JPH08139783A - Hdlcフレーム受信回路 - Google Patents

Hdlcフレーム受信回路

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Publication number
JPH08139783A
JPH08139783A JP6274892A JP27489294A JPH08139783A JP H08139783 A JPH08139783 A JP H08139783A JP 6274892 A JP6274892 A JP 6274892A JP 27489294 A JP27489294 A JP 27489294A JP H08139783 A JPH08139783 A JP H08139783A
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JP
Japan
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data
frame
dma
signal
fifo
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JP6274892A
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English (en)
Inventor
Nobuo Yokota
信夫 横田
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Nippon Avionics Co Ltd
Original Assignee
Nippon Avionics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開始フラグ、終結フラグを1個で兼用する場
合でもデータ受信を可能にする。 【構成】 SIO1がHDLCフレームのデータを受信
すると、このデータがFIFO4へ書き込まれる。1フ
レームの受信が終了すると、制御回路6がSIO1を受
信可能状態に再設定する。DMA8によりFIFO4か
らメモリ10へデータが転送される。正常なフレームを
受信したことを示すデータFOKが出力されると、DM
A切替回路7が転送に用いるDMA8のチャネルを切り
替え、データ処理部11が転送動作をしていたチャネル
を再設定する。異常なフレームを受信したことを示すデ
ータFNGが出力されると、DMA8が転送動作をして
いたチャネルを初期化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送信局から送出された
HDLCフレームを受信するHDLCフレーム受信回路
に関し、特にフレームの開始フラグと終結フラグを1個
のフラグで兼用する場合でもデータ受信が可能なHDL
Cフレーム受信回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、信頼性の高い高速伝送が可能
な伝送制御手順としてHDLC(HighLevel Data Link
Control)が制定されている。このHDLCの伝送単位
であるフレームの構造は図6(a)のようになってお
り、フレームの開始/終結の表示及び同期確立のための
フラグF、受信先又は送信先のアドレスが書き込まれる
アドレスA、相手局に対する動作の指令又は指令に対す
る応答に用いられる制御部C、実際の情報メッセージが
書き込まれる情報部D1・・・、誤り制御のためのシー
ケンスであるフレームチェックシーケンス(以下、FC
Sとする)からなっている。
【0003】このようなHDLCの伝送手順を用いた通
信システムにおいては、送信局はフレームの連続送出を
行うが、受信局の受信能力が送信局の送信能力以下であ
る場合、図6(b)に示すようにHDLCフレーム間に
フラグと同じ同期パターンを有するフィラーFを挿入し
て受信局の受信能力に合わせてフレーム送出を行うよう
にしている。
【0004】図7はこのような受信局となる従来のHD
LCフレーム受信回路のブロック図であり、21は図示
しない回線からHDLCフレームのデータを受信する通
信プロトコルコントローラ(Serial I/0 Interface、以
下SIOとする)、22はこのSIO21からデータを
読み出して後述するメモリへ転送するDMAコントロー
ラ、23は転送されたデータを記憶するメモリ、24は
メモリ23に記憶されたデータの処理を行うファームウ
ェア(以下、F/Wとする)によるデータ処理部、25
はデータ・バスである。
【0005】次に、このようなHDLCフレーム受信回
路の動作を説明する。データ処理部24は、HDLCフ
レームの受信開始前にSIO21、DMAコントローラ
22を受信可能状態に設定し、受信完了割込信号INT
を待つ。DMA22は、SIO21が回線からHDLC
フレームのデータを受信すると、読み出し制御信号IO
