JPH0813887A - プッシュロック装置 - Google Patents
プッシュロック装置Info
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- JPH0813887A JPH0813887A JP17482994A JP17482994A JPH0813887A JP H0813887 A JPH0813887 A JP H0813887A JP 17482994 A JP17482994 A JP 17482994A JP 17482994 A JP17482994 A JP 17482994A JP H0813887 A JPH0813887 A JP H0813887A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slider
- protrusion
- circulation passage
- case
- pushed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 一度押し込むとロックされ、さらにもう一度
押し込むとロック解除されて旧位置に復帰する循環通路
を用いたプッシュロック装置において、押込み及び復旧
のストロークを長くとることができ、部品点数も少なく
し構造も簡易なプッシュロック装置を提供すること。 【構成】 循環通路表面に接触するアーム51両端の第
1、第2の突起53、54を有する回動体50を設け、
第2の突起54と循環通路との接触によって第1の突起
53が循環通路に押圧力を付与されるようにする。
押し込むとロック解除されて旧位置に復帰する循環通路
を用いたプッシュロック装置において、押込み及び復旧
のストロークを長くとることができ、部品点数も少なく
し構造も簡易なプッシュロック装置を提供すること。 【構成】 循環通路表面に接触するアーム51両端の第
1、第2の突起53、54を有する回動体50を設け、
第2の突起54と循環通路との接触によって第1の突起
53が循環通路に押圧力を付与されるようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一度押し込むとロック
され、さらにもう一度押し込むとロック解除されて旧位
置に復帰するプッシュロック装置に関する。
され、さらにもう一度押し込むとロック解除されて旧位
置に復帰するプッシュロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばビデオカメラのリモートコントロ
ールカードや、電子手帳のメモリカードをビデオカメラ
本体内や電子手帳本体内から取り出す機構として、ある
いは扉の開閉機構として、一度押し込むとロックされ、
このロック状態からさらにもう一度押し込むと、ロック
が解除されるプッシュロック装置が、従来より使用され
ている。このようなプッシュロック装置として、従来よ
りほぼハート形の台部の周りに循環通路を設けた装置が
使用されている。
ールカードや、電子手帳のメモリカードをビデオカメラ
本体内や電子手帳本体内から取り出す機構として、ある
いは扉の開閉機構として、一度押し込むとロックされ、
このロック状態からさらにもう一度押し込むと、ロック
が解除されるプッシュロック装置が、従来より使用され
ている。このようなプッシュロック装置として、従来よ
りほぼハート形の台部の周りに循環通路を設けた装置が
使用されている。
【0003】図6において1は従来のこの種のプッシュ
ロック装置のスライダーであって、スライダー1の表面
にほぼハート形の台部2の外周に沿って循環通路Aが設
けられ、ハート形の窪みの部分が係合部2aとなってい
る。一端の回動軸3aによって首振り可能な水平棒3の
先端の突起部3bが、この循環通路A内に位置してい
て、板バネ4によって突起部3bは循環通路Aに押圧さ
れている。スライダー1はコイルバネ5によって左方に
付勢され、ストッパ6で停止されている。
ロック装置のスライダーであって、スライダー1の表面
にほぼハート形の台部2の外周に沿って循環通路Aが設
けられ、ハート形の窪みの部分が係合部2aとなってい
る。一端の回動軸3aによって首振り可能な水平棒3の
先端の突起部3bが、この循環通路A内に位置してい
て、板バネ4によって突起部3bは循環通路Aに押圧さ
れている。スライダー1はコイルバネ5によって左方に
付勢され、ストッパ6で停止されている。
【0004】しかして、循環通路Aは上り斜面と段差部
との組合せから成り、突起部3bが循環通路Aに強く圧
