JPH063925B2 - 共用チヤネルアクセス制御回路 - Google Patents

共用チヤネルアクセス制御回路

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JPH063925B2
JPH063925B2 JP12065185A JP12065185A JPH063925B2 JP H063925 B2 JPH063925 B2 JP H063925B2 JP 12065185 A JP12065185 A JP 12065185A JP 12065185 A JP12065185 A JP 12065185A JP H063925 B2 JPH063925 B2 JP H063925B2
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昌夫 池田
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直文 永井
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、網終端装置を介して加入者回線に接続されて
いる宅内系バスに複数の宅内機器が接続され、各宅内機
器が前記バス上のチャネルを共用して前記網終端装置と
の間で情報の送受を行なうに際し、各宅内機器からの前
記共用チャネルへのアクセスが競合による衝突を生じる
場合に備えて各宅内機器に設けられた共用チャネルアク
セス制御回路に関するものである。
一般に、電話、データ、ファクシミリ通信サービスや、
通信情報を加工する各種通信処理サービスなどの多様な
サービスを一つのディジタル通信網で総合して提供する
網をディジタル総合サービス網(ISDN)と云い、こ
のISDNでは、多種多様なサービスを提供するため
に、該網に網終端装置を介して接続された宅内系におい
て、多種多様な宅内機器を接続する必要があり、この
際、1本の加入者線で複数の宅内機器が経済的に加入で
きるようにバス接続などによる1対n(マルチポイン
ト)接続を採用することがある。
本発明は、例えばかかるマルチポイント接続の宅内機器
における共用チャネルアクセス制御回路に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
第4図は上述のマルチポイント接続を採る複数の宅内機
器の接続状況を示す回路図である。
同図において、TE1〜TEiはそれぞれ宅内機器、NT
は網終端装置としての宅内制御装置、BuR,BuTは宅
内制御装置NTより出ている受信および送信バス、Lは
加入者回線である。加入者回線Lは宅内制御装置NTを
図示しないディジタル交換機等に接続する。
宅内機器TE1〜TEiは、その1個TEiのみ構成を詳
しく示すが、他の何れも同様な構成を有する。宅内機器
TEiにおいてCNTは呼制御情報等を伝送する共用チ
ャネル(DT,DR)アクセス制御回路、MPXT,DM
PXTはそれぞれ多重化および分離回路、DRは受信呼
制御情報、DTは送信呼制御情報、BRは受信されるディ
ジタル化された通話信号、データ端末へのデータ信号等
からなるユーザ情報およびその受信端子を、またBT
同じく送信されるユーザ情報およびその送信端子を示
し、端子BR,BTには、電話機、データ端末等の宅内機
器に対するディジタル化されたユーザ情報が送受され
る。
Eはエコービットつまり、競合の起こり得る上りチャネ
ル(送信バスBuT)の各ビットの値を宅内制御装置N
Tで判定し、下りのエコーチャネル(受信バスBuR)
で返送してくるビットである。各宅内機器では、このエ
コービットEを監視しており、“1”ビットが一定数
(例えば8以上)続くと上り共用チャネルが空と判定す
る。空の場合、共用チャネルに送信情報を1ビットずつ
送り出し、これがエコービットの値と一致すれば送信を
継続し、不一致ならば衝突と判定し、直ちに送信を停止
し、再び空と判定した時点で最初のビットから再送する
ようになっている。
またIN1,IN2は否定回路である。なお、宅内機器T
1〜TEiは、総べて網側から供給されるクロックに同
期して動作する。
第5図は、第4図における共用チャネルアクセス制御回
路CNTの従来例を示すブロック図である。同図におい
て、1はHDLC手順制御を有するデータ送信回路(デ
ータ送信用LSI)で、RXDはデータ受信端子、TX
はデータ送信端子、RXCはデータ受信用クロック入力
端子、TXCはデータ送信用クロック入力端子である。
上記のデータ送信回路1では送信と受信とは各クロック
の供給の有無によりそれぞれ独立に行なわれる。