Rを出力してSIO21からデータを読み出すとほぼ同
時に、書き込み制御信号MWを出力してこのデータをメ
モリ23に書き込ませる。そして、データ処理部24
は、1フレーム分の受信が終了して受信完了割込信号I
NTが出力されると、メモリ23に転送されたデータの
処理を行い、SIO21、DMA22を受信可能状態に
再設定する。
【0006】このように、SIO21、DMA22内部
のカウンタ等を初期化して受信可能状態にする再設定を
1フレームごとに行う必要があり、フレームを正常に受
信できなかった場合も同様の再設定が必要となる。ま
た、これらの処理はF/Wであるデータ処理部24によ
って行われるため、F/Wの処理時間を確保する必要が
あり、この時間が不十分な場合SIO21、DMA22
を再設定できなくなる。そして、以上のような問題は回
線速度が高速になればなるほど条件が厳しくなる。そこ
で、連続するHDLCフレーム間に上記のようなフィラ
ーFを挿入してフレーム間の時間を確保していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のHDLCフレー
ム受信回路は以上のような構成となっており、データの
処理とSIO、DMAコントローラの再設定を1フレー
ムごとに行うデータ処理部の処理能力上の制約により、
送信局から送出するフレーム間にフィラーを挿入しなけ
ればならず、高速通信が可能なHDLCの伝送効率を低
下させてしまうという問題点があった。本発明は、上記
課題を解決するためになされたもので、送信局から送出
するフレーム間にフィラーを挿入する必要がなく、開始
フラグと終結フラグを1個のフラグで兼用する場合でも
データ受信が可能なHDLCフレーム受信回路を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、回線からHD
LCフレームのデータを受信し、1フレーム分の受信が
終了したときに、受信終了信号及び受信したフレームが
正常かどうかを示すステータスデータを出力する通信プ
ロトコルコントローラと、HDLCフレームのデータ及
びステータスデータが転送されたときに、これらを記憶
すると共に転送要求信号を出力するFIFOメモリと、
コントローラからデータを読み出してFIFOメモリへ
転送し、受信終了信号が入力されると、コントローラを
次のフレームの受信のために受信可能状態に再設定する
制御回路と、HDLCフレームのデータを記憶するメモ
リと、正常なフレームを受信したことを示すステータス
データがFIFOメモリから出力されると、転送要求信
号が入力される度に出力するDMA転送要求信号を第1
の信号から第2の信号、あるいは第2の信号から第1の
信号へ切り替えるDMA切替回路と、第1、第2のDM
A転送要求信号が入力されたときに、それぞれ第1、第
2のチャネルを用いてFIFOメモリからHDLCフレ
ームのデータを読み出してメモリへ転送し、FIFOメ
モリから読み出したステータスデータが異常なフレーム
を受信したことを示すと、転送動作をしていたチャネル
を初期化するDMAコントローラと、メモリに記憶され
たHDLCフレームのデータを処理し、正常なフレーム
を受信したことを示すステータスデータがFIFOメモ
リから出力されると、転送動作をしていたDMAコント
ローラのチャネルを転送可能状態に再設定するデータ処
理部とを有するものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、通信プロトコルコントローラ
がデータを受信すると、このデータが制御回路によって
FIFOメモリへ書き込まれ、受信終了信号が出力され
ると、次のフレームを受信できるようにコントローラが
再設定される。一方、FIFOメモリの転送要求信号に
応じてDMA切替回路からDMA転送要求信号が出力さ
れ、DMAコントローラによってFIFOメモリからメ
モリへHDLCフレームのデータが転送される。そし
て、FIFOメモリから正常なフレームを受信したこと
を示すステータスデータが出力されると、DMA切替回
路がDMA転送要求信号を切り替えて次のフレーム転送
に用いるDMAコントローラのチャネルを切り替え、デ
ータ処理部が次の次のフレーム転送に使用できるように
転送動作をしていたチャネルを再設定する。また、異常
なフレームを受信したことを示すステータスデータが出
力されると、DMAコントローラが転送動作をしていた
チャネルを初期化し、再度同じチャネルで転送動作を可
能とする。
【0010】
【実施例】図1は本発明の1実施例を示すHDLCフレ
ーム受信回路のブロック図である。1はSIOであり、
回線からHDLCフレームのデータSDを受信して8ビ
ットのパラレルデータDAに変換し、1フレーム分の受
信が終了したときに、受信終了信号INTR及び受信し
たフレームが正常かどうかを示すステータスデータを出
力する。2、3はAND回路、4はSIO1からHDL
CフレームのデータDAが転送されたときに、これを記
