネルの名称(略
称)を表す文字(この実施例の場合、HBO)の左側に
ブックマークBが付加される。
【0191】この図52と図22を比較して明らかなよ
うに、ブラウジング処理を実行中に、子画面に対して付
加されるブックマークB(図22のブックマーク)と、
親画面に対して付加されるブックマークB(図52のブ
ックマーク)とは、異なるブックマークとされている。
これにより、いずれのモード(ブラウジングモードまた
は通常の受信モード)においてブックマークが付加され
たのかが、使用者により認識できるようになされてい
る。
【0192】同様にして、例えば図53に示すように、
放送チャンネルCNNが通常の状態で受信されていると
き、ブックマークボタンスイッチ55が操作されると、
そのとき、放送チャンネルCNNで放送されている番組
がブックマークリスト中に登録されるとともに、図54
に示すように、ブックマークBが付加される。
【0193】さらに、図55に示すように、放送チャン
ネルCBSを通常の状態で受信しているとき、ブックマ
ークボタンスイッチ55を操作すると、放送チャンネル
CBSにおいてそのとき放送されている番組がブックマ
ークリスト中に登録されるとともに、図56に示すよう
に、その番組の画像に対してブックマークBが付加され
る。
【0194】図50に戻って、ステップS212におい
て、ブックマーク操作が行われていないと判定された場
合においては、ステップS213に進み、ジャンプ操作
が行われているか否かが判定される。ジャンプ操作が行
われたと判定された場合においては、ステップS216
に進み、EEPROM38に記憶されているブックマー
クリスト中の番組データが読み出され、その番組を受信
する処理が実行される。
【0195】例えば図51乃至図56に示すように、放
送チャンネルHBO、CNN及びCBSに対してブック
マークを付加した場合においては、ジャンプボタンスイ
ッチ56を操作する毎に、図52、図54または図56
に示す放送チャンネルHBO、CNNまたはCBSの各
番組が順次切り換え、表示される。
【0196】同様にして、例えば図39乃至図41に示
すように、ブラウジングモードにおいて、放送チャンネ
ルHBO、CNN及びCBSにブックマークBを付加し
た後、最初に、ジャンプボタンスイッチ56を操作する
と、上述したように、ブラウジングモードが終了され、
図39に示すように、最初にブックマークBを付加した
放送チャンネルHBOがチューナ21Aにより受信さ
れ、モニタ装置4に出力表示される。この状態は、もは
やブラウジングモードではなく、通常の受信モードとな
っている。
【0197】このモードにおいて、ジャンプボタンスイ
ッチ56を操作すると、ブックマークリスト中に先に登
録された放送チャンネルCNNがチューナ21Aにより
受信され、モニタ装置4に、図40に示すように表示さ
れる。
【0198】図40に示す状態において、さらに、ジャ
ンプボタンスイッチ56を操作すると、図41に示すよ
うに、モニタ装置4には、ブックマークリスト中に次に
登録されている放送チャンネルCBSが受信され、表示
される。
【0199】このようにして、ブックマークBを予め所
定の番組に付加しておくことにより、ジャンプボタンス
イッチ56を操作する毎に、ブックマークリストに登録
した番組のみを順次表示させることができる。
【0200】ステップS213において、ジャンプ操作
が行われていないと判定された場合においては、ステッ
プS214に進み、EEPROM38に登録されている
ブックマークリストの番組が既に終了しているか否かが
判定される。すなわち、上述したように、ブックマーク
リスト中には、放送チャンネルの番号だけでなく、その
番組の放送時間(開始時刻と終了時刻)も同時に登録さ
れる。CPU29は、この時刻とカレンダタイマ35が
出力する現在時刻とを比較し、現在時刻がブックマーク
リスト中の番組の放送終了時刻より遅い時刻となった場
合においては、ステップS217に進み、その番組をブ
ックマークリストから削除させる。
【0201】すなわち、ブックマークは放送チャンネル
に対して付加されるものではなく、番組に対して付加さ
れる。従って、ブックマークを付加した時点において放
送されていた番組が終了した場合においては、その番組
はブックマークリストから削除される。この点、従来の
サーチ機能が放送チャンネル自体を指定するものである
のと大きく異なっている。
【0202】ステップS214において、ブックマーク
リストの番組が終了していないと判定された場合におい
ては、ステップS211に戻り、それ以降の処理が繰り
返し実行される。
【0203】尚、以上の実施例においては、ブックマー
クが指定された番組の画像を独立の画面としてモニタ装
置4に表示させるようにしたが、例えば図57乃至図5