上記のデータ送信回路1はデータ送信用クロック入力端
子TXDへのクロック供給を停止することにより、受信
は停止しないが、送信を中断しクロック停止時のデータ
極性(0あるいは1)を保持し、クロック供給再開によ
り、後続データを送信する。該送信回路1はまたDMA
機能を有し、メインメモリ8との間で、プロセッサCP
U7を介さずにデータの送受をなしうる機能を有する。
送信回路1はフレーム送出時以外は、クロック供給によ
り常にフラグシーケンス(01111110)を送信しているもの
とする。2は送信バッファであり、送信データを蓄積
し、共用チャネルアクセスの競合により衝突が生じた時
のみデータの再送を行う。3はフレーム送出開始・終了
識別回路であり、送信回路1より送出されるデータフレ
ームの先頭位置の検出と、フレーム送信終了の検出を行
う。
4は送信制御回路であり、送信回路1への送信待制御、
送信バッファ2への再送制御等を行う。5は衝突検出回
路であり、先にも述べたようにビット毎に送信データビ
ットと網終端装置から返送されるエコービット(上記の
E)を照合し、不一致時に衝突ありとみなす回路であ
る。6は回線空検出回路であり、エコービットEの
“1”の数をカウントすることにより共用チャネル
“空”を検出する回路である。
9は第1のセレクタ(SEL1)であり、送信に際し送
信データが送信回路1からの直接送信データか、送信バ
ッファ2からの再送データかの選択を行う。10は第2
のセレクタ(SEL2)であり、送信時や衝突検出時に
共用チャネルにオール“1”を総出する回路である。な
お11はCPUバスである。端子DR,Eは第4図に示
す分離回路DMPXTの同名の端子に、端子DTは同じ
く第4図に示す多重化回路MPXTの同名の端子に接続
される。
次に、このアクセス制御回路CNTの動作を説明するわ
けであるが、その前に、説明の便宜上、データ送信回路
1のとるハイレベルデータリンク制御手順(HDLC)
において、任意のビット列の情報およびリンク制御情報
を転送する際の単位とするフレームのフォーマットを説
明しておく。
第6図はかかるHDLC手順におけるフレームのフォー
マットを示す説明図である。
同図に見られるように、HDLC手順では、任意のビッ
ト列の情報およびリンク制御情報を、転送単位であるフ
レームによって伝送する。フレームの開始および終了は
フラグシーケンスF(01111110)で示す。フラグシーケン
スFはフレーム同期用の信号であり、フレームは1個以
上のフラグシーケンスFの送受信により、フレームの同
期をとる。
フレームで転送する情報の中にフラグシーケンスと同じ
ビット列が出現すると、受信側はそれをフレームの終了
と見なし不都合である。これを防ぐため、フレームの情
報中に5個の連続するビット“1”のパターンが出現し
た場合、送信側はその直後にビット“0”を一つ強制的
に挿入して送信し、受信側では5個の連続したビット
“1”のパターンに続いて受信する一つのビット“0”
を除去する方法(ゼロビット挿入方式)を用いて、転送
するデータの透過性を保証する。
アドレスフィールドAは、そのフレームを送受信する局
に割り当てたアドレスを2進符号で示す。そのフレーム
を受信する側の局のアドレスをもつフレームはコマンド
フレームであり、送信する側の局のアドレスをもつフレ
ームはレスポンスフレームである。
制御フィールドCは、フレームがコマンドの場合相手局
に対する動作の指令を、また、フレームがレスポンスの
場合コマンドフレームの指令に対する応答などを示す。
フレームチェックシーケンス(FCS:frame checking
sequence)は、フレームの伝送誤り検出用の16ビッ
トのシーケンスである。
以上でフレームフォーマットの説明を一応終えて、次に
第5図に示したアクセス制御回路CNTの動作について
簡単に説明する。
今、回線空検出回路6が共用チャネルが空であると判定
し、送信制御回路4に対して送信可である旨を通知した
とする。プロセッサCPU7は、送信すべきフレームが
あると、DMA転送開始命令をデータ送信回路1に書き
込むことにより、送信回路1はDMA制御によりメイン
メモリ8より送信フレームデータの受取りを行いデータ
送信端子TXDよりフレーム送信を開始する。
この時、フレーム送出開始終了識別回路3で、データ送
信回路1より送出されるデータのフレーム送出開始をフ
ラグとは異なったパターンの検出で知り、送信制御回路
4に対しフレーム送信が開始されたことを通知し、回線
空検出回路6から送信可が出ている場合は、データ送信
回路1への送信クロック供給を続行させるとともに送信
バッファ2へのデータ書込みをフレーム先頭位置である