憶する先入れ先出しメモリ(以下、データFIFOとす
る)、5はSIO1からステータスデータが転送された
ときに、これを記憶する先入れ先出しメモリ(以下、ス
テータスFIFOとする)である。
【0011】また、6はSIO1からデータを読み出し
てFIFO4、5へ転送し、受信終了信号INTRが入
力されると、SIO1を次のフレームの受信のために受
信可能状態に再設定するSIO/FIFO制御回路、7
は正常なフレームを受信したことを示すステータスデー
タがFIFO5から出力されると、出力するDMA転送
要求信号を切り替えて後述するDMAコントローラのチ
ャネルを切り替えるDMA切替回路である。
【0012】また、8はDMAコントローラであり、D
MA転送要求信号が入力されたときに、FIFO4から
後述するメモリへHDLCフレームのデータを転送し、
ステータスデータが異常なフレームを受信したことを示
すと、転送動作をしていたチャネルを初期化する。9は
OR回路、10はHDLCフレームのデータを記憶する
メモリ、11はメモリ10に記憶されたHDLCフレー
ムのデータを処理し、正常なフレームを受信したことを
示すステータスデータがFIFO5から出力されると、
転送動作をしていたDMAコントローラ8のチャネルを
転送可能状態に再設定するデータ処理部、12はデータ
・バスである。
【0013】また、REQは制御回路6に対してデータ
転送を要求する転送要求信号、RDはSIO1からデー
タを読み出すための読み出し制御信号、IWRはFIF
O4、5にデータを書き込むための書き込み制御信号、
FENDは1フレームの終了を示すフレーム終了信号、
WRはSIO1を受信可能状態に再設定するための再設
定信号、FOKはその値が「1」のときに正常なフレー
ムを受信したことを示すステータスデータ、FNGはそ
の値が「1」のときに異常なフレームを受信したことを
示すステータスデータ、ORQはDMA切替回路7に対
してデータ転送を要求する転送要求信号である。
【0014】また、DRQ1はDMAコントローラ8の
チャネル1に対してデータ転送を要求するDMA転送要
求信号、DRQ2は同様にチャネル2に対してデータ転
送を要求するDMA転送要求信号、ACK1、ACK2
はデータFIFO4に対してDMA転送が許可されたこ
とを示すアクノリッジ信号、IORはDMA転送時にF
IFO4、5からデータを読み出すための読み出し制御
信号、MWはDMA転送時にメモリ10にデータを書き
込むための書き込み制御信号、S1、S2はDMA8の
チャネル1、2を転送可能状態に再設定するための再設
定信号である。
【0015】図2はデータFIFO4、ステータスFI
FO5の構造を示す図である。データFIFO4は64
ワード×8ビット構成であり、b0〜b7の8ビット単
位でデータの書き込み読み出しが行われる。また、ステ
ータスFIFO5は64ワード×2ビット構成であり、
2ビット単位で書き込み読み出しが行われる。このデー
タFIFO4に書き込まれるのは、SIO1から出力さ
れる8ビットのパラレルデータDAである。
【0016】また、ステータスFIFO5には、AND
回路2、3を介してステータスデータFOK、FNGが
書き込まれる。AND回路2には、一方の端子にフレー
ム終了信号FENDが入力され、他方の端子に8ビット
データDAの中の1ビット、例えばb3が入力されてい
る。同様に、AND回路3には、データDA中の例えば
b5が入力されている。したがって、ステータスデータ
FOK、FNGの値は、フレーム終了信号FENDが
「L」レベルのとき「0」となり、信号FENDが
「H」レベルのときビットb3、b5の値となる。
【0017】次に、このようなHDLCフレーム受信回
路の動作として、まずSIO1からデータFIFO4、
ステータスFIFO5へデータを書き込み、1フレーム
の受信終了後にSIO1を受信可能状態に再設定する動
作を図3のタイミングチャート図で説明する。なお、図
示しない送信局は、終結フラグと開始フラグを1個のフ
ラグFで兼用させてHDLCフレームを連続送出してい
るものとし、図3はフレームnを受信しているところを
示している。
【0018】SIO1は、図3(a)のようなデータS
Dを受信すると、図3(b)のような「H」レベルの転
送要求信号REQを出力して制御回路6に対しデータ転
送を要求する。制御回路6は、この転送要求信号REQ
に応じて図3(d)のような「L」レベルの読み出し制
御信号RDを出力する。こうして、SIO1から出力さ
れたのが、図3(e)に示すアドレス部Aのデータであ
る。
【0019】続いて、制御回路6は、図3(f)のよう
な「L」レベルの書き込み制御信号IWRを出力し、F
IFO4、5にデータを書き込む。このとき、データF
IFO4には、アドレス部Aのデータが書き込まれる
が、図3(g)に示すフレーム終了信号FENDが
「L」レベルであることから、ステータスFIFO5に
