JP2007227566A - コイル部品 - Google Patents

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武史 奥村
Tomokazu Ito
知一 伊藤
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吉田  誠
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信之 奥澤
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Abstract

【課題】 部品小型化を図りつつ、直流抵抗を低減することができるコイル部品を提供する。
【解決手段】 コイル部品1は、導体層10を備えている。導体層10は、コイル導体20と、引出し電極21A〜21Dとを有している。コイル導体20は、螺旋状に形成された略矩形状のスパイラル部22と、このスパイラル部22の外側端と引出し電極21Aとの間に接続された引出し部23とからなっている。スパイラル部22を形成する導体パターン25のうち、最内周1ターンの導体パターン25a及び最外周1ターンの導体パターン25bの幅Wは、他の部分の導体パターン25cの幅Wよりも大きくなっている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えばコモンモードチョークコイル等のコイル部品に関するものである。
従来のコイル部品としては、例えば特許文献1に記載されているように、2つの導体層が絶縁体層を介して積層されてなる積層体と、この積層体を上下に挟むように配置された1対の磁性体基板とを備えたコモンモードチョークコイルが知られている。
特開平8−203737号公報
上記従来技術のような一般的なコモンモードチョークコイルでは、同一導体層内におけるコイル導体の導体幅が全体的に等しくなっている。そのような場合には、近年要求されている製品の小型化に伴ってコイル部品が小さくなるにつれて、コイル導体の導体幅を小さくする必要があるため、コイル導体の断面積が必然的に小さくなる。このため、コイル部品の直流抵抗(Rdc)が高くなってしまう傾向にあった。
本発明の目的は、部品小型化を図りつつ、直流抵抗を低減することができるコイル部品を提供することである。
本発明は、絶縁体と、絶縁体に対して積層され、螺旋状に形成されたスパイラル部を有するコイル導体とを備えたコイル部品であって、スパイラル部の最内周及び最外周の導体幅は、スパイラル部の他の部分の導体幅よりも大きいことを特徴とするものである。
絶縁体とコイル導体とを備えるコイル部品においては、コイル導体の断面積をかせぐ方法として、単にスパイラル部の導体幅を広くすると、コイル導体のサイズが大きくなってしまうので、コイル部品の小型化に反することになる。また、スパイラル部の導体高さを大きくしても、同様にコイル部品の小型化(低背化)に反する。ところで、コイル部品におけるスパイラル部の内側領域及び外側領域には、コイル導体が存在しないスペースが空いていることが多い。そこで本発明では、そのスペースを有効活用して、スパイラル部の最内周及び最外周の導体幅をスパイラル部の他の部分の導体幅よりも大きくする。これにより、スパイラル部を形成する導体の総断面積が大きくなるため、特にコイル部品のサイズを大きくしなくても、コイル部品の直流抵抗(Rdc)を低減させることができる。
好ましくは、コイル導体は複数層有し、各層のコイル導体は、絶縁体を介して積層されており、各層のコイル導体のスパイラル部同士は、絶縁体を挟んで重なり合っている。この場合には、本発明のコイル部品をコモンモードチョークコイルに適用することができる。従って、コモンモードチョークコイルのサイズを大きくすることなく、コモンモードチョークコイルの直流抵抗を低減させることができる。