フラグより開始させる。
回線空検出回路6が回線送信不可を出している場合は、
送信待ちとなりデータ送信回路1への送信クロック供給
を停止し、データ送信端子TXDからの送信データを中
断するとともに、送信バッファ2へのデータ書込みを不
可とする。共用チャネルが“空”となり回線空検出回路
6が回線送信可を出すとともに、データ送信回路1への
送信クロック供給を再開し送信バッファ2へのデータ書
込みをフレーム先頭位置であるフラグより開始させる。
以上は、プロセッサCPU7の命令によりデータ送信を
開始する場合を説明したが、データ送信回路1がプロセ
ッサCPU7を介さず自律的に送出するフレームの場合
も、フレームをデータ送出端子TXDから送信開始した
後は、同様な手順を踏む。
共用チャネルに対するフレーム送信中において、衝突検
出回路5が衝突を検出したときは、そのことを送信バッ
ファ2及び送信制御回路4に伝える(COD)ととも
に、共用チャネルに対しては、セレクタ10によりデー
タオール“1”(インタフレームタイムフィルと呼ぶ)
を衝突直後から送信する。
この時、データ送信回路1では衝突状態に関与せずデー
タ送信端子TXDよりフレーム送信を続行させ、送信バ
ッファ2に書き込みを続行する。送信制御回路4は衝突
検出回路5からの衝突が起きたことの通知(COD)を
受けとると回線空検出回路6からの共用チャネルが空に
なったことによる送信可が出るまで待機し、送信可が出
ることにより、送信バッファ2に対して再送が可能であ
ることを指示する。
送信バッファ2では、これにより衝突の生じたフレーム
の先頭から再送を第1のセレクタ9(SEL1)のゲー
トを開くことにより開始する。再送フレームが再び衝突
を起こすことが考えられるため、送信バッファ2では、
何回衝突が生じても再送をくりかえす構成としている。
フレーム送出開始・終了識別回路3が、データ送信回路
1からのフレーム送信終了を検出すると、送信バッファ
2へのデータ書き込みを終了フラグまで書き込んで停止
させる。
以上、第5図を参照して説明した如き従来の共用チャネ
ルアクセス制御回路(なお、詳しくは、特願昭58−1
93094号の明細書を参照されたい)は、上述のよう
に構成されていたので、フレームの送出が開始されたこ
と及び送出が終了したことを検出するためのフラグパタ
ンの検出回路が必要となり、また再送のためにフレーム
をバッファリングする再送バッファが、網における透過
性保証のため送出フレームに挿入される“0”ビットに
より、オクテット単位では制御できず、ビット単位の制
御を要することになるため再送バッファの制御回路が複
雑になり、回路規模が大きくなるという欠点があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
そこで本発明においては、共用チャネルアクセス制御回
路において、従来要していたフラグパタンの検出回路を
不要にすること、また再送バッファをオクテッド単位で
制御可能にすること、ひいてはバッファ制御回路を簡単
化して回路規模の低減を図ること、を解決すべき問題点
としており、従って本発明は、上述のことを可能にする
共用チャネルアクセス制御回路を提供することを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段および作用〕
そこで本発明による共用チャネルアクセス制御回路にお
いては、再送用バッファ回路をデータ送信回路の入力側
に配置して、送信すべき情報を、フラグシーケンスを含
まず、かつ網透過性を保証するためのゼロビット挿入の
なされていない情報形式でバッファリングしておき、送
信制御回路からの制御により、再送時には、再送すべき
情報を前記情報形式でデータ送信回路に供給し、データ
送信回路はこれをフレーム構成の情報に組立てて再送す
るようにして、バッファ制御回路の簡単化を図ってい
る。
更に換言すると、本発明においては、送出データの再送
に備えたバッファリングを、共用チャネルへ向けてのデ
ータ送出のためのフレーミング(フレーム形式に組立て
ること)を行う前の段階において実施するようにしたこ
とを最も主要な特徴とするもので、従来の技術とは、デ
ータの再送に備えたバッファをフレーミングを行う回路
の前に設け、バッファリングする呼制御の信号やユーザ
情報がオクテット単位で制御できるようにした点と、バ
ッファリングに際して、フレームの先頭を検出する必要
が無いため、その検出回路を不要にした点とが、端的に
云うと異なると云える。
〔実施例〕
次に図を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図である。同