接されている。スライダー1をコイルバネ5による付勢
力に抗して右方に押し込むと、水平棒3が回動軸3aを
中心に回動しつつ、突起部3bは循環通路Aの上り斜面
を上り段差部を乗り越えつつ循環通路Aに沿って矢印で
示す一定の経路で案内され、突起部3bがハート形の台
部2の左側に達したときにこの押し込みを解除すると、
スライダー1はコイルバネ5によって左方向に引き戻さ
れ、図7に示すように突起部3bはハート形の窪み部の
係合部2aに突起部3bが係合してスライダー1はロッ
クされる。
との組合せから成り、突起部3bが循環通路Aに強く圧
接されている。スライダー1をコイルバネ5による付勢
力に抗して右方に押し込むと、水平棒3が回動軸3aを
中心に回動しつつ、突起部3bは循環通路Aの上り斜面
を上り段差部を乗り越えつつ循環通路Aに沿って矢印で
示す一定の経路で案内され、突起部3bがハート形の台
部2の左側に達したときにこの押し込みを解除すると、
スライダー1はコイルバネ5によって左方向に引き戻さ
れ、図7に示すように突起部3bはハート形の窪み部の
係合部2aに突起部3bが係合してスライダー1はロッ
クされる。
【0005】次に図7に示すロック状態からスライダー
1を再びコイルバネ5に抗して右方へ僅かに押し込む
と、突起部3bは係合部2aからはずれ、スライダー1
の押し込みを解除すると、スライダー1はコイルバネ5
によって左方へ復旧して図6で示すようにストッパ6で
停止する。このように板バネ4で循環通路Aに押圧され
た突起部3bは、スライダー1の移動に伴って循環通路
Aを矢印方向に一周する。
1を再びコイルバネ5に抗して右方へ僅かに押し込む
と、突起部3bは係合部2aからはずれ、スライダー1
の押し込みを解除すると、スライダー1はコイルバネ5
によって左方へ復旧して図6で示すようにストッパ6で
停止する。このように板バネ4で循環通路Aに押圧され
た突起部3bは、スライダー1の移動に伴って循環通路
Aを矢印方向に一周する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構造の従来のプッシュロック装置では、スライダー
1はストッパで停止させられた図6の位置から、スライ
ダー1の外部にある回動軸3aに衝突しない図7に示す
位置までのストローク範囲でしか押込むことができず、
しかも、回動軸3aの回動のためには水平棒3をあまり
長くできないため、押込み及び復旧のストロークを長く
とれないという問題があった。また、突起部3bを循環
通路Aへ押圧するための板バネ4が必要なため、部品点
数が多くなり、構造が複雑になるという問題もあった。
うな構造の従来のプッシュロック装置では、スライダー
1はストッパで停止させられた図6の位置から、スライ
ダー1の外部にある回動軸3aに衝突しない図7に示す
位置までのストローク範囲でしか押込むことができず、
しかも、回動軸3aの回動のためには水平棒3をあまり
長くできないため、押込み及び復旧のストロークを長く
とれないという問題があった。また、突起部3bを循環
通路Aへ押圧するための板バネ4が必要なため、部品点
数が多くなり、構造が複雑になるという問題もあった。
【0007】本発明はこのような問題を解決し、押込み
及び復旧のストロークを長くとることができ、部品点数
も少なくし構造も簡易なプッシュロック装置を提供する
ことを目的としている。
及び復旧のストロークを長くとることができ、部品点数
も少なくし構造も簡易なプッシュロック装置を提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のロック装置では、ケースと、前記ケース内
に摺動自在に収容され、一面側に所定位置に係合部を有
する循環通路が形成されたスライダーと、前記スライダ
ーを一方向へ付勢する付勢手段と、アームの両端に第
1、第2の突起を有し、該アームが前記ケースに回動自
在に取付けられ、該第1、第2の突起が前記スライダー
の前記循環通路に接触し、該第2の突起と循環通路との
接触によって第1の突起が循環通路に押圧力を付与され
た回動体とを備え、前記スライダーを前記付勢手段によ
る付勢方向と逆方向に押し込むと、前記回動体が回動し
つつ前記第1の突起が前記循環通路に沿って案内されて
前記係合部に係合して前記スライダーが前記ケースにロ
ックされ、該ロック状態からもう一度前記スライダーを
押し込むと、前記第1の突起が前記係合部から離脱して
前記付勢手段によって前記ライダーが旧位置まで押し戻
されるようにされたことを特徴としている。
に、本発明のロック装置では、ケースと、前記ケース内
