JPH0813972A - 基礎杭の施工装置 - Google Patents

基礎杭の施工装置

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JPH0813972A
JPH0813972A JP15323694A JP15323694A JPH0813972A JP H0813972 A JPH0813972 A JP H0813972A JP 15323694 A JP15323694 A JP 15323694A JP 15323694 A JP15323694 A JP 15323694A JP H0813972 A JPH0813972 A JP H0813972A
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英生 大神
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無理なく地盤を掘り進むことができるととも
に、排土処理の手間及び処理費を軽減できる基礎杭の施
工装置を提供する。 【構成】 先端部に堀削刃21を設けたオーガーヘッド
部20と、このオーガーヘッド部20の外径より小さな
外径を有する円柱形の円柱軸部22、及びこの円柱軸部
22の外周面から突出するともに、オーガーヘッド部2
0の外径とほぼ等しい外径を有し、円柱軸部22の高さ
方向に沿ってスパイラル状に延びたスクリュー翼32を
有する揚土部30と、上方に向かって円錐状に太くな
り、その最大外径がオーガーヘッド部20の外径とほぼ
等しく形成された押圧部40と、オーガーヘッド部20
の外径とほぼ等しい外径を有する円柱形の築壁部50と
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、地上の構築物や構造
物を支える基礎杭の施工装置に関し、特に堀削時に生じ
る堀削土を堀削孔の内周壁側に押圧して地上への排土量
を低減する施工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】既製の基礎杭の施工として、先端に堀削
刃を有する基礎杭の施工装置、いわゆる堀削機により、
地盤を垂直に堀削し、その後、堀削孔内部にセメントミ
ルク等の充填液を充填し、これに基礎杭を挿入する低騒
音低振動工法のプレボーリング工法が多用されている。
【0003】従来、この種の基礎杭の施工装置として
は、スクリューオーガーが一般的であるが、堀削時の排
土量を低減させるものとして、先端に堀削刃を有するオ
ーガーヘッドの直上の軸部を円錐状にして、堀削土を堀
削孔の内周壁に押し付けるもの等が提案されている(例
えば、特公昭57−27274号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した排土
量の低減を目的とした従来の基礎杭の施工装置では、先
端の堀削刃の直上に、肉厚状のスクリュー翼を付設した
円錐状の傾斜面を有するオーガーヘッドを配し、先端地
盤を堀削後、ほぼ同時に堀削土を堀削孔の内周壁側へ圧
縮しようとするものであるから、オーガーヘッドと堀削
土との摩擦抵抗が大きく、砂層や固い地盤では堀削困難
となる問題点があった。
【0005】そこで、請求項1〜9記載の発明は、上記
した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、堀削孔の内周壁側に充
分ほぐされた堀削土を徐々に圧縮することで、堀削孔の
周辺地盤を徐々に圧密して、無理なく地盤を掘り進むと
ともに、地上への排土量を減少させて排土処理の手間及
び処理費を軽減する基礎杭の施工装置を提供しようとす
るものである。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の目的に加え、築壁部にスクリュー突条を設けて、堀
削時の築壁部の摩擦抵抗を減少させるようにした基礎杭
の施工装置を提供しようとするものである。請求項3記
載の発明は、請求項1又は2記載の発明の目的に加え、
押圧部にスクリュー突条を設けて、外周の堀削土の一部
を強制的に上方に移送して、堀削時の押圧部の摩擦抵抗
を減少させ、効果的に堀削孔の内周壁を押圧する基礎杭
の施工装置を提供しようとするものである。
【0007】請求項4記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明の目的に加え、押圧部に傾斜突片を設けて、押
圧部周面に堀削土が塊状のまま固結しないよう攪拌しつ
つ、堀削土を上方に移送させて、効果的に堀削孔の内周
壁を押圧するようにした基礎杭の施工装置を提供しよう
とするものである。請求項5記載の発明は、請求項1〜
4記載の発明の目的に加え、押圧部と築壁部との間に磨
耗リングを設けて、押圧部と築壁部との間の本体を磨耗
から保護するようにした基礎杭の施工装置を提供しよう