書き込まれるデータFOK、FNGの値はいずれも
「0」である。
【0020】以上のような動作がフレームnの制御部
C、情報部D1、・・・、FCSで繰り返される。そし
て、フラグFを受信するとフレームnの受信終了となる
ので、SIO1は、図3(c)のような「H」レベルの
受信終了信号INTRを出力する。
【0021】このとき、上記と同様の制御信号RDによ
りデータが読み出されるが、このフラグFのタイミング
でSIO1から出力されるのは、フレームnのデータで
はなく、フレームnの受信結果等を示すステータスST
である(図3(e))。SIO1は、正常なフレームを
受信した場合、ステータスST中のビットb3の値を
「1」、ビットb5の値を「0」とし、FCSを使った
エラーチェックによりエラーフレームという判定結果に
なった場合、ビットb3の値を「0」、ビットb5の値
を「1」とする。
【0022】そして、制御回路6が、上記の受信終了信
号INTRに応じて図3(g)のような「H」レベルの
フレーム終了信号FENDを出力するので、ステータス
FIFO5に書き込まれるステータスデータFOK、F
NGの値はビットb3、b5の値となる。つまり、フラ
グFのタイミングで、フレームnの受信結果を示すステ
ータスデータがFIFO5に書き込まれることになる。
【0023】また、制御回路6は、上記受信終了信号I
NTRが出力されたことにより、図3では図示しない再
設定信号WRを出力し、SIO1を受信可能状態に再設
定する。こうして、フレームnの受信が終了し、次のフ
レームn+1の受信が上記と同様に行われる。これが、
SIO1からFIFO4、5へデータを書き込み、SI
O1を1フレームごとに受信可能状態に再設定する動作
である。
【0024】次に、データFIFO4に書き込まれたデ
ータをメモリ10へ転送する動作を図4のタイミングチ
ャート図で説明する。ここでの動作は、正常なフレーム
i、i+1を受信した場合の動作である。なお、FIF
O4、5にデータを書き込んでいることから明らかなよ
うに、データFIFO4から読み出されるフレームi
は、上記のフレームnより前にFIFO4に書き込まれ
たフレームである。
【0025】上記のように、フレームn、n+1のデー
タがデータFIFO4、ステータスFIFO5に書き込
まれる度に、FIFO4、5は、図3(h)、図4
(a)のような「H」レベルの転送要求信号ORQを出
力してDMAコントローラ8に対してデータ転送を要求
する。DMA切替回路7は、この転送要求信号ORQに
応じて図4(b)のような転送要求信号DRQ1を出力
し、DMAコントローラ8のチャネル1に対してDMA
転送を要求する。
【0026】DMAコントローラ8は、転送要求信号D
RQ1又はDRQ2が入力されると、図示しないCPU
に対してバス12の使用権の明け渡しを要求してバス・
マスタとなり、DMA転送動作を行うDMAサイクルに
入る。バス12の使用権を得てバス・マスタとなったD
MA8は、現在のDMAサービスチャネルであるチャネ
ル1から図4(d)のような「L」レベルのアクノリッ
ジ信号ACK1を出力する。
【0027】この信号ACK1は、OR回路9を介して
図4(f)のような読み出し制御信号IORとしてFI
FO4、5に入力される。こうして、FIFO4からデ
ータ・バス12に出力されたのが、図4(g)に示すア
ドレス部Aのデータである。そして、DMAコントロー
ラ8は、図4(h)のような「L」レベルの書き込み制
御信号MWを出力してこのデータをメモリ10に書き込
ませる。このように、1つのDMAサイクルでフレーム
iの8ビットのデータがFIFO4からバス12を介し
てメモリ10に転送される。
【0028】また、上記の読み出し制御信号IORによ
り、ステータスFIFO5からもデータが読み出される
が、フラグF以外のタイミングでFIFO5に書き込ま
れた値はすべて「0」なので、FIFO5から読み出さ
れるステータスデータFOK、FNGは「L」レベルで
ある。以上のような動作がフレームiの制御部C、・・
・、FCSで繰り返される。そして、フラグF(図4で
はステータスST)のタイミングになると、ステータス
FIFO5から読み出されるデータFOK、FNGに
は、前述のようにフレームiの受信結果が現れる。
【0029】ここでは、正常なフレームを受信した場合
を説明しているので、データFOKが図4(i)に示す
ように「H」レベルとなり、図4では図示しないデータ
FNGが「L」レベルとなる。そして、DMA切替回路
7、データ処理部11は、このデータFOKが「H」レ
ベルとなったときに、図7の例の信号INTに相当する
受信完了割り込みが発生したと認識する。
【0030】これで、フレームiの転送が終了し、次の
フレームi+1の転送に入る。なお、本実施例では、デ
ータFIFO4から読み出されたステータスSTもメモ
リ10に転送されるが、データ処理部11にとってステ
ータスSTはHDLCフレームのデータでない無効デー