に摺動自在に収容され、一面側に所定位置に係合部を有
する循環通路が形成されたスライダーと、前記スライダ
ーを一方向へ付勢する付勢手段と、アームの両端に第
1、第2の突起を有し、該アームが前記ケースに回動自
在に取付けられ、該第1、第2の突起が前記スライダー
の前記循環通路に接触し、該第2の突起と循環通路との
接触によって第1の突起が循環通路に押圧力を付与され
た回動体とを備え、前記スライダーを前記付勢手段によ
る付勢方向と逆方向に押し込むと、前記回動体が回動し
つつ前記第1の突起が前記循環通路に沿って案内されて
前記係合部に係合して前記スライダーが前記ケースにロ
ックされ、該ロック状態からもう一度前記スライダーを
押し込むと、前記第1の突起が前記係合部から離脱して
前記付勢手段によって前記ライダーが旧位置まで押し戻
されるようにされたことを特徴としている。
【0009】
【作用】このように本発明では、循環通路に沿って案内
される第1の突起がアームの他端の第2の突起と共に循
環通路に接触し、第2の突起と循環通路との接触によっ
て第1の突起が循環通路への押圧を与えられているか
ら、従来のようにスライダーの押込み範囲を規制するも
のがないため、スライダーの移動ストロークを大きくす
ることができ、また、係合ピンに圧接力を与える板バネ
が不要となるため、部品点数が少なくなり構造を簡易化
できる。
される第1の突起がアームの他端の第2の突起と共に循
環通路に接触し、第2の突起と循環通路との接触によっ
て第1の突起が循環通路への押圧を与えられているか
ら、従来のようにスライダーの押込み範囲を規制するも
のがないため、スライダーの移動ストロークを大きくす
ることができ、また、係合ピンに圧接力を与える板バネ
が不要となるため、部品点数が少なくなり構造を簡易化
できる。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。図1は、本発明のプッシュロック装置を、電子
手帳のメモリカードあるいはビデオカメラのリモートコ
ントロールカードを本体内に押し込んで収納し、本体内
から取り出したいときには、カードの後端部をさらに押
し込むと自動的に一定量だけ本体からカードが押し出さ
れるカード類の収納取出し装置として用いた場合を示し
ている。
明する。図1は、本発明のプッシュロック装置を、電子
手帳のメモリカードあるいはビデオカメラのリモートコ
ントロールカードを本体内に押し込んで収納し、本体内
から取り出したいときには、カードの後端部をさらに押
し込むと自動的に一定量だけ本体からカードが押し出さ
れるカード類の収納取出し装置として用いた場合を示し
ている。
【0011】図1において7は電子手帳(あるいはビデ
オカメラなど)の本体であって、開口部8aからメモリ
カードあるいはリモートコントロールカードなどのカー
ドBを挿入する収納空間8を構成するフレーム(図示せ
ず)が本体7内に設けられている。
オカメラなど)の本体であって、開口部8aからメモリ
カードあるいはリモートコントロールカードなどのカー
ドBを挿入する収納空間8を構成するフレーム(図示せ
ず)が本体7内に設けられている。
【0012】この収納空間8の挿入方向の最奥部のフレ
ームに、本発明のプッシュロック装置10が取付けられ
ている。図2、3は本発明のプッシュロック装置10の
一実施例を示している。11はプッシュロック装置10
は中空長方形状のケースで、ケース11は左右両端面が
開口され、上面が側板11a、11bの上端を直角に屈
曲した縁板11c、11dを残して開口されている。
ームに、本発明のプッシュロック装置10が取付けられ
ている。図2、3は本発明のプッシュロック装置10の
一実施例を示している。11はプッシュロック装置10
は中空長方形状のケースで、ケース11は左右両端面が
開口され、上面が側板11a、11bの上端を直角に屈
曲した縁板11c、11dを残して開口されている。
【0013】ケース11の底板11eの両端からは取付
片12a、12bが延設され、その取付穴13a、13
bにおいて、本体7の前記収納空間8の最奥部において
フレーム(図示せず)にカードBの挿入方向と平行に固
定されている。ケース11内に、ほぼ長方体状の合成樹
脂製のスライダー20が長手方向に摺動自在に収納され
ている。
片12a、12bが延設され、その取付穴13a、13
bにおいて、本体7の前記収納空間8の最奥部において
フレーム(図示せず)にカードBの挿入方向と平行に固
定されている。ケース11内に、ほぼ長方体状の合成樹
脂製のスライダー20が長手方向に摺動自在に収納され
ている。