また、好ましくは、スパイラル部の最内周及び最外周の導体幅は、スパイラル部の最内周及び最外周の1ターン分だけスパイラル部の他の部分の導体幅よりも大きい。コイル部品において、スパイラル部の内側領域に空いているスペースはスパイラル部の最内周1ターン分であり、スパイラル部の外側領域に空いているスペースはスパイラル部の最外周1ターン分である。従って、スパイラル部の最内周1ターン及び最外周1ターンの導体幅を大きくすることにより、スパイラル部において導体幅の大きい部分が最も長くなるため、コイル部品の直流抵抗の低減化に対して最も効果的である。
さらに、好ましくは、スパイラル部の最内周及び最外周の導体幅は、スパイラル部の他の部分の導体幅の1.1〜2.0倍である。この場合には、コイル部品の直流抵抗を確実に低減させることができると共に、スパイラル部のサイズが必要以上に大きくならないため、コイル部品の更なる小型化を図ることができる。
本発明によれば、コイル部品の小型化を図りつつ、コイル部品の直流抵抗を低減させることができる。このようにコイル部品の直流抵抗が下がることで、コイル部品に電流を多く流したり、或いはコイル部品に電流を流した時の発熱を抑えることが可能となる。
以下、本発明に係わるコイル部品の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係わるコイル部品の一実施形態としてコモンモードチョークコイルを示す斜視図である。同図において、本実施形態のコイル部品1は、下部磁性基板2、層構造体3及び上部磁性基板4からなる直方体状の積層体5を備えている。積層体5の一方の側面には端子電極6A,6Bが設けられ、積層体5の他方の側面には端子電極6C,6Dが設けられている。
積層体5のサイズは、例えば1.0mm×0.5mm×0.4mm程度である。下部磁性基板2及び上部磁性基板4は、焼結フェライト、複合フェライト(粉状のフェライトを含有した樹脂)等の磁性材料からなる基板である。層構造体3は、下部磁性基板2と上部磁性基板4との間に配置されている。
図2は、積層体5の分解斜視図である。同図において、積層体5の層構造体3は、下から順に絶縁体層7、導体層8、絶縁体層9、導体層10、絶縁体層11、導体層12、絶縁体層13、導体層14、絶縁体層15、磁性層16及び接着層17が積層されて成るものである。絶縁体層7,9,11,13,15は、ポリイミド樹脂やエポキシ樹脂等の絶縁樹脂材料で形成されている。導体層8,10,12,14は、導電性に優れたCuやAl等の金属材料で形成されている。
導体層8は、引出し部18と、引出し電極19A〜19Dとを有している。引出し部18は、引出し電極19Cと接続されている。引出し電極19A〜19Dは、上記の端子電極6A〜6Dと電気的に接続される。
導体層10は、図3にも示すように、コイル導体20と、引出し電極21A〜21Dとを有している。コイル導体20は、螺旋状に形成された略矩形状のスパイラル部22と、このスパイラル部22の外側端と引出し電極21Aとの間に接続された引出し部23とからなっている。引出し電極21A〜21Dは、上記の端子電極6A〜6Dと電気的に接続される。また、スパイラル部22の内側端と上記導体層8の引出し部18とは、絶縁体層9に形成されたコンタクトホール24を介して電気的に接続されている。コンタクトホール24内には、Ag等の導電材料が充填されている。
図3及び図4に示すように、スパイラル部22を形成する導体パターン25のうち、最内周1ターン(1周)の導体パターン25a及び最外周1ターンの導体パターン25bの幅Wは、他の部分の導体パターン25cの幅Wよりも大きくなっている。このとき、スパイラル部22の横方向寸法を必要以上に大きくしない為には、導体パターン25a,25bの幅Wは、導体パターン25cの幅Wの1.1〜2.0倍であることが好ましい。この場合には、スパイラル部22と異極の引出し電極との電気的絶縁を確実に行うこともできる。
また、導体パターン25a〜25cの高さHは、全て等しくなっている。このとき、スパイラル部22の横方向寸法を必要以上に大きくすること無く導体パターン25a,25bの断面積を確保するためには、導体パターン25a,25bの幅W及び導体パターン25cの幅Wは、導体パターン25a〜25cの高さHよりも小さいのが望ましい。また、導体パターン25のピッチ(導体パターン25間の間隔)Pは、全て等ピッチとなっている。
