JPH081395A - プレス方法 - Google Patents
プレス方法Info
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- JPH081395A JPH081395A JP13301894A JP13301894A JPH081395A JP H081395 A JPH081395 A JP H081395A JP 13301894 A JP13301894 A JP 13301894A JP 13301894 A JP13301894 A JP 13301894A JP H081395 A JPH081395 A JP H081395A
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- JP
- Japan
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- work
- mold
- press
- pressed
- die
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- Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
- Press Drives And Press Lines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 プレス機の型交換を短時間で行い，異種ワー
クのプレスを能率よく行うことができるプレス方法。 【構成】 このプレス方法は，プレス済みのワークＡ
（Ｂ）を型Ａ′（Ｂ′）内に入れたままプレス機に供給
し，上記型Ａ′（Ｂ′）を開いて型Ａ′（Ｂ′）からプ
レス済みのワークＡ（Ｂ）を取り出した後に，プレス未
了の同種のワークＡ（Ｂ）を型Ａ′（Ｂ′）内に入れ，
型Ａ′（Ｂ′）を閉じてプレスすることにより，型Ａ′
（Ｂ′）を移動するために要する型Ａ′（Ｂ′）の開閉
回数を減少させることができる。このため，型Ａ′
（Ｂ′）の交換に要する時間を短縮して，１台のプレス
機で異種ワークＡ（Ｂ）を適宜の順序でプレス加工する
場合の生産性を向上することができる。
クのプレスを能率よく行うことができるプレス方法。 【構成】 このプレス方法は，プレス済みのワークＡ
（Ｂ）を型Ａ′（Ｂ′）内に入れたままプレス機に供給
し，上記型Ａ′（Ｂ′）を開いて型Ａ′（Ｂ′）からプ
レス済みのワークＡ（Ｂ）を取り出した後に，プレス未
了の同種のワークＡ（Ｂ）を型Ａ′（Ｂ′）内に入れ，
型Ａ′（Ｂ′）を閉じてプレスすることにより，型Ａ′
（Ｂ′）を移動するために要する型Ａ′（Ｂ′）の開閉
回数を減少させることができる。このため，型Ａ′
（Ｂ′）の交換に要する時間を短縮して，１台のプレス
機で異種ワークＡ（Ｂ）を適宜の順序でプレス加工する
場合の生産性を向上することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，異種ワークを適宜の順
序で加工するプレス方法に係り，特に異種ワークをプレ
スする際のプレス機の上下動の回数を減少させることの
可能なプレス方法に関する。
序で加工するプレス方法に係り，特に異種ワークをプレ
スする際のプレス機の上下動の回数を減少させることの
可能なプレス方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から，例えば自動車用ドア外板等の
プレスラインでは，１台のプレス機に異種ワークを交互
に供給してプレス作業を行い，多品種少量生産に対応し
ている。かかるプレスラインでは，供給されるワークが
異なる毎にプレス型を交換する必要があり，しかも上下
分割型のプレス型は，上下型を一体化した状態で交換し
なければならないので，従来では，図３〜図５に示すよ
うに，型交換を行っていた。即ち，上記プレス機の平面