【0014】スライダー20の高さは、ケース11の底
板11eから縁板11c(11d)までの高さより僅か
に小さく設定されている。スライダー20の上面には、
カードBの先端面が当接するための垂直面21aを有す
る三角形状の突出体21が突設されている。
板11eから縁板11c(11d)までの高さより僅か
に小さく設定されている。スライダー20の上面には、
カードBの先端面が当接するための垂直面21aを有す
る三角形状の突出体21が突設されている。
【0015】スライダー20には、この突出体21の基
部から一端側にかけて切欠き22が設けられ、垂直面2
1aの下方からは、弾性片23がこの切欠き22内にお
いて水平方向に突設されていて、弾性片23の先端に
は、上方へ半円形に膨出した膨出部23aが設けられて
いる。この弾性片23は適度の硬度の合成樹脂によって
弾性を有していて、図3に示すようにカードBの先端が
突出体21の垂直面21aに当接した状態において膨出
部23aがカードBの先端下面に押圧されて弾性片23
は下方へ弾性変形し、これによってスライダー20はケ
ース11の底板11e方向への押圧力を付与される。
部から一端側にかけて切欠き22が設けられ、垂直面2
1aの下方からは、弾性片23がこの切欠き22内にお
いて水平方向に突設されていて、弾性片23の先端に
は、上方へ半円形に膨出した膨出部23aが設けられて
いる。この弾性片23は適度の硬度の合成樹脂によって
弾性を有していて、図3に示すようにカードBの先端が
突出体21の垂直面21aに当接した状態において膨出
部23aがカードBの先端下面に押圧されて弾性片23
は下方へ弾性変形し、これによってスライダー20はケ
ース11の底板11e方向への押圧力を付与される。
【0016】また、突出体21の下方において、切欠き
24によってコイルバネ25の一端を掛止めるための水
平方向の円柱状の掛止部26が設けられている。このス
ライダー20の掛止部26にコイルバネ25の一端が掛
止められ、コイルバネ25の他端はケース10の側板1
1aの一端を折曲げた掛止部14に掛止められていて、
スライダー20はコイルバネ25によってケース11内
を左方へ移動するように付勢されていて、図2に示すよ
うにケース11の側板11bの一端を折曲げたストッパ
ー15にスライダー20の一端が当接した状態で停止し
ている。
24によってコイルバネ25の一端を掛止めるための水
平方向の円柱状の掛止部26が設けられている。このス
ライダー20の掛止部26にコイルバネ25の一端が掛
止められ、コイルバネ25の他端はケース10の側板1
1aの一端を折曲げた掛止部14に掛止められていて、
スライダー20はコイルバネ25によってケース11内
を左方へ移動するように付勢されていて、図2に示すよ
うにケース11の側板11bの一端を折曲げたストッパ
ー15にスライダー20の一端が当接した状態で停止し
ている。
【0017】スライダー20の下面には、図3及び図4
に示すように、両側の縁部30a、30b及び一端側の
縁部30cを残して凹部31が設けられ、この凹部30
の表面には、縁部30c寄りの位置に設けられたハート
形台部32の周囲を、後述する回動体50の第1の突起
53が一定経路で一周するように案内される循環通路A
が形成されている。
に示すように、両側の縁部30a、30b及び一端側の
縁部30cを残して凹部31が設けられ、この凹部30
の表面には、縁部30c寄りの位置に設けられたハート
形台部32の周囲を、後述する回動体50の第1の突起
53が一定経路で一周するように案内される循環通路A
が形成されている。
【0018】この循環通路Aは、図4、図5に示すよう
に縁部30c寄りにハート形の窪みによる係合部32a
を有するハート形台部32と、このハート形台部32を
囲むようにハート形台部32の一辺32bに沿って縁部
30b側に設けられた山形状の台部33と、ハート形台
部32の窪み部32aに沿ってほぼ三角形状に突出した
縁部30c側に設けられた台部34と、縁部30a、3
0bとの間に構成されている。
に縁部30c寄りにハート形の窪みによる係合部32a
を有するハート形台部32と、このハート形台部32を
囲むようにハート形台部32の一辺32bに沿って縁部
30b側に設けられた山形状の台部33と、ハート形台
部32の窪み部32aに沿ってほぼ三角形状に突出した
縁部30c側に設けられた台部34と、縁部30a、3
0bとの間に構成されている。
【0019】循環通路Aは、ハート形台部32の一辺3
2bと台部33との間で第1の平坦部35から左方へ上