図において、5は衝突検出回路、6は空検出回路、7は
CPU、8はメインメモリ、10は送信データセレク
タ、11はCPUバス、12は送信制御回路、13はデ
ータ送信回路、14は再送用バッファ、15は送信フレ
ームセレクタである。
第1図に示した本発明の一実施例を、第5図に示した従
来回路と対比してみると、再送用バッファの位置が前者
ではデータ送信回路の入力側にあり、後者では出力側に
あって、その故に再送用バッファに対する制御線の本数
が、本発明の実施例による場合、従来回路に比し、著る
しく低減していることが認められるであろう。そしてこ
のことが本発明の最大の特徴であることは先にも説明し
た。
次に第1図を参照して回路動作を説明する。
端子DTを介して共用チャネルへ送出するためにCPU
7によりセレクタ15を介してデータ送信回路13に入
力された呼制御信号やユーザ情報は、同時に再送用バッ
ファ14によりバッファリングされており、再送用バッ
ファ14は送信制御回路12に回線要求を通知する。送
信制御回路12は回線要求と空検出回路6から通知され
る空検出通知(SACK)との論理積から衝突検出回路
5に対してフレームが送出中であることを知らせ、衝突
の発生を監視させ、衝突検出回路5から衝突の検出が通
知されると、データ送信回路13に対してフレーム送信
を中止するように指示する。
この後、空検出回路6から共用チャネル空が通知される
と送信制御回路12は、データ送信回路13を介して再
送用バッファ14に対して送信文字要求を送って、それ
までバッファリングされていた呼制御信号やユーザ情報
を送信フレームセレクタ15を介してデータ送信回路1
3に出力させ、バッファリングされていた前記呼制御信
号やユーザ情報を再送用バッファ14が出力し終ると、
続く呼制御信号やユーザ情報をCPU7により出力させ
る。ここで共用チャネルへ出力される呼制御信号やユー
ザ情報はCPU7により、メインメモリ8から読み出さ
れ、データ送信回路13へ転送される。またCPU7に
よる直接の呼制御信号やユーザ情報と再送用バッファ1
4から再送される呼制御信号やユーザ情報とは送信フレ
ームセレクタ15により選択されるようになっており、
衝突発生時には送信データセレクタ10により、データ
送信回路13からのデータの代りに、“1”のデータが
選択され、共用チャネルへのデータ送信回路13による
フレーム送信を直ちに中止する。
なお、データ送信回路13とCPU7とは、CPUバス
11を介して接続されているものであることは図示の通
りである。
さて、以上は本発明による共用チャネルアクセス制御回
路の一般的な説明であるが、本制御回路を先にも述べた
ISDNの宅内系に適用する場合について以下、説明す
る。
先にも述べたように、ISDNは各種サービスを一元的
に提供しようとする網のことであり、かかるISDNの
構築は、現実に全世界的な課題となっており、CCIT
T(国際電信電話諮問委員会)においてその標準化の検
討が進められている。そしてその一環として、ISDN
とユーザとの間のインタフェース(ISDNユーザ網イ
ンタフェース)で規定されるプロトコルとして、共通チ
ャネル形プロトコルが検討されている。
この共通チャネル形プロトコルは、その名のとおり、共
通の信号チャネル(本プロトコルでは信号チャネルを便
宜上、Dチャネルと呼ぶ)を用いて複数の情報チャネル
(情報チャネルを便宜上、Bチャネルと呼ぶ)の制御を
行うプロトコルである。先にも述べたように、マルチポ
イント構成をとって複数の宅内機器を収容している場
合、制御信号の転送に共用しているDチャネルに対する
各宅内機器からのアクセス競合が起きるので、その制御
のために本発明による共用チャネルアクセス制御回路が
用いられるものであることは述べるまでもないであろ
う。
さて、以上説明した如き背景をもつISDNユーザ網イ
ンタフェースのDチャネルフレームを第2図(a)に示
し、その中のアドレスフィールドの詳細を第2図(b)に
示す。
第2図(a)において、31はフレーム開始フラグ(1オ
クテット)、32はアドレスフィールド(2オクテッ
ト)、33はコントロールフィールド(1〜2オクテッ
ト)、34は情報フィールド(0〜260オクテッ
ト)、35はFCS(2オクテット)、36はフレーム
終結フラグ(1オクテット)である。
Dチャネルフレームは最小3オクテット(フラグ、FC
S、透過性保証のために挿入されたビット0を除く)で
あり、ISDNユーザ網インタフェースにおいてはこの
内、端末(宅内機器)が固有の値を持つアドレスフィー
ルド2オクテットを送出し終り、続くコントロールフィ
