JPH08138956A - フィルム型トランス - Google Patents

フィルム型トランス

Info

Publication number
JPH08138956A
JPH08138956A JP6275180A JP27518094A JPH08138956A JP H08138956 A JPH08138956 A JP H08138956A JP 6275180 A JP6275180 A JP 6275180A JP 27518094 A JP27518094 A JP 27518094A JP H08138956 A JPH08138956 A JP H08138956A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
cut point
cut
primary
pattern line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6275180A
Other languages
English (en)
Inventor
Masusaku Okumura
奥村益作
Hideki Kishimoto
岸本英樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otsuka Science Co Ltd
Shashin Kagaku Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Science Co Ltd
Shashin Kagaku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Otsuka Science Co Ltd, Shashin Kagaku Co Ltd filed Critical Otsuka Science Co Ltd
Priority to JP6275180A priority Critical patent/JPH08138956A/ja
Publication of JPH08138956A publication Critical patent/JPH08138956A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 任意の変圧比のフィルム型トランスを実現す
る。 【構成】 薄膜基板上に近接して形成された1次巻線パ
ターン10,10′及び2次巻線パターン20,20′
を備え、1次または2次巻線パターンを、11〜14及
び11′〜14′の各箇所でカットし変圧比に応じたパ
ターン長にして複数に分割し、分割した各パターンを並
列接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフィルム状薄膜基板に1
次巻線、2次巻線パターンを形成したフィルム型トラン
スの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】小容量電源の小型・軽量化を図るべく、
巻線導体の表皮効果を利用した空心フィルム型トランス
が既に提案されている。図7は、既提案のフィルム型ト
ランスを示す図である。1次及び2次巻線パターンをリ
ソグラフィ技術、エッチング技術、印刷技術等によりフ
ィルム状薄膜絶縁基板1に2本のパターンを、近接させ
て円形同心軸状に形成する。図7(a)に示すように2
本のパターンを1次巻線、2次巻線とすると、これによ
ってフィルム型薄膜トランスが形成され、この一枚のフ
ィルムでも変圧器動作は可能であるが、2枚以上のフィ
ルムトランスを積層した方が低周波特性の改善、変圧比
の変更等都合がよい。
【0003】いま、パターンの中心を始点として円形同
心軸状に形成したとすると、図7(a)のパターンは時
計方向に、図7(b)のパターンは反時計方向に巻回さ
れていることになる。そして、ピッチ、巻回数が等しい
とすると、図7(a)、図7(b)において各ターン毎
に常に外側に位置する巻線の方が、内側に位置する巻線
よりも長くなる。そこで、図7(a)の各ターン毎に常
に外側に位置する巻線を1次巻線2、内側に位置する巻
線を2次巻線3としたとき、図7(b)では、逆に各タ
ーン毎に常に外側に位置する巻線を2次巻線3´、内側
に位置する巻線を1次巻線2´とし、図7(a)と図7
(b)の基板を積層し、端子2bを端子2b´に、端子
3bを端子3b´に接続し、2a、2a´を1次端子、
3a、3a´を2次端子とすれば、図7(a)と図7
(b)の巻線パターンによる磁束が加わり、かつ1次巻
線と2次巻線の長さを等しくすることができる。このよ
うに2枚を積層したものを単位として複数積層し、互い
に直列或いは並列接続してフィルム型トランスを形成す
る。直列接続すると抵抗値が大きくなり、並列接続する
と抵抗値が小さくなるので、接続する負荷とのインピー
ダンス整合がとれるように接続を選択する。従来のフィ
ルム型トランスは変圧比1:1を考慮しているが、現実
にはいろいろな変圧比が必要となり、対応できない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなフィルム型
トランスにおいて、所望の変圧比のフィルム型トランス
の実現が望まれている。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、任意の変圧比のフィルム型トランスを実現する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために本発明のフィ
ルム型トランスは、薄膜基板上に近接して形成された1
次巻線パターン及び2次巻線パターンを備え、1次また
は2次巻線パターンを、変圧比に応じたパターン長にし
て複数に分割し、分割した各パターンを並列接続したこ
とを特徴とする。また、本発明は、かかるフィルム型ト
ランスを複数層積層し、各層の分割した各巻線パターン
を相互に並列接続したことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明のフィルム型トランスは、変圧比に応じ
て複数箇所でカットした1次巻線パターンまたは2次巻
線パターンを形成し、カットされた各巻線パターンをブ
ラインドホールで並列に接続して給電または出力を取り
出すようにしたので、所望の変圧比のフィルム型トラン
スを容易に実現することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明のフィルム型トランスの一実施例を
説明する図である。図1は図7で説明したと同様な表皮
効果を利用したフィルム型トランスで、図1(a)と図
1(b)のパターンは積層され、1次巻線パターン1