とするものである。
【0008】請求項6記載の発明は、請求項1,2又は
5記載の発明の目的に加え、押圧部に磨耗板を設けて、
押圧部を磨耗から保護するとともに、押圧部周面に堀削
土が固結しないように攪拌するようにした基礎杭の施工
装置を提供しようとするものである。請求項7記載の発
明は、請求項1,2又は5記載の発明の目的に加え、押
圧部に攪拌突片を設けて、堀削土を攪拌するとともに、
回転力を与えて摩擦抵抗を低減しながら孔壁側に押し固
めるようにした基礎杭の施工装置を提供しようとするも
のである。
【0009】請求項8記載の発明は、請求項1,2又は
5記載の発明の目的に加え、押圧部に攪拌棒を設けて、
堀削土を攪拌するとともに、回転力を与えて摩擦抵抗を
低減しながら孔壁側に押し固めるようにした基礎杭の施
工装置を提供しようとするものである。請求項9記載の
発明は、請求項1〜8記載の発明の目的に加え、オーガ
ーヘッド部の先端に注入孔を設けて、注入孔から堀削孔
内に充填液を注入できるようにした基礎杭の施工装置を
提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものであり、以下にその内容を図面に
示した実施例を用いて説明する。請求項1記載の発明
は、先端部に堀削刃を設けたオーガーヘッド部(20)と、
このオーガーヘッド部(20)の上端部に連結し、オーガー
ヘッド部(20)の外径より小さな外径を有する円柱形の円
柱軸部(31)、及びこの円柱軸部(31)の外周面から突出す
るとともに、前記オーガーヘッド部(20)の外径とほぼ等
しい外径を有し、円柱軸部(31)の高さ方向に沿ってスパ
イラル状に延びたスクリュー翼(32)を有する揚土部(30)
と、この揚土部(30)の円柱軸部(31)の上端部に連結し、
上方に向かって円錐状に太くなり、その最大外径がオー
ガーヘッド部(20)の外径とほぼ等しく形成された押圧部
(40)と、この押圧部(40)の上端部に連結し、オーガーヘ
ッド部(20)の外径とほぼ等しい外径を有する円柱形の築
壁部(50)とを有することを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の特徴点に加え、築壁部(50)周面に、築壁部(50)の
高さ方向に沿ってスパイラル状にスクリュー突条(51)を
設けたことを特徴とする。請求項3記載の発明は、上記
した請求項1又は2記載の特徴点に加え、押圧部(40)周
面に、押圧部(40)の高さ方向に沿ってスパイラル状にス
クリュー突条(41)を設けたことを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、上記した請求項1
又は2記載の特徴点に加え、押圧部(40)周面に、押圧部
(40)の高さ方向に対して所定角度だけ傾斜した複数の傾
斜突片(42)を固設したことを特徴とする。請求項5記載
の発明は、上記した請求項1〜2記載の特徴点に加え、
押圧部(40)と築壁部(50)との境界部に、磨耗リング(43)
を巻装したことを特徴とする。
【0013】請求項6記載の発明は、上記した請求項
1,2又は5記載の特徴点に加え、押圧部(40)周面に、
その高さ方向に延びた複数の磨耗板(44)を取り付けたこ
とを特徴とする。請求項7記載の発明は、上記した請求
項1,2又は5記載の特徴点に加え、押圧部(40)周面
に、その外周面から放射方向に突出するとともに、その
高さ方向に長く延びた複数の攪拌突片(45,46)を設けた
ことを特徴とする。
【0014】請求項8記載の発明は、上記した請求項
1,2又は5記載の特徴点に加え、押圧部(40)周面に、
その外周面から放射方向に棒状に突出した複数の攪拌棒
(47,48)を設けたことを特徴とする。請求項9記載の発
明は、上記した請求項1〜8記載の特徴点に加え、オー
ガーヘッド部(20)の先端に、堀削孔内に充填液を注入す
るための注入孔(60)を設けたことを特徴とする。
【0015】
【作 用】したがって、請求項1記載の発明によれば、
まず、本施工装置(10)の下部には土壌を堀削するオーガ
ーヘッド部(20)を配置し、順次、堀削土を強制的に上昇
させ、その反力で施工装置(10)自体を下方に推進させる
揚土部(30)と、堀削孔の内周壁側に堀削土を押圧する押
圧部(40)と、孔壁を均して強化する築壁部(50)を配置し
てあり、本施工装置(10)は上下方向に明確に機能分離さ
れている。
【0016】すなわち、押圧部(40)は、上方に向かって
円錐状に徐々に太くなり、その最大外径がオーガーヘッ
ド部(20)の外径とほぼ等しく形成されているため、押圧
部(40)の外周に、揚土部(30)より充分ほぐされながら運
ばれた堀削土は、押圧部(40)の外周面に徐々に押され
て、孔壁側に徐々に押圧され、堀削孔の内周壁側に圧縮
される。
【0017】これにより、本施工装置(10)は、摩擦抵抗