ールドの送信を始めるまでに衝突は検出されるので、衝
突検出回路5は終結フラグまで検出を行い続ける必要は
なく、衝突発生の監視終了は、CPU7がデータ送信回
路13に最終キャラクタの通知を行ったことにより再送
用バッファ14が送信制御回路12に通知する。
このような構成になっているから、データ送信回路13
の出力をモニタし、共用チャネルフレームの開始・終了
を検出する回路(第5図における識別回路3)が不要に
なり、またフレーム再送のためのバッファ14はオクテ
ット単位でコントロールを行うことができ、バッファ1
4の制御回路の回路規模を小さくできることになる。
なお、第2図(a)に示したDチャネルフレームの構成
は、第6図に示したHDLC手順におけるフレームの構
成と同じに見えるが、フレーム中のアドレスフィールド
の構成が前者と後者では異なるわけで、前者におけるそ
れを第2図(b)に示した。
第2図(b)においては、前述のバスを用いたマルチポイ
ント構成への適用のため、16ビット長のアドレスフィ
ールド内に終端点識別子(TEI)を設け、個々の宅内
機器にそれぞれ異なるTEIの値を付与することで複数
のデータリンクコネクションを同時に設定可能としてい
る。そのほか、Eは拡張ビット、C/Rはコマンドレス
ポンスビット、SAPIはサービスアクセスポイント識
別子、である。
第3図は本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。同図において、5は衝突検出回路、6は空検出回
路、7はCPU、8はメインメモリ、10は送信データ
セレクタ、11はCPUバス、13はデータ送信回路、
16は再送用バッファ、17は送信制御回路である。
本実施例の回路動作を説明すると、再送用バッファ16
は書込みのアドレスと読出しのアドレス別々に指定でき
るバッファ(RAM)であり、CPU7よりバッファ1
6にデータ書込みがあると、該バッファ16はこれをバ
ッファリングし、書込みのアドレスを増加させ、データ
送信回路13にデータを出力すると読み出しのアドレス
を増加させ、書込みのアドレスと読み出しのアドレスが
一致した場合は、CPU7に書込み要求の通知をする。
共用チャネルへ出力するためCPU7によりメインメモ
リ8から読み出され再送用バッファ16へ入力された呼
制御用の信号やユーザ情報は、該バッファ16にバッフ
ァリングされる。バッファ16は、入力された呼制御用
の信号やユーザ情報をデータ送信回路13へ出力すると
共に、送信制御回路17に回線要求の通知を行う。送信
制御回路17は、空検出回路6からの共用チャネル空の
通知を確認し、データ送信回路13へフレーム送信可
(SDW)の通知を行い、衝突検出回路5と空検出回路
6にフレーム送信中の通知を行う。
衝突検出回路5はフレーム送信中の通知により衝突の発
生を監視し、衝突を検出すると通信制御回路17に通知
(COD)し、通信制御回路17は、データ送信回路1
3の送信を中断させ、再送用バッファ16の読出しアド
レスをリセットする。バッファ16は、バッファリング
していた呼制御用の信号やユーザ情報の1オクテットめ
を再びデータ送信回路13へ出力し、送信制御回路17
に回線要求の通知を行う。
この後、空検出回路6から共用チャネルの空が通知され
ると、送信制御回路17はデータ送信回路13にフレー
ム送信可の通知を行い、データ送信回路13は再びフレ
ームを送り始める。
フレームの再送が始まると再送用バッファ16はデータ
送信回路13の要求に応じて、それまでバッファリング
していた呼制御用の信号やユーザ情報をデータ送信回路
13へ出力するが、バッファリングしていた内容をすべ
て出力すると、すなわち読み出しアドレスと書込みアド
レスが一致すると、CPU7に残りの呼制御用の信号や
ユーザ情報を要求する。
また前述したようにISDNユーザ網インタフェースに
適用した場合、衝突は遅くとも、送出共用チャネルフレ
ームのアドレスフィールド(2オクテット)に続くビッ
トを共用チャネルへ送出する前には検出されるので、再
送用バッファ16には最小3オクテット分のバッファ容
量を用意すればよい。共用チャネルへ出力される呼制御
信号やユーザ情報はCPU7によって、メインメモリ8
から読み出され再送用バッファ16に書き込まれるもの
であることは勿論である。
衝突発生時には、送信データセレクタ10により、送信
回路13からのデータの代りに、“1”のデータが選択
され、Dチャネルへのフレーム送信を直ちに中止する。
再送用バッファ16とCPU7はCPUバス11により
接続されるものであることは述べるまでもない。
この様な構成とすることにより、送信フレームセレクタ
