JP3147279B2 - デジタル放送信号受信装置および方法 - Google Patents

デジタル放送信号受信装置および方法

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JP3147279B2
JP3147279B2 JP32594094A JP32594094A JP3147279B2 JP 3147279 B2 JP3147279 B2 JP 3147279B2 JP 32594094 A JP32594094 A JP 32594094A JP 32594094 A JP32594094 A JP 32594094A JP 3147279 B2 JP3147279 B2 JP 3147279B2
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cursor
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば衛星を介して伝
送される電子番組ガイド情報に基づいてテレビジョン放
送を受信する場合に用いて好適なデジタル放送信号受信
装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、米国においてMPEG(Movi
ng Picture Experts Group)
などの高能率符号化技術を応用して、ケーブルテレビジ
ョン(CATV:Cable Television)
や、デジタル直接衛星放送(DSS:Digital
Satellite System(Hughes C
ommunications社の商標))などにおい
て、放送の多チャンネル化が進行している。この多チャ
ンネル化にともなって、例えばチャンネル数は150乃
至200にもなり、これらの中から所望の番組を選択す
る操作も煩雑となり、操作性を簡単にすることが望まれ
ている。
【0003】このようにチャンネル数が増えてくると、
見たい番組を選ぶための電子番組ガイド(EPG:El
ectrical Program Guide)情報
をテレビジョン放送信号とともに伝送し、これをモニタ
に表示し、表示されたEPGを用いて、所望の番組を選
択することが提案されている。
【0004】この場合、モニタに、各番組に対応するボ
タンアイコンを表示し、カーソルキーを操作して所望の
ボタンアイコン上にカーソルを移動し、次に所望のボタ
ンアイコン上にカーソルを重ねて表示した状態で、ユー
ザの意志決定を確認するためのセレクトキーの操作がな
された後に、始めて所望の番組の受信を開始するように
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ユーザ
のセレクトキー操作がなされた後に、受信周波数の切り
換えと、例えばMPEGデコーダによる画像復号処理を
開始すると、同調と復号処理に必要な所要時間の経過
後、所望の受信画像が表示されることになる。また、受
信可能なチャンネル数が多くなってくると、ユーザが受
信する番組(チャンネル)を決定するまでに、頻繁にチ
ャンネルを切り換えることになるため、チャンネルの切
換の度に同調と復号処理に必要な所要時間がかかると、
ユーザに不快感を与えることになる。
【0006】さらに、上述した応答性の問題に加えて、
チャンネル切換のための操作が複雑であると、迅速にチ
ャンネルを切り換えることが困難になる。
【0007】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、ユーザの意志決定を待たずに、カーソルの
移動に応じて予め受信動作を開始することで、簡単な操
作で、且つ迅速に、所望の番組を選択することができる
ようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のデジタ
ル放送信号受信装置は、デジタル放送信号を受信する受
信手段と、受信手段が受信したデジタル放送信号を、圧
縮ビデオデータ、オーディオデータ、および電子番組ガ
イドデータに分離する分離手段と、分離手段が分離した
圧縮ビデオデータを復号するビデオ復号手段と、分離手
段が分離した電子番組ガイドデータを用いて、各番組に
対応する複数の番組枠から構成される電子番組ガイド画
面を生成する電子番組ガイド画面生成手段と、電子番組
ガイド画面上のカーソルを移動して番組を選択するとき
行われる第1の操作と、番組の選択を確定するとき行わ
れる第2の操作に基づいて、受信する番組を選択する選
手段と、選択手段の第1の操作に対応してカーソルが
移動されたとき、選択手段の第2の操作の前に、受信手
段を制御して、カーソルにより指定されている番組を受
信させる制御手段と、選択手段により第2の操作が行わ
れたとき、電子番組ガイド画面の表示を解除させる解除
手段とを含むことを特徴とする。
【0009】前記制御手段は、選択手段の第1の操作に
対応してカーソルが移動されたとき、カーソルにより指
定されている番組を受信すると課金されるか否かを判定
し、課金されないと判定した場合だけ、カーソルにより
指定されている番組を電子番組ガイド画面の背景画像と
して受信するように受信手段を制御するようにすること
ができる。
【0010】請求項1に記載のデジタル放送信号受信装
置は、受信すると課金される番組を電子番組ガイド画面
の背景画像として受信させるか否かを設定する設定手段
をさらに含むことができ、前記制御手段は、設定手段の
設定状態に対応して、受信すると課金される番組を電子
番組ガイド画面の背景画像として受信するように受信手
段を制御するようにすることができる。
【0011】前記受信手段は、複数の番組に対応する圧
縮ビデオデータおよびオーディオデータが多重化されて
いる複数のデジタル放送信号、並びに電子番組ガイドデ
ータが多重化されているデジタル放送信号のうち、1つ
のデジタル放送信号を選局する選局手段と、選局手段が
選局したデジタル放送信号を復調する復調手段と、復調
手段の復調結果にエラー訂正を施すエラー訂正手段とを
含むことができ、前記分離手段は、エラー訂正手段の出
力から少なくとも1つの番組に対応する圧縮ビデオデー
タを分離してビデオ復号手段に供給するようにすること
ができる。
【0012】前記制御手段は、カーソルにより指定され
ている番組に対応する圧縮ビデオデータおよびオーディ
オデータが多重化されているデジタル放送信号を選局す
るように選局手段を制御するようにすることができる。
【0013】前記制御手段は、選局されているデジタル
放送信号と、カーソルにより指定されている番組に対応
する圧縮ビデオデータおよびオーディオデータが多重化
されているデジタル放送信号が異なるときだけ、カーソ
ルにより指定されている番組に対応する圧縮ビデオデー
タおよびオーディオデータが多重化されているデジタル
放送信号を選局するように選局手段を制御するようにす
ることができる。
【0014】請求項7に記載のデジタル放送信号受信方
法は、デジタル放送信号を受信する受信ステップと、受
信ステップの処理で受信されたデジタル放送信号を、圧
縮ビデオデータ、オーディオデータ、および電子番組ガ
イドデータに分離する分離ステップと、分離ステップの
処理で分離された圧縮ビデオデータを復号するビデオ復
号ステップと、分離ステップの処理で分離された電子番
組ガイドデータを用いて、複数の番組名から構成される
電子番組ガイド画面を生成する電子番組ガイド画面生成
ステップと、電子番組ガイド画面上のカーソルを移動
て番組を選択する処理と、番組の選択を確定する処理を
対の処理として、受信する番組を選択する選択ステップ
と、選択ステップの選択の処理に対応してカーソルが移
動されたとき、確定の処理が行われる前に、受信ステッ
プの処理を制御して、カーソルにより指定されている番
組を受信させる制御ステップと、選択ステップの処理で
確定の処理が行われたとき、電子番組ガイド画面の表示
を解除させる解除ステップとを含むことを特徴とする。
【0015】請求項8に記載のデジタル放送信号受信装
置は、デジタル放送信号を受信する受信手段と、受信手
段が受信したデジタル放送信号を、圧縮ビデオデータ、
オーディオデータ、および電子番組ガイドデータに分離
する分離手段と、分離手段が分離した圧縮ビデオデータ
を復号するビデオ復号手段と、分離手段が分離した電子
番組ガイドデータを用いて、各番組に対応する複数のボ
タンアイコンを有する電子番組ガイド画面を生成する電
子番組ガイド画面生成手段と、電子番組ガイド画面上の
カーソルを移動して番組を選択するとき行われる第1の
操作と、番組の選択を確定するとき行われる第2の操作
に基づいて、受信する番組を選択する選択手段と、選択
手段の第1の操作に対応してカーソルが移動されたと
き、選択手段の第2の操作の前に、受信手段を制御し
て、カーソルにより指定されている番組を受信させる制
御手段と、選択手段により第2の操作が行われたとき、
電子番組ガイドの表示を解除させる解除手段とを含み、
制御手段は、選択手段の第1の操作に対応してカーソル
が移動されたとき、カーソルにより指定されている番組
が受信可能であるときだけ、カーソルにより指定されて
いる番組を電子番組ガイド画面の背景画像として受信さ
せることを特徴とする。
【0016】前記制御手段は、選択手段の第1の操作に
対応してカーソルが移動されたとき、カーソルにより指
定されている番組を受信すると課金されるか否かを判定
し、課金されないと判定した場合だけ、カーソルにより
指定されている番組を電子番組ガイド画面の背景画像と
して受信するように受信手段を制御するようにすること
ができる。
【0017】請求項8に記載のデジタル放送信号受信装
置は、受信すると課金される番組を電子番組ガイド画面
の背景画像として受信するか否かを設定する設定手段を
さらに含むことができ、前記制御手段は、設定手段の設
定状態に対応して、受信すると課金される番組を電子番
組ガイド画面の背景画像として受信するように受信手段
を制御するようにすることができる。
【0018】前記受信手段は、複数の番組に対応する圧
縮ビデオデータおよびオーディオデータが多重化されて
いる複数のデジタル放送信号、並びに電子番組ガイドデ
ータが多重化されているデジタル放送信号のうち、1つ
のデジタル放送信号を選局する選局手段と、選局手段が
選局したデジタル放送信号を復調する復調手段と、復調
手段の復調結果にエラー訂正を施すエラー訂正手段とを
含むことができ、前記分離手段は、エラー訂正手段の出
力から少なくとも1つの番組に対応する圧縮ビデオデー
タを分離してビデオ復号手段に供給するようにすること
ができる。
【0019】前記制御手段は、カーソルにより指定され
ている番組に対応する圧縮ビデオデータおよびオーディ
オデータが多重化されているデジタル放送信号を選局す
るように選局手段を制御するようにすることができる。
前記制御手段は、選局されているデジタル放送信号と、
カーソルにより指定されている番組に対応する圧縮ビデ
オデータおよびオーディオデータが多重化されているデ
ジタル放送信号が異なるときだけ、カーソルにより指定
されている番組に対応する圧縮ビデオデータおよびオー
ディオデータが多重化されているデジタル放送信号を選
局するように選局手段を制御するようにすることができ
る。請求項14に記載のデジタル放送信号受信方法は、
デジタル放送信号を受信する受信ステップと、受信ステ
ップの処理で受信されたデジタル放送信号を、圧縮ビデ
オデータ、オーディオデータ、および電子番組ガイドデ