る第1の上り斜面36と、この第1の上り斜面36の終
端からに第2の平坦部38へ落ちる第1の段差部37を
有し、第2の平坦部38からハート形の窪みによる係合
部32aの左側の第3の平坦部40へ落ちる第2の段差
部39を有し、ハート形台部32の係合部32aと台部
34との間で第3の平坦部40から上る第2の上り斜面
41と、この第2の上り斜面41の終端から第4の平坦
部43へ落ちる第3の段差部42を有し、ハート形台部
32の一辺32cと縁部30aとの間で第4の平坦部4
3から右方へ上る第3の上り斜面44と、この第3の上
り斜面44の終端から第1の平坦部35へ落ちる第4の
段差部45を有している。
2bと台部33との間で第1の平坦部35から左方へ上
る第1の上り斜面36と、この第1の上り斜面36の終
端からに第2の平坦部38へ落ちる第1の段差部37を
有し、第2の平坦部38からハート形の窪みによる係合
部32aの左側の第3の平坦部40へ落ちる第2の段差
部39を有し、ハート形台部32の係合部32aと台部
34との間で第3の平坦部40から上る第2の上り斜面
41と、この第2の上り斜面41の終端から第4の平坦
部43へ落ちる第3の段差部42を有し、ハート形台部
32の一辺32cと縁部30aとの間で第4の平坦部4
3から右方へ上る第3の上り斜面44と、この第3の上
り斜面44の終端から第1の平坦部35へ落ちる第4の
段差部45を有している。
【0020】縁部30a、30b及び台部33で囲まれ
た第1の平坦部35には、スライダー20の長手方向の
ほぼ中央部において、僅かに膨出した膨出面35aが形
成されている。
た第1の平坦部35には、スライダー20の長手方向の
ほぼ中央部において、僅かに膨出した膨出面35aが形
成されている。
【0021】図3に示すように、ケース11の底板11
eの中央には丸穴16が設けられ、この丸穴16に回動
体50の板状のアーム51の中央に突設された円柱状の
軸体52が軸体52の基部の環状段部52aが底板11
eに接した状態で、回動自在に嵌合されている。
eの中央には丸穴16が設けられ、この丸穴16に回動
体50の板状のアーム51の中央に突設された円柱状の
軸体52が軸体52の基部の環状段部52aが底板11
eに接した状態で、回動自在に嵌合されている。
【0022】回動体50の両端には、第1、第2の突起
53、54が軸体52と反対方向に突設されていて、図
5(a)に示すスライダー20がコイルバネ25によっ
てストッパ15で停止した状態において、第1の突起5
3の先端は第1の平坦部35の中央の膨出面35aに接
触し、第2の突起54の先端は第1の平坦部35の右端
部に接触して、アーム51の両端はケース11の底板1
1e側へ弾性変形した状態になっている(回動体50は
例えば合成樹脂からなり、アーム51は適度の弾性を与
えられている。)。
53、54が軸体52と反対方向に突設されていて、図
5(a)に示すスライダー20がコイルバネ25によっ
てストッパ15で停止した状態において、第1の突起5
3の先端は第1の平坦部35の中央の膨出面35aに接
触し、第2の突起54の先端は第1の平坦部35の右端
部に接触して、アーム51の両端はケース11の底板1
1e側へ弾性変形した状態になっている(回動体50は
例えば合成樹脂からなり、アーム51は適度の弾性を与
えられている。)。
【0023】第1、第2の突起53、54の先端面に
は、循環通路Aに接触したまま摺動しやすいように、テ
ーパー部53a、54aを備えている。本体7の開口部
8aから収納空間8内へ図1に一点鎖線で示すようにカ
ードBを差し込んで、カードBの先端面をスライダー2
0の突出体21の垂直面21aに当接させる。そして、
図3に示すように、カードBを手でスライダー25の付
勢力に抗して押込むと、スライダー20はコイルバネ2
5の付勢力に抗してケース11内を右方へ摺動する。こ
のスライダー20の右方への移動に伴って、第1の突起
53がスライダー20の下面の台部33の縁部に沿って
案内されて回動体50のアーム51は軸体52を中心に
時計回り(図5において)に回動し、次にアーム51は
第4の段差部45に沿って案内されて反時計回りに回動
しつつ、台部33の縁部と第4の段差部45との間を案
内され、次に台部33の縁部とハート形台部32の一辺
32bとの間を案内されつつ、第1の上り斜面36を上
り、さらに案内されて第1の段差部37を乗り越えて第
2の平坦部38へ落下し、第2の平坦部38の奥部に突
き当たる。
は、循環通路Aに接触したまま摺動しやすいように、テ
ーパー部53a、54aを備えている。本体7の開口部