0、10′、2次巻線パターン20、20′は中心部に
おいてそれぞれスルーホールで接続される。1次巻線パ
ターン10は11、12、13、14の4箇所でカット
されて分割され、1次巻線パターン10′は11′、1
2′、13′、14′の4箇所でカットされている。こ
のとき、IN0V端子→カット11までのパターン長、
カット11→12までのパターン長、カット12→13
までのパターン長、カット13→14までのパターン
長、カット14→スルーホール→カット14′までのパ
ターン長、カット14′→13′までのパターン長、カ
ット13′→12′までのパターン長、カット12′→
11′までのパターン長、カット11′→INHV端子
までのパターン長はほぼ等しくなるように分割する。な
お、本実施例では2次巻線パターンはカットされていな
い。
【0009】1次巻線パターン10、10′のカットの
両側の○、□は接続端子を意味し、図2(a)に示すよ
うに、○端子はINHV端子と、□端子はIN0V端子
とブラインドホールで並列に接続されるとともに、スル
ーホール(TH)で接続される。一方、2次巻線パター
ン20、20′は図2(b)に示すように、スルーホー
ル(TH)で直列に接続される。このような接続のトラ
ンスは、図3に示すように、並列に接続された9個の1
次側コイルと、1個の2次側コイルで表され、1次側コ
イルの全長と2次側コイルの長さは等しいので9倍の昇
圧比が得られることになる。
【0010】巻線パターンのカットする箇所は、変圧比
に応じて行い、例えば、20倍の昇圧比を得たい場合
は、1次巻線パターンを20等分するようにカットし、
20等分した巻線パターンが並列接続されるように、各
カット箇所の端子をブラインドホールで接続すればよ
い。降圧する場合は、2次巻線パターンを降圧比に応じ
てカットして、カットした各巻線が並列になるように接
続すればよい。このようなパターンの切断と切断した各
巻線の接続は、パターンの形成に際してキャドシステム
を利用することにより、容易に行うことができる。
【0011】なお、図1において、角形の同心軸形状に
巻回された1次及び2次巻線パターンは、周辺部から中
心部へいくにつれて段階的にパターン幅が広くし、中心
部にいくほど抵抗損を小さくして発熱を抑えるようにし
ている。また、図1では、1次、2次巻線パターンは巻
回数が同じで、それぞれ直列に接続した場合全長は同じ
であるものとして説明したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、1次、2次巻線パターンの長さ、巻回
数を異ならせるようにすれば、より変化に富んだ昇圧比
を得ることが可能である。
【0012】図4〜図5は、16倍の昇圧比を得る場合
の一実施例を示す図である。図4、図5において、L1
〜L4は積層され、第1層L1と第4層L4は電源供給
端子が印刷され、フィルム型トランスは第2層L2と第
3層L3とで構成される。第2層に印刷されている1タ
ーンの4個の1次巻線パターンP1〜P4は、その●端
子が、第1層L1の●端子とブラインドホールで接続さ
れて並列に接続される。同様に、第3層に印刷されてい
る1ターンの4個の1次巻線パターンP1′〜P4′
は、その●端子が、第4層L4の●端子とブラインドホ
ールで接続されて並列に接続される。また、第2層と第
3層に印刷されている2次巻線パターンS、S′はその
中心部でスルーホールにより直列接続される。第2層L
2において、1ターンである4個の1次巻線パターンP
1〜P4に対して、それぞれ2次巻線パターンSは4タ
ーンであるので、昇圧比は4倍となり、同様に第3層L
3においても昇圧比は4倍となる。したがって、全体と
しては16倍の昇圧比が得られることになる。なお、第
2層L2、第3層L3の1次巻線パターンと2次巻線パ
ターンは、図6(基板中心Oの片側のみ示す)に示すよ
うに、できる限り1次巻線パターンP1〜P4の下に2
次巻線パターンS′がくるように、また、2次巻線パタ
ーンSの下に1次巻線パターンP1′〜P4′がくるよ
うに印刷して結合を強くすることが望ましい。
【0013】
【発明の効果】以上のように、1次または2次巻線パタ
ーンを変圧比に応じたパターン長に分割し、分割したパ
ターンを並列接続して電源供給または出力取り出しを行
うようにしたので、容易に、任意の変圧比のフィルム型
トランスを実現することが可能となり、各種電子機器の
電源用等に容易に対応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のフィルム型トランスの一実施例を示
す図である。
【図2】 本発明のフィルム型トランスの接続方法を示
す図である。
【図3】 昇圧比9倍のトランスを説明する図である。
【図4】 昇圧比16倍のフィルム型トランスを説明す
る図である。
【図5】 昇圧比16倍のフィルム型トランスを説明す
る図である。
【図6】 1次・2次巻線パターンの形成方法を説明す
る図である。
【図7】 フィルム型トランスを説明する図である。
【符号の説明】
10,10′…1次巻線パターン、11〜14、11′
〜14′…カット、20,20′…2次巻線パターン。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄膜基板上に近接して形成された1次巻
    線パターン及び2次巻線パターンを備え、1次または2
    次巻線パターンを、変圧比に応じたパターン長にして複
    数に分割し、分割した各巻線パターンを並列接続したこ
    とを特徴とするフィルム型トランス。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフィルム型トランスを複
    数層積層し、各層の分割した各巻線パターンを相互に並
    列接続したことを特徴とするフィルム型トランス。
JP6275180A 1994-11-09 1994-11-09 フィルム型トランス Pending JPH08138956A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6275180A JPH08138956A (ja) 1994-11-09 1994-11-09 フィルム型トランス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6275180A JPH08138956A (ja) 1994-11-09 1994-11-09 フィルム型トランス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08138956A true JPH08138956A (ja) 1996-05-31