(第1図における15)が不要になり、またデータ送信
回路の出力をモニタし共用チャネルフレームの開始・終
了を検出する回路(第5図における3)が不要になり、
フレーム再送のためのバッファはオクテット単位で制御
でき、バッファの制御回路の規模を小さくできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、共用チャネルア
クセス制御機能の内、再送のためバッファリングを、フ
ラグ付加や透過性保証のためのゼロビット挿入等のフレ
ーミングを実施する前に行うことにより、共用チャネル
フレームの開始・終了を検出する回路が不要になり、再
送用のバッファ制御もオクテット単位で行えばよいこと
になるため、ビット単位で制御する場合より回路が単純
で規模も小さくなり、共用チャネルアクセス制御回路全
体の回路規模を従来に比べ小さくできるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図
(a)はDチャネルフレームを示す説明図、第2図(b)はD
チャネルフレームのアドレスフィールドの詳細を示す説
明図、第3図は本発明の第2の実施例を示すブロック
図、第4図はマルチポイント接続を採る複数の宅内機器
の接続状況を示す回路図、第5図は共用チャネルアクセ
ス制御回路の従来例を示すブロック図、第6図はHDL
C手順におけるフレームのフォーマットを示す説明図、
である。 符号の説明 1…データ送信回路、2…再送用バッファ、3…フレー
ム送出開始・終了識別回路、4…送信制御回路、5…衝
突検出回路、6…空検出回路、7…CPU、8…メイン
メモリ、9…送信フレームセレクタ、10…送信データ
セレクタ、11…CPUバス、12…送信制御回路、1
3…データ送信回路、14…再送用バッファ、15…送
信フレームセレクタ、16…再送用バッファ、17…送
信制御回路、31…フレーム開始フラグ、32…アドレ
スフィールド、33…コントロールフィールド、34…
情報フィールド、35…FCS、36…終結フラグ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 愼夫 神奈川県横須賀市武1丁目2356番地 日本 電信電話株式会社横須賀電気通信研究所内 (56)参考文献 特開 昭60−127842(JP,A) 特開 昭61−261941(JP,A) 特開 昭61−278236(JP,A) 特開 昭61−239742(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】網終端装置を介して加入者回線に接続され
    ている宅内系バスに複数の宅内機器が接続され、各宅内
    機器が前記バス上のチャネルを共用して前記網終端装置
    との間で情報の送受を行なうに際し、各宅内機器からの
    前記共用チャネルへのアクセスが競合による衝突を生じ
    る場合に備えて各宅内機器に設けられた共用チャネルア
    クセス制御回路において、 前記網終端装置からの共用チャネル使用状況情報により
    共用チャネルの空きを検出する回路、同じく共用チャネ
    ル使用状況情報により共用チャネルへのアクセス衝突を
    検出する回路、フレーム構成で情報を送信するデータ送
    信回路、送信すべき情報をバッファリングしておいて再
    送に備える再送用バッファ回路、および送信制御回路を
    少なくも具備し、 前記送信制御回路は、前記空検出回路により共用チャネ
    ルの空が検出されているときのみ、前記データ送信回路
    による情報送出を許し、前記衝突検出回路により共用チ
    ャネルへのアクセス衝突が検出されたときは、前記デー
    タ送信回路による情報送出を中止させ、その後、共用チ
    ャネルの空が検出されたとき、前記再送用バッファ回路
    を利用して、衝突により消失の恐れのある既送出データ
    の再送を行なうようにすると共に、 前記再送用バッファ回路は前記データ送信回路の入力側
    に配置されていて、送信すべき情報を、フラグシーケン
    スを含まず、かつ網透過性を保証するためのゼロビット
    挿入のなされていない情報形式でバッファリングしてお
    き、送信制御回路からの制御により、再送時には、再送
    すべき情報を前記情報形式でデータ送信回路に供給し、
    データ送信回路はこれをフレーム構成の情報に組立てて
    再送するようにしたことを特徴とする共用チャネルアク
    セス制御回路。
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