9に示すように、ジャンプボタンスイッチ56が操作さ
れたとき、ブックマークリスト中に登録されている番組
をウィンドウの画面として順次表示させるようにするこ
とも可能である。この場合、最新の画面が最も上側に表
示される。
【0204】また、以上の実施例においては、メニュー
画面にブラウジングボタンアイコンを配置し、それを操
作することで、ブラウジング処理を実行させるようにし
たが、ブラウジングの操作のためのボタンスイッチをリ
モートコマンダ5に設け、リモートコマンダ5から指令
させるようにすることも可能である。
【0205】以上、本発明をIRD2に応用した場合を
例として説明したが、本発明は複数のチャンネルのビデ
オ信号を受信することが可能な他の装置に応用すること
が可能である。
【0206】
【発明の効果】以上の如く、本発明の受信制御装置およ
び受信制御方法によれば、モニタ装置に表示されている
番組の画像に対してマークを付加させ、マークを付加し
た番組を記憶させ、記憶された番組を順次受信させるよ
うにしたので、多くの放送チャンネルの中から所望の放
送チャンネルを迅速かつ確実に受信させることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の受信制御装置を応用したAVシステム
の構成例を示す斜視図である。
【図2】図1のAVシステムの電気的接続状態を示すブ
ロック図である。
【図3】図1のIRD2の構成例を示すブロック図であ
る。
【図4】図1のリモートコマンダ5の上面の構成を示す
平面図である。
【図5】図4の操作子52の操作を検出する小型スティ
ックコントローラの構成例を示す斜視図である。
【図6】図5の実施例の内部の構成例を示す斜視図であ
る。
【図7】図6の実施例の構成を示す正面図である。
【図8】図6の実施例の構成を示す右側面図である。
【図9】図6の実施例の構成を示す平面図である。
【図10】図4のリモートコマンダ5の内部の構成例を
示すブロック図である。
【図11】図3の実施例の動作を説明するフローチャー
トである。
【図12】メニュー画面の表示例を示す図である。
【図13】ブラウジング処理の第1の実施例の処理を説
明するフローチャートである。
【図14】図13に続くフローチャートである。
【図15】図14に続くフローチャートである。
【図16】図15に続くフローチャートである。
【図17】図16に続くフローチャートである。
【図18】図17に続くフローチャートである。
【図19】図18に続くフローチャートである。
【図20】子画面の移動方向を説明する図である。
【図21】子画面の移動方向を説明する他の図である。
【図22】親画面と子画面の表示例を示す図である。
【図23】親画面と子画面の表示状態を説明する図であ
る。
【図24】親画面と子画面の表示状態を説明する図であ
る。
【図25】親画面と子画面の表示状態を説明する図であ
る。
【図26】親画面と子画面の表示状態を説明する図であ
る。
【図27】親画面と子画面の表示状態を説明する図であ
る。
【図28】親画面と子画面の表示状態を説明する図であ
る。
【図29】親画面と子画面の表示状態を説明する図であ
る。
【図30】親画面と子画面の表示状態を説明する図であ
る。
【図31】親画面と子画面の表示状態を説明する図であ
る。
【図32】親画面と子画面の表示状態を説明する図であ
る。
【図33】親画面と子画面の表示状態を説明する図であ
る。
【図34】親画面と子画面の表示状態を説明する図であ
る。
【図35】親画面と子画面の表示状態を説明する図であ
る。
【図36】親画面と子画面の表示状態を説明する図であ
る。
【図37】親画面と子画面の表示状態を説明する図であ
る。
【図38】親画面を示す図である。
【図39】ブックマークを付加した番組の表示例を示す
図である。
【図40】ブックマークを付加した番組の表示例を示す
図である。
【図41】ブックマークを付加した番組の表示例を示す
図である。
【図42】チャンネルを受信する場合の処理を説明する
フローチャートである。
【図43】ブラウジング処理の第2の実施例の処理を説
明するフローチャートである。
【図44】ブラウジング処理の第3の実施例の処理を説
明するフローチャートである。
【図45】チャンネル番号順に子画面を表示させる状態
を説明する図である。
【図46】カテゴリ別に子画面を移動させる状態を説明
する図である。
【図47】ブラウジング処理の第4の実施例の処理を説
明するフローチャートである。
【図48】子画面の他の配置例を示す図である。
【図49】図48の子画面にブックマークを付加した状
態を示す図である。
【図50】通常の受信モードにおける処理を説明するフ
ローチャートである。
【図51】通常の受信モードの画面を説明する図であ
る。
【図52】図51の画面にブックマークを付加した状態
を示す図である。