図である図３に示すように，プレス機８０には矢印，
方向にワークＷが搬入，搬出され，ワークＷ用の型
Ａ′により例えばヘミング等のプレス加工がなされる。
異なる種類のワークＷ′をプレスする際には，型Ａ′を
型Ｂ′に交換する必要があり，その際には矢印方向に
型Ａ′，Ｂ′を移動させることにより型Ａ′，Ｂ′の交
換を行っている。図４に示すように，プレス作業開始時
には，まず型Ａ′の上型８１がラム８２に把持されて上
昇しており，このように型Ａ′が開いた状態でワークＷ
を矢印方向（図４中では左右方向に図示）に搬入させ
る。図４の状態から順次に進行するプレス加工の各工程
を表す図５に示すように，型Ａ′内にワークＷを搬入し
た後に，ラム８２が矢印方向へ下降され，ヘミング加
工等のプレスが行われる。この後には，上型８１を把持
した状態でラム８２を矢印方向へ上昇させることによ
り型Ａ′が開放され，プレス作業完了済みのワークＷが
矢印方向（図５中では左右方向に図示）へ搬出され
る。次いで，矢印方向にラム８２を下降させて，上型
８１を下型８３に衝合させ，型Ａ′を閉じて型Ａ′を交
換可能な状態にした後に，ラム８２が上型８１の把持を
解除する（）。そして，ラム８２を矢印方向へ中間
位置にまで上昇させ，矢印方向に型Ａ′を移動させた
後に，異種ワークＷ′用の型Ｂ′がプレス機８０に搬入
される。次にラム８２を下降させて（），ラム８２に
型Ｂ′の上型８５を把持させ，その後に，矢印とは反
対方向にラム８２を上昇させて，型Ｂ′を開いてワーク
Ｗ′を搬入し，ワークＷ′に対してプレス加工が行われ
る。
プレスラインでは，１台のプレス機に異種ワークを交互
に供給してプレス作業を行い，多品種少量生産に対応し
ている。かかるプレスラインでは，供給されるワークが
異なる毎にプレス型を交換する必要があり，しかも上下
分割型のプレス型は，上下型を一体化した状態で交換し
なければならないので，従来では，図３〜図５に示すよ
うに，型交換を行っていた。即ち，上記プレス機の平面
図である図３に示すように，プレス機８０には矢印，
方向にワークＷが搬入，搬出され，ワークＷ用の型
Ａ′により例えばヘミング等のプレス加工がなされる。
異なる種類のワークＷ′をプレスする際には，型Ａ′を
型Ｂ′に交換する必要があり，その際には矢印方向に
型Ａ′，Ｂ′を移動させることにより型Ａ′，Ｂ′の交
換を行っている。図４に示すように，プレス作業開始時
には，まず型Ａ′の上型８１がラム８２に把持されて上
昇しており，このように型Ａ′が開いた状態でワークＷ
を矢印方向（図４中では左右方向に図示）に搬入させ
る。図４の状態から順次に進行するプレス加工の各工程
を表す図５に示すように，型Ａ′内にワークＷを搬入し
た後に，ラム８２が矢印方向へ下降され，ヘミング加
工等のプレスが行われる。この後には，上型８１を把持
した状態でラム８２を矢印方向へ上昇させることによ
り型Ａ′が開放され，プレス作業完了済みのワークＷが
矢印方向（図５中では左右方向に図示）へ搬出され
る。次いで，矢印方向にラム８２を下降させて，上型
８１を下型８３に衝合させ，型Ａ′を閉じて型Ａ′を交
換可能な状態にした後に，ラム８２が上型８１の把持を
解除する（）。そして，ラム８２を矢印方向へ中間
位置にまで上昇させ，矢印方向に型Ａ′を移動させた
後に，異種ワークＷ′用の型Ｂ′がプレス機８０に搬入
される。次にラム８２を下降させて（），ラム８２に
型Ｂ′の上型８５を把持させ，その後に，矢印とは反
対方向にラム８２を上昇させて，型Ｂ′を開いてワーク
Ｗ′を搬入し，ワークＷ′に対してプレス加工が行われ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のプレ
ス加工では，型交換時にラム８２を３回昇降させる必要
があり，型交換作業に約９０秒程度の時間を要してい
た。このため，単一のプレス加工ラインで１台のプレス
機８０を使用して異なるワークＷ，Ｗ′にプレス加工を