を増大させることなく下方に推進することができ、無理
なく地盤を掘り進むことができる。さらに、築壁部(50)
が、オーガーヘッド部(20)の外径とほぼ等しい外径を有
しているため、築壁部(50)は摩擦抵抗を増大させること
なく、押圧部(40)の外周面により、形成された堀削孔の
内周壁を回転しながら、練り付けて強固にする。
【0018】これにより、内周壁の崩落を防止すること
ができるとともに、堀削時に生じる堀削土は、堀削孔の
内周壁に押し固められるため、地上への排土が減少す
る。請求項2記載の発明によれば、築壁部(50)におい
て、築壁部(50)のスクリュー突条(51)が、孔内周壁と主
に接触するため、築壁部(50)の外周面と堀削孔の内周壁
との接触面積を減少させる。
【0019】これにより、築壁部(50)の外周面と堀削孔
の内周壁との摩擦抵抗を減少させることができ、堀削が
容易となる。また、スクリュー突条(51)が築壁部(50)の
外周面にスパイラル状に形成されているため、堀削土の
一部を上昇させながら孔壁に練り付け、余った土を地上
に排土する。
【0020】これにより、無理なく地盤を堀削すること
ができる。請求項3記載の発明によれば、押圧部(40)に
おいて、スクリュー突条(41)が堀削土の一部を強制的に
上方に移送するので、押圧部(40)と堀削土が滑り摩擦を
起こすことを防止する。つまり、このスクリュー突条(4
1)がないと、堀削土、特に粘土が押圧部(40)の外周面に
沿ってすり鉢状に成形固化され、押圧部(40)とすべり摩
擦を起こして摩擦抵抗を大きくするばかりか、堀削をも
阻害する虞がある。
【0021】そこで、この発明では押圧部(40)にスクリ
ュー突条(41)を設けて、堀削土の一部を強制的に上方に
移送することにより、堀削土の固化及び固化に伴う摩擦
抵抗の増大を防止して堀削を容易にする。請求項4記載
の発明によれば、押圧部(40)において、傾斜突片(42)が
その外周面から突出しているため、押圧部(40)の回転運
動に伴い、傾斜突片(42)が周囲の堀削土を細かく砕き、
攪拌する。
【0022】これにより、押圧部(40)の周囲で堀削土が
塊状のまま固結することがなく、堀削土を細粒化して、
孔壁側への移動を容易にする。また、傾斜突片(42)の傾
斜方向を、押圧部(40)の回転方向に対して、外周の土を
上方に送給可能な方向に傾斜すれば、攪拌に加え堀削土
の一部を上方に移送しながら孔壁側に移動させることが
できる。
【0023】これにより、押圧部(40)の外周の堀削土の
一部を強制的に上方に移送するとともに、堀削土の固化
及び固化に伴う摩擦抵抗の増大を防止して堀削を容易に
する。請求項5記載の発明によれば、押圧部(40)と築壁
部(50)との境界部、すなわち押圧部(40)の最大外径部及
び築壁部(50)の最下端部であって、押圧部(40)により押
し固められた堀削土との間でもっとも磨耗が発生する箇
所に、磨耗リング(43)が巻き付けてある。
【0024】このため、磨耗リング(43)が、押圧部(40)
により押し固められた堀削土と接触して、磨耗リング(4
3)自身が磨耗する。これにより、施工装置本体の磨耗を
防止できる。請求項6記載の発明によれば、押圧部(40)
周面には磨耗板(44)を取り付けている。
【0025】このため、磨耗板(44)が、押圧部(40)によ
り押し固められていく堀削土と接触して、磨耗板(44)自
身が磨耗する。これにより、施工装置本体の磨耗を低減
できる。請求項7記載の発明によれば、押圧部(40)周面
の攪拌突片(45,46)が、押圧部(40)の回転とともに、押
圧部(40)の外周の堀削土をその周囲に回転させながら、
攪拌し、堀削土をより細かく粉砕する。
【0026】これにより、押圧部(40)の周囲で堀削土が
塊状のまま固結することがなく、堀削土を細粒化して、
孔壁側への移動を容易にする。そして、堀削土の固化及
び固化に伴う摩擦抵抗の増大を防止して堀削を容易にす
る。請求項8記載の発明によれば、押圧部(40)周面の攪
拌棒(47,48)が、押圧部(40)の回転とともに、押圧部(4
0)の外周の堀削土をその周囲に回転させながら攪拌を繰
り返し、堀削土を細かく粉砕する。
【0027】さらに、施工装置(10)が下方に堀り進むに
つれて、堀削土はより上方に位置する攪拌棒(47,48)に
より、複数回、粉砕される。このため、攪拌棒(47,48)
は堀削土の粒度を押圧部(40)の長手方向に沿って粗粒か
ら細粒に、段階的に徐々に粉砕することができる。これ
により、押圧部(40)の周囲で堀削土が塊状のまま固結す
ることがなく、堀削土を細粒化して、孔壁側への移動を
容易にする。
【0028】そして、堀削土の固化及び固化に伴う摩擦
抵抗の増大を防止して堀削を容易にする。請求項9記載
の発明によれば、所定深度まで堀削した後、本施工装置
(10)を上方に引き抜きながら、モルタル又はセメントミ
ルク等の充填液(80)をオーガーヘッド部(20)の先端の注