ータに分離する分離ステップと、分離ステップの処理で
分離された圧縮ビデオデータを復号するビデオ復号ステ
ップと、分離ステップの処理で分離された電子番組ガイ
ドデータを用いて、各番組に対応する複数のボタンアイ
コンを有する電子番組ガイド画面を生成する電子番組ガ
イド画面生成ステップと、電子番組ガイド画面上のカー
ソルを移動して番組を選択するとき行われる第1の操作
と、番組の選択を確定するとき行われる第2の操作に基
づいて、受信する番組を選択する選択ステップと、選択
ステップの第1の処理に対応してカーソルが移動された
とき、選択ステップの第2の操作の前に、受信ステップ
の処理を制御して、カーソルにより指定されている番組
を受信させる制御ステップと、選択ステップの処理によ
り第2の操作が行われたとき、電子番組ガイドの表示を
解除させる解除ステップとを含み、制御ステップの処理
は、選択ステップの第1の処理に対応してカーソルが移
動されたとき、カーソルにより指定されている番組が受
信可能であるときだけ、カーソルにより指定されている
番組を電子番組ガイド画面の背景画像として受信させる
ことを特徴とする。
【0020】
【作用】請求項1に記載のデジタル放送信号受信装置、
請求項7に記載のデジタル放送信号受信方法、請求項8
に記載のデジタル放送信号受信装置、および請求項14
に記載のデジタル放送信号受信方法においては、番組を
選択するための電子番組ガイド画面上においてカーソル
が移動されたとき、その移動したカーソルにより指定さ
れる番組の受信が直ちに開始される。従って、確定操作
された後に、カーソルにより指定される番組の受信を開
始させる場合に比べて、番組の選択を迅速に完了するこ
とが可能となる。
【0021】
【0022】
【実施例】図1は、本発明を応用したAV(Audio
Video)システムの構成例を示している。この実
施例の場合、AVシステムは、パラボラアンテナ3で図
示せぬ衛星(放送衛星または通信衛星)を介して受信し
た信号を復調するIRD(Integrated Re
ceiver/Decoder)2と、モニタ装置4に
より構成されている。モニタ装置4とIRD2は、AV
ライン11とコントロールライン12により、相互に接
続されている。
【0023】IRD2に対しては、リモートコマンダ5
により赤外線(IR:Infrared)信号により指
令を入力することができるようになされている。即ち、
リモートコマンダ5のボタンスイッチ50の所定のもの
を操作すると、それに対応する赤外線信号がIR発信部
51から出射され、IRD2のIR受信部39(図4)
に入射されるようになされている。
【0024】図2は、図1のAVシステム1の電気的接
続状態を表している。パラボラアンテナ3は、LNB
(Low Noise Block downconv
erter)3aを有し、衛星からの信号を所定の周波
数の信号に変換し、IRD2に供給している。IRD2
は、その出力を、例えば、コンポジットビデオ信号線、
オーディオL信号線、オーディオR信号線の3本の線に
より構成されるAVライン11を介してモニタ装置4に
供給している。
【0025】さらに、IRD2はAV機器制御信号送受
信部2Aを、モニタ装置4はAV機器制御信号送受信部
4Aを、それぞれ有している。これらは、ワイヤードS
IRCS(Wired Sony Infrared
Remote Control System)よりな
るコントロールライン12により、相互に接続されてい
る。
【0026】図3は、IRD2の正面の構成例を表して
いる。IRD2の左側には、電源ボタンスイッチ111
が設けられている。この電源ボタンスイッチ111は、
電源をオンまたはオフするとき操作される。電源がオン
されたときLED112が点灯するようになされてい
る。LED112の右側には、LED113と114が
設けられ、LED113は、衛星からの信号を受信し出
力するDSSモードを選択したとき点灯し、例えば、ケ
ーブルボックスからRF入力端子に入力されたRF信号
を、RFモジュレータ41(図4)を介してRF出力端
子より出力するテレビジョン(TV)モードを選択した
とき消灯される。LED114は、衛星を介して、この
IRD2に対して、所定のメッセージが伝送されてきた
とき、点灯するようになされている。ユーザがこのメッ
セージをモニタ装置4に出力し表示させ、これを確認し
たとき、LED114は消灯される。
【0027】TV/DSSボタンスイッチ115をオン
すると、DSSモードが設定され、オフするとTVモー
ドが設定される。また、メニューボタンスイッチ121
は、モニタ装置4にメニューを表示させるとき操作され
る。
【0028】セレクトボタンスイッチ116の上下左右
には、それぞれアップボタンスイッチ117、ダウンボ
タンスイッチ118、レフトボタンスイッチ119およ
びライトボタンスイッチ120が配置されている。これ
らのアップボタンスイッチ117、ダウンボタンスイッ
チ118、レフトボタンスイッチ119およびライトボ
タンスイッチ120は、カーソルを上下左右方向に移動
するとき操作される。また、セレクトボタンスイッチ1
16は、選択を確定するとき(セレクトするとき)操作
される。
【0029】図4は、前述したDSSを受信するための
IRD2の内部の構成例を示している。パラボラアンテ
ナ3のLNB3aより出力されたRF信号は、フロント
エンド20のチューナ21に供給され、復調される。チ
ューナ21の出力は、QPSK復調回路22に供給さ
れ、QPSK復調される。QPSK復調回路22の出力
は、エラー訂正回路23に供給され、エラーが検出、訂
正され、必要に応じて補正される。
【0030】CPU、ROMおよびRAM等からなるI
Cカードにより構成されているCAM(Conditi
onal Access Module)33には、暗
号を解読するのに必要なキーが、解読プログラムととも
に格納されている。衛星を介して送信される信号は暗号
化されているため、この暗号を解読するにはキーと解読
処理が必要となる。そこで、カードリーダインタフェー
ス32を介してCAM33からこのキーが読み出され、
デマルチプレクサ24に供給される。デマルチプレクサ
24は、このキーを利用して、暗号化された信号を解読
する。
【0031】尚、このCAM33には、暗号解読に必要
なキーと解読プログラムの他、課金情報なども格納され
ている。
【0032】デマルチプレクサ24は、フロントエンド
20のエラー訂正回路23の出力する信号の入力を受
け、これをデータバッファメモリ(SRAM:Stat
icRandom Access Memory)35
に一旦記憶させる。そして、適宜これを読み出し、解読
したビデオ信号をMPEGビデオデコーダ25に供給
し、解読したオーディオ信号をMPEGオーディオデコ
ーダ26に供給する。
【0033】MPEGビデオデコーダ25は、入力され
たデジタルビデオ信号をDRAM25aに適宜記憶さ
せ、MPEG方式により圧縮されているビデオ信号のデ
コード処理を実行する。デコードされたビデオ信号は、
NTSCエンコーダ27に供給され、NTSC方式の輝
度信号(Y)、クロマ信号(C)、およびコンポジット
信号(V)に変換される。輝度信号とクロマ信号は、バ
ッファアンプ28Y,28Cを介して、それぞれSビデ
オ信号として出力される。また、コンポジット信号は、
バッファアンプ28Vを介して出力される。
【0034】なお、このMPEGビデオデコーダ25と
しては、SGS−ThomsonMicroelect
ronics社のMPEG2復号化LSI(STi35
00)を用いることができる。その概略は、例えば、日
経PB社「日経エレクトロニクス」1994.3.14
(no.603)第101頁乃至110頁に、Mart
in Bolton氏により紹介されている。
【0035】また、MPEG2−Transports
treamに関しては、アスキー株式会社1994年8
月1日発行の「最新MPEG教科書」第231頁乃至2
53頁に説明がなされている。
【0036】MPEGオーディオデコーダ26は、デマ
ルチプレクサ24より供給されたデジタルオーディオ信
号をDRAM26aに適宜記憶させ、MPEG方式によ
り圧縮されているオーディオ信号のデコード処理を実行
する。デコードされたオーディオ信号は、D/A変換器
30においてD/A変換され、左チャンネルのオーディ
オ信号は、バッファアンプ31Lを介して出力され、右
チャンネルのオーディオ信号は、バッファアンプ31R
を介して出力される。
【0037】RFモジュレータ41は、NTSCエンコ
ーダ27が出力するコンポジット信号と、D/A変換器
30が出力するオーディオ信号とをRF信号に変換して
出力する。また、このRFモジュレータ41は、TVモ
ードが設定されたとき、ケーブルボックス等のAV機器
から入力されるNTSC方式のRF信号をスルーして、
VCRや他のAV機器にそのまま出力する。
【0038】この実施例の場合、これらのビデオ信号お
よびオーディオ信号が、AVライン11を介してモニタ
装置4に供給されることになる。
【0039】CPU(Central Process
or Unit)29は、ROM37に記憶されている
プログラムに従って各種の処理を実行する。例えば、チ
ューナ21、QPSK復調回路22、エラー訂正回路2
3などを制御する。また、AV機器制御信号送受信部2
Aを制御し、コントロールライン12を介して、他のA
V機器(この実施例の場合、モニタ装置4)に所定のコ
ントロール信号を出力し、また、他のAV機器からのコ
ントロール信号を受信する。
【0040】このCPU29に対しては、フロントパネ
ル40の操作ボタンスイッチ(図3)を操作して、所定
の指令を直接入力することができる。また、リモートコ
マンダ5を操作すると、IR発信部51より赤外線信号
が出射され、この赤外線信号がIR受信部39により受
光され、受光結果がCPU29に供給される。従って、
リモートコマンダ5を操作することによっても、CPU
29に所定の指令を入力することができる。
【0041】また、デマルチプレクサ24は、フロント
エンド20から供給されるMPEGビデオデータとオー
ディオデータ以外に、EPGデータなどを取り込み、デ
ータバッファメモリ35のEPGエリア35Aに供給
し、記憶させる。EPG情報は現在時刻から数十時間後
までの各放送チャンネルの番組に関する情報(例えば、
番組のチャンネル、放送時間、タイトル、カテゴリ等)
を含んでいる。このEPG情報は、頻繁に伝送されてく
るため、EPGエリア35Aには常に最新のEPGを保
持することができる。また、CPUは、EPGエリア3
5Aに記憶されたEPGデータからソートテーブルを作
成し、SRAM36に記憶させる。その詳細については
後述する。
【0042】EEPROM(Electrically
Erasable Programable Rea
d Only Memory)38には、電源オフ後も
保持しておきたいデータ(例えばチューナ21の4週間
分の受信履歴、電源オフの直前に受信していたチャンネ
ル番号(ラストチャンネル))などが適宜記憶される。
そして、例えば、電源がオンされたとき、ラストチャン
ネルと同一のチャンネルを再び受信させる。ラストチャ
ンネルが記憶されていない場合においては、ROM37
にデフォルトとして記憶されているチャンネルが受信さ
れる。また、CPU29は、スリープモードが設定され
ている場合、電源オフ時であっても、フロントエンド2
0、デマルチプレクサ24、データバッファメモリ35