施す場合には，上記型交換作業に長時間を要するので，
生産性が低下するという問題がある。このため，従来で
は異種ワークをプレス加工するには，１種類のワークＷ
だけを加工する専用ラインを複数設けるか，ロット生産
方式を採用せざるを得なかった。本発明は，このような
従来の技術における課題を解決するために，プレス機の
型交換を短時間で行うことができるプレス方法を提供す
ることを目的とするものである。
ス加工では，型交換時にラム８２を３回昇降させる必要
があり，型交換作業に約９０秒程度の時間を要してい
た。このため，単一のプレス加工ラインで１台のプレス
機８０を使用して異なるワークＷ，Ｗ′にプレス加工を
施す場合には，上記型交換作業に長時間を要するので，
生産性が低下するという問題がある。このため，従来で
は異種ワークをプレス加工するには，１種類のワークＷ
だけを加工する専用ラインを複数設けるか，ロット生産
方式を採用せざるを得なかった。本発明は，このような
従来の技術における課題を解決するために，プレス機の
型交換を短時間で行うことができるプレス方法を提供す
ることを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は，プレスの完了したワークＡを型Ａ′に入れ
たままプレス機に供給し，該型Ａ′を開いて型Ａ′内に
あるプレス済みワークＡを取り出した後，ワークＡと同
じワークであってプレス未了のワークを型Ａ′内に入
れ，型Ａ′を閉じてプレスした後，閉じた型Ａ′内にワ
ークＡを入れたままワークＡを退避させる第１工程と，
プレスの完了したワークＢを型Ｂ′に入れたままプレス
機に供給し，該型Ｂ′を開いて型Ｂ′内にあるプレス済
みワークＢを取り出した後，ワークＢと同じワークであ
ってプレス未了のワークを型Ｂ′内に入れ，型Ｂ′を閉
じてプレスした後，閉じた型Ｂ′内にワークＢを入れた
ままワークＢを退避させる第２工程と，を具備し，第１
工程と第２工程を交互に繰り返して異種ワークを交互に
加工するプレス方法である。
に本発明は，プレスの完了したワークＡを型Ａ′に入れ
たままプレス機に供給し，該型Ａ′を開いて型Ａ′内に
あるプレス済みワークＡを取り出した後，ワークＡと同
じワークであってプレス未了のワークを型Ａ′内に入
れ，型Ａ′を閉じてプレスした後，閉じた型Ａ′内にワ
ークＡを入れたままワークＡを退避させる第１工程と，
プレスの完了したワークＢを型Ｂ′に入れたままプレス
機に供給し，該型Ｂ′を開いて型Ｂ′内にあるプレス済
みワークＢを取り出した後，ワークＢと同じワークであ
ってプレス未了のワークを型Ｂ′内に入れ，型Ｂ′を閉
じてプレスした後，閉じた型Ｂ′内にワークＢを入れた
ままワークＢを退避させる第２工程と，を具備し，第１
工程と第２工程を交互に繰り返して異種ワークを交互に
加工するプレス方法である。
【０００５】
【作用】本発明によれば，まず第１工程でプレス済みの
ワークＡを型Ａ′内に入れたままプレス機に供給し，上
記型Ａ′を開いて型Ａ′からプレス済みのワークＡを取
り出した後に，プレス未了の同種のワークＡを型Ａ′内
に入れ，型Ａ′を閉じてプレスした後に，型Ａ′内にワ
ークＡを入れたままワークＡを退避させる。次いで，第
２工程に進み，プレス済みのワークＢを型Ｂ′内に入れ
たままプレス機に供給し，上記型Ｂ′を開いて型Ｂ′か
らプレス済みのワークＢを取り出した後に，プレス未了
の同種のワークＢを型Ｂ′内に入れ，型Ｂ′を閉じてプ
レスした後に，型Ｂ′内にワークＢを入れたままワーク
Ｂを退避させる。そして，上記第１工程と第２工程とは
適宜の順序で組み合わせられる。例えばＡ→Ｂ→Ａ→Ｂ
と交互に繰り返してもよいし，Ａ→Ａ→Ｂ→Ｂのような
ケースもある。またＡ→Ｂ→Ｃ→Ａ→Ｂ→Ｃのように第
３，第４のワーク及びこれに対応する型を用いることも
可能である。この場合，１回の型交換に２回の型開閉動
作しか行われない。また型Ａ′，Ｂ′を開いて加工済み