入孔(60)から堀削孔内に、適当量注入する。
【0029】つまり、堀削孔の底部乃至底部から所要高
さ位置まで、充填液(80)を充填させる。その後、充填液
(80)が充填された堀削孔内部に基礎杭(90)を挿入し、充
填液(80)の固結により、基礎杭(90)の周辺地盤と基礎杭
(90)とが一体となり、地盤中に基礎杭(90)を確実、且つ
強固に固定させることができる。
【0030】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例に係る基礎杭
の施工装置の側面図を示す。図中、10は、基礎杭の施工
装置を示すものであり、この基礎杭の施工装置10は、地
上の構築物や構造物を支える基礎杭を土壌の中に埋設す
るための堀削孔を形成するための施工装置である。
【0031】図1に示すように、本施工装置は、最下端
に位置するオーガーヘッド部20と、このオーガーヘッド
部20の上端部に連結される揚土部30と、この揚土部30の
上端部に連結される押圧部40と、この押圧部40の上端部
に連結される築壁部50とを有している。上記オーガーヘ
ッド部20は、図1に示すように、先端部に土壌を堀削す
るとともに、外径Dからなる複数の堀削刃21と、この堀
削刃21の上端に連結され、外径Dより小さな外径からな
る円柱形、本実施例では中空円筒形の円柱軸部22と、オ
ーガーヘッド部20の外径Dとほぼ等しい外径を有し、円
柱軸部22の外周面にスパイラル状に延びたスクリュー翼
23とを有している。
【0032】前記揚土部30は、その長手方向の長さの一
例が、1乃至5mであって、図1に示すように、外径D
より小さな外径を有する円柱形、本実施例では中空円筒
形の円柱軸部31と、オーガーヘッド部20の外径Dとほぼ
等しい外径を有し、円柱軸部31の外周面にスパイラル状
に延びたスクリュー翼32とを有している。前記押圧部40
は、図1に示すように、その長手方向の長さの一例が、
0.5乃至2mであって、上方に向かって太くなる円錐
形、本実施例では中空円錐形で、その最大外径がオーガ
ーヘッド部20の外径Dとほぼ等しく形成されている。
【0033】前記築壁部50は、図1に示すように、円柱
形、本実施例では中空円筒形であって、その外径はオー
ガーヘッド部20の外径Dとほぼ等しく形成されている。
なお、築壁部50と押圧部40とは、一体的に連続固定して
も良いが、ジョイント部(図示せず)を設けて、取り外
し可能な連結構造としてもよい。また、図1に示すよう
に、オーガーヘッド部20の先端には、充填液80を注入す
ることができる注入孔60が形成されている。
【0034】つぎに、本発明の実施例に係る基礎杭の施
工装置10の使用態様について説明する。まず、本施工装
置10の上部に、回転駆動力を発生させるモータ70(図
3)を取り付け、本施工装置10のオーガーヘッド部20を
下方に向けて、地盤に垂直に起立させる。
【0035】そして、本施工装置をモータ70(図3)に
より回転させながら、地盤に向かって、垂直に掘り進め
る。その際、オーガーヘッド部20の先端部の堀削刃21が
回転しながら、地盤を砕いて堀削する。つぎに、オーガ
ーヘッド部20及び揚土部30のスクリュー翼23,32が堀削
刃21で堀削した土を上方に移送する。
【0036】この反力により、本施工装置10を上方に持
ち上げることができる推進力を得ることができる。つぎ
に、押圧部40の外周面が、図1に示すように、スクリュ
ー翼32より運ばれた堀削土を、放射方向、すなわち堀削
孔の内周壁側に押し込む。これにより、堀削孔の内周壁
は、押し固められ、強固な内周壁を有する堀削孔が形成
される。
【0037】さらに、築壁部50が、図1に示すように、
押圧部40の外周面により、形成された堀削孔の内周壁を
回転しながら、練り付けて、強固な内周壁を形成する。
これにより、内周壁の崩落を防止することができるとと
もに、内周壁の内部に設置する基礎杭90(図4)をしっ
かりと固定させることができる。また、地中に相当厚さ
の硬質地盤が存在する場合、オーガーヘッド部20で堀削
後、直ちに押圧部40で堀削した堀削土を堀削孔の内周壁
に押圧することは、押圧部40の外周面と堀削孔の内周壁
との摩擦抵抗が大きくなって、堀削が困難となる。その
場合、揚土部30の長さを適当な長さに設定すれば、堀削
土は上方に移送される際に充分ほぐされ、また、堀削孔
の内周壁もスクリュー翼23,32の外縁により凹凸が削ら
れる。
【0038】これにより、押圧部40での摩擦抵抗も減少
し、堀削及び築壁を容易に実施することができる。さら
に、堀削時に生じる堀削土は、堀削孔の内周壁に押し固
められるため、地上に排出される堀削土は、激減あるい
は皆無にすることができる。これにより、地上への排土
量を減少させて、排土処理の手間及び処理費を軽減する
ことができ、製造コストを低減させることができる。