8aから収納空間8内へ図1に一点鎖線で示すようにカ
ードBを差し込んで、カードBの先端面をスライダー2
0の突出体21の垂直面21aに当接させる。そして、
図3に示すように、カードBを手でスライダー25の付
勢力に抗して押込むと、スライダー20はコイルバネ2
5の付勢力に抗してケース11内を右方へ摺動する。こ
のスライダー20の右方への移動に伴って、第1の突起
53がスライダー20の下面の台部33の縁部に沿って
案内されて回動体50のアーム51は軸体52を中心に
時計回り(図5において)に回動し、次にアーム51は
第4の段差部45に沿って案内されて反時計回りに回動
しつつ、台部33の縁部と第4の段差部45との間を案
内され、次に台部33の縁部とハート形台部32の一辺
32bとの間を案内されつつ、第1の上り斜面36を上
り、さらに案内されて第1の段差部37を乗り越えて第
2の平坦部38へ落下し、第2の平坦部38の奥部に突
き当たる。
【0024】このため、カードBをさらに押し込もうと
してもスライダー20は動かないので、カードBから手
を放して押込みを解除すると、スライダー20はコイル
バネ25によって左方へ引き戻され、アーム51は時計
回りに回動しつつ第1の突起53は第1の段差部37に
沿って案内されて第2の段差部39を乗り越えて、図5
(b)に示すように第3の平坦部40に落下する。スラ
イダー20にはコイルバネ25で引き戻される力が働い
ているため、第1の突起53がハート形の窪みの係合部
32aに係合する。このためスライダー20は左方へ移
動できないロック状態に維持され、カードBは収納状態
になる。
してもスライダー20は動かないので、カードBから手
を放して押込みを解除すると、スライダー20はコイル
バネ25によって左方へ引き戻され、アーム51は時計
回りに回動しつつ第1の突起53は第1の段差部37に
沿って案内されて第2の段差部39を乗り越えて、図5
(b)に示すように第3の平坦部40に落下する。スラ
イダー20にはコイルバネ25で引き戻される力が働い
ているため、第1の突起53がハート形の窪みの係合部
32aに係合する。このためスライダー20は左方へ移
動できないロック状態に維持され、カードBは収納状態
になる。
【0025】この図5(b)のロック状態を解除するた
めには、カードBを図1の点線で示す位置からコイルバ
ネ25の付勢力に抗して再び手で僅かに押込む。する
と、スライダー20は右方へ移動し、アーム51が台部
34に案内されて時計回りに回動しつつ、第1の突起5
3は係合部32aから離脱し、台部34に沿って案内さ
れて第2の上り斜面41を上り、第3の段差部42を乗
り越えて第4の平坦部43へ落下する。
めには、カードBを図1の点線で示す位置からコイルバ
ネ25の付勢力に抗して再び手で僅かに押込む。する
と、スライダー20は右方へ移動し、アーム51が台部
34に案内されて時計回りに回動しつつ、第1の突起5
3は係合部32aから離脱し、台部34に沿って案内さ
れて第2の上り斜面41を上り、第3の段差部42を乗
り越えて第4の平坦部43へ落下する。
【0026】ここで、カードBから手を放して押込みを
解除すると、スライダー20はコイルバネ25によって
左方へ引き戻され、第1の突起53は第3の段差部42
に沿って、次にハート形台部32の一辺32cと縁部3
0aとの間を案内されて第3の上り斜面44を上り、第
4の段差部45を乗り越えて第1の平坦部35へ落下す
る。スライダー20はそのまま左方へコイルバネ25で
引き戻されてストッパ15に当接して停止する。従っ
て、カードBはスライダー20の突出体21によってス
ライダー20が停止する旧位置まで押し戻されて、図1
に一点鎖線で示すように外方へ一部が露出する。
解除すると、スライダー20はコイルバネ25によって
左方へ引き戻され、第1の突起53は第3の段差部42
に沿って、次にハート形台部32の一辺32cと縁部3
0aとの間を案内されて第3の上り斜面44を上り、第
4の段差部45を乗り越えて第1の平坦部35へ落下す
る。スライダー20はそのまま左方へコイルバネ25で
引き戻されてストッパ15に当接して停止する。従っ
て、カードBはスライダー20の突出体21によってス
ライダー20が停止する旧位置まで押し戻されて、図1
に一点鎖線で示すように外方へ一部が露出する。
【0027】この一連の動作において、第1の突起53
がハート形台部32の周りの循環通路Aを一周している
間、第2の突起54は図3に示すように第1の平坦部3
5の中央の膨出面35aに位置するため押し上げられ