のワークＡ，Ｂを取り出す際に，未加工のワークＡ，Ｂ
を供給するようにしたので，型Ａ′，Ｂ′を交換するた
めに要する型Ａ′，Ｂ′の開閉回数が減少し，型Ａ′，
Ｂ′を短時間で交換することができる。
ワークＡを型Ａ′内に入れたままプレス機に供給し，上
記型Ａ′を開いて型Ａ′からプレス済みのワークＡを取
り出した後に，プレス未了の同種のワークＡを型Ａ′内
に入れ，型Ａ′を閉じてプレスした後に，型Ａ′内にワ
ークＡを入れたままワークＡを退避させる。次いで，第
２工程に進み，プレス済みのワークＢを型Ｂ′内に入れ
たままプレス機に供給し，上記型Ｂ′を開いて型Ｂ′か
らプレス済みのワークＢを取り出した後に，プレス未了
の同種のワークＢを型Ｂ′内に入れ，型Ｂ′を閉じてプ
レスした後に，型Ｂ′内にワークＢを入れたままワーク
Ｂを退避させる。そして，上記第１工程と第２工程とは
適宜の順序で組み合わせられる。例えばＡ→Ｂ→Ａ→Ｂ
と交互に繰り返してもよいし，Ａ→Ａ→Ｂ→Ｂのような
ケースもある。またＡ→Ｂ→Ｃ→Ａ→Ｂ→Ｃのように第
３，第４のワーク及びこれに対応する型を用いることも
可能である。この場合，１回の型交換に２回の型開閉動
作しか行われない。また型Ａ′，Ｂ′を開いて加工済み
のワークＡ，Ｂを取り出す際に，未加工のワークＡ，Ｂ
を供給するようにしたので，型Ａ′，Ｂ′を交換するた
めに要する型Ａ′，Ｂ′の開閉回数が減少し，型Ａ′，
Ｂ′を短時間で交換することができる。
【０００６】
【実施例】以下，添付図面を参照して本発明を具体化し
た実施例につき説明し，本発明の理解に供する。尚，以
下の実施例は，本発明を具体化した一例であって，本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に，図１は本発明のプレス方法により例えば自動車用の
ドア外板をヘミングする場合における第１工程の工程
図，図２は同第２工程の工程図である。本発明のプレス
方法は，ワークＡを型Ａ′によりプレスする第１工程
と，ワークＢを型Ｂ′によりプレスする第２工程とを，
交互に繰り返して異種ワークＡ，Ｂを交互にプレスする
ことを特徴としている。図１に示すように，第１工程に
おいて，ある車種ａ用のドア外板をワークＡとして，該
ワークＡをヘミング加工する。まず，予めヘミング（プ
レス加工）の完了したワークＡを入れたままの型Ａ′が
プレス機１０に搬入されており，プレス機１０のラム１
１を中間上昇位置から矢印方向に下降させ，上記型
Ａ′の上型２０をラム１１に把持させる（）。その後
に，ラム１１を矢印方向へ上昇させて上型２０が持上
げられる。型Ａ′が開放された後には，ヘミングの完了
したワークＡを型Ａ′から矢印方向に搬出させると共
に，ヘミング未了の同種のワークＡを矢印方向へ搬入
させる。その後，矢印方向にラム１１を下降させてワ
ークＡに例えばヘミングを施す。このようにプレス加工
が完了した後には，ラム１１による上型２０の把持を開
放し（），矢印方向にラム１１を上昇させる。この
後に，型Ａ′内にプレス済みのワークＡを入れたまま型
Ａ′を矢印方向へ移動させ，ワークＡを退避させる。
た実施例につき説明し，本発明の理解に供する。尚，以
下の実施例は，本発明を具体化した一例であって，本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に，図１は本発明のプレス方法により例えば自動車用の
ドア外板をヘミングする場合における第１工程の工程
図，図２は同第２工程の工程図である。本発明のプレス
方法は，ワークＡを型Ａ′によりプレスする第１工程
と，ワークＢを型Ｂ′によりプレスする第２工程とを，
交互に繰り返して異種ワークＡ，Ｂを交互にプレスする
ことを特徴としている。図１に示すように，第１工程に
おいて，ある車種ａ用のドア外板をワークＡとして，該
ワークＡをヘミング加工する。まず，予めヘミング（プ
レス加工）の完了したワークＡを入れたままの型Ａ′が