【0039】なお、押圧部40より下方の堀削孔の内周壁
は、本施工装置10を適宜逆回転させることにより、オー
ガーヘッド部20のスクリュー翼23及び揚土部30のスクリ
ュー翼32により、堀削した堀削土を側方若しくは下方に
押圧し、内周壁を強化することができる。したがって、
堀削孔の全長において、内周壁の築壁を完全に実施する
ことができる。
【0040】また、本施工装置10には、図1に示すよう
に、オーガーヘッド部20の先端には、注入孔60を有して
いる。このため、本施工装置10により、所定深度まで堀
削した後、本施工装置10を上方に引き抜きながら、注入
孔60から堀削孔内に、モルタル又はセメントミルク等の
充填液80(図4)を注入して、堀削孔内部に充填液80
(図4)を充填することができる。
【0041】そして、充填液80(図4)が注入された堀
削孔内部に基礎杭90(図4)を挿入し、充填液80(図
4)の固結により、周辺地盤と基礎杭90(図4)とが一
体となり、地盤中に基礎杭90(図4)を確実、且つ強固
に固定させることができる。つぎに、本発明の第2の実
施例に係る基礎杭の施工装置について説明する。図2
は、本発明の第2の実施例に係る基礎杭の施工装置の側
面図、図3は、本施工装置を用いての堀削状態の側面
図、図4は、堀削孔内部に基礎杭を挿入した状態の側面
図を各々示す。
【0042】なお、図4において、90は、堀削孔の内部
に挿入した基礎杭を示している。本実施例は、図2に示
すように、第1の実施例とほぼ同様であるが、築壁部50
において、その外周面から突出するとともに、築壁部50
の高さ方向に沿ってスパイラル状に延びたスクリュー突
条51を有することを特徴とするものである。上記スクリ
ュー突条51には、具体的には、例えば異形鉄筋、丸鋼、
PC鋼棒、鉄線又は平鋼等を使用することができる。
【0043】そして、その他の構成であって、図2に示
すように、第1の実施例において、説明したものと同一
のものには、同一の符号を付与して、説明を省略してい
る。本実施例においては、築壁部50において、築壁部50
のスクリュー突条51が、内周壁と主に接触するため、築
壁部50の外周面と堀削孔の内周壁との接触面積が減少す
る。
【0044】これにより、築壁部50の外周面と堀削孔の
内周壁との摩擦抵抗を減少させることができ、堀削を容
易に実施することができる。また、スクリュー突条51が
築壁部50の外周面にスパイラル状に形成されているた
め、堀削土の一部を上昇させながら、孔壁に練り付け、
余った土を地上に排土する。
【0045】これにより、無理なく地盤を堀削すること
ができる。さらに、築壁部50の外周面と堀削孔の内周壁
との摩擦抵抗が減少するため、築壁部50の外周面の摩擦
による磨耗を低減させることができる。つぎに、本発明
の第3の実施例に係る基礎杭の施工装置について説明す
る。図5は、本発明の第3の実施例に係る基礎杭の施工
装置を示す側面図である。
【0046】本実施例は、図5に示すように、第1又は
2の実施例とほぼ同様であるが、押圧部40において、そ
の外周面から突出するとともに、押圧部40の高さ方向に
沿ってスパイラル状に延びたスクリュー突条41を有する
ことを特徴とするものである。そして、その他の構成で
あって、図5に示すように、第1又は2の実施例におい
て、説明したものと同一のものには、同一の符号を付与
して、説明を省略している。
【0047】本実施例では、押圧部40において、スクリ
ュー突条41が堀削土の一部を強制的に上方に移送するの
で、押圧部40と堀削土が滑り摩擦を起こすことを防止す
ることができる。つまり、このスクリュー突条41がない
と、堀削土、特に粘土が押圧部40の外周面に沿ってすり
鉢状に成形固化され、押圧部40とすべり摩擦を起こして
摩擦抵抗を大きくするばかりか、堀削をも阻害する虞が
ある。
【0048】そこで、本実施例では押圧部40のスクリュ
ー突条41が堀削土の一部を強制的に上方に移送すること
により、堀削土の固化及び固化に伴う摩擦抵抗の増大を
防止して堀削を容易にする。つぎに、本発明の第4の実
施例に係る基礎杭の施工装置について説明する。図6
は、本発明の第4の実施例に係る基礎杭の施工装置を示
す側面図である。
【0049】本実施例は、図6に示すように、第1〜3
の実施例とほぼ同様であるが、押圧部40において、その
外周面から突出するとともに、押圧部40の高さ方向に対
して所定角度だけ傾斜した傾斜突片42を有することを特
徴とするものである。そして、その他の構成であって、
図6に示すように、第1〜3の実施例において、説明し
たものと同一のものには、同一の符号を付与して、説明
を省略している。
【0050】本実施例によれば、押圧部40において、傾
斜突片42がその外周面から突出しているため、押圧部40
の回転運動に伴い、傾斜突片42が周囲の堀削土を細かく
砕きながら、攪拌する。これにより、押圧部40の周囲で