など、最低限の回路を動作状態とし、受信信号に含まれ
る時刻情報から現在時刻を計時し、所定の時刻に各回路
に所定の動作(いわゆるタイマ録音など)をさせる制御
なども実行する。例えば、外部のVCRと連動して、タ
イマ自動録画を実行する。
【0043】さらに、CPU29は、所定のOSD(O
n−Screen Display)データを発生した
いとき、MPEGビデオデコーダ25を制御する。MP
EGビデオデコーダ25は、この制御に対応して所定の
OSDデータを生成して、DRAM25aのOSDエリ
ア25aA(図13)に書き込み、さらに読み出して、
出力する。これにより、所定の文字、図形など(例えば
メニュー(図17)、ゼネラルプログラムガイド(図1
9))などを適宜モニタ装置4に出力し、表示させるこ
とができる。
【0044】図5は、リモートコマンダ5のボタンスイ
ッチ50の構成例を表している。セレクトボタンスイッ
チ131は、上下左右方向の4つの方向の他、その中間
の4つの斜め方向の合計8個の方向に操作(方向操作)
することができるばかりでなく、リモートコマンダ5の
上面に対して垂直方向にも押下操作(セレクト操作)す
ることができるようになされている。メニューボタンス
イッチ134は、モニタ装置4にメニュー画面を表示さ
せるとき操作される。イグジットボタンスイッチ135
は、元の通常の画面に戻る場合などに操作される。
【0045】チャンネルアップダウンボタンスイッチ1
33は、受信する放送チャンネルの番号を、アップまた
はダウンするとき操作される。ボリウムボタンスイッチ
132は、ボリウムをアップまたはダウンさせるとき操
作される。
【0046】0乃至9の数字が表示されている数字ボタ
ン(テンキー)スイッチ138は、表示されている数字
を入力するとき操作される。エンタボタンスイッチ13
7は、数字ボタンスイッチ138の操作が完了したと
き、数字入力終了の意味で、それに続いて操作される。
チャンネルを切り換えたとき、新たなチャンネルの番
号、コールサイン(名称)、ロゴ、メイルアイコンから
なるバーナ(banner)が、3秒間表示される。こ
のバーナには、上述したものからなる簡単な構成のもの
と、これらの他に、さらに、プログラム(番組)の名
称、放送開始時刻、現在時刻なども含む、より詳細な構
成のものの2種類があり、ディスプレイボタン136
は、この表示されるバーナの種類を切り換えるとき操作
される。
【0047】テレビ/ビデオ切換ボタンスイッチ139
は、モニタ装置4の入力を、テレビジョン受像機に内蔵
されているチューナまたはビデオ入力端子からの入力
(VCRなど)に切り換えるとき操作される。テレビ/
DSS切換ボタンスイッチ140は、テレビモードまた
はDSSモードを選択するとき操作される。数字ボタン
スイッチ138を操作してチャンネルを切り換えると、
切り換え前のチャンネルが記憶され、ジャンプボタンス
イッチ141は、この切り換え前の元のチャンネルに戻
るとき操作される。
【0048】ランゲージボタン142は、2カ国語以上
の言語により放送が行われている場合において、所定の
言語を選択するとき操作される。ガイドボタンスイッチ
143は、メニューを介さずに、直接、ゼネラルガイド
(図19)をモニタ装置4に表示させるとき操作され
る。
【0049】ケーブルボタンスイッチ145、テレビス
イッチ146およびDSSボタンスイッチ147はファ
ンクション切り換え用、すなわち、リモートコマンダ5
から出射される赤外線信号のコードの機器カテゴリを切
り換えるためのボタンスイッチである。ケーブルボタン
スイッチ145は、ケーブルを介して伝送される信号を
ケーブルボックス(図示せず)で受信し、これをモニタ
装置4に表示させるとき操作され、これにより、ケーブ
ルボックスに割り当てられた機器カテゴリのコードが赤
外線信号として出射される。同様に、テレビボタンスイ
ッチ146は、モニタ装置4に内蔵されているチューナ
により受信した信号を表示させるとき操作される。DS
Sボタンスイッチ147は、衛星を介して受信した信号
をIRD2で受信し、モニタ装置4に表示させるとき操
作される。LED148,149,150は、それぞれ
ケーブルボタンスイッチ145、テレビボタンスイッチ
146またはDSSボタンスイッチ147がオンされた
とき点灯される。これにより、各種ボタンが押されたと
きに、どのカテゴリの機器に対して、コードが送信され
たのかが示される。
【0050】ケーブル電源ボタンスイッチ151、テレ
ビ電源ボタンスイッチ152、DSS電源ボタンスイッ
チ153がそれぞれ操作されたとき、ケーブルボック
ス、モニタ装置4、またはIRD2の電源がオンまたは
オフされる。
【0051】ミューティングボタンスイッチ154は、
モニタ装置4のミューティング状態を設定または解除す
るとき操作される。スリープボタンスイッチ155は、
所定の時刻になったとき、または所定の時間が経過した
とき、自動的に電源をオフするスリープモードを設定ま
たは解除するとき操作される。
【0052】図6は、セレクトボタンスイッチ131と
して用いられる小型スティックスイッチの構成例を表し
ている。この小型スティックスイッチは、本体161か
らレバー162が突出している構造とされている。そし
てセレクトボタンスイッチ131を水平面内における8
個の方向に方向操作したとき、その操作方向に対応して
回動し、またセレクトボタンスイッチ131をセレクト
操作(垂直操作)したとき、レバー162が垂直方向に
押し下げられるようになされている。
【0053】なお、この小型スティックスイッチとして
は、例えばアルプス電気株式会社製のモデルRKJXL
1004を用いることができる。この小型スティックス
イッチの本体161の厚さは、約6.4mmとされてい
る。
【0054】図7は、レバー162の水平面内における
8個の操作方向を表している。同図に示すようにレバー
162は、A乃至Hで示す8個の水平面内の方向に方向
操作することができるようになされている。
【0055】図8は、リモートコマンダ5の内部の構成
例を表している。同図に示すように、小型スティックス
イッチの本体161の内部の接点A乃至Hは、図7に示
した8個の方向A乃至Hにそれぞれ対応しており、レバ
ー162をA乃至Dの方向に操作したとき、端子A乃至
Dのいずれかと、端子C1が導通するようになされてい
る。また方向E乃至Hのいずれかの方向に、レバー16
2を回動したとき、これらの端子E乃至Hのいずれか1
つと、端子C2とが導通するようになされている。ま
た、HとAの間、およびDとEの間においては、端子C
1とC2がともに導通するようになされている。さら
に、レバー162を垂直方向に操作したとき、端子1と
端子2が導通状態になるようになされている。
【0056】本体161のこれらの端子の導通状態が、
マイコン71を構成するCPU72によりモニタされる
ようになされている。これによりCPU72は、セレク
トボタンスイッチ131の方向操作とセレクト操作を検
知することができる。
【0057】CPU72はまた、ボタンスイッチマトリ
ックス82を常時スキャンして、図5に示したリモート
コマンダ5の、他のボタンスイッチ50の操作を検知す
る。
【0058】CPU72は、ROM73に記憶されてい
るプログラムにしたがって、各種の処理を実行し、適宜
必要なデータをRAM74に記憶させる。
【0059】CPU72は、赤外線信号を出力すると
き、LEDドライバ75を介して、LED76を駆動
し、赤外線信号を出力させる。
【0060】次に、Direct Broadcast
Satellite Systemの詳細は、日経B
P社「日経エレクトロニクス」“米国情報スーパーハイ
ウエーを支える技術”1994年10月24日発行第1
80頁乃至第189頁に、L.W.Butterwor
th,J.P.Godwin,D.Radbel氏によ
り紹介されている。
【0061】図9は、Direct Broadcas
t Satellite Systemのエンコーダで
行われている送信データの生成手順を表している。EP
Gデーには、ガイド(Guide)データ、チャンネル
(Channel)データおよびプログラム(Prog
ram)データがある。ガイドデータはプログラムガイ
ド全体に関するデータであり、チャンネルデータはチャ
ンネルに関するデータであり、プログラムデータはプロ
グラム(番組)に関するデータでる。その詳細について
は図12を参照して後述する。
【0062】これらのデータのうちのチャンネルデータ
とプログラムデータは、チャンネル毎に区分され、所定
の数のチャンネルのデータがセグメントとしてまとめら
れる。図9の実施例においては、チャンネル1とチャン
ネル2のチャンネルデータおよびプログラムデータが、
それぞれセグメント1のデータとされ、チャンネル3と
チャンネル4のチャンネルデータおよびプログラムデー
タが、それぞれセグメント2のデータとされ、チャンネ
ル5とチャンネル6のチャンネルデータおよびプログラ
ムデータが、それぞれセグメント3のデータとされてい
る。
【0063】そして、これらのチャンネルデータとプロ
グラムデータは、所定のサイズのパケットに分割され、
各パケットにはそれぞれヘッダが付加されて、このパケ
ット単位でデータが伝送される。
【0064】送信側のエンコーダにおいては、図10に
示すように、このようなチャンネルデータとプログラム
データだけでなく、ガイドデータ、ビデオデータ、オー
ディオデータもパケット化し、衛星に搭載されている1
2.2GHZ〜12.7GHZのBSS帯用高出力トラン
スポンダに対して伝送する。この場合、各トランスポン
ダに割り当てられている所定の周波数の信号に、複数
(最大9個)のチャンネルのパケットを多重化して伝送
する。すなわち、各トランスポンダは1つの搬送波で複
数のチャンネルの信号を伝送することになる。したがっ
て、例えばトランスポンダの数が23個あれば、最大2
07(=9×23)チャンネルのデータの伝送が可能と
なる。
【0065】IRD2においては、フロントエンド20
で所定の1つのトランスポンダに対応する1つの周波数
の搬送波を受信し、これを復調する。これにより最大9
個のチャンネルのパケットデータが得られる。そして、
デマルチプレクサ24は、この復調出力から得られる各
パケットを、データバッファメモリ35に一旦記憶させ
て読み出す。EPGデータ(ガイドデータ、チャンネル
データおよびプログラムデータ)のパケットに関して
は、ヘッダを除くデータ部分をEPGエリア35Aに記
憶させる。ビデオパケットは、MPEGビデオデコーダ
25に供給されてデコード処理される。オーディオパケ
ットは、MPEGオーディオデコーダ26に供給されて
デコード処理される。
【0066】図10のエンコーダにおける処理の詳細
は、前述の日経エレクトロニクス“米国情報スーパーハ
イウエーを支える技術”の第180頁乃至第189頁に
記載されているが、各トランスポンダにおいては、転送
レートが同一になるようにスケジューリングを行う。各
トランスポンダに割り当てられている1つの搬送波当り
の伝送速度は、40Mbits/secである。
【0067】例えばスポーツ番組のように、動きの激し
い画像の場合、MPEGビデオデータは、多くのパケッ
トを占有する。このため、このようなプログラムが多く
なると、1個のトランスポンダで伝送可能なプログラム
の数は少なくなる。
【0068】これに対して、ニュース番組のアナウンス
の場面などのように、動きの少ない画像のMPEGビデ