Family

ID=17551794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6275180A Pending JPH08138956A (ja) 1994-11-09 1994-11-09 フィルム型トランス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08138956A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007227566A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Tdk Corp コイル部品

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007227566A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Tdk Corp コイル部品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0730778A1 (en) Flexible transformer apparatus particularly adapted for high voltage operation
JP2002280230A (ja) 平面コイルおよび平面トランス
US20030132825A1 (en) Planar coil and planar transformer
WO2018012759A1 (ko) 듀얼 코어 평면 트랜스포머
JP3488868B2 (ja) 平面コイルおよび平面トランス
JPH08316054A (ja) 薄形トランス
JP2012089760A (ja) トランス部品
JP3057203B2 (ja) プリントコイル形トランス
JP5311462B2 (ja) 多層基板トランス
JPH08138956A (ja) フィルム型トランス
JPH06236821A (ja) フィルム型トランス
JPH0745932Y2 (ja) 積層型コイル
JPH08316067A (ja) チョークコイル
JPH06215962A (ja) トランス
JPS61134003A (ja) コイル
JP2003197439A (ja) 電磁装置
JPH11176653A (ja) 磁心とそれを用いた磁性部品
JPS60258911A (ja) トランスの巻線形成方法
JPH05217770A (ja) トランス装置
JPH0416406Y2 (ja)
JPH0462807A (ja) トランス
JP2001285005A (ja) ノイズフィルタ
JPH07297032A (ja) 積層型コイル及びその製造方法
JP3109414B2 (ja) チップアンテナの製造方法
JPH0238409Y2 (ja)