具体的には、スパイラル部22の最内周及び最外周を形成する導体パターン25a,25bの幅Wは、例えば13.5μm程度であり、スパイラル部22の他の部分を形成する導体パターン25cの幅Wは、例えば10.0μm程度である。導体パターン25a〜25cの高さHは、例えば14.0μm程度である。また、導体パターン25のピッチPは、例えば11.0μm程度である。
図2に戻り、導体層12は、コイル導体26と、引出し電極27A〜27Dとを有している。コイル導体26は、螺旋状に形成された略矩形状のスパイラル部28と、このスパイラル部28の外側端と引出し電極27Bとの間に接続された引出し部29とからなっている。引出し電極27A〜27Dは、上記の端子電極6A〜6Dと電気的に接続される。
図4に示すように、スパイラル部28を形成する導体パターン30のうち、最内周1ターンの導体パターン30a及び最外周1ターンの導体パターン30bの幅Wは、他の部分の導体パターン30cの幅Wよりも大きくなっている。また、導体パターン30a〜30cの高さHは、全て等しくなっている。さらに、導体パターン30のピッチPは、全て等ピッチとなっている。なお、これらの具体的数値は、上記のスパイラル部22と同様である。これにより、スパイラル部28は、外側端部分及び内側端部分を除いて、絶縁体層11を介してスパイラル部22と上下に重なり合った状態となる。
導体層14は、引出し部31と、引出し電極32A〜32Dとを有している。引出し部31は、引出し電極32Dと接続されている。引出し電極32A〜32Dは、上記の端子電極6A〜6Dと電気的に接続される。また、引出し部31は、絶縁体層13に形成されたコンタクトホール33を介して上記のスパイラル部28の内側端と電気的に接続されている。
このような導体層14上には、絶縁体層15を介して磁性層16が形成されている。磁性層16は、コイル部品1に閉磁路を形成するための層であり、例えば粉状のフェライトを含有した樹脂(磁粉含有樹脂)等の磁性材料により形成されている。
磁性層16上には、接着層17が形成されている。接着層17は、磁性層16と上部磁性基板4とを接合する層であり、例えばエポキシ樹脂、ポリイミド樹脂及びポリアミド樹脂等の接着剤により形成されている。
また、絶縁体層9,11,13,15におけるスパイラル部22,28の内側領域に対応する部位には、積層体5の長手方向に延びる閉磁路形成部34が設けられている。この閉磁路形成部34は、絶縁体層9,11,13,15に貫通穴を形成し、磁性層16を形成する磁性材料と同じ磁性材料を貫通穴に埋め込むことにより構成されている。このような閉磁路形成部34を設けることで、高インピーダンスのコモンモードチョークコイル1が得られるため、漏れ磁束によるノイズの発生を抑制することが可能となる。
次に、以上のように構成したコイル部品1を製造する手順について説明する。まず、積層体5を以下のようにして作製する。
即ち、例えばスピンコート法、ディップ法、スプレー法等によりポリイミド樹脂等の樹脂材料を下部磁性基板2上に塗布した後、露光、現像して硬化させることにより、絶縁体層7を形成する。
続いて、例えばスパッタ法により絶縁体層7上にCr/Cu等の下地層を形成した後、この下地層の表面にレジストを塗布し、露光、現像し、更にCu等の導体めっきを施す。そして、エッチングにより導体めっきの不要部分を除去し、レジストを剥離した後、エッチングにより下地層を除去する。これにより、引出し部18及び引出し電極19A〜19Dのパターンからなる導体層8が絶縁体層7上に形成されることになる。
続いて、絶縁体層7の形成方法と同様にして、導体層8の上に絶縁体層9を形成する。そして、例えばエッチング、レーザビーム、パンチング等によりコンタクトホール24を絶縁体層9に形成し、このコンタクトホール24内にAg等の導電材料を充填する。このとき、コンタクトホール24の形成と同時に、閉磁路形成部34を作るための貫通穴を絶縁体層9に形成する。
続いて、導体層8の形成方法と同様の方法により、絶縁体層9上にコイル導体20及び引出し電極21A〜21Dのパターンを形成することにより、導体層10を形成する。そして、絶縁体層7,9の形成方法と同様にして、導体層10の上に絶縁体層11を形成し、更に閉磁路形成部34を作るための貫通穴を絶縁体層11に形成する。