オデータは、少ないパケットで伝送することができる。
このため、このようなプログラムが多い場合において
は、1個のトランスポンダで伝送可能なプログラムの数
は大きくなる。
【0069】図11は、DRAM25aの内部の使用状
態を表している。いま、例えばモニタ装置4の画面を、
720×480の画素で構成し、各画素について輝度を
8ビットで表し、色差については2画素に1個の割合で
8ビットで表すようにすると、1画面を構成するのに必
要なビット数は4147200(=720×480×
1.5×8)ビットとなる。1ワードを64ビットで構
成するものとすると、この値は64800ワードとな
り、これを16進数で表すと0xFD20ワードとな
る。
【0070】DRAM25aを管理する、MPEGビデ
オデコーダ25におけるレジスタに設定することができ
る値としてはこの値は大きすぎるため、これを5ビット
だけLSB側にシフトすると、0xFD20は、0x7
EQとなる。またこのレジスタに設定する値は、4の倍
数である必要があるところから、0x7EQの値をその
値より大きく4の倍数に最も近い値にすると、0x7E
Cとなる。
【0071】したがって、この実施例においては、Iピ
クチャ、PピクチャおよびBピクチャの画像データの記
憶のために、それぞれバッファメモリ0乃至バッファメ
モリ2が設けられ、それぞれの容量は64896ワード
とされている。またOSDデータの記憶領域として、1
8176ワードの領域が確保され、入力されたデータを
一時的に記憶するビットバッファメモリ領域として、4
9280ワードの領域が確保されている。
【0072】図12は、データバッファメモリ35のE
PGエリア35Aに記憶されたEPGデータ(プログラ
ムガイドデータ)の記憶状態を模式的に表している。C
PU29は、図9と図10を参照して説明したように、
送信側のエンコーダにおいてエンコードされ、パケット
単位で伝送されてくるEPGデータを、EPGエリア3
5Aに図12に示すように記憶する。
【0073】同図に示すように、プログラムガイドデー
タ(Data of Program Guide)
(EPGデータ)は、ガイドデータ、チャンネルデータ
およびプログラムデータの順に、順次記憶されている。
【0074】このガイドデータには、現在の日付を表す
Date、現在の時刻を表すTime、セグメントの総
数を表すNumber of Segment、各セグ
メントの番号と、それに対応するトランスポンダの番号
がリストとして記憶されているTransponder
list、各セグメントの番号とそのセグメントの有
しているチャンネルの先頭の番号のリストであるCha
nnel Listが含まれている。
【0075】このようなガイドデータの次には、チャン
ネルデータがセグメント1、セグメント2、セグメント
3・・・の順番に配置されている。各セグメントには、
所定の数のチャンネルのデータが配置されている。この
実施例においては、セグメント1にチャンネル1とチャ
ンネル2のデータが、セグメント2にチャンネル3とチ
ャンネル4のデータが、それぞれ配置されている。
【0076】各チャンネルのデータには、チャンネルの
番号を表すChannel Number、放送局のコ
ールサイン(名称)を表すChannel Name、
放送局のLogo(ロゴ)を識別するためのLogo
ID、MPEGビデオデータとMPEGオーディオデー
タを識別するData IDs、そのチャンネル(例え
ばチャンネル1)の有する番組(プログラム)数を表す
Number ofPrograms、所定のチャンネ
ルの最初のプログラムデータの記憶されている場所(ア
ドレス)(例えばチャンネル2の場合、その最初のプロ
グラムデータProgram2−1が記憶されているア
ドレスまでの、プログラムセグメントの先頭(図12の
場合、Program 1−1の先頭)からのオフセッ
ト値)を表すFirst Program’s Off
setが含まれている。
【0077】また、プログラムデータには、番組名を表
すProgram Title、放送開始時刻を表すS
tart Time、プログラムの放送時間を表すTi
meLength、プログラムのジャンル(カテゴリ)
を表すCategory、そのジャンル(カテゴリ)の
さらに細かい分類を表すSubcategory、プロ
グラムの年齢制限を表すRating、プログラムの詳
しい内容が格納されているProgram Descr
iption(例えば、ペイパービュー(Pay pe
r Viewの暗号化されている番組のデータを復号す
る条件もここに含まれる)により構成されている。
【0078】このようなプログラムデータも、セグメン
ト毎にまとめて配置されている。この実施例において
は、セグメント1のプログラムデータはProgram
1−1乃至Program1−8の8個のチャンネル1
のデータと、Program2−1乃至Program
2−7の7個のチャンネル2のデータとにより構成され
ている。
【0079】図13は、モニタ装置4にゼネラルガイド
の画面を表示するまでのデータの処理を、模式的に表し
ている。
【0080】CPU29は、デマルチプレクサ24に内
蔵されているレジスタ24aに、フロントエンド20よ
り入力されるデータの転送先を予め設定しておく。そし
てフロントエンド20より供給されたデータは、データ
バッファメモリ35に一旦記憶された後、デマルチプレ
クサ24により読み出されれ、レジスタ24aに設定さ
れている転送先に転送される。
【0081】上述したように各パケットにはヘッダが付
加されており、デマルチプレクサ24は、このヘッダを
参照してMPEGビデオデータをMPEGビデオデコー
ダ25に供給し、MPEGオーディオデータをMPEG
オーディオデコーダ26に転送する。またそのヘッダに
含まれるData IDsが、ガイドデータ、チャンネ
ルデータまたはプログラムデータである場合において
は、これらのEPGデータは、レジスタ24aに設定さ
れているEPGエリア35Aの所定のアドレスに記憶さ
れる。このようにしてEPGエリア35Aには、EPG
データが図12に示すように記憶される。
【0082】なお、ヘッダはこの転送が完了したとき不
要となるため、廃棄される。
【0083】このようにして、例えば120Kbyte
の容量を有するEPGエリア35Aにその容量分のEP
Gデータが記憶されると、デマルチプレクサ24はCP
U29に対して、フルアップステータス信号を出力す
る。CPU29は、この制御信号の入力を受けると、E
PGデータの取り込みを中止し、その後、EPGを表示
する時点で、圧縮されているEPGデータの伸長、ソー
ト、デコード処理などの解読処理を実行する。
【0084】このようにして、例えば200チャンネル
分の現在時刻から4.5時間後までのEPGデータをE
PGエリア35Aに取り込むのであるが、このEPGデ
ータ(ガイドデータ、チャンネルデータおよびプログラ
ムデータ)は、どのトランスポンダからも受信すること
が可能とされている。すなわち、どのトランスポンダに
おいても同一のEPGデータが伝送されてくる。
【0085】次にCPU29は、EPGエリア35Aに
記憶されているEPGデータから所定のチャンネルのデ
ータを検索するためのソートテーブル230を作成し、
SRAM36に記憶させる(このソートテーブルの作成
処理については、図14を参照して後述する)。このソ
ートテーブル230は、全てのチャンネル(例えば20
0チャンネル)の現在時刻から4.5時間後までの各番
組を検索するための全EPGテーブル240に対応して
いる。CPU29は、この全EPGテーブル240から
所定の範囲表示領域250のチャンネル(例えば後述す
る図19の例においては、7個のチャンネル)の所定の
範囲の時間(例えば後述する図19の例においては、現
在時刻から1.5時間後までの時間)のプログラム(番
組)のデータをEPGエリア35Aから読み出し、DR
AM25aのOSDエリア25aAに、ビットマップデ
ータとして書き込ませる。そして、MPEGビデオデコ
ーダ25が、OSDエリア25aAのビットマップデー
タを読み出して、モニタ装置4に出力することで、モニ
タ装置4に、ゼネラルガイド(図19)などのガイドE
PGを表示させることができる。
【0086】OSDデータとして文字などを表示する場
合、EPGエリア35Aに記憶されている文字データは
圧縮されているため、辞書を使って元に戻す処理を行
う。このためROM37には、圧縮コード変換辞書が記
憶されている。この圧縮コード変換辞書には音節の辞書
と単語の辞書があり、音節の辞書は1つ、単語の辞書は
3種類用意されている。
【0087】単語は2バイトのデータにより表され、最
初の1バイトは、この3種類の単語の辞書の種類を表す
数字とされ、0,1または2とされる。2バイトのデー
タのうち、残りの1バイトにより、0乃至255の順番
に予め用意された単語が配列され、その番号で1つの単
語が表されるようになされている。送信側のエンコーダ
は、所定の単語を伝送するとき、この2バイトのコード
を伝送することで、その単語を伝送する。ROM37に
は、エンコーダ側において用意されているこの変換辞書
と同一の辞書が用意され、この変換辞書を用いて2バイ
トのコードを元の単語に復元する。
【0088】また、予め用意された単語以外の文字を伝
送する場合においては、予め用意された252種類の音
節のうち、所定のものを組み合わせて1つの単語を伝送
するようにする。この音節は、1バイトのコードで表さ
れる。
【0089】ROM37にはまた、文字コードとフォン
トのビットマップデータの格納位置との対応表(アドレ
ス変換テーブル)が記憶されている。この変換テーブル
を参照することで、所定の文字コードに対応するビット
マップデータを読み出し、OSDエリア25aAに書き
込むことができる。勿論ROM37には、このビットマ
ップデータ自体も所定のアドレスに記憶されている。
【0090】さらにROM37には、Logoを表示す
るためのLogoデータが記憶されているとともに、L
ogo IDと、そのIDに対応するLogoデータ
(ビットマップデータ)を呼び出すためのアドレスの変
換テーブルが記憶されている。Logo IDが判った
とき、そのIDに対応するアドレスに記憶されているL
ogoデータを読み出し、OSDエリア25aAに書き
込むことにより、各放送局のLogoなどをモニタ装置
4に表示することができるようになされている。
【0091】なおSRAM36に記憶されるソートテー
ブルは、チャンネル番号順に用意されるのであるが、こ
れをカテゴリなどを使って、特定のチャンネルあるいは
プログラムを抽出したり、順序を入れ換える場合には、
このソートテーブルを書き換えるようにする。ただし、
このソートテーブルは後述するように、チャンネルデー
タとプログラムデータの位置情報(ポインタ)が格納さ
れたテーブルであり、プログラムデータとチャンネルデ
ータのポインタは組になっている。そこでこのプログラ
ムデータとチャンネルデータを書き換える場合において
は、組単位で書き換えることになる。
【0092】図14は、SRAM36に書き込むソート
テーブルを作成する処理例を表している。例えば200
チャンネルで4.5時間分のEPGを考えると、各プロ
グラムの最小の時間を0.5時間(30分)とし、1チ
ャンネルで最大9個のプログラムを伝送することができ
るものとすると、200チャンネルでは最大1800
(=200×9)個のプログラムが伝送されることにな