堀削土が塊状のまま固結することがなく、堀削土を細粒
化して、孔壁側への移動を容易にすることができる。
【0051】また、傾斜突片42の傾斜方向を、押圧部40
の回転方向に対して、外周の土を上方に送給可能な方向
に傾斜すれば、攪拌に加え堀削土の一部を上方に移送し
ながら孔壁側に移動させることができる。これにより、
押圧部40の外周の堀削土の一部を強制的に上方に移送す
るとともに、堀削土の固化及び固化に伴う摩擦抵抗の増
大を防止して堀削を容易にすることができる。
【0052】つぎに、本発明の第5の実施例に係る基礎
杭の施工装置について説明する。図7は、本発明の第5
の実施例に係る基礎杭の施工装置を示す側面図である。
本実施例は、図7に示すように、第1〜4の実施例とほ
ぼ同様であるが、押圧部40と築壁部50との境界部には、
両者の外周面に巻き付く磨耗リング43を有することを特
徴とするものである。
【0053】そして、その他の構成であって、図7に示
すように、第1〜4の実施例において、説明したものと
同一のものには、同一の符号を付与して、説明を省略し
ている。本実施例によれば、図7に示すように、押圧部
40と築壁部50との境界部、すなわち押圧部40の最大外径
部及び築壁部50の最下端部であって、押圧部40により押
し固められた堀削土との間でもっとも磨耗が発生する箇
所に、磨耗リング43が巻き付けてある。
【0054】上記磨耗リング43は、図7に示すように、
その形状は円環状であって、耐磨耗性を有する金属等か
ら形成されている。このため、磨耗リング43が、押圧部
40により押し固められた堀削土と接触して、磨耗リング
43自身が磨耗する。これにより、施工装置本体の磨耗を
防止できる。
【0055】また、磨耗リング43の磨耗量が限界に達し
たときは、磨耗リング43のみを新たな別の磨耗リング43
と交換すれば本体はそのまま使用することができる。つ
ぎに、本発明の第6の実施例に係る基礎杭の施工装置に
ついて説明する。図8は、本発明の第6の実施例に係る
基礎杭の施工装置を示す側面図である。本実施例は、図
8に示すように、第1〜5の実施例とほぼ同様である
が、押圧部40の外周面には、その高さ方向に延びた複数
の磨耗板44を有することを特徴とするものである。
【0056】上記磨耗板44は、耐磨耗性を有する金属等
からなり、図8に示すように、ほぼ方形状の外形形状を
有し、その長手方向は押圧部40の長手方向と平行に配置
されるとともに、押圧部40の外周面の周囲に所定間隔で
取り付けられている。そして、その他の構成であって、
図8に示すように、第1〜5の実施例において、説明し
たものと同一のものには、同一の符号を付与して、説明
を省略している。
【0057】本実施例によれば、図8に示すように、押
圧部40の外周面には磨耗板44を有しているため、磨耗板
44が、押圧部40により押し固められていく堀削土と接触
して、磨耗板44自身が磨耗する。これにより、施工装置
本体の磨耗を低減することができる。また、磨耗板44
は、図8に示すように、押圧部40の外周面の周囲に所定
間隔で取り付けられているとともに、磨耗板44の板厚の
厚みだけ、外周面から突出しているため、押圧部40の保
護以外に、押圧部40の外周の堀削土を攪拌する攪拌作用
も有している。
【0058】これにより、押圧部40の周囲で堀削土が塊
状のまま固結することがなく、堀削土を細粒化して、孔
壁側への移動を容易にすることができる。そして、堀削
土の固化及び固化に伴う摩擦抵抗の増大を防止して堀削
を容易にすることができる。また、磨耗板44の磨耗量が
限界に達したときは、磨耗板44のみを新たな別の磨耗板
44と交換すれば本体はそのまま使用することができる。
【0059】つぎに、本発明の第7の実施例に係る基礎
杭の施工装置について説明する。図9は、本発明の第7
の実施例に係る基礎杭の施工装置を示す側面図である。
本実施例は、図9に示すように、第1〜6の実施例とほ
ぼ同様であるが、押圧部40には、その外周面から放射方
向に突出するとともに、その高さ方向に長く延びた複数
の攪拌突片45を有することを特徴とするものである。
【0060】すなわち、上記攪拌突片45は、図9に示す
ように、押圧部40の円錐状の外周面の長手方向に沿っ
て、板状のものを付設したものである。そして、その他
の構成であって、図9に示すように、第1〜6の実施例
において、説明したものと同一のものには、同一の符号
を付与して、説明を省略している。
【0061】本実施例によれば、押圧部40の外周面の攪
拌突片45が、押圧部40の回転とともに外周の堀削土を周
囲に回転させながら攪拌しつつ、堀削土をより細かく粉
砕する。これにより、押圧部40の周囲で堀削土が塊状の
まま固結することがなく、堀削土を細粒化して、孔壁側
への移動を容易にすることができる。
【0062】そして、堀削土の固化及び固化に伴う摩擦
抵抗の増大を防止して堀削を容易にすることができる。