続いて、導体層8の形成方法と同様の方法により、絶縁体層11上にコイル導体26及び引出し電極27A〜27Dのパターンを形成することにより、導体層12を形成する。そして、絶縁体層7,9の形成方法と同様にして、導体層12の上に絶縁体層13を形成し、更にコンタクトホール33と閉磁路形成部34を作るための貫通穴とを絶縁体層13に形成する。
続いて、導体層8の形成方法と同様の方法により、絶縁体層13上に引出し部31及び引出し電極32A〜32Dのパターンを形成することにより、導体層14を形成する。そして、絶縁体層7,9の形成方法と同様にして、導体層14の上に絶縁体層15を形成し、更に閉磁路形成部34を作るための貫通穴を絶縁体層15に形成する。
これにより、図5(a)に示すように、下部磁性基板2上には、コイル導体20,26が内蔵された層構造中間体35が形成されることになる。この層構造中間体35は、最下層の絶縁体層7を残して、絶縁体層9,11,13,15の貫通穴により形成された凹部36を有している。
続いて、図5(b)に示すように、磁粉含有樹脂を凹部36に埋め込むと共に、磁粉含有樹脂を層構造中間体35の上面に塗布した状態で、磁粉含有樹脂を硬化させる。これにより、層構造中間体35に閉磁路形成部34が形成されると共に、層構造中間体35の上に磁性層16が形成される。そして、磁性層16の上面を研磨して平坦化させる。
続いて、図5(c)に示すように、磁性層16の上にエポキシ樹脂等の接着剤を塗布して、接着層17を形成する。そして、接着層17の上面に上部磁性基板4を貼り付ける。これにより、上記の積層体5が得られる。
その後、積層体5の一方の側面に端子電極6A,6Bを形成し、積層体5の他方の側面に端子電極6C,6Dを形成する。具体的には、例えばマスクスパッタ法により積層体5の側面にCr/Cu膜またはTi/Cu膜を成膜した後、Cu/Ni/Snを用いて電気めっきを施すことにより、端子電極6A〜6Dを形成する。以上により、上記のコモンモードチョークコイル(コイル部品)1が完成する。
ところで、一般的にコイル部品の直流抵抗(Rdc)は、下記式から明らかなように、コイル導体を形成する導体パターンの断面積の大きさに反比例する。ただし、ρは係数、lは導体パターンの長さ、Sは導体パターンの断面積である。
dc=ρl/S
従って、コイル部品の直流抵抗を下げるためには、コイル導体を形成する導体パターンの断面積をできる限り増大させるのが望ましい。しかし、コイル導体のスパイラル部では、導体パターンのピッチが非常に狭いため、導体パターンの断面積を大きくするには、コイル導体の寸法を全体的に大きくせざるを得ない。他方、積層体におけるスパイラル部の内側領域及び外側領域には、導体の存在しない広いスペースがあいているため、スパイラル部の内側及び外側に対しては導体パターンの幅を広げることが可能である。このようにスパイラル部の内側及び外側に対して導体パターンの幅を広げるのであれば、導体パターンのピッチを変化させる必要は無いため、直流抵抗以外の電気的特性は維持することができる。
そこで、本実施形態では、コイル導体20におけるスパイラル部22の最内周1ターン及び最外周1ターンを形成する導体パターン25a,25bの幅Wを、スパイラル部22の他の部分を形成する導体パターン25cの幅Wよりも大きくしている。これにより、スパイラル部22を形成する導体パターン25の幅を全体的に等しくした場合に比べて、導体パターン25の総断面積が大きくなる(図4参照)。また、コイル導体26のスパイラル部28についても、同様のことが言える。従って、スパイラル部22,28を形成する導体パターン25,30のピッチPを変えたり、スパイラル部22,28の横方向及び高さ方向のサイズを大きくしなくても、コイル部品1の直流抵抗を下げることができる。その結果、コイル導体20,26に電流を多く流したり、コイル導体20,26に電流を流した時の発熱を抑えることが可能となる。