る。そこで図14の処理例においては、ソートテーブル
の組数Nを1800としている。
【0093】最初にステップS1において、変数Nに0
が初期設定され、変数Lに1が初期設定される。この変
数Nはソートテーブルの組数(アドレス)を表し、例え
ば0乃至1799の値をとる。また変数Lは、チャンネ
ル番号を表し、1乃至200のいずれかの値をとる。
【0094】次にステップS2に進み、SRAM36の
ソートテーブルのアドレスN(いまの場合N=0)のP
ointer of Channel Dataとし
て、チャンネル番号L(いまの場合チャンネル番号1)
に対応するEPGエリア35AのアドレスPCL(いま
の場合PC1)を設定する。これにより、いまの場合、
アドレス0のPointer of Channel
Dataとして、Channel1のEPGエリア35
AにおけるアドレスPC1が設定される。
【0095】次にステップS3に進み、チャンネル番号
LのChannel Dataから、First Pr
ogram’s Offsetと、Number of
Programを取得する。このFirst Pro
gram’s OffsetはステップS5において、
Program L−Mを検索するのに用いられる。
【0096】次にステップS4に進み、変数Mに1を初
期設定する。この変数Mは、同一チャンネルの番組数
(Number of Programs)を表し、1
乃至9のいずれかの値をとる。さらにステップS5にお
いては、ソートテーブルのアドレスN(いまの場合N=
0)のPointer of Program Dat
aとして、Program L−M(いまの場合Pro
gram 1−1)に対応するEPGエリア35Aのア
ドレスを設定する。これにより、いまの場合、アドレス
0のPointer of Program Data
として、Program 1−1のEPGエリア35A
におけるアドレスPP1-1が設定される。
【0097】次にステップS6に進み、変数Mがそのチ
ャンネルの番組数Number of Program
s以上であるか否かが判定される。Mの値がまだ同一チ
ャンネルの番組数より小さい場合においてはステップS
7に進み、変数NとMをそれぞれ1だけインクリメント
し、N=1,M=2とする。さらにステップS8におい
て、ソートテーブルのアドレスN(いまの場合アドレス
1)のPointerof Channel Data
として、チャンネル番号L(いまの場合チャンネル番号
1)に対応するEPGエリア35AのアドレスPC1
設定する。
【0098】次にステップS5に戻り、それ以降の処理
を同様に実行する。
【0099】ステップS5乃至S8の処理が繰り返され
ることにより、例えば図15に示すように、ソートテー
ブルのアドレス0からアドレス7にPointer o
fChannel Dataとして、PC1が記憶され
る。また、ソートテーブルのアドレス0乃至アドレス7
のPointer of Program Dataと
して、Program 1−1乃至1−8のEPGエリ
ア35AのアドレスPP1-1乃至PP1-8がそれぞれ記憶
される。
【0100】以上の処理が完了すると、ステップS6に
おいて、変数MがNumber of Program
sと等しいと判定され、このときステップS9に進む。
ステップS9においては変数Nが1799以上である
か、あるいは対応するChannel Dataが存在
しなくなったか否かが判定される。これらの条件が満足
されない場合においては、ステップS10に進み、変数
Nと変数Lが1だけインクリメントされる。いまの場合
N=8とされ、L=2とされる。
【0101】その後ステップS2に戻り、同様の処理が
繰り返し実行される。これにより、図15に示すよう
に、ソートテーブルのアドレス8乃至14に、Poin
terof Channel DataとしてPC
2が、Pointer of Program Dat
aとして、PP2-1乃至PP2-7が、それぞれ書き込まれ
る。以下、同様である。
【0102】次に図16のフローチャートを参照して、
モニタ装置4にゼネラルガイドを表示させる処理例につ
いて説明する。最初にステップS21において、リモー
トコマンダ5の所定のボタンスイッチが操作されたか否
かが判定され、操作されるまで待機する。
【0103】すなわちリモートコマンダ5のCPU72
は、ボタンスイッチマトリックス82またはセレクトボ
タンスイッチ131の本体161を介して、所定のボタ
ンスイッチが操作されたことを検出すると、LEDドラ
イバ75を介して、LED76を駆動し、操作されたボ
タンスイッチに対応する赤外線信号を出力する。
【0104】IRD2のCPU29は、IR受信部39
を介して、この赤外線信号の入力を受け、入力された信
号からリモートコマンダ5のいずれのボタンスイッチが
操作されたのかを判定する。
【0105】そして、ステップS21で所定のボタンス
イッチが操作されたと判定された場合においてはステッ
プS22に進み、操作されたのがメニューボタンスイッ
チ134であるか否かが判定される。メニューボタンス
イッチ134が操作されたと判定された場合において
は、ステップS23に進み、CPU29はメニュー表示
処理を実行する。
【0106】すなわちCPU29は、EPGエリア35
Aに記憶されているEPGデータ(プログラムガイドデ
ータ)に対応して、DRAM25aのOSDエリア25
aAに、例えば図17に示すような、メインメニューの
ビットマップデータを書き込ませる。そしてこのビット
マップデータがDRAM25aAより読み出され、MP
EGビデオデコーダ25からNTSCエンコーダ27に
入力され、NTSC方式のデータに変換される。このN
TSC方式のデータが、Sビデオ信号またはコンポジッ
ト信号として、AVライン11を介して、モニタ装置4
に供給され表示される。これにより、例えば図18に示
すように、図17に示すメインメニューが、そのとき受
信表示されているチャンネルの画像に重畳して、ウイン
ドウとしてモニタ装置4のCRT4Aに表示される。こ
れは、MPEGビデオデコーダ25が、MPEG方式に
より圧縮されているビデオデコーダのデコード処理の過
程で、予め決められたウインドウ表示領域のデータを読
み出す期間毎に、DRAM25a内のOSDエリア25
aAからビットマップデータを読み出して出力すること
で実現される。
【0107】図18のメインメニュー画面においては、
ウインドウが9つの領域に区分され、各領域に所定のモ
ードを選択するためのボタンアイコン(ソフトボタン)
が表示されている。ユーザは、セレクトボタンスイッチ
131を水平面内において、8個の方向のいずれかの方
向に方向操作することで、カーソル(この実施例の場合
所定のボタンアイコンを、他のボタンアイコンと異なる
輝度(明るさ)または色またはブリンク(点滅)で表示
して、これをカーソルとしており、図18の場合、ゼネ
ラルガイド(GENERAL GUIDE)のボタンア
イコン上にカーソルが位置している)を、いずれかの方
向に移動させることができる。
【0108】例えば、ゼネラルガイドのボタンアイコン
から左方向にセレクトボタンスイッチ131を操作する
と、カーソルはOTHER GUIDESのボタンアイ
コン上に移動する。また、左斜め下方向に操作するとG
ENERAL GUIDEのボタンアイコン上からSP
ORTS GUIDEのボタンアイコン上に移動する。
【0109】例えば、セレクトボタンスイッチ131が
上下左右の4方向にしか方向操作できない場合において
は、GENERAL GUIDEのボタンアイコンから
SPORTS GUIDEのボタンアイコンにカーソル
を移動させるには、カーソルを一旦左側に移動させた
後、さらに下側に移動させるか、あるいは一旦下側に移
動させた後、さらに左側に移動させる必要がある。すな
わちこの場合においては、2回の操作が必要になる。こ
れに対して、図5の実施例のようにセレクトボタンスイ
ッチ131を上下左右方向だけでなく、斜め方向にも操
作できるように構成しておけば、1回の操作でカーソル
をGENERAL GUIDEのボタンアイコンからS
PORTS GUIDEのボタンアイコン上に移動させ
ることができる。
【0110】ユーザは、カーソルを所定のボタンアイコ
ン上に移動させることで、所定のモード選択し、さらに
セレクトボタンスイッチ131を垂直に押下するセレク
ト操作(垂直操作)を行うことで、その選択を確定す
る。
【0111】ステップS24においては、ゼネラルガイ
ドのボタンアイコンが選択され、確定されたか否かが判
定される。ゼネラルガイドのボタンアイコンが選択確定
(セレクト)された場合においてはステップS25に進
み、ゼネラルガイド表示処理を実行する。このゼネラル
ガイド表示処理の詳細については、図21を参照して後
述する。
【0112】ステップS24において、ゼネラルガイド
のボタンアイコンが選択されていないと判定された場合
においてはステップS27に進み、その他のボタンアイ
コンが選択されたか否かが判定され、選択されていなけ
れば、ステップS23に戻りメニュー表示を継続する。
【0113】そしてステップS27において、ゼネラル
ガイド以外のボタンアイコンが選択確定されたと判定さ
れた場合においては、ステップS28に進み、その選択
確定されたボタンアイコンに対応する処理が実行され
る。
【0114】一方ステップS22において、リモートコ
マンダ5からの入力が、メニューボタンスイッチ134
を操作したものではないと判定された場合においては、
ステップS26に進み、ガイドボタンスイッチ143が
操作されたのであるか否かが判定される。ガイドボタン
スイッチ143が操作されたと判定された場合において
はステップS25に進み、ゼネラルガイド表示処理が実
行される。
【0115】これに対してステップS26において、ゼ
ネラルガイドボタンスイッチ143以外のボタンスイッ
チが操作されたと判定されと場合においては、ステップ
S28に進み、その操作されたボタンスイッチに対応す
る処理が実行される。
【0116】以上のように、ゼネラルガイドは、メニュ
ーを介して表示させることもできるし、ガイドボタンス
イッチ143を操作して、直接表示させることもでき
る。
【0117】図16のステップS25のゼネラルガイド
表示処理が実行される結果、DRAM25aのOSDエ
リア25aAに、図19に示すようなゼネラルガイドの
ビットマップが書き込まれる。そしてこれがMPEGビ
デオデコーダ25により読み出され、デマルチプレクサ
24によりそのとき選択されている放送チャンネルの画
像に重畳して、ウインドウとして、図20に示すように
表示される。
【0118】この実施例のゼネラルガイドは、縦軸がチ
ャンネル軸とされ、各放送局のコールサイン(放送局
名)と、チャンネル番号が表示される。横軸は時間軸と
され、放送時刻が表示される。2つの軸で規定される所
定の位置に、マトリクス状に、プログラム名(番組名)
が表示される。この実施例においては、7つのチャンネ
ルの現在時刻から1時間半分のプログラム名がチャンネ
ル毎に表示されている。リモートコマンダ5のセレクト
ボタンスイッチ131を方向操作すると、異なる輝度
(明るさ)または色で表示されているカーソル212
が、方向操作に対応するボタンアイコン上に移動する。
【0119】さらに詳しく説明する。図20に示すゼネ
ラルガイドにおいて、プログラム名がマトリクス状(グ
リッド状)に表示されている領域をプログラム名表示領