タなので、後述するデータ処理の際には無視される。
【0031】DMA切替回路7は、上記の受信完了割り
込みの発生に伴い、次のフレームi+1の転送では転送
要求信号ORQに応じて図4(c)のような転送要求信
号DRQ2を出力し、DRQ1を出力しない。このよう
にして、DMAコントローラ8のチャネル切り替えが行
われ、DMA8のチャネル2によるDMA転送が上記と
同様に行われる。
【0032】一方、受信完了割り込みの発生により、デ
ータ処理部11は、フレームi+1の転送中に再設定信
号S1を出力し、フレームiの転送を行ったDMA8の
チャネル1を転送可能状態に再設定する。次いで、フレ
ームi+1の転送が終了すると、上記と同様にステータ
スデータFOKが「H」レベルとなって受信完了割り込
みが発生するため、DMA切替回路7は、図示しない次
のフレームi+2の転送では転送要求信号としてDRQ
1を出力し、DMAコントローラ8のチャネル1にDM
A転送を行わせる。
【0033】そして、データ処理部11は、フレームi
+2の転送中に再設定信号S2を出力し、フレームi+
1の転送を行ったDMA8のチャネル2を転送可能状態
に再設定する。このように、DMAコントローラ8のチ
ャネルを1フレームごとに切り替えてDMA転送が行わ
れる。
【0034】また、図7の例のデータ処理部24が1フ
レームごとに受信データの処理を行っていたのに対し、
本実施例のデータ処理部11は、図3、4の動作とは非
同期で複数フレーム(例えば、3〜4フレーム)を1度
にまとめて処理することにより、処理能力を向上させて
いる。このように複数フレームを1度にまとめて処理で
きるのは、以下のような理由による。
【0035】本発明によれば、従来よりも高速な回線速
度に対応することができるが、このような高速の回線で
はエラーフレームの発生を抑えないと高速化の意味がな
く、低速の回線に比べて非常に高い信頼性が要求され
る。つまり、別の言い方をすれば、エラーフレームが発
生する確率も低速の回線に比べて低いので、複数フレー
ムを1度にまとめて処理することができるのである。
【0036】次に、エラーフレームが発生した場合の動
作を図5のタイミングチャート図で説明する。図5にお
いては、フレームjがエラーフレーム、j+1が正常な
フレームである。エラーフレームjを受信してデータを
FIFO4、5に書き込む動作は、図3の正常なフレー
ムを受信した場合と同様であるが、フラグFのタイミン
グでステータスFIFO5に書き込まれるデータFO
K、FNGの値は、それぞれ「0」、「1」となる。
【0037】よって、フレームjのDMA転送が行われ
る際に、フラグF(ステータスST)のタイミングでF
IFO5から読み出されるデータFOKは、図5(i)
に示すように「L」レベルとなり、前述の受信完了割り
込みが発生しない。また、データFNGは、図5(j)
のように「H」レベルとなる。DMAコントローラ8
は、ステータスデータFNGが「H」レベルになると、
初期化信号が発生したと認識し、オートイニシャライズ
機能により、現在DMAサービス中のチャネル1を再度
転送可能状態に初期化する。
【0038】一方、DMA切替回路7は、受信完了完了
割り込みが発生しなかったので、DMA8の切り替えを
行わず、次のフレームj+1においても、図5(b)に
示すように転送要求信号DRQ1を出力し、DMA8の
チャネル1にDMA転送を行わせる。このように、フレ
ームを正常に受信できなかった場合は、DMA8が初期
化を行い、データ処理部11から再設定を行う必要がな
い。
【0039】以上のように、本実施例では、データ処理
部11の処理が万一遅れるような事態が発生しても、デ
ータFIFO4にHDLCフレームのデータを一時的に
蓄えられるようになっており、制御回路6がデータ処理
部11と無関係にSIO1を1フレームごとに再設定す
る。そして、DMA切替回路7がDMA8のチャネルを
1フレームごとに切り替えて転送バッファのチェーンを
行いながら、データ処理部11が転送動作をしていたD
MA8のチャネルを再設定し、メモリ10に記憶された
複数フレームを1度にまとめて処理する。また、フレー
ムを正常に受信できなかった場合は、DMA8が転送動
作をしていたチャネルを初期化する。
【0040】これにより、F/Wであるデータ処理部1
1の処理時間を気にする必要がなくなり、終結フラグと
開始フラグを1個のフラグFで兼用して連続送出される
HDLCフレームを受信することが可能になり、従来よ
り高速な回線速度に対応することもできる。
【0041】そして、本実施例のHDLCフレーム受信
回路が対応できる回線速度は、以下のようにデータFI
FO4の容量から逆算することができる。すなわち、受
信完了割り込みが発生したときのデータ処理部11の処
理時間は、実測で約256μs以下である必要があるた
め、FIFO4の容量と回線速度は次式のような関係を
満たす。 {データFIFOのデータ幅(ビット)/回線速度(bps)} ×データFIFOの長さ(ワード)=256(μs) ・・・(1)