プレス機１０に搬入されており，プレス機１０のラム１
１を中間上昇位置から矢印方向に下降させ，上記型
Ａ′の上型２０をラム１１に把持させる（）。その後
に，ラム１１を矢印方向へ上昇させて上型２０が持上
げられる。型Ａ′が開放された後には，ヘミングの完了
したワークＡを型Ａ′から矢印方向に搬出させると共
に，ヘミング未了の同種のワークＡを矢印方向へ搬入
させる。その後，矢印方向にラム１１を下降させてワ
ークＡに例えばヘミングを施す。このようにプレス加工
が完了した後には，ラム１１による上型２０の把持を開
放し（），矢印方向にラム１１を上昇させる。この
後に，型Ａ′内にプレス済みのワークＡを入れたまま型
Ａ′を矢印方向へ移動させ，ワークＡを退避させる。
【０００７】以上のような第１工程が完了した後に，ワ
ークＡとは異なる車種ｂ用のドア外板を異種ワークＢと
して，該ワークＢをヘミング加工する場合（第２工程）
を考える。この第２工程では，図２に示すように，上記
第１工程と同様に予めヘミング（プレス加工）の完了し
たワークＢを入れたままの型Ｂ′がプレス機１０に搬入
されており，プレス機１０のラム１１を中間上昇位置か
ら矢印方向に下降させて，上記型Ｂ′の上型３０をラ
ム１１に把持させる（）。その後に，ラム１１を矢印
方向へ上昇させて上型３０が持上げられる。型Ｂ′が
開放された後には，ヘミングの完了したワークＢを型
Ｂ′から矢印方向に搬出させると共に，ヘミング未了
の同種のワークＢを矢印方向へ搬入させる。その後，
矢印方向にラム１１を下降させてワークＢに例えばヘ
ミング加工等のプレス加工を施す。このようにプレス加
工が完了した後には，ラム１１による上型３０の把持を
開放し（），矢印方向にラム１１を上昇させる。こ
の後に，型Ｂ′内にプレス済みのワークＢを入れたまま
型Ｂ′を矢印方向へ移動させ，ワークＢを退避させ
る。
ークＡとは異なる車種ｂ用のドア外板を異種ワークＢと
して，該ワークＢをヘミング加工する場合（第２工程）
を考える。この第２工程では，図２に示すように，上記
第１工程と同様に予めヘミング（プレス加工）の完了し
たワークＢを入れたままの型Ｂ′がプレス機１０に搬入
されており，プレス機１０のラム１１を中間上昇位置か
ら矢印方向に下降させて，上記型Ｂ′の上型３０をラ
ム１１に把持させる（）。その後に，ラム１１を矢印
方向へ上昇させて上型３０が持上げられる。型Ｂ′が
開放された後には，ヘミングの完了したワークＢを型
Ｂ′から矢印方向に搬出させると共に，ヘミング未了
の同種のワークＢを矢印方向へ搬入させる。その後，
矢印方向にラム１１を下降させてワークＢに例えばヘ
ミング加工等のプレス加工を施す。このようにプレス加
工が完了した後には，ラム１１による上型３０の把持を
開放し（），矢印方向にラム１１を上昇させる。こ
の後に，型Ｂ′内にプレス済みのワークＢを入れたまま
型Ｂ′を矢印方向へ移動させ，ワークＢを退避させ
る。
【０００８】この実施例のプレス方法では，上記第１工
程と第２工程を交互に繰り返すことにより１台のプレス
機１０で例えば異なる車種用のドア外板等のような異種
ワークＡ，Ｂを交互にプレス加工する。このように１台
のプレス機１０で交互に異種ワークＡ，Ｂをプレスする
ために，型Ａ′，Ｂ′内にプレス済みのワークＡ，Ｂを
入れたままの状態で型Ａ′，Ｂ′が交換される。即ち，
まず，プレス済みのワークＡまたはＢを型Ａ′または
Ｂ′内に入れたままプレス機１０に供給しておき，型
Ａ′，Ｂ′から加工済みのワークＡ，Ｂを取り出した直
後に，未加工のワークＡ，Ｂを供給し，再び型Ａ′，
Ｂ′を閉じてワークＡ，Ｂをプレスした後に，型Ａ′，
Ｂ′内にプレス済みのワークＡ，Ｂを入れたままの状態
で型Ａ′，Ｂ′を交換する。このため従来のように一旦
型内からプレス済みのワークを取り出した後に，再び上
下型を衝合して型を交換する場合と比較して，型Ａ′，
Ｂ′を交換するために要する型Ａ′，Ｂ′の開閉回数が