域220と呼ぶこととし、このプログラム名表示領域2
20が図13に示す表示領域250に対応する。そし
て、このプログラム名表示領域220の範囲内におい
て、セレクトボタンスイッチ131の上方(操作者に対
して向う側)、下方(操作者に対して手前側)、右方ま
たは左方への方向操作に応じて、カーソル212が上方
向、下方向、右方向または左方向へ各々移動する。
【0120】ここで、もし、カーソル212をプログラ
ム名表示領域220の上下左右の端まで移動させた状態
で、さらにセレクトボタンスイッチ131の方向操作が
行われた場合、プログラム名表示領域220の表示内容
がスクロールする。例えば、プログラム名表示領域22
0の最下行にカーソル212が位置する場合に、セレク
トボタンスイッチ131が下方へ方向操作された場合、
プログラム名表示領域220の表示内容は1行分上方へ
スクロールする。ここで、カーソル212は最下行で止
まったままの状態にあるので、結果として、図13に示
すEPG全体を示す全EPGテーブル240の中で、カ
ーソル212が1行分下方へ移動したことになる。上
方、左方および右方に関しても、全EPGテーブル24
0の端に到達するまで同様にスクロールする。
【0121】さらに、セレクトボタンスイッチ131
は、上下方向の4方向に加え、斜め左上、斜め右上、斜
め左下、斜め右下の4方向の合計8方向の方向操作が可
能となっており、上述したカーソル212の移動も、セ
レクトボタンスイッチ131の8方向操作に応じて、8
方向へ移動するようになっている。
【0122】このような、カーソル212を移動させる
ためのセレクトボタンスイッチ131の8方向操作と、
それに続けて行われるカーソル212が位置しているプ
ログラムの選択を確定するためのセレクトボタンスイッ
チ131の垂直操作(セレクト操作)という一連の操作
が、全て親指のみで、なおかつリモートコマンダ5を持
ち替えることなく操作できるようになっており、操作性
の向上が図られている。
【0123】ここで、仮に、4方向のカーソルキーとセ
レクトボタンを設けたリモートコマンダを用いて、同様
のカーソル移動の操作を実現しようとすると、プログラ
ムを選択するまでに複数の操作が伴う。例えば、図20
に示すようにプログラム名表示領域220の第4行目最
左列(TBS 233の9:30〜10:00のプログ
ラム名を示す矩形領域)に表示されているカーソル21
2を、最下行最右列(SCFI 240の10:30〜
11:00のプログラム名を示す矩形領域)まで移動さ
せるためには、下向きのカーソルキーを3回、右向きの
カーソルキーを2回押した後、セレクトボタンを押さな
ければならず、計6回の押下操作を必要とし、さらに、
次に押下するボタンが異なる毎に、リモートコマンダを
持ち替える必要も生じる。
【0124】そこで、上述した4方向のカーソルキーに
代えて、8方向のカーソルキーを設けることも考えられ
る。ところが、この場合、リモートコマンダの操作面に
広い専有面積を確保する必要が生じ、リモートコマンダ
自体の小型化を阻害する要因となり、さらに多くの押し
ボタンを配置する関係上、操作性の悪化が避けられな
い。
【0125】本実施例においては、親指でセレクトボタ
ンスイッチ131を8方向の任意の方向に方向操作する
ことにより、カーソル212を8方向へ移動させるカー
ソルキーとして機能し、そのまま親指でセレクトボタン
スイッチ131を押下する垂直操作をすることにより、
プログラムの選択を確定するためのセレクトボタンとし
て機能するようにしたので、カーソル212の移動から
プログラムの選択という一連の操作を、全て親指等の1
指のみを用いて、なおかつリモートコマンダ5を持ち替
えることなく操作可能となっている。
【0126】上述したゼネラルガイドには、EPGの名
称(General Guide)、現在セレクトして
いるステーション(放送局)のロゴ、プログラムの内
容、現在の日時なども表示される。
【0127】図21は図16のステップS25における
ゼネラルガイド表示処理の詳細を表している。最初にス
テップS41において、ゼネラルガイドの罫線などの固
定表示内容や、スタートタイム、コールサインなどの可
変表示内容が、DRAM25aのOSDエリア25aA
に書き込まれる。次にステップS42において、ソート
テーブルのアドレスに対応する変数Nに0が初期設定さ
れる。そしてステップS43において、図19に示すゼ
ネラルガイドの7つのコールサイン(チャンネル)とそ
れに対応するプログラム名の行数を表す変数Lに1が初
期設定される。
【0128】次にステップS44に進み、SRAM36
のソートテーブルのアドレスN(いまの場合N=0)の
Pointer of Channel Dataに基
づいて、圧縮されているChannel Nameの文
字列を読み出し、ROM37に記憶されている圧縮コー
ド変換辞書、文字コード/ビットマップ変換テーブルを
参照して、元の文字列に復元する。さらに、その文字列
(Channel Name)のビットマップデータを
求め、OSDエリア25aAの第L行目(いまの場合第
1行目)のChannel Nameの項に書き込む。
例えば図19の実施例においては、「TOON」のCh
annel Nameが書き込まれる。同様にしてCh
annel Numberも書き込まれる。すなわち
「TOON」に対応する数字「227」が書き込まれ
る。
【0129】次にステップS45に進み、ソートテーブ
ルのアドレス0のPointerof Program
Dataに基づいて、Start TimeとTim
eLengthを読み出し、それらに対応する座標位置
に、プログラム(番組)選択のボタンアイコン(そのデ
ータもROM37に予め記憶されている)を書き込む。
また、Program Titleを読み出し、圧縮コ
ード変換辞書、文字コード/ビットマップ変換テーブル
を参照して、Program Titleの文字列を復
元し、さらにそのビットマップデータを求め、ボタンア
イコン上に書き込む。このようにして、たとえば「TO
ON」の午後9時30分から午後11時までの1時間3
0分の間に放送されるプログラムの名称が書き込まれ
る。
【0130】次にステップS46に進み、ステップS4
5で書き込んだボタンアイコンの座標位置とChann
el Dataを、ユーザの今後のプログラム選択時に
そなえて、SRAM36に記憶する。
【0131】以上のようにして、1行分のコールサイン
とプログラム名がOSDエリア25aAに書き込まれた
ことが、ステップS47で判断されるまで、ステップS
50において変数Nが1だけインクリメントされ、ステ
ップS44、45、46、47、50のループ処理が繰
り返し実行される。ステップS47で1行分の書き込み
完了が判断されると、ステップS48において変数Lを
1だけインクリメントする(いまの場合、L=2とす
る)。そしてステップS49においてLが8に等しいか
否かが判定される(7つのチャンネルの書き込みが完了
したか否かが判定される)。いまの場合L=2であるか
らステップS51において、次行(次チャンネル)の最
初の番組に対応してアドレスNを設定した後、ステップ
S44に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
【0132】このように、ステップS44乃至S51の
処理が繰り返し実行されることにより、7つのコールサ
インとプログラム名が書き込まれる。そして、この書き
込みが完了すると、ステップS49においてL=8と判
定され、処理が終了される。
【0133】なお、図21の処理においては説明を簡単
にするために、表示内容を省略したが、実際には図19
に示す文字、ロゴなどが全てOSDエリア25aAに書
き込まれることになる。
【0134】次に図22のフローチャートを参照して、
図20に示すようなゼネラルガイドが表示されている状
態において、所望のプログラム(番組)を選択する処理
について説明する。ユーザは、セレクトボタンスイッチ
131を方向操作して、カーソル212を所定のプログ
ラム名が表示されているボタンアイコン上に移動させ
る。そして、そのプログラムの選択を確定するとき、セ
レクトボタンスイッチ131を垂直操作(セレクト操
作)する。
【0135】最初にステップS61において、リモート
コマンダ5から何らかの入力があるまで待機し、入力が
あったときステップS62に進み、その入力はセレクト
操作の入力であるか否かを判定する、セレクト操作の入
力でない場合においては、ステップS64に進み、方向
操作がされたか否かが判定される。方向操作がされてい
ないと判定された場合においては、セレクトボタンスイ
ッチ131以外のボタンスイッチが操作されたことにな
るため、この場合においては特に処理をせずにステップ
S61に戻り、次のリモートコマンダ5からの入力を待
機する。
【0136】ステップS64において、セレクトボタン
スイッチ131が方向操作されたと判定された場合にお
いてはステップS65に進み、その操作方向に対応する
方向にカーソル212を移動する処理を実行する。すな
わちOSDエリア25aAにおけるカーソルのビットマ
ップデータの書き込み位置を、セレクトボタンスイッチ
131の操作に対応するボタンアイコン上に変更する。
【0137】次にステップS66において、カーソルが
位置するボタンアイコン上のプログラムのトランスポン
ダ番号を得る。このトランスポンダ番号は、ガイドデー
タのチャンネルリストからセグメント番号を特定し、セ
グメント番号からトランスポンダリストに基づいて求め
ることができる。さらにチャンネルデータのDataI
DsからそのプログラムのデータIDを読み出す。
【0138】次にステップS67に進み、ステップS6
6で選択したプログラムがペイパービュー(Pay p
er View)の番組であったとしても、表示するか
否かを判定する。所定のメッセージをCRT4Aに表示
し、YESまたはNOをその都度入力させてこの判定を
行うこともできるが、そうすると操作が煩雑になる。そ
こで、例えば、IRD2の購入時などにおいて、プログ
ラムがペイパービューの番組であったとしても、表示す
るか否かを予め入力させ、これをEEPROM38に記
憶しておき、この記憶からここにおける判定を行わせる
ようにすることが好ましい。
【0139】プログラムがペイパービューの番組でない
場合、およびプログラムがペイパービューの番組であっ
たとしても表示すると判定された場合、ステップS69
に進み、フロントエンド20の選局コントロールルーチ
ンへ、ステップS66で読み取ったトランスポンダ番号
を設定する。これによりフロントエンド20のチューナ
21は、CPU29により設定されたトランスポンダ番
号の搬送波を受信する。
【0140】但し、カーソルが移動した先のボタンアイ
コンが対応するチャンネルのデータが、カーソルが移動
される前のボタンアイコンが対応するチャンネルのデー
タと同一の搬送波で伝送されてくる場合(トランスポン
ダ番号が同一である場合)、搬送波(周波数)切り換え
は不要であるので、この処理はスキップ(スルー)され
る。
【0141】次にステップS70に進み、フロントエン
ド20のレジスタ(図示せず)内のステータスから、選
局コントロールルーチンがロックしたことを確認する。
すなわち、ステップS69で設定したトランスポンダ番
号の搬送波を受信したことを確認する。
【0142】次にステップS71に進み、デマルチプレ
クサ24のレジスタ24aAに取り込むべきパケットの