【0042】よって、式(1)により回線速度を次式の
ように求めることができる。 回線速度={データFIFOのデータ幅×データFIFOの長さ} /0.000256={8×64}/0.000256 =2(Mbps) ・・・(2) つまり、図7の例では48〜64kbpsの回線速度が
限界であったのに対し、本実施例によれば、2Mbps
の回線速度に対応することができる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、FIFOメモリがHD
LCフレームのデータを蓄え、制御回路が通信プロトコ
ルコントローラを1フレームごとに再設定し、DMA切
替回路がDMAコントローラのチャネルを1フレームご
とに切り替え、データ処理部が転送動作をしていたDM
Aコントローラのチャネルを再設定する。またフレーム
を正常に受信できなかった場合、DMAコントローラが
チャネルを初期化する。これにより、データ処理部の処
理時間を気にする必要がなくなり、終結フラグと開始フ
ラグを1個のフラグで兼用させて連続送出されるHDL
Cフレームを受信することが可能になり、従来より高速
な回線速度に対応することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施例を示すHDLCフレーム受
信回路のブロック図である。
【図2】 FIFOメモリの構造を示す図である。
【図3】 図1のHDLCフレーム受信回路の動作を説
明するためのタイミングチャート図である。
【図4】 図1のHDLCフレーム受信回路の動作を説
明するためのタイミングチャート図である。
【図5】 エラーフレームが発生した場合の動作を説明
するためのタイミングチャート図である。
【図6】 HDLCのフレーム構造及び回線に送出され
たHDLCフレームを示す図である。
【図7】 従来のHDLCフレーム受信回路のブロック
図である。
【符号の説明】
1…通信プロトコルコントローラ、2、3…AND回
路、4、5…FIFOメモリ、6…SIO/FIFO制
御回路、7…DMA切替回路、8…DMAコントロー
ラ、9…OR回路、10…メモリ、11…データ処理
部、12…データ・バス。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線からHDLCフレームのデータを受
    信し、1フレーム分の受信が終了したときに、受信終了
    信号及び受信したフレームが正常かどうかを示すステー
    タスデータを出力する通信プロトコルコントローラと、 HDLCフレームのデータ及びステータスデータが転送
    されたときに、これらを記憶すると共に転送要求信号を
    出力するFIFOメモリと、 前記コントローラからデータを読み出してFIFOメモ
    リへ転送し、受信終了信号が入力されると、コントロー
    ラを次のフレームの受信のために受信可能状態に再設定
    する制御回路と、 HDLCフレームのデータを記憶するメモリと、 正常なフレームを受信したことを示すステータスデータ
    がFIFOメモリから出力されると、前記転送要求信号
    が入力される度に出力するDMA転送要求信号を第1の
    信号から第2の信号、あるいは第2の信号から第1の信
    号へ切り替えるDMA切替回路と、 第1、第2のDMA転送要求信号が入力されたときに、
    それぞれ第1、第2のチャネルを用いてFIFOメモリ
    からHDLCフレームのデータを読み出してメモリへ転
    送し、FIFOメモリから読み出したステータスデータ
    が異常なフレームを受信したことを示すと、転送動作を
    していたチャネルを初期化するDMAコントローラと、 メモリに記憶されたHDLCフレームのデータを処理
    し、正常なフレームを受信したことを示すステータスデ
    ータがFIFOメモリから出力されると、転送動作をし
    ていたDMAコントローラのチャネルを転送可能状態に
    再設定するデータ処理部とを有することを特徴とするH
    DLCフレーム受信回路。
JP6274892A 1994-11-09 1994-11-09 Hdlcフレーム受信回路 Pending JPH08139783A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6274892A JPH08139783A (ja) 1994-11-09 1994-11-09 Hdlcフレーム受信回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100494435B1 (ko) * 2003-01-21 2005-06-13 네오웨이브주식회사 이더넷 패킷의 전송 방법 및 송수신기

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