３回から２回に減少する。本件発明者らの実験によれ
ば，従来９０秒程度要していた型交換作業が，本発明の
方法によれば５０秒〜６０秒程度に短縮するすることが
できる。従って，１台のプレス機１０を使用した単一ラ
インで異種ワークＡ，Ｂを能率よく交互にプレス加工す
ることができ，多品種少量生産のプレス加工の生産性を
向上させることができる。なお，本発明は以上の一実施
例に限定されず，種々変形可能である。例えば，ワーク
をＡ→Ａ→Ｂ→Ｂのように交換したり，Ａ→Ａ→Ｂ→Ａ
→Ａとしたり，Ａ→Ｂ→Ｃ→Ａ→Ｂ→Ｃとしたり，適宜
の順序で交換することが可能である。また上記実施例で
は，自動車用のドア外板をヘミング加工する場合に適用
したが，他のプレス加工に応用することもできる。
程と第２工程を交互に繰り返すことにより１台のプレス
機１０で例えば異なる車種用のドア外板等のような異種
ワークＡ，Ｂを交互にプレス加工する。このように１台
のプレス機１０で交互に異種ワークＡ，Ｂをプレスする
ために，型Ａ′，Ｂ′内にプレス済みのワークＡ，Ｂを
入れたままの状態で型Ａ′，Ｂ′が交換される。即ち，
まず，プレス済みのワークＡまたはＢを型Ａ′または
Ｂ′内に入れたままプレス機１０に供給しておき，型
Ａ′，Ｂ′から加工済みのワークＡ，Ｂを取り出した直
後に，未加工のワークＡ，Ｂを供給し，再び型Ａ′，
Ｂ′を閉じてワークＡ，Ｂをプレスした後に，型Ａ′，
Ｂ′内にプレス済みのワークＡ，Ｂを入れたままの状態
で型Ａ′，Ｂ′を交換する。このため従来のように一旦
型内からプレス済みのワークを取り出した後に，再び上
下型を衝合して型を交換する場合と比較して，型Ａ′，
Ｂ′を交換するために要する型Ａ′，Ｂ′の開閉回数が
３回から２回に減少する。本件発明者らの実験によれ
ば，従来９０秒程度要していた型交換作業が，本発明の
方法によれば５０秒〜６０秒程度に短縮するすることが
できる。従って，１台のプレス機１０を使用した単一ラ
インで異種ワークＡ，Ｂを能率よく交互にプレス加工す
ることができ，多品種少量生産のプレス加工の生産性を
向上させることができる。なお，本発明は以上の一実施
例に限定されず，種々変形可能である。例えば，ワーク
をＡ→Ａ→Ｂ→Ｂのように交換したり，Ａ→Ａ→Ｂ→Ａ
→Ａとしたり，Ａ→Ｂ→Ｃ→Ａ→Ｂ→Ｃとしたり，適宜
の順序で交換することが可能である。また上記実施例で
は，自動車用のドア外板をヘミング加工する場合に適用
したが，他のプレス加工に応用することもできる。
【０００９】
【発明の効果】本発明にかかるプレス方法は，上記した
ように構成されているため，プレス済みのワークＡ，Ｂ
を型Ａ′，Ｂ′内に入れたままプレス機に供給し，上記
型Ａ′，Ｂ′を開いて型Ａ′，Ｂ′からプレス済みのワ
ークＡ，Ｂを取り出した後に，プレス未了の同種のワー
クＡ，Ｂを型Ａ′，Ｂ′内に入れ，型Ａ′，Ｂ′を閉じ
てプレスした後に，型Ａ′，Ｂ′内にワークＡ，Ｂを入
れたままワークＡ，Ｂを退避させ，上記第１工程と第２
工程とを交互に繰り返して異種ワークＡ，Ｂを交互にプ
レスすることにより，型Ａ′，Ｂ′を移動するために要
する型Ａ′，Ｂ′の開閉回数を減少させることができ
る。このため，型Ａ′，Ｂ′の交換に要する時間を短縮
して，１台のプレス機で異種ワークＡ，Ｂを交互にプレ
ス加工する際の生産性を向上することができる。
ように構成されているため，プレス済みのワークＡ，Ｂ
を型Ａ′，Ｂ′内に入れたままプレス機に供給し，上記
型Ａ′，Ｂ′を開いて型Ａ′，Ｂ′からプレス済みのワ
ークＡ，Ｂを取り出した後に，プレス未了の同種のワー
クＡ，Ｂを型Ａ′，Ｂ′内に入れ，型Ａ′，Ｂ′を閉じ
てプレスした後に，型Ａ′，Ｂ′内にワークＡ，Ｂを入
れたままワークＡ，Ｂを退避させ，上記第１工程と第２
工程とを交互に繰り返して異種ワークＡ，Ｂを交互にプ
レスすることにより，型Ａ′，Ｂ′を移動するために要
する型Ａ′，Ｂ′の開閉回数を減少させることができ