ID(ステップS66において読み出したID)を設定
する。その結果デマルチプレクサ24は、フロントエン
ド20が出力する、ステップS69で設定したトランス
ポンダ番号の搬送波に含まれるパケットの中から、ステ
ップS66で選択したプログラムのパケットを抽出し、
そのパケットデータを、データバッファメモリ35のバ
ッファ領域に一時的に記憶させる。
【0143】次にステップS72において、コンディシ
ョナルアクセスチェックを行う。すなわちペイパービュ
ーの番組は暗号化されているため、これを復号する。ペ
イパービューでない番組(暗号化されていない番組)に
対してはこの処理は不要であるから、この処理はスキッ
プ(スルー)される。
【0144】次にステップS73に進み、デマルチプレ
クサ24のレジスタ24aに所定の設定を行い、MPE
Gビデオデコーダ25にビデオデータが供給され、MP
EGオーディオデコーダ26にオーディオデータが供給
されるようにする。
【0145】次にステップS74において、MPEGビ
デオデコーダ25とMPEGオーディオデコーダ26の
レジスタ(図示せず)にデコードの開始を設定する。こ
れにより、MPEGビデオデコーダ25とMPEGオー
ディオデコータ26から、ステップS66で選択したプ
ログラムの画像データと音声データがデコードされ、出
力される。そしてこれがモニタ装置4に供給され、表示
されるとともに、音声として出力される。
【0146】その後ステップS61に戻り、リモートコ
マンダ5からの次の入力を待機する。カーソルがさらに
移動された場合においては、同様の処理が繰り返し実行
される。なお、ステップS66乃至S74の処理を実行
している最中に、新たなカーソルの移動が入力された場
合には、それまでの処理は中止され、新たなカーソルの
移動に対応する処理が直ちに開始される。
【0147】ステップS67において、ペイパービュー
のプログラムは表示の必要がないと判定された場合にお
いてはステップS68に進み、MPEGビデオデコーダ
25にブルーバックの画像の出力が指令される。
【0148】その結果、ステップS74の処理が行われ
た場合においては、図20に示すゼネラルガイドの背景
画像として、カーソル212で指定されるプログラムの
画像が表示されるとともに、それに付随する音声信号が
出力される。これに対してカーソル212で指定したプ
ログラムがペイパービューのプログラムである場合にお
いては、その表示が不要と登録されているとき、背景画
像はブルー1色とされる。また、このとき音声は出力さ
れない。
【0149】このようにカーソルで指定したプログラム
が、ペイパービューのプログラムである場合において
は、必要に応じてこれを受信しないようにしたので、所
望のプログラムを選択してる最中に、たまたまペイパー
ビューのプログラム上のアイコン上を通過しただけでそ
のプログラムが受信されてしまい、ユーザに課金されて
しまうようなことが防止される。
【0150】以上のようにセレクトボタンスイッチ13
1を方向操作して、カーソル212を所定の位置に移動
させるだけで、フロントエンド20に直ちにそのカーソ
ル212で指定するプログラムの受信指令が出力され、
受信処理が開始される。その結果、最終的に所定のプロ
グラムの選択を確定すべく、セレクトボタンスイッチ1
31をセレクト操作する前に、そのプログラムの受信処
理が開始されているため、セレクトボタンスイッチ13
1をセレクト操作した時点においては、すでにそのプロ
グラムの受信動作が完了しているか、あるいは完了して
いないとしても、その時点から受信処理を開始する場合
に比べて、短い時間でそのプログラムをモニタ装置4に
表示させることができる。
【0151】したがってステップS62において、セレ
クト操作、すなわち垂直操作が行われたと判定された場
合においてはステップS63に進み、MPEGビデオデ
コーダ25のレジスタにOSD表示解除を設定する。こ
れにより、ゼネラルガイドのウインドウ画面の表示は解
除され、ステップS66で選択したプログラムの画像の
みが表示された状態になる。
【0152】なお、カーソル212が移動されたとき、
フロントエンド20に対して、カーソル212で指定さ
れるるプログラムの受信動作を直ちに開始させるもの
の、その結果得られた画像を、ゼネラルガイドの背景画
像として表示しないようにすることも可能である。この
ようにしても、新たなプログラムの受信動作はすでに開
始されているため、セレクト操作を行い、ゼネラルガイ
ドの表示を解除したとき、迅速に新たに選択したプログ
ラムの画像を表示させることができることは、指定した
プログラムの画像を背景に表示する場合と同様である。
【0153】ただし、指定したプログラムの画像を表示
するようにした方が、カーソル212を移動したことを
(新たなプログラムを指定したことを)、より強くユー
ザに認識させることができるので、いわゆるユーザイン
ターフェイスとしては、この方が好ましい。
【0154】図23は、リモートコマンダ5の他の構成
例を表している。この実施例においては、図5における
8方向に操作可能な、セレクトボタンスイッチ131に
代えて、上下左右の4方向の方向ボタンスイッチ201
乃至204と、セレクト操作が行われるボタンスイッチ
200が設けられている。またこの実施例においては、
ケーブルボタンスイッチ145、テレビボタンスイッチ
146およびDSSボタンスイッチ147が内照式とさ
れ、図5におけるLED148乃至150が省略され、
ボタンスイッチ145乃至147の裏側に配置されてい
るLED(図示せず)がその操作に対応して、点灯する
ようになされている。
【0155】その他のボタンスイッチは、その配置位置
は異なるものの、基本的には図5に示した場合と同様で
ある。
【0156】以上の実施例においては、カーソルをボタ
ンアイコンに対応して所定の明るさ、または色またはブ
リンクで表示するようにしたが、ボタンアイコンとは独
立に矢印などで表示するようにすることも可能である。
要は所定の位置を指定するポインタとして機能するもの
であればよい。
【0157】また以上の実施例においては、ゼネラルガ
イドモードにおいて、プログラムを選択するようにした
が、本発明はその他のモードにおいてプログラムを選択
する場合にも応用することが可能である。
【0158】さらに、本発明をIRD2に応用した場合
を例として説明したが、このIRDは実質的にモニタ装
置4(テレビジョン受像機)に内蔵させることも可能で
ある。
【0159】
【発明の効果】以上の如く、請求項1に記載のデジタル
放送信号受信装置、請求項7に記載のデジタル放送信号
受信方法、請求項8に記載のデジタル放送信号受信装
置、および請求項14に記載のデジタル放送信号受信方
によれば、電子番組ガイド画面上のカーソルを移動さ
せたとき、確定操作を行う前に、その移動位置に対応す
る番組を直ちに受信するようにしたので、番組の切換を
迅速に行うことが可能となる。
【0160】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を応用したAVシステムの構成例を示す
斜視図である。
【図2】図1のAVシステムの電気的接続状態を示すブ
ロック図である。
【図3】図1のIRD2の正面の構成例を示す正面図で
ある。
【図4】図1のIRD2の内部の構成例を示すブロック
図である。
【図5】図1のリモートコマンダ5の上面の構成例を示
す平面図である。
【図6】図5のセレクトボタンスイッチ131を構成す
る小型スティックスイッチの構成例を示す斜視図であ
る。
【図7】図6のレバー162の水平面内における操作方
向を示す図である。
【図8】図5のリモートコマンダ5の内部の構成例を示
すブロック図である。
【図9】チャンネルデータとプログラムデータのセグメ
ント化を説明する図である。
【図10】送信側のエンコーダにおける処理とその出力
を受信するIRD2の処理を示す図である。
【図11】図4のDRAM25aの記憶領域の区分を説
明する図である。
【図12】図4のEPGエリア35Aに記憶されるEP
Gデータを説明する図である。
【図13】ソートテーブルの作成を説明する図である。
【図14】ソートテーブル作成処理を示すフローチャー
トである。
【図15】ソートテーブルに記憶されるポインタを説明
する図である。
【図16】図4の実施例の動作を説明するフローチャー
トである。
【図17】図16のステップS23で表示されるメニュ
ーの表示例を示す図である。
【図18】図17に示すメニューをウインドウとして受
信チャンネルの画像に重畳表示した状態を示す図であ
る。
【図19】図16のステップS25において表示される
ゼネラルガイドの表示例を示す図である。
【図20】図19に示すゼネラルガイドをウインドウと
して受信チャンネルの画像に重畳表示した状態を示す図
である。
【図21】図16のステップS25におけるゼネラルガ
イド表示処理の詳細を示すフローチャートである。
【図22】ゼネラルガイド表示状態における番組選択処
理を説明するフローチャートである。
【図23】リモートコマンダの他の構成例を示す平面図
である。
【符号の説明】
1 AVシステム 2 IRD 3 パラボラアンテナ 4 モニタ装置 4A CRT 5 リモートコマンダ 21 チューナ 23 エラー訂正回路 24 デマルチプレクサ 25 MPEGビデオデコーダ 25a DRAM 26 MPEGオーディオデコーダ 26a DRAM 29 CPU 35 データバッファメモリ 35A EPGエリア 36 SRAM 37 ROM 38 EEPROM 39 IR受信部 131 セレクトボタンスイッチ 143 ガイドボタンスイッチ 161 本体 162 レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−83688(JP,A) 特開 平5−103281(JP,A) 特開 平3−178289(JP,A) 特開 平5−328244(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/44 H04N 5/00 H04N 5/445

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮ビデオデータ、オーディオデータ、
    および電子番組ガイドデータが多重化されたデジタル放
    送信号を受信するデジタル放送信号受信装置において、 前記デジタル放送信号を受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した前記デジタル放送信号を、前記
    圧縮ビデオデータ、前記オーディオデータ、および前記
    電子番組ガイドデータに分離する分離手段と、 前記分離手段が分離した前記圧縮ビデオデータを復号す
    るビデオ復号手段と、 前記分離手段が分離した前記電子番組ガイドデータを用
    いて、各番組に対応する複数の番組枠から構成される電
    子番組ガイド画面を生成する電子番組ガイド画面生成手
    段と、 前記電子番組ガイド画面上のカーソルを移動して番組を
    選択するとき行われる第1の操作と、前記番組の選択を
    確定するとき行われる第2の操作に基づいて、受信する
    番組を選択する選択手段と、 前記選択手段の第1の操作に対応して前記カーソルが移
    動されたとき、前記選択手段の第2の操作の前に、前記
    受信手段を制御して、前記カーソルにより指定されてい