なお、本実施例において、攪拌突片45は、図9に示すよ
うに、押圧部40の外周面の長手方向の全長に形成してい
るが、その長さは、特にこれに限定されるものではな
い。例えば、図示しないが、押圧部40の外周面の長手方
向の全長の3分の1程度の長さの攪拌突片45を、押圧部
40の外周面に適宜配置しても、同様の効果を得ることが
できる。
【0063】また、本実施例において、攪拌突片45は、
図9に示すように、押圧部40の外周面の長手方向に対し
て直線状に形成されているが、図10に示すように、そ
の長手方向に若干のスパイラル状のひねりを加えた曲線
状の攪拌突片46を形成することもできる。本実施例で
は、上述した効果に加えて、押圧部40において、スパイ
ラル状のひねりを加えた曲線状の攪拌突片46が堀削土の
一部を強制的に上方に移送するので、堀削土の固化及び
固化に伴う摩擦抵抗の増大を防止して堀削を容易にする
ことができる。
【0064】つぎに、本発明の第8の実施例に係る基礎
杭の施工装置について説明する。図11は、本発明の第
8の実施例に係る基礎杭の施工装置を示す側面図であ
る。本実施例は、図11に示すように、第1〜7の実施
例とほぼ同様であるが、押圧部40には、その外周面から
放射方向に棒状に突出した複数の攪拌棒47を有すること
を特徴とするものである。
【0065】上記攪拌棒47は、図11に示すように、押
圧部40の外周の表面から放射方向に一定の長さを有する
円柱状であって、押圧部40の円錐状の外周面の長手方向
に沿って、所定間隔に一列に配置されたものが、押圧部
40の外周面の周囲に4列、形成されている。そして、そ
の他の構成であって、図11に示すように、第1〜7の
実施例において、説明したものと同一のものには、同一
の符号を付与して、説明を省略している。
【0066】本実施例によれば、押圧部40の外周面の攪
拌棒47が、押圧部40の回転とともに、押圧部40の外周の
堀削土をその周囲に回転させながらと衝突及び攪拌を繰
り返し、堀削土を細かく粉砕する。さらに、施工装置10
が下方に堀り進むにつれて、堀削土はより上方に位置す
る攪拌棒47により、複数回、粉砕される。
【0067】このため、攪拌棒47は堀削土の粒度を押圧
部40の長手方向に沿って粗粒から細粒に、段階的に徐々
に粉砕することができる。これにより、押圧部40の周囲
で堀削土が塊状のまま固結することがなく、堀削土を細
粒化して、孔壁側への移動を容易にすることができる。
そして、堀削土の固化及び固化に伴う摩擦抵抗の増大を
防止して堀削を容易にすることができる。
【0068】なお、本実施例において、攪拌棒47の押圧
部40の外周面からの長さは、図11に示すように、押圧
部40の外周の表面から放射方向に一定の長さを有するよ
うに設定されているが、特にこれに限定されることはな
い。例えば、図12に示すように、押圧部40が回転し
て、その先端部の軌跡により形成される円の直径が押圧
部40の最大外径Dとほぼ等しくなるような長さを有する
攪拌棒48を同様に配置してもよい。
【0069】これにより、押圧部40の周囲にある堀削土
と攪拌棒48との接触面積を増大させることができ、攪拌
棒48による攪拌の効果をさらに増加させることができ、
堀削孔の内周壁をさらに強固なものにすることができ
る。
【0070】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の発明によれば、堀削孔の内周壁側に充分ほぐされ
た堀削土を徐々に圧縮することで、堀削孔の周辺地盤を
徐々に圧密して、無理なく地盤を掘り進むとともに、地
上への排土量を減少させて排土処理の手間及び処理費を
軽減する基礎杭の施工装置を提供することができる。
【0071】請求項2記載の発明によれば、築壁部にス
クリュー突条を設けて、堀削時の築壁部の摩擦抵抗を減
少できるようにした基礎杭の施工装置を提供することが
できる。請求項3記載の発明によれば、押圧部にスクリ
ュー突条を設けて、外周の堀削土の一部を強制的に上方
に移送して、堀削時の押圧部の摩擦抵抗を減少させ、効
果的に堀削孔の内周壁を押圧する基礎杭の施工装置を提
供することができる。
【0072】請求項4記載の発明によれば、押圧部に傾
斜突片を設けて、押圧部周面に堀削土が塊状のまま固結
しないよう攪拌しつつ、同時に堀削土を上方に移送させ
て、効果的に堀削孔の内周壁を押圧することができるよ
うにした基礎杭の施工装置を提供することができる。請
求項5記載の発明によれば、押圧部と築壁部との間に磨
耗リングを設けて、押圧部と築壁部との間の本体を磨耗
から保護するようにした基礎杭の施工装置を提供するこ
とができる。
【0073】請求項6記載の発明によれば、押圧部に磨
耗板を設けて、押圧部を磨耗から保護するとともに、押
圧部周面に堀削土が固結しないように攪拌することがで
きるようにした基礎杭の施工装置を提供することができ
る。請求項7記載の発明によれば、押圧部に攪拌突片を