る。このため、アーム51が弾性変形し、第1の突起5
3は循環通路A表面に強く押圧され、常に循環通路Aの
表面に強く密着し、段差や斜面による表面高さの変化に
確実に追随し、このためロック及びロック解除の一連の
動作が支障なく実行されることとなる。
がハート形台部32の周りの循環通路Aを一周している
間、第2の突起54は図3に示すように第1の平坦部3
5の中央の膨出面35aに位置するため押し上げられ
る。このため、アーム51が弾性変形し、第1の突起5
3は循環通路A表面に強く押圧され、常に循環通路Aの
表面に強く密着し、段差や斜面による表面高さの変化に
確実に追随し、このためロック及びロック解除の一連の
動作が支障なく実行されることとなる。
【0028】また、カードBの先端下面によってスライ
ダー20の弾性片23の膨出部23aが下方へ押圧さ
れ、これによってもスライダー20の循環通路Aと第1
の突起53とは一層強く押圧される。そして、回動体5
0の第1、第2の突起53、54はいずれも循環通路A
に接触しているから、第1の平坦部35の長さを大きく
すれば、スライダー20の移動のストロークをいくらで
も大きくすることができる。
ダー20の弾性片23の膨出部23aが下方へ押圧さ
れ、これによってもスライダー20の循環通路Aと第1
の突起53とは一層強く押圧される。そして、回動体5
0の第1、第2の突起53、54はいずれも循環通路A
に接触しているから、第1の平坦部35の長さを大きく
すれば、スライダー20の移動のストロークをいくらで
も大きくすることができる。
【0029】従って、図1に点線で示すスライダー20
のロック状態においてスライダー20の突出体21の垂
直面21aと本体7の開口部8aとの距離がカードBの
長さとほぼ同一となる位置にプッシュロック装置10の
ケース11を固定すれば、カードBを開口部8aから押
込んでカードBを収納空間8内に収納させることがで
き、この収納状態からカードBの後端部を僅かに押込む
と、カードBは押し戻されて、図1に一点鎖線で示すよ
うに一部が開口部8aから外方へ露呈するので、そのま
ま収納空間8から引き抜けばよい。
のロック状態においてスライダー20の突出体21の垂
直面21aと本体7の開口部8aとの距離がカードBの
長さとほぼ同一となる位置にプッシュロック装置10の
ケース11を固定すれば、カードBを開口部8aから押
込んでカードBを収納空間8内に収納させることがで
き、この収納状態からカードBの後端部を僅かに押込む
と、カードBは押し戻されて、図1に一点鎖線で示すよ
うに一部が開口部8aから外方へ露呈するので、そのま
ま収納空間8から引き抜けばよい。
【0030】なお、図3の実施例では第1の平坦部35
に膨出面35aを設けて第2の突起54を上方へ押し上
げることによって第1の突起53が循環通路Aに圧接さ
れるようにしたが、膨出面35aを設けず平坦なままに
し、第2の突起54の突出長さを第1の突起53より大
にすることによって、第1の突起53が循環通路Aに圧
接されるようにしてもよい。
に膨出面35aを設けて第2の突起54を上方へ押し上
げることによって第1の突起53が循環通路Aに圧接さ
れるようにしたが、膨出面35aを設けず平坦なままに
し、第2の突起54の突出長さを第1の突起53より大
にすることによって、第1の突起53が循環通路Aに圧
接されるようにしてもよい。
【0031】なお前記実施例では電子手帳本体内にメモ
リカードを出し入れする場合について説明したが、ビデ
オカメラ本体内にリモートコントロールカードを出し入
れする場合に本発明のプッシュロック装置を用いること
もでき、また、1回押せば扉が閉じ、さらにもう1回押
せば扉が開く周知の扉の開閉装置(例えば実公平5−4
2220号)に本発明のプッシュロック装置を用いるこ
ともできる。
リカードを出し入れする場合について説明したが、ビデ
オカメラ本体内にリモートコントロールカードを出し入
れする場合に本発明のプッシュロック装置を用いること
もでき、また、1回押せば扉が閉じ、さらにもう1回押
せば扉が開く周知の扉の開閉装置(例えば実公平5−4
2220号)に本発明のプッシュロック装置を用いるこ
ともできる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、循環
通路Aに沿って案内される第1の突起53がアーム51
の他端の第2の突起54と共に循環通路Aに接触し、第
2の突起54と循環通路Aとの接触によって第1の突起
53が循環通路Aへの押圧を与えられているから、図
6、7に示す従来の回動軸のようにスライダー20の移