    る前記番組を受信させる制御手段と 前記選択手段により前記第2の操作が行われたとき、前
    記電子番組ガイド画面の表示を解除させる解除手段と
    含むことを特徴とするデジタル放送信号受信装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記選択手段の第1
    操作に対応して前記カーソルが移動されたとき、 前記カーソルにより指定されている前記番組を受信する
    と課金されるか否かを判定し、課金されないと判定した
    場合だけ、前記カーソルにより指定されている前記番組
    を前記電子番組ガイド画面の背景画像として受信するよ
    うに前記受信手段を制御することを特徴とする請求項1
    に記載のデジタル放送信号受信装置。
  3. 【請求項3】 前記受信すると課金される前記番組を前
    記電子番組ガイド画面の背景画像として受信するか否か
    を設定する設定手段をさらに含み、 前記制御手段は、前記設定手段の設定状態に対応して、
    前記受信すると課金される前記番組を前記電子番組ガイ
    ド画面の背景画像として受信するように前記受信手段を
    制御することを特徴とする請求項1に記載のデジタル放
    送信号受信装置。
  4. 【請求項4】 前記受信手段は、 複数の番組に対応する前記圧縮ビデオデータおよび前記
    オーディオデータが多重化されている複数のデジタル放
    送信号、並びに前記電子番組ガイドデータが多重化され
    ているデジタル放送信号のうち、1つの前記デジタル放
    送信号を選局する選局手段と、 前記選局手段が選局した前記デジタル放送信号を復調す
    る復調手段と、 前記復調手段の復調結果にエラー訂正を施すエラー訂正
    手段とを含み、 前記分離手段は、前記エラー訂正手段の出力から少なく
    とも1つの番組に対応する圧縮ビデオデータを分離して
    前記ビデオ復号手段に供給することを特徴とする請求項
    1に記載のデジタル放送信号受信装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記カーソルにより指
    定されている前記番組に対応する前記圧縮ビデオデータ
    および前記オーディオデータが多重化されている前記デ
    ジタル放送信号を選局するように前記選局手段を制御す
    ることを特徴とする請求項4に記載のデジタル放送信号
    受信装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、選局されているデジタ
    ル放送信号と、前記カーソルにより指定されている前記
    番組に対応する前記圧縮ビデオデータおよび前記オーデ
    ィオデータが多重化されている前記デジタル放送信号が
    異なるときだけ、前記カーソルにより指定されている前
    記番組に対応する前記圧縮ビデオデータおよび前記オー
    ディオデータが多重化されている前記デジタル放送信号
    を選局するように前記選局手段を制御することを特徴と
    する請求項5に記載のデジタル放送信号受信装置。
  7. 【請求項7】 圧縮ビデオデータ、オーディオデータ、
    および電子番組ガイドデータが多重化されたデジタル放
    送信号を受信するデジタル放送信号受信装置のデジタル
    放送信号受信方法において、 前記デジタル放送信号を受信する受信ステップと、 前記受信ステップの処理で受信された前記デジタル放送
    信号を、前記圧縮ビデオデータ、前記オーディオデー
    タ、および前記電子番組ガイドデータに分離する分離ス
    テップと、 前記分離ステップの処理で分離された前記圧縮ビデオデ
    ータを復号するビデオ復号ステップと、 前記分離ステップの処理で分離された前記電子番組ガイ
    ドデータを用いて、複数の番組名から構成される電子番
    組ガイド画面を生成する電子番組ガイド画面生成ステッ
    プと、 前記電子番組ガイド画面上のカーソルを移動して番組を
    選択する処理と、前記番組の選択を確定する処理を対の
    処理として、受信する番組を選択する選択ステップと、 前記選択ステップの選択の処理に対応して前記カーソル
    が移動されたとき、前記確定の処理が行われる前に、
    記受信ステップの処理を制御して、前記カーソルにより
    指定されている前記番組を受信させる制御ステップと 前記選択ステップの処理で前記確定の処理が行われたと
    き、前記電子番組ガイド画面の表示を解除させる解除ス
    テップと を含むことを特徴とするデジタル放送信号受信
    方法。
  8. 【請求項8】 圧縮ビデオデータ、オーディオデータ、
    および電子番組ガイドデータが多重化されたデジタル放
    送信号を受信するデジタル放送信号受信装置において、 前記デジタル放送信号を受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した前記デジタル放送信号を、前記
    圧縮ビデオデータ、前記オーディオデータ、および前記
    電子番組ガイドデータに分離する分離手段と、 前記分離手段が分離した前記圧縮ビデオデータを復号す
    るビデオ復号手段と、 前記分離手段が分離した前記電子番組ガイドデータを用
    いて、各番組に対応する複数のボタンアイコンを有する
    電子番組ガイド画面を生成する電子番組ガイド画面生成
    手段と、 前記電子番組ガイド画面上のカーソルを移動して番組を
    選択するとき行われる第1の操作と、前記番組の選択を
    確定するとき行われる第2の操作に基づいて、 受信する
    番組を選択する選択手段と、 前記選択手段の第1の操作に対応して前記カーソルが移
    動されたとき、前記選択手段の第2の操作の前に、前記
    受信手段を制御して、前記カーソルにより指定されてい
    る前記番組を受信させる制御手段と 前記選択手段により前記第2の操作が行われたとき、前
    記電子番組ガイドの表示を解除させる解除手段と を含
    み、 前記制御手段は、前記選択手段の前記第1の操作に対応
    して前記カーソルが移動されたとき、 前記カーソルにより指定されている前記番組が受信可能
    であるときだけ、前記カーソルにより指定されている前
    記番組を前記電子番組ガイド画面の背景画像として受信
    させることを特徴とするデジタル放送信号受信装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記選択手段の前記第
    1の操作に対応して前記カーソルが移動されたとき、 前記カーソルにより指定されている前記番組を受信する
    と課金されるか否かを判定し、課金されないと判定した
    場合だけ、前記カーソルにより指定されている前記番組
    を前記電子番組ガイド画面の背景画像として受信するよ
    うに前記受信手段を制御することを特徴とする請求項8
    に記載のデジタル放送信号受信装置。
  10. 【請求項10】 前記受信すると課金される前記番組を
    前記電子番組ガイド画面の背景画像として受信するか否
    かを設定する設定手段をさらに含み、 前記制御手段は、前記設定手段の設定状態に対応して、
    前記受信すると課金される前記番組を前記電子番組ガイ
    ド画面の背景画像として受信するように前記受信手段を
    制御することを特徴とする請求項8に記載のデジタル放
    送信号受信装置。
  11. 【請求項11】 前記受信手段は、 複数の番組に対応する前記圧縮ビデオデータおよび前記
    オーディオデータが多重化されている複数のデジタル放
    送信号、並びに前記電子番組ガイドデータが多重化され
    ているデジタル放送信号のうち、1つの前記デジタル放
    送信号を選局する選局手段と、 前記選局手段が選局した前記デジタル放送信号を復調す
    る復調手段と、 前記復調手段の復調結果にエラー訂正を施すエラー訂正
    手段とを含み、 前記分離手段は、前記エラー訂正手段の出力から少なく
    とも1つの番組に対応する圧縮ビデオデータを分離して
    前記ビデオ復号手段に供給することを特徴とする請求項
    8に記載のデジタル放送信号受信装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、前記カーソルにより
    指定されている前記番組に対応する前記圧縮ビデオデー
    タおよび前記オーディオデータが多重化されている前記
    デジタル放送信号を選局するように前記選局手段を制御
    することを特徴とする請求項11に記載のデジタル放送
    信号受信装置。
  13. 【請求項13】 前記制御手段は、選局されているデジ
    タル放送信号と、前記カーソルにより指定されている前
    記番組に対応する前記圧縮ビデオデータおよび前記オー
    ディオデータが多重化されている前記デジタル放送信号
    が異なるときだけ、前記カーソルにより指定されている
    前記番組に対応する前記圧縮ビデオデータおよび前記オ
    ーディオデータが多重化されている前記デジタル放送信
    号を選局するように前記選局手段を制御することを特徴
    とする請求項12に記載のデジタル放送信号受信装置。
  14. 【請求項14】 圧縮ビデオデータ、オーディオデー
    タ、および電子番組ガイドデータが多重化されたデジタ
    ル放送信号を受信するデジタル放送信号受信装置のデジ
    タル放送信号受信方法において、 前記デジタル放送信号を受信する受信ステップと、 前記受信ステップの処理で受信された前記デジタル放送
    信号を、前記圧縮ビデオデータ、前記オーディオデー
    タ、および前記電子番組ガイドデータに分離する分離ス
    テップと、 前記分離ステップの処理で分離された前記圧縮ビデオデ
    ータを復号するビデオ復号ステップと、 前記分離ステップの処理で分離された前記電子番組ガイ
    ドデータを用いて、各番組に対応する複数のボタンアイ
    コンを有する電子番組ガイド画面を生成する電子番組ガ
    イド画面生成ステップと、 前記電子番組ガイド画面上のカーソルを移動して番組を
    選択するとき行われる第1の操作と、前記番組の選択を
    確定するとき行われる第2の操作に基づいて、受信する
    番組を選択する選択ステップと、 前記選択ステップの第1の処理に対応して前記カーソル
    が移動されたとき、前記選択ステップの第2の操作の前
    に、前記受信ステップの処理を制御して、前記カーソル
    により指定されている前記番組を受信させる制御ステッ
    プと 前記選択ステップの処理により前記第2の操作が行われ
    たとき、前記電子番組ガイドの表示を解除させる解除ス
    テップと を含み、 前記制御ステップの処理は、前記選択ステップの前記第
    1の処理に対応して前記カーソルが移動されたとき、 前記カーソルにより指定されている前記番組が受信可能
    であるときだけ、前記カーソルにより指定されている前
    記番組を前記電子番組ガイド画面の背景画像として受信
    させることを特徴とするデジタル放送信号受信方法。
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