る。このため，型Ａ′，Ｂ′の交換に要する時間を短縮
して，１台のプレス機で異種ワークＡ，Ｂを交互にプレ
ス加工する際の生産性を向上することができる。
【図１】 本発明の一実施例にかかるプレス方法におけ
る第１工程の工程図である。
る第１工程の工程図である。
【図２】 同プレス方法における第２工程の工程図であ
る。
る。
【図３】 従来のプレス方法において使用するプレス機
の平面図である。
の平面図である。
【図４】 従来のプレス方法におけるプレス加工開始時
の状態を示す工程図である。
の状態を示す工程図である。
【図５】 従来のプレス方法における図４以後の工程を
示す工程図である。
示す工程図である。
１０…プレス機 ２０，３０…上型 Ａ，Ｂ…ワーク Ａ′，Ｂ′…型
Claims (1)
- 【請求項１】 プレスの完了したワークＡを型Ａ′に入
れたままプレス機に供給し，該型Ａ′を開いて型Ａ′内
にあるプレス済みワークＡを取り出した後，ワークＡと
同じワークであってプレス未了のワークを型Ａ′内に入
れ，型Ａ′を閉じてプレスした後，閉じた型Ａ′内にワ
ークＡを入れたままワークＡを退避させる第１工程と，
プレスの完了したワークＢを型Ｂ′に入れたままプレス
機に供給し，該型Ｂ′を開いて型Ｂ′内にあるプレス済
みワークＢを取り出した後，ワークＢと同じワークであ
ってプレス未了のワークを型Ｂ′内に入れ，型Ｂ′を閉
じてプレスした後，閉じた型Ｂ′内にワークＢを入れた
ままワークＢを退避させる第２工程と，を具備し，第１
工程と第２工程を適宜の順序で繰り返して異種ワークを
交互に加工するプレス方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13301894A JP3298743B2 (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | プレス方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13301894A JP3298743B2 (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | プレス方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH081395A true JPH081395A (ja) | 1996-01-09 |
| JP3298743B2 JP3298743B2 (ja) | 2002-07-08 |
Family
ID=15094880
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13301894A Expired - Fee Related JP3298743B2 (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | プレス方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3298743B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006033290A1 (ja) | 2004-09-22 | 2006-03-30 | Shozo Kawanishi | 組合せ秤 |
| US8115118B2 (en) | 2005-12-13 | 2012-02-14 | Shozo Kawanishi | Combination weigher with memory hoppers that calculates a first and second optimum combinations for discharge into two different chutes |
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