設けて、堀削土を攪拌するとともに、回転力を与えて摩
擦抵抗を低減しながら孔壁側に押し固めることができる
ようにした基礎杭の施工装置を提供することができる。
【0074】請求項8記載の発明によれば、押圧部に攪
拌棒を設けて、堀削土を攪拌するとともに、回転力を与
えて摩擦抵抗を低減しながら孔壁側に押し固めることが
できるようにした基礎杭の施工装置を提供することがで
きる。請求項9記載の発明によれば、オーガーヘッド部
の先端に注入孔を設けて、注入孔から堀削孔内に充填液
を注入できるようにした基礎杭の施工装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る基礎杭の施工装置
を示す側面図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係る基礎杭の施工装置
を示す側面図である。
【図3】本施工装置を用いての堀削状態を示す側面図で
ある。
【図4】堀削孔内部に基礎杭を挿入した状態を示す側面
図である。
【図5】本発明の第3の実施例に係る基礎杭の施工装置
を示す側面図である。
【図6】本発明の第4の実施例に係る基礎杭の施工装置
を示す側面図である。
【図7】本発明の第5の実施例に係る基礎杭の施工装置
を示す側面図である。
【図8】本発明の第6の実施例に係る基礎杭の施工装置
を示す側面図である。
【図9】本発明の第7の実施例に係る基礎杭の施工装置
を示す側面図である。
【図10】曲線状の攪拌突片を有する基礎杭の施工装置
を示す側面図である。
【図11】本発明の第8の実施例に係る基礎杭の施工装
置を示す側面図である。
【図12】長さの異なる攪拌棒を有する基礎杭の施工装
置を示す側面図である。
【符号の説明】
10 基礎杭の施工装置 20 オーガーヘッド部 21 堀削刃 22,31 円柱軸部 23,32 スクリュー翼 30 揚土部 40 押圧部 41 スクリュー突条 42 傾斜突片 43 磨耗リング 44 磨耗板 45,46 攪拌突片 47,48 攪拌棒 50 築壁部 51 スクリュー突条 60 注入孔 70 モータ 80 充填液 90 基礎杭

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部に堀削刃を設けたオーガーヘッド
    部と、 このオーガーヘッド部の上端部に連結し、前記オーガー
    ヘッド部の外径より小さな外径を有する円柱形の円柱軸
    部、及びこの円柱軸部の外周面から突出するとともに、
    前記オーガーヘッド部の外径とほぼ等しい外径を有し、
    円柱軸部の高さ方向に沿ってスパイラル状に延びたスク
    リュー翼を有する揚土部と、 この揚土部の円柱軸部の上端部に連結し、上方に向かっ
    て円錐状に太くなり、その最大外径が前記オーガーヘッ
    ド部の外径とほぼ等しく形成された押圧部と、 この押圧部の上端部に連結し、前記オーガーヘッド部の
    外径とほぼ等しい外径を有する円柱形の築壁部とを有す
    ることを特徴とする基礎杭の施工装置。
  2. 【請求項2】 築壁部周面には、築壁部の高さ方向に沿
    ってスパイラル状にスクリュー突条を設けたことを特徴
    とする請求項1記載の基礎杭の施工装置。
  3. 【請求項3】 押圧部周面には、押圧部の高さ方向に沿
    ってスパイラル状にスクリュー突条を設けたことを特徴
    とする請求項1又は2記載の基礎杭の施工装置。
  4. 【請求項4】 押圧部周面には、押圧部の高さ方向に対
    して所定角度だけ傾斜した複数の傾斜突片を固設したこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の基礎杭の施工装
    置。
  5. 【請求項5】 押圧部と築壁部との境界部に、磨耗リン
    グを巻装したことを特徴とする請求項1〜4記載の基礎
    杭の施工装置。
  6. 【請求項6】 押圧部周面には、その高さ方向に延びた
    複数の磨耗板を取り付けたことを特徴とする請求項1,
    2又は5記載の基礎杭の施工装置。
  7. 【請求項7】 押圧部周面には、その外周面から放射方
    向に突出するとともに、その高さ方向に長く延びた複数
    の攪拌突片を設けたことを特徴とする請求項1,2又は
    5記載の基礎杭の施工装置。
  8. 【請求項8】 押圧部周面には、その外周面から放射方
    向に棒状に突出した複数の攪拌棒を設けたことを特徴と
    する請求項1,2又は5記載の基礎杭の施工装置。
  9. 【請求項9】 オーガーヘッド部の先端に、堀削孔内に
    充填液を注入するための注入孔を設けたことを特徴とす
    る請求項1〜8記載の基礎杭の施工装置。
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