【図53】通常の受信モードの画面を説明する図であ
る。
【図54】図53の画面にブックマークを付加した状態
を示す図である。
【図55】通常の受信モードの画面を説明する図であ
る。
【図56】図55の画面にブックマークを付加した状態
を示す図である。
【図57】ブックマークを付加した画面を選択したとき
の他の表示例を示す図である。
【図58】ブックマークを付加した画面を選択したとき
の他の表示例を示す図である。
【図59】ブックマークを付加した画面を選択したとき
の他の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 AVシステム 2 IRD 3 パラボラアンテナ 4 モニタ装置 4A CRT 5 リモートコマンダ 21A,21B チューナ 22A,22B QPSK復調回路 23A,23B エラー訂正回路 24 デマルチプレクサ 25A,25B MPEGビデオデコーダ 26 MPEGオーディオデコーダ 27 NTSCエンコーダ 29 CPU 36 SRAM 38 EEPROM 39 IR受信部 50 ボタンスイッチ 52 操作子 53 メニューボタンスイッチ 55 ブックマークボタンスイッチ 56 ジャンプボタンスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 首藤 知子 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−347735(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/44 - 5/445

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の放送チャンネルの信号のうちの所
    定のものを受信し、モニタ装置に表示させる受信制御装
    置において、 複数の放送チャンネルの信号のうちの所定のものを受信
    する受信手段と、 前記受信手段により受信された信号に対応する番組の画
    像が前記モニタ装置に表示されている状態において、前
    記番組を指定するとき操作される番組指定手段と、 前記番組指定手段が操作されたとき、前記番組の画像
    に、前記番組指定手段による操作が行われたことを示す
    マークを付加して表示させるマーク表示手段と、 前記マークが付加された番組を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている前記番組を前記受信手段
    に受信させるとき操作される受信指定手段とを備えるこ
    とを特徴とする受信制御装置。
  2. 【請求項2】 前記受信指定手段は、前記番組を前記受
    信手段に受信させるとき、その都度操作されることを特
    徴とする請求項1に記載の受信制御装置。
  3. 【請求項3】 前記マークは、前記モニタ装置に前記画
    像が親画面として表示されている場合と、子画面として
    表示されている場合とで、異なるマークとされることを
    特徴とする請求項1または2に記載の受信制御装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段に記憶されている番組は、
    その番組の放送が終了したとき、消去されることを特徴
    とする請求項1,2または3に記載の受信制御装置。
  5. 【請求項5】 複数の放送チャンネルの信号のうちの所
    定のものを受信し、モニタ装置に表示させる受信制御方
    法において、 受信した信号に対応する番組の画像が前記モニタ装置に
    表示されている状態において、前記番組の画像が指定さ
    れたとき、前記番組の画像に、マークを付加して表示さ
    せ、 前記マークが付加された番組を記憶し、 記憶されている前記番組を受信させるための指令が入力
    されたとき、前記記憶されている前記番組を受信し、前
    記モニタ装置に表示させることを特徴とする受信制御方
    法。
  6. 【請求項6】 前記番組の指定は、前記モニタ装置に子
    画面が表示されているとき、その子画面の画像に対して
    行われることを特徴とする請求項5に記載の受信制御方
    法。
  7. 【請求項7】 前記番組の指定は、前記モニタ装置に親
    画面が表示されているとき、その親画面の画像に対して
    行われることを特徴とする請求項5に記載の受信制御方
    法。
  8. 【請求項8】 記憶されている番組は、その番組の放送
    が終了したとき、消去されることを特徴とする請求項
    5,6または7に記載の受信制御方法。
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