また、上記のように積層体5におけるスパイラル部22,28の内側領域及び外側領域は広く開放されているため、コイル部品1の製造時においてエッチングにより導体めっきの不要部分及び下地層を除去する際に、スパイラル部22,28の最内周の内側及び最外周の外側にはエッチング液が浸透しやすい。従って、スパイラル部22の最内周及び最外周を形成する導体パターン25a,25bの幅が狭いと、エッチングによって当該導体パターン25a,25bの一部が削られてしまう事がある。本実施形態では、スパイラル部22の最内周及び最外周を形成する導体パターン25a,25bの幅Wを、スパイラル部22の他の部分を形成する導体パターン25cの幅Wよりも大きくしたので、エッチングによる導体パターン25a,25bの細りを防止することができる。また、スパイラル部28を形成する導体パターン30についても、そのようなエッチングの影響を抑制することができる。
さらに、コイル部品1の製造時において絶縁体層を形成する絶縁樹脂を硬化させたときに、絶縁樹脂の膨張・収縮によってスパイラル部22の最内周及び最外周を形成する導体パターン25a,25bに横方向からの応力が加わり、当該導体パターン25a,25bが影響を受けることもある。しかし、上述したように導体パターン25a,25bの幅Wを大きくしたので、導体パターン25a,25bが横方向からの応力に対して耐える力が強くなる。スパイラル部28を形成する導体パターン30についても、同様である。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、コイル導体20,26においてスパイラル部22,28の最内周1ターン及び最外周1ターン25,30を形成する導体パターンの幅Wをスパイラル部22,28の他の部分を形成する導体パターン25,30の幅Wよりも大きくしたが、導体幅を大きくする導体パターン25,30の長さとしては、特にこれに限られず、例えばスパイラル部22,28の最内周及び最外周の一部(例えば半ターン分)であっても良い。
また、上記実施形態は、同一導体層内にコイル導体を1つだけ有するコモンモードチョークコイルであるが、本発明は、同一導体層内に複数のコイル導体が並設されているアレイタイプのコモンモードチョークコイルにも適用可能である。さらに、本発明は、そのようなコモンモードチョークコイル以外のコイル部品、例えば同一導体層内に2本の導体パターンを螺旋状に配置して1つのスパイラル部を形成してなるコイル部品等にも適用可能である。
本発明に係わるコイル部品の一実施形態としてコモンモードチョークコイルを示す斜視図である。 図1に示す積層体の分解斜視図である。 図2に示すコイル導体を有する導体層を示す平面図である。 図2に示す積層体の一部断面図である。 図2に示す積層体を作製する工程の一部を示す断面図である。
符号の説明
1…コモンモードチョークコイル(コイル部品)、9,11,13…絶縁体層(絶縁体)、20…コイル導体、22…スパイラル部、25,25a〜25c…導体パターン、26…コイル導体、28…スパイラル部、30…導体パターン。

Claims (4)

  1. 絶縁体と、前記絶縁体に対して積層され、螺旋状に形成されたスパイラル部を有するコイル導体とを備えたコイル部品であって、
    前記スパイラル部の最内周及び最外周の導体幅は、前記スパイラル部の他の部分の導体幅よりも大きいことを特徴とするコイル部品。
  2. 前記コイル導体は複数層有し、
    前記各層のコイル導体は、前記絶縁体を介して積層されており、
    前記各層のコイル導体の前記スパイラル部同士は、前記絶縁体を挟んで重なり合っていることを特徴とする請求項1記載のコイル部品。
  3. 前記スパイラル部の最内周及び最外周の導体幅は、前記スパイラル部の最内周及び最外周の1ターン分だけ前記スパイラル部の他の部分の導体幅よりも大きいことを特徴とする請求項1または2記載のコイル部品。
  4. 前記スパイラル部の最内周及び最外周の導体幅は、前記スパイラル部の他の部分の導体幅の1.1〜2.0倍であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載のコイル部品。
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