動を規制するものがないため、スライダー20の移動ス
トロークを大きくすることができ、また、図6、7に示
す従来装置のように圧接力を与える板バネが不要となる
ため、部品点数が少なくなり構造を簡易化できる。
通路Aに沿って案内される第1の突起53がアーム51
の他端の第2の突起54と共に循環通路Aに接触し、第
2の突起54と循環通路Aとの接触によって第1の突起
53が循環通路Aへの押圧を与えられているから、図
6、7に示す従来の回動軸のようにスライダー20の移
動を規制するものがないため、スライダー20の移動ス
トロークを大きくすることができ、また、図6、7に示
す従来装置のように圧接力を与える板バネが不要となる
ため、部品点数が少なくなり構造を簡易化できる。
【図1】本発明のプッシュロック装置の使用例を示す概
略平面図
略平面図
【図2】本発明の一実施例を示す斜視図
【図3】本発明の使用状態を示す断面図
【図4】本発明のスライダーを示す斜視図
【図5】本発明の動作を示す説明図
【図6】従来のプッシュロック装置を示す斜視図
【図7】従来のプッシュロック装置を示す斜視図
7 本体 8 収納空間 8a 開口部 10 プッシュロック装置 11 ケース 15 ストッパ A 循環通路 20 スライダー 21 突出体 25 コイルバネ 32 ハート形台部 32a 係合部 35a 膨出面 50 回動体 51 アーム 52 軸体 53 第1の突起 54 第2の突起
Claims (1)
- 【請求項1】ケースと、 前記ケース内に摺動自在に収容され、一面側に所定位置
に係合部を有する循環通路が形成されたスライダーと、 前記スライダーを一方向へ付勢する付勢手段と、 アームの両端に第1、第2の突起を有し、該アームが前
記ケースに回動自在に取付けられ、該第1、第2の突起
が前記スライダーの前記循環通路に接触し、該第2の突
起と循環通路との接触によって第1の突起が循環通路に
押圧力を付与された回動体とを備え、 前記スライダーを前記付勢手段による付勢方向と逆方向
に押し込むと、前記回動体が回動しつつ前記第1の突起
が前記循環通路に沿って案内されて前記係合部に係合し
て前記スライダーが前記ケースにロックされ、該ロック
状態からもう一度前記スライダーを押し込むと、前記第
1の突起が前記係合部から離脱して前記付勢手段によっ
て前記ライダーが旧位置まで押し戻されるようにされた
プッシュロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17482994A JPH0813887A (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | プッシュロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17482994A JPH0813887A (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | プッシュロック装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0813887A true JPH0813887A (ja) | 1996-01-16 |
Family
ID=15985395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17482994A Pending JPH0813887A (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | プッシュロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0813887A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210100694A (ko) | 2018-12-13 | 2021-08-17 | 가부시끼가이샤 구레하 | 폴리아릴렌 설파이드의 제조 방법 |
-
1994
- 1994-07-04 JP JP17482994A patent/JPH0813887A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210100694A (ko) | 2018-12-13 | 2021-08-17 | 가부시끼가이샤 구레하 | 폴리아릴렌 설파이드의 제